JP2002107971A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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- JP2002107971A JP2002107971A JP2000299265A JP2000299265A JP2002107971A JP 2002107971 A JP2002107971 A JP 2002107971A JP 2000299265 A JP2000299265 A JP 2000299265A JP 2000299265 A JP2000299265 A JP 2000299265A JP 2002107971 A JP2002107971 A JP 2002107971A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高速や高画質及び高耐久を必要とする電子写真
プロセスにおいて繰り返し使用において、より安定した
特性を発現する電子写真感光体を提供する。 【解決手段】導電性支持体上に感光層を有する電子写真
感光体において、該感光層を形成するための樹脂が少な
くとも芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸ハライドか
ら相間移動触媒を用いた界面重合法で合成された下記化
合物で示されるポリアリレート樹脂であり、該樹脂のイ
ンヘレント粘度値が0.7〜2.0であり、かつ該樹脂
中の残留触媒量が100ppm以下であることを特徴と
する電子写真感光体。 【化18】
プロセスにおいて繰り返し使用において、より安定した
特性を発現する電子写真感光体を提供する。 【解決手段】導電性支持体上に感光層を有する電子写真
感光体において、該感光層を形成するための樹脂が少な
くとも芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸ハライドか
ら相間移動触媒を用いた界面重合法で合成された下記化
合物で示されるポリアリレート樹脂であり、該樹脂のイ
ンヘレント粘度値が0.7〜2.0であり、かつ該樹脂
中の残留触媒量が100ppm以下であることを特徴と
する電子写真感光体。 【化18】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体と該
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置に関する。
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像保持部材の代表的なものの一つとして
電子写真感光体が挙げられる。電子写真技術は即時性、
高品質の画像が得られること等から、近年では複写機の
分野にとどまらず、各種プリンターの分野でも広く使わ
れ応用されてきている。その中核となる感光体について
は、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛に代表される無
機系材料があるが、近年では無公害性、高生産性、材料
設計の容易性及び将来性等の点から有機系材料の開発が
盛んに行われている。
電子写真感光体が挙げられる。電子写真技術は即時性、
高品質の画像が得られること等から、近年では複写機の
分野にとどまらず、各種プリンターの分野でも広く使わ
れ応用されてきている。その中核となる感光体について
は、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛に代表される無
機系材料があるが、近年では無公害性、高生産性、材料
設計の容易性及び将来性等の点から有機系材料の開発が
盛んに行われている。
【0003】これらの電子写真感光体には、当然ながら
適用される電子写真プロセスに応じた電気的、機械的、
更には光学的特性等様々な特性が要求される。特に繰り
返し使用される感光体にあっては、帯電、露光、現像、
転写、クリーニングといった電気的、機械的な力が直接
的または間接的に繰り返し加えられるため、それらに対
する耐久性が要求される。特に現在から将来に向けて電
子写真プロセスを用いた装置において、高速化、高画質
化、高安定化が更に要求されてくるため、高い特性を繰
り返し使用できる耐久性が必要となってくる。
適用される電子写真プロセスに応じた電気的、機械的、
更には光学的特性等様々な特性が要求される。特に繰り
返し使用される感光体にあっては、帯電、露光、現像、
転写、クリーニングといった電気的、機械的な力が直接
的または間接的に繰り返し加えられるため、それらに対
する耐久性が要求される。特に現在から将来に向けて電
子写真プロセスを用いた装置において、高速化、高画質
化、高安定化が更に要求されてくるため、高い特性を繰
り返し使用できる耐久性が必要となってくる。
【0004】有機系感光体においては、有機光導電性物
質をバインダー樹脂に溶解または分散して、塗膜を形成
して用いるのが通常である。その塗膜は有機光導電性物
質とバインダー樹脂を溶解または分散後、塗布乾燥して
形成される。
質をバインダー樹脂に溶解または分散して、塗膜を形成
して用いるのが通常である。その塗膜は有機光導電性物
質とバインダー樹脂を溶解または分散後、塗布乾燥して
形成される。
【0005】バインダー樹脂としては、ポリメチルメタ
クリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のビニル
重合体、及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、ポリアリレ0ト、ポリサルホン、フェノキシ樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の材料が用いられ
る。
クリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のビニル
重合体、及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、ポリアリレ0ト、ポリサルホン、フェノキシ樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の材料が用いられ
る。
【0006】各々の材料に特徴があるが、特にポリカー
ボネートは感光体として適度の特性更に良好な生産性等
の面から広く用いられているが、上述した電子写真プロ
セスにおける摩耗等による耐久性は十分とは言い切れな
い。
ボネートは感光体として適度の特性更に良好な生産性等
の面から広く用いられているが、上述した電子写真プロ
セスにおける摩耗等による耐久性は十分とは言い切れな
い。
【0007】一方、強度面に優れる材料としてポリアリ
レートが挙げられるが、強度、特性の両立がされている
とは限らない。即ちポリアリレートはエンジニアプラス
チックとしてよくは知られているがその用途は電気部
品、自動車部品等の成形品としてであり、電子写真感光
体の材料としての使用は限られている。その理由として
はその樹脂中の組成において、成形用品と比較して電子
写真感光体用としては樹脂中の不純物、残留物の影響を
考慮する必要があり、それらにより例えば感度、残留電
位などの電気的特性の低下が大きくなってくる。
レートが挙げられるが、強度、特性の両立がされている
とは限らない。即ちポリアリレートはエンジニアプラス
チックとしてよくは知られているがその用途は電気部
品、自動車部品等の成形品としてであり、電子写真感光
体の材料としての使用は限られている。その理由として
はその樹脂中の組成において、成形用品と比較して電子
写真感光体用としては樹脂中の不純物、残留物の影響を
考慮する必要があり、それらにより例えば感度、残留電
位などの電気的特性の低下が大きくなってくる。
【0008】更に成形用品用の樹脂は加熱溶融して適度
の流動性を持たせ鋳型等によりプレス加工されるが、そ
のためには溶融時の流動性が重要となることから高分子
量または高粘度の樹脂は加工性の低下を生じさせてしま
うため本発明に示した比較的高粘度の樹脂は限られてい
た。しかし電子写真感光体用の樹脂としては耐摩耗性等
の強度が要求されるために強度の良好な特定ビスフェノ
ール構造及び高分子量化による強度向上がより大きく要
求されてくる。
の流動性を持たせ鋳型等によりプレス加工されるが、そ
のためには溶融時の流動性が重要となることから高分子
量または高粘度の樹脂は加工性の低下を生じさせてしま
うため本発明に示した比較的高粘度の樹脂は限られてい
た。しかし電子写真感光体用の樹脂としては耐摩耗性等
の強度が要求されるために強度の良好な特定ビスフェノ
ール構造及び高分子量化による強度向上がより大きく要
求されてくる。
【0009】そのためには高分子量化を達成させる重合
条件が必要となり、それに適した界面重合及び相間移動
触媒が必要となる。しかし、該触媒が生成した樹脂中に
残留すると前述したように感光体特性の低下を引き起こ
してしまう。
条件が必要となり、それに適した界面重合及び相間移動
触媒が必要となる。しかし、該触媒が生成した樹脂中に
残留すると前述したように感光体特性の低下を引き起こ
してしまう。
【0010】また、ポリマーを高分子化することは、ポ
リマー鎖の絡み合いが増し強度アップする利点である反
面、再沈殿等の精製時の効率を低下させる欠点もあるこ
とも生じてくることから、これまでに電子写真感光体に
