JP2002012113A - 自動車用エアーバッグ装置 - Google Patents

自動車用エアーバッグ装置

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JP2002012113A
JP2002012113A JP2000199150A JP2000199150A JP2002012113A JP 2002012113 A JP2002012113 A JP 2002012113A JP 2000199150 A JP2000199150 A JP 2000199150A JP 2000199150 A JP2000199150 A JP 2000199150A JP 2002012113 A JP2002012113 A JP 2002012113A
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airbag
interior cover
opening
break
reinforcing rib
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JP2000199150A
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Mitsuo Yasuda
満雄 安田
Miharu Nakajima
美治 中島
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Sanko Gosei Ltd
Original Assignee
Sanko Gosei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストルメントパネルカバーに設けた破断
開放部の裏面に、ほぼ矩形状の補強リブを設け、それぞ
れヒンジ部を介して展開する補強板材を固定し、破断開
放部の縁部の破断面を安全性の高い破断面とした助手席
用エアーバック装置を提供する。 【解決手段】 助手席用エアーバック装置1において、
前記内装カバーの破断開放部30の裏面側に下方に伸び
る水平断面矩形状の補強リブ12を突設し、該補強リブ
の前,後側壁12a(長手方向)にそれぞれ所定間隔で
形成した係合孔14を設け、前記係合孔に前記エアーバ
ッグケース5の前,後側端面5b(長手方向)に固着し
たフック部36を、前記補強板材33のヒンジ部34か
ら下方に延長される取付部35を介して係止し、かつ前
記補強リブ12の左,右側壁12bを前記エアーバッグ
ケースの左,右側端面5cからそれぞれ所定の距離離間
させると共に、前記各離間部分間に破断開放部の破断溝
30aを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
の衝突時に助手席,運転席の乗員を正面,側面衝突から
保護して、安全性を確保するための自動車用エアーバッ
グ装置に関し、特に、エアーバッグ膨張展開用の内装カ
バーに形成する破断開放部の構造の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両に適用される助手席
用,運転席用及び左右側柱用のエアーバッグ装置は、基
本的に、エアーバッグと、このエアーバッグを折り畳ん
だ状態で収容するエアーバッグケースと、エアーバッグ
を膨張展開するインフレータを備え、車両内装カバーに
よって被覆配設される構成になっている。そして、自動
車の内装カバーは、一般的にポリプロピレン等の合成樹
脂材により一体成形されたパネルコアーの表面を覆うポ
リプロピレン等の合成樹脂製のパネル状のインストルメ
ントカバー(以下内装カバーという)によって構成され
ている。
【0003】従来構成の助手席用エアーバッグ装置1
は、図1,図2に示すように、自動車の前面側フロント
窓1aに近い内装カバー3の水平面3aに配設すると共
に、インフレータからのガスにより膨張展開されるエア
ーバッグ4を折り畳んだ状態で収容するとともに、前記
内装カバー3の裏面と対向する箇所に開口部5aを有す
るエアーバッグケース5を備えたものであって、前記内
装カバー3の前記ケース5の開口部5aと相対向させ
て、前記内装カバー3に形成した開口部3bに、柔軟性
のある合成樹脂により成形した開放蓋6を配設し、エア
ーバッグ4の膨張展開時に前記開放蓋6が、該開放蓋6
の中央及び周縁に形成した溝部6a,6bにより2分割
されて前後方向に分離されて、開放されるようにしたも
のがすでに提案されている。
【0004】そして、前記開放蓋6の裏面側には、一体
成形により前記ケース5の開口部5aに合わせて外周囲
をほんの僅かに大きく形成した水平断面矩形状の取付脚
部7と、前記内装カバー3に形成した開口部3bの開口
