JP2002013902A - 精密機器 - Google Patents

精密機器

Info

Publication number
JP2002013902A
JP2002013902A JP2000194480A JP2000194480A JP2002013902A JP 2002013902 A JP2002013902 A JP 2002013902A JP 2000194480 A JP2000194480 A JP 2000194480A JP 2000194480 A JP2000194480 A JP 2000194480A JP 2002013902 A JP2002013902 A JP 2002013902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral spring
main body
gear
spring
precision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000194480A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Nishimura
安徳 西村
Tooru Fujimitsu
徹 藤光
Mikio Suzuki
幹男 鈴木
Toshiyuki Shinohara
利行 篠原
Munenori Ishii
宗徳 石井
Koichi Adachi
浩一 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2000194480A priority Critical patent/JP2002013902A/ja
Publication of JP2002013902A publication Critical patent/JP2002013902A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】渦巻きばねを取り付けるにあたり、コストを低
くすることができるとともに大量生産が可能な精密機器
を提供すること。 【解決手段】歯車機構4のバックラッシュを防止するた
めにそれぞれ機器本体2にバックラッシュ防止用ギア6
及び渦巻きばね7が取り付けられ、バックラッシュ防止
用ギア6は渦巻きばね7と連結された軸部23を備え、
渦巻きばね7は、その内側端部が折り曲げ形成された係
止部7Bを有し、この係止部7Bが軸部23に形成され
た溝23Eに係合されている。渦巻きばね7の内側端部
に形成された係止部7Bを軸部23の溝23Eに差し込
むことで、渦巻きばね7を軸部23に取り付けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定器本体に歯車
機構を設け、この歯車機構のバックラッシュを防止する
ためのバックラッシュ防止用ギア及び渦巻きばねをそれ
ぞれ機器本体に取り付けた精密機器、例えば、測定機器
や時計等に関するものである。
【0002】
【背景技術】機械式や梃子式の各種ダイヤルゲージ、マ
イクロメータ、ダイヤルノギス等の測定機器では、直線
変位量をスピンドルを介して機械的に読みとるものが知
られている。このタイプの測定機器は、機器本体と、こ
の機器本体に設けられる歯車機構と、この歯車機構にそ
れぞれ連動するスピンドル及び針とを備え、スピンドル
の変位が歯車機構を介して針に伝達され、この針の変位
から直線変位量が読みとられる。
【0003】一般に、複数の歯車からなる歯車機構では
バックラッシュが生じるため、このバックラッシュを防
止するためのギア及び渦巻きばねが機器本体にそれぞれ
設けられている。渦巻きばねは、断面が一様の帯状材料
を平面上で渦巻形に巻いたもので、ぜんまいばねとも称
されることがある。この渦巻きばねは、その内側端部が
バックラッシュ防止用ギアと連結された軸に取り付けら
れ、その外側端部(開放端)が機器本体に取り付けられ
ている。従来では、渦巻きばねの内側端部の軸への取付
はメタルリングを利用して行われている。
【0004】つまり、従来では、図5(A)に示される
通り、前記軸と係止される係止孔50Aが軸心に形成さ
れたメタルリング50に、渦巻きばね60の内側端部を
ねじ61で固定するものがある。さらに、図5(B)に
