JP2002118465A - アナログ−デジタル変換器 - Google Patents
アナログ−デジタル変換器Info
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Abstract
ル出力信号Gを生成するアナログ−デジタル変換器にお
いて、ディザ信号Mを生成するディザ信号発生回路70
が設けられ、差分信号Cまたはその派生信号(P)とデ
ィザ信号Mとを比較して二値信号Eが生成されるように
する。これにより、ディザ信号がアナログ入力信号等か
ら分離した状態で用いられる。
Description
リング方式のアナログ−デジタル変換器(アナログ・デ
ジタル変換装置)に関し、詳しくは、S/N(シグナル
/ノイズ)特性改善のためにディザ信号を導入している
アナログ−デジタル変換器に関する。かかるアナログ−
デジタル変換器は、デルタ変調型アナログ−デジタル変
換器(Δ変調型A/D変換装置)や、デルタシグマ変調
型アナログ−デジタル変換器(ΔΣ変調型A/D変換装
置)で具体化され、携帯電話やオーディオ機器において
音声や音響を処理する回路等に組み込んで用いられるこ
とが多い。
来のアナログ−デジタル変換器は、アナログ入力信号か
らデジタル出力信号を生成する信号変換を1ビットの差
分変調にて行うよう、一次予測デルタ変調型アナログ−
デジタル変換器をベースに構成されたものであり、具体
的には、アナログ入力信号Aと帰還信号Bとを受けて差
分信号Cを生成する差演算回路1と、その差分信号Cと
閾値信号Dとを受けて二値信号Eを生成する比較回路2
と、その二値信号Eを受けそのうち所定周波数(カット
オフ周波数)fg以上の成分を抑制してデジタル出力信
号Gを生成するデジタルフィルタ3と、所定周波数fg
を超える繰り返し速度(サンプリング周波数fk)で二
値信号Eをアナログ信号Hに変換するデジタル−アナロ
グ変換部4+5と、そのアナログ信号Hを受けて帰還信
号Bを生成する積分回路6とを備えている。ここで、サ
ンプリング周波数fkはカットオフ周波数fgより高
く、カットオフ周波数fgはアナログ入力信号Aの周波
数faより高く設定される。
は、S/N特性改善のために、アナログ入力信号Aの最
大振幅より小さな振幅たとえば±ΔVで発振するディザ
信号J(図7(b)参照)を生成するディザ信号発生回
路7が設けられるとともに、そのディザ信号Jを差演算
回路1の上流でアナログ入力信号Aに足し込む加算回路
8も設けられている。図示は割愛したが、ディザ信号J
を帰還信号Bや差分信号Cに足し込むよう、加算回路8
が差演算回路1への環流側や差演算回路1の下流に設け
られているものもある。何れにしても、最終的には差分
信号Cにディザ信号Jが重畳する形でディザが反映され
るようになっている。さらに、閾値信号Dには所定の電
圧Vd等が採用されるが、その電圧値は、アナログ入力
信号Aの上限より小さく下限より大きな一定値となって
いる。
は、アナログ入力信号Aから帰還信号Bを減じて差分信
号Cが生成され、これと閾値信号Dとを比較して二値信
号Eが生成され、その二値信号Eからカットオフ周波数
fgを超える高周波成分を抑制除去してデジタル出力信
号Gが生成される。また、それと並行して、二値信号E
がサンプリング回路4によって周波数fkでサンプリン
グされ更にDAコンバータ5によってアナログ信号Hに
変換されるとともに、そのアナログ信号Hが積分回路6
によって積分されて帰還信号Bとなる。
数fkで二値化され、それに基づいてデジタル出力信号
Gが生成されるが、帰還信号Bがそれまでのサンプリン
グタイミングで既に二値化された差分を積み重ねて直前
のアナログ入力信号Aを復元したものに該当することか
ら、二値信号Eは差分変調された信号となるので、二値
信号Eが1ビットの信号であっても、サンプリング周波
