JP2002107603A - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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JP2002107603A
JP2002107603A JP2000300665A JP2000300665A JP2002107603A JP 2002107603 A JP2002107603 A JP 2002107603A JP 2000300665 A JP2000300665 A JP 2000300665A JP 2000300665 A JP2000300665 A JP 2000300665A JP 2002107603 A JP2002107603 A JP 2002107603A
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JP
Japan
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focus
lens
ring
mode
clutch
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JP2000300665A
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English (en)
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Tadashi Sasaki
正 佐々木
Shunichiro Ouchi
俊一郎 大内
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オートフォーカス(AF)モードにおいてAF
の動き出し方向を操作者が指示し、その方向にAFを行
うことにより、合焦を迅速に行うことができるレンズ装
置を提供する。 【解決手段】CPU100はAFモードにおいて、クラ
ッチFCLを手動側にし、操作者のフォーカスリングF
Rの操作によってAF動き出し方向が指示されるのを待
機する。そして、AF動き出し方向が指示されると、ク
ラッチFCLを電動側に切り換え、フォーカス駆動用モ
ータFMを駆動してフォーカスレンズFを、指示された
AF動き出し方向に移動させると共に、ゲート回路12
4から得られる焦点評価値に基づいてAFの処理を開始
し、合焦位置を検出すると、その合焦位置にフォーカス
レンズFを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ装置に係り、
特にオートフォーカスの機能を備えたレンズ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ等に使用されるレンズ装置
において、テレビカメラから得られる映像信号の高域周
波数成分に基づいて自動でフォーカスレンズを合焦位置
に移動させるオートフォーカスが知られている。また、
従来、このようなオートフォーカスによる高精度なフォ
ーカス調整を利用し、カメラマンがマニュアルフォーカ
スによりフォーカス調整を行うと、目視では困難な高精
度なフォーカス調整をオートフォーカスにより補助的に
行うフォーカス調整方法が知られている(特開平1−1
58881号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
フォーカス調整方法は基本的にはマニュアルフォーカス
によるものであり、ある程度の合焦が得られるまでは操
作者がファインダを目視してフォーカス調整を行う必要
があり、フォーカス調整に対するカメラマンの負担を軽
減するというものではなかった。
【0004】一方、オートフォーカスの場合、全て自動
でフォーカス調整が行われるため、フォーカス調整に対
するカメラマンの負担は生じない。しかしながら、カメ
ラマンであれば経験的に焦点が無限方向と至近方向のい
ずれの方向にずれているかを容易に判断できるような場
合であってもオートフォーカスでは判断できない場合が
ある。このような場合、従来のオートフォーカスでは、
例えば、フォーカスレンズを予め決められた方向に移動
させてその方向に合焦位置の検出を行い、その方向に合
焦位置が検出されなければ、フォーカスレンズが端に到
達してから移動方向を反転させて逆方向に合焦位置の検
出を行うようにしている。このため、合焦に時間を要し
てしまう場合があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、オートフォーカスによる合焦を迅速に行うこと
ができるレンズ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、操作者がフォーカスレン
ズの移動方向を指示するための移動方向指示手段と、前
記移動方向指示手段によって指示された前記フォーカス
レンズの移動方向を検出する移動方向検出手段と、前記
移動方向検出手段によって検出された移動方向に前記フ
ォーカスレンズを電動により移動させると共に、該移動
方向に存在する合焦位置を検出し、該検出した合焦位置
に前記フォーカスレンズを設定するオートフォーカスの
制御を行うオートフォーカス手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記レンズ装置は、前記
オートフォーカス手段と、操作者によるフォーカス操作
部材の操作に基づいて前記フォーカスレンズを移動させ
るマニュアルフォーカス手段とを備え、前記オートフォ
ーカス手段による処理時において、前記移動方向指示手
段として前記フォーカス操作部材が使用され、前記フォ
ーカス操作部材の無限方向又は至近方向の操作が前記移
動方向検出手段によって前記移動方向として検出される
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項2に記載の発明において、前記移動方向指示手段と
して使用される前記フォーカス操作部材は、前記フォー
カスレンズを電動又は手動により移動させるために操作
者が操作するフォーカス操作部材であることを特徴とし
ている。
【0009】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項3に記載の発明において、前記レンズ装置は、前記
フォーカスレンズを光軸方向に移動可能に保持する鏡胴
本体と、鏡胴本体の外周部に回動可能に配置され、回動
することによって前記フォーカスレンズを光軸方向に移
動させる駆動用リングと、該駆動用リングの外周部に駆
動用リングに対して回動可能に配置されたフォーカスリ
ングと、を備えたレンズ鏡胴と、フォーカス駆動用モー
タと、前記フォーカス駆動用モータからの動力を前記駆
動用リングに伝達する電動時動力伝達状態と、前記フォ
ーカスリングからの動力を前記駆動用リングに伝達する
手動時動力伝達状態とを切り換え接続する切換接続手段
と、を備え、前記フォーカスレンズを電動により移動さ
せるときには、前記切換接続手段によって電動時動力伝
達状態に切り換えると共に、前記フォーカス駆動用モー
タを駆動することによって前記駆動用リングを回動させ
て前記フォーカスレンズを移動させ、前記フォーカスレ
ンズを手動により移動させるときには、前記切換接続手
段によって手動時動力伝達状態に切り換えると共に、前
記フォーカスリングの回動操作によって前記駆動用リン
グを回動させて前記フォーカスレンズを移動させること
を特徴としている。
【0010】本発明によれば、フォーカスレンズの移動
方向を操作者が指示するとその方向にフォーカスレンズ
の移動が開始され、その方向に存在する合焦位置にフォ
ーカスレンズが設定されるため、操作者が適切にその移
動方向を指示すれば、オートフォーカスにおいて合焦を
迅速に行うことができるようになる。また、操作者はフ
ォーカスレンズの移動方向のみを指示すればよいため、
フォーカス調整に対する負担も少ない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0012】図1は、本発明が適用されるテレビカメラ
用のレンズ装置(ENGレンズ)の一例を示した外観図
である。同図に示すレンズ装置1は、ENGカメラ等の
放送用テレビカメラに用いられるインナーフォーカス式
ズームレンズであり、レンズ鏡胴2には、フォーカスリ
ングFR、ズームリングZR及びアイリスリングAR等
の操作リングが設けられている。レンズ鏡胴2の図示し
ない内部には、周知の如く、前方から順に、合焦のため
に光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ(群)、変倍
のために光軸方向に移動可能なズームレンズ(群)、ア
イリス、及びリレーレンズ(群)等の光学部材が配設さ
れている。フォーカスリングFRが回動すると、フォー
カスレンズが光軸方向に移動し、ズームリングZRが回
動すると、ズームレンズが光軸方向に移動し、アイリス
リングARが回動すると、アイリスの絞り径が変化す
る。
【0013】また、レンズ鏡胴2の側部には前記フォー
カスリングFR、ズームリングZR及びアイリスリング
ARを電動で駆動するドライブユニット12が設置され
ている。ドライブユニット12はケース14を有し、こ
のケース14はビス16、16を介してレンズ鏡胴2の
側部に取り付けられている。ケース14内には、図示せ
ぬフォーカス駆動用モータ、ズーム駆動用モータ、アイ
リス駆動用モータが配置されており、これらのモータ
は、それぞれ図示せぬ動力伝達機構を介してフォーカス
リングFR、ズームリングZR、アイリスリングARに
連結される。従って、フォーカス駆動用モータが回動す
るとフォーカスリングFRが回動し、ズーム駆動用モー
タが回動するとズームリングZRが回動し、アイリス駆
動用モータが回動するとアイリスリングARが回動す
る。
【0014】各駆動用モータは、ドライブユニット12
に設けられた各種操作部材の操作に基づいて、又は、ド
ライブユニット12に接続可能なカメラ本体や外部コン
トローラ(フォーカスデマンド、ズームデマンド等)か
らの信号に基づいて制御される。尚、同図符号18は、
ズーム操作をカメラマン(以下、操作者)が電動で行う
ためのズームシーソースイッチ18である。
【0015】また、後述するようにフォーカス駆動用モ
ータとフォーカスリングFR、ズーム駆動用モータとズ
ームリングZR、アイリス駆動用モータとアイリスリン
グARのそれぞれの動力伝達機構は、クラッチにより接
続又は切断される機構となっており、クラッチがオフさ
れて動力伝達機構が切断された状態となっている操作リ
ングは、操作リングを把持した手により手動で操作する
ことができ、クラッチがオンされて動力伝達機構が接続
された状態となっている操作リングは、駆動用モータに
よって電動で操作することができる。各クラッチのオン
/オフは、所定のスイッチ等で適宜電気的な制御で切り
換えられる。
【0016】以上のレンズ装置1において、フォーカス
調整は、大きく分けて「MFモード」におけるマニュア
ルフォーカス(MF)と「AFモード」におけるオート
フォーカス(AF)とにより行うことが可能である。
「MFモード」は、操作者が所定のフォーカス操作部材
を操作することによってフォーカス調整を行うモードで
あり、MFモードには更に、手動によりフォーカスレン
ズを駆動するモード(以下、フォーカスレンズを駆動す
ることをフォーカス駆動という)と、電動によりフォー
カス駆動を行うモードとがある。尚、手動によりフォー
カス駆動を行うモードを、以下、「手動のMFモード」
といい、電動によりフォーカス駆動を行うモードを、以
下、「電動のMFモード」という。
【0017】「手動のMFモード」では、フォーカスリ
ングFRを把持した手でフォーカスリングFRを直接的
に回転操作してフォーカス調整を行うことができ、「電
動のMFモード」では、電動用のフォーカス操作部材
(電動用操作部材)を操作することによってフォーカス
駆動用モータを駆動し、その駆動力でフォーカスレンズ
を移動させてフォーカス調整を行うことができる。電動
用操作部材としては、例えばドライブユニット12に接
続されるフォーカスデマンド等の外部コントローラの操
作部材が相当するが、これに限らない。尚、手動のMF
モードと電動のMFモードにおいて操作されるフォーカ
ス操作部材を総称してMFの操作部材といい、その操作
をMFの操作という。
【0018】一方、AFモードにおけるAFは、従来か
ら一般的に知られているAFであり、電動によりフォー
カス駆動を行うと共に、テレビカメラ本体で撮影された
映像の映像信号からフォーカスエリア(例えば画面中央
