JP2002144576A - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置

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JP2002144576A
JP2002144576A JP2000350434A JP2000350434A JP2002144576A JP 2002144576 A JP2002144576 A JP 2002144576A JP 2000350434 A JP2000350434 A JP 2000350434A JP 2000350434 A JP2000350434 A JP 2000350434A JP 2002144576 A JP2002144576 A JP 2002144576A
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liquid
chamber
common
flow path
common liquid
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JP2000350434A
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Toru Yamane
徹 山根
Seiichiro Karita
誠一郎 刈田
Junji Yasuda
淳司 安田
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Canon Inc
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    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01—Ink jet
    • B41J2/135—Nozzles
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    • B41J2002/14419—Manifold
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/12—Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通液室内の気泡の除去性の向上を図り、気
泡のノズル内への流入をなくし、液体の吐出を適確に行
うことを可能にする。 【解決手段】 吐出口2と発熱素子3が複数個設けられ
た素子基板1と、素子基板1の背面側から吐出口2へ液
体を供給するための共通液室10と、共通液室10に液
体を供給するための液供給口13、14とを有し、共通
液室10の上方天井面10aを水平面に対して傾きをも
って形成し、上方天井面10aの最上部あるいはその近
傍部位に気泡30を流出させる気泡流路20を接続す
る。液体の充填時には、液体を液供給口13から加圧充
填し、空気を上方天井面10aの傾斜に沿って液供給口
14から流出させ、液体充填時や印字時において、共通
液室10内の液体中に含まれる気泡30は、上方天井面
10aの傾斜に沿って最上部に集められ、気泡流路20
を介してダミー吐出口21から大気に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吐出口から
吐出する液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】液体噴射装置(インクジェット装置)
は、いわゆるノンインパクト記録方式の装置であり、高
速な記録と様々な記録媒体に対して記録することが可能
であり、記録時における騒音がほとんど生じないといっ
た特徴を有しており、このようなことから、プリンタ、
ワードプロセッサ、ファクシミリ、複写機等の記録機構
を担う装置として広く採用されている。
【0003】液体噴射装置は、液体噴射ヘッドに配設さ
れた微小な吐出口から微小な液滴を吐出させ、この液滴
を記録媒体に対し付着させるものであり、圧電素子や電
気熱変換素子等を用いたものが知られている。このよう
な液体噴射装置は、一般に、液滴を形成するためのノズ
ルをもつ液体噴射ヘッドとこの噴射ヘッドに対して液体
を供給する液体供給系とから構成され、例えば、電気熱
変換素子を用いた液体噴射ヘッドにおいては、電気熱変
換素子をノズル内に設け、これに吐出信号となる電気パ
ルスを与えることにより、液体に熱エネルギーを与え、
そのときの液体の相変化により生じる液体の発泡(沸
騰)時の気泡圧力を液滴の吐出に利用するものである。
【0004】また、上記のような電気熱変換方式を用い
た液体噴射ヘッドの場合、電気熱変換素子が配列された
素子基板に対し平行に液滴を吐出させる方式(エッジシ
ューター)と電気熱変換素子が配列された素子基板に対
して垂直に液滴を吐出させる方式(サイドシューター)
がある。以下、サイドシューターを例に挙げ、従来の液
体噴射ヘッドの具体的な構成について、図13ないし図
16を用いて説明する。
【0005】図13は従来のサイドシューターの液体噴
射ヘッドを液吐出面の上方から見た模式的斜視図であ
り、図14は同液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図であ
り、図15の(a)は図13における吐出口配列方向の
X−X線に沿った断面図であり、同図(b)は図13に
おける吐出口配列方向に直交する方向のY−Y線に沿っ
た断面図であり、図16は従来の他のサイドシューター
の液体噴射ヘッドを示す図であり、同図(a)は吐出口
配列方向(X−X線)に沿った断面図であり、同図
(b)は吐出口配列方向に直交する方向(Y−Y線)に
沿った断面図である。
【0006】図13ないし図15において、素子基板1
01の中央付近の表面側には液体を吐出するための吐出
口102が複数開口され、各々の吐出口102に対応し
て液体を発泡させるための発熱素子(電気熱変換素子ま
たは加熱ヒーター)(不図示)が素子基板101上に形
成されている。
【0007】素子基板101上の発熱素子からの電気配
線は、各々、発熱素子を駆動するためのトランジスタ回
路に接続されている。このトランジスタ回路は、素子基
板の上に作り込む方法と、別体に作り込んだ素子を素子
基板に実装する方法とが知られている。通常、発熱素子
の個数が比較的少ない素子基板においては、素子基板上
にトランジスタ回路を作り込む方法が一般的であるが、
印字幅を広げる目的で、比較的多数個の発熱素子を配設
した素子基板においては、トランジスタ回路を素子基板
上に作り込む構成では素子基板の歩留まりの大幅な低下
を招くため、トランジスタ回路を別体に作り込んだ素子
を素子基板に実装する方法が、歩留まり上有利である。
そこで、図13ないし図15には、トランジスタ回路を
別体の駆動素子(ドライバーIC)105に作り込んだ
ものを実装した従来例を示している。
【0008】図13ないし図15において、発熱素子を
駆動するためのトランジスタ回路を搭載する駆動素子1
05は、異方性導電フィルムや半田バンプ等によるCO
B(chip on board )接続方法により、素子基板10
1に実装され、発熱素子からの電気配線に電気的に接続
される。また、駆動素子105には、トランジスタ回路
の他にトランジスタを駆動するためのロジック回路が搭
載されており、そのロジック回路は、素子基板101を
介してフレキシブルフィルム(フレキシブル配線基板)
106に接続され、ロジック回路を駆動する信号はフレ
キシブルフィルム106を介して与えられる。フレキシ
ブルフィルム106は、異方性導電フィルム等によるC
OB接続方法により、素子基板101とガラスエポキシ
等の複合材料からなる回路基板107に接続され、回路
基板107には外部からの電気信号を入力するための電
気コネクタ108が搭載されている。また、フレキシブ
ルフィルム106は素子基板101の端部から支持部材
112の側面に沿って略直角に折り曲げられ、回路基板
107は支持部材112の側面に固定される。
【0009】駆動素子105およびフレキシブルフィル
ム106の電気的接続部は、電極部が露出すると、吐出
口102から飛散した液滴や記録媒体上から跳ね返った
液滴が電極に付着して電極やその下地金属を腐食するた
め、エポキシ系、フッ素、シリコン系樹脂等の封止性お
