JP2002016331A - 配線板の層間接続構造およびその製造方法および層間絶縁層の穴開け装置 - Google Patents
配線板の層間接続構造およびその製造方法および層間絶縁層の穴開け装置Info
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Abstract
インパターンを容易に実現できる配線板の層間接続構造
を提供すること。また,ストッパなしでも下層の穴の充
填物に大きな凹みができない製造方法とそのための穴開
け装置を提供すること。 【解決手段】 リングモードのレーザビームにより上層
絶縁層14を加工し,スルーホール16の直上の位置に
有底穴17を形成する。スルーホール16のふためっき
(レーザ加工のストッパ)を形成しなくても,有底穴1
7の底部で樹脂12がほぼ平坦な面をなす。かくして,
スルーホール16の直上に有底穴17をスタックした3
層の層間接続構造において,中間の導体層(矢印Bレベ
ル)を必要以上に厚くしなくても済む。
Description
構造に関する。さらに詳細には,下層の層間接続穴の直
上の位置にさらに上層の層間接続穴を配置した層間接続
構造およびその製造方法,およびその製造に適した層間
絶縁層の穴開け装置に関するものである。
では従来から,下層の層間接続穴の直上の位置にさらに
上層の層間接続穴を配置するスタック構造が使用されて
いる。その製造に当たっては一般的に,下層の層間接続
穴を形成してからその内部を充填し,ふためっきを被せ
てから上層の層間絶縁層および導体層を積層し,上層の
層間接続穴を形成する方法が採られている。ここで下層
の層間接続穴の形成後にふためっきを形成するのは,上
層の層間接続穴の形成のためのレーザ加工の際のストッ
パとするためである。
続構造の1例を図9に示す。この例では,コア絶縁層8
0にスルーホールが形成されており,その側面および上
下面にかけてスルーホールめっき層81が形成されてい
る。そして内部は充填物82で充填されている。そし
て,スルーホールめっき層81のランド部分と充填物8
2とを覆うふためっき層83が形成されている。そして
それらの上に,上層絶縁層84が積層されている。上層
絶縁層84には,下層のスルーホールの直上の位置にレ
ーザで穴が開けられており,そこにビアめっき層85が
形成されている。
た従来の技術には,次のような問題点があった。すなわ
ち,図9中に矢印Bで示す中間の導体層が,スルーホー
ルめっき層81とふためっき層83との2層(使用材料
によってはさらに銅箔が入った3層)となってしまう。
このためその導体層の厚さが厚く,パターン加工の精度
が低いのである。ふためっき層83の形成を省略すれば
導体層はその分薄くできるが,別の問題がある。上層絶
縁層84のレーザ穴開けの際に充填物82も深く加工さ
れてしまい,図10に示すように凹み86ができてしま
うのである。このため,後のめっき工程(ビアめっき層
85の形成等)でめっき不着の問題が生じる。あるい
は,めっき液等の液体が残留して腐食による信頼性低下
を引き起こすこともある。
ック構造の形成が有する問題点を解決するためになされ
たものである。すなわちその課題とするところは,中間
の導体層を過度に厚くすることなく形成でき,ファイン
パターンを容易に実現できる配線板の層間接続構造を提
供することにある。そしてそれとともに,ストッパなく
しても下層の穴の充填物に大きな凹みができない製造方
法およびそのための層間絶縁層の穴開け装置を提供する
ことにある。
してなされた本発明に係る配線板の層間接続構造は,第
1穴が形成された第1絶縁層と,第1穴の壁面を覆うと
もに第1絶縁層の上面に及んでランド部分をなし,第1
絶縁層の上下面間の導通をとる第1めっき層と,第1穴
の内部を充填する充填物と,第1絶縁層の上面の上に積
層されるとともに,第1穴の直上の位置に第2穴が形成
されている第2絶縁層と,第2穴の壁面および充填物の
上面を覆うとともに,第1めっき層のランド部分に直接
に接する第2めっき層とを有している。
壁面を覆う第1めっき層により,第1絶縁層の上下面間
の導通が取られている。そして,第2穴の壁面および第
1穴の充填物の上面を覆う第2めっき層により,第2絶
縁層の上下面間の導通が取られている。第2絶縁層の下
面はすなわち第1絶縁層の上面であるから,計3層の導
体層間の導通が取られている。ここで,第2めっき層
は,第1めっき層のランド部分に直接に接している。こ
のことは,第1穴の充填物上にふためっき層が形成され
ていないことを意味する。よって,第1絶縁層と第2絶
縁層との間の導体層は,ふためっき層がない分薄い。こ
のためこの導体層は,ファインパターンの形成に適して
いる。
ドのレーザビームを照射して形成されたものであること
が望ましい。第2穴をリングモードのレーザビームで形
成すると,第1穴の充填物があまり加工されない。この
ため,その充填物に凹みが生じて液溜まり箇所をなすこ
とがないからである。
の製造方法は,第1穴を有するとともにその周囲の表面
に導電性のランド部分を有する第1絶縁層に対し,表面
の上に第2絶縁層を積層し,第2絶縁層における,第1
穴の直上の位置に第2穴を形成してランド部分およびそ
の内側の充填物を露出させ,第2穴の壁面および充填物
