JP2002107154A - 車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示装置

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JP2002107154A
JP2002107154A JP2000295125A JP2000295125A JP2002107154A JP 2002107154 A JP2002107154 A JP 2002107154A JP 2000295125 A JP2000295125 A JP 2000295125A JP 2000295125 A JP2000295125 A JP 2000295125A JP 2002107154 A JP2002107154 A JP 2002107154A
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JP2000295125A
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English (en)
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Tomoyuki Fukumaru
智之 福丸
Hiroshi Mashita
博 間下
Hideki Kaseyama
秀樹 加世山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図表示画面に建造物や自然物等のオブジェ
クトを3次元的に表示する際に、前方事象の発生位置を
車両の乗員に確実に視認させる。 【解決手段】 送受信部11は事象の発生位置を含む事
象情報を受信する。自車位置検出部12は車両の位置を
算出する。記憶部13は建造物及び自然物等からなるオ
ブジェクトをディスプレイ15に2次元的及び3次元的
に表示するための地図データを記憶する。判定部31は
事象の発生位置と車両の位置と地図データとに基づい
て、ディスプレイ15にオブジェクトを含む地図を3次
元的に表示する際に、事象の発生位置がオブジェクトに
より遮蔽されるか否かを判定する。透過表示部32は事
象の発生位置がオブジェクトにより遮蔽されると判定さ
れた場合に、オブジェクトをディスプレイ15において
透過表示する。距離算出部33は車両の位置から事象の
発生位置までの距離を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両外部か
ら受信した道路交通情報等を表示する車載用表示装置に
係り、特に受信した道路交通情報等に基づいて地図を表
示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の走行経路に沿って運転者に
道路交通情報等の案内情報を提供する車載用ナビゲーシ
ョン装置において、例えば特開平9−171348号公
報に開示されたように、地図表示画面に道路や建築物等
を3次元的に表示する車載用ナビゲーション装置が知ら
れている。この車載用ナビゲーション装置は、地図表示
画面上に、例えば車両位置もしくはこの車両位置からや
や後退した位置における所定高さの高所から車両の進行
方向を見た俯瞰図(または鳥瞰図)を表示することで、
実際の眺望に近い形で地図表示を行い、車両の乗員に対
して走行位置や走行経路、進路等を直感的に理解しやす
い形態で提示するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
経路に沿って乗員に道路交通情報等の案内情報を提供す
る車載用ナビゲーション装置において、例えば路側等に
設置された発信装置から発信される進行方向前方位置で
の事故情報や渋滞情報および障害物の存在等からなる前
方事象情報を受信して、前方事象が車両の走行に対して
悪影響を与えると判断した場合に、事前に前方事象の発
生位置や内容等を乗員に通知して、運転者の回避行動を
支援する車載用ナビゲーション装置が知られている。し
かしながら、上記従来技術の一例による車載用ナビゲー
ション装置においては、例えば道路や建築物等を3次元
的に表示する地図表示画面上に前方事象の発生位置を表
示する場合に、前方事象の発生位置が例えば市街地での
