JP2002190385A - エレクトロルミネッセンス素子製造用の転写材料およびエレクトロルミネッセンス素子の製造方法 - Google Patents
エレクトロルミネッセンス素子製造用の転写材料およびエレクトロルミネッセンス素子の製造方法Info
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Abstract
由度で容易に製造するための転写材料と、エレクトロル
ミネッセンス素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 支持体上に順次剥離層と発光体層と誘電
体層と接着層を積層し、かつ、支持体と発光体層との間
で剥離可能とすることにより、エレクトロルミネッセン
ス素子製造用の転写材料とする。また、基材に形成され
た電極上に、上記のエレクトロルミネッセンス素子製造
用の転写材料を接着層が当接するように重ね合わせ、転
写材料の支持体側から所望のパターン形状で熱を印加
し、その後、支持体を剥離することにより、接着層と誘
電体層と発光体層からなるパターン積層体を電極上に転
写し、その後、透明電極を形成した透明基材を、透明電
極がパターン積層体の発光体層と当接するように固着す
ることにより、エレクトロルミネッセンス素子を製造す
る。
Description
センス素子、特にディスプレー装置に使用される交流型
のエレクトロルミネッセンス素子を製造するための転写
材料およびエレクトロルミネッセンス素子の製造方法に
関する。
は、自己発色による視認性の高さ、液晶ディスプレーと
異なり全固体ディスプレーであること、温度変化の影響
をあまり受けない、視野角が大きい等の利点をもってお
り、近年、ディスプレー装置の画素、および、液晶ディ
スプレーの背面光源等としての実用化が進んでいる。
れる。交流型のEL素子では、発光体層と誘電体層を二
つの電極間に設置するのが一般的な構造である。この構
造では、酸化インジウムスズ(ITO)電極に代表され
る透明電極を使用し、基材、対電極、誘電体層、発光体
層、透明電極、透明基材の順に積層し、対電極と透明電
極の間で基材に垂直方向に交流印加するものである。
光体層を積層した構造を有し、従来、これらの2層の形
成には、厚膜の塗工に適したスクリーン印刷が主に使わ
れてきた。
ーン印刷を用いたEL素子の形成では、予めスクリーン
版に設けられている形状のみパターン形成が可能である
ため、多品種少ロットのEL素子製造では、複数のスク
リーン版が必要となる。このため、製造コストの増大を
来たし、EL素子の設計の自由度と製造コストは相反す
るという問題があった。
たものであり、エレクトロルミネッセンス素子を高い設
計自由度で容易に製造するための転写材料と、エレクト
ロルミネッセンス素子の製造方法を提供することを目的
とする。
るために、本発明のエレクトロルミネッセンス素子製造
用の転写材料は、支持体と、該支持体上に順次積層され
た剥離層、発光体層、誘電体層および接着層とを備え、
前記支持体と前記発光体層との間で剥離可能であるよう
な構成とした。
素子製造用の転写材料の好ましい他の態様として、前記
発光体層、前記誘電体層が、バインダーとして熱溶融性
樹脂、熱軟化性樹脂およびワックスの少なくとも1種を
含有するような構成とした。
ス素子の製造方法は、電極を形成した基材の該電極上
に、上記のエレクトロルミネッセンス素子製造用の転写
材料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前記転
写材料の支持体側から所望のパターン形状で熱を印加
し、その後、前記支持体を剥離することにより前記パタ
ーン形状で接着層と誘電体層と発光体層からなるパター
ン積層体を前記電極上に転写し、その後、透明電極を形
成した透明基材を該透明電極が前記パターン積層体の発
光体層と当接するように固着するような構成とした。
素子の製造方法の好ましい他の態様として、上記のエレ
クトロルミネッセンス素子製造用の転写材料を所望のパ
ターン形状に加工し、基材に形成された電極上に、前記
加工後の転写材料を前記接着層が当接するように重ね合
わせ、前記転写材料の支持体側から熱を印加し、その
後、前記支持体を剥離することにより前記パターン形状
で接着層と誘電体層と発光体層からなるパターン積層体
を前記電極上に転写し、その後、透明電極を形成した透
明基材を該透明電極が前記パターン積層体の発光体層と
当接するように固着するような構成とした。
造用の転写材料の好ましい他の態様として、支持体と、
該支持体上に順次積層された発光体層、誘電体層、接着
層および電極とを備え、前記支持体と前記発光体層との
間で剥離可能であるような構成とした。
ス素子の製造方法は、基材上に上記のエレクトロルミネ
ッセンス素子製造用の転写材料を前記電極が当接するよ
うに重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から所望のパ
