JP2002009689A - 携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
ジング影響下でもロングコードの特定をより正確に行う
ことが可能な携帯電話機を提供する。 【解決手段】 拡散符号を乗積することにより拡散変調
された受信信号に対して同期をとるために、逆拡散部13
及び加算平均部19は、複数の拡散符号の候補それぞれに
ついて前記受信信号との所定期間にわたる相関を求め、
各候補に係る相関を比較することにより、前記候補のい
ずれかを前記受信信号に係る拡散符号と同定する処理を
行い、フェージング周期検出部19は、フェージングの状
態に応じて前記逆拡散部13及び前記加算平均部19におけ
る前記所定期間を延長させる。
Description
on Multiple Access)方式により通信を行う携帯電話機
に関し、特にそのフェージング環境下における初期同期
方法の改良に関する。
ペクトラム拡散通信方式を用いた多元接続方式であるCD
MAが注目され、例えばWideband CDMA 3GPP(3rd Generat
ion Partnership Project) 規格のCDMAシステムが実現
されている。スペクトラム拡散通信方式において送信側
は、PSK等により狭帯域変調された信号に対してさらに
拡散変調を施して送信する。拡散変調とは信号に拡散符
号と呼ばれる特殊な波形を乗積することである。これに
より狭帯域信号は広帯域信号に拡散される。受信側では
広帯域信号に対して逆拡散を施して狭帯域信号に戻し、
送信側の狭帯域変調に対応する復調を行う。受信側の逆
拡散回路は送信側の拡散回路と同じ構成であり、逆拡散
においても拡散に使用されたものと同じ拡散符号を乗積
する操作が行われる。以上のようなスペクトラム拡散通
信方式の技術をベースにCDMAシステムにおいては、呼毎
に異なる拡散符号を用いることにより、周波数及び時間
を共有した多元接続を可能としている。
と基地局とが正しく送受信を行うためには移動局と基地
局との間で同期確立されていなければならない。CDMAシ
ステムにおいては同期確立を、同期捕捉と同期保持との
2段階に分けて行う。同期捕捉とは受信側での拡散符号
の発生タイミングを受信信号の拡散符号に合わせる操作
をいい、同期保持とは同期捕捉によりあわせたタイミン
グがずれないように受信信号を監視する操作をいう。
いては、各基地局はロングコードと呼ばれる各基地局に
固有のコードを用いた拡散符号により移動局への下り信
号を拡散している。よって基地局と接続しようとする移
動局は、基地局の拡散符号を特定できなければならな
い。従って移動局は電源投入時等の同期捕捉において
は、移動局が在圏するセルの基地局のロングコードを同
定する処理を行う必要がある。この同期捕捉においてロ
ングコードを同定する処理を初期同期と呼ぶ。
ムにおける初期同期の手順を説明する。図7は、基地局
から移動局への物理チャネルの一例を示す。同図は、CP
ICH(Common Pilot Channel)、P-SCH(Primary Synchro
nization Channel)及びS-SCH(Secondary Synchronizati
on Channel)をそれぞれ示す。
る。それらは同図に示すように670μsのタイムスロット
毎の第1シンボルにおいて、ショートコードと呼ばれる
拡散符号により拡散変調されて送信される。P-SCHは、
スロットタイミング再生用のチャネルであり、スロット
毎にショートコードSC#0により拡散されて繰り返し送信
される。ここでショートコードSC#0はCDMAシステム内の
全基地局に共通のショートコードであり、移動局はP-SC
Hを検出することにより基地局のスロットタイミングを
検出することができる。
生用及び基地局に割り当てられたロングコードグループ
番号特定用のチャネルである。ここでフレームタイミン
グとは、15スロットからなるフレーム(10ms)の周期の
タイミングである。またロングコードグループ番号は、
複数のロングコードを所定数ずつに分割した集まりを示
し、例えば1つのロングコードグループ番号のグループ
に8つのロングコードが属する。ロングコード1つに基地
局1つが対応するので、8つの基地局毎に1つのロングコ
ードグループ番号が割り当てられていることとなる。
その各スロットが所定種類のショートコードSC#Ck(kは
整数)のうちの15種類により拡散変調される。所定種類