適した高分子量化と高純度化を達成するポリアリレート
は得られていなかった。
リマー鎖の絡み合いが増し強度アップする利点である反
面、再沈殿等の精製時の効率を低下させる欠点もあるこ
とも生じてくることから、これまでに電子写真感光体に
適した高分子量化と高純度化を達成するポリアリレート
は得られていなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は繰り返
し使用において安定した特性を有する電子写真感光体を
得るためのバインダー樹脂を提供すること、詳しくは感
光層形成のバインダー樹脂に関し、特定ビスフェノール
類のポリアリレート樹脂及び高分子量かつ樹脂中の残留
触媒の含有量を低く抑えたポリアリレート樹脂からなる
電子写真感光体を提供することである。
し使用において安定した特性を有する電子写真感光体を
得るためのバインダー樹脂を提供すること、詳しくは感
光層形成のバインダー樹脂に関し、特定ビスフェノール
類のポリアリレート樹脂及び高分子量かつ樹脂中の残留
触媒の含有量を低く抑えたポリアリレート樹脂からなる
電子写真感光体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性支持体上
に感光層を有する電子写真感光体において、該感光層を
形成するための樹脂が少なくとも芳香族ジオールと芳香
族ジカルボン酸ハライドから相間移動触媒を用いた界面
重合法で合成された下記一般式(1)で示されるポリア
リレート樹脂であり、該樹脂のインヘレント粘度値が
0.7〜2.0であり、かつ該樹脂中の残留触媒量が1
00ppm以下であることを特徴とする電子写真感光体
から構成される。 一般式(1)
に感光層を有する電子写真感光体において、該感光層を
形成するための樹脂が少なくとも芳香族ジオールと芳香
族ジカルボン酸ハライドから相間移動触媒を用いた界面
重合法で合成された下記一般式(1)で示されるポリア
リレート樹脂であり、該樹脂のインヘレント粘度値が
0.7〜2.0であり、かつ該樹脂中の残留触媒量が1
00ppm以下であることを特徴とする電子写真感光体
から構成される。 一般式(1)
【化7】 (式中、R1〜R4は水素原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基あるい
はハロゲン原子を示し、Xは単結合、−CR5−R6を
示す。R5及びR6は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基またはR5とR6が結合することによ
って形成されるアルキリデン基を示す。)
ル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基あるい
はハロゲン原子を示し、Xは単結合、−CR5−R6を
示す。R5及びR6は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基またはR5とR6が結合することによ
って形成されるアルキリデン基を示す。)
【0013】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段からな
る群より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカートリッジから構成される。
体、及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段からな
る群より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカートリッジから構成される。
【0014】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有す
ることを特徴とする電子写真装置から構成される。
体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を有す
ることを特徴とする電子写真装置から構成される。
【0015】
【発明の実施の態様】電子写真感光体用の樹脂としてポ
リアリレート樹脂は強度的に適した材料の一つであり、
繰り返し使用においてより安定した特性を提供するため
には更に良好な耐摩耗性が要求される。そのための樹脂
の機械的強度等を達成するためには高分子量化が必要で
あり、そのためには界面重合法が適している。
リアリレート樹脂は強度的に適した材料の一つであり、
繰り返し使用においてより安定した特性を提供するため
には更に良好な耐摩耗性が要求される。そのための樹脂
の機械的強度等を達成するためには高分子量化が必要で
あり、そのためには界面重合法が適している。
【0016】ポリアリレートを得るための重合には溶液
重合法、溶融重合法等の方法もあるが、それらの方法に
より得られた樹脂は電子写真感光体に用いる樹脂として
は高分子量化の未達、溶媒への溶解性の低下、更にはポ
リマー鎖の末端の構造により感光体とした時の電気特性
等の低下が生じてしまうことがある。
重合法、溶融重合法等の方法もあるが、それらの方法に
より得られた樹脂は電子写真感光体に用いる樹脂として
は高分子量化の未達、溶媒への溶解性の低下、更にはポ
リマー鎖の末端の構造により感光体とした時の電気特性
等の低下が生じてしまうことがある。
【0017】界面重合法は、ビスフェノールを溶解した
アルカリ水溶液(水相)とジカルボン酸ハロゲン化物を
溶解した疎水性有機溶媒溶液(有機相)とを接触させ
て、その界面において重縮合を行うためモノマーのモル
量を適正化する必要はあるが、高分子量化、反応系の制
御等が比較的容易であるため本発明の電子写真感光体用
の樹脂として適したものが得られやすい。
アルカリ水溶液(水相)とジカルボン酸ハロゲン化物を
溶解した疎水性有機溶媒溶液(有機相)とを接触させ
て、その界面において重縮合を行うためモノマーのモル
量を適正化する必要はあるが、高分子量化、反応系の制
御等が比較的容易であるため本発明の電子写真感光体用
の樹脂として適したものが得られやすい。
【0018】重合においては、その反応性を高めるため
に相間移動触媒を用いることが好ましく、本発明に用い
るポリアリレート樹脂は高分子量化したものが要求され
るため、該触媒を用いた重合によって、高分子量化の達
成、電子写真感光体特性等を満足する。
に相間移動触媒を用いることが好ましく、本発明に用い
るポリアリレート樹脂は高分子量化したものが要求され
るため、該触媒を用いた重合によって、高分子量化の達
成、電子写真感光体特性等を満足する。
【0019】高分子量化を達成するために用いる相間移
動触媒は、水相と有機相への溶解性(親水性・親油性)
が反応効率に影響され、親油性を高めることにより有機
相に該触媒がイオン対の形で移動しやすくなることによ
り反応効率が高められ高分子量化が可能となる。親油性
を変化させるためには触媒の置換基の炭素数によって行
える。
動触媒は、水相と有機相への溶解性(親水性・親油性)
が反応効率に影響され、親油性を高めることにより有機
相に該触媒がイオン対の形で移動しやすくなることによ
り反応効率が高められ高分子量化が可能となる。親油性
を変化させるためには触媒の置換基の炭素数によって行
える。
【0020】界面重合により生成したポリアリレートは
有機相に溶解していくため、有機相をアルコール等の貧
溶媒に滴下することにより再沈殿させることで得られ
る。しかし、効率を高めるために親油性の高い相間移動
触媒を用いると有機相への該触媒の分配率が高まり、有
機相に存在する生成してきたポリマーに該触媒が混入し
てしまう。混入した触媒はポリマーを再沈殿させる溶媒
を選択することによりポリマーから理論的には分離はで
きるが、実際にはその一部がポリマー中に残留してしま
う。しかし、ポリアリレート樹脂の多くは従来成形用品
用の樹脂として用いられてきたことや、電子写真感光体
への使用においては少量であったことや、用いられる電
子写真プロセスが低速であったこと等から、残留触媒の
影響は具現化されていなかった。
有機相に溶解していくため、有機相をアルコール等の貧
溶媒に滴下することにより再沈殿させることで得られ
る。しかし、効率を高めるために親油性の高い相間移動
触媒を用いると有機相への該触媒の分配率が高まり、有
機相に存在する生成してきたポリマーに該触媒が混入し
てしまう。混入した触媒はポリマーを再沈殿させる溶媒
を選択することによりポリマーから理論的には分離はで
きるが、実際にはその一部がポリマー中に残留してしま
う。しかし、ポリアリレート樹脂の多くは従来成形用品
用の樹脂として用いられてきたことや、電子写真感光体
への使用においては少量であったことや、用いられる電
子写真プロセスが低速であったこと等から、残留触媒の
影響は具現化されていなかった。
【0021】しかし、本発明者等はこの残留触媒が電子
写真感光体の電気特性の劣化を引き起こしていることを
見出した。即ち、高速や高画質及び高耐久を必要とする
電子写真プロセスでは、そこに用いる電子写真感光体の
バインダー樹脂としては、高分子量化によって強度を高
めるだけでなく、残留触媒を極めて少なくすることも重
要であることを見出した。高分子量化を目指し、かつ、
残留触媒量を低くするという重合反応における相反する
ことが重要であることが分かった。
写真感光体の電気特性の劣化を引き起こしていることを
見出した。即ち、高速や高画質及び高耐久を必要とする
電子写真プロセスでは、そこに用いる電子写真感光体の
バインダー樹脂としては、高分子量化によって強度を高
