JP2002131868A - ウェブ乾燥方法 - Google Patents

ウェブ乾燥方法

Info

Publication number
JP2002131868A
JP2002131868A JP2001223351A JP2001223351A JP2002131868A JP 2002131868 A JP2002131868 A JP 2002131868A JP 2001223351 A JP2001223351 A JP 2001223351A JP 2001223351 A JP2001223351 A JP 2001223351A JP 2002131868 A JP2002131868 A JP 2002131868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
web
temperature
pipe
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001223351A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yanagawa
和雄 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001223351A priority Critical patent/JP2002131868A/ja
Publication of JP2002131868A publication Critical patent/JP2002131868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜質が劣化せず、複数種類の品種に対する乾
燥制御を簡略化した乾燥方法を提供する。 【解決手段】 コントローラ8は、空気調節器18を制
御して、ウェブ2の乾燥開始時の乾燥用エアの温度を定
常温度よりも低い乾燥開始温度に設定する。ウェブ2の
搬送に従動して回転する回転ローラ5の回転をエンコー
ダ7で検出し、このエンコーダ7の検出信号から塗布さ
れたウェブ2の搬送量を算出する。塗布開始後のウェブ
2の搬送量が所定量に達した時点で乾燥用エアの温度を
定常温度に上げ、膜質の劣化のないように塗布層を固化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ上に塗布さ
れた塗布層を乾燥させるウェブ乾燥方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムやカラーペーパ等の感光材
料は、プラスチックフイルムや紙等で形成された幅広の
ウェブに感光乳剤を塗布し、この塗布層を固化させた後
に所定の幅に裁断して形成されている。ウェブ上に塗布
層を形成する装置は、大きく分けて塗布ゾーンと乾燥ゾ
ーンとからなる。ウェブは、一定の速度で連続搬送され
て塗布ゾーンに送り込まれる。塗布ゾーンには、コータ
ーまたはスライドホッパー等と呼ばれる塗布装置が設置
されており、ウェブの一方の面に感光乳剤を塗布し、所
定の厚みの塗布層を形成する。塗布層が形成されたウェ
ブは、乾燥ゾーンに送り込まれる。乾燥ゾーンでは、ブ
ロアと空調装置とから供給された乾燥用エアがウェブに
吹き付けられ、塗布層の固化を行なう。
【0003】乾燥装置としては、例えば、外周面に多数
の穴が形成されたパイプを使用する弦巻型乾燥装置があ
る。特公昭50−25183号公報に記載されているよ
うに、この弦巻型乾燥装置では、パイプの外周にウェブ
の被乾燥面が対面した状態で通過するようにウェブの搬
送経路を弦巻状に形成し、パイプの外周を通過した位置
でウェブにテンションを与え、パイプの一端から送風し
た乾燥用エアをパイプの外周面の穴から噴出させてウェ
ブに吹き付けている。ウェブに与えられたテンションと
乾燥用エアによる風圧は、テンションの調節によって平
衡され、ウェブはパイプの外周面から浮上する。そし
て、この浮上状態を維持したままウェブを搬送させ、連
続して塗布層の固化を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような乾燥装置
では、一定量のウェブが乾燥ゾーン内に送り込まれた後
に、安定して塗布層を固化することのできる定常乾燥状
態となる。乾燥開始時には、乾燥ゾーン内の温度とウェ
ブの塗布層の温度との差が大きいため、ウェブと乾燥ゾ
ーンとの間で大きな熱移動が発生する。これにより、乾
燥開始状態の乾燥ゾーン内で固化された塗布層は、定常