よびイオン遮断性に優れた封止剤(不図示)により被覆
され封止されている。
【0010】素子基板101の背面側には、図15の
(a)および(b)に示すように、素子基板の保持部材
111および支持部材112によって形成される共通液
室110が吐出口列の長さと略等しい長さで開口されて
おり、素子基板101には背面側から液体を表面側に供
給するためのスリット104が設けられている。
【0011】共通液室110は、液体を保持してスリッ
ト104を介して吐出口102に液体を供給するための
ものであり、さらに、液供給口113に連通して、液体
噴射ヘッドの外部から液体の供給を受ける構成になって
いる。液供給口113は、液体噴射ヘッドの吐出口列の
長さ(印字幅)が短い場合には1つでもよいが、吐出口
列の長さ(印字幅)が長いもの、特に記録媒体の幅一杯
に印字幅があるフルラインタイプの液体噴射ヘッドの場
合は、単位時間当たりの液体の使用量が大きいため、図
15の(a)に示すように、複数個の液供給口113、
113を設けるのが普通である。
【0012】以上のように構成される液体噴射ヘッドを
不図示の液体噴射装置に組み込み、共通液室110に液
体を充填する際には、左右の液供給口113、113か
ら液体を加圧流入させる方式と、片方の液供給口113
から液体を加圧流入させて液体を共通液室110内に循
環させ、同時に他方の液供給口113から空気や気泡1
30を抜く方法とがある。そして、いずれの場合におい
ても、液体噴射ヘッドによる通常の液体吐出時には、左
右の液供給口113から液体を供給する方法が従来から
知られている。
【0013】また、共通液室110への液体の供給に際
して、液体中に含まれる塵埃等を除去するために液体を
濾過して共通液室へ供給するように、液体供給流路にフ
ィルタボックスを介在させる方式も知られている。この
方式を適用した液体噴射ヘッドにおいては、図16の
(a)および(b)に図示するように、フィルタボック
ス150は、外部の液体供給タンク(不図示)からの液
体供給流路に接続されたチューブジョイント154から
受けた液体を濾過し、液体チューブ155を通じて共通
液室110に供給するように構成されている。
【0014】フィルタボックス150の内部は、図16
の(a)に図示するように、フィルタ部材151によっ
て、2つのチャンバ152、153に区分されており、
下方に位置するチャンバ152がチューブジョイント1
54に接続する上流側チャンバであり、上方に位置する
チャンバ153が液チューブ155を通じて共通液室1
10に接続された下流側チャンバであって、下流側チャ
ンバ153より下流には、外部から流入された液体に混
入していた塵埃が流入することがない構成となってい
る。
【0015】以上のように構成される液体供給流路にフ
ィルタボックスを適用した液体噴射ヘッドを不図示の液
体噴射装置に組み込み、共通液室110に液体を充填す
る際は、外部から液体加圧機構で液体を加圧して加圧充
填し、記録噴射ヘッド内の流路系統の気泡を押し出す構
成が従来から知られている。
【0016】また、液体は、素子基板101上の発熱素
子での液体の発泡安定性を向上させる目的と、上記の液
体充填時の残留気泡を消滅させる目的との2つの目的を
同時に達成する方法として、溶存ガスを脱気した液体を
用いることが従来から知られている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の液体噴射ヘッドにおける液体の充填方法
や供給方法においては、以下のような2つの問題点があ
った。
【0018】第1の問題点は、液体噴射ヘッドを製作
し、初期の液体を流入充填させた際に、共通液室110
に気泡130(図15の(a)参照)が混入し、気泡1
30がその後の液体吐出時に、スリット104を通り、
不図示のノズル内に流入して、印字不良の原因となると
いう問題である。すなわち、気泡がノズル内に流入する
と、液体吐出のエネルギー源である発熱素子での発泡圧
が気泡に吸収され、吐出液滴の量や液滴の飛翔速度のバ
ラツキを生じていた。また、滞留した気泡がノズル内に
流入すると、ノズルに流入した気泡の大きさによって、
吐出液滴の量のバラツキを引き起こしたり、液滴の飛翔
速度の低下を招き、媒体への着弾精度の不良が発生し、
さらには、不吐出といったトラブルが発生し、結果的に
は印字画像の劣化や印字品位の劣化につながっていた。
【0019】また、第2の問題点は、予め液体中に溶解
していた気体が液体噴射ヘッドの使用中に気化して、気
泡130となり、これが共通液室110に滞留するとい
う問題である。この場合においても、第1の問題点と同
様に、気泡130がスリット104を通りノズル内に流
入して、印字不良の原因となっていた。
【0020】また、液体供給流路にフィルタボックスを
介在させる方式においては、フィルタボックス内の気泡
を効率よく確実に追い出すことができないため、前記し
たような共通液室110やノズル内への気泡の流入によ
る印字不良や印字品位の劣化が生じるという問題点があ
るとともに、さらに、以下のような問題点があった。
【0021】その一つの問題点は、フィルタボックス1
50内の上流側チャンバ152での気泡130の滞留に
よってフィルタ部材151の実効面積が減少することで
ある。図16の(a)に示すように、上流側チャンバ1
52のフィルタ部材151の面に大きな気泡130が滞
留した場合に、実質的に液体が通過できるフィルタ部材
151の面積が減少する。その結果として、液体吐出時
(印字時)に単位時間当たりに大量の液体を消費する際
に、共通液室110への液体供給量が不足し、液滴吐出
量が減少して、印字画像の劣化につながったり、あるい
は、液滴が正常に吐出せず、不良印字につながってしま
うという問題である。
【0022】他の問題点は、下流側チャンバ153や共
通液室110での気泡の滞留によって液体の脱気度が減
少することである。前述のように、脱気液体を使用する
目的の一つとして、発熱素子での発泡安定性がある。し
かし、大量の気泡130が下流側チャンバ153や共通
液室110で滞留し、これが脱気液体中に溶け込むこと
により、脱気度が低下し、液体吐出のための発熱素子で
の発泡が安定せず、印字画像の劣化につながってしまう
という問題点があった。
【0023】そこで、本発明は、前述した従来技術の有
する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、共通
液室内の気泡の除去性の向上を図り、気泡がノズル内へ
流入することをなくし、液体の吐出を適確に行うことを
可能にする液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体噴射ヘッドは、液体を吐出するための
吐出口と液体に運動エネルギーを印加するための吐出エ
ネルギー発生素子が複数個設けられた素子基板と、前記
複数の吐出エネルギー発生素子に液体を供給するための
共通液室と、該共通液室に液体を供給するための液供給
口とを有する液体噴射ヘッドにおいて、前記共通液室の
上方天井面を水平面に対して傾きをもって形成し、該上
方天井面の最上部あるいはその近傍部位に気泡を流出さ
せる気泡流出口を設けることを特徴とする。
【0025】本発明の液体噴射ヘッドにおいては、前記
共通液室に液体を供給するための液供給口が複数設けら
れ、該複数の液供給口のうち、前記共通液室の上方天井
面の最上部あるいはその近傍部位に設けられた少なくと
も一つの液供給口を、気泡を流出させる気泡流出口に兼
用することが好ましい。
【0026】本発明の液体噴射ヘッドにおいて、前記気
泡流出口は、前記吐出口と同一面あるいは略同一の面に
おいて大気に開放されていることが好ましい。
【0027】また、本発明の液体噴射ヘッドは、液体を
吐出するための吐出口と液体に運動エネルギーを印加す
るための吐出エネルギー発生素子が複数個設けられた素
子基板と、前記複数の吐出エネルギー発生素子に液体を
供給するための共通液室と、該共通液室に供給される液
体に含まれる塵埃を除去するフィルタ部材を備えたフィ
ルタボックスとを有する液体噴射ヘッドにおいて、前記
フィルタボックスを、前記フィルタ部材によって、外部
の液体供給タンクに連通する流路を有する上流側チャン
バと前記共通液室に連通する流路を有する下流側チャン
バの2つのチャンバに区分し、前記下流側チャンバの上
方天井面を水平面に対して傾きをもって形成し、該上方
