JP2002172154A - 消臭剤および消臭方法 - Google Patents
消臭剤および消臭方法Info
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- JP2002172154A JP2002172154A JP2000373126A JP2000373126A JP2002172154A JP 2002172154 A JP2002172154 A JP 2002172154A JP 2000373126 A JP2000373126 A JP 2000373126A JP 2000373126 A JP2000373126 A JP 2000373126A JP 2002172154 A JP2002172154 A JP 2002172154A
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- deodorizing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃水中や廃水を処理する際に発生する活性汚
泥、余剰汚泥、消化汚泥、凝集汚泥等、または洗浄装置
の洗浄水やそれらの混合物より発生する臭気を排気ダク
ト中で迅速に少ない薬液量で除去し、固形化した消臭剤
で効果を持続できる方法を提供する。 【解決手段】 硫化水素、メルカプタン類のうち少なく
とも一種を含有する臭気を含む排気の消臭方法におい
て、中和剤により中和する工程と、グアニジン系化合物
および/または4級アンモニウム化合物で処理する工程
を含むことを特徴とする消臭方法。さらにその後、活性
炭または添着活性炭等の粉末消臭剤で処理する工程を服
含む消臭方法。中和剤と、グアニジン系化合物および/
または4級アンモニウム化合物からなる消臭剤。
泥、余剰汚泥、消化汚泥、凝集汚泥等、または洗浄装置
の洗浄水やそれらの混合物より発生する臭気を排気ダク
ト中で迅速に少ない薬液量で除去し、固形化した消臭剤
で効果を持続できる方法を提供する。 【解決手段】 硫化水素、メルカプタン類のうち少なく
とも一種を含有する臭気を含む排気の消臭方法におい
て、中和剤により中和する工程と、グアニジン系化合物
および/または4級アンモニウム化合物で処理する工程
を含むことを特徴とする消臭方法。さらにその後、活性
炭または添着活性炭等の粉末消臭剤で処理する工程を服
含む消臭方法。中和剤と、グアニジン系化合物および/
または4級アンモニウム化合物からなる消臭剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消臭剤および消臭方
法、特に硫化水素、メルカプタン類のうち少なくとも一
種を含有する臭気を含む排気に対する消臭剤および消臭
方法の改善に関する。
法、特に硫化水素、メルカプタン類のうち少なくとも一
種を含有する臭気を含む排気に対する消臭剤および消臭
方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の都市及び近郊への人口の密集に伴
い、家庭からの一般廃水量は急激に増大している。その
ため下水道の整備は急務となっておりその処理量も年々
増加の一途をたどっている。これらの廃水には多量の有
機、無機物が含まれ下水処理場において処理される。こ
れら排水処理設備、例えば下水処理設備では、下水処理
設備に流入する下水(以下、流入下水という)中の固形
分を沈降させる初沈槽、下水中の有機性基質を微生物で
好気処理する曝気槽(曝気工程)、曝気工程で生じた汚
泥を分離する最終沈殿池を備え、流入下水を処理してい
る。最終沈殿池より分離した汚泥の一部は、返送汚泥と
して曝気槽へ戻し、残りは余剰汚泥として初沈槽へ送ら
れ初沈槽引抜き汚泥として処理することが行われてい
る。これらの工程の中で独特の臭気を発生しまた、活性
汚泥、余剰汚泥、消化汚泥等を産出する。
い、家庭からの一般廃水量は急激に増大している。その
ため下水道の整備は急務となっておりその処理量も年々
増加の一途をたどっている。これらの廃水には多量の有
機、無機物が含まれ下水処理場において処理される。こ
れら排水処理設備、例えば下水処理設備では、下水処理
設備に流入する下水(以下、流入下水という)中の固形
分を沈降させる初沈槽、下水中の有機性基質を微生物で
好気処理する曝気槽(曝気工程)、曝気工程で生じた汚
泥を分離する最終沈殿池を備え、流入下水を処理してい
る。最終沈殿池より分離した汚泥の一部は、返送汚泥と
して曝気槽へ戻し、残りは余剰汚泥として初沈槽へ送ら
れ初沈槽引抜き汚泥として処理することが行われてい
る。これらの工程の中で独特の臭気を発生しまた、活性
汚泥、余剰汚泥、消化汚泥等を産出する。
【0003】また、工場等の事業所も河川、海洋等の深
刻な環境汚染に伴い排水規制が強化され所定の水質まで
処理することが義務づけられているが、この事業所での
凝集沈殿処理や活性汚泥処理等でも同様に臭気の発生と
大量の汚泥が産出する。
刻な環境汚染に伴い排水規制が強化され所定の水質まで
処理することが義務づけられているが、この事業所での
凝集沈殿処理や活性汚泥処理等でも同様に臭気の発生と
大量の汚泥が産出する。
【0004】上記のように一般家庭廃水、事業所からの
廃水および廃水を処理した過程で臭気は発生し、産出さ
れた汚泥は、さまざまな有機、無機物質を含んでいる。
また洗浄装置等の洗浄水にもさまざまな有機、無機物質
が含まれている。また、このような下水処理設備におい
ては、汚泥の処理工程においても、汚泥内の微生物の働
きで、硫化水素やメルカプタン等の硫黄系の臭気物質が
発生し、悪臭問題や設備の腐食問題が発生している。
廃水および廃水を処理した過程で臭気は発生し、産出さ
れた汚泥は、さまざまな有機、無機物質を含んでいる。
また洗浄装置等の洗浄水にもさまざまな有機、無機物質
が含まれている。また、このような下水処理設備におい
ては、汚泥の処理工程においても、汚泥内の微生物の働
きで、硫化水素やメルカプタン等の硫黄系の臭気物質が
発生し、悪臭問題や設備の腐食問題が発生している。
【0005】このさまざまな有機、無機物質の中には、
硫黄化合物が含まれている。そしてこれらの腐敗の過程
で硫酸塩が生成される。汚泥中には通常硫酸還元菌が存