部)内の高域周波数成分を抽出して焦点評価値(後述)
を求め、その焦点評価値に基づいて合焦位置を検出する
ことによって、フォーカスレンズを自動で合焦位置に設
定するフォーカス調整である。しかしながら、本実施の
形態で説明するAFモードは、従来の全自動化されたA
Fモードとは異なる。従来のAFモードは、AFのため
のフォーカスレンズの動き出し方向(以下、AF動き出
し方向という)を、例えば、焦点評価値の増加傾向から
自動で決定し、その方向にフォーカスレンズの移動を開
始させるようにしているが、本実施の形態のAFモード
は、操作者が例えばMFの操作によりAF動き出し方向
を指示することによってその方向にフォーカスレンズの
移動を開始させ、焦点評価値に基づいてその方向の合焦
位置にフォーカスレンズを設定する。このようにAF動
き出し方向を操作者が指示することによって、迅速、且
つ確実な合焦を可能にしている。
【0019】尚、このようなAFモードと、従来のよう
にAF動き出し方向も含めて全て自動化されたAFモー
ドとを切り換え可能にしてもよいが、説明の便宜上、本
実施の形態におけるAFモードは、AF動き出し方向を
操作者が指示するAFモードのみの設定が可能なものと
する。
【0020】本実施の形態のAFモードの概要を操作者
の操作手順に基づいて図2を参照しながら説明すると,
まず、手動のMFモードに設定されているとすると、フ
ォーカス駆動用モータとフォーカスリングFRとの間の
クラッチはオフされ、操作者がフォーカスリングFRを
手動で回動操作して手動によりフォーカス駆動できる状
態となっている。尚、手動によりフォーカス駆動できる
クラッチの状態をクラッチが手動側に設定された状態と
いい、電動によりフォーカス駆動できるクラッチの状態
をクラッチが電動側に設定された状態という。このと
き、操作者が所定のAFモード開始スイッチ(後述)を
押すと、AFモードに切り換わり(図2のスタートa
点)、まず、AFスタンバイ状態となる。このAFスタ
ンバイ状態では、クラッチは手動側に設定された状態で
保持される。
【0021】次に、操作者は、手動でフォーカスリング
FRを無限方向又は至近方向に回転させ、AF動き出し
方向を指示する。この操作が行われるとクラッチがオン
され、クラッチが電動側の設定に切り換わる。尚、操作
者がフォーカスリングFRによってAF動き出し方向を
指示している間(図2のa点〜b点の区間)、フォーカ
スレンズはフォーカスリングFRの操作により移動す
る。
【0022】クラッチが電動側の設定に切り換わると、
フォーカス駆動用モータの駆動が開始され、操作者によ
って指示されたAF動き出し方向にフォーカスリングF
Rが回転してフォーカスレンズがそのAF動き出し方向
に移動を開始する。そして、AFの処理によってその方
向にある合焦位置(図2のc点)が検出されると、フォ
ーカス駆動用モータの駆動が停止し、フォーカスレンズ
が合焦位置に設定される。
【0023】尚、AF動き出し方向の指示は、フォーカ
スデマンド等の電動用操作部材の操作でも行うことがで
きる。また、専用の指示スイッチによってAF動き出し
方向を指示できるようにしてもよい。更に、AFモード
開始スイッチでAFモードに切り換えなくてもその専用
の指示スイッチでAF動き出し方向を指示すると、MF
モードからAFモードに切り換わり、指示された方向に
フォーカスレンズが移動し、AFの処理が開始されるよ
うにしてもよい。
【0024】このようなAFモードによれば、操作者の
経験的な判断により適切な方向にAF動き出し方向を決
めることができるため、所望の被写体に迅速、且つ確実
に合焦させることができる。即ち、従来のように全自動
化されたAFモードでは、図3に示すように映像信号の
高域周波数成分に基づく焦点評価値のレベルが略一定の
ところからAFを開始すると、焦点評価値が最大(極
大)となる合焦位置とは反対方向にフォーカスレンズの
移動が開始される可能性が高く、この場合には一旦、端
(図では至近端)まで行ってから折り返し戻ってきて合
焦位置で停止するというAF動作となる。このため、合
焦に要する時間が無駄に長くなるおそれがある。一方、
本実施の形態のAFモードでは操作者が経験によりAF
動き出し方向を適切に指示することによって図4に示す
ように合焦位置の方向に向かってフォーカスレンズの移
動を開始させることができる。このため、迅速な合焦が
可能となる。また、合焦位置が複数ある場合に、一旦、
いずれかの合焦位置にフォーカスレンズが設定された場
合であっても、再度AFスタンバイ状態にしてAF動き
出し方向を指示することによってフォーカスレンズを他
の所望の合焦位置に設定し直すことができる。
【0025】次に、上記レンズ装置1において上述のよ
うにフォーカス駆動を手動又は電動に切り換え可能にし
たフォーカス駆動機構について説明する。尚、ズーム駆
動機構及びアイリス駆動機構についてもフォーカス駆動
機構と同様に構成されるため、フォーカス駆動機構のみ
について説明する。図5は、フォーカス駆動機構の基本
的構成(第1の実施の形態)を示した側面断面図であ
る。同図に示すようにレンズ鏡胴2の鏡胴本体22内に
は複数枚のレンズから成るフォーカスレンズ(群)Fが
配置され、鏡胴本体22の外周部には上記フォーカスリ
ングFRが回動自在に配設される。尚、フォーカスレン
ズFの後段(図中右側)には図示しないズームレンズ
(群)、アイリス、リレーレンズ(群)等が順に配設さ
れる。フォーカスレンズFはレンズ保持枠24によって
保持されており、そのレンズ保持枠24は、レンズ保持
枠24の外周面と鏡胴本体22の内周面にそれぞれ形成
されたヘリコイド24A、22Aの係合によって、鏡胴
本体22内に回動自在に保持される。一方、レンズ保持
枠24にはピン26が固着されており、そのピン26
は、鏡胴本体22に形成された挿通穴22Bを挿通して
フォーカスリングFRに形成された光軸方向の直進溝4
Aに係合される。従って、フォーカスリングFRが回動
すると、ピン26を介してレンズ保持枠24が鏡胴本体
22内で回動する。レンズ保持枠24が回動すると、ヘ
リコイド22A、24Aの作用によりレンズ保持枠24
が鏡胴本体22内を光軸方向に進退移動し、フォーカス
レンズFが光軸方向に移動する。これによって、フォー
カス調整が行われる。尚、鏡胴本体22に形成された挿
通穴22Bは、光軸の周りを回転しながら光軸方向に進
退移動するピン26の移動軌跡に沿った形状に形成され
る。
【0026】同図に示すフォーカス駆動用モータFM、
クラッチモータFCM、クラッチ(機構)FCLは、ド
ライブユニット12のケーシング14内に配設され、フ
ォーカス駆動用モータFMはクラッチFCLを介してフ
ォーカスリングFRに連結される。また、クラッチFC
Lのオン/オフはクラッチモータFCMによって切り換
えられる。尚、フォーカス駆動用モータFM及びクラッ
チモータFCMは、それぞれドライブユニット12のケ
ーシング14又は鏡胴本体22に固定される。
【0027】クラッチFCLは、ドライブユニット12
のケーシング14又は鏡胴本体22に固定された軸28
を備え、その軸28に一対のクラッチ板30、32が回
動自在に配設される。これらのクラッチ板30、32
は、それぞれ対向する面が円錐面を有する凹状と凸状に
形成されており、クラッチ板32がクラッチ板30に押
圧されると、円錐面同士が圧接して摩擦が生じ、クラッ
チ板30、32のうちいずれか一方が回転すると、他方
のクラッチ板が従動して回転する。クラッチ板30の同
図左側には、ベアリング(スラスト軸受け)34とバネ
36が配設され、軸28の先端部にはバネ36の左端を
規制する固定部材38が固定される。このバネ36の付
勢力によりクラッチ板30は同図右方向に付勢される。
一方、クラッチ板30の図中右側の面は、軸28の段差
又は軸28に固定された規制部材(図示せず)に当接し
ているため、クラッチ板30は、軸28上の一定位置で
回動自在に配置される。
【0028】クラッチ板32の図中右側には、ベアリン
グ(スラスト軸受け)40とバネ42が配設されると共
に、軸28の一部に形成されたネジ部とネジ結合された
回動部材が配設される。これらのクラッチ板32、ベア
リング40、バネ42、回動部材44はそれぞれの当接
部分が固着されており、回動部材44が回動して軸28
上を図中左右方向に移動すると、それに応じてクラッチ
板32が軸28上を図中左右方向に移動する。
【0029】また、回動部材44の周面にはギアが形成
されており、そのギアにクラッチモータFCMの出力軸
に固着されたギア46が噛合される。従って、クラッチ
モータFCMが駆動されると、回動部材44が回動して
軸28上を図中左右方向に移動する。クラッチモータF
CMによって回動部材44が図中左方向に移動し、クラ
ッチ板32がクラッチ板30に当接した後、更に回動部
材44が図中左方向に移動すると、バネ42が圧縮され
てクラッチ板32を図中左方向に付勢する付勢力が生
じ、この付勢力により、クラッチ板32がクラッチ板3
0に圧接される。この状態でクラッチFCLはオンとな
り、クラッチ板30とクラッチ板32とは連動して回動
する。即ち、クラッチFCLが動力を伝達する状態とな
る。一方、クラッチFCLがオンの状態から回動部材4
4が図中右方向に移動すると、バネ42による図中左方
向への付勢力が解除された後、クラッチ板32が図中右
方向に移動し、クラッチ板30から離間する。この状態
でクラッチFCLはオフとなり、クラッチ板30とクラ
ッチ板32とは連動して回動しなくなる。即ち、クラッ
チFCLが動力を伝達しない状態となる。
【0030】一方、上記クラッチ板32の周面にはギア
が形成されており、このギアには、フォーカス駆動用モ
ータFMの出力軸に固着されたギア48が噛合される。
また、他方のクラッチ板30の周面にもギアが形成され
ており、このギアは、フォーカスリングFRの周面に形
成されたギア4Bに噛合される。従って、上述のように
クラッチFCLがオンの状態のときにフォーカス駆動用
モータFMを駆動すると、その出力軸の回転がクラッチ
板32及びクラッチ板30を介してフォーカスリングF
Rに伝達し、フォーカスリングFRが回転する。即ち、
電動によりフォーカス駆動を行うことができる。一方、
クラッチFCLがオフの状態のときには、フォーカス駆
動用モータFMとフォーカスリングFRとは動力が伝達
しない状態となるため、電動によりフォーカス駆動を行
うことができない一方で、フォーカスリングFRを直接
手で回動操作することができる。即ち、手動によりフォ
ーカス駆動を行うことができる。
【0031】以上の如く構成されたフォーカス駆動機構
の作用として、手動のMFモードからAFモードに切り
換えられた場合を例に説明すると、手動のMFモードの
ときにはクラッチFCLがオフされており(クラッチF
CLが手動側に設定された状態)、操作者がフォーカス
リングFRを直接手動で回動操作することができる状態
となっている。このとき、操作者によってAFモード開
始スイッチがオンされると、AFモードとなり、クラッ
チFCLが手動側に設定されたまま、AFスタンバイ状
態となる。このAFスタンバイ状態において、操作者が
意図するAF動き出し方向にフォーカスリングFRを回
動操作すると、これに連動してフォーカスレンズFが移
動する。そして、図示しないフォーカス位置検出手段で
フォーカス位置の変化が検出され、その変化から操作者
が指示したAF動き出し方向が検出される。尚、フォー
カス位置検出手段は、例えば、フォーカスリングFRの
ギア4B又はクラッチ板30の周面のギアに係合された
ポテンショメータの出力信号によってフォーカス位置を
検出するものであってもよいし、その他の方法でフォー
カス位置を検出するものであってもよい。また、フォー
カス位置検出手段によってAF動き出し方向を検出する
のではなく、例えば、フォーカスリングFRの回転を直
接的にポテンショメータで検出してAF動き出し方向を
検出するようにしてもよい。
【0032】フォーカス位置検出手段によってAF動き
出し方向が検出されると、クラッチモータFCMが駆動
されてクラッチFCLがオフ(手動側)からオン(電動
側)に切り換えられ、続いて、フォーカス駆動用モータ
FMが駆動されて電動によりフォーカスリングFRがそ
のAF動き出し方向に回転する。これによって、フォー
カスレンズFが、操作者によって指示されたAF動き出
し方向に移動し、AFの処理によって合焦位置が検出さ
れると、フォーカス駆動用モータFMの駆動が停止して
フォーカスレンズFが合焦位置に設定される。
【0033】次に、フォーカス駆動機構の第2の実施の
形態について説明する。図6は、そのフォーカス駆動機
構の構成を示した側面断面図であり、レンズ鏡胴2の周
面に配置された一部構成部材を図面上に展開して示した