乾燥状態の乾燥ゾーン内で固化された塗布層と比べて各
種性能や物理的性質が異なったり、光沢異常等の膜質変
化が発生してしまうことがあった。この乾燥開始部分
は、不良品として廃棄されるため、製品ロスが多かっ
た。
【0005】上記問題を解決するために、特公平4−2
7477号公報記載の発明では、乾燥開始時の乾燥ゾー
ン内の温度を低くし、一定時間が経過した後に乾燥ゾー
ン内の温度を定常条件に戻すようにしている。また、特
開平7−289971号公報記載の発明では、乾燥開始
時の湿度の急激な上昇によって温度が低下するのを防止
するために、あらかじめ、塗布層の蒸発量に匹敵するだ
けの加湿を行い、湿度の上昇とともに、温度及び湿度の
自動制御を実施するようにしている。
【0006】上記2種類の乾燥方法は、分単位のオーダ
ーで温度と湿度とをコントロールしている。しかしなが
ら、弦巻型乾燥装置は、従来の乾燥装置に比べて温湿度
変化や乾燥用エアのゾーン滞在時間、ウェブの滞在時間
がはるかに短く、上記乾燥方法を適用することができな
かった。
【0007】また、感光材料は、その品種によって塗布
層の数や厚みが異なるため、塗布速度が異なり、当然乾
燥速度も異なっている。そのため、従来の乾燥方法で
は、異なる品種ごとに温湿度変化の制御内容を設定しな
ければならず、乾燥装置の制御が複雑になり、コストア
ップになっていた。更に、乾燥ゾーン内を予め加湿して
おくのは、省エネルギーの観点からしても好ましいもの
ではなかった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、弦巻型乾燥装置において膜質の劣化しない乾燥を
行うとともに、複数種類の品種に対する乾燥制御を簡略
化することのできる乾燥方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のウェブ乾燥方法は、ウェブの乾燥開始前
に乾燥用エアを所定の温度及び湿度に設定しておき、乾
燥開始とともにウェブの搬送量を測定し、ウェブの搬送
量が一定量に達した時に、乾燥用エアの温度及び湿度を
変更するようにしたものである。
【0010】また、温度及び湿度の変更は、ウェブの被
乾燥面の乾燥開始部分と定常部分との乾燥点が同一にな
るようにしたものである。
【0011】更に、ウェブの搬送量の測定結果を利用し
て、乾燥停止制御を行うようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したウェブ
塗布装置の構成を示す概略図である。ウェブ2は、プラ
スチック製フイルムが長尺に形成されたものであり、ロ
ール状に巻かれたウェブロール3の形態でウェブ製造装
置にセットされる。ウェブ2は、セットされたウェブロ
ール3から引き出され、搬送経路内にセットされる。
【0013】搬送経路内には、ウェブ2に圧接して従動
回転する一対の回転ローラ5,6が設置されている。一
方の回転ローラ5には、回転ローラ5の回転を検出する
エンコーダ7が接続されており、このエンコーダ7の検
出信号は、ウェブ塗布装置の全体を制御するコントロー
ラ8に入力される。コントローラ8は、コンピュータ
と、制御プログラムを格納した記憶装置等からなり、エ
ンコーダ7から入力された入力信号からウェブ2の搬送
量を算出し、各種制御に利用する。
【0014】ウェブロール3から引き出されたウェブ2
は、塗布ゾーンに送り込まれる。塗布ゾーンには、ウェ
ブ2の表面に感光乳剤を塗布して塗布層を形成するコー
ター10が設置されている。ウェブ2は、複数の感光乳
剤が塗布されて例えばカラーネガフイルム等になる。な
お、図面の煩雑化を防ぐために記載していないが、塗布
ゾーンの上流側には、ウェブ2に付着した塵埃を取り除
く除塵装置が設置されている。
【0015】塗布ゾーンの下流側には、ウェブ2に塗布
された感光乳剤を固化する二つの乾燥ゾーン12,13
が配置されている。乾燥ゾーン12内には、例えば弦巻
型乾燥装置が設置されている。図2に示すように、弦巻
型乾燥装置は、ウェブ2の搬送方向に略直交する方向で
設置され、外周面に多数の穴15aが形成された円筒形
状のパイプ15からなる。
【0016】パイプ15の一端15bにはブロア17が
接続されており、空気調節機18にて温度と湿度とが調
節された空気を乾燥用エアとしてパイプ15内に送風す
る。パイプ15のブロア17が取り付けられているのと
反対側の端部は塞がれており、パイプ15内にブロア1
7で送風された乾燥用エアは、パイプ15の外周面の多
数の穴15aから噴出する。ウェブ2の塗布層を固化し