在し汚泥中の硫酸塩を硫化水素に還元して生産活動を行
っている。そして硫化水素を生成することにより汚泥は
更に嫌気化し、硫酸還元菌は増殖し硫化水素の生成量は
更に増大する。そして生成された硫化水素は気相へ放散
される。硫化水素は、毒性のある不快な臭気を持つ物質
で、作業者に対して危険であるばかりか、周辺住民への
悪臭問題の原因となっている。また、硫化水素は、コン
クリート施設中に付着する硫黄酸化菌や空気により酸化
を受け、ミスト中に溶け込み硫酸を生成する。こうして
生成した硫酸はコンクリートや金属を腐蝕し建築物の構
造に致命的な欠陥をもたらす原因となっている。
硫黄化合物が含まれている。そしてこれらの腐敗の過程
で硫酸塩が生成される。汚泥中には通常硫酸還元菌が存
在し汚泥中の硫酸塩を硫化水素に還元して生産活動を行
っている。そして硫化水素を生成することにより汚泥は
更に嫌気化し、硫酸還元菌は増殖し硫化水素の生成量は
更に増大する。そして生成された硫化水素は気相へ放散
される。硫化水素は、毒性のある不快な臭気を持つ物質
で、作業者に対して危険であるばかりか、周辺住民への
悪臭問題の原因となっている。また、硫化水素は、コン
クリート施設中に付着する硫黄酸化菌や空気により酸化
を受け、ミスト中に溶け込み硫酸を生成する。こうして
生成した硫酸はコンクリートや金属を腐蝕し建築物の構
造に致命的な欠陥をもたらす原因となっている。
【0006】一方、近年都市近郊においてはコンクリー
トやアスファルトによって長期に被覆された土壌を掘削
する場合同様の臭気の発生が問題になっており、掘削時
に消臭および脱臭を同時に実施している。
トやアスファルトによって長期に被覆された土壌を掘削
する場合同様の臭気の発生が問題になっており、掘削時
に消臭および脱臭を同時に実施している。
【0007】これら臭気の発生や構造物の腐蝕を防止す
る手段としては、活性炭に硫化水素を吸着させる活性炭
処理があるが、吸着量が飽和に達すると、新しい活性炭
に交換するか再生処理する必要があり、交換作業の煩雑
さと再生費用が高いなど経済性にも問題があった。
る手段としては、活性炭に硫化水素を吸着させる活性炭
処理があるが、吸着量が飽和に達すると、新しい活性炭
に交換するか再生処理する必要があり、交換作業の煩雑
さと再生費用が高いなど経済性にも問題があった。
【0008】他の方法として担体に保持した生物の充填
相を通過させ消臭する方法がある。しかしこの方法は装
置が大きくなる、生物の維持管理が難しいといった問題
がある。
相を通過させ消臭する方法がある。しかしこの方法は装
置が大きくなる、生物の維持管理が難しいといった問題
がある。
【0009】また薬剤による方法として、過酸化水素を
噴霧混合する方法があり硫化水素、メルカプタン類の除
去が短時間ででき効果的ではあるが、除去効果を持続さ
せるためには、継続的に薬剤を噴霧混合しなければなら
ず、また、噴霧混合量が少量であると硫酸還元菌の殺菌
を充分に行うことができず、汚泥を長時間放置しておく
場合などは酸化された硫黄もしくは硫酸イオンが、硫酸
還元菌により再び硫化水素を生成してしまうという問題
がある。
噴霧混合する方法があり硫化水素、メルカプタン類の除
去が短時間ででき効果的ではあるが、除去効果を持続さ
せるためには、継続的に薬剤を噴霧混合しなければなら
ず、また、噴霧混合量が少量であると硫酸還元菌の殺菌
を充分に行うことができず、汚泥を長時間放置しておく
場合などは酸化された硫黄もしくは硫酸イオンが、硫酸
還元菌により再び硫化水素を生成してしまうという問題
がある。
【0010】硫化水素を金属塩として固定化してしまう
方法としてアルカリ金属を含む塩(粉末)を噴霧混合す
る方法があるが、この方法は硫化水素と金属イオンが反
応し、硫化金属としてスラッジを大量に生成するという
欠点があった。
方法としてアルカリ金属を含む塩(粉末)を噴霧混合す
る方法があるが、この方法は硫化水素と金属イオンが反
応し、硫化金属としてスラッジを大量に生成するという
欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、硫化水
素、メルカプタン類の除去が不充分であったり、維持管
理が煩雑であり、経済的にも問題があった。本発明は、
臭気を含む排気中の硫化水素、メルカプタン類を温和な
条件で効率良く消臭除去し、悪臭の拡散及び施設の腐蝕
を防止する消臭方法及び消臭剤の提供を目的とするもの
である。
素、メルカプタン類の除去が不充分であったり、維持管
理が煩雑であり、経済的にも問題があった。本発明は、
臭気を含む排気中の硫化水素、メルカプタン類を温和な
条件で効率良く消臭除去し、悪臭の拡散及び施設の腐蝕
を防止する消臭方法及び消臭剤の提供を目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】発明者等は、臭気を含む
排気中の臭気の除去方法を解決すべく鋭意研究した結
果、硫化水素、メルカプタン類を含む臭気を含む排気
を、まず中和し中性領域にした後、4級アンモニウム塩
やグアニジン化合物などのカチオン性の化合物を気液混
合の手法により混合した後、エリミネーターなどにより
気相中の水分を除去し、粉末の消臭材の層を通過するこ
とにより臭気を含む排気中の硫化水素、メルカプタン類
が効率的に除去でき、なおかつその除去に持続性が付与
できることを見いだし、本発明を完成した。
排気中の臭気の除去方法を解決すべく鋭意研究した結
果、硫化水素、メルカプタン類を含む臭気を含む排気
を、まず中和し中性領域にした後、4級アンモニウム塩
やグアニジン化合物などのカチオン性の化合物を気液混
合の手法により混合した後、エリミネーターなどにより
気相中の水分を除去し、粉末の消臭材の層を通過するこ
とにより臭気を含む排気中の硫化水素、メルカプタン類
が効率的に除去でき、なおかつその除去に持続性が付与
できることを見いだし、本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明の消臭方法は、硫化水
素、メルカプタン類のうち少なくとも一種を含有する臭
気を含む排気の消臭方法において、中和剤により中和す
る工程の後に、グアニジン系化合物および/または4級