図である。尚、図5と同一又は類似作用の部材には、図
5と同一符号を付す。
【0034】図6に示すようにレンズ鏡胴2の鏡胴本体
22内には複数枚のレンズから成るフォーカスレンズ
(群)Fが配置され、鏡胴本体22の外周部には駆動用
リング50が回動自在に配設される。フォーカスレンズ
Fはレンズ保持枠24によって保持されており、そのレ
ンズ保持枠24は、レンズ保持枠24の外周面と鏡胴本
体22の内周面にそれぞれ形成されたヘリコイド24
A、22Aの係合によって、鏡胴本体22内に回動自在
に保持される。一方、レンズ保持枠24にはピン26が
固着されており、そのピン26は、鏡胴本体22に形成
された挿通穴22Bを挿通して駆動用リング50に形成
された光軸方向の直進溝50Aに係合される。従って、
駆動用リング50が回動すると、ピン26を介してレン
ズ保持枠24が鏡胴本体22内で回動する。レンズ保持
枠24が回動すると、ヘリコイド22A、24Aの作用
によりレンズ保持枠24が鏡胴本体22内を進退移動
し、フォーカスレンズFが光軸方向に移動する。これに
よって、フォーカス調整が行われる。
【0035】また、駆動用リング50の外周部には、図
1のフォーカスリングFRに相当する操作リング(フォ
ーカスリングFRとする)が回動自在に配設される。こ
のフォーカスリングFRは、操作者が把持した手で回動
操作するための手動用のフォーカス操作部材であり、ま
た、上述のAFモードのAFスタンバイ状態においてA
F動き出し方向を指示するための操作部材としても使用
される。
【0036】図6に示すフォーカス駆動用モータFM、
クラッチモータFCM、電動用クラッチECL、手動用
クラッチMCLは、図7の正面図に示すようにレンズ鏡
胴2の周面に配置されたものを展開して示したもので、
これらの部材は、ドライブユニット12のケーシング1
4内に配設される。フォーカス駆動用モータFMは電動
用クラッチECLを介して駆動用リング50に連結さ
れ、上記フォーカスリングFRは手動用クラッチMCL
を介して駆動用リング50に連結される。また、電動用
クラッチECL及び手動用クラッチMCLのオン/オフ
は1つのクラッチモータFCLによって切り換えられ
る。尚、フォーカス駆動用モータFM及びクラッチモー
タFCLは、それぞれドライブユニット12のケーシン
グ14又は鏡胴本体22に固定される。
【0037】電動用クラッチECLは、フォーカス駆動
用モータFMと駆動用リング50との間の動力伝達を接
続又は切断するためのクラッチであり、一方、手動用ク
ラッチMCLは、フォーカスリングFRと駆動用リング
50との間の動力伝達を接続又は切断するためのクラッ
チである。電動用クラッチECL及び手動用クラッチM
CLのいずれも基本的構成は、図5に示したクラッチF
CLと同様に構成されるため詳細は省略するが、電動用
クラッチECLは、ドライブユニット12のケーシング
14又は鏡胴本体22に固定された軸54を備え、その
軸54には図中左側から順に固定部材56、バネ58、
ベアリング60、一対のクラッチ板62、64、ベアリ
ング66、バネ68、回動部材70が配置される。回動
部材70の周面にはギアが形成されており、このギアに
は、クラッチモータFCMの出力軸に固着されたギア4
6が噛合され、クラッチモータFCMによって電動用ク
ラッチECLがオン/オフされるようになっている。一
方のクラッチ板62の周面に形成されたギアにはフォー
カス駆動用モータFMの出力軸に固着されたギア48が
噛合され、他方のクラッチ板64の周面に形成されたギ
アには、駆動用リング50の周面に形成されたギア50
Bが噛合される。従って、電動用クラッチECLがオン
されている状態で、フォーカス駆動用モータFMが駆動
されると、駆動用リング50が回動し、上述のようにフ
ォーカスレンズFが移動する。
【0038】一方、手動用クラッチMCLは、ドライブ
ユニット12のケーシング14又は鏡胴本体22に固定
された軸72を備え、その軸72には図中左側から順に
固定部材74、バネ76、ベアリング78、一対のクラ
ッチ板80、82、ベアリング84、バネ86、回動部
材88が配置される。回動部材88の周面にはギアが形
成されており、このギアには、クラッチモータFCMの
出力軸に固着されたギア46が噛合され、クラッチモー
タCMによって手動用クラッチMCLがオン/オフされ
るようになっている。一方のクラッチ板80の周面に形
成されたギアにはフォーカスリングFRの周面に形成さ
れたギア52Aが噛合され、他方のクラッチ板82の周
面に形成されたギアには、駆動用リング50の周面に形
成されたギア50Bが噛合される。従って、手動用クラ
ッチMCLがオンされている状態で、フォーカスリング
FRが回動操作されると、駆動用リング50が回動し、
上述のようにフォーカスレンズFが移動する。
【0039】以上の電動用クラッチECLと手動用クラ
ッチMCLとは、クラッチモータFCMによって一方が
オンされると他方がオフされる関係にある。電動により
フォーカス駆動を行う場合には、図8に示すように電動
用クラッチECLのクラッチ板62とクラッチ板64と
が圧接され、電動用クラッチECLがオンの状態、即
ち、フォーカス駆動用モータFMからの動力を駆動用リ
ング50に伝達する状態となる一方で、手動用クラッチ
MCLのクラッチ板80とクラッチ板82とが離間さ
れ、手動用クラッチMCLがオフの状態、即ち、フォー
カスリングFRから駆動用リング50に、又は駆動用リ
ング50からフォーカスリングFRに動力を伝達しない
状態となる。従って、この状態では、フォーカス駆動用
モータFMによって駆動される部材を同図のハッチング
で示したように、フォーカス駆動用モータFMを駆動す
ると、その動力が電動用クラッチECLのクラッチ板6
2、64を介して駆動用リング50に伝達して駆動用リ
ング50が回動し、駆動用リング50が回動すると、フ
ォーカスレンズFが移動する。一方、その動力は、手動
用クラッチMCLを介してフォーカスリングFRには伝
達されず、フォーカスリングFRは停止した状態とな
る。また、フォーカスリングFRを回動操作してもその
動力は手動用クラッチMCLを介して駆動用リング50
には伝達されず、フォーカスレンズFは移動しない。
尚、フォーカスリングFRは駆動用リング50の周面と
の摩擦によって駆動用リング50が回転すると、その駆
動力を受けるが、フォーカスリングFRの先端と鏡胴本
体22との隙間に例えば波板バネが配設され、この波板
バネとフォーカスリングFRとの摩擦により、フォーカ
スリングFRの回転が規制される。但し、電動によるフ
ォーカス駆動時に手動用クラッチMCLをオフにさえす
れば、駆動用リング50から直接伝達される駆動力によ
ってフォーカスリングFRが回転したとしても必ずしも
問題とはならない。
【0040】一方、手動によりフォーカス駆動を行う場
合には、図9に示すように手動用クラッチMCLのクラ
ッチ板80とクラッチ板82とが圧接され、手動用クラ
ッチMCLがオンの状態、即ち、フォーカスリングFR
からの動力を駆動用リング50に伝達する状態となる一
方で、電動用クラッチECLのクラッチ板62とクラッ
チ板64とが離間され、電動用クラッチECLがオフの
状態、即ち、フォーカス駆動用モータFMから駆動用リ
ング50に、又は駆動用リング50からフォーカス駆動
用モータFMに動力を伝達しない状態となる。従って、
この状態では、フォーカスリングFRの回動によって駆
動される部材を同図のハッチングで示したように、操作
者がフォーカスリングFRを回動操作すると、その動力
が、手動用クラッチMCLのクラッチ板80、82を介
して駆動用リング50に伝達して駆動用リング50が回
動し、駆動用リング50が回動すると、フォーカスレン
ズFが移動する。一方、その動力は、電動用クラッチE
CLを介してフォーカス駆動用モータFMには伝達され
ず、フォーカスリングFRを容易に回動操作することが
できる。また、フォーカス駆動用モータFMを駆動して
もその動力は電動用クラッチECLを介して駆動用リン
グ50には伝達されず、フォーカスレンズFは移動しな
い。
【0041】ところで、一般にフォーカスリングFRに
は、フォーカス位置を示す指標が表記されているが、本
実施の形態のフォーカス駆動機構のように電動によりフ
ォーカス駆動を行うときにフォーカスリングFRが回転
しない場合には、フォーカス位置を示す指標をフォーカ
スリングFRに表記するのは好ましくない。そこで、本
実施の形態では、手動の場合でも電動の場合でもフォー
カス駆動を行うときには駆動用リング50がフォーカス
レンズFの位置と一定の関係をもって回転することに鑑
み、図10に示すように駆動用フォーカスリング50に
フォーカス位置を示す指標が表記される。
【0042】以上の如く構成されたフォーカス駆動機構
の作用として、手動のMFモードからAFモードに切り
換えられた場合を例に説明すると、手動のMFモードの
ときには手動用クラッチMCLがオンされ、電動用クラ
ッチECLがオフされており(手動用クラッチMCL及
び電動用クラッチECLが手動側に設定された状態)、
操作者がフォーカスリングFRを直接手動で回動操作す
ることができる状態となっている。このとき、操作者に
よってAFモード開始スイッチがオンされると、AFモ
ードとなり、手動用クラッチMCL及び電動用クラッチ
ECLが手動側に設定されたまま、AFスタンバイ状態
となる。このAFスタンバイ状態において、操作者が意
図したAF動き出し方向にフォーカスリングFRを回動
操作すると、これに連動してフォーカスレンズFが移動
する。そして、図示しないフォーカス位置検出手段でフ
ォーカス位置の変化が検出され、その変化から操作者が
指示したAF動き出し方向が検出される。尚、フォーカ
ス位置検出手段は、例えば、駆動用リング50のギア5
0B、クラッチ板64の周面のギア、又はクラッチ板8
2の周面のギアに係合されたポテンショメータの出力信
号によってフォーカス位置を検出するものであってもよ
いし、その他の方法でフォーカス位置を検出するもので
あってもよい。また、フォーカス位置検出手段によって
AF動き出し方向を検出するのではなく、例えば、フォ
ーカスリングFRの回転を直接的にポテンショメータで
検出してAF動き出し方向を検出するようにしてもよ
い。
【0043】フォーカス位置検出手段によってAF動き
出し方向が検出されると、クラッチモータFCMによっ
て手動用クラッチMCLがオンからオフに切り換えられ
ると共に、電動用クラッチECLがオフからオンに切り
換えられ(手動用クラッチMCL及び電動用クラッチE
CLの手動側から電動側への切り換え)、続いて、フォ
ーカス駆動用モータFMが駆動されて電動により駆動用
リング50がそのAF動き出し方向に回転する。これに
よって、フォーカスレンズFが、操作者によって指示さ
れたAF動き出し方向に移動し、AFの処理によって合
焦位置が検出されると、フォーカス駆動用モータFMの
駆動が停止してフォーカスレンズFが合焦位置に設定さ
れる。
【0044】次に、フォーカス駆動機構の第3の実施の
形態について説明する。図11は、そのフォーカス駆動
機構の構成を示した側面断面図である。尚、図5又は図
6と同一又は類似作用の部材には図5又は図6と同一符
号を付す。図11に示すフォーカス駆動機構は、クラッ
チなしでフォーカス駆動を手動又は電動に切り換え可能
にしたものであり、同図に示すようにレンズ鏡胴2の鏡
胴本体22内には複数枚のレンズから成るフォーカスレ
ンズFが配置され、鏡胴本体22の外周部には駆動用リ
ング50が回動自在に配設される。フォーカスレンズF
はレンズ保持枠24によって保持されており、そのレン
ズ保持枠24は、レンズ保持枠24の外周面と鏡胴本体
22の内周面にそれぞれ形成されたヘリコイド24A、
22Aの係合によって、鏡胴本体22内に回動自在に保
持される。一方、レンズ保持枠24にはピン26が固着
されており、そのピン26は、鏡胴本体22に形成され
た挿通穴22Bを挿通して駆動用リング50に形成され
た光軸方向の直進溝50Aに係合される。従って、駆動
用リング50が回動すると、ピン26を介してレンズ保
持枠24が鏡胴本体22内で回動する。レンズ保持枠2
4が回動すると、ヘリコイド22A、24Aの作用によ
りレンズ保持枠24が鏡胴本体22内を進退移動し、フ
ォーカスレンズFが光軸方向に移動する。これによっ
て、フォーカス調整が行われる。
【0045】また、駆動用リング50の外周部には、上
記図1のフォーカスリングFRに相当する操作リング
(フォーカスリングFRとする)が回動自在に配設され
る。このフォーカスリングFRは、操作者が把持した手
で回動操作するための手動用のフォーカス操作部材であ
り、また、上述のAFモードのAFスタンバイ状態にお
