JP2002240179A - 吸液シート - Google Patents
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Abstract
プを吸収する吸液シートとして、吸液層の表面に開孔を
有する樹脂フィルムが積層されたものが用いられるが、
前記樹脂フィルム表面の撥水性を高めるために界面活性
剤の量を減らしまたは無くすと、静電気が帯電しやすく
なって埃等が付着しやすくなる。 【解決手段】 開孔フィルムの液透過層4の表面を撥水
性として生理用食塩水の接触角度を35°以上とする。
そして液透過層4よりも帯電性の低い吸液層3を用いる
ことで、液透過層4の帯電を抑制できるようにする。液
透過層4が撥水性を有するために、その表面の液が吸液
層3に吸収されやすくなり、且つ静電気による埃の吸着
を抑制できる。
Description
る食品の下に敷かれて使用される吸液シートに関する。
肉が販売される際には、トレイの上に前記生鮮食品が設
置された状態で陳列される。
が出るが、このドリップがトレイと食品との間に放置さ
れていると、陳列時に商品の外観を損ねる。特に畜肉の
場合は、トレイとの接触面に空気が流通していないと、
暗褐色に変色することもある。また前記ドリップが生鮮
食品と接した状態が長く維持されると前記ドリップに細
菌が繁殖するおそれもある。
吸収でき且つ通気性を有する吸液シートが設置される。
どの吸液層のみで形成されたものがある。この吸液層の
みで形成されたものは、生鮮食品から出たドリップを速
く吸収できる機能を有しているが、その反面、吸液層に
吸収されたドリップが目視できるため、商品の外観を低
下させ、また吸液層に吸収されたドリップと生鮮食品と
が直接に接触するために、細菌の繁殖のおそれもある。
の吸液層の表面に多数の開孔が形成された樹脂フィルム
を積層させたものがある。これは例えば特開平7−32
3498号公報などに開示されている。吸液層の表面に
開孔された樹脂フィルムを積層し、この樹脂フィルムの
表面に生鮮食品を設置することにより、吸液層に吸収さ
れたドリップが生鮮食品に再付着するのを防止でき、細
菌の繁殖を効果的に抑制できる。さらに前記樹脂フィル
ムに無機フィラーを混入させるなどして白濁させること
により、吸液層で吸収されたドリップの色を商品側から
目視しにくくなる隠蔽機能を持たせることができる。
表面に開孔を有する樹脂フィルムが積層された吸液シー
トでは、生鮮食品から出たドリップが樹脂フィルムの表
面に残りやすくなる。前記樹脂フィルムの表面にドリッ
プが多量に付着していると、消費者が見たときに食品の
鮮度が実際よりも低下しているような印象を与える。
プが残りにくくするためには、面積の大きい開孔を有す
る樹脂フィルムを使用することが考えられる。樹脂フィ
ルムの開孔面積を広くすることで、食品と樹脂フィルム
との接触面積を狭くし、また開孔の面積率が高くなっ
て、吸液層へ液を透過させやすくなる。しかし、前記開
孔面積を広くすると、吸液層に吸収されたドリップが樹
脂フィルムの表面に戻りやすくなる。また樹脂フィルム
を白濁させて隠蔽機能をもたせたとしても、面積率の広
い開孔を通じて吸液層に吸収されたドリップの色が見え
やすくなる。
のドリップの残りを少なくさせるためには、樹脂フィル
ム表面の界面活性剤を減らしまたは無くして、フィルム
表面の撥水機能を高くすることで対応することが可能で
ある。フィルム表面の撥水機能を高くすると、表面に触
れたドリップが前記表面を流れて開孔部分から吸液層へ
毛細管現象により引き込まれやすくなる。
を有しているものであるため、樹脂フィルムの表面の界
面活性剤を減らしまたは無くして、前記表面の撥水機能
を高くすると、フィルム表面が静電気を帯電しやすくな
る。その結果空気中の埃などがフィルム表面に付着しや
すくなって、保管時などにフィルム表面が埃で汚れるお
それがある。
ものであり、樹脂フィルムなどで形成される液透過層の
