JP2002196948A - 演算制御装置 - Google Patents

演算制御装置

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JP2002196948A JP2000394807A JP2000394807A JP2002196948A JP 2002196948 A JP2002196948 A JP 2002196948A JP 2000394807 A JP2000394807 A JP 2000394807A JP 2000394807 A JP2000394807 A JP 2000394807A JP 2002196948 A JP2002196948 A JP 2002196948A
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    • B60T8/885Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration with failure responsive means, i.e. means for detecting and indicating faulty operation of the speed responsive control means using electrical circuitry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】故障検出の信頼性を向上させた演算制御装置を
提供する。 【解決手段】制御ユニット2は、アンチロックブレーキ
装置の制御信号を出力し、演算制御装置1の始動時には
監視ユニット3が正常に動作するか否かを検査し、正常
動作しないときには故障警告する。監視ユニット3の正
常動作の確認されたときには、制御ユニット2は、単位
制御動作が正常に実行される毎に診断パルスDCPを送
信し、監視ユニット3は、診断パルスDCPを入力する
ことにより制御ユニット2の動作状態を監視し、単位制
御動作の異常発生の有無をオーバーフロービットの状態
値として制御ユニット2へ通知する。制御ユニット2
は、監視ユニット3から通知されたオーバーフロービッ
トの状態値が異常に対応した状態であった回数を計数し
て内蔵の不揮発性メモリに記憶し、所定の許容回数をこ
えたときに制御ユニット2自身が故障状態にあると判断
して故障警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演算制御装置に関
し、特に、アンチロックブレーキ制御における故障検出
の信頼性を向上させた演算制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行時の安定性を確保するため
に、アンチロックブレーキ制御が使用されているが、制
御装置の誤動作は人命にかかわるので格別の信頼性が要
求される。その一方で、ノイズなどの突発的な要因によ
り誤動作が生じた場合には速やかに正常な制御状態に復
帰させることが望ましい。
【0003】図7は、このような要求を満たすために確
立された従来のアンチロックブレーキ制御用の演算制御
装置のブロック図である。
【0004】演算制御装置70は、アンチロックブレー
キ制御を実行する制御ユニット71と、制御ユニット7
1の動作状態を監視する監視ユニット72とを有してい
る。
【0005】制御ユニット71は、主制御手段73と、
診断パルス発生手段74と、リセット信号入力手段75
とを備えている。主制御手段73は、車輪速など複数の
車輪速センサ信号SWを入力し、予め設定された制御プ
ログラムに基づいてブレーキ液圧の制御量を演算し、ブ
レーキ制御信号CTLを出力する。診断パルス発生手段
74は、単位制御動作の完了毎に主制御手段73から送
信される診断パルス指示信号IDPを受けて所定の範囲
の周期T1を有する診断パルスDCPを出力する。リセ
ット信号入力手段75は、パルス状のリセット信号RS
T1を入力し波形整形して内部リセット信号RST2を
診断パルス発生手段74および主制御手段73へ出力す
る。
【0006】監視ユニット72は、計時手段76と、リ
セット信号出力手段77と警告発生手段78とを備えて
いる。計時手段76は、診断パルスDCPの周期T1を
クロックを計数して計測し、制御ユニット71の動作状
態を診断する。所定のオーバーフロー判定時間T2内に
診断パルスDCPを入力しなかったときには計時手段7
6のカウント値がオーバーフローし、警告指示信号IW
およびリセット指示信号RST0がアクティブレベルと
なる。警告発生手段78は、警告指示信号IWを入力す
ると異常警告信号WRNを外部へ出力する。リセット信
号出力手段77は、リセット指示信号RST0を入力す
るとパルス状のリセット信号RST1を制御ユニット7
1へ出力する。
【0007】図8は、制御ユニット71および監視ユニ
ット72の動作タイミング図である。図8(a)は、正
常動作の後に異常動作が連続して発生した場合の動作タ
イミング図である。正常動作状態では、制御プログラム
が主制御手段73の単位制御の実行完了毎に診断パルス
発行指示ルーチンを実行するようにプログラムされてい
るので、診断パルス発生手段74からは周期T1の診断
パルスDCPが出力される。計時手段76のオーバーフ
ロー判定時間T2(例えば100ms)は、診断パルス
DCPの周期T1(例えば10ms)よりも十分大きく
設定してあり、計時手段76は計測許容時間T2以内に
診断パルスDCPのエッジ(例えば図8のように立ち下
がり側のエッジ)を検出すると制御動作の実行が正常で
あると判断する。
【0008】これに対して、何かの要因で主制御部の制
御プログラムの実行に異常が生じて暴走すると、制御プ
ログラム中の診断パルス発行指示ルーチンを通らなくな
るため、診断パルス発生手段74は診断パルスDCPを
発生しなくなる。計時手段76ではオーバーフロー判定
時間T2内に診断パルスDCPのエッジを検出できない
ので、計時手段76は、制御ユニット71が異常状態に
あると判断して警告指示信号IWをアクティブレベルと
して出力し、警告発生手段78が異常警告信号WRNを
出力する。同時に、計時手段76は、リセット信号出力
手段77にパルス状のリセット信号RST1を発生さ
せ、リセット信号入力手段75を介して診断パルス発生
手段74および主制御手段73を再起動する。
【0009】制御プログラム実行の暴走要因が外部から
の一過性のノイズなどに起因するものであるときには、
主制御手段73を再起動することにより正常状態に復帰
するので、診断パルスDCPはT1の周期で計時手段7