の上面を覆うとともにランド部分に直接に接する第2め
っき層を形成する方法である。これにより,前述の層間
接続構造が製造される。
リングモードのレーザビームを照射することにより行う
ことが望ましい。そのためには,基板を保持する保持部
と,基板にリングモードのレーザビームを照射するリン
グモードビーム照射手段とを有する層間絶縁層の穴開け
装置を用いることが望ましい。
形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施の形態は,内層に埋め込まれたスルーホール上に
有底ビアホールを積み重ねてなるスタック構造の層間接
続構造である。
1に示す断面構造を有している。すなわち,コア絶縁層
10が配線板のコア基板をなしている。そのコア絶縁層
10には,スルーホール16が形成されている。スルー
ホール16の側面および上下面にかけてスルーホールめ
っき層11が形成されている。スルーホールめっき層1
1のうちコア絶縁層10の上下面上の部分を,ランド部
という。スルーホール16の内部は絶縁性の樹脂12で
充填されている。そして,コア絶縁層10の表裏面上
に,上層絶縁層13,14が積層されている。これによ
りスルーホール16は,内層に埋め込まれた状態となっ
ている。なお,スルーホール16の上下にふためっき層
は形成されていない。
16の直上の位置にレーザで有底穴17が開けられてお
り,そこにビアめっき層15が形成されている。ビアめ
っき層15は,有底穴17の底部および壁面を覆い,上
層絶縁層14の上面に及んでいる。有底穴17の底部で
は,スルーホールめっき層11のランド部とビアめっき
層15とが直接に接している。これにより,図1中に矢
印A,B,Cで示す3層の導体層間の導通をとるスタッ
ク構造の層間接続構造をなしている。なお,有底穴17
の底部で樹脂12は,ほぼ平坦な面をなしている。
導体層が,ふためっき層との2重めっき層でなく,スル
ーホールめっき層11のみで構成されている。したがっ
てこの導体層はあまり厚くないので,ファインパターン
を精度よく形成することが可能である。また,有底穴1
7の底部で樹脂12が凹んでいないので,ビアめっき層
15が不着を起こすこともなく良好に底部をも覆ってい
る。また,めっき液等の残留による不具合が生じる余地
もない。
いて説明する。ここでは,図2に示す状態を出発状態と
して説明する。なお図2の状態は,コア基板10への貫
通穴の形成,スルーホールめっきおよびそのパターニン
グ,樹脂埋め込み,表裏の上層絶縁層の積層,といった
公知技術により形成される。
加工により上層絶縁層14に有底穴17を開ける(図
3)。すなわち,図4に示すように,レーザ穴開け機の
テーブル30上に図2の状態の積層板31を載置し,位
置決めした上でレーザ発信器32により積層板31にレ
ーザビーム33を照射するのである。有底穴17を開け
る位置は,スルーホール16の直上の位置である。加工
の程度は,スルーホールめっき層11のランド部が露出
する程度とする。このとき,加工のためのレーザビーム
33として,図5に示す強度分布を有するいわゆるリン
グモードのレーザビームを用いる。言い換えると,レー
ザ発信器32は,リングモードに対応する光学系を備え
たものである必要がある。そのようなレーザ発信器は,
汎用品が各メーカから供給されている。リングモードの
レーザビームは,ビームの中心軸では強度がさほど強く
なく,中心軸からある程度離れたところが円形状に強度
ピークをなす強度分布を有している。このため,有底穴
17の中心が過度に加工されることがない。したがっ
て,スルーホールめっき層11のランド部が露出するま
でレーザビームを照射しても,樹脂12に凹みが生じな
いのである。
やトップハットモード(図8)のレーザビームを用いる
と,有底穴17の中心が過度に加工されて図10に示し
たような構造になってしまうのである。本実施の形態で
はリングモードのレーザビームを用いることにより,こ
のような事態を回避している。なお,好ましくは,レー
ザビームの強度ピーク円の径を,スルーホールめっき層
11のランド部の内径から外径までの範囲内に調整して
加工することが望ましい。リングモードのレーザビーム
は従来,溶接など熱処理はともかく穴開けには不向きで
あると考えられていた。しかしながら実は穴開けに適し
ているのである。
っきによりビアめっき層15を形成する。これにより,
図1に示した構造が得られる。このとき,有底穴17の
底部で樹脂12が凹んでいないので,ビアめっき層15
が不着を起こすこともなく良好に底部をも覆う。また,
めっき液等の薬液が残留する余地もない。よって,残液
によって後に周囲が腐食して不具合を生じることがな
く,信頼性が高い。
はいえさほど顕著でない図6のような強度分布のレーザ
ビームを用いてもよい。以下,図6のようなモードを弱
リングモードといい,図5のようなモードを強リングモ
ードという。弱リングモードのレーザビームを用いる
と,図7に示すように,有底穴17の底部で樹脂12が
わずかに凹んだ構造となる。しかしこの程度の凹み具合
ならば,ビアめっき層15の不着や液残り等の問題が生
じることはない。
は,リングモードのレーザビームにより上層絶縁層14
を加工し,スルーホール16の直上の位置に有底穴17
