JP2002092902A - 光ピックアップの光記録再生回路 - Google Patents

光ピックアップの光記録再生回路

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JP2002092902A
JP2002092902A JP2000283760A JP2000283760A JP2002092902A JP 2002092902 A JP2002092902 A JP 2002092902A JP 2000283760 A JP2000283760 A JP 2000283760A JP 2000283760 A JP2000283760 A JP 2000283760A JP 2002092902 A JP2002092902 A JP 2002092902A
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Sunao Nakabachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数、回路構成を簡素化し、複数の異な
るフォーマットの光ディスクに対応する光ピックアップ
の光記録再生回路を提供する。 【解決手段】 光発生器101から出射されたレーザ光
は、ビームスプリッタ103で透過光と反射光に一定の
割合に分けられ、このうちの透過光が結像レンズ10に
よって光ディスク11上に結像する。その反射光はビー
ムスプリッタ103まで同一光路を戻る。ビームスプリ
ッタ103に到達した光ディスク11からの反射光はこ
こで透過光と反射光が一定の割合に分けられる。このう
ちの反射光が光検出器102に入射する。光検出器10
2では光ディスク11からの反射光の光発生器101の
複数のレーザダイオード毎に異なる入射位置に対応して
フォトダイオードが配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップの
光記録再生回路に関し、再生する光ディスクのフォーマ
ットに応じてフォトダイオードの組み合わせを変更する
光ピックアップの光記録再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、フロッピディスクよりも
記録容量が大きく、ハードディスクよりも携帯性が高い
ことから、広い範囲で用いられており、光ディスクに関
する発明も多数考案されており、光ピックアップの光記
録再生回路もその1つである。
【0003】光ピックアップの光記録再生回路では、複
数のフォトダイオードからなる光検出器の出力を、それ
ぞれ個別にI−V変換、および増幅した後に信号の検出
方法に合わせてフォトダイオードの出力を演算してRF
(Radio Frequency )信号、トラッキングエラー信号、
フォーカスエラー信号を検出する。このためフォトダイ
オードおよびI−V変換器以降の回路構成はそれぞれの
信号の検出方法を満足するように配置および構成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ピッ
クアップの光記録再生回路では、再生する光ディスクの
フォーマットが異なると、光学系の構成や要求される検
出精度等が対応していないため、記録内容が読み出せな
いという問題が存在した。
【0005】上記のような問題を解決するために考えら
れる方法としては、光学系の構成や要求される検出精度
等によって信号の検出方法を変えることが考えられる
が、このような場合、回路構成が複雑になり、装置の大
型化及びコストの増大を招くという問題を有している。
【0006】従って、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、光学系の構成や要求される検出精度等
によって信号の検出方法を変え、更に、再生する光ディ
スクのフォーマット毎に信号の演算に使用するフォトダ
イオードの組み合わせおよびI−V変換器以降の回路構
成を変更することで、部品点数、回路構成を簡素化し、
複数の異なるフォーマットの光ディスクに対応する光ピ
ックアップの光記録再生回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の異なるフォーマット
の光ディスクに対応するための複数の光発生器と、複数
のフォトダイオードからなる光検出器と、光検出器の発
生する電流を電圧に変換する複数のI−V変換器と、I
−V変換器の出力を増幅する増幅器と、増幅器の出力を
加算、減算、および加減算してRF信号、トラッキング
エラー信号、およびフォーカスエラー信号とする複数の
加減算器と、を有し、光検出器への光ディスクからの反
射光が入射する位置が複数の光発生器で異なり、光検出
器が、光ディスクからの反射光の入射位置毎に1組ずつ
配置され、それぞれのフォトダイオードの出力を差動増
幅し、RF信号、トラッキングエラー信号、およびフォ
ーカスエラー信号の少なくとも1つ以上について、再生
する光ディスクのフォーマットに応じて信号の演算に使
用するフォトダイオードの組み合わせおよびI−V変換
器以降の回路構成を変更することを特徴とする。
【0008】従って、請求項1記載の発明は、再生する
光ディスクのフォーマットに応じて信号の演算に使用す
るフォトダイオードの組み合わせおよびI−V変換器以
降の回路構成を変更することによって、部品点数および
回路構成を簡素化した複数の異なるフォーマットの光デ
ィスクに対応することが可能となる。
【0009】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の光ピックアップの光記録再生回路において、
再生する光ディスクのフォーマットに応じたフォトダイ
オードの組み合わせの変更に連動してI−V変換器のI
/V変換効率を変更することを特徴とする。
【0010】従って、請求項2記載の発明によれば、再
生する光ディスクのフォーマットに応じたフォトダイオ
ードの組み合わせの変更に連動してI−V変換器のI/
V変換効率を変更することによって、フォトダイオード
の入射光の波長による感度の変化やフォーマット毎の光