いてAF動き出し方向を指示するための操作部材として
も使用される。
【0046】同図に示すフォーカス駆動用モータFM
は、フォーカスリングFRと駆動リング50の間に配置
され、フォーカスリングFRの内周面側に設置される。
そして、フォーカス駆動用モータFMの出力軸に固着さ
れたギア90は、駆動用リング50の外周面に形成され
たギア50Cに噛合される。
【0047】フォーカス駆動用モータFMは、電気的な
ロック手段(電気ブレーキ)又は機械的なロック手段
(ギアと係合するストッパ)によってロック(出力軸が
不動)され、又はロックが解除されるようになってお
り、手動によりフォーカス駆動を行う場合には、そのロ
ック手段によってフォーカス駆動用モータFMがロック
される。この状態でフォーカスリングFRを手動により
回動操作すると、フォーカス駆動用モータFM全体がフ
ォーカスリングFRと共に光軸の周りを回動し、これに
連動して駆動用リング50が回動する。これによって、
上述のようにフォーカスレンズFが移動する。
【0048】一方、電動によりフォーカス駆動を行う場
合には、ロック手段によるフォーカス駆動用モータFM
のロックが解除される。この状態でフォーカス駆動モー
タFMが駆動されると、駆動用リング50が回動し、上
述のようにフォーカスレンズFが移動する。尚、フォー
カスリングFRの先端部と鏡胴本体22との間には波板
バネ92が配設されており、フォーカス駆動用モータF
Mを駆動して駆動用リング50を回動させるときには波
板バネ92の摩擦力によりフォーカスリングFRは停止
した状態となる。
【0049】また、フォーカス位置の検出のために、駆
動用リング50の周面にはギア50Dが形成され、その
ギアにポテンショメータ94の出力軸に固着されたギア
96が噛合される。
【0050】以上の如く構成されたフォーカス駆動機構
の作用として、手動のMFモードからAFモードに切り
換えられた場合を例に説明すると、手動のMFモードの
ときにはロック手段によってフォーカス駆動用モータF
Mがロックされ(ロック手段が手動側に設定された状
態)、操作者がフォーカスリングFRを直接手動で回動
操作することができる状態となっている。このとき、操
作者によってAFモード開始スイッチがオンされると、
AFモードとなり、ロック手段が手動側に設定された状
態のまま、AFスタンバイ状態となる。このAFスタン
バイ状態において、操作者が望んだAF動き出し方向に
フォーカスリングFRを回動操作すると、これに連動し
て駆動用リング50が回動し、フォーカスレンズFが移
動する。そして、ポテンショメータ94でフォーカス位
置の変化が検出され、その変化から操作者が指示したA
F動き出し方向が検出される。
【0051】ポテンショメータ94によってAF動き出
し方向が検出されると、ロック手段によるフォーカス駆
動モータFMのロックが解除され(ロック手段が電動側
に設定された状態)、続いて、フォーカス駆動用モータ
FMが駆動されて電動により駆動用リング50がそのA
F動き出し方向に回転する。これによって、フォーカス
レンズFが、操作者によって指示されたAF動き出し方
向に移動し、AFの処理によって合焦位置が検出される
と、フォーカス駆動用モータFMの駆動が停止してフォ
ーカスレンズFが合焦位置に設定される。
【0052】尚、図11で示したフォーカス駆動機構で
は、フォーカスリングFRの内周面にフォーカス駆動用
モータFMが設置され、駆動用リング50の外周面に形
成されたギア50Cにフォーカス駆動用モータFMのギ
ア90が噛合されているが、駆動用リング50の外周面
にフォーカス駆動用モータFMを設置し、フォーカスリ
ングFRの内周面にギアを形成して、そのギアにフォー
カス駆動用モータFMのギア90を噛合するようにして
もよい。また、図12に示すようにフォーカス駆動用モ
ータFMをフォーカスリングFRの外周面に設置すると
共に、フォーカスリングFRに駆動用リング50の外周
面に形成されたギア50Cに挿通する穴52Bを形成
し、その穴52Bからフォーカス駆動用モータFMのギ
ア90を駆動用リング50のギア50Cに係合させるよ
うにしてもよい。そして、フォーカス駆動用モータFM
及びギア90を覆う箱型のカバー98をフォーカスリン
グFRに設置して、指掛部等として利用できるようにし
てもよい。
【0053】また、フォーカス位置を示す指標について
は、本実施の形態のフォーカス駆動機構においても、上
記第2の実施の形態のフォーカス駆動機構において図1
0で説明したのと同様に駆動用リング50に表記され
る。
【0054】以上説明した第2及び第3の実施の形態の
フォーカス駆動機構によれば、電動によりフォーカス駆
動を行っている場合に、手動用の操作リングであるフォ
ーカスリングFRを固定した状態で把持しても、又は、
操作力を加えても駆動用モータに負担を加えることがな
いため、効果的である。
【0055】次に、上記AFモード開始スイッチの構成
について説明する。AFモード開始スイッチは、レンズ
鏡胴2、ドライブユニット12、フォーカスデマンド等
の外部コントローラ、その他の付属品等、どのような部
分にでも設けることができ、また、1つだけでなくても
複数設けることもできる。ここでは、AFモード開始ス
イッチをレンズ鏡胴2(特にフォーカスリングFR)に
設置する場合の構成について説明する。図13(A)、
(B)はそれぞれレンズ鏡胴2に設置されるAFモード
開始スイッチの一実施の形態を示した外観図及び側面断
面図であり、特に図13(B)は図6に示した第2の実
施の形態のフォーカス駆動機構におけるAFモード開始
スイッチの構成を示している。AFモード開始スイッチ
S1は、同図(A)に示すようにフォーカスリングFR
に設けられた押下部材200が押されるとオンとなるよ
うに構成される。同図(B)に示すようにその押下部材
200は、フォーカスリングFRに形成された孔に、バ
ネ202により図中上方(フォーカスリングFRの外向
き)に付勢されて配置され、その押下部材200の下端
面に対向して、駆動用リング50の周面に電気切片20
4が配設される。これによって、操作者が押下部材20
0を押すと、押下部材200と電気切片204とが接触
してこれらの部材間が通電され、AFモード開始スイッ
チS1がオンとなる。押下部材200を放すと、バネ2
02により押下部材200が元の位置に復帰し、押下部
材200と電気切片204とが離間してAFモード開始
スイッチS1がオフとなる。尚、本実施の形態のAFモ
ード開始スイッチS1の構成は、図6に示した第2の実
施の形態のフォーカス駆動機構に限らず、他の形態のフ
ォーカス駆動機構にも適用できる。
【0056】図14(A)、(B)はそれぞれレンズ鏡
胴2に設置されるAFモード開始スイッチの他の実施の
形態を示した外観図及び側面断面図であり、特に図14
(B)は、図5で示した第1の実施の形態のフォーカス
駆動機構におけるAFモード開始スイッチの構成を示し
ている。AFモード開始スイッチS1は、同図(A)に
示すフォーカスリングFRの一部周面部分(図中ハッチ
ングで示された範囲L)が押されるとオンとなるように
構成される。同図(B)に示すようにその部分には圧力
センサー210が配置されており、この圧力センサー2
10によって操作者の押圧力が検出されるとAFモード
開始スイッチS1がオンとなり、押圧力が検出されない
とオフとなる。また、これと同様に操作者によるフォー
カスリングFRへの押圧力によってAFモード開始スイ
ッチS1をオン/オフする構成として図15の正面断面
図に示すように構成してもよい。同図のAFモード開始
スイッチS1は、フォーカスリングFRの一部周面部分
が変形可能な弾性部材で形成され、その弾性部材で形成
された部分が押されるとオンとなるように構成される。
同図に示すように、フォーカスリングFRと鏡胴本体2
2との間には、断面が円弧状の複数の導電板212が、
隣接する導電板212と端部で重なるように配置され
る。各導電板212の一方の端部212Aは鏡胴本体2
2に光軸方向を軸として回動可能に取り付けられ、他方
の端部212Bは隣接する導電板212Aと接触しない
方向(外側)にバネ214によって付勢される。従っ
て、フォーカスリングFRの弾性部分が変形していない
状態では各導電板212は離間しており、このようにい
ずれの導電板212間も通電していないときにはAFモ
ード開始スイッチS1はオフとなる。一方、操作者がフ
ォーカスリングFRの弾性部分を押すと、その部分が変
形し、その部分に配置された導電板212が内側に押さ
れる。これによって、その導電板212の端部212B
が隣接する導電板212の端部212Aに接触し、2つ
の導電板212間が通電する。このようにいずれか2つ
の導電板212間が通電すると、AFモード開始スイッ
チS1がオンとなる。尚、図14、図15で示したAF
モード開始スイッチS1の構成は、図5に示した第1の
実施の形態のフォーカス駆動機構に限らず、他の形態の
フォーカス駆動機構にも適用できる。
【0057】次に、上記レンズ装置1のフォーカス制御
について説明する。図16は、フォーカス制御及びズー
ム制御に関連する構成部を示したブロック図である。同
図に示すフォーカス駆動機構は、フォーカスレンズF、
フォーカス駆動用モータFM、クラッチFCL、クラッ
チモータFCM、フォーカスリングFR等で構成され
る。フォーカスレンズFとフォーカス駆動用モータFM
とは、クラッチFCLによって動力伝達が接続又は切断
され、クラッチFCLはクラッチモータFCMによって
オン/オフされる。クラッチFCLがオフ(クラッチF
CLが手動側)のときには、フォーカスリングFRを手
動で回動操作してフォーカスレンズFを駆動することが
でき(手動によるフォーカス駆動)、クラッチFCLが
オン(クラッチFCLが電動側)のときには、フォーカ
ス駆動用モータFMによって電動でフォーカスレンズF
を駆動することができる(電動によるフォーカス駆
動)。尚、フォーカスレンズFの位置(フォーカス位
置)はポテンショメータFPによって検出されるように
なっている。
【0058】ここで、フォーカス駆動機構は、具体的に
は、上記図5、図6又は図11で示した第1乃至第3の
実施の形態のフォーカス駆動機構の如く構成され、この
図16で示したフォーカス駆動機構の構成は、それらの
第1乃至第3の実施の形態の構成とは厳密には一致して
いない。しかしながら、図16においてクラッチモータ
FCMを駆動してクラッチFCLを手動側又は電動側に
切り換えることは、第1又は第2の実施の形態におい
て、クラッチモータFCMを駆動して、クラッチFCL
(図5参照)、又は、手動用クラッチMCL及び電動用
クラッチECL(図6参照)を手動側又は電動側に切り
換えることに等しいことを考慮すれば、第1又は第2の
実施の形態のフォーカス駆動機構のいずれにおいても以
下で説明するフォーカス制御を適用できる。また、第3
の実施の形態ではクラッチFCL及びクラッチモータF
CMは使用されないが、図16においてクラッチFCL
を手動側又は電動側に切り換える制御を、第3の実施の
形態におけるフォーカス駆動用モータFMのロック手段
を手動側(オン)又は電動側(オフ)に切り換える制御
とすれば、第3の実施の形態のフォーカス駆動機構にお
いても以下で説明するフォーカス制御を適用できる。
【0059】図16において、ズーム駆動機構は、フォ
ーカス駆動機構と同様に構成され、ズームレンズZとズ
ーム駆動用モータZMとの間の動力伝達はクラッチZC
Lによって接続又は切断され、クラッチZCLはクラッ
チモータZCMによってオン/オフされる。クラッチZ
CLがオフ(クラッチZCLが手動側)のときには、図
示しないズームリングZRを手動で回動操作してズーム
レンズZを駆動することができ、クラッチZCLがオン
(クラッチZCLが電動側)のときには、ズームM駆動
用モータZMによって電動でズームレンズZを駆動する
ことができる。尚、ズームレンズZの位置はポテンショ
メータZPによって検出される。
【0060】同図に示すCPU100は、上記ドライブ
ユニット12に内蔵されており、上記フォーカス駆動用
モータFM、ズーム駆動用モータZM、クラッチモータ
FCM、クラッチモータZCMはそれぞれCPU100
から出力される指令信号に基づいて駆動される。
【0061】フォーカス駆動用モータFMを駆動する場
合、CPU100からは、フォーカス駆動用モータFM
の回転方向及び回転速度を指令する指令信号が出力さ
れ、その指令信号は、D/A変換器102を介してアン
プ104に加えられる。そして、アンプ104からフォ
ーカス駆動用モータFMにその指令信号に基づく駆動電
圧が印加され、フォーカス駆動用モータFMがCPU1
00から指令された回転方向及び回転速度で回転する。
