JP2001355352A - 塔状構造物 - Google Patents
塔状構造物Info
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- JP2001355352A JP2001355352A JP2000179556A JP2000179556A JP2001355352A JP 2001355352 A JP2001355352 A JP 2001355352A JP 2000179556 A JP2000179556 A JP 2000179556A JP 2000179556 A JP2000179556 A JP 2000179556A JP 2001355352 A JP2001355352 A JP 2001355352A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観的にスマートで威圧感が少なく且つ設
置面積(敷地面積)が小さい塔状構造物を提供するにあ
る。 【解決手段】 塔構造物1は、根開き傾斜を付けて下
方同士を連結部材3で連結されてなる4本の脚部材4か
らなる脚部5と、この脚部5の上部に立設された塔体6
と、この塔体6の中途と下部に設けられた放射状に広げ
延ばした4本のアーム部7を有する上方支線支持体8、
下方支線支持体9と、アーム部7の端部に支持されるよ
うに垂直に張られた4ヶ所の支線14とからなってい
る。
置面積(敷地面積)が小さい塔状構造物を提供するにあ
る。 【解決手段】 塔構造物1は、根開き傾斜を付けて下
方同士を連結部材3で連結されてなる4本の脚部材4か
らなる脚部5と、この脚部5の上部に立設された塔体6
と、この塔体6の中途と下部に設けられた放射状に広げ
延ばした4本のアーム部7を有する上方支線支持体8、
下方支線支持体9と、アーム部7の端部に支持されるよ
うに垂直に張られた4ヶ所の支線14とからなってい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電線鉄塔、送信
鉄塔、通信鉄塔、煙突などの塔状構造物に関する。
鉄塔、通信鉄塔、煙突などの塔状構造物に関する。
【0002】
【従来技術】従来技術の鉄塔は、アングル鋼材や鋼管を
溶接やボルトで連結されてなり、塔幅が下方に行くほど
広くなっていくものが知られている。(以下「通常タイ
プ鉄塔」という。) また、塔体材の上部あるいは中途から、3本以上のワイ
ヤロープを斜め下方に根開き状に直接張って、塔を倒れ
ないように支持してなるものが知られている。(以下
「支線支持タイプ塔」という。)
溶接やボルトで連結されてなり、塔幅が下方に行くほど
広くなっていくものが知られている。(以下「通常タイ
プ鉄塔」という。) また、塔体材の上部あるいは中途から、3本以上のワイ
ヤロープを斜め下方に根開き状に直接張って、塔を倒れ
ないように支持してなるものが知られている。(以下
「支線支持タイプ塔」という。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は次
に述べるような問題を持っていた。通常タイプ鉄塔のも
のは、塔体幅が末広がりに広くなっているため、、外観
的にも威圧感が大変強くなるものであり、また設置面積
(敷地面積)が大きくなるという問題を持つものであっ
た。すなわち、鉄骨量を減らそうとすると根開きが大き
くなり、設置面積が大きくなる。威圧感をなくして、ス
マートさを得ようとすると、つまり根開きを小さくしよ
うとすると鉄骨量が大きくなり、コスト高となるという
問題があった。支線支持タイプ塔のものは、塔体幅は通
常タイプ鉄塔より小さくなるが、地面に打たれた基礎部
分によって支持される支線の地面支点が大変広くなるた
め、必要な設置面積が大変広いものとなるという問題を
持つものであった。また支線は、塔体部から斜め下方に
地面までの長い距離を直接張っているため、支線の自重
によるたわみが生じ、このたわみを撤廃するために初期
張力を必要とし、基礎への負担が大きくなるという問題
を持つものであった。このように、上述した従来技術に
おいては、鉄塔の強度を求めると、根開きの増大により
威圧感が強くなり、景観を損なう。一方根開きを小さく
してスマートさを得ようとすると、転倒モーメントによ
る軸力が大きくなり、鉄骨量が増大してしまうという問
題を持つものであった。今日、景観に配慮した鉄塔が求
められる場合もあり、特に居住地にあってはその要求が
大変強いため、大きな技術的課題となっている。
に述べるような問題を持っていた。通常タイプ鉄塔のも
のは、塔体幅が末広がりに広くなっているため、、外観
的にも威圧感が大変強くなるものであり、また設置面積
(敷地面積)が大きくなるという問題を持つものであっ
た。すなわち、鉄骨量を減らそうとすると根開きが大き
くなり、設置面積が大きくなる。威圧感をなくして、ス
マートさを得ようとすると、つまり根開きを小さくしよ
うとすると鉄骨量が大きくなり、コスト高となるという
問題があった。支線支持タイプ塔のものは、塔体幅は通
常タイプ鉄塔より小さくなるが、地面に打たれた基礎部
分によって支持される支線の地面支点が大変広くなるた
め、必要な設置面積が大変広いものとなるという問題を
持つものであった。また支線は、塔体部から斜め下方に
地面までの長い距離を直接張っているため、支線の自重
によるたわみが生じ、このたわみを撤廃するために初期
張力を必要とし、基礎への負担が大きくなるという問題
を持つものであった。このように、上述した従来技術に
おいては、鉄塔の強度を求めると、根開きの増大により
威圧感が強くなり、景観を損なう。一方根開きを小さく
してスマートさを得ようとすると、転倒モーメントによ
る軸力が大きくなり、鉄骨量が増大してしまうという問
題を持つものであった。今日、景観に配慮した鉄塔が求
められる場合もあり、特に居住地にあってはその要求が
大変強いため、大きな技術的課題となっている。
【0004】本発明は以上述べたような従来技術の問題
点に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐風圧
性を有し、設置面積(敷地面積)が小さく、外観的にス
マートで威圧感が少ない塔状構造物を提供するにある。
点に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐風圧
性を有し、設置面積(敷地面積)が小さく、外観的にス
マートで威圧感が少ない塔状構造物を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は次に述べるような構成となっている。 <請求項1記載の発明>本発明の塔状構造物は、 塔体
