JP2002138046A - Nk細胞活性化剤 - Google Patents

Nk細胞活性化剤

Info

Publication number
JP2002138046A
JP2002138046A JP2000330810A JP2000330810A JP2002138046A JP 2002138046 A JP2002138046 A JP 2002138046A JP 2000330810 A JP2000330810 A JP 2000330810A JP 2000330810 A JP2000330810 A JP 2000330810A JP 2002138046 A JP2002138046 A JP 2002138046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabbage
cells
fermentation
fermented extract
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000330810A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Himawari
博重 樋廻
Toshimitsu Hattori
利光 服部
Shinji Tsuzaki
慎二 津崎
Kinya Takagaki
欣也 高垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Shinyaku Co Ltd filed Critical Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority to JP2000330810A priority Critical patent/JP2002138046A/ja
Publication of JP2002138046A publication Critical patent/JP2002138046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 NK細胞活性化剤を提供すること。 【解決手段】 キャベツ発酵エキスを主成分とするNK
細胞活性化剤が提供される。このキャベツ発酵エキス
は、健常人のみならず、胃癌、大腸癌、肺癌、子宮癌、
白血病および脳腫瘍患者ならびに高齢者のNK細胞を活
性化し、免疫力を増強する。従って、キャベツ発酵エキ
スは、NK細胞活性化補助食品となり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナチュラルキラー
細胞(以下、NK細胞という)を活性化する食品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】NK細胞は、未感作の状態で標的細胞に
対して細胞障害性を有する細胞と定義されている。この
NK細胞は、自己の癌あるいは同種癌に対して特異的に
作用する細胞であり、発ガンあるいは癌細胞の増殖に対
する抵抗性を担う細胞として注目されている。
【0003】このようなNK細胞は、種々の刺激で多く
のサイトカインを産生し、それによって細胞増殖の刺
激、制御、T細胞あるいはB細胞による免疫応答調節を
行うと考えられており、NK細胞を活性化することによ
り、発ガンあるいは癌細胞の増殖に対する抵抗性を高め
ることができると考えられる。そして、NK細胞活性化
を促進する物質が探索されているが、薬剤として利用さ
れるものがほとんどであり、食品として摂取できるもの
であれば、日常生活において簡便に摂取し、免疫力が増
加されることが期待される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、NK細胞を活
性化し、免疫力を高める食品が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、NK細胞
を活性化する食品を検討したところ、驚くべきことにキ
ャベツ発酵エキスにNK細胞活性化作用があることを見
出して本発明を完成させた。
【0006】本発明は、キャベツ発酵エキスを主成分と
するNK細胞活性化剤に関する。
【0007】好ましい実施態様においては、前記キャベ
ツ発酵エキスが液体、ペースト、または粉末の形態であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のNK細胞活性化剤は、キ
ャベツ発酵エキスを主成分とする。キャベツ発酵エキス
には、キャベツを発酵させて得られる液状のエキス、そ
れをペースト状にしたもの、液状のエキスまたはペース
トから得られた粉末などの形態が挙げられる。
【0009】本発明に用いられるキャベツとしては、食
用に用いられるキャベツであれば、種類を問わない。キ
ャベツの品種も問わない。いわゆる赤キャベツも本発明
に用いられる。キャベツは単独で、または種類の異なる
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0010】キャベツは、まず、カッター、スライサー