ターン形状で熱を印加し、その後、前記支持体を剥離す
ることにより前記パターン形状で電極と接着層と誘電体
層と発光体層からなるパターン積層体を前記基材上に転
写し、その後、透明電極を形成した透明基材を該透明電
極が前記パターン積層体の発光体層と当接するように固
着するような構成とした。
素子の製造方法の好ましい他の態様として、上記のエレ
クトロルミネッセンス素子製造用の転写材料を所望のパ
ターン形状に加工し、基材上に前記加工後の転写材料を
前記電極が当接するように重ね合わせ、前記転写材料の
支持体側から熱を印加し、その後、前記支持体を剥離す
ることにより前記パターン形状で電極と接着層と誘電体
層と発光体層からなるパターン積層体を前記基材上に転
写し、その後、透明電極を形成した透明基材を該透明電
極が前記パターン積層体の発光体層と当接するように固
着するような構成とした。
造用の転写材料の好ましい他の態様として、支持体と、
該支持体上に順次積層された剥離層、透明電極、発光体
層、誘電体層および接着層とを備え、前記支持体と前記
透明電極との間で剥離可能であるような構成とした。
ス素子の製造方法は、電極を形成した基材の該電極上
に、上記のエレクトロルミネッセンス素子製造用の転写
材料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前記転
写材料の支持体側から所望のパターン形状で熱を印加
し、その後、前記支持体を剥離することにより前記パタ
ーン形状で接着層と誘電体層と発光体層と透明電極から
なるパターン積層体を前記電極上に転写し、その後、透
明基材を前記パターン積層体の透明電極と当接するよう
に固着するような構成とした。
素子の製造方法の好ましい他の態様として、上記のエレ
クトロルミネッセンス素子製造用の転写材料を所望のパ
ターン形状に加工し、基材に形成された電極上に、前記
加工後の転写材料を前記接着層が当接するように重ね合
わせ、前記転写材料の支持体側から熱を印加し、その
後、前記支持体を剥離することにより前記パターン形状
で接着層と誘電体層と発光体層と透明電極からなるパタ
ーン積層体を前記電極上に転写し、その後、透明基材を
前記パターン積層体の透明電極と当接するように固着す
るような構成とした。
造用の転写材料の好ましい他の態様として、支持体と、
該支持体上に順次積層された剥離層、透明電極、発光体
層、誘電体層、接着層および電極とを備え、前記支持体
と前記透明電極との間で剥離可能であるような構成とし
た。
ス素子の製造方法は、基材上に上記のエレクトロルミネ
ッセンス素子製造用の転写材料を前記電極が当接するよ
うに重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から所望のパ
ターン形状で熱を印加し、その後、前記支持体を剥離す
ることにより前記パターン形状で電極と接着層と誘電体
層と発光体層と透明電極からなるパターン積層体を前記
基材上に転写し、その後、透明基材を前記パターン積層
体の透明電極と当接するように固着するような構成とし
た。
素子の製造方法の好ましい他の態様として、上記のエレ
クトロルミネッセンス素子製造用の転写材料を所望のパ
ターン形状に加工し、基材上に前記加工後の転写材料を
前記電極が当接するように重ね合わせ、前記転写材料の
支持体側から熱を印加し、その後、前記支持体を剥離す
ることにより前記パターン形状で電極と接着層と誘電体
層と発光体層と透明電極からなるパターン積層体を前記
基材上に転写し、その後、透明基材を前記パターン積層
体の透明電極と当接するように固着するような構成とし
た。
造用の転写材料の好ましい他の態様として、支持体と、
該支持体上に順次積層された剥離層、透明電極、発光体
層、誘電体層および接着層とを備え、前記支持体と前記
透明電極との間で剥離可能であり、前記支持体が透明基
材であるような構成とした。
ス素子の製造方法は、電極を形成した基材の該電極上
に、上記のエレクトロルミネッセンス素子製造用の転写
材料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前記転
写材料の支持体側から熱を印加するような構成とした。
造用の転写材料の好ましい他の態様として、支持体と、
該支持体上に順次積層された剥離層、透明電極、発光体
層、誘電体層および接着層とを備え、前記支持体と前記
透明電極との間で剥離可能であり、前記接着層上に電極
を備え、前記支持体が透明基材であるような構成とし
た。
ス素子の製造方法は、基材上に上記のエレクトロルミネ
ッセンス素子製造用の転写材料を前記電極が当接するよ
うに重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から熱を印加
するような構成とした。
望のパターン転写が可能なので、種々の設計によるエレ
