JP2002012258A - 生分解性容器およびその製造方法 - Google Patents

生分解性容器およびその製造方法

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JP2002012258A
JP2002012258A JP2000198533A JP2000198533A JP2002012258A JP 2002012258 A JP2002012258 A JP 2002012258A JP 2000198533 A JP2000198533 A JP 2000198533A JP 2000198533 A JP2000198533 A JP 2000198533A JP 2002012258 A JP2002012258 A JP 2002012258A
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JP
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container
biodegradable
biodegradable resin
cellulose acetate
solution
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JP2000198533A
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English (en)
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Michio Hayashi
道夫 林
Hiroshi Maeda
弘 前田
Yutaka Miyagawa
裕 宮川
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SHINKO PLANT KENSETSU KK
YOKOYAMA KK
Chori Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Kankyo Kagaku KK
Original Assignee
SHINKO PLANT KENSETSU KK
YOKOYAMA KK
Chori Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Kankyo Kagaku KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、耐油性、耐熱性、耐電子レンジ性等
が良く、幅広い用途に使用可能な、生分解性容器を提供
する。 【解決手段】 本願発明にかかる生分解性容器は、植物
性繊維で成形された容器の少なくとも表面層に生分解性
樹脂溶液を含浸させて該容器表面に生分解性樹脂皮膜を
形成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は生分解性容器およ
びその製造方法に関し、特にたとえば飲食物用に用いら
れる生分解性容器およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、即席麺等の飲食物用の容器として
発泡スチロール性容器などが広く用いられている。ま
た、たとえばポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂で表面
をラミネートないしコーティングした紙製容器が存在す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな容器は焼却すると燃焼時発熱量が高く、炉壁を痛
め、地中や海中では分解しない。そこで、従来、葦など
の植物性繊維で成形された容器が提案されている。しか
し、従来の植物性繊維で成形された容器は、耐水性、耐
油性、耐熱性、耐電子レンジ性が無く、また、輸送中や
保管中にぼろぼろと繊維が剥落するため、用途が限られ
ていた。
【0004】それゆえに、本願発明の主たる目的は、耐
水性、耐油性、耐熱性、耐電子レンジ性等が良く、幅広
い用途に使用可能な、生分解性容器およびその製造方法
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明にかかる生分解
性容器は、植物性繊維で成形された容器の少なくとも表
面層に生分解性樹脂溶液を含浸させて該容器表面に生分
解性樹脂層を形成してなる、生分解性容器である。容器
