JP2002178465A - 積層ラップフィルム - Google Patents

積層ラップフィルム

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JP2002178465A
JP2002178465A JP2000384343A JP2000384343A JP2002178465A JP 2002178465 A JP2002178465 A JP 2002178465A JP 2000384343 A JP2000384343 A JP 2000384343A JP 2000384343 A JP2000384343 A JP 2000384343A JP 2002178465 A JP2002178465 A JP 2002178465A
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Takeshi Harada
武 原田
Kenji Fukuda
憲治 福田
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、剛性、密着性、カット性
に優れたポリオレフィン系ラップフィルムを提供するこ
と。 【解決手段】 アイオノマー樹脂で構成された芯
層とその両面に設けられたプロピレン系重合体を含む表
面層とからなる少なくとも3層のフィルムであって、そ
の表面層は、融点が155℃以上のプロピレン重合体が
10〜75重量%、融点が120〜150℃であるプロ
ピレン・α−オレフィン共重合体が20〜70重量%、
および炭化水素化合物が5〜20重量%とから構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の密着包装
用に好適なラップフィルムに関する。より詳細には、ポ
リオレフィン系の積層ラップフィルムに関する。
【0002】
【発明の背景】ラップフィルムは、食品を販売する時、
冷蔵庫や冷凍庫で保存する時、電子レンジで加熱する時
など、各種用途に広範に利用されている。そのようなラ
ップフィルムには、広い温度領域で透明性、耐熱性、密
着性、柔軟性などの特性をバランスよく保持し、かつカ
ット性にも優れていることが要求される。
【0003】従来、そのようなラップフィルムとして塩
化ビニリデン系樹脂製の延伸フィルムが製造され、それ
は透明性、耐熱性、密着性、柔軟性等の特性に優れ、ま
た使い勝手が良いことから広く使われてきた。しかし、
最近は環境保護の観点から、塩素を含有しないフィルム
が求められている。最近、ポリアミド樹脂層を芯層に
し、両表面をポリプロピレン樹脂層で被覆した延伸フィ
ルムが第2979663号特許に提案され、優れた物性
バランスを示しているが、一方食品包装用途への使用が
制限されているε−カプロラクタム(ナイロンのモノマ
ー成分)のフィルム表面へのブリードアウトが懸念され
ている。
【0004】そこで、ラップフィルムは、環境保護や食
品衛生性の点からも問題のないポリオレフィン系フィル
ムへと移行しつつある。例えば、低密度ポリエチレンを
ベースにして各種樹脂等を配合した単層フィルム、ポリ
プロピレンをベースにした層を芯層に配置した耐熱性多
層フィルムなどが開発されている。ところが、密着性、
剛性、カット性などの性能バランスを塩化ビニリデン系
樹脂フィルムに比較すると、なお改良の余地が残されて
いる。
【0005】一方、ラップフィルムの切断は、一般にカ
ートンボックスに装着されたノコギリ刃によって行われ
ているが、それによる引裂性を確保するためにフィルム
には延伸処理が施されている。しかしながら、ノコギリ
刃引裂性を高めるために延伸倍率を上げると、フィルム
は長手方向へと裂け易くなってしまう。そこで、特開2
000−202956号公報には、アイオノマー樹脂と
エチレン・α−オレフィン共重合体との共押出フィルム
が手裂性を改良できるとして提案されているが、耐熱性
の点では未だ十分とは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、耐
熱性、剛性、カット性等の性能バランスを維持し、さら
に密着性を向上させたポリオレフィン系ラップフィルム
の提供を目的にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ア
イオノマー樹脂を50重量%以上含有する芯層(A)
と、芯層(A)の両面に設けられたプロピレン系重合体
を含有する表面層(B)とを含む少なくとも3層のフィ
ルムであって、その表面層(B)は、(a)融点が15
5℃以上のプロピレン重合体が10〜75重量%、
(b)融点が120〜150℃であるプロピレン・α−