クトロルミネッセンス素子の製造が容易である。
しながら説明する。
写材料 図1は、本発明のエレクトロルミネッセンス(EL)素
子製造用の転写材料の一例を示す概略断面図である。図
1において、EL素子製造用の転写材料1は、支持体2
と、この支持体2上に剥離層3を介して形成された発光
体層4、この発光体層4上に積層された誘電体層5、接
着層6を備えるものである。
の他の例を示す概略断面図である。図2において、EL
素子製造用の転写材料11は、支持体12と、この支持
体12上に剥離層13を介して形成された発光体層14
と、この発光体層14上に順次積層された誘電体層1
5、接着層16、電極17を備えるものである。
の他の例を示す概略断面図である。図3において、EL
素子製造用の転写材料21は、支持体22と、この支持
体22上に剥離層23を介して形成された透明電極28
と、この透明電極28上に順次積層された発光体層2
4、誘電体層25、接着層26を備えるものである。
料の他の例を示す概略断面図である。図4において、E
L素子製造用の転写材料31は、支持体32と、この支
持体32上に剥離層33を介して形成された透明電極3
8と、この透明電極38上に順次積層された発光体層3
4、誘電体層35、接着36および電極37を備えるも
のである。
21,31は、被転写体に接着層6,26、あるいは、
電極17,37を接着して支持体2,12,22,32
を剥離することにより、接着層6と誘電体層5と発光体
層4からなる積層体、電極17と接着層16と誘電体層
15と発光体層14からなる積層体、接着層26と誘電
体層25と発光体層24と透明電極28からなる積層
体、あるいは、電極37と接着層36と誘電体層35と
発光体層34と透明電極38からなる積層体を転写する
ことができる。例えば、液晶ディスプレーの背面光源と
してのEL素子を作製する場合には、所定の形状で転写
することができ、文字や記号等のディスプレー装置に使
用するEL素子の製造では、対応した文字や記号のパタ
ーンで転写することができる。さらに、ディスプレー装
置の微細な画素の形成も容易に行うことができる。転写
方式は、熱転写、光転写、圧転写等、いずれの転写方式
であってもよい。
1,11,21,31の構成部材を説明する。本発明の
EL素子製造用の転写材料1,11,21,31を構成
する支持体2,12,22,32としては、例えば、ポ
リエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネ
ート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化
ビニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化
ゴム、アイオノマー等のプラスチック、コンデンサー
紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等が挙げられ、ま
た、これらを複合した複合フィルムを使用することもで
きる。支持体2,12,22,32の厚みは、その強
度、熱伝導性が適切となるように材料に応じて適宜設定
することができ、例えば、3〜50μmの範囲で設定す
ることができる。
21,31を構成する支持体22,32として、透明基
材を使用してもよい。これにより、支持体22,32を
剥離することなく、そのままEL素子の透明基材として
用いることができる。使用する透明基材としては、光透
過性を有するガラス材料、樹脂材料、これらの複合材料
により形成することができる。尚、転写においてサーマ
ルヘッドを用いた熱転写を行う場合、支持体2,12,
22,32に耐熱材料を混入させる、あるいは、支持体
2,12,22,32の裏面に耐熱材料層を形成しても
よい。
剥離層3,13,23,33は、低分子量の樹脂、もし
くはワックス等の材料を単独で、あるいは、2種以上の
組み合わせで使用して形成することができ、具体的な材
料としては、カルナバワックス、ライスワックス、モン
タンワックス、パラフィンワックス、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、ポリオレフィン、ポリ塩
化オレフィン等を挙げることができる。この剥離層3,
13,23,33の厚みは、例えば、0.05〜3μm
の範囲で設定することができる。このような剥離層3,
13,23,33は、転写条件、使用する材料によっ
て、支持体から剥離して転写される場合、剥離層内で層
間剥離を生じ一部が転写される場合、転写されずに支持
体側に残る場合とがある。
発光体層4,14,24,34は、正孔と電子の再結合
で得られるエネルギーにより発光する材料であれば、そ
の種類は限定されないが、一般的には金属化合物を使用
することができる。具体的には、金属化合物として、Z
n1-xMgxS:Mn、SrS:Ce、SrS:Ce,M
