JP2002178357A - 把手付き薬剤揮散マットの把手取付け方法 - Google Patents
把手付き薬剤揮散マットの把手取付け方法Info
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Abstract
できる構造上の特性を有効に活用し、簡便にしかも強固
に把手を設けることができるようする。 【解決手段】 射出成形時の樹脂注入圧力により、溶融
樹脂8を多孔質マット2の少なくとも一辺縁2Aのマッ
ト内に圧入して、樹脂による把手3をこの多孔質マット
2に一体に設ける。
Description
揮散するための把手付き薬剤揮散マットの把手取付け方
法に関する。
単体であった。したがって、薬剤を含浸させた揮散用の
マットを直接手に持って、加熱体を有する揮散装置(器
具)にセットしていた。
揮散用のマットでは、薬剤が指などに直接触れることと
なる。その結果、誤って目に触れたりした場合には、傷
みなどの症状が発生するという問題があった。したがっ
て、上述のような問題が発生するのを予防する上から、
また、衛生面からも、その都度手を洗浄する必要があ
り、非常に面倒であった。
例えば実公昭62−38543号公報には、拡散孔を多
数穿設した外被でマット全体を覆った殺虫マットが開示
されているが、拡散効率が低下するので好ましくない。
トは、パルプ、織布、コットンリンター、不織布などの
繊維質、更には厚紙などの素材を幾重にも積層して圧縮
して得られるものである。それ以外にも、スポンジや無
機多孔板などが採用される。いずれにしても、多孔質体
で、殺虫剤溶液などの薬液を含浸するに足る微細な空間
を多数保有する構造上の特徴がある。
解決すべく、種々検討を重ねた。まず、この種多孔質マ
ットが、微細な空間を多数保有していることに注目し
た。検討を重ねる内に、この多数の微細な空間は、薬剤
を含浸させるためのものであるから、少なくとも液状の
ものであれば薬剤以外のものでも含浸できる点に思い至
った。早速、溶融樹脂をマット上に落としてみたが、含
浸するには至らなかった。更に検討を重ねた結果、密閉
空間内に多孔質マットを収め、ここに圧力をかけて溶融
樹脂を押し込んでみたところ、溶融樹脂がスムーズにこ
の多孔質マット内の空間内に充填されてゆくことが分っ
た。
トが多孔質で液状物を含浸できる構造上の特性を有効に
活用し、簡便にしかも強固に把手を設けることができる
ようすることを課題とする。
決するために、本発明の請求項1記載の薬剤揮散マット
の把手取付け方法は、射出成形時の樹脂注入圧力を有効
に活用して、把手を形成するための溶融樹脂の一部を多
孔質マットの少なくとも一辺縁の内部に圧入して、樹脂
による把手をこの多孔質マットの少なくとも一辺縁に一
体に設けるようにした。
ットの把手取付け方法は、請求項1記載の把手取付け方
法において、樹脂の圧入範囲を、一辺縁全域と、この一
辺縁からこれに連なる左右の辺縁の一部にわたるように
設定したものである。
と、これに引き続く把手の形成空間を形成した金型を用
意する。次いで、この金型の多孔質マットの収容空間
に、多孔質マットを型で挟み込む形で圧迫固定する。そ
の後、この金型の把手の形成空間内に樹脂を射出する。
把手の形成空間内に射出された溶融樹脂は、注入圧力に
よって、一部がこの多孔質マットの一辺縁から約1〜4
mm程度の範囲内で、内部の微細な空間内へ圧入されて
ゆく。しかし、溶融樹脂の粘性などから、これ以上の浸
透は見られない。圧入された溶融樹脂は、周囲の繊維を
取り込んだり、孔の壁に付着したりして多孔質マットと
一体化されてゆく。樹脂の金型内への射出が完了した
ら、多孔質マットを金型から取り出す。樹脂の硬化につ
れて、多孔質マット内に圧入された樹脂部分は、多孔質
マットの空間内にあってこれと強固に一体化する。
され、直ちにガスバリアー性の包材によって包装され
る。
する。以上説明したように、本発明の把手付き薬剤揮散
マットの把手取付け方法では、多孔質マットの一辺縁か
らその内部の微細な空間内に、射出成形時の圧力を利用
して、溶融樹脂を圧入させて、この一辺縁に把手を一体
に取り付けるようにした。すなわち、多孔質マットに把
手を設ける作業が、把手の成形作業と同時で、しかも同
一工程で一挙に行われる。したがって、それぞれ独立し
た単体同士の多孔質マットと把手を合体させる場合に比
べて、把手の取付け作業が大変簡便となり、人手も必要
としないから、廉価に提供できる。
