JP2002169552A - 作曲支援装置および作曲支援方法、楽曲テンプレート・データ提供装置 - Google Patents

作曲支援装置および作曲支援方法、楽曲テンプレート・データ提供装置

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JP2002169552A JP2001286484A JP2001286484A JP2002169552A JP 2002169552 A JP2002169552 A JP 2002169552A JP 2001286484 A JP2001286484 A JP 2001286484A JP 2001286484 A JP2001286484 A JP 2001286484A JP 2002169552 A JP2002169552 A JP 2002169552A
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成彦 水野
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裕之 桝田
Shuzo Karakawa
周三 唐川
Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の原楽曲の特徴をとらえた楽曲データを
作成できる作曲支援装置を提供する。 【解決手段】 サーバ5側で、既存の原楽曲に基づいて
作成、または、抽出された楽曲テンプレート・データを
蓄積している。携帯電話端末2,パーソナルコンピュー
タ6側では、サーバに蓄積された楽曲テンプレート・デ
ータから、所望のものを選択してダウンロードし、その
楽曲テンプレート・データに基づいて楽曲データを作成
し、既存の原楽曲とは異なる新たな楽曲を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存の楽曲に基づ
いて新たな楽曲データを作曲するための作曲支援装置お
よび作曲支援方法、作曲支援プログラムが記憶された記
録媒体、および、楽曲テンプレート・データ提供装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、パーソナルコンピュータ等の
通信端末の普及台数の増加、インターネットへのアクセ
ス者数の増加により、インターネット上のサーバから、
MIDI(Musicai Instrument Digital Interfac
e)ファイル形式、WAVEファイル形式、あるいは、
MP3(MPEG1 Audio Layer3)圧縮ファイル形式の楽曲
データを、上述した通信端末に配信するサービスが数多
く行われている。ユーザは、通信端末からサーバにアク
セスし、サーバに記憶されている、複数の楽曲データの
中から、所望のものをダウンロードし、通信端末、ある
いは、これらに接続された電子楽器などにより楽曲デー
タを再生し、演奏を聞いて楽しんだり、着信メロディに
使用したりしている。しかし、既存の楽曲データを単に
再生するだけでは変化に乏しく、ユーザ自身のオリジナ
リティもないという不満があった。
【0003】一方、パーソナルコンピュータのソフトウ
エアとして、あらかじめ複数の基本的な楽曲テンプレー
ト・データを記憶しておき、ユーザが選択したシチュエ
ーション、フィーリング、スタイル等にマッチした楽曲
テンプレート・データに基づき、ユーザの編集作業を加
えてユーザの好みに沿う楽曲データを作成する曲データ
作成装置が、例えば、特開2000−221976号公
報等で知られている。ここで、楽曲テンプレート・デー
タとは、曲データの基本的な情報となるものであって、
コード進行データ、メロディ骨格データ、伴奏スタイル
データ等を有するものであり、ソフトウエアメーカが独
自に制作したものである。したがって、既存の楽曲によ
らない、ユーザのオリジナルな楽曲データを簡単に作成
することができる。
【0004】しかし、楽曲テンプレート・データは、ソ
フトウエアプログラムとともにCD−ROMからインス
トールされたり、ソフトウエアプログラムとともに通信
ネットワークからダウンロードされるものであったた
め、種類に限りがある。したがって、従来の曲データ作
成装置によれば、限られた数の楽曲テンプレート・デー
タの1つから楽曲データを作成するので、その後、ユー
ザによって編集作業を行うとしても、既存の楽曲データ
に比べて、盛り上がり(サビ)に欠けやすく、特徴が乏
しくなりやすいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、既存の原楽曲の
特徴をとらえた楽曲データを作成できる作曲支援装置、
作曲支援方法、および、楽曲テンプレート・データ供給
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、作曲支援装置において、原楽曲データの特徴
を表す楽曲テンプレート・データを記憶する楽曲テンプ
レート・データ提供装置に接続するための接続手段と、
前記接続手段を介して前記楽曲テンプレート・データ提
供装置から所望の前記楽曲テンプレート・データを選択
して取得する取得手段と、取得された前記楽曲テンプレ
ート・データに基づいて、新たな楽曲データを作成する
作成手段と、作成された前記新たな楽曲データを記憶す
る記憶手段を備えるものである。したがって、選択され
た楽曲テンプレート・データに対応した既存の原楽曲デ
ータの盛り上がりや特徴を備えた新たな楽曲を作成する
ことができる。その後に編集作業を行えば、さらに、ユ
ーザの好みに応じた楽曲データが得られる。
【0007】請求項2に記載の発明においては、請求項
1記載の作曲支援装置において、前記楽曲テンプレート
・データ提供装置は、通信ネットワークを介し、ユーザ
要求に応じて複数の前記楽曲テンプレート・データから
所望の前記楽曲テンプレート・データを提供するサーバ
である。したがって、数多くの楽曲テンプレート・デー
タの蓄積と管理が容易となる。
【0008】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2記載の作曲支援装置において、前記楽曲テン
プレート・データは、前記原楽曲データから抽出された
ものである。既存の楽曲データは、ある程度まで理論に
したがった構造を有しているから、特徴抽出が可能であ
る。したがって、楽曲テンプレート・データに対応した
原楽曲データを作成することができる。
【0009】請求項4に記載の発明においては、請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の作曲支援装置におい
て、前記楽曲テンプレート・データは、前記楽曲データ
の内の少なくとも数小節分のコード進行データ、少なく
とも数小節分の打点とピッチに関するデータ、伴奏スタ
イルデータ、のうち、少なくとも1種類のデータを有す
るものである。したがって、楽曲データの特徴を容易に
抽出することができる。
【0010】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の作曲支援装置におい
て、前記楽曲テンプレート・データ提供装置は、前記楽
曲テンプレート・データとともに、対応する前記原楽曲