ディスクの反射率の変化によって発生する信号のダイナ
ミックレンジの差を解消することが可能となる。
【0011】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の光ピックアップの光記録再生回路において、
再生する光ディスクのフォーマットに応じたフォトダイ
オードの組み合わせの変更に連動して増幅器の増幅率を
変更することを特徴とする。
【0012】従って、請求項3記載の発明によれば、再
生する光ディスクのフォーマットに応じたフォトダイオ
ードの組み合わせの変更に連動して増幅器の増幅率を変
更することによって、フォトダイオードの入射光の波長
による感度の変化やフォーマット毎の光ディスクの反射
率の変化によって発生する信号のダイナミックレンジの
差を解消することが可能となる。
【0013】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1から3のいずれか1項に記載の光ピックアップの光
記録再生回路において、光検出器とI−V変換器以降の
少なくとも1つ以上の機能を同一半導体基板上または同
一半導体パッケージ内に形成することを特徴とする。
【0014】従って、請求項4記載の発明によれば、光
検出器とI−V変換器以降の少なくとも1つ以上の機能
を同一半導体基板上または同一半導体パッケージ内に形
成することによって、回路の実装面積を削減することが
可能となる。
【0015】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1から4のいずれか1項に記載の光ピックアップの光
記録再生回路において、少なくとも1つの光発生器を同
一パッケージ内に集積することを特徴とする。
【0016】従って、請求項5記載の発明によれば、少
なくとも1つの光発生器を同一パッケージ内に集積する
ことによって、回路の実装面積を削減することが可能と
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態における光ピ
ックアップの光記録検出回路をトラッキングエラー信号
の検出にプッシュプル法とDPD(Differential Phase
Detection)法を用いた場合で説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態による光ピッ
クアップの光記録再生回路における光学系部位の構成を
示す図である。以下、図1を用いて、本実施形態におけ
る光学系部位を構成する各機器の機能について説明す
る。
【0019】本実施形態による光ピックアップの光記録
再生回路における光学系部位は、光発生器101と、光
検出器102と、ビームスプリッタ103と、結像レン
ズ10と、光ディスク11と、を有する。
【0020】結像レンズ10は、光を所定の位置に結像
させるレンズである。また、光ディスク11は、データ
の読み書きにレーザ光を利用する記録媒体であり、具体
的には、CDやDVDなどがこれにあたる。
【0021】光発生器101は、複数のレーザダイオー
ドをそれぞれの出射光が結像レンズ10の視野内に入る
ように近接して実装する。102は光検出器、103は
ビームスプリッタである。
【0022】図1で光発生器101から出射されたレー
ザ光は、ここでは省略されるコリメートレンズ、偏光板
等の光学系を通りビームスプリッタ103に到達する。
光発生器101から出射されたレーザ光はビームスプリ
ッタ103で透過光と反射光に一定の割合に分けられ
る。このうちの透過光が結像レンズ10によって光ディ
スク11上に結像する。
【0023】その反射光はビームスプリッタ103まで
同一光路を戻る。ビームスプリッタ103に到達した光
ディスク11からの反射光はここで透過光と反射光が一
定の割合に分けられる。このうちの反射光が光検出器1
02に入射する。光検出器102では光ディスク11か
らの反射光の光発生器101の複数のレーザダイオード
毎に異なる入射位置に対応してフォトダイオードが配置
される。
【0024】図2は、本発明の一実施形態における光ピ
ックアップの光記録再生回路が有する光発生器101の
構成を示す図である。(ア)は、光発生器101の上面
図であり、(イ)は、上面図におけるa−a’面の断面
図である。
【0025】光発生器101は、少なくとも半導体基板
1と、レーザダイオード9A、9Bと、を有する。な
お、図2は以後の説明する為のもので本発明における有
効な光発生器の構成を限定するものでは無く、レーザダ
イオード9A、9Bの出力制御用のフォトダイオードや
電極等は図示していない。
【0026】図3は、本発明の一実施形態の光ピックア
ップの光記録再生回路における光検出器2を含む構成を
示す図である。光検出器2は、半導体基板1上に形成さ
れ、フォトダイオード21A〜21D、22A〜22D
を有する。
【0027】ここで、フォトダイオード21A〜21 D
の組はレーザダイオード9Aから出射され光ディスクで
反射された光を受光し、レーザダイオード9Bから出射
され光ディスクで反射された光を受光しないように配置
される。フォトダイオード22A〜22Dの組はレーザ
ダイオード9Bから出射され光ディスクで反射された光
を受光し、レーザダイオード9Aから出射され光ディス
クで反射された光を受光しないように配置される。
【0028】なお、図3も以後の説明のためのもので本
発明で有効なフォトダイオードの配置を限定するもので
はない。また、フォトダイオード21A〜21D、22
A〜22Dの組はそれぞれ、レーザダイオード9Bから
出射され光ディスクで反射された光、レーザダイオード
9Aから出射され光ディスクで反射された光を受光しな
いように配置する代わりに、その上部にそれぞれ入射を
防ぎたいレーザダイオード9A、9Bの波長の光を阻止
する手段(例えばフィルタ)をつけるようにしてもよ
い。
【0029】図4は、本発明の一実施形態における光学
系で光発生器101と、光検出器2を使用した光ピック
アップの光記録再生回路の第1の構成を示す図である。
光記録再生回路は、少なくとも加算器4A、4Bと、差
動増幅器6A〜6D、61と、スイッチ7と、フォトダ