縁に弾性的に係止する複数の係合片8が設けられている
と共に、前記取付脚部7の前,後壁面7a,7bには貫
通する複数の角穴7cが形成されており、前記開放蓋6
を前記内装カバー3に形成した開口部3bに取付ける際
に、前記ケース5の開口部5aの前,後壁面5b,5b
に固定した複数のフック部9と係合するようになってい
る。尚、前記エアーバッグ4の膨張展開時には、前記開
放蓋6の周縁及び中央に形成した溝部6a,6bから前
後方向に分割分離されて、開放された状態では、前記取
付脚部7の前,後壁面7a,7bの複数の角穴7cと前
記ケース5の開口部5aの前,後壁面5b,5bに固定
したフック部9とが係合しており、前記開放蓋6の飛散
が防止されるようになっている。
【0005】しかるに、図1に示すような助手席用エア
ーバック装置においては、前記エアーバックケース5の
開口部5aと対応する位置に前記内装カバー3に開口部
3bを形成し、且つこの開口部3bに係合する内装カバ
ー3とは異なる柔軟性のある樹脂材質で形成した別体構
成の開放蓋6を配設した構成であり、製作が面倒である
と共に、開放蓋6は外圧に対し簡単に歪みができるた
め、内装カバー3の外観が損なわれ意匠的効果を低下さ
せ且つ製作および取付作業が面倒であるという問題点が
ある。また、前記別体構成の開放蓋6には、裏面側に前
記開放蓋6を補強する蓋補強部材が取り付けられておら
ず、前記エアーバック4の膨張展開時には、前記開放蓋
6の前記取付脚部7と前記エアーバックケース5の開口
部5aの前,後壁面5b,5bに固定したフック部9と
の係合が柔軟性のある樹脂材質であるため外れ易く、前
記開放蓋6が飛び散る不具合が考えられる。
【0006】従って、前記の問題点を解消すべく、本件
出願人は先に特願2000―20238号(平成12年
1月28日出願)をもって前記別体構成の開放蓋を使用
しない、内装カバーの表面に開口部線の表れないシーム
レスタイプの助手席用エアーバッグ装置を提案してい
る。
【0007】即ち、図3は助手席用エアーバッグ装置の
単板状の内装カバー3にエアーバッグ膨張展開用の破断
開放部30を形成した状態を示す部分拡大説明図で、図
4は図3のB−B線に沿う概略断面図、図5は内装パネ
ル3の破断開放部30を取除いて示す説明図で、図6は
図5の矢印C部の拡大断面図である。図3及び図4にお
いて、前記内装カバー3には、図示しないレーザ発生手
段からパルス状に発生するレーザを内装カバー3の裏面
側からその裏面に固着した補強用板材10a,10aの
外形縁部に沿って相対移動しながら照射することによ
り、内装カバー3を貫通する貫通孔を破線状または点線
状に形成した破断溝30a,30bを形成することで、
エアーバッグケース5の開口部5aの大きさに対応する
エアーバッグ膨張展開用の破断開放部30が形成され
る。また、前記破断開放部30は長手方向に形成した破
断溝30bによって、エアーバッグ膨張展開時に、観音
開きに分割分離されて開放されるようになっている。
【0008】そして、前記エアーバッグ膨張展開時に内
装カバー3部の破断開放部30がエアーバッグ4により
前記内装カバー3より切り離されるが、前記内装カバー
3の前記破断開放部30の裏面にそれぞれ補強用板材1
0a,10aの一端水平面が熔着等の手段により固着さ
れ、その他端が前記内装カバー3の裏面にヒンジ部1
1,11を介して垂下し、かつ前記エアーバッグケース
5の開口部5aの形状幅より僅かに大きな間隔幅を有す
る位置に形成した一対の補強リブ12に係止された構成
とすることで、エアーバッグ膨張展開時に観音開きされ
た内装カバー3の破断開放部30が飛散しないようにし
て乗員の車両衝突時の衝撃を緩和し、かつ破断開放部3
0による打撲等の原因による危険を未然に防止するよう
にし、前記従来の別体構成の開放蓋6を備えた自動車用
エアーバッグ装置の問題点を改良したものを提供してい
る。なお、13は、一対の補強リブ12の前記内装カバ
ー3の裏面連結部分に形成した薄肉部で、エアーバッグ
膨張展開時に観音開きされた内装カバー3の破断開放部
30から折損分離されるように構成したものである。
【0009】上記のように構成された自動車用エアーバ
ッグ装置において、車両が衝突した際には、その衝突時
の衝撃力をセンサで検出し、このセンサで検出した衝撃
力が予め定めた値以上になった否かをCPU等からなる
制御装置で判定し、設定値以上と判定された時に制御装
置から出力される信号によりインフレータを動作させて
所定のガスを発生させ、このガスをエアーバッグに供給
することにより、エアーバッグを急速に膨張展開させ
る。すなわち、エアーバッグが膨張展開することによ
り、その圧力で内装カバー3の破断開放部30が内側か