アンモニウム化合物からなる液状消臭剤で処理する工程
を含むことを特徴とする。中和剤により中和する工程の
後もしくは中和する工程と同時に、グアニジン系化合物
および/または4級アンモニウム化合物で処理する工程
を行うことが好適である。また、本発明の消臭方法にお
いては、上記処理された排気をさらに粉末消臭剤で処理
する工程を含むことが好適である。
素、メルカプタン類のうち少なくとも一種を含有する臭
気を含む排気の消臭方法において、中和剤により中和す
る工程の後に、グアニジン系化合物および/または4級
アンモニウム化合物からなる液状消臭剤で処理する工程
を含むことを特徴とする。中和剤により中和する工程の
後もしくは中和する工程と同時に、グアニジン系化合物
および/または4級アンモニウム化合物で処理する工程
を行うことが好適である。また、本発明の消臭方法にお
いては、上記処理された排気をさらに粉末消臭剤で処理
する工程を含むことが好適である。
【0014】また、本発明の消臭方法において、液状消
臭剤で処理する工程は噴霧による気液混合方式によるこ
とが好適である。
臭剤で処理する工程は噴霧による気液混合方式によるこ
とが好適である。
【0015】また、本発明の消臭方法においては、粉末
消臭剤で処理する工程に用いられる粉末消臭剤が活性炭
または活性炭に添着処理を施した添着活性炭であること
が好適である。
消臭剤で処理する工程に用いられる粉末消臭剤が活性炭
または活性炭に添着処理を施した添着活性炭であること
が好適である。
【0016】また、本発明の消臭方法は、廃水、汚泥、
洗浄装置または土壌掘削中の排出土より発生する排気の
消臭に好適である。
洗浄装置または土壌掘削中の排出土より発生する排気の
消臭に好適である。
【0017】また、本発明の消臭方法においては、グア
ニジン系化合物が、下記一般式(I)または一般式(I
I)に示される化合物及びその酸との塩であることが好
適である。
ニジン系化合物が、下記一般式(I)または一般式(I
I)に示される化合物及びその酸との塩であることが好
適である。
【化8】 (ただし、XはHN=、下記一般式(1)または一般式
(2)を表し、YはH−、NC−、H2N−、HO−、
下記一般式(3)または一般式(4)を表す)
(2)を表し、YはH−、NC−、H2N−、HO−、
下記一般式(3)または一般式(4)を表す)
【化9】
【化10】
【化11】 (式中、Rは炭素数20以下のアルキレン基であり、n
は20以下の正の数を意味する)
は20以下の正の数を意味する)
【0018】また、本発明の消臭方法においては、4級
アンモニウム化合物が、下記一般式(III)〜(V)に
示されるいずれかの化合物であることが好適である。
アンモニウム化合物が、下記一般式(III)〜(V)に
示されるいずれかの化合物であることが好適である。
【化12】 (R1、R2、R3及びR4は、炭素原子数20以下の
直鎖若しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異な
っていてもよい)
直鎖若しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異な
っていてもよい)
【0019】
【化13】 (R1及びR2は、炭素原子数20以下の直鎖若しくは
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
【化14】 (R1及びR2は、炭素原子数20以下の直鎖若しくは
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
【0020】また、本発明の消臭剤は、硫化水素、メル
カプタン類のうち少なくとも一種を含有する臭気を含む
排気に対する消臭剤において、中和剤と、グアニジン化
合物および/または4級アンモニウム化合物を含有する
ことを特徴とする。本発明のもう一つの消臭方法は、上
記消臭剤で処理する工程を含むことを特徴とする。
カプタン類のうち少なくとも一種を含有する臭気を含む
排気に対する消臭剤において、中和剤と、グアニジン化
合物および/または4級アンモニウム化合物を含有する
ことを特徴とする。本発明のもう一つの消臭方法は、上
記消臭剤で処理する工程を含むことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の方法を具体的に説
明する。本発明の臭気を含む排気は、家庭からの一般廃
水または工場等の廃水、また洗浄装置等に含まれる洗浄
水等から発生するものが含まれる。さらに臭気を発生さ
せる汚泥として下水、し尿または工場廃水を処理する際
に発生する生汚泥、余剰汚泥、消化汚泥、凝集汚泥等や
それらの混合物が含まれる。
明する。本発明の臭気を含む排気は、家庭からの一般廃
水または工場等の廃水、また洗浄装置等に含まれる洗浄
水等から発生するものが含まれる。さらに臭気を発生さ
せる汚泥として下水、し尿または工場廃水を処理する際
に発生する生汚泥、余剰汚泥、消化汚泥、凝集汚泥等や
それらの混合物が含まれる。
【0022】本発明は、これらの臭気を含む排気を、
(1)中和し、(2)気液混合により4級アンモニウム
塩化合物やグアニジン化合物に代表されるカチオン性化
合物により処理する工程と(3)水分除去の後に粉末の
消臭剤により処理する消臭・防臭方法である。
(1)中和し、(2)気液混合により4級アンモニウム
塩化合物やグアニジン化合物に代表されるカチオン性化
合物により処理する工程と(3)水分除去の後に粉末の
消臭剤により処理する消臭・防臭方法である。
【0023】本発明による方法では、排気中の臭気成分
は中和工程の後に4級アンモニウム塩化合物もしくはグ
アニジン化合物などのカチオン性化合物で処理する。本
発明による方法で使用される中和剤については対象悪臭
が酸性の場合は、アンモニア、トリエタノールアミン、
苛性カリ水溶液、苛性ソーダ水溶液などのアルカリ性の
物質で処理する。一方、対象臭気がアルカリ性の場合
は、過酸化水素、過酢酸、過硫酸塩、過炭酸塩、過ホウ
素酸塩、その他無機、有機の過酸化物や有機酸で処理す
るのが好ましい。中和剤の使用量は、処理後の臭気のp
Hが4.5から9.5更に好ましくは5.5〜8.5に
なるように調整し使用する。
