JP2002010205A - 回想法のための映像システム及び記録媒体 - Google Patents

回想法のための映像システム及び記録媒体

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JP2002010205A
JP2002010205A JP2000190940A JP2000190940A JP2002010205A JP 2002010205 A JP2002010205 A JP 2002010205A JP 2000190940 A JP2000190940 A JP 2000190940A JP 2000190940 A JP2000190940 A JP 2000190940A JP 2002010205 A JP2002010205 A JP 2002010205A
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sound
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Takanobu Sasaki
隆信 佐々木
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NATCO KK
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NATCO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回想法に好適な映像システムを提供する。 【解決手段】 本発明の回想法のための映像システム
は、回想を促す各種の視覚的資料をデジタル信号化して
映像情報とし、該映像情報を種類別に記憶する記憶手段
2と、該記憶手段2に記憶された映像情報を種類別に選
択して再生可能な再生手段3と、該再生手段3により再
生された映像情報を表示可能な表示手段4とを具備して
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回想法のための映
像システム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高齢者等を対象とする精神療法と
して回想法(reminiscence, life review)が知られて
いる。回想法は、米国の精神科医ロバート・バトラーに
よって提唱され、うつ病をはじめとする種々の精神疾患
の治療や高齢者の精神保健の維持向上の手段として応用
されている。回想法は、概略すると、高齢者等の対象者
が回想することによって自分の歩んだ人生を振り返り、
整理し、その意味を模索しようとするのに対し、精神科
医、看護婦、介護者などがよき聞き手として関与するこ
とによって、対象者の心理的安定等を図り、治療等に役
立てようとするものである。なお、回想法については、
「回想法への招待」野村豊子、黒川由紀子共著(筒井書
房)等の文献がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の回想
法では、高齢者等の対象者の回想を促すために、過去か
ら現在に至るまでの代表的な出来事や人物等に関する雑
誌、新聞の切り抜き、スナップ写真などの視覚的資料が
利用されている。しかしながら、それらの視覚的資料
は、カウンセリングのセッション毎に人手で編集されて
いるのが実状であり、事前の準備作業に多くの手間と時
間を要していた。一方、個々の対象者の属性(例えば、
年齢、性別、環境、経歴、症状など)によって興味や関
心も異なることから、提示する内容を対象者の反応に合
わせて容易に変更できることが望まれていた。
【0004】本発明は上記に鑑みなされたものであり、
回想を促進するための写真やフィルム等の視覚的資料を
容易かつ迅速に編集することが可能で、対象者の反応に
合わせた内容のものを提示することができる回想法のた
めの映像システム及び記録媒体を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明の回想法のための映像システ
ムは、回想を促す各種の視覚的資料をデジタル信号化し
て映像情報とし、該映像情報を種類別に記憶する記憶手
段と、該記憶手段に記憶された映像情報を種類別に選択
して再生可能な再生手段と、該再生手段により再生され
た映像情報を表示可能な表示手段とを具備することを特
徴とする。請求項2記載の本発明の回想法のための映像
システムは、請求項1記載の回想法のための映像システ
ムであって、前記記憶手段に、前記映像情報に組み合わ
される音声又はBGMからなる音情報が記憶されている
と共に、該音情報を出力可能な音出力手段を備えている
ことを特徴とする。請求項3記載の本発明の回想法のた