n、SrS:Ce,Mn,Ag、ZnS:Mn/Sr
S:Ce、ZnGa2O3:Mn、Ga2O3:Mn、Ga
2O3:Eu、Ga2O3:Sn、ZnS:Cu等が挙げら
れ、これらを単独で、あるいは、2種以上の組み合わせ
で使用することができる。
上述のような発光体材料をバインダーで保持したもので
あってもよい。バインダーとしては、熱溶融性あるいは
熱軟化性の樹脂、もしくはワックス等を用いることがで
き、例えばマイクロクリスタリンワックス、カルナバワ
ックス、パラフィンワックス等がある。更に、フィッシ
ャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、
木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セ
ラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタ
ム、ポリエステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸
エステル、脂肪酸アミド等、種々のワックス、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブデン、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、塩化
ビニリデン樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカ
ーボネート、フッ素樹脂、ポリビニルフォルマール、ポ
リビニルブチラール、アセチルセルロース、ニトロセル
ロース、ポリ酢酸ビニル、ポリイソブチレン、エチルセ
ルロース又はポリアセタール等の樹脂が挙げられ、これ
らを単独で、あるいは、2種以上の組み合わせで使用す
ることができる。このような発光体層4,14,24,
34の厚みは、例えば、5〜40μmの範囲で設定する
ことができる。
誘電体層5,15,25,35は、エネルギーの印加に
より誘電分極する材料、成膜性があり転写に適するもの
を用いて形成することができる。このような材料として
は、一般的に金属酸化物が用いられ、具体的には、チタ
ン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、酸化チタン、
チタン酸鉛、ジルコニウム酸チタン酸鉛、スズ酸カルシ
ウム等が挙げられ、これらを単独で、あるいは、2種以
上の組み合わせで使用することができる。
上述のような材料をバインダーで保持したものであって
もよい。バインダーとしては、上述のようなバインダー
が挙げられる。誘電体層5,15,25,35の厚み
は、例えば、5〜40μmの範囲で設定することができ
る。
接着層6,16,26,36は、転写材料1,21にお
いて誘電体層5,25以下の層を、あるいは、転写材料
11,31において電着層17,37と誘電体層15,
35以下の層を、被転写体に確実に転写するためのもの
である。この接着層6,16,26,36は、上述の発
光体層の発光体材料のバインダーとして挙げられた熱溶
融性樹脂、熱軟化性樹脂およびワックス等の材料を単独
で、あるいは、2種以上の組み合わせで使用して形成す
ることができ、厚みは、例えば、0.5〜3μmの範囲
で設定することができる。
37は、一般には、金属材料が用いられるが、有機バイ
ンダー中に金属材料を混入した導電性インキを用いても
よい。金属材料としては、金、銀、銅、マグネシウム合
金(MgAg等)、アルミニウム合金(AlLi、Al
Ca、AlMg等)、金属カルシウム等を挙げることが
できる。
等の真空成膜法、めっき法、導電性インキを用いた印刷
法等、いずれの方法でも形成することができるが、湿気
排除の点から、真空成膜法が好ましい。また、電極1
5,35の厚みは、真空成膜法により形成した場合、2
0〜200nm、塗布方法により形成した場合、2〜4
0μm程度の範囲で設定することができる。
8,38は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化イン
ジウム、酸化亜鉛、酸化第二スズ等の導電材料を用い
て、蒸着、スパッタリング等の真空成膜法により形成し
たものである。この透明電極28,38の厚みは、20
〜200nm程度の範囲で設定することができる。
の製造方法について説明する。図5は、本発明のEL素
子の製造方法の一例を示す工程図である。まず、電極5
5を備えた基材52上に、本発明のEL素子製造用の転
写材料1を接着層6が当接するように重ね合わせ、転写
材料1側から所望のパターンで熱を印加する(図5
(A))。基材52は、樹脂材料、ガラス材料、金属材
料、セラミックス材料、これらの複合材料等からなる。
また、電極55は、一般には、金属材料が用いられ、有
機バインダー中に金属材料を混入した導電性インキを用
いてもよい。金属材料としては、金、銀、銅、マグネシ
