JP2002107706A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- JP2002107706A JP2002107706A JP2000302519A JP2000302519A JP2002107706A JP 2002107706 A JP2002107706 A JP 2002107706A JP 2000302519 A JP2000302519 A JP 2000302519A JP 2000302519 A JP2000302519 A JP 2000302519A JP 2002107706 A JP2002107706 A JP 2002107706A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示品位に優れた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 一対の基板10および20と、一対の基
板10および20の間に設けられた液晶層30と、液晶
層30の観察者側に設けられた偏光板15と、偏光板1
5の観察者側に設けられた防眩層16と、液晶層30と
防眩層16との間に設けられた拡散層14とを備え、マ
トリクス状に配列された複数の画素を有する液晶表示装
置であって、拡散層14は、防眩層16と複数の画素と
によるモアレの発生を抑制する。
板10および20の間に設けられた液晶層30と、液晶
層30の観察者側に設けられた偏光板15と、偏光板1
5の観察者側に設けられた防眩層16と、液晶層30と
防眩層16との間に設けられた拡散層14とを備え、マ
トリクス状に配列された複数の画素を有する液晶表示装
置であって、拡散層14は、防眩層16と複数の画素と
によるモアレの発生を抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、表示品位に優れた液晶表示装置に関する。
し、特に、表示品位に優れた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、薄型で低消費電
力であるという特徴を生かして、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどのOA機器、電子手帳やゲー
ム機などの携帯情報機器、あるいは液晶モニターを備え
たカメラ一体型VTRなどに広く用いられている。
力であるという特徴を生かして、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどのOA機器、電子手帳やゲー
ム機などの携帯情報機器、あるいは液晶モニターを備え
たカメラ一体型VTRなどに広く用いられている。
【0003】液晶表示装置は、CRT(ブラウン管)や
EL(エレクトロルミネッセンス)などとは異なり、自
ら発光する自発光型の表示装置ではないため、液晶パネ
ルの背後に蛍光管などの照明装置(いわゆるバックライ
ト)を配置して、そこから入射される光を用いて表示す
る方法(「透過型」と呼ばれる。)や、バックライトの
代わりに反射板を設置し、周囲光を利用して表示する方
法(「反射型」と呼ばれる。)が一般的に用いられてい
る。
EL(エレクトロルミネッセンス)などとは異なり、自
ら発光する自発光型の表示装置ではないため、液晶パネ
ルの背後に蛍光管などの照明装置(いわゆるバックライ
ト)を配置して、そこから入射される光を用いて表示す
る方法(「透過型」と呼ばれる。)や、バックライトの
代わりに反射板を設置し、周囲光を利用して表示する方
法(「反射型」と呼ばれる。)が一般的に用いられてい
る。
【0004】また、上述の透過型および反射型の両方の
機能を併せ持ち、バックライトからの光および/または
周囲光を用いて表示を行う表示装置として、半透過型お
よび透過反射両用型(以下、「両用型」と記す。)の液
晶表示装置が、提案されている。
機能を併せ持ち、バックライトからの光および/または
周囲光を用いて表示を行う表示装置として、半透過型お
よび透過反射両用型(以下、「両用型」と記す。)の液
晶表示装置が、提案されている。
【0005】例えば、特開平7−333598号公報に
開示されている半透過型液晶表示装置は、入射光をある
反射率および透過率で反射および透過する半透過反射膜
を備えている。
開示されている半透過型液晶表示装置は、入射光をある
反射率および透過率で反射および透過する半透過反射膜
を備えている。
【0006】また、特開平11−101992号公報に
開示されている両用型液晶表示装置は、表示画素ごとに
外光を用いて反射モードの表示を行う反射領域とバック
ライトからの光を用いて透過モードの表示を行う透過領
域とを備えている。
開示されている両用型液晶表示装置は、表示画素ごとに
外光を用いて反射モードの表示を行う反射領域とバック
ライトからの光を用いて透過モードの表示を行う透過領
域とを備えている。
【0007】上述のように液晶表示装置は、光の利用の
仕方に応じて透過型、反射型、半透過型および透過反射
両用型に大別され、それぞれの利点を生かして種々の用
途に用いられている。
仕方に応じて透過型、反射型、半透過型および透過反射
両用型に大別され、それぞれの利点を生かして種々の用
途に用いられている。
【0008】しかしながら、上述の液晶表示装置はいず
れも、周囲光が液晶パネルの表面で鏡面反射(正反射)
することによって周囲の像が写り込み、視認性が低下す
るという問題を有している。
れも、周囲光が液晶パネルの表面で鏡面反射(正反射)
することによって周囲の像が写り込み、視認性が低下す
るという問題を有している。
【0009】この問題を解決する手段として、液晶パネ
ルの観察者側の表面にアンチグレア(AG)膜といわれ
る防眩層を設けることが一般に行われている。AG膜
は、膜表面に凹凸を設けた透明膜であり、光を拡散反射
(散乱)するので、周囲光の液晶パネル表面での鏡面反
射が抑制され、周囲の像の写り込みがなく視認性が良い
表示が実現される。なお、現在実用化されている液晶表
示装置の多くは、偏光モードで表示を行うための偏光板
を備えており、AG膜はこの偏光板の表面に一体として
形成されることが多い。
ルの観察者側の表面にアンチグレア(AG)膜といわれ
る防眩層を設けることが一般に行われている。AG膜
は、膜表面に凹凸を設けた透明膜であり、光を拡散反射
(散乱)するので、周囲光の液晶パネル表面での鏡面反
射が抑制され、周囲の像の写り込みがなく視認性が良い
表示が実現される。なお、現在実用化されている液晶表
示装置の多くは、偏光モードで表示を行うための偏光板
を備えており、AG膜はこの偏光板の表面に一体として
形成されることが多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶表
示装置の小型化・高精細化が著しい近年、小型・高精細
の液晶表示装置にAG膜を設けた場合、周囲の像の写り
込みは低減するものの、表示にざらつきが発生するとい
う問題があり、この表示不良は周囲光が強いほど顕著に
なるため、晴天下の屋外などでの使用時に表示品位が低
下してしまう。
示装置の小型化・高精細化が著しい近年、小型・高精細
の液晶表示装置にAG膜を設けた場合、周囲の像の写り
込みは低減するものの、表示にざらつきが発生するとい
う問題があり、この表示不良は周囲光が強いほど顕著に
なるため、晴天下の屋外などでの使用時に表示品位が低
下してしまう。
【0011】本願発明者は、上述の問題を解決すべく鋭
意検討した結果、この表示不良が、凹凸状の表面を有す
るAG膜(防眩層)とマトリクス状に配置された複数の
画素とによるモアレの発生に起因していることを見出し
た。モアレは、複数の周期構造が重畳されたときに生じ
る光の干渉に起因する。
意検討した結果、この表示不良が、凹凸状の表面を有す
るAG膜(防眩層)とマトリクス状に配置された複数の
画素とによるモアレの発生に起因していることを見出し
た。モアレは、複数の周期構造が重畳されたときに生じ
る光の干渉に起因する。
【0012】なお、特開平9−258013号公報に
は、液晶表示装置の表示品位を低下させずに視野角を拡
大させるための、凹凸状の表面を有する拡散板が開示さ
れており、この拡散板が設けられた液晶表示装置におい
ては、この拡散板とカラーフィルター等とによるモアレ
縞が発生しない、という記載がある。しかしながら、こ
の拡散板が液晶表示装置のこの拡散板以外の構成要素同
士によるモアレの発生を抑制するという記載はなく、A
G膜と複数の画素とによるモアレの発生についても言及
されていない。さらに、本願発明者は、この拡散板を備
えた小型・高精細の液晶表示装置において、表示のざら
つきが発生することを確認している。
は、液晶表示装置の表示品位を低下させずに視野角を拡
大させるための、凹凸状の表面を有する拡散板が開示さ
れており、この拡散板が設けられた液晶表示装置におい
ては、この拡散板とカラーフィルター等とによるモアレ
縞が発生しない、という記載がある。しかしながら、こ
の拡散板が液晶表示装置のこの拡散板以外の構成要素同
士によるモアレの発生を抑制するという記載はなく、A
G膜と複数の画素とによるモアレの発生についても言及
されていない。さらに、本願発明者は、この拡散板を備
えた小型・高精細の液晶表示装置において、表示のざら
つきが発生することを確認している。
【0013】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、表示品位に優れた液晶表示装置
を提供することにある。
のであり、その目的は、表示品位に優れた液晶表示装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、一対の基板と、前記一対の基板の間に設けられた
液晶層と、前記液晶層の観察者側に設けられた偏光板
と、前記偏光板の観察者側に設けられた防眩層と、前記
液晶層と前記防眩層との間に設けられた拡散層と、を備
え、マトリクス状に配列された複数の画素を有する液晶
表示装置であって、前記拡散層は、前記防眩層と前記複
数の画素とによるモアレの発生を抑制し、そのことによ
って上記目的が達成される。
置は、一対の基板と、前記一対の基板の間に設けられた
液晶層と、前記液晶層の観察者側に設けられた偏光板
と、前記偏光板の観察者側に設けられた防眩層と、前記
液晶層と前記防眩層との間に設けられた拡散層と、を備
え、マトリクス状に配列された複数の画素を有する液晶
表示装置であって、前記拡散層は、前記防眩層と前記複
数の画素とによるモアレの発生を抑制し、そのことによ
って上記目的が達成される。
【0015】前記複数の画素は120μm以下のピッチ
で配列されていてもよい。
で配列されていてもよい。
【0016】前記防眩層は表面に凹凸形状を有し、透明
材料から形成されていることが好ましい。
材料から形成されていることが好ましい。
【0017】前記拡散層は前記液晶層と前記偏光板との
間に配置されていることが好ましい。
間に配置されていることが好ましい。
【0018】前記拡散層は前記偏光板と前記防眩層との
間に配置されていてもよい。
間に配置されていてもよい。
【0019】前記拡散層のヘイズ値は20%以上70%
以下であることが好ましい。
以下であることが好ましい。
【0020】前記拡散層および前記防眩層のヘイズ値の
合計は30%以上80%以下であることが好ましい。
合計は30%以上80%以下であることが好ましい。
【0021】前記拡散層は平坦な表面を有することが好
ましい。
ましい。
【0022】前記拡散層と前記液晶層との距離は、0.