めの映像システムは、請求項2記載の回想法のための映
像システムであって、前記記憶手段に、前記音情報が、
一の映像情報に対して複数かつチャンネル別に記憶され
ていることを特徴とする。請求項4記載の本発明の回想
法のための映像システムは、請求項1〜3のいずれか1
に記載の回想法のための映像システムであって、前記再
生手段が、映像情報の再生を間欠的に停止させるように
設定されていることを特徴とする。請求項5記載の本発
明の回想法のための映像システムは、請求項1〜4のい
ずれか1に記載の回想法のための映像システムであっ
て、前記記憶手段がDVDであることを特徴とする。
【0006】請求項6記載の本発明の回想法のための記
録媒体は、映像システムにおける再生手段により再生可
能であって、回想を促す各種の視覚的資料がデジタル信
号化されて映像情報とされ、該映像情報が種類別に記録
されていることを特徴とする。請求項7記載の本発明の
回想法のための記録媒体は、請求項6記載の回想法のた
めの記録媒体であって、前記映像情報に組み合わされる
音声又はBGMからなる音情報が記録されていることを
特徴とする。請求項8記載の本発明の回想法のための記
録媒体は、請求項6又は7記載の回想法のための記録媒
体であって、前記音情報が、一の映像情報に対して複数
かつチャンネル別に記録されていることを特徴とする。
請求項9記載の本発明の回想法のための記録媒体は、請
求項6〜8のいずれか1に記載の回想法のための記録媒
体であって、DVDからなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態に基づいて更に詳しく説明する。図1は本発明の一
の実施形態にかかる回想法のための映像システム(以下
「映像システム」という。)1を示す概略構成図であ
る。この図に示したように、本実施形態の映像システム
1は、記憶手段2、再生手段3、表示手段4及び音出力
手段5を有して構成される。
【0008】記憶手段2は、写真、絵画、新聞・雑誌等
の記事、写真・映像等のフィルムなど、視覚により捉え
ることができる、過去のあらゆる資料(本明細書におい
て「視覚的資料」という。)をデジタル信号化して映像
情報としたものを記憶する媒体である。記憶手段2とし
ては、コンピュータのハード・ディスク等の磁気ディス
クやコンパクト・ディスク等の光ディスクのいずれを用
いることもできるが、大容量であり、再生時及び記録時
にランダム・アクセスが可能なDVD(digital versat
ile disc)を用いることが好ましい。このDVDの特性
より、再生したい情報を自由自在に、即座に取り出すこ
とができ、デジタル信号化された映像情報の編集も一層
迅速かつ容易に行うことができる。この記憶手段2とし
てのDVDには、各種の映像情報が、例えば、ニュー
ス、文化、芸能、スポーツなどの種類別に分類されて記
憶される。なお、各種の映像情報を年代別及び/又は地
域別に分類した後、その内容により種類別に分類して記
憶してもよいことは勿論である。また、視覚的資料は過
去のものであり、損傷等のあるものが多数であるが、デ
ジタル信号化することにより、修復も比較的容易にで
き、鮮明な映像情報として甦らせることが可能である。
【0009】記憶手段2には、また、上記映像情報に組
み合わされる音声又はBGMからなる音情報が記憶され
ている。音情報としての音声又はBGMは、映画やニュ
ース映像等のフィルムからなる視覚的資料に基づく映像
情報のように、当初から映像と共に音声等が収録されて
いるものについては、その音声等をそのまま使用するこ
ともできるし、音声等を入れ直したり、重畳的に挿入し
たりすることもできる。一方、写真、絵画等の視覚的資
料に基づく映像情報のように、映像のみの場合は、当該
映像情報に組み合わせて、新たに音情報を挿入して記憶
する。
【0010】また、記憶手段2に記憶される音情報は、
一の映像情報に対して複数かつチャンネル別に記憶する
ことが好ましい。例えば、図2に示したように、195
0年代のある農村の風景を撮影したフィルムからなる視
覚的資料に基づく映像情報Aに対して、チャンネルaに
は当時流行した歌謡曲等の音楽からなるBGMを音情報
B1として記憶し、チャンネルbには当該農村での暮ら
しの様子を紹介する音声を音情報B2として記憶し、チ
ャンネルcには音情報B1を構成するBGMに音情報B
2を構成する音声を重畳的に挿入したデータを音情報B
3として記憶する。このように記憶手段2に、複数の音
情報B1〜B3がチャンネルa〜c別に記憶されること
で、次述する再生手段3により音情報に関するチャンネ
ルを適宜選択することによって、高齢者等の対象者(以
下「対象者」という。)に対し、同一の映像であっても