数fkが周波数faよりも十分に高ければ、二値信号E
にはアナログ入力信号Aの波形情報が的確に引き継がれ
る。そして、二値信号Eからデジタル出力信号Gを生成
する際にカットオフ周波数fg以上の高周波成分が除去
されるので、デジタル出力信号Gは(図7(c)参
照)、サンプリング周波数fkのノイズ成分を含まず
(図7(c)の矢付き破線を参照)、アナログ入力信号
Aに対応した適切な信号成分を含んだものとなる(図7
(c)における周波数faの矢付き実線を参照)。
のDAコンバータ5に不所望なオフセットが存在する
と、その分だけアナログ信号Hの値が正負または上下の
何れか一方に片寄るが、その偏差成分が常時積分され
て、漸増または漸減するノイズ成分が帰還信号Bに発現
する。このノイズ成分は、アナログ入力信号Aに含まれ
ていたものでなく、アナログ−デジタル変換器内で発生
したものであるが、フィードバックループに比較回路も
組み込まれているため、フィードバックループに居座り
続ける。そして、その周波数fhがカットオフ周波数f
gより低いと(図7(c)における周波数fhの矢付き
実線を参照)、デジタルフィルタ3を通り抜けてデジタ
ル出力信号GのS/N特性を劣化させる。
ものであり、アナログ入力信号Aを損なわない程度に小
さな振幅の発振信号が用いられる。そして、ディザ信号
Jが、アナログ入力信号A等に加算されて、差分信号C
に含められると、DAコンバータ5のオフセットに起因
してアナログ−デジタル変換器で発生したノイズ成分が
ディザ信号Jの影響を受けて周波数fh以外の周波数の
ところにも広く分散させられる(図7(d)参照)。分
散したノイズ成分のうちカットオフ周波数fgを超える
ものは、デジタルフィルタ3を通過できずそこで除去さ
れる。
り、DAコンバータの出力のオフセット成分が積分回路
で累積されることに起因して発生するノイズに関して
は、デルタ変調型アナログ−デジタル変換器のS/N特
性が改善される。なお、デルタシグマ変調型アナログ−
デジタル変換器については特開平6−104751号公
報に類似の記載がなされており、デルタシグマ変調型ア
ナログ−デジタル変換器でもディザ信号の導入がS/N
特性の改善に役立つということが知られている。
うな従来のアナログ−デジタル変換器では、ディザ信号
を導入するに際して、ディザ信号をアナログ入力信号や
差分信号等に足し込むという直感的・直接的な手法が採
られている。このため、ディザ信号発生回路に加えて、
アナログの加算回路あるいは等価な減算回路を設ける必
要がある。また、アナログ入力信号や差分信号の値が上
限や下限に近いときにはディザ信号の重畳によってその
限界に至ってしまって波形が歪むことから、新たな異質
のノイズ要因も随伴して導入されたことになり、そのノ
イズの発生を抑えるにはディザ信号の振幅の分だけアナ
ログ入力信号や差分信号の最大振幅を狭めることが必要
となるので、却って不都合となる面もある。
ト成分が積分回路で累積されることに起因して発生する
ノイズに関してS/N特性を改善するために差分変調型
アナログ−デジタル変換器にディザ信号を導入するに際
して、ディザ信号をアナログ入力信号や差分信号等に直
接重畳しないでも、同等の改善効果が得られるよう回路
構成に工夫を凝らすことが技術的な課題となる。また、
小形化が重視される携帯電話等への応用を考慮すると、
回路の改造に際して、回路規模を削減することも重要な
課題となる。
めになされたものであり、ディザが重畳せずに反映され
るアナログ−デジタル変換器を実現することを目的とす
る。また、この発明は、ディザ重畳用の加算回路が無く
て回路規模が小さいアナログ−デジタル変換器を実現す
ることも目的とする。
るために発明された第1乃至第2の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