のショートコードSC#CkはCDMAシステム内に共通のショ
ートコードであり、基地局に割り当てられたロングコー
ドグループ番号に応じて、S-SCHの拡散変調に使用され
る15種類のショートコードとその順列が予め定められて
いる。よって移動局はスロットタイミングにおいてS-SC
Hを検出し、S-SCHの拡散変調に用いられた15種類のショ
ートコードSC#Ckとその順列を特定することにより基地
局のロングコードグループ番号を特定し、またフレーム
タイミングを検出することができる。
れ、パイロット信号を基地局固有のロングコード、例え
ばロングコードLC#1とCPICHに固有のショートコードSC#
1とを掛合せた拡散符号により拡散して常に送信されて
いるものである。移動局はCPICHから基地局のロングコ
ードを特定することができる。図8は、移動局における
初期同期の処理手順を示すフローチャートである。
ることによりスロットタイミングを検出する処理を行う
(ステップ1001)。より詳しくは、移動局は、一定期間
にわたって受信信号とSC#0との相関をとる。相関をとる
ことにより周辺の移動局のP-SCHのタイミングに一致す
る複数の相関ピークが検出されるが、移動局は複数検出
される相関ピークのうち、最大ピークを記録したものを
通信に最適な基地局のスロットタイミングとして記憶す
る(ステップ1002)次に移動局は、S-SCHを検出するこ
とにより、基地局のロングコードグループ番号を特定す
る(ステップ1003)。より詳しくは、移動局は、所定期
間にわたって、スロットタイミングで受信される受信信
号と、複数種類のショートコードSC#Ckとの相関をと
り、しきい値以上の相関ピークが検出されたショートコ
ードSC#Ckを特定する。続いて特定したSC#Ckの15スロッ
ト分の順列からロングコードグループ番号とフレームタ
イミングとを特定する。
号を記憶する(ステップ1004)。さらに移動局は、特定
したロングコードグループ番号に属する8つのロングコ
ードのそれぞれと受信信号との相関をとることにより基
地局のロングコードを特定する(ステップ1005)。具体
的な手順としては、例えば、8つのロングコードそれぞ
れについて一定期間にわたって受信信号との相関をとっ
てその相関ピークを検出し、ロングコード毎に相関ピー
クの加算平均を算出する。そして加算平均が最大のもの
を基地局のロングコードとして特定して記憶する(ステ
ップ1006)。
通信品質を劣化させる要因の1つとしてフェージングが
あげられる。フェージングとは、地形や建物等により電
波が反射、回折することにより送信側から受信側に至る
電波伝搬路が複数生じ、受信側で位相ずれを起こすこと
により受信側での信号の受信レベルが時間的に変動する
現象をいう。
らの受信信号の受信レベルが劣化した期間がステップ10
05における相関ピークの検出の期間と重なることがあ
る。この場合において移動局は、ロングコードを特定で
きないかあるいは正しく特定できないという問題があ
る。より具体的には、フェージングによる受信レベル劣
化期間は、数msに及ぶ場合がある。よって例えば相関ピ
ークの検出期間が受信レベル劣化期間内にはいった場
合、相関ピークが検出できなくなってロングコードを特
定することができない。また相関ピークの検出期間が部
分的に受信レベル劣化期間と重なった場合、その重なり
部分において相関ピークを検出することができないため
に、他の相関ピークが検出されたロングコードを基地局
のものと特定することとなるが、もし相関ピークを検出
できなかった部分のロングコードが在圏セルの基地局の
ロングコードである場合には、在圏セル以外の基地局の
ロングコードを特定していることとなるので正しく特定
できていないこととなる。
失敗した場合、移動局はスロットタイミングの検出が誤
っていたものとみなして図8に示す処理手順をもう一度
ステップ1001からやり直す。しかし、何度やり直しても
その度に劣化期間と相関ピーク検出期間とが重なること
もあり、その場合、長期にわたってロングコードが特定
できないという問題もある。
ムの携帯電話機であって、フェージング影響下でもロン
グコードの特定をより正確に行うことが可能な携帯電話
機を提供することを目的とする。
め、本発明の携帯電話機は、拡散符号を乗積することに
より拡散変調された受信信号に対して同期をとるため
に、複数の拡散符号の候補それぞれについて前記受信信