受ける印象が異なる映像と音を視聴させることができ
る。
【0011】再生手段3としては、記憶手段2に記憶さ
れた映像情報を種類別に選択して再生可能なものであれ
ば、限定されるものではなく、例えば、DVDプレー
ヤ、CDプレーヤ、磁気ディスク用の再生装置、あるい
はこれらを具備するパーソナル・コンピュータ等を用い
ることができる。本実施形態では、再生手段3として、
記憶手段2としてのDVDに記憶する映像情報を編集す
る際には、DVDドライブを備え、所定のOS上で動作
する、映像情報を編集・再生等するためのアプリケーシ
ョン・ソフトウェア(プログラム)がインストールされ
たパーソナル・コンピュータが用いられる。また、後述
する表示手段4を介して記憶手段2に記憶された映像情
報等を視聴する際には、パーソナル・コンピュータ又は
DVDプレーヤが用いられる。
【0012】なお、再生手段3としてのパーソナル・コ
ンピュータにインストールされるアプリケーション・ソ
フトウェアは、記憶手段2としてのDVDに対してデジ
タル情報の読み書きをすることができ、そのデジタル情
報を加工・編集し得るものであれば、限定されるもので
はなく、市販されているものを用いることができる。
【0013】また、再生手段3としてのパーソナル・コ
ンピュータには、映像情報の再生を任意のタイミングで
間欠的に停止させるように設定することができるプログ
ラムがインストールされていることが好ましい。このプ
ログラムは、例えば、再生手段3により記憶手段2に記
憶された映像情報A,B,Cを再生する場合、その映像
情報がAからBへ、BからCへと切り替わるタイミング
毎に所定時間その再生を停止させ、所定時間経過後、再
び再生を開始するようにプログラミングされている。か
かるプログラムに従って再生手段3による映像情報の再
生を間欠的に停止させることで、その停止時間を、対象
者と、精神科医、看護婦、介護者など(以下「介護者
等」という。)との会話の機会として自然に演出するこ
とができる。そしてこの機会に、映像を見て回想したこ
とを話すことで対象者の心が癒され、心理的安定等を図
ることができる。また、介護者等にとっては、会話を通
じて対象者の反応等を知ることができる。
【0014】表示手段4は、再生手段3により再生され
た映像情報を視覚を通じて認識できるように表示する装
置であり、パーソナル・コンピュータに備えられたモニ
タやテレビジョンなどのディスプレイ装置のほか、液晶
プロジェクタによりスクリーンに映写するもの等を用い
ることができる。
【0015】音出力装置5は、記憶手段2に記憶された
音情報を出力するための装置であり、例えば、パーソナ
ル・コンピュータやテレビジョン等に備えられた音声出
力装置などを用いることができる。
【0016】上記のように構成される映像システム1
は、回想法を実施する施設、例えば、老人保健福祉施設
などに設置され使用される。視聴する対象者は一人でも
複数人でもよい。そして、回想法のプログラムに従って
介護者等の指揮の下、記憶手段2を構成するDVDが、
再生手段3を構成するパーソナル・コンピュータ又はD
VDプレーヤのDVDドライブにセットされ、当該DV
Dに記憶された映像情報の再生が開始される。再生され
る映像情報及び該映像情報と共に記憶手段2に記憶され
た音情報は、再生手段3に接続された表示手段4及び音
出力手段5により表示出力される。
【0017】本実施形態では、最初に、記憶手段2に記
憶されている各種の映像情報を種類別にリストアップし
たメニュー画像が表示手段4に表示される。そして、対
象者が、そのメニュー画像に表示された「ニュース」
「文化」「芸能」「スポーツ」などのメニューの中から
興味関心のあるものを選択する。記憶手段2には、当該
メニューに対応する映像情報が種類別に記憶され、ま
た、DVDから構成されているため、選択されたメニュ
ーに対応する映像情報を即座に再生することができる。
また、映像情報に組み合わされた音声又はBGMからな
る音情報が音出力手段5から出力されることによって、
映像のみの場合よりも更に対象者の回想を促進させるこ
とができる。また、記憶手段2には、音情報が、一の映
像情報に対して複数かつチャンネル別に記憶されている
ため、チャンネルを選択することによって、回想を促す
のに最適な映像と音の組み合わせを対象者に提供するこ
とも可能である。さらに、再生手段3が映像情報の再生
を間欠的に停止させるように設定されているため、例え
ば、一の映像情報毎に、対象者と介護者等との会話の機
会を作ることができ、このような会話を通じて対象者の
心理的安定等を一層図ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回想法の
ための映像システムは、回想を促す各種の視覚的資料を