ログ−デジタル変換器は、出願当初の請求項1に記載の
如く、アナログ入力信号を差分変調してデジタル出力信
号を生成するアナログ−デジタル変換器において、ディ
ザ信号を生成するディザ信号発生回路が設けられ、差分
信号またはその派生信号の二値化が前記ディザ信号との
比較にて行われるようになっている、というものであ
る。
ジタル変換器にあっては、差分変調に随伴して生じるノ
イズがディザ信号の導入により分散され一部抑制される
とともに、その導入箇所が差分変調における二値化用の
比較部に移されている。比較には一般に複数の信号が別
個に入力されることから、差分信号等とディザ信号とが
分離した状態のままで処理されることとなる。また、そ
のようにしても、二値化の基準となる閾値を必要であれ
ば直流成分等としてディザ信号側に含めることで、二値
化も含めて差分変調の機能を何等損なうこと無く、二値
信号やそれに基づくデジタル出力信号にはディザ信号の
影響が確実に及び、その結果、アナログ入力信号や差分
信号の最大振幅を狭めること無くS/N特性が改善され
ることとなる。したがって、この発明によれば、ディザ
信号がアナログ入力信号や差分信号等には直接重畳せず
とも変換結果には反映されるアナログ−デジタル変換器
を実現することができる。
ログ−デジタル変換器は、出願当初の請求項2に記載の
如く、上記の第1の解決手段のアナログ−デジタル変換
器であって、前記ディザ信号発生回路が、第1の電圧を
発生する手段と、第2の電圧を発生する手段と、これら
第1,第2の電圧を交互に選択して出力する切換手段と
を具えている、というものである。
ジタル変換器にあっては、ディザ信号が無いとしたとき
一定値となる二値化用の閾値が、第1の電圧と第2の電
圧との中間値・平均値に一致する。これにより、閾値が
ディザ信号側に含まれることとなる。しかも、第1,第
2の電圧を適宜設定することで、容易に、ディザ信号の
振幅に加えて閾値も設定することができる。さらに、切
換手段等はアナログ加算回路より簡素な回路にて具体化
されるので、回路規模も小さくて済む。したがって、こ
の発明によれば、ディザ重畳用の加算回路が無くて回路
規模が小さいアナログ−デジタル変換器を実現すること
ができる。
本発明のアナログ−デジタル変換器について、これを実
施するための具体的な形態を、以下の第1〜第6実施例
により説明する。図1に示した第1実施例は、デルタ変
調型アナログ−デジタル変換器をベースに、上述した第
1の解決手段を具現化したものであり、図2に示した第
2実施例は、デルタシグマ変調型アナログ−デジタル変
換器をベースに、上述した第1の解決手段を具現化した
ものである。また、それぞれ図3〜図6に示した第3〜
第6実施例は、何れも、上述した第2の解決手段を具現
化したものである。なお、それらの図示に際し従来と同
様の構成要素には同一の符号を付して示したので、重複
する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心
に説明する。
1実施例について、その具体的な構成を、図面を引用し
て説明する。図1(a)は、全体回路のブロック図であ
り、同図(b)は、ディザ信号Mの波形例である。この
アナログ−デジタル変換器は、デルタ変調型アナログ−
デジタル変換器をベースに構成されて1ビットの差分変
調を行うものであり、これが既述の従来例(図7参照)
と相違するのは、ディザ信号Mを生成するディザ信号発
生回路70がディザ信号発生回路7及び加算回路8に代
わって導入された点と、ディザ信号Mが閾値信号Dとし
て比較回路2に入力されるようになった点である。
は(図1(a)参照)、アナログ入力信号Aと帰還信号
Bとを受けて差分信号Cを生成する差演算回路1と、そ
の差分信号Cと閾値信号Dとを受けて二値信号Eを生成
する比較回路2と、その二値信号Eを受けそのうち所定