と、塔体中間部の適宜な部位に、塔体周方向に間隔をお
いて設けられた、塔体からほぼ横方向に適宜な長さに突
出する複数の支線支持体と、この支線支持体に、支線を
支持するために設けられた支線支持手段と、先端を塔体
に接合し、中間部を前記支線支持手段に支持され、下端
を塔体基礎部分等に接合して張り渡された複数の支線と
から構成されてなることを特徴とする。「支線」とは、
塔体と塔基礎との間に張り渡された、通常は3本以上
の、塔を支持するワイヤロープ等の支持線をいう。「塔
体周方向に間隔をおいて設けられた」とは、塔体中間部
における同一の高さの平面上において、塔体周側面に間
隔をおいて配置されていることをいう。「塔体基礎部分
等」とは、塔体下端や脚部材、連結部材や、コンクリー
ト打設された基礎などをいう。
ため、本発明は次に述べるような構成となっている。 <請求項1記載の発明>本発明の塔状構造物は、 塔体
と、塔体中間部の適宜な部位に、塔体周方向に間隔をお
いて設けられた、塔体からほぼ横方向に適宜な長さに突
出する複数の支線支持体と、この支線支持体に、支線を
支持するために設けられた支線支持手段と、先端を塔体
に接合し、中間部を前記支線支持手段に支持され、下端
を塔体基礎部分等に接合して張り渡された複数の支線と
から構成されてなることを特徴とする。「支線」とは、
塔体と塔基礎との間に張り渡された、通常は3本以上
の、塔を支持するワイヤロープ等の支持線をいう。「塔
体周方向に間隔をおいて設けられた」とは、塔体中間部
における同一の高さの平面上において、塔体周側面に間
隔をおいて配置されていることをいう。「塔体基礎部分
等」とは、塔体下端や脚部材、連結部材や、コンクリー
ト打設された基礎などをいう。
【0006】<請求項2記載の発明>本発明の塔状構造
物はまた、 塔体先端または中間部の適宜な部位に、塔
体周方向に間隔をおいて支線先端を接合する複数の支線
先端接合手段を設け、塔体中間部の適宜な部位に、塔体
周方向に間隔をおいて複数の前記支線支持体および前記
支線支持手段を設け、複数の支線先端を前記支線先端接
合手段に接合し、各支線中間部を前記支線支持手段にそ
れぞれ支持させ、当該支線支持手段から各支線をほぼ垂
直に下降させ、各支線下端を塔体基礎部分等にそれぞれ
接合して、張り渡してなることを特徴とする。「各支線
中間部を前記各支線支持手段にそれぞれ支持させ」と
は、1の支線を1の支線支持手段に支持させることをい
う。
物はまた、 塔体先端または中間部の適宜な部位に、塔
体周方向に間隔をおいて支線先端を接合する複数の支線
先端接合手段を設け、塔体中間部の適宜な部位に、塔体
周方向に間隔をおいて複数の前記支線支持体および前記
支線支持手段を設け、複数の支線先端を前記支線先端接
合手段に接合し、各支線中間部を前記支線支持手段にそ
れぞれ支持させ、当該支線支持手段から各支線をほぼ垂
直に下降させ、各支線下端を塔体基礎部分等にそれぞれ
接合して、張り渡してなることを特徴とする。「各支線
中間部を前記各支線支持手段にそれぞれ支持させ」と
は、1の支線を1の支線支持手段に支持させることをい
う。
【0007】<請求項3記載の発明>本発明はまた、請
求項1又は2記載の発明の、前記複数の支線先端接合手
段が、塔体先端又は中間部の複数の部位に設けられ、前
記複数の支線支持手段が、塔体中間部の複数の部位に設
けられていることを特徴とする。「塔体先端または中間
部の複数の部位に」とは、例えば、塔体中間部の適宜な
部位に上方支線先端接合手段を設け、その下方の塔体中
間部に下方支線先端接合手段を設けること、または同じ
く支線支持体において、例えば、上方支線支持体を設け
て、その下方の塔体中間部に下方支線支持体を設けるこ
となどであり、3列以上設けることも含まれる。したが
って1の支線中間部は、1又は複数の前記各支線支持手
段にそれぞれ支持される。
求項1又は2記載の発明の、前記複数の支線先端接合手
段が、塔体先端又は中間部の複数の部位に設けられ、前
記複数の支線支持手段が、塔体中間部の複数の部位に設
けられていることを特徴とする。「塔体先端または中間
部の複数の部位に」とは、例えば、塔体中間部の適宜な
部位に上方支線先端接合手段を設け、その下方の塔体中
間部に下方支線先端接合手段を設けること、または同じ
く支線支持体において、例えば、上方支線支持体を設け
て、その下方の塔体中間部に下方支線支持体を設けるこ
となどであり、3列以上設けることも含まれる。したが
って1の支線中間部は、1又は複数の前記各支線支持手
段にそれぞれ支持される。
【0008】<請求項4記載の発明>本発明はまた、塔
体下部の適宜な部位に先端を接合し、下端を斜め下方に
根開き状に開いて塔体基礎等に接合する複数本の脚部材
と、塔体下部とからなる脚部を設け、複数の該脚部材下
部同士を連結部材で連結してなることを特徴とする。
体下部の適宜な部位に先端を接合し、下端を斜め下方に
根開き状に開いて塔体基礎等に接合する複数本の脚部材
と、塔体下部とからなる脚部を設け、複数の該脚部材下
部同士を連結部材で連結してなることを特徴とする。
【0009】<請求項5記載の発明>本発明はまた、請
求項4記載の発明の脚部の上端に、塔体下端を接合して
なることを特徴とする「接合」には、脚部と塔体との間
に接合部材を設けて接合することも含まれる。
求項4記載の発明の脚部の上端に、塔体下端を接合して
なることを特徴とする「接合」には、脚部と塔体との間
に接合部材を設けて接合することも含まれる。
【0010】<請求項6記載の発明>本発明はまた、前
記脚部材が、コンクリート充填鋼管からなるものである
ことを特徴とする。
記脚部材が、コンクリート充填鋼管からなるものである
ことを特徴とする。
【0011】<請求項7記載の発明>本発明はまた、塔
体が、フィーレンディール構造、又はトラス構造、又は
モノポールであることを特徴とする。 <請求項8記載の発明>本発明はまた、前記支線が、ロ
ックドコイルロープ、スパイラルロープ、ストランドロ
ープ等のワイヤロープであることを特徴とする。
体が、フィーレンディール構造、又はトラス構造、又は
モノポールであることを特徴とする。 <請求項8記載の発明>本発明はまた、前記支線が、ロ
ックドコイルロープ、スパイラルロープ、ストランドロ
ープ等のワイヤロープであることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1の塔構造
物の立面図、図2は同じ実施の形態1の支線支持体部分
の平面図、図3は同じ実施の形態1の、脚部部分の平面
図及び脚部材の斜視図、図4は同じ実施の形態1の、塔