ら押圧されると、破断開放部30が破断溝30a,30
bに沿い破断されて内装カバー3から分離さるととも
に、この分離された破断開放部30は補強用板材10
a,10aのそれぞれのヒンジ部11を支点に内装カバ
ー3の外方へ開かれる。これと同時に、エアーバッグ4
は開かれた破断開放部30から内装カバー3の外方へ膨
張展開され、この膨張展開されたエアーバッグの緩衝作
用で、助手席,運転席及び左右側柱側の乗員の胸部,頭
部或いは腕部・脚部を支えることにより、乗員を車両衝
突時の衝撃力から保護するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記改良し
た内装カバー3の破断開放部30は、内装カバー3の裏
面側から表面側に向けて直角に突き抜ける破断溝30
a,30bが形成され、かつ破断開放部30の左,右長
手方向に沿ってヒンジ部11によって屈曲する補強板材
10a,10aがそれぞれ熔着固定されると共に、前記
補強板材10a,10aの他端部は内装カバー3の破断
開放部30の左右長手方向に突設した前,後一対の補強
リブ12,12にそれぞれ係止されているため、エアー
バッグ膨張展開時においては、破断開放部30の左右長
手方向の前,後の破断溝30a,及び破断開放部30の
中央破断溝30bの破断部には破断形状にあまり問題と
なるような破断面は生じないが、前,後短尺方向の左,
右破断溝30aの破断部は補強リブ12,12及び前記
補強板材10a,10aのヒンジ部等がないため、破断
開放部30の前,後短尺方向の破断部が構成上弱く破断
部の破断面がぎざぎざになり、特に自動車内の温度が冬
期では−35℃、夏期では75℃になるような厳しい気
象条件下においては、図6に示すようにせん断力が作用
して破断面にシャープなエッジ3cができる等の変形が
生じ安全性に欠ける問題点がある。
【0011】本発明は、上記のような従来の課題を解決
するためになされたもので、本発明の目的は、内装カバ
ーの裏面にエアーバッグ開口部に対応させて水平断面矩
形状の補強リブを突設すると共に、破断開放部の内、特
に左,右の前,後短尺方向の破断部に破断面をシャープ
なエッヂができにくくすることで、安全性の高い破断開
放部を備えた自動車用エアーバッグ装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、車両内装カバーに
よって被覆されたフロント部、ハンドル中央部及び側柱
部の少なくとも1個所に配設された、インフレータから
のガスにより膨張展開されるエアーバッグを折り畳んだ
状態で収容すると共に、前記内装カバーの裏面と対向す
る個所に開口部を有するエアーバッグケースを配設し、
前記エアーバッグケースの開口部と相対向する前記カバ
ーの裏面位置に脆弱部分を破断溝によりを形成した破断
開放部と、該破断開放部に対応する形状の補強板材とを
備えた自動車用エアーバッグ装置において、前記内装カ
バーの破断開放部の裏面側下方に伸びる水平断面矩形状
の補強リブを突設し、該補強リブの前,後側壁(長手方
向)にそれぞれ所定間隔で形成した係合孔を設け、前記
係合孔に前記エアーバッグケースの前,後側端面(長手
方向)に固着したフック部を、前記補強板材のヒンジ部
から下方に延長される取付部を介して係止し、かつ前記
補強リブの左,右側壁を前記エアーバッグケースの左,
右側端面からそれぞれ所定の距離離間させると共に、前
記各離間部分間に破断開放部の破断溝を形成したことを
特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の自動
車用エアーバッグ装置において、前記補強リブの左,右
側壁と前記エアーバッグケースの左,右側端内面との間
隔を10mm〜40mmとし、かつ前記補強板材の左右
側端部との間隔を5mm〜30mmとすると共に、前記
破断開放部に形成される破断溝を前記補強リブの左,右
側壁から5mm〜20mm離間した位置に形成したこと
を特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は 請求項
2に記載の自動車用エアーバッグ装置において、前記破
断溝は、前記内装カバーの裏面側よりレーザ発生手段か
ら発生するパルス状のレーザを前記破断開放部の左右長
手方向の輪郭に沿い、かつ前後の短尺方向では所定間隔
離れた位置に相対移動させながら照射して前記内装カバ
ーの裏面に肉厚部と薄肉部とを所定間隔で形成すること
により構成されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図7は本発明にかかる自
動車用エアーバッグ装置に係る実施形態を示す助手席用
に適用したエアーバッグ装置の要部斜視図、図8は図7
のC−C線縦断面図、図9は本発明にかかる自動車用エ