データも記憶し、前記楽曲テンプレート・データと前記
楽曲データとを一緒に提供するものである。したがっ
て、楽曲テンプレート・データと原楽曲データとが組に
なっているので、両者の対応が明らかな状態で記憶して
おくことができる。また、提供に関しての著作権上の管
理が容易となる。
【0011】請求項6に記載の発明においては、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の作曲支援装置におい
て、前記新たな楽曲データを前記記憶手段から読み出し
て演奏する演奏手段を有するものである。したがって、
新たな楽曲データを演奏して楽しむほか、新たな楽曲の
でき具合を試聴することができるので、気に入らなけれ
ば、編集したり、別の楽曲テンプレート・データの再選
択を行うことができる。
【0012】請求項7に記載の発明においては、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の作曲支援装置におい
て、前記楽曲テンプレート・データおよびまたは前記新
たな楽曲データを、電子メールと共に、通信ネットワー
クを介して他の装置に送信する送信手段を有するもので
ある。したがって、楽曲テンプレート・データや新たな
楽曲データを通信ネットワーク上の他のユーザに簡単に
配布することができる。また、電子メールの内容に即し
た楽曲データを添付することができる。
【0013】請求項8に記載の発明においては、作曲支
援装置において、原楽曲データを記憶する楽曲データ提
供装置に接続するための接続手段と、前記接続手段を介
して前記楽曲データ提供装置から所望の前記原楽曲デー
タを選択して取得するための取得手段と、取得された前
記原楽曲データから該原楽曲データの特徴情報を抽出す
ることにより、取得された前記原楽曲データに対応する
楽曲テンプレート・データを作成する楽曲テンプレート
・データ作成手段と、前記楽曲テンプレート・データに
基づいて、新たな楽曲データを作成する楽曲データ作成
手段と、前記楽曲テンプレート・データ、または、前記
楽曲テンプレート・データおよび前記新たな楽曲デー
タ、を記憶する記憶手段を備えるものである。したがっ
て、数多くの楽曲データの蓄積と管理が容易となる。既
存の原楽曲の盛り上がりや特徴を備えた新たな楽曲デー
タを作成することができる。その後に編集作業を行え
ば、さらに、ユーザの好みに応じた楽曲データが得られ
る。楽曲テンプレート・データの抽出を作曲支援装置側
で行うために、原楽曲データおよび新たな楽曲データの
両者を記憶することができる。
【0014】請求項9に記載の発明においては、請求項
8記載の作曲支援装置において、前記楽曲データ提供装
置は、通信ネットワークを介し、ユーザ要求に応じて複
数の前記楽曲データから所望の前記楽曲データを提供す
るサーバである。したがって、数多くの楽曲データを記
憶する楽曲データ提供装置との接続が容易である。
【0015】請求項10に記載の発明においては、請求
項8または請求項9に記載の作曲支援装置において、前
記楽曲テンプレート・データは、前記楽曲データの内の
少なくとも数小節分のコード進行データ、少なくとも数
小節分の打点とピッチに関するデータ、伴奏スタイルデ
ータ、のうち、少なくとも1種類のデータを有するもの
である。したがって、楽曲データの特徴を容易に抽出す
ることができる。
【0016】請求項11に記載の発明においては、請求
項8ないし10のいずれか1項に記載の作曲支援装置に
おいて、前記楽曲テンプレート・データおよびまたは前
記新たな楽曲データを、電子メールと共に、通信ネット
ワークを介して他の装置に送信する送信手段を有するも
のである。したがって、楽曲テンプレート・データや新
たな楽曲データを通信ネットワーク上の他のユーザに簡
単に配布することができる。電子メールの内容に即した
楽曲データを添付することができる。また、楽曲テンプ
レート・データを楽曲テンプレート・データ提供装置に
送信することにより、楽曲テンプレート・データのデー
タベースの拡充を行うこともできる。
【0017】請求項12に記載の発明においては、楽曲
テンプレート・データ提供装置において、原楽曲の特徴
を表す楽曲テンプレート・データを記憶する楽曲テンプ
レート・データ記憶手段と、前記楽曲テンプレート・デ
ータに基づいて新たな楽曲データを作成するユーザ端末
に接続するための接続手段と、前記接続手段を介して、
前記ユーザ端末によって選択された所望の前記楽曲テン
プレート・データを供給する供給手段を備えるものであ
る。したがって、ユーザ端末に、選択された楽曲テンプ
レート・データの元となった原楽曲データに似た新たな
楽曲を作成させることができるので、既存の原楽曲の盛
り上がりや特徴がある新たな楽曲を作成させることがで
きる。
【0018】請求項13に記載の発明においては、作曲
支援方法において、原楽曲の特徴を表す楽曲テンプレー
ト・データを記憶する楽曲テンプレート・データ提供装
置に接続するための接続ステップと、接続された前記楽
曲テンプレート・データ提供装置から所望の前記楽曲テ
ンプレート・データを選択して取得する取得ステップ
と、取得された前記楽曲テンプレート・データに基づい
て、新たな楽曲データを作成する作成ステップと、作成
された前記新たな楽曲データを記憶する記憶ステップを
備えるものである。したがって、選択された楽曲テンプ
レート・データに対応した既存の原楽曲データの盛り上
がりや特徴がある新たな楽曲を作成することができる。
編集すれば、さらに、ユーザの好みに応じた楽曲データ
が得られる。
【0019】請求項14に記載の発明においては、作曲
支援プログラムが記憶された記録媒体であって、前記作
曲支援プログラムは、原楽曲の特徴を表す楽曲テンプレ
ート・データを記憶する楽曲テンプレート・データ提供
装置に接続するための接続ステップと、接続された前記
楽曲テンプレート・データ提供装置から所望の前記楽曲
テンプレート・データを選択して取得する取得ステップ
と、取得された前記楽曲テンプレート・データに基づい
て、新たな楽曲データを作成する作成ステップと、作成
された前記新たな楽曲データを記憶する記憶ステップ
を、コンピュータに実行させるためのものである。した
がって、請求項13に記載の作用を奏する作曲支援プロ
グラムを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
説明するための全体システム図である。図中、1は通信
ネットワークであって、固定加入電話網、携帯加入電話
網、専用回線等で相互に結ばれている。2,3は携帯電
話端末であって、携帯電話端末2については作曲支援装
置の機能を有する。4は基地局であって、携帯電話端末
2,3との間を無線で接続し、通信ネットワーク1に接
続されている。5は、サーバであって、通信ネットワー
ク1に接続され、楽曲テンプレート・データ,楽曲デー
タ提供装置の機能を有する。6,7はパーソナルコンピ
ュータであって、通信ネットワーク1に接続され、パー
ソナルコンピュータ6については作曲支援装置の機能を
有する。なお、通信ネットワーク1をサーバ5、パーソ
ナルコンピュータ6,7が接続されたLAN(Local Ar
ea Network)とすることもできる。
【0021】この実施の形態においては、オペレータが