デジタル信号化して映像情報とし、該映像情報を種類別
に記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された映像情
報を種類別に選択して再生可能な再生手段と、該再生手
段により再生された映像情報を表示可能な表示手段とを
具備して構成される。従って、回想を促進するための写
真やフィルム等の視覚的資料を容易かつ迅速に編集する
ことが可能である。また、対象者の反応に合わせた映像
等を提示することができ、従来と比較して、回想法の実
施による効果を一層高めることができる。
【0019】また、本発明の回想法のための記録媒体
は、映像システムにおける再生手段により再生可能であ
って、回想を促す各種の視覚的資料がデジタル信号化さ
れて映像情報とされ、該映像情報が種類別に記録されて
いる。従って、回想法の実施に用いるのに好適であり、
高齢者等の対象者の心のケアに貢献し、また、回想法の
普及に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施形態にかかる回想法
のための映像システムを示す概略構成図である。
【図2】図2は、記憶手段に記憶される音情報の映像情
報に対する組み合わせ方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 回想法のための映像システム 2 記憶手段 3 再生手段 4 表示手段 5 音出力手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回想を促す各種の視覚的資料をデジタル
    信号化して映像情報とし、該映像情報を種類別に記憶す
    る記憶手段と、 該記憶手段に記憶された映像情報を種類別に選択して再
    生可能な再生手段と、 該再生手段により再生された映像情報を表示可能な表示
    手段とを具備することを特徴とする回想法のための映像
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回想法のための映像シス
    テムであって、前記記憶手段に、前記映像情報に組み合
    わされる音声又はBGMからなる音情報が記憶されてい
    ると共に、該音情報を出力可能な音出力手段を備えてい
    ることを特徴とする回想法のための映像システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の回想法のための映像シス
    テムであって、前記記憶手段に、前記音情報が、一の映
    像情報に対して複数かつチャンネル別に記憶されている
    ことを特徴とする回想法のための映像システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1に記載の回想
    法のための映像システムであって、前記再生手段が、映
    像情報の再生を間欠的に停止させるように設定されてい
    ることを特徴とする回想法のための映像システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1に記載の回想
    法のための映像システムであって、前記記憶手段がDV
    Dであることを特徴とする回想法のための映像システ
    ム。
  6. 【請求項6】 映像システムにおける再生手段により再
    生可能であって、回想を促す各種の視覚的資料がデジタ
    ル信号化されて映像情報とされ、該映像情報が種類別に
    記録されていることを特徴とする回想法のための記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の回想法のための記録媒体
    であって、前記映像情報に組み合わされる音声又はBG
    Mからなる音情報が記録されていることを特徴とする回
    想法のための記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の回想法のための記
    録媒体であって、前記音情報が、一の映像情報に対して
    複数かつチャンネル別に記録されていることを特徴とす
    る回想法のための記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれか1に記載の回想
    法のための記録媒体であって、DVDからなることを特
    徴とする回想法のための記録媒体。
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Cited By (4)

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