JP2002207380A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002207380A
JP2002207380A JP2001000933A JP2001000933A JP2002207380A JP 2002207380 A JP2002207380 A JP 2002207380A JP 2001000933 A JP2001000933 A JP 2001000933A JP 2001000933 A JP2001000933 A JP 2001000933A JP 2002207380 A JP2002207380 A JP 2002207380A
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roller
belt
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賢 谷野
Yoshihiro Fukubatake
好博 福畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転する一対の定着用ローラ間において記録
媒体にトナーを定着させるにあたり、定着装置が大型化
したり、ランニングコストが高く付くことがなく、トナ
ーが記録媒体に十分に定着されるようにする。 【解決手段】 トナーtが供給された記録媒体1を回転
する一対の定着用ローラ11,12 間に導いて記録媒体にト
ナーを定着させる定着装置において、少なくともトナー
が供給された記録媒体の面と対向する一方の定着用ロー
ラ11に加熱装置14を設けると共に、この定着用ローラよ
りも周長が長くなった可撓性の定着用ベルト13をこの定
着用ローラの外周に設け、定着用ベルトを介して一対の
定着用ローラを圧接させたニップ部分よりも記録媒体の
送り方向下流側において定着用ベルトにたるみ部を形成
し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に接
触させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、記録媒体に供給された
トナーを記録媒体に定着させるのに使用する定着装置に
係り、特に、トナーが供給された記録媒体を回転する一
対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着
させるようになった定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、記録媒体上にトナーを供給し、こ
のトナーを定着装置によって記録媒体に定着させること
が行われていた。
【0003】ここで、このような定着装置として、従来
においては、一般に図1に示すように、トナーtが供給
された記録媒体1を一対の定着用ローラ2,3間に導
き、この一対の定着用ローラ2,3間においてトナーt
を記録媒体1に定着させるようにしていた。
【0004】また、このように一対の定着用ローラ2,
3間においてトナーtを記録媒体1に定着させるにあた
り、トナーtが記録媒体1に十分に定着されるように、
各定着用ローラ2,3内に加熱装置4,5を設けると共
に、各定着用ローラ2,3の外周部に弾性層2a,3a
を設け、上記の加熱装置4,5によって各定着用ローラ
2,3を加熱させると共に、定着用ローラ2,3を圧接
させて、各定着用ローラ2,3の外周部に設けられた弾
性層2a,3a間におけるニップ部分の長さを長くし、
トナーtが十分に加熱,加圧されて記録媒体1に定着さ
れるようにしていた。
【0005】一方、近年においては、上記のような画像
形成装置の高速化が図られ、トナーtを速い速度で十分
に記録媒体1に定着させることが必要になり、またフル
カラー画像形成装置においては、記録媒体1上に複数色
のトナーtが供給されてトナーtの層が厚くなり、この
ように層が厚くなったトナーtを記録媒体1に十分に定
着させることが必要になった。
【0006】ここで、上記のような定着装置において、
トナーtを速い速度で十分に記録媒体1に定着させた
り、層が厚くなったトナーtを記録媒体1に十分に定着
させるためには、上記の定着用ローラ2,3間におい
て、トナーtを加熱,加圧するニップ部分の長さをさら
に長くすることが必要になった。
【0007】そして、このように定着用ローラ2,3間
におけるニップ部分の長さを長くするためには、上記の
各定着用ローラ2,3の径を大きくしたり、各定着用ロ
ーラ2,3の外周部に設ける弾性層2a,3aを厚くす
る等の方法が考えられる。
【0008】しかし、上記のように定着用ローラ2,3
の径を大きくした場合には、定着装置が大型化したり、
記録媒体1がトナーtと接触する定着用ローラ2に巻き
付きやすくなるという問題があり、また定着用ローラ
2,3の外周部に設ける弾性層2a,3aを厚くした場
合には、各定着用ローラ2,3の外周面まで熱が伝わり
にくくなり、トナーtを十分に加熱することができなく
なって、記録媒体1にトナーtが十分に定着されなくな
ったり、また各定着用ローラ2,3の外周面を十分に加
熱するために、大きな電力が必要になって、ランニング
コストが高く付く等の問題があった。
【0009】また、近年においては、特開平9−114