細な空間内へ圧入浸透された把手形成のための樹脂の先
端部分は、最終的には、微細な空間周囲の繊維や壁など
を取り込み、これらと一体になって硬化する。したがっ
て、硬化後は、多孔質マットと把手の、この多孔質マッ
ト内部に浸透圧入された樹脂の先端部分との境はなく、
両者は渾然一体となるので、連結強度は格段に強固とな
る。
は、従来の多孔質マットを外被で覆ったものと全く違っ
て、多孔質マットの表面を全域にわたって開放できる。
したがって、殺虫剤の揮散効率を、マット単体のものと
遜色のない高率にできる。また、多孔質マットの表面に
把手が存在しないので、揮散装置(器具)の構造および
形状などに制限がなく、汎用性を格段に高める。更に、
把手と多孔質マットの接合強度も高いレベルで保たれ
る。
明のように、樹脂の圧入範囲を、一辺縁全域並びにこの
一辺縁に連なる左右の辺縁の一部にわたるように設定
し、樹脂製の把手が、多孔質マットの一辺縁全域と、こ
の一辺縁からこれに連なる左右の辺縁の一部にわたって
連結されるようにするのが望ましい。把手の多孔質マッ
トに対する取付け強度を更に向上できるからである。
散マットの把手取付け方法並びにこれにより得られる把
手付き薬剤揮散マットを、薬剤揮散マットの一例である
蚊取りマットに適用した場合の実施の形態について、図
面にしたがって、詳細に説明する。
明する。図1に示されるように、把手付き薬剤揮散マッ
ト1は、コースター紙(サルファイトパルプ80%、リ
ンターパルプ10%、ポリエチレン繊維合成パルプ10
%)で形成された多孔質マット2と、この多孔質マット
2の一辺縁に一体に設けられた把手3で構成され、この
多孔質マット2に殺虫剤溶液が含浸されて成るものであ
る。
2cm×3. 5cm×0. 28cm程度の大きさに形成
される。また、多孔質マットは2は、前記コースター紙
以外にも、例えばパルプ、織布、不織布、厚紙、スポン
ジ、無機多孔板などが採用される。
0. 3〜0. 4gの樹脂量で形成される。大きさや厚み
は,適宜に採用されるが、図例では、2. 6cm×1.
6cm×0. 2cm程度に形成されている。つまり、多
孔質マット2よりも肉薄に形成されている。また、この
把手3は、図2に示されるように、その一部分(後述先
端部9)が多孔質マット2の一辺縁から更に内部の微細
な空間(後述微細な空間10)内にまで浸透していて、
繊維質や孔の壁などを取り込み硬化して、多孔質マット
2と一体不可分に結合されている。したがって、両者の
連結強度は格段に強力である。この樹脂の浸透範囲は、
一辺縁から内部に向って、平均して1〜4mmである。
2の前記一辺縁全域と、この一辺縁からこれに連なる左
右の辺縁の一部にわたって連結されている。連結強度を
更に向上させるためである。
イド系殺虫剤が好ましく、例えばアレスリン、フラメト
リン、プラレトリン、テラレスリン、エンペントリン、
トランスワルスリンなどを採用できる。なお、ピレスロ
イド系殺虫剤の酸部やアルコール部に、不斉炭素や二重
結合に基づく光学異性体や幾何異性体が存在する場合
は、これらの各々や任意の混合物ももちろん含まれる。
殺虫剤溶液は、これら殺虫剤に、必要に応じて揮散調整
剤(ピペロニルブトキサイド、サイネピリン500、サ
イネピリン222、ステアリン酸ブチルなど)、共力
剤、安定化剤、香料、着色剤などを混合して液状とする
か、必要があれば揮散性有機溶液(ケロシンなど)に溶
解することによって得られる。使用される量は、常用に
したがって行われ、一般的には、目的に応じて5〜30
0mg程度含有される。
ン以外,基本的にはいかなる素材でも採用できる。例え
ば、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ナイロンなどである。
は、好ましい素材を選定する必要がある。例えば、樹脂
素材を加熱溶融する場合は、熱に強い素材が選定される
べきであり、また多孔質マット2に含浸される薬剤に対
する耐薬品性も考慮する必要がある。具体的には、耐熱
性を有するポリプロピレンに関しては、耐薬品性の問題
はない。加熱手段を採用しない場合、また、含浸する薬
剤によっては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ートなども適している。
の把手取付け方法について説明する。図3〜5は、その
製造工程を示す説明図である。まず、金型4には、多孔
質マット2の収容空間5と、この多孔質マット2の収容