6へ送られ、以後は正常状態と判断される。
【0010】制御プログラム実行の暴走要因が、車輪速
センサ信号SWの継続的な異常、主制御手段73の故
障、診断パルス発生手段74の故障などに起因するとき
には、図8(a)の動作タイミング図に示すようにリセ
ット信号RST1によっても正常動作に復帰せず、異常
警告信号WRNが連続して出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、図7の従
来の演算制御装置70では、継続的に発生する異常に対
しては、異常警告信号を連続して発生させることにより
アンチロックブレーキ制御を停止する等の対応策をとる
ことができ、ノイズ等による一過性の異常に対しては、
一旦リセットして再起動させることにより正常状態に復
帰させてアンチロックブレーキ制御を再開させることが
できる。
【0012】しかしながら、例えば、制御ユニット71
の主制御手段73が故障し、制御プログラム中の特定の
処理ルーチンを実行したときにのみ暴走するような場合
には、異常状態が不規則且つ断続的もしくは散発的に発
生することになる。
【0013】図8(b)は、制御ユニットの異常状態が
断続的に発生する例の動作タイミング図である。計時手
段74が異常状態と判断し、パルス状のリセット信号R
ST1を発生して主制御手段73を再起動するたびに正
常状態に復帰するが、再度異常状態となることが繰り返
される。このような場合には、制御ユニット71が故障
しているにもかかわらず異常警告信号WRNが連続的に
発生されないため、アンチロックブレーキ制御が停止さ
れることはなく、故障を内在した危険な状態のまま走行
することになる。
【0014】また、監視ユニット72の例えば計時手段
76が故障している場合には、制御ユニットの異常を検
出できなくなるが、従来の演算処理装置70では、監視
ユニットが正常に動作するか否かを検査する手段がなか
った。
【0015】本発明の目的は、監視ユニットが正常であ
るか、すなわち制御ユニットの異常状態の検出が可能か
を検査できる機能と、制御ユニットが不規則な間隔で異
常状態になるような故障に対しても故障と判断して故障
警告信号を発生する機能とを併せ備える演算制御装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の演算制御装置
は、診断パルスを入力して周期時間を計時し該周期時間
が所定のオーバーフロー判定時間よりも大きいと判断し
た場合に所定の状態値をとるオーバーフロービットを生
成して所定時間の経過後に出力するとともに、オーバー
フロービットが前記所定の状態値であるときには前記所
定時間遅れの間にパルス状のリセット信号をアクティブ
レベルとして出力する監視ユニットと、制御動作時には
単位制御の実行毎に前記診断パルスを発生し、前記リセ
ット信号のアクティブレベルを入力したときには再起動
されるとともに再起動を含む起動後にオーバーフロービ
ットを入力して記憶し、記憶されたオーバーフロービッ
トが前記所定の状態値ではないときには最初の起動であ
ると判断し前記オーバーフロー判定時間よりも大きい監
視ユニット検査時間のあいだ前記診断パルスの前記監視
ユニットへの出力を停止し、前記監視ユニット検査時間
内にリセット信号を入力しなかった場合に故障警告信号
を発生し、前記記憶されたオーバーフロービットが前記
所定の状態値であるときには再起動と判断し、不揮発性
メモリに記憶されたオーバーフロー発生回数に1を加算
して更新されたオーバーフロー発生回数が所定の許容回
数を超えた場合にも前記故障警告信号を出力する制御ユ
ニットと、を有している。
【0017】また、本発明の演算制御装置は、診断パル
スを入力して周期時間を計時し該周期時間が所定のオー
バーフロー判定時間よりも大きいと判断した場合にオー
バーフローとしてオーバーフロービットを所定の状態値
とする計時手段と、前記計時手段から受けたオーバーフ
ロービットを一時記憶して所定時間の経過後にオーバー
フロービット信号を一時記憶したオーバーフロービット
の状態値に対応した信号レベルとして出力するとともに
前記一時記憶したオーバーフロービットが前記所定の状
態値である場合には異常警告指示信号を出力し前記所定
時間遅れの間にリセット指示信号をアクティブレベルと
して出力し、オーバーフロービットクリア信号のアクテ
ィブレベルを入力したときに前記一時記憶したオーバー
フロービットをクリアするオーバーフロービット転送手
段と、前記異常警告指示信号のアクティブレベルを受け
て異常警告信号を外部へ出力する異常警告手段と、前記
リセット指示信号に基づきパルス状のリセット信号を出
力するリセット信号出力手段とを備えた監視ユニット
と、アンチロックブレーキ装置の車輪速センサからの信
号をもとに車輪の制御量を演算し制御信号を外部へ出力
するとともに単位制御動作が正常に実行される毎に診断
パルスの出力を指示する主制御手段と、前記監視ユニッ
トからオーバーフロービット信号を入力しオーバーフロ
ービットの状態値を記憶して前記監視ユニットに前記オ
ーバーフロービットクリア信号を出力したのちに記憶さ
れたオーバーフロービットがオーバーフローに対応する
所定の状態値ではないときには最初の起動であると判断
して監視ユニット検査指示信号を出力し前記記憶された
オーバーフロービットが前記所定の状態値であるときに
は再起動と判断して不揮発性メモリに記憶したオーバー
フロー発生回数を1だけ増加し更新されたオーバーフロ
ー発生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の故障
警告指示信号を出力する故障判定手段と、前記主制御手
段からの診断パルス出力指示を受けて前記監視ユニット
へ診断パルスを出力し、前記監視ユニット検査指示信号
のアクティブレベルを入力したときに前記オーバーフロ
ー判定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ
診断パルスの発生を停止し前記監視ユニット検査時間内
に内部リセット信号を入力しなかった場合に第2の故障
警告指示信号を発生する診断パルス発生手段と、前記第
1の故障警告指示信号および前記第2の故障警告指示信
号のいずれかがアクティブレベルとなったとき以後には
外部へ継続的に故障警告信号を出力する故障警告手段
と、前記リセット信号を入力して少なくとも前記主制御
手段、前記診断パルス発生手段および前記故障判定手段
に前記内部リセット信号を供給するリセット信号入力手
段とを備えた制御ユニットと、を有して構成しても良
い。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の演算制御装置の