オレフィン共重合体が20〜70重量%、および(c)
40℃における動粘度が10〜10,000(mm
s)である炭化水素化合物が5〜20重量%とから構成
される積層ラップフィルムに関する(ここで(a)、
(b)および(c)の合計が100重量%になる)。
【0008】前記の芯層(A)および表面層(B)の厚
みは、それぞれ1〜4(μm)であって、かつ芯層
(A)の厚さd(A)と表面層(B)の厚さd(B)と
が次式(1)を満たすことが望ましい。 7μm≦d(A)+2×d(B)≦11μm・・・・・・・(1)
【0009】また、前記の炭化水素化合物は、流動パラ
フィン、液状テルペン樹脂、および液状ポリブテンから
なる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であること
が好ましく、さらに前記の芯層(A)および表面層
(B)との間に、芯層(A)および表面層(B)を構成
する各樹脂からなる中間層が設けられていてもよい。
【0010】
【発明の具体的説明】本発明に係わる積層ラップフィル
ムは、芯層(A)とその両面に配置された表面層(B)
とを含む少なくとも3層のフィルムである。次に、本発
明の各構成について具体的に説明する。
【0011】芯 層 (A) 芯層(A)は、アイオノマー樹脂を50重量%以上、好
ましくは60重量%以上、さらに好ましくは80重量%
以上含有する層であって、アイオノマー樹脂以外の樹脂
としては、アイオノマー樹脂との相溶性が良好なポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン・(メタ)アクリル
酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオ
レフィン系樹脂を用いることができる。アイオノマー樹
脂以外のポリオレフィン系樹脂は、1種類でもよいし、
2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
【0012】ここで、アイオノマー樹脂は、エチレン・
不飽和カルボン酸共重合体、あるいはエチレン・不飽和
カルボン酸・不飽和カルボン酸エステル共重合体を金属
イオンで架橋(中和)した高分子金属塩である。不飽和
カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマ
ール酸、マレイン酸を例示することができ、不飽和カル
ボン酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルを例示
することができる。好ましい共重合体の例として、エチ
レン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共
重合体、エチレン・メタクリル酸・メタクリル酸メチル
共重合体を挙げることができる。共重合体中の不飽和カ
ルボン酸の含量は、通常3〜20重量%、好ましくは8
〜12重量%である。
【0013】エチレン・不飽和カルボン酸共重合体、あ
るいはエチレン・不飽和カルボン酸・不飽和カルボン酸
エステル共重合体を架橋(中和)するために用いられて
いる金属イオンは、1〜3価の原子価を有する金属イオ
ン、特に、元素周期律表におけるI、II、III、I
VおよびVIII族の1〜3価の原子価を有する金属イ
オンが使われている。具体的には、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム、銅、マグネシウム、カルシウム、鉛、
鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、アルミニウム等が挙げ
られ、特にリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウム、亜鉛が好ましい。これらの金属イオンによって、
共重合体中のカルボキシル基の10〜100モル%、好
ましくは20〜90モル%が中和されている。
【0014】アイオノマー樹脂は、ASTM D−12
38に準拠し、190℃、2.16kg荷重下で測定さ
れるメルトフロレート(MFR)値が、通常1〜30
(g/10分)、好ましくは3〜10(g/10分)の
範囲にあると、フィルム成形性および延伸性の点で望ま
しい。
【0015】表 面 層 (B) 表面層は、プロピレン系重合体を含有した樹脂組成物か
ら形成されている。すなわち、次に記す(a)、(b)
および(c)の少なくとも3成分を次の構成割合で含有
している。
【0016】(a)融点が155℃以上のプロピレン重
合体が10〜75重量%、好ましくは30〜60重量