体の構造を示す部分拡大斜視図及び他の部材を使用した
部分拡大斜視図、図5は同じ実施の形態1の、支線支持
体の支線支持手段の構成を示す平面図、正面図及び側面
図、図6は同じ実施の形態1の、他の支線支持手段の構
成を示す平面図、正面図及び側面図、図7は同じ実施の
形態1の、支線先端接合手段の構成を示す正面図、及び
支線の構造を示す断面図、図8は同じ実施の形態1の基
礎、脚部、連結部材、支線の関係構造を示す部分側面
図、図9は同じ実施の形態1の基礎、脚部、連結部材、
支線の関係構造を示す部分正面図(基礎部分省略)、図
10は同じ実施の形態1の基礎、脚部、連結部材、支線
の関係構造を示す部分平面図(基礎部分省略)、図11
は風の影響による頂部の変位量を比較検討したモデルの
概念図、図12は比較検討の結果を表すグラフである。
照しながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1の塔構造
物の立面図、図2は同じ実施の形態1の支線支持体部分
の平面図、図3は同じ実施の形態1の、脚部部分の平面
図及び脚部材の斜視図、図4は同じ実施の形態1の、塔
体の構造を示す部分拡大斜視図及び他の部材を使用した
部分拡大斜視図、図5は同じ実施の形態1の、支線支持
体の支線支持手段の構成を示す平面図、正面図及び側面
図、図6は同じ実施の形態1の、他の支線支持手段の構
成を示す平面図、正面図及び側面図、図7は同じ実施の
形態1の、支線先端接合手段の構成を示す正面図、及び
支線の構造を示す断面図、図8は同じ実施の形態1の基
礎、脚部、連結部材、支線の関係構造を示す部分側面
図、図9は同じ実施の形態1の基礎、脚部、連結部材、
支線の関係構造を示す部分正面図(基礎部分省略)、図
10は同じ実施の形態1の基礎、脚部、連結部材、支線
の関係構造を示す部分平面図(基礎部分省略)、図11
は風の影響による頂部の変位量を比較検討したモデルの
概念図、図12は比較検討の結果を表すグラフである。
【0013】塔構造物1は、コンクリート基礎2と、こ
のコンクリート基礎2に根開き状に傾斜を付けて頭部同
士を連結して立設され、且つ下方同士を連結部材3で広
がらないように連結されてなる4本の脚部材4からなる
脚部5と、この脚部5の上部に立設されたフィーレンデ
ィール構造の塔体6と、この塔体6の中間部とその下方
に設けられた、横方向に放射状に広げ延ばした4本のア
ーム部7を有する上方支線支持体8、下方支線支持体9
と、上方支線支持体8の上方に位置する塔体6に、同間
隔で4ヶ所設けられた上方支線先端接合手段10と、上
方支線支持体8のアーム部7のそれぞれの先端に設けら
れた上方支線支持手段11と、下方支線支持体9のアー
ム部7のそれぞれの先端に設けられた下方支線支持手段
12と、上方支持体8の根本付近(塔体6側)に同間隔
で4ヶ所設けられた下方支線先端接合手段15と、脚部
材4の下方における連結部材3の先端にそれぞれ設けら
れた支線取付け手段13とからなっている。
のコンクリート基礎2に根開き状に傾斜を付けて頭部同
士を連結して立設され、且つ下方同士を連結部材3で広
がらないように連結されてなる4本の脚部材4からなる
脚部5と、この脚部5の上部に立設されたフィーレンデ
ィール構造の塔体6と、この塔体6の中間部とその下方
に設けられた、横方向に放射状に広げ延ばした4本のア
ーム部7を有する上方支線支持体8、下方支線支持体9
と、上方支線支持体8の上方に位置する塔体6に、同間
隔で4ヶ所設けられた上方支線先端接合手段10と、上
方支線支持体8のアーム部7のそれぞれの先端に設けら
れた上方支線支持手段11と、下方支線支持体9のアー
ム部7のそれぞれの先端に設けられた下方支線支持手段
12と、上方支持体8の根本付近(塔体6側)に同間隔
で4ヶ所設けられた下方支線先端接合手段15と、脚部
材4の下方における連結部材3の先端にそれぞれ設けら
れた支線取付け手段13とからなっている。
【0014】支線14は、上端を上方支線先端接合手段
10によって塔体6に接合し、上方支線支持体8の先端
に設けられた上方支線支持手段11と、下方支線支持体
9の先端に設けられた下方支線支持手段12によって支
持され、下端を支線取付け手段13に接合され、張り渡
されている。また、他の一組の支線14は、上端を下方
支線先端接合手段15によって塔体6に接合し、下方支
線支持体9の先端に設けられた下方支線支持手段12に
よって支持され、下端を支線取付け手段13に接合さ
れ、張り渡されている。
10によって塔体6に接合し、上方支線支持体8の先端
に設けられた上方支線支持手段11と、下方支線支持体
9の先端に設けられた下方支線支持手段12によって支
持され、下端を支線取付け手段13に接合され、張り渡
されている。また、他の一組の支線14は、上端を下方
支線先端接合手段15によって塔体6に接合し、下方支
線支持体9の先端に設けられた下方支線支持手段12に
よって支持され、下端を支線取付け手段13に接合さ
れ、張り渡されている。
【0015】図2は同じ本実施の形態1の、上方及び下
方の支線支持体8,9を示している。フィーレンディー
ル構造の塔体6中間部の適宜な位置に、周方向に同一平
面上に同一間隔を置いて、横方向に突出する4本のアー
ム7を接合している。アーム7は、2本のH形鋼管を三
角形状に溶接し、先端にH形鋼管を溶接して、後述する
上方及び下方の支線支持手段11、12を固着してい
る。なお、前記アーム7の構成部材は丸鋼管でもよい。
また、支線支持体の形状・構成は、本実施の形態に限定
されない。支線を、塔体から距離をおいて支持するさま
ざまな形状が含まれる。
方の支線支持体8,9を示している。フィーレンディー
ル構造の塔体6中間部の適宜な位置に、周方向に同一平
面上に同一間隔を置いて、横方向に突出する4本のアー
ム7を接合している。アーム7は、2本のH形鋼管を三
角形状に溶接し、先端にH形鋼管を溶接して、後述する
上方及び下方の支線支持手段11、12を固着してい
る。なお、前記アーム7の構成部材は丸鋼管でもよい。
また、支線支持体の形状・構成は、本実施の形態に限定
されない。支線を、塔体から距離をおいて支持するさま
ざまな形状が含まれる。
【0016】図3の左図は、同じ実施の形態1の、脚部
5を示す平面図である。フィーレンディール構造塔体6
の下部の適宜な位置に、周方向に同一平面上に同一間隔
を置いて、4本の脚部材4が斜め下方に突出して、根開
き状に広がり、塔体6の基礎2に接合されている。脚部
材4の下端は、連結部材3で連結され、脚部材4が上部
からの強い圧縮力によって広がることを防止するととも