イオード21A〜21D、22A〜22Dと、I−V変
換器31A〜31D、32A〜32Dと、を有し、スイ
ッチ7は、入力端子IN1、IN2と、出力端子OUT
1、OUT2と、を有する。
【0030】図4の構成において、フォトダイオード2
1A〜21 Dは、レーザダイオード9Aから出射された
後、光ディスク11で反射された光を受光し、レーザダ
イオード9Bから出射された後、光ディスク11で反射
された光に関しては受光しない。
【0031】フォトダイオード22A〜22Dは、レー
ザダイオード9Bから出射され光ディスク11で反射さ
れた光を受光し、レーザダイオード9Aから出射され光
ディスク11で反射された光に関しては、受光しない。
【0032】フォトダイオード31A〜31D、差動増
幅器6A〜6Dは、光ディスク11からの反射光が入射
するフォトダイオードの出力と光ディスク11からの反
射光が入射しないフォトダイオードの出力を差動増幅
し、光ディスク11からの反射光が入射するフォトダイ
オードの出力に含まれているノイズを低減する。
【0033】差動増幅器61は、トラッキングエラー信
号を生成し、低電圧源5は、フォトダイオード21A〜
21D、22A〜22Dに逆バイアスをかける。
【0034】スイッチ7は、加算器4A、4Bで加算を
行う差動増幅器61の出力をフォトダイオード21A〜
21Dの出力からトラッキングエラー信号を作成する場
合と、フォトダイオード22A〜22Dの出力からトラ
ッキングエラー信号を作成する場合と、で切り換える。
【0035】図6は、本発明の一実施形態における光ピ
ックアップの光記録再生回路のスイッチ7の接続パター
ンを示す図である。以下、図6の(ア)および(イ)を
用いて、スイッチ7によるトラッキングエラー信号の作
成について説明する。
【0036】図6の(ア)のように、フォトダイオード
21A〜21Dの出力からトラッキングエラー信号を作
成する場合は、入力端子IN1が出力端子OUT1、入
力端子IN2が出力端子出力端子OUT2に接続され
る。
【0037】また、図6の(イ)のように、フォトダイ
オード22A〜22Dの出力からトラッキングエラー信
号を作成する場合は、入力端子IN2が出力端子OUT
1、入力端子IN1が出力端子OUT2に接続される。
【0038】なお、トラッキングエラー信号の生成はフ
ォトダイオード21A〜21Dで受光する場合はプッシ
ュプル法とし、フォトダイオード22A〜22Dで受光
する場合はDPD法を使用するものとする。
【0039】図4でフォトダイオード21A〜21D、
22A〜22DのアノードはそれぞれI−V変換器31
A〜31D、32A〜32Dの入力に接続され、フォト
ダイオード21A〜21D、22A〜22Dのカソード
は定電圧源5に接続される。ここで、定電圧源5の電圧
はフォトダイオード21A〜21D、22A〜22Dが
逆バイアスとなるようにする。
【0040】I−V変換器31A〜31Dの出力は差動
増幅器6A〜6Dの非反転入力に、I−V変換器32A
〜32Dの出力は差動増幅器6A〜6Dの反転入力に接
続される。
【0041】そして、差動増幅器6Aの出力は加算器4
Aの入力に接続され、差動増幅器6Dの出力は加算器4
Bの入力に接続される。差動増幅器6Bの出力はスイッ
チ7の一方の入力端子IN1に、差動増幅器6Cの出力
はスイッチ7のもう一方の入力端子IN2に接続され、
スイッチ7の出力端子OUT1は加算器4Aの入力に、
出力端子OUT2は加算器4Bの入力に接続される。さ
らに加算器4Aの出力は差動増幅器61の非反転入力
に、加算器4Bの出力は差動増幅器61の反転入力に接
続される。
【0042】次に、図4の回路でトラッキングエラー信
号の検出動作を説明する。レーザダイオード9Aに対応
する光ディスクに記録された信号を再生する場合、フォ
トダイオード21A〜21Dには光発生器101のレー
ザダイオード9Aから出射され光ディスクで反射された
光が入射するので、その入射光量に応じてカソードから
アノードに流れる電流の大きさが変化する。
【0043】一方、フォトダイオード22A〜22Dに
は光ディスクの反射光が入射しないので、光ディスクか
らの反射光に対応してカソードからアノードに流れる電
流の大きさは変化しないが、定電圧源5の変動によるノ
イズ、寄生容量や電磁誘導によって配線に入る光発生器
101のレーザダイオードの戻り光対策の高周波重畳回
路やデジタル回路などからのノイズ、そして、フォトダ
イオード自身の発生するノイズによる電流はフォトダイ
オード21A〜21Dと同様に流れる。
【0044】図5は、本発明の一実施形態における光ピ
ックアップの光記録再生回路のI−V変換器による出力
電圧を示す図である。以下、図5を用いて、本実施形態
におけるI−V変換器による出力電圧の変化について説
明する。
【0045】フォトダイオード21A〜21D、22A
〜22Dに流れる電流の変化はI−V変換器31A〜3
1D、32A〜32DでI−V変換が行われ、フォトダ
イオード21A〜21D、22A〜22Dに流れる電流
の大きさの変化に対応してI−V変換器31A〜31
D、32A〜32Dの出力電圧が変化する。
【0046】I−V変換器31A〜31Dでは光ディス
ク11からの反射光とノイズに対応して出力電圧が変化
し(図5(ア))、I−V変換器32A〜32Dではノ
イズに対応して出力電圧が変化する(図5(イ))。
【0047】また、I−V変換器31A〜31D、32
A〜32Dの出力は差動増幅器6A〜6Dの入力に接続
される。差動増幅器6A〜6DではI−V変換器31A
〜31Dの出力とI−V変換器32A〜32Dの出力の
間でそれぞれ差動増幅が行われるのでI−V変換器31
A〜31Dのそれぞれの出力の光ディスク11からの反
射光はそのまま増幅されて出力されるが、ノイズはI−
V変換器32A〜32Dのそれぞれの出力のノイズと相
殺されるので、その出力にはノイズの重畳しない光ディ
スク11からの反射光だけが出力される(図5
(ウ))。
【0048】ここで、フォトダイオード21A〜21D
で受光する場合はトラッキングエラー信号をプッシュプ
ル法で生成する。プッシュプル法ではトラック方向に沿