%、より好ましくは40〜50重量%。 (b)融点が120〜150℃であるプロピレン・α−
オレフィン共重合体が20〜70重量%、好ましくは3
0〜65重量%、より好ましくは40〜60重量%。 (c)40℃における動粘度が10〜10,000(m
/s)である炭化水素化合物が5〜20重量%、好
ましくは6〜18重量%、より好ましくは6〜15重量
%。 ここで(a)、(b)および(c)の合計量が100重
量%になるように、各成分の配合量を調整する。
【0017】この融点が155℃以上のプロピレン重合
体は、プロピレンの単独重合体であっても、プロピレン
と少量のプロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体
であってもよい。また、融点が120〜150℃のプロ
ピレン重合体は、プロピレンとα−オレフィンとの共重
合体である。
【0018】ここで、α−オレフィンとしては、エチレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセ
ン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコ
セン等の炭素数2〜20のオレフィンである。共重合体
の場合には、これらのα―オレフィンは、一種単独で用
いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
共重合体の例として、プロピレン・エチレン共重合体、
プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレ
ン・1−ブテン共重合体を挙げることができる。そのα
−オレフィンの含有量は、通常0.1〜10モル%、好
ましくは1〜10モル%の範囲であって、前記の融点を
示すように、α−オレフィンの含有量が調整されてい
る。そのような融点とα−オレフィンの含有量とを有す
るプロピレン系重合体は、表面層に優れた耐熱性と粘着
性とを付与することができる。
【0019】プロピレン系重合体は、ASTM D−1
238に準拠し、230℃、2.16kg荷重下で測定
されるメルトフローレート(MFR)値が、それぞれ通
常1〜50(g/10分)、好ましくは5〜30(g/
10分)の範囲にあると、フィルム成形性および延伸性
に優れている。
【0020】一方、炭化水素化合物は、JIS K22
83に準拠して測定される40℃におけるに動粘度が、
通常10〜10,000(mm/s)、好ましくは5
0〜3,000(mm/s)であって、かつプロピレ
ン系重合体との相溶性のよい炭化水素化合物である。そ
の例として流動パラフィン、液状テルペン樹脂、および
液状ポリブテンからなる群から選ばれる少なくとも1種
の化合物を挙げることができ、特に流動パラフィンが好
ましい。その炭化水素化合物は、一種単独で用いてもよ
いし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。表面層を
構成する樹脂組成物中に炭化水素化合物を含有すると、
フィルム成形性および適度の粘着性付与に有効である。
【0021】(a)、(b)および(c)の各成分が、
前記した融点や動粘度を有し、また前記の数値範囲で構
成されていると、積層フィルムは、ラップフィルムに必
要な耐熱性を有し、かつ適度の粘着性を示し、またフィ
ルム表面のべたつきを避けることができる。
【0022】表面層(B)を構成する樹脂は、前記の各
成分を所定の配合割合で混合し、次いで溶融混練する方
法で均一な組成物を得ることができる。各成分の混合
は、あらかじめ行なって組成物を調製しておいてもよい
し、フィルム成形時に直接押出機中で行なってもよい。
【0023】積層ラップフィルム 本発明に係わる積層ラップフィルムは、前記した芯層
(A)とその両面に設けられた表面層(B)とが積層さ
れた少なくとも3層のフィルムであって、各層は前記し
た樹脂成分を含有していることから、各層間は強固に接
着され、一体化されている。
【0024】好ましい層構成は、表面層(B)/芯層
(A)/表面層(B)の3層構造であるが、必要に応じ
て別の樹脂層を層間に介在させてもよい。その変形例と
して、表面層(B)と芯層(A)との間に中間層を設け
て接着性や機械的強度を向上させたり、芯層(A)を二
分割してその中心に他の樹脂層を設けることもできる。
そのような中間層としては、芯層(A)および表面層
(B)を構成する各樹脂を含む樹脂層にしてもよい。
【0025】フィルムが、表面層(B)/芯層(A)/
表面層(B)の3層構造の積層体である場合、各層の厚
みは、1〜4μmの範囲が好ましく、優れた耐熱性と粘
着性とを積層ラップフィルムに付与する。また、フィル