示される通り、メタルリング50の外周部において旋盤
加工で形成された溝50Bに渦巻きばね60の内側端部
を嵌合し、この内側端部をメタルリング50の周面に溶
接62で止めるものがある。
【0005】また、図5(C)に示される通り、メタル
リング50の端面からフライス加工で所定深さに形成さ
れた溝50Cに渦巻きばね60の内側端部を係合し、か
つ、この渦巻きばね60の内側端部の側部60Aをかし
めるものがある。さらに、図5(D)に示される通り、
メタルリング50の溝50Bに渦巻きばね60の内側端
部を嵌合し、この内側端部を係止するようにメタルリン
グ50の溝50Bの両外側に形成されたリブ50Dをか
しめるものがある。
【0006】また、従来では、渦巻きばねの外側端部の
機器本体への取付はテーパピンを利用して行われている
ものがある。この従来例では、、機器本体に孔を形成
し、この孔に渦巻きばねの外側端縁を挟み込んだ状態で
テーパピンを圧入する。このテーパピンは小さな部品で
あるため、孔への圧入は手作業で行う。さらに、渦巻き
ばねの外側端部の機器本体への取付を渦巻きばねをかし
めることで行っている従来例がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】渦巻きばね内側端部の
軸への取付構造において、図5(A)で示される従来例
では、ねじ61で渦巻きばね60を取り付けるため、ね
じ止め作業に手間がかかる。特に、ダイヤルゲージ等の
測定機器は小型化されたものが多いため、ねじ61やメ
タルリング50も小さいものであり、このねじ61を用
いて渦巻きばね60を取り付ける作業は煩雑である。図
5(B)で示される従来例では、溶接で渦巻きばね60
を固定するものであるが、前述の通り、メタルリング5
0が小さいため、溶接作業は煩雑であり、手間がかか
る。
【0008】図5(C)で示される従来例では、メタル
リング50の端面に溝50Cを形成するものであるが、
小さなメタルリング50にフライス加工で溝50Cを形
成する作業や渦巻きばね60の側部60Aをかしめる作
業は煩雑であり、手間がかかる。図5(D)で示される
従来例では、メタルリング50のリブ50Dをかしめる
ものであるが、小さなメタルリング50のリブ50Dを
かしめる作業は煩雑であり、手間がかかる。つまり、前
述の従来例では、渦巻きばね60のメタルリング50へ
の取付を手作業で行うものであり、かつ、この作業が煩
雑である。さらに、歯車機構に設けられる軸の他に、メ
タルリング50や必要に応じてねじ61が必要とされ、
部品点数が多くなる。
【0009】また、渦巻きばね外側端部の機器本体への
取付構造のうち、テーパピンを用いる従来例では、テー
パピンのコストがかかる。さらに、このテーパピンを機
器本体の孔に手作業で圧入するため、作業が煩雑であ
る。また、テーパピンを圧入する際に渦巻きばねがずれ
ることがあり、この場合、渦巻きばねの形状を整える必
要があり、この点からも作業が煩雑である。さらに、渦
巻きばねをかしめる従来例では、はしめる作業が煩雑で
あって、手間がかかるものである。そのため、渦巻きば
ねの内側端部を軸に取り付ける従来例や渦巻きばねの外
側端部を機器本体に取り付ける従来例では、それぞれ渦
巻きばねを用いた測定機器の製造コストが高いものにな
るとともに、作業が煩雑であるが故に大量生産するには
限界があるという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、渦巻きばねを取り付ける
にあたり、コストを低くすることができるとともに大量
生産が可能な精密機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、渦
巻きばねの内側端部を折り曲げて軸部の溝に係止し、あ
るいは、渦巻きばねの外側端部を捻って形成された係合
片を機器本体に係止して前記目的を達成しようとするも
のである。具体的には、本発明の精密機器は、機器本体
と、この機器本体に設けられる歯車機構と、この歯車機
構のバックラッシュを防止するためにそれぞれ前記機器
本体に取り付けられるバックラッシュ防止用ギア及び渦
巻きばねとを備えた精密機器であって、前記バックラッ
シュ防止用ギアは前記渦巻きばねと連結された軸部を備
え、前記渦巻きばねは、その内側端部が折り曲げ形成さ