表面に生分解性樹脂層を形成することで、植物性繊維で
成形された容器の生分解性を損なうこと無く、耐水性、
耐油性、耐熱性、耐電子レンジ性を向上させることがで
き、容器自身の強度も向上させることができる。また、
植物性繊維が容器表面から剥落することが防止される。
さらに、生分解性樹脂溶液を容器表面に含浸させて樹脂
層を形成するので、単にラミネートすることに比べて、
樹脂の剥離が生じない利点がある。
【0006】また、本願発明にかかる生分解性容器にお
いて、植物性繊維は、藁、葦、ケナフ、とうもろこし、
バガス、木材パルプのいずれかの繊維であることが、省
資源や環境保全の観点からは好ましい。
【0007】さらに、本願発明にかかる生分解性容器に
おいて、生分解性樹脂は、酢酸セルロースであること
が、本願発明の目的を達成するため好ましい。
【0008】また、本願発明にかかる生分解性容器にお
いて、酢酸セルロースの溶剤としてアセトンまたは酢酸
エチルを用いることがコスト、安全性などの観点から好
ましい。
【0009】また、本願発明にかかる生分解性容器の製
造方法は、植物性繊維で成形された容器を準備するステ
ップと、容器を生分解性樹脂溶液に浸漬するステップ
と、容器を乾燥させて、容器表面に生分解性樹脂層を形
成するステップとを含む、生分解性容器の製造方法であ
る。
【0010】また、本願発明にかかる生分解性容器の製
造方法は、植物性繊維で成形された容器を準備するステ
ップと、タンク内で容器を生分解性樹脂溶液に浸漬する
ステップと、タンク内から生分解性樹脂溶液を回収する
ステップと、生分解性樹脂溶液が少なくとも表層面に含
浸した容器をタンク内で乾燥させて、容器表面に生分解
性樹脂層を形成するステップとを含む、生分解性容器の
製造方法である。
【0011】本願発明にかかる生分解性容器の製造方法
において、タンク内を不活性ガスで置換しながら、生分
解性樹脂溶液をタンク内から回収し、かつ容器を乾燥さ
せることが好ましい。
【0012】また、本願発明にかかる生分解性容器の製
造方法において、植物性繊維は藁、葦、ケナフ、とうも
ろこし、バガス、木材パルプのいずれかの繊維であるこ
とが好ましい。
【0013】また、本願発明にかかる生分解性容器の製
造方法において、生分解性樹脂溶液は酢酸セルロース/
アセトン溶液または酢酸セルロース/酢酸エチル溶液で
あることが好ましい。
【0014】本願発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本願発明の生分解性容器の
一実施形態の壁面の断面を示す図解図である。この実施
形態の生分解性容器20は、植物性繊維で成形した容器
10の表面に生分解性樹脂を含浸させて、該容器10の
表面に生分解性樹脂層22を形成してなるものである。
生分解性樹脂層22によって耐水性、耐油性、耐熱性、
耐電子レンジ性の効果が付与される。また、容器10を
構成する植物性繊維の剥落が防止される。さらに、容器
10と生分解性樹脂層22は、含浸層24により境界の
無い状態となるので、たとえばポリプロピレンを容器表
面に単に貼り合わせてなる既存のものと異なり、生分解
性樹脂層22が剥落することもない。さらに、植物性繊
維と生分解性樹脂との組み合わせなので、環境に優しい
容器である。
【0016】図2は本願発明にかかる生分解性容器の製
造方法の一実施形態を示す図解図である。容器10は植
物性繊維で成形される。植物性繊維としては、藁(わ
ら)、葦(あし)、ケナフ、とうもろこし、バガス、木
材パルプなどを用いることができるが、特に葦はたとえ
ば中国の河川や湖畔周辺に大量に自生しており、低コス
トで入手することができ、また、生育が早いので木材繊
維と比較して森林破壊などの問題が生じないという利点
がある。葦繊維で容器10を製造するためには、まず、
伐採された天然の葦が切断・粉砕されて水洗された後、
高温、高圧下で煮られて繊維質が抽出される。抽出され
た繊維質はフィルターにかけられて不純物が取り除かれ
る。その後、漂白、洗浄工程を経て植物性パルプとして
の葦パルプとされる。葦パルプには必要に応じて防水剤
などの添加剤が加えられる。その後、葦パルプを金型に
流し込み、たとえば真空下で加圧・加熱することによ
り、容器10が得られる。
【0017】複数の容器10は図2(A)に示すよう
に、浸漬タンク12内に図示しないラックによって互い
に所定の間隔をあけながらセットされる。次に、図2
(B)に示すように、溶液タンク14から浸漬タンク1
2に常圧下、酢酸セルロース・アセトン溶液が注入され