号との所定期間にわたる相関を求め、各候補に係る相関
を比較することにより、前記候補のいずれかを前記受信
信号に係る拡散符号と同定する携帯電話機であって、フ
ェージングに応じて前記所定期間を延長するよう構成さ
れる。
動車等により移動している場合、フェージングの影響に
よる受信レベルの強弱の周期は数ms単位で繰り返される
が、フェージングに応じて前記所定期間が延長されるこ
とにより、受信レベルの弱い谷の期間と所定期間とが重
なっている場合であっても、その所定期間が延長され
て、谷の直後にくる受信レベルの強い山の期間において
も相関をとられることとなり、その山の期間の相関を用
いて拡散符号を同定することができるので、より正確に
拡散符号を特定することが可能となる。
について図面を用いて説明する。図1は本実施形態の移
動局の構成を示すブロック図である。同図において移動
局100は、アンテナ11、不要な周波数帯域を除外するた
めのBPF(バンドパスフィルタ)12、逆拡散部13、復調
器14、P-SCH検出部15、S-SCH検出部16、タイミング発生
部17、PN(拡散符号)発生部18、加算平均部19、判定部
20、フェージング周期検出部21及び制御部22から構成さ
れる。なお、図示していないが、アンテナ11より受信さ
れた信号はダウンコンバートされてベースバンド信号に
変換された後、BPF12に入力されるものとする。
生成部18より出力される拡散符号との乗積により逆拡散
を行って復調器14、加算平均部19及びフェージング周期
検出部21に出力する。本実施形態において逆拡散部13
は、図示しない8つの逆拡散器を有し、各逆拡散器をも
ちいて同時に8つの拡散符号について受信信号と乗積す
ることができる。
号、つまり送信側におけるPSK変調等により狭帯域変調
された信号に相当する信号を、PSK復調し、制御情報や
音声情報等の情報データを出力する。P-SCH検出部15
は、例えばマッチドフィルタ及び相関ピーク検出回路及
び判定回路等を備え、マッチドフィルタにより出力され
る受信信号とCDMAシステム内で共通のショートコードSC
#0との相関値から、相関ピーク検出回路により相関ピー
クを検出し、判定回路によりいずれの相関ピークが最大
であるかを判定して、その最大相関ピークのタイミング
を基地局のスロットタイミングとして制御部22に出力す
る。
出されたスロットタイミングにおいて、ショートコード
SC#Ckを用いてS-SCHを検出し、15スロット分のS-SCHの
拡散変調に用いられた15種類のショートコードSC#Ckと
その順列を特定することにより基地局のロングコードグ
ループ番号を特定し、またフレームタイミングを検出し
て制御部22にグループ番号とフレームタイミングを出力
する。
出されたスロットタイミングに同期してシンボルタイミ
ングを発生してPN生成部18に出力する。PN生成部18は、
制御部22の制御により、タイミング発生部17より出力さ
れるシンボルタイミングに同期して制御部22より指定さ
れる拡散符号を生成して逆拡散部13に出力する。特にPN
生成部18は、初期同期においては制御部22の制御の下
に、S-SCH検出部16により特定されたロングコードグル
ープに属する8つのロングコードそれぞれと、CPICHに用
いられるショートコードSC#0とを掛合せた8つの拡散符
号を生成し、制御部22より指示される期間に応じて逆拡
散部13に8つの拡散符号それぞれを出力する。本実施形
態においてPN生成部18は図示しない8つのPN生成器を有
し、同時間帯に8つの異なる拡散符号を生成することが
できる。
加算器等を備え、制御部22の制御により初期同期時に動
作し、逆拡散部13より出力される信号をしきい値判定す
ることにより相関ピークを検出し、8つの拡散符号毎に
相関ピークの加算平均値を算出して判定部20に出力す
る。このとき加算平均部19は、制御部22より相関ピーク
を加算平均する期間が通知され、その期間における加算
平均値を算出する。
期時に動作し、加算平均部19より出力される8つの拡散
符号毎の加算平均値の中から最大の加算平均値にかかる
ロングコードを基地局のロングコードと特定して制御部
22に通知する。ここでPN生成部18、逆拡散部13、加算平
均部19、判定部20を中心として行われるロングコードの
特定方法について説明しておく。
めのタイムチャートを示す。CPICH201は、2フレーム分
のCPICHの構成を示す。同図に示すようにCPICH201の1フ