天井面の最上部あるいはその近傍部位に、前記共通液室
に連通する流路とは別の気泡流路を接続することを特徴
とする。
【0028】本発明の液体噴射ヘッドは、液体を吐出す
るための吐出口と液体に運動エネルギーを印加するため
の吐出エネルギー発生素子が複数個設けられた素子基板
と、前記複数の吐出エネルギー発生素子に液体を供給す
るための共通液室と、該共通液室に供給される液体に含
まれる塵埃を除去するフィルタ部材を備えたフィルタボ
ックスとを有する液体噴射ヘッドにおいて、前記フィル
タボックスを、前記フィルタ部材によって、外部の液体
供給タンクに連通する流路を有する上流側チャンバと前
記共通液室に連通する流路を有する下流側チャンバの2
つのチャンバに区分し、前記上流側チャンバの上方天井
面を水平面に対して傾きをもって形成し、該上方天井面
の最上部あるいはその近傍部位に、前記液体供給タンク
に連通する流路とは別の気泡流路を接続することを特徴
とする。
【0029】本発明の液体噴射ヘッドは、液体を吐出す
るための吐出口と液体に運動エネルギーを印加するため
の吐出エネルギー発生素子が複数個設けられた素子基板
と、前記複数の吐出エネルギー発生素子に液体を供給す
るための共通液室と、該共通液室に供給される液体に含
まれる塵埃を除去するフィルタ部材を備えたフィルタボ
ックスとを有する液体噴射ヘッドにおいて、前記フィル
タボックスを、前記フィルタ部材によって、外部の液体
供給タンクに連通する流路を有する上流側チャンバと前
記共通液室に連通する流路を有する下流側チャンバの2
つのチャンバに区分し、前記両チャンバの上方天井面を
それぞれ水平面に対して傾きをもって形成し、前記上流
側チャンバの上方天井面の最上部あるいはその近傍部位
に前記液体供給タンクに連通する流路とは別の気泡流路
を接続するとともに、前記下流側チャンバの上方天井面
の最上部あるいはその近傍部位に前記共通液室に連通す
る流路とは別の気泡流路を接続することを特徴とする。
【0030】本発明の液体噴射ヘッドにおいては、前記
共通液室を前記下流側チャンバとして兼用することがで
きる。
【0031】本発明の液体噴射ヘッドにおいては、前記
気泡流路は、前記吐出口と同一面あるいは略同一の面に
おいて大気に開放されていることが好ましく、また、前
記気泡流路の大気に開放する部分が、前記吐出口と同一
の工程で形成されるダミー吐出口であることが好まし
い。
【0032】本発明の液体噴射ヘッドにおいては、前記
気泡流路は、前記フィルタボックスと前記大気開放部と
の間に流抵抗調節部材を有することが好ましい。
【0033】本発明の液体噴射ヘッドにおいて、前記吐
出エネルギー発生素子は、電気エネルギーを熱エネルギ
ーに変換し、液体の発泡現象を伴って液体を吐出する発
熱素子であることが好ましい。
【0034】さらに、本発明の液体噴射装置は、前述し
た液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに複数個設けら
れた液供給口のうちの少なくとも一つの液供給口から共
通液室へ液体を加圧流入させる液体加圧機構とを有し、
該液体加圧機構により液体を前記共通液室に加圧充填す
ることを特徴とする。
【0035】本発明の液体噴射装置は、前述した液体噴
射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに複数個設けられた液供
給口のうちの少なくとも一つの液供給口から共通液室へ
液体を加圧流入させる液体加圧機構と、前記液供給口の
うちの少なくとも一つの液供給口を介して前記共通液室
から液体を流出させる液体流出機構を有し、液体を循環
させながら液体を前記共通液室に充填することを特徴と
する。
【0036】本発明の液体噴射装置は、前述した液体噴
射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに供給する液体を加圧流
入させる液体加圧機構を有し、該液体加圧機構により液
体を前記共通液室に加圧充填することを特徴とする。
【0037】本発明の液体噴射装置において、前記吐出
エネルギー発生素子は、電気エネルギーを熱エネルギー
に変換し、液体の発泡現象を伴って液体を吐出する発熱
素子であることが好ましい。
【0038】本発明の液体噴射装置においては、前記液
体が予め溶存ガスを脱気した脱気液体であることが好ま
しい。
【0039】
【作用】本発明によれば、共通液室の上方天井面を水平
面に対して傾きをもって形成し、上方天井面の最も高い
位置あるいはその近傍部位に気泡の抜ける流路を設ける
ことにより、共通液室内の気泡を効率よく除去すること
を可能にする。その結果、共通液室内の気泡の除去性を
向上させ、さらに、ノズル内への気泡の混入を防止する
ことができ、印字品位が高く、信頼性の高い液体噴射ヘ
ッドおよび液体噴射装置を提供することができる。
【0040】さらに、共通液室に液体を供給する流路に
配設するフィルタボックス内の上流側チャンバや下流側
チャンバの上方天井面を水平面に対して傾きをもって形
成し、その最上部あるいはその近傍部位に気泡を抜くた
めの流路を設けることにより、フィルタボックス内の気
泡を効率良く除去することができ、液体の脱気度の低下
や、ノズルへの気泡の流入、さらにフィルタ部材の気泡
閉塞による印字不良を防ぐことができ、ひいては、安価
で高い印字品位を安定して得ることができる液体噴射ヘ
ッドおよび液体噴射装置を提供することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0042】(実施例1)本発明の液体噴射ヘッドの第
1の実施例について、図1ないし図4を用いて説明す
る。
【0043】図1は、本発明の液体噴射ヘッドの第1の
実施例を液吐出面の上方から見た模式的斜視図であり、
図2は、本実施例の液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図
であり、図3の(a)は、本実施例の液体噴射ヘッドを
吐出口配列方向に直交する方向のY−Y線に沿って破断
して示す断面図であり、図3の(b)は、液体吐出部の
部分的な拡大断面図であり、図4は、本実施例の液体噴
射ヘッドを吐出口配列方向のX−X線に沿って破断して
示す断面図である。
【0044】本実施例の液体噴射ヘッドを図示する図1
および図2において、素子基板1の中央付近の表面側に
液体を吐出するための吐出口2が複数開口しており、こ
れらの各吐出口2から吐出される液体の液滴によって記
録を行うものである。素子基板1上には、各々の吐出口
2に対応して吐出エネルギー発生素子としての発熱素子
(電気熱変換素子または加熱ヒーター)3(図2の
(b)参照)が形成されており、発熱素子3は通電加熱
して液体を発泡させ、その運動エネルギーで液体を吐出
口2から吐出させる。
【0045】発熱素子3には、外部からの電力を供給す
るための一対の配線(不図示)がそれぞれ接続され、こ
れらの配線は、各々、素子基板1上に実装された発熱素
子3を駆動するためのトランジスタ回路を搭載した駆動
素子(ドライバーIC)5に電気的に接続され、駆動素
子5は、異方性導電フィルムを介してCOB(chipon
board )接続方法により、素子基板1に実装されてい
る。また、駆動素子5には、トランジスタ回路の他にト
ランジスタを駆動するためのロジック回路が搭載されて
おり、そのロジック回路は、素子基板1を介してフレキ
シブルフィルム(フレキシブル配線基板)6に接続さ
れ、ロジック回路を駆動する信号はフレキシブルフィル
ム6を介して与えられる。フレキシブルフィルム6は、
異方性導電フィルム等によるCOB接続方法により、素
子基板1とガラスエポキシ等の複合材料からなる回路基
板(プリント基板)7にそれぞれ接続され、回路基板7
には外部からの電気信号を入力するための電気コネクタ
8が搭載されている。フレキシブルフィルム6は素子基
板1の端部から支持部材12に沿って略直角に曲げら
れ、回路基板7は支持部材12の側面に固定されてい
る。また、図1ないし図4において、15は平坦な面を
形成するための前面プレートであって、素子基板1の保
持部材11にスペーサ16を介して取り付けられ、ま
た、フレキシブルフィルム6を配置する部分ではスペー
サ16上にフレキシブルフィルム6を配置してこのフレ
キシブルフィルム6上に取り付けられており、この前面
プレート15は、液体噴射ヘッドの待機時に液体の揮発
成分の蒸発を防止するために吐出口2の領域を密閉する
