JP2002010444A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002010444A
JP2002010444A JP2000189967A JP2000189967A JP2002010444A JP 2002010444 A JP2002010444 A JP 2002010444A JP 2000189967 A JP2000189967 A JP 2000189967A JP 2000189967 A JP2000189967 A JP 2000189967A JP 2002010444 A JP2002010444 A JP 2002010444A
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Masami Sakamoto
正美 坂元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱の構成の簡略化・小型化を図り、
車種や規格の違いによる回路変更に容易に対応できるよ
うにする。 【解決手段】 モジュールプレート51,52,53上
に配した接続部材にそれぞれ電線Wを接続して該モジュ
ールプレートを複数積層することによりモジュールプレ
ートの積層体63を構成し、該積層体に層間を貫き抜け
る接続バー54を貫通させて該接続バーにより各層間の
接続部材同士を電気接続することにより、全体で所望の
回路を構成した電気接続箱であって、少なくとも1つの
モジュールプレート52上の接続部材に接続した任意の
電線Wの対を、連続した1本の電線WをUターン状に2
本に折り曲げることによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に車両に搭載さ
れる電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の関連技術として、図11〜図
13に示す実開平6−80318号公報に開示された技
術がある。
【0003】図11において符号Jは、電気接続箱を示
している。この電気接続箱Jは、絶縁性を有する合成樹
脂でなるカバー本体1と、負荷システム毎に仕分けられ
た、複数の電線WでなるサブワイヤーハーネスSW1、
SW2、SW3と、サブワイヤーハーネスSW1が接続
された裏カバー2と、サブワイヤーハーネスSW2が接
続された裏カバー3と、サブワイヤーハーネスSW3が
接続された裏カバー4と、で大略構成されている。各裏
カバー2、3、4は、カバー本体1に突き合わされて固
定されるようになっている。
【0004】図11に示すように、カバー本体1の外面
には、裏カバー2、3、4に対応する位置に例えばリレ
ーキャビティ5、フューズキャビティ6、雌コネクタキ
ャビティ7、およびフュージブルリンクキャビティ8な
どが適宜形成されている。
【0005】図12は、電気接続箱Jを裏面側から見た
ときの要部分解斜視図である。
【0006】同図に示すように、カバー本体1と裏カバ
ー2およびカバー本体1と裏カバー3の間には、L字形
状に折り曲げたブスバー10、11がそれぞれ介在され
ている。これらブスバー10、11は、電気接続箱Jに
おけるサブワイヤハーネスSW1、SW2の内部回路を
構成している。なお、カバー本体1の天井壁1aの内面
には、ブスバー挟持溝12、13を有する支持壁14、
15が立設されると共に、これら支持壁14、15の端
部および中間部に各種の中継端子16に対応する複数の
端子収容室17が突設されている。なお、図13は、上
記した電気接続箱Jの要部にサブワイヤーハーネスSW
1、SW2を接続した状態を示す等価回路図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来技術では、図11に示したように、サブワイヤハーネ
スSW1、SW2、SW3がそれぞれ接続された裏カバ
ー2、3、4を、カバー本体1に組み付ける構成である
ため、回路構成が複雑化して、裏カバーの数が増えた場
合には、カバー本体1の平面積(投影面積)が増大し
て、電気接続箱Jが大型になるという問題点があった。
特に、車載用の電気接続箱では設置スペースに制限があ
るため、電気接続箱の大型化は問題となる。
【0008】また、この電気接続箱Jでは、カバー本体
1と裏カバー2、3、4との間に介在されるブスバー1
0、11によって実質的な回路形成を行うため、カバー
本体1に設置されるリレーキャビティ5、フューズキャ
