JP2002146237A - 新規な有色虹彩箔光沢顔料及びこれらを含有してなる化粧料 - Google Patents

新規な有色虹彩箔光沢顔料及びこれらを含有してなる化粧料

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JP2002146237A
JP2002146237A JP2000386112A JP2000386112A JP2002146237A JP 2002146237 A JP2002146237 A JP 2002146237A JP 2000386112 A JP2000386112 A JP 2000386112A JP 2000386112 A JP2000386112 A JP 2000386112A JP 2002146237 A JP2002146237 A JP 2002146237A
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Isao Hiramatsu
功 平松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主として、人の顔に立体感を付与し、顔の輪郭
や目鼻立ちを鮮明に見せ、新規な化粧仕上がりを実現で
きる虹彩箔光沢顔料及び化粧料の開発。 【解決の手段】光学的特性(屈折率や混合理論)を応用
し、扁平状(板状)の二酸化ケイ素(シリカ)表面に二
酸化チタンを被覆し、更に、その表面に有色顔料或い
は、低屈折率の水酸化物、酸化物等を被覆処理すること
によって、有色虹彩箔光沢顔料を得る。これらの顔料の
1種又は2種を組み合わせ、適量を配合してなる化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な「虹彩箔顔料」
を含有してなる化粧料で、皮膚、頭髪、爪等に塗布する
ことにより、立体感のある化粧仕上がりを付与する化粧
料に関する。又、それらの「虹彩箔顔料」及びその製造
法に関する。
【0002】更に、詳しくは、実質的に酸化チタン被覆
シリカ虹彩箔(以下、「チタンシリカ虹彩箔」と略す)
の表面に有色顔料或いは、白色水酸化物及び/又は、白
色酸化物及び有色顔料を固着した「虹彩箔顔料」を得
る。これらの顔料を単独又は、組み合わせて配合した化
粧料を皮膚等に塗布することにより、透明感が高く、ア
ニソトロピック特性(見る角度により、色相の変化が生
じて見える効果)による色彩効果を付与するものであ
る。即ち、これらの化粧料塗布部位に、立体感を与え、
フェイスラインや鼻筋を鮮明に見せると共に口唇、目の
回り、爪等の輪郭をスリムに見せることによって、部分
的な表情づくりの効果にも優れた化粧料に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、化粧品に対する消費者のニーズも
多様化し、従来よりも、より個性的な演出効果の得られ
るものが求められている。この様な要求を満たすため
に、白雲母を母剤として酸化チタンを被覆した雲母チタ
ン系真珠光沢顔料が開発されてきた。(例えば、特開平
09−48930号公報参照)これらは、真珠光沢及び
ある種の干渉色を有するものであるが、外観色は白色に
近く、鮮やかな外観色を呈するものは、得られていな
い。そこで、この雲母チタン系真珠光沢顔料に加え、酸
化鉄、紺青、酸化クロム、カーボンブラック等の有色顔
料を配合して対応してきた。これらの配合組み合わせで
は、化粧料中では色分かれが生じやすく、メークアップ
効果を損なうばかりか、これらの雲母チタン系真珠光沢
顔料では、正反射角度で特定の干渉色が得られるが、そ
の他の角度から見ると、白色に見え、グラデーション効
果(色彩変化)が見られず、立体感のある化粧効果は期
待できない。
【0004】更に、化粧料により顔の質感を変化させ、
立体感を与えるために、明るさの異なるファンデーショ
ンを顔の異なる部位に塗布し、陰影を付け、フェイスラ
インをすっきり見せる方法やノーズシャドウのように顔