に、支線であるワイヤロープに初期引長力を導入する場
合、基礎にかかる荷重の負担を軽減している。図3の右
図は、脚部材4に用いるコンクリート充填鋼管の斜視図
である。鋼管の内部にコンクリートを充填したものであ
って、CFT構造という。このCFT構造は、 充填
されているコンクリートが、鋼管の局部座屈変形を拘束
するため、座屈に伴う鋼管の耐力低下を防止し、 コ
ンクリートは鋼管によって拘束されているため、ひび割
れによる脱落がなく、コンクリート強度が高まる、
鉄筋、型枠工事が不要で、工期短縮が可能である、とい
う優れた特性を有している。脚部は圧縮力が大きいた
め、圧縮耐力の大きいCFT構造は最適であり、シンプ
ルな脚まわりの実現が可能となった。
5を示す平面図である。フィーレンディール構造塔体6
の下部の適宜な位置に、周方向に同一平面上に同一間隔
を置いて、4本の脚部材4が斜め下方に突出して、根開
き状に広がり、塔体6の基礎2に接合されている。脚部
材4の下端は、連結部材3で連結され、脚部材4が上部
からの強い圧縮力によって広がることを防止するととも
に、支線であるワイヤロープに初期引長力を導入する場
合、基礎にかかる荷重の負担を軽減している。図3の右
図は、脚部材4に用いるコンクリート充填鋼管の斜視図
である。鋼管の内部にコンクリートを充填したものであ
って、CFT構造という。このCFT構造は、 充填
されているコンクリートが、鋼管の局部座屈変形を拘束
するため、座屈に伴う鋼管の耐力低下を防止し、 コ
ンクリートは鋼管によって拘束されているため、ひび割
れによる脱落がなく、コンクリート強度が高まる、
鉄筋、型枠工事が不要で、工期短縮が可能である、とい
う優れた特性を有している。脚部は圧縮力が大きいた
め、圧縮耐力の大きいCFT構造は最適であり、シンプ
ルな脚まわりの実現が可能となった。
【0017】図4は、塔体の構造を示す部分斜視図であ
って、フィーレンディール構造を示している。本実施例
は図1に示すように、脚部を先に設置して、その上に塔
体を設置する構造であるので、塔体にデザイン性が高
く、加工性、施工性のよいフィーレンディール構造や、
軽量なトラス構造や、シンプルなモノポール構造などを
適用することも可能となり、様々バリエーションを採用
して、景観に配慮した塔状構造物の構築を実現できる。
特にこのフィーレンディール構造は、斜材がないため透
明感があり、景観に溶け込みやすい。このフィーレンデ
ィール構造は、図4に示すように、8本のL形鋼材棒1
6またはコ形鋼材棒19を多数の円リング鋼材17で溶
接連結してなるものであって、この場合は材料が安価で
あり、加工がしやすく、めっきがしやすく、接合部が簡
単であるという加工上の大きな利点を持っている。
って、フィーレンディール構造を示している。本実施例
は図1に示すように、脚部を先に設置して、その上に塔
体を設置する構造であるので、塔体にデザイン性が高
く、加工性、施工性のよいフィーレンディール構造や、
軽量なトラス構造や、シンプルなモノポール構造などを
適用することも可能となり、様々バリエーションを採用
して、景観に配慮した塔状構造物の構築を実現できる。
特にこのフィーレンディール構造は、斜材がないため透
明感があり、景観に溶け込みやすい。このフィーレンデ
ィール構造は、図4に示すように、8本のL形鋼材棒1
6またはコ形鋼材棒19を多数の円リング鋼材17で溶
接連結してなるものであって、この場合は材料が安価で
あり、加工がしやすく、めっきがしやすく、接合部が簡
単であるという加工上の大きな利点を持っている。
【0018】図5は、本発明の実施の形態1の、上方支
線支持体8の先端に設けられた上方支線支持手段11の
構成を示す平面図、正面図、側面図である。上方支線支
持手段11は、2本のワイヤロープ案内溝を有する場合
であり、アーム部7の先端に固定された湾曲形状の支線
受板20と、同じ湾曲形状の2本のワイヤロープ案内溝
を有する支線抑板21とからなり、支線受板20と支線
抑板21は多数のボルト22により連結され、支線14
を挟持するようになっている。この支線支持手段は、1
本のワイヤロープを支持する場合や、3本のワイヤロー
プを支持する場合にも、形状を僅かに変更して対応可能
である。
線支持体8の先端に設けられた上方支線支持手段11の
構成を示す平面図、正面図、側面図である。上方支線支
持手段11は、2本のワイヤロープ案内溝を有する場合
であり、アーム部7の先端に固定された湾曲形状の支線
受板20と、同じ湾曲形状の2本のワイヤロープ案内溝
を有する支線抑板21とからなり、支線受板20と支線
抑板21は多数のボルト22により連結され、支線14
を挟持するようになっている。この支線支持手段は、1
本のワイヤロープを支持する場合や、3本のワイヤロー
プを支持する場合にも、形状を僅かに変更して対応可能
である。
【0019】図6(ボルト省略)において、下方支線支
持手段12は、2本のワイヤロープ案内溝を有する場合
であり、アーム部7の先端に固定された湾曲形状の支線
受板20と、同じ湾曲形状の2本のワイヤロープ案内溝
を有する支線抑板21からなる点は、上方支線支持手段
11と同じである。下方支線支持手段12は、さらにそ
の端部に、2本のワイヤロープ案内溝を有する垂直板か
らなる支線受板24を先端に取り付けたダブル支線支持
アダプター25が設けられ、前記支線受板24に、支線
14を抑え固定する支線抑板26が連結されている。支
線受板20と支線抑板21及び支線受板24と支線抑板
26は、多数のボルト22により連結され複数の支線1
4を挟持するようになっている。支線受板20には下方
支線先端接合手段15からくる支線14が挟持され、垂
直に該支線14が下げられ、支線取付け手段13に下方
先端が取り付けられている。支線受板24には上方支線
支持手段11から垂直に下げられた支線14が挟持さ
れ、下方に垂直に下げられ、下方先端が支線取付け手段
13に取り付けられている。なお、支線支持手段は、本
実施の形態に示す形状・構成に限定されない。支線を、
支線支持体において支持できるものであれば良い。
持手段12は、2本のワイヤロープ案内溝を有する場合
であり、アーム部7の先端に固定された湾曲形状の支線
受板20と、同じ湾曲形状の2本のワイヤロープ案内溝
を有する支線抑板21からなる点は、上方支線支持手段
11と同じである。下方支線支持手段12は、さらにそ
の端部に、2本のワイヤロープ案内溝を有する垂直板か
らなる支線受板24を先端に取り付けたダブル支線支持
アダプター25が設けられ、前記支線受板24に、支線
14を抑え固定する支線抑板26が連結されている。支
線受板20と支線抑板21及び支線受板24と支線抑板