ビティ6、雌コネクタキャビティ7、およびフュージブ
ルリンクキャビティ8などの配置変更や回路変更に伴っ
て接続部の追加などを行う場合、ブスバー10、11の
パターン変更を行う必要が生じたりして、対応が複雑化
する。このため、車載用の電気接続箱では、車種や規格
の異なる場合に、それぞれ特有のパターンを有するブス
バーを予め準備しておく必要があった。
【0009】なお、前記従来技術では、ブスバー10、
11を回路構成要素として備える電気接続箱Jの場合を
示しているが、電線による布線で回路構成を行う場合に
も、電線接続箱の種類毎に異なる配線接続作業が必要で
あった。
【0010】本発明は、構成の簡略化・小型化を可能に
すると共に、車種や規格の違いによる回路変更に容易に
対応することのできる電気接続箱を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モジ
ュールプレート上に配した接続部材にそれぞれ電線を接
続して該モジュールプレートを複数積層することにより
モジュールプレートの積層体を構成し、該モジュールプ
レートの積層体に層間を貫き抜ける接続バーを貫通させ
て該接続バーにより各層間の接続部材同士を電気接続す
ることにより、全体で所望の回路を構成した電気接続箱
であって、前記複数のモジュールプレートのうちの少な
くとも1つのモジュールプレート上の接続部材に接続し
た任意の複数の電線を、連続した1本の電線を折り曲げ
ることによって構成したことを特徴とする。
【0012】この発明では、通常の電線(その他の電
線)は各々ばらばらで互いに導通していないが、特定の
複数の電線については、1本の電線を折り曲げることに
よって構成している。従って、モジュールプレートから
引き出されているそれらの電線は、当然、互いに導通関
係にある。つまり、1本の電線の使い方によって、同一
のモジュールプレート内において、例えば平行に引き出
されている電線と電線とを、互いに短絡した関係に容易
に設定することができる。このため、同一のモジュール
プレート内の電線同士の短絡のために余計な短絡回路を
モジュールプレート外に設ける必要がなくなる。また、
車種等に応じて仕様が異なった場合でも、モジュールプ
レート上の電線の布線パターンの変更や接続部材、接続
バーの配置個所の適宜の選択により、内部の回路変更を
行うことができるので、車種の違いや規格の違いにも容
易に対応することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の電気接
続箱であって、前記モジュールプレート上に互いに平行
な電線配索路が設けられ、各電線配索路に、互いに平行
に配列された電線がそれぞれ導入された上で、該各電線
が電線配索路上にそれぞれ配置された接続部材に接続さ
れており、それら電線のうちの特定の電線の対が、連続
した1本の電線を前記電線配索路から出た位置でUター
ン状に2本に折り曲げることによって構成されているこ
とを特徴とする。
【0014】この発明では、各電線は、モジュールプレ
ート上の平行な電線配索路に従って配索された上で、各
電線配索路上に配した接続部材に接続されるが、その
際、1本の電線を、第1の電線配索路から出た位置でU
ターンさせて、第2の電線配索路に導入している。つま
り、2つの電線配索路に従って配索された2本の電線
(電線の対)が実質的に導通関係に置かれる。従って、
同一のモジュールプレート内において、平行に配索した
電線同士を短絡させることができる。
【0015】請求項3の発明は、モジュールプレート上
に配した接続部材にそれぞれ電線を接続して該モジュー
ルプレートを複数積層することによりモジュールプレー
トの積層体を構成し、該モジュールプレートの積層体に
層間を貫き抜ける接続バーを貫通させて該接続バーによ
り各層間の接続部材同士を電気接続することにより、全
体で所望の回路を構成した電気接続箱であって、前記複
数のモジュールプレートのうちの少なくとも1つのモジ
ュールプレート上において、任意の複数の接続部材を、
該モジュールプレート上における電線の布線により互い
に接続したことを特徴とする。
【0016】この発明では、1つのモジュールプレート
上に配した接続端子を電線の布線によって短絡させてい
るから、このモジュールプレートを他のモジュールプレ
ートと積層し接続バーで層間の接続部材同士の導通を図
ることにより、モジュールプレート外に他の余計な短絡
回路を設ける必要がなくなる。また、車種等に応じて仕
様が異なった場合でも、モジュールプレート上の電線の