表面でのドリップの残り量を少なくでき、しかも静電気
による空気中の埃の吸着を抑制できるようにした吸液シ
ートを提供することを目的としている。
出たドリップを透過させる透過路を有する液透過層と、
前記液透過層を透過したドリップを吸収する吸液層と、
が積層された吸液シートにおいて、前記液透過層に滴下
された生理食塩水の前記液透過層の表面に対する接触角
が35°以上であり、前記液透過層よりも前記吸液層の
方が帯電性が低いことを特徴とするものである。
着していることが好ましい。前記液透過層は、多数の透
過路が形成された樹脂フィルム、または不織布あるいは
網状シートである。あるいは、前記液透過層は、多数の
透過路が形成された樹脂フィルムであり、前記吸液層に
前記透過路と連続する孔が形成されているものである。
である天然繊維と親水性を有する合成繊維の少なくとも
一方を含む保液性の繊維層である。
した積層体の帯電性が、前記液透過層単独の帯電性より
も低いことが好ましい。
層と、この表面層の裏側に積層された少なくとも1層の
裏面層とを有し、前記表面層よりも前記裏面層の方が帯
電性が低いものとすることが可能である。
く、前記裏面層と前記吸液層の帯電性が前記表面層より
も低いものとして構成される。
には帯電防止剤が含まれている。また、前記液透過層と
前記吸液層を積層した積層体の帯電性が、前記表面層単
独の帯電性よりも低いものが好ましい。
して説明する。
設置された状態を示す斜視図、図2(A)(B)は前記
吸液シートの第1の実施の形態を示す部分断面斜視図で
あり、(B)は透液層と吸液層に貫通した孔が形成され
た状態を示している。図3は前記吸液シートの第2の実
施の形態を示す部分断面斜視図、図4は開孔の形状を示
す液透過層の部分断面図であり、(A)はテーパ形状,
(B)は傾斜形状を示している。また図5はその他の開
孔の形状として開孔スリットを示す液透過層の部分断面
図であり、(A)は第1の実施の形態に相当する図、
(B)は第2の実施の形態に相当する図、図6は表面接
触角の説明図である。
の底部に敷設され、この吸液シート1の上に、生肉、生
魚などの生鮮食品が設置される。さらに通常は前記食品
トレイ2の上部開口部にラップフィルムが張設されて店
頭に置かれる。
す吸液シート1では、吸液層3の表面に液透過層4が積
層されており、前記液透過層4は、熱可塑性の樹脂フィ
ルムで形成されている。樹脂フィルムは、LDPE(低
密度ポリエチレン)、MDPE(中密度ポリエチレ
ン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、LLDPE
(直鎖状低密度ポリエチレン)、PP(ポリプロピレ
ン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、EVA
(エチレン・酢酸ビニル共重合体)などの単層フィルム
または多層フィルムである。液透過層4となる樹脂フィ
ルムの厚さは1〜70μmのものが使用され、好ましく
は30〜70μmのものが使用される。
酸化チタン(TiO2)、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ムなどの無機フィラー、または有機フィラーが質量比で
0.1〜30%の範囲で混入されてフィルムが白濁状と
なっており、吸液層3で吸収されたドリップの色を隠蔽
できるようになっている。
正しく、または不規則に形成されている。図2(B)
は、前記開孔4aの形成方法として、吸液層3の上に樹
脂フィルムを積層した後に、吸液層3の下側から加熱し
た針若しくは非加熱の針を突き通し且つ下方へ引き抜い
た場合を示している。図2(B)に示す開孔方法では、
前記開孔4aの周囲に、吸液層3内に樹脂の一部が入り
込んだ透過管路4a1が形成される。特に前記加熱した
針を用いた場合には、吸液層3に、それぞれの開孔4a
と連続する孔3aが形成される。図2(A)(B)に示