キャップ(不図示)を受ける部位を形成する。
【0046】なお、図には図示していないが、駆動素子
5およびフレキシブルフィルム6の電気的接続部は、電
極部が露出すると、吐出口2から飛散した液滴や媒体上
から跳ね返った液滴が電極に付着して電極やその下地金
属を腐食するため、該電極接続部は、封止性およびイオ
ン遮断性に優れたシリコン系樹脂等の封止剤により被
覆、封止され、液体による接続信頼性の低下がないよう
にしてある。
【0047】また、素子基板1の背面側には、図3およ
び図4に図示するように、保持部材11および支持部材
12によって形成される液体を保持するための共通液室
10が形成されており、共通液室10は、吐出口列の長
さと略等しい長さで開口し、素子基板1にはその背面側
の共通液室10内の液体を表面側に供給するためのスリ
ット4が設けられている。
【0048】共通液室10は、図4に示すように、吐出
口配列方向の両端部近傍にそれぞれ液供給口13、14
が連通されており、通常の液体吐出時には、噴射ヘッド
の外部の液体供給タンク(不図示)から双方の液供給口
13、14を通じて液体の供給を受ける構成となってい
る。さらに、共通液室10は、その上方天井面10aが
水平面に対して傾きをもって形成されており、共通液室
10の液供給口13、14は高さ方向の位置が相違して
おり、図4においては、液供給口14の位置が液供給口
13よりも高い位置に配されている。
【0049】以上のように構成される液体噴射ヘッドに
おいて、液体を共通液室10に充填する際には、液体供
給路に設けられた液体加圧機構(不図示)により液体を
加圧して、図4に破線矢印で示すように、高さの低い位
置にある液供給口13から液体を加圧流入させ、共通液
室10内の空気を高い位置にある液供給口14から抜き
ながら、共通液室10内に空気や気泡30を残さないよ
うに共通液室10に液体を充填する構成となっている。
また、液体が共通液室10内に完全に充填されるまで、
気泡30が混入した液体を液供給口14から排出する
が、この液体を(液体流入側の)液供給口13の上流側
にある液体供給タンク(不図示)に戻す液体流出機構
(不図示)を備え、液体を循環させるタイプの液体供給
路を構成する。
【0050】このように、液体噴射ヘッドの共通液室1
0に液体を充填する際には、液供給口13から液体を加
圧流入させることによって、共通液室10内の空気は、
共通液室10の上方天井面10aの傾斜によって、液供
給口13よりも高くなっている液供給口14へスムーズ
に流れ、液供給口14から排出され、共通液室10内の
空気や液体中に混入している気泡30も(液体流出側
の)液供給口14から確実に追い出すことができ、気泡
30を含まない液体を共通液室10に充填することがで
きる。
【0051】また、液体を共通液室10内に充填した液
体噴射ヘッドを用いて液体を吐出させる使用中において
も、共通液室10内に気泡30が発生する場合がある。
気泡30の発生原因としては、例えば、共通液室10内
の液体の溶存ガスの気化現象や、発熱素子3で加熱発泡
気化した液体の非凝集ガスの気泡化現象がある。このよ
うな気泡30が共通液室10内に多量に残存している
と、この気泡30の一部がノズル内に流入し、吐出液滴
の量のバラツキを引き起こしたり、液滴の飛翔速度の低
下を招き、記録媒体への着弾精度の不良が発生し、さら
には不吐出といったトラブルが発生し、結果的に、印字
品位の劣化につながる可能性がある。
【0052】このため、本実施例の液体噴射ヘッドにお
いては、共通液室10内に気泡30が発生した場合に
は、一方の液供給口13から液体を加圧流入させ、気泡
30を他方の液供給口14から抜く。このとき、本実施
例の液体噴射ヘッドでは、図4に示すように、共通液室
10の上方天井面10aに傾斜をつけ、他方の液供給口
14の位置を液体を加圧流入させる液供給口13よりも
高くしてあることにより、気泡30の流れをスムーズに
し、共通液室10内の気泡30を確実に追い出すことが
できる。
【0053】以上のように、本実施例によれば、ノズル
内の気泡の除去性を向上し、印字品位の高い液体噴射ヘ
ッドを提供することができる。
【0054】(実施例2)本発明の液体噴射ヘッドの第
2の実施例について、図5を用いて説明する。
【0055】図5の(a)は、本発明の液体噴射ヘッド
の第2の実施例を吐出口配列方向(X−X線)に沿って
破断して示す断面図であり、同図(b)は、本実施例の
液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図であり、同図(c)
は、本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方向に直交
する方向(Y−Y線)に沿って破断して示す断面図であ
る。
【0056】本実施例においては、図5に図示するよう
に、大気に開口して液体中の気泡を排出することができ
る気泡流路20を共通液室10に接続した点で、前述し
た第1の実施例と相違する。なお、本実施例において、
前述した第1の実施例と同様の部材や構成には同一符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0057】本実施例においても、共通液室10は、図
5の(a)に図示するように、その上方天井面10aが
水平面に対して傾きをもって形成され、吐出口配列方向
の両端部近傍にそれぞれ液供給口13、14が設けられ
ており、液供給口14の位置が液供給口13よりも高く
なっている。共通液室10の最も高い位置あるいはその
近傍に気泡流路20が接続されており、気泡流路20は
支持部材12や保持部材11の内部を貫通し、気泡流路
20の他端は、素子基板1において開口する液吐出には
直接使用しないダミー吐出口21に連通する。このダミ
ー吐出口21は、液体を吐出する吐出口2を作製する工
程で吐出口2と同時に形成することができる。
【0058】以上のように構成される本実施例において
は、液体を共通液室10に充填する際には、前述した第
1の実施例と同様に、液体加圧機構(不図示)を介し
て、高さの低い位置にある液供給口13から液体を加圧
流入させ、共通液室10内の空気を、共通液室10の上
方天井面10aの傾斜に沿って高い位置にある液供給口
14から抜くことができ、さらに気泡流路20を介して
排出することができ、共通液室10内の空気や気泡30
を残すことがない。さらに、液体吐出時において気泡3
0を除去する際にも、一方の液供給口13から液体を加
圧流入させ、液体中の気泡30を共通液室10の上方天
井面10aの傾斜に沿って他方の液供給口14および気
泡流路20から抜くことができる。このように、本実施
例においては、共通液室10の最も高い位置に気泡流路
20を接続することにより、共通液室10内の気泡30
を気泡流路20から大気に排出することができる。これ
により、前述した第1の実施例に比べて、液体流出側と
なる液供給口14から液体流出機構(不図示)を介して
液体供給タンク(不図示)に還流する液体中に混入する
気泡30の量を減少させることができ、このため、液体
供給タンクに戻った気泡30が再び液供給口(流入)1
3を経由して共通液室10に流入するのを防止すること
ができる。また、気泡流路20の開放側のダミー吐出口
21を吐出口2と同一面に配置することにより、同一の
水頭となるため、気泡流路20から逆に共通液室10に
気泡30が流入するおそれや、液体が気泡流路20から
垂れ流しになるおそれがない。
【0059】(実施例3)本発明の液体噴射ヘッドの第
3の実施例について、図6を用いて説明する。
【0060】図6の(a)は、本発明の液体噴射ヘッド
の第3の実施例を吐出口配列方向(X−X線)に沿って
破断して示す断面図であり、同図(b)は、本実施例の
液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図であり、同図(c)
は、本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方向に直交
する方向(Y−Y線)に沿って破断して示す断面図であ
る。本実施例においても、前述した第1および第2の実
施例と同様の部材や構成には同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0061】本実施例においては、共通液室10は、図