既存の原楽曲を試聴し、分析することにより作成した楽
曲テンプレート・データ、およびまたは、既存の原楽曲
から抽出された楽曲テンプレート・データが、サーバ5
側に蓄積されている。携帯電話端末2,パーソナルコン
ピュータ6側では、サーバ5に蓄積された多数の楽曲テ
ンプレート・データから、所望のものを選択してダウン
ロードする。携帯電話端末2,パーソナルコンピュータ
6は、その楽曲テンプレート・データに基づいて、既存
の原楽曲とは異なる新たな楽曲データを作成し、演奏し
て楽しむことができる。
【0022】図2は、既存の原楽曲データから新たな楽
曲データが作成される処理の説明図である。S11にお
いて、既存の原楽曲データの各パートを分析することに
より、既存の原楽曲の特徴を表す基本的なデータであ
る、楽曲テンプレート・データが抽出される。楽曲テン
プレート・データの名称は、例えば、既存の原楽曲の名
称等を用いて、「何々風」とされる。楽曲テンプレート
・データに含まれる楽曲情報の種類としては、例えば、
1曲分、少なくとも数小節のコード進行データ、モチー
フとなる数小節分の打点とピッチに関するデータ、1曲
の伴奏スタイルデータなどであり、少なくとも1種類を
含むものである。
【0023】コード進行データは、曲の進行とともに変
化するコード(和音)のパターンデータであって、例え
ば、既存の楽曲のコードパートを分析することにより得
られる。コードが周期的に繰り返される場合には、最小
単位のコード進行データでもよい。モチーフ部分の打点
とピッチに関するデータとして、メロディ骨格データま
たはモチーフ部分のピッチカーブと打点のデータを抽出
する。メロディ骨格データは、既存の楽曲のメロディパ
ート中の重要な打点、例えば、各小節の先頭の打点や強
拍の打点と、これらの打点に与えるピッチ(骨格ピッ
チ)を示すデータである。打点とは、メロディの発音タ
イミングである。このメロディ骨格データに代えて、モ
チーフ部分のピッチカーブ(音高変化曲線)と打点でも
よい。上述したメロディ骨格データ、または、ピッチカ
ーブおよび打点は、例えば、あらかじめモチーフとして
選択された数小節、例えば、2小節分のメロディを分析
することにより得られる。例えば、既存の楽曲のメロデ
ィパート中、音量の大きな「サビ」の部分等が、モチー
フとして自動的に選択される。あるいは、ユーザが原楽
曲データを試聴しながら、操作子を用いてモチーフ部分
を手操作で抽出してもよい。
【0024】ピッチ模倣/対比データは、モチーフ部分
に対し、その他の同じ小節数の部分でメロディ骨格を模
倣しているか、対比しているかの状態を示すデータであ
る。「模倣」と判定されるのは、モチーフ部分のメロデ
ィ骨格と同一あるいは類似したメロディ骨格である2小
節である。「対比」と判定されるのは、入力されたメロ
ディ骨格と対比されるメロディ骨格である2小節であ
る。上述したピッチ模倣/対比データは、メロディパー
トのピッチカーブを分析することにより抽出される。加
えて、コードパートから抽出されたコード進行データを
参照してもよい。この他、リズム模倣/対比データをメ
ロディパートから抽出してもよい。これは、モチーフの
2小節部分の打点に対し、その他の2小節部分の打点
が、リズムを模倣しているか対比しているかの状態を示
すデータである。「模倣」と判定されるのは、モチーフ
部分のリズムと同一あるいは類似したリズムパターンで
ある2小節である。「対比」と判定されるのは、入力さ
れたリズムパターンと対比されるリズムパターンである
2小節である。
【0025】伴奏スタイルデータは、8ビートや16ビ
ート等の伴奏スタイルであって、例えば、既存の楽曲の
伴奏パートのスタイルを分析することにより抽出され
る。伴奏パートには、リズムパート,ベースパート,バ
ッキングパートなどの1または複数のパートがある。各
伴奏スタイルデータには、複数のセクション、例えば、
イントロA,イントロB,メインA,メインB,フィル
イン,間奏,エンディング等がある。これらのセクショ
ンの進行を決めるセクション進行データも抽出される。
【0026】原楽曲は、MIDI形式のファイルであれ
ばよい。しかし、WAVE形式の波形データ、波形デー
タがMP3で圧縮されたファイルであっても、一旦、M
IDI形式のデータに変換するソフトウエアを用いれ
ば、少なくともメロディに関しては、前者と同様に楽曲
テンプレート・データを作成することができる。S12
において、楽曲テンプレート・データに基づいて、新た
な楽曲データが作成されて記憶される。作成された新た
な楽曲データは、既存の原楽曲にある程度似て、盛り上
がりや特徴があるものとなる。したがって、ユーザが所
望の楽曲テンプレート・データまたは既存の原楽曲デー
タを選択することにより、ユーザの好みに合った新たな
楽曲データを作成することができる。
【0027】一般的には、既存の原楽曲よりも単純な構
成のものとなる。これに、簡単な編集作業を加えれば、
さらにユーザの好みが付加された楽曲データが得られ
る。また、分析された楽曲テンプレート・データに、不
足する種類あるいは不足するデータがあれば、これらを
編集作業で補うことができる。上述した抽出データの中
で、特に重要なものは、コード進行データ、モチーフ部
分の打点とピッチに関するデータ、伴奏スタイルであ
る。なお、新たな楽曲データにコードパートを設けない
場合には、コード進行データの抽出は必ずしも必要とし
ない。また、伴奏パートを設けない場合には、伴奏スタ
イルの抽出は必ずしも必要としない。
【0028】再び、図1に戻って説明する。既存の原楽
曲から作成あるいは自動抽出された楽曲テンプレート・
データをダウンロードするときには、必要な著作権料を
払うシステムとする。楽曲テンプレート・データと、対
応する既存の原楽曲データとを組にしてダウンロードし
てもよい。楽曲テンプレート・データと既存の原楽曲デ
ータとは、別ファイル形式にするほか、両者を一体のも
のとしてデータファイルを作成してもよい。楽曲テンプ
レート・データには、上述したように、既存の原楽曲の
曲名、あるいは、作曲者、歌手や作詞者の名前もしくは
その一部を含ませる。その結果、サーバ5に蓄積された
複数の楽曲テンプレート・データから、所望のものを選
択することが容易となる。あるいは、原楽曲名そのもの
を指定することにより、対応した楽曲テンプレート・デ
ータを選択するようにしてもよい。
【0029】また、携帯電話端末2,パーソナルコンピ
ュータ6は、サーバ5からダウンロードした既存の原楽
曲データ、あるいは、端末側の記憶部にあらかじめイン
ストールされていた楽曲データから、楽曲テンプレート
・データを抽出し、抽出された楽曲テンプレート・デー
タから、楽曲データを作成するようにしてもよい。作成
された新たな楽曲データは、ユーザ自身が、演奏を楽し
んだり、携帯電話端末の着信メロディとして利用したり
することができる。この他、携帯電話端末2,パーソナ
ルコンピュータ6から、他の任意の携帯電話端末3,パ
ーソナルコンピュータ7に対して、新たな楽曲データを
電子メールに添付して友人等にプレゼントしてもよい。
楽曲テンプレート・データ自体も、同様にして友人等に
配布することもできる。また、楽曲テンプレート・デー
タをサーバ5に送信することにより、楽曲テンプレート