一実施の形態のブロック図である。演算制御装置1は、
制御ユニット2と、監視ユニット3とで構成される。
【0019】制御ユニット2は、主制御手段10と、診
断パルス発生手段11と、故障判定手段12と、故障警
告手段13と、リセット信号入力手段14とを備えてい
る。主制御手段10は、図7の従来例における主制御手
段73と実質的に同一機能であり、リセット信号入力手
段14は、従来例のリセット手段75と実質的に同一機
能である。診断パルス発生手段11は、従来例における
診断パルス発生手段74の診断パルスの発生機能に加え
て、演算制御装置1の最初の起動(以下、始動と称す
る)のときに、故障判定手段12からの指示により監視
ユニットの検査のために監視ユニット検査時間T3のあ
いだ診断パルスの発生を停止する機能を有する。故障判
定手段12および故障警告手段13は、新規に付加され
ている。
【0020】監視ユニット3は、計時手段15と、オー
バーフロービット転送手段16と、異常警告手段17
と、リセット信号出力手段18とを備えている。計時手
段15は、従来例の計時手段76と実質的に同一機能で
あり、リセット信号出力手段18は、従来例のリセット
信号出力手段76と実質的に同一機能であり、異常警告
手段17は、従来例の警告手段78と実質的に同一機能
である。オーバーフロービット転送手段16が、新規に
付加されている。
【0021】制御ユニット2は、アンチロックブレーキ
装置の制御信号を出力し、演算制御装置1の始動時には
監視ユニット3が正常に動作するか否かを検査し、正常
動作しないことが検出されたときには故障警告する。監
視ユニット3の正常動作が確認されたときには、制御ユ
ニット2は、単位制御動作が正常に実行される毎に診断
パルスDCPを出力し、監視ユニット3は、診断パルス
DCPを入力することにより制御ユニット2の動作状態
を監視し、単位制御動作の異常発生の有無をオーバーフ
ロービットの状態値として制御ユニット2へ通知する。
制御ユニット2は、監視ユニット3から通知されたオー
バーフロービットの状態値が異常に対応した状態値であ
った回数を計数し、所定の許容回数Nをこえたときに制
御ユニット2自身が故障状態にあると判断して故障警告
する。
【0022】次に、各手段の機能について詳細に述べ
る。主制御手段10は、アンチロックブレーキ装置の車
輪速センサ信号SWを入力し、予め設定された制御プロ
グラムに基づいてブレーキ液圧の制御量を演算し、ブレ
ーキ制御信号CTLを出力するとともに、この単位制御
動作が正常に実行される毎に診断パルスDCPの発信を
診断パルス発生手段11に指示する診断パルス指示信号
IDPを出力する機能を備えている。
【0023】診断パルス発生手段11は、主制御手段1
0からの診断パルス指示信号IDPを受けて監視ユニッ
ト3へ周期がT1の診断パルスDCPを送信する機能を
備えている。また、診断パルス発生手段11は、監視ユ
ニット検査指示信号TWUのアクティブレベルを入力し
たときには、所定のオーバーフロー判定時間T2よりも
大きい監視ユニット検査時間T3のあいだ診断パルスD
CPの発生を停止し、この監視ユニット検査時間T3内
に内部リセット信号RST2を入力しなかった場合には
第2の故障警告指示信号IT2を発生する機能をも備え
ている。
【0024】故障判定手段12は、監視ユニット3から
オーバーフロービット信号OFBを受けオーバーフロー
ビットの状態値を検出し第1の記憶回路に記憶したのち
監視ユニット3にオーバーフロービットクリア信号OF
Cを送信する機能を備えている。また、故障判定手段1
2は、第1の記憶回路に記憶されたオーバーフロービッ
トが計時手段15におけるオーバーフローに対応する所
定の状態値(例えば“1”とする)ではないときには、
演算制御装置1の始動時であると判断し、監視ユニット
3が正常に動作するか否かを検査するために監視ユニッ
ト検査指示信号TWUを出力する。また、故障判定手段
12は、第1の記憶回路に記憶されたオーバーフロービ
ットが所定の状態値“1”であるときには再起動と判断
して内蔵する不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー
発生回数を1だけ増加して更新し、更新されたオーバー
フロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の
故障警告指示信号IT1を出力する機能をも備えてい
る。
【0025】故障警告手段13は、第1の故障警告指示
信号IT1および前記第2の故障警告指示信号IT2の
いずれかがアクティブレベルとなったとき以後には外部
へ継続的に故障警告信号TRBLを出力する機能を備え
ている。
【0026】リセット信号入力手段14は、監視ユニッ
ト3からのパルス状のリセット信号RST1を入力して
波形整形し、少なくとも前記主制御手段10、前記診断
パルス発生手段11および前記故障判定手段12にパル
ス状の内部リセット信号RST2を供給する機能を備え
ている。
【0027】計時手段15は、診断パルスDCPを入力
して周期時間を計時し、周期時間が単位制御が正常に実
行されたときの診断パルスDCPの周期T1より大きく
設定されたオーバーフロー判定時間T2よりもさらに大
きいと判断した場合にオーバーフローとして状態値信号
OFをオーバーフロービットを所定の状態値“1”に対
応させて出力する機能を備えている。
【0028】オーバーフロービット転送手段16は、計
時手段15からオーバーフロービットの状態値信号OF
を入力し、第2の記憶回路に一時記憶して所定時間Td
の経過後にオーバーフロービット信号OFBをオーバー
フロービットの状態値に対応した信号レベルとして出力
するとともに、オーバーフロービットが所定の状態値
“1”である場合には、異常警告指示信号IWを出力
し、また、所定時間Tdの間にリセット指示信号RST
0をアクティブレベルとして出力する機能を備えてい
る。また、オーバーフロービットクリア信号OFCのア
クティブレベルを入力したときには、オーバーフロービ
ット転送手段16では、第2の記憶回路に一時記憶した
オーバーフロービットがクリアされる。
【0029】異常警告手段17は、前記異常警告指示信
号のアクティブレベルを受けて異常警告信号WRNを外
部へ出力する機能を備えている。
【0030】リセット信号出力手段18は、リセット指
示信号RST0に基づき制御ユニット2へパルス状のリ
セット信号RST1を送信する機能を備えている。
【0031】図2(a)は、故障判断手段12の詳細な
ブロック図であり、図2(b)は、故障判断手段12内
の故障検出部22についてのさらに詳細なブロック図で