の特定の部位に黒色から褐色の陰を入れ鼻筋をくっきり
見せる等の方法が行われてきた。しかし、これらの方法
は、いくつかのメークアップ料を組み合わせて使用しな
ければならず、化粧に長時間を要することや異なる色調
のものを併用するため、境界線が目立ちやすく、高度な
美容技術を要することと、仕上がりが不自然に見える等
の欠点を有していた。
【参考文献】1,FRAGRANCE JOURNA
L、24(10)69〜77(1996) 2,FRAGRANCE JOURNAL、24(1
0)78〜84(1996) 3,FRAGRANCE JOURNAL、25(8)
22〜27(1997)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】日本人のように平面的
な顔を化粧によって立体感を持たせ、スリムな顔型や凹
凸のはっきりした顔型に仕上げることが出来れば、活動
的でエキゾチックなイメージアップを図ることが出来
る。又、アイシャドウや口紅などのポイントメーク料に
よって、目や口などの部分的表情づくりが出来れば、上
記のイメージ演出効果を更に上げることが可能となる。
【0006】一方、年齢による頬や眼の周りの筋肉のた
るみがフェイスラインを崩したり、表情の表現を乏しく
するため、いつまでも若さを維持したい女性にとって、
顔のスリム化や表情を豊かに保つ化粧への願望は強い。
しかしながら、上記の真珠光沢顔料配合の化粧料やその
他列挙したいくつかの化粧方法では、この問題は、十分
満足のいくところまで解決に至っていない。従来の雲母
チタン系真珠光沢顔料配合化粧料について言えば、塗布
色が白っぽく見えたり、又、正反射角で見える干渉色も
不十分で、立体的で鮮明な化粧仕上がりが得られない。
このため、より干渉色の強い虹彩箔光沢顔料の開発及び
これらを配合することにより、立体感を付与し、顔や鼻
筋を鮮明に見せると共に、目、口唇等の部分的な表情づ
くりに効果的な化粧料の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、先ず、実質的
に基質(母剤)を扁平状(板状)のシリカとして、その
表面に酸化チタンで幾何学的厚さに被覆した「チタンシ
リカ虹彩箔」を作成する。次に、この「チタンシリカ虹
彩箔」の表面に有色顔料を固着或いは、白色水酸化
物或いは白色酸化物を固着した上に、更に、有色顔料を
固着して「虹彩箔顔料」を得る。これらの「虹彩箔顔
料」を配合することを特徴とする化粧料(特に、好まし
くは、メークアップ化粧料)により、前記の課題を解決
するものである。以下に、本発明の「虹彩箔顔料」及び
これらを含有してなる化粧料について説明する。
【0008】本発明の「虹彩箔顔料」を作成するための
実質的に「チタンシリカ虹彩箔」を構成する酸化ケイ素
(シリカ)の平均粒子径は、1〜100μm程度であ
り、この中でも粒子形状は、出来るだけ扁平状(板状)
のものが好ましい。
【0009】本発明のベースとなる「チタンシリカ虹彩
箔」は、板状シリカ表面に酸化チタンを被覆したもので
あるが、その製造法は、基本的には、公知のいずれの方
法でもよく、特に、制限はない。
【0010】その中で例を挙げれば、真空蒸着処理法や
デュポン特許(特公昭43−25644)に見られるよ
うな方法を応用することが出来る。即ち、チタンの無機
酸塩(例えば、硫酸チタニル)の水溶液をつくり、これ
に、上市されている板状シリカを加えた後、加水分解
し、シリカ表面に含水二酸化チタンを析出させる。これ
を加熱し、乾燥し虹彩箔を得る方法である。
【0011】上記「チタンシリカ虹彩箔」は、酸化チタ
ン被覆層の厚さによって、様々な干渉色を呈する。即
ち、酸化チタン量が生成物中のシリカと酸化チタンの総
和量に対し、10〜25重量%の場合、通常、銀色であ
るが、酸化チタン量が25〜40%では、金色、同様
に、40〜50%では、酸化チタン層の増加に従い、赤
色、緑色へと連続的に変化し、更に、50〜60%で
は、一巡して、再び、一段上のードの金色に戻る。
【0012】この様に、酸化チタンで被覆する場合、2