って左右に2分割したフォトダイオードの出力差からト
ラッキングエラー信号を生成するので、この場合はフォ
トダイオード21A、21Bとフォトダイオード21
C、21Dの出力差を求めればよい。
【0049】フォトダイオード21A〜21Dの出力か
らトラッキングエラー信号を作成するときスイッチ72
は入力端子IN1が出力端子OUT1に接続され、入力
端子IN2が出力端子OUT2に接続されるので差動増
幅器6Bの出力は加算器4Aの入力に、差動増幅器6C
の出力は加算器4Bの入力に接続される。
【0050】この為、加算器4Aでは差動増幅器6A、
6Bの出力を加算し、加算器4Bでは差動増幅器6C、
6Dの出力を加算することになり、次に差動増幅器61
では加算器4Aの出力と加算器4Bの出力を差動増幅す
る。
【0051】ここで、差動増幅器6Aの出力は元をたど
ると、フォトダイオード21Aの出力、差動増幅器6B
の出力は元をたどるとフォトダイオード21Bの出力、
差動増幅器6Cの出力は元をたどるとフォトダイオード
21Cの出力、差動増幅器6Dの出力は元をたどるとフ
ォトダイオード21Dの出力であるので、加算器4Aの
出力はフォトダイオード21A、21Bの和、加算器4
Bの出力はフォトダイオード21C、21Dの和とな
り、差動増幅器61の出力はフォトダイオード21A、
21Bとフォトダイオード21C、21Dの出力差とな
りトラッキングエラー信号を得る。
【0052】これに対してレーザダイオード9Bに対応
する光ディスク11に記録された信号を再生する場合、
フォトダイオード22A〜22Dには光発生器101の
レーザダイオード9Bから出射され光ディスク11で反
射された光が入射するので、その入射光量に応じてカソ
ードからアノードに流れる電流の大きさが変化する。
【0053】一方、フォトダイオード21A〜21Dに
は光ディスク11の反射光が入射しないので、光ディス
ク11からの反射光に対応してカソードからアノードに
流れる電流の大きさは変化しないが、定電圧源5の変動
によるノイズ、寄生容量や電磁誘導によって配線に入る
光発生器101のレーザダイオードの戻り光対策の高周
波重畳回路やデジタル回路などからのノイズ、そして、
フォトダイオード自身の発生するノイズによる電流はフ
ォトダイオード22A〜22Dと同様に流れる。
【0054】そして、フォトダイオード22A〜22
D、21A〜21Dに流れる電流の変化はI−V変換器
32A〜32D、31A〜31DでI−V変換が行わ
れ、フォトダイオード22A〜22D、21A〜21D
に流れる電流の大きさの変化に対応してI−V変換器3
2A〜32D、31A〜31Dの出力電圧が変化する。
【0055】I−V変換器32A〜32Dでは光ディス
ク11からの反射光とノイズに対応して出力電圧が変化
し(図5(ア))、I−V変換器31A〜31Dではノ
イズに対応して出力電圧が変化する(図5(イ))。
【0056】そして、I−V変換器32A〜32D、3
1A〜31Dの出力は差動増幅器6A〜6Dの入力に接
続される。差動増幅器6A〜6DではI−V変換器32
A〜32Dの出力とI−V変換器31A〜31Dの出力
の間でそれぞれ差動増幅が行われるのでI−V変換器3
2A〜32Dのそれぞれの出力の光ディスク11からの
反射光はそのまま増幅されて出力される。
【0057】一方、ノイズはI−V変換器31A〜31
Dのそれぞれの出力のノイズと相殺されるので、差動増
幅器6A〜6Dの出力にはノイズの重畳しない光ディス
ク11からの反射光だけが出力される(図5(エ):I
−V変換器32A〜32Dの出力が差動増幅器6A〜6
Dの反転入力に接続されるので出力の極性が反転してい
る)。
【0058】ここで、フォトダイオード22A〜22D
で受光する場合はトラッキングエラー信号をDPD法で
生成する。DPD法では4分割(その一方はトラック方
向に沿うようにする)したフォトダイオードの対角線差
信号からトラッキングエラー信号を生成するので、この
場合はフォトダイオード22A、22Cとフォトダイオ
ード22B、22Dの出力差を求めれば良い。
【0059】フォトダイオード22A〜22Dの出力か
らトラッキングエラー信号を作成するときスイッチ72
は入力端子IN2が出力端子OUT1に接続され、入力
端子IN1が出力端子OUT2に接続されるので差動増
幅器6Bの出力は加算器4Bの入力に、差動増幅器6C
の出力は加算器4Aの入力に接続される。
【0060】この為、加算器4Aでは差動増幅器6A、
6Cの出力を加算し、加算器4Bでは差動増幅器6B、
6Dの出力を加算することになり、次に差動増幅器61
で加算器4Aの出力と加算器4Bの出力を差動増幅す
る。
【0061】ここで、差動増幅器6Aの出力は元をたど
るとフォトダイオード22Aの出力、差動増幅器6Cの
出力は元をたどるとフォトダイオード22Cの出力、差
動増幅器6Bの出力は元をたどるとフォトダイオード2
2Bの出力、差動増幅器6Dの出力は元をたどるとフォ
トダイオード22Dの出力であるので、加算器4Aの出
力はフォトダイオード22A、22Cの和、加算器4B
の出力はフォトダイオード22B、22Dの和となり、
差動増幅器61の出力はフォトダイオード22A、22
Cとフォトダイオード22B、22Dの出力差となりト
ラッキングエラー信号を得る。
【0062】以降は図示しないが差動増幅器61の出力
はフレキシブルケーブル等の配線でメイン基板のアナロ
グフロントエンドに入力され、増幅とフォトダイオード
21A〜21Dで受光する場合とフォトダイオード22
A〜22Dで受光する場合での極性の統一を含む波形整
形がなされた後に二値化してデジタルデータとされてト
ラッキングサーボの処理が行われる。
【0063】ここで、図4では、フォトダイオード21
A〜21D、22A〜22Dのカソードが共通になる構
成としているが、アノードが共通になる構成としても良
く、この場合は図4とは逆にフォトダイオード21A〜
21D、22A〜22DのカソードはそれぞれI−V変
換器31A〜31D、32A〜32Dの入力に接続さ
れ、フォトダイオード21A〜21D、22A〜22D
のアノードは定電圧源5に接続される。この場合も、定