283号公報に示されるように、加熱ローラと複数の支
持ローラに無端状の定着用ベルトを掛け渡し、この定着
用ベルトを介して加熱ローラを加圧ローラに押し付ける
と共に、さらに下流側において定着用ベルトを圧接部材
により加圧ローラに押し付け、定着用ベルトと加圧ロー
ラとのニップ領域を長くして、このニップ領域において
トナーを記録媒体に定着させるようにしたベルト定着装
置が提案されている。
【0010】しかし、このようなベルト定着装置の場
合、定着用ベルトを加熱ローラと複数の支持ローラに掛
け渡して移動させるため、定着装置が大きくなって、画
像形成装置が大型化するという問題があり、また上記の
ように定着用ベルトが加熱ローラと複数の支持ローラに
掛け渡して移動している間に、この定着用ベルトが冷却
されてしまい、トナーを十分に加熱させて記録媒体に定
着させることができなくなったり、またトナーを記録媒
体に十分に定着させるため、加熱ローラによって定着用
ベルトを加熱させる条件を強くすることが必要になっ
て、ランニングコストが高く付いたり、さらに定着用ベ
ルトを介して複数の支持ローラを加熱させるために、ウ
オーミングアップに時間を要する等の問題があった。
【0011】また、従来のベルト定着装置の場合には、
ベルトとローラとのニップ部において、記録媒体がカー
ルしたり皺が発生したりし、さらに巻き付きやジャムを
発生する問題もあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、記録媒体
に供給されたトナーを記録媒体に定着させる定着装置に
おける上記のような問題を解決することを課題とするも
のであり、トナーが供給された記録媒体を回転する一対
の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定着さ
せるにあたり、定着装置が大型化したり、ランニングコ
ストが高く付いたりするということがなく、記録媒体に
供給されたトナーが記録媒体に十分に定着されるように
することを課題としている。
【0013】さらに、従来のベルト定着装置の場合のよ
うに、記録媒体がカールしたり皺が発生したりするのを
抑制し、巻き付きやジャムが発生しにくい定着装置を提
供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明における定着装
置においては、上記のような課題を解決するため、トナ
ーが供給された記録媒体を回転する一対の定着用ローラ
間に導いて、記録媒体にトナーを定着させる定着装置に
おいて、少なくともトナーが供給された記録媒体の面と
対向する一方の定着用ローラに加熱装置を設けると共
に、この一方の定着用ローラよりも周長が長くなった可
撓性の定着用ベルトをこの一方の定着用ローラの外周に
設け、この定着用ベルトを介して上記の一対の定着用ロ
ーラを圧接させると共に、この圧接されたニップ部分よ
りも記録媒体の送り方向下流側において上記の定着用ベ
ルトにたるみ部を形成し、この定着用ベルトのたるみ部
を他方の定着用ローラの外周面に接触させるようにした
のである。
【0015】そして、この発明における定着装置におい
ては、トナーが供給された記録媒体の面と対向する一方
の定着用ローラに設けられた加熱装置により、この定着
用ローラを介して定着用ベルトを加熱すると共に、この
定着用ベルトを介して一対の定着用ローラが圧接された
ニップ部分において、加熱された定着用ベルトと他方の
定着用ローラとにより記録媒体を挟持し、記録媒体に供
給されたトナーを加熱,加圧して記録媒体に定着させ、
さらにこのニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側
において、上記の定着用ベルトのたるみ部と他方の定着
用ローラとの接触部分でトナーを記録媒体に定着させる
ようになっている。
【0016】このため、この発明における定着装置にお
いては、記録媒体に供給されたトナーが記録媒体に十分
に定着されるようになる。
【0017】また、この発明の定着装置においては、上
記のように定着用ベルトを一方の定着用ローラの外周に
設け、上記のニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流
側においてたるみ部を形成しているだけであるため、定
着用ベルトを加熱ローラと複数の支持ローラに掛け渡し
て移動させるようにした従来のベルト定着装置のよう
に、定着装置が大きくなるということがなく、また定着
用ベルト全体を加熱するのに時間がかかったり、加熱ロ
ーラと複数の支持ローラとの間を移動している途中に定
着用ベルトが冷却されるということもなく、定着用ベル
トが速やかに十分に加熱され、ランニングコストが高く
付いたり、ウォーミングアップに時間を要するというこ
ともない。
【0018】また、上記のようにしてトナーが記録媒体
に定着された後、上記の接触部分から記録媒体が離れる
段階では、定着用ベルトの曲率が小さくなると共に、記
録媒体に定着されたトナーがある程度冷却された状態に
なって、トナーが定着用ベルトに付着するのが抑制され
ると共に、記録媒体が定着用ベルトから分離されやすく
なり、記録媒体が定着用ベルトに巻き付くのも防止され
るようになる。
【0019】また、この発明の定着装置において、上記