0〜200μm程度の幾何学的厚さの範囲で、目的の色
調を選択することが出来る。この様な被覆物の成分とし
ては、上記のチタンの他に、ビスマス、カドミウム、ジ
ルコニウム及び錫の酸化物も利用できる。被覆の幾何学
的厚さの範囲については、使用する成分により干渉色が
少しずつ異なるため、それらの成分に応じて、適宜、選
択すればよいが、通常、40〜200μm程度の範囲で
目的の干渉色を見出すことが出来る。
【0013】更に、ベースとなる「チタンシリカ虹彩
箔」の表面に、有色顔料を固着して、目的の「虹彩箔顔
料」を得る。他方、「チタンシリカ虹彩箔」の表面に、
低屈折率の白色水酸化物或いは、白色酸化物を固着し、
更に、この表面に、有色顔料を固着し、別種の「虹彩箔
顔料」を得ることが出来る。これにより、「チタンシリ
カ虹彩箔」だけでは強すぎる色を適度に抑え、透明感の
ある、自然でマイルドな色を出すことが可能となる。
【0014】ここで言う低屈折率の白色水酸化物として
は、含水シリカが、白色酸化物としては、無水シリカが
挙げられるが、その他、屈折率が1.37のフッ化マグ
ネシウム、屈折率が1.47のゼオライト等を使用でき
る。ここで適用可能な屈折率の範囲は、1.37〜1.
49の範囲のものである。この低屈折率の物質を「チタ
ンシリカ虹彩箔」の表面に1〜20重量%の範囲で固着
することにより、ある特定波長の光を強くする(干渉色
を得る)ことが出来る。即ち、この顔料を配合した化粧
料を皮膚などに塗布したとき、特定波長の光(色)だ
け、皮膚角質層内部に透過し(透過干渉色)、特定波長
の光が表面で反射する(反射干渉色)力を強める効果が
得られる。
【0015】次に、「チタンシリカ虹彩箔」の表面に固
着する有色顔料としては、無機顔料、有機顔料、レーキ
顔料が挙げられる。それらの固着量は、総和量に対し
て、0.2〜5.0重量%程度、好ましくは、0.3〜
1.5重量%、更に、好ましくは、0.4〜1.2重量
%である。用いられる有色顔料は、通常、化粧料に適用
できる範囲のものであれば特に制限はない。しかし、光
の混合理論に鑑みて、「赤と緑」、「青と黄」などの補
色の関係にある色の光を混ぜることにより、透明な光と
して見える。これらの顔料を配合した化粧料を皮膚上に
塗布したとき、化粧料塗布膜表面で反射する光と、その
塗布膜を透過する光を選択的にコントロールすることに
より、より透明性の高い色が得られる。この場合、反射
干渉色とは、補色の関係にあるものか、或いは、それに
近い有色顔料を用いるのが最適である。例えば、金色の
干渉色に対しては、群青を、橙色の干渉色に対しては、
紺青を、それに近いものとしては、赤色に対して、紺青
などが挙げられるが、これらに制限されるものではな
い。
【0016】更に、上記の各種被覆処理によって、顔料
の物性の一つである粉砕強度が向上し、又、含有されて
いる酸化チタンによる触媒活性が密閉被覆されて弱めら
れ、経時的な酸化変色が防止出来る。
【0017】本発明に用いられる「虹彩箔顔料」は、実
質的に疎水化されてあっても良い。疎水化処理剤として
は、シリコン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エ
ステル、金属石けん、アミノ酸、アルキルリン酸エステ
ル及びそれらの組み合わせが挙げられるが、これ以外の
処理方法でも良い。
【0018】本発明の「虹彩箔顔料」を化粧料に配合
し、前記
【0002】の化粧仕上がり効果を十分発揮させるため
に、例えば、パウダー状の化粧料の場合は、1〜100
重量%配合することが出来る。ケーキ状又は、練り状化
粧料の場合は、全粉体成分の重量中1〜100重量%程
度、好ましくは、1〜80重量%程度配合することが出
来る。又、乳化タイプメークアップ化粧料では、全乳化
物重量成分に対して、好ましくは、0.5〜20重量
%、より好ましくは、1〜8重量%程度配合することが
出来る。
【0019】本発明の「虹彩箔顔料」を化粧料に配合
し、前記の化粧仕上がり効果を十分発揮させるために、