た乾燥用エアは、ブロア17によって一部が空気調節機
18に送り込まれ、残りは再びブロア17に戻り循環す
る。なお、乾燥ゾーン13内の弦巻型乾燥装置は、乾燥
ゾーン12内のものと同じであり、ブロア19が接続さ
れている。
【0017】ブロア17,19と空気調節機18は、コ
ントローラ8によって制御されている。コントローラ8
は、ウェブ2の乾燥開始時には空気調節機18を制御し
て乾燥用エアの温度を低くしておき、ウェブ2が一定量
搬送された時点で、乾燥用エアの温度を定常温度に切り
換える。
【0018】ウェブ2は、乾燥ゾーン13の下流側でウ
ェブ2に与えられたテンションと、パイプ15の穴15
aから噴出する乾燥用エアの圧力との平衡により、パイ
プ15に接触しないようにパイプ15の外周面から浮上
する。これにより、ウェブ2の搬送時にパイプ15との
摺接による抵抗が発生しないため、ウェブ2を搬送する
装置の駆動力を小さくすることができる。
【0019】乾燥ゾーン13の下流側には、ウェブ2を
ロール状に巻き取る巻き取り部が設けられている。ウェ
ブ2は、巻き取り部にセットされた巻き取りロール20
に先端が係止され、巻き取りロール20の回転によって
外周に巻き取られる。ウェブ2を巻き取った巻き取りロ
ール20は、ウェブ製造装置から取り出され、ウェブ2
を製品形状に裁断する装置や、再度塗布層の形成を行う
塗布装置にセットされる。なお、図面の煩雑化を防ぐた
めに記載していないが、乾燥ゾーン13と、巻き取り部
との間には、塗布層の検査を行う表面検査装置が設置さ
れている。
【0020】図3(A),(B)のグラフは、品種A
と、この品種Aよりも感光乳剤の塗布量が少なく塗布速
度の速い品種Bとの塗布層を固化する際の、乾燥開始か
らの経過時間に対する膜面温度を示すグラフである。ま
た、同図(C)のグラフは、乾燥状態が定常条件に移行
した後の品種Aと品種Bとの膜面温度を示すグラフであ
り、品種A,品種Bのウェブともに、同図(C)のグラ
フに示すパターンに沿って塗布層を固化させることで、
適正な膜質が得られるようになっている。
【0021】図3(A)のグラフは、乾燥開始部分の製
品ロスに対する対策を何ら講じていない場合を示してい
る。このグラフから分かるように、品種A,品種Bとも
に乾燥完了時間は異なっているものの、乾燥点はほぼ同
一となっている。なお、品種Aの膜面温度が恒率乾燥期
において上昇しているのは、乾燥ゾーン内が蒸発した水
分で高湿となることを表している。
【0022】図3(B)のグラフは、乾燥開始時の乾燥
用エアの温度を定常状態よりも低く設定し、品種Aに最
適となるタイミングで、乾燥用エアの温度を上昇させた
場合を示している。乾燥用エアの温度変更時に膜面温度
が多少変動するが、恒率乾燥期間の初期に発生する膜面
温度の変動は、膜質に大きな影響を与えないことが知ら
れている。品種Aの場合、乾燥点の膜面温度の変化と減
率乾燥期での膜面温度とが、定常条件時の同図(C)の
グラフの値をほぼ再現しており、塗布層が適切に固化さ
れていることが分かる。しかしながら、品種Aに最適化
した条件で品種Bの塗布層を固化すると、品種Bは乾燥
用エアの温度が定常温度に変化する前に乾燥点に達して
しまうため、膜質に悪影響が生じてしまう。
【0023】このように、乾燥開始からの時間経過を基
にした制御では、異なる品種の塗布層を固化する際に膜
質変化を生じさせてしまうため、品種ごとに制御内容を
変更しなけらばならず、制御が複雑になり、コストアッ
プの一つの要因ともなっていた。
【0024】そこで、本願発明では乾燥開始からの時間
経過ではなく、ウェブの搬送量に応じて制御を行うよう
にした。図4(A),(B)のグラフは、品種Aと、こ
の品種Aよりも感光乳剤の塗布量が少なく塗布速度の速
い品種Bとの塗布層を固化する際の、乾燥開始からのウ
ェブの搬送量に対する膜面温度を示すグラフである。ま
た、同図(C)のグラフは、乾燥状態が定常条件に移行
した後の品種Aと品種Bとの膜面温度を示すグラフであ
る。
【0025】図4(A)のグラフは、乾燥開始部分の製
品ロスに対する対策を何ら講じていない場合を示してい
る。このグラフから分かるように、品種Aと品種Bとで
はウェブの搬送速度が異なっているにも関わらず、弦巻
型乾燥装置の能力を最大限に使用して塗布層の固化を行
っているため、乾燥点が乾燥ゾーンの下流側となり、ほ
ぼ同一のパターンで塗布層の固化が行われることが分か
る。また、乾燥ゾーン内が高湿になるタイミングは、ゾ
ーン内をウェブが満たす時間と乾燥用エアの循環時間と
に影響されるため、搬送速度の速い品種Bのほうが品種