布線パターンの変更や接続部材、接続バーの配置個所の
適宜の選択により、内部の回路変更を行うことができる
ことから、車種の違いや規格の違いにも容易に対応する
ことができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1はワイヤーハーネスWHを接続するた
めの実施形態の電気接続箱50の分解斜視図である。
【0019】図1に示すように、この場合のワイヤーハ
ーネスWHは、複数のサブワイヤーハーネスSW1、S
W2、SW3からなり、各サブワイヤーハーネスSW
1、SW2、SW3は、それぞれ複数本の被覆電線Wか
らなる電線集合体として構成されている。
【0020】電気接続箱50は、各サブワイヤーハーネ
スSW1、SW2、SW3毎に用意された複数枚のモジ
ュールプレート51、52、53と、プレート状に構成
された電子コントロールユニット(電子回路ユニット)
70と、電気接続箱本体として機能する電源ユニット4
0と、電気接続箱カバーとして機能する分割ハウジング
55と、回路形成を行うための複数本の接続バー54と
を備えている。
【0021】各サブワイヤーハーネスSW1、SW2、
SW3の複数本の電線Wの一端側はそれぞれモジュール
プレート51、52、53に接続されている。
【0022】電源ユニット40は、図2に示すように、
ハウジング本体41と、このハウジング本体41の側部
に延在された分岐プレート部42とを備えている。ハウ
ジング本体41の上面には、例えば、リレーキャビテ
ィ、フューズキャビティ、雌コネクタキャビティ、およ
びフュージブルリンクキャビティなどの各種キャビティ
43が適宜形成されている。また、分岐プレート部42
は、ハウジング本体41と対向する側縁部と、この側縁
部に隣接する側縁部の2つの側縁部に、所定高さに立設
された側壁45、46を有している。さらに、分岐プレ
ート部42の上面には、ハウジング本体41の内部回路
(図示省略)から分岐された複数の分岐配線44が配置
・敷設されて分岐回路が形成されている。
【0023】モジュールプレート51、52、53は、
図3および図4に示すように、上記電源ユニット40の
分岐プレート部42の上面に収まる面積を有する矩形状
のプレート本体20と、このプレート本体20の上面に
複数の隔壁56で区画された電線収容溝(電線配索路)
57と、この電線収容溝57内に配置されて電線の端末
または中間部が接続される電線接続金具(接続部材)5
9とを有している。電線収容溝57は、プレート本体2
0上に互いに平行に配されており、平行に配列された各
電線Wをそれぞれに導入できるようになっている。
【0024】このような構成のモジュールプレート5
1、52、53のそれぞれには、複数の電線接続金具5
9が載置されている。これら電線接続金具59は、形成
する回路構成および分岐配線の位置選択などの予め設定
されたレイアウトに従って、各モジュールプレート5
1、52、53上に配置されている。この場合、電線接
続金具59の位置や、接続バー54の挿通する位置など
によって、任意の回路を適宜に形成することができ、し
かも容易に回路変更に対応することができる。
【0025】電線接続金具59は、モジュールプレート
51、52、53における幅方向の隔壁56どうしの間
の電線収容溝57に配置される電線保持部59Aと、電
線保持部59Aの端部からやや側方に位置する角筒状の
バー接触部59Bと、からなる。電線保持部59Aに
は、2対の対向する折曲げ片59a、59a、59b、
59bと、2対の圧入刃59c、59c、59d、59
dとが立設されている。折曲げ片59a、59bは、そ
れらを内側に折り曲げることにより電線Wを保持するこ
とができるものであり、圧入刃59c、59dは、電線
Wをそれら圧入刃59c、59d間の隙間に圧入するこ
とにより、電線Wの被覆部60を切り込んで導線部61
に接触して接続をとるものである。
【0026】また、角筒状のバー接触部59Bは、モジ
ュールプレート51、52、53のそれぞれに複数形成
されたスルーホール58に、自身の筒穴が連通するよう
に配置されており、バー接触部59Bの筒穴内には、接
続バー54と圧接するための接触バネ片62が設けられ
ている。なお、この電線接続金具59は、隔壁56どう
しの間に圧入するように設定されており、圧入すること
でプレート本体20側に保持されるようになっている。
【0027】このような電線接続金具59を、モジュー
ルプレート51、52、53の適宜位置に配置し、これ