カーブの出口や例えば山間部でのカーブの出口等である
と、これらのカーブよりも後方に位置する車両から見た
前方事象の発生位置はカーブ近傍に位置する建築物や山
等の裏側に位置して遮蔽されてしまう恐れがある。すな
わち、車両がカーブの出口、つまり前方事象の発生位置
に接近するまで、地図表示画面上に前方事象の存在が表
示されず、運転者の回避行動等に遅れが生じてしまう恐
れがある。
【0004】このように、実際の眺望を再現するように
して地図表示を行う場合には、見通しの悪い状態が忠実
に再現されてしまい、前方における事象等を乗員に対し
て有効に通知することができないという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、地図表示画
面に建造物や自然物等のオブジェクトを3次元的に表示
する際に、前方事象の発生位置を車両の乗員に確実に視
認させることが可能な車載用ナビゲーション装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車載
用表示装置は、車両の乗員に視認可能なディスプレイ
(例えば、後述する実施形態でのディスプレイ15)
と、前記ディスプレイに道路地図及びオブジェクト(例
えば、後述する実施形態での、高架道路や陸橋、ビル等
の建築物からなる建造物、及び、山や丘や樹木等の自然
物等からなるオブジェクト)を表示するためのデータ
(例えば、後述する実施形態での、地図データ)を記憶
する記憶手段(例えば、後述する実施形態での記憶部1
3)と、前記記憶手段に記憶した前記データに基づい
て、前記車両の進行経路の前記道路地図及び前記オブジ
ェクトを3次元的に前記ディスプレイに表示する表示手
段(例えば、後述する実施形態での処理部14)と、前
記車両の進行経路において発生した事象(例えば、後述
する実施形態での、道路工事や幅員減少等の道路規制
や、駐停車車両や障害物や落下物や故障車や事故や渋滞
等の各事象)の位置を含む事象情報を、前記車両の外部
に設けられた情報発信手段(例えば、後述する実施形態
での情報発信装置20)から受信する受信手段(例え
ば、後述する実施形態での送受信部11)と、前記受信
手段にて受信した前記事象情報と前記記憶手段に記憶し
た前記データとに基づいて、前記ディスプレイにて表示
される前記事象が前記オブジェクトにより遮蔽されるか
否かを判定する判定手段(例えば、後述する実施形態で
の判定部31)と、前記判定手段による判定結果に応じ
て、前記事象を遮蔽する前記オブジェクトを透過表示し
て前記事象を視認可能とする透過表示手段(例えば、後
述する実施形態での透過表示部32)とを備えることを
特徴としている。
【0006】上記構成の車載用表示装置によれば、例え
ば道路工事や幅員減少等の道路規制や、駐停車車両や障
害物や落下物や故障車や事故や渋滞等の各事象に対する
事象情報を、例えば路車間通信や車車間通信等により受
信した場合に、3次元的に表示された地図上における事
象の発生位置が、例えば高架道路や陸橋、ビル等の建築
物からなる建造物、及び、山や丘や樹木等の自然物等か
らなるオブジェクトにより遮蔽されるか否かが判定され
る。そして、遮蔽されると判定された場合には、オブジ
ェクトを透過表示することで、事象の発生位置を視認可
能とすることができる。これにより、例えば見通しの悪
い場所等であっても、事象の発生を乗員に迅速かつ確実
に把握させることができ、発生した事象に対する乗員の
迅速な判断に遅れが生じることを防止することができ
る。
【0007】さらに、請求項2に記載の本発明の車載用
表示装置では、前記情報発信手段は前記事象の種別情報
を発信しており、前記表示手段は前記種別情報に基づい
て、前記事象の種別を前記ディスプレイに表示すること
を特徴としている。上記構成の車載用表示装置によれ
ば、車両の乗員は、例えば文字情報や図形等によって確
実に事象を識別することができ、例えば乗員が事象を誤
認したり、見落としてしまうことを防止することができ
る。
【0008】さらに、請求項3に記載の本発明の車載用
表示装置では、前記情報発信手段は前記事象の発生位置
における前記車両の通過難易度の情報を発信しており、
前記表示手段は前記通過難易度の情報に基づいて、前記
車両の停止又は減速の何れかの指示を前記ディスプレイ