れた係止部を有し、この係止部が前記軸部に形成された
溝に係合されていることを特徴とする。
【0012】本発明では、渦巻きばねの内側端部に形成
された係止部を軸部の溝に差し込むことで、渦巻きばね
を軸部に取り付けることができる。渦巻きばねを軸部に
取り付けた後は、渦巻きばねには、その収縮方向にばね
力が発生するため、渦巻きばねの係止部が軸部を締め付
けることになり、渦巻きばねと軸部とが固定される。そ
のため、本発明では、従来用いられているメタルリン
グ、ねじ等が不要とされるので、製造コストを低くする
ことができる。しかも、軸部の溝に渦巻きばねの係止部
を差し込むだけで、渦巻きばねの取付作業が完了するた
め、渦巻きばねの取付作業の自動化が可能となり、精密
機器の大量生産が可能となる。
【0013】ここで、本発明では、前記軸部は、前記渦
巻きばねの内側端部を保持する保持部と、この保持部に
保持された前記渦巻きばねの内側端部を抜け止めするた
めの抜止部とを備えた構成が好ましい。この構成では、
渦巻きばねの内側端部を軸部の保持部で保持させた後、
この渦巻きばねの内側端部は抜止部で抜け止めされるた
め、渦巻きばねが誤って軸部から外れることがない。
【0014】また、本発明の精密機器は、機器本体と、
この機器本体に設けられる歯車機構と、この歯車機構の
バックラッシュを防止するために前記機器本体にそれぞ
れ取り付けられるバックラッシュ防止用ギア及び渦巻き
ばねとを備えた精密機器であって、前記渦巻きばねは、
その外側端部が捻られて形成された係合片を備え、前記
機器本体は、前記渦巻きばねの係合片の動きを阻止する
とともに前記機器本体に設けられた突起部を備えて構成
されたことを特徴とする。
【0015】本発明では、渦巻きばねの外側端部に形成
された係合片を機器本体の突起部に係合させることで、
渦巻きばねを機器本体に取り付けることができる。渦巻
きばねを機器本体に取り付けた後は、渦巻きばねの係合
片が捻られて形成されているため、渦巻きばねに収縮方
向のばね力が生じても、その力が係合片の平面と直交す
る方向と平面方向と略平行な方向とに分散されるため、
係合片が折れ曲がりにくくなり、誤って突起部から外れ
ることがない。そのため、本発明では、従来用いられて
いるテーパピンが不要とされるので、製造コストを低く
することができる。しかも、機器本体の突起部に渦巻き
ばねの係合片を係合するだけで、渦巻きばねの取付作業
が完了するので、渦巻きばねの取付作業の自動化が可能
となり、精密機器の大量生産が可能となる。さらに、テ
ーパピンの圧入作業に伴う渦巻きばねのずれがないの
で、取付作業が簡略化される。
【0016】ここで、本発明では、前記係合片は、前記
渦巻きばねの外側端部が直角に捻られて形成された構成
が好ましい。この構成では、渦巻きばねに収縮方向のば
ね力が生じた際に、その力が係合片の略平面に沿って働
くため、係合片が折れ曲がって突起部から誤って外れる
ことを確実に防止することができる。しかも、前記突起
部は前記渦巻きばねの前記係合片を挟んで2カ所配置さ
れた構成が好ましい。この構成では、係合片が互いに対
向する突起部に挟まれる状態となるので、係合片のずれ
を確実に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の精密機
器である機械式のダイヤルゲージ1の概略構成を示す分
解斜視図である。図1において、ダイヤルゲージ1は、
機器本体2と、この機器本体2に進退可能に設けられる
スピンドル3と、このスピンドル3に連結され機器本体
2に設けられた歯車機構4と、この歯車機構4と連動す
る針5A,5Bと、歯車機構4のバックラッシュを防止
するバックラッシュ防止用ギア6と、このギア6に連結
された渦巻きばね7とを備えて構成されている。
【0018】機器本体2は、略扁平な円柱状のケーシン
グ10と、このケーシング10の端面に設けられた裏蓋
11と、このケーシング10の内部に設けられ歯車機構
4を取り付ける略平板状の地板12及び断面略コ字型の
軸受板13と、地板12にそれぞれ平行配置される文字
板14及び目盛り板15と、この目盛り板15を覆うと
ともにケーシング10の端面に取り付けられる外枠16
とを備えて構成されている。ケーシング10の外周部に