ある。
【0032】図2(a)では、故障判定手段12は、オ
ーバーフロービット判断部21と、故障検出部22と、
オーバーフロービットクリア信号発生部23とを有して
いる。オーバーフロービット判断部21は、オーバーフ
ロービット信号OFBを入力してオーバーフロービット
の状態値を内蔵の第1の記憶回路に記憶するとともに、
オーバーフロービットがオーバーフローを示す所定の状
態値“1”であるか否かを判断し、所定の状態値“1”
であるときにはオーバーフロー判断信号OF1をアクテ
ィブレベルとして出力する。故障検出部22は、オーバ
ーフロー判断信号OF1がアクティブレベルになったと
きに内蔵の不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発
生回数COFを読み出し、オーバーフロー発生回数CO
Fに1を加えて更新し、更新されたオーバーフロー発生
回数を不揮発性メモリに書き込むとともに、オーバーフ
ロー発生回数COFが所定の許容回数Nを超えたときに
第1の故障警告指示信号IT1を出力する。オーバーフ
ロービットクリア信号発生部23は、オーバーフロービ
ット判断部21でのオーバーフロービットの記憶完了の
通知を受けてオーバーフロービットクリア信号OFCを
アクティブレベルとしてオーバーフロービット転送手段
16へ出力する。
【0033】故障検出部22についてのさらに詳細なブ
ロック図である図2(b)では、故障検出部22は、不
揮発性メモリ31と、許容回数格納レジスタ32と、カ
ウントアップ回路33と、比較回路34とを有してい
る。不揮発性メモリ31は、オーバーフロー発生回数C
OFおよび許容回数Nを記憶する。許容回数格納レジス
タ32は、オーバーフロー判断信号OF1がアクティブ
レベルに変化すると不揮発性メモリ31に記憶された許
容回数Nを読み出してセットする。カウントアップ回路
33は、オーバーフロー判断信号OF1がアクティブレ
ベルに変化すると不揮発性メモリ31に記憶されたオー
バーフロー発生回数COFを読み出してカウンタにセッ
トし、カウント値を1だけ増加させてカウント数を更新
した後に、不揮発性メモリ31に更新されたオーバーフ
ロー発生回数COFとして書き込む。不揮発性メモリ3
1に記憶することで、オーバーフローの発生により故障
判定手段12がリセットされた後にもリセット前のオー
バーフロー発生回数COFを再現できる。比較回路34
は、カウントアップ回路33のカウンタの更新されたカ
ウント値すなわち更新されたオーバーフロー発生回数C
OFと許容回数格納レジスタ32の許容回数Nとを比較
してオーバーフロー発生回数COFが許容回数Nよりも
大であるときには第1の故障警告指示信号IT1を出力
する。
【0034】図3は、オーバーフロービット転送手段1
6の詳細なブロック図である。オーバーフロービット転
送手段16は、オーバーフロービット記憶部41と、オ
ーバーフロービット送出部42と、オーバーフロービッ
トクリア部43とを有している。オーバーフロービット
記憶部41は、計時手段15から状態値信号OFを受け
てオーバーフロービットの状態値を一時記憶するととも
にオーバーフロービットがオーバーフローを示す所定の
状態値である場合にはリセット指示信号RST0をアク
ティブレベルとして出力するとともにオーバーフロービ
ット送出部42へオーバーフロービットの状態値を通知
する。オーバーフロービット送出部42は、オーバーフ
ロー記憶部41からのオーバーフロービットの状態値の
通知を受け、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービ
ット信号OFBをオーバーフロービットの状態値に対応
した信号レベルとして出力する。オーバーフロービット
クリア部43は、制御ユニット2から入力するオーバー
フロービットクリア信号OFCがアクティブレベルとな
ったときに、オーバーフロービット記憶部41に記憶さ
れたオーバーフロービットをクリアする。
【0035】次に、演算制御装置1の動作について、図
4の制御ユニット2の動作フロー図と図1のブロック図
とを参照して詳細に説明する。
【0036】先ず、演算制御装置1の始動時には、制御
ユニット2および監視ユニット3のリセットが行われ
る。この始動時のリセットに伴い、オーバーフロービッ
ト転送手段16内のオーバーフロービット記憶部41は
オーバーフローが発生していない状態に対応する状態値
“0”に設定される。この後に故障判定手段12内の不
揮発性メモリ31にオーバーフロー発生回数COFとし
て0が書き込まれる。
【0037】次に、図4の動作フローに入り、ステップ
51で、制御ユニット2は、オーバーフロービット信号
OFBにより監視ユニット3から転送されたオーバーフ
ロービットの状態値を故障判定手段12に記憶する。始
動時には、オーバーフロービットの状態値として状態値
“0”が故障判定手段に記憶される。
【0038】次に、ステップ52で、制御ユニット2
は、故障判定手段12からオーバーフロービットクリア
信号OFCを監視ユニット3へ送信する。監視ユニット
3では、オーバーフロービット転送手段16内に記憶さ
れたオーバーフロ−ビットの状態値がクリアされる。始
動時にはオーバーフロービット転送手段16に記憶され
たオーバーフロ−ビットの状態値は“0”であったので
クリア後も“0”のままとなる。
【0039】次に、ステップ53で、制御ユニット2で
は、故障判定手段12に記憶されたオーバーフロービッ
トの状態値が“1”であるか否かを判断する。始動時に
はオーバーフロ−ビットの状態値は“0”であるので、
制御ユニット2は、始動時であると認識してステップ5
4へ進む。
【0040】ステップ54で、制御ユニット2では、故
障判定手段12から診断パルス発生手段11へ監視ユニ
ット検査指示信号TWUを出力し、診断パルス発生手段
11の診断パルスDCPの発生をオーバーフロー判定時
間T2よりも大きい監視ユニット検査時間T3のあいだ
停止する。監視ユニット3が正常であれば、計時手段1
5がオーバーフロー時間T2内に診断パルスDCPを入
力しなかったときにはオーバーフローが発生したと判断
し、オーバーフロービット転送手段16はオーバーフロ
ービットの状態値を“1”として記憶するとともにリセ
ット信号出力手段18へリセット指示信号RST0をア
クティブレベルとして出力し、リセット信号出力手段1
8がパルス状のリセット信号RST1を出力する。監視
ユニット3の計時手段15、オーバーフロービット転送
手段16またはリセット信号出力手段18が故障してい
れば、リセット信号RST1は出力されない。
【0041】次に、ステップ55で、制御ユニット2