めるだけでなく、残留触媒を極めて少なくすることも重
要であることを見出した。高分子量化を目指し、かつ、
残留触媒量を低くするという重合反応における相反する
ことが重要であることが分かった。
【0022】また、感光層は電荷発生材料や電荷輸送材
料等の有機光導電材料とバインダー樹脂とから形成され
るが、電子写真感光体の良好な電気特性を得るために
は、感光層内に残留触媒量が少ない樹脂を用いること、
または電荷発生材料や電荷輸送材料等の感光材料の含有
比率を増加させて感光層内における相間移動触媒の量を
相対的に低く抑えること(60ppm以下とすることが
好ましい)がある。その際に該有機光導電材料を増すこ
とにより該層中の残留触媒の比率を低く抑えることは、
該層の膜強度が低下するので適正な量を選択する必要が
ある。
料等の有機光導電材料とバインダー樹脂とから形成され
るが、電子写真感光体の良好な電気特性を得るために
は、感光層内に残留触媒量が少ない樹脂を用いること、
または電荷発生材料や電荷輸送材料等の感光材料の含有
比率を増加させて感光層内における相間移動触媒の量を
相対的に低く抑えること(60ppm以下とすることが
好ましい)がある。その際に該有機光導電材料を増すこ
とにより該層中の残留触媒の比率を低く抑えることは、
該層の膜強度が低下するので適正な量を選択する必要が
ある。
【0023】また、一般式(1)及び一般式(4)で示
す構造は、ビスフェノール構造のフェニル基に適度の置
換基を持つため、ポリマー鎖の構造及びポリマー鎖間の
配置が適度に規制されたポリマーとなり強度が発現され
るばかりでなく、ポリマーの溶媒への溶解性が特異的に
良好であることから重合時の反応部位の移動が容易であ
るため飯能効率が向上すること、生成したポリマーの再
沈殿精製時の溶解溶媒に溶解した際のポリマー鎖の広が
りが良好となるため不純物(未反応モノマー、触媒等)
との分離が容易となると推測される。このことから高分
子量化と低残留触媒の樹脂が比較的容易に達成できるこ
とを見出した。
す構造は、ビスフェノール構造のフェニル基に適度の置
換基を持つため、ポリマー鎖の構造及びポリマー鎖間の
配置が適度に規制されたポリマーとなり強度が発現され
るばかりでなく、ポリマーの溶媒への溶解性が特異的に
良好であることから重合時の反応部位の移動が容易であ
るため飯能効率が向上すること、生成したポリマーの再
沈殿精製時の溶解溶媒に溶解した際のポリマー鎖の広が
りが良好となるため不純物(未反応モノマー、触媒等)
との分離が容易となると推測される。このことから高分
子量化と低残留触媒の樹脂が比較的容易に達成できるこ
とを見出した。
【0024】また、本発明における樹脂を得るための反
応触媒としては下記一般式(2)で示される4級アンモ
ニウム塩または一般式(3)で示されるホスホニウム塩
からなるものが好ましい。 一般式(2)
応触媒としては下記一般式(2)で示される4級アンモ
ニウム塩または一般式(3)で示されるホスホニウム塩
からなるものが好ましい。 一般式(2)
【化8】 (式中、R11〜R13は炭素数1〜5のアルキル基を
示し、R14はアルキル基または芳香族置換アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す。) 一般式(3)
示し、R14はアルキル基または芳香族置換アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す。) 一般式(3)
【化9】 (式中、R15〜R17は炭素数1〜5のアルキル基を
示し、R18はアルキル基または芳香族置換アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す。)
示し、R18はアルキル基または芳香族置換アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す。)
【0025】また、上記触媒のポリマー中への残留量を
少なくする手段における限定はないが、重合反応におけ
る触媒種の選択、使用量を可能な限り少なくすること及
び再沈殿精製の条件(溶媒、濃度、回数等)を適正化す
ることで達成される。しかし、使用する触媒種や触媒量
を少なくすることにより重合効率を低下させると十分な
分子量(溶液粘度)が得られなくなるので条件の選択は
重要である。
少なくする手段における限定はないが、重合反応におけ
る触媒種の選択、使用量を可能な限り少なくすること及
び再沈殿精製の条件(溶媒、濃度、回数等)を適正化す
ることで達成される。しかし、使用する触媒種や触媒量
を少なくすることにより重合効率を低下させると十分な
分子量(溶液粘度)が得られなくなるので条件の選択は
重要である。
【0026】本発明におけるインヘレント粘度ηinh
を次式に示す。 ηinh=1nηr/C 溶媒として1,1,2,2−テトラクロロエチレンを用
い、濃度C=1g/dlを製した。温度25℃にてウベ
ローデ粘度計にて相対粘度ηrを測定し、1nを自然対
数として求めた。
を次式に示す。 ηinh=1nηr/C 溶媒として1,1,2,2−テトラクロロエチレンを用
い、濃度C=1g/dlを製した。温度25℃にてウベ
ローデ粘度計にて相対粘度ηrを測定し、1nを自然対
数として求めた。
【0027】ポリマー中の残留触媒は、次の条件にてガ
スクロマトグラフィーにより定量した。サンプル0.5
gをクロロホルム10mlに溶解し、メタノールで再沈
殿させた。この際沈殿溶液に標準としてジフェニル50
μgを加え、メタノールにて全量を50mlとした。
スクロマトグラフィーにより定量した。サンプル0.5
gをクロロホルム10mlに溶解し、メタノールで再沈
殿させた。この際沈殿溶液に標準としてジフェニル50
μgを加え、メタノールにて全量を50mlとした。
【0028】この試料をガスクロマトグラフ装置[カラ
ム:メチルシリコンキャピラリー(5m×0.53m
m)、カラム温度:250℃、キャリヤガス:He、検
出器:FID]において測定し、ピーク面積より触媒量
を求めた。
ム:メチルシリコンキャピラリー(5m×0.53m
m)、カラム温度:250℃、キャリヤガス:He、検
出器:FID]において測定し、ピーク面積より触媒量
を求めた。
【0029】このように特定の芳香族ジオールと芳香族
ジカルボン酸ハライドから相間移動触媒を用いた界面重
合法で合成され、インヘレント粘度値が0.7〜2.0
であり、かつ、該樹脂中の残留触媒量が100ppm以
下としたポリアリレ0ト樹脂を電子写真感光体に用いる
ことにより、高速や高画質及び高耐久を必要とする電子
写真プロセスにおいて繰り返し使用においてより安定し
た特性を提供することができる。
ジカルボン酸ハライドから相間移動触媒を用いた界面重
合法で合成され、インヘレント粘度値が0.7〜2.0
であり、かつ、該樹脂中の残留触媒量が100ppm以
下としたポリアリレ0ト樹脂を電子写真感光体に用いる
ことにより、高速や高画質及び高耐久を必要とする電子
写真プロセスにおいて繰り返し使用においてより安定し
た特性を提供することができる。
【0030】一般式(1)で示されるポリアリレート樹
脂は、また、強度や溶解性等の他特性を付加するために
他構造のビスフェノールとの共重合体とすることも可能
である。更に生産性の向上のために他構造のポリアリレ
ートやポリカーボネートとブレンドすることも可能であ
る。
脂は、また、強度や溶解性等の他特性を付加するために
他構造のビスフェノールとの共重合体とすることも可能
である。更に生産性の向上のために他構造のポリアリレ
ートやポリカーボネートとブレンドすることも可能であ
る。
【0031】ポリマーの分子量としては、上述したイン
ヘレント粘度において0.7〜2.0が好ましく、特に
0.8〜1.5が好ましい。インヘレント粘度が低いこ
とは高分子量が得られていないことを示し、ポリマーの
機械的強度即ち耐摩耗性が十分い得られなくなる。ま
た、インヘレント何度が高いと高分子量が達成されては
いるが、そのポリマーの溶解性、溶液とした際や感光体
塗工時に高粘性によるハンドリングの低さが生じる。更
に、触媒を除去精製する際にポリマー鎖の間に触媒が残
留しやすく除去しにくくなってしまう。インヘレント粘
度と重量平均分子量の厳密な関係式はないが、インヘレ
ント粘度=0.7〜2.0は、重量平均分子量Mw≒7
万〜30万と推測できる。
ヘレント粘度において0.7〜2.0が好ましく、特に
0.8〜1.5が好ましい。インヘレント粘度が低いこ
とは高分子量が得られていないことを示し、ポリマーの
機械的強度即ち耐摩耗性が十分い得られなくなる。ま
た、インヘレント何度が高いと高分子量が達成されては
いるが、そのポリマーの溶解性、溶液とした際や感光体
塗工時に高粘性によるハンドリングの低さが生じる。更
に、触媒を除去精製する際にポリマー鎖の間に触媒が残
留しやすく除去しにくくなってしまう。インヘレント粘
度と重量平均分子量の厳密な関係式はないが、インヘレ
ント粘度=0.7〜2.0は、重量平均分子量Mw≒7
万〜30万と推測できる。
【0032】本発明において示している芳香族ジオール
及び芳香族ジカルボン酸ハライドは下記一般式(5)及
び(6)で示される。 一般式(5)
及び芳香族ジカルボン酸ハライドは下記一般式(5)及
び(6)で示される。 一般式(5)
【化10】 (式中、R1〜R4及びXは一般式(1)におけると同
義) 一般式(6)
義) 一般式(6)
【化11】 (式中、R20及びR21はアルキル基またはアリール