は中和工程の後に4級アンモニウム塩化合物もしくはグ
アニジン化合物などのカチオン性化合物で処理する。本
発明による方法で使用される中和剤については対象悪臭
が酸性の場合は、アンモニア、トリエタノールアミン、
苛性カリ水溶液、苛性ソーダ水溶液などのアルカリ性の
物質で処理する。一方、対象臭気がアルカリ性の場合
は、過酸化水素、過酢酸、過硫酸塩、過炭酸塩、過ホウ
素酸塩、その他無機、有機の過酸化物や有機酸で処理す
るのが好ましい。中和剤の使用量は、処理後の臭気のp
Hが4.5から9.5更に好ましくは5.5〜8.5に
なるように調整し使用する。
【0024】本発明による方法では、排気中の臭気成分
は中和工程の後に4級アンモニウム塩化合物もしくはグ
アニジン化合物などのカチオン性化合物で処理する。本
発明による方法で使用されるカチオン性消臭剤について
は、グアニジン化合物の例は一般式(I)または一般式
(II)に示される化合物及びその酸との塩であり、4級
アンモニウム塩化合物は一般式(III)〜(V)に示さ
れる化合物及びその塩である。
は中和工程の後に4級アンモニウム塩化合物もしくはグ
アニジン化合物などのカチオン性化合物で処理する。本
発明による方法で使用されるカチオン性消臭剤について
は、グアニジン化合物の例は一般式(I)または一般式
(II)に示される化合物及びその酸との塩であり、4級
アンモニウム塩化合物は一般式(III)〜(V)に示さ
れる化合物及びその塩である。
【0025】
【化15】
【0026】一般式(I)において、XはHN=、一般
式(1)又は一般式(2)を表す。
式(1)又は一般式(2)を表す。
【0027】
【化16】
【0028】一般式(I)において、YはH−、NC
−、H2N−、HO−、一般式(3)又は一般式(4)
を表す。
−、H2N−、HO−、一般式(3)又は一般式(4)
を表す。
【0029】
【化17】
【0030】例えば、上述の塩は炭酸、硝酸、硫酸、塩
酸、ケイ酸、燐酸、ギ酸、及び/又は酢酸の塩であって
良い。また、下記一般式(II)で示されるビグアニジン
ポリマーであっても良い。
酸、ケイ酸、燐酸、ギ酸、及び/又は酢酸の塩であって
良い。また、下記一般式(II)で示されるビグアニジン
ポリマーであっても良い。
【0031】
【化18】 (式中、Rは炭素数20以下のアルキレン基であり、n
は20以下の正の数を意味する)
は20以下の正の数を意味する)
【0032】
【化19】 (R1、R2、R3及びR4は、炭素原子数20以下の
直鎖若しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異な
っていてもよい)
直鎖若しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異な
っていてもよい)
【0033】
【化20】 (R1及びR2は、炭素原子数20以下の直鎖若しくは
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
【0034】
【化21】 (R1及びR2は、炭素原子数20以下の直鎖若しくは
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い)
【0035】粉末消臭剤の使用は、4級アンモニウム塩
化合物やグアニジン化合物による消臭効果の持続と粉末
消臭剤自身の消臭効果によるより高度な消臭効果の実現
にある。本発明者らが粉末消臭剤について検討を行った
ところ、活性炭、各種添着処理活性炭において消臭効果
とともに消臭効果の持続が認められることを見出した。
化合物やグアニジン化合物による消臭効果の持続と粉末
消臭剤自身の消臭効果によるより高度な消臭効果の実現
にある。本発明者らが粉末消臭剤について検討を行った
ところ、活性炭、各種添着処理活性炭において消臭効果
とともに消臭効果の持続が認められることを見出した。
【0036】中和剤とカチオン性消臭剤は別々に気液混
合しても良いし、同時に混合しても構わない。また予め
混合したものを気液混合しても良い。予め混合する場合
は安定剤としてエチレンジアミン系、有機カルボン系等
のキレート剤を噴霧混合することができる。また、順次
噴霧混合してもよく、その噴霧混合順序については特に
制約は無いが中和剤を先に混合するのが好ましい。
合しても良いし、同時に混合しても構わない。また予め
混合したものを気液混合しても良い。予め混合する場合
は安定剤としてエチレンジアミン系、有機カルボン系等
のキレート剤を噴霧混合することができる。また、順次
噴霧混合してもよく、その噴霧混合順序については特に
制約は無いが中和剤を先に混合するのが好ましい。
【0037】本発明による方法を効率的に行うために、
中和剤、カチオン性消臭剤を気液混合する際、臭気を含
む排気との混合において効率よく臭気全体に消臭剤が混
合されることが好ましいが、その際用いられる混合方法
としては、ミストを生成するノズルまたはチップを用
い、排気の流れを渦流、乱流にしてミストとぶつけた
り、チャンバー室などを設け流速を低下させ消臭効率を
あげたり、ノズル等の消臭剤の供給点を増やす等の方法
がある。また、エリミネーターのように液相を連続的に
気相と接触させる方法もある。臭気を含んだ排気と中和
剤、カチオン性消臭剤が混合できる方法であればいずれ
の方法でも良い。
中和剤、カチオン性消臭剤を気液混合する際、臭気を含
む排気との混合において効率よく臭気全体に消臭剤が混
合されることが好ましいが、その際用いられる混合方法
としては、ミストを生成するノズルまたはチップを用
い、排気の流れを渦流、乱流にしてミストとぶつけた
り、チャンバー室などを設け流速を低下させ消臭効率を
あげたり、ノズル等の消臭剤の供給点を増やす等の方法
がある。また、エリミネーターのように液相を連続的に
気相と接触させる方法もある。臭気を含んだ排気と中和
剤、カチオン性消臭剤が混合できる方法であればいずれ
の方法でも良い。
【0038】薬剤の混合を噴霧方法で行う場合として
は、ダイヤフラム式、プランジャー式の定量ポンプ等薬
品を正確に供給できる方式であればいずれの方法でも良
い。
は、ダイヤフラム式、プランジャー式の定量ポンプ等薬
品を正確に供給できる方式であればいずれの方法でも良
い。