ウム合金(MgAg等)、アルミニウム合金(AlL
i、AlCa、AlMg等)、金属カルシウム等を挙げ
ることができる。電極55の形成は、蒸着、スパッタリ
ング等の真空成膜法、めっき法、導電性インキを用いた
印刷法等により行うことができ、図示例では全ベタの電
極であるが、所望のパターンをもつ電極であってもよ
い。
Aで示してあり、このようなパターン形状の熱印加は、
サーマルヘッド、レーザー光照射、ヒートプレス等によ
り行うことができる。このような熱印加により、領域A
において、接着層6が電極55に接着する。
記のパターン形状で接着層6と誘電体層5と発光体層4
からなるパターン積層体P1が電極55上に転写される
(図5(B))。
7を、上記のパターン積層体P1上に固着することによ
り、EL素子51が得られる(図5(C))。透明基材
57は、光透過性を有するガラス材料、樹脂材料、これ
らの複合材料により形成することができる。また、透明
電極56は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化イン
ジウム、酸化亜鉛、酸化第二スズ等の導電材料を用い
て、蒸着、スパッタリング等の真空成膜法により形成し
た透明電極である。この透明電極56は、ベタ電極、所
望のパターン電極等、EL素子の使用目的に応じて形成
することができる。このような本発明のEL素子製造方
法では、本発明の転写材料を用いて誘電体層と発光体層
からなるパターン積層体を所望のパターンで転写するこ
とができる。
本発明の転写材料1を予め所望のパターン形状に加工
し、次に、加工した転写材料1を、基材52に設けた電
極55上に、電極55と接着層6とが当接するように重
ね合わせ、転写材料1側から全面加熱を行い、その後、
支持体2を剥離することにより、パターン形状で接着層
6と誘電体層5と発光体層4からなるパターン積層体P
1を電極55上に転写してもよい。転写材料1の上記の
加工は、カッティングプロッター、金型切断、カッター
やハサミによる切断等により行うことができる。また、
全面加熱は、熱板、熱ローラー等によるヒートプレス等
により行うことができる。
の例を示す工程図である。まず、基材62上に、電極1
7が当接するように本発明のEL素子製造用の転写材料
11を重ね合わせ、転写材料11側から所望のパターン
で熱を印加する(図6(A))。基材62は、樹脂材
料、ガラス材料、金属材料、セラミックス材料、これら
の複合材料等からなる。
Aで示してあり、パターン形状の熱印加は、サーマルヘ
ッド、レーザー光照射、ヒートプレス等により行うこと
ができる。このような熱印加により、領域Aにおいて、
電極17が基材62に接着する。
上記のパターン形状で電極17、接着層16、誘電体層
15、発光体層14からなるパターン積層体P2が基材
62に転写される(図6(B))。次いで、透明電極6
6を備える透明基材67を、上記のパターン積層体P2
上に固着することにより、EL素子61が得られる(図
6(C))。透明電極66、透明基材67は、上述の透
明電極56や透明基材57と同様である。
は、本発明の転写材料を用いて電極と誘電体層と発光体
層からなるパターン積層体を所望のパターンで転写する
ことができる。
いても、本発明の転写材料11を予め所望のパターン形
状に加工し、次に、加工した転写材料11を、基材62
上に電極17が当接するように重ね合わせ、転写材料1
1側から全面加熱を行い、その後、支持体12を剥離す
ることにより、パターン形状で電極17と接着層16と
誘電体層15と発光体層14からなるパターン積層体P
2を基材62上に転写することができる。
の例を示す工程図である。まず、電極75を備えた基材
72上に、本発明のEL素子製造用の転写材料21を接
着層26が当接するように重ね合わせ、転写材料21側
から所望のパターンで熱を印加する(図7(A))。基
材72と電極75は、上述の基材52、電極55と同様
である。図示例では、所望の熱印加パターンを領域Aで
示してあり、このようなパターン形状の熱印加は、サー
マルヘッド、レーザー光照射、ヒートプレス等により行
うことができる。このような熱印加により、領域Aにお
いて、接着層26が電極75に接着する。
上記のパターン形状で接着層26と誘電体層25と発光
体層24と透明電極28からなるパターン積層体P3が
電極75上に転写される(図7(B))。次いで、透明
基材77を上記のパターン積層体P3上に固着すること
により、EL素子71が得られる(図7(C))。透明
基材77は、上述の透明基板57と同様である。
は、本発明の転写材料を用いて誘電体層と発光体層と透
明電極からなるパターン積層体を所望のパターンで転写
することができる。また、上記の実施形態においても、
本発明の転写材料21を予め所望のパターン形状に加工
し、次に、加工した転写材料21を、基材72に設けた
