JP2001303473A - オフセット印刷用紙及びその製造方法 - Google Patents

オフセット印刷用紙及びその製造方法

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JP2001303473A
JP2001303473A JP2000118461A JP2000118461A JP2001303473A JP 2001303473 A JP2001303473 A JP 2001303473A JP 2000118461 A JP2000118461 A JP 2000118461A JP 2000118461 A JP2000118461 A JP 2000118461A JP 2001303473 A JP2001303473 A JP 2001303473A
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Hideo Akigawa
英雄 秋川
Hiroshi Suminaga
寛史 住永
Yorihiro Masumoto
頼宏 桝本
Mitsuo Ishida
光雄 石田
Toshio Hinako
敏夫 日名子
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Oji Cornstarch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない塗布量の表面処理剤で効率よくベッセ
ルピック強度等の印刷用紙の表面強度を改善し、印刷品
質、印刷作業性の良好なオフセット印刷用紙を提供す
る。 【解決手段】 酸化剤として過酸化水素を用いて得られ
る乾式酸化変性澱粉であって、アルデヒド基の含有量が
該乾式酸化変性澱粉の0.05重量%以上である乾式酸
化変性澱粉を主成分とする表面処理剤を原紙の表面に塗
布し、乾燥してなるオフセット印刷用紙;並びに酸化剤
として過酸化水素を用いて得られる乾式酸化変性澱粉で
あって、アルデヒド基の含有量が該乾式酸化変性澱粉の
0.05重量%以上である乾式酸化変性澱粉を主成分と
する表面処理剤を原紙の表面に片面当り固形分換算で
0.05〜1g/m2塗布し、乾燥することを特徴とする
オフセット印刷用紙の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用紙に関し、特
に新聞用紙に代表される、古紙パルプ(DIP)を高配
合した印刷用紙において、オフセット印刷におけるベッ
セルピック、ブランケットパイリング等による印刷品質
の低下や印刷作業性の低下を効果的に防止できるオフセ
ット印刷用紙及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷はオフセット化、カラー化及
び高速化が急速に進んでおり、印刷媒体となる印刷用紙
に対して、より優れたカラー印刷適性や印刷作業性が求
められている。最近、印刷用紙はメカニカルパルプや古
紙パルプを主体とする紙が使用されるようになり、特に
ゴミ増加等の環境問題や省資源の観点から古紙の高率配
合化が求められている。ところで、印刷用紙に使用され
るような、回収新聞紙を主体とする古紙原料には、新聞
用紙以外に非塗被紙、塗被紙等、広葉樹を含むチラシ等
が数多く混入しており、そのような古紙を印刷用紙の原
料として使用した場合、古紙の配合量が多くなるに従
い、広葉樹パルプ特有のベッセル(導管)が印刷用紙原
紙中に多く混入し、その結果、印刷用紙原紙中の表面近
くに散在しているベッセルが印刷時に紙表面から剥離す
ることで、印刷画像の白ムケ(ベッセルピック)が発生
し、印刷作業性や印刷品質が低下する問題を抱えてい
る。
【0003】また、オフセット印刷は刷版に湿し水とイ
ンキを供給し、次いでブランケットと呼ばれるゴム版に
インキを転移させた後、紙に転移させて印刷を行う方法
であり、従来から使用されていた凸版印刷方式と比べ
て、比較的タックの強い印刷インキを使用するために、
印刷用紙としては表面強度の強いことが要求される。表
面強度が弱いと、紙剥け等により用紙から遊離した繊維
や印刷用紙に含まれる填料や紙粉等がブランケットに堆