に表示することを特徴としている。
【0009】上記構成の車載用表示装置によれば、車両
の乗員は、事象の発生を把握することができると共に、
発生した事象に対する具体的な対応方法を認識すること
ができ、事象への対応が遅れてしまうことを防止するこ
とができる。
【0010】さらに、請求項4に記載の本発明の車載用
表示装置では、前記情報発信手段は前記事象の発生位置
の情報を発信しており、前記発生位置の情報と前記記憶
手段に記憶した前記データとに基づいて、前記車両の所
定位置から前記事象の発生位置までの距離を算出する距
離算出手段(例えば、後述する実施形態での距離算出部
33)を備え、前記表示手段は前記距離算出手段にて算
出した前記距離及び前記事象の発生位置のうち、少なく
とも何れか一方を前記ディスプレイに表示することを特
徴としている。
【0011】上記構成の車載用表示装置によれば、例え
ば車両の位置と事象の発生位置との間の距離や、例えば
具体的な地名等によって事象の発生位置が提示されるた
め、乗員による事象への対応が遅れてしまうことを防止
して、適切なタイミングでの対応が可能となる。
【0012】さらに、請求項5に記載の本発明の車載用
表示装置では、前記表示手段は、前記透過表示手段にて
前記オブジェクトを透過表示した場合に、前記事象を強
調表示することを特徴としている。上記構成の車載用表
示装置によれば、オブジェクトを透過して表示される事
象に対して、例えば目立つ配色を設定したり、拡大表示
したり、太線による描画等を行う。表示画面上にて事象
が強調表示されることで、車両の乗員は事象の発生を、
より一層、確実に視認することができる。
【0013】さらに、請求項6に記載の本発明の車載用
表示装置では、前記表示手段は前記記憶手段に記憶した
前記データに基づいて、前記車両の進行経路の前記道路
地図を前記ディスプレイに2次元的に表示可能であり、
前記表示手段により前記道路地図を前記ディスプレイに
2次元的に表示中に、前記表示手段は前記地図データを
3次元表示に切り替えることを特徴としている。
【0014】上記構成の車載用表示装置によれば、地図
データが3次元的に表示されることで、例えば見通しの
悪い場所等の存在を容易に視認することができ、車両の
乗員の注意を惹き付けて、事象に対する対応が遅れてし
まうことを防止することができる。
【0015】さらに、請求項7に記載の本発明の車載用
表示装置では、前記地図データ表示手段は、前記事象の
消滅後又は前記事象の発生位置の通過後の何れかに場合
に前記地図データの3次元表示を2次元表示に切り替え
ることを特徴としている。上記構成の車載用表示装置に
よれば、例えば新たな事象情報を受信した場合には、再
び、表示画面が3次元表示に切り替えられるため、車両
の乗員の注意を惹き付けて、事象に対する対応が遅れて
しまうことを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
車載用表示装置について添付図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の一実施形態に係る車載用表示装置1
0の構成図であり、図2及び図3は車載用表示装置10
のディスプレイ15の表示画面を示す図であり、図4は
判定部31における判定処理の方法を説明する概念図で
ある。本実施の形態による車載用表示装置10は、送受
信部11と、自車位置検出部12と、記憶部13と、処
理部14と、ディスプレイ15とを備えて構成されてい
る。
【0017】送受信部11は、車両(図示略)外部に設
けられた情報発信装置20から発信される、例えばVI
CS(Vehicle Information & Communication System)
情報等の道路交通情報を受信すると共に、受信した道路
交通情報や自車に関する情報等を、例えば他の車両に搭
載された送受信部11を含む車両外部の受信装置(図示
略)に向かい発信する。ここで、情報発信装置20は、
例えばFM多重放送等の放送装置又は中継装置や、路側
等に配置されて光信号及び電波信号を発信するビーコン
装置等を含む路車間通信装置や、他の車両に搭載された
車載用表示装置10を含む車車間通信装置等をなしてい
る。
【0018】情報発信装置20は、例えば上位局(図示