・データのデータベースの拡充を端末側で行うこともで
きる。
【0030】図1に示した全体システムのどの場所にお
いて、図2のS11の抽出処理、S12の楽曲データ作
成処理を行うかによって、複数通りのシステムがある。
第1に、図2の矢印で示したように、サーバ5側で既存
の楽曲データの蓄積、S11の抽出処理、および、楽曲
テンプレート・データの蓄積とを行い、携帯電話端末
2,パーソナルコンピュータ6側でS12の作曲支援処
理と新たな楽曲データの記憶を行う。第2に、サーバ5
側で既存の原楽曲データの蓄積を行い、携帯電話端末
2,パーソナルコンピュータ6側で、S11の抽出処理
以降を行う。第3に、携帯電話端末2,パーソナルコン
ピュータ6側で、CD−ROMなどから直接にハードデ
ィスク等に既存の原楽曲データの蓄積を行い、S11の
抽出処理の以降の処理も全てオフライン行う。以上の3
つの場合が典型的なシステムである。
【0031】この他、第4のシステムとして、既存の原
楽曲データを蓄積する第1のサーバから、第2のサーバ
が、既存の原楽曲データを入力してS11の抽出処理を
行って、楽曲テンプレート・データを蓄積するようにし
てもよい。また、第5として、携帯電話端末2,パーソ
ナルコンピュータ6側から、サーバ5側に指示を出し、
S11の抽出処理およびS12の作曲支援処理までを全
てサーバ側で行わせた後に、新たな楽曲データをダウン
ロードすることもできる。この場合、携帯電話端末2,
パーソナルコンピュータ6側では、処理負担がほとんど
ない。なお、上述したS11の抽出処理は自動的に行わ
れるが、この処理を、オペレータが楽曲データ試聴しな
がら特徴データを分析して抽出することもできる。
【0032】図3は、上述した楽曲データの作成装置に
おいて、既存の原楽曲データが、そのままの形で、およ
び、そこから抽出された楽曲テンプレート・データが、
どのような経路で転送されるかを示す説明図である。図
2を参照して説明した第1のシステムの場合は、図中、
太い実線で示された矢印に対応する。楽曲テンプレート
・データ,楽曲データ提供装置(サーバ5)側におい
て、既存の原楽曲データ21は、抽出部22によって楽
曲テンプレート・データ23が抽出される。楽曲テンプ
レート・データ23は、通信ネットワーク24を介して
作曲支援装置側に送信される。作曲支援装置(パーソナ
ルコンピュータ6,携帯電話端末2)側において、楽曲
テンプレート・データ26は、楽曲データ作成部29に
おいて、入力操作部28によるユーザの作曲支援指示あ
るいは編集指示により動作して、新たな楽曲データ30
が作成される。新たな楽曲データ30は、演奏再生部3
1に供給されて再生され、また、記憶部32に記憶され
る。
【0033】図2を参照して説明した第2のシステムの
場合は、図中、破線で示した矢印に対応する。楽曲テン
プレート・データ,楽曲データ提供装置(サーバ5)側
において、既存の原楽曲データ21は通信ネットワーク
24を介して作曲支援装置側に送信される。既存の原楽
曲データ25からは、抽出部27によって楽曲テンプレ
ート・データ26が抽出される。作曲支援部29は、同
様に、楽曲テンプレート・データ26に基づいて新たな
楽曲データ30を作成する。
【0034】図2を参照して説明した第3のシステムで
は、作曲支援装置(パーソナルコンピュータ6,携帯電
話端末2)側で、CD−ROMなどから直接にハードデ
ィスク等にインストールされた既存の原楽曲データ25
から、抽出処理部27により楽曲テンプレート・データ
を抽出する。図2を参照して説明した第4のシステムで
は、既存の原楽曲データ21と楽曲テンプレート・デー
タ23とは別々のサーバに置かれる。図2を参照して説
明した第5のシステムでは、作曲支援部29も楽曲テン
プレート・データ,楽曲データ提供装置側にある。
【0035】上述した既存の原楽曲データ21と楽曲テ
ンプレート・データ23とを1組として通信ネットワー
ク24上を送受信してもよい。また、作曲支援装置側に
おいても、上述した1組を一体化したファイルとして記
憶しておいてもよい。さらに、新たな原楽曲データも含
めて一体化してもよい。例えば、SMF(StandardMIDI
File)形式の楽曲データファイルを用いる場合でも、
セットアップメジャーの部分に、楽曲テンプレート・デ
ータをテキストで記述したものを、演奏情報等と区別で
きるメタイベント形式で挿入することが可能である。一
体化されることにより、相互の関連性が保たれたまま、
蓄積、提供、配布などを行うことができる。また、著作
権上の管理も容易となる。
【0036】図4は、本発明の作曲支援装置の実施の一
形態であるパーソナルコンピュータのハードウエア構成
例を示す説明図である。図中、41はバス、42はCP
U、43はROM(Read Only Memory)、4はRAM
(Random Access Memory)である。45はタイマであっ
て、プログラムのタイマ割り込み処理における割込時間
や各種時間、時刻を計時する。46はキーボード、47
はマウス、48はディスプレイである。49は音源回
路、50は効果回路、51はサウンドシステムである。
音源回路49、効果回路50、および、サウンドシステ
ム51のアンプ部分は、例えば、サウンドカード上に設
けられる。ROM43の内、PCM波形データを記憶す
るROMをサウンドカード上に備える場合もある。図示
の音源回路49はD/A変換器を含む。
【0037】52は外部記憶装置、例えば、ハードディ
スク装置(HDD)、フレキシブル磁気ディスク装置
(FDD)、CD−ROM装置、光磁気ディスク(M
O)装置、ディジタル多目的ディスク(DVD)装置等
である。53はMIDIインターフェースであって、他
のMIDI機器に接続され、例えば、電子楽器やMID
I鍵盤からMIDIデータを入力して演奏する。また、
作成された楽曲データを、MIDI形式のデータで出力
して、外部のMIDI機器で再生する。54は通信イン
ターフェースであって、加入電話網やISDNを介して
インターネット上のサーバや他のパーソナルコンピュー
タ、携帯電話端末に接続されたり、LAN等を介してサ
ーバコンピュータや他のパーソナルコンピュータに接続
されたりする。
【0038】CPU42は、ROM43に記憶された基
本入出力システム(BIOS)プログラム、および、外
部記憶装置52のハードディスク装置(HDD)にイン
ストールされたOS(オペレーティングシステム)プロ
グラムを、RAM44にロードして、通常の一般的な入
出力制御を行う。例えば、キーボード46やマウス47
の操作に応じた情報を入力したり、MIDIインターフ
ェース53,通信インターフェース54を介して情報の
入出力制御を行ったり、ディスプレイ48の表示の制御
を行ったりする。CPU42は、また、ハードディスク
にインストールされた作曲支援プログラムをRAM44
にロードして、楽曲データ作成処理、場合により、楽曲
テンプレート・データ抽出処理も行う。ハードディスク
は、データベースとしても利用され、複数の曲データや
複数の曲テンプレート・データが記憶される。作成され
た新たな楽曲データも保存される。
【0039】上述した作曲支援プログラム、上述した楽
曲データ,楽曲テンプレート・データは、CD−ROM
に記憶しておいてパーソナルコンピュータの外部記憶装