2mm以上1.4mm以下であることが好ましい。
2mm以上1.4mm以下であることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による実施形態の液晶表示装置を説明する。なお、本発
明は以下の実施形態に限定されるものではない。 (実施の形態1)図1に本発明による実施形態1の液晶
表示装置100を模式的に示す。
による実施形態の液晶表示装置を説明する。なお、本発
明は以下の実施形態に限定されるものではない。 (実施の形態1)図1に本発明による実施形態1の液晶
表示装置100を模式的に示す。
【0024】液晶表示装置100は、カラーフィルタ基
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、TFT基板20側に設けられたバックライト90か
らの光を用いて表示を行う透過型の液晶表示装置であ
る。
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、TFT基板20側に設けられたバックライト90か
らの光を用いて表示を行う透過型の液晶表示装置であ
る。
【0025】カラーフィルタ基板10は、透明基板(例
えばガラス基板)11の液晶層30側に設けられたカラ
ーフィルタ12と、カラーフィルタ12上に透明導電材
料(例えばITO)を用いて形成された対向電極13
と、透明基板11の観察者側に設けられた拡散層14
と、拡散層14上に設けられた偏光板15と、偏光板1
5上に設けられた防眩層16とを有している。
えばガラス基板)11の液晶層30側に設けられたカラ
ーフィルタ12と、カラーフィルタ12上に透明導電材
料(例えばITO)を用いて形成された対向電極13
と、透明基板11の観察者側に設けられた拡散層14
と、拡散層14上に設けられた偏光板15と、偏光板1
5上に設けられた防眩層16とを有している。
【0026】TFT基板20は、透明基板(例えばガラ
ス基板)21の液晶層30側に設けられたソース配線、
ゲート配線およびTFT(いずれも不図示)と、TFT
のドレイン電極に電気的に接続された透明導電層(例え
ばITO層)からなる画素電極(不図示)と、透明基板
21のバックライト90側に設けられた偏光板22とを
有している。
ス基板)21の液晶層30側に設けられたソース配線、
ゲート配線およびTFT(いずれも不図示)と、TFT
のドレイン電極に電気的に接続された透明導電層(例え
ばITO層)からなる画素電極(不図示)と、透明基板
21のバックライト90側に設けられた偏光板22とを
有している。
【0027】液晶層30としては、偏光モードの表示が
可能な液晶層が用いられ、例えばTN(ツイストネマチ
ック)モードの液晶層が用いられる。
可能な液晶層が用いられ、例えばTN(ツイストネマチ
ック)モードの液晶層が用いられる。
【0028】カラーフィルタ基板10上に設けられた対
向電極12と、TFT基板20上に設けられた画素電極
とが対向する領域が「画素」を規定し、液晶表示装置1
00は、マトリクス状に配列された複数の画素を有して
いる。本実施形態においては、画素の配列は、図2に示
すようなストライプ配列であり、横方向(画素の短手方
向)の画素ピッチHは約90μmで縦方向(画素の長手
方向)の画素ピッチVは約270μmである。
向電極12と、TFT基板20上に設けられた画素電極
とが対向する領域が「画素」を規定し、液晶表示装置1
00は、マトリクス状に配列された複数の画素を有して
いる。本実施形態においては、画素の配列は、図2に示
すようなストライプ配列であり、横方向(画素の短手方
向)の画素ピッチHは約90μmで縦方向(画素の長手
方向)の画素ピッチVは約270μmである。
【0029】液晶表示装置100の観察者側の表面に設
けられた防眩層16は、透明材料から形成されており、
表面に凹凸形状を有しているので、主に観察者側から入
射する外光(周囲光)を拡散反射(散乱)する。従っ
て、液晶表示装置100の表面での周囲光の鏡面反射が
抑制され、その結果、周囲の像の写り込みがなく視認性
の良い表示が実現される。
けられた防眩層16は、透明材料から形成されており、
表面に凹凸形状を有しているので、主に観察者側から入
射する外光(周囲光)を拡散反射(散乱)する。従っ
て、液晶表示装置100の表面での周囲光の鏡面反射が
抑制され、その結果、周囲の像の写り込みがなく視認性
の良い表示が実現される。
【0030】従来の液晶表示装置、特に画素ピッチ(横
方向または縦方向のピッチのいずれか)が120μm以
下の液晶表示装置においては、上述のような表示を実現
するために防眩層を設けた場合、表示画面にざらつきが
発生することが問題となっていた。本願発明者は、この
表示不良が、凹凸形状を有する防眩層と、マトリクス状
に配列された複数の画素とによるモアレの発生に起因し
ていることを見出し、本発明に想到した。
方向または縦方向のピッチのいずれか)が120μm以
下の液晶表示装置においては、上述のような表示を実現
するために防眩層を設けた場合、表示画面にざらつきが
発生することが問題となっていた。本願発明者は、この
表示不良が、凹凸形状を有する防眩層と、マトリクス状
に配列された複数の画素とによるモアレの発生に起因し
ていることを見出し、本発明に想到した。
【0031】本発明による液晶表示装置100が有する
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
【0032】つまり、本発明による液晶表示装置100
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、バックライト90から入射し
て液晶層30を透過する光は、観察者側に出射する前に
拡散層14を透過し、拡散層14によって散乱される。
従って、防眩層16とマトリクス状に配列された複数の
画素とによるモアレの発生が抑制され、その結果、ざら
つきのない表示が実現される。
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、バックライト90から入射し
て液晶層30を透過する光は、観察者側に出射する前に
拡散層14を透過し、拡散層14によって散乱される。
従って、防眩層16とマトリクス状に配列された複数の
画素とによるモアレの発生が抑制され、その結果、ざら
つきのない表示が実現される。
【0033】上述の拡散層14は、無色透明な基材(例
えばアクリル系樹脂)中に、この基材の屈折率と異なる
屈折率を有する微粒子(例えばSiO2)を分散混合し
た材料を用いて形成されていることが好ましい。上述の
微粒子の平均粒径は約0.5μm〜約10μmの範囲内
であることが好ましく、平均粒径が約0.5μmより小
さいと十分な拡散効果が得られず、約10μmを超える
と拡散層15全体が厚くなるので均一な膜厚制御および
微粒子の分布制御が難しい。微粒子の添加量(重量)
は、所望される拡散性(ヘイズ値)を得るように、基材
との屈折率差、平均粒径、比重などを考慮して適宜設定
すればよい。
えばアクリル系樹脂)中に、この基材の屈折率と異なる
屈折率を有する微粒子(例えばSiO2)を分散混合し
た材料を用いて形成されていることが好ましい。上述の
微粒子の平均粒径は約0.5μm〜約10μmの範囲内
であることが好ましく、平均粒径が約0.5μmより小
さいと十分な拡散効果が得られず、約10μmを超える
と拡散層15全体が厚くなるので均一な膜厚制御および
微粒子の分布制御が難しい。微粒子の添加量(重量)
は、所望される拡散性(ヘイズ値)を得るように、基材
との屈折率差、平均粒径、比重などを考慮して適宜設定
すればよい。
【0034】この拡散層14は、他の部材(例えば偏光
板)の表面上に薄膜として形成されていてもよいし、自
己支持型のフィルムとして形成されていてもよい。ま
た、拡散性と接着性とを有する材料を用いて、拡散層兼
接着層として形成されていてもよい。拡散層兼接着層と
して拡散層14を形成する場合、拡散層14の厚さは、
拡散層14の取り扱い易さ(ハンドリング性)や不良発
生時のリワーク性の観点から約5μm〜約50μmの範
囲内であることが好ましい。また、拡散層14は、拡散
層14の両側に配置される層または基板との密着性向上
および後方散乱の低減の観点から、平坦な表面を有して
いることが好ましい。さらに、拡散層14は感光性を有
していてもよく、フォトリソグラフィプロセス等により
適宜パターニングを行ってもよい。但し、作業性等の観
点から、表示面のほぼ全面に設けることが好ましく、接
着層を兼ねることが好ましい。
板)の表面上に薄膜として形成されていてもよいし、自
己支持型のフィルムとして形成されていてもよい。ま
た、拡散性と接着性とを有する材料を用いて、拡散層兼
接着層として形成されていてもよい。拡散層兼接着層と
して拡散層14を形成する場合、拡散層14の厚さは、
拡散層14の取り扱い易さ(ハンドリング性)や不良発
生時のリワーク性の観点から約5μm〜約50μmの範
囲内であることが好ましい。また、拡散層14は、拡散
層14の両側に配置される層または基板との密着性向上
および後方散乱の低減の観点から、平坦な表面を有して
いることが好ましい。さらに、拡散層14は感光性を有
していてもよく、フォトリソグラフィプロセス等により
適宜パターニングを行ってもよい。但し、作業性等の観
点から、表示面のほぼ全面に設けることが好ましく、接
着層を兼ねることが好ましい。
【0035】拡散層14は、上述のように光を散乱する
機能(以下、「拡散機能」と記す。)を有しており、こ
の拡散機能は拡散層14の光学的な特性に依存する。拡
散層14の光学的な特性を示す物性値の1つとして、以
下の式で算出されるヘイズ値があり、拡散層14はヘイ
ズ値が大きいほど拡散機能が強い。 ヘイズ値:H(%)=(拡散透過率/全光線透過率)・100 防眩層16と複数の画素とによるモアレの発生を防止
し、表示のざらつきの発生を抑制するためには、拡散層
14の拡散機能が十分強いことが必要であるが、拡散機
能が強すぎると表示画像のぼけが生じる。適度な拡散機
能を有する、すなわち、適切なヘイズ値を有する拡散層
14を用いることで、表示のざらつきおよび表示画像の
ぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
機能(以下、「拡散機能」と記す。)を有しており、こ
の拡散機能は拡散層14の光学的な特性に依存する。拡
散層14の光学的な特性を示す物性値の1つとして、以
下の式で算出されるヘイズ値があり、拡散層14はヘイ
ズ値が大きいほど拡散機能が強い。 ヘイズ値:H(%)=(拡散透過率/全光線透過率)・100 防眩層16と複数の画素とによるモアレの発生を防止
し、表示のざらつきの発生を抑制するためには、拡散層
14の拡散機能が十分強いことが必要であるが、拡散機
能が強すぎると表示画像のぼけが生じる。適度な拡散機
能を有する、すなわち、適切なヘイズ値を有する拡散層