周波数(カットオフ周波数)fg以上の成分を抑制して
デジタル出力信号Gを生成するデジタルフィルタ3と、
所定周波数fgを超える繰り返し速度(サンプリング周
波数fk)で二値信号Eをアナログ信号Hに変換するデ
ジタル−アナログ変換部4+5と、そのアナログ信号H
を受けて帰還信号Bを生成する積分回路6とを備えたア
ナログ−デジタル変換器において、差分信号Cの最大振
幅より小さな振幅で発振するディザ信号Mを生成するデ
ィザ信号発生回路70が設けられ、そのディザ信号Mを
閾値信号Dとして比較回路2が受けるようになったもの
である。
を例に、それらの各要素について詳述すると、アナログ
入力信号Aの周波数faは数百Hzを中心に数十Hzか
ら数千Hzに亘り、これに基づきカットオフ周波数fg
は8kHzや4kHz等に設定され、サンプリング周波
数fkは1MHzや10MHz等にされる。デジタルフ
ィルタ3は、純粋なローパスフィルタの回路であっても
良いが、二値信号Eをデジタル−アナログ変換部4+5
に同期して高速でカウントする等のことで例えば8ビッ
トや14ビット等の複数ビットに変換して低速の所定周
期でデジタル出力信号Gを出力するカウント回路等に付
随して又は寄生して具現されるようにしても良い。
アンプ)を用いた加算回路等にて容易に具現化され、比
較回路2は、コンパレータ等にて具現化され例えばその
正側入力に差分信号Cが導かれ負側入力に閾値信号Dす
なわちディザ信号Mが導かれる。さらに、サンプリング
回路4には、ラッチに適したDタイプのフリップフロッ
プ等が多用されるが、これは、DAコンバータ5の一部
として具現化されていても良い。また、積分回路6に
は、オペアンプにコンデンサを組み合わせた能動的な回
路が好適である。
構成例は第3実施例以降で詳述するが、ディザ信号Mは
(図1(b)参照)、電圧Vdを中心にして小さな振幅
ΔVだけ上下に変化するような発振信号となっている。
すなわち、ディザ信号Mは、所定周期で交互に第1の電
圧(Vd+ΔV)又は第2の電圧(Vd−ΔV)にな
る。また、ディザ信号の位相はS/N比に影響しないの
で本発明にとって本質的な要件では無いけれども、この
例では、以下の動作説明の簡明化のために、ディザ信号
Mと従来例のディザ信号Jとで位相が180゜ずれてい
る即ち反転しているものとする。さらに、ディザ信号M
の周波数は、ディザ信号Mがデジタルフィルタ3でカッ
トされるように、カットオフ周波数fgより高く、サン
プリング周波数fkより低くされる。
器について、その使用態様及び動作を、図面を引用して
説明する。図1(b)は、ディザ信号Mの典型的な波形
を示し、同図(c)及び(d)は、デジタル出力信号G
のパワースペクトル図であり、(c)がディザ信号の無
い状態を示し、(d)がディザ信号の有る状態を示して
いる。
くないので閾値信号Dが比較回路2の入力可能範囲を越
える心配は無い。また、アナログ入力信号Aや,帰還信
号B,差分信号Cの波形が歪まない範囲では、差分信号
Cに振幅電圧ΔVの発振信号を加え閾値電圧Vdを減じ
た電圧値と、閾値電圧Vdから振幅電圧ΔVの発振信号
を減じてその結果を差分信号Cから減じて得られる電圧
値とが等しいので、この例のアナログ−デジタル変換器
(図1(a)参照)と従来例のアナログ−デジタル変換
器(図7(a)参照)とを対比させると、差分信号Cが
同じであれば、二値信号Eや,アナログ信号H,帰還信
号Bも同じとなることが判る。そして、アナログ入力信
号Aが同じであれば、差分信号Cも同じになるので、そ
の結果、デジタル出力信号Gも同じものが得られる。
信号Bを減じて差分信号Cが生成され、これがディザ信
号Mからなる閾値信号Dと比較されて二値信号Eが生成
され、その二値信号Eからカットオフ周波数fgを超え
る高周波成分を抑制除去してデジタル出力信号Gが生成