はスピンドル3を案内支持するための略円柱状の支持部
材17が設けられ、この支持部材17の先端にはゴムキ
ャップ18が設けられている。この支持部材17の反対
側においてケーシング10の外周部にはキャップ19が
設けられている。
【0019】スピンドル3の側面には図示しないラック
が形成され、このラックが歯車機構4と連結される。こ
のスピンドル3は、図示しないコイルばねにより、常
時、突出方向に付勢されている。歯車機構4は、針5A
と連結されバックラッシュ防止用ギア6と噛合するセン
タピニオン20と、針5Bと連結された大歯車21と、
これらの歯車と連動する図示しない小歯車及び中間歯車
とを備え、これらの一連の歯車は地板12及び軸受板1
3に回転自在に支持されている。大歯車21は、スピン
ドル3と連動する小径歯車部21Aとセンタピニオン2
0と噛合する大径歯車部21Bとが同軸上に設けられた
構造である。針5Aは長針であり、針5Bは短針であっ
て、これらの針5A,5Bでスピンドル3の進退量(変
位量)が表示される。
【0020】バックラッシュ防止用ギア6及び渦巻きば
ね7の取付構造が図2から図4に示されている。図2
は、バックラッシュ防止用ギア6及び渦巻きばね7の取
付構造を示す断面図である。図2において、バックラッ
シュ防止用ギア6は、ギア本体22と、このギア本体2
2の回転中心に設けられ渦巻きばね7の内側端部と連結
された軸部23とを備え、この軸部23は、その一端が
地板12に回転自在に支持されており、その他端が軸受
板13に回転自在に支持されている。
【0021】軸部23は、渦巻きばね7の内側端部を保
持する保持部23Aと、この保持部23Aの端部に設け
られ渦巻きばね7の保持部23Aへの挿入を容易にする
ための円錐部23Bと、保持部23Aに保持された渦巻
きばね7の内側端部を抜け止めする抜止部23Cと、保
持部23A及び円錐部23Bを貫通して形成される軸支
部23Dとを備えて構成される。保持部23Aは、段付
きの円柱状に形成されており、その外周部には、その軸
方向に沿って渦巻きばね7の内側端部を係合するための
溝23Eが軸方向に延びて形成されている。この溝23
Eは、複数、例えば、4個、保持部23Aの外周に等間
隔に形成されている。
【0022】抜止部23Cは軸支部23Dに一体的に形
成されており、略三角形状のプレートの一辺が保持部2
3Aに形成された嵌合溝23Fに嵌合されている。抜止
部23Cは、前記一辺と交叉する一辺が円錐部23Bの
テーパ面と連続形成されており、残りの一辺が保持部2
3Aの段付き部との間で渦巻きばね7の内側端部を挟持
する。図2では抜止部23Cは複数個設けられている
が、1個でもよい。
【0023】図3には渦巻きばね7の構造が示されてい
る。図3(A)は渦巻きばね7の平面図であり、図3
(B)は、その断面図である。図3において、渦巻きば
ね7は、断面が一様の帯状材料を平面上で渦巻形に巻い
たもので、ぜんまいばねと称されるものである。渦巻き
ばね7は、ばね本体7Aと、このばね本体7Aより内側
において略直角に折り曲げ形成され保持部23Aの溝2
3Eに係合される係止部7Bと、ばね本体7Aより外側
(開口端側)においてばね本体7Aに対して直角に捻ら
れて形成された係合片7Cとから形成されている。渦巻
きばね7は、その内側端部の係止部7Bが保持部23A
の溝23Eに係合された状態では、図4に示される通
り、その収縮方向(保持部23Aに向かう方向P)にば
ね力が発生するため、係止部7Bが保持部23Aを締め
付けることになる。
【0024】図2において、地板12は、軸受板13側
に向けて突出形成された取付部12Aを備え、この取付
部12Aには渦巻きばね7の係合片7Cの動きを阻止す
る円柱状の突起部12Bが設けられている。この突起部
12Bは、渦巻きばね7の係合片7Cを挟んで2カ所対
向配置されている(図3参照)。そのため、渦巻きばね
7の係合片7Cは、その平面内での動きが規制されるこ
とになる。渦巻きばね7を突起部12Bに取り付けた後
は、渦巻きばね7の係合片7Cが直角に捻られて形成さ
れているため、渦巻きばね7に収縮方向のばね力が生じ
ても、その力が係合片7Cの平面内で伝達されるため、
この係合片7Cが折れ曲がることがない。軸受板13
は、その地板12と対向する部分に弾性を有する押圧部