基を示し、Xはハロゲン原子を示す。)
基を示し、Xはハロゲン原子を示す。)
【0033】一般式(6)で示される芳香族ジカルボン
酸ハライドは、テレフタル酸ハライド、イソフタル酸ハ
ライド、オルソフタル酸ハライド、ジフェン酸ハライ
ド、ナフタレンカルボン酸ハライド等が挙げられ、ハラ
イドとしては塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
酸ハライドは、テレフタル酸ハライド、イソフタル酸ハ
ライド、オルソフタル酸ハライド、ジフェン酸ハライ
ド、ナフタレンカルボン酸ハライド等が挙げられ、ハラ
イドとしては塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。
【0034】また、得られるポリアリレートの溶解性、
物性等を変化させるためにこれらのジカルボン酸ハライ
ドを適宜混合して用いることもできる。特に溶解性を高
めるときには、テレフタル酸/イソフタル酸を30/7
0〜70/30で用いることが好ましい。
物性等を変化させるためにこれらのジカルボン酸ハライ
ドを適宜混合して用いることもできる。特に溶解性を高
めるときには、テレフタル酸/イソフタル酸を30/7
0〜70/30で用いることが好ましい。
【0035】表1〜4に一般式(5)と一般式(6)か
らなる一般式(1)で示される化合物の具体例を掲げる
が、これらに限られるものではない。
らなる一般式(1)で示される化合物の具体例を掲げる
が、これらに限られるものではない。
【0036】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0037】また、上気した具体例に限定されずに、2
種以上の芳香族ジオールを共重合した共重合体として用
いることもできる。構成単位(2)で示される化合物
は、化合物例(1−2)と化合物例(1−17)との共
重合体として示され、その共重合の比率は化合物例(1
−2)/(1−17)=95/5から5/95において
各々の特性の効果を発現することができる。80/20
から20/80が好ましい。
種以上の芳香族ジオールを共重合した共重合体として用
いることもできる。構成単位(2)で示される化合物
は、化合物例(1−2)と化合物例(1−17)との共
重合体として示され、その共重合の比率は化合物例(1
−2)/(1−17)=95/5から5/95において
各々の特性の効果を発現することができる。80/20
から20/80が好ましい。
【0038】また、本発明における化合物は、他のポリ
マーと混合して用いることもでき、ポリエステル、ポリ
アリレート、ポリサルホン、フェノキシ樹脂、エポキシ
樹脂、シリコーン樹脂などの材料が挙げられ、特にポリ
カーボネートと混合して用いることも可能であり、耐摩
耗性及び感光体生産時の生産性や溶液の安定性等の向上
がある。
マーと混合して用いることもでき、ポリエステル、ポリ
アリレート、ポリサルホン、フェノキシ樹脂、エポキシ
樹脂、シリコーン樹脂などの材料が挙げられ、特にポリ
カーボネートと混合して用いることも可能であり、耐摩
耗性及び感光体生産時の生産性や溶液の安定性等の向上
がある。
【0039】ポリカーボネートは使用する溶媒に溶解す
ればよく、特に限定はなく、ポリカーボネートA型、Z
型、C型、AP型、AF型、DP型、シロキサン変性型
等がある。その混合比率は本発明におけるポリマー/ポ
リカーボネート=5/95〜95/5で可能であり、効
果を効率よく発現させるためには20/80〜80/2
0が好ましい。
ればよく、特に限定はなく、ポリカーボネートA型、Z
型、C型、AP型、AF型、DP型、シロキサン変性型
等がある。その混合比率は本発明におけるポリマー/ポ
リカーボネート=5/95〜95/5で可能であり、効
果を効率よく発現させるためには20/80〜80/2
0が好ましい。
【0040】次に、一般式(2)、(3)の相間移動触
媒の具体例を示す。 (CH3)4N+Cl−、(CH3)4N+Br−、(C2
H5)4N+Cl−、(C4H9)4N+Cl−、(C
4H9)4N+Br−、(CH3)3C6H5CH2N+Cl
- 、(C2H5)3C6H5CH2N+Cl- 、(C3H7)3
(C6H5CH2)N+Cl- 、(C4H9)3(C6H5CH
2)N+Cl- 、(CH3)3(C10H21)N+Cl- 、
(CH3)4P+Cl- 、(C3H7)4P+Cl- 、(C4
H9)4P+Br- 、(C4H9)4P+Cl- 、(C
6H5)3(CH3)P+Cl-
媒の具体例を示す。 (CH3)4N+Cl−、(CH3)4N+Br−、(C2
H5)4N+Cl−、(C4H9)4N+Cl−、(C
4H9)4N+Br−、(CH3)3C6H5CH2N+Cl
- 、(C2H5)3C6H5CH2N+Cl- 、(C3H7)3
(C6H5CH2)N+Cl- 、(C4H9)3(C6H5CH
2)N+Cl- 、(CH3)3(C10H21)N+Cl- 、
(CH3)4P+Cl- 、(C3H7)4P+Cl- 、(C4
H9)4P+Br- 、(C4H9)4P+Cl- 、(C
6H5)3(CH3)P+Cl-
【0041】また、上気した具体例に限定されずに、2
種以上を混合して用いることもできる。用いる量は、用
いるモノマーの反応性、触媒の効率等により変化する
が、モノマーに対して0.1〜5mol%の範囲で選ぶ
必要があり、特に高分子量を企図するときには多量の触
媒を必要とする。しかし、多量の触媒を用いることは生
成されたポリマー中における残留触媒を増す要因になっ
てしまう。上記いずれの触媒においても本発明における
高分子量化及び低残留触媒量を達成できるが、下記の
(C4H9)4N+Cl- 、(C3H7)3(C6H5CH2)
N+Cl- 、(C4H9)3(C6H5CH2)N+Cl- 、
(C3H7)4P+Cl- 、(C4H9)4P+Cl-は特に好
ましい。
種以上を混合して用いることもできる。用いる量は、用
いるモノマーの反応性、触媒の効率等により変化する
が、モノマーに対して0.1〜5mol%の範囲で選ぶ
必要があり、特に高分子量を企図するときには多量の触
媒を必要とする。しかし、多量の触媒を用いることは生
成されたポリマー中における残留触媒を増す要因になっ
てしまう。上記いずれの触媒においても本発明における
高分子量化及び低残留触媒量を達成できるが、下記の
(C4H9)4N+Cl- 、(C3H7)3(C6H5CH2)
N+Cl- 、(C4H9)3(C6H5CH2)N+Cl- 、
(C3H7)4P+Cl- 、(C4H9)4P+Cl-は特に好
ましい。
【0042】次に、低残留触媒を達成するための手段と
しては限定はないが、再沈殿による方法が効果的であ
る。ただし、本発明においてはポリマー中の低残留触媒
量を達成するためには、まず少ない触媒量で高分子量を
達成しておく必要があり、更に再沈殿溶媒の選択、再沈
殿の回数の増加が必要となる。
しては限定はないが、再沈殿による方法が効果的であ
る。ただし、本発明においてはポリマー中の低残留触媒
量を達成するためには、まず少ない触媒量で高分子量を
達成しておく必要があり、更に再沈殿溶媒の選択、再沈
殿の回数の増加が必要となる。
【0043】再沈殿の溶解溶媒としては、ポリマーを溶
解するものであればよいが、特にトルエン、テトラヒド
ロフラン等が好ましい。また、ポリマーを再沈殿する貧
触媒としては、塩を溶解する水の他、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類が好ましい。また、ポリマー、
触媒の溶解度から、上記及び他の溶媒を混合して用いる
こともより効果的である。また、再沈殿は数回以上繰り
返して行うことが、より低残留触媒量にすることに必要
である。更に精製の効率を高めたために精製処理の系に
対し加温及び超音波照射等を施すことも好ましい。
解するものであればよいが、特にトルエン、テトラヒド
ロフラン等が好ましい。また、ポリマーを再沈殿する貧
触媒としては、塩を溶解する水の他、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類が好ましい。また、ポリマー、
触媒の溶解度から、上記及び他の溶媒を混合して用いる
こともより効果的である。また、再沈殿は数回以上繰り
返して行うことが、より低残留触媒量にすることに必要
である。更に精製の効率を高めたために精製処理の系に
対し加温及び超音波照射等を施すことも好ましい。
【0044】合成例(化合物例(1−2)の合成)一般
式(5)において、R1及びR3がメチル基、R2及び
R4が水素原子であるビスフェノールC型モノマー0.
6モル、分子量調整剤としてp−t−ブチルフェノール
0.015モル、水酸化ナトリウム65gをイオン交換
水2リットルに溶解した後、相間移動触媒であるトリブ
チルベンジルアンモニウムクロライド(TBBAC)
0.004モルを添加し溶解させた(水相)。別にテレ
フタル酸クロライドとイソフタル酸クロライドの1:1
混合物0.6モルを1リットルのジクロロメタンに溶解
した(有機相)。反応容器を20℃に保ち、強攪拌にお
いて水相に有機相を添加し、4時間の界面重合を行っ
た。有機相に生成したポリマーが存在しているが、触媒
のポリマー中への混入を抑えるために、この有機相をイ
オン交換水で十分に洗浄した。更に、有機相をメタノー
ルに滴下して、ポリマーを再沈殿させて単離した。
式(5)において、R1及びR3がメチル基、R2及び
R4が水素原子であるビスフェノールC型モノマー0.