略)から配信される道路交通情報を車両に向かって発信
しており、この道路交通情報は、例えば、道路工事や幅
員減少等の道路規制や、駐停車車両や障害物や落下物や
故障車や事故や渋滞等の各事象、つまり車両の走行に対
して何らかの影響を与えるものであって事前に通知され
ることで車両の乗員が適宜に対処可能な各事象の発生を
通知する情報、及び、各事象の発生位置を示す位置情報
(例えば渋滞列の最後尾等)、及び、各事象の発生位置
における車両の通過難度の情報等から構成されている。
なお、情報発信装置20は、例えば特開平5−1514
97号公報に開示されたように、車両位置検出用の信号
波を送信可能とされていても良い。
【0019】自車位置検出部12は、例えば、人工衛星
を利用して車両の位置を測定するためのGPS(Global
Position System)信号や、GPS信号の誤差を補正し
て測位精度を向上させるためのD(Differential)GP
S信号等の測位信号を処理する測位信号処理部(図示
略)と、例えばVICS情報等のように情報発信装置2
0から発信される車両位置検出用の信号波を処理する位
置検出用信号波処理部(図示略)と、例えば適宜のジャ
イロセンサー及び加速度計を具備してなる自律航法部
(図示略)とを備えて構成されている。
【0020】ここで、測位信号処理部は、例えば人工衛
星から受信したGPS信号や、適宜の基地局から受信し
たDGPS信号に基づいて車両の現在位置を算出する。
位置検出用信号処理部は、例えばFM多重放送や路上等
に配置されたビーコン装置からの光信号及び電波信号に
よって受信したVICS情報等の道路交通情報に基づい
て車両の現在位置を算出する。自律航法部は、例えばジ
ャイロセンサーにより、水平面内での車両の向き及び鉛
直方向に対する傾斜角度の角度変化量を検出すると共
に、例えば加速度計により車両の加速度を検出して車両
の現在位置を算出する。
【0021】記憶部13は、例えばハードディスク装置
等の磁気ディスク装置、及び、例えばCD−ROMやC
D−RやMOやDVD等の光ディスク装置等のコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体からなり、例えば高架道路
や陸橋、ビル等の建築物からなる建造物、及び、山や丘
や樹木等の自然物等からなるオブジェクトを、2次元的
及び3次元的にディスプレイ15に表示するための地図
データを格納している。
【0022】処理部14は、例えば、記憶部13から検
索される地図データに対して、自車位置検出部12にお
ける測位信号処理部及び道路交通情報処理部及び自律航
法部のそれぞれ、又は、何れかから得られる車両の現在
位置の情報に基づいてマップマッチング等を行うと共
に、後述するように、検出された車両の現在位置あるい
は乗員等によって入力された適宜の車両の位置に対し
て、ディスプレイ15での地図表示を制御する。
【0023】また、処理部14は記憶部13から検索さ
れた地図データと共に、例えば目的地までの経路情報
や、受信部11にて得られた道路交通情報に基づく、例
えば道路工事や幅員減少等の道路規制や、駐停車車両や
障害物や落下物や故障車や事故や渋滞等の各事象の発生
位置を示す位置情報、及び、各事象の発生位置における
車両の通過難易度の情報や、この通過難易度の情報に基
づく各種の指示情報等を付加情報としてディスプレイ1
5へ出力する。このため、処理部14には、受信部11
から出力される道路交通情報の信号と、自車位置検出部
12から出力される車両の現在位置の信号と、記憶部1
3から検索される地図データとが入力されている。
【0024】さらに、処理部14は、判定部31と、透
過表示部32と、距離算出部33とを備えて構成されて
いる。判定部31は、受信部11から出力される道路交
通情報によって得られる各事象の発生位置と、自車位置
検出部12から出力される車両の現在位置、又は、乗員
等により入力される適宜の車両位置と、記憶部13から
検索される地図データとに基づいて、ディスプレイ15
に、例えば高架道路や陸橋、ビル等の建築物からなる建
造物、及び、山や丘や樹木等の自然物等からなるオブジ
ェクトを含む地図を3次元的に表示する際に、事象の発
生位置がオブジェクトにより遮蔽されるか否かを判定す
る。