置52に装填し、同じ外部記憶装置52の記録媒体であ
るハードディスクにインストールすることができる。ま
た、通信インターフェース54を介して通信ネットワー
クに接続し、サーバコンピュータから、上述したプログ
ラムおよび各種データとをハードディスクにダウンロー
ドすることもできる。作曲支援された新たな楽曲データ
ファイルは、電子メールに添付して、通信ネットワーク
を介して、他のパーソナルコンピュータや携帯電話端末
に送信することもできる。
【0040】音源回路49は、バス41を介して入力さ
れた演奏制御情報に応じて楽音信号を作成する。楽音信
号は、アナログ波形に変換された後、効果回路50でリ
バーブなどの各種効果が付与されて、アンプやスピーカ
等のサウンドシステム51で楽音が発生される。音源回
路49がない場合でも、その機能は、パーソナルコンピ
ュータがA/D変換器を内蔵し、コーデック(CODE
C)ドライバがインストールされていれば、CPU42
とオペレーティングシステム(OS)の下で実現するこ
とができる。上述した説明では、作曲支援装置をパーソ
ナルコンピュータ上で実現する場合について説明した
が、専用の電子楽器においても実現することができる。
【0041】図5は、本発明の作曲支援装置の実施の一
形態である携帯電話端末のハードウエア構成例を示す説
明図である。新たに作成され楽曲データを、着信メロデ
ィとして使用する例を説明する。基本的には、図4に示
した構成に携帯電話機の機能を持たせればよい。しか
し、ここでは、専用のCPUチップに周辺回路を接続す
る例を示す。
【0042】図中、61はアンテナ、62はR/F段で
あって、R/F段では、高周波増幅、周波数変換などを
行い、アンテナ61から基地局に無線信号を送信した
り、基地局から無線信号を受信したりする。63は変復
調器であって、受信された変調音声信号やデータ信号を
復調したり、送信すべき音声信号やデータ信号を変調す
る。64は音声コーデックであって、復調された音声信
号をアナログ信号に変換して受話器であるスピーカ65
に出力したり、送話器であるマイクロフォン66から入
力された音声信号をディジタル信号に変換して変復調器
63に出力したりする。67は着信メロディ、アラーム
メロディ、および、バックグラウンドミュージック用の
スピーカであって、それぞれの機能を実現するために、
演奏情報に応じて音源回路68が作成した楽音信号を出
力する。音源回路68にはD/A変換器が含まれる。
【0043】69はCPUチップであって、内部にタイ
マ回路を内蔵し、RAM70をワーキングエリアとし
て、フラッシュメモリ71に記憶されたプログラム基づ
いて装置全体の一般的な入出力制御のほか、無線電話回
線の呼設定、呼放棄、データの通信制御等を実行するこ
とにより、図示しない相手端末との会話を行う。また、
着信メロディ等の楽曲データの作成を行う。なお、RA
M70は電池によってバックアップされている。着信時
に楽曲データに基づいて着信メロディ音を発生する際に
は、CPU69が、RAM70あるいはフラッシュメモ
リ71から所望の楽曲データを読み出して音源回路68
に送る。音源回路68は、読み出された楽曲データ中の
キーオン,キーオフ、ピッチチェンジ、音色切り替え等
を表す演奏情報に基づいて、順次所定のタイミングで楽
音信号を合成して出力する。
【0044】72はキー入力装置であって、電話番号等
の数値や表示画面に表示されたメニュを選択するテンキ
ー、各種の機能キーなどを備える。73は表示装置であ
って、電話番号や設定メニュなどを表示する液晶ディス
プレイ(LCD)、着信等を報知する発光ダイオード
(LED)である。RAM70には、楽曲データ、各種
入力情報、例えば、電話番号や住所録、電子メールアド
レス、スケジュール等、演算結果等が一時的に記憶され
る。フラッシュメモリ71に記憶してもよい。なお、音
源回路68が生成した楽音信号をスピーカ65で聞ける
ようにするには、音源回路68のディジタル出力を音声
コーデック64に出力すればよい。また、音源回路68
のディジタル出力を、携帯電話端末のディジタル出力コ
ネクタから出力すれば、外部接続された装置で楽音信号
を出力したり記憶したりすることが可能となる。
【0045】サーバ側については、図示を省略する。基
本的には、図4を参照して説明したパーソナルコンピュ
ータと変わりがない。サーバ側のコンピュータにおい
て、楽曲データをモニタする必要がなければ、図4に示
した、音源回路49、効果回路50、サウンドシステム
51が不要である。
【0046】図6は、本発明の作曲支援装置の実施の一
形態において、楽曲テンプレート・データ等のダウンロ
ード動作のフローチャートである。作曲支援装置である
パーソナルコンピュータ7あるいは携帯電話端末2(以
下、単に端末という)側と、楽曲データおよびまたは楽
曲テンプレート・データ提供装置であるサーバ5側とを
並べて図示している。端末は、ダイアルアップ接続等に
よりプロバイダに接続された状態にあるものとする。端
末側のS81において、サーバのURL(Uniform Reso
urce Locater)を送信して、次のS82に処理を進め
る。
【0047】サーバ側では、S91においてユーザから
のアクセスがあるか否かを判定し、アクセスがないとき
には処理を繰り返し、アクセスがあるときには次のS9
2に処理を進め、楽曲テンプレート・データおよびまた
は楽曲データの一覧表をHTML(Hypertext Mark-up
Language)形式で端末側に送信し、S93に処理を進め
る。端末側のS82においては、一覧表を受信したか否
かを判定し、受信しないときには処理を繰り返し、受信
したときにはS83に処理を進める。S83において、
一覧表の表示を行うとともに、マウス等により、所望の
楽曲テンプレート・データおよびまたは対応する楽曲デ
ータのダウンロードをサーバ側に指示し、S84に処理
を進める。なお、図示を省略したが、ダウンロードを指
示しないときには、図示しないメインのフローチャート
に戻す。
【0048】サーバ側のS93においては、ダウンロー
ド指示があるか否かを判定し、指示がないときには処理
を繰り返し、指示があるときにはS94に処理を進め
る。S94において、ダウンロード要求された楽曲テン
プレート・データおよびまたは対応する楽曲データの曲
名(あるいは曲番号)にしたがって、配信料金見積り額
を送信し、S95に処理を進める。端末側のS84にお
いて、見積り額の表示を行うとともに、了解すれば再度
ダウンロードをサーバ側に指示する。サーバ側のS95
においては、ダウンロード指示がなければ処理を繰り返
し、指示があれば、S96に処理を進める。S96にお
いて、対応する楽曲データも含めて配信する指示であっ
たか否かを判定し、指示に応じて、S97においては楽
曲テンプレート・データのみを配信し、S98において
は楽曲テンプレート・データと対応する楽曲データとの
両者を配信する。
【0049】いずれも、S99に処理を進め、アクセス
した端末ユーザに対して課金処理してメインルーチンに
戻る。この課金処理により、配信サービスに対する料金
と、原楽曲データの著作権者に対する著作権料の支払い
を行う。端末側のS85においては、ダウンロードデー
タをメモリに記憶して、S86に処理を進める。S86
