JP2002247191A - Adslシステムにおける故障回線検査方式 - Google Patents

Adslシステムにおける故障回線検査方式

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JP2002247191A
JP2002247191A JP2001045177A JP2001045177A JP2002247191A JP 2002247191 A JP2002247191 A JP 2002247191A JP 2001045177 A JP2001045177 A JP 2001045177A JP 2001045177 A JP2001045177 A JP 2001045177A JP 2002247191 A JP2002247191 A JP 2002247191A
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Tsuneji Hashima
常治 橋間
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TOKYO METALLIC COMMUNICATIONS CORP
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アナログ音声信号と高速デジタルデータ信号
とを1つの加入者回線で伝送するADSLシステムにお
いて、検知対象となる加入者回線のアナログ音声信号の
伝送を維持した状態で、簡便かつ迅速に作業することが
できると共に、他の加入者回線に対しては何等の支障も
及ぼすことなくADSLシステムの故障回線の検査を行
うことができるADSLシステムにおける故障回線検査
方式の提供。 【解決手段】 ADSLシステムにおいて、電話局側に
おける加入者側と接続される加入者回線18を、MDF
30およびスプリッタ24を介してADSLモデム22
および電話交換機28と接続すると共に、前記MDFと
スプリッタとのコネクタ接続間に検査用回線切替端子盤
32を設けて、前記加入者回線と電話交換機との接続を
維持し、かつ前記加入者回線と前記スプリッタおよびA
DSLモデムとの端子間接続を遮断ないし迂回接続して
ADSLシステムの故障回線を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ音声信号
と高速デジタルデータ信号とを1つの加入者回線線で伝
送するADSLシステムに係り、電話局側と加入者側と
を結ぶ加入者回線の両端に接続配置されるADSLモデ
ムの障害検知に際し、特に電話局側において検知対象と
なる加入者回線のアナログ音声信号の伝送を生かした状
態で、容易かつ簡便に作業することができ、しかも他の
加入者回線に対しては何等の支障も及ぼすことなくAD
SLシステムの故障回線の検査を行うことができる故障
回線検査方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ADSL(Asymmetric Digital Sub
scriber Line :非対称デジタル通信網)システムは、
既存のアナログ電話回線(銅ツイストペア線)を使用し
て、高速データ通信を行うシステムである。このADS
Lシステムにおいては、電話局側と加入者側とを結ぶ加
入者回線の両端にADSLモデムがそれぞれ設けられ
る。このADSLモデムは、ADSL通信を行うための
データ変調/復調装置であり、通常のアナログモデムと
比較して、取り扱う周波数が高いことが特徴である。ま
た、既存の加入者回線すなわちアナログ電話回線にAD
SLモデムを接続する場合、アナログ音声信号と高速デ
ジタルデータ信号を分離/合成するために、POTS
(Plain Old Telephone Service)スプリッタ等
が用いられる。このスプリッタは、従来のアナログ電話
回線サービス、もしくはこれらのアナログ通信で利用し
ていた10kHz 以下の低い周波数帯域部分を分波する
ものであり、電話回線の両端にそれぞれ取り付け、一方
は音声信号として既存の電話機や電話交換機に接続し、
他方をADSLモデムを接続する。このように接続構成
することにより、アナログ電話機の通信状態とは無関係
に、ADSLモデム経由の高速なデジタルデータ通信が
常に可能となる。
【0003】図8は、従来のADSLシステムのシステ
ム構成を示すものである。図8に示すように、従来のA
DSLシステムでは、加入者側の高速デジタルデータ通
信機器(PC)10で受信される高速デジタルデータ