の一対の定着用ローラにおける少なくとも1つの定着用
ローラの外周部に弾性層を設けると、定着用ベルトを介
して一対の定着用ローラを圧接された場合におけるニッ
プ部分の長さが長くなり、記録媒体に供給されたトナー
がさらに記録媒体に十分に定着されるようになる。
【0020】また、この発明の定着装置において、上記
のように定着用ベルトを介して一対の定着用ローラを圧
接させた場合における上記のニップ部分から定着用ベル
トのたるみ部が他方の定着用ローラの表面に接触された
接触部分までの間に変曲点を持つようにすると、この変
曲点を境にして記録媒体に逆の方向の曲げ力が加わるよ
うになり、記録媒体のカールや皺の原因となる記録媒体
の曲がりが抑制されて通紙性が向上するために、記録媒
体が定着用ベルトや定着ローラに巻き付くのが一層防止
され、ジャム等の通紙トラブルが発生するのが減少す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
定着装置を、添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0022】この実施形態における定着装置において
は、図2に示すように、円筒状になった芯金11a,1
2aの外周面に弾性層11b,12bが設けられた一対
の定着用ローラ11,12を対向するように設け、トナ
ーtが供給された記録媒体1の面と対向する一方の定着
用ローラ11の外周に、この定着用ローラ11よりも周
長が長くなった可撓性の定着用ベルト13を設けると共
に、各定着用ローラ11,12の内部にハロゲンヒータ
等の加熱装置14,15を設けている。
【0023】そして、この定着用ベルト13を介して上
記の一対の定着用ローラ11,12を圧接させてニップ
部分を形成する共に、円柱状になった押さえ部材16に
より定着用ベルト13を上記の一方の定着用ローラ11
の軸方向に沿ってこの定着用ローラ11の外周面に押し
付け、上記のニップ部分よりも記録媒体1の送り方向下
流側において、この定着用ベルト13を定着用ローラ1
1の外周面から離してたるみ部を形成し、このたるみ部
を他方の定着用ローラ12の外周面に接触させるように
している。
【0024】ここで、上記のように一対の定着用ローラ
11,12を圧接させてニップ部分を形成するにあたっ
ては、定着用ベルト13が設けられていない他方の定着
用ローラ12の弾性層12bが定着用ベルト13が設け
られた一方の定着用ローラ11の弾性層11bより大き
く凹んで、上記のニップ部分から定着用ベルト13のた
るみ部が他方の定着用ローラ12の外周面と接触した接
触部分までの間に変曲点Pを持つようにしている。
【0025】ここで、この実施形態の定着装置によって
記録媒体1に供給されたトナーtを記録媒体1に定着さ
せるにあたっては、上記の各加熱装置14,15によっ
て各定着用ローラ11,12及び定着用ベルト13を加
熱させると共に、各定着用ローラ11,12の回転にと
もなって、定着用ベルト13を一方の定着用ローラ11
の外周側で移動させるようにする。
【0026】そして、トナーtが供給された記録媒体1
の面が上記の定着用ベルト13と接触するようにして、
記録媒体1を定着用ベルト13と他方の定着用ローラ1
2との間に導き、上記のニップ部分において加熱された
定着用ベルト13と他方の定着用ローラ12との間でト
ナーtが供給された記録媒体1をニップし、記録媒体1
に供給されたトナーtを加熱,加圧して記録媒体1に定
着させ、さらにこのニップ部分よりも記録媒体1の送り
方向下流側において、定着用ベルト13のたるみ部と他
方の定着用ローラ12とが接触する接触部分においても
記録媒体1をニップして、トナーtを記録媒体1に定着
させるようにする。
【0027】このようにすると、トナーtが供給された
記録媒体1が定着用ベルト13と他方の定着用ローラ1
2とにより長くニップされて、記録媒体1に供給された
トナーtが記録媒体1に十分に定着されるようになる。
【0028】そして、このようにしてトナーtが記録媒
体1に定着された後、この記録媒体1が上記の接触部分
から離れる段階では、定着用ベルト13の曲率が小さく
なっていると共に、定着用ベルト13の温度がある程度
低くなって、記録媒体1に定着されたトナーtもある程
度冷却され、トナーtが定着用ベルト13に付着するの
が抑制されると共に、記録媒体1が定着用ベルト13か
らうまく分離されるようになり、記録媒体1が定着用ベ
ルト13に巻き付くのが防止される。
【0029】また、この実施形態の定着装置において
は、上記のようにニップ部分から定着用ベルト13のた
るみ部が他方の定着用ローラ12の外周面と接触した接
触部分までの間に変曲点Pを持つようにしているため、
この変曲点Pを境にして記録媒体1に逆の方向の曲げ力
が加わるようになり、記録媒体1の曲がりが抑制される
と共に、記録媒体1が定着用ベルト13に巻き付くのが
より一層防止される。
【0030】ここで、この実施形態の定着装置におい
て、上記の各定着用ローラ11,12における芯金11
a,12aとしては、機械的強度や熱伝導性に優れた材
料で構成されたものを用いることが好ましく、例えば、
アルミニウム、SUS、鉄、銅、真鍮等の金属及びこれ
らの合金、セラミック、繊維強化金属等の材料で構成さ
れたものを用いることができる。