6モル、分子量調整剤としてp−t−ブチルフェノール
0.015モル、水酸化ナトリウム65gをイオン交換
水2リットルに溶解した後、相間移動触媒であるトリブ
チルベンジルアンモニウムクロライド(TBBAC)
0.004モルを添加し溶解させた(水相)。別にテレ
フタル酸クロライドとイソフタル酸クロライドの1:1
混合物0.6モルを1リットルのジクロロメタンに溶解
した(有機相)。反応容器を20℃に保ち、強攪拌にお
いて水相に有機相を添加し、4時間の界面重合を行っ
た。有機相に生成したポリマーが存在しているが、触媒
のポリマー中への混入を抑えるために、この有機相をイ
オン交換水で十分に洗浄した。更に、有機相をメタノー
ルに滴下して、ポリマーを再沈殿させて単離した。
【0045】ポリマー精製残留触媒の混入をより低減す
るためのポリマーの精製法としては、上記で得られたポ
リマーを5%トルエン溶液とし、40℃のイオン交換水
で洗浄した。また、その洗浄において、超音波照射を行
い触媒の水系を促した。その後、メタノールに滴下し再
沈殿させてポリマー単離した。この走査を2回繰り返し
た後に減圧乾燥した。ηinh=1.01、残留触媒量
は80ppmであった。
るためのポリマーの精製法としては、上記で得られたポ
リマーを5%トルエン溶液とし、40℃のイオン交換水
で洗浄した。また、その洗浄において、超音波照射を行
い触媒の水系を促した。その後、メタノールに滴下し再
沈殿させてポリマー単離した。この走査を2回繰り返し
た後に減圧乾燥した。ηinh=1.01、残留触媒量
は80ppmであった。
【0046】本発明の電子写真感光体は、感光層が電荷
輸送材料と電荷発生材料とを同一の層に含有する単層
型、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と電荷発生材料
を含有する電荷発生層とを有する積層型のいずれの場合
にも適用される。
輸送材料と電荷発生材料とを同一の層に含有する単層
型、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と電荷発生材料
を含有する電荷発生層とを有する積層型のいずれの場合
にも適用される。
【0047】感光層を形成するためのバインダー樹脂及
び溶剤は、用いる感光層における限定はなく、バインダ
ー樹脂に感光層を形成させるための材料(例えば電荷発
生材料や電荷輸送材料)を溶解及び分散させて用いる
層、例えば積層型感光体においては、電荷発生層、電荷
輸送層、保護層に可能であり、単層型においても可能で
る。
び溶剤は、用いる感光層における限定はなく、バインダ
ー樹脂に感光層を形成させるための材料(例えば電荷発
生材料や電荷輸送材料)を溶解及び分散させて用いる
層、例えば積層型感光体においては、電荷発生層、電荷
輸送層、保護層に可能であり、単層型においても可能で
る。
【0048】本発明の電子写真感光体における電荷発生
材料としては、通常知られている材料が使用可能であ
り、例えばセレン−テルル、ピリリウム、金属フタロシ
アニン、無金属フタロシアニン、アントアンスロン顔
料、ジベンズピレンキノン顔料、トリスアゾ顔料、ジス
アゾ顔料、モノアゾ顔料、シアニン顔料、インジゴ顔
料、キナクリドン顔料等が挙げられる。これらの顔料は
0.3〜4倍の重量のバインダー樹脂及び溶剤と共にホ
モジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ミル、サ
ンドミル、アトライター、ロールミル、液衝突型高速分
散機等を使用して、よく分散した分散液とする。積層型
感光体の場合、この液を塗布、乾燥することにより電荷
発生層を形成する。膜厚は5μm以下、特には0.1〜
2μmであることが好ましい。
材料としては、通常知られている材料が使用可能であ
り、例えばセレン−テルル、ピリリウム、金属フタロシ
アニン、無金属フタロシアニン、アントアンスロン顔
料、ジベンズピレンキノン顔料、トリスアゾ顔料、ジス
アゾ顔料、モノアゾ顔料、シアニン顔料、インジゴ顔
料、キナクリドン顔料等が挙げられる。これらの顔料は
0.3〜4倍の重量のバインダー樹脂及び溶剤と共にホ
モジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ミル、サ
ンドミル、アトライター、ロールミル、液衝突型高速分
散機等を使用して、よく分散した分散液とする。積層型
感光体の場合、この液を塗布、乾燥することにより電荷
発生層を形成する。膜厚は5μm以下、特には0.1〜
2μmであることが好ましい。
【0049】電荷輸送材料としては、通常知られている
材料が使用可能であり、例えばトリアリールアミン系化
合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラ
ゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリルア
ミン系化合物、チアゾール系化合物等が挙げられる。こ
れら化合物はバインダー樹脂と共に溶剤に溶解し溶液と
する。積層型感光体の場合、この液を塗布、乾燥するこ
とにより電荷輸送層を形成する。膜厚は5〜40μm、
特には15〜30μmであることが好ましい。
材料が使用可能であり、例えばトリアリールアミン系化
合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラ
ゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリルア
ミン系化合物、チアゾール系化合物等が挙げられる。こ
れら化合物はバインダー樹脂と共に溶剤に溶解し溶液と
する。積層型感光体の場合、この液を塗布、乾燥するこ
とにより電荷輸送層を形成する。膜厚は5〜40μm、
特には15〜30μmであることが好ましい。
【0050】感光層が単層型の場合は上述の電荷発生材
や電荷輸送材を上述のバインダー樹脂に分散、あるいは
溶解した溶液を塗布し、乾燥することによって形成する
ことができる。膜厚は5〜40μmが好ましく、特には
15〜30μmが好ましい。
や電荷輸送材を上述のバインダー樹脂に分散、あるいは
溶解した溶液を塗布し、乾燥することによって形成する
ことができる。膜厚は5〜40μmが好ましく、特には
15〜30μmが好ましい。
【0051】保護層としては、上述のバインダー樹脂を
溶剤に溶解した溶液を、塗布し、乾燥することによって
形成できる。必要に応じて電子写真感光体の材料、抵抗
値の制御のための導電材、潤滑性を持たせるための滑材
等を添加することもできる。
溶剤に溶解した溶液を、塗布し、乾燥することによって
形成できる。必要に応じて電子写真感光体の材料、抵抗
値の制御のための導電材、潤滑性を持たせるための滑材
等を添加することもできる。
【0052】保護層を設けない電子写真感光体において
は、その表面層に酸化防止材や滑材等を必要に応じて添
加することができる。
は、その表面層に酸化防止材や滑材等を必要に応じて添
加することができる。
【0053】また、本発明の電子写真感光体において
は、支持体と感光層、あるいは導電層と感光層の間に必
要に応じて接着機能及び電荷バリヤー機能を有する中間
層を設けることができる。中間層の材料としてはポリア
ミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、
エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン及びポリエ
ーテルウレタン等が挙げられる。これらは溶剤に溶解し
て塗布し、乾燥される。中間層の膜厚は0.05〜5μ
m、特には0.2〜1μmが好ましい。
は、支持体と感光層、あるいは導電層と感光層の間に必
要に応じて接着機能及び電荷バリヤー機能を有する中間
層を設けることができる。中間層の材料としてはポリア
ミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、
エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン及びポリエ
ーテルウレタン等が挙げられる。これらは溶剤に溶解し
て塗布し、乾燥される。中間層の膜厚は0.05〜5μ
m、特には0.2〜1μmが好ましい。
【0054】感光層の形成における塗布液の塗布方法と
しては限定はなく、浸漬塗布法、スプレー塗布法、バー
コード塗布法等通常知られている手段を適用することが
できる。
しては限定はなく、浸漬塗布法、スプレー塗布法、バー
コード塗布法等通常知られている手段を適用することが
できる。
【0055】更に本発明の電子写真感光体は、感光体に
接触配置された帯電部材から直流電圧のみを印加して帯
電するプロセス(例えばローラー帯電)において用いる
ことにより、優れた耐摩耗性を発現されやすく、更に良
好な帯電性、感度等の電気的特性も得られやすい。
接触配置された帯電部材から直流電圧のみを印加して帯
電するプロセス(例えばローラー帯電)において用いる
ことにより、優れた耐摩耗性を発現されやすく、更に良
好な帯電性、感度等の電気的特性も得られやすい。
【0056】次に、本発明のプロセスカートリッジ並び
に電子写真装置について説明する。図1に本発明の電子
写真感光体を有するプロセスカートリッジを有する電子
写真装置の概略構成を示す。図において、1はドラム状
の本発明の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方
向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1は回転過
程において、一次帯電手段3によりその周面に正または
負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光
やレーザービーム走査露光等の露光手段(不図示)から
の露光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜
像が順次形成されていく。
に電子写真装置について説明する。図1に本発明の電子
写真感光体を有するプロセスカートリッジを有する電子
写真装置の概略構成を示す。図において、1はドラム状
の本発明の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方
向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1は回転過
程において、一次帯電手段3によりその周面に正または
負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光
やレーザービーム走査露光等の露光手段(不図示)から
の露光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜
像が順次形成されていく。
【0057】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりとなー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピー)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリーニング手段9によって転写残りトナーの除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。なお、一次帯電手段3が帯電ロ
ーラー等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は
必ずしも必要ではない。
によりとなー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピー)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリーニング手段9によって転写残りトナーの除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。なお、一次帯電手段3が帯電ロ
ーラー等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は
必ずしも必要ではない。
【0058】本発明においては、上述の感光体1、一次
帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを
複写機やレーザービームプリンター等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリーニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカートリッジ
化し、装置本体のレール12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカートリッジ11とすること
ができる。また、露光光4は、電子写真装置が複写機や
プリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光
を用いる、あるいは、センサーで原稿を読み取り、信号
化し、この信号に従って、行われるレーザービームの走
査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆
動等により照射される光である。
帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを
複写機やレーザービームプリンター等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリーニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカートリッジ
化し、装置本体のレール12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカートリッジ11とすること
ができる。また、露光光4は、電子写真装置が複写機や
プリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光
を用いる、あるいは、センサーで原稿を読み取り、信号
化し、この信号に従って、行われるレーザービームの走
査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆
動等により照射される光である。
【0059】本発明の電子写真感光体は、電子写真複写
機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、
CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター
及びレーザー製版等電子写真応用分野に広く用いること
ができる。
機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、
CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター
及びレーザー製版等電子写真応用分野に広く用いること
ができる。
【0060】
【実施例】以下、実施例によって本発明をより具体的に
説明する。なお、実施例中「部」とあるのは「重量部」
を示す。
説明する。なお、実施例中「部」とあるのは「重量部」
を示す。
【0061】実施例1 30φ×357mmのアルミニウムシリンダー上に、下
記の材料より調製される塗料を浸漬塗布法にて塗布し、
140℃で30分間熱硬化することにより、膜厚15μ
mの導電層を形成した。 導電性顔料:SnO2コート処理硫酸バリウム 10部 抵抗調節用顔料:酸化チタン: 2部 バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部 レベリング剤:シリコーンオイル 0.001部 溶剤:メタノール/メトキシプロパノール=2/8 20部
記の材料より調製される塗料を浸漬塗布法にて塗布し、
140℃で30分間熱硬化することにより、膜厚15μ
mの導電層を形成した。 導電性顔料:SnO2コート処理硫酸バリウム 10部 抵抗調節用顔料:酸化チタン: 2部 バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部 レベリング剤:シリコーンオイル 0.001部 溶剤:メタノール/メトキシプロパノール=2/8 20部
【0062】次に、導電層上にN−メトキシメチル化ナ
イロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部
及びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を
浸漬塗布法で塗布し、90℃で10分間乾燥して、膜厚
0.5μmの中間層を形成した。
イロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部
及びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を
浸漬塗布法で塗布し、90℃で10分間乾燥して、膜厚
0.5μmの中間層を形成した。
【0063】次に、下記構造式のアゾ顔料を3部
【化12】 ポリビニルブチラール(商品名エスレックBM2、積水
化学工業(株)製)2部及びシクロヘキサノン60部を
1mmφガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間
分散した後、テトラヒドロフラン100部を加えて電荷
発生層用塗料を調製した。この塗料を中間層上に浸漬塗
布法で塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.1
μmの電荷発生層を形成した。
化学工業(株)製)2部及びシクロヘキサノン60部を
1mmφガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間
分散した後、テトラヒドロフラン100部を加えて電荷
発生層用塗料を調製した。この塗料を中間層上に浸漬塗
布法で塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.1
μmの電荷発生層を形成した。
【0064】次に、下記構造式のアミン化合物8部
【化13】 下記構造式のアミン化合物1部
【化14】 バインダー樹脂として前記合成例/ポリマー精製で得た
化合物例(1−2)で示されるポリマー10部をクロロ
ベンゼン50部、ジクロロメタン50部に溶解し電荷発
生層用塗料を調製した。この塗料を浸漬塗布法で塗布
し、120℃、1時間乾燥し、膜厚17μmの電荷輸送
層を形成して、電子写真感光体を作成した。樹脂ηin
h=1.01、樹脂中残留触媒量は80ppm(電荷輸
送層中残留触媒量42ppm)。
化合物例(1−2)で示されるポリマー10部をクロロ
ベンゼン50部、ジクロロメタン50部に溶解し電荷発
生層用塗料を調製した。この塗料を浸漬塗布法で塗布
し、120℃、1時間乾燥し、膜厚17μmの電荷輸送
層を形成して、電子写真感光体を作成した。樹脂ηin
h=1.01、樹脂中残留触媒量は80ppm(電荷輸
送層中残留触媒量42ppm)。
【0065】次に、評価について説明する。装置はキヤ
ノン(株)製複写機NP−6035(電子写真感光体に
接触配置された帯電部材から直流電圧のみを印加して該
感光体を帯電するプロセス及び正現像方式:プロセスス
ピード200mm/sec)を用いた。まず、初期電位
を測定した。暗部電位Vd=−700Vとし、明部電位
Vl=−200Vとした。A4サイズの普通紙を1枚毎
に1回停止する間欠モードにて30,000枚の複写を
行い、感光体膜厚の摩耗量を測定し、10,000枚当
たりの摩耗量を求めた。
ノン(株)製複写機NP−6035(電子写真感光体に
接触配置された帯電部材から直流電圧のみを印加して該
感光体を帯電するプロセス及び正現像方式:プロセスス
ピード200mm/sec)を用いた。まず、初期電位
を測定した。暗部電位Vd=−700Vとし、明部電位
Vl=−200Vとした。A4サイズの普通紙を1枚毎
に1回停止する間欠モードにて30,000枚の複写を
行い、感光体膜厚の摩耗量を測定し、10,000枚当
たりの摩耗量を求めた。
【0066】実施例2 電荷輸送層用のバインダー樹脂として合成例を示した化
合物例(1−2)のポリマーを再度トルエンメタノール
で再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例1と
同様に電子写真感光体を作成した。。樹脂ηinh=
0.94、樹脂中残留触媒量は18ppm(電荷輸送層
中残留触媒量9ppm)。
合物例(1−2)のポリマーを再度トルエンメタノール
で再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例1と
同様に電子写真感光体を作成した。。樹脂ηinh=
0.94、樹脂中残留触媒量は18ppm(電荷輸送層
中残留触媒量9ppm)。
【0067】実施例3 電荷輸送層用のバインダー樹脂として合成例を示した化
合物例(1−2)のポリマーを合成する際の相間移動触
媒の量を0.002モルとした他は、実施例1と同様に
電子写真感光体を作成した。。樹脂ηinh=0.7
9、樹脂中残留触媒量は30ppm(電荷輸送層中残留
触媒量16ppm)。
合物例(1−2)のポリマーを合成する際の相間移動触
媒の量を0.002モルとした他は、実施例1と同様に
電子写真感光体を作成した。。樹脂ηinh=0.7
9、樹脂中残留触媒量は30ppm(電荷輸送層中残留
触媒量16ppm)。
【0068】比較例1 電荷輸送層用のバインダー樹脂として合成例を示した化
合物例(1−2)のポリマーを上述のポリマー精製なし
で単離工程までのポリマーとした他は、実施例1と同様
に電子写真感光体を作成した。。樹脂ηinh=0.9
5、樹脂中残留触媒量は350ppm(電荷輸送層中残
留触媒量184ppm)。
合物例(1−2)のポリマーを上述のポリマー精製なし
で単離工程までのポリマーとした他は、実施例1と同様
に電子写真感光体を作成した。。樹脂ηinh=0.9
5、樹脂中残留触媒量は350ppm(電荷輸送層中残
留触媒量184ppm)。
【0069】比較例2 電荷輸送層用のバインダー樹脂として合成例を示した化
合物例(1−2)のポリマーを合成する際の相間移動触
媒の量を0.0005モルとし、ポリマー精製なしで単
離工程までのポリマーとした他は、実施例1と同様に電
子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=0.51、樹
脂中残留触媒量は80ppm(電荷輸送層中残留触媒量
42ppm)。
合物例(1−2)のポリマーを合成する際の相間移動触
媒の量を0.0005モルとし、ポリマー精製なしで単
離工程までのポリマーとした他は、実施例1と同様に電
子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=0.51、樹
脂中残留触媒量は80ppm(電荷輸送層中残留触媒量
42ppm)。
【0070】
【表5】
【0071】表5に示すように、本発明の電子写真感光
体は実施例1〜3に示すように、17μm厚の薄目の電
荷輸送層として高品質の画像を期待したが、摩耗量を低
く抑えることができたこと及び該感光体に感光層キズが
発生しなかったことから繰り返し使用においても高品質
名画像が得られた。
体は実施例1〜3に示すように、17μm厚の薄目の電
荷輸送層として高品質の画像を期待したが、摩耗量を低
く抑えることができたこと及び該感光体に感光層キズが
発生しなかったことから繰り返し使用においても高品質
名画像が得られた。
【0072】一方、比較例1では残留触媒が多いことか
ら繰り返し使用において明部電位の上昇が生じ、画像上
において白地にトナーが乗ってしまう、かぶり画像とな
ってしまった。また、比較例2では重合時の触媒量を減
らすことによってポリマー中への残留触媒を少なくする
ことができたが、十分な重合が進行せず分子量が上がら
ずインヘレント粘度ηinhが低い値となっており、ポ
リマー強度が得られず、摩耗量の増加から繰り返し使用
における電荷輸送層の減少により電位特性の安定度が低
下したこと及び該感光層のキズが発生してしまい、画像
不良となってしまった。
ら繰り返し使用において明部電位の上昇が生じ、画像上
において白地にトナーが乗ってしまう、かぶり画像とな
ってしまった。また、比較例2では重合時の触媒量を減
らすことによってポリマー中への残留触媒を少なくする
ことができたが、十分な重合が進行せず分子量が上がら
ずインヘレント粘度ηinhが低い値となっており、ポ