においては、ダウンロードモードを続けるか否かを、ユ
ーザの操作入力から判定し、続けないときにはメインル
ーチンに戻るが、続けるときには、S83に処理を戻し
て再び一覧表を表示する。上述したように、一覧表に
は、楽曲テンプレート・データとその原楽曲の楽曲デー
タとがダウンロード指示可能なように表示される。ユー
ザの指示により、楽曲テンプレート・データとともに、
対応する原楽曲の楽曲データも一緒にダウンロードでき
るようになっている。楽曲テンプレート・データには、
対応する原楽曲データの名前の一部または全部を含む名
前を付けることによって、原楽曲が直ちにわかるので、
一覧表示の際に好適である。
【0050】図11は、端末側のS83において表示さ
れる一覧表の一例を示す説明図である。この例におい
て、一覧表には、購入可能な楽曲テンプレートの名前、
楽曲テンプレートの選択を促す情報、購入する商品の選
択や取消を行うための情報、ならびに、操作ボタンなど
が表示されている。図中、領域Aは、端末を操作するユ
ーザに対して、楽曲テンプレート・データおよびまたは
対応する楽曲データの選択を促す表示がなされる領域で
ある。なお、本実施の形態においては、楽曲テンプレー
ト・データおよびまたは楽曲データの購入は、ショッピ
ングカート形式で実施され、後述する「カートに入れ
る」ボタンをユーザが操作することにより、「ショッピ
ングカート」にユーザが購入を希望する商品の情報が追
加される。
【0051】図中、領域B−2は、端末側に提示される
楽曲テンプレートデータおよびまたは楽曲データの一覧
を表示する領域である。領域B−2には、購入可能な商
品がリスト形式で表示され、各商品について、それぞ
れ、楽曲テンプレート・データの名前および配信料金が
表示される。ユーザはこれら表示された情報を確認し
て、「カートに入れる」と表示された購入選択ボタンを
操作することにより、対応する楽曲テンプレート・デー
タの購入(ダウンロード)を選択する。また、各楽曲テ
ンプレート・データそれぞれについて、対応するオリジ
ナル楽曲データのダウンロードを指示するチェックボッ
クスが表示され、ユーザはこのチェックボックスをチェ
ックすることにより、楽曲データの購入(ダウンロー
ド)を選択する。図11は、項番「2」として表示され
た「DEF的」という名前が付けられた楽曲テンプレー
ト・データを購入する際に、対応する楽曲データも含め
て購入(ダウンロード)することを指示している状態を
例示している。
【0052】図中、領域B−3は、S83におけるダウ
ンロード指示を行うための情報およびボタンを表示する
領域であり、「購入」と表示されたボタンを操作するこ
とにより、購入することを選択した商品に関する情報が
サーバに送信され、S84以降の処理に進む。また、図
中、領域B−1のように、実際の購入を指示する前段階
として、ユーザが購入希望した商品の確認および取消を
指示するための情報およびボタンを表示する領域を用意
してもよい。領域B−1には、現在のショッピングカー
トの内容(すなわち、ユーザが購入を希望した1ないし
複数の商品)の確認を指示する「確認」ボタンが表示さ
れており、当該ボタンの操作により、ユーザは、自身が
選択した商品の確認などを行うことができる。この場
合、S83→S93→S94→S84と同様の処理を行
い、現在、購入を選択している商品とその見積金額を、
端末側に表示するようにすればよい。また、現在の「シ
ョッピングカート」の内容を初期状態(すなわち、購入
を希望する商品が未選択の状態)にリセットする「取
消」ボタンが表示されており、当該ボタンを操作するこ
とで購入商品選択を取消すことができる。
【0053】上述したダウンロードは、サーバ側に楽曲
テンプレート・データが蓄積されている場合の例であっ
た。端末側で楽曲テンプレート・データを抽出する場合
には、従来からある楽曲データ提供サービスを利用する
ことも可能である。しかし、原楽曲データから新たに楽
曲データを作成するため、新たな楽曲データの使用につ
いて著作権上の問題がないとはいえない。したがって、
楽曲テンプレート・データを端末側で作成することが承
認された楽曲データを多数蓄積しておき、これをダウン
ロードするモードを設けてもよい。
【0054】図7は、本発明の作曲支援装置の実施の一
形態における、自動演奏動作のフローチャートである。
S101において、記憶してある楽曲データの一覧を表
示し、S102において、所望の楽曲データを選択す
る。楽曲データには、作曲支援装置で作成された新たな
楽曲データを含む。S103においては、選択された楽
曲データのイベントデータを、ハードディスクからRA
Mにロードし、時間データにしたがって、順番に読み出
して音源に転送して発音させる。S104においては、
楽曲データの読み出しが終了したか否かを判定し、終了
しないときにはS103を繰り返し、終了したときには
メインルーチンに戻る。
【0055】図8は、本発明の作曲支援装置の実施の一
形態における、端末側で楽曲テンプレート・データの抽
出処理を行う場合のフローチャートである。S111に
おいては、ダウンロードされて、あるいは、CD−RO
M等からインストールされて記憶された楽曲データ名の
一覧を表示して、ユーザによる選択を促す。S112に
おいては、ユーザ操作によって、楽曲データ名が選択さ
れたか否かを判定し、選択されないときにはS111の
処理を繰り返し、選択されたときにはS113に処理を
進める。
【0056】S113においては、選択された楽曲デー
タから楽曲テンプレート・データを抽出する。楽曲デー
タのコードパート(和音パート)から1曲全体のコード
進行データを抽出する。メロディパートの内、「サビ」
部分の数小節をモチーフとして自動抽出する。このモチ
ーフ部分から、打点とピッチに関するデータとして、打
点とピッチカーブ、または、メロディ骨格データ(打点
と打点のピッチ((骨格ピッチ))データからなる)を抽出
する。上述したコード進行の変化、およびまたは、上述
したモチーフ部分と他の部分とのピッチ比較に基づい
て、上述した他の部分の模倣,対比データを抽出する。
一方、伴奏パート(リズムパート)から伴奏スタイル
(リズムスタイル)データ、セクション進行データを抽
出する。S114においては、抽出された楽曲テンプレ
ート・データに、対応する原楽曲の名前の一部を使っ
て、「何々風」という名前を付ける。S115において
は、抽出された楽曲テンプレート・データとその名前を
メモリに記憶して、メインルーチンに戻る。
【0057】図9、図10は、本発明の作曲支援装置の
実施の一形態における、端末側で楽曲データを作成する
場合のフローチャートである。図9のS121におい
て、楽曲テンプレート・データに基づいた楽曲データの
作成であるか否かを、ユーザ操作入力に応じて判定し、
そうであればS122に処理を進め、そうでないときに
は図10に示すS131に処理を進める。S122にお
いては、ダウンロードされたか、あるいは、端末側でイ
ンストールされて記憶されている、楽曲テンプレート・
データの一覧を表示し、その中の1つをユーザに選択さ
せる。S123においては、自動伴奏用(ここでは、コ
ード演奏を含む)のバッキングデータの作成を行う。す
なわち、楽曲テンプレート・データに含まれるコード進