ム全体の厚みは、7〜11μmの範囲が好ましく、それ
によって良好なノコギリカット性が得られると共に、フ
ィルムにはいわゆる腰があり、かつまた粘着性も良好で
ある。さらに、中間層等を含む積層フィルムでは、芯層
(A)の厚さd(A)と表面層(B)の厚さd(B)と
が次式(1)を満たすことが望ましく、それによって同
様に良好なノコギリカット性が得られ、フィルムに腰が
あり、また粘着性の良好なフィルムにすることができ
る。 7μm≦d(A)+2×d(B)≦11μm・・・・・・・(1)
【0026】このような積層フィルムは、一般に共押出
成形法によって良好にフィルム成形することができる。
例えば、多層Tダイフィルム成形法あるいは多層インフ
レーション成形法を採用してダイより樹脂を押出し、そ
の後引き取りスピードを調整して、目的の厚さにするこ
とができる。なお、フィルム成形に先立って各原料樹脂
には、本発明の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、
耐熱安定剤、界面活性剤、スリップ剤、核剤、顔料、染
料、充填剤、粘着付与剤などの各種添加剤を配合するこ
とができる。
【0027】
【実施例】次に実施例を通して本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はそれらの実施例によって何ら限定
されるものではない。
【0028】まず、成形したフィルムの性能を次に記す
方法で測定し、その結果に基づいて評価を行った。
【0029】(1)繰出し性 紙管に巻いたフィルムを紙製カートンボックスに収め、
フィルム中央部をつかんで引き出した。この際、紙管が
カートンボックスから飛び出した場合を×、飛び出さな
かった場合を○とした。
【0030】(2)ノコギリ刃カット性 紙管に巻いたフィルムをカートンボックスに収納し、カ
ートンボックス上端に装着したノコギリ刃を用いて切断
テストを実施した。10回の切断テストで生じた縦裂け
等のカット不良回数が、0回の時を◎、1〜2回の時を
○、3〜4回の時を△、5回以上の時を×とした。
【0031】(3)耐縦裂性 フィルムをMD方向に両手で引き裂いた。その時、容易
に引き裂けるものを×、引き裂き難いものを△、引き裂
けないものを○とした。
【0032】(4)粘着性 ラップフィルムの片面にポリプロピレン製粘着テープ
(株式会社ケイユー製ケイユーテープ)を裏貼りしてか
ら、25mm×70mmの試験片に切り出す。切り出し
た試験片2枚のラップフィルム側を20mm重ね合わ
せ、10kgの荷重を1分間加える。荷重後、速やかに
引張り試験機を用いてせん断剥離強度(Kpa)を測定
した。
【0033】(5)耐熱性(平成六年東京都条例第百十
号に準ずる。) 幅30mm、長さ140mmの短冊状に切り出したフィ
ルムの上下25mmの位置に紙をあて、10gの重りを
吊り下げる。この試料をエアーオーブン中に入れて5℃
刻みで昇温しながら、一時間保持してもフィルムが切れ
ない最高雰囲気温度を測定し、耐熱温度(℃)として示
した。
【0034】次に、積層ラップフィルムの製造に使用し
た原料を記す。なお、融点はASTM D−2117、
軟化点温度はASTM D−1525に準拠して測定し
た。
【0035】(1)アイオノマー樹脂 エチレン単位とメタクリル酸単位とを含む共重合体のZ
n塩 三井・デュポン ポリケミカル(株)製品、商品名ハイ
ミラン H1557 MFR=5(g/10分)、融点=95℃、軟化点=6
9℃
【0036】(2)ポリエチレン 低密度ポリエチレン 三井化学(株)製品、商品名ミラソン 10P MFR=10(g/10分)、融点=106℃、軟化点
=85℃
【0037】(3)ポリプロピレン (表1〜表3では、ポリプロピレン(1)として示し
た) プロピレン単独重合体 (株)グランドポリマー製品、商品名グランドポリプロ
J106WB MFR=20(g/10分)、融点=158℃、軟化点
=155℃
【0038】(4)ポリプロピレン (表1〜表3では、ポリプロピレン(2)として示し
た) プロピレン・エチレン・1−ブテン三元共重合体 (株)グランドポリマー製品、商品名グランドポリプロ
CX−50 MFR=20(g/10分)、融点=138℃、軟化点
=117℃
【0039】(5)炭化水素化合物 流動パラフィン エッソ(株)製品、商品名クリストール J352 40℃における動粘度=71(mm/s)
【0040】(6)炭化水素化合物 液状テルペン ヤスハラケミカル(株)製品、商品名クリアロン LH 40℃における動粘度=2,100(mm/s)
【0041】(7)炭化水素化合物 液状ポリブテン 日本石油(株)製品、商品名 HV−300 40℃における動粘度=26,000(mm/s)