【0062】ズーム駆動用モータZMを駆動する場合も
フォーカス駆動用モータFMを駆動する場合と同様に、
CPU100からアンプ106に、ズーム駆動用モータ
ZMの回転方向及び回転速度を指令する指令信号がD/
A変換器102を介して与えられることで、その指令信
号に基づく駆動電圧がズーム駆動用モータZMに印加さ
れ、ズーム駆動用モータZMがCPU100から指令さ
れた回転方向及び回転速度で回転する。
【0063】クラッチFCLをオン(電動側)からオフ
(手動側)又はオフからオンに切り換える場合、CPU
100からは、クラッチFCLをオン又はオフに切り換
えるためのクラッチモータFCMの回転方向及び回転速
度を指令する指令信号が出力され、その指令信号は、D
/A変換器102を介してアンプ108に加えられる。
そして、アンプ108からクラッチモータFCMにその
指令信号に基づく駆動電圧が印加され、クラッチモータ
FCMがCPU100から指令された回転方向及び回転
速度で回転する。これによって、クラッチFCLがオン
又はオフに切り換えられる。
【0064】クラッチZCLをオン(電動側)又はオフ
(手動側)に切り換える場合もクラッチFCLをオン又
はオフに切り換える場合と同様に、CPU100からア
ンプ110に、クラッチZCLをオン又はオフに切り換
えるためのクラッチモータZCMの回転方向及び回転速
度を指令する指令信号がD/A変換器102を介して与
えられることで、その指令信号に基づく駆動電圧がクラ
ッチモータZCMに印加され、クラッチモータZCMが
CPU100から指令された回転方向及び回転速度で回
転する。これによって、クラッチZCLがオン又はオフ
に切り換えられる。
【0065】次に、CPU100におけるフォーカス制
御の処理内容について詳説する。フォーカス調整には上
述のようにMFモードとAFモードとがあり、まず、M
FモードにおけるCPU100の処理について説明す
る。MFモードには、「手動のMFモード」と「電動の
MFモード」があり、手動のMFモードの場合には操作
者がフォーカスリングFRを直接回動操作してフォーカ
ス調整を行い、電動のMFモードの場合には、同図に示
すようにフォーカスデマンド112等の外部コントロー
ラをドライブユニット12に接続し、そのフォーカスデ
マンド112の電動用操作部材を操作してフォーカス調
整を行う。手動のMFモード又は電動のMFモードの設
定は、例えば、所定のスイッチによって操作者が選択で
き、又は、外部コントローラが接続されているか否か等
によりCPU100が自動で選択する。
【0066】手動のMFモードに設定する場合、CPU
100は、クラッチFCLが電動側(オン)に設定され
た状態のときには、クラッチFCLを手動側(オフ)に
切り換えるための指令信号をクラッチモータFCMのア
ンプ108に出力する。これにより、フォーカスリング
FRの回動操作による動力がフォーカスレンズFに伝達
される状態(フォーカス駆動用モータFMとフォーカス
レンズFとの間の動力伝達が切断された状態)となり、
フォーカスリングFRによって手動でフォーカスレンズ
Fを動かすことができる。尚、このモードのときには、
CPU100は、フォーカス駆動用モータFMの制御は
行わない。
【0067】一方、電動のMFモードに設定する場合、
CPU100は、クラッチFCLが手動側に設定された
状態のときには、クラッチFCLを電動側に切り換える
ための指令信号をクラッチモータFCMのアンプ108
に出力する。これにより、フォーカス駆動用モータFM
の動力がフォーカスレンズFに伝達する状態となり、フ
ォーカス駆動モータFMによって電動でフォーカスレン
ズFを動かすことができる。そして、CPU100は、
フォーカスデマンド112からA/D変換器114を介
して与えられる信号に基づいて、フォーカス駆動用モー
タFMを駆動する指令信号をフォーカス駆動用モータF
Mのアンプ104に出力する。ここで、フォーカスデマ
ンド112からの信号は一般にフォーカスの目標位置を
指令する信号であり、CPU100は、ポテンショメー
タFPからA/D変換器114を介してフォーカスの現
在位置を取得し、フォーカスの目標位置と現在位置との
差に応じた回転方向及び回転速度を指令する指令信号を
出力する。
【0068】尚、以上の手動のMFモードと電動のMF
モードと同様に、ズームリング6(図1参照)を直接手
で回動操作してズーム調整することができ、また、ズー
ムデマンド116の電動用操作部材を操作してズーム駆
動用モータZFを駆動することによってズーム調整する
こともできる。
【0069】次に、AFモードにおけるCPU100の
処理について説明する。まず、AFモードの処理のうち
AFの処理について説明すると、ドライブユニット12
の所定の端子からは、カメラ本体から出力された映像信
号が入力されており、その映像信号は、図16に示すよ
うにハイパスフィルタ(HPF)120によって、その
高域周波数成分のみが抽出される。次いで、その映像信
号の高域周波数成分は、A/D変換器122によってデ
ジタル信号に変換された後、ゲート回路124に入力さ
れる。ゲート回路124では、A/D変換器122から
入力された1画面分のデジタル信号から、フォーカスエ
リア(例えば画面中央部)に対応する範囲のデジタル信
号が抽出され、その抽出されたデジタル信号の値が積算
される。そして、その積算された値が焦点評価値として
CPU100に入力される。
【0070】CPU100は、AFの処理時において
は、クラッチFCLを電動側に設定した状態にし、フォ
ーカス駆動用モータFMを駆動することによって、詳細
を後述するように操作者によって指示されたAF動き出
し方向にフォーカスレンズFの移動を開始させ、その移
動と共にゲート回路124から焦点評価値を取得する。
そして、焦点評価値が既定値以上で且つAF動き出し方
向に明らかな増加傾向を示した場合には、その後、焦点
評価値が増加する方向にフォーカスレンズFを移動させ
ながら、焦点評価値が増加傾向から減少傾向に切り換わ
る位置を検出し、その位置にフォーカスレンズFを設定
する。焦点評価値が増加傾向から減少傾向に切り換わる
位置は、焦点評価値が最大(極大)となる合焦位置であ
り、この処理によって、AF開始位置よりもAF動き出
し方向に存在する合焦位置にフォーカスレンズFが設定
される。このようなAFの方式は、AF動き出し方向が
操作者によって指定されること以外はいわゆる山登りA
Fとして知られている。
【0071】尚、AFの処理は、焦点評価値に基づいて
合焦位置を検出する処理と、電動によりフォーカスレン
ズFを移動させる処理とからなり、山登りAFは、後者
の処理において、フォーカスレンズFを焦点評価値が増
加する方向に移動させるようにしたものであるが、フォ
ーカスレンズFの移動方向は操作者によってAF動き出
し方向として指示されているので、焦点評価値に関係な
くそのAF動き出し方向にフォーカスレンズFを移動さ
せるようにしてもよいし、また、その他の方法を採用し
てもよい。更に、上述のように山登りAFの場合、操作
者が指示したAF動き出し方向とは反対方向に焦点評価
値の増加傾向が検出されたとき、即ち、AF動き出し方
向に対して焦点評価値の減少傾向が検出されたときに
は、AF動き出し方向と反対方向にフォーカスレンズF
が移動することになるが、AF動き出し方向に対して焦
点評価値が減少傾向を示す範囲では山登りAFを行うこ
となく、操作者が指示したAF動き出し方向にフォーカ
スレンズFを移動させるようにしてもよい。
【0072】次に、AFモード全体の処理について説明
すると、CPU100は、MFモードにおいて同図に示
すAFモード開始スイッチS1がオンされると、上述の
AFの処理を開始する前に、AFスタンバイ状態に入
る。このAFスタンバイ状態は、操作者が無限方向又は
至近方向にAF動き出し方向を指示するのを待機する状
態である。
【0073】ここで、AF動き出し方向の指示は、操作
者がMFの操作によって行う。具体的には、フォーカス
リングFRを手動操作してその回転方向で指示するか、
又はフォーカスデマンド112等の電動用操作部材を操
作してその操作方向で指示する。但し、いずれか一方の
操作のみよってAF動き出し方向を指示できるようにし
てもよいし、また、AFモード開始スイッチS1がオン
される前のモードが手動のMFモードのときには前者の
操作のみによって、AFモード開始スイッチS1がオン
される前のモードが電動のMFモードのときには後者の
操作のみによってAF動き出し方向を指示できるように
してもよい。また、AFモード開始スイッチS1を図1
3等で示したようにレンズ鏡胴2に設けると共に、フォ
ーカスデマンド112にも設け、レンズ鏡胴2のAFモ
ード開始スイッチS1がオンされたときには、前者の操
作のみによって、フォーカスデマンド112のAFオー
ド開始スイッチS1がオンされたときには、後者の操作
のみによってAF動き出し方向を指示できるようにして
もよい。また、MFの操作によってAF動き出し方向を
指示する代わりに専用の指示スイッチでAF動き出し方
向を指示するようにしてもよい。以下の説明では主に、
フォーカスリングFRを手動操作してその回転方向でA
F動き出し方向を指示する場合を考慮するが、フォーカ
スデマンド112等の電動用操作部材を操作してその操
作方向で指示する場合であっても同様の処理が適用でき
る。
【0074】CPU100は、AFスタンバイ状態にお
いて、まず、クラッチFCLを手動側に設定し、フォー
カスリングFRの操作方向を監視する。フォーカスリン
グFRの操作方向はポテンショメータFPから出力され
るフォーカス位置の信号をA/D変換器114を介して
取得し、そのフォーカス位置の変化により検出する。
尚、フォーカスリングFRの回転を検出する検出手段
(ポテンショメータ等)が設置される場合にはその検出
手段によりフォーカスリングFRの操作方向を直接検出
することができる。
【0075】操作者がAF動き出し方向を指示するため
にフォーカスリングFRを回動操作すると、CPU10
0は、ポテンショメータFPからのフォーカス位置の信
号によって操作者が指示したAF動き出し方向を検出す
る。尚、操作者がAF動き出し方向をフォーカスデマン
ド112等の電動用操作部材の操作によって指示する場
合には、CPU100は、フォーカスデマンド112か
ら与えられるフォーカス位置の指令信号の変化により操
作者が指示したAF動き出し方向を検出することができ
る。
【0076】操作者によってAF動き出し方向が指示さ
れると、CPU100は、クラッチFCLを電動側に設
定する。続いて、フォーカス駆動用モータFMのアンプ
104に指令信号を出力して、そのAF動き出し方向に
フォーカス駆動用モータFMを回転させる。これによっ
て、操作者によって指示されたAF動き出し方向にフォ
ーカスレンズFを移動させ、上記AFの処理により合焦
位置にフォーカスレンズFを設定する。
【0077】尚、AFスタンバイ状態において、クラッ
チFCLは必ずしも手動側に設定する必要はなく電動側
に設定してもよい。図6、図11の第2又は第3の実施
の形態のフォーカス駆動機構では、クラッチFCLに相
当する手動用クラッチMCL及び電動用クラッチEC
L、又はロック手段を電動側に設定した場合であっても
フォーカスリングFRを回動操作できるため、フォーカ
スリングFRの回転を検出する検出手段が設置されるこ
とを条件として、フォーカスリングFRによってAF動
き出し方向を指示することができる。このとき、必要で
あればAF動き出し方向の指示のためのフォーカスリン
グFRの操作に基づいてフォーカスレンズFを電動で動
かすこともできる。電動用操作部材によりAF動き出し
方向を指示する場合も同様である。但し、上述のように
AFスタンバイ状態においてクラッチFCLを手動側に
設定しておくこと、即ち、手動によるフォーカス駆動の
状態に設定しておくことには利点がある。例えば、図5
の第1の実施の形態のように電動によるフォーカス駆動
の状態では手動によるフォーカス駆動のためのフォーカ
ス操作部材を操作することができない場合には、AFス
タンバイ状態において手動によるフォーカス駆動の状態
に設定しておくことでそのフォーカス操作部材を操作す
ることができ、それによってAF動き出し方向を指示す
ることができる。また、AF動き出し方向の指示の操作
と共にフォーカスレンズFが移動するため、フォーカス
レンズFの位置を検出するためのポテンショメータFP
の信号によってその操作方向を知ることができ、フォー
カスリングFRの回転を検出するための特別の検出手段
も不要である。
【0078】以上のCPU100の処理手順を図17の
フローチャートで説明する。まず、電源がオンされると
CPU100は初期設定を行った後(ステップS1