は、監視ユニット検査時間T3内にリセット信号RST
1を入力したか否かを判断する。監視ユニット3が故障
しているときには、制御ユニット2は、監視ユニット検
査時間T3内にリセット信号RST1を入力できず、診
断パルス発生手段11は、監視ユニット検査時間T3内
に内部リセット信号RST2によりリセットされないの
で、第2の故障警告指示信号IT2をアクティブレベル
として出力する。
【0042】監視ユニット検査時間T3内にリセット信
号RST1を入力できなかったときにはステップ56に
進み、制御ユニット2の故障警告手段13は、第2の故
障警告指示信号IT2のアクティブレベルを受けて故障
警報信号TRBLをアクティブレベルであるハイレベル
として出力する。
【0043】図5(a)は、監視ユニット3に故障があ
る場合の動作タイミング図である。演算制御装置1の始
動時には、図4のステップ54において制御ユニット2
は診断パルスDCPの送信を監視ユニット検査時間T3
のあいだ停止する。計時手段15は、演算制御装置1全
体に供給されるクロックを計数して時間を測定するが、
監視ユニット3が故障しているためにオーバーフロー判
定時間T2を超えても監視ユニット3はリセット信号R
ST1を出力しないので、制御ユニット2は、監視ユニ
ット検査時間T3の経過後に故障警告信号TRBLを出
力する。このあいだにオーバーフロービット信号OFB
が状態値“1”に対応するハイレベルとなることはない
ので、故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶
されたオーバーフロー発生回数COFは0のままであ
る。
【0044】これに対して、監視ユニット3が正常であ
る場合には、オーバーフロー判定時間T2内に診断パル
スDCPを入力しなかったためオーバーフローが発生し
たと判断し、オーバーフローリセット信号出力手段18
からパルス状のリセット信号RST1を出力する。ステ
ップ55で、制御ユニット2のリセット信号入力手段1
4がリセット信号RST1を入力し、内部リセット信号
RST2を出力して監視ユニット検査時間T3内に診断
パルス発生手段11をリセットし、ステップ51に戻
る。但し、始動時であるため、この時点ではオーバーフ
ロービットの状態値は“0”であり、オーバーフロー発
生回数COFは0である。監視ユニット3は、前述のよ
うにリセット信号RST1を出力するとともに、計時手
段15から送られたオーバーフロービットの状態値
“1”をオーバーフロー転送手段16内の第2のオーバ
ーフロービット記憶部41に一時記憶し、所定時間Td
の経過後にオーバーフロービット信号OFBをオーバー
フロービットの状態値“1”として出力する。このと
き、オーバーフロービットの状態値が“1”であるの
で、監視ユニット3は、異常警告指示信号IWを出力す
る。
【0045】次に、ステップ51では、制御ユニット2
は、再びオーバーフロービット信号OFBにより監視ユ
ニット3から転送されたオーバーフロービットの状態値
を故障判定手段12に記憶するが、今回は、オーバーフ
ロービットの状態値“1”が故障判定手段12に記憶さ
れる。
【0046】次に、ステップ52に進み、制御ユニット
2は、故障判定手段12からオーバーフロービットクリ
ア信号OFCを監視ユニット3へ送信する。監視ユニッ
ト3では、オーバーフロービット転送手段16内に記憶
されたオーバーフロ−ビットの状態値がクリアされて
“0”となるが、監視ユニットの検査時にステップ55
で発生したオーバーフロービットの状態値“1”は、制
御ユニット2の故障判定手段12へ転送済みであるので
支障は生じない。
【0047】次に、ステップ53で、制御ユニット2で
は、オーバーフロービットの状態値が“1”であるかを
判断する。故障判定手段12に記憶されているオーバー
フロービットの状態値は“1”であるので、ステップ5
7へ進むことになる。
【0048】ステップ57で、制御ユニット2では、故
障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶されたオ
ーバーフロー発生回数COFを同じく故障判定手段12
内のカウントアップ回路33に読み出す。不揮発性メモ
リ31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFは0
であるので、カウントアップ回路33には0がセットさ
れる。故障判定手段12に記憶されているオーバーフロ
ービットの状態値が“1”で、不揮発性メモリ31から
読み出したオーバーフロー発生回数COFが0であるこ
とから、制御ユニット2は、監視ユニット3の正常動作
が確認されて制御ユニット自身が再起動された状態であ
ると認識する。
【0049】次に、ステップ58で、カウントアップ回
路33のオーバーフロー発生回数COFに1を加えてオ
ーバーフロー発生回数を更新する。オーバーフロー発生
回数COFは1となる。
【0050】次に、ステップ59で、更新されたオーバ
ーフロー発生回数COFを不揮発性メモリ31書き込
む。不揮発性メモリ31にはオーバーフロー発生回数C
OFとして1が書き込まれる。
【0051】次に、ステップ60で、カウントアップ回
路33のオーバーフロー発生回数COFが、許容回数格
納レジスタ32に格納された所定の許容回数N(Nは1
以上の正整数)よりも大であるかを判断する。COF=
1であるので、許容回数Nより大きくはないと判断して
主制御手段10が制御プログラムの実行を開始する。
【0052】演算制御装置1の始動時に監視ユニット3
が正常と判断された場合には、このように制御プログラ
ムの実行に戻り、以後は主制御手段10がアンチロック
ブレーキ制御の単位制御を実行する。制御ユニット2で
は、主制御手段10は、単位制御が正常に実行される毎
に診断パルス発生指示信号IDPを出力し、これに基づ
いて診断パルス発生手段11が周期T1の診断パルスD
CPを送信する。監視ユニット3では、計時手段15が
診断パルスを入力してクロックを計数することにより診
断パルスの周期時間を計測し、診断パルスの周期T1が
オーバーフロー判定時間T2よりも小さい場合には制御
ユニット2が正常に動作していると判断し、次の診断パ
ルスDCPの入力を待つ。単位制御動作が正常に実行さ
れている限り診断パルスDCPが制御ユニット2から出
力され監視ユニット3が入力することを繰り返す。
【0053】図5(b)は、監視ユニット3が正常であ
る場合の始動時の動作タイミング図である。演算制御装
置1の始動時には、図4のステップ54において制御ユ
ニット2は、診断パルスDCPの送信を監視ユニット検
査時間T3のあいだ停止する。計時手段15は、演算制