される。また、それと並行して、二値信号Eがサンプリ
ング回路4によって周波数fkでサンプリングされ更に
DAコンバータ5によってアナログ信号Hに変換される
とともに、そのアナログ信号Hが積分回路6によって積
分されて帰還信号Bとなる。
るが、その際に、DAコンバータ5の不所望なオフセッ
ト成分が常時積分されて、周波数fhのノイズが発現し
たとしても(図1(c)参照)、従来同様、そのノイズ
成分がディザ信号Mの影響を受けて周波数fh以外の周
波数のところにも広く分散させられて(図1(d)参
照)、そのうちカットオフ周波数fgを超えるようにな
った部分は、デジタルフィルタ3にて除去される。そし
て、この場合も、適切なディザ信号Mの導入により、D
Aコンバータの出力のオフセット成分が積分回路で累積
されることに起因して発生するノイズに関してS/N特
性が改善される。
や,帰還信号B,差分信号Cにディザ信号Mが直接重畳
されることが無いことから、差演算回路1や比較回路2
の入力範囲を逸脱しない限りアナログ入力信号A等の信
号波形は歪まないので、アナログ入力信号A等の最大振
幅が差演算回路1等の入力範囲よりも狭められるという
ことが無い。また、そのことによって回路設計時に考慮
すべき要件が減るので、設計が楽になるという更なる利
点も享受することができる。
アナログ−デジタル変換器は、デルタシグマ変調型アナ
ログ−デジタル変換器をベースに構成されて1ビットの
差分変調を行うものであり、これが上述した第1実施例
のものと相違するのは、積分回路6が、DAコンバータ
5と差演算回路1との間におけるアナログ信号Hのライ
ンから外されて、差演算回路1と比較回路2との間にお
ける差分信号Cのラインに介挿されている点である。
は、アナログ入力信号Aと帰還信号Bとを受けて差分信
号Cを生成する差演算回路1と、その差分信号Cを受け
て派生信号Pを生成する積分回路6と、その派生信号P
と閾値信号Dとを受けて二値信号Eを生成する比較回路
2と、その二値信号Eを受けそのうち所定周波数(カッ
トオフ周波数)fg以上の成分を抑制してデジタル出力
信号Gを生成するデジタルフィルタ3と、所定周波数f
gを超える繰り返し速度(サンプリング周波数fk)で
二値信号Eをアナログ信号Hに変換しこれを帰還信号B
として差演算回路1に送出するデジタル−アナログ変換
部4+5とを備えたアナログ−デジタル変換器におい
て、派生信号Pの最大振幅より小さな振幅で発振するデ
ィザ信号Mを生成するディザ信号発生回路70が設けら
れ、そのディザ信号Mを閾値信号Dとして比較回路2が
受けるようになったものである。
換器についてもディザ信号の導入がS/N特性の改善に
役立つことが知られており、その導入に際してディザ信
号をアナログ入力信号に加算器で重畳させる手法が特開
平6−104751号公報に開示されているが、この発
明の場合(図2参照)、ディザ信号Mが、上述の第1実
施例と同様に、閾値信号Dとして比較回路2の負側入力
に導かれて、差分信号Cやその派生信号Pとは分離した
ままの状態で、派生信号Pとの比較に供される。これに
より、デルタシグマ変調型アナログ−デジタル変換器に
ついても、DAコンバータの出力のオフセット成分が積
分回路で累積されることに起因して発生するノイズに関
してS/N特性が改善されるうえ、アナログ入力信号等
の最大振幅が狭められることも無く、設計も楽になる。
しかも、ディザ信号重畳用の加算回路は不要である。
明のアナログ−デジタル変換器では、上述した第1実施
例や第2実施例におけるディザ信号発生回路70が、第
1の電圧(Vd+ΔV)を発生する手段と、第2の電圧
(Vd−ΔV)を発生する手段と、これら第1,第2の
電圧(Vd±ΔV)を交互に選択して出力する切換手段
とを具えたものになっている。
を直列接続した回路が電圧Vddの給電線と電圧Vss