電圧源5の電圧はフォトダイオード21A〜21D、2
2A〜22Dが逆バイアスとなるようにする。
【0064】また、差動増幅器6A〜6D、61の入力
の極性は後段の構成で極性が合うようにすれば図4の構
成の限りではない。さらに、場合によっては加算器4
A、4Bで加算と同時に増幅を行ってもよい。
【0065】本発明の一実施形態における光学系で光発
生器101と、光検出器2を使用した光ピックアップの
光記録再生回路の第2の構成を示す図である。図7の構
成は、図4における第1の構成がフォトダイオードの出
力をI−V変換し、差動増幅した後に演算に使用する信
号の切り換えを行っていたのに対し、I−V変換前に信
号の切り換えを行うようにしたものである。
【0066】本実施形態において、光ピックアップの光
記録再生回路は、少なくとも加算器4A、4Bと、差動
増幅器6A〜6D、61と、スイッチ71、72と、フ
ォトダイオード21A〜21D、22A〜22Dと、I
−V変換器31A〜31D、32A〜32Dと、を有
し、スイッチ71、72は、それぞれ入力端子IN1、
IN2と、出力端子OUT1、OUT2と、を有する。
【0067】図7で、フォトダイオード21A〜21 D
は、レーザダイオード9Aから出射され光ディスク11
で反射された光を受光し、レーザダイオード9Bから出
射され光ディスク11で反射された光に関しては、受光
しない。
【0068】フォトダイオード22A〜22Dは、レー
ザダイオード9Bから出射され光ディスクで反射された
光を受光し、レーザダイオード9Aから出射され光ディ
スクで反射された光に関しては受光しない。
【0069】差動増幅器6A〜6Dは、光ディスクから
の反射光が入射するフォトダイオードの出力と光ディス
クからの反射光が入射しないフォトダイオードの出力を
差動増幅して光ディスクからの反射光が入射するフォト
ダイオードの出力に含まれているノイズを低減する。
【0070】差動増幅器61は、トラッキングエラー信
号を生成し、低電圧源5は、フォトダイオード21A〜
21D、22A〜22Dに逆バイアスをかける。
【0071】スイッチ71、72は、フォトダイオード
21A〜21Dの出力からトラッキングエラー信号を作
成するときと、フォトダイオード22A〜22Dの出力
からトラッキングエラー信号を作成するときでI−V変
換器に接続されるフォトダイオードの出力を変更する。
【0072】スイッチ71、72の信号線の接続は図6
のようにフォトダイオード21A〜21Dの出力からト
ラッキングエラー信号を作成するときは入力端子IN1
が出力端子OUT1に、そして入力端子IN2が出力端
子OUT2に接続され、フォトダイオード22A〜22
Dの出力からトラッキングエラー信号を作成するときは
入力端子入力端子IN1が出力端子OUT2に、そし
て、入力端子IN1が出力端子OUT2に接続される。
【0073】なお、トラッキングエラー信号の生成は第
1の構成と同様にフォトダイオード21A〜21Dで受
光する場合はプッシュプル法とし、フォトダイオード2
2A〜22Dで受光する場合はDPD法を使用するもの
とする。
【0074】図7でフォトダイオード21A〜21D、
22A〜22Dの共通のカソードは定電圧源5に接続さ
れる。フォトダイオード21A、21DのアノードはI
−V変換器31A、31Dの入力に接続され、フォトダ
イオード22A、22DのアノードはI−V変換器32
A、32Dの入力に接続される。
【0075】フォトダイオード21B、21Cのアノー
ドはスイッチ71の入力端子IN1、入力端子IN2
に、フォトダイオード22B、22Cのアノードはスイ
ッチ72の入力端子IN1、入力端子IN2に接続され
る。さらに、スイッチ71の出力端子OUT1、出力端
子OUT2はI−V変換器31B、31Cに接続され、
スイッチ72の出力端子OUT1、出力端子OUT2は
I−V変換器32B、32Cに接続される。
【0076】ここで、定電圧源5の電圧はフォトダイオ
ード21A〜21D、22A〜22Dが逆バイアスとな
るようにする。そして、I−V変換器31A〜31Dの
出力は差動増幅器6A〜6Dの非反転入力に、I−V変
換器32A〜32Dの出力は差動増幅器6A〜6Dの非
反転入力に接続される。
【0077】差動増幅器6A、6Bの出力は加算器4A
の入力に接続され、差動増幅器6C、6Dの出力は加算
器4Bの入力に接続される。さらに加算器4Aの出力は
差動増幅器61の非反転入力に、加算器4Bの出力は差
動増幅器61の反転入力に接続される。
【0078】次に図7の回路でトラッキングエラー信号
の検出動作を説明する。レーザダイオード9Aに対応す
る光ディスク11に記録された信号を再生する場合、フ
ォトダイオード21A〜21Dには光発生器101のレ
ーザダイオード9Aから出射され光ディスク11で反射
された光が入射するので、その入射光量に応じてカソー
ドからアノードに流れる電流の大きさが変化する。
【0079】一方、フォトダイオード22A〜22Dに
は光ディスク11の反射光が入射しないので、光ディス
ク11からの反射光に対応してカソードからアノードに
流れる電流の大きさは変化しないが、定電圧源5の変動
によるノイズ、寄生容量や電磁誘導によって配線に入る
光発生器101のレーザダイオードの戻り光対策の高周
波重畳回路やデジタル回路などからのノイズ、そして、
フォトダイオード自身の発生するノイズによる電流はフ
ォトダイオード21A〜21Dと同様に流れる。
【0080】また、フォトダイオード21A、22A、
21D、22Dに流れる電流の変化はI−V変換器31
A、32A、31D、32DでI−V変換が行われ、ま
たフォトダイオード21B、22Bに流れる電流の変化
はスイッチ71、72の入力端子IN1に入力して図6
のように出力端子OUT1から出力されてI−V変換器
31B、32BでI−V変換が行われる。
【0081】さらに、フォトダイオード21C、22C
に流れる電流の変化はスイッチ71、72の入力端子I
N2に入力して図6のように出力端子OUT2から出力
されてI−V変換器31C、32CでI−V変換が行わ
れ、それぞれ接続されたフォトダイオードに流れる電流
の大きさの変化に対応してI−V変換器31A〜31