Aより遅れて高湿となる。
【0026】図4(B)のグラフは、乾燥開始時の乾燥
用エアの温度を定常状態よりも低く設定し、品種Aに最
適となるタイミングで、乾燥用エアの温度を上昇させた
場合を示している。この場合にも、乾燥用エアの温度変
更時に膜面温度が多少変動するが、膜質に悪影響はな
い。また、品種Aの場合、乾燥点の膜面温度の変化と減
率乾燥期での膜面温度とが、定常条件時の(C)のグラ
フの値を再現しており、塗布層が適切に固化されている
ことが分かる。更に、品種Bの場合には、乾燥用エアの
温度変化の際に品種Aよりも大きく膜面温度が変動する
が、膜質には影響がなく、乾燥点近傍では定常条件時の
(C)のグラフとほぼ同一なパターンを描くため、品種
Aに対する設定を変更せずに塗布層の固化を適切に行う
ことができる。
【0027】次に、上記実施形態の作用について、図5
のフローチャートを参照しながら説明する。別の製造ラ
インで製造されてロール状に巻かれたウェブロール3
は、ウェブ塗布装置のウェブ供給部にセットされる。こ
のウェブロール3からウェブ2の先端が引き出され、塗
布ゾーンと乾燥ゾーン12,13とを経て、巻き取り部
の巻き取りロール20に係止される。乾燥ゾーン12,
13では、図2に示すように、ウェブ2の塗布面が対面
するようにパイプ15に弦巻状に巻き付けられる。
【0028】ウェブ塗布装置が稼働されると、ウェブ2
は、塗布ゾーンに向けて搬送される。なお、図示してい
ないが、ウェブ2は塗布ゾーンの前に設置された除塵装
置によって除塵されてから、塗布ゾーンに送り込まれ
る。塗布ゾーンでは、ウェブ2にコーター10にて感光
乳剤が塗布され、塗布層が形成される。
【0029】また、ウェブ2の搬送に伴って回転ローラ
5,6が従動回転を行い、エンコーダ7が回転ローラ5
の回転を検出する。コントローラ8は、エンコーダ7か
ら入力された検出信号から塗布されたウェブ2の搬送量
を算出する。更に、コントローラ8はブロア17,19
と空気調節機18とを稼働させ、所定の温度及び湿度に
設定した空気を乾燥用エアとして乾燥ゾーン12,13
のパイプ15内に送風する。図4(B)のグラフに示す
ように、この時の乾燥用エアの温度は、定常温度よりも
低い乾燥開始温度に設定されている。
【0030】塗布層が形成されたウェブ2は、乾燥ゾー
ン12,13に搬送される。パイプ15内に送風された
乾燥用エアは、パイプ15の外周面の穴15aから噴出
してウェブ2に吹き付け、パイプ15に接触しないよう
にウェブ2をパイプ15の外周面から浮上させる。
【0031】コントローラ8は、エンコーダ7からの検
出信号によってウェブの搬送量が所定量に達した時に、
空気調節機18の温度設定を変更し、乾燥用エアを乾燥
開始温度よりも高い定常温度に設定する。これにより、
ウェブ2の乾燥開始部分の塗布層は、図4(B),
(C)のグラフに示すように、定常条件時と同じパター
ンで固化されるので、不良部分とならずに製品として用
いることができる。
【0032】塗布層が固化されたウェブ2は、巻き取り
ロール20に巻き取られる。コントローラ8は、ウェブ
2の搬送量の算出を継続しており、ウェブロール3のウ
ェブ2が無くなる直前でウェブ塗布装置を停止する。こ
れにより、ウェブ2が無くなった後にウェブ塗布装置が
無駄に稼働されるのを防止することができる。
【0033】巻き取りロール20に巻き取られたウェブ
2は、ウェブ塗布装置から取り出され、ウェブ2を製品
形状に裁断する装置にセットされて裁断され、穿孔工程
や包装工程,検査工程を経て製品として出荷される。ま
た、感光乳剤が重ねて塗布される場合には、別の装置に
セットされて感光乳剤が塗布され、その後同様に裁断,
包装されて出荷される。
【0034】なお、同じウェブ塗布装置にて、上述した
ウェブ2よりも感光乳剤の塗布量が少なくて塗布速度が
速く、搬送速度も速い品種を製造する場合であっても、
本発明の場合には何ら設定を変更する必要はない。図
(B),(C)に示すように、塗布層の厚い品種Aに最
適化された条件で、塗布層の薄い品種Bの塗布層の固化
を行っても、品種Aのウェブと同様に乾燥定常条件とほ
ぼ同一のパターンで塗布層を固化することができるた
め、装置の制御を簡略化することができる。
【0035】
【実施例】以下に、上述した弦巻型乾燥装置を用いて塗
布層を固化する途中で乾燥用エアの温度を変更する際の
制御を、時間を基にした時間切換制御の場合と、搬送量
を基にした搬送量切換制御の場合とで比較した実験結果
を記載する。また、実験には感光乳剤の塗布量の異なる