【0042】(実施例1〜14)500mm幅で2種3
層共押出しTダイ成形機を用いて、表1および表2に示
す樹脂組成で、ダイ温度220℃、チルロール温度20
℃、引き取り速度20(m/分)の条件で製膜し、ポリ
プロピレン層/アイオノマー樹脂層/ポリプロピレン層
の2種3層のフィルムを得た。得られたフィルムの繰出
し性、ノコギリ刃カット性、耐縦裂性、粘着力、耐熱温
度を調べ、その評価結果を表1および表2に併せて記し
た。
【0043】(比較例1)芯層(A)をLDPEで形成
する以外は実施例1と同様の方法で製膜した。得られた
フィルムの評価結果を表3に示した。
【0044】(比較例2〜5)表面層(B)の樹脂組成
を表3に記載した通りとし、その他は実施例1と同様に
してフィルムを成形し、得られたフィルムの評価結果を
表3に示した。
【0045】(参考例1〜2)市販の家庭用ラップフィ
ルムを用い、実施例1と同様にして性能を評価し、その
結果を表3に記した。参考例1では、ポリアミド樹脂層
を含むラップフィルムを、参考例2では、ポリ塩化ビニ
リデン系樹脂製ラップフィルムを使用した。
【0046】
【発明の効果】本発明に係わる積層ラップフィルムは、
透明性、耐熱性、剛性、密着性、耐縦裂性、カット性に
優れており、かつそれらの物性間にバランスがとれてい
る。従って、この積層フィルムは、食品をはじめとする
各種物品のラッピングフィルムとして好適に使用するこ
とができる。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 65/00 C08L 65/00 91/00 91/00 Fターム(参考) 3E086 AD13 BA04 BA15 BB41 BB57 BB90 CA01 4F071 AA14X AA20 AA20X AA21X AA71 AA84 AE04 AF21 AF30 AF45 AF53 AF58 AH04 BA01 BB06 BC01 BC02 4F100 AH01B AH01C AK06 AK07B AK07C AK07D AK07E AK09B AK09C AK64 AK65 AK66B AK66C AK66D AK66E AK70A AK70D AK70E BA03 BA05 BA06 BA10B BA10C EH20 GB23 JA04B JA04C JA06B JA06C JJ03 JK01 JK13 YY00B YY00C 4J002 AE05Y BB12W BB14X BB15X BK00Y CE00Y FD02Y FD20Y GF00 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイオノマー樹脂を50重量%以上含有す
    る芯層(A)と、芯層(A)の両面に設けられたプロピ
    レン系重合体を含有する表面層(B)とを含む少なくと
    も3層のフィルムであって、その表面層(B)は、
    (a)融点が155℃以上のプロピレン重合体が10〜
    75重量%、(b)融点が120〜150℃であるプロ
    ピレン・α−オレフィン共重合体が20〜70重量%、
    および(c)40℃における動粘度が10〜10,00
    0(mm/s)である炭化水素化合物が5〜20重量
    %とから構成され、ここで(a)、(b)および(c)
    の合計が100重量%になることを特徴とする積層ラッ
    プフィルム。
  2. 【請求項2】前記の芯層(A)および表面層(B)の厚
    み構成が、それぞれ1〜4(μm)であって、かつ芯層
    (A)の厚さd(A)と表面層(B)の厚さd(B)と
    が次式(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載
    の積層ラップフィルム。 7μm≦d(A)+2×d(B)≦11μm・・・・・・・(1)
  3. 【請求項3】前記の炭化水素化合物が、流動パラフィ
    ン、液状テルペン樹脂、および液状ポリブテンからなる
    群から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の積層ラップフィル
    ム。
  4. 【請求項4】前記の芯層(A)および表面層(B)との
    間に、芯層(A)および表面層(B)を構成する各樹脂
    からなる中間層が設けられていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の積層ラップフィルム。
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