26は、多数のボルト22により連結され複数の支線1
4を挟持するようになっている。支線受板20には下方
支線先端接合手段15からくる支線14が挟持され、垂
直に該支線14が下げられ、支線取付け手段13に下方
先端が取り付けられている。支線受板24には上方支線
支持手段11から垂直に下げられた支線14が挟持さ
れ、下方に垂直に下げられ、下方先端が支線取付け手段
13に取り付けられている。なお、支線支持手段は、本
実施の形態に示す形状・構成に限定されない。支線を、
支線支持体において支持できるものであれば良い。
【0020】塔状構造物1の構成は、本実施の形態1の
ように、支線支持体8、9という二ヶ所の支線支持体に
より支線を支持してなるものであるので、風力等による
揺れ変位の小さい塔体を実現する。さらに支線の使用本
数や支線支持体を増やすことも可能であり、大規模な鉄
塔にも適用可能である。
ように、支線支持体8、9という二ヶ所の支線支持体に
より支線を支持してなるものであるので、風力等による
揺れ変位の小さい塔体を実現する。さらに支線の使用本
数や支線支持体を増やすことも可能であり、大規模な鉄
塔にも適用可能である。
【0021】図7の上図は、支線先端接合手段10、1
5であって、塔体6の適宜な位置に取り付けられた斜め
下方に向く取付け金具30の下部に、先端金具31を回
転自在に取り付ける軸32が設けられてなるものであ
る。支線14の先端は先端金具31に接合されて、軸3
2に軸支されている。本図は、本支線支持手段10、1
5における塔体6に設けた1方向の取付け金具30のみ
を図示したが、この同一部位において、間隔を置いて他
の斜め下方に向く取付け金具30が設けられている。同
一構造であるので、図示は省略した。また、本実施の形
態1においては、支線支持手段は2段であるが、さらに
上下方向に複数段設けることも可能である。
5であって、塔体6の適宜な位置に取り付けられた斜め
下方に向く取付け金具30の下部に、先端金具31を回
転自在に取り付ける軸32が設けられてなるものであ
る。支線14の先端は先端金具31に接合されて、軸3
2に軸支されている。本図は、本支線支持手段10、1
5における塔体6に設けた1方向の取付け金具30のみ
を図示したが、この同一部位において、間隔を置いて他
の斜め下方に向く取付け金具30が設けられている。同
一構造であるので、図示は省略した。また、本実施の形
態1においては、支線支持手段は2段であるが、さらに
上下方向に複数段設けることも可能である。
【0022】図7の下図は、支線の断面図である。支線
は、部材として、水密性に優れているロックドコイルロ
ープ、柔軟性に富んでいるスパイラルロープ、伸びが小
さいストロンドロープなどのワイヤロープを使用してい
る。これによって、従来技術に使用されている鋼材と比
べて、部材の長さに制限がなく、且つ中間で曲げられる
ので、部材数の削減及びそれに伴う部材端部金物などの
削減や運搬性の向上をはかることができる。図はロック
ドコイルロープの構造を示す断面図である。丸線のスパ
イラルロープを中心に配置し、最外層1〜3層程度が異
形線で構成されている。特徴としては水密性に優れてい
るだけでなく、亜鉛めっき仕様が用いられているが、さ
らに防錆能力の高い亜鉛―アルミめっきも可能である。
は、部材として、水密性に優れているロックドコイルロ
ープ、柔軟性に富んでいるスパイラルロープ、伸びが小
さいストロンドロープなどのワイヤロープを使用してい
る。これによって、従来技術に使用されている鋼材と比
べて、部材の長さに制限がなく、且つ中間で曲げられる
ので、部材数の削減及びそれに伴う部材端部金物などの
削減や運搬性の向上をはかることができる。図はロック
ドコイルロープの構造を示す断面図である。丸線のスパ
イラルロープを中心に配置し、最外層1〜3層程度が異
形線で構成されている。特徴としては水密性に優れてい
るだけでなく、亜鉛めっき仕様が用いられているが、さ
らに防錆能力の高い亜鉛―アルミめっきも可能である。
【0023】図8、図9及び図10において、脚部材4
は基礎2に堅固に固定されていて、各脚部材4の下部に
はアダプター35がそれぞれ溶接されている。アダプタ
ー35の内側には鋼管等の棒部材からなる連結部材3
が、脚部材4同士を結んで、四辺形の四辺と対角線上に
水平に配置され、計6本で固く連結している。これによ
って、脚部材4に加わる圧縮力によって、脚部材が外側
に押し広げられるのを防止することにより、基礎への負
担を軽減している。アダプター35の外側には、取付け
金具38を介して支線取付け手段13が2ヶ所ずつ、前
後にずらして設けられている。支線取付け手段13は、
取付け金具38に先端金具31を回転自在に取り付ける
軸32が設けられて構成されている。支線14の下端
は、取り付けられた先端金具31に接合されて、軸32
に軸支されている。
は基礎2に堅固に固定されていて、各脚部材4の下部に
はアダプター35がそれぞれ溶接されている。アダプタ
ー35の内側には鋼管等の棒部材からなる連結部材3
が、脚部材4同士を結んで、四辺形の四辺と対角線上に
水平に配置され、計6本で固く連結している。これによ
って、脚部材4に加わる圧縮力によって、脚部材が外側
に押し広げられるのを防止することにより、基礎への負
担を軽減している。アダプター35の外側には、取付け
金具38を介して支線取付け手段13が2ヶ所ずつ、前
後にずらして設けられている。支線取付け手段13は、
取付け金具38に先端金具31を回転自在に取り付ける
軸32が設けられて構成されている。支線14の下端
は、取り付けられた先端金具31に接合されて、軸32
に軸支されている。
【0024】図11及び図12は、本発明と従来技術の
性能を比較するために行なった、比較検討の条件および
検討結果を示すものである。Model−Aは、根開き
10メートル、高さ20メートルからなる根開き脚部4
0の上部に、60メートルの塔体41が立設されてい
る。支線を設けない例である。Model−Bは、Mo
del−Aの高さ50メートルの部位から、支線42を
脚部40の下端部に接合して、張ったものである。Mo
del−Cは、Model−Aの高さ20メートルの部
位に長さ5メートルの支線支持体43を設け、高さ35
メートルの部位に長さ5メートルの支線支持体44を設
けたものである。高さ50メートルの部位に支線42を
接合し、支線支持体44の端で支持し、更に支線支持体
43の端で支持してその下端を脚部40の下端部に接合
して張り渡している。さらに高さ35メートルの部位に
ある支線支持体44の下から、支線42を支線支持体4