D、32A〜32Dの出力電圧が変化する。
【0082】I−V変換器31A〜31Dでは光ディス
ク11からの反射光とノイズに対応して出力電圧が変化
し(図5(ア))、I−V変換器32A〜32Dではノ
イズに対応して出力電圧が変化する(図5(イ))。
【0083】また、I−V変換器31A〜31D、32
A〜32Dの出力は差動増幅器6A〜6Dの入力に接続
される。差動増幅器6A〜6DではI−V変換器31A
〜31Dの出力とI−V変換器32A〜32Dの出力の
間で差動増幅が行われるのでI−V変換器31A〜31
Dのそれぞれの出力の光ディスク11からの反射光はそ
のまま増幅されて出力されるが、ノイズはI−V変換器
32A〜32Dのそれぞれの出力のノイズと相殺される
ので、その出力にはノイズの重畳しない光ディスク11
からの反射光だけが出力される(図5(ウ))。
【0084】ここで、フォトダイオード21A〜21D
で受光する場合は、トラッキングエラー信号をプッシュ
プル法で生成する。プッシュプル法ではトラック方向に
沿って左右に2分割したフォトダイオードの出力差から
トラッキングエラー信号を生成するので、この場合はフ
ォトダイオード21A、21Bとフォトダイオード21
C、21Dの出力差を求めればよい。
【0085】フォトダイオード21A〜21Dの出力か
らトラッキングエラー信号を作成する場合は、差動増幅
器6Aの出力は元をたどるとフォトダイオード21Aの
出力、差動増幅器6Bの出力は元をたどるとフォトダイ
オード21Bの出力、差動増幅器6Cの出力は元をたど
るとフォトダイオード21Cの出力、差動増幅器6Dの
出力は元をたどるとフォトダイオード21Dの出力であ
る。
【0086】このため、差動増幅器6Aの出力と差動増
幅器6Bの出力を加算する加算器4Aではフォトダイオ
ード21Aの出力とフォトダイオード21Bの出力を加
算し、差動増幅器6Cの出力と差動増幅器6Dの出力を
加算する加算器4Bではフォトダイオード21Cの出力
とフォトダイオード21Dの出力を加算することにな
り、次に差動増幅器61では加算器4Aの出力と加算器
4Bの出力を差動増幅するので、差動増幅器61の出力
はフォトダイオード21A、21Bとフォトダイオード
21C、21Dの出力差となりトラッキングエラー信号
を得る。
【0087】これに対してレーザダイオード9Bに対応
する光ディスク11に記録された信号を再生する場合、
フォトダイオード22A〜22Dには光発生器101の
レーザダイオード9Bから出射され光ディスク11で反
射された光が入射するので、その入射光量に応じてカソ
ードからアノードに流れる電流の大きさが変化する。
【0088】一方、フォトダイオード21A〜21Dに
は光ディスク11の反射光が入射しないので、光ディス
ク11からの反射光に対応してカソードからアノードに
流れる電流の大きさは変化しないが、定電圧源5の変動
によるノイズ、寄生容量や電磁誘導によって配線に入る
光発生器101のレーザダイオードの戻り光対策の高周
波重畳回路やデジタル回路などからのノイズ、そして、
フォトダイオード自身の発生するノイズによる電流はフ
ォトダイオード22A〜22Dと同様に流れる。
【0089】また、フォトダイオード21A、22A、
21D、22Dに流れる電流の変化はI−V変換器31
A、32A、31D、32DでI−V変換が行われ、ま
たフォトダイオード21B、22Bに流れる電流の変化
はスイッチ71、72の入力端子入力端子IN1に入力
して図6のように出力端子OUT2から出力されてI−
V変換器31C、32CでI−V変換が行われる。
【0090】さらに、フォトダイオード21C、22C
に流れる電流の変化はスイッチ71、72の入力端子I
N2に入力して図6のように出力端子OUT1から出力
されてI−V変換器31B、32BでI−V変換が行わ
れ、それぞれ接続されたフォトダイオードに流れる電流
の大きさの変化に対応してI−V変換器31A〜31
D、32A〜32Dの出力電圧が変化する。
【0091】I−V変換器32A〜32Dでは光ディス
ク11からの反射光とノイズに対応して出力電圧が変化
し(図5(ア))、I−V変換器31A〜31Dではノ
イズに対応して出力電圧が変化する(図5(イ))。
【0092】また、I−V変換器32A〜32D、31
A〜31Dの出力は差動増幅器6A〜6Dの入力に接続
される。差動増幅器6A〜6DではI−V変換器32A
〜32Dの出力とI−V変換器31A〜31Dの出力の
間で差動増幅が行われるのでI−V変換器32A〜32
Dのそれぞれの出力の光ディスク11からの反射光はそ
のまま増幅されて出力される。
【0093】一方、ノイズは、I−V変換器31A〜3
1Dのそれぞれの出力のノイズと相殺されるので、差動
増幅器6A〜6Dの出力にはノイズの重畳しない光ディ
スク11からの反射光だけが出力される(図5
(エ))。また、I−V変換器32A〜32Dの出力が
差動増幅器6A〜6Dの反転入力に接続されるので出力
の極性が反転している。
【0094】ここで、フォトダイオード22A〜22D
で受光する場合はトラッキングエラー信号をDPD法で
生成する。DPD法では4分割(その一方はトラック方
向に沿うようにする)したフォトダイオードの対角線差
信号からトラッキングエラー信号を生成するので、この
場合はフォトダイオード22A、22Cとフォトダイオ
ード22B、22Dの出力差を求めればよい。
【0095】フォトダイオード22A〜22Dの出力か
らトラッキングエラー信号を作成する場合は、差動増幅
器6Aの出力は元をたどるとフォトダイオード22Aの
出力、差動増幅器6Bの出力は元をたどるとフォトダイ
オード22Cの出力、差動増幅器6Cの出力は元をたど
るとフォトダイオード22Bの出力、差動増幅器6Dの
出力は元をたどるとフォトダイオード22Dの出力であ
る。
【0096】このため、差動増幅器6Aの出力と差動増
幅器6Bの出力を加算する加算器4Aではフォトダイオ
ード22Aの出力とフォトダイオード22Cの出力を加
算し、差動増幅器6Cの出力と差動増幅器6Dの出力を
加算する加算器4Bではフォトダイオード22Bの出力
とフォトダイオード22Dの出力を加算することにな