積する所謂ブランケットパイリングの問題や、それらが
インキに混入することにより、紙面の印刷面に所謂カス
レ等が生じ、印刷品質の低下や印刷作業性の低下といっ
たトラブルが起こる。特に前記したベッセルピックのト
ラブルについては、紙粉や填料等によるブランケットパ
イリング、印面カスレ等に比べると、印刷開始から比較
的短時間のうちに発生することから、印刷時においてベ
ッセルピックのような問題が発生した場合、印刷品質が
低下するだけでなく、ブランケット洗浄等の煩雑な作業
が増加し印刷作業性が著しく低下するといった問題を抱
えている。
【0004】前記のようなオフセット印刷時の表面強度
低下の問題に対応する方法として、従来から印刷用紙の
表面に澱粉、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリア
クリルアミド等を成分とする表面処理剤を塗布すること
が一般に行われているが、紙の表層近くに散在し、微細
繊維や填料等に比較すると、はるかに粗大なベッセルが
印刷時にピッキングを起こすことなく、紙の表面に止ま
った状態を維持するためには、前記したような表面処理
剤の使用量を増やし、ベッセルの欠落を防止する方法が
一般的に実施される。しかしながら、表面処理剤の使用
量が増大すると、コスト高となるだけでなく、紙表面が
湿った状態におけるネッパリ性と呼ばれる紙表面の粘着
性を増大させる傾向があり、このネッパリ性が大きくな
ると、特に非画線部におけるブランケットパイリングを
増大させたり、また、印刷時に紙面がブランケットに貼
り付き、結果的にシワや断紙といった走行性等の別の不
具合を誘発するおそれがあり、好ましくない。特に、長
時間の連続印刷では、必ずしも十分な改善効果が得られ
ないといった欠点を抱えている。また、これらの表面処
理剤のうち、澱粉やポリアクリルアミドは比較的ネッパ
リ性が少ないために広く使用されているが、いずれも水
への溶解性が高いために印刷時に湿し水中に容易に溶け
出し、填料とともにブランケットに堆積し易いといった
欠点を有している。
【0005】前記のような実状より、特にベッセルピッ
クの問題については従来から種々の方法が提案されてい
る。例えば、特開平6−220790号公報では広葉樹
を含むパルプスラリーをニーダーにより高濃度で処理す
る方法、特開平10−266090号公報ではオゾン処
理した広葉樹パルプを含有した印刷用紙又は塗工印刷用
原紙、特開平10−273897号公報では特定のスチ
レンブタジエン系共重合体ラテックス及び澱粉を含有し
た塗被紙等が提案されている。しかしながら、これらの
方法は設備費用がかかることや、コスト高となるため古
紙パルプへの適用が困難であったり、新聞用紙のよう
に、比較的低米坪で、古紙パルプが40%以上の高率配
合においては、ベッセルピック強度の改良効果が十分な
ものではないのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の事情より、本発
明は、少ない塗布量の表面処理剤で効率よくベッセルピ
ック強度等の印刷用紙の表面強度を改善し、印刷品質、
印刷作業性の良好なオフセット印刷用紙及びその製造方
法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、澱粉を印
刷用紙の表面処理剤として利用することについての見直
し、検討を重ねてきた。その結果、特定の乾式酸化変性
澱粉を使用することにより、特に新聞用紙に代表される
DIPを多く配合した印刷用紙の表面強度が向上しオフ
セット印刷時のブランケットパイリングやネッパリ性を
効率よく改善することを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0008】本発明は、以下の発明を包含する。 (1)酸化剤として過酸化水素を用いて得られる乾式酸
化変性澱粉であって、アルデヒド基の含有量が該乾式酸
化変性澱粉の0.05重量%以上である乾式酸化変性澱
粉を主成分とする表面処理剤を原紙の表面に塗布し、乾
燥してなるオフセット印刷用紙。 (2)酸化剤として過酸化水素を用いて得られる乾式酸
化変性澱粉であって、アルデヒド基の含有量が該乾式酸