電極75上に、電極75と接着層26とが当接するよう
に重ね合わせ、転写材料21側から全面加熱を行い、そ
の後、支持体22を剥離することにより、パターン形状
で接着層26と誘電体層25と発光体層24と透明電極
28からなるパターン積層体P3を電極75上に転写す
ることができる。尚、本発明のEL素子製造用の転写材
料21を構成する支持体22として、透明基材を使用し
ている場合、支持体22を剥離することなく、そのまま
EL素子の透明基材77として用いることができる。
の例を示す工程図である。まず、基材82上に、電極3
7が当接するように本発明のEL素子製造用の転写材料
31を重ね合わせ、転写材料31側から所望のパターン
で熱を印加する(図8(A))。基材82は、上述の基
材62と同様である。図示例では、所望の熱印加パター
ンを領域Aで示してあり、パターン形状の熱印加は、サ
ーマルヘッド、レーザー光照射、ヒートプレス等により
行うことができる。このような熱印加により、領域Aに
おいて、電極37が基材82に接着する。
上記のパターン形状で電極37、接着層36、誘電体層
35、発光体層34、透明電極38からなるパターン積
層体P4が基材82に転写される(図8(B))。次い
で、透明基材87を上記のパターン積層体P4上に固着
することにより、EL素子81が得られる(図8
(C))。透明基材87は、上述の透明基材57と同様
である。
は、本発明の転写材料を用いて電極と誘電体層と発光体
層と透明電極からなるパターン積層体を所望のパターン
で転写することができる。また、上記実施形態のEL素
子の製造方法においても、本発明の転写材料31を予め
所望のパターン形状に加工し、次に、加工した転写材料
31を、基材82上に電極37が当接するように重ね合
わせ、転写材料31側から全面加熱を行い、その後、支
持体32を剥離することにより、パターン形状で電極3
7と接着層36と誘電体層35と発光体層34と透明電
極38からなるパターン積層体P4を基材82上に転写
することができる。尚、本発明のEL素子製造用の転写
材料31を構成する支持体32として、透明基材を使用
している場合、支持体32を剥離することなく、そのま
まEL素子の透明基材87として用いることができる。
明する。転写材料の作製 まず、支持体として、裏面にサーマルヘッドによる熱転
写時の熱融着防止、滑り性向上のための耐熱活性層を備
えたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
(東レ(株)製F−57(厚み6μm))を準備した。
このPETフィルムの表面に下記組成の剥離層用組成物
をバーコーターにより塗布(塗布厚0.1g/m2)
し、乾燥して剥離層を形成した。 (剥離層用組成物) ・カルナバワックス … 10重量部 ・水/イソプロピルアルコール(重量比1/1) … 90重量部
光体組成物をバーコーターにより塗布(塗布厚10μ
m)し、乾燥して緑色発光の発光体層を形成した。 (発光体組成物) ・緑色発光材料 … 50重量部 (オスラム・シルバニア社製ANE430) ・バインダー(東洋紡(株)製バイロンV700) … 15重量部 ・トルエン … 35重量部
組成物をバーコーターにより塗布(塗布厚10μm)
し、乾燥して誘電体層を形成した。さらに、誘電体層上
に下記組成の接着層用組成物をバーコーターにより塗布
(塗布厚10μm)し、乾燥して接着層を形成した。こ
れにより、転写材料を得た。 (誘電体組成物) ・誘電材料(共立窯業原料(株)製BT−SA) … 50重量部 ・バインダー(東洋紡(株)製バイロンV700) … 15重量部 ・トルエン … 35重量部 (接着層用組成物) ・レゼムEU−2(中京油脂(株)製) … 50重量部 ・水/イソプロピルアルコール(重量比1/1) … 50重量部
製F−57)を準備し、この基材上に真空蒸着法により
アルミニウムからなる電極(膜厚30nm)を形成し
た。次いで、この電極上に、上記の転写材料を、接着層
が電極と当接するように重ね合わせ、サーマルヘッドに
よりパターン形状に熱印加(20mJ/mm2)を行っ
た。その後、支持体を剥離して、接着層と誘電体層と緑
色発光体層とからなるパターン積層体を電極上に転写し
た。
(東レ(株)製ルミラーT60)を透明基材とし、この
透明基材上に真空蒸着法により膜厚30nmの酸化イン
ジウムスズ(ITO)電極を形成した。次いで、この透
明基材を、ITO電極が上記のパターン積層体を覆うよ
うに固着してEL素子を作製した。
ギー印加を行ったところ、EL素子の発光効率は8ルー
メン/Wとなった。
写材料を用いて接着層と誘電体層と発光体層からなるパ
ターン積層体、あるいは、電極と接着層と誘電体層と発
光体層からなるパターン積層体、あるいは、接着層と誘
電体層と発光体層と透明電極からなるパターン積層体、
あるいは、電極と接着層と誘電体層と発光体層と透明電
極からなるパターン積層体を所望のパターンで転写する