空間5に連なって把手成形用のキャビティ6が設けられ
ている。多孔質マット2の収容空間5、つまり多孔質マ
ット2の肉厚方向は、収容された多孔質マット2をやや
押圧する程度の空間寸法に設定されている。また、縦・
横の幅はこの多孔質マット2とほぼ同等の寸法に形成さ
れている。
多孔質マット2の収容空間5の上下寸法よりもやや短い
寸法に設定して形成されている。
2を収納し、金型4を閉じる。このとき、多孔質マット
2は、肉厚方向でやや押圧され気味に収納固定される。
次いで、スプール7から溶融されたポリプロピレン樹脂
8を把手成形用のキャビティ6内に射出し、把手3を成
形する。
内に射出された溶融ポリプロピレン樹脂8の先端部9
は、多孔質マット2の一辺縁に射出圧力によって、圧入
されてゆくことになる。いうまでもなく、この多孔質マ
ット2は、殺虫剤溶液などの薬液を含浸するに足る微細
な空間10を多数保有する構造上の特徴があるので、溶
融ポリプロピレン樹脂8は、なんなくこの微細な空間1
0内へ圧入浸透されてゆく。そして、最終的には、微細
な空間10周囲の繊維や壁などを取り込み、これらと一
体になって硬化する。
把手3のこの多孔質マット内部に浸透圧入された樹脂部
分との境はなく、両者は渾然一体となっているので、連
結強度は格段に強固である。
マット1には薬剤が含浸され、直ちにガスバリアー性包
材で包装される。
けるにあたって、把手成形時の射出成形圧力を利用し
て、多孔質マット2の一辺縁に溶融樹脂を浸透圧入させ
て、この多孔質マット2の形成素材と一体硬化させたも
のであるから、把手3の取付を把手成形時に一挙に達成
できる。
2A全域と、この一辺縁2Aからこれに連なる左右の辺
縁2Bの一部にわたって連結されてい構成を例示した。
しかし、その取付けの形態は、所期の目的を逸脱しない
範囲においてはいかなるものでもよい。例えば、図6に
示されるように多孔質マット2の一辺縁2Aのほぼ全域
に留めても,所期の目的は十二分に発揮される。
れるように、滑り止めの突起11を一体に成形すること
もできる。取り扱いをより一層確実、かつ、容易にする
ためである。
観図である。
ある。
ある。
ある。
を示す平面図である。
…一辺縁,2B…左右の辺縁,3…把手,4…金型,5
…多孔質マットの収容空間,6…キャビティ,8…溶融
樹脂,9…先端部,10…微細な空間。
Claims (2)
- 【請求項1】 射出成形時の樹脂注入圧力により、溶融
樹脂を多孔質マットの少なくとも一辺縁のマット内に圧
入して、樹脂による把手をこの多孔質マットに一体に設
けるようにしたことを特徴とする把手付き薬剤揮散マッ
トの把手取付け方法。 - 【請求項2】 樹脂の圧入範囲を、一辺縁全域と、この
一辺縁からこれに連なる左右の辺縁の一部にわたるよう
に設定されていることを特徴とする請求項1記載の把手
付き薬剤揮散マットの把手取付け方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000375498A JP4559614B2 (ja) | 2000-12-11 | 2000-12-11 | 把手付き薬剤揮散マットの把手取付け方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0471944U (ja) * | 1990-10-31 | 1992-06-25 | ||
| JPH08317754A (ja) * | 1995-05-23 | 1996-12-03 | Toppan Printing Co Ltd | 薬液充填器具及び発散型薬液物 |
| JPH11187797A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Hakugen:Kk | 防虫剤 |
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- 2000-12-11 JP JP2000375498A patent/JP4559614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11187797A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Hakugen:Kk | 防虫剤 |
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