らモジュールプレート51、52、53を順番に積層し
た上で、モジュールプレート51、52、53の積層体
に接続バー54を貫通配備することにより、所定の回路
を構成することが可能となる。
【0028】また、分割ハウジング55は、図8に示す
ように、分岐プレート部42上に載置されたモジュール
プレート51の積層体63を上から覆った状態で、分岐
プレート部42と係合することができるようになってい
る。このようにモジュールプレート51の積層体63を
分割ハウジング55で覆うことにより、電線接続金具5
9や接続バー54の露出を防止することができる。ま
た、分割ハウジング55には、各モジュールプレート5
1に配置された電線Wを導出するための、スリット55
Aが上下方向(積層方向)に複数平行に形成されてい
る。また、分割ハウジング55の上面には、それぞれ分
岐コネクタを構成するフード部64、65、66が形成
されている。なお、これらフード部64、65、66内
には、接続バー54の端部がコネクタピン(コネクタ端
子)として立設されるように固定されている。
【0029】以上、各部材の個別の構成について説明し
たが、次に、主に図5〜図8を用いながら、電気接続箱
50の構成の仕方を説明する。なお、ここでは、3枚以
上のモジュールプレートを積層する場合について述べ、
モジュールプレートをすべて符号51として説明する。
【0030】電気接続箱50を作る場合は、まず、図5
(A)に示すように、それぞれのモジュールプレート5
1の所定位置の電線収容溝57に電線接続金具59を圧
入・配置させて、電線接続金具59をモジュールプレー
ト51側へ固定する。このとき、モジュールプレート5
1に形成されたスルーホール58(図4参照)と、電線
接続金具59のバー接触部59Bの筒穴とが連通するよ
うに配置する。
【0031】次に、図5(B)に示すように、それぞれ
のモジュールプレート51に設定された各電線収容溝5
7に、互いに平行に配列された電線Wを導入した上で、
該各電線Wを、電線収容溝57上に配置した電線接続金
具59に接続する。電線Wを電線接続金具59に接続す
るには、電線Wを上記した圧入刃59c、59cの間お
よび圧入刃59d、59dの間に圧入することにより、
電線Wの被覆部60が切り込まれて導線部61が圧入刃
59c、59dに接触して接続される。また、電線Wを
これら圧入刃59c、59d間に圧入した後は、折曲げ
片59a、59bをそれぞれ電線Wを包囲するように折
り曲げることで、電線Wを電線接続金具59に固定する
ことができる。なお、電線接続金具59には電線Wの端
部を接続してもよいし、電線Wの端部よりも手前の部分
を接続してもよい。
【0032】また、ある1枚のモジュールプレート51
(図1では符号52で示すもの)上の電線W同士を短絡
させたい場合には、図6に示すように、短絡させるよう
とする電線Wの対を、敢えて連続した1本の電線Wを2
本に折り曲げることによって構成する。つまり、連続し
た1本の電線Wを電線収容溝57から出た位置でUター
ン状に2本に折り曲げることによって構成する。
【0033】このように最初から1本の電線WをUター
ンさせて2つの電線収容溝57に配索することにより、
同一のモジュールプレート51上において電線W同士を
短絡した関係に設定しておくことができる。図6に示す
モジュールプレート51上では、WaとWbで示す電
線、WcとWdで示す電線がそれぞれ短絡した関係にあ
る。
【0034】以上のように、それぞれのモジュールプレ
ート51に接続された電線群は、サブワイヤーハーネス
を構成する。
【0035】各モジュールプレート51の組み立てを終
えたら、図7(A)に示すように、これら複数のモジュ
ールプレート51を所定の順序で積み上げて、モジュー
ルプレート51の積層体63を構成し、次に図7(B)
に示すように、モジュールプレート51の積層体63
を、電源ユニット40の分岐プレート部42の上に載置
する。
【0036】さらに、図8(A)に示すように、積層体
63の最上層のモジュールプレート51の所定のスルー
ホール58に接続バー54を挿通し、該接続バー54
を、その下端部が電源ユニット40の分岐プレート部4
2に達するまで積層体63に貫通させる。
【0037】このように接続バー54の下端部を分岐プ
レート部42に至るように挿通させる理由は、接続バー
54の下端部が分岐プレート部42に当接することによ
り、それ以上下方へ移動するのを防止することと、必要
に応じて分岐プレート部42上に配置された分岐配線4
4との接続を図ることを可能にするためである。