の接地線との間に設けられ、その抵抗分圧によって、抵
抗R1と抵抗R2との接続点に第1の電圧(Vd+Δ
V)が発生し、抵抗R2と抵抗R3との接続点に第2の
電圧(Vd−ΔV)が発生する。そのように各抵抗R
1,R2,R3の抵抗値が設定される。また、抵抗R1
と抵抗R2との接続点がアナログスイッチ等のスイッチ
SW1を介在させてディザ信号Mの信号線に接続され、
抵抗R2と抵抗R3との接続点もスイッチSW2を介在
させてディザ信号Mの信号線に接続される。さらに、ス
イッチSW1の開閉状態を切り換える制御信号Qが、例
えばサンプリング周波数fkを規定しているクロック信
号Kを分周する等のことで生成され、スイッチSW2の
切換制御信号は制御信号Qを反転して生成されるように
なっている。
式[Vss+(Vdd-Vss)・(R2+R3)/(R1+R2+R3)]にて算出さ
れ、抵抗R2,R3の接続点電圧が式[Vss+(Vdd-Vss)・
(R3)/(R1+R2+R3)] にて算出されるので、抵抗R1,R
2,R3の抵抗値あるいはそれらの比を適切に設定する
ことで容易に、しかも実用上はほぼ任意の電圧Vd,振
幅ΔVについて、第1の電圧(Vd+ΔV)及び第2の
電圧(Vd−ΔV)を発生させることができる。なお式
中で「・」は乗算を示し「/」は除算を示す。そして、制御
信号Qに応じてスイッチSW1,SW2が交互に導通ま
たは遮断を繰り返すので、ディザ信号Mは、電圧Vdを
中心にして振幅ΔVで発振する信号となる。これによ
り、アナログの加算回路や減算回路が無くても、ディザ
信号Mに閾値電圧Vdを含ませるとともに、そのディザ
信号Mを閾値信号Dとして二値化のための比較に供する
ことができる。
明のアナログ−デジタル変換器が上述した第3実施例の
ものと相違するのは、抵抗の一部が並列になっている点
と、スイッチが一個に減っている点である。具体的に
は、スイッチSW3と抵抗R5とが直列接続され、この
回路と抵抗R4とが並列接続され、この回路と抵抗R6
とが直列に接続され、この回路が電圧Vddの給電線と
電圧Vssの接地線との間に繋ぎ込まれる。
に応じて開閉すると、それに応じて抵抗R4と抵抗R6
との接続点電圧が切り替わるので、その電圧を取り出す
ことでディザ信号Mを生成することができる。また、こ
の場合も、加算回路を用いること無く、抵抗R4,R
5,R6の抵抗値あるいはそれらの比を適切に設定する
ことで容易に、実用上任意の電圧Vd,振幅ΔVについ
て、第1の電圧(Vd+ΔV)及び第2の電圧(Vd−
ΔV)を発生させることができる。
明のアナログ−デジタル変換器が上述した第3,第4実
施例のものと相違するのは、定電流源が導入されている
点である。具体的には、定電流源IS1とスイッチSW
4とが直列接続され、定電流源IS2とスイッチSW5
とが直列接続され、それらの直列回路同士が並列接続さ
れ、この回路と抵抗R7とが直列に接続され、この回路
が電圧Vddの給電線と電圧Vssの接地線との間に繋
ぎ込まれる。また、図示は割愛したが、スイッチSW
4,SW5が制御信号Qやその反転信号に応じて交互に
開閉するようになっている。
ときには抵抗R7に式[IS1・R7]の電圧が発生し、スイ
ッチSW5が導通しているときには抵抗R7に式[IS2・
R7]の電圧が発生し、それらの電圧がスイッチSW4,
SW5の開閉に応じて交互に発現するので、その電圧を
取り出すことでディザ信号Mを生成することができる。
また、この場合も、加算回路を用いること無く、定電流
源IS1,IS2の電流値や抵抗R7の抵抗値を適切に
設定することで容易に、任意の電圧Vd,振幅ΔVにつ
いて、第1の電圧(Vd+ΔV)及び第2の電圧(Vd
−ΔV)を発生させることができる。
明のアナログ−デジタル変換器が上述した第5実施例の
ものと相違するのは、スイッチが減っている点である。
