JP2002012012A - 乗用車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

乗用車用空気入りラジアルタイヤ

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JP2002012012A
JP2002012012A JP2000196150A JP2000196150A JP2002012012A JP 2002012012 A JP2002012012 A JP 2002012012A JP 2000196150 A JP2000196150 A JP 2000196150A JP 2000196150 A JP2000196150 A JP 2000196150A JP 2002012012 A JP2002012012 A JP 2002012012A
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tire
rim
rim guard
pneumatic radial
passenger car
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Manabu Yanagisawa
学 柳沢
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平率が55%以下であってもリムの保護お
よび限界走行時の安全性を十分に担保し得るリムガード
を備えた乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供する。 【解決手段】 タイヤ軸方向外側にゴムが隆起してなる
環状のリムガード3をタイヤ最大幅近傍とリムライン近
傍との間に備えた乗用車用空気入りラジアルタイヤにお
いて、リムガード3の子午線断面形状が略台形であり、
その頂上部4から最外層カーカスプライ2までの距離
(h)が10〜17mmであり、頂上部4のタイヤ半径
方向の幅が2〜5mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車用空気入り
ラジアルタイヤに関し、詳しくは、スポーツ走行性、フ
ァッション性が重視されるスポーティな乗用車に装着さ
れる、いわゆる偏平タイヤ(特には偏平率が55%以
下)において優れた効果を発揮するリムガード付き乗用
車用空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リムの保護および限界走行時の安
全性の面から、タイヤ軸方向外側にゴムを隆起させるこ
とにより形成される環状のリムガードをタイヤ最大幅近
傍とリムライン近傍との間に備えた乗用車用偏平空気入
りラジアルタイヤが広く一般的に知られている。ここ
で、限界走行時の安全性を損なう場合とは、主にコーナ
リング中や急激にハンドルを切った時等にリムが地面へ
接地し、車のバランスを崩すなどする場合である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
偏平空気入りラジアルタイヤにおけるリムガードは、そ
の寸法が厳密に規定されたものはなく、また、リムガー
ドの剛性も最適化されてはいなかった。従って、特には
偏平率が55%以下の偏平タイヤなどにおいては、必ず
しも従来のリムガードでは保護限界走行時の安全性が十
分となるように規定されているとはいえなかった。
【0004】そこで本発明の目的は、偏平率が55%以
下であってもリムの保護および限界走行時の安全性を十
分に担保し得るリムガードを備えた乗用車用空気入りラ
ジアルタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、リムガードの寸法等の条
件を最適化することにより前記目的を達成し得ることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は下記に示す通りである。
【0006】(1)タイヤ軸方向外側にゴムが隆起して
なる環状リムガードをタイヤ最大幅近傍とリムライン近
傍との間に備えた乗用車用空気入りラジアルタイヤにお
いて、前記リムガードの子午線断面形状が略台形であ
り、その頂上部から最外層カーカスプライまでの距離
(h)が10〜17mmであり、前記頂上部のタイヤ半
径方向の幅が2〜5mmであることを特徴とする乗用車
用空気入りラジアルタイヤである。
【0007】(2)前記(1)の乗用車用空気入りラジ
アルタイヤにおいて、前記頂上部から最外層カーカスプ
ライまでの距離(h)の中間点(h/2)における前記
リムガードのタイヤ半径方向の幅(W)が7〜13mm
である乗用車用空気入りラジアルタイヤである。
【0008】(3)前記(1)または(2)の乗用車用
空気入りラジアルタイヤにおいて、前記リムガードのタ
イヤ半径方向外側の辺の曲率半径(R)が15〜40m
mである乗用車用空気入りラジアルタイヤである。
【0009】(4)前記(1)〜(3)のいずれかの乗
用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記環状リム
ガードを構成するゴムのうち、タイヤ半径方向内側から
少なくとも50%の領域が硬度65〜85(Hs)の硬
質ゴムからなる乗用車用空気入りラジアルタイヤであ
る。
【0010】(5)前記(1)〜(4)のいずれかの乗
用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、偏平率が55
%以下である乗用車用空気入りラジアルタイヤである。
【0011】本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤ
においては、限界走行においてもリムの損傷を招くこと
がなく、また、限界走行時にリムが地面と接触すること
によりバランスを崩すということもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態につき説明する。図1に、タイヤ軸方向外側に
ゴムを隆起させ、タイヤ最大幅近傍とリムライン近傍と
の間に形成せしめた環状リムガード3の子午線断面形状
を示す。ここで、タイヤ最大幅とは、サイド部に設けら
れた文字やホワイトラインまたはサイドカットプロテク
ターやリムフランジ保護のためのリムガードを除いて測
定された最大幅である。また、リムラインとは、タイヤ
をリムに組んだときにリムフランジの若干タイヤ半径方
向外側に位置してタイヤのビード部表面に環状に設けら
れたリッジであって、タイヤとリムとが同心円状態で組
まれているかを否かチェックするためのラインである。
【0013】本発明においては、環状リムガード3の子
午線断面形状は略台形であり、その頂上部4から、ビー