す液透過層4では、前記開孔4aが液透過路として機能
する。また図2(B)のように吸液層3に孔3aが形成
されると、液透過層4の表面の液が、前記開孔4aと孔
3aを透して吸液層3に吸収されやすくなる。
は繊維の親水力により液を吸収でき且つ液を保持できる
繊維層である。吸液層3は、合成繊維で低密度に形成さ
れた保液機能の高い不織布であり、例えば熱可塑性合成
繊維からエアースルー方式で形成されたものである。こ
の場合の合成繊維は、単一の樹脂で形成された繊維、ま
たは芯部と鞘部とが異なる樹脂で形成された複合繊維、
異なる樹脂がサイドバイサイドとされた複合繊維などで
ある。この合成繊維としては、前記液透過層4を形成す
る樹脂と融点が同等の樹脂が表面に現れているものが好
ましい。このように樹脂を選択することで、吸液層3と
液透過層4とを熱接着、または熱ラミネートし、あるい
は、吸液層3の表面に樹脂層を溶融押出ししてラミネー
トして樹脂フィルムを形成したときに、吸液層3と液透
過層4とが接着されやすくなる。例えば、樹脂フィルム
がポリエチレンで形成されている場合、吸液層3を形成
する繊維は、芯部がPET、鞘部がPEの芯鞘構造の複
合繊維で形成されたエアースルー不織布を使用すること
が前記接着性の点で好ましい。
と、パルプ、レーヨンなどの親水性の天然繊維を含む不
織布、エアレイドパルプ、パルプで形成された紙、パル
プとレーヨンとで形成された紙などを使用することも可
能である。
m2、厚みは0.1〜5.0mmである。
脂フィルムの表面が撥水性であり、樹脂フィルムの表面
に、0.9%濃度の生理食塩水を1.8μl(マイクロ
リットル)滴下し、フィルム表面に形成された水玉のフ
ィルム表面に対する表面接触角θを測定したときに、前
記θが35°以上となるようにしている(図6参照)。
この撥水性を実現するために、熱可塑性樹脂で形成され
た樹脂フィルムの表面に界面活性剤が塗布されておら
ず、あるいは樹脂フィルムに界面活性剤が塗布されまた
は混入されていても、その量は前記表面接触角θを35
°以上にできるようにごくわずかである。
に、乾燥空気内などで、液透過層4が摩擦を受けたとき
に、その表面に静電気を帯電しやすい。そこで、吸液層
3の帯電性を液透過層4の帯電性よりも低くしておくこ
とで、液透過層4に帯電した静電気の電荷を吸液層3に
逃がすことができ、液透過層4の表面の電荷を低減し、
液透過層4の表面に多量の埃が吸着されるのを抑制でき
るようになる。
とが熱接着、または熱ラミネートされ、あるいは、吸液
層3の表面に樹脂層を溶融押出ししてラミネートした樹
脂フィルムで液透過層4が形成されると、吸液層3と液
透過層4とが密着状態になり、液透過層4に帯電した静
電気が前記吸液層3に逃げやすくなる。特に前記溶融押
し出しによるラミネートで樹脂フィルムを形成すると、
溶融状態の樹脂層に吸液層3の繊維が入り込んで、吸液
層3と透液層4との密着性が高くなる。これにより、液
透過層4から吸液層3へ電荷が移動しやすくなって、液
透過層4の表面の帯電を低下させることができるように
なる。
を選択することで、吸液層3に液透過層4が積層された
積層体全体の帯電性を、液透過層4単体の帯電性よりも
低くでき、これによって、液透過層4の表面に帯電され
る静電気の電荷を低下させることができる。
に逃がし、および/または吸液層3と液透過層4との積
層体全体に帯電される電荷を低下させるためには、吸液
層3の帯電圧が液吸液層4の帯電圧の1/50以下であ
ることが好ましく、さらに好ましくは1/500、さら
に好ましくは1/1000以下である。
低くするためには、吸液層3が親水性繊維または導電性
繊維で構成されていることが好ましい。あるいは吸液層
3を構成する繊維の表面に界面活性剤が塗布されて親水
性が付与され、または前記繊維に界面活性剤以外の帯電
防止剤あるいは導電性樹脂が塗布されていることが好ま
しい。あるいは吸液層3の層の表面に界面活性剤または