レームは15タイムスロットから構成され、各タイムスロ
ットが基地局100に固有のロングコードLC#1とCPICHに固
有のショートコードSC#1とを掛け合わせた拡散符号によ
り拡散変調されている。
第1スロットの構成を示す。同図に示すようにスロット2
02は、1シンボル67μsの10シンボルから構成される。タ
イミング203〜210は、PN生成部18における8つのPN生成
器がロングコードLC#1〜LC#8それぞれを用いて拡散符
号を生成し、逆拡散部13における8つの逆拡散器が受信
信号と8つの拡散符号それぞれとの相関をとるタイミン
グを示す。ここにおいて8つの拡散符号は、ロングコー
ドLC#1〜LC#8それぞれとショートコードSC#1とを合成し
たものとする。またロングコードLC#1〜LC#8はS-SCH検
出部16により特定されたロングコードグループ番号のグ
ループに属するロングコードとする。
8は、シンボル毎に毎回、ロングコードLC#1とショート
コードSC#1とを合成した拡散符号を逆拡散部13に出力
し、逆拡散部13は、シンボル毎に毎回、当該拡散符号と
受信信号との相関値を加算平均部19に出力する。タイミ
ング204〜210についても同様である。PN生成部18及び逆
拡散部13は、タイミング203〜210における操作を各タイ
ムスロットにおいて2フレーム期間にわたって繰り返
す。つまり2フレーム×15タイムスロットの30回繰り返
すこととなる。
〜LC#8にかかる拡散符号毎に2フレーム分の相関ピーク
を検出してその加算平均値を算出し、判定部20に出力す
る。つまり加算平均部19は、拡散符号それぞれについて
300個(2フレーム×15スロット)分の相関ピークから加
算平均値を算出することにより、8個の拡散符号に対応
する8個の加算平均値を判定部20に出力することとな
る。
のにかかるロングコード、つまりこの例においてはロン
グコードLC#1を基地局のロングコードと特定して制御部
22に出力する。以上のようにしてPN生成部18、逆拡散部
13、加算平均部19、判定部20はロングコードの特定を行
う。ただしこれらの構成要素は、制御部22の指示に応じ
て逆拡散部13が相関をとる期間及び加算平均部19が加算
平均をとる期間を延長するので、加算平均値のもととな
る相関ピークは必ずしも拡散符号毎に300個とは限らな
い。
l signal processor)からなり、逆拡散部13より出力さ
れる信号の受信レベルを監視し、受信レベルが劣化した
場合にはフェージング周期を検出してロングコード特定
処理の延長期間を決定し制御部22に通知する。この通知
は制御部22を介してPN生成部18、加算平均部19等に伝え
られ、ロングコード特定処理の期間が延長されることと
なる。
グにより生じる受信レベル変動において、受信レベルが
比較的高い部分(山)と比較的低い部分(谷)とが交互
に繰り返されるとき、その山と谷とをあわせた期間をい
う。移動局100が車や飛行機程度の速度で移動した場
合、数ms〜数十msのフェージング周期が生じる。制御部
22は、移動局100内の他の構成要素を制御することによ
り、主に、P-SCH検出部15より出力されるスロットタイ
ミングを用いたタイミング制御、初期同期時におけるPN
生成部18への拡散符号生成指示及びロングコード特定処
理の期間延長指示等を行う。
して行われるロングコード特定処理にかかる期間延長を
判定する処理及び延長期間の決定処理の手順について説
明する。図3及び図4は、フェージング周期検出部21にお
ける期間延長判定処理及び延長期間決定処理の処理手順
を示すフローチャートである。
は、ステップ301〜ステップ308の処理をタイムスロット
単位に繰り返す。フェージング周期検出部21は、初期同
期において逆拡散部13及び加算平均部19等によりロング
コード特定処理が開始されると、開始時からのスロット
期間をカウントすることにより開始時からの時間の計測
を開始する(ステップ301、ステップ302)。ここにおい
てtはロングコード特定処理が開始されてからのスロッ
ト期間を示し、1スロット毎にカウントアップされる。
より出力される信号からスロット毎の受信レベルL(t)を
検出する(ステップ303)。より詳しくはフェージング
周期検出部21は、図2のタイミング202〜201それぞれに
おいてそれらの相関値から受信レベルを検出し、つまり
8個のロングコードにかかる8個の受信レベルを検出し、