14を用いることで、表示のざらつきおよび表示画像の
ぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
【0036】表1に、液晶表示装置100において拡散
層14のヘイズ値を変化させたときの、表示のざらつき
および画像のぼけについて目視評価を行った結果を示
す。 [表1] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 ○ ◎ 30 ◎ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ○ 70 ◎ × なお、この目視評価は、以下の条件下で行った。まず、
拡散層14のヘイズ値は積分球式光線透過率測定装置
(ヘイズメーター)を用いてJIS規格K7105に準
じて測定した。また、液晶モジュールとして2型カラー
TFT−LCDモジュールを用い、防眩層16として日
東電工社製AGT1(ヘイズ値が約15%)を用いた。
上述のモジュールの観察者側の透明基板11の厚さは約
0.7mmであり、拡散層14はこの透明基板11と偏
光板15との接着層を兼ねてこの透明基板11の直上に
設けられているので、液晶層30と拡散層14との距離
は約0.7mmである。光源には表面輝度が5000c
d/m2の水銀系白色バックライトを用いた。この目視
評価においては拡散層14のヘイズ値は基材に混ぜる微
粒子の添加量を変化させることにより変化させた。そし
て、表示画面には小さな絵柄と文字を表示するものと
し、被験者は無作為に抽出された年齢が20代〜50代
の男女30人である。
層14のヘイズ値を変化させたときの、表示のざらつき
および画像のぼけについて目視評価を行った結果を示
す。 [表1] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 ○ ◎ 30 ◎ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ○ 70 ◎ × なお、この目視評価は、以下の条件下で行った。まず、
拡散層14のヘイズ値は積分球式光線透過率測定装置
(ヘイズメーター)を用いてJIS規格K7105に準
じて測定した。また、液晶モジュールとして2型カラー
TFT−LCDモジュールを用い、防眩層16として日
東電工社製AGT1(ヘイズ値が約15%)を用いた。
上述のモジュールの観察者側の透明基板11の厚さは約
0.7mmであり、拡散層14はこの透明基板11と偏
光板15との接着層を兼ねてこの透明基板11の直上に
設けられているので、液晶層30と拡散層14との距離
は約0.7mmである。光源には表面輝度が5000c
d/m2の水銀系白色バックライトを用いた。この目視
評価においては拡散層14のヘイズ値は基材に混ぜる微
粒子の添加量を変化させることにより変化させた。そし
て、表示画面には小さな絵柄と文字を表示するものと
し、被験者は無作為に抽出された年齢が20代〜50代
の男女30人である。
【0037】また、表1における表示のざらつき、画像
のぼけに関する目視評価の判定基準は次の通りである。
のぼけに関する目視評価の判定基準は次の通りである。
【0038】<表示のざらつき> ◎:被験者の70%以上が「ざらつきがほとんどわから
ない」 ○:被験者の40%以上が「ざらつきが多少あるものの
気にならない」 ×:被験者の40%以上が「ざらつきが明らかに観察さ
れ表示品位として耐えられない」 <画像のぼけ> ◎:被験者の70%以上が「画像のぼけが全く気になら
ない」 ○:被験者の40%以上が「画像のぼけがほとんど気に
ならない」 ×:被験者の40%以上が「画像のぼけが明らかに観察
され表示品位として耐えられない」 表1からわかるように、ヘイズ値が約20%以上約70
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
特に、ヘイズ値が約30%以上約60%以下の拡散層を
用いると、表示のざらつきおよび画像のぼけの発生がさ
らに抑制された一層高品位の表示が実現される。ヘイズ
値が約20%未満の拡散層を用いると、画像のぼけは生
じないものの、防眩層と複数の画素とによるモアレの発
生を十分に抑制できず、表示のざらつきが発生する。ま
た、ヘイズ値が約70%を超えると、表示のざらつきは
発生しないものの、拡散機能が強すぎるので画像のぼけ
が生じる。
ない」 ○:被験者の40%以上が「ざらつきが多少あるものの
気にならない」 ×:被験者の40%以上が「ざらつきが明らかに観察さ
れ表示品位として耐えられない」 <画像のぼけ> ◎:被験者の70%以上が「画像のぼけが全く気になら
ない」 ○:被験者の40%以上が「画像のぼけがほとんど気に
ならない」 ×:被験者の40%以上が「画像のぼけが明らかに観察
され表示品位として耐えられない」 表1からわかるように、ヘイズ値が約20%以上約70
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
特に、ヘイズ値が約30%以上約60%以下の拡散層を
用いると、表示のざらつきおよび画像のぼけの発生がさ
らに抑制された一層高品位の表示が実現される。ヘイズ
値が約20%未満の拡散層を用いると、画像のぼけは生
じないものの、防眩層と複数の画素とによるモアレの発
生を十分に抑制できず、表示のざらつきが発生する。ま
た、ヘイズ値が約70%を超えると、表示のざらつきは
発生しないものの、拡散機能が強すぎるので画像のぼけ
が生じる。
【0039】このように、適切なヘイズ値を有する拡散
層14を用いることによって、高品位の表示が実現され
る。
層14を用いることによって、高品位の表示が実現され
る。
【0040】拡散層14の光学的な特性は上述のように
ヘイズ値を用いて示すことができるが、防眩層16の光
学的な特性もヘイズ値を用いて示すことができ、防眩層
16はヘイズ値が大きいほど、周囲光を拡散反射(ある
いは散乱)する機能が強い。
ヘイズ値を用いて示すことができるが、防眩層16の光
学的な特性もヘイズ値を用いて示すことができ、防眩層
16はヘイズ値が大きいほど、周囲光を拡散反射(ある
いは散乱)する機能が強い。
【0041】また、防眩層16として用いられるアンチ
グレア(AG)膜は、一般に、ヘイズ値が大きくなるほ
ど、その表面の凹凸形状のピッチ(平均山谷間隔)が小
さい。例えば、ヘイズ値が7%のAG膜のピッチは、平
均すると約100μm〜約150μmの分布を有し、ヘ
イズ値が25%のAG膜のピッチは、平均すると約40
μm〜約50μmの分布を有している。そのため、ヘイ
ズ値が比較的大きいAG膜を防眩層16として用いる
と、防眩層16の凹凸形状のピッチと画素ピッチとの差
が大きくなるので、防眩層16と複数の画素とによるモ
アレの発生に起因する表示のざらつきは比較的軽度であ
る。
グレア(AG)膜は、一般に、ヘイズ値が大きくなるほ
ど、その表面の凹凸形状のピッチ(平均山谷間隔)が小
さい。例えば、ヘイズ値が7%のAG膜のピッチは、平
均すると約100μm〜約150μmの分布を有し、ヘ
イズ値が25%のAG膜のピッチは、平均すると約40
μm〜約50μmの分布を有している。そのため、ヘイ
ズ値が比較的大きいAG膜を防眩層16として用いる
と、防眩層16の凹凸形状のピッチと画素ピッチとの差
が大きくなるので、防眩層16と複数の画素とによるモ
アレの発生に起因する表示のざらつきは比較的軽度であ
る。
【0042】それ故、ヘイズ値が比較的大きいAG膜を
防眩層16として用いた場合は、ヘイズ値が比較的小さ
い(拡散機能が比較的弱い)拡散層14を用いても、モ
アレの発生を十分に抑制できる。また、これとは逆に、
ヘイズ値が比較的小さいAG膜を防眩層16として用い
た場合は、ヘイズ値が比較的大きい(拡散機能が比較的
強い)拡散層14を用いることが好ましい。
防眩層16として用いた場合は、ヘイズ値が比較的小さ
い(拡散機能が比較的弱い)拡散層14を用いても、モ
アレの発生を十分に抑制できる。また、これとは逆に、
ヘイズ値が比較的小さいAG膜を防眩層16として用い
た場合は、ヘイズ値が比較的大きい(拡散機能が比較的
強い)拡散層14を用いることが好ましい。
【0043】表2に、拡散層14および防眩層16のヘ
イズ値の合計を変化させたときの、表示のざらつきおよ
び画像のぼけについて目視評価を行った結果を示す。な
お、この目視評価においても、防眩層16として日東電
工社製AGT1(ヘイズ値が約15%)を用い、その他
の実験条件および判定基準も表1における実験条件およ
び判定基準と同じである。 [表2] 防眩層及び拡散層の ヘイズ値の合計(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ○ ◎ 35 ◎ ◎ 45 ◎ ◎ 55 ◎ ◎ 65 ◎ ◎ 75 ◎ ○ 80 ◎ ○ 85 ◎ × 表2からわかるように、拡散層14および防眩層16の
ヘイズ値の合計が約30%以上約80%以下であると、
表示のざらつきおよび画像のぼけの発生が抑制された高
品位の表示が実現される。特に、ヘイズ値の合計が約3
5%以上約65%以下であると、表示のざらつきおよび
画像のぼけの発生がさらに抑制された一層高品位の表示
が実現される。ヘイズ値の合計が約30%未満である
と、画像のぼけは生じないものの、防眩層16と複数の
画素とによるモアレの発生を十分に抑制できず、表示の
ざらつきが発生する。また、ヘイズ値の合計が約80%
を超えると、表示のざらつきは発生しないものの、拡散
機能が強すぎるので画像のぼけが生じる。
イズ値の合計を変化させたときの、表示のざらつきおよ
び画像のぼけについて目視評価を行った結果を示す。な
お、この目視評価においても、防眩層16として日東電
工社製AGT1(ヘイズ値が約15%)を用い、その他
の実験条件および判定基準も表1における実験条件およ
び判定基準と同じである。 [表2] 防眩層及び拡散層の ヘイズ値の合計(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ○ ◎ 35 ◎ ◎ 45 ◎ ◎ 55 ◎ ◎ 65 ◎ ◎ 75 ◎ ○ 80 ◎ ○ 85 ◎ × 表2からわかるように、拡散層14および防眩層16の
ヘイズ値の合計が約30%以上約80%以下であると、
表示のざらつきおよび画像のぼけの発生が抑制された高
品位の表示が実現される。特に、ヘイズ値の合計が約3
5%以上約65%以下であると、表示のざらつきおよび
画像のぼけの発生がさらに抑制された一層高品位の表示
が実現される。ヘイズ値の合計が約30%未満である
と、画像のぼけは生じないものの、防眩層16と複数の
画素とによるモアレの発生を十分に抑制できず、表示の
ざらつきが発生する。また、ヘイズ値の合計が約80%
を超えると、表示のざらつきは発生しないものの、拡散
機能が強すぎるので画像のぼけが生じる。
【0044】このように、用いる防眩層16に応じた適