【0031】また、芯金11a,12aの外周面に設け
る弾性層11b,12bの材料としては、公知の弾性材
料を使用することができ、例えば、シリコーンゴム、フ
ッ素ゴム等を用いることができるが、表面張力が小さ
く、弾性及び熱的安定性に優れているシリコーンゴムを
用いることが好ましい。そして、このようなシリコーン
ゴムとしては、RTVシリコーンゴム、HTVシリコー
ンゴム等を用いることができ、具体的には、ポリジメチ
ルシリコーンゴム(MQ)、メチルフェニルシリコーン
ゴム(PMQ)、メチルビニルシリコーンゴム(VM
Q)、フルオロシリコーンゴム(FVMQ)等を用いる
ことができる。
【0032】また、これらの弾性層11b,12bが変
形して適切なニップ部分が形成されるようにすると共
に、熱効率を高めるためには、これらの弾性層11b,
12bのゴム硬度が、好ましくはJIS A硬度で1〜
30度、より好ましくは1〜10度になるようにする。
【0033】そして、このような弾性層11b,12b
を芯金11a,12aの外周面に設けるにあたり、弾性
層11b,12bの厚みが厚くなり過ぎると、加熱装置
14,15による熱が定着用ローラ11,12の外周面
に伝わりにくくなり、上記の定着用ベルト13を所定の
温度に加熱するのに大きな電力や時間を要するようにな
るため、弾性層11b,12bの厚みが好ましくは5m
m以下、より好ましくは3mm以下になるようにする。
一方、弾性層11b,12bの厚みが薄くなりすぎる
と、上記のように定着用ローラ11,12を圧接させた
場合におけるニップ部分の長さが短くなって、記録媒体
1に対してトナーtを十分に定着させることができなく
なるおそれがある。このため、弾性層11b,12bの
厚みを、0.1〜2.0mmの範囲にすることが好まし
いが、さらに熱効率を高めるために、必要に応じて、定
着用ベルト13を掛け渡して定着用ローラ11における
弾性層11bをなくすことも可能である。
【0034】また、上記のように一対の定着用ローラ1
1,12を圧接させた場合に、定着用ベルト13が設け
られていない他方の定着用ローラ12の弾性層12bが
定着用ベルト13が設けられた一方の定着用ローラ11
の弾性層11bより大きく凹んで、変曲点Pが形成され
るようにするためには、例えば、他方の定着用ローラ1
2の弾性層12bを、一方の定着用ローラ11の弾性層
11bよりも柔らかい弾性材料で構成したり、他方の定
着用ローラ12の弾性層12bの厚みが、一方の定着用
ローラ11の弾性層11bの厚みより大きくしたり、こ
れらを組み合わせて調整することができる。
【0035】ここで、他方の定着用ローラ12の弾性層
12bを、一方の定着用ローラ11の弾性層11bより
も柔らかい弾性材料で構成するにあたり、両弾性層11
b,12bにおけるゴム硬度の差が少ないと、うまく凹
形状になったニップ部分が形成されなくなる一方、ゴム
硬度の差が大きくなり過ぎると、他方の定着用ローラ1
2の弾性層12bにおける凹みが大きくなり過ぎて、記
録媒体1にトナーtを定着させる際に、記録媒体1にし
わが発生するため、両弾性層11b,12bにおけるゴ
ム硬度の差が、JIS A硬度で1〜20度、好ましく
は5〜10度の範囲になるようにする。
【0036】また、他方の定着用ローラ12の弾性層1
2bの厚みが、一方の定着用ローラ11の弾性層11b
の厚みより大きくなるようにするにあたっては、両弾性
層11b,12bにおける厚みの差が少ないと、うまく
凹形状になったニップ部分が形成されなくなる一方、両
弾性層11b,12bにおける厚みの差が大きくなり過
ぎると、他方の定着用ローラ12の弾性層12bにおけ
る凹みが大きくなり過ぎて、記録媒体1にトナーtを定
着させる際に、記録媒体1にしわが発生するため、両弾
性層11b,12bにおける厚みの差を0.2〜3m
m、好ましくは0.5〜2mmの範囲になるようにす
る。
【0037】また、定着用ローラ11,12における弾
性層11b,12bのゴム硬度と厚みとをそれぞれ変更
させて調整することもできる。
【0038】なお、上記の一方の定着用ローラ11の外
周部に弾性層11bを設けないようにすることも可能で
あるが、この場合には、一対の定着用ローラ11,12
間におけるニップ部分の長さを十分に確保することが困
難になるため、他方の定着用ローラ12の弾性層12b
の厚みを0.5〜3mm、好ましくは1〜2mmの範囲
になるようにする。
【0039】また、上記のように弾性層11b,12b
を芯金11a,12aの外周面を設けるにあたっては、
例えば、弾性層11b,12bに用いるゴム等の材料を
用いた塗液を調製し、この塗液を公知のコーティング法
によって芯金11a,12aの外周面に塗布し、これを
乾燥させて設けることができる。ここで、このようなコ
ーティング法としては、例えば、ニーダーコーティング
法、バーコーティング法、カーテンコーティング法、ス
ピンコーティング法、ディップコーティング法等が挙げ
られ、生産性等の点からは、ディップコーティング法を
用いることが好ましい。
【0040】一方、上記の定着用ベルト13としては、
様々なベルトを用いることができ、例えば、図3に示す
ように、ベルト基材13aの表面に離型層13bを設け
たものや、図4に示すように、ベルト基材13aと離型
層13bとの間に弾性層13cを設けたものを用いるこ
とができる。