界面活性剤以外の帯電防止剤あるいは導電性樹脂が塗布
されたものであってもよい。
剤が塗布された繊維を用いると、吸液層3の繊維表面に
空気中の水分が付着しやすくなって、繊維表面が導電性
を有し、液透過層4の電荷を吸液層3に逃しやすくな
る。また前記界面活性剤により繊維の表面が平滑にな
り、繊維間の摩擦による帯電が生じにくくなる。
た繊維を用いると、液透過層4の電荷が吸液層3に移動
しやすくなり、液透過層4の表面の帯電を防止できるよ
うになる。
非イオン系のポリオキシエチレンアルキルアミン,ポリ
オキシエチレンアルキルアミド,ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル,グリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪
酸エステルなどであり、アニオン系のアルキルスルホネ
ート,アルキルベンゼンスルホネート,アルキルサルフ
ェート,アルキルフォスフェートなどである。またカチ
オン系の第4級アンモニウムクロライド,第4級アンモ
ニウムサルフェート,第4級アンモニウムナイトレート
であり、両性系のアルキルベタイン型,アルキルイミダ
ゾリン型,アルキルアラニン型などである。
ジン型カチオン,ポリアクリル酸型カチオンなどを挙げ
ることができる。
過層4となる樹脂フィルムの表面に与えられたドリップ
が前記開孔4aから吸液層3に吸収される。すなわち、
樹脂フィルム表面のドリップが前記開孔4aを経て吸液
層3に触れると、吸液層3を形成している繊維間の毛細
管現象、または繊維の親水力により、ドリップが吸液層
3に引き込まれる。ここで、前記液透過層4を形成して
いる樹脂フィルムの表面は前記表面接触角θが35°以
上の撥水性であるため、フィルム表面でドリップが流れ
やすくなっている。よってフィルム表面に触れたドリッ
プの一部が開孔4aを通して吸液層3に吸引されやすく
なる。その結果、フィルム表面にドリップが残りにくく
なる。
に孔3aが形成されていると、開孔4aと孔3aを通じ
て、吸液層3に液が浸透しやすくなる。
0.1〜80%の間で選択可能であるが、前記のように
液透過層4の表面が撥水性であるため、開孔4aの面積
率が小さくても、ドリップが開孔4aを経て吸液層3に
吸収されやすくなって、液透過層4の表面にドリップが
残りにくくなる。よって液透過層4が開孔樹脂フィルム
の場合に、前記開孔4aの面積率が10%以下、さらに
は6%以下程度であっても、フィルム表面にドリップが
残りにくくなる。このように開孔4aの面積率を少なく
できるため、吸液層3から液透過層4の表面へドリップ
が滲み出るのを防止でき、また白濁した樹脂フィルムを
用いることで、吸液層3に吸収されたドリップの色を隠
蔽できる効果を高くできる。
見たときに、開孔4aの面積率を0.1〜80%の範囲
で選択可能であるが、開孔4aのピッチP1の平均値は
0.1〜15mmの間で選択でき、また1つの開孔4a
の面積は0.008〜20mm2の範囲で選択が可能で
あり、さらに好ましくは0.1〜2mm2の範囲が最適
である。
層4が2層構造であり、食品と接する表面層4Aと、少
なくとも1層の裏面層4Bとが積層されたものである。
表面層4Aと裏面層4Bは共に樹脂フィルムであり、両
層は部分的に接着されていてもよいし、樹脂を溶融して
共押出しすることにより、両層が全面的に接着されてい
てもよい。特に表面層4Aの電荷を裏面層4Bに逃がし
やすくするためには、表面層4Aと裏面層4Bが全面で
密着していることが好ましい。そして、表面層4Aと裏
面層4Bの双方を貫通する液透過路として開孔4aが形
成されている。
面層4Bの方が帯電圧(帯電性)が低くなっている。例
えば表面層4Aの表面には界面活性剤が塗布されておら
ず、または表面層4Aに含まれる界面活性剤が少量であ
り、表面層4Aの表面での前記表面接触角θが35°以
上となっている。一方、裏面層4Bはその表面と裏面の