切なヘイズ値を有する拡散層14を用いることによっ
て、高品位の表示が実現される。但し、液晶表示装置の
最表面に設けられ表面に凹凸を有する防眩層16のヘイ
ズ値は、約5%〜約30%の範囲にあることが好まし
く、約7%〜約25%の範囲にあることがさらに好まし
い。防眩層16のヘイズ値が、約5%より小さいと周囲
の像の写り込みを十分に抑制できず、約30%を超える
と表示画像がぼやけてしまう。また、ヘイズ値が約30
%を超えると、防眩層16の表面での反射が大きくな
り、画面が白化してコントラスト比の低下を招く。
切なヘイズ値を有する拡散層14を用いることによっ
て、高品位の表示が実現される。但し、液晶表示装置の
最表面に設けられ表面に凹凸を有する防眩層16のヘイ
ズ値は、約5%〜約30%の範囲にあることが好まし
く、約7%〜約25%の範囲にあることがさらに好まし
い。防眩層16のヘイズ値が、約5%より小さいと周囲
の像の写り込みを十分に抑制できず、約30%を超える
と表示画像がぼやけてしまう。また、ヘイズ値が約30
%を超えると、防眩層16の表面での反射が大きくな
り、画面が白化してコントラスト比の低下を招く。
【0045】なお、拡散層14および防眩層16のヘイ
ズ値の合計とは、拡散層14と防眩層16とを光が連続
して通過する配置で測定されたヘイズ値である。この値
は、拡散層14と防眩層16とのそれぞれに対して個別
に測定されたヘイズ値の合計よりもやや小さい値とな
る。表2におけるヘイズ値の合計は、拡散層14/偏光
板15/防眩層16の配置に対して測定されたヘイズ値
であり、拡散層14および防眩層16のそれぞれのヘイ
ズ値の単純な合計(算術和)は、上記ヘイズ値よりも約
5%〜約10%大きくなる。例えば、表2におけるヘイ
ズ値の合計として示した20%および30%は、個別の
ヘイズ値の単純な合計で示すとそれぞれ約25%および
約35%となる。
ズ値の合計とは、拡散層14と防眩層16とを光が連続
して通過する配置で測定されたヘイズ値である。この値
は、拡散層14と防眩層16とのそれぞれに対して個別
に測定されたヘイズ値の合計よりもやや小さい値とな
る。表2におけるヘイズ値の合計は、拡散層14/偏光
板15/防眩層16の配置に対して測定されたヘイズ値
であり、拡散層14および防眩層16のそれぞれのヘイ
ズ値の単純な合計(算術和)は、上記ヘイズ値よりも約
5%〜約10%大きくなる。例えば、表2におけるヘイ
ズ値の合計として示した20%および30%は、個別の
ヘイズ値の単純な合計で示すとそれぞれ約25%および
約35%となる。
【0046】また、拡散層14と液晶層30との距離
も、モアレの発生の抑制に大きな影響を与える。表3に
拡散層14と液晶層30との距離を変化させたときの、
表示のざらつきおよび画像のぼけについて目視評価を行
った結果を示す。なお、この目視評価においては、ヘイ
ズ値が約50%の拡散層14と、ヘイズ値が約15%の
防眩層16とを用いた。また、拡散層14と液晶層30
との距離(本実施形態においては、カラーフィルタ12
のブラックマトリクス(不図示)と拡散層14との距
離)は、透明基板11の厚さを調整することによって変
化させた。拡散層14は、表1における目視評価と同様
に透明基板11と偏光板15との間に配置した。但し、
距離が約0mmの場合は、透明基板11とカラーフィル
タ12との間に配置した。その他の実験条件および判定
基準は表1における実験条件および判定基準と同じであ
る。
も、モアレの発生の抑制に大きな影響を与える。表3に
拡散層14と液晶層30との距離を変化させたときの、
表示のざらつきおよび画像のぼけについて目視評価を行
った結果を示す。なお、この目視評価においては、ヘイ
ズ値が約50%の拡散層14と、ヘイズ値が約15%の
防眩層16とを用いた。また、拡散層14と液晶層30
との距離(本実施形態においては、カラーフィルタ12
のブラックマトリクス(不図示)と拡散層14との距
離)は、透明基板11の厚さを調整することによって変
化させた。拡散層14は、表1における目視評価と同様
に透明基板11と偏光板15との間に配置した。但し、
距離が約0mmの場合は、透明基板11とカラーフィル
タ12との間に配置した。その他の実験条件および判定
基準は表1における実験条件および判定基準と同じであ
る。
【0047】なお、本実施形態においては、拡散層14
を透明基板11の観察者側に配置し、透明基板11の厚
さを変化させることによって液晶層30と拡散層14と
の距離を変化させたが、拡散層14を透明基板11の液
晶層30側に配置してもよく、その場合にも液晶層30
と拡散層14との距離を変化させることが可能である。 [表3] 拡散層と液晶層との距離(mm) 表示のざらつき 画像のぼけ 0 × ◎ 0.2 ○ ◎ 0.4 ◎ ◎ 0.5 ◎ ◎ 0.7 ◎ ◎ 1.1 ◎ ◎ 1.4 ◎ ○ 1.6 ◎ × 表3からわかるように、拡散層14と液晶層30との距
離が約0.2mm以上約1.4mm以下であると、表示
のざらつきおよび画像のぼけの発生が抑制された高品位
の表示が実現される。特に、拡散層14と液晶層30と
の距離が約0.4mm以上約1.1mm以下であると、
表示のざらつきおよび画像のぼけの発生がさらに抑制さ
れた一層高品位の表示が実現される。拡散層14と液晶
層30との距離が約0.2mm未満であると、画像のぼ
けは生じないものの、防眩層16と複数の画素とによる
モアレの発生を十分に抑制できず、表示のざらつきが発
生する。また、拡散層14と液晶層30との距離が約
1.4mmを超えると、表示のざらつきは発生しないも
のの、拡散機能が強すぎるため(あるいは視差が大きく
なるため)、画像のぼけが生じる。
を透明基板11の観察者側に配置し、透明基板11の厚
さを変化させることによって液晶層30と拡散層14と
の距離を変化させたが、拡散層14を透明基板11の液
晶層30側に配置してもよく、その場合にも液晶層30
と拡散層14との距離を変化させることが可能である。 [表3] 拡散層と液晶層との距離(mm) 表示のざらつき 画像のぼけ 0 × ◎ 0.2 ○ ◎ 0.4 ◎ ◎ 0.5 ◎ ◎ 0.7 ◎ ◎ 1.1 ◎ ◎ 1.4 ◎ ○ 1.6 ◎ × 表3からわかるように、拡散層14と液晶層30との距
離が約0.2mm以上約1.4mm以下であると、表示
のざらつきおよび画像のぼけの発生が抑制された高品位
の表示が実現される。特に、拡散層14と液晶層30と
の距離が約0.4mm以上約1.1mm以下であると、
表示のざらつきおよび画像のぼけの発生がさらに抑制さ
れた一層高品位の表示が実現される。拡散層14と液晶
層30との距離が約0.2mm未満であると、画像のぼ
けは生じないものの、防眩層16と複数の画素とによる
モアレの発生を十分に抑制できず、表示のざらつきが発
生する。また、拡散層14と液晶層30との距離が約
1.4mmを超えると、表示のざらつきは発生しないも
のの、拡散機能が強すぎるため(あるいは視差が大きく
なるため)、画像のぼけが生じる。
【0048】このように、拡散層14と液晶層30との
距離が適切な距離となるように、拡散層14および液晶
層30を配置することによって、高品位の表示が実現さ
れる。
距離が適切な距離となるように、拡散層14および液晶
層30を配置することによって、高品位の表示が実現さ
れる。
【0049】本発明の液晶表示装置100においては、
拡散層14は液晶層30と偏光板15との間に配置され
ているので、液晶層30と拡散層14との距離が比較的
短い構成とすることが容易である。従って、画像のぼけ
の発生をより容易に抑制することができる。
拡散層14は液晶層30と偏光板15との間に配置され
ているので、液晶層30と拡散層14との距離が比較的
短い構成とすることが容易である。従って、画像のぼけ
の発生をより容易に抑制することができる。
【0050】また、上述のように拡散層14は液晶層3
0と偏光板15との間に配置されているので、周囲光が
拡散層14に到達する時点で入射光の一部は偏光板で吸
収されている。また、拡散層14で発生する後方散乱光
は、出射するときも偏光板を介するので後方散乱がかな
り低減される。従って、後方散乱が抑制されてコントラ
スト比の高い表示が実現される。
0と偏光板15との間に配置されているので、周囲光が
拡散層14に到達する時点で入射光の一部は偏光板で吸
収されている。また、拡散層14で発生する後方散乱光
は、出射するときも偏光板を介するので後方散乱がかな
り低減される。従って、後方散乱が抑制されてコントラ
スト比の高い表示が実現される。
【0051】なお、本実施形態においては、図2に示し
たように、画素の配列がストライプ配列の場合について
説明したが、勿論、図3に示すようなデルタ配列であっ
てもよく、画素ピッチも本実施形態の値に限定されな
い。
たように、画素の配列がストライプ配列の場合について
説明したが、勿論、図3に示すようなデルタ配列であっ
てもよく、画素ピッチも本実施形態の値に限定されな
い。
【0052】また、本実施形態においては、図1に示し
たように、拡散層14が液晶層30と偏光板15との間
に配置されている場合について説明したが、図4に示す
ように、拡散層14は偏光板15と防眩層16との間に
配置されていてもよい。このような構成を採用すると、
拡散層14が偏光板15よりも観察者側に設けられてい
るため、バックライトから入射して液晶層30を透過す
る光は、偏光板15に入射する前に拡散層14によって
偏光面を乱されることがない。従って、黒表示状態にお
ける光漏れが抑制され、その結果、高コントラスト比の
表示が実現される。
たように、拡散層14が液晶層30と偏光板15との間
に配置されている場合について説明したが、図4に示す
ように、拡散層14は偏光板15と防眩層16との間に
配置されていてもよい。このような構成を採用すると、
拡散層14が偏光板15よりも観察者側に設けられてい
るため、バックライトから入射して液晶層30を透過す
る光は、偏光板15に入射する前に拡散層14によって
偏光面を乱されることがない。従って、黒表示状態にお
ける光漏れが抑制され、その結果、高コントラスト比の
表示が実現される。
【0053】さらに、拡散層14は、偏光板15と透明
基板11とを接着する接着層を兼ねても(あるいは、接
着層に含まれても)よい。勿論、拡散層14と別に接着
層が設けられていてもよいし、フィルムとして形成され
た拡散層14が偏光板15と一体化されていてもよい。
また、観察者側に設けられる透明基板11に、拡散層1
4としての機能を有するものを用いてもよい。 (実施形態2)図5に本発明による実施形態2の液晶表
示装置200を模式的に示す。なお、以下の図面におい
ては、実質的に同じ機能を有する構成要素を同じ参照符
号を用いて示している。
基板11とを接着する接着層を兼ねても(あるいは、接
着層に含まれても)よい。勿論、拡散層14と別に接着
層が設けられていてもよいし、フィルムとして形成され
た拡散層14が偏光板15と一体化されていてもよい。