13Aが一体形成される。この押圧部13Aは、その先
端部が取付部12Aとの間で渦巻きばね7の係合片7C
を挟持する構成である。軸受板13は、ねじ24で地板
12に取り付けられている。
【0025】このような構成のダイヤルゲージ1を組み
立てるには、ケーシング10に裏蓋11を取り付けてお
き、スピンドル3を取り付け、歯車機構4をケーシング
10の内部に組み付ける。さらに、地板12と軸受板1
3との間にバックラッシュ防止用ギア6及び渦巻きばね
7を取り付ける。そのため、地板12にバックラッシュ
防止用ギア6を配置しておき、このギア6に渦巻きばね
7を取り付ける。
【0026】この際、渦巻きばね7の内側端部を、軸部
23の円錐部23Bに案内させながらギア本体22側に
押しつける。すると、渦巻きばね7の内側端部は、抜止
部23Cの側面を通って保持部23Aに導かれる。その
後、渦巻きばね7の内側端部の係止部7Bを溝23Eに
嵌め込む。また、渦巻きばね7の外側端部の係合片7C
を、地板12の取付部12Aに形成された2カ所の突起
部12Bの間に係止する。
【0027】その後、地板12に軸受板13をねじ24
で取り付ける。軸受板13を地板12に取り付けた状態
では、軸受板13の押圧部13Aで渦巻きばね7の係合
片7Aが押圧されて軸受板13及び地板12から外れる
ことがない。バックラッシュ防止用ギア6及び渦巻きば
ね7が取り付けられた地板12及び軸受板13を、ケー
シング10の内部に装着し、さらに、文字板14及び目
盛り板15を取り付け、針5A,5Bを歯車機構4に取
り付ける。最後に外枠16及びキャップ19をケーシン
グ10に取り付ける。
【0028】従って、本実施形態では、ダイヤルゲージ
1で使用されるバックラッシュ防止用ギア6を、ギア本
体22と、渦巻きばね7と連結された軸部23とを備え
て構成し、この渦巻きばね7を、その内側端部が折り曲
げ形成された係止部7Bを有する構造とし、この係止部
7Bを軸部23に形成された溝23Eに係合したから、
渦巻きばね7の係止部7Bを軸部23の溝23Eに差し
込むことで、渦巻きばね7を軸部23に取り付けること
ができる。そのため、渦巻きばね7の内側端部をバック
ラッシュ防止用ギア6に取り付けるにあたり、従来用い
られているメタルリング、ねじ等が不要とされるので、
製造コストを低くすることができる。その上、軸部23
の溝23Eに渦巻きばね7の係止部7Bを差し込むだけ
で、渦巻きばね7の取付作業が完了するため、渦巻きば
ね7の取付作業の自動化が可能となり、ダイヤルゲージ
1の大量生産が可能となる。
【0029】また、本実施形態では、軸部23を、渦巻
きばね7の内側端部を保持する保持部23Aと、この保
持部23Aに保持された渦巻きばね7の内側端部を抜け
止めする抜止部23Cとを備えたから、渦巻きばね7の
内側端部を軸部23の保持部23Aで保持させた後、こ
の渦巻きばね7の内側端部が抜止部23Cで抜け止めさ
れるため、渦巻きばねが誤って軸部23から外れること
がない。しかも、抜止部23Cを略三角形状のプレート
として形成したので、この抜止部23Cの構造を容易な
ものにできる。
【0030】さらに、抜止部23Cを保持部23Aに形
成された嵌合溝23Fに嵌合させる構造としたので、抜
止部23Cの保持部23Aへの取付作業を容易なものと
することができる。また、軸部23の保持部23Aに円
錐部23Bを連続して形成したから、渦巻きばね7の保
持部23Aへの挿入が容易となり、渦巻きばね7の軸部
23への取付作業がこの点からも容易となる。
【0031】本実施形態では、ダイヤルゲージ1で使用
される渦巻きばね7を、ばね本体7Aと、このばね本体
7Aに対して捻られて形成された係合片7Cを備え、ダ
イヤルゲージ1の地板12に渦巻きばね7の係合片7C
の動きを阻止する突起部12Bを設けたから、従来用い
られているテーパピンが不要とされるので、製造コスト
を低くすることができる。しかも、地板12の突起部1
2Bに渦巻きばね7の係合片7Cを係合するだけで、渦
巻きばね7の外側端部の取付作業が完了するので、渦巻
きばね7の取付作業の自動化が可能となり、ダイヤルゲ
ージ1の大量生産が可能となる。さらに、テーパピンの
圧入作業に伴う渦巻きばね7のずれがないので、取付作
業がこの点からも簡易なものとなる。
【0032】また、係合片7Cを、ばね本体7Aに対し