等で適当な大きさに切断した後、ミキサー、ジューサ
ー、ブレンダー、マスコロイダー等で粉砕してスラリー
化する。スラリー化により、キャベツはどろどろした粥
状(液体と固体粒子との懸濁液)になる。スラリー化
は、栄養成分がエキス中に回収できるよう、できるだけ
小さく粉砕することが好ましい。
【0011】キャベツを発酵させる場合に、食塩を添加
してもよく、添加しなくてもよい。食塩を添加するの
は、比較的大きくキャベツを粉砕した場合であり、浸透
圧調整作用と乳酸菌以外の細菌の静菌作用を有効に機能
させるためである。スラリー化した状態では、食塩を添
加する必要性は低い。
【0012】スラリー化したキャベツは、そのまま発酵
させてもよく、いったん、濾過、遠心分離などで不溶物
を除去してから(以下、搾り汁ということがある)、発
酵してもよい。また、スラリー化したキャベツまたは搾
り汁を加熱処理(殺菌を含む)した後、乳酸菌、必要に
応じて酵母を加えて、発酵を行ってもよい。
【0013】発酵を開始するに先立ち、発酵すべき液の
pHを低くすることも好ましい。pHを低くすることに
より、乳酸菌が優先的に増殖できる環境が作り出され
る。pHは、所望の菌が増殖しやすいpHとなるように
調整すれば良く、例えば、ラクトバチルス・プランタラ
ムでは、pH4.0程度に調整してから発酵を開始すれ
ば、短期間でその発酵を終了できる。
【0014】さらに、発酵開始前に、乳酸菌代謝性の糖
を添加することができる。この糖の添加は、糖分含量が
少ないキャベツを発酵させる場合に有用である。従っ
て、糖分が3重量%以上含まれるキャベツを発酵させる
場合には糖を添加しなくてもよい。しかし、糖の添加は
発酵の促進と飲料への甘味の付加という効果を生じ得る
ので、加えてもよい。添加される糖としては、乳酸菌の
生育と発酵に用いられる糖であれば、どのような糖でも
よく、例えば、庶糖、ぶどう糖、果糖、麦芽糖等が挙げ
られるが、これらに限定されない。これらの糖は、好ま
しくは、糖分がキャベツの糖分と合わせて約3重量%に
なるように加えられるが、これ以上になっても構わな
い。
【0015】発酵の開始時には、特に乳酸菌、酵母など
は添加する必要がない。キャベツにもともと付着してい
る乳酸菌、酵母などが増殖できるからである。発酵の開
始時に乳酸菌を添加してもよい。この乳酸菌はスタータ
ーとして機能し得、発酵時間の短縮につながる。発酵前
に加熱殺菌をスラリー化したキャベツや搾り汁に施した
場合は、乳酸菌の添加は必須である。酵母は、必要に応
じて添加すればよい。
【0016】添加する乳酸菌としては、ロイコノストッ
ク・メセントロイデス(Leuconostoc mesenteroide
s)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus p
lantarum)、またはラクトバチルス・ブレビス(Lactob
acillus brevis)等が、単独でまたは組み合わされて用
いられる。単独で用いる場合、ラクトバチルス・プラン
タラムを用いると、その酸耐性、生育温度と増殖速度の
面から、簡便に発酵できかつ栄養分の高いキャベツ発酵
エキスが得られるため好適である。
【0017】必要に応じて添加する酵母は、風味、香り
などの点を考慮して添加される。酵母としては、醸造用
酵母(ビール酵母、清酒酵母など)、パン酵母など、食
品の発酵ないし製造に用いられる酵母が好ましい。好ま
しくはサッカロマイセス セレビシエ(Saccharomyces
cerevisiae)、サッカロマイセス カールスベルゲンシ
ス(Saccharomyces carlsbergensis)などに属する上記
酵母が用いられる。
【0018】発酵は、20〜50℃、好ましくは、25
〜45℃の範囲で行う。乳酸発酵を促進させるため、お
よび得られるキャベツ発酵エキスの風味改善のため、嫌
気性条件で行うことが好ましい。嫌気性条件としては、
スラリー化したキャベツもしくは搾り汁の脱気、発酵槽
を密封、窒素ガスもしくは二酸化炭素ガス等のガスで発
酵槽を満たす、減圧、またはこれらの組み合わせが挙げ
られる。
【0019】発酵時間は、1〜30日が好ましい。発酵
時間は、発酵温度と併せて決定すればよい。発酵液の酸
度を指標とする場合は、発酵液中の酸が0.5〜2%程
度、より好ましくは、1.0〜1.5%となった時点で
発酵を終了することが好ましい。2%を超えると酸味が
きつくなる。
【0020】上記発酵の後、さらに5〜20℃、好まし
く5〜15℃で、1〜30日間、発酵(低温発酵)させ
てもよい。
【0021】発酵の停止は、糖を加えて行うことも可能
である。このような糖としては、乳酸菌が代謝できない
糖アルコール(例えば、ソルビトール)、オリゴ糖(例
えば、マルトオリゴ糖、キトオリゴ糖、フラクトオリゴ
糖)などが挙げられる。このようなオリゴ糖は、発酵液
の飲料としての機能の向上に寄与し得る。
【0022】発酵終了後、発酵液からキャベツ発酵エキ
スを回収する。エキスの回収には公知の方法、例えば、
遠心分離、濾過等が適用され得る。
【0023】さらに必要に応じて、このエキスに加熱処