【0038】次に、図8(B)に示すように、分岐プレ
ート部42の上に載置された積層体63を覆うように分
割ハウジング55を被せ、この分割ハウジング55の下
端部と分岐プレート部42とを図示しない係合手段で係
合する。このように分割ハウジング55を積層体63に
被せても、分割ハウジング55のスリット55Aにそれ
ぞれの列の電線Wが収容されるため、分割ハウジング5
5から電線Wを導出する妨げにはならない。
【0039】また、このように積層体63に分割ハウジ
ング55を被せることにより、接続バー54の上端部
が、分割ハウジング55の上面に形成した各フード部6
4、65、66内に起立するように接続バー54の長さ
が設定されている。従って、接続バー54の上端部がフ
ード部64、65、66内に起立することにより、接続
バー54の上端部がコネクタピン(コネクタ端子)とし
て機能し、分岐コネクタが構成される。なお、この分岐
コネクタは、例えば車両の負荷システムと適宜接続する
ことができるものとなる。
【0040】このような手順を踏むことで電気接続箱5
0が出来上がる。
【0041】この電気接続箱50では、図1に示すよう
に、各モジュールプレート51(52、53)上に布線
する電線WによってY方向の任意の点間の接続を行うこ
とができ、モジュールプレート51(52、53)の各
層間を貫通する接続バー54によってZ方向の任意の点
間の接続を行うことができる。また、電線ユニット40
上の分岐配線44によってX方向の任意の点間の接続を
行うことができる。従って、接続点を適当に選択するこ
とにより、マトリックス状に任意の内部回路を構成する
ことができる。
【0042】その場合、図6に示したように、同一のモ
ジュールプレート51(52,53)上において1本の
電線WをUターンさせて布線することにより、X方向に
配列された電線W間を短絡させることができる。従っ
て、電源ユニット40上の分岐配線44によって行って
いたX方向の接続を、一部、あるいは全部、省略するこ
とが可能となる。
【0043】また、この電気接続箱50の場合、モジュ
ールプレート51の基本構成を全く変えることなく、モ
ジュールプレート51上の電線Wの布線パターンの変更
や、電線接続金具59、接続バー54の配置個所の適宜
の選択により、内部の回路変更を簡単に行うことがで
き、車種の違いや規格の違いにも容易に対応することが
できる。
【0044】なお、前記の実施形態では、各モジュール
プレート51(52,53)上において、各電線収容溝
57に沿ってのみ電線Wを配索していたが、図6に示す
ように、互いに平行に形成された電線収容溝57を横断
する形で、短い電線Wを配索してもよい。このように電
線収容溝57を横断する形で短い電線W(特に短くなく
てもよい)を配索した場合は、異なる電線収容溝57に
配置した電線接続金具59同士を自由に短絡することが
できる。
【0045】従って、同一のモジュールプレート51A
(ここでは他のモジュールプレートと区別するために符
号51Aで示す)上において、Y方向ばかりか、X方向
の任意の点間の接続を行うことができることになる。そ
の結果、図1に示した電源ユニット40の分岐プレート
部42の役目を、図10に示すように、このモジュール
プレート51Aで代用することができ、電気接続箱50
の構成の簡略化を図ることが可能になる。なお、図10
中の101は底部カバーを示す。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、あるモジュールプレート上の特定の複数の電線
を、1本の電線を折り曲げることによって構成している
ので、同一のモジュールプレート内において例えば平行
に引き出されている電線と電線を、互いに短絡した関係
に容易に設定することができる。このため、同一のモジ
ュールプレート内の電線同士の短絡のために余計な短絡
回路をモジュールプレート外に設ける必要がなくなり、
電気接続箱全体の簡略化が図れる。また、車種等に応じ
て仕様が異なった場合でも、モジュールプレート上の電
線の布線パターンの変更や接続部材、接続バーの配置個
所の適宜の選択により、内部の回路変更を行うことがで
きるので、車種の違いや規格の違いにも容易に対応する
ことができる。
【0047】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、1本の電線をUターンさせて各電線配
索路に導入しているから、同一のモジュールプレート内
において平行に配索された電線同士を容易に短絡させる