て直角に捻って形成したので、取付後の渦巻きばね7に
収縮方向のばね力が生じた際に、その力が係合片7Cの
略平面に沿って働くため、係合片7Cが折れ曲がって突
起部12Bから誤って外れることを確実に防止すること
ができる。しかも、突起部12Bを、渦巻きばね7の係
合片7Cを挟んで互いに対向する2カ所に配置した構成
としたので、係合片7Cが互いに対向する突起部12B
に挟まれる状態となるので、係合片7Cのずれを確実に
防止することができる。
【0033】また、軸受板13に弾性を有する押圧部1
3Aを一体形成し、この押圧部13Aの先端部と地板1
2の取付部12Aとの間で渦巻きばね7の係合片7Cを
挟持する構成としたから、軸受板13を地板12に取り
付けた後では、係合片7Cがその平面と直交する方向に
移動することがないので、係合片7Cが取付部12Aか
ら誤って外れることを防止できる。
【0034】なお、本発明では、前記実施形態の構成に
限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範
囲であれば次に示す変形例を含むものである。例えば、
前記実施形態では、精密機器を機械式のダイヤルゲージ
1としたが、本発明の精密機器は、梃子式のダイヤルゲ
ージ、マイクロメータ、ダイヤルノギス等の長さを測る
測定機器、その他の測定機器でもよく、あるいは、機械
式時計であってもよい。
【0035】また、前記実施形態では、軸部23を、保
持部23Aと抜止部23Cとを備えて構成したが、本発
明では、抜止部23Cを省略して保持部23Aのみから
軸部23を構成するものであってもよい。仮に、抜止部
23Cを設ける場合であっても、その形状は前記実施形
態に限定されるものではない。例えば、保持部23Aの
外周面に連続形成されたリブであってもよい。
【0036】また、前記実施形態では、渦巻きばね7の
係合片7Cを、ばね本体7Aに対して直角に捻って形成
したが、その角度は任意であり、例えば、30度、45
度、60度であってもよい。さらに、突起部12Bの個
数は限定されるものではなく、渦巻きばね7の係合片7
Cに働く力を規制するように配置されるのであれば、1
個、あるいは、3個以上であってもよい。さらにまた、
押圧部13Aを必ずしも設けることを要しない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、機器本体と、この機器
本体に設けられる歯車機構と、この歯車機構のバックラ
ッシュを防止するためにそれぞれ前記機器本体に取り付
けられるバックラッシュ防止用ギア及び渦巻きばねとを
備えて精密機器を構成し、前記バックラッシュ防止用ギ
アは前記渦巻きばねと連結された軸部を備え、前記渦巻
きばねは、その内側端部が折り曲げ形成された係止部を
有し、この係止部が前記軸部に形成された溝に係合され
ているため、渦巻きばねの内側端部に形成された係止部
を軸部の溝に差し込むことで、渦巻きばねを軸部に取り
付けることができる。そのため、従来用いられているメ
タルリング、ねじ等が不要とされるので、製造コストを
低くすることができ、しかも、軸部の溝に渦巻きばねの
係止部を差し込むだけで、渦巻きばねの取付作業が完了
するため、渦巻きばねの取付作業の自動化が可能とな
り、精密機器の大量生産が可能となる。
【0038】また、本発明によれば、機器本体と、この
機器本体に設けられる歯車機構と、この歯車機構のバッ
クラッシュを防止するために前記機器本体にそれぞれ取
り付けられるバックラッシュ防止用ギア及び渦巻きばね
とを備えて精密機器を構成し、前記渦巻きばねは、その
外側端部が捻られて形成された係合片を備え、前記機器
本体は、前記渦巻きばねの係合片の動きを阻止するとと
もに前記機器本体に設けられた突起部を備えたから、渦
巻きばねの外側端部に形成された係合片を機器本体の突
起部に係合させることで、渦巻きばねを機器本体に取り
付けることができる。そのため、従来用いられているテ
ーパピンが不要とされるので、製造コストを低くするこ
とができ、しかも、機器本体の突起部に渦巻きばねの係
合片を係合するだけで、渦巻きばねの取付作業が完了す
るので、渦巻きばねの取付作業の自動化が可能となり、
精密機器の大量生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のダイヤルゲージが示され