理あるいは滅菌処理を施せば、保存に適した状態とな
る。減菌処理する場合は、各種の栄養分を保持するため
に、できるだけ低温で滅菌処理することが好ましい。
【0024】また、得られた発酵エキスを濃縮して、キ
ャベツ発酵エキスのペーストを得ることができる。発酵
エキスからのペーストの製造は、当業者が通常用いる濃
縮方法により行われる。濃縮には、加熱濃縮、真空(減
圧)濃縮、加熱によらない凍結濃縮などの種々の方法が
用いられる。有効成分の分解等を考慮して、できるだけ
加熱を避ける方法が好ましく、減圧濃縮などの方法が好
ましく用いられる。
【0025】さらに、キャベツ発酵エキスを乾燥、粉末
化してキャベツ発酵エキス末とすることができる。乾燥
には当業者が通常用いる種々の方法が適用される。なか
でも、減圧乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥が好ましく用いら
れる。噴霧乾燥を行う場合、必要に応じてデキストリ
ン、シクロデキストリン、デンプン、マルトースのよう
な賦形剤を添加して行われる。
【0026】キャベツ発酵エキス(液状、ペースト状お
よび粉末)は、いずれも気流殺菌、高圧殺菌、加熱殺菌
などの当業者が用いる方法により殺菌され得る。
【0027】得られたキャベツ発酵エキス(液状、ペー
スト状および粉末)は、いずれもNK細胞を活性化でき
るため、NK細胞活性化剤として用いられる。このNK
細胞活性化剤を食品に添加した場合は、キャベツ発酵エ
キスを主成分とするNK細胞を活性化する、NK細胞活
性化補助食品として用いられる。
【0028】NK細胞活性化補助食品としては、液状の
キャベツ発酵エキスを、そのまま、あるいは種々の調味
料、例えば、グラニュー糖、蜂蜜、ソルビット等の甘味
料、アルコール、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、香料、
色素等を加えて、好みの味に調整した飲料が挙げられ
る。
【0029】また、得られた本発明のキャベツ発酵エキ
スと他の発酵ジュースや野菜ジュース等、例えば人参ジ
ュース、あるいは人参、セロリー、パセリ等の混合キャ
ベツジュースとを混合すれば、更に栄養価の高いジュー
スとすることができる。混合割合は任意であるが、NK
細胞活性化効果を考慮すると、キャベツ発酵エキスの割
合が高い方が好ましい。
【0030】また、例えば、寒天等に混合してゼリーと
することもでき、シャーベット、フローズンヨーグルト
あるいはアイスクリームとすることもできる。
【0031】さらに、得られるキャベツ発酵エキスのペ
ーストまたはキャベツ発酵エキス粉末は、必要に応じ
て、ローヤルゼリー、ビタミン、ミネラル、キチン・キ
トサン、レシチン等の他の食品素材と組み合わせられ
る。そしてさらに、ハードカプセル、ソフトカプセル等
のカプセル剤、錠剤もしくは丸剤としてか、または粉末
状、顆粒状、茶状、ティーバック状もしくは飴状などに
形成される。これらは、その形状または好みに応じて、
そのままか、あるいは水、お湯、もしくは牛乳などに溶
いてか、または成分を浸出して飲むことができる。
【0032】このような形態の、NK細胞活性化補助食
品(キャベツ発酵エキスを含有する食品)を摂取するこ
とにより、NK細胞活性化が図られるため、本発明で得
られる食品は、癌の予防、進行の防止などに寄与する可
能性が高い。
【0033】本発明のキャベツ発酵エキス(液状、ペー
スト状および粉末)がNK細胞活性化作用を有すること
は、例えば、以下の方法で測定できる。まず、健康人よ
り採取した血液からリンパ球を分離し、エフェクター細
胞とする。このエフェクター細胞に生理食塩水で所定の
濃度に希釈したキャベツ発酵エキスを添加して、数日間
培養し、標的細胞として予め51Crを取り込ませた癌
細胞と混合して、標的細胞(癌細胞)の破壊によって生
じる51Crの培養上清への遊離量を測定することによ
り、NK細胞活性化の程度が測定される。なお、陰性対
照として生理食塩水、陽性対照としてIL−2を用いる
とより、精度よく測定できる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を説明するが、本発明がこの実
施例に限定されないことはいうまでもない。
【0035】(実施例1)キャベツの外葉を除き、外面
を洗浄した後、カッター、スライサーにより粗砕した
後、マスコロイダー(増幸産業製)を用いて、スラリー
化した。このスラリー化したキャベツに、キャベツ3K
g当り、水1Lおよび乾燥乳酸菌(ラクトバチルス・プ
ランタラム)末0.5gを添加し、よく攪拌して、30
℃で2日間、発酵させた。発酵終了後、発酵物を遠心分
離して上清を回収し、加熱、濃縮して、さらに加熱殺菌
し、デキストリンをキャベツ3Kg当り200g加えて
噴霧乾燥することにより、キャベツ発酵エキス末を得
た。
【0036】他方で、健康な成人男子から採取した血液
から、遠心分離法によりリンパ球を分離し、エフェクタ
ー細胞とした。上記キャベツ発酵エキス末を生理食塩水
に溶解し、フィルターを通して滅菌した。このエフェク
ター細胞に、キャベツ発酵エキス末を、最終濃度が0.