【0039】本発明による方法を効率的に行うために、
薬剤の気液混合を行う場所については排気直後が大気放
出までの反応時間の点で好ましいが、効果が認められれ
ばいずれの工程で気液混合しても良い。
薬剤の気液混合を行う場所については排気直後が大気放
出までの反応時間の点で好ましいが、効果が認められれ
ばいずれの工程で気液混合しても良い。
【0040】本発明の粉末消臭組成物は、必要に応じ
て、成形し、成形体として用いられる。成形する手段と
しては、押出成形、打錠成形、転動造粒、圧縮成形など
が好ましい。成形体の形状は使用目的、使用方法に応じ
て決める。成形体の形状としては、円柱状、破砕状、球
状、ハニカム状、凹凸状、波板状などがあげられる。特
に、ファン等により悪臭ガスを脱臭組成物に積極的に接
触させて吸着除去する場合には、網目状、波板状などの
成形物を適時組合わせたフィルター又はハニカム状フィ
ルターとして用いることが好ましい。
て、成形し、成形体として用いられる。成形する手段と
しては、押出成形、打錠成形、転動造粒、圧縮成形など
が好ましい。成形体の形状は使用目的、使用方法に応じ
て決める。成形体の形状としては、円柱状、破砕状、球
状、ハニカム状、凹凸状、波板状などがあげられる。特
に、ファン等により悪臭ガスを脱臭組成物に積極的に接
触させて吸着除去する場合には、網目状、波板状などの
成形物を適時組合わせたフィルター又はハニカム状フィ
ルターとして用いることが好ましい。
【0041】
【実施例】次に本発明の方法を実施例により更に具体的
に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例によって
限定されるものではない。なお、実施例中の%は、特に
指定がない限り、重量%とする。
に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例によって
限定されるものではない。なお、実施例中の%は、特に
指定がない限り、重量%とする。
【0042】実施例に先だって、消臭試験の装置につい
て説明する。概略図を図1に示す。曝気槽10より汚泥
の臭気を含む排気が得られ、これに加圧ポンプ16によ
り中和剤12がノズル26を通して、噴霧され臭気を含
む排気と混合される。つぎに加圧ポンプ18により消臭
剤14がノズル28を通して噴霧され、臭気を含む排気
に混合される。そして、余剰の水分がエリミネーター2
0により除去され、排気ファン22により、粉末消臭剤
のカートリッジ24に送り込まれ、消臭済みの排気とし
て、排出される。本発明においてはこのような概略の装
置を用いて評価を行った。
て説明する。概略図を図1に示す。曝気槽10より汚泥
の臭気を含む排気が得られ、これに加圧ポンプ16によ
り中和剤12がノズル26を通して、噴霧され臭気を含
む排気と混合される。つぎに加圧ポンプ18により消臭
剤14がノズル28を通して噴霧され、臭気を含む排気
に混合される。そして、余剰の水分がエリミネーター2
0により除去され、排気ファン22により、粉末消臭剤
のカートリッジ24に送り込まれ、消臭済みの排気とし
て、排出される。本発明においてはこのような概略の装
置を用いて評価を行った。
【0043】実施例に先だって、消臭評価試験の官能評
価基準を下記に示す。 <消臭評価試験:官能評価>各消臭効果試験で得られた
消臭済みの排気について官能評価専門パネル(n=8)
を用いて官能評価をおこなった。官能評価については、
5Lの無臭バックにダクトより排気を導き判定を行っ
た。判定は下記表1の判定表にしたがった。センサーも
このバッグより測定した。
価基準を下記に示す。 <消臭評価試験:官能評価>各消臭効果試験で得られた
消臭済みの排気について官能評価専門パネル(n=8)
を用いて官能評価をおこなった。官能評価については、
5Lの無臭バックにダクトより排気を導き判定を行っ
た。判定は下記表1の判定表にしたがった。センサーも
このバッグより測定した。
【0044】
【表1】 悪臭強度 評価基準 5 強烈なにおい 4 強いにおい 3 らくに感知認識ができる 2 明らかに感じる(何のにおいかわかる) 1 かすかに感じる(臭いがあるのがわかる;閾値濃度) 0 感じない(無臭)
【0045】本発明者らは、従来不完全であった消臭方
法である粉末消臭剤の活性炭を用いた消臭方法に液状消
臭剤を組み合わせて、消臭効果の改善を試みた。
法である粉末消臭剤の活性炭を用いた消臭方法に液状消
臭剤を組み合わせて、消臭効果の改善を試みた。
【0046】<実施例1>硫化水素200ppmを含有
する曝気槽より排気ダクト(600mm×600mm風速5
m/s)に、中和剤としてトリメチルアミン水溶液をエリ
ミネーター処理にて循環処理し気相pH5.5とした
後、排気量100リットルに対しジステアリルジメチル
アンモニウムクロライド(4級アンモニウム塩化合物)
5ml、20%のビグアニジン水溶液15mlになるよ
うにあらかじめ混合した消臭液を毎分100mlとなる
量、ノズルにより排気と噴霧混合した。余剰の水分はエ
リミネーターにより排気中より留去した。エリミネータ
ー通過後の官能値および双葉エレクトロニクス社製にお
いセンサーの経時変化を測定した。また、薬剤、粉末消
臭剤を変えて実施例1に準じて消臭試験を行った。薬剤
とその添加量については表2に、結果を表3に示す。
する曝気槽より排気ダクト(600mm×600mm風速5
m/s)に、中和剤としてトリメチルアミン水溶液をエリ
ミネーター処理にて循環処理し気相pH5.5とした
後、排気量100リットルに対しジステアリルジメチル
アンモニウムクロライド(4級アンモニウム塩化合物)
5ml、20%のビグアニジン水溶液15mlになるよ
うにあらかじめ混合した消臭液を毎分100mlとなる
量、ノズルにより排気と噴霧混合した。余剰の水分はエ
リミネーターにより排気中より留去した。エリミネータ
ー通過後の官能値および双葉エレクトロニクス社製にお
いセンサーの経時変化を測定した。また、薬剤、粉末消
臭剤を変えて実施例1に準じて消臭試験を行った。薬剤
とその添加量については表2に、結果を表3に示す。
【0047】