少なくとも一方の面に前記界面活性剤または導電性樹脂
が塗布されており、または裏面層4Bの内部に前記界面
活性剤や導電性樹脂が練り込まれている。あるいは前記
裏面層4Bが、導電性フィラーを含んだ導電性樹脂で形
成されていてもよい。
樹脂が塗布されて、吸液層3の帯電圧が低くなってお
り、帯電圧は、裏面層4B、吸液層3の順に低くなって
いる。また、吸液層3と液透過層4との積層体の帯電性
が、表面層4A単体の帯電性よりも低くなっていること
が好ましい。
る表面層4Aの表面が撥水性であるため、この表面にド
リップが残りにくくなっている。また静電気により表面
層4Aに帯電した電荷は裏面層4Bに逃げ、さらに吸液
層3に逃げやすくなっており、表面層4Aの表面に埃が
付着しにくくなる。
実施の形態において、前記開孔4aの内周壁の形状が、
図4(A)に示すように吸液層3に向って収束するテー
パ面であってもよいし、あるいは図4(B)に示すよう
に吸液層3に向って傾めに延びるものであってもよい。
(B)に示すような縦長状の開口スリット4bであって
もよい。この場合においても、開孔スリット4bの内周
壁の形状は、吸液層3に向かう方向に垂直に延びるも
の、またはテーパ状、あるいは傾斜状に形成されている
ものなどいずれであってもよい。
て、液透過層4が、繊維密度の低い不織布で形成され、
不織布の繊維間の空隙が液透過路として機能するもので
あってもよいし、液透過層4が不織布で形成され、この
不織布に開孔が形成されているものであってもよい。こ
の場合の開孔の好ましい面積率は前述した通りである。
または、前記液透過層4がネット状のシートで形成され
ていてもよい。
て、表面層4Aと裏面層4Bの双方が開孔を有する不織
布で形成されていてもよい。あるいは表面層4Aが開孔
を有する樹脂フィルムで、裏面層4Bが、開孔を有する
不織布または繊維密度の低い不織布であってもよい。ま
たは裏面層4Bが開孔を有する樹脂フィルムで形成さ
れ、表面層4Aがネット状シートで形成されてもよい。
ットの網目の開孔面積率は前述した範囲であることが好
ましい。
てエアスルー不織布を用いた吸液シートを製造した。
混入を少なくし、表面接触角を35°以上に調整した。
また白濁化のためにTiO2を10質量%含ませ、厚み
を30μmとした。開孔は丸穴で、全ての開孔の内径の
平均値が0.3mm、開孔のピッチの平均値が縦横8m
mであった。またフィルムでの開孔の面積率は3%であ
った。
がPETの複合繊維を用い、目付けを30g/m2とし
た。エアースルー不織布を形成する複合繊維は、表面に
界面活性剤が塗布されているものを使用した。
い、且つ吸液層3としてエアレイドパルプ(パルプ不織
布)を用いた。
は前記実施例と同等に形成されたものを用いた。またエ
アレイドパルプは目付け60g/m2のものを用いた。
みのPPフィルムの表面に界面活性剤を塗布したものを
用いた。吸液層3として、実施例1と同じエアスルー不
織布を用いた。
けを35%減じたものを使用し、且つ吸液層3として液
吸収性ポリマーを含有した不織布を用いた。不織布は界
面活性剤が塗布された合成繊維で形成されたものであ
り、不織布の目付けは、18g/m2であった。
0.9%濃度の生理食塩水を1.8μl(マイクロリッ
トル)滴下し、フィルム表面に形成された水玉20(図
6参照)について表面接触角θを測定した。
層4の表面に0.9%濃度の生理食塩水を1ml(ミリ
リットル)を滴下し、1分経過した後、透過されずに液
透過層4の表面に残った生理食塩水の量(g)を測定し
た。また目視により液透過層4上のドリップの目立ち具
合を判定した。
液透過層の表面に0.9%濃度の生理食塩水を1ml
(ミリリットル)滴下した。生理用食塩水を滴下する
と、開孔の周囲に位置する水が開孔から吸液層に吸収さ
れるが、前記滴下から1分経過した後に、開孔の周縁を
起点としてフィルム上に残っている水の縁までの幅寸法
を測定した。