御装置1全体に供給されるクロックを計数して時間を測
定し、オーバーフロー判定時間T2を超えるとオーバー
フローと判断し、監視ユニット3はリセット信号RST
1を出力する。また、監視ユニット3は、リセット信号
RST1の出力し、所定時間Tdの経過後にオーバーフ
ロービット信号OFBをオーバーフロービットの状態値
“1”に対応するハイレベルとして出力して制御ユニッ
ト2が受け取る。ステップ53で、オーバーフロービッ
トの状態値が“1”になったことにより監視ユニットが
正常であることが確認されて再起動されたことを制御ユ
ニット2自身が認識し、オーバーフロー発生回数COF
を1に更新して、以後は主制御手段10の制御動作が正
常である限り制御ユニット2は周期T1の診断パルスD
CPの出力を継続する。
【0054】次に、正常動作していた制御ユニット2の
主制御手段10に何らかの故障が生じて不規則な間隔で
診断パルスDCPの異常が発生する場合について図4の
動作フロー図により説明する。
【0055】制御プログラムは、主制御手段10の単位
制御の実行完了毎に診断パルス発行指示ルーチンを実行
するようにプログラムされているので、主制御手段10
の制御動作に異常が生じると制御ユニット2から診断パ
ルスDCPが発生されなくなり、監視ユニット3は、オ
ーバーフローと判断してリセット信号出力手段18から
リセット信号RST1を出力して制御ユニットを再起動
するとともに、所定時間Tdの経過後にオーバーフロー
ビット転送手段16によりオーバーフロービットの状態
を制御ユニット2の故障判定手段12へ出力する。この
後に制御ユニット2は、図4のステップ51,52,5
3,57,58,59,60のフローで動作する。
【0056】演算制御装置1の始動後に正常動作を継続
していて、初めて主制御装置に異常が発生したものと
し、図6の動作タイミング図の時刻TAから後を参照し
て演算制御装置1の動作を説明する。なお、時刻TAよ
り前の動作は図5(b)と同一である。
【0057】先ず、ステップ51で、制御ユニット2
は、監視ユニット3から出力されたオーバーフロービッ
トの状態値が“1”であることを記憶する。監視ユニッ
ト3ではオーバーフローを検出済みであるので、異常警
告信号WRNをハイレベルとして出力している。
【0058】次に、ステップ52で、制御ユニット2
は、オーバーフロービットクリア信号を監視ユニットへ
出力する。これにより、監視ユニット3のオーバーフロ
ー転送手段16内に記憶されたオーバーフロービットの
状態値がクリアされる。次に、ステップ53でオーバー
フロービットの状態値を判断し、“1”であるのでステ
ップ57に進んで故障判定手段12内の不揮発性メモリ
31からオーバーフロー発生回数COFを読み出す。不
揮発性メモリ31に記憶されたオーバーフロー発生回数
は1である。
【0059】ステップ58で、オーバーフロー発生回数
COFに1を加えてCOF=2として更新し、ステップ
59で不揮発性メモリ31に書き戻す。ステップ60で
更新されたオーバーフロー発生回数COFが許容回数N
を超えたか否かを判断し、超えていなければ、診断パル
ス発生手段11から診断パルスDCPを発生し、監視ユ
ニットは、診断パルスDCPのエッジを受けて異常警告
信号WRNをインアクティブのローレベルに戻し、主制
御手段10による制御プログラムの実行へ復帰する。
【0060】制御ユニット2の主制御手段10の制御動
作に異常が生じる毎に、監視ユニット3は、オーバーフ
ローと判断してリセット信号出力手段18からリセット
信号RST1を出力して制御ユニットを再起動するとと
もに、所定時間Tdの経過後にオーバーフロービット転
送手段16によりオーバーフロービットの状態を制御ユ
ニット2の故障判定手段12へ出力し、これを受けて制
御ユニット2ではステップ51からステップ60への一
連の動作が実行され、その度にオーバーフロー発生回数
COFは1ずつ増加する。
【0061】故障判定手段12内の不揮発性メモリ31
に記憶されたオーバーフロー発生回数COFがNのとき
に主制御手段10の制御動作に異常が生じると、ステッ
プ58でCOF=(N+1)となり、ステップ60でC
OF>Nであるため、故障判定手段12が第1の故障警
告指示信号IT1をアクティブレベルとして出力する。
【0062】次に、ステップ56に進んで、制御ユニッ
ト2の故障警告手段13は、第1の故障警告指示信号I
T1のアクティブレベルを受けて故障警報信号TRBL
をハイレベルとして継続的に出力する。
【0063】以上に説明したように、本実施の形態で
は、始動時であることを検出して監視ユニット3が正常
に動作するか否かを検査するようにし、また、オーバー
フロービットの状態値の検出および転送の制御のタイミ
ングを調整するとともにオーバーフロー発生回数COF
を故障判定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶する
ことにより再起動時にオーバーフロービットの状態値お
よびオーバーフロー発生回数の情報が維持されるように
してオーバーフロー発生回数COFが所定の許容回数N
を超えたことを検出できるようにしたので、監視ユニッ
ト3の故障検査機能および制御ユニット2が不規則に異
常状態となる故障に対する故障検出機能をも併せ持って
いる。許容回数Nの値を適切に設定することにより偶発
的なノイズによる制御ユニット2の異常に対しては従来
の装置と同様に再起動することにより速やかに正常な制
御動作に復帰し、異常の発生頻度が大きい場合には異常
が連続的であっても断続的または散発的であっても等し
く制御ユニット2の故障と判断することができる。
【0064】また、本実施の形態の演算制御装置1が故
障警告を発生した場合に、監視ユニットの故障ではオー
バーフロー発生回数COFは0の状態であり、制御ユニ
ットの故障ではオーバーフロー発生回数COFは(N+
1)となっている。オーバーフロー回数COFは故障判
定手段12内の不揮発性メモリ31に記憶されているた
め、故障警告後に一旦演算制御装置1の電源を切断して
停止し、再度始動した場合においても、不揮発性メモリ
31に記憶されたオーバーフロー発生回数COFを読み
出すことにより、監視ユニット3の故障であったか、制
御ユニットの故障であったかを容易に判断できる。
【0065】なお、図4で、ステップ57の不揮発性メ
モリからのオーバーフロー発生回数の読み出しは、ステ
ップ51からステップ53までの処理時間に余裕があれ
ばステップ51からステップ53までのどの段階へ移行
させて良く、故障判定手段の機能をそのように変更して
も良い。また、許容回数Nは、ROMに記録された固定