また、観察者側に設けられる透明基板11に、拡散層1
4としての機能を有するものを用いてもよい。 (実施形態2)図5に本発明による実施形態2の液晶表
示装置200を模式的に示す。なお、以下の図面におい
ては、実質的に同じ機能を有する構成要素を同じ参照符
号を用いて示している。
【0054】液晶表示装置200は、カラーフィルタ基
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、TFT基板20側に設けられたバックライト90か
らの光および/または周囲光を用いて表示を行う透過反
射両用型の液晶表示装置である。
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、TFT基板20側に設けられたバックライト90か
らの光および/または周囲光を用いて表示を行う透過反
射両用型の液晶表示装置である。
【0055】カラーフィルタ基板10は、透明基板(例
えば厚さが約0.7mmのガラス基板)11の液晶層3
0側に設けられたカラーフィルタ12と、カラーフィル
タ12上に透明導電材料(例えばITO)を用いて形成
された対向電極13と、透明基板11の観察者側に設け
られた拡散層14と、拡散層14上に設けられた偏光板
15と、偏光板15上に設けられた防眩層16とを有し
ている。
えば厚さが約0.7mmのガラス基板)11の液晶層3
0側に設けられたカラーフィルタ12と、カラーフィル
タ12上に透明導電材料(例えばITO)を用いて形成
された対向電極13と、透明基板11の観察者側に設け
られた拡散層14と、拡散層14上に設けられた偏光板
15と、偏光板15上に設けられた防眩層16とを有し
ている。
【0056】TFT基板20は、透明基板(例えばガラ
ス基板)21のバックライト側に設けられた偏光板22
と、透明基板21の液晶層30側に設けられたソース配
線、ゲート配線およびTFT(いずれも不図示)と、T
FTのドレイン電極に電気的に接続された画素電極23
とを有している。
ス基板)21のバックライト側に設けられた偏光板22
と、透明基板21の液晶層30側に設けられたソース配
線、ゲート配線およびTFT(いずれも不図示)と、T
FTのドレイン電極に電気的に接続された画素電極23
とを有している。
【0057】この画素電極23は、図5および図6に示
すように、透明導電材料(例えばITO)を用いて形成
された透明電極24と、高反射率金属(例えばAl)を
用いて形成された反射電極25とから構成されており、
反射電極25は表面に凹凸形状を有し、拡散反射層とし
ても機能する。反射電極25の凹凸表面で拡散反射され
た光を用いることによって、ペーパーホワイトの反射モ
ード表示が実現される。さらに、反射電極25の上方の
液晶層30の厚さが、透明電極24の上方の液晶層30
の厚さの約1/2になるように、反射電極25の下方の
層間絶縁膜26は、透明電極24の下方の層間絶縁膜
(不図示)よりも厚く形成されている。
すように、透明導電材料(例えばITO)を用いて形成
された透明電極24と、高反射率金属(例えばAl)を
用いて形成された反射電極25とから構成されており、
反射電極25は表面に凹凸形状を有し、拡散反射層とし
ても機能する。反射電極25の凹凸表面で拡散反射され
た光を用いることによって、ペーパーホワイトの反射モ
ード表示が実現される。さらに、反射電極25の上方の
液晶層30の厚さが、透明電極24の上方の液晶層30
の厚さの約1/2になるように、反射電極25の下方の
層間絶縁膜26は、透明電極24の下方の層間絶縁膜
(不図示)よりも厚く形成されている。
【0058】液晶層30としては、偏光モードの表示が
可能な液晶層が用いられ、例えば、TN(ツイストネマ
チック)モードやECBモードの表示が可能な液晶層が
用いられる。
可能な液晶層が用いられ、例えば、TN(ツイストネマ
チック)モードやECBモードの表示が可能な液晶層が
用いられる。
【0059】カラーフィルタ基板10上に設けられた対
向電極12と、TFT基板20上に設けられた画素電極
23とが対向する領域が画素を規定し、液晶表示装置2
00は、マトリクス状に配列された複数の画素を有して
いる。本実施形態においては、画素の配列はストライプ
配列であり、横方向(画素の短手方向)の画素ピッチが
約72.5μmで縦方向(画素の長手方向)の画素ピッ
チが約138.5μmである。また、透明電極24の横
方向の長さは約38μm、縦方向の長さは約82μmで
あり、透明電極24と反射電極25との面積比は約6:
4である。さらに、透明電極24は画素の中央部に設け
られている。
向電極12と、TFT基板20上に設けられた画素電極
23とが対向する領域が画素を規定し、液晶表示装置2
00は、マトリクス状に配列された複数の画素を有して
いる。本実施形態においては、画素の配列はストライプ
配列であり、横方向(画素の短手方向)の画素ピッチが
約72.5μmで縦方向(画素の長手方向)の画素ピッ
チが約138.5μmである。また、透明電極24の横
方向の長さは約38μm、縦方向の長さは約82μmで
あり、透明電極24と反射電極25との面積比は約6:
4である。さらに、透明電極24は画素の中央部に設け
られている。
【0060】液晶表示装置200の観察者側の表面に設
けられた防眩層16は、透明材料から形成されており、
表面に凹凸形状を有しているので、光を拡散反射(散
乱)する。従って、液晶表示装置200の表面での鏡面
反射が抑制され、その結果、写り込みがなく視認性の良
い表示が実現される。
けられた防眩層16は、透明材料から形成されており、
表面に凹凸形状を有しているので、光を拡散反射(散
乱)する。従って、液晶表示装置200の表面での鏡面
反射が抑制され、その結果、写り込みがなく視認性の良
い表示が実現される。
【0061】従来の液晶表示装置、特に画素ピッチが1
20μm以下の液晶表示装置においては、上述のような
表示を実現するために防眩層を設けた場合、表示画面に
ざらつきが発生することが問題となっていた。とりわ
け、画素ごとに外光を反射する反射部とバックライトか
らの光を透過する透過部とが形成されている透過反射両
用型液晶表示装置においては、この表示不良が一層顕著
になる。この理由を以下に説明する。
20μm以下の液晶表示装置においては、上述のような
表示を実現するために防眩層を設けた場合、表示画面に
ざらつきが発生することが問題となっていた。とりわ
け、画素ごとに外光を反射する反射部とバックライトか
らの光を透過する透過部とが形成されている透過反射両
用型液晶表示装置においては、この表示不良が一層顕著
になる。この理由を以下に説明する。
【0062】透過反射両用型液晶表示装置においては、
画素ごとに透過部と反射部とが形成されているので、複
数の画素が周期的なパターンで配列されているととも
に、複数の透過部(透明電極)および複数の反射部(反
射電極)もそれぞれ周期的なパターンで配列されてい
る。従って、防眩層と、複数の画素、複数の透過部およ
び複数の反射部と、によるモアレが発生し、その結果、
表示不良が顕著になっていると考えられる。また、透過
部および反射部が形成する周期構造のピッチが画素ピッ
チよりも小さいことも表示不良を顕著にしている要因で
あると思われる。
画素ごとに透過部と反射部とが形成されているので、複
数の画素が周期的なパターンで配列されているととも
に、複数の透過部(透明電極)および複数の反射部(反
射電極)もそれぞれ周期的なパターンで配列されてい
る。従って、防眩層と、複数の画素、複数の透過部およ
び複数の反射部と、によるモアレが発生し、その結果、
表示不良が顕著になっていると考えられる。また、透過
部および反射部が形成する周期構造のピッチが画素ピッ
チよりも小さいことも表示不良を顕著にしている要因で
あると思われる。
【0063】本発明による液晶表示装置200が有する
拡散層14は、上述のモアレの発生を抑制する機能を有
しており、そのことによってざらつきのない表示が実現
される。
拡散層14は、上述のモアレの発生を抑制する機能を有
しており、そのことによってざらつきのない表示が実現
される。
【0064】つまり、本発明による透過反射両用型の液
晶表示装置200においては、液晶層30と防眩層16
との間に拡散層14が設けられているので、バックライ
ト90から入射して液晶層30を透過する光と、観察者
側から入射して反射電極25によって反射され、液晶層
30を透過する光とは、観察者側に出射する前に拡散層
14を透過し、拡散層14によって散乱される。従っ
て、防眩層16と複数の画素とによるモアレ、防眩層1
6と複数の透過部とによるモアレ、および、防眩層16
と複数の反射部とによるモアレの発生が抑制され、その
結果、ざらつきのない表示が実現される。
晶表示装置200においては、液晶層30と防眩層16
との間に拡散層14が設けられているので、バックライ
ト90から入射して液晶層30を透過する光と、観察者
側から入射して反射電極25によって反射され、液晶層
30を透過する光とは、観察者側に出射する前に拡散層
14を透過し、拡散層14によって散乱される。従っ
て、防眩層16と複数の画素とによるモアレ、防眩層1
6と複数の透過部とによるモアレ、および、防眩層16
と複数の反射部とによるモアレの発生が抑制され、その
結果、ざらつきのない表示が実現される。
【0065】液晶表示装置200においては、拡散層1
4は、接着性を有する光散乱性材料(例えば、日東電工
社製ディフューザー)を用いて形成されており、透明基
板11と偏光板15とを接着する接着層としても機能す
る。上述の材料を用いて拡散層14を厚さ約30μmに
形成した場合、拡散層14のヘイズ値は約35%であ
る。
4は、接着性を有する光散乱性材料(例えば、日東電工
社製ディフューザー)を用いて形成されており、透明基
板11と偏光板15とを接着する接着層としても機能す
る。上述の材料を用いて拡散層14を厚さ約30μmに
形成した場合、拡散層14のヘイズ値は約35%であ
る。
【0066】表4に、液晶表示装置200において、拡
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表4
における目視評価の実験条件および判定基準は、用いる
光源以外は表1における目視評価の実験条件および判定
基準と同じである。両用型の液晶表示装置においては、
透過モードの表示および反射モードの表示の両方の目視
評価が必要であるが、反射モードよりも透過モードの方
が、モアレによるざらつきが気になりやすい。従って、
ここでは反射モードの目視評価を行った。外光(周囲
光)の光源としては、太陽光を擬似的に再現し、且つ、
光源を一定にするために、50000ルクスの照度が得
られる光源ボックスを作製して用いた。また、以下の表
4には、反射モードの目視評価の結果を示すが、透過モ
ードの目視評価も行ったところ、同様の結果が得られ
た。透過モードの目視評価においては、表1における目