品種A’と品種B’とを用いる。品種A’,B’と弦巻
型乾燥装置の各種性能は、以下の通りである。
【0036】品種A’ 感光乳剤塗布量:70gH2 O 塗布速度:15m/min 塗布幅:0.3m 品種B’ 感光乳剤塗布量:140gH2 O 塗布速度:7.5m/min 塗布幅:0.3m 弦巻型乾燥装置の性能 乾燥ゾーン長:30m 乾燥速度:3gH2 O/m2 ・°C・分 ゾーン風量250m3 /分 除湿風量:200m3 /分 乾燥開始条件:温度=22.0度,調節機露点=4.0
度 乾燥定常条件:温度=45.0度,調節機露点=4.0
度 乾燥用エア温度切換時間:90秒 乾燥用エア温度切換搬送量:22.5m 品種A’と品種B’との塗布層を上記条件で固化した際
に、乾燥開始時に膜面温度が乾燥点に達するのは、以下
の表1に示す位置となった。また、定常条件において膜
面温度が乾燥点に達するのは、以下の表2に示す位置と
なった。なお、乾燥点の位置は、乾燥ゾーンの入り口か
らの距離となっている。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1及び表2から分かるように、時間切換
制御の場合には、乾燥開始時の乾燥点の位置が品種によ
って異なってしまうため、品種ごとに制御内容を変更し
ないと適正に塗布層を固化することができない。しかし
ながら、搬送量切換制御の場合には、異なる品種であっ
ても乾燥ゾーン内での乾燥点の位置が同じになるため、
弦巻型乾燥装置の制御内容を変更しなくても異なる品種
の塗布層を適正に固化することができる。
【0040】なお、上記実施形態では、カラーネガフイ
ルムの製造を例に説明したが、本発明は、モノクロネガ
フイルム,カラーリバーサルフイルム,カラーペーパー
などの各種感光材料の製造にも利用することができる。
【0041】また、本発明は、弦巻型乾燥装置以外に、
搬送途中のウェブの両面に対して、互い違いの位置から
乾燥用エアを吹き付け、ウェブを波打たせて塗布層の固
化を行う被接触式乾燥装置(PAC)などにも適用する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェブ乾
燥方法は、乾燥開始直後の膜質の劣化を防止して適切に
固化することができるので、製品ロスの発生を減少させ
ることができる。また、複数種類の品種に対して同一の
乾燥条件を適用することができるので、乾燥制御を簡略
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したウェブ製造装置の構成を示す
概略図である。
【図2】弦巻型乾燥装置の構成を示す斜視図である。
【図3】乾燥開始からの経過時間に対する膜面温度を示
すグラフである。
【図4】搬送距離に対する膜面温度を示すグラフであ
る。
【図5】ウェブの製造順序を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 ウェブ 7 エンコーダ 8 コントローラ 10 コータ 12,13 乾燥ゾーン 17,19 ブロア 18 空気調節機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の穴が形成されたパイプの外周面に
    ウェブの被乾燥面が対面するように該ウェブの搬送経路
    を弦巻状に形成し、パイプの一端から送風した乾燥用エ
    アをパイプの外周面の穴から噴出させてウェブに吹き付
    け、乾燥用エアの風圧によってウェブをパイプの外周面
    から浮上させたままウェブを搬送させ、連続して被乾燥
    面の乾燥を行うウェブ乾燥方法において、 前記ウェブの乾燥開始前に乾燥用エアを所定の温度及び
    湿度に設定しておき、乾燥開始とともにウェブの搬送量
    を測定し、ウェブの搬送量が一定量に達した時に、乾燥
    用エアの温度及び湿度を変更することを特徴とするウェ
    ブ乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記温度及び湿度の変更は、ウェブの被
    乾燥面の乾燥開始部分と定常部分との乾燥点が同一にな
    るように行われることを特徴とする請求項1記載のウェ
    ブ乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記ウェブの搬送量の測定結果を利用し
    て、乾燥停止制御を行うことを特徴とする請求項1また
    は2記載のウェブ乾燥方法。