それらうちの最大のものを受信レベルL(t)として検出す
る。ここにおいて8個のロングコードにかかる8個の受信
レベルはそれぞれ、シンボル毎の相関ピークの平均値と
してもよいし、シンボル毎の相関ピークのうちの最大値
としてもよい。
L(t)と予め定められた所定のしきい値とを比較する(ス
テップ304)。ステップ304における比較の結果、受信レ
ベルL(t)がしきい値より小さい場合、フェージング周期
検出部21は、ロングコード特定処理の期間が既に延長さ
れているか否かを判定する(ステップ306)。この判定
は、フェージング周期検出部21が、ロングコード特定処
理の期間延長を制御部22に通知したことを示すフラグを
持ち、そのフラグ値により判定すればよい。
特定処理が延長されていないと判定された場合には、フ
ェージング周期検出部21は、フェージング周期を検出し
て延長期間の決定を行う延長期間決定処理を行う(ステ
ップ307)。この処理については図4において説明するこ
ととする。最後にフェージング周期検出部21は、ロング
コード特定処理の期間が終了したか否かを判定し、終了
していれば図3の処理を終了し、終了していなければス
テップ302に戻る(ステップ308)。
フェージング周期検出部21は、ロングコード特定処理開
始時から現時点までに検出されているスロット毎の受信
レベルL(t)を高速フーリエ変換(FFT)し、時間領域の
データを周波数領域のデータに変換する(ステップ40
1)。フェージング周期検出部21は、変換結果から主要
な周波数成分を選択し、フェージング周期Tfを決定する
(ステップ402)。具体的な決定方法としては、例え
ば、複数の周波数成分のうち最も強度の高い周波数成
分を選択してその周期をフェージング周期Tfとする、
しきい値より強度が高い周波数成分の強度の平均値をフ
ェージング周期Tfとする、しきい値より強度が高い周
波数成分のうち最も低い周波数の周期をフェージング周
期Tfとする、等の方法のいずれかを用いればよい。
グ周期Tfを制御部22に通知する。この通知により制御部
22は、ロングコード特定処理にかかる期間がフェージン
グ周期Tfと同等かそれより長くなるようにPN生成部18、
逆拡散部13及び加算平均部19にフェージング周期Tfを通
知して、ロングコード特定処理の期間がフェージング周
期Tfの期間以上になるよう延長させる(ステップ40
3)。
受信レベルからフェージング周期Tfを決定し、制御部22
がそのフェージング周期Tf以上にわたってロングコード
特定処理が行われるよう各構成要素を制御することによ
り、フェージング周期の1周期分以上の期間がロングコ
ード特定処理期間となるので、少なくともフェージング
周期中の受信レベルのより良好な部分、つまり山の部分
がロングコード特定処理期間中に含まれることとなり、
逆拡散部13及び加算平均部19は、受信レベルが劣化して
ない部分の相関をとって加算平均値を算出することがで
きるので、より正確にロングコードを特定することが可
能となる。。
基づいて説明したが、本発明は以上の実施形態に限ら
ず、以下のようにしてもよい。すなわち、 (1)本実施形態においてはフェージング周期検出部21
は、CPICHの受信レベルを監視してフェージング周期を
検出するよう構成しているが、CPICHの替わりにS-SCHの
受信レベルを監視してフェージング周期を検出するよう
構成してもよい。その場合、フェージング周期検出部21
は、逆拡散部13より出力される信号の受信レベルを監視
する替わりに、P-SCH検出部15により逆拡散されたS-SCH
信号の受信レベルを監視するよう構成することにより実
現される。なおここにおいて受信レベルの監視は、初期
同期処理開始直後のP-SCHの検出時に行い、その時の受
信レベルを記憶しておいてもよいし、常に監視しておい
てもよい。要するにP-SCHの受信レベルの監視は、ロン
グコード特定処理に先立って実施可能であるので、ロン
グコード特定処理に先立ってフェージング周期を検出す
ることができ、ロングコード特定処理開始と同時にその
期間をフェージング周期にあわせて延長することができ
るという利点がある。 (2)本実施形態においては高速フーリエ変換によりフ
ェージング周期を検出するよう構成しているが、受信レ
ベルL(t)から近似曲線を求め、近似曲線のゼロクロス点
を求めることによりフェージング周期を算出するよう構
成してもよい。
す。同図においてフェージング周期検出部21は、過去の