「虹彩箔顔料」を有効成分として配合し、下記のような
通常、化粧料に従来から用いられている成分を適度な比
率で組み合わせ配合することが出来る。具体的な製品化
に当たっては、粉体又はプレス製品では、本発明の顔料
の粉体特性(充填性、粒度分布、付着性等)と基剤成分
及びその他の顔料との関係、液体製品では、本顔料の分
散性や濡れ特性と基剤成分のHLB等との関係を検討
し、処方成分組み合わせを選定する。特に、塗布色との
差異に注意し、色調変化(色相、彩度、明度等)を精密
に調整し製造する。化粧料に配合される具体的な成分と
して、次の例が挙げられる。
【0020】粉体顔料としては、例えば、タルク、カオ
リン、炭酸カルシウム、微粒子二酸化チタン、赤酸化
鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、ベンガラ、群青ピン
ク、紺青、無水ケイ酸、酸化亜鉛、カラミン、ナイロン
パウダー、天然高分子粉末などが挙げられる。これらの
顔料は、疎水化処理されたものでも良く、処理剤とし
て、シリコン、高級脂肪酸、高級アルコール、金属石け
ん、アミノ酸等が挙げられる。
【0021】界面活性剤としては、例えば、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレ
ンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレ
ステリルエーテル等の非イオン性界面活性剤、脂肪酸石
けん、アミノ酸と脂肪酸の縮合カルボン酸塩、アルキル
スルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、アルキ
ル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、アルキルアリル
エーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキル
アミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、ピリジニウム
塩、イミダゾリウム塩等のカチオン性界面活性剤、ベタ
イン、イミダゾリン誘導体等の両性界面活性剤が挙げら
れる。
【0022】油分としては、例えば、スクワラン、パラ
フィン油、パラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス、オゾケライト、セレシン等の炭化水素系化合
物、ミツロウ、カルナバロウ、キャンデリラワックス等
のワックス類、オリーブ油、椿油、ラノリン、ホホバ油
等の天然油脂、炭素数10〜20の脂肪酸、炭素数10
〜20の高級アルコール及びそれらのエステル、ジメチ
ルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、ジ
アリールポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロ
キサン等のシリコンオイル、トリメチルシロキシケイ酸
等のシリコン樹脂、低分子環状シリコン等の揮発性オイ
ル等が挙げられる。
【0023】水溶性成分としては、例えば、エタノー
ル、プロパノール等のモノアルコール類、グリセリン、
エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリグリセリン等の多価アルコ
ール及びこれらの誘導体、アミノ酸、アミノ酸塩、オキ
シ酸等が挙げられる。
【0024】薬効成分としては、例えば、マンニトー
ル、ソルビトール、マルチトール、ムコ多糖類、乳酸ナ
トリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の保湿
剤、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エ
チル、パラオキシ安息香酸ブチル、ソルビン酸等の防腐
剤、ビタミンC,ビタミンE等のビタミン類、グリチル
リチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリル等の
抗炎症剤等が挙げられる。
【0025】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリン
エステル、n,n’−ジプロポキシPABAエチルエス
テル、n,n’−ジメチルPABAブチルエステル等の
安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−n−アセチル
アントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、
アミルサリシレート、オクチルサリシレート、p−イソ
プロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫
外線吸収剤、エチルー4−イソプロピルシンナメート、
グリセリルモノー2−エチルヘキサノイルージパラメト
キシシンナメート、シクロヘキシルーp−メトキシシン
ナメート等のケイ皮酸系紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0026】粘度調整剤としては、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセル
ロース等の合成高分子化合物、ゼラチン、キサンタンガ
ム、ベントナイト、ビーガム等の天然高分子、合成コロ
イド性含水ケイ酸塩等が挙げられる。
【0027】
【発明の効果】本発明の「虹彩箔顔料」を配合した化粧
料は、皮膚等に塗布したとき、その塗布面に透明感の高
いアニソトロピック特性による色彩効果で立体感を付与
し、フェイスラインや鼻筋等をすっきり見せる効果と共
に、特に、目、口唇、爪の輪郭をスリムに見せ、部分的
な表情づくりの効果にも優れた化粧仕上がりを実現でき
る。
【0028】
【顔料製造実施例】次に、本発明に用いられる実質的に
ベースとなる「チタンシリカ虹彩箔」を母剤として、
「虹彩箔顔料」を作成する製造例を挙げるが、本発明
は、これに限定されるものではない。
【実施例1】先ず、前記
【0010】で得られた「チタンシリカ虹彩箔」(平均
粒子径18μm)50部をイオン交換水500部に添加
し、十分攪拌し均一に分散する。別に、ケイ酸ナトリウ
ム6.6部をイオン交換水100部に溶解した水溶液を
つくり、この液を上記「チタンシリカ虹彩箔」の分散液
に加え均一な分散液とする。この分散液に炭酸ガスを吹
き込むことによって、「チタンシリカ虹彩箔」表面に含
水シリカを析出させ、加熱、乾燥し、含水シリカ10重
量%固着した「チタンシリカ虹彩箔」を得る。次に、含
水シリカ10重量%を固着した「チタンシリカ虹彩箔」
(平均粒子径18μm)(干渉色;赤色)50部をイオ
ン交換水600部に添加し、十分攪拌し、均一に分散す
る。得られた分散液を70℃に加温し温調した後、2N
塩酸0.7部を加え攪拌した後、別に用意したいイオン
交換水10部に0.637部のフェロシアン化鉄溶液と
塩化第一鉄1.087部及び塩化アンモニウム0.40
6部をイオン交換水10部に溶解させた溶液とを同時滴
下する。滴下終了後、70℃で30分保持した後、0.
8M炭酸ナトリウム3.88部を滴下し、40℃まで冷
却する。冷却終了後、デカンテーションと水洗浄を繰り
返し、40℃で20時間乾燥し、「虹彩箔顔料」を得
た。
【実施例2】実施例1の含水シリカ10重量%固着「チ
タンシリカ虹彩箔」の代わりに、平均粒子径12μmの
「チタンシリカ虹彩箔」を用いた以外は、製造例1.に
同じ。
【実施例3】実施例1の含水シリカ10重量%固着「チ
タンシリカ虹彩箔」の代わりに平均粒子径24μmの含
水シリカ5重量%固着「チタンシリカ虹彩箔」(干渉
色;緑色)30部と「チタンシリカ虹彩箔」(干渉色;
金色)20部を用いた以外は、実施例1に同じ。
【実施例4】平均粒子径16μmの「チタンシリカ虹彩
箔」(干渉色;金色)4.95部と平均粒子径20.1
μmの含水シリカ5重量%固着「チタンシリカ虹彩箔」