視評価で用いた水銀系白色バックライトを用いた。 [表4] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ◎ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ○ 60 ◎ ○ 70 ◎ × 80 ◎ × 表4からわかるように、ヘイズ値が約30%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表4
における目視評価の実験条件および判定基準は、用いる
光源以外は表1における目視評価の実験条件および判定
基準と同じである。両用型の液晶表示装置においては、
透過モードの表示および反射モードの表示の両方の目視
評価が必要であるが、反射モードよりも透過モードの方
が、モアレによるざらつきが気になりやすい。従って、
ここでは反射モードの目視評価を行った。外光(周囲
光)の光源としては、太陽光を擬似的に再現し、且つ、
光源を一定にするために、50000ルクスの照度が得
られる光源ボックスを作製して用いた。また、以下の表
4には、反射モードの目視評価の結果を示すが、透過モ
ードの目視評価も行ったところ、同様の結果が得られ
た。透過モードの目視評価においては、表1における目
視評価で用いた水銀系白色バックライトを用いた。 [表4] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ◎ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ○ 60 ◎ ○ 70 ◎ × 80 ◎ × 表4からわかるように、ヘイズ値が約30%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
【0067】上述の目視評価においては、防眩層16と
してヘイズ値が約15%のAG膜を用いたが、より大き
いヘイズ値を有するAG膜(例えば、ヘイズ値が約25
%の日東電工社製AGS1)を用いる場合には、拡散機
能が比較的弱い(ヘイズ値が比較的小さい)拡散層14
を用いても、防眩層16と複数の画素とによるモアレを
十分に抑制できる。また、より小さいヘイズ値を有する
AG膜(例えば、ヘイズ値が約7%の日東電工社製AG
30)を用いる場合には、拡散機能が比較的強い(ヘイ
ズ値が比較的大きい)拡散層14を用いることが好まし
い。
してヘイズ値が約15%のAG膜を用いたが、より大き
いヘイズ値を有するAG膜(例えば、ヘイズ値が約25
%の日東電工社製AGS1)を用いる場合には、拡散機
能が比較的弱い(ヘイズ値が比較的小さい)拡散層14
を用いても、防眩層16と複数の画素とによるモアレを
十分に抑制できる。また、より小さいヘイズ値を有する
AG膜(例えば、ヘイズ値が約7%の日東電工社製AG
30)を用いる場合には、拡散機能が比較的強い(ヘイ
ズ値が比較的大きい)拡散層14を用いることが好まし
い。
【0068】また、本実施形態においては、反射電極と
透明電極との面積比が約6:4の場合について説明した
が、これに限定されず、図7(a)および(b)に示す
ように任意の面積比としてもよい。
透明電極との面積比が約6:4の場合について説明した
が、これに限定されず、図7(a)および(b)に示す
ように任意の面積比としてもよい。
【0069】本願発明者は、上述の液晶表示装置200
において透過部(透明電極)をより小さく、例えば、透
明電極の横方向の長さを約31μm、縦方向の長さを約
45μmとし、反射電極と透明電極との面積比が約9:
1になるように設定した場合、表示不良がより顕著にな
ることを実験的に確認している。そのため、透過部のサ
イズを上述のように設定する場合は、拡散機能が比較的
強い(ヘイズ値が比較的大きい)拡散層14を用いるこ
とが好ましい。
において透過部(透明電極)をより小さく、例えば、透
明電極の横方向の長さを約31μm、縦方向の長さを約
45μmとし、反射電極と透明電極との面積比が約9:
1になるように設定した場合、表示不良がより顕著にな
ることを実験的に確認している。そのため、透過部のサ
イズを上述のように設定する場合は、拡散機能が比較的
強い(ヘイズ値が比較的大きい)拡散層14を用いるこ
とが好ましい。
【0070】表5に、透過部を上述のように設定した液
晶表示装置200において、拡散層14のヘイズ値を変
化させたときの、表示のざらつきおよび画像のぼけの目
視評価の結果を示す。なお、表5における目視評価の実
験条件および判定基準は、表4における目視評価の実験
条件および判定基準と同じである。 [表5] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 × ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ◎ 70 ◎ × 80 ◎ × 表5からわかるように、透過部を上述のように設定した
場合、ヘイズ値が約40%以上約60%以下の拡散層を
用いると、表示のざらつきおよび画像のぼけの発生が抑
制された高品位の表示が実現される。
晶表示装置200において、拡散層14のヘイズ値を変
化させたときの、表示のざらつきおよび画像のぼけの目
視評価の結果を示す。なお、表5における目視評価の実
験条件および判定基準は、表4における目視評価の実験
条件および判定基準と同じである。 [表5] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 × ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ◎ 70 ◎ × 80 ◎ × 表5からわかるように、透過部を上述のように設定した
場合、ヘイズ値が約40%以上約60%以下の拡散層を
用いると、表示のざらつきおよび画像のぼけの発生が抑
制された高品位の表示が実現される。
【0071】なお、本実施形態においては、画素の配列
がストライプ配列の場合について説明したが、勿論、デ
ルタ配列であってもよく、画素ピッチの値も本実施形態
の値に限定されない。また、透過部を画素の中央部以外
に設けてもよく、複数の透過部を設けてもよい。
がストライプ配列の場合について説明したが、勿論、デ
ルタ配列であってもよく、画素ピッチの値も本実施形態
の値に限定されない。また、透過部を画素の中央部以外
に設けてもよく、複数の透過部を設けてもよい。
【0072】また、透明基板11と偏光板15との間に
位相差板が設けられていてもよく、透明基板11、接着
層、位相差板、接着層、偏光板15の順に積層し、2つ
の接着層のうち少なくとも1つの接着層を、接着層とし
て機能する拡散層14としてもよい。
位相差板が設けられていてもよく、透明基板11、接着
層、位相差板、接着層、偏光板15の順に積層し、2つ
の接着層のうち少なくとも1つの接着層を、接着層とし
て機能する拡散層14としてもよい。
【0073】さらに、本実施形態においては、拡散層1
4が接着層としても機能する場合について説明したが、
勿論、接着層として機能しなくてもよい。 (実施形態3)図8に、本発明による実施形態3の液晶
表示装置300を模式的に示す。
4が接着層としても機能する場合について説明したが、
勿論、接着層として機能しなくてもよい。 (実施形態3)図8に、本発明による実施形態3の液晶
表示装置300を模式的に示す。
【0074】液晶表示装置300は、カラーフィルタ基
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、周囲光を用いて表示を行う反射型の液晶表示装置で
ある。
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、周囲光を用いて表示を行う反射型の液晶表示装置で
ある。
【0075】カラーフィルタ基板10は、透明基板(例
えばガラス基板)11の液晶層30側に設けられたカラ
ーフィルタ12と、カラーフィルタ12上に透明導電材
料(例えばITO)を用いて形成された対向電極13
と、透明基板11の観察者側に設けられた拡散層14
と、拡散層14上に設けられた偏光板15と、偏光板1
5上に設けられた防眩層16とを有している。
えばガラス基板)11の液晶層30側に設けられたカラ
ーフィルタ12と、カラーフィルタ12上に透明導電材
料(例えばITO)を用いて形成された対向電極13
と、透明基板11の観察者側に設けられた拡散層14
と、拡散層14上に設けられた偏光板15と、偏光板1
5上に設けられた防眩層16とを有している。
【0076】TFT基板20は、透明基板(例えばガラ
ス基板)21の液晶層30側に設けられたソース配線、
ゲート配線およびTFT(いずれも不図示)と、TFT
のドレイン電極に電気的に接続された高反射率金属層
(例えば、Al層)からなる画素電極(反射電極;不図
示)とを有している。また、この画素電極は、表面に凹
凸形状を有し、拡散反射特性を有している。
ス基板)21の液晶層30側に設けられたソース配線、
ゲート配線およびTFT(いずれも不図示)と、TFT
のドレイン電極に電気的に接続された高反射率金属層
(例えば、Al層)からなる画素電極(反射電極;不図
示)とを有している。また、この画素電極は、表面に凹
凸形状を有し、拡散反射特性を有している。
【0077】液晶層30としては、偏光モードの表示が
可能な液晶層が用いられ、例えばTN(ツイストネマチ
ック)モードの液晶層が用いられる。
可能な液晶層が用いられ、例えばTN(ツイストネマチ
ック)モードの液晶層が用いられる。
【0078】カラーフィルタ基板10上に設けられた対
向電極12と、TFT基板20上に設けられた画素電極
23とが対向する領域が画素を規定し、液晶表示装置2
00は、マトリクス状に配列された複数の画素を有して
いる。本実施形態においては、画素の配列はストライプ
配列であり、横方向(画素の短手方向)の画素ピッチが
約90μm、縦方向(画素の長手方向)の画素ピッチが
約270μmである。
向電極12と、TFT基板20上に設けられた画素電極
23とが対向する領域が画素を規定し、液晶表示装置2
00は、マトリクス状に配列された複数の画素を有して
いる。本実施形態においては、画素の配列はストライプ
配列であり、横方向(画素の短手方向)の画素ピッチが
約90μm、縦方向(画素の長手方向)の画素ピッチが
約270μmである。
【0079】本発明による液晶表示装置300が有する
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
【0080】つまり、本発明による液晶表示装置300
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、観察者側から入射して反射電
極によって反射され、液晶層30を透過する光は、観察
者側に出射する前に拡散層14を透過し、拡散層14に
よって散乱される。従って、防眩層16とマトリクス状