行データ、伴奏スタイルデータ、セクション進行データ
等に基づいて、1曲、例えば32小節分のバッキングデ
ータを作成する。コード演奏についてはコードパートに
割り当て、リズム演奏についてはリズムパートに割り当
てる。
【0058】S124において、メロディデータの作成
を行う。すなわち、楽曲テンプレート・データに含まれ
るモチーフ部分(例えば、2小節分)に関する打点とピ
ッチ、例えば、ピッチカーブと打点のデータ、あるい
は、メロディ骨格データ(打点と打点でのピッチ)、1
曲中のピッチ模倣/対比データに基づいて、1曲分のメ
ロディデータを作成する。メロディデータはメロディパ
ートに割り当てる。S125において、試聴のため、上
述したバッキングデータ,メロディデータの少なくとも
1つを再生する。S126においては、バッキングデー
タを編集するか否かをユーザの操作入力により判定す
る。編集するときには、S127に進めてバッキング編
集を行なってS128に処理を進め、編集しないときに
は直ちにS128に処理を進める。バッキング編集は、
ユーザの好みに合わせて、伴奏スタイルの変更やコード
進行データを操作子を用いて変更する。
【0059】S128においては、メロディデータの編
集をするか否かをユーザの手操作入力により判定する。
編集するときにはS129に処理を進め、メロディとそ
の曲構成の編集を行い、S130に処理を進め、編集し
ないときには、直ちにS130に処理を進める。メロデ
ィ編集は、ユーザの好みに合わせて、ユーザの手操作入
力により、2小節分の打点やピッチの変更を行ったり、
ピッチ模倣/対比の曲構成を変更したりする。S130
においては、作成されたバッキングデータ,メロディデ
ータ、あるいは、編集されたこれらのデータを、RAM
の所定のメモリ領域(携帯電話端末の場合)あるいは所
定のハードディスクのメモリ領域(パーソナルコンピュ
ータの場合)に記憶して、メインルーチンに戻る。
【0060】S121において、既存の原楽曲の楽曲テ
ンプレート・データを用いないときには、図10のS1
31に処理を進める。S131においては、フィーリン
グ等の入力に基づく作曲支援をするか否かをユーザの操
作入力に応じて判定し、するときにはS132に処理を
進め,しないときには直ちにメインルーチンに戻る。こ
のフィーリング等の入力に基づく作曲支援とは、従来技
術の説明において引用した特開2000−221976
号公報等に記載されたものである。
【0061】S132において、シチュエーション、フ
ィーリング、スタイルの入力画面を表示する。ユーザ
に、各項目毎に1つずつ選択させる。シチュエーション
は、新たに作成した曲をプレゼントするシチュエーショ
ンの名詞表現(例えば、「バースデー」、「ラブメッセ
ージ」、「クリスマス」等)で示される。フィーリング
は、「さわやかで」、「やさしくて」、「さみしくて」
等の形容詞表現で示される。スタイルは、「都会的
な」、「土くさい」、「トロピカルな」等の形容詞表現
で示される。選択された各項目に基づいて、コードデー
タを含むバッキングデータを作成する。
【0062】S133において、バッキングの再生を行
って、バッキングデータの編集を行う。S134におい
て、ユーザの手操作入力によって、モチーフとなる2小
節分の打点とピッチを入力する。打点は、キーボード,
キー入力装置の所定のキーのタッピングや、マウスのク
リックによって入力する。ピッチは、例えば、マウスに
よってピッチ変化曲線を描画することによって入力され
る。S135において、ユーザの手操作入力により、モ
チーフと他の部分の模倣/対比の曲構成を決定する。S
135においては、作成され、編集されたバッキングデ
ータおよびメロディデータ、および、曲構成データをR
AMあるいはハード磁気ディスクに記憶して、メインル
ーチンに戻る。
【0063】上述した説明では、楽曲テンプレート・デ
ータとして、既存の原楽曲データを分析することに得ら
れるものを用いたが、既存の楽曲データに基づかないで
独自に作成された従来の任意の楽曲テンプレート・デー
タも、同じデータベースに登録しておいたり、ハードデ
ィスクに記憶しておき、ユーザが利用できるようにして
もよい。
【0064】上述した実施の形態では、図6のS83に
おいてダウンロード指示を行った時点で、サーバにダウ
ンロードを指示し、サーバ側において、配信料金の見積
額を算出するとともに、端末側に見積額を送信するよう
にした。これに代えて、購入見積額の算出プログラムを
端末側で実行可能なスクリプト(Script)あるいはアプ
レット(Applet)として、上述した一覧表とともに、サ
ーバから端末に送信するようにし、例えば、ショッピン
グカートに商品を追加する毎に、あるいはダウンロード
の指示があった時点で、端末側で購入見積額を算出して
一覧表とともに表示するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、既存の原楽曲の特徴をとらえた楽曲データを作成
できるので、ユーザが好む既存楽曲にある程度は似てい
るが、既存楽曲とは異なる新たな楽曲データが得られる
という効果がある。その結果、数多くある既存楽曲に似
た感じの盛り上がりと特徴がある楽曲データが得られ
る。作成された楽曲データを編集をすれば、さらに、ユ
ーザの好みに沿った楽曲データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を説明するための全体シ
ステム図である。
【図2】 既存の原楽曲データから新たな楽曲データが
作成される処理の説明図である。
【図3】 上述した楽曲データの作成装置において、既
存の原楽曲データが、そのままの形で、および、そこか
ら抽出された楽曲テンプレート・データに変化して、ど
のような経路で転送されるかを示す説明図である。
【図4】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態である
パーソナルコンピュータのハードウエア構成例を示す説
明図である。
【図5】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態である
携帯電話端末のハードウエア構成例を示す説明図であ
る。
【図6】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態におい
て、楽曲テンプレート・データ等のダウンロード動作の
フローチャートである。
【図7】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態におけ
る、自動演奏動作のフローチャートである。
【図8】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態におけ
る、端末側で楽曲テンプレート・データの抽出処理を行
う場合のフローチャートである。
【図9】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態におけ
る、端末側で楽曲データを作成する場合の第1のフロー
チャートである。
【図10】 本発明の作曲支援装置の実施の一形態にお
ける、端末側で楽曲データを作成する場合の第2のフロ
ーチャートである。