25mg/mlおよび1.25mg/mlとなるように
添加した。なお、陰性対照としてエフェクター細胞に生
理食塩水を添加したものを用い、陽性対照としてIL―
2を最終濃度4U/mlとなるように添加したものを用
いた。
【0037】標的細胞として、ヒトリンパ腫由来のDa
udi細胞を用い、予め51Crを取り込ませたものを
準備した。
【0038】前記培養したエフェクター細胞と標的細胞
とをE/T比(エフェクター細胞の数/標的細胞の数)
=50/1で混合し、4時間培養した。その後、培養上
清を得て、その放射能活性を測定した。界面活性剤で全
細胞を溶解したものの放射活性を100とし、各サンプ
ル上清中の放射活性との比率を求め、NK活性(%)と
して表した。さらに、陰性対照のNK活性を100とし
た場合の各サンプルのNK活性の比率(%)を算出し、
NK活性増強効果を評価した。結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】Daudi細胞評価の結果、全てのサンプ
ルでNK活性の増加が認められた。以降、0.5mg/
mlの濃度のキャベツ発酵エキス粉末を用いることとし
た。
【0041】(実施例2)実施例1と同様、キャベツの
外葉を除き、外面を洗浄した後、カッター、スライサー
により粗砕した後、マスコロイダー(増幸産業製)を用
いて、スラリー化した。このスラリー化したキャベツを
原料として、種々の条件で処理して得られたキャベツ発
酵液を遠心、濾過して固形物を除いて、キャベツ発酵エ
キスを得た(製造例1〜8)。
【0042】なお、製造例1は、実際の製造装置を使用
し、乳酸菌としてラクトバチルス・プランタラムを用い
て発酵し、デキストリンを添加して噴霧乾燥し、粉末化
したもの、製造例2は、実際の製造装置を使用して乳酸
菌としてラクトバチルス・プランタラムを用いて発酵
し、デキストリンを添加し、エバポレーターで減圧濃縮
し粉末化したもの、製造例3は、実験装置を使用して乳
酸菌としてラクトバチルス・プランタラムを用いて発酵
し、デキストリンを添加し、エバポレーターで減圧濃縮
し粉末化したもの、製造例4は、沸水浴上で60分間前
処理をし、乳酸菌としてラクトバチルス・プランタラム
を用いて発酵し、デキストリンを添加し、エバポレータ
ーで減圧濃縮し粉末化したもの、製造例5は、実験装置
を使用し、乳酸菌としてサーモフィルスを用いて発酵
し、デキストリンを添加し、エバポレーターで減圧濃縮
し粉末化したもの、製造例6は、沸水浴上で60分間前
処理をし、乳酸菌としてサーモフィルスを用いて発酵
し、デキストリンを添加し、エバポレーターで減圧濃縮
し粉末化したもの、製造例7は、実際の製造装置を使用
し、赤キャベツを原料とし、乳酸菌としてラクトバチル
ス・プランタラムを用いて発酵し、デキストリンを添加
して噴霧乾燥し、粉末化したもの、製造例8は、実際の
製造装置を使用して乳酸菌としてラクトバチルス・プラ
ンタラムを用いて赤キャベツを発酵し、デキストリンを
添加し、エバポレーターで減圧濃縮し粉末化したもので
ある。
【0043】得られたキャベツ発酵エキスのNK活性
を、A、B、Cの3人から得たリンパ球をエフェクター
細胞として用い、実施例1と同様にして、測定した。結
果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】この結果は、すべてのキャベツ発酵エキス
末に、陰性対照に対してNK活性の増加がみられたこと
を示している。
【0046】(実施例3)次に、実施例2で比較的活性
の高かった製造例2、3、5、7のキャベツ発酵エキス
末を用い、標的細胞をヒト慢性骨髄性白血病由来のK5
62細胞に変えて、同様にNK細胞活性を測定した。結
果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】この結果は、キャベツ発酵エキスはNK活
性を増強させ、K562細胞も標的とし得ることを示し
ている。
【0049】(実施例4)製造例3の方法において、エ
バポレーターで減圧濃縮した段階のペースト状のもの
と、粉末化したものの2つを使用し、重量換算で最終濃
度が0.5mg/mlとなるようにして、エフェクター
細胞を処理した。エフェクター細胞としては、高齢者
(60〜89歳)および各種癌患者から採取したリンパ
球を用いた。
【0050】実施例1と同様にして、Daudi細胞を
標的細胞とし、NK活性を測定した。高齢者を60〜6
9歳、70〜79歳、80〜89歳の3群に分け、NK
活性増強作用を検討した結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】表4の結果は、キャベツ発酵エキスのペー
ストおよび粉末が陰性対照に対して、NK活性を増強さ
せたことを示している。特に、キャベツ発酵エキスペー
ストの方が粉末よりNK活性効果が高いように思われ
た。
【0053】次に、胃癌、大腸癌、肺癌の患者のリンパ
球のNK活性増強作用を検討した結果を表5に、子宮
癌、脳腫瘍患者のリンパ球のNK活性増強作用を検討し
た結果を表6に示す。
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【0056】この結果は、キャベツ発酵エキスのペース
トや粉末が、各種癌患者のリンパ球に対してNK活性増
強作用を増加させること、および、癌の種別間で作用の
差異は見出せなかったことを示している。特に、キャベ
ツ発酵エキスのペーストの方が、粉末よりもNK活性増
強作用が強いことがわかった。これらのことから、高齢
者、各種癌患者がキャベツ発酵エキスを継続的に摂取す
ることにより、免疫力を高め、高いNK活性を維持する