3の端で支持してその下端を脚部40の下端部に接合し
て張り渡してなるものである。すなわち、Model−
Cは塔状構造物1と同じ構成のものである。図12の検
討結果を示すグラフで明らかなように、60トン(1m
当たり1トン)の風圧が作用する塔体において、Mod
el−CはModel−Bと比較して、その頂部変位量
(塔頂部が揺れ動く幅)は半分以下である。支線で支持
しない従来型の鉄塔と比べると、実に9分の1以下の変
位量である。また、塔基礎に作用する最大張力において
も、Model−CはModel−Bと比較して3割近
く小さくなっている。
性能を比較するために行なった、比較検討の条件および
検討結果を示すものである。Model−Aは、根開き
10メートル、高さ20メートルからなる根開き脚部4
0の上部に、60メートルの塔体41が立設されてい
る。支線を設けない例である。Model−Bは、Mo
del−Aの高さ50メートルの部位から、支線42を
脚部40の下端部に接合して、張ったものである。Mo
del−Cは、Model−Aの高さ20メートルの部
位に長さ5メートルの支線支持体43を設け、高さ35
メートルの部位に長さ5メートルの支線支持体44を設
けたものである。高さ50メートルの部位に支線42を
接合し、支線支持体44の端で支持し、更に支線支持体
43の端で支持してその下端を脚部40の下端部に接合
して張り渡している。さらに高さ35メートルの部位に
ある支線支持体44の下から、支線42を支線支持体4
3の端で支持してその下端を脚部40の下端部に接合し
て張り渡してなるものである。すなわち、Model−
Cは塔状構造物1と同じ構成のものである。図12の検
討結果を示すグラフで明らかなように、60トン(1m
当たり1トン)の風圧が作用する塔体において、Mod
el−CはModel−Bと比較して、その頂部変位量
(塔頂部が揺れ動く幅)は半分以下である。支線で支持
しない従来型の鉄塔と比べると、実に9分の1以下の変
位量である。また、塔基礎に作用する最大張力において
も、Model−CはModel−Bと比較して3割近
く小さくなっている。
【0025】図13は、Model−CとModel−
Bの、それぞれの根開きと頂部変位量の関係を比較し
て、グラフに示したものである。すなわち、Model
−CとModel−Bとは、頂部変位量が同じ92.8
cmである場合に、その根開きは、Model−Bは1
8.2mであるのに対して、Model−Cは僅か10
mである。このように本発明は、優れた特性を有するも
のであって、塔の敷地面積の大幅な縮小を図ることがで
きる。また、初期長力による塔基礎の負担を大幅に軽減
することができる。
Bの、それぞれの根開きと頂部変位量の関係を比較し
て、グラフに示したものである。すなわち、Model
−CとModel−Bとは、頂部変位量が同じ92.8
cmである場合に、その根開きは、Model−Bは1
8.2mであるのに対して、Model−Cは僅か10
mである。このように本発明は、優れた特性を有するも
のであって、塔の敷地面積の大幅な縮小を図ることがで
きる。また、初期長力による塔基礎の負担を大幅に軽減
することができる。
【0026】<実施の形態2>以下の説明において、前
述した構成と同じ構成についてはおなじ符号を付与して
その説明を省略する。図14は本発明の実施の形態2
の、塔状構造物の立面図、図15は同じ実施の形態2の
基礎、脚部材、取付け手段を示す断面図である。塔状構
造物47は、基礎49にトラス構造体からなる塔体材4
8が立設され、塔状構造物1と同じように上方支線支持
体8、下方支線支持体9、脚部材4、支線14により同
じように支持される構成であるが、図14に示すごとく
基礎49及び脚部50の構成は次のようになっている。
すなわち、塔基礎49中にPC梁51が設けられ、脚部
50は脚部材4がPC梁51に固定され、PC梁51に
よって4本の脚部材4の下部同士が連結され、脚部に大
きな加重がかかっても、PC梁51が分離することなく
十分耐えられるようになっている。支線取付け手段52
は、取付け金具30をアンカー53によりPC梁54に
固定してなっている。
述した構成と同じ構成についてはおなじ符号を付与して
その説明を省略する。図14は本発明の実施の形態2
の、塔状構造物の立面図、図15は同じ実施の形態2の
基礎、脚部材、取付け手段を示す断面図である。塔状構
造物47は、基礎49にトラス構造体からなる塔体材4
8が立設され、塔状構造物1と同じように上方支線支持
体8、下方支線支持体9、脚部材4、支線14により同
じように支持される構成であるが、図14に示すごとく
基礎49及び脚部50の構成は次のようになっている。
すなわち、塔基礎49中にPC梁51が設けられ、脚部
50は脚部材4がPC梁51に固定され、PC梁51に
よって4本の脚部材4の下部同士が連結され、脚部に大
きな加重がかかっても、PC梁51が分離することなく
十分耐えられるようになっている。支線取付け手段52
は、取付け金具30をアンカー53によりPC梁54に
固定してなっている。
【0027】<実施の形態3>図16は本発明の実施の
形態3の、塔状構造物の立面図、図17は同じ実施の形
態3の基礎及び取付け手段を示す断面図である。塔状構
造物57は、塔状構造物47の脚部50を取り除き、基
礎49の支線14が下げられる位置に独立基礎58を埋
設固定し、該独立基礎58に取付金具30をアンカー5
3により固定してなる支持手段52を形成してなってい
る。本実施の形態3は、基礎の負担は大きくなるが、脚
部材がない為建設の簡略化が図られる。
形態3の、塔状構造物の立面図、図17は同じ実施の形
態3の基礎及び取付け手段を示す断面図である。塔状構
造物57は、塔状構造物47の脚部50を取り除き、基
礎49の支線14が下げられる位置に独立基礎58を埋
設固定し、該独立基礎58に取付金具30をアンカー5
3により固定してなる支持手段52を形成してなってい
る。本実施の形態3は、基礎の負担は大きくなるが、脚
部材がない為建設の簡略化が図られる。
【0028】<実施の形態4>図18は本発明の実施の
形態4の塔状構造物の立面図である。塔状構造物60
は、塔状構造物1の塔体を1本の鋼管等の連続部材から
なるモノポール構造の塔体材61としたものである。構
造が簡単で、加工性、施工性に富むという特徴を有す
る。なお、鋼管のかわりに、鋼板を長手方向に接合して
長鋼板をつくり、断面多角形状に組み合わせ接合して、
塔体を形成してもよい。
形態4の塔状構造物の立面図である。塔状構造物60
は、塔状構造物1の塔体を1本の鋼管等の連続部材から
なるモノポール構造の塔体材61としたものである。構