れぞれを40mm×45mmの大きさにし、このサンプ
ルを帯電圧測定器の試料台にセットし、10kVの電圧
で30秒間放電して帯電させる。放電を止めた直後から
サンプルの帯電圧を測定した。帯電圧は時間を経るにし
たがって低下していくが、サンプルの帯電圧の最大値を
本発明での帯電圧とした。したがってこの帯電圧は放電
を停止した直後のサンプルの帯電圧に等しくなる。
す。
示すグラフ、図8は表面接触角と液透過層の表面吸収幅
寸法との関係を示すグラフである。
て、液透過層単体、吸液層単体および液透過層と吸液層
との積層体(液透過層+吸液層)の3形態について帯電
圧測定をした結果を表2に示す。
が大きいほど液残水分量が少なくなること、表面接触角
θが大きいほど表面拡散幅が小さくなること、さらには
表面接触角θが大きいほど液透過層の表面吸収幅が大き
くなることがわかる。そして、図7および図8より、液
透過層でドリップ残りを防止できるのに好ましい表面接
触角θの範囲は、θ≧35°である。
ーク値)は高いが、液透過層4よりも帯電圧の低い吸液
層3を前記液透過層4に貼り合わせた吸液シート1とす
ることにより、吸液シート1全体(液透過層+吸液層)
の帯電圧を液透過層単体の帯電圧よりも低下させること
が可能であることがわかる。
の表面を撥水性にすることにより、ドリップが液透過層
の表面に残りにくくする。また液透過層よりも帯電性の
低い吸液層を設けることで、液透過層の表面の帯電電荷
を少なくし、埃の吸着を抑制できるようになる。
態を示す斜視図、
の形態を示す部分断面斜視図、
断面斜視図、
り、(A)はテーパ形状、(B)は傾斜形状、
液透過層の部分断面図であり、(A)は第1の実施の形
態に相当する図、(B)は第2の実施の形態に相当する
図、
フ、
係を示すグラフ、
Claims (11)
- 【請求項1】 食品から滲み出たドリップを透過させる
透過路を有する液透過層と、前記液透過層を透過したド
リップを吸収する吸液層と、が積層された吸液シートに
おいて、 前記液透過層に滴下された生理食塩水の前記液透過層の
表面に対する接触角が35°以上であり、前記液透過層
よりも前記吸液層の方が帯電性が低いことを特徴とする
吸液シート。 - 【請求項2】 前記液透過層と、前記吸液層とが密着し
ている請求項1記載の吸液シート。 - 【請求項3】 前記液透過層は、多数の透過路が形成さ
れた樹脂フィルム、または不織布あるいは網状シートで
ある請求項1または2記載の吸液シート。 - 【請求項4】 前記液透過層は、多数の透過路が形成さ
れた樹脂フィルムであり、前記吸液層に前記透過路と連
続する孔が形成されている請求項1または2記載の吸液
シート。 - 【請求項5】 前記吸液層は、天然繊維と合成繊維の少
なくとも一方を含む保液性の繊維層である請求項1ない
し4のいずれかに記載の吸液シート。 - 【請求項6】 前記吸液層の繊維には帯電防止剤が付着
している請求項5記載の吸液シート。 - 【請求項7】 前記液透過層と前記吸液層とを積層した
積層体の帯電性が、前記液透過層単独の帯電性よりも低
い請求項1ないし6のいずれかに記載の吸液シート。 - 【請求項8】 前記液透過層は、食品を受ける表面層
と、この表面層の裏側に積層された少なくとも1層の裏
面層とを有し、前記表面層よりも前記裏面層の方が帯電
性が低い請求項1ないし7のいずれかに記載の吸液シー
ト。 - 【請求項9】 前記表面層が最も帯電性が高く、前記裏
面層と前記吸液層の帯電性が前記表面層よりも低い請求
項8記載の吸液シート。 - 【請求項10】 少なくとも前記裏面層と前記吸液層に
は帯電防止剤が含まれている請求項9記載の吸液シー
ト。 - 【請求項11】 前記液透過層と前記吸液層を積層した
積層体の帯電性が、前記表面層単独の帯電性よりも低い
請求項8ないし10のいずれかに記載の吸液シート。
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