化変性澱粉の0.05重量%以上である乾式酸化変性澱
粉を主成分とする表面処理剤を原紙の表面に片面当り固
形分換算で0.05〜1g/m2塗布し、乾燥することを
特徴とするオフセット印刷用紙の製造方法。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる表面処理剤は、酸
化剤として過酸化水素を用いて得られる乾式酸化変性澱
粉であって、アルデヒド基の含有量が該乾式酸化変性澱
粉の0.05重量%以上である乾式酸化変性澱粉を主成
分とする。酸化剤として過酸化水素を用いて得られる乾
式酸化変性澱粉であれば、糊剤の耐水性やネッパリ性が
良好であり、また、アルデヒド基の含有量が0.05重
量%以上の乾式酸化変性澱粉であれば、印刷時のベッセ
ルピックやブランケットパイリングが改善される。アル
デヒド基の含有量は、該乾式酸化変性澱粉の0.05〜
3.0重量であることが好ましい。
【0010】本発明に用いる乾式酸化変性澱粉は、好ま
しくは、澱粉に酸化剤として過酸化水素を添加し、酸化
促進剤として金属触媒を添加し、酸性条件下で(必要に
応じて酸を添加)加熱焙焼を行って澱粉を酸化変性させ
ることにより製造することができる。このようにして製
造することにより、カルボキシル基よりもアルデヒド基
が優先的に生成する。
【0011】本発明に用いる澱粉としては、例えばトウ
モロコシ澱粉(コーンスターチ)、馬鈴薯澱粉、タピオ
カ澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、米澱粉、及びこれらを元
にした化工澱粉が挙げられる。本発明では澱粉を酸化さ
せるために酸化剤として過酸化水素を使用する。過酸化
水素としては、通常に入手できる過酸化水素の水溶液、
即ち、過酸化水素水が好ましく、過酸化水素濃度が75
重量%以下の水溶液が更に好ましい。
【0012】本発明に用いる金属触媒としては、周期律
表3A〜6A族、8族、1B〜2B族の遷移金属が例示
され、好ましくは鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
更に好ましくは2価の銅、2価の鉄、2価の亜鉛、2価
のコバルトを用いる。酸性条件にするために用いる酸
は、特に制限はないが、例えば、硫酸、リン酸、塩酸、
硝酸等の無機酸、及びギ酸、酢酸、シュウ酸、マロン
酸、ジメチル硫酸等の有機酸等が挙げられ、好ましくは
硫酸、リン酸、塩酸、酢酸を用いる。
【0013】本発明に用いる乾式酸化変性澱粉を製造す
るための好ましい方法を以下に述べる。アルデヒド基の
含有量が0.05重量%以上、好ましくは0.05〜
3.0重量%である乾式酸化変性澱粉を得るに当たり、
酸化剤として用いる過酸化水素の使用量は澱粉に対し1
2重量%以下であることが好ましい。前記使用量が12
重量%を超えると、澱粉と混合して加熱を行ったとき急
激な反応が起こるおそれがあり危険であり、更に、生成
した水により澱粉が糊液化するおそれがある。また、金
属触媒の使用量は、澱粉に対して金属分が0.05重量
%以下であることが好ましく、0.0005〜0.05
重量%であることが更に好ましい。
【0014】澱粉に過酸化水素、金属触媒及び酸を混合
する際、混合する酸の量は、この澱粉混合物の10重量
%スラリーのpHが5以下、好ましくは2〜4になるよ
う調整する。この澱粉混合物の水分含量が、通常30重
量%、好ましくは25重量%、更に好ましくは20重量
%以下になるよう乾燥処理してから、通常80〜180
℃、好ましくは100〜130℃で加熱焙焼を行うこと
により、乾式酸化変性澱粉を得ることができる。前記薬
品(過酸化水素、金属触媒及び酸)の量、反応温度、反
応時間を適宜選択することにより、本発明に用いるアル
デヒド基の含有量が0.05重量%、好ましくは0.0
5〜3.0重量%である乾式酸化変性澱粉を得ることが
できる。
【0015】本発明においては、加熱焙焼の方法として
乾式焙焼法を用いる。この乾式焙焼法とは、特公昭45
−20512号公報に記載されている公知の方法であ
り、具体的には反応試薬と水との混合溶液を澱粉に含浸
させるか、反応試薬の高濃度溶液を澱粉に含浸させる。