データを許容回数格納レジスタに読み出すようにしても
良いが、許容回数セット時に外部から許容回数格納レジ
スタ32に一旦書き込み、それを不揮発性メモリに書き
込むようにして変更できるようにしても良い。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の演算制御装置
は、制御ユニットに異常が発生したときに監視ユニット
が正常に検出可能かを始動時に検査する監視ユニット検
査機能と、制御ユニットが不規則な間隔で異常となると
きにおいても所定回数を超えて異常が発生する場合に故
障と判断する制御ユニットの故障判定機能とを合わせ備
えるので、従来の装置に比較してアンチロックブレーキ
制御における故障検出の信頼性を格段に向上させること
が可能であり、また、故障が発生したときに故障個所の
判断も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の演算制御装置の一実施の形態のブロッ
ク図である。
【図2】(a)は、故障判断手段の詳細なブロック図で
あり、(b)は、故障判断手段内の故障検出部について
のさらに詳細なブロック図である。
【図3】オーバーフロービット転送手段の詳細なブロッ
ク図である。
【図4】制御ユニットの動作フロー図である。
【図5】(a)は、監視ユニットに故障がある場合の動
作タイミング図であり、(b)は、監視ユニットが正常
である場合の動作タイミング図である。
【図6】制御ユニットの異常を不規則に繰り返す場合の
動作タイミング図である。
【図7】従来の演算制御装置のブロック図である。
【図8】従来の演算制御装置の動作タイミング図であ
り、(a)は、正常動作の後に異常動作が連続して発生
した場合で、(b)は、制御ユニットの異常状態が断続
的に発生する場合である。
【符号の説明】
1 演算制御装置 2 制御ユニット 3 監視ユニット 10 主制御手段 11 診断パルス発生手段 12 故障判定手段 13 故障警告手段 14 リセット信号入力手段 15 計時手段 16 オーバーフロービット転送手段 17 異常警告手段 18 リセット信号出力手段 22 故障検出部 31 不揮発性メモリ 32 許容回数格納レジスタ 33 カウントアップ回路 DCP 診断パルス OFB オーバーフロービット信号 OFC オーバーフロービットクリア信号 RST1 リセット信号 TRBL 故障警告信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断パルスを入力して周期時間を計時し
    該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大き
    いと判断した場合に所定の状態値をとるオーバーフロー
    ビットを生成して所定時間の経過後に出力するととも
    に、オーバーフロービットが前記所定の状態値であると
    きには前記所定時間の間にパルス状のリセット信号をア
    クティブレベルとして出力する監視ユニットと、 制御動作時には単位制御の実行毎に前記診断パルスを発
    生し、前記リセット信号のアクティブレベルを入力した
    ときには再起動されるとともに再起動を含む起動後にオ
    ーバーフロービットを入力して記憶し、記憶されたオー
    バーフロービットが前記所定の状態値ではないときには
    最初の起動であると判断し前記オーバーフロー判定時間
    よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ前記診断パ
    ルスの前記監視ユニットへの出力を停止し、前記監視ユ
    ニット検査時間内にリセット信号を入力しなかった場合
    に故障警告信号を発生し、前記記憶されたオーバーフロ
    ービットが前記所定の状態値であるときには再起動と判
    断し、不揮発性メモリに記憶されたオーバーフロー発生
    回数に1を加算して更新されたオーバーフロー発生回数
    が所定の許容回数を超えた場合にも前記故障警告信号を
    出力する制御ユニットと、を有することを特徴とする演
    算制御装置。
  2. 【請求項2】 診断パルスを入力して周期時間を計時し
    該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大き
    いと判断した場合にオーバーフロービットを所定の状態
    値として一時記憶して所定時間の経過後に一時記憶した
    オーバーフロービットの状態値に対応した信号レベルと
    してオーバーフロービット信号を出力するとともに前記
    一時記憶したオーバーフロービットが前記所定の状態値
    である場合には前記所定時間の間にリセット指示信号を
    アクティブレベルとして出力し、オーバーフロービット
    クリア信号のアクティブレベルを入力したときに前記一
    時記憶したオーバーフロービットをクリアする計時/転
    送手段と、前記リセット指示信号に基づきパルス状のリ
    セット信号を出力するリセット信号出力手段とを備える
    監視ユニットと、 単位制御動作の正常実行終了毎に前記監視ユニットに対
    し前記診断パルスを出力するとともに、前記オーバーフ
    ロービット信号を入力しオーバーフロービットの状態値
    を記憶して前記監視ユニットに前記オーバーフロービッ
    トクリア信号を出力したのち、記憶されたオーバーフロ
    ービットが前記所定の状態値ではないときには最初の起
    動であると判断して前記オーバーフロー判定時間よりも
    大きい監視ユニット検査時間のあいだ前記診断パルスの
    出力を停止し前記監視ユニット検査時間内に内部リセッ
    ト信号のアクティブレベルを入力しなかった場合に故障
    警告指示信号出力し、オーバーフロービットが前記所定
    の状態値であるときには不揮発性メモリに記憶したオー
    バーフロー発生回数を1だけ増加して更新されたオーバ
    ーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたときに前記
    故障警告指示信号を出力する診断パルス発生/故障判定
    手段と、前記故障警告指示信号がアクティブレベルとな
    ったとき外部へ故障警告信号を出力する故障警告手段
    と、前記監視ユニットからの前記リセット信号を入力し
    て前記内部リセット信号を出力するリセット信号入力手
    段とを備えた制御ユニットと、を有することを特徴とす
    る演算制御装置。
  3. 【請求項3】 診断パルスを入力して周期時間を計時し