ことが期待される。従って、キャベツ発酵エキスは、N
K細胞活性化剤して用いられ、キャベツ発酵エキスを含
有する食品は、NK細胞活性化補助食品となり得る。
【0057】
【発明の効果】キャベツ発酵エキスは、健常人のみなら
ず、高齢者、各種癌患者のNK細胞を活性化し、免疫力
を増加させる。従って、キャベツ発酵エキスは、NK細
胞活性化剤して用いられ、キャベツ発酵エキスを含有す
る食品は、NK細胞活性化補助食品となり得る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 107 A61P 43/00 107 C12P 1/04 C12P 1/04 Z //(C12P 1/04 (C12P 1/04 Z C12R 1:25) C12R 1:25) (72)発明者 津崎 慎二 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19番27 号 株式会社東洋新薬内 (72)発明者 高垣 欣也 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19番27 号 株式会社東洋新薬内 Fターム(参考) 4B018 LE03 LE04 LE05 MD53 MD81 MD86 ME08 MF01 MF04 MF06 MF07 MF13 4B064 AH19 CA02 CA06 CD22 CE16 CE20 DA01 DA10 4C088 AB15 AC05 AD22 CA11 CA12 CA17 CA25 MA04 MA28 MA44 MA52 NA14 ZB09 ZB22 ZB26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャベツ発酵エキスを主成分とするNK
    細胞活性化剤。
  2. 【請求項2】 前記キャベツ発酵エキスが液体、ペース
    ト、または粉末の形態である、請求項1に記載のNK細
    胞活性化剤。
JP2000330810A 2000-10-30 2000-10-30 Nk細胞活性化剤 Pending JP2002138046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000330810A JP2002138046A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 Nk細胞活性化剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000330810A JP2002138046A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 Nk細胞活性化剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002138046A true JP2002138046A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18807262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000330810A Pending JP2002138046A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 Nk細胞活性化剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002138046A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004275189A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Nichimo Co Ltd 複数微生物の共培養方法、微生物由来製剤の製法および微生物由来製剤
JP2006117575A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Soken Kk がん細胞休眠剤
EP1842541A1 (en) * 2006-03-29 2007-10-10 G.I.M.-Gesellschaft Für Innovative Medizin Gmbh Nfg Ohg Plant components and extracts and uses thereof
JP2011250719A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Shinshu Univ 乳酸菌を含む食品
CN104547523A (zh) * 2014-12-31 2015-04-29 贵州泰尔医药研究所 一种增强免疫力的药物及其制备方法
CN105125605A (zh) * 2015-09-09 2015-12-09 浙江大飞龙动物保健品有限公司 一种猪用复合抗应激剂
CN105288045A (zh) * 2015-11-11 2016-02-03 北京市祖国红医疗科技中心(有限合伙) 一种治疗气虚的药物组合物、其制备方法及应用
CN105748902A (zh) * 2016-03-30 2016-07-13 中国人民解放军第五九医院 参茸益精片及其制备方法
JP2018170983A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社東洋新薬 キャベツ発酵物の製造方法
WO2019009437A1 (ja) * 2018-09-19 2019-01-10 株式会社日本自然発酵 自然発がん予防剤