【0041】ここで、上記のベルト基材13aの材料と
しては、例えば、熱硬化性ポリイミド,熱可塑性ポリイ
ミド,ポリアミド,ポリアミドイミド等のポリマーや、
ステンレス,ニッケル,銅等の金属を用いることがで
き、定着用ベルト13における耐熱性,耐摩耗性,耐薬
品性等を高める点からは、熱硬化性ポリイミドで構成さ
れたベルト基材13aを用いることが好ましい一方、定
着用ベルト13が速やかに均一に加熱されるようにする
ためには、ステンレス,ニッケル,銅等の金属で構成さ
れたベルト基材13aを用いることが好ましい。
【0042】また、上記の離型層13bの材料として
は、トナーtの付着性が低いものを用いることが好まし
く、例えば、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フッ素樹脂
等を用いることができ、特に、フッ素樹脂を用いること
が好ましい。
【0043】ここで、離型層13bに使用するフッ素樹
脂としては、例えば、パーフルオロアルコキシフッ素樹
脂(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、ポリエチレン・テトラフルオ
ロエチレン(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
DF)、ポリクロロ三フッ化エチレン(PCTFE)、
フッ化ビニル(PVF)等を用いることができ、また離
型層13bに使用するフッ素ゴムとしては、例えば、フ
ッ化ビニリデン系ゴム、フルオロシリコーン系ゴム、テ
トラフルオロエチレン・プロピレン系ゴム、フルオロフ
ォスファゼン系ゴム、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロビニルエーテル系(パーフルオロ系)ゴム等を用
いることができる。
【0044】また、定着用ベルト13における弾性層1
3cの材料としては、上記の定着用ローラ11,12に
設ける弾性層11b,12bの場合と同様の弾性材料を
用いることができる。
【0045】ここで、上記のように定着用ベルト13の
表面に離型層13bや弾性層13cを設けるにあたって
は、定着用ローラ11,12に弾性層11b,12bを
設ける場合と同様に、離型層13bや弾性層13cの材
料を用いた塗液を調製し、この塗液を公知のコーティン
グ法によって塗布し、これを乾燥させて設けることがで
きる。
【0046】そして、このような定着用ベルト13にお
いて、その厚みが厚くなると、一般に定着用ベルト13
の柔軟性が低下したり、定着用ベルト13を加熱するの
に大きな電力や時間を要するようになる一方、その厚み
が薄くなりすぎると、上記のように定着用ローラ11,
12を圧接させた場合においてニップ部分における定着
用ベルト13の変形が少なく、トナーtが十分に押圧さ
れなくなるおそれがあるため、この定着用ベルト13の
厚みを50〜500μm、望ましくは100〜300μ
mにし、またこの定着用ベルト13が速やかに加熱され
るようにするためには、200μm以下になるようにす
る。
【0047】また、この定着用ベルト13において、上
記のベルト基材13aの厚みが厚くなりすぎると、定着
用ベルト13の柔軟性が低下するため、その厚みを10
0μm以下、好ましくは10〜70μmの範囲になるよ
うにする。
【0048】また、上記のように離型層13bを設ける
場合には、その厚みを、通常5〜100μmの範囲に
し、好ましくは10〜30μmの範囲にする。
【0049】さらに、図4に示すように、ベルト基材1
3aと離型層13bとの間に弾性層13cを設ける場合
において、この弾性層13cの厚みが厚くなると、定着
用ベルト13を加熱するのに大きな電力や時間を要する
ようになるため、この弾性層13cの厚みを、通常は5
00μm以下にするのが好ましく、より好ましくは30
0μm以下にする。
【0050】一方、この弾性層13cの厚みを厚くした
場合、定着用ローラ11,12を圧接させたニップ部分
においてこの弾性層13cが変形して、定着用ベルト1
3が記録媒体1上におけるトナーtとうまく接触して、
トナーtが記録媒体11に十分に定着されるようにな
り、複数色のトナーtが供給されてトナーtの層が厚く
なった場合においても、トナーtが記録媒体1に十分に
定着されて良好なフルカラー画像が得られるようになる
ため、フルカラー画像を得る場合には、弾性層13cの
厚みを100μm以上にすることが好ましい。
【0051】また、この実施形態の定着装置において、
上記のように記録媒体1に供給されたトナーtを記録媒
体1に定着させるにあたり、トナーtが定着用ベルト1
3に付着してオフセットが生じるのを抑制すると共に、
記録媒体1が定着用ベルト13から適切に分離されるよ
うにするため、トナーtと接触する定着用ベルト13の
表面にシリコーンオイルやフッ素オイル等の離型剤を供
給させるようにしてもよい。
【0052】また、この実施形態の定着装置において、
定着用ベルト13の温度を適切に制御するため、サーミ
スタや温度センサ等によって定着用ベルト13の温度を
測定し、これに基づいて、各種の制御装置(図示せず)
により上記の加熱装置14,15を制御させるようにし
てもよい。
【0053】また、この実施形態における定着装置にお
いては、定着用ベルト13を介して一対の定着用ローラ