造が簡単で、加工性、施工性に富むという特徴を有す
る。なお、鋼管のかわりに、鋼板を長手方向に接合して
長鋼板をつくり、断面多角形状に組み合わせ接合して、
塔体を形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成となって
いるので、次に述べるような効果を奏する。支線の張り
方を塔体の中途に設けた支線支持体により、塔体から離
れた部位に支持して、そこからほぼ垂直に下げて、張り
渡して塔体を支持する構成であるので次のような効果を
奏する。 (1)支線は細く目立たないものであり、スマートな塔
体のみが立っているように見え、威圧感がなく、景観を
損なわない。 (2)支線をほぼ垂直に下げてなる構成であるので、従
来技術のような支線の自重によるたわみが生じることが
ないので、最大張力の減少及び変形の抑制効果が大き
く、根開きを小さくして必要敷地面積の縮小化を図るこ
とができるという効果を奏する。 (3)図10及び図11が示す実験結果からも明らかな
ように、従来技術の支線支持タイプ塔と比べても、同じ
支線下部支持幅でありながら、2分の1以下の頂部変位
量という優れた特性を示すものである。
いるので、次に述べるような効果を奏する。支線の張り
方を塔体の中途に設けた支線支持体により、塔体から離
れた部位に支持して、そこからほぼ垂直に下げて、張り
渡して塔体を支持する構成であるので次のような効果を
奏する。 (1)支線は細く目立たないものであり、スマートな塔
体のみが立っているように見え、威圧感がなく、景観を
損なわない。 (2)支線をほぼ垂直に下げてなる構成であるので、従
来技術のような支線の自重によるたわみが生じることが
ないので、最大張力の減少及び変形の抑制効果が大き
く、根開きを小さくして必要敷地面積の縮小化を図るこ
とができるという効果を奏する。 (3)図10及び図11が示す実験結果からも明らかな
ように、従来技術の支線支持タイプ塔と比べても、同じ
支線下部支持幅でありながら、2分の1以下の頂部変位
量という優れた特性を示すものである。
【0030】脚部材の下端は、連結部材で連結されてい
るので、脚部材が上部からの圧縮力によって広がること
を防止するとともに、支線であるワイヤロープの初期引
長力を導入する場合、基礎にかかる荷重の負担を軽減し
ている。
るので、脚部材が上部からの圧縮力によって広がること
を防止するとともに、支線であるワイヤロープの初期引
長力を導入する場合、基礎にかかる荷重の負担を軽減し
ている。
【0031】脚部と塔体を分離し、脚部を先に設置し
て、それに塔体を設置する施工手順が出来るので、塔体
にデザイン性が高く、加工性、施工性のよいフィーレン
ディール構造や、軽量なトラス構造や、シンプルなモノ
ポール構造など、多様の形態を採用することが可能とな
り、様々バリエーションを可能とする。
て、それに塔体を設置する施工手順が出来るので、塔体
にデザイン性が高く、加工性、施工性のよいフィーレン
ディール構造や、軽量なトラス構造や、シンプルなモノ
ポール構造など、多様の形態を採用することが可能とな
り、様々バリエーションを可能とする。
【0032】大きな圧縮力が作用する脚部材にCFT構
造を採用し、剛性、耐変形性に優れた強靱な特性を有す
脚部を形成した。そのため、シンプルな脚周りの構成を
もつ、よりスマートな威圧感の少ない塔構造物を実現し
た。。
造を採用し、剛性、耐変形性に優れた強靱な特性を有す
脚部を形成した。そのため、シンプルな脚周りの構成を
もつ、よりスマートな威圧感の少ない塔構造物を実現し
た。。
【0033】支線部材を、ロックドコイルロープ(水密
性に優れている)、スパイラルロープ(柔軟性に富んで
いる)、ストロンドロープ(伸びが小さい)などのワイ
ヤロープとすることにより、部材の長さに制限があり、
且つ中間で曲げられない鋼材と比べて、部材数の削減及
びそれに伴う部材端部金物などの削減や運搬性の向上を
はかることができる。
性に優れている)、スパイラルロープ(柔軟性に富んで
いる)、ストロンドロープ(伸びが小さい)などのワイ
ヤロープとすることにより、部材の長さに制限があり、
且つ中間で曲げられない鋼材と比べて、部材数の削減及
びそれに伴う部材端部金物などの削減や運搬性の向上を
はかることができる。
【図1】本発明の実施の形態1の塔構造物の立面図。
【図2】本発明の実施の形態1の支線支持体部分の平面
図。
図。
【図3】本発明の実施の形態1の脚部部分の平面図及び
脚部材の斜視図。
脚部材の斜視図。
【図4】本発明の実施の形態1の塔体の構造を示す部分
拡大斜視図及び他の部材を使用した部分拡大斜視図。
拡大斜視図及び他の部材を使用した部分拡大斜視図。
【図5】本発明の実施の形態1の上方支線支持体の支線
支持手段の構成を示す平面図、正面図、側面図。
支持手段の構成を示す平面図、正面図、側面図。
【図6】本発明の実施の形態1の下方支線支持体の支線
支持手段の構成を示す平面図、正面図及び側面図。
支持手段の構成を示す平面図、正面図及び側面図。
【図7】本発明の実施の形態1の支線先端接合手段の構
成を示す正面図、及び支線の断面図。
成を示す正面図、及び支線の断面図。
【図8】本発明の実施の形態1の基礎、脚部、連結部
材、支線の関係構造を示す部分側面図。
材、支線の関係構造を示す部分側面図。
【図9】本発明の実施の形態1の基礎、脚部、連結部
材、支線の関係構造を示す部分正面図(基礎部分省
略)。
材、支線の関係構造を示す部分正面図(基礎部分省
略)。
【図10】本発明の実施の形態1の基礎、脚部、連結部
材、支線の関係構造を示す部分平面図(基礎部分省
略)。
材、支線の関係構造を示す部分平面図(基礎部分省
略)。
【図11】本発明の風の影響による頂部の変位量を比較
検討したモデルの概念図。
検討したモデルの概念図。
【図12】本発明の比較検討の結果を表すグラフ。
【図13】本発明のモデル別の根開きと頂部変位量を比
較したグラフ
較したグラフ
【図14】本発明の実施の形態2の塔状構造物の立面
図。
図。
【図15】本発明の実施の形態2の基礎、脚部材、支持
手段を示す断面図。
手段を示す断面図。
【図16】本発明の実施の形態3の塔状構造物の立面
図。
図。
【図17】本発明の実施の形態2の基礎及び支持手段を
示す断面図。
示す断面図。
【図18】本発明の実施の形態4の塔状構造物の立面
図。
図。