    該周期時間が所定のオーバーフロー判定時間よりも大き
    いと判断した場合にオーバーフローとしてオーバーフロ
    ービットを所定の状態値とする計時手段と、前記計時手
    段から受けたオーバーフロービットを一時記憶して所定
    時間の経過後にオーバーフロービット信号を一時記憶し
    たオーバーフロービットの状態値に対応した信号レベル
    として出力するとともに前記一時記憶したオーバーフロ
    ービットが前記所定の状態値である場合には異常警告指
    示信号を出力し前記所定時間の間にリセット指示信号を
    アクティブレベルとして出力し、オーバーフロービット
    クリア信号のアクティブレベルを入力したときに前記一
    時記憶したオーバーフロービットをクリアするオーバー
    フロービット転送手段と、前記異常警告指示信号のアク
    ティブレベルを受けて異常警告信号を外部へ出力する異
    常警告手段と、前記リセット指示信号に基づきパルス状
    のリセット信号を出力するリセット信号出力手段とを備
    えた監視ユニットと、 アンチロックブレーキ装置の車輪速センサからの信号を
    もとに車輪の制御量を演算し制御信号を外部へ出力する
    とともに単位制御動作が正常に実行される毎に診断パル
    スの出力を指示する主制御手段と、前記監視ユニットか
    らオーバーフロービット信号を入力しオーバーフロービ
    ットの状態値を記憶して前記監視ユニットに前記オーバ
    ーフロービットクリア信号を出力したのちに記憶された
    オーバーフロービットがオーバーフローに対応する所定
    の状態値ではないときには最初の起動であると判断して
    監視ユニット検査指示信号を出力し前記記憶されたオー
    バーフロービットが前記所定の状態値であるときには再
    起動と判断して不揮発性メモリに記憶したオーバーフロ
    ー発生回数を1だけ増加し更新されたオーバーフロー発
    生回数が所定の許容回数を超えたときに第1の故障警告
    指示信号を出力する故障判定手段と、前記主制御手段か
    らの診断パルス出力指示を受けて前記監視ユニットへ診
    断パルスを出力し、前記監視ユニット検査指示信号のア
    クティブレベルを入力したときに前記オーバーフロー判
    定時間よりも大きい監視ユニット検査時間のあいだ診断
    パルスの発生を停止し前記監視ユニット検査時間内に内
    部リセット信号を入力しなかった場合に第2の故障警告
    指示信号を発生する診断パルス発生手段と、前記第1の
    故障警告指示信号および前記第2の故障警告指示信号の
    いずれかがアクティブレベルとなったとき以後には外部
    へ継続的に故障警告信号を出力する故障警告手段と、前
    記リセット信号を入力して少なくとも前記主制御手段、
    前記診断パルス発生手段および前記故障判定手段に前記
    内部リセット信号を供給するリセット信号入力手段とを
    備えた制御ユニットと、を有することを特徴とする演算
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記故障判定手段が、オーバーフロービ
    ット信号を入力してオーバーフロービットの状態値を記
    憶するとともにオーバーフロービットがオーバーフロー
    を示す所定の状態値であるか否かを判断し前記所定の状
    態値であるときにはオーバーフロー判断信号をアクティ
    ブレベルとして出力するオーバーフロービット判断部
    と、 前記オーバーフロービット判断部でのオーバーフロービ
    ットの記憶完了の通知を受けてオーバーフロービットク
    リア信号をアクティブレベルとして出力するオーバーフ
    ロービットクリア信号発生部と、 前記オーバーフロー判断信号がアクティブレベルになっ
    たときに不揮発性メモリに記憶したオーバーフロー発生
    回数を読み出し1を加えて更新されたオーバーフロー発
    生回数として前記不揮発性メモリに書き込むとともに前
    記オーバーフロー発生回数が所定の許容回数を超えたと
    きに第1の故障警告指示信号を出力する故障検出部とを
    有する請求項3記載の演算制御装置。
  5. 【請求項5】 前記故障検出部が、 オーバーフロー発生回数および所定の許容回数を記憶す
    る不揮発性メモリと、 前記オーバーフロー判断信号がアクティブレベルに変化
    したときに前記不揮発性メモリに記憶されたオーバーフ
    ロー発生回数を読み出してカウンタにセットしカウント
    値を1だけ増加させてカウント数を更新した後に前記不
    揮発性メモリにオーバーフロー発生回数として書き込む
    カウントアップ回路と、 前記オーバーフロー判断信号がアクティブレベルに変化
    すると前記不揮発性メモリに記憶された所定の許容回数
    を読み出してセットする許容回数格納レジスタと、前記
    カウントアップ回路のカウンタの更新されたカウント値
    と前記許容回数格納レジスタの許容回数とを比較して前
    者が後者よりも大であるときには第1の故障警告指示信
    号を出力する比較回路とを有する請求項4記載の演算制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の許容回数を、外部から前記許
    容回数格納レジスタを介して不揮発性メモリの所定アド
    レス領域に書き込む請求項5記載の演算制御装置。
  7. 【請求項7】 前記オーバーフロービット転送手段が、 計時手段から受けたオーバーフロービットを一時記憶す
    るとともにオーバーフロービットがオーバーフローを示
    す所定の状態値である場合にはリセット指示信号をアク
    ティブレベルとして出力するオーバーフロービット記憶
    部と、 前記オーバーフロービット記憶部からオーバーフロービ
    ットの状態値の通知を受けて所定時間の経過後にオーバ
    ーフロービット信号を前記オーバーフロービットの状態
    値に対応した信号レベルとして出力するオーバーフロー
    ビット送出部と、 制御ユニットから入力するオーバーフロービットクリア
    信号がアクティブレベルとなったときに前記オーバーフ
    ロービット記憶部に記憶されたオーバーフロービットを
    クリアするオーバーフロービットクリア部とを有する請
    求項3記載の演算制御装置。
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