0)、AFモード以外の処理(主にMFモードの処理)
を行う(ステップS12)。このとき、AFモードであ
ることを示すAFモード表示用LED130(図16参
照)をオフ(消灯)にする(ステップS14)。そし
て、フォーカス操作フラグをクリアする(ステップS1
6)。尚、AFモード表示用LED130は、フォーカ
スリングFR、ドライブユニット12、フォーカスデマ
ンド112等に設けられる。
【0079】次に、CPU100は、AFモード開始ス
イッチS1がオンされたか否かを判定する(ステップS
18)。NOであれば、上記ステップS12の処理に戻
る。一方、YESであれば、AFモードのAFスタンバ
イ状態の処理に移り、まず、クラッチFCLをオフして
クラッチFCLを手動側に設定する(ステップS2
0)。また、AF表示用LED130をオン(点灯)に
する(ステップS22)。尚、クラッチFCLが既に手
動側に設定されている場合にはステップS20の処理は
行わない。
【0080】次に、CPU100は、操作者によるAF
動き出し方向の指示を検出するため、フォーカスリング
FRの操作が有ったか否かを判定する(ステップS2
4)。NOであれば、フォーカス操作フラグがオンか否
かを判定する(ステップS26)。AFスタンバイ状態
において一度もフォーカスリングFRの操作が行われ
ず、AF動き出し方向が指示されていない場合には、こ
の処理でNOと判定することになり、上記ステップS1
8に戻り、フォーカスリングFRの操作が有るまでステ
ップS18〜ステップS26の処理を繰り返す。
【0081】一方、上記ステップS24においてYE
S、即ち、フォーカスリングFRの操作が有ったと判定
した場合、CPU100は、その操作が無限方向への操
作か否かを判定する(ステップS28)。YESであれ
ば、無限方向フラグをオンにする(ステップS30)。
一方、NOであれば、無限方向フラグをオフにする(ス
テップS32)。そして、フォーカス操作フラグをオン
にし(ステップS34)、上記ステップS18に戻る。
【0082】フォーカスリングFRの操作が停止する
と、AF動き出し方向の指示の検出が完了し、ステップ
S24においてNOと判定され、続くステップS26に
おいてYESと判定される。次に、CPU100は、ク
ラッチFCLを電動側に設定する(ステップS36)。
そして、無限方向フラグがオンか否かを判定し(ステッ
プS38)、YESと判定した場合には、フォーカス駆
動用モータFMを無限方向に回転させ、フォーカスレン
ズFの無限方向への移動を開始させる(ステップS4
0)。一方、NOと判定した場合には、フォーカス駆動
用モータFMを至近方向に回転させ、フォーカスレンズ
Fの至近方向への移動を開始させる(ステップS4
2)。
【0083】そして、CPU100は、上述の山登りA
Fの処理を行い(ステップS44)、合焦位置を検出し
たか否かを判定し(ステップS46)、YESと判定し
た場合には、その合焦位置でフォーカス駆動用モータF
Mを停止させ、フォーカスレンズFを停止させる。これ
によって、フォーカスレンズFが合焦位置に設定され、
AFによる合焦が完了する。合焦が完了すると、CPU
100は、フォーカス操作フラグをクリアし(ステップ
S48)、上記ステップS18に戻る。
【0084】尚、以上のCPU100の処理手順におい
ては、AFスタンバイ状態において、フォーカスリング
FRの操作が停止すると、AFの処理を開始するように
したが、AFの処理の開始は別のタイミングで行っても
よい。例えばフォーカスリングFRの操作量が一定以上
となったことを検出した場合やフォーカスリングFRの
操作速度が所定速度以上になったことを検出した場合等
にAFの処理を開始するようにしてもよい。一方、AF
の処理中にフォーカスリングFR等のMFの部材の操作
が検出されるとMFモードに復帰するようにしてもよ
い。
【0085】次に、AFモードにおけるAFによる合焦
完了後の処理について説明する。AFモードにおけるA
Fによる合焦完了後の処理の1つの態様としては、合焦
が完了すると、再度AFスタンバイ状態に戻り、上記A
Fモードの処理を繰り返し実行する場合が考えられる。
このときのCPU100の処理手順について説明する
と、AFモード開始スイッチS1の構成がスライドスイ
ッチのように、所定操作によってオン又はオフを切り換
え、且つ、その操作力が解除されてもその状態を保持す
る形態(保持式のスイッチ)の場合には、CPU100
の処理手順は、上述の図17のフローチャートの通りで
ある。即ち、ステップS48の処理が終了した後、ステ
ップS18に戻るとAFモード開始スイッチS1がオン
か否かの判定が行われるが、AFモード開始スイッチS
1が一旦オンになれば、その後、操作者がAFモード開
始スイッチS1をオフに切り換えない限り、この判定処
理でYESと判定され、AFモードの処理が繰り返し実
行されることになる。
【0086】また、AFモード開始スイッチS1の構成
が上記図13、図14、図15のように操作力が加えら
れているときのみオンでその操作力が解除されるとオフ
となる形態(自動復帰式のスイッチ)の場合にも、AF
モード開始スイッチS1がオンされたことを検出する毎
に、CPU100の処理上におけるAFモード開始スイ
ッチS1の状態の認識を保持式のスイッチの如くオンと
オフとで切り換え、次にAFモード開始スイッチS1が
オンされたことを検出するまでその状態を保持すること
により、AFモードの処理を繰り返すためのCPU10
0の処理手順は、上述の図17のフローチャートの通り
である。
【0087】AFによる合焦完了後の処理の他の態様と
しては、一旦、合焦が完了すると、MFモードに復帰さ
せる場合が考えられる。この場合、AFモード開始スイ
ッチS1としては、保持式ではなく、自動復帰式のスイ
ッチを使用するのが好ましい。このときのCPU100
の処理手順は、図17のフローチャートの処理手順の通
りである。即ち、AFの合焦完了後、ステップS18の
判定処理に戻った際に、自動復帰式のAFモード開始ス
イッチがオンされていないとその判定処理でNOと判定
され、AFモードからMFモードに復帰することにな
る。
【0088】また、AFによる合焦完了後の処理の他の
態様として、合焦が完了した後もAFを継続して行う場
合が考えられる。即ち、AFスタンバイ状態となるのは
AFモード開始スイッチS1がオンされた直後のみで一
旦合焦が完了した後は、常に焦点を監視し、焦点のずれ
を検出すると、AFを起動させて合焦を常に維持できる
ようにする。このときのCPU100の処理手順は、図
17のフローチャートにおいて、AFモードが解除され
るまで、ステップS44とステップS46のAFの処理
を繰り返し行うように変更される。AFモードの解除
は、例えば、保持式のAFモード開始スイッチの場合に
はスイッチをオンからオフに切り換えることにより、自
動復帰式のAFモード開始スイッチの場合にはスイッチ
を再度オンすることにより行うことができる。
【0089】また、このように合焦完了後にAFを継続
する場合に、合焦が完了する毎にMFによる微調整を行
えるようにすることも可能である。このときのCPU1
00の処理手順は、AFによる合焦が完了した後、一旦
AFの処理を中断し、MFの操作によってフォーカス調
整を行えるようにする。例えば、AFによる合焦完了後
に、クラッチFCLを電動側から手動側に切り換え、手
動によるフォーカスリングFRの回動操作によってフォ
ーカス調整を行えるようにする。又は、AFによる合焦
完了後に、クラッチFCLを電動側に設定した状態で、
MFの操作を検出し、その操作に基づいて電動でフォー
カスレンズFを移動させる。このときのMFの操作は、
フォーカスデマンド112等の電動用操作部材の操作の
他に、図6、図11の第2又は第3の実施の形態のフォ
ーカス駆動機構の如く、電動によるフォーカス駆動の状
態でもフォーカスリングFRの回動操作が可能な場合に
は、そのフォーカスリングFRの回転を検出する検出手
段があることを条件として、フォーカスリングFRの操
作であってもよい。
【0090】このようなMFによる微調整は、例えば、
既定値以上の速度でフォーカスレンズFを移動させるよ
うなMFの操作がCPU100によって検出されると終
了し、CPU100はこの後、AFの処理に戻る。この
ようなフォーカスの微調整を可能にすることによって、
操作者は、AFによる合焦後にMFの操作によってフォ
ーカスを修正することができる。
【0091】以上説明したようなAFによる合焦完了後
の処理の態様は、操作者が所定のスイッチによって任意
に選択できるようにすることも可能である。ここで、A
Fによる合焦完了後において、AFスタンバイ状態に切
り換わるモードをAFスタンバイ状態復帰モード、MF
モードに切り換わるモードをMF復帰モード、AFが続
行するモードをAF続行モード、特にAF続行モードに
おいてAFによる合焦完了後にMFによる微調整が可能
なモードを微調モードということにする。これらのモー
ドを選択するためのスイッチは、例えばレンズ鏡胴2、
ドライブユニット12、フォーカスデマンド112等の
外部コントローラ、その他の付属品等、どのような部分
に設けてもよく、例えば、図18(A)乃至(C)の如
く構成される。同図(A)は、ツマミによって所望のモ
ードを選択できるようにしたもので、「ON」と記され
た位置に設定すると、AFスタンバイ状態復帰モードと
なり、「1」と記された位置に設定すると、MF復帰モ
ードとなり、「続行」と記された位置に設定すると、A
F続行モードとなり、「微調」と記された位置に設定す
ると、微調モードとなる。同図(B)は、ボタンを押す
毎に順次モードを切り換えられるようにしたもので、現
在選択されているモードがランプの点灯位置で示される
ようになっている。また、同図(C)は、スライドスイ
ッチによって所望のモードを選択できるようにしたもの
である。尚、選択されたモードは同図(A)〜(C)に
示すような形態でカメラ本体のビューファインダに表示
するようにしてもよい。また、各モード毎のランプをド
ライブユニット12等に設け、又はビューファインダに
表示させ、選択されているモードのランプを点灯させる
ようにしてもよい。
【0092】このように、AFによる合焦完了後の処理
を選択を可能にした場合のCPU100の処理手順につ
いては、上記図17のフローチャートにおけるステップ
S44からステップS46の処理が図19に示すフロー
チャートの処理に変更される。但し、図19のフローチ
ャートは、AFスタンバイ状態復帰モード、MF復帰モ
ード、AF続行モードの3つのモードの選択を可能にし
た場合であり、また、AFモード開始スイッチS1は自
動復帰式であるとし、AFモード開始スイッチS1がオ
ンされる毎にCPU100の処理上でのAFモード開始
スイッチの状態がオンとオフで切り換えられるものとす
る。上記ステップS42の処理の後、まず、上述の山登
りAFの処理を行い(ステップS50)、合焦位置を検
出したか否かを判定し(ステップS52)、YESと判
定した場合には、その合焦位置でフォーカス駆動用モー
タFMを停止させ、フォーカスレンズFを停止させる。
これによって、フォーカスレンズFが合焦位置に設定さ
れ、AFによる合焦が完了する。
【0093】次にCPU100は、AF続行モードに設
定されているか否かを判定する(ステップS54)。Y
ESであれば、上記ステップS50に戻る。即ち、常
時、フォーカスレンズFが合焦位置となるようにAFの
処理を実行する。一方、ステップS54においてNOと
判定した場合には、次に、MF復帰モードか否かを判定
する(ステップS56)。YESと判定した場合には、
処理上でのAFモード開始スイッチS1の状態をオフに
した後(ステップS58)、上記ステップS48に移行
する。これによって、図17のフローチャートにおいて
ステップS18でNOと判定され、MFモードの処理に
移行する。一方、ステップS56においてNOと判定し
た場合には、そのままステップS48に移行する。これ
によって、上記ステップS18においてYESと判定さ
れ、AFスタンバイ状態に移行する。尚、以上のフロー
チャートでは、AFスタンバイ状態復帰モード、MF復
帰モード、AF続行モードの3つのモードを選択可能に
したが、いずれか2つのモードを選択可能にしてもよ
い。
【0094】次に、上記AF続行モードにおいて上記微
調モードの設定を可能にした場合のCPU100の処理
手順について説明する。この場合、CPU100の処理
手順は、図19のフロチャートのステップS54におい
てYESと判定した後の処理が図20のフローチャート
のように追加される。尚、AFによる合焦完了後にフォ
ーカスの微調整を行うMFの操作は、フォーカスリング
FR又はフォーカスデマンド112によるものとし、M