た分解斜視図である。
【図2】前記実施形態の要部を示す断面図である。
【図3】(A)は渦巻きばねの平面図、(B)は渦巻き
ばねの断面図である。
【図4】渦巻きばねの内側端部と軸部との取付状態を示
す断面図である。
【図5】(A)〜(D)は従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 精密機器(ダイヤルゲージ) 2 機器本体 4 歯車機構 6 バックラッシュ防止用ギア 7 渦巻きばね 7B 係止部 7C 係合片 12 地板 12A 取付部 12B 突起部 13 軸受板 13A 押圧部 22 ギア本体 23 軸部 23A 保持部 23C 抜止部 23E 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幹男 岐阜県中津川市茄子川1688−189 株式会 社ミツトヨ内 (72)発明者 篠原 利行 岐阜県中津川市茄子川1688−189 株式会 社ミツトヨ内 (72)発明者 石井 宗徳 岐阜県中津川市茄子川1688−189 株式会 社ミツトヨ内 (72)発明者 足立 浩一 岐阜県中津川市茄子川1688−189 株式会 社ミツトヨ内 Fターム(参考) 2F061 AA16 DD25 EE21 GG01 HH04 JJ67 SS02 VV48

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体と、この機器本体に設けられる
    歯車機構と、この歯車機構のバックラッシュを防止する
    ためにそれぞれ前記機器本体に取り付けられるバックラ
    ッシュ防止用ギア及び渦巻きばねとを備えた精密機器で
    あって、 前記バックラッシュ防止用ギアは前記渦巻きばねと連結
    された軸部を備え、前記渦巻きばねは、その内側端部が
    折り曲げ形成された係止部を有し、この係止部が前記軸
    部に形成された溝に係合されていることを特徴とする精
    密機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の精密機器において、 前記軸部は、前記渦巻きばねの内側端部を保持する保持
    部と、この保持部に保持された前記渦巻きばねの内側端
    部を抜け止めするための抜止部とを備えたことを特徴と
    する精密機器。
  3. 【請求項3】 機器本体と、この機器本体に設けられる
    歯車機構と、この歯車機構のバックラッシュを防止する
    ために前記機器本体にそれぞれ取り付けられるバックラ
    ッシュ防止用ギア及び渦巻きばねとを備えた精密機器で
    あって、 前記渦巻きばねは、その外側端部が捻られて形成された
    係合片を備え、前記機器本体は、前記渦巻きばねの係合
    片の動きを阻止するとともに前記機器本体に設けられた
    突起部を備えて構成されたことを特徴とする精密機器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の精密機器において、 前記渦巻きばねの外側端部が直角に捻られて前記係合片
    が形成され、前記突起部は前記渦巻きばねの前記係合片
    を挟んで2カ所配置されていることを特徴とする精密機
    器。
JP2000194480A 2000-06-28 2000-06-28 精密機器 Withdrawn JP2002013902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000194480A JP2002013902A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 精密機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000194480A JP2002013902A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 精密機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013902A true