アーバッグ装置の助手席用エアーバッグ装置が配設され
た内装カバーの一部平面図で破断開放部を取除いた概略
説明図、図10は図7のD−D線断面図、図11は図9
の矢印E部の拡大断面図である。
【0016】図7及び図8において、3はインストルメ
ントパネルコアー2の表面を覆うインストルメントパネ
ルカバー(以下内装カバーという)で、これらはポリプ
ロピレン等の合成樹脂材により一体成形された樹脂成形
品から構成されている。前記内装カバー3はタッピング
ねじ等の適宜の手段により車両の骨組み(図示せず)に
固定されたインストルメントパネルコアー2に固定され
る。
【0017】前記内装カバー3の左側部分の助手席(日
本車対応)と対向する箇所には、図7に示すように、金
属製のエアーバッグケース5が収容される収容部20が
隔壁部材21により形成されている。なお、外国車対応
の場合は前記構成と対称位置に設けられる。前記隔壁部
材21は、ケース5等の内装カバー3への組み付けを容
易にするために複数のタッピングねじにより車両の骨組
みに着脱可能に固定される構成になっている。また、前
記収容部20と相対向する内装カバー3の箇所には、エ
アーバッグ4の膨張展開時に開放される破断開放部30
が形成されている。この破断開放部30は、ケース5の
開口部5aaとほぼ同一面積で長方形状をなしており、
後述するレーザ加工によって形成された破断溝30aに
よって破断されると共に、破断開放部30の長尺方向中
央に形成した脆弱部である中央破断溝30bから2分割
可能に形成されている。
【0018】前記内装カバー3の裏面には、前記破断開
放部30のほぼ外周囲にそって下方に向けて突設した水
平断面矩形状の補強用リブ12を有し、この補強用リブ
12の左右長尺方向の前,後側壁12a,12aにはそ
れぞれ複数の係合孔14が形成されている。また、前記
エアーバッグケース5内には、エアーバッグ4が折り畳
んだ状態で収納されており、このエアーバッグ4には、
隔壁部材21の外側に配設される図示省略のインフレー
タ(ガス発生器)にガス吹き込みパイプ22を通して接
続されている。
【0019】前記破断開放部30は、前記内装カバー3
の下部に配設された前記ケース5の開口部5aと相対向
して形成されたものであって、前記破断開放部30の左
右方向に延びるほぼ中央部に形成された中央破断溝30
bから分割される前,後破断開放部31,32から構成
されたものであるが、前記補強リブ12の左,右側壁1
2b,12bを前記エアーバッグケース5の左,右側端
面5c,5cからそれぞれ所定の距離離間させると共
に、前記各離間部分間に破断開放部の破断溝30aが形
成されている。
【0020】なお、前記中央破断溝30bで2分割され
る前,後破断開放部31,32は、前記車両の助手席側
の後破断開放部32をフロントガラス40側の前破断開
放部31より僅かに小さい面積の破断開放部となるよう
に中央破断溝30bを片寄らせて形成してもよい。
【0021】前記破断開放部30の破断溝30a及び中
央破断溝30bは、レーザ発生手段(図示せず)から発
生するパルス状のレーザを前記内装カバー3の裏面側か
ら破断開放部30の左右長手方向の輪郭および中央部分
に相対移動させながら照射して前記内装カバー21に脆
弱部を構成する。前記分割されるそれぞれの前,後破断
開放部31,32の裏面にはそれぞれ補強板材33,3
3の水平本体部を熔着により固着し、前記本体部に連接
するヒンジ部34から下方に折曲げ延長された取付部3
5を有し、該取付部35には前記エアーバッグケース5
の側端面に突設固定したフック部36と係止する長孔3
7が形成されている。
【0022】また、前記補強リブ12の前,後短尺方向
では、前記補強リブの左,右側壁12b,12bと前記
エアーバッグケース5の左,右側端面5c,5c内面と
の間隔を図10に符号L1に示すように10mm〜40
mmとし、かつ前記補強板材33,33の左右側端部3
3a,33aとの間隔を符号L2に示す5mm〜30m
mとすると共に、前記破断開放部に形成される破断溝3
0aを符号L3に示すように、前記補強リブ12の左,
右側壁12b,12bから5mm〜20mm離間した位
置に形成したものである。なお、符号L4で示す前記補
強リブ12の突出長さは、5mm〜30mmである。
【0023】次に、前記収容部20と相対向する内装カ
バー3に破断開放部30を形成する場合について説明す
る。エアーバッグ4の膨張展開時に破断する破断開放部
30の破断溝30a及び中央破断溝30bを内装カバー
3に形成するに際しては、図示省略した周知のレーザ発
生手段から所定の周波数、例えば7kHzのパルス状の
レーザ(出力=3〜5kW)を一定の周期で間欠的に発
生させ、このレーザを内装カバー3の裏面側から、左右