1・・・・・塔構造物 2・・・・・コンクリート基礎 3・・・・・連結部材 4・・・・・脚部材 5・・・・・脚部 6・・・・・塔体 7・・・・・アーム部 8・・・・・上方支線支持体 9・・・・・下方支線支持体 10・・・・・上方支線先端接合手段 11・・・・・上方支線支持手段 12・・・・・下方支線支持手段 13・・・・・支線取付け手段 14・・・・・支線 15・・・・・下方支線先端接合手段 16・・・・・L型鋼材棒 17・・・・・円リング鋼材 18・・・・・塔体 19・・・・・コ型鋼材棒 20・・・・・支線受板 21・・・・・支線抑板 22・・・・・ボルト 24・・・・・支線受板 25・・・・・ダブル支線支持アダプター 26・・・・・支線抑板 30・・・・・取付け金具 31・・・・・先端金具 32・・・・・軸 35・・・・・アダプター 38・・・・・取付け金具 40・・・・・脚部 41・・・・・塔体 42・・・・・支線 43・・・・・下方支線支持体 44・・・・・上方支線支持体 47・・・・・塔状構造物 48・・・・・塔体材 49・・・・・基礎 50・・・・・脚部 51・・・・・PC梁 52・・・・・支線取付け手段 53・・・・・アンカー 57・・・・・塔状構造物 58・・・・・独立基礎 60・・・・・塔状構造物 61・・・・・塔体材
Claims (8)
- 【請求項1】 塔体と、 塔体中間部の適宜な部位に、塔体周方向に間隔をおいて
設けられた、塔体からほぼ横方向に適宜な長さに突出す
る複数の支線支持体と、 この支線支持体に、支線を支持するために設けられた支
線支持手段と、 先端を塔体に接合し、中間部を前記支線支持手段に支持
され、下端を塔体基礎部分等に接合して張り渡された複
数の支線と、 以上のごとく構成されてなることを特徴とする塔状構造
物。 - 【請求項2】 塔体先端または中間部の適宜な部位に、
塔体周方向に間隔をおいて支線先端を接合する複数の支
線先端接合手段を設け、 塔体中間部の適宜な部位に、塔体周方向に間隔をおいて
複数の前記支線支持体および前記支線支持手段を設け、 複数の支線先端を前記支線先端接合手段に接合し、各支
線中間部を前記支線支持手段にそれぞれ支持させ、当該
支線支持手段から各支線をほぼ垂直に下降させ、各支線
下端を塔体基礎部分等にそれぞれ接合して、張り渡して
なることを特徴とする請求項1記載の塔状構造物。 - 【請求項3】 前記複数の支線先端接合手段が、塔体先
端又は中間部の複数の部位に設けられ、前記複数の支線
支持手段が、塔体中間部の複数の部位に設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載の塔状構造物。 - 【請求項4】 塔体下部と、塔体下部の適宜な部位に先
端を接合し、下端を斜め下方に根開き状に開いて塔体基
礎等に接合する複数本の脚部材とからなる脚部を設け、
複数の該脚部材下部同士を連結部材で連結してなること
を特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の塔
状構造物。 - 【請求項5】 前記脚部の上端に、塔体下端を接合して
なることを特徴とする請求項4記載の塔状構造物。 - 【請求項6】 前記脚部材が、コンクリート充填鋼管か
らなるものであることを特徴とする請求項4又は5記載
の塔状構造物。 - 【請求項7】 塔体が、フィーレンディール構造、又は
トラス構造、又はモノポールであることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5又は6のいずれかに記載の塔状
構造物。 - 【請求項8】 前記支線が、ロックドコイルロープ、ス
パイラルロープ、ストランドロープ等のワイヤロープで
あることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又
は7のいずれかに記載の塔状構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000179556A JP2001355352A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 塔状構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000179556A JP2001355352A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 塔状構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001355352A true JP2001355352A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18680814
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000179556A Withdrawn JP2001355352A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 塔状構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001355352A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006219898A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Nittetsu Elex Co Ltd | 支持構造を備えたポール |
| US9416555B2 (en) | 2007-02-28 | 2016-08-16 | Seccional Brasil SA | Structure for supporting electric power transmission lines |
-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000179556A patent/JP2001355352A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006219898A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Nittetsu Elex Co Ltd | 支持構造を備えたポール |
| US9416555B2 (en) | 2007-02-28 | 2016-08-16 | Seccional Brasil SA | Structure for supporting electric power transmission lines |
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