【表2】 薬剤添加量(ml/100リットル)対汚泥排気 中和剤 20% シ゛ステアリルシ゛メチル 粉末消臭剤 (トリメチルアミン) ク゛アニシ゛ン化合物 アンモニウムクロライト゛ 実施例1 250 15 5 活性炭 実施例2 250 0 20 活性炭 実施例3 250 20 0 添着活性炭(ハニカム状) 実施例4 250 20 0 添着活性炭(波板状) 比較例1 250 0 0 活性炭 比較例2 250 0 0 添着活性炭(ハニカム状) 比較例3 250 0 0 添着活性炭(波板状) 比較例4 0 0 0 活性炭 比較例5 0 20 0 活性炭
【0048】
【表3】 測定値(直後) 測定値(半時間後) pH 官能値 センサー pH 官能値 センサー (*1) 指示値(*2) (*1) 指示値(*2) 実施例1 5.5 1.5 250 5.5 1.4 210 実施例2 5.5 1.6 230 5.6 1.5 240 実施例3 5.6 1.4 250 5.6 1.3 220 実施例4 5.5 1.5 270 5.5 1.4 260 比較例1 5.8 3.9 1120 5.7 5.4 1810 比較例2 5.7 4.3 1230 5.7 5.0 1770 比較例3 5.7 4.4 1260 5.6 4.9 1800 比較例4 1.7 5.2 2390 1.6 5.3 2460 比較例5 1.3 5.2 2500 1.2 4.9 2180 *1 官能値(n=8の平均)6段階評価法 *2 センサー指示値(双葉エレクトロニクス社製)
【0049】表3の結果より、中和剤投入後、グアニジ
ン化合物および/または4級アンモニウム化合物で処理
し、活性炭処理をした実施例1〜4は、消臭効果に優
れ、30分後もその効果が持続していることがわかる。
また中和剤投入後、液状消臭薬剤をなにも気液混合しな
い場合(比較例1〜3)、ブランク(比較例4)と比較
においてセンサー指示値は低下の傾向をみせたが、官能
判定においては悪臭悪臭が強く、30分後においては官
能値及びセンサーの指示値も悪くなる傾向にあった。こ
れは、粉末消臭剤である活性炭の悪臭吸着量が飽和傾向
にあったとものと思われる。試験に使用した粉末消臭剤
の量の問題もあると思われるが、実施例1〜4が効果を
維持したことから粉末消臭剤のみの系は、効果に持続時
間が実施例と比較して短いものと思われる。また、比較
例4及び5に示したように、中和剤なしで液体消臭剤お
よび粉末消臭剤を使用した系は排気の酸性状態が維持さ
れ消臭剤の効果がほとんど認められなかった。効果的に
硫化水素を除去し消臭するためには中和することが必要
であるといえる。
ン化合物および/または4級アンモニウム化合物で処理
し、活性炭処理をした実施例1〜4は、消臭効果に優
れ、30分後もその効果が持続していることがわかる。
また中和剤投入後、液状消臭薬剤をなにも気液混合しな
い場合(比較例1〜3)、ブランク(比較例4)と比較
においてセンサー指示値は低下の傾向をみせたが、官能
判定においては悪臭悪臭が強く、30分後においては官
能値及びセンサーの指示値も悪くなる傾向にあった。こ
れは、粉末消臭剤である活性炭の悪臭吸着量が飽和傾向
にあったとものと思われる。試験に使用した粉末消臭剤
の量の問題もあると思われるが、実施例1〜4が効果を
維持したことから粉末消臭剤のみの系は、効果に持続時
間が実施例と比較して短いものと思われる。また、比較
例4及び5に示したように、中和剤なしで液体消臭剤お
よび粉末消臭剤を使用した系は排気の酸性状態が維持さ
れ消臭剤の効果がほとんど認められなかった。効果的に
硫化水素を除去し消臭するためには中和することが必要
であるといえる。
【0050】つぎに、粉末消臭剤を用いない場合、どの
程度消臭効果を得られるか検討した。試験方法は、実施
例1に準ずる。薬剤とその添加量については表4に、結
果を表5に示す。
程度消臭効果を得られるか検討した。試験方法は、実施
例1に準ずる。薬剤とその添加量については表4に、結
果を表5に示す。
【0051】
【表4】 薬剤添加量(ml/100リットル)対汚泥排気 中和剤 20% シ゛ステアリルシ゛メチル 粉末消臭剤 (トリメチルアミン) ク゛アニシ゛ン化合物 アンモニウムクロライト゛ 実施例6 250 20 0 なし 実施例7 250 0 20 なし
【0052】
【表5】 測定値(直後) 測定値(半時間後) pH 官能値 センサー pH 官能値 センサー (*1) 指示値(*2) (*1) 指示値(*2) 実施例6 5.4 2.8 400 5.5 2.2 320 実施例7 5.4 3.1 570 5.4 3.0 550
【0053】表5の結果より、実施例6、7について
は、悪臭を減らすことができるが、粉末消臭剤による処
理を含む実施例1〜4と比較すると官能評価が劣ること
がわかる。表5に示す効果の継続時間に関する検討にお
いても実施例1〜4が実験開始当初より効果があがった
のに対してそのような効果は認められなかった。したが
って、より消臭効果の向上を必要とする場合は、粉末消
臭剤による処理工程を加えることが好ましいといえる。
は、悪臭を減らすことができるが、粉末消臭剤による処
理を含む実施例1〜4と比較すると官能評価が劣ること
がわかる。表5に示す効果の継続時間に関する検討にお
いても実施例1〜4が実験開始当初より効果があがった
のに対してそのような効果は認められなかった。したが
って、より消臭効果の向上を必要とする場合は、粉末消
臭剤による処理工程を加えることが好ましいといえる。
【0054】薬剤の噴霧方法の検討 つぎに、本発明者らは、中和処理工程と、グアニジン化
合物による処理工程を別々に行うことにより消臭効果に
影響がでるかどうかを確かめた。
合物による処理工程を別々に行うことにより消臭効果に
影響がでるかどうかを確かめた。
【0055】<実施例8>硫化水素200ppmを含有
する曝気槽より排気ダクト(600mm×600mm、風速
5m/s、気相pH1.7)に、中和剤としてアンモニア
水溶液をエリミネーター処理にて循環処理し気相pHを
5.7とした後、排気量100リットルに対し20%の
ビグアニジン水溶液20mlになるようにおよそ毎分1
00mlとなる量、ノズルにより噴霧混合した。余剰の
水分はエリミネーターにより排気中より留去した。エリ
ミネーター通過後の官能値および双葉エレクトロニクス
社製においセンサーの経時変化を測定した。なお、ブラ