リマー強度が得られず、摩耗量の増加から繰り返し使用
における電荷輸送層の減少により電位特性の安定度が低
下したこと及び該感光層のキズが発生してしまい、画像
不良となってしまった。
【0073】実施例4 実施例1におけると同様にして導電層、中間層までを形
成した。次いで、電荷発生材料として下記構造式のジス
アゾ顔料3部
成した。次いで、電荷発生材料として下記構造式のジス
アゾ顔料3部
【化15】 ポリビニルブチラール(商品名エスレックBLS、積水
化学工業(株)製)2部及びテトラヒドロフラン80部
を1mmφガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時
間分散した後、シクロヘキサノン80部を加えて電荷発
生層用塗料を調製した。この塗料を中間層上に浸漬塗布
法で塗布し、乾燥して、膜厚0.1μmの電荷発生層を
形成した。
化学工業(株)製)2部及びテトラヒドロフラン80部
を1mmφガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時
間分散した後、シクロヘキサノン80部を加えて電荷発
生層用塗料を調製した。この塗料を中間層上に浸漬塗布
法で塗布し、乾燥して、膜厚0.1μmの電荷発生層を
形成した。
【0074】次に、バインダー樹脂として前記合成例で
示した合成工程において、重合触媒をテトラブチルホス
ホニウムクロライド(TBPC)及びモノマーを変更し
て化合物例(1−3)ノポリマーを得て、更に再度トル
エン/メタノールで再沈殿精製を行った。このポリマー
10部をクロロベンゼン50部、ジクロロメタン50部
に溶解し、更に下記構造式のアミン化合物7部
示した合成工程において、重合触媒をテトラブチルホス
ホニウムクロライド(TBPC)及びモノマーを変更し
て化合物例(1−3)ノポリマーを得て、更に再度トル
エン/メタノールで再沈殿精製を行った。このポリマー
10部をクロロベンゼン50部、ジクロロメタン50部
に溶解し、更に下記構造式のアミン化合物7部
【化16】 下記構造式のアミン化合物1部
【化17】 を溶解した。更に、フッ素樹脂粉末(商品名ルブロンL
2、ダイキン工業(株)製)0.5部、クロロベンゼン
10部に分散させた液を加え、電荷輸送層用塗料を調製
した。電荷発生層上に、該塗料を浸漬塗布法で塗布し、
120℃、1時間乾燥し、膜厚27μmの電荷輸送層を
形成し、電子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=
1.35、樹脂中残留触媒量は50ppm(電荷輸送層
中残留触媒量27ppm)。
2、ダイキン工業(株)製)0.5部、クロロベンゼン
10部に分散させた液を加え、電荷輸送層用塗料を調製
した。電荷発生層上に、該塗料を浸漬塗布法で塗布し、
120℃、1時間乾燥し、膜厚27μmの電荷輸送層を
形成し、電子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=
1.35、樹脂中残留触媒量は50ppm(電荷輸送層
中残留触媒量27ppm)。
【0075】評価する装置として、キヤノン(株)製複
写機GP−40(電子写真感光体に接触配置された隊臀
部材から直流及び交流電圧を印加して該感光体を帯電す
るプロセス:反転現像:プロセススピード210mm/
sec)を用いて、実施例1と同様に行った。
写機GP−40(電子写真感光体に接触配置された隊臀
部材から直流及び交流電圧を印加して該感光体を帯電す
るプロセス:反転現像:プロセススピード210mm/
sec)を用いて、実施例1と同様に行った。
【0076】実施例5 バインダー樹脂として前記合成例における手順におい
て、重合触媒をテトラメチルホスホニウムブロマイド
(TMPB)及びモノマーを変更して化合物例(1−
4)のポリマーを得た。更に、再度トルエン/メタノー
ルで再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例4
と同様に電子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=
1.25、樹脂中残留触媒量は40ppm(電荷輸送層
中残留触媒量22ppm)。
て、重合触媒をテトラメチルホスホニウムブロマイド
(TMPB)及びモノマーを変更して化合物例(1−
4)のポリマーを得た。更に、再度トルエン/メタノー
ルで再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例4
と同様に電子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=
1.25、樹脂中残留触媒量は40ppm(電荷輸送層
中残留触媒量22ppm)。
【0077】実施例6 バインダー樹脂として前記合成例における手順におい
て、重合触媒をテトラメチルアンモニウムクロライド
(TBAC)及びモノマーを変更して化合物例(1−
4)のポリマーを得た。更に、再度トルエン/メタノー
ルで再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例4
と同様に電子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=
1.25、樹脂中残留触媒量は40ppm(電荷輸送層
中残留触媒量22ppm)。
て、重合触媒をテトラメチルアンモニウムクロライド
(TBAC)及びモノマーを変更して化合物例(1−
4)のポリマーを得た。更に、再度トルエン/メタノー
ルで再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例4
と同様に電子写真感光体を作成した。樹脂ηinh=
1.25、樹脂中残留触媒量は40ppm(電荷輸送層
中残留触媒量22ppm)。
【0078】実施例7 バインダー樹脂として前記合成例における手順におい
て、重合触媒をトリエチルアンモニウムブロマイド(T
EAB)及びモノマーを変更して化合物例(1−2)/
(1−17)=7/3として得られたのポリマーを再度
トルエン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマーと
した他は、実施例4と同様に電子写真感光体を作成し
た。樹脂ηinh=1.55、樹脂中残留触媒量は10
ppm(電荷輸送層中残留触媒量6ppm)。
て、重合触媒をトリエチルアンモニウムブロマイド(T
EAB)及びモノマーを変更して化合物例(1−2)/
(1−17)=7/3として得られたのポリマーを再度
トルエン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマーと
した他は、実施例4と同様に電子写真感光体を作成し
た。樹脂ηinh=1.55、樹脂中残留触媒量は10
ppm(電荷輸送層中残留触媒量6ppm)。
【0079】実施例8 バインダー樹脂として前記合成例における手順におい
て、重合触媒をトリメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド(TMBAC)及びモノマーを変更して化合物例
(1−3)として得た。再沈殿精製は1回のみ行った。
このポリマーを用いた他は、実施例4と同様に電子写真
感光体を作成した。樹脂ηinh=0.71、樹脂中残
留触媒量は70ppm(電荷輸送層中残留触媒量39p
pm)。
て、重合触媒をトリメチルベンジルアンモニウムクロラ
イド(TMBAC)及びモノマーを変更して化合物例
(1−3)として得た。再沈殿精製は1回のみ行った。
このポリマーを用いた他は、実施例4と同様に電子写真
感光体を作成した。樹脂ηinh=0.71、樹脂中残
留触媒量は70ppm(電荷輸送層中残留触媒量39p
pm)。
【0080】比較例3 バインダー樹脂として化合物例(1−3)ノポリマーを
精製工程なしで単離工程までのポリマーとして用いた他
は、実施例4と同様に電子写真感光体を作成した。樹脂
ηinh=1.35、樹脂中残留触媒量は250ppm
(電荷輸送層中残留触媒量139ppm)。
精製工程なしで単離工程までのポリマーとして用いた他
は、実施例4と同様に電子写真感光体を作成した。樹脂
ηinh=1.35、樹脂中残留触媒量は250ppm
(電荷輸送層中残留触媒量139ppm)。
【0081】比較例4 バインダー樹脂として化合物例(1−3)のポリアリレ
ート樹脂を溶融重合法で合成した。重合は特公昭38−
26299号公報を参照し、ジカルボン酸とビスフェノ
ールを無水酢酸の存在下で加熱する方法で行った。重合
の終点は反応系の粘度が上昇し攪拌ができなくなった点
とした。樹脂ηinh=0.45。このポリマーを用い
た他は、実施例4と同様に電子写真感光体を作成した。
ート樹脂を溶融重合法で合成した。重合は特公昭38−
26299号公報を参照し、ジカルボン酸とビスフェノ
ールを無水酢酸の存在下で加熱する方法で行った。重合
の終点は反応系の粘度が上昇し攪拌ができなくなった点
とした。樹脂ηinh=0.45。このポリマーを用い
た他は、実施例4と同様に電子写真感光体を作成した。
【0082】
【表6】
【0083】表6で明らかなように、本発明の電子写真
感光体は実施例4〜8のように、摩耗量を低く抑えるこ
とができ、かつ、良好な画像が得られた。一方、比較例
3では、残留触媒が多いことから繰り返し使用において
明部電位の上昇が生じ、画像濃度薄になってしまった。
また、実施例8では、触媒の置換基をメチル基として有
機相への溶解分配率が小さめ(水相への分配率は高め)
とし、触媒をより水相へ移行しやすい系として重合を行
ったため精製工程を1回のみでもポリマー中の残留触媒
を低減できた。しかし、重合反応の進行は小さめと考え
られ、比較的低めの粘度となってしまった。そのため、
感光体の繰り返し使用における摩耗量が比較的多めとな
ってしまったが、本評価注においては良好な画像が得ら
れた。更に、比較例4では重合方法を変更したが、感光
体用のバインダー樹脂としては十分な分子量が得られ
ず、感光体の表面に生じたキズ及び電位変動による画像
濃度の変化により良好な画像が得られなくなった。
感光体は実施例4〜8のように、摩耗量を低く抑えるこ
とができ、かつ、良好な画像が得られた。一方、比較例
3では、残留触媒が多いことから繰り返し使用において
明部電位の上昇が生じ、画像濃度薄になってしまった。
また、実施例8では、触媒の置換基をメチル基として有
機相への溶解分配率が小さめ(水相への分配率は高め)
とし、触媒をより水相へ移行しやすい系として重合を行
ったため精製工程を1回のみでもポリマー中の残留触媒
を低減できた。しかし、重合反応の進行は小さめと考え
られ、比較的低めの粘度となってしまった。そのため、
感光体の繰り返し使用における摩耗量が比較的多めとな
ってしまったが、本評価注においては良好な画像が得ら
れた。更に、比較例4では重合方法を変更したが、感光
体用のバインダー樹脂としては十分な分子量が得られ
ず、感光体の表面に生じたキズ及び電位変動による画像
濃度の変化により良好な画像が得られなくなった。
【0084】実施例9 CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2
°の9.0°、14.2°、23.9°、27.1°に
強いピークを有するオキシチタニウムフタロシアニン4
部、ポリビニルブチラール(商品名エスレックBX1、
積水化学工業(株)製)2部及びシクロヘキサノン60
部を1mmφガラスビーズを用いたサンドミル装置で4
時間分散した後、酢酸エチル100部を加えて電荷発生
層用塗料を調製した。この塗料を中間層上に浸漬塗布法
で塗布し、乾燥することによって、膜厚0.1μmの電
荷発生層を形成した。
°の9.0°、14.2°、23.9°、27.1°に
強いピークを有するオキシチタニウムフタロシアニン4
部、ポリビニルブチラール(商品名エスレックBX1、
積水化学工業(株)製)2部及びシクロヘキサノン60
部を1mmφガラスビーズを用いたサンドミル装置で4
時間分散した後、酢酸エチル100部を加えて電荷発生
層用塗料を調製した。この塗料を中間層上に浸漬塗布法
で塗布し、乾燥することによって、膜厚0.1μmの電
荷発生層を形成した。
【0085】次に、バインダー樹脂として前記合成例に
おける手順で用いるビスフェノールモノマーを変更して
化合物例(1−6)として得られるポリマーを再度トル