ことができるという効果が得られる。
【0048】請求項3の発明によれば、1つのモジュー
ルプレート上に配した複数の接続端子を電線の布線によ
って短絡させているので、当該モジュールプレートを他
のモジュールプレートと積層して接続バーで層間の接続
部材同士の導通を図ることにより、モジュールプレート
外に他の余計な短絡回路を設ける必要がなくなり、電気
接続箱全体の簡略化が図れる。また、車種等に応じて仕
様が異なった場合であっても、モジュールプレート上の
電線の布線パターンの変更や接続部材、接続バーの配置
個所の適宜の選択により、内部の回路変更を行うことが
できるので、車種の違いや規格の違いにも容易に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電気接続箱の分解斜視図で
ある。
【図2】前記電気接続箱における電源ユニットの斜視図
である。
【図3】前記電気接続箱におけるモジュールプレートの
斜視図である。
【図4】前記電気接続箱における電線接続金具の取付位
置を説明するための要部斜視図である。
【図5】(A)および(B)は前記電気接続箱を組み上
げるための工程を示す斜視図である。
【図6】本実施形態の電気接続箱を構成するモジュール
プレートの1枚を示す斜視図である。
【図7】(A)および(B)は前記電気接続箱を組み上
げるための図8の次の工程を示す斜視図である。
【図8】(A)および(B)は前記電気接続箱を組み上
げるための図9の次の工程を示す斜視図である。
【図9】本発明の別の実施形態の電気接続箱を構成する
場合のモジュールプレートの構成を示す斜視図である。
【図10】同別の実施形態の電気接続箱の分解斜視図で
ある。
【図11】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図12】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図13】従来の電気接続箱とそれに接続されたサブワ
イヤーハーネスの等価回路図である。
【符号の説明】
50 電気接続箱 51,52,53,51A モジュールプレート 54 接続バー 57 電線収容溝(電線配索路) 59 電線接続金具(接続部材) 63 積層体 W 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュールプレート上に配した接続部材
    にそれぞれ電線を接続して該モジュールプレートを複数
    積層することによりモジュールプレートの積層体を構成
    し、該モジュールプレートの積層体に層間を貫き抜ける
    接続バーを貫通させて該接続バーにより各層間の接続部
    材同士を電気接続することにより、全体で所望の回路を
    構成した電気接続箱であって、 前記複数のモジュールプレートのうちの少なくとも1つ
    のモジュールプレート上の接続部材に接続した任意の複
    数の電線を、連続した1本の電線を折り曲げることによ
    って構成したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱であって、 前記モジュールプレート上に互いに平行な電線配索路が
    設けられ、各電線配索路に、互いに平行に配列された電
    線がそれぞれ導入された上で、該各電線が電線配索路上
    にそれぞれ配置された接続部材に接続されており、それ
    ら電線のうちの特定の電線の対が、連続した1本の電線
    を前記電線配索路から出た位置でUターン状に2本に折
    り曲げることによって構成されていることを特徴とする
    電気接続箱。
  3. 【請求項3】 モジュールプレート上に配した接続部材
    にそれぞれ電線を接続して該モジュールプレートを複数
    積層することによりモジュールプレートの積層体を構成
    し、該モジュールプレートの積層体に層間を貫き抜ける
    接続バーを貫通させて該接続バーにより各層間の接続部
    材同士を電気接続することにより、全体で所望の回路を
    構成した電気接続箱であって、 前記複数のモジュールプレートのうちの少なくとも1つ
    のモジュールプレート上において、任意の複数の接続部
    材を、該モジュールプレート上における電線の布線によ
    り互いに接続したことを特徴とする電気接続箱。
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