ンクは未処理の排気を同様に測定され、センサー指示値
3000、官能値5.9であった。
する曝気槽より排気ダクト(600mm×600mm、風速
5m/s、気相pH1.7)に、中和剤としてアンモニア
水溶液をエリミネーター処理にて循環処理し気相pHを
5.7とした後、排気量100リットルに対し20%の
ビグアニジン水溶液20mlになるようにおよそ毎分1
00mlとなる量、ノズルにより噴霧混合した。余剰の
水分はエリミネーターにより排気中より留去した。エリ
ミネーター通過後の官能値および双葉エレクトロニクス
社製においセンサーの経時変化を測定した。なお、ブラ
ンクは未処理の排気を同様に測定され、センサー指示値
3000、官能値5.9であった。
【0056】<実施例9>硫化水素200ppmを含有
する曝気槽より排気ダクト(600mm×600mm、風速
5m/s、気相pH1.7)に、排気量100リットルに
対し中和剤としてアンモニア水溶液160ml、20%
のビグアニジン水溶液20mlになる量、ノズルにより
噴霧混合した。以下、実施例8に準じた。薬剤とその添
加量を表6に、結果を表7に示す。
する曝気槽より排気ダクト(600mm×600mm、風速
5m/s、気相pH1.7)に、排気量100リットルに
対し中和剤としてアンモニア水溶液160ml、20%
のビグアニジン水溶液20mlになる量、ノズルにより
噴霧混合した。以下、実施例8に準じた。薬剤とその添
加量を表6に、結果を表7に示す。
【0057】
【表6】 薬剤添加量(ml/100リットル)対汚泥排気 中和剤 20% 粉末消臭剤 (アンモニア水、試薬特級) グアニジン化合物 実施例8(別噴霧) 160ml/100リットル(臭気) 20ml/100リットル(臭気) 活性炭100kg 実施例9(製剤化) 160ml/100リットル(臭気) 20ml/100リットル(臭気) 活性炭100kg
【0058】
【表7】 測定値(直後) 測定値(30分後) pH 官能値 センサー pH 官能値 センサー (*1) 指示値(*2) (*1) 指示値(*2) 実施例8(別噴霧) 5.7 2.2 250 5.6 1.3 220 実施例9(製剤化) 5.4 2.5 260 5.5 1.5 230 *1 官能値(n=8の平均)6段階評価法 *2 センサー指示値(双葉エレクトロニクス社製)
【0059】表7の結果より、製剤化した場合も各薬剤
を別個に噴霧した場合も同様に添加直後に悪臭が除去さ
れ、その後の効果の持続も同様に得られることがわか
る。
を別個に噴霧した場合も同様に添加直後に悪臭が除去さ
れ、その後の効果の持続も同様に得られることがわか
る。
【0060】消臭効果の長期持続性 つぎに、本発明による消臭効果の長期持続性について検
討した。前記実施例8、6及び比較例4、5の消臭方法
について、1ヶ月後の消臭効果を比較した。薬剤とその
添加量を表8に、結果を表9に示す。
討した。前記実施例8、6及び比較例4、5の消臭方法
について、1ヶ月後の消臭効果を比較した。薬剤とその
添加量を表8に、結果を表9に示す。
【0061】
【表8】 薬剤添加量(ml/100リットル)対汚泥排気 中和剤 20% 粉末消臭剤 グアニジン化合物 実施例8 160(アンモニア水) 20 活性炭 実施例6 250(トリメチルアミン) 20 なし 比較例4 0 0 活性炭 比較例5 0 20 活性炭
【0062】
【表9】 測定値(直後) 測定値(1ヶ月後) pH 官能値 センサー pH 官能値 センサー (*1) 指示値(*2) (*1) 指示値(*2) 実施例8 5.7 2.2 250 5.6 1.3 220 実施例6 5.4 2.8 260 5.5 2.7 230 比較例4 1.7 5.2 1190 1.6 5.9 2700 比較例5 1.3 5.2 1200 1.2 4.9 1090 *1 官能値(n=8の平均)6段階評価法 *2 センサー指示値(双葉エレクトロニクス社製)
【0063】表9の結果より、中和剤で処理した後、グ
アニジン化合物により処理する本発明の消臭方法(実施
例8、6)は、長期的な消臭効果にも優れていることが
わかる。これに対して、中和処理をしない比較例4また
は比較例5による消臭方法は、直後の消臭効果、1ヶ月
後の消臭効果共に劣っていることがわかる。また、実施
例8と実施例6を比較すると、活性炭処理を行う実施例
8のほうが、特に1ヶ月後の官能値において、消臭効果
に優れていることがわかる。
アニジン化合物により処理する本発明の消臭方法(実施
例8、6)は、長期的な消臭効果にも優れていることが
わかる。これに対して、中和処理をしない比較例4また
は比較例5による消臭方法は、直後の消臭効果、1ヶ月
後の消臭効果共に劣っていることがわかる。また、実施
例8と実施例6を比較すると、活性炭処理を行う実施例
8のほうが、特に1ヶ月後の官能値において、消臭効果
に優れていることがわかる。
【0064】
【発明の効果】本発明の消臭方法によれば、硫化水素、
メルカプタン類のうち少なくとも一種を含有する臭気を
含む排気の消臭方法において、中和剤により中和する工
程と、グアニジン系化合物および/または4級アンモニ
ウム化合物で処理する工程を含むことにより、排気中の
悪臭成分である硫化水素を除去し、さらに硫化水素に対
する消臭効果の持続を図ることができる。また、さらに
粉末消臭剤処理工程を加えることによって、さらにその
消臭効果は向上する。本発明により排気中の硫化水素を
速やかに消臭し、かつ、継続的に防臭することができ
る。また、中和剤とグアニジン系化合物および/または
4級アンモニウム化合物を含む消臭剤が提供される。
メルカプタン類のうち少なくとも一種を含有する臭気を
含む排気の消臭方法において、中和剤により中和する工
程と、グアニジン系化合物および/または4級アンモニ
ウム化合物で処理する工程を含むことにより、排気中の
悪臭成分である硫化水素を除去し、さらに硫化水素に対
する消臭効果の持続を図ることができる。また、さらに
粉末消臭剤処理工程を加えることによって、さらにその
消臭効果は向上する。本発明により排気中の硫化水素を
速やかに消臭し、かつ、継続的に防臭することができ
る。また、中和剤とグアニジン系化合物および/または
4級アンモニウム化合物を含む消臭剤が提供される。