受信レベルL(t)から近似曲線f(t)を求める(ステップ50
1)。ここにおいて過去の受信レベルL(t)とはロングコ
ード特定処理開始時から現時点までに検出されているス
ロット毎の受信レベルである。ただし受信レベルとして
S-SCHのものを利用する場合には、ロングコード特定処
理開始に先立ってS-SCHより検出した受信レベルでもよ
い。
=0となる時刻t0、つまり近似曲線f(t)のゼロクロス点
の時刻を求める。図5(b)において時刻t0の部分がゼロ
クロス点である。最後にフェージング周期検出部21は、
(t0−t)のN倍(Nは1以上)の期間、ロングコード特定
処理の期間を延長する。ここにおいて(t0−t)におけ
るtは図5(b)に示すt、つまり閾値より劣化した受信レ
ベルが検出された時刻を示す。例えば、フェージング周
期検出部21は、(t0−t)における傾きの程度に応じ
て、例えば傾きが少ないほどNの値を大きくする等、Nの
値が可変となるよう構成してもよい。 (3)図3、図4に示すフローチャートのかわりに次のよ
うな処理を行うよう構成してもよい。すなわち、ロング
コード特定処理において、スロット毎に検出される、し
きい値を超えた受信レベルL(t)の数を、その対応するロ
ングコード毎に計上し、最大受信レベルを記録した回数
が最も多いロングコードを特定する。
である。同図においてフェージング周期検出部21は、変
数i及びLC#[i]の初期設定を行う(ステップ601〜ステッ
プ604)。ここにおいて変数iはロングコードLC#1〜LC#8
のロングコード番号1〜8に相当し、変数LC#[i]は、ロン
グコード毎の、しきい値を超えた受信レベルの数を計上
するための変数である。
の時刻tの値を設定し(ステップ605、ステップ606)、
スロット毎に受信レベルL(t)を検出する(ステップ60
7)。フェージング周期検出部21は、受信レベルL(t)が
しきい値より大きいか否かを判定し、判定の結果しきい
ちより小さい場合には当該受信レベルL(t)を破棄する
(ステップ609)。つまり当該受信レベルL(t)を加算平
均の対象としない。
ド特定処理期間が経過した場合にはロングコードの特定
に失敗したとして処理を終了する(ステップ610、61
1)。特定に失敗して終了した場合、フェージング周期
検出部21は、ロングコード特定処理をもう一度最初から
やりなおす。このように一旦ロングコード特定処理を終
了することにより、無駄にロングコード特定処理の期間
が長引くのを防止している。なお、ここにおいてS-SCH
の検出からやりなおすこととしてもよい。
処理期間が終了していない場合には、ステップ606に戻
る。ステップ608において受信レベルL(t)がしきい値よ
り大きい場合、フェージング周期検出部21は、当該受信
レベルL(t)にかかるロングコード番号i、つまり8個のロ
ングコードのうち最大受信レベルのロングコード番号i
を選択する(ステップ612)。そして当該ロングコード
番号iに対応する変数LC#[i]に1を加える(ステップ61
3)。これによりロングコード毎に、最大受信レベルを
記録した回数が計上されることとなる。
ついて所定数(判定基準)を超えたものがあるか否かを
判定する(ステップ614)。判定の結果、所定数を超え
た変数LC#[i]があれば対応するロングコードを目的のも
のとして特定し(ステップ615)、所定数を超えた変数L
C#[i]がない場合にはステップ610に進む。 (4)ロングコード特定処理において、スロット毎に検
出される、しきい値以上の受信レベルL(t)の数を計上
し、その数が所定数を超えるまでロングコード特定処理
期間を延長するよう構成してもよい。なお、2フレーム
よりも長い期間を延長の限度期間として定め、延長手段
により延長された期間が前記限度期間を経過した場合に
は、延長を中止し、ロングコード特定処理を終了するよ
う構成してもよい。
後、初期同期処理を最初からやりなおすよう構成しても
よい。 (5)受信レベルがしきい値以下の部分をフェージング
周期の谷と判定し、その谷の期間を抜けてから次の谷が
くるまでロングコード特定処理を延長するよう構成して
もよい。 (6)実施形態及び(1)〜(5)のうち組み合わせ可能
なものを組み合わせてもよい。
することにより拡散変調された受信信号に対して同期を
とるために、複数の拡散符号の候補それぞれについて前
記受信信号との所定期間にわたる相関を求め、各候補に