ドコア1にて折り返された最外層カーカスプライ2まで
の距離hが10〜17mm、好ましくは12〜16mm
であり、頂上部4のタイヤ半径方向の幅tが2〜5m
m、好ましくは3〜4mmである。距離hが10mm未
満の場合、リムガード3を設けたことによる効果が十分
に発揮されず、限界走行時にリムと地面が接触する可能
性がある。一方、距離hが17mmを超えるとリムガー
ド3が高くなりすぎ、リムガード3が地面と容易に接触
し易くなり、リムガード3の異常摩耗やリムガード折れ
を引き起こし易くなる。また、幅tが2mm未満の場合
は、リムガード3の頂上部が細くなりすぎ、リムに対す
る保護効果が十分とはいえなくなる。一方、5mmを超
えるとリムガード3の上部幅が広くなりすぎ、その結果
剛性が高くなりすぎ、地面に接触したときバランスを崩
し易くなる。また、重量の増加にもつながる。
【0014】また、本発明においては、環状リムガード
3の頂上部4から最外層カーカスプライ2までの距離h
の中間点(h/2)における該環状リムガード3のタイ
ヤ半径方向の幅Wが、好ましくは7〜13mm、より好
ましくは9〜12mmである。この幅Wが7mm未満で
あるとリムガード3が細くなりすぎ、リムに対する保護
効果が十分とはいえなくなる。一方、13mmを超える
とリムガード3の剛性が高くなりすぎ、地面に接触した
ときバランスを崩し易くなるとともに、重量の増加にも
つながる。
【0015】さらに本発明においては、リムガード3の
タイヤ半径方向外側の辺の曲率半径Rが、好ましくは1
5〜40mm、より好ましくは20〜30mmである。
この曲率半径Rは上記幅Wの場合と同様の意味を持ち、
この値が15mm未満であるとリムガード3が細くなり
すぎ、リムに対する保護効果が十分とはいえなくなり、
一方、40mmを超えるとリムガード3の剛性が高くな
りすぎ、地面に接触したときバランスを崩し易くなると
ともに、重量の増加につながる。
【0016】さらにまた本発明においては、図2におい
てA、B、C、Dで囲まれた領域S(DとAの間はリム
ガードがないタイヤを想定しての仮想線(図中、破線)
である)にて画成された環状リムガード3を構成するゴ
ムのうち、硬度65〜85(Hs)の硬質ゴムからな
る、B、C、D、Eで囲まれた斜線領域Uが50%以上
あることが好ましい。これにより、リムガード3の剛性
を維持でき、また、耐摩耗性にも優れた効果が得られ、
リムガードの異常摩耗やリムガード折れ等を防止するこ
とができ、本発明の効果の永続性を担保することができ
る。なお、ここで、硬度はJISスプリングA形硬さに
準拠した硬さである。
【0017】上述のように、本発明はリムガードの寸法
および硬さに特徴があり、偏平率が55%以下である偏
平タイヤに対し特に優れた効果を発揮するものである。
なお、リムガード以外の構造および材質等は特に制限さ
れるべきものではなく、慣用に従い定めることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。従来例、実施例1〜4、比較例 下記の表1に示す条件を満たすリムガードを備えた乗用
車用空気入りラジアルタイヤ(サイズ:215/45R
17)を試作し、夫々JATMAに定められる標準リム
に装着し、JATMAに定められる最大負荷能力に対応
する空気圧を充填した。しかる後、かかる供試タイヤを
車両((株)トヨタ製アルテッツァ)に装着し、限界走
行フィーリング試験を行った。この試験は、3人のドラ
イバーにワインディング路を走行してもらい、10点満
点評価の平均点を評価結果とした。また、限界走行フィ
ーリング試験において、リムの損傷およびリムガードの
異常の有無についても調べた。得られた結果を下記の表
1に併記する。
【0019】
【表1】
【0020】1)リムガード全体を構成するゴム領域S
に対する、タイヤ半径方向内側から硬度78(Hs)の
硬質ゴムが存在する領域Uの割合である。 2)タイヤ新品時では「9」であったが、1000km
走行後には「7」となった(なお、他の実施例において
は1000km走行後においても評点に変化はなかっ
た)。 3)1000km走行後にリムガードの摩耗が認められ
た。 4)先端部の欠けが生じた。
【0021】
【発明の効果】本発明の乗用車用空気入りラジアルタイ
ヤにおいては、リムガードの寸法等の適正化を図ったこ
とにより、偏平タイヤであっても限界走行時にリムの損
傷がなく、また車両のバランスを崩すことがなく、さら
にはリムガードの損傷もなく、安全に走行を行うことが
できる。また、ファッション性や軽量化にも有効であ
る。よって、スポーティな走行が要求されるスポーツカ
ー等の車両において優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリムガードを示す拡大部分断面図
である。
【図2】リムガードにおいて硬さの異なるゴム領域を示
す拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 ビードコア 2 最外層カーカスプライ 3 リムガード 4 頂上部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ軸方向外側にゴムが隆起してなる
    環状のリムガードをタイヤ最大幅近傍とリムライン近傍
    との間に備えた乗用車用空気入りラジアルタイヤにおい
    て、 前記リムガードの子午線断面形状が略台形であり、その
    頂上部から最外層カーカスプライまでの距離(h)が1
    0〜17mmであり、 前記頂上部のタイヤ半径方向の幅が2〜5mmであるこ
    とを特徴とする乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記頂上部から最外層カーカスプライま
    での距離(h)の中間点(h/2)における環状リムガ
    ードのタイヤ半径方向の幅(W)が7〜13mmである
    請求項1記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記リムガードのタイヤ半径方向外側の
    辺の曲率半径が15〜40mmである請求項1または2
    記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記リムガードを構成するゴムのうち、
    タイヤ半径方向内側から少なくとも50%の領域が硬度
    65〜85(Hs)の硬質ゴムからなる請求項1〜3の
    うちいずれか一項記載の乗用車用空気入りラジアルタイ
    ヤ。
  5. 【請求項5】 偏平率が55%以下である請求項1〜4
    のうちいずれか一項記載の乗用車用空気入りラジアルタ
    イヤ。
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