11,12を圧接させたニップ部分よりも記録媒体1の
送り方向下流側において、この定着用ベルト13にたる
み部を形成し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12
の外周面に接触させるにあたり、円柱状になった押さえ
部材16により定着用ベルト13を定着用ローラ11の
軸方向に沿ってこの定着用ローラ11の外周面に押し付
けるようにしたため、定着用ベルト13に加わるストレ
スが少なくてすみ、長期の使用に耐えることができると
共に、この押さえ部材16に定着用ベルト13の熱が奪
われることも少なくなる。また、定着用ベルト13を速
やかに加熱させるため、この押さえ部材16の内部にハ
ロゲンランプ等の加熱装置(図示せず)を設けるように
したり、この押さえ部材16の表面に複数の溝(図示せ
ず)を設けて定着用ベルト13に対する摩擦力を調整す
るようにしたり、この押さえ部材16にクリーニング機
能やオイル塗布機能等を設け、この押さえ部材16によ
って定着用ベルト13の汚れを除去したり、定着用ベル
ト13に離型性のオイルを塗布して、トナーtが定着用
ベルト13に付着するのを防止するようにしてもよい。
【0054】なお、定着用ベルト13にたるみ部を形成
し、このたるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に
接触させる方法は、特に上記のような方法に限定され
ず、例えば、図5に示すように、円弧状になった押さえ
部材16aにより、たるみ部を形成しない部分において
定着用ベルト13を上記の定着用ローラ11の外周面に
押し付けるようにし、定着用ベルト13が定着用ローラ
11の外周面に押し付けられていないニップ部分よりも
記録媒体1の送り方向下流側にたるみ部を形成し、この
たるみ部を他方の定着用ローラ12の外周面に接触させ
るようにすることも可能である。このようにすると、ニ
ップ部分よりも記録媒体1の送り方向下流側に定着用ベ
ルト13のたるみ部が安定して形成されるようになる。
【0055】また、上記の実施形態における定着装置に
おいて、図6に示すように、定着用ローラ11の外周に
設けた上記の定着用ベルト13を、上記のニップ部分よ
りも記録媒体1の送り方向下流側に設けた1つの案内ロ
ーラ17に掛け渡して、ニップ部分よりも記録媒体1の
送り方向下流側において、定着用ベルト13を他方の定
着用ローラ12の外周面に接触させるようにしたり、図
7に示すように、定着用ローラ11の外周に設けた上記
の定着用ベルト13を、上記のニップ部分よりも記録媒
体1の送り方向下流側に設けた2つの案内ローラ17
a,17bに掛け渡して、ニップ部分よりも記録媒体1
の送り方向下流側において、定着用ベルト13を他方の
定着用ローラ12の外周面に接触させるようにすること
も可能である。
【0056】次に、上記の図2に示す定着装置におい
て、各定着用ローラ11,12の外周部に設ける弾性層
11b,12bの種類を変更させて、記録媒体1上にト
ナーtを定着させる実験を行い、各定着用ローラ11,
12の外周部に設ける好ましい弾性層11b,12bの
組み合わせについて検討を行った。
【0057】(実験例1)この実験例においては、定着
用ベルト13として、内径が65mmで、厚みが50μ
mになったベルト基材13aの表面側に、厚みが200
μmになったゴム製の弾性層13cと厚みが30μmに
なったパーフルオロアルコキシフッ素樹脂製の離型層1
3bが設けられたものを用いるようにした。
【0058】また、この定着用ベルト13を外周に設け
る一方の定着用ローラ11及び他方の定着用ローラ12
としては、それぞれ外径が60mmになったものを用い
るようにした。
【0059】そして、一方の定着用ローラ11の外周部
と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれゴム硬
度が10度の弾性層11b,12bを設けるようにし、
下記の表1に示すように、一方の定着用ローラ11の外
周部に設ける弾性層11bの厚みD1を0mm,0.1
mm,2.0mmにする一方、他方の定着用ローラ12
の外周部に設ける弾性層12bの厚みD2を変更させ
て、他方の定着用ローラ12における弾性層12bの厚
みD2と一方の定着用ローラ11における弾性層11b
の厚みD1との差(D2−D1)を変更させた。
【0060】そして、定着温度を180℃、定着速度を
200mm/secにして、それぞれ1000枚のA4
サイズの記録媒体1に対してトナーtを定着させて、定
着性能の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0061】ここで、定着性能の評価については、10
00枚の定着中において記録媒体に全く皺やカールが発
生しなかった場合を◎、1,2枚の記録媒体に皺やカー
ルが発生した場合を○、2〜10枚の記録媒体に皺やカ
ールが発生するか1,2回のジャムが生じた場合を△、
10枚以上の記録媒体に皺やカールが発生するか3回以
上のジャムが生じた場合を×で示した。
【0062】
【表1】
【0063】この結果、一方の定着用ローラ11の外周
部と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれゴム
硬度が10度の弾性層11b,12bを設けた場合にお
いて、両弾性層11b,12bにおける厚みの差(D2
−D1)を0.2〜3mmの範囲にすると、記録媒体1
に皺やカールが発生するのが抑制された。
【0064】また、一方の定着用ローラ11の外周部に
弾性層11bを設けないようにした場合には、他方の定
着用ローラ12の弾性層12bの厚みを0.5〜3mm
の範囲にすると、記録媒体1に皺やカールが発生するの
が抑制された。
【0065】(実験例2)この実験例においても、定着
用ベルト13として、上記の実験例1と同じものを用い
ると共に、一方の定着用ローラ11及び他方の定着用ロ
ーラ12としては、それぞれ外径が60mmになったも
のを用いるようにした。
【0066】そして、一方の定着用ローラ11の外周部
と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれ1mm
になった弾性層11b,12bを設けるようにし、下記
の表2に示すように、一方の定着用ローラ11の外周部
に設ける弾性層11bのゴム硬度S1を1度,10度,
30度にする一方、他方の定着用ローラ12の外周部に
設ける弾性層12bのゴム硬度S2を変更させて、一方
の定着用ローラ11における弾性層11のゴム硬度S1
と他方の定着用ローラ12における弾性層12bのゴム
硬度S2との差(S1−S2)を変更させた。
【0067】そして、上記の実験例1の場合と同様に、
定着温度を180℃、定着速度を200mm/secに
して、それぞれ1000枚のA4サイズの記録媒体1に
対してトナーtを定着させて、定着性能の評価を行い、
その結果を表2に示した。
【0068】
【表2】
【0069】この結果、一方の定着用ローラ11の外周
部と他方の定着用ローラ12の外周部とにそれぞれ厚み
が1mmの弾性層11b,12bを設けた場合におい
て、両弾性層11b,12bにおけるゴム硬度の差(S
1−S2)を1〜20度の範囲にすると、記録媒体1に
皺やカールが発生するのが抑制された。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
定着装置においては、トナーが供給された記録媒体の面
と対向する一方の定着用ローラに設けられた加熱装置に
より、この定着用ローラを介して定着用ベルトを加熱す
ると共に、この定着用ベルトを介して一対の定着用ロー
ラが圧接されたニップ部分において、加熱された定着用
ベルトと他方の定着用ローラとにより記録媒体をニップ
し、記録媒体に供給されたトナーを加熱,加圧して記録
媒体に定着させ、さらにこのニップ部分よりも記録媒体
の送り方向下流側において、上記の定着用ベルトのたる
み部と他方の定着用ローラとの接触部分でトナーを記録
媒体に定着させるようにしたため、記録媒体に供給され
たトナーが速やかに記録媒体に十分に定着されるように
なった。
【0071】また、この発明の定着装置においては、上
記のように定着用ベルトを一方の定着用ローラの外周に
設け、上記のニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流
側においてたるみ部を形成しているだけであるため、定
着用ベルトを加熱ローラと複数の支持ローラに掛け渡し
て移動させるようにした従来のベルト定着装置のよう
に、定着装置が大きくなるということがなく、また定着
用ベルト全体を加熱するのに時間がかかったり、加熱ロ
ーラと複数の支持ローラとの間を移動している途中に定
着用ベルトが冷却されるということもなく、定着用ベル
トが速やかに十分に加熱されるようになり、ランニング
コストが安くなると共に、ウォーミングアップに要する
時間も短くなった。
【0072】さらに、この発明の定着装置においては、
上記のようにしてトナーが記録媒体に定着された後、上
記の接触部分から記録媒体が離れる段階では、定着用ベ
ルトの曲率が小さくなると共に、記録媒体に定着された
トナーがある程度冷却された状態になっているため、記
録媒体が定着用ベルトから分離されやすくなり、トナー
が定着用ベルトに付着したり、記録媒体が定着用ベルト
に巻き付くのが防止されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナーが供給された記録媒体を一対の定着用ロ
ーラ間に導いて、トナーを記録媒体に定着させるように
した従来の定着装置の概略説明図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る定着装置の概略説
明図である。
【図3】同実施形態の定着装置に用いる定着用ベルトを
示した断面説明図である。
【図4】同実施形態の定着装置に用いる定着用ベルトの
変更例を示した断面説明図である。
【図5】この発明の実施形態に係る定着装置において、
一方の定着用ローラの外周に設けられた定着用ベルトに
たるみ部を形成する場合の変更例を示した概略説明図で
ある。
【図6】この発明の実施形態に係る定着装置において、
一方の定着用ローラの外周に設けた定着用ベルトをニッ
プ部分よりも記録媒体の送り方向下流側に設けた1つの
案内ローラに掛け渡し、ニップ部分よりも記録媒体の送
り方向下流側において定着用ベルトを他方の定着用ロー
ラの外周面に接触させるようにした変更例の概略説明図
である。
【図7】この発明の実施形態に係る定着装置において、