6の(a)に図示するように、その上方天井面10a
が、吐出口配列方向の略中央部分において最も高く、吐
出口配列方向の両端部で最も低くなる山型形状に形成さ
れ、その両端部で最も低くなる部位の近傍にそれぞれ液
供給口13、14が設けられ、上方天井面10aの略中
央の最も高くなっている部位あるいはその近傍に気泡流
路20を接続する。気泡流路20は支持部材12や保持
部材11等の内部を貫通し、気泡流路20の他端は、素
子基板1において開口する液吐出には直接使用しないダ
ミー吐出口21に連通している。
【0062】本実施例においては、初期の液体の充填時
においても、通常の液体吐出時に際して発生する気泡の
除去動作時においても、液体は、図6の(a)に破線矢
印で示すように、共通液室10の両端部近傍に設けられ
ている液供給口13、14から加圧流入させる。すなわ
ち、初期の液体の充填時においては、液体を両液供給口
13、14から加圧流入させることによって、共通液室
10内の空気は、共通液室10の上方天井面10aの傾
斜に沿って中央部分に移動し、中央部分に接続されてい
る気泡流路20を介してダミー吐出口21から排出され
る。これにより、気泡30を含まない液体を共通液室1
0に充填することができる。また、液体噴射ヘッドの使
用時において共通液室10内に発生する気泡30を除去
する際にも、液体を両液供給口13、14から加圧流入
させることによって、共通液室10内の気泡30は共通
液室10の上方天井面10aの傾斜に沿って中央部分に
集められ、気泡流路20を介してダミー吐出口21から
排出される。
【0063】以上のような構成とすることにより、本実
施例は、共通液室10の液供給口13、14から液体を
加圧流入させることにより、共通液室10内の気泡30
を効率よく除去することができる上、共通液室10内の
液体を液体供給タンク(不図示)へ還流させないので、
共通液室10内の気泡30が液体供給タンクへ流入する
ことを防止することができる。したがって、前述した第
1および第2の実施例のように液体供給タンクと液体噴
射ヘッドとの間を液体が循環する液体供給系において
は、液体の溶存ガスを予め脱気した脱気液体を使用する
場合において、気泡30の除去動作ごとに液体の脱気度
を劣化させるおそれがあるが、本実施例では、このよう
なおそれがないため、脱気液体を使用する液体供給系
に、特に適した構成となっている。
【0064】(実施例4)本発明の液体噴射ヘッドの第
4の実施例について、図7を用いて説明する。
【0065】図7の(a)は、本発明の液体噴射ヘッド
の第4の実施例を吐出口配列方向(同図(c)に示すX
−X線)に沿って破断して示す断面図であり、同図
(b)は、本実施例の液体噴射ヘッドにおけるフィルタ
ボックス部分を拡大して示す部分断面図であり、同図
(c)は、本実施例の液体噴射ヘッドにおける液吐出面
の部分平面図である。
【0066】本実施例においては、液体の供給流路の構
成が、前述した各実施例と相違するが、吐出口や発熱素
子を含む液体吐出機構等に関しては前述した各実施例と
同様であり、前述した実施例と同様の部材や構成には同
一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0067】本実施例における液体の供給流路の構成に
ついて説明すると、図7の(a)に図示するように、共
通液室10は、素子基板1の背面側で保持部材11およ
び支持部材12に形成され、吐出口列の長さと略等しい
長さで開口され、素子基板1に設けられているスリット
4を介して素子基板1の表面側に連通し、さらに各吐出
口2に連通している。
【0068】共通液室10へ液体を供給する供給流路に
は、液体中に含まれる塵埃等を除去するためのフィルタ
ボックス50が設けられており、フィルタボックス50
の内部は、図7の(a)および(b)に図示するよう
に、水平に配置したフィルタ部材51によって、上下の
2つのチャンバ52、53に区分され、下方に位置する
チャンバ52がチューブジョイント54を介して外部の
液体供給タンク(不図示)に接続された上流側チャンバ
であり、上方に位置するチャンバ53が液体チューブ5
5を通じて共通液室10に連通される下流側チャンバで
ある。この構成によって、液体は、液体供給タンク(不
図示)から図示しない液体加圧機構によって加圧された
状態で、チューブジョイント54を介してフィルタボッ
クス50の上流側チャンバ52に流入され、フィルタ部
材51によって濾過されて、液体中に含まれる塵埃が排
除される。フィルタ部材51を通過した液体は、下流側
チャンバ53から液体チューブ55を介して共通液室1
0に供給され、素子基板1に形成されている吐出口2へ
供給される。
【0069】本実施例におけるフィルタボックス50に
おいては、下流側チャンバ53の上方天井面53aを水
平面に対して傾きをもって形成し、下流側チャンバ53
に流入してきた気泡30を傾斜した上方天井面53aに
沿って下流側チャンバ53の最上部に集積させる構成と
する。また、下流側チャンバ53の上方天井面53aの
最上部あるいはその近傍部位には、集積された気泡30
を液体から外部に排出するために、共通液室10に連通
する液体チューブ55とは別の気泡流路56が接続され
ている。この気泡流路56は、支持部材12や保持部材
11を貫通し、素子基板1上に配設されたダミー吐出口
57に連通して、大気に開放されている。また、気泡流
路56の途中には流抵抗調節部材58が設けられてい
る。素子基板1上に配設されたダミー吐出口57は、液
体を吐出する吐出口2を作製する工程で、吐出口2と同
様に形成することができる。
【0070】以上のように構成される本実施例におい
て、液体噴射ヘッドへの液体の充填時、および気泡30
の除去時には、液体噴射ヘッドの外部に配置されている
液体加圧機構(不図示)で加圧された液体がチューブジ
ョイント54を介してフィルタボックス50に流入され
ることによって、フィルタ部材51により濾過された液
体が下流側チャンバ53に流入すると、液体中に含まれ
る気泡30は、図7の(b)に矢印で示すように、下流
側チャンバ53の傾斜した上方天井面53aに沿って最
上部に集積され、さらに、下流側チャンバ53の最上部
に接続されている気泡流路56を通じてダミー吐出口5
7から排出される。このため、下流側チャンバ53内に
気泡30が残留することをなくすることができる。
【0071】気泡流路56に配設した流抵抗調節部材5
8は、液体チューブ55から共通液室10を介して吐出
口2へ供給される吐出用液体の流路系における液体の流
抵抗と、気泡流路56の流抵抗のバランスを取るための
ものである。吐出用液体の流路系の流抵抗に対して、気
泡流路56の流抵抗が極端に低い場合、液体噴射ヘッド
の外部から液体を加圧して気泡を取り除こうとしたとき
に、大量の液体が気泡流路56を通過して排出され、一
方で共通液室10や吐出口2付近に残留した気泡が排出
されないといった現象が発生する。流抵抗調節部材58
は、このような現象を避けるために、気泡流路56の流
抵抗を大きくするために設けられたもので、本実施例に
おいては、フィルタボックス50内部に設けられたフィ
ルタ部材51と同様のフィルタ部材が内部に設けられて
いる。このフィルタ部材の大きさやメッシュの開き目
(サイズ)は、吐出用液体の流路系の流抵抗と気泡流路
56との流抵抗のバランスによって、適宜決定すること
ができ、気泡流路56自体の流抵抗が十分に大きい場合
は、流抵抗調節部材58を設けなくても、本実施例の効
果は十分に得られるものである。
【0072】このように、本実施例は、液体噴射ヘッド
の共通液室への液体の充填時、および、気泡の除去時に
は、液体噴射ヘッドの外部の液体加圧機構(不図示)で
加圧された液体をチューブジョイント54を介して加圧
流入することによって、下流側チャンバ53の最上部に
集積した気泡30を、気泡流路56を通じてダミー吐出
口57から排出することができ、このため、下流側チャ
ンバ53内に気泡30が残留することをなくする。
【0073】その結果、液体の脱気度を低下させて発熱
素子3上での発泡を不安定にして印字不良を引き起こし
たり、気泡30を共通液室10に流入させて吐出不良を
引き起こすことのない液体噴射ヘッドを提供することが
できる。
【0074】(実施例5)本発明の液体噴射ヘッドの第
5の実施例について、図8を用いて説明する。
【0075】図8の(a)は、本発明の液体噴射ヘッド