WO2019009438A1 (ja) * 2018-09-21 2019-01-10 株式会社日本自然発酵 免疫チェックポイント抑制剤
WO2022003749A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 株式会社日本自然発酵 Qol改善剤
KR102624035B1 (ko) * 2023-05-10 2024-01-11 한국교통대학교산학협력단 비트 및 양배추 추출물의 발효물을 포함하는 항암 조성물

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004275189A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Nichimo Co Ltd 複数微生物の共培養方法、微生物由来製剤の製法および微生物由来製剤
JP2006117575A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Soken Kk がん細胞休眠剤
EP1842541A1 (en) * 2006-03-29 2007-10-10 G.I.M.-Gesellschaft Für Innovative Medizin Gmbh Nfg Ohg Plant components and extracts and uses thereof
JP2011250719A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Shinshu Univ 乳酸菌を含む食品
CN104547523A (zh) * 2014-12-31 2015-04-29 贵州泰尔医药研究所 一种增强免疫力的药物及其制备方法
CN105125605A (zh) * 2015-09-09 2015-12-09 浙江大飞龙动物保健品有限公司 一种猪用复合抗应激剂
CN105288045A (zh) * 2015-11-11 2016-02-03 北京市祖国红医疗科技中心(有限合伙) 一种治疗气虚的药物组合物、其制备方法及应用
CN105748902A (zh) * 2016-03-30 2016-07-13 中国人民解放军第五九医院 参茸益精片及其制备方法
JP2018170983A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社東洋新薬 キャベツ発酵物の製造方法
WO2019009437A1 (ja) * 2018-09-19 2019-01-10 株式会社日本自然発酵 自然発がん予防剤
WO2019009438A1 (ja) * 2018-09-21 2019-01-10 株式会社日本自然発酵 免疫チェックポイント抑制剤
WO2022003749A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 株式会社日本自然発酵 Qol改善剤
KR102624035B1 (ko) * 2023-05-10 2024-01-11 한국교통대학교산학협력단 비트 및 양배추 추출물의 발효물을 포함하는 항암 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100467583C (zh) 含有β-葡聚糖的油脂组合物以及生产β-葡聚糖的新型微生物
EP2177110B1 (en) Immunostimulating composition containing lactic acid bacteria
CN103947967A (zh) 双色黑红果枸杞片及其制备方法
JP2001204405A (ja) キャベツシロップの製造方法及び用途
CN101394758A (zh) 功能性发酵气泡饮料
JP2002138046A (ja) Nk細胞活性化剤
CN113287702A (zh) 一种竹笋膳食纤维活菌饮料及其制备方法
CN104543004A (zh) 一种生物发酵银杏浓缩汁的制备方法及应用
JP2004008167A (ja) タマネギ発酵物の製造方法
JP2002065206A (ja) 免疫賦活食品
TW201034584A (en) Process for producing γ-aminobutyric acid-rich material
JP2024026861A (ja) 緑葉素材を含有するゼリー状飲食用組成物
JP2002209552A (ja) 免疫賦活食品
JP2010100663A (ja) タマネギ発酵物を含有する酵素阻害剤
JP2002119238A (ja) キャベツ発酵エキスの製造方法
CN111296846A (zh) 快速提取益生元并快速发酵益生菌的方法及益生产品
JP2005097222A (ja) タマネギ発酵物
JP6872699B2 (ja) カルシウム吸収促進用組成物
CN105995328B (zh) 一种天然刺角瓜浊汁酵素饮料的生产方法
JP2004187672A (ja) 果物外皮を含む発酵物の製造方法
JP7008660B2 (ja) 液状食品組成物及びその製造方法
RU2370103C1 (ru) Способ производства джема из морских водорослей
JP3564119B2 (ja) 植物中のビタミンu含量が高められた処理物
KR101431511B1 (ko) 한천분해효소를 이용하여 수득된 한천 올리고당을 함유한 음료 조성물 및 이의 제조방법
JP3366910B1 (ja) 植物中のビタミンu含量を高める方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926