り、次に差動増幅器61では加算器4Aの出力と加算器
4Bの出力を差動増幅するので、差動増幅器61の出力
はフォトダイオード22A、22Cとフォトダイオード
22B、22Dの出力差となりトラッキングエラー信号
を得る。
【0097】以降は図示しないが差動増幅器61の出力
はフレキシブルケーブル等の配線でメイン基板のアナロ
グフロントエンドに入力され、増幅とフォトダイオード
21A〜21Dで受光する場合とフォトダイオード22
A〜22Dで受光する場合での極性の統一を含む波形整
形がなされた後に二値化してデジタルデータとされてト
ラッキングサーボの処理が行われる。
【0098】図7は、本発明の一実施形態における光学
系で光発生器と、光検出器を使用した光ピックアップの
光記録再生回路の第2の構成を示す図である。なお、フ
ォトダイオード21A〜21D、22A〜22Dの極
性、差動増幅器6A〜6D、61の入力の極性も第1の
構成と同様に図7の限りではない。また、場合によって
は加算器4A、4Bで加算と同時に増幅を行っても良い
のも第1構成と同様である。
【0099】以上、本発明の実施形態について構成を上
げて説明を行ったが、スイッチで信号を切り換えるよう
なものの位置は上述のものに限らない。また、複数の異
なるフォーマットの光ディスクで光源のレーザダイオー
ドの発光波長が異なる場合、一般にフォトダイオードは
入射する光の波長によって感度が変化し、また、光ディ
スクの反射率が異なる場合が考えられる。
【0100】以上のような場合、フォトダイオードの出
力の大きさが光ディスク毎に変化するので得られるトラ
ッキングエラー信号のダイナミックレンジが光ディスク
毎に変化するという問題が起こる。
【0101】この場合は光ディスクの変更の際にフォト
ダイオードの組み合わせの変更に連動して、I−V変換
器のI/V変換効率の変更、増幅器の増幅率の変更のい
ずれか、または両者を同時に行うことで最終的に得られ
るトラッキングエラー信号のダイナミックレンジを統一
できる。
【0102】さらに、近年、光ピックアップではサイズ
縮小、コスト削減等の目的で構成部品の機能の集積化が
行われており、これは光記録再生回路についても行われ
て、光検出器とI−V変換器さらには加算器までを同一
半導体基板上または同一半導体パッケージに集積化した
もの、これらに加えて光発生器も同一半導体基板上また
は同一半導体パッケージに集積化したものが使用され始
めている。
【0103】そして、本発明の光ピックアップでの光記
録再生回路でも同様に集積化を行うことが可能である。
図8は、本発明の一実施形態における光ピックアップの
光記録再生回路の第1の構成を同一半導体基板上に集積
したものを示す図である。
【0104】図8の構成において、光ピックアップの光
記録再生回路は、半導体基板1と、光検出器2と、I−
V変換器と、加算器4と、差動増幅器6と、フォトダイ
オード21A〜21Dと、を有する。
【0105】図9は、本発明の一実施形態において、光
発生器と光検出器とI−V変換器と加減算器を同一半導
体パッケージに集積した光ピックアップの光記録再生回
路を示す図であり、(ア)は上面図、(イ)は(ア)の
b−b’における断面図である。また、図9の構成で
は、ホログラム光学素子を使用して、光発生器からの射
出光と光発生器への入射光との光路が分離されている。
【0106】図9の構成において、光ピックアップの光
記録再生回路は、半導体基板1と、光検出器2と、I−
V変換器3と、加算器4と、差動増幅器6と、ミラー8
と、レーザダイオード9A、9Bと、フォトダイオード
21A〜21D、22A〜22Dと、を有する。
【0107】光検出器2とI−V変換器3、差動増幅器
6、加算器4は半導体基板1上に半導体プロセスによっ
て形成され、レーザダイオード9A、9Bとミラー8
は、半導体基板1上に実装されている。なお、レーザダ
イオード9A、9Bの出力制御用のフォトダイオードは
図示していない。
【0108】図10は、本発明の一実施形態における光
学系の部位を含む光ピックアップの光記録再生回路の構
成を示す図である。以下、図10を用いて、本実施形態
におけるレーザダイオード9Aから出射されたレーザ光
が光検出器2のフォトダイオード21A〜21Dに入力
するまでの光路を説明する。
【0109】レーザダイオード9A、9Bから出射され
たレーザ光はミラー8によって直角上向きに反射され、
ホログラム光学素子12に入射するようになっている。
ホログラム光学素子12に入射したレーザ光はホログラ
ム光学素子12を透過後、ここでは省略されるコリメー
トレンズ、偏光板、ミラー等の光学系を通り結像レンズ
10によって光ディスク11上に結像し、その反射光は
同一光路を戻り、再び上記のホログラム光学素子12に
入射する。
【0110】そして、ホログラム光学素子12により偏
向された光ディスク11からの反射光は光検出器2のフ
ォトダイオード21A〜21Dに入射する。なお、レー
ザダイオード9Bから出射されたレーザ光が光検出器2
のフォトダイオード22A〜22Dに入力するまでの光
路も同様に説明される。なお、本発明の実施形態として
は、図8および図9の構成に限らず他の構成で光記録再
生回路を集積化したものも考えられる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、再生する光ディスクのフォーマットに応じて信号
の演算に使用するフォトダイオードの組み合わせおよび
I−V変換器以降の回路構成を変更することによって、
部品点数および回路構成を簡素化し、複数の異なるフォ
ーマットの光ディスクに対応することが可能となる。
【0112】また、請求項2記載の発明によれば、再生
する光ディスクのフォーマットに応じたフォトダイオー
ドの組み合わせの変更に連動してI−V変換器のI/V
変換効率を変更することによって、フォトダイオードの
入射光の波長による感度の変化やフォーマット毎の光デ
ィスクの反射率の変化によって発生する信号のダイナミ
ックレンジの差を解消することが可能となる。
【0113】また、請求項3記載の発明によれば、再生
する光ディスクのフォーマットに応じたフォトダイオー