または、澱粉に対して前記混合溶液もしくは高濃度溶液
をスプレー散布した後、これを均一になるまで攪拌した
後、該混合物を攪拌式乾燥機、静置式乾燥機等を用いて
加熱反応を行うものである。
【0016】乾式酸化変性澱粉を使用することによっ
て、ベッセルピック等の表面強度が改善する理由につい
ては定かでないが、以下のように推察される。乾式酸化
変性澱粉中のアルデヒド基がパルプ繊維中の水酸基と化
学的な結合を生成し、パルプと澱粉の接着力が強まり、
表面強度が強くなる。また、乾式酸化変性澱粉は吸水性
がよいため、オフセット印刷時の湿し水付着による紙表
面の余分な水分がパルプ繊維中に移動する前に吸収し、
水吸収によるパルプ繊維の水酸基間水素結合の遮断を防
止し、更にこの乾式酸化変性澱粉は水に溶出しづらいた
め澱粉自身の強度も保たれ、結果としてパルプ繊維、澱
粉双方の強度が保たれると考える。
【0017】本発明に用いる表面処理剤は、前記乾式酸
化変性澱粉を主成分とするものであり、任意的成分とし
て、例えば他の接着剤のほか、消泡剤、耐水化剤、表面
サイズ剤、防腐剤等の各種助剤を適宜配合することがで
きる。前記の他の接着剤としては、例えば各種変性澱粉
類、スチレン−ブタジエン共重合体等のラテックス類、
ポリビニルアルコールやポリアクリルアミド等が挙げら
れる。また、表面処理剤における全固形分に対する乾式
酸化変性澱粉の割合は、通常50〜100重量%、好ま
しくは60〜100重量%であり、表面処理剤における
全固形分濃度は、塗布装置や目標とする塗布量に応じて
適宜調節されるが、通常は2〜15重量%の範囲であ
る。
【0018】前記のようにして得られる表面処理剤は、
製紙分野で一般に使用される塗布装置、例えばサイズプ
レス、ブレードメタリングサイズプレス、ロッドメタリ
ングサイズプレス、ゲートロールコーター、ブレードコ
ーター、バーコーター、ロッドブレードコーター、エア
ーナイフコーター等の装置を適宜用いて原紙表面の片面
又は両面に塗布される。
【0019】このような装置を使用して表面処理剤を塗
布する際の塗布量は、固形分換算で片面当り0.05〜
1g/m2となるように塗布、乾燥される。因みに0.0
5g/m2未満の場合には、ベッセルピックの改善効果
が不十分であり、他方1g/m 2を超えるように塗布する
とコスト高となるだけでなく、ネッパリ等の別の問題が
発生し好ましくない。
【0020】なお、表面処理剤が塗布、乾燥された後、
必要に応じてカレンダーに通紙し、加圧、平滑化処理し
て製品に仕上られる。その場合のカレンダー装置として
は、通常の金属ロール/金属ロールの組み合わせによる
マシンカレンダーよりも、金属ロール/樹脂ロールの構
成になるソフトカレンダーを使用する方が原紙層を強く
加圧せずに平滑化でき、また紙層強度の低下を抑制でき
るので、より好ましい。
【0021】次いで、原紙を構成するパルプとしては、
化学パルプ(漂白あるいは未漂白のNKPやLKP
等)、高歩留まりパルプ(GP、CGP、RGP、PG
W、TMP等)、古紙パルプ(DIP等)等が、任意の
比率で混合して使用される。なお、抄紙に際しては、紙
料中に適宜ホワイトカーボン等の非晶質シリカ系無機顔
料、焼成カオリン、構造化カオリン、及び二酸化チタ
ン、更には尿素−ホルムアルデヒド樹脂等の製紙用填料
を適宜必要に応じて添加することができる。
【0022】更に、紙料中には、前記填料と共に硫酸バ
ンド、紙力増強剤、歩留まり向上剤、強化ロジンサイズ
剤、エマルジョンサイズ剤等のサイズ剤、耐水化剤、紫
外線防止剤等の一般の抄紙用薬品が添加され、通常の抄
紙機にて抄紙される。本発明の場合、原紙の坪量として
は特に限定されるものではないが、通常は30〜45g
/m2程度の範囲である。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
更に具体的に説明するが、本発明の範囲は以下の実施例
に限定されるものではない。また、以下において、部及
び%は断らない限り、それぞれ重量部及び重量%を示
す。以下に澱粉中のアルデヒド基含有量の測定方法を示
す。
【0024】(アルデヒド基含有量の測定方法)澱粉を