【図1】本発明の消臭方法の試験装置の概略図である。
10 曝気槽 12 中和剤 14 液状消臭剤 16、18 加圧ポンプ 20 エリミネーター 22 排気ファン 24 粉末消臭剤のカートリッジ 26、28 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA05 AA06 BB02 CC04 CC05 CC12 HH03 HH05 JJ04 KK06 KK08 LL02 MM05 MM18 QQ20 4D059 AA03 AA05 BK03 DA01 DA31 DA35 DA38 DA44 DB21 DB26
Claims (10)
- 【請求項1】 硫化水素、メルカプタン類のうち少なく
とも一種を含有する臭気を含む排気の消臭方法におい
て、中和剤により中和する工程と、グアニジン系化合物
および/または4級アンモニウム化合物からなる液状消
臭剤で処理する工程を含むことを特徴とする消臭方法。 - 【請求項2】 請求項1の消臭方法において、中和剤に
より中和する工程の後もしくは中和する工程と同時に、
グアニジン系化合物および/または4級アンモニウム化
合物で処理する工程を含むことを特徴とする消臭方法。 - 【請求項3】 請求項1の消臭方法において、処理され
た排気をさらに粉末消臭剤で処理する工程を含むことを
特徴とする消臭方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の消臭方法において、液状
消臭剤で処理する工程が噴霧による気液混合方式による
ことを特徴とする消臭方法。 - 【請求項5】 請求項3に記載される消臭方法におい
て、粉末消臭剤で処理する工程に用いられる粉末消臭剤
が活性炭または活性炭に添着処理を施した添着活性炭で
あることを特徴とする消臭方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の消臭方法において、処理
する臭気を含む排気が、廃水、汚泥、洗浄装置または土
壌掘削中の排出土より発生する排気であることを特徴と
する消臭方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の消臭方法において、グア
ニジン系化合物が、下記一般式(I)または一般式(I
I)に示される化合物及びその酸との塩であることを特
徴とする消臭方法。 【化1】 (ただし、XはHN=、下記一般式(1)または一般式
(2)を表し、YはH−、NC−、H2N−、HO−、
下記一般式(3)または一般式(4)を表す) 【化2】 【化3】 【化4】 (式中、Rは炭素数20以下のアルキレン基であり、n
は20以下の正の数を意味する) - 【請求項8】 請求項1記載の消臭方法において、4級
アンモニウム化合物が、下記一般式(III)〜(V)に
示されるいずれかの化合物であることを特徴とする消臭
方法。 【化5】 (R1、R2、R3及びR4は、炭素原子数20以下の
直鎖若しくは分枝のアルキル基を表し、同一または異な
っていてもよい) 【化6】 (R1及びR2は、炭素原子数20以下の直鎖若しくは
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い) 【化7】 (R1及びR2は、炭素原子数20以下の直鎖若しくは
分枝のアルキル基を表し、同一または異なっていてもよ
い) - 【請求項9】 硫化水素、メルカプタン類のうち少なく
とも一種を含有する臭気を含む排気に対する消臭剤にお
いて、中和剤と、グアニジン化合物および/または4級
アンモニウム化合物を含有することを特徴とする消臭
剤。 - 【請求項10】 請求項9記載の消臭剤で処理する工程
を含むことを特徴とする消臭方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000373126A JP2002172154A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 消臭剤および消臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000373126A JP2002172154A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 消臭剤および消臭方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002172154A true JP2002172154A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18842567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000373126A Withdrawn JP2002172154A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 消臭剤および消臭方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002172154A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106517476A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-03-22 | 中国振华集团云科电子有限公司 | 污水处理用酸碱中和装置以及污水处理系统 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000373126A patent/JP2002172154A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106517476A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-03-22 | 中国振华集团云科电子有限公司 | 污水处理用酸碱中和装置以及污水处理系统 |
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