JP2002013902A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18693301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000194480A Withdrawn JP2002013902A (ja) 2000-06-28 2000-06-28 精密機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102721330A (zh) * 2012-05-30 2012-10-10 安阳鑫盛机床股份有限公司 一种用于测量丝杠对床身导轨平行度的千分表架
JP2018031769A (ja) * 2016-07-04 2018-03-01 ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa 時計用組立体の製造方法、及び該製造方法により得られる時計用組立体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102721330A (zh) * 2012-05-30 2012-10-10 安阳鑫盛机床股份有限公司 一种用于测量丝杠对床身导轨平行度的千分表架
JP2018031769A (ja) * 2016-07-04 2018-03-01 ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa 時計用組立体の製造方法、及び該製造方法により得られる時計用組立体
JP7133909B2 (ja) 2016-07-04 2022-09-09 ロレックス・ソシエテ・アノニム 時計用組立体の製造方法、及び該製造方法により得られる時計用組立体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6504584B1 (ja) 時計
EP1114765B1 (en) Angle sensor which makes it possible to prevent rattling caused by backlash between gears inside the angle sensor
CN101395544B (zh) 计时钟表
JP2017523426A (ja) ヒゲゼンマイを組み立ておよび調整するための装置
JP2016075677A (ja) 時計ムーブメント用の係合解除可能な同軸ホイール
JP2002013902A (ja) 精密機器
JP5188149B2 (ja) 表示モジュールを搭載する時計ムーブメント
JP7484259B2 (ja) 指針、時計及び指針の製造方法
JP7159682B2 (ja) 指針の製造方法、指針および時計
US20170205769A1 (en) Timepiece movement including an analogue display
US20240230310A9 (en) Magnetism detection device and absolute encoder
JP2009133715A (ja) 回転角度センサの取り付け構造
US20030190185A1 (en) Locking member and device
JP2000162332A (ja) 計時装置
JP2001165698A (ja) 角度センサ
CN112987539B (zh) 一种旋转手表
JP4523508B2 (ja) 測定器及びその製造方法
WO2025204056A1 (ja) 表示車、時計用ムーブメント及び時計
JP7719823B2 (ja) 部品組付構造
JP7022183B2 (ja) 摩擦によって維持される要素を備える計時器用可動コンポーネント
JP2017138286A (ja) 歯車、輪列機構、ムーブメントおよび時計
JP2511337Y2 (ja) カウンタの支軸取付構造
JP2020201247A (ja) 塑性変形により第2部品へ固定された第1部品を含む時計装置
JP4774175B2 (ja) 測定器およびダイヤルゲージ
CN119861540A (zh) 钟表

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070904