Fの操作に基づくフォーカス駆動は電動によるものとす
る。即ち、フォーカス駆動機構は、電動によるフォーカ
ス駆動の状態でもフォーカスリングFの回動操作が可能
な図6又は図11の第2又は第3の実施の形態の如く構
成されると共に、フォーカスリングFRの回転を検出す
る検出手段が設置され、AFによる合焦完了後において
フォーカス駆動を手動に切り換えることなく、フォーカ
スリングFRの操作を含むMFの操作に基づき電動によ
りフォーカス駆動を行うものとする。
【0095】図20において、ステップS50〜ステッ
プS54におけるCPU100の処理は図19のフロー
チャートで説明した通りである。そして、CPU100
は、ステップS54において、AF続行モードに設定さ
れていると判定した場合、AF微調モードに設定されて
いるか否かを判定する(ステップS60)。尚、上記図
18で示したスイッチのようにAF微調モードがAF続
行モードとは別のモードとして選択可能になっている場
合には、CPU100は、AF微調モードが選択された
ときには、AF続行モードも同時に選択されたものとし
て判断する。このステップS60において、NOと判定
した場合には、上記ステップS50に戻る。これによっ
て、MFによるフォーカスの微調整を行わないAF続行
モードの処理を行う。一方、ステップS60においてY
ESと判定した場合には、次にMFの操作を行うための
操作部材の現在の位置、即ち、現在のフォーカスリング
FRの位置及びフォーカスデマンド112が接続されて
いる場合にはフォーカスデマンド112の位置(フォー
カスデマンド112から与えられる信号が指令するフォ
ーカス位置)を記憶する(ステップS62)。このとき
のパラメータをfcmemoとする。次いでポテンショ
メータFPからフォーカスの現在位置を記憶する(ステ
ップS64)。このときのパラメータをfpmemoと
する。そして、フォーカス位置制御データ、 fpmemo+(fcmemo−fc) を計算する(ステップS66)。尚、fcはMFの操作
が開始されてからのMFの操作部材の位置(フォーカス
リング・フォーカスデマンドデータ)を示し、フォーカ
スリングFRが操作された場合にはフォーカスリングF
Rの位置であり、フォーカスデマンド112の操作部材
が操作された場合にはフォーカスデマンド112の位置
である。CPU100は、フォーカス駆動用モータFM
を駆動してこのフォーカス位置制御データで示される位
置にフォーカスレンズFを電動で移動させる。これによ
って、AFによる合焦完了後、操作者のMFの操作によ
ってフォーカスレンズFが移動する。
【0096】次に、CPU100は、AF微調モードか
否かを判定し(ステップS68)、NOと判定した場
合、即ち、AF微調モードが解除された場合には、上記
ステップS54に戻る。一方、YESと判定した場合に
は、次に、MFの操作速度が既定値以上か否かを判定す
る(ステップS70)。NOと判定した場合には、その
MFの操作は、フォーカスの微調整のための操作である
としてステップS66に戻る。一方、YESと判定した
場合には、そのMFの操作は、フォーカスの微調整の終
了の指示と判断し、ステップS50に戻る。これによっ
て、再度AFが再開される。
【0097】以上のフローチャートでは、AFによる合
焦終了後にMFによるフォーカスの微調整を電動により
行う場合について説明したが、手動によって行うことも
可能である。その場合には、AFによる合焦完了後にク
ラッチFCLを手動側に切り換え、フォーカス微調整の
終了後、クラッチFCLを電動側に切り換える処理が追
加される。
【0098】次に、クイックズーム時において自動で上
記AFモードに切り換わるようにした場合のCPU10
0の処理について説明する。クイックズームは、ドライ
ブユニット12の所定のスイッチS2(図16参照)を
オンすると、ズームレンズFがテレ端まで即座に移動
し、スイッチS2をオフすると元の位置に復帰する機能
である。尚、スイッチS2は例えば押しボタン式で構成
され、そのボタンを押すとスイッチS2がオンとなり、
離すとオフとなる。このようなクイックズームは一般に
合焦させたい被写体をズームしてフォーカス調整を高精
度で行う場合に使用されるため、スイッチS2がオンさ
れると、AFモードに自動で切り換わると便利である。
そこで、スイッチS2がオン(以下、クイックズームが
オンという)されると、自動でAFモードとなるモード
を選択可能にする。このモードを「Q.Z&AFモー
ド」といい、クイックズームがオンされても自動ではA
Fモードにならないモードを「Q.Z.モード」とい
う。これらのモードは、例えば、ドライブユニット12
に設けられた図21のようなツマミで選択可能にするこ
とができる。
【0099】このようにQ.Z&AFモードを選択可能
にした場合のCPU100のフォーカス制御に関する処
理手順を図22のフローチャートに示す。尚、同図に示
すフローチャートにおいて、上記図17のフローチャー
トと同じステップ番号が付されている処理は、図17と
同様の内容であるため説明を省略し、図17と異なるス
テップ番号の処理についてのみ説明する。図22のステ
ップS80において、CPU100は、クイックズーム
がオンされたか否か、即ち、スイッチS2がオンされた
か否かを判定する。NOと判定した場合には、上記ステ
ップS12に戻る。一方、YESと判定した場合には、
Q.Z.&AFモードが選択されているか否かを判定す
る(ステップS82)。NO、即ち、Q.Z.モードが
選択されていると判定した場合には、上記ステップS1
2に戻る。尚、クイックズームがオンされた場合には、
ズームレンズZをテレ端に移動させる処理がCPU10
0によって実行されるが、同図のフローチャートではズ
ーム制御の処理に関しては省略している。一方、ステッ
プS82においてYES、即ち、Q.Z.&AFモード
が選択されていると判定した場合には、ズームレンズZ
のテレ端への移動と同時に、ステップS20の処理に移
行し、AFモードの処理を開始する。そして、AFの処
理に移行するためのステップS26の判定処理の前に、
ズームレンズZがテレ端に到達したか否かを判定する
(ステップS84)。もし、NOと判定した場合にはス
テップS80に戻り、AFの処理を開始しない。一方、
YESと判定した場合には、ステップS26に移行す
る。AFスタンバイ状態において、ズームレンズZがテ
レ端に到達する前又は後に、操作者がフォーカスリング
Fを回動操作し、AF動き出し方向を指示すると、CP
U100はステップS26の判定処理でYESと判定
し、AFの処理を実行する。クイックズームがオフされ
た場合には、CPU100はAFモードの処理を終了す
る。尚、操作者によってクイックズームがオフされた場
合であってもAFによる合焦が完了していない場合には
クイックズームをオンの状態に維持してもよい。
【0100】また、クイックズームがオンされている間
のAFによる合焦完了後の処理については、上述した態
様と同様に、AFスタンバイ状態又はMFモードに復帰
してもよいし、AFを続行してもよいし、MFによるフ
ォーカスの微調整を行えるようにしてもよい。また、こ
れらの合焦完了後の処理を任意に選択できるようにして
もよい。更に、AFモード開始スイッチS1がオンされ
てAFモードとなった場合におけるAFの合焦完了後の
処理と同じ処理を行うようにしてもよい。また、クイッ
クズームがオンであってもAFによる合焦が完了した場
合にはMFモードに復帰すると共にクイックズームを強
制的にオフにしてもよい。
【0101】次に、AFモードにおけるAFスタンバイ
状態からAFへの切り換えについて詳説する。上述のよ
うにAFスタンバイ状態においてCPU100は、操作
者がMFの操作によってAF動き出し方向を指示するの
を待機する。そして、MFの操作を検出した場合にはA
Fの処理を開始する。即ち、MFの操作によって指示さ
れたAF動き出し方向にフォーカスレンズFを電動で移
動させると共に焦点評価値に基づく合焦位置の検出を開
始する。このAFスタンバイ状態からAFの処理への切
り換えは、MFの操作を検出した時点で即座に行っても
よいし、図17のフローチャートで示したようにMFの
操作が停止したことを検出した時点で行ってもよい。し
かしながら、例えば、AFモード開始スイッチS1がフ
ォーカスリングFRに設置されている場合に、そのAF
オード開始スイッチS1を押してAFスタンバイ状態に
すると、その操作でフォーカスリングFRが不意に動い
たり、AFスタンバイ状態でフォーカスリングFRを把
持している場合にはフォーカスリングFRを動かす意思
がなくてもフォーカスリングFRが不意に動いていしま
う等の事態が考えられる。MFの操作に対するCPU1
00の検出感度が高いと、フォーカスリングFR等のM
Fの操作部材の僅かな動きでもAF動き出し方向の指示
と誤認し、操作者が意図しない方向にAFが開始される
おそれがある。そこで、この解決策としてAFスタンバ
イ状態でのMFの操作に対して不感帯を設定すると好適
である。即ち、CPU100は、AFスタンバイ状態に
おいて、MFの操作を検出した場合に、その操作が一定
量以上行われたか否かを判定し、もし、その操作量が一
定量以下の場合には、AFの処理を開始せず、一定量以
上の場合には、AFの処理を開始する。これによって、
AFスタンバイ状態でのMFの操作に対して不感帯を設
定することができる。不感帯の大きさに関しては、操作
者が図16に示す調整手段132(可変抵抗、ロータリ
スイッチ等)で所望の大きさに調整できるようにしても
よい。尚、MFの操作量の検出として、MFの操作部材
の操作量を直接的に検出してもよいし、また、MFの操
作によってフォーカスレンズFが移動する場合には、そ
の移動量を検出してもよい。
【0102】また、AFスタンバイ状態において、AF
動き出し方向の指示のためのMFの操作と共にフォーカ
スレンズFが移動し、その後自動的にAFに切り換わる
ようにした場合(図17のフローチャートの処理の場
合)、迅速な合焦のためにはAFに切り換わるタイミン
グを考慮する必要がある。即ち、被写体によってはAF
よりもMFの操作でフォーカスレンズFを動かした方が
合焦まで迅速に行える場合がある。そこで、操作者がA
F動き出し方向を指示するためのMFの操作中に焦点評
価値が所定レベル以上であることを検出した場合にAF
の処理に切り換わるようにすると好適である。
【0103】例えば、図23に示すようにAFスタンバ
イ状態におけるMFの操作中に得られる焦点評価値に対
して、AFの処理を開始するためのしきい値を設定して
おく。尚、このしきい値は図16に示す調整手段134
(可変抵抗、ロータリスイッチ等)によって任意の値に
設定できるようになっており、その値がしきい値として
CPU100に与えられる。そして、AFスタンバイ状
態となったときのフォーカス位置を図23のa点とし、
このa点からMFの操作が行われたとすると、焦点評価
値がしきい値を超えるb点にフォーカス位置が移動する
まで、AFの処理は開始せず、MFの操作によってフォ
ーカスレンズFを移動させる。そして、フォーカス位置
がb点に到達すると、即ち、焦点評価値がしきい値を超
えると、AFの処理を開始し、AFの処理によって同図
c点の合焦位置までフォーカス位置を移動させる。尚、
しきい値は、絞り値や焦点距離を考慮して(被写界深度
が深い場合等を考慮して)CPU100が上記調整手段
134から入力された値を自動で好適な値に変更する。
絞り値についてはCPU100はアイリスに設置された
ポテンショメータから取得する。
【0104】この場合のCPU100の処理手順は、図
17のフローチャートのAFモードのAFスタンバイ状
態における処理(ステップS20〜ステップS34)に
おいて、ステップS30又はステップS32の処理後、
ステップS34の処理前に図24のフローチャートに示
すステップS90〜ステップS94の処理が追加され
る。AFスタンバイ状態において、操作者がフォーカス
リングFRを操作すると、CPU100は、ステップS
24でYESと判定する。この後、CPU100は、そ
の操作が無限方向への操作か否かを判定し(ステップS
28)。YESであれば、無限方向フラグをオンにする
(ステップS30)。一方、NOであれば、無限方向フ
ラグをオフにする(ステップS32)。そして、この
後、調整手段134で設定されるしきい値を読み込み
(ステップS90)、F値を参照して適切なしきい値を
決定する(ステップS92)。次いで、映像信号から得
られる焦点評価値がしきい値を超えたか否かを判定する
(ステップS94)。NOと判定した場合には、フォー
カス操作フラグをオンにすることなく、ステップS20
に戻る。これによって、AFの処理は開始されない。一