具体的には、定電流源IS4とスイッチSW6とが直列
接続され、この回路と定電流源IS3とが並列接続さ
れ、この回路と抵抗R8とが直列に接続され、この回路
が電圧Vddの給電線と電圧Vssの接地線との間に繋
ぎ込まれる。
SW6が導通しているときには抵抗R8に式[R8・(IS3+
IS4)]の電圧が発生し、スイッチSW6が遮断している
ときには抵抗R8に式[R8・IS4]の電圧が発生し、それ
らの電圧がスイッチSW6の開閉に応じて交互に発現す
るので、その電圧を取り出すことでディザ信号Mを生成
することができる。また、この場合も、加算回路を用い
ること無く、定電流源IS3,IS4の電流値や抵抗R
8の抵抗値を適切に設定することで容易に、任意の電圧
Vd,振幅ΔVについて、第1の電圧(Vd+ΔV)及
び第2の電圧(Vd−ΔV)を発生させることができ
る。
の第1の解決手段のアナログ−デジタル変換器にあって
は、差分変調に伴う二値化のための比較を利用してディ
ザ信号がアナログ入力信号等から分離した状態で用いら
れるようにしたことにより、ディザ信号がアナログ入力
信号や差分信号等には直接重畳せずとも変換結果には反
映されるアナログ−デジタル変換器を実現することがで
きたという有利な効果が有る。
−デジタル変換器にあっては、ディザ信号発生回路を特
定構造のものに限定したことにより、ディザ重畳用の加
算回路が無くて回路規模が小さいアナログ−デジタル変
換器を実現することができたという有利な効果を奏す
る。
施例について、(a)が全体回路のブロック図、(b)
がディザ信号の波形例、(c)がディザ信号の無いとき
のパワースペクトル図、(c)がディザ信号を加えたと
きのパワースペクトル図である。
施例について、全体回路のブロック図である。
施例について、ディザ信号発生回路の詳細図である。
施例について、ディザ信号発生回路の詳細図である。
施例について、ディザ信号発生回路の詳細図である。
施例について、ディザ信号発生回路の詳細図である。
(a)が全体回路のブロック図、(b)がディザ信号の
波形例、(c)がディザ信号の無いときのパワースペク
トル図、(c)がディザ信号を加えたときのパワースペ
クトル図である。
ルフィルタ、4…サンプリング回路(FF,デジタル−
アナログ変換部)、5…DAコンバータ5(DAC,デ
ジタル−アナログ変換部)、6…積分回路6、7…ディ
ザ信号発生回路、8…加算回路、70…ディザ信号発生
回路
Claims (2)
- 【請求項1】アナログ入力信号を差分変調してデジタル
出力信号を生成するアナログ−デジタル変換器におい
て、ディザ信号を生成するディザ信号発生回路が設けら
れ、差分信号またはその派生信号の二値化が前記ディザ
信号との比較にて行われることを特徴とするアナログ−
デジタル変換器。 - 【請求項2】前記ディザ信号発生回路は、第1の電圧を
発生する手段と、第2の電圧を発生する手段と、これら
第1,第2の電圧を交互に選択して出力する切換手段と
を具えたものであることを特徴とする請求項1記載のア
ナログ−デジタル変換器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000310053A JP4648996B2 (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | アナログ−デジタル変換器 |
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2000
- 2000-10-11 JP JP2000310053A patent/JP4648996B2/ja not_active Expired - Fee Related
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