の第5の実施例を吐出口配列方向(同(c)に示すX−
X線)に沿って破断して示す断面図であり、同図(b)
は、本実施例の液体噴射ヘッドにおけるフィルタボック
ス部分を拡大して示す部分断面図であり、同図(c)
は、本実施例の液体噴射ヘッドにおける液吐出面の部分
平面図である。
【0076】本実施例においては、フィルタボックス内
の上流側チャンバの上部天井面も下流側チャンバと同様
に水平面に対して傾きをもって形成し、それらの最上部
あるいはその近傍部位から気泡流路を形成した点で、前
述した第4の実施例と相違しているが、その他の構成は
前述した第4の実施例と同様であり、同様の部材や構成
には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0077】本実施例におけるフィルタボックス50
は、図8の(a)および(b)に図示するように、上下
方向に配したフィルタ部材51によって、左右の2つの
チャンバ52、53に区分されており、図において右側
に位置する上流側チャンバ52はチューブジョイント5
4を介して外部の液体供給タンク(不図示)に接続さ
れ、左側の下流側チャンバ53は液体チューブ55を通
じて共通液室10に連通されている。
【0078】下流側チャンバ53の上方天井面53a
は、前述した第4の実施例と同様に、水平面に対して傾
きをもって形成され、その下流側チャンバ53の上方天
井面53aの最上部あるいはその近傍部位には、集積さ
れた気泡30を液体から外部に排出するための気泡流路
56が接続されている。そして、気泡流路56は、支持
部材12および保持部材11等を貫通して前面プレート
15上に設けられた開口部59を介して大気に開口し、
素子基板1上の吐出口2と略同一の面で大気に開放され
ており、気泡流路56の途中には流抵抗調節部材58が
設けられている。
【0079】また、上流側チャンバ52の上方天井面5
2aも、下流側チャンバ53の上方天井面53aと同様
に、水平面に対して傾きをもって形成され、その上流側
チャンバ52の上方天井面52aの最上部あるいはその
近傍部位には、集積された気泡30を液体から外部に排
出するための気泡流路60が接続され、この気泡流路6
0も、下流側チャンバ53の気泡流路56と同様に、支
持部材12および保持部材11等を貫通して前面プレー
ト15上に設けられた開口部61を介して大気に開口
し、素子基板1上の吐出口2と略同一の面で大気に開放
されており、気泡流路60の途中には流抵抗調節部材6
2が設けられている。本実施例における気泡流路56、
60の大気に開放する開口部59、61は、前述した第
4の実施例の素子基板1に設けたダミー吐出口57の構
成と異なり、素子基板1の下面と略同一の面に開口する
構成としている。この構成としても、各チャンバ内の気
泡の除去効果は本質的に同じである。
【0080】以上のように構成される本実施例において
は、前述した第4の実施例の作用効果に加えて、上流側
チャンバ52においても気泡30を除去することがで
き、フィルタボックス52内の気泡の除去が容易とな
り、液体噴射ヘッド内の滞留気泡除去効果をさらに向上
させることができ、また、多量の気泡がフィルタ部材を
閉塞してフィルタ部材の実効面積を減少させるのを防止
することができるとともに、液体の脱気度を低下させる
のを防止することができる。したがって、安定した印字
品位を達成できる液体噴射ヘッドを提供することができ
る。
【0081】(実施例6)本発明の液体噴射ヘッドの第
6の実施例について、図9を用いて説明する。
【0082】図9の(a)は、本発明の液体噴射ヘッド
の第6の実施例を吐出口配列方向(同(c)に示すX−
X線)に沿って破断して示す断面図であり、同図(b)
は、本実施例の液体噴射ヘッドにおけるフィルタボック
ス部分を拡大して示す部分断面図であり、同図(c)
は、本実施例の液体噴射ヘッドにおける液吐出面の部分
平面図である。
【0083】本実施例は、前述した第5の実施例の変形
例であって、第5の実施例と同様の部材や構成には同一
符号を付して詳細な説明は省略する。
【0084】本実施例におけるフィルタボックス50
は、図9の(a)および(b)に図示するように、その
内部を水平に配置したフィルタ部材51によって上下の
2つのチャンバ52、53に区分され、下方のチャンバ
52を上流側チャンバとし、上方のチャンバ53を下流
側チャンバとし、下流側チャンバ53の上方天井面53
aを、前述した第5の実施例と同様に、水平面に対して
傾きをもって形成し、その上方天井面53aの最上部あ
るいはその近傍部位には、集積された気泡30を液体か
ら外部に排出するための気泡流路56を接続するととも
に、上流側チャンバ52の上方天井面となるフィルタ部
材51を水平面に対して傾斜させて配置し、その最上部
あるいはその近傍部位に気泡流路60を接続するもので
ある。すなわち、上流側チャンバ52の上方天井面52
aは、前述した第5の実施例のようにフィルタボックス
50の部材の一部でもよいし、本実施例のようにフィル
タ部材51であってもよい。
【0085】このように構成される本実施例において
も、前述した第5の実施例と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0086】(実施例7)本発明の液体噴射ヘッドの第
7の実施例について、図10を用いて説明する。
【0087】図10の(a)は、本発明の液体噴射ヘッ
ドの第7の実施例を吐出口配列方向(同(b)に示すX
−X線)に沿って破断して示す断面図であり、同図
(b)は、本実施例の液体噴射ヘッドの液吐出面の平面
図であり、同図(c)は、本実施例の液体噴射ヘッドを
吐出口配列方向に直交する方向(同(b)に示すY−Y
線)に沿って破断して示す断面図である。
【0088】本実施例においては、共通液室10を前述
したフィルタボックスの下流側チャンバとして兼用する
点で、前述した第4ないし第6の実施例と相違してい
る。しかし、その他の構成は前述した各実施例と同様で
あり、前述した各実施例と同様の部材や構成には同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0089】本実施例における共通液室10は、図10
の(a)に図示するように、素子基板1の背面側で保持
部材11および支持部材12に形成され、吐出口列の長
さと略等しい長さで開口され、素子基板1に設けられて
いるスリット4を介して素子基板1の表面側に連通し、
さらに各吐出口2に連通している。そして、共通液室1
0の上方天井面10aは、水平面に対して傾きをもって
形成され、その高さ方向に低い部位の上方天井面10a
の一部を開口し、その部分にフィルタボックス50のフ
ィルタ部材51を取り付ける。フィルタボックス50
は、フィルタ部材51の上方をチューブジョイント54
を介して外部の液体供給タンク(不図示)に接続される
上流側チャンバ52とし、共通液室10を下流側チャン
バとして兼用する。そして、上流側チャンバ52の上方
天井面52aも水平面に対して傾きをもって形成する。
上流側チャンバ52の上方天井面52aの最上部あるい
はその近傍部位には気泡流路65が接続され、気泡流路
65は支持部材12や保持部材11等を貫通して前面プ
レート15上に設けられた開口部66を介して開口し、
素子基板1上の吐出口2と略同一の面で大気に開放され
ている。また、下流側チャンバとしての共通液室10の
上方天井面10aの最上部あるいはその近傍部位にも気
泡流路67を接続し、この気泡流路67も支持部材12
や保持部材11等を貫通して前面プレート15上に設け
られた開口部68を介して開口し、素子基板1上の吐出
口2と略同一の面で大気に開放されている。
【0090】このように構成される本実施例において
は、共通液室10をフィルタボックスの下流側チャンバ
に兼用することにより、数少ない構成部品で、前述した
第5および第6の実施例と同様の作用効果を得ることが
でき、共通液室内の残留気泡を効率良く除去することが
できる。これにより、低コストで高い印字品位を安定し
て得ることができる液体噴射ヘッドを提供することがで
きる。
【0091】(その他の実施例)前述した各実施例にお
いては、液体を吐出するための吐出口2と液体に運動エ
ネルギーを印加するための発熱素子3を列状に複数設け
た素子基板1を用い、素子基板1の背面側に発熱素子3
に液体を供給するための共通液室10を配置し、印字幅