4.95部を95%エタノールに分散させた後、赤色2
01号0.1gを加えて、溶解分散させる。その後、炭
酸ナトリウム13.4部を精製水40部に溶解させた溶
液を加え、攪拌した後、別に用意した95%エタノール
120部に、無水塩化カルシウム80部を溶解させた溶
液を加え、4時間反応熟成する。その後、80℃に加温
し、精製水300部を加え攪拌し、一昼夜放置する。そ
の後、濾過、乾燥、粉砕し、「虹彩箔顔料」を得た。
【0029】
【化粧料処方実施例】次に、上記「虹彩箔顔料」を含有
してなる化粧料の実施例を上げるが、本発明の範囲をこ
れらの実施例に限定するものではない。尚、以下の配合
量は、重量%を示している。
【実施例1】(アイカラー) A. タルク 40,3% マイカ 14.8 セリサイト 4.4 「虹彩箔顔料」 16.3 その他の顔料 11.0 B. 流動パラフィン 6.5 メチルポリシロキサン 2.7 C. 界面活性剤 2.2 脂肪酸エステル 1.2 防腐剤 適量 酸化防止剤 適量 (製法)Aのタルク、マイカ、セリサイト及び顔料をブ
レンダーでよく混合する。次に、Bのパラフィン、メチ
ルポリシロキサンとCのその他の成分を均一に溶解した
後、Aの粉成分の中に混合し、パルベライザーで粉砕
後、プレスする。
【実施例2】(ツーウェイケーキファンデーション) A. シリコン処理タルク 39.0% シリコン処理セリサイト18.0 シリコン処理カオリン 4.0 シリコン処理酸化チタン 5.0 シリコン処理ベンガラ 1.8 シリコン処理酸化鉄 3.2 「虹彩箔顔料」 15.0 B. 流動パラフィン 3.5 スクワラン 1.8 メチルポリシロキサン 4.2 C. 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)Aを混合し、粉砕機を通して粉砕する。これを
高速ブレンダーに移し、B及びCを混合したものをAに
加え均一に混合する。これを粉砕機で処理し、ふるいを
通し粒度をそろえた後、金皿の容器中に圧縮成型する。
【実施例3】(スティック状口紅) A. オゾケライト 4.5% セレシン 4.9 固形パラフィン 8.5 トリオクタン酸グリセリン 18.0 リンゴ酸ジイソステアリル 38.0 ミリスチン酸オクチルドデシル8.5 B. 酸化チタン 0.7 赤色201号 1.0 赤色202号 1.0 青色1号アルミニウムレーキ 0.4 「虹彩箔顔料 」 18.0 C. 香料 適量 酸化防止剤 適量 防腐剤 適量 (製法)Aを加熱溶解し、均一に混合する。この一部に
「虹彩箔顔料」以外のBを加え、ロールミルで練り均一
に分散させた後、「虹彩箔顔料」と共に再溶解してCを
加え、脱泡してから型に流し込み、急冷して固める。固
まったものを型から取出し、容器に装填する。次にステ
ックの外観を整えてから炎の中を通し、表面を滑らかに
する。
【実施例4】(ケーキ状アイシャドウ) A. タルク 31.0% セリサイト 10.0 マイカ 9.0 ステアリン酸亜鉛 2.8 「虹彩箔顔料」 30.0 その他の顔料 13.0 B. リンゴ酸ジイソステアリル 3.7 スクワラン 3.9 C. 防腐剤 適量 (製法)「虹彩箔顔料」以外のAを混合機の中で混合
し、あらかじめ混合し溶解したB及びCを混合し、Aに
に加え均一に混合する。これを粉砕機で処理し、再び混
合機に戻し、「虹彩箔顔料」と混合した後、ふるいを通
し粒度をそろえ、金皿の容器中に圧縮成型する。
【実施例5】(リキッドファンデーション) A. タルク 6.5% 酸化チタン 10.5 無水ケイ酸 1.8 ナイロンパウダー 3.1 「虹彩箔顔料」 3.7 B. 環状シリコン 11.0 脂肪酸エステル 7.8 スクワラン 2.7 メチルポリシロキサン 1.7 C. 1,3−ブチレングリコール 5.2 エタノール 6.5 水 適量 (製法)Aを混合、粉砕し、これをCに加えホモミキサ
ーで均一に混合する。この分散液をあらかじめ溶解した
B成分に加えた後、ホモミキサーで均一に混合し、脱泡
する。
【0030】