係る相関を比較することにより、前記候補のいずれかを
前記受信信号に係る拡散符号と同定する携帯電話機であ
って、フェージングに応じて前記所定期間を延長するよ
う構成される。
動車等により移動している場合、フェージングの影響に
よる受信レベルの強弱の周期は数ms単位で繰り返される
が、フェージングに応じて前記所定期間が延長されるこ
とにより、受信レベルの弱い谷の期間と所定期間とが重
なっている場合であっても、その所定期間が延長され
て、谷の直後にくる受信レベルの強い山の期間において
も相関をとられることとなり、その山の期間の相関を用
いて拡散符号を同定することができるので、より正確に
拡散符号を特定することが可能となる。
を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された
受信レベルを用いてフェージング周期を算出する算出手
段と、前記フェージング周期の期間以上となるよう前記
所定期間を延長する延長手段とを備える。この構成によ
れば携帯電話機は、少なくともフェージング周期の1周
期分の時間は相関処理を行うので、必ずフェージング周
期の山に相当する部分、つまり受信レベルの高い部分の
相関が求められることとなり、その結果、目的とする拡
散符号にかかる相関に明確な相関ピークが現れることと
なり、より正確に拡散符号を同定することができるとい
う効果がある。
を周波数スペクトラムに変換し、変換結果からフェージ
ング周期を算出するよう構成される。この構成によれ
ば、高速フーリエ変換を適用することにより簡単にフェ
ージング周期を求める構成を実現することができる。前
記算出手段は、時系列の複数の受信レベルの変動からフ
ェージング周期を算出することができる。
より受信信号の受信レベルを測定する測定手段と、所定
しきい値以上の受信レベルが所定個数以上に達するまで
前記所定期間を延長する延長手段とを備える。この構成
によれば携帯電話機は、受信レベルがフェージングによ
り周期的に変動する環境の下においても、拡散符号の同
定処理時に所定しきい値以上の受信レベルを所定個数確
保することができるという効果がある。
により延長された所定期間が第2所定期間を経過した場
合に前記延長手段に延長を中止させる制御手段を備える
ので、所定しきい値以上の受信レベルを所定個数確保す
ることができない状況において、延長手段により前記所
定期間が延長されつづけることなく、延長された所定期
間を第2所定期間までと限定することができる。
ある。
チャートを示す。
定処理の処理手順を示すフローチャートである。
定処理の処理手順を示すフローチャートである。
の延長期間決定処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。 (b)近似曲線f(t)を示す。
長期間決定処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
す。
ーチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】 拡散符号を乗積することにより拡散変調
された受信信号に対して同期をとるために、複数の拡散
符号の候補それぞれについて前記受信信号との所定期間
にわたる相関を求め、各候補に係る相関を比較すること
により、前記候補のいずれかを前記受信信号に係る拡散
符号と同定する携帯電話機であって、 フェージングに応じて前記所定期間を延長することを特
徴とするを携帯電話機。 - 【請求項2】 前記携帯電話機は、 受信信号の受信レベルを測定する測定手段と、 前記測定手段により測定された受信レベルを用いてフェ
ージング周期を算出する算出手段と、 前記フェージング周期の期間以上となるよう前記所定期
間を延長する延長手段とを備えることを特徴とする請求
項1記載の携帯電話機。 - 【請求項3】 前記算出手段は、 受信レベルの時系列信号を周波数スペクトラムに変換
し、変換結果からフェージング周期を算出することを特
徴とする請求項2記載の携帯電話機。 - 【請求項4】 前記算出手段は、 時系列の複数の受信レベルの変動からフェージング周期
を算出することを特徴とする請求項2記載の携帯電話
機。 - 【請求項5】 前記携帯電話機は、 前記相関をとることにより受信信号の受信レベルを測定
する測定手段と、 所定しきい値以上の受信レベルが所定個数以上に達する
まで前記所定期間を延長する延長手段とを備えることを