【0025】すなわち、例えば図2又は図3に示すよう
に、山間部や市街地での車両の進行経路の前方にカーブ
が存在する位置の鳥瞰図をディスプレイ15に表示する
際に、事象の発生位置A(例えば、図2又は図3に示す
故障車の停車位置A)がカーブの出口付近に位置する場
合には、事象の発生位置Aが、山BやビルC等のオブジ
ェクトにより遮蔽される場合がある。この遮蔽に関する
判定方法としては、例えば図4に示すように、3次元空
間内にて車両の位置Dから事象の発生位置Aを見た場合
に、事象の発生位置Aが、山BやビルC等のオブジェク
トにより遮蔽されるか否か、つまり、車両の位置Dから
事象の発生位置Aに向かってビルC等のオブジェクトを
投影した場合に、事象の発生位置Aの座標が、オブジェ
クトの投影範囲E内に含まれるか否かを判定する。
【0026】透過表示部32は、判定部31での判定結
果に応じて、事象の発生位置Aが、例えば山BやビルC
等のオブジェクトにより遮蔽されると判定された場合
に、事象の発生位置Aを遮蔽する山BやビルC等のオブ
ジェクトをディスプレイ15において透過表示する。す
なわち、例えば図2及び図3に示すように、山Bやビル
C等のオブジェクトを例えば半透明に表示することで、
車両の乗員は山BやビルC等のオブジェクトを透視して
事象の発生位置Aを視認することができる。この場合、
山BやビルC等のオブジェクトを透過表示する方法とし
ては、例えばオブジェクト全体を半透明にしたり、例え
ばオブジェクトの主要な輪郭線を残して透明に表示す
る。距離算出部33は、記憶部13から検索される地図
データと事象の発生位置Aと車両の位置Dとに基づい
て、例えば車両の進行経路に沿って車両の位置Dから事
象の発生位置Aまでの距離を算出する。
【0027】ディスプレイ14は、記憶部13から得ら
れる地図データに基づいて、例えば高架道路や陸橋、ビ
ル等の建築物からなる建造物、及び、山や丘や樹木等の
自然物等からなるオブジェクトを含む地図を2次元的或
いは3次元的に表示すると共に、表示された地図上に、
例えば道路工事や幅員減少等の道路規制や、駐停車車両
や障害物や落下物や故障車や事故や渋滞等の各事象の発
生位置を示す位置情報(例えば、「○○町交差点先」
等)、又は、距離算出部33にて算出した車両の位置か
ら各事象の発生位置までの距離(例えば、「300m
先」,「200m前方」等)、及び、各事象の発生位置
における車両の通過難度の情報やこの通過難度の情報に
基づく各種の指示情報等を表示する。
【0028】本実施の形態による車載用表示装置10は
上記構成を備えており、次に、この車載用表示装置10
の動作について添付図面を参照しながら説明する。図5
は車載用表示装置10の動作を示すフローチャートであ
り、図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)はディ
スプレイ15の表示画面を示す図である。
【0029】先ず、図5に示すステップS01において
は、事象情報として、例えば、道路工事や幅員減少等の
道路規制や、駐停車車両や障害物や落下物や故障車や事
故や渋滞等の各事象の発生を通知する情報、及び、各事
象の発生位置を示す位置情報、及び、各事象の発生位置
における車両の通過難度の情報等を受信する。次に、ス
テップS02において、例えば図6(a)及び図7
(a)に示すように、ディスプレイ15の表示画面に地
図を3次元的に表示している場合に、事象の発生位置
(例えば、図6(a)及び図7(a)に示す故障車の停
車位置A)が、例えば高架道路や陸橋、ビル等の建築物
からなる建造物、及び、山や丘や樹木等の自然物等から
なるオブジェクト(例えば、図6(a)に示す山B又は
図7(a)に示すビルC)により遮蔽されるか否かを判
定する。この判定結果が「NO」の場合には、一連の処
理を終了する。一方、この判定結果が「YES」の場合
には、ステップS03に進む。
【0030】ステップS03においては、例えば図6
(b)及び図7(b)に示すように、ディスプレイ15
の表示画面上において事象の発生位置を遮蔽するオブジ
ェクトを透過表示する。次に、ステップS04において
は、受信した事象情報の内容(例えば、事象の種別
等)、及び、車両の停止や減速等の指示を示す文字情報
F(例えば、図6(b)及び図7(b)に示す「注意!