【試験例】上記製造実施例1〜4による各「虹彩箔顔
料」をツーウェイケーキの処方に配合し、各々の試験サ
ンプル4品を得た。一方、市販のパール顔料3品及び別
に試作した金属リン酸塩・酸化チタン被覆雲母顔料を配
合した同処方のツーウェイケーキ各比較サンプル4品を
作成した。 即ち、a;製造例1.の顔料を配合、 a’;チミカ
スーパーレッド配合 b;製造例2.の顔料を配合、 b’;チミカスーパ
ーゴールド配合 c;製造例3.の顔料を配合、 c’;チミカスーパ
ーグリーン配合 d;製造例4.の顔料を配合、. d’;金属リン酸塩
・酸化チタン被覆雲母を配合 上記試験サンプル合計8品につき、専門パネル(20代
〜40代の女性15名)を対象にして、8日間使用し比
較官能試験を行った結果を
【表−1】に示す。
【表−1】 以上の結果から、新規な「虹彩箔顔料」を配合した試験
サンプルでは、メークアップ効果が従来品顔料配合の比
較サンプルよりも優れ、特に、立体感のある色彩効果に
よる化粧仕上がりが、より良好なことがわかる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/031 A61K 7/031 7/032 7/032 7/035 7/035 7/043 7/043 7/06 7/06 7/13 7/13 C09B 67/02 C09B 67/02 A 67/20 67/20 A C09C 1/28 C09C 1/28 Fターム(参考) 4C083 AB031 AB032 AB171 AB212 AB232 AB241 AB242 AB331 AB432 AB441 AB442 AC012 AC022 AC102 AC122 AC342 AC352 AC422 AC792 AD072 AD152 AD172 BB23 BB24 BB25 CC05 CC11 CC13 CC14 CC28 CC32 CC36 DD11 DD17 DD21 DD23 DD27 DD31 EE06 EE26 4J037 AA18 CA09 CA11 CA23 CA24 CA25 CA29 CB28 DD30 EE03 FF09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二酸化ケイ素(シリカ)を基質(母剤)と
    して、この表面に二酸化チタンを被覆し、更に、この表
    面に有色顔料(無機顔料、有機顔料、レーキ顔料)を被
    覆してなる有色虹彩箔光沢顔料とその製造方法。
  2. 【請求項2】二酸化ケイ素(シリカ)を基質(母剤)と
    して、この表面に二酸化チタンを被覆し、更に、この表
    面に白色水酸化物、白色酸化物、フッ化マグネシウム、
    ゼオライト等の屈折率(n25 D)が1.37〜1.4
    9の範囲の化合物を単独又は、組み合わせて被覆する。
    更に、この表面に有色顔料(無機顔料、有機顔料、レー
    キ顔料)を被覆してなる有色虹彩箔光沢顔料とその製造
    法。
  3. 【請求項3】上記請求項1及び/又は、請求項2の有色
    虹彩箔光沢顔料(以下、「虹彩箔顔料」と略す)を含有
    してなる化粧料で、請求項1及び/又は、請求項2の
    「虹彩箔顔料」を総和量として、1〜100重量%の範
    囲で含有してなるメークアップ化粧料、例えば、フェイ
    スパウダー、チークカラー、固形白粉、リキッドファン
    デーション、パウダーファンデーション、ツーウェイケ
    ーキファンデーションアイシャドウ、口紅、ネイルカラ
    ー、等。
  4. 【請求項4】上記請求項1及び/又は、請求項2の「虹
    彩箔顔料」を総和量として、1〜20重量%の範囲で含
    有してなるスキンケア化粧料又は、頭髪用化粧料、例え
    ば、アンダーメークアップベース、カーマインローショ
    ン、クリーム、ゲル、乳液、ヘアカラー、等。
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