る。溶媒として用いられるアセトンは揮発性が高いの
で、乾燥工程を短時間で済ますことができ、また、低コ
ストである。さらに、アセトンはタバコのアセテートフ
ィルタ製造時の溶媒として用いられていることからもわ
かるように、乾燥工程後は容器に残留せず安全である。
容器10は酢酸セルロース・アセトン溶液にたとえば2
0秒間浸漬される。これにより葦繊維でなる容器10の
表層面および繊維内部に酢酸セルロース・アセトン溶液
が十分に含浸する。
【0018】次に、図2(C)に示すように、浸漬タン
ク12から酢酸セルロース・アセトン溶液が溶液タンク
14に回収される。回収された酢酸セルロース・アセト
ン溶液は再使用される。
【0019】次に、図2(D)に示すように、常圧下、
浸漬タンク12内に窒素ボンベ16から窒素ガスが送入
される。窒素ガスが送入されることにより浸漬タンク1
2から押し出されたアセトン蒸気を含むガスは回収装置
18に送られてアセトンが回収される。回収されたアセ
トンは溶液タンク14に戻される。この窒素ガス置換工
程はたとえば約2分間行われる。このとき窒素ガスの流
動により容器10の乾燥が促進される。また、窒素ガス
で浸漬タンク12内のガスを置換することにより安全性
を高めることができる。
【0020】その後、図2(E)に示すように、浸漬タ
ンク12の蓋が開かれて、容器10が取り出され、乾燥
室で後乾燥され、アセトンが完全に除去されて、生分解
性容器20が完成する。
【0021】この実施形態の製造方法では、植物性繊維
で成形された容器10を酢酸セルロース溶液に浸漬し
て、容器10に酢酸セルロース溶液を含浸させた後、乾
燥させることにより、比較的容易かつ低コストに、酢酸
セルロースで容器10表面をコーティングすることがで
きる。酢酸セルロースは、たとえばポリプロピレンなど
と異なり、生分解性を持つことが知られている。したが
って、この製造方法により得られる生分解性容器20
は、地中や海中で水と炭酸ガスに生分解可能である。ま
た、焼却しても有毒ガスが発生せず、炉壁を痛めること
もない。さらに、容器表面に生分解性樹脂としての酢酸
セルロースが含浸しているので、植物性繊維が剥落する
ことがない。また、ガス透過性や透湿性が下がるため、
お湯などを入れた際に熱い蒸気が容器の繊維の隙間を通
って漏れ出さず、手で持つことが可能である。この容器
20は水に長時間浸しても柔らかくなりにくく、腰のあ
る容器として用いることができる。この容器20を弁当
箱に用いた場合には飯粒がくっつきにくく、耐熱性が良
いので電子レンジでの加熱も可能である。また、この製
造方法によれば、ほぼ密閉された系内でほとんどの工程
を行うことができるので安全である。
【0022】なお、本願発明にかかる生分解性容器の製
造方法は、上述のものに限るものではなく、たとえば容
器に生分解性樹脂溶液を刷毛で塗布したり、スプレーで
塗布したりしてもよい。また、上述の実施形態および実
施例では溶媒としてアセトンを用いたが、これに限るも
のではなく、その他の溶媒たとえば酢酸エチルを用いて
もよい。さらに、生分解性樹脂として、酢酸セルロース
以外のものを用いても良い。
【0023】(実施例1)葦で成形した容器10を酢酸
セルロース/アセトン溶液に浸漬した。その容器10を
乾燥させて、生分解性容器20を得た。この生分解性容
器20の残留アセトン量をガスクロマトグラフィで測定
したところ、残留アセトンは検出できなかった。また、
容器20の壁面の断面写真の撮影を行ったところ、図1
に示すように、容器20の壁面の表面には含浸層24を
介して酢酸セルロースの生分解性樹脂層22が形成され
ていた。続いて、容器20に水を入れ、電子レンジで加
熱した。取り外して外観検査を行ったが、水が透過した
り、酢酸セルロース樹脂や、葦繊維が剥落するなどの問
題は生じなかった。
【0024】(実施例2)葦で成形した容器10に酢酸
セルロース/アセトン溶液を刷毛で塗布し、生分解性容
器20を得た。そして、実施例1と同様の試験を実施し
た。その結果、この生分解性容器20でも実施例1と同
様の効果が確認できた。
【0025】(実施例3)葦で成形した容器10に酢酸
セルロース/アセトン溶液をスプレーで塗布し、生分解
性容器20を得た。そして、実施例1と同様の試験を実
施した。その結果、この生分解性容器20でも実施例1
と同様の効果が確認できた。
【0026】(実施例4)図2に示した装置および製造
方法で生分解性樹脂20を製造した。この実施例では、
酢酸セルロース/アセトン溶液の濃度を1〜10重量%