メタノールで洗浄し、洗浄残渣を風乾した。この洗浄し
た澱粉2.0gに水を加え、約1%のスラリーとし、9
5℃で30分間加熱して糊化した。糊液を室温まで冷却
し、硫酸でpH1.5以下に調整してから、この糊液に
0.05mol/l過マンガン酸カリウム水溶液を滴下して酸化
還元滴定を行い、滴定値からアルデヒド基の量を計算し
て求めた。滴定の終点は、0.05mol/l過マンガン酸カリ
ウム水溶液一滴を滴下してから1分間以上過マンガン酸
カリウムの赤紫色が消失しなかった時点とした。計算式
は以下の通りである。なお、ブランクは原料澱粉とし
た。
【0025】
【数1】
【0026】実施例1 (乾式酸化変性澱粉の調製)市販のトウモロコシ澱粉1
00部に対し、30%過酸化水素水6部、硫酸0.02
部及び硫酸銅(II)5水和物0.01部の水溶液を混合
して、水分30%を含む均質混合物(pH3.5)を得
た。この混合物を100℃で水分が12%以下になるま
で乾燥した後、熱風循環式加熱機にて120℃で80分
間加熱焙焼反応を行った。前記のアルデヒド基含有量の
測定方法により測定したところ、アルデヒド基含有量
0.4%の乾式酸化トウモロコシ澱粉を得た。
【0027】(原紙の作成)針葉樹クラフトパルプ(N
KP)10部、サーモメカニカルパルプ(TMP)40
部、グランドパルプ(GP)5部、新聞脱墨古紙パルプ
(DIP)45部の比率からなるパルプスラリーを、フ
リーネス(csf)120mlまでレファイナーで叩解
してパルプスラリーを調製した。このようにして得られ
たパルプスラリーにロジンエマルジョンサイズ(品名:
SPN−773/荒川化学工業社製)を0.3%、硫酸
バンドを1%、平均粒子径22μmのホワイトカーボン
を2%(いずれも対パルプ固形分対比)添加して紙料を
調製し、その紙料を使用してツインワイヤー型抄紙機に
て抄紙を行い、米坪40g/m2の原紙を得た。
【0028】(新聞用紙の作成)表面処理剤として、先
に調製した乾式酸化トウモロコシ澱粉を熱水で加熱溶解
し、固形分濃度12%の表面処理剤を調製した。次い
で、この表面処理剤を前記の抄紙機で抄紙して得た米坪
40g/m2の原紙の両面に、ゲートロールコーターを
使用して、乾燥後の重量が片面当り0.3g/m2とな
るように塗布、乾燥した後、ソフトカレンダーで1ニッ
プ処理を行い、水分8%の新聞用紙を得た。
【0029】実施例2 実施例1において使用した乾式酸化トウモロコシ澱粉を
70部、リン酸エステル化澱粉(商品名GRC40/王
子コーンスターチ社製、アルデヒド基含有量0.51
%)30部を熱水で加熱溶解し、固形分濃度10%の表
面処理剤を調製し、乾燥後の重量が片面当り0.2g/
2となるように塗布した以外は、実施例1と同様にし
て新聞用紙を得た。
【0030】実施例3 実施例1において使用した乾式酸化トウモロコシ澱粉を
70部、酸化トウモロコシ澱粉(商品名エースA/王子
コーンスターチ社製、アルデヒド基含有量0.51%)
30部を熱水で加熱溶解し、固形分濃度13%の表面処
理剤を調製し、乾燥後の重量が片面当り0.3g/m2
となるように塗布した以外は、実施例1と同様にして新
聞用紙を得た。
【0031】実施例4 実施例1において使用した乾式酸化トウモロコシ澱粉を
80部、ポリアクリルアミド(商品名NP14/三井化
学社製)20部を熱水で加熱溶解し、固形分濃度10%
の表面処理剤を調製し、乾燥後の重量が片面当り0.3
g/m2となるように塗布した以外は、実施例1と同様
にして新聞用紙を得た。
【0032】比較例1 30%過酸化水素水4部を使用し、熱風循環式加熱機に
て100℃で10分間加熱焙焼反応を行った以外は実施
例1の乾式酸化変性澱粉の調製方法と同様に行い、アル
デヒド基含有量0.03%の乾式酸化トウモロコシ澱粉
を得た。この得られた乾式酸化トウモロコシ澱粉を熱水
で加熱溶解し、固形分濃度12%の表面処理剤を調製
し、乾燥後の重量が片面当り0.3g/m2となるよう
に塗布した以外は、実施例1と同様にして新聞用紙を得
た。
【0033】比較例2 実施例1において、表面処理剤を酸化トウモロコシ澱粉
(商品名エースA/王子コーンスターチ社製)100%
とし、乾燥後の重量を片面当り0.3g/m2とした以