ことができるので、従来のスクリーン印刷法に比べて多
品種少ロットの対応性が大幅に向上し、種々の設計によ
るエレクトロルミネッセンス素子を簡便に製造すること
ができる。
の転写材料の一実施形態を示す概略断面図である。
の転写材料の他の実施形態を示す概略断面図である。
の転写材料の他の実施形態を示す概略断面図である。
の転写材料の他の実施形態を示す概略断面図である。
方法の一実施形態を示す工程図である。
方法の他の実施形態を示す工程図である。
方法の他の実施形態を示す工程図である。
方法の他の実施形態を示す工程図である。
製造用の転写材料 2,12,22,32…支持体 3,13,23,33…剥離層 4,14,24,34…発光体層 5,15,25,35…誘電体層 6,16,26,36…接着層 17,37…電極 28,38…透明電極 51,61,71,81…エレクトロルミネッセンス素
子 52,62,72,82…基材 55,75…電極 56,66…透明電極 57,67,77,87…透明基材 P1,P2,P3,P4…パターン積層体
Claims (17)
- 【請求項1】 支持体と、該支持体上に順次積層された
剥離層、発光体層、誘電体層および接着層とを備え、前
記支持体と前記発光体層との間で剥離可能であることを
特徴とするエレクトロルミネッセンス素子製造用の転写
材料。 - 【請求項2】 前記発光体層、前記誘電体層は、バイン
ダーとして熱溶融性樹脂、熱軟化性樹脂およびワックス
の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1
に記載のエレクトロルミネッセンス素子製造用の転写材
料。 - 【請求項3】 前記接着層上に電極を備えることを特徴
とする請求項1または請求項2に記載のエレクトロルミ
ネッセンス素子製造用の転写材料。 - 【請求項4】 支持体と、該支持体上に順次積層された
剥離層、透明電極、発光体層、誘電体層および接着層と
を備え、前記支持体と前記透明電極との間で剥離可能で
あることを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子製
造用の転写材料。 - 【請求項5】 前記接着層上に電極を備えることを特徴
とする請求項4に記載のエレクトロルミネッセンス素子
製造用の転写材料。 - 【請求項6】 前記支持体が透明基材であることを特徴
とする請求項4に記載のエレクトロルミネッセンス素子
製造用の転写材料。 - 【請求項7】 前記支持体が透明基材であることを特徴
とする請求項5に記載のエレクトロルミネッセンス素子
製造用の転写材料。 - 【請求項8】 電極を形成した基材の該電極上に、請求
項1に記載のエレクトロルミネッセンス素子製造用の転
写材料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前記
転写材料の支持体側から所望のパターン形状で熱を印加
し、その後、前記支持体を剥離することにより前記パタ
ーン形状で接着層と誘電体層と発光体層からなるパター
ン積層体を前記電極上に転写し、その後、透明電極を形
成した透明基材を該透明電極が前記パターン積層体の発
光体層と当接するように固着することを特徴とするエレ
クトロルミネッセンス素子の製造方法。 - 【請求項9】 請求項1に記載のエレクトロルミネッセ
ンス素子製造用の転写材料を所望のパターン形状に加工
し、基材に形成された電極上に、前記加工後の転写材料
を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前記転写材
料の支持体側から熱を印加し、その後、前記支持体を剥
離することにより前記パターン形状で接着層と誘電体層
と発光体層からなるパターン積層体を前記電極上に転写
し、その後、透明電極を形成した透明基材を該透明電極
が前記パターン積層体の発光体層と当接するように固着
することを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子の
製造方法。 - 【請求項10】 基材上に請求項3に記載のエレクトロ
ルミネッセンス素子製造用の転写材料を前記電極が当接
するように重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から所
望のパターン形状で熱を印加し、その後、前記支持体を
剥離することにより前記パターン形状で電極と接着層と
誘電体層と発光体層からなるパターン積層体を前記基材
上に転写し、その後、透明電極を形成した透明基材を該
透明電極が前記パターン積層体の発光体層と当接するよ
うに固着することを特徴とするエレクトロルミネッセン
ス素子の製造方法。 - 【請求項11】 請求項3に記載のエレクトロルミネッ
センス素子製造用の転写材料を所望のパターン形状に加
工し、基材上に前記加工後の転写材料を前記電極が当接