とした。得られた生分解性樹脂20について、実施例1
と同様の試験を実施した。その結果、この生分解性容器
20でも実施例1と同様の効果が確認できた。
【0027】
【発明の効果】本願発明によれば、耐水性、耐油性、耐
熱性、耐電子レンジ性等の良い生分解性容器を得ること
ができる。この生分解性容器は、飲食物用などの様々な
用途に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる生分解性容器の一実施形態の
壁面の断面図解図である。
【図2】本願発明にかかる生分解性容器の製造方法の一
実施形態を示す図解図である。
【符号の説明】
10 容器 12 浸漬タンク 14 溶液タンク 16 窒素ボンベ 18 回収装置 20 生分解性容器 22 生分解性樹脂層 24 含浸層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591278666 神鋼プラント建設株式会社 兵庫県神戸市灘区岩屋北町4丁目5番22号 (71)出願人 000001199 株式会社神戸製鋼所 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 (72)発明者 林 道夫 兵庫県西宮市高須町2−1−32−1012 (72)発明者 前田 弘 神戸市灘区岩屋北町4丁目5番22号 神鋼 プラント建設株式会社内 (72)発明者 宮川 裕 大阪市中央区備後町4丁目1番3号 株式 会社神戸製鋼所大阪支社内 Fターム(参考) 3E033 BA10 BA30 BB10 CA09 CA20 FA04 GA03 3E086 AD06 BA02 BA25 BA29 BB41 BB71 BB74 BB90 CA01 CA11 DA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物性繊維で成形された容器の少なくと
    も表面層に生分解性樹脂溶液を含浸させて該容器表面に
    生分解性樹脂層を形成してなる、生分解性容器。
  2. 【請求項2】 前記植物性繊維は、藁、葦、ケナフ、と
    うもろこし、バガス、木材パルプのいずれかの繊維で形
    成された、請求項1に記載の生分解性容器。
  3. 【請求項3】 前記生分解性樹脂は、酢酸セルロースで
    ある、請求項1または請求項2に記載の生分解性容器。
  4. 【請求項4】 前記酢酸セルロースの溶剤としてアセト
    ンまたは酢酸エチルを用いた、請求項3に記載の生分解
    性容器。
  5. 【請求項5】 植物性繊維で成形された容器を準備する
    ステップと、 前記容器を生分解性樹脂溶液に浸漬するステップと、 前記容器を乾燥させて、容器表面に生分解性樹脂層を形
    成するステップとを含む、生分解性容器の製造方法。
  6. 【請求項6】 植物性繊維で成形された容器を準備する
    ステップと、 タンク内で前記容器を生分解性樹脂溶液に浸漬するステ
    ップと、 前記タンク内から前記生分解性樹脂溶液を回収するステ
    ップと、 前記生分解性樹脂溶液が少なくとも表層面に含浸した前
    記容器を前記タンク内で乾燥させて、容器表面に生分解
    性樹脂層を形成するステップとを含む、請求項5に記載
    の生分解性容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記タンク内を不活性ガスで置換しなが
    ら、前記生分解性樹脂溶液を前記タンク内から回収し、
    かつ前記容器を乾燥させる、請求項6に記載の生分解性
    容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記植物性繊維は藁、葦、ケナフ、とう
    もろこし、バガス、木材パルプのいずれかの繊維であ
    る、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の生分解
    性容器の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記生分解性樹脂溶液は、酢酸セルロー
    ス/アセトン溶液または酢酸セルロース/酢酸エチル溶
    液である、請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の
    生分解性容器の製造方法。
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