一方の定着用ローラの外周に設けた定着用ベルトをニッ
プ部分よりも記録媒体の送り方向下流側に設けた2つの
案内ローラに掛け渡し、ニップ部分よりも記録媒体の送
り方向下流側において定着用ベルトを他方の定着用ロー
ラの外周面に接触させるようにした変更例の概略説明図
である。
【符号の説明】
1 記録媒体 11,12 定着用ローラ 11b,12b 弾性層 13 定着用ベルト 14,15 加熱装置 16,16a 押さえ部材 17,17a,17b 案内ローラ P 変曲点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 央一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 谷野 賢 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 福畑 好博 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 宮崎 正三 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA02 AA20 AA21 BA10 BA11 BA27 BB06 BB29 BB30 BB33 BB38 BB39 3J103 AA02 BA41 BA43 FA18 FA30 GA02 GA57 GA58 HA03 HA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーが供給された記録媒体を回転する
    一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定
    着させる定着装置において、少なくともトナーが供給さ
    れた記録媒体の面と対向する一方の定着用ローラに加熱
    装置を設けると共に、この一方の定着用ローラよりも周
    長が長くなった可撓性の定着用ベルトをこの一方の定着
    用ローラの外周に設け、この定着用ベルトを介して上記
    の一対の定着用ローラを圧接させると共に、この圧接さ
    れたニップ部分よりも記録媒体の送り方向下流側におい
    て上記の定着用ベルトにたるみ部を形成し、この定着用
    ベルトのたるみ部を他方の定着用ローラの外周面に接触
    させたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した定着装置において、
    上記の一対の定着用ローラにおける少なくとも1つの定
    着用ローラの外周部に弾性層を設けたことを特徴とする
    定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した定着装置にお
    いて、上記の定着用ベルトを介して一対の定着用ローラ
    を圧接させた場合における上記のニップ部分から定着用
    ベルトのたるみ部が他方の定着用ローラの表面に接触さ
    れた接触部分までの間に変曲点を有することを特徴とす
    る定着装置。
  4. 【請求項4】 トナーが供給された記録媒体を回転する
    一対の定着用ローラ間に導いて、記録媒体にトナーを定
    着させる定着装置において、少なくともトナーが供給さ
    れた記録媒体の面と対向する一方の定着用ローラに加熱
    装置を設けると共に、この一方の定着用ローラよりも周
    長が長くなった可撓性の定着用ベルトをこの一方の定着
    用ローラの外周に設け、この定着用ベルトを介して上記
    の一対の定着用ローラを圧接させた場合に、この圧接さ
    れたニップ部分において他方の定着ローラの外周部が凹
    んだ状態になると共に、この凹んだニップ部分から変曲
    点を経て、記録媒体の送り方向下流側において上記の定
    着用ベルトがこの他方の定着ローラの外周面に沿うよう
    に接触していることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した定着装置において、
    上記の一対の定着用ローラは外周部にそれぞれ弾性層が
    設けられ、定着用ベルトが外周に設けられた一方の定着
    用ローラにおける弾性層の硬度が他方の定着用ローラに
    おける弾性層の硬度よりも高くなっていることを特徴と
    する定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載した定着装置にお
    いて、上記の一対の定着用ローラは外周部にそれぞれ弾
    性層が設けられ、定着用ベルトが外周に設けられた一方
    の定着用ローラにおける弾性層の厚みが他方の定着用ロ
    ーラにおける弾性層の厚みよりも薄くなっていることを
    特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載した定着装置において、
    定着用ベルトが外周に設けられた一方の定着用ローラの
    外周部に弾性層を設けない一方、他方の定着用ローラの
    外周部に弾性層を設けたことを特徴とする定着装置。
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