するように重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から熱
を印加し、その後、前記支持体を剥離することにより前
記パターン形状で電極と接着層と誘電体層と発光体層か
らなるパターン積層体を前記基材上に転写し、その後、
透明電極を形成した透明基材を該透明電極が前記パター
ン積層体の発光体層と当接するように固着することを特
徴とするエレクトロルミネッセンス素子の製造方法。 - 【請求項12】 電極を形成した基材の該電極上に、請
求項4に記載のエレクトロルミネッセンス素子製造用の
転写材料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前
記転写材料の支持体側から所望のパターン形状で熱を印
加し、その後、前記支持体を剥離することにより前記パ
ターン形状で接着層と誘電体層と発光体層と透明電極か
らなるパターン積層体を前記電極上に転写し、その後、
透明基材を前記パターン積層体の透明電極と当接するよ
うに固着することを特徴とするエレクトロルミネッセン
ス素子の製造方法。 - 【請求項13】 請求項4に記載のエレクトロルミネッ
センス素子製造用の転写材料を所望のパターン形状に加
工し、基材に形成された電極上に、前記加工後の転写材
料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前記転写
材料の支持体側から熱を印加し、その後、前記支持体を
剥離することにより前記パターン形状で接着層と誘電体
層と発光体層と透明電極からなるパターン積層体を前記
電極上に転写し、その後、透明基材を前記パターン積層
体の透明電極と当接するように固着することを特徴とす
るエレクトロルミネッセンス素子の製造方法。 - 【請求項14】 基材上に請求項5に記載のエレクトロ
ルミネッセンス素子製造用の転写材料を前記電極が当接
するように重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から所
望のパターン形状で熱を印加し、その後、前記支持体を
剥離することにより前記パターン形状で電極と接着層と
誘電体層と発光体層と透明電極からなるパターン積層体
を前記基材上に転写し、その後、透明基材を前記パター
ン積層体の透明電極と当接するように固着することを特
徴とするエレクトロルミネッセンス素子の製造方法。 - 【請求項15】 請求項5に記載のエレクトロルミネッ
センス素子製造用の転写材料を所望のパターン形状に加
工し、基材上に前記加工後の転写材料を前記電極が当接
するように重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から熱
を印加し、その後、前記支持体を剥離することにより前
記パターン形状で電極と接着層と誘電体層と発光体層と
透明電極からなるパターン積層体を前記基材上に転写
し、その後、透明基材を前記パターン積層体の透明電極
と当接するように固着することを特徴とするエレクトロ
ルミネッセンス素子の製造方法。 - 【請求項16】 電極を形成した基材の該電極上に、請
求項6に記載のエレクトロルミネッセンス素子製造用の
転写材料を前記接着層が当接するように重ね合わせ、前
記転写材料の支持体側から熱を印加することを特徴とす
るエレクトロルミネッセンス素子の製造方法。 - 【請求項17】 基材上に請求項7に記載のエレクトロ
ルミネッセンス素子製造用の転写材料を前記電極が当接
するように重ね合わせ、前記転写材料の支持体側から熱
を印加することを特徴とするエレクトロルミネッセンス
素子の製造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000388549A JP4634602B2 (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | エレクトロルミネッセンス素子製造用の転写材料およびエレクトロルミネッセンス素子の製造方法 |
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| JP2002190385A true JP2002190385A (ja) | 2002-07-05 |
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Cited By (3)
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-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000388549A patent/JP4634602B2/ja not_active Expired - Fee Related
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