長手方向では、その裏面に固着した補強板材33の外形
縁部に沿って所定の速度で相対移動しながら照射すると
共に、前,後の短尺方向では、前記補強リブ12の左,
右側壁12b,12bから5mm〜20mm離間した位
置に形成したものである。
【0024】これにより、内装カバー3には、相対移動
速度とレーザ発生手段からのレーザ発生パターンに応じ
て破断溝状の脆弱部が形成される。
【0025】なお、前記車両の助手席側の分割された後
破断開放部32は、前記エアーバッグ4の膨張展開時に
前記内装カバー3の水平面3bより連続する助手席正面
の傾斜面側に突出しない大きさとすることが好ましい。
【0026】以上のように構成された、本発明の実施形
態に係る助手席用のエアーバッグ装置によれば、自動車
などの車両が衝突した際には、その衝突時の衝撃力をセ
ンサで検出し、このセンサで検出した衝撃力が予め定め
た値以上になった否かをCPU等からなる制御装置で判
定し、設定値以上と判定された時に制御装置から出力さ
れる信号によりインフレータを動作させて所定のガスを
発生させ、このガスをエアーバッグ4に供給することに
より、エアーバッグ4を急速に膨張展開させる。
【0027】そして、エアーバッグ4の膨張展開初期時
には、補強板材33に圧力が掛かるが、補強板材33の
取付部35が長孔37を介して前記エアーバッグケース
5のフック部36に係止された状態であるので、前記補
強板材33の上方への移動に対する圧力負担が軽減さ
れ、前記補強板材33の変形に伴う前,後破断開放部3
1,32との熔着部に対する負担を少なくすることで熔
着部の剥離を防止し、前,後破断開放部31,32の飛
散を防止する。またエアーバッグ4の膨張展開完了直前
時には左右短尺方向の破断溝30a,30aは前記左右
短尺方向の補強用リブ12の左右側壁12b,12bよ
り離れた位置に形成されていることで、図11に示すよ
うに内装カバー3の破断開放部30が変形してせん断力
を吸収し、前記破断開放部30の破断部に生じるささく
れ現象を予防し、奇麗な破断面を提供できる。
【0028】これと同時に、エアーバッグ4は開かれた
破断開放部31,32から内装カバー3の外方へ膨張展
開され、この膨張展開されたエアーバッグ4の緩衝作用
で助手席の乗員の胸部や頭部を支えることにより、乗員
を車両衝突時の衝撃力から保護して、その安全性を確保
することができる。
【0029】したがって、上記のように構成された助手
席用エアーバッグ装置によれば、破断開放部31,32
を内装カバー3の裏面にレーザ加工により形成した脆弱
部である破断溝30a及び中央破断溝30bで展開でき
るようにしかつ破断開放部31,32と補強板材33,
33との熔着に対する負担を軽減する構成としたので、
内装カバー3の破断開放部31,32が変形することな
く補強板材33,33と共に確実に展開することで危険
が防止される。また、ヒンジ部の折り曲げ反力が減少す
るため、補強板材33,33の取付部35,35が破損
されることがなくなる。
【0030】さらにまた、上述の実施例ではエアーバッ
グ装置を助手席用のものにつて説明したが、ハンドル中
央部、側柱部などに配設するエアーバッグ装置について
も適用できることは勿論である。
【0031】なお、前記実施形態では、破断開放部が観
音開きに開口する構成に付いて説明したが、これに限ら
れることなく、内装カバー内面に熔着される補強板材の
構成が若干異なるが、破断開放部が片開き構成のものに
ついても適用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の自動車用エアーバ
ッグ装置によれば、エアーバッグケースの開口部と相対
向する前記カバーの裏面位置に脆弱部分を破断溝により
形成した破断開放部と、該破断開放部に対応する形状の
補強板材とを備えた自動車用エアーバッグ装置におい
て、前記内装カバーの破断開放部の裏面側に下方に伸び
る水平断面矩形状の補強リブを突設し、該補強リブの
前,後側壁(長手方向)にそれぞれ所定間隔で形成した
係合孔を設け、前記係合孔に前記エアーバッグケースの
前,後側端面(長手方向)に固着したフック部を、前記
補強板材のヒンジ部から下方に延長される取付部を介し
て係止し、かつ前記補強リブの左,右側壁を前記エアー
バッグケースの左,右側端面からそれぞれ所定の距離離
間させると共に、前記各離間部分間に破断開放部の破断
溝を形成した構成としたので、破断開放部の内、特に
左,右の前,後短尺方向の破断部に破断面をシャープな
エッヂができにくくすることで、安全性の高い破断開放
部を備えた自動車用エアーバッグ装置とすることができ
る。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来におけるインストルメントパネルカバーに