JP2001223351A 2000-08-17 2001-07-24 ウェブ乾燥方法 Pending JP2002131868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001223351A JP2002131868A (ja) 2000-08-17 2001-07-24 ウェブ乾燥方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247457 2000-08-17
JP2000-247457 2000-08-17
JP2001223351A JP2002131868A (ja) 2000-08-17 2001-07-24 ウェブ乾燥方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002131868A true JP2002131868A (ja) 2002-05-09

Family

ID=26598039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001223351A Pending JP2002131868A (ja) 2000-08-17 2001-07-24 ウェブ乾燥方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002131868A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7782912B2 (ja) 2021-12-27 2025-12-09 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電極シートの乾燥装置、それを含む電極シートの製造システム、および電極シートの乾燥方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7782912B2 (ja) 2021-12-27 2025-12-09 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電極シートの乾燥装置、それを含む電極シートの製造システム、および電極シートの乾燥方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI696310B (zh) 腹板塗佈和壓延系統及方法
JPH0691753A (ja) ウェブ用のローレット装置および方法
WO2022019027A1 (ja) 再構成たばこシートの製造装置および製造方法
JP4522069B2 (ja) フイルム巻取装置及びその方法
CN101665194B (zh) 聚合物薄膜的卷绕方法及其装置
CN111148709B (zh) 卷取装置、卷取方法
JP2002131868A (ja) ウェブ乾燥方法
JP6417810B2 (ja) 乾燥装置及び電極の製造方法
JPH0329705B2 (ja)
JP2001097620A (ja) 画像記録坦体のカール除去方法および装置
JP5749470B2 (ja) ポリマーフィルムの延伸設備
TW201350316A (zh) 溶液製膜方法及設備
JP4289581B2 (ja) ウェブ乾燥方法及び装置
WO2001072155A1 (fr) Stabilisateur de caracteristique de ventilation pour cigerette a filtre
TWI576234B (zh) 環狀帶的評價方法、溶液製膜方法及設備
JPWO2001072155A1 (ja) フィルタシガレットの通気特性安定化装置
JP4022673B2 (ja) 塗布膜の乾燥方法及びインクジェット記録用シートの製造方法
JPH0663487A (ja) 帯状体の塗膜連続乾燥方法及び装置
EP0494678A1 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium
JP2013018237A (ja) 樹脂シートの熱処理装置
US20120118474A1 (en) Method and apparatus for determining blowout in a corrugation
KR101779969B1 (ko) 압전필름의 제조방법
JP2004284751A (ja) ウエブ非接触搬送装置
JP2002001196A (ja) ウェブ塗布方法及び装置
JP2001310293A (ja) 長尺体の切断幅制御方法及びその装置、並びに磁気記録媒体の製造方法及びその装置