を比較的長くすることができる液体噴射ヘッドについて
説明しているが、図11に示すように、前述した素子基
板1を吐出口配列方向に複数個配列して全体の印字幅を
記録媒体の幅一杯にするフルラインタイプの液体噴射装
置を構成することも可能であり、このとき、複数個の素
子基板1の背面側の共通液室は、複数の素子基板1にわ
たって一体となった一つの共通液室10として保持部材
11と支持部材12に形成することができる。このよう
に構成される長尺の液体噴射ヘッドにおいても、前述し
た各実施例の構成を適宜適用できることはいうまでもな
い。
【0092】また、図11に示す液体噴射ヘッドにおい
ては、複数の素子基板1間に隙間や段差が生じ、液体噴
射ヘッドの液吐出面上に付着した液体をブレード等によ
って拭き取る際に、ブレードで拭き取った液体が素子基
板1間の隙間部分に溜まり、液体の吐出方向の乱れや不
吐出の原因となることがあり、さらに、ブレードが素子
基板1間の段差を通過する際に物理的ダメージを受け、
耐久性を低下させる原因となる。そこで、図12に示す
ように、複数の素子基板1間の隙間や段差部に、素子基
板1と同様の厚さを有する隙間埋め部材17を充填する
こともできる。これにより、液吐出面に付着した液体を
完全に拭き取ることができ、素子基板間の隙間部分への
液体の溜まりを解消することができ、液体の吐出に対す
る不良発生を防止することができる。さらにブレードの
稼動領域内の段差を少なくすることができ、ブレードの
拭き取り機能や耐久性を向上させることができる。
【0093】また、前述した各実施例においては、サイ
ドシューターのバブルジェット(登録商標)方式の液体
噴射ヘッドについて説明したが、本発明は、エッジシュ
ーターの液体噴射ヘッドや、ピエゾ方式の液体噴射ヘッ
ドにも適用することができ、その作用効果は前述した各
実施例と同様である。
【0094】
【発明の効果】
【0095】以上説明したように、本発明によれば、共
通液室の上方天井面を水平面に対して傾きをもって形成
し、上方天井面の最も高い位置あるいはその近傍部位に
気泡の抜ける流路構成をとることで、共通液室内の気泡
を効率よく除去することができる。その結果、共通液室
内の気泡の除去性を向上させ、さらにノズル内への気泡
の混入を防止することができ、印字品位の高い、信頼性
の高い液体噴射ヘッドを提供することができる。
【0096】さらに、共通液室に液体を供給する流路に
配設するフィルタボックス内の上流側チャンバや下流側
チャンバの上方天井面を水平面に対して傾きをもって形
成し、その最上部あるいはその近傍部位から気泡を抜く
ための気泡流路を設けることにより、フィルタボックス
内の気泡を効率良く除去することができ、液体の脱気度
の低下や、共通液室やノズルへの気泡の流入、さらにフ
ィルタ部材の気泡閉塞による印字不良を防ぐことがで
き、ひいては、安価で高い印字品位を安定して得ること
ができる液体噴射ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体噴射ヘッドの第1の実施例を液吐
出面の上方から見た模式的斜視図である。
【図2】本発明の液体噴射ヘッドの第1の実施例の液吐
出面の平面図である。
【図3】(a)は本発明の液体噴射ヘッドの第1の実施
例を吐出口配列方向に直交する方向(Y−Y線)に沿っ
て破断して示す断面図であり、(b)は液体吐出部の部
分的な拡大断面図である。
【図4】本発明の液体噴射ヘッドの第1の実施例を吐出
口配列方向(X−X線)に沿って破断して示す断面図で
ある。
【図5】本発明の液体噴射ヘッドの第2の実施例を示
し、(a)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方
向(X−X線)に沿って破断して示す断面図であり、
(b)は本実施例の液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図
であり、(c)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配
列方向に直交する方向(Y−Y線)に沿って破断して示
す断面図である。
【図6】本発明の液体噴射ヘッドの第3の実施例を示
し、(a)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方
向(X−X線)に沿って破断して示す断面図であり、
(b)は本実施例の液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図
であり、(c)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配
列方向に直交する方向(Y−Y線)に沿って破断して示
す断面図である。
【図7】本発明の液体噴射ヘッドの第4の実施例を示
し、(a)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方
向(X−X線)に沿って破断して示す断面図であり、
(b)は本実施例の液体噴射ヘッドにおけるフィルタボ
ックス部分を拡大して示す部分断面図であり、(c)は
本実施例の液体噴射ヘッドにおける液吐出面の部分平面
図である。
【図8】本発明の液体噴射ヘッドの第5の実施例を示
し、(a)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方
向(X−X線)に沿って破断して示す断面図であり、
(b)は本実施例の液体噴射ヘッドにおけるフィルタボ
ックス部分を拡大して示す部分断面図であり、(c)は
本実施例の液体噴射ヘッドにおける液吐出面の部分平面
図である。
【図9】本発明の液体噴射ヘッドの第6の実施例を示
し、(a)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方
向(X−X線)に沿って破断して示す断面図であり、
(b)は本実施例の液体噴射ヘッドにおけるフィルタボ
ックス部分を拡大して示す部分断面図であり、(c)は
本実施例の液体噴射ヘッドにおける液吐出面の部分平面
図である。
【図10】本発明の液体噴射ヘッドの第7の実施例を示
し、(a)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配列方
向(X−X線)に沿って破断して示す断面図であり、
(b)は本実施例の液体噴射ヘッドの液吐出面の平面図
であり、(c)は本実施例の液体噴射ヘッドを吐出口配
列方向に直交する方向(Y−Y線)に沿って破断して示
す断面図である。
【図11】本発明の液体噴射ヘッドのさらに他の実施例
を液吐出面の上方から見た模式的斜視図である。
【図12】本発明の液体噴射ヘッドのさらに他の実施例
を液吐出面の上方から見た模式的斜視図である。
【図13】従来の液体噴射ヘッドを液吐出面の上方から
見た模式的斜視図である。
【図14】図13に示す従来の液体噴射ヘッドの液吐出
面の平面図である。
【図15】(a)は図13に示す従来の液体噴射ヘッド
を吐出口配列方向(X−X線)に沿った断面図であり、
(b)は図13に示す従来の液体噴射ヘッドを吐出口配
列方向に直交する方向(Y−Y線)に沿った断面図であ
る。
【図16】(a)は従来の他の液体噴射ヘッドを吐出口
配列方向(X−X線)に沿った断面図であり、(b)は
吐出口配列方向に直交する方向(Y−Y線)に沿った断
面図である。
【符号の説明】
1 素子基板 2 吐出口 3 発熱素子 4 スリット 5 駆動素子 6 フレキシブルフィルム 7 回路基板 8 電気コネクタ 10 共通液室 10a 上方天井面 11 保持部材 12 支持部材 13、14 液供給口 15 前面プレート 16 スペーサ 17 隙間埋め部材 20 気泡流路 21 ダミー吐出口 30 気泡 50 フィルタボックス 51 フィルタ部材 52 上流側チャンバ 52a 上方天井面 53 下流側チャンバ 53a 上方天井面 54 チューブジョイント 55 液体チューブ 56 気泡流路 57 ダミー吐出口 58 流抵抗調節部材 59 開口部 60 気泡流路 61 開口部 62 流抵抗調節部材 65 気泡流路 66 開口部 67 気泡流路 68 開口部