外は、実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
【0034】比較例3 比較例2において、乾燥後の重量を片面当り0.6g/
2とした以外は、比較例2と同様にして新聞用紙を得
た。
【0035】比較例4 実施例1において、表面処理剤をポリアクリルアミド
(商品名KS533/荒川化学社製)とし、乾燥後の重
量を片面当り0.4g/m2とした以外は、実施例1と
同様にして新聞用紙を得た。
【0036】比較例5 実施例1において、表面処理剤をポリビニルアルコール
(商品名PVA115/クラレ社製)とし、乾燥後の重
量を片面当り0.2g/m2とした以外は、実施例1と
同様にして新聞用紙を得た。実施例1〜4及び比較例1
〜5で得られた新聞用紙について、下記に示す品質評価
を行い、得られた結果を表1に示す。
【0037】(ブランケットパイリング)オフセット印
刷機(小森 SYSTEM C−20/小森コーポレー
ション)を使用し、10000部の印刷を行った後、カ
ラー4色刷りを行い、ブランケット非画線部の紙粉の堆
積度合いを目視にて判定した。判定基準を以下に示す。 ○:紙粉の発生が認められない。 △:紙粉の発生がやや認められる。 ×:ブランケット上に紙粉が多く堆積している。
【0038】(ベッセルピック)オフセット印刷機(小
森 SYSTEM C−20/小森コーポレーション)
を使用し、網点面積率が30〜100%のオフセット輪
転印刷用インキ(墨)の単色刷りを行い、網点面積率1
00%ベタ部のベッセルによる白ムケの程度を目視にて
判定した。判定基準を以下に示す。 ○:白ムケがほとんど認められない。 △:白ムケがやや認められる。 ×:白ムケの発生が多い。
【0039】(ネッパリ強度)新聞用紙サンプル2枚を
適当な大きさに切り、水に10秒間浸漬した後、2枚を
素早く密着させ、カレンダーに線圧100kg/cmで
通紙し、24時間室温乾燥した後、3cm幅の短冊状に
サンプルを調製し、引っ張り試験機を用いて、2枚の紙
の3cm幅の剥離強度を測定した。数値が大きい程粘着
性が高い。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ベッセルピック強度等
の表面強度に優れ、ブランケットパイリング等のトラブ
ルのないオフセット印刷用紙を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住永 寛史 兵庫県尼崎市常光寺4丁目3番1号 王子 製紙株式会社尼崎研究センター内 (72)発明者 桝本 頼宏 兵庫県尼崎市常光寺4丁目3番1号 王子 製紙株式会社尼崎研究センター内 (72)発明者 石田 光雄 千葉県市原市八幡海岸通9番地 王子コー ンスターチ株式会社開発研究所内 (72)発明者 日名子 敏夫 千葉県市原市八幡海岸通9番地 王子コー ンスターチ株式会社開発研究所内 Fターム(参考) 4L055 AG04 AG48 AH13 AH50 AJ02 BE08 EA29 FA13 FA15 GA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化剤として過酸化水素を用いて得られ
    る乾式酸化変性澱粉であって、アルデヒド基の含有量が
    該乾式酸化変性澱粉の0.05重量%以上である乾式酸
    化変性澱粉を主成分とする表面処理剤を原紙の表面に塗
    布し、乾燥してなるオフセット印刷用紙。
  2. 【請求項2】 酸化剤として過酸化水素を用いて得られ
    る乾式酸化変性澱粉であって、アルデヒド基の含有量が
    該乾式酸化変性澱粉の0.05重量%以上である乾式酸
    化変性澱粉を主成分とする表面処理剤を原紙の表面に片
    面当り固形分換算で0.05〜1g/m2塗布し、乾燥す
    ることを特徴とするオフセット印刷用紙の製造方法。
JP2000118461A 2000-04-19 2000-04-19 オフセット印刷用紙及びその製造方法 Pending JP2001303473A (ja)

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