を形成することとしている。これにより,スルーホール
16のふためっき(レーザ加工のストッパ)を形成しな
くても,有底穴17の底部で樹脂12がほぼ平坦な面を
なすようにしている。かくして,スルーホール16の直
上に有底穴17をスタックした3層の層間接続構造にお
いて,中間の導体層(図1中矢印Bレベル)を必要以上
に厚くしなくても済むようにしている。したがって,当
該導体層においてファインパターンを形成できる配線板
の層間接続構造およびその製造方法が実現されている。
また,そのために用いる層間絶縁層の穴開け装置も実現
されている。
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。例えば本実施の形態では,埋め
込みスルーホールの上に有底穴をスタックした構造に本
発明を適用したものであるが,有底穴の上にさらに有底
穴をスタックして構造に対しても適用可能である。本実
施の形態ではまた,図1中矢印Bレベルの導体層が,ス
ルーホールめっき層11のみで構成される構造とした
が,銅箔とスルーホールめっき層とにより構成される構
造でもよい。この場合矢印Bレベルの導体層は銅箔の分
厚いものとなってしまうが,ふためっき層をも有する3
層構造のものに比べればファイン化が可能である。また
本実施の形態では,穴を充填する樹脂をエポキシ等の絶
縁性樹脂としたが,レーザ加工されやすい樹脂系の銅ペ
ースト等でも同様の効果を期待できる。
よれば,中間の導体層を過度に厚くすることなく形成で
き,ファインパターンを容易に実現できる配線板の層間
接続構造が提供されている。そしてそれとともに,スト
ッパなくしても下層の穴の充填物に大きな凹みができな
い製造方法およびそのための層間絶縁層の穴開け装置が
提供されている。
る。
面図である。
態を示す断面図である。
図である。
す図である。
層間接続構造の断面図である。
ーザビームの強度分布を示す図である。
図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1穴が形成された第1絶縁層と,前記
第1穴の壁面を覆うともに前記第1絶縁層の上面に及ん
でランド部分をなし,前記第1絶縁層の上下面間の導通
をとる第1めっき層と,前記第1穴の内部を充填する充
填物と,前記第1絶縁層の上面の上に積層されるととも
に,前記第1穴の直上の位置に第2穴が形成されている
第2絶縁層と,前記第2穴の壁面および前記充填物の上
面を覆うとともに,前記第1めっき層のランド部分に直
接に接する第2めっき層とを有することを特徴とする配
線板の層間接続構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載する配線板の層間接続構
造において,前記第2穴が,前記第2絶縁層にリングモ
ードのレーザビームを照射して形成されたものであるこ
とを特徴とする配線板の層間接続構造。 - 【請求項3】 第1穴を有するとともにその周囲の表面
に導電性のランド部分を有する第1絶縁層に対し,表面
の上に第2絶縁層を積層し,前記第2絶縁層における,
前記第1穴の直上の位置に第2穴を形成して前記ランド
部分およびその内側の充填物を露出させ,前記第2穴の
壁面および前記充填物の上面を覆うとともに,前記ラン
ド部分に直接に接する第2めっき層を形成することを特
徴とする配線板の層間接続構造の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載する配線板の層間接続構
造の製造方法において,前記第2穴の形成を,前記第2
絶縁層にリングモードのレーザビームを照射することに
より行うことを特徴とする配線板の層間接続構造の製造
方法。 - 【請求項5】 基板を保持する保持部と,基板にリング
モードのレーザビームを照射するリングモードビーム照
射手段とを有することを特徴とする層間絶縁層の穴開け
装置。
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| JP2000194348A JP4481442B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 層間接続構造を有する配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2000194348A JP4481442B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 層間接続構造を有する配線板の製造方法 |
Publications (2)
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Citations (5)
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-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000194348A patent/JP4481442B2/ja not_active Expired - Lifetime
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