フロントページの続き (72)発明者 安田 淳司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA15 EA24 FA03 FA13 HA05 HA52 JB04 KB26 KB31 2C057 AF80 AG12 AG68 AG73 AG77 AG84 AK07 AN05 BA03 BA13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出するための吐出口と液体に運
    動エネルギーを印加するための吐出エネルギー発生素子
    が複数個設けられた素子基板と、前記複数の吐出エネル
    ギー発生素子に液体を供給するための共通液室と、該共
    通液室に液体を供給するための液供給口とを有する液体
    噴射ヘッドにおいて、 前記共通液室の上方天井面を水平面に対して傾きをもっ
    て形成し、該上方天井面の最上部あるいはその近傍部位
    に気泡を流出させる気泡流出口を設けることを特徴とす
    る液体噴射ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記共通液室に液体を供給するための液
    供給口が複数設けられ、該複数の液供給口のうち、前記
    共通液室の上方天井面の最上部あるいはその近傍部位に
    設けられた少なくとも一つの液供給口を、気泡を流出さ
    せる気泡流出口に兼用することを特徴とする請求項1記
    載の液体噴射ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記気泡流出口は、前記吐出口と同一面
    あるいは略同一の面において大気に開放されていること
    を特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  4. 【請求項4】 液体を吐出するための吐出口と液体に運
    動エネルギーを印加するための吐出エネルギー発生素子
    が複数個設けられた素子基板と、前記複数の吐出エネル
    ギー発生素子に液体を供給するための共通液室と、該共
    通液室に供給される液体に含まれる塵埃を除去するフィ
    ルタ部材を備えたフィルタボックスとを有する液体噴射
    ヘッドにおいて、 前記フィルタボックスを、前記フィルタ部材によって、
    外部の液体供給タンクに連通する流路を有する上流側チ
    ャンバと前記共通液室に連通する流路を有する下流側チ
    ャンバの2つのチャンバに区分し、前記下流側チャンバ
    の上方天井面を水平面に対して傾きをもって形成し、該
    上方天井面の最上部あるいはその近傍部位に、前記共通
    液室に連通する流路とは別の気泡流路を接続することを
    特徴とする液体噴射ヘッド。
  5. 【請求項5】 液体を吐出するための吐出口と液体に運
    動エネルギーを印加するための吐出エネルギー発生素子
    が複数個設けられた素子基板と、前記複数の吐出エネル
    ギー発生素子に液体を供給するための共通液室と、該共
    通液室に供給される液体に含まれる塵埃を除去するフィ
    ルタ部材を備えたフィルタボックスとを有する液体噴射
    ヘッドにおいて、 前記フィルタボックスを、前記フィルタ部材によって、
    外部の液体供給タンクに連通する流路を有する上流側チ
    ャンバと前記共通液室に連通する流路を有する下流側チ
    ャンバの2つのチャンバに区分し、前記上流側チャンバ
    の上方天井面を水平面に対して傾きをもって形成し、該
    上方天井面の最上部あるいはその近傍部位に、前記液体
    供給タンクに連通する流路とは別の気泡流路を接続する
    ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  6. 【請求項6】 液体を吐出するための吐出口と液体に運
    動エネルギーを印加するための吐出エネルギー発生素子
    が複数個設けられた素子基板と、前記複数の吐出エネル
    ギー発生素子に液体を供給するための共通液室と、該共
    通液室に供給される液体に含まれる塵埃を除去するフィ
    ルタ部材を備えたフィルタボックスとを有する液体噴射
    ヘッドにおいて、 前記フィルタボックスを、前記フィルタ部材によって、
    外部の液体供給タンクに連通する流路を有する上流側チ
    ャンバと前記共通液室に連通する流路を有する下流側チ
    ャンバの2つのチャンバに区分し、前記両チャンバの上
    方天井面をそれぞれ水平面に対して傾きをもって形成
    し、前記上流側チャンバの上方天井面の最上部あるいは
    その近傍部位に前記液体供給タンクに連通する流路とは
    別の気泡流路を接続するとともに、前記下流側チャンバ
    の上方天井面の最上部あるいはその近傍部位に前記共通
    液室に連通する流路とは別の気泡流路を接続することを
    特徴とする液体噴射ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記共通液室を前記下流側チャンバとし
    て兼用することを特徴とする請求項4ないし6のいずれ
    か1項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記気泡流路は、前記吐出口と同一面あ
    るいは略同一の面において大気に開放されていることを
    特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の液
    体噴射ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記気泡流路の大気に開放する部分が、
    前記吐出口と同一の工程で形成されるダミー吐出口であ
    ることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1項に
    記載の液体噴射ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記気泡流路は、前記フィルタボック
    スと前記大気開放部との間に流抵抗調節部材を有するこ
    とを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載
    の液体噴射ヘッド。
  11. 【請求項11】 前記吐出エネルギー発生素子は、電気
    エネルギーを熱エネルギーに変換し、液体の発泡現象を
    伴って液体を吐出する発熱素子であることを特徴とする
    請求項1ないし10のいずれか1項に記載の液体噴射ヘ
    ッド。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに複数個設け
    られた液供給口のうちの少なくとも一つの液供給口から
    共通液室へ液体を加圧流入させる液体加圧機構とを有
    し、該液体加圧機構により液体を前記共通液室に加圧充
    填することを特徴とする液体噴射装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに複数個設け
    られた液供給口のうちの少なくとも一つの液供給口から
    共通液室へ液体を加圧流入させる液体加圧機構と、前記
    液供給口のうちの少なくとも一つの液供給口を介して前
    記共通液室から液体を流出させる液体流出機構を有し、
    液体を循環させながら液体を前記共通液室に充填するこ
    とを特徴とする液体噴射装置。
  14. 【請求項14】 請求項4ないし10のいずれか1項に
    記載の液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに供給する
    液体を加圧流入させる液体加圧機構を有し、該液体加圧
    機構により液体を前記共通液室に加圧充填することを特
    徴とする液体噴射装置。
  15. 【請求項15】 前記吐出エネルギー発生素子は、電気
    エネルギーを熱エネルギーに変換し、液体の発泡現象を
    伴って液体を吐出する発熱素子であることを特徴とする
    請求項12ないし14のいずれか1項に記載の液体噴射
    装置。
  16. 【請求項16】 前記液体が予め溶存ガスを脱気した脱
    気液体であることを特徴とする請求項12ないし15の
    いずれか1項に記載の液体噴射装置。
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