エアーバック膨張展開用の開放部を形成した場合の説明
図。
【図2】図1のA―A線縦断面図。
【図3】従来の助手席用エアーバッグ装置の単板状の内
装カバーにエアーバッグ膨張展開用の破断開放部を形成
した状態を示す部分拡大説明図。
【図4】図4は図3のB−B線に沿う概略断面。
【図5】図5は内装パネルの破断開放部を取除いて示す
説明図。
【図6】図6は図5の矢印C部の拡大断面図である。
【図7】図7は本発明にかかる自動車用エアーバッグ装
置に係る実施形態を示す助手席用に適用したエアーバッ
グ装置の要部斜視図。
【図8】図7のC−C線断面図。
【図9】図9は本発明にかかる自動車用エアーバッグ装
置の助手席用エアーバッグ装置が配設された内装カバー
の一部平面図で破断開放部を取除いた概略説明図。
【図10】図10は図7のD−D線断面図。
【図11】図11は図9の矢印E部の拡大断面図。
【符号の説明】
2 インストルメントパネルコアー 3 内装カバー(インストルメントパネル) 3b 水平面 4 エアバッグ 5 エアーバックケース 5a 開口部 5b,5b 前,後側壁 5c,5c 左,右側端面 12 補強リブ 12a,12a 前,後側壁 12b,12b 左,右側壁 20 収容部 21 隔壁部材 30 破断開放部 30a 破断溝 30b 中央破断溝 31,32 前,後破断開放部 33,33 補強板材 34 ヒンジ部 36 結合孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内装カバーによって被覆されたフロ
    ント部、ハンドル中央部及び側柱部の少なくとも1個所
    に配設された、インフレータからのガスにより膨張展開
    されるエアーバッグを折り畳んだ状態で収容すると共
    に、前記内装カバーの裏面と対向する個所に開口部を有
    するエアーバッグケースを配設し、前記エアーバッグケ
    ースの開口部と相対向する前記カバーの裏面位置に脆弱
    部分を破断溝により形成した破断開放部と、該破断開放
    部に対応する形状の補強板材とを備えた自動車用エアー
    バッグ装置において、 前記内装カバーの破断開放部の裏面側に下方に伸びる水
    平断面矩形状の補強リブを突設し、該補強リブの前,後
    側壁(長手方向)にそれぞれ所定間隔で形成した係合孔
    を設け、前記係合孔に前記エアーバッグケースの前,後
    側端面(長手方向)に固着したフック部を、前記補強板
    材のヒンジ部から下方に延長される取付部を介して係止
    し、かつ前記補強リブの左,右側壁を前記エアーバッグ
    ケースの左,右側端面からそれぞれ所定の距離離間させ
    ると共に、前記各離間部分間に破断開放部の破断溝を形
    成したことを特徴とする自動車用エアーバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記補強リブの左,右側壁と、前記エア
    ーバッグケースの左,右側端面との間隔を10mm〜4
    0mmとし、かつ前記補強板材の左右側端部との間隔を
    5mm〜30mmとすると共に、前記破断開放部に形成
    される前記破断溝を前記補強リブの左,右側壁から5m
    m〜20mm離間した位置に形成したことを特徴とする
    自動車用エアーバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記破断溝は、前記内装カバーの裏面側
    よりレーザ発生手段から発生するパルス状のレーザを前
    記破断開放部の左右長手方向の輪郭に沿い、かつ前後の
    短尺方向では所定の間隔離れた位置に相対移動させなが
    ら照射して前記内装カバーの裏面に肉厚部と薄肉部とを
    所定間隔で形成することにより構成されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の自動車用エアーバッグ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016210218A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 豊田合成株式会社 エアバッグ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016210218A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 豊田合成株式会社 エアバッグ装置

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