に配列された複数の画素とによるモアレの発生が抑制さ
れる。その結果、液晶表示装置100、200と同様
に、ざらつきのない表示が実現される。
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、観察者側から入射して反射電
極によって反射され、液晶層30を透過する光は、観察
者側に出射する前に拡散層14を透過し、拡散層14に
よって散乱される。従って、防眩層16とマトリクス状
に配列された複数の画素とによるモアレの発生が抑制さ
れる。その結果、液晶表示装置100、200と同様
に、ざらつきのない表示が実現される。
【0081】表6に、液晶表示装置300において、拡
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表6
における目視評価では、光源として、表4における目視
評価で用いた太陽光を再現する光源ボックスを用いた。
その他の実験条件および判定基準は、表1における目視
評価と同じである。 [表6] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ○ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ◎ 70 ◎ × 80 ◎ × 表6からわかるように、ヘイズ値が約30%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。 (実施形態4)図9に、本発明による実施形態4の液晶
表示装置400を模式的に示す。
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表6
における目視評価では、光源として、表4における目視
評価で用いた太陽光を再現する光源ボックスを用いた。
その他の実験条件および判定基準は、表1における目視
評価と同じである。 [表6] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ○ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ◎ 70 ◎ × 80 ◎ × 表6からわかるように、ヘイズ値が約30%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。 (実施形態4)図9に、本発明による実施形態4の液晶
表示装置400を模式的に示す。
【0082】液晶表示装置400は、カラーフィルタ基
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、周囲光を用いて表示を行う反射型の液晶表示装置で
ある。
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、周囲光を用いて表示を行う反射型の液晶表示装置で
ある。
【0083】この液晶表示装置400は、TFT基板2
0上に設けられた反射電極25の表面が実質的に平坦に
形成された鏡面である点以外は、実施形態3の液晶表示
装置300と同様の構成を有している。
0上に設けられた反射電極25の表面が実質的に平坦に
形成された鏡面である点以外は、実施形態3の液晶表示
装置300と同様の構成を有している。
【0084】本発明による液晶表示装置400が有する
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
【0085】つまり、本発明による液晶表示装置400
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、観察者側から入射して反射電
極25によって反射され、液晶層30を透過する光は、
観察者側に出射する前に拡散層14を透過し、拡散層1
4によって散乱される。従って、防眩層16とマトリク
ス状に配列された複数の画素とによるモアレの発生が抑
制される。その結果、液晶表示装置100、200およ
び300と同様に、ざらつきのない表示が実現される。
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、観察者側から入射して反射電
極25によって反射され、液晶層30を透過する光は、
観察者側に出射する前に拡散層14を透過し、拡散層1
4によって散乱される。従って、防眩層16とマトリク
ス状に配列された複数の画素とによるモアレの発生が抑
制される。その結果、液晶表示装置100、200およ
び300と同様に、ざらつきのない表示が実現される。
【0086】表7に、液晶表示装置400において、拡
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表7
における目視評価の実験条件および判定基準は、表6に
おける目視評価と同じである。 [表7] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ○ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ◎ 70 ◎ × 80 ◎ × 表7からわかるように、ヘイズ値が約30%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表7
における目視評価の実験条件および判定基準は、表6に
おける目視評価と同じである。 [表7] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 × ◎ 30 ○ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ◎ 70 ◎ × 80 ◎ × 表7からわかるように、ヘイズ値が約30%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
【0087】上述の目視評価においては、防眩層16と
してヘイズ値が約15%のAG膜を用いたが、より大き
いヘイズ値を有するAG膜(例えば、ヘイズ値が約25
%のAG膜)を用いる場合には、ヘイズ値が比較的小さ
い(拡散機能が比較的弱い)拡散層14を用いても、防
眩層16と複数の画素とによるモアレを十分に抑制でき
る。また、より小さいヘイズ値を有するAG膜(例え
ば、ヘイズ値が約7%のAG膜)を用いる場合には、ヘ
イズ値が比較的大きい(拡散機能が比較的強い)拡散層
14を用いることが好ましい。 (実施形態5)図10に本発明による実施形態5の液晶
表示装置500を模式的に示す。
してヘイズ値が約15%のAG膜を用いたが、より大き
いヘイズ値を有するAG膜(例えば、ヘイズ値が約25
%のAG膜)を用いる場合には、ヘイズ値が比較的小さ
い(拡散機能が比較的弱い)拡散層14を用いても、防
眩層16と複数の画素とによるモアレを十分に抑制でき
る。また、より小さいヘイズ値を有するAG膜(例え
ば、ヘイズ値が約7%のAG膜)を用いる場合には、ヘ
イズ値が比較的大きい(拡散機能が比較的強い)拡散層
14を用いることが好ましい。 (実施形態5)図10に本発明による実施形態5の液晶
表示装置500を模式的に示す。
【0088】液晶表示装置500は、カラーフィルタ基
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、TFT基板20側に設けられたバックライト90か
らの光および/または周囲光を用いて表示を行う透過反
射両用型の液晶表示装置である。
板10と、TFT基板20と、カラーフィルタ基板10
とTFT基板20との間に設けられた液晶層30とを有
し、TFT基板20側に設けられたバックライト90か
らの光および/または周囲光を用いて表示を行う透過反
射両用型の液晶表示装置である。
【0089】この液晶表示装置500は、TFT基板2
0上に設けられた反射電極25の表面が実質的に平坦に
形成された鏡面である点以外は、実施形態2の液晶表示
装置200と同様の構成を有している。
0上に設けられた反射電極25の表面が実質的に平坦に
形成された鏡面である点以外は、実施形態2の液晶表示
装置200と同様の構成を有している。
【0090】本発明による液晶表示装置500が有する
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
拡散層14は、防眩層16とマトリクス状に配列された
複数の画素とによるモアレの発生を抑制する機能を有し
ており、そのことによってざらつきのない表示が実現さ
れる。
【0091】つまり、本発明による液晶表示装置500
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、バックライト90から入射し
て液晶層30を透過する光と、観察者側から入射して反
射電極25によって反射され、液晶層30を透過する光
とは、観察者側に出射する前に拡散層14を透過し、拡
散層14によって散乱される。従って、防眩層16と複
数の画素とによるモアレの発生が抑制される。その結
果、液晶表示装置100、200、300および400
と同様にざらつきのない表示が実現される。
においては、液晶層30と防眩層16との間に拡散層1
4が設けられているので、バックライト90から入射し
て液晶層30を透過する光と、観察者側から入射して反
射電極25によって反射され、液晶層30を透過する光
とは、観察者側に出射する前に拡散層14を透過し、拡
散層14によって散乱される。従って、防眩層16と複
数の画素とによるモアレの発生が抑制される。その結
果、液晶表示装置100、200、300および400
と同様にざらつきのない表示が実現される。
【0092】表8に、液晶表示装置500において、拡
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表8
における目視評価の実験条件および判定基準は、表4に
おける目視評価と同じである。また、透過部と反射部と
の面積比は約6:4である。 [表8] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 ○ ◎ 30 ◎ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ○ 70 ◎ × 80 ◎ × 表8からわかるように、ヘイズ値が約20%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
散層14のヘイズ値を変化させたときの表示のざらつき
および画像のぼけの目視評価の結果を示す。なお、表8
における目視評価の実験条件および判定基準は、表4に
おける目視評価と同じである。また、透過部と反射部と
の面積比は約6:4である。 [表8] 拡散層のヘイズ値(%) 表示のざらつき 画像のぼけ 15 × ◎ 20 ○ ◎ 30 ◎ ◎ 40 ◎ ◎ 50 ◎ ◎ 60 ◎ ○ 70 ◎ × 80 ◎ × 表8からわかるように、ヘイズ値が約20%以上約60