前方障害物」)を地図に重畳して表示する。そして、ス
テップS05においては、事象の発生位置までの距離情
報G(例えば、図6(b)及び図7(b)に示す「30
0m先」)を地図に重畳して表示する。
【0031】次に、ステップS06においては、例えば
減速や停止等の回避動作が行われたか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS07に
進み、警報表示H(例えば、図6(c)及び図7(c)
に示す「止まれ」)を地図に重畳して表示する。そし
て、ステップS06に進む。一方、この判定結果が「Y
ES」の場合には、ステップS08に進み、透過表示を
終了して、再び、地図を3次元的に表示する。
【0032】上述したように、本実施の形態による車載
用表示装置10によれば、3次元的に表示された地図上
における事象の発生位置が、例えば山間部や市街地にお
ける前方のカーブの出口近傍等のように、見通しの悪い
場所であっても、事象の発生位置を遮蔽する例えば山や
ビル等のオブジェクトを透過表示することで、事象の発
生位置を容易に視認可能とすることができる。これによ
り、事象の発生位置を乗員に迅速かつ確実に把握させる
ことができ、発生した事象に対する乗員の迅速な判断に
遅れが生じることを防止することができる。
【0033】なお、本実施形態においては、ディスプレ
イ15の表示画面上に地図を3次元的に表示している場
合において事象情報を受信した時に透過表示を行うとし
たが、これに限定されず、例えば地図を2次元的に表示
している場合において事象情報を受信した時に、地図の
表示を3次元的な表示に切り替えて、透過表示を行うよ
うにしても良い。さらに、この場合には、事象が消滅し
たり、事象の発生位置を通過した時点で、地図の表示を
再び2次元的な表示に切り替えるように設定しても良
い。なお、本実施形態においては、事象情報を受信して
事象の発生位置がオブジェクトにより遮蔽されると判定
された場合に、オブジェクトを透過表示するとしたが、
これに限定されず、さらに、オブジェクトを透過して表
示される事象を強調表示しても良い。ここで、事象の強
調表示では、例えば、オブジェクトと事象とのそれぞ
れ、或いは、事象の配色を極彩色等の目立つ色に変更し
たり、事象の表示を大きく変更したり、事象の表示に使
用される線等を太くする。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の車載用表示装置によれば、オブジェクトを透過
表示することで、事象の発生位置を視認可能とすること
ができ、例えば見通しの悪い場所等であっても、事象の
発生を乗員に迅速かつ確実に把握させることができ、発
生した事象に対する乗員の迅速な判断に遅れが生じるこ
とを防止することができる。さらに、請求項2に記載の
本発明の車載用表示装置によれば、車両の乗員は、例え
ば文字情報や図形等によって確実に事象を識別すること
ができ、例えば乗員が事象を誤認したり、見落としてし
まうことを防止することができる。さらに、請求項3に
記載の本発明の車載用表示装置によれば、車両の乗員
は、事象の発生を把握することができると共に、発生し
た事象に対する具体的な対応方法を認識することがで
き、事象への対応が遅れてしまうことを防止することが
できる。
【0035】さらに、請求項4に記載の本発明の車載用
表示装置によれば、例えば車両の位置と事象の発生位置
との間の距離や、例えば具体的な地名等によって事象の
発生位置が提示されるため、乗員による事象への対応が
遅れてしまうことを防止して、適切なタイミングでの対
応が可能となる。さらに、請求項5に記載の本発明の車
載用表示装置によれば、オブジェクトを透過して表示さ
れる事象が強調表示されることで、車両の乗員は事象の
発生を、より一層、確実に視認することができる。さら
に、請求項6に記載の本発明の車載用表示装置によれ
ば、例えば見通しの悪い場所等の存在を容易に視認させ
ることができ、車両の乗員の注意を惹き付けて、事象に
対する対応が遅れてしまうことを防止することができ
る。さらに、請求項7に記載の本発明の車載用表示装置
によれば、例えば新たな事象情報を受信した場合には、
再び、表示画面が3次元表示に切り替えられるため、車
両の乗員の注意を惹き付けて、事象に対する対応が遅れ
てしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る車載用表示装置の
構成図である。
【図2】 図1に示す車載用表示装置のディスプレイの
表示画面を示す図である。
【図3】 図1に示す車載用表示装置のディスプレイの
表示画面を示す図である。
【図4】 図1に示す判定部における判定処理の方法を
説明する概念図である。
【図5】 図1に示す車載用表示装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図6(a)〜(c)はディスプレイの表示画