ドの組み合わせの変更に連動して増幅器の増幅率を変更
することによって、フォトダイオードの入射光の波長に
よる感度の変化やフォーマット毎の光ディスクの反射率
の変化によって発生する信号のダイナミックレンジの差
を解消することが可能となる。
【0114】また、請求項4記載の発明によれば、光検
出器とI−V変換器以降の少なくとも1つ以上の機能を
同一半導体基板上または同一半導体パッケージ内に形成
することによって、回路の実装面積を削減することが可
能となる。
【0115】また、請求項5記載の発明によれば、少な
くとも1つの光発生器を同一パッケージ内に集積するこ
とによって、回路の実装面積を削減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による光ピックアップの光
記録再生回路における光学系部位の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態における光ピックアップの
光記録再生回路が有する光発生器の構成を示す図であ
り、(ア)は光発生器の上面図であり、(イ)は上面図
におけるa−a’面の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の光ピックアップの光記録
再生回路における光検出器を含む構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における光学系で光発生器
と、光検出器を使用した光ピックアップの光記録再生回
路の第1の構成を示す図である。
【図5】(ア)〜(エ)は、本発明の一実施形態におけ
る光ピックアップの光記録再生回路のI−V変換器によ
る出力電圧を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態における光ピックアップの
光記録再生回路のスイッチの接続パターンを示す図であ
り、(ア)は、フォトダイオード21A〜21Dの出力
からトラッキングエラーを作成する構成であり、(イ)
は、フォトダイオード22A〜22Dの出力からトラッ
キングエラーを作成する構成である。
【図7】本発明の一実施形態における光学系で光発生器
と、光検出器を使用した光ピックアップの光記録再生回
路の第2の構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態における光ピックアップの
光記録再生回路の第1の構成を同一半導体基板上に集積
したものを示す図である。
【図9】本発明の一実施形態において、光発生器と光検
出器とI−V変換器と加減算器を同一半導体パッケージ
に集積した光ピックアップの光記録再生回路を示す図で
あり、(ア)は上面図、(イ)は上面図におけるb−
b’の断面図である。
【図10】本発明の一実施形態における光学系の部位を
含む光ピックアップの光記録再生回路の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 光検出器 3 I−V変換器 4、4A、4B 加算器 5 定電圧源 6、6A〜6D、61 差動増幅器 7 スイッチ 8 ミラー 9A、9B レーザダイオード 10 結像レンズ 11 光ディスク 12 ホログラム光学素子 21、21A〜21D、22、22A〜22D フォト
ダイオード 31A〜31D、32A〜32D I−V変換器 101 光発生器 102 光検出器 103 ビームスプリッタ IN1、IN2 入力端子 OUT1、OUT2 出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なるフォーマットの光ディスク
    に対応するための複数の光発生器と、 複数のフォトダイオードからなる光検出器と、 該光検出器の発生する電流を電圧に変換する複数のI−
    V変換器と、 該I−V変換器の出力を増幅する増幅器と、 該増幅器の出力を加算、減算、および加減算してRF信
    号、トラッキングエラー信号、およびフォーカスエラー
    信号とする複数の加減算器と、 を有し、 前記光検出器への前記光ディスクからの反射光が入射す
    る位置が複数の前記光発生器で異なり、前記光検出器
    が、前記光ディスクからの前記反射光の入射位置毎に1
    組ずつ配置され、それぞれの前記フォトダイオードの出
    力を差動増幅し、前記RF信号、前記トラッキングエラ
    ー信号、および前記フォーカスエラー信号の少なくとも
    1つ以上について、再生する前記光ディスクの前記フォ
    ーマットに応じて信号の演算に使用する前記フォトダイ
    オードの組み合わせおよび前記I−V変換器以降の回路
    構成を変更することを特徴とする光ピックアップの光記
    録再生回路。
  2. 【請求項2】 再生する前記光ディスクのフォーマット
    に応じた前記フォトダイオードの組み合わせの変更に連
    動して前記I−V変換器のI/V変換効率を変更するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ピックアップの光記録
    再生回路。
  3. 【請求項3】 再生する前記光ディスクのフォーマット
    に応じた前記フォトダイオードの組み合わせの変更に連
    動して前記増幅器の増幅率を変更することを特徴とする
    請求項1記載の光ピックアップの光記録再生回路。
  4. 【請求項4】 前記光検出器と前記I−V変換器以降の
    少なくとも1つ以上の機能を同一半導体基板上または同
    一半導体パッケージ内に形成することを特徴とする請求
    項1から3のいずれか1項に記載の光ピックアップの光
    記録再生回路。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの前記光発生器を同一パ
    ッケージ内に集積することを特徴とする請求項1から4
    のいずれか1項に記載の光ピックアップの光記録再生回
    路。
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