%以下の拡散層を用いると、表示のざらつきおよび画像
のぼけの発生が抑制された高品位の表示が実現される。
【0093】上述の目視評価においては、防眩層16と
してヘイズ値が約15%のAG膜を用いたが、より大き
いヘイズ値を有するAG膜(例えば、ヘイズ値が約25
%のAG膜)を用いる場合には、ヘイズ値が比較的小さ
い(拡散機能が比較的弱い)拡散層14を用いても、防
眩層16と複数の画素とによるモアレを十分に抑制でき
る。また、より小さいヘイズ値を有するAG膜(例え
ば、ヘイズ値が約7%のAG膜)を用いる場合には、ヘ
イズ値が比較的大きい(拡散機能が比較的強い)拡散層
14を用いることが好ましい。
してヘイズ値が約15%のAG膜を用いたが、より大き
いヘイズ値を有するAG膜(例えば、ヘイズ値が約25
%のAG膜)を用いる場合には、ヘイズ値が比較的小さ
い(拡散機能が比較的弱い)拡散層14を用いても、防
眩層16と複数の画素とによるモアレを十分に抑制でき
る。また、より小さいヘイズ値を有するAG膜(例え
ば、ヘイズ値が約7%のAG膜)を用いる場合には、ヘ
イズ値が比較的大きい(拡散機能が比較的強い)拡散層
14を用いることが好ましい。
【0094】
【発明の効果】本発明によると、防眩層と複数の画素と
によるモアレの発生が抑制され、表示品位に優れた液晶
表示装置が提供される。特に、画素ピッチが120μm
程度以下の高精細な液晶表示装置において顕著な効果を
奏する。
によるモアレの発生が抑制され、表示品位に優れた液晶
表示装置が提供される。特に、画素ピッチが120μm
程度以下の高精細な液晶表示装置において顕著な効果を
奏する。
【0095】本発明は、透過型、反射型、半透過型およ
び透過反射両用型のいずれの液晶表示装置にも好適に用
いることができ、特に周囲光が強い環境で使用される液
晶表示装置に好適に用いられる。
び透過反射両用型のいずれの液晶表示装置にも好適に用
いることができ、特に周囲光が強い環境で使用される液
晶表示装置に好適に用いられる。
【図1】本発明による実施形態1の液晶表示装置100
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明による実施形態1の液晶表示装置100
の画素の配列を模式的に示す図である。
の画素の配列を模式的に示す図である。
【図3】本発明による実施形態1の液晶表示装置100
の画素の他の配列を模式的に示す図である。
の画素の他の配列を模式的に示す図である。
【図4】本発明による実施形態1の液晶表示装置100
が有するカラーフィルター基板10の他の構成を模式的
に示す断面図である。
が有するカラーフィルター基板10の他の構成を模式的
に示す断面図である。
【図5】本発明による実施形態2の液晶表示装置200
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図6】本発明による実施形態2の液晶表示装置200
が有する画素電極23を模式的に示す図である。
が有する画素電極23を模式的に示す図である。
【図7】本発明による実施形態2の液晶表示装置200
が有する画素電極23の他の構成を模式的に示す図であ
る。
が有する画素電極23の他の構成を模式的に示す図であ
る。
【図8】本発明による実施形態3の液晶表示装置300
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図9】本発明による実施形態4の液晶表示装置400
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図10】本発明による実施形態5の液晶表示装置50
0を模式的に示す断面図である。
0を模式的に示す断面図である。
2 ゲート配線 3 ソース配線 4 TFT 5 接続電極 6 コンタクトホール 7 ゲート電極 8 補助容量電極 9 ゲート絶縁膜 10 カラーフィルタ基板 11 透明基板 12 カラーフィルタ 13 対向電極 14 拡散層 15 偏光板 16 防眩層 20 TFT基板 21 透明基板 22 偏光板 23 画素電極 24 透明電極 25 反射電極 26 層間絶縁膜 30 液晶層 100、200、300、400、500 液晶表示
装置
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 洋二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA02 BA03 BA12 BA20 2H049 BA02 BB63 2H091 FA08X FA08Z FA23Z FA31X FA31Z FA37X FA41Z LA16 5G435 AA01 BB12 CC09 EE25 FF05 FF06 HH03 HH04
Claims (9)
- 【請求項1】 一対の基板と、 前記一対の基板の間に設けられた液晶層と、 前記液晶層の観察者側に設けられた偏光板と、 前記偏光板の観察者側に設けられた防眩層と、 前記液晶層と前記防眩層との間に設けられた拡散層と、
を備え、マトリクス状に配列された複数の画素を有する
液晶表示装置であって、 前記拡散層は、前記防眩層と前記複数の画素とによるモ
アレの発生を抑制する液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記複数の画素は120μm以下のピッ
チで配列されている請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記防眩層は表面に凹凸形状を有し、透
明材料から形成されている請求項1または2に記載の液
晶表示装置。 - 【請求項4】 前記拡散層は前記液晶層と前記偏光板と
の間に配置されている請求項1から3のいずれかに記載
の液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記拡散層は前記偏光板と前記防眩層と
の間に配置されている請求項1から3のいずれかに記載
の液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記拡散層のヘイズ値は20%以上70
%以下である請求項1から5のいずれかに記載の液晶表
示装置。 - 【請求項7】 前記拡散層および前記防眩層のヘイズ値
の合計は30%以上80%以下である請求項1から6の
いずれかに記載の液晶表示装置。 - 【請求項8】 前記拡散層は平坦な表面を有する請求項
1から7のいずれかに記載の液晶表示装置。 - 【請求項9】 前記拡散層と前記液晶層との距離は、
0.2mm以上1.4mm以下である請求項1から8の
いずれかに記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000302519A JP2002107706A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000302519A JP2002107706A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002107706A true JP2002107706A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18783859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000302519A Pending JP2002107706A (ja) | 2000-10-02 | 2000-10-02 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002107706A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003107440A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Asahi Glass Co Ltd | 半透過型液晶表示素子 |
| JP2004271666A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 防眩フィルム |
| US7471355B2 (en) | 2005-08-11 | 2008-12-30 | Omron Corporation | Liquid crystal display, surface light source device, and information device |
| WO2009098992A1 (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | 光拡散性積層樹脂フィルムおよびその製造方法、ならびに防眩フィルム、防眩性偏光板および画像表示装置 |
| DE102006054293B4 (de) * | 2006-06-30 | 2010-07-22 | Lg Display Co., Ltd. | Flüssigkristalldisplay |
| JP2010243864A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 再撮影像用モアレ解消フィルタ |
| JP2014238535A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 三菱電機株式会社 | 透明基板、タッチパネルおよび表示装置 |
-
2000
- 2000-10-02 JP JP2000302519A patent/JP2002107706A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US8054414B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-11-08 | Lg Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device |
| WO2009098992A1 (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | 光拡散性積層樹脂フィルムおよびその製造方法、ならびに防眩フィルム、防眩性偏光板および画像表示装置 |
| JP2010243864A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 再撮影像用モアレ解消フィルタ |
| JP2014238535A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 三菱電機株式会社 | 透明基板、タッチパネルおよび表示装置 |
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