特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 【請求項6】 前記携帯電話機は、 受信信号からフェージング周期を算出する算出手段と、 前記フェージング周期以上となるよう前記所定期間を延
長する延長手段とを備えることを特徴とする請求項1記
載の携帯電話機。 - 【請求項7】 前記携帯電話機は、さらに、 前記延長手段により延長された所定期間が第2所定期間
を経過した場合に前記延長手段に延長を中止させる制御
手段を備えることを特徴とする請求項5記載の携帯電話
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000190322A JP3778780B2 (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000190322A JP3778780B2 (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 携帯電話機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002009689A true JP2002009689A (ja) | 2002-01-11 |
| JP3778780B2 JP3778780B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=18689809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000190322A Expired - Lifetime JP3778780B2 (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 携帯電話機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3778780B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7920828B2 (en) | 2003-03-28 | 2011-04-05 | Fujitsu Limited | Portable terminal, portable telephone and master slave portable telephone system using the portable terminal |
| JP2017506036A (ja) * | 2014-01-31 | 2017-02-23 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | 構成可能なプロセッサデータ経路上の逆拡散のための低電力回路および実装 |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000190322A patent/JP3778780B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7920828B2 (en) | 2003-03-28 | 2011-04-05 | Fujitsu Limited | Portable terminal, portable telephone and master slave portable telephone system using the portable terminal |
| US8050626B2 (en) | 2003-03-28 | 2011-11-01 | Fujitsu Limited | Portable terminal and portable telephone |
| JP2017506036A (ja) * | 2014-01-31 | 2017-02-23 | クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated | 構成可能なプロセッサデータ経路上の逆拡散のための低電力回路および実装 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3778780B2 (ja) | 2006-05-24 |
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