エン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマー(ηi
nh=1.85、残留触媒量90ppm)とした他は、
実施例1と同様に電荷輸送層、膜厚23、を形成し、電
子写真感光体を作成した。(電荷輸送層中残留触媒量4
7ppm)。
おける手順で用いるビスフェノールモノマーを変更して
化合物例(1−6)として得られるポリマーを再度トル
エン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマー(ηi
nh=1.85、残留触媒量90ppm)とした他は、
実施例1と同様に電荷輸送層、膜厚23、を形成し、電
子写真感光体を作成した。(電荷輸送層中残留触媒量4
7ppm)。
【0086】評価する装置として、ヒュレットパッカー
ド社製レーザービームプリンターLaser Jet
4000(電子写真感光体に接触配置された帯電部材か
ら直流電圧及び交流電圧を印加して該感光体を帯電する
プロセス:反転現像94mm/sec)を用いて、1枚
間欠で10,000枚の耐久を行った。
ド社製レーザービームプリンターLaser Jet
4000(電子写真感光体に接触配置された帯電部材か
ら直流電圧及び交流電圧を印加して該感光体を帯電する
プロセス:反転現像94mm/sec)を用いて、1枚
間欠で10,000枚の耐久を行った。
【0087】実施例10 バインダー樹脂として前記合成例における手順で用いる
ビスフェノールモノマーを変更して化合物例(1−2)
/(1−13)=5/5として得られたポリマーを再度
トルエン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマーと
した他は、実施例9と同様に電子写真感光体を作成し
た。ηinh=1.76、残留触媒量75ppm(電荷
輸送層中残留触媒量39ppm)。
ビスフェノールモノマーを変更して化合物例(1−2)
/(1−13)=5/5として得られたポリマーを再度
トルエン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマーと
した他は、実施例9と同様に電子写真感光体を作成し
た。ηinh=1.76、残留触媒量75ppm(電荷
輸送層中残留触媒量39ppm)。
【0088】実施例11 バインダー樹脂として前記合成例における手順で用いる
ビスフェノールモノマーを変更して化合物例(1−2)
/(1−18)=7/3として得られたポリマーを再度
トルエン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマーと
した他は、実施例9と同様に電子写真感光体を作成し
た。ηinh=1.65、残留触媒量70ppm(電荷
輸送層中残留触媒量37ppm)。
ビスフェノールモノマーを変更して化合物例(1−2)
/(1−18)=7/3として得られたポリマーを再度
トルエン/メタノールで再沈殿精製を行ったポリマーと
した他は、実施例9と同様に電子写真感光体を作成し
た。ηinh=1.65、残留触媒量70ppm(電荷
輸送層中残留触媒量37ppm)。
【0089】実施例12 バインダー樹脂として前記合成例で得た化合物例(1−
2)として得られたポリマーを再度トルエン/メタノー
ルで再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例4
と同様に電子写真感光体を作成した。ηinh=1.0
4、残留触媒量18ppm(電荷輸送層中残留触媒量9
ppm)。
2)として得られたポリマーを再度トルエン/メタノー
ルで再沈殿精製を行ったポリマーとした他は、実施例4
と同様に電子写真感光体を作成した。ηinh=1.0
4、残留触媒量18ppm(電荷輸送層中残留触媒量9
ppm)。
【0090】比較例5 バインダー樹脂として比較例1で用いた化合物例(1−
2)として得られたポリマーとした他は、実施例4と同
様に電子写真感光体を作成した。ηinh=0.95、
残留触媒量350ppm(電荷輸送層中残留触媒量18
4ppm)。
2)として得られたポリマーとした他は、実施例4と同
様に電子写真感光体を作成した。ηinh=0.95、
残留触媒量350ppm(電荷輸送層中残留触媒量18
4ppm)。
【0091】比較例6 バインダー樹脂として比較例2で用いた化合物例(1−
2)として得られたポリマーとした他は、実施例4と同
様に電子写真感光体を作成した。ηinh=0.51、
残留触媒量80ppm(電荷輸送層中残留触媒量42p
pm)。
2)として得られたポリマーとした他は、実施例4と同
様に電子写真感光体を作成した。ηinh=0.51、
残留触媒量80ppm(電荷輸送層中残留触媒量42p
pm)。
【0092】
【表7】
【0093】表7で明らかなように、本発明の電子写真
感光体は実施例9〜12のように、摩耗量を低く抑える
ことができ、かつ、良好な画像が得られた。一方、比較
例5では、残留触媒が多いことから、繰り返し使用にお
いて明部電位の上昇が生じ、画像濃度薄になってしまっ
た。また、比較例6では、低分子量によって感光体用の
バインダー樹脂としては十分な分子量が得られず、ポリ
マー強度が得られなかった。それにより、摩耗量の増加
及びキズが発生してしまった。
感光体は実施例9〜12のように、摩耗量を低く抑える
ことができ、かつ、良好な画像が得られた。一方、比較
例5では、残留触媒が多いことから、繰り返し使用にお
いて明部電位の上昇が生じ、画像濃度薄になってしまっ
た。また、比較例6では、低分子量によって感光体用の
バインダー樹脂としては十分な分子量が得られず、ポリ
マー強度が得られなかった。それにより、摩耗量の増加
及びキズが発生してしまった。
【0094】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、高速や高画
質及び高耐久を必要とする電子写真プロセスにおいて繰
り返し使用において、より安定した特性を提供するとい
う顕著な効果を奏する。この効果は、該電子写真感光体
を有する電子写真装置においても同様の効果を奏する。
質及び高耐久を必要とする電子写真プロセスにおいて繰
り返し使用において、より安定した特性を提供するとい
う顕著な効果を奏する。この効果は、該電子写真感光体
を有する電子写真装置においても同様の効果を奏する。
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図。
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図。
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリーニング手段 10 前露光光 11 プロセスカートリッジ 12 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 秀敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 大垣 晴信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 穴山 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 DD03 2H068 AA13 BB27 EA04 FA01
Claims (9)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、該感光層を形成するための樹脂が少
なくとも芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸ハライド
から相間移動触媒を用いた界面重合法で合成された下記
一般式(1)で示されるポリアリレート樹脂であり、該
樹脂のインヘレント粘度値が0.7〜2.0であり、か
つ該樹脂中の残留触媒量が100ppm以下であること
を特徴とする電子写真感光体。 一般式(1) 【化1】 (式中、R1〜R4は水素原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基あるい
はハロゲン原子を示し、Xは単結合、−CR5−R6を
示す。R5及びR6は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アリール基またはR5とR6が結合することによ
って形成されるアルキリデン基を示す。) - 【請求項2】 感光材料とポリアリレート樹脂からなる
感光層中において該層中に残留する相間移動触媒の量が
60ppm以下である請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 相間移動触媒として、下記一般式(2)
で示される第4級アンモニウム塩を用いる請求項1また
は2記載の電子写真感光体。 一般式(2) 【化2】 (式中、R11〜R13は炭素数1〜5のアルキル基を
示し、R14はアルキル基または芳香族置換アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す。) - 【請求項4】 相間移動触媒として、下記一般式(3)
で示されるホスホニウム塩を用いる請求項1または2記
載の電子写真感光体。 一般式(3) 【化3】 (式中、R15〜R17は炭素数1〜5のアルキル基を
示し、R18はアルキル基または芳香族置換アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す。) - 【請求項5】 感光層を形成するための樹脂が、少なく
とも下記構成単位(1)で示されるポリアリレート共重
合体樹脂である請求項1〜4のいずれかに記載の電子写
真感光体。 構成単位(1) 【化4】 - 【請求項6】 感光層を形成するための樹脂が、少なく
とも下記構成単位(2)で示されるポリアリレート共重
合体樹脂である請求項1〜4のいずれかに記載の電子写
真感光体。 構成単位(2) 【化5】 【化6】 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子写
真感光体、及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段
からなる群より選ばれる少なくとも一つの手段を一体に
支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴
とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項8】 プロセスカートリッジが帯電手段を有
し、該帯電手段が電子写真感光体に接触配置され、直流
電圧のみを印加されることにより該電子写真感光体を帯
電する請求項7記載のプロセスカートリッジ。 - 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子写
真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段
を有することを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000299265A JP2002107971A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002107971A true JP2002107971A (ja) | 2002-04-10 |
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ID=18781099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000299265A Withdrawn JP2002107971A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002107971A (ja) |
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2000
- 2000-09-29 JP JP2000299265A patent/JP2002107971A/ja not_active Withdrawn
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