【図11】 図6のS83において表示される一覧表の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…通信ネットワーク、2…携帯電話端末(作曲支援装
置)、3…携帯電話端末、4…基地局、5…サーバ(楽
曲テンプレート・データ,楽曲データ提供装置)、6…
パーソナルコンピュータ(作曲支援装置)、7…パーソ
ナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 唐川 周三 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 高橋 宏明 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D378 MM41 PP01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原楽曲データの特徴を表す楽曲テンプレ
    ート・データを記憶する楽曲テンプレート・データ提供
    装置に接続するための接続手段と、 前記接続手段を介して前記楽曲テンプレート・データ提
    供装置から所望の前記楽曲テンプレート・データを選択
    して取得する取得手段と、 取得された前記楽曲テンプレート・データに基づいて、
    新たな楽曲データを作成する作成手段と、 作成された前記新たな楽曲データを記憶する記憶手段、 を備えることを特徴とする作曲支援装置。
  2. 【請求項2】 前記楽曲テンプレート・データ提供装置
    は、通信ネットワークを介し、ユーザ要求に応じて複数
    の前記楽曲テンプレート・データから所望の前記楽曲テ
    ンプレート・データを提供するサーバである、ことを特
    徴とする請求項1記載の作曲支援装置。
  3. 【請求項3】 前記楽曲テンプレート・データは、前記
    原楽曲データから抽出されたものであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の作曲支援装置。
  4. 【請求項4】 前記楽曲テンプレート・データは、前記
    楽曲データの内の少なくとも数小節分のコード進行デー
    タ、少なくとも数小節分の打点とピッチに関するデー
    タ、伴奏スタイルデータ、のうち、少なくとも1種類の
    データを有する、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の作曲支援装置。
  5. 【請求項5】 前記楽曲テンプレート・データ提供装置
    は、前記楽曲テンプレート・データとともに、対応する
    前記原楽曲データも記憶し、前記楽曲テンプレート・デ
    ータと前記楽曲データとを一緒に提供するものである、 ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の作曲支援装置。
  6. 【請求項6】 前記新たな楽曲データを前記記憶手段か
    ら読み出して演奏する演奏手段を有する、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の作曲支援装置。
  7. 【請求項7】 前記楽曲テンプレート・データおよびま
    たは前記新たな楽曲データを、電子メールと共に、通信
    ネットワークを介して他の装置に送信する送信手段を有
    する、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の作曲支援装置。
  8. 【請求項8】 原楽曲データを記憶する楽曲データ提供
    装置に接続するための接続手段と、 前記接続手段を介して前記楽曲データ提供装置から所望
    の前記原楽曲データを選択して取得するための取得手段
    と、 取得された前記原楽曲データから該原楽曲データの特徴
    情報を抽出することにより、取得された前記原楽曲デー
    タに対応する楽曲テンプレート・データを作成する楽曲
    テンプレート・データ作成手段と、 前記楽曲テンプレート・データに基づいて、新たな楽曲
    データを作成する楽曲データ作成手段と、 前記楽曲テンプレート・データ、または、前記楽曲テン
    プレート・データおよび前記新たな楽曲データ、を記憶
    する記憶手段、 を備えることを特徴とする作曲支援装置。
  9. 【請求項9】 前記楽曲データ提供装置は、通信ネット
    ワークを介し、ユーザ要求に応じて複数の前記楽曲デー
    タから所望の前記楽曲データを提供するサーバである、 ことを特徴とする請求項8記載の作曲支援装置。
  10. 【請求項10】 前記楽曲テンプレート・データは、前
    記楽曲データの内の少なくとも数小節分のコード進行デ
    ータ、少なくとも数小節分の打点とピッチに関するデー
    タ、伴奏スタイルデータ、のうち、少なくとも1種類の
    データを有する、 ことを特徴とする請求項8または9に記載の作曲支援装
    置。
  11. 【請求項11】 前記楽曲テンプレート・データおよび
    または前記新たな楽曲データを、電子メールと共に、通
    信ネットワークを介して他の装置に送信する送信手段を
    有する、 ことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に
    記載の作曲支援装置。
  12. 【請求項12】 原楽曲の特徴を表す楽曲テンプレート
    ・データを記憶する楽曲テンプレート・データ記憶手段
    と、 前記楽曲テンプレート・データに基づいて新たな楽曲デ
    ータを作成するユーザ端末に接続するための接続手段
    と、 前記接続手段を介して、前記ユーザ端末によって選択さ
    れた所望の前記楽曲テンプレート・データを供給する供
    給手段、 を備えることを特徴とする楽曲テンプレート・データ提
    供装置。
  13. 【請求項13】 原楽曲の特徴を表す楽曲テンプレート
    ・データを記憶する楽曲テンプレート・データ提供装置
    に接続するための接続ステップと、 接続された前記楽曲テンプレート・データ提供装置から
    所望の前記楽曲テンプレート・データを選択して取得す
    る取得ステップと、 取得された前記楽曲テンプレート・データに基づいて、
    新たな楽曲データを作成する作成ステップと、 作成された前記新たな楽曲データを記憶する記憶ステッ
    プ、 を備えることを特徴とする作曲支援方法。
  14. 【請求項14】 原楽曲の特徴を表す楽曲テンプレート
    ・データを記憶する楽曲テンプレート・データ提供装置
    に接続するための接続ステップと、 接続された前記楽曲テンプレート・データ提供装置から
    所望の前記楽曲テンプレート・データを選択して取得す
    る取得ステップと、 取得された前記楽曲テンプレート・データに基づいて、
    新たな楽曲データを作成する作成ステップと、 作成された前記新たな楽曲データを記憶する記憶ステッ
    プ、 をコンピュータに実行させるための作曲支援プログラム
    が記憶された記録媒体。
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