方、ステップS94においてYES、即ち、焦点評価値
がしきい値を超えたと判定した場合には、フォーカス操
作フラグをオンにし(ステップS34)、上記ステップ
S20に戻る。これによって、AFの処理が開始され
る。
【0105】次に、AFスタンバイ状態において、AF
動き出し方向の指示のためのMFの操作と共にフォーカ
スレンズFが移動し、その後自動的にAFに切り換わる
ようにした場合のMFからAFへの切り換え時における
クラッチFCLの制御について説明する。図17のフロ
ーチャートで示した処理手順の場合、AFスタンバイ状
態においてクラッチFCLが手動側に設定されており
(ステップS20)、操作者がフォーカスリングFRを
回動操作してAF動き出し方向を指示すると、クラッチ
FCLが電動側に切り換えられ(ステップS36)、A
Fの処理が開始される。このような場合に、急激にクラ
ッチFCLが手動側から電動側に切り換えられると、フ
ォーカスリングFRの操作に急激なトルク変化が生じ操
作者に違和感を与える。そこで、クラッチFCLの手動
側から電動側に切り換えを以下のように行う。尚、以下
の説明は図6で示した第2の実施の形態のフォーカス駆
動機構の構成に基づくものとし、第2の実施の形態にお
いてクラッチFCLの作用に相当する手動用クラッチM
CLと電動用クラッチECLのうち、フォーカスリング
FRの操作感に影響するクラッチは手動用クラッチMC
Lであるため、手動用クラッチMCLの制御について説
明する。
【0106】まず、フォーカスリングFRの回転トルク
をTA 、駆動用リング50の回転トルクをTB 、フォー
カスレンズFを移動させるヘリコイド22A、24Aの
回転トルクをTH とすると、手動操作によりフォーカス
レンズFを移動させるために必要なフォーカスリングF
Rの操作トルクTM は、 TM =TA +TB +TH である。従って、手動用クラッチMCLが伝達可能な回
転トルクをTC とすると、手動でフォーカスレンズFを
移動させるためには、TC は、 TC >TB +TH であることが必要である。
【0107】一方、AF時にフォーカスリングFRがフ
ォーカス駆動用モータFMによって回転しないために
は、 TC <TA であることが必要である。従って、フォーカスリングF
Rを手動操作してフォーカスレンズFを移動させるAF
スタンバイ状態(MF時)からフォーカス駆動用モータ
FMによってフォーカスレンズFを移動させるAFへの
移行の際には、TC はTC >TB +TH となる値からT
C <TA となる値に切り換えられる。このとき、TC を
急減に変化させると、フォーカスリングFRの操作トル
クTM は、TC が、(TB +TH )≦TC ≦TA となる
範囲で、 TM =TA +TC であるため、操作トルクTM も急激に変化する。そこ
で、AFスタンバイ状態(MF時)からAFへの移行の
際にはTC を図25の如く徐々に減少させる。これによ
って、フォーカスリングFRの操作トルクTM は図26
の如く、TA+TB+THからTAまで徐々に減少す
る。このようにTC を徐々に減少させるためには、クラ
ッチMCLのクラッチ板80に対するクラッチ板82の
押圧力を徐々に減少させればよく、クラッチモータFC
Mを回転速度を制御することによって可能である。
【0108】以上のクラッチMCLの制御は、フォーカ
ス駆動機構が他の形態の場合においても同様に適用され
る。即ち、クラッチFCL(第1の実施の形態)又はロ
ック手段(第3の実施の形態)の状態を手動によるフォ
ーカス駆動の状態から電動によるフォーカス駆動の状態
に徐々に移行するように制御すれば、手動から電動への
切り換え時におけるフォーカスリングFRの操作の違和
感を軽減することができる。
【0109】尚、以上説明したAFスタンバイ状態から
AFへの切り換えについての説明は、AF動き出し方向
を指示するためのAFスタンバイ状態を有するAFモー
ドにおいて適用される場合に限らない。即ち、MFの操
作によってフォーカス駆動している状態からAFに自動
で切り換えるような場合にその切り換えについて適用で
きる。
【0110】以上、上記実施の形態では、フォーカスリ
ングFRを有するレンズ装置において本発明を説明した
が、フォーカス制御に関する内容は、フォーカスリング
のないレンズ装置においても同様に適用できる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
装置によれば、フォーカスレンズの移動方向を操作者が
指示するとその方向にフォーカスレンズの移動が開始さ
れ、その方向に存在する合焦位置にフォーカスレンズが
設定されるため、操作者が適切にその移動方向を指示す
れば、オートフォーカスにおいて合焦を迅速に行うこと
ができるようになる。また、操作者はフォーカスレンズ
の移動方向のみを指示すればよいため、フォーカス調整
に対する負担も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるテレビカメラ用の
レンズ装置(ENGレンズ)の一例を示した外観図であ
る。
【図2】図2は、本実施の形態におけるAFモードの概
要の説明に使用した説明図である。
【図3】図3は、本実施の形態におけるAFモードの作
用の説明に使用した説明図である。
【図4】図4は、本実施の形態におけるAFモードの作
用の説明に使用した説明図である。
【図5】図5は、フォーカス駆動機構の基本的構成(第
1の実施の形態)を示した側面断面図である。
【図6】図6は、フォーカス駆動機構の第2の実施の形
態の構成を示した側面断面図であり、一部構成部材を展
開して示した図である。
【図7】図7は、フォーカス駆動機構の第2の実施の形
態の構成を示した正面図である。
【図8】図8は、フォーカス駆動機構の第2の実施の形
態において、電動によるフォーカス駆動時の状態を示し
た側面断面図である。
【図9】図9は、フォーカス駆動機構の第2の実施の形
態において、手動によるフォーカス駆動時の状態を示し
た側面断面図である。
【図10】図10は、フォーカス位置を示す指標を駆動
用リングに表記した例を示した図である。
【図11】図11は、フォーカス駆動機構の第3の実施
の形態の構成を示した側面断面図である。
【図12】図12は、図11の第3の実施の形態のフォ
ーカス駆動機構の変形例を示した側面断面図である。
【図13】図13(A)、(B)は、それぞれレンズ鏡
胴に設置されるAFモード開始スイッチの一実施の形態
を示した外観図及び側面断面図である。
【図14】図14(A)、(B)は、それぞれレンズ鏡
胴に設置されるAFモード開始スイッチの他の実施の形
態を示した外観図及び側面断面図である。
【図15】図15は、それぞれレンズ鏡胴に設置される
AFモード開始スイッチの他の実施の形態を示した正面
断面図である。
【図16】図16は、フォーカス制御及びズーム制御に
関する構成部を示したブロック図である。
【図17】図17は、CPUの基本的な処理手順を示し
たフローチャートである。
【図18】図18(A)乃至(C)は、AFモードにお
けるAFの合焦完了後の処理を選択するスイッチの構成
の一例を示した図である。
【図19】図19は、AFモードにおけるAFの合焦完
了後の処理を選択可能にした場合のCPUの処理手順を
示したフローチャートである。
【図20】図20は、AFモードにおけるAFの合焦完
了後の処理の態様としてMFによる微調を可能にした場
合のCPUの処理手順を示したフローチャートである。
【図21】図21は、Q.Z.モードとQ.Z.&AF
モードを選択するためのツマミを示した図である。
【図22】図22は、Q.Z.&AFモードを選択可能
にした場合にCPUのフォーカス制御に関する処理手順
を示したフローチャートである。
【図23】図23は、AFモードにおけるAFの処理を
開始するためのしきい値を設けた場合の処理の説明に使
用した説明図である。
【図24】図24は、AFモードにおいてAFの処理を
開始するためのしきい値を設けた場合のCPUの処理手
順を示したフローチャートである。
【図25】図25は、AFモードにおけるAFへの切り
換え時におけるクラッチの制御の説明に使用した説明図
である。
【図26】図26は、AFモードにおけるAFへの切り
換え時におけるクラッチの制御の説明に使用した説明図
である。
【符号の説明】
1…レンズ装置、2…レンズ鏡胴、FR…フォーカスリ
ング、12…ドライブユニット、F…フォーカスレンズ
(群)、FM…フォーカス駆動用モータ、FCM…クラ
ッチモータ、FCL…クラッチ、30、32、62、6
4、80、82…クラッチ板、50…駆動用リング、E
CL…電動用クラッチ、MCL…手動用クラッチ、S1
…AFモード開始スイッチ、100…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/36 G02B 7/11 P G03B 13/36 K H04N 5/232 D G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 BA31 CA13 CA16 CA17 CA18 CA24 2H044 BA04 DA01 DB01 DB02 DC02 DC10 DD08 DD16 DE04 2H051 AA08 BA47 DD20 FA03 FA29 FA31 FA48 5C022 AB22 AC54 AC74

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者がフォーカスレンズの移動方向を
    指示するための移動方向指示手段と、 前記移動方向指示手段によって指示された前記フォーカ
    スレンズの移動方向を検出する移動方向検出手段と、 前記移動方向検出手段によって検出された移動方向に前
    記フォーカスレンズを電動により移動させると共に、該
    移動方向に存在する合焦位置を検出し、該検出した合焦
    位置に前記フォーカスレンズを設定するオートフォーカ
    ス手段と、 を備えたことを特徴とするレンズ装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ装置は、前記オートフォーカ
    ス手段と、操作者によるフォーカス操作部材の操作に基
    づいて前記フォーカスレンズを移動させるマニュアルフ
    ォーカス手段とを備え、 前記オートフォーカス手段による処理時において、前記
    移動方向指示手段として前記フォーカス操作部材が使用
    され、前記フォーカス操作部材の無限方向又は至近方向
    の操作が前記移動方向検出手段によって前記移動方向と
    して検出されることを特徴とする請求項1のレンズ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記移動方向指示手段として使用される
    前記フォーカス操作部材は、前記フォーカスレンズを電
    動又は手動により移動させるために操作者が操作するフ
    ォーカス操作部材であることを特徴とする請求項2のレ
    ンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズ装置は、前記フォーカスレン
    ズを光軸方向に移動可能に保持する鏡胴本体と、鏡胴本
    体の外周部に回動可能に配置され、回動することによっ
    て前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させる駆動用
    リングと、該駆動用リングの外周部に駆動用リングに対
    して回動可能に配置されたフォーカスリングと、を備え
    たレンズ鏡胴と、 フォーカス駆動用モータと、 前記フォーカス駆動用モータからの動力を前記駆動用リ
    ングに伝達する電動時動力伝達状態と、前記フォーカス
    リングからの動力を前記駆動用リングに伝達する手動時
    動力伝達状態とを切り換え接続する切換接続手段と、 を備え、 前記フォーカスレンズを電動により移動させるときに
    は、前記切換接続手段によって電動時動力伝達状態に切
    り換えると共に、前記フォーカス駆動用モータを駆動す
    ることによって前記駆動用リングを回動させて前記フォ
    ーカスレンズを移動させ、 前記フォーカスレンズを手動により移動させるときに
    は、前記切換接続手段によって手動時動力伝達状態に切
    り換えると共に、前記フォーカスリングの回動操作によ
    って前記駆動用リングを回動させて前記フォーカスレン
    ズを移動させることを特徴とする請求項3のレンズ装
    置。
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