面を示す図である。ある。
【図7】 図7(a)〜(c)はディスプレイの表示画
面を示す図である。ある。
【符号の説明】
10 車載用表示装置 11 送受信部(受信手段) 13 記憶部(記憶手段) 14 処理部(表示手段) 15 ディスプレイ 20 情報発信装置(情報発信手段) 31 判定部(判定手段) 32 透過表示部(透過表示手段) 33 距離算出部(距離算出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加世山 秀樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 2C032 HC08 HC23 HC27 HC30 2F029 AA02 AB01 AB07 AC03 AC09 AC13 5H180 AA01 BB02 BB04 BB13 CC02 CC12 FF04 FF05 FF07 FF13 FF22 FF27 FF32 FF38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の乗員に視認可能なディスプレイ
    と、 前記ディスプレイに道路地図及びオブジェクトを表示す
    るためのデータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した前記データに基づいて、前記車
    両の進行経路の前記道路地図及び前記オブジェクトを3
    次元的に前記ディスプレイに表示する表示手段と、 前記車両の進行経路において発生した事象の位置を含む
    事象情報を、前記車両の外部に設けられた情報発信手段
    から受信する受信手段と、 前記受信手段にて受信した前記事象情報と前記記憶手段
    に記憶した前記データとに基づいて、前記ディスプレイ
    にて表示される前記事象が前記オブジェクトにより遮蔽
    されるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて、前記事象を遮蔽
    する前記オブジェクトを透過表示して前記事象を視認可
    能とする透過表示手段とを備えることを特徴とする車載
    用表示装置。
  2. 【請求項2】 前記情報発信手段は前記事象の種別情報
    を発信しており、 前記表示手段は前記種別情報に基づいて、前記事象の種
    別を前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求
    項1に記載の車載用表示装置。
  3. 【請求項3】 前記情報発信手段は前記事象の発生位置
    における前記車両の通過難易度の情報を発信しており、 前記表示手段は前記通過難易度の情報に基づいて、前記
    車両の停止又は減速の何れかの指示を前記ディスプレイ
    に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2の何
    れかに記載の車載用表示装置。
  4. 【請求項4】 前記情報発信手段は前記事象の発生位置
    の情報を発信しており、 前記発生位置の情報と前記記憶手段に記憶した前記デー
    タとに基づいて、前記車両の所定位置から前記事象の発
    生位置までの距離を算出する距離算出手段を備え、 前記表示手段は前記距離算出手段にて算出した前記距離
    及び前記事象の発生位置のうち、少なくとも何れか一方
    を前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項
    1から請求項3の何れかに記載の車載用表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、前記透過表示手段にて
    前記オブジェクトを透過表示した場合に、前記事象を強
    調表示することを特徴とする請求項1から請求項4の何
    れかに記載の車載用表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は前記記憶手段に記憶した
    前記データに基づいて、前記車両の進行経路の前記道路
    地図を前記ディスプレイに2次元的に表示可能であり、 前記表示手段により前記道路地図を前記ディスプレイに
    2次元的に表示中に、前記表示手段は前記地図データを
    3次元表示に切り替えることを特徴とする請求項1から
    請求項5の何れかに記載の車載用表示装置。
  7. 【請求項7】 前記地図データ表示手段は、前記事象の
    消滅後又は前記事象の発生位置の通過後の何れかに場合
    に前記地図データの3次元表示を2次元表示に切り替え
    ることを特徴とする請求項6に記載の車載用表示装置。
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