は、ADSLモデム12で変復調された後、統合分離機
器(スプリッタ)14を介して加入者側のアナログ電話
機16で送受信されるアナログ音声信号と、周波数分割
された状態で統合分離されて、同一加入者回線18を介
して電話局側Bと送受信される。そして、電話局側Bに
おいても同様にして、高速デジタルデータ通信回線網
(インターネット)20からの高速デジタルデータは、
ADSLモデム22で変復調された後、統合分離機器
(スプリッタ)24によってアナログ電話回線網26と
接続される電話交換機28との間で送受信されるアナロ
グ音声信号と、周波数分割された状態で統合分離され
て、同一加入者回線18を介して加入者側Aと送受信さ
れる。
【0004】このようなADSLシステムを構築する場
合、一般に、電話局側Bおいては、MDF(Main Dis
tribution Frame:中央集配線盤)30からなる端子盤
により、電話交換機28と加入者回線18とを相互に接
続している。図9は、MDF30を使用して加入者回線
18と電話交換機28およびADSLモデム12とを接
続する場合の説明図である。なお、図9において、MD
F30のH端子30aは加入者回線18との接続側であ
り、MDF30のV端子30bは電話交換機28との接
続側である。
【0005】また、前記MDF30を使用する加入者回
線18と電話交換機28およびADSLモデム12との
接続に際しては、通常20人分の加入者回線を1ユニッ
トとして端子盤を介してMDF30のH端子30aおよ
びV端子30bと、統合分離機器(スプリッタ)24と
が相互にコネクタ接続される。そして、統合分離機器
(スプリッタ)24から分波されたアナログ音声信号
は、MDF30のH端子30aおよびV端子30bを介
して電話交換機28に伝送され、また分波された高速デ
ジタルデータ信号は、ADSLモデムに伝送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
構成からなるADSLシステムにおいて、例えばある加
入者の利用する加入者回線の使用に際し、高速デジタル
データ通信に障害を生じた場合、電話局側でADSLシ
ステムの障害の原因を調査する場合、ADSLモデムが
MDFに対して接続されているスプリッタにおいて、故
障回線の遮断を行う必要がある。この場合、前記ADS
Lモデムに接続されているスプリッタには、通常複数の
加入者回線(20〜30回線分)が一括してコネクタ接
続された構成となっているため、MDFに対するスプリ
ッタのコネクタ接続を遮断すると、障害の発生していな
い加入者回線の通信に支障を来すことになる。また、こ
の場合、高速デジタルデータ信号と分離されるアナログ
音声信号の伝送も不可能となる難点がある。
【0007】そこで、本発明者は、前述した問題点を解
消すべく鋭意研究並びに検討を重ねた結果、加入者側の
アナログ電話機と電話局側の電話交換機とを1つの加入
者回線によりそれぞれ接続して構成されるアナログ電話
回線網において、前記加入者回線にアナログ音声信号と
高速デジタルデータ信号とを周波数分割もしくは時分割
により多重化し、集線して伝送するよう構成したADS
Lシステムを構築した場合、電話局側において、加入者
側と接続される加入者回線を、MDFおよびスプリッタ
を介してADSLモデムおよび電話交換機と接続し、さ
らに前記MDFとスプリッタとの間を複数の加入者回線
によりコネクタ接続するに際し、検査用回線切替端子盤
を設けることにより、1加入者の加入者回線の障害を検
査する時に、前記検査用回線切替端子盤を利用して、加
入者回線と電話交換機との接続を維持すると共に、前記
1加入者の加入者回線と前記スプリッタおよびADSL
モデムとの端子間接続のみを遮断し得るよう構成するこ
とにより、検知対象となる加入者回線のアナログ音声信
号の伝送を生かした状態で、しかも他の加入者回線に対
しては何等の支障も及ぼすことなくADSLシステムの
故障回線の検査を容易かつ簡便に行うことができること
を突き止めた。
【0008】すなわち、前記検査用回線切替端子盤とし
ては、MDFの加入者回線および電話交換機と相互接続
するH端子およびV端子とそれぞれ接続される対端子か
らなる2種類の端子盤を備え、これらの端子盤のそれぞ
れ対端子の他端を常時前記スプリッタに相互接続し、前
記相互接続される対端子間に回線切替プラグを挿通する
ことによって、端子間接続を遮断すると共に、前記接続
側H端子および接続側V端子と加入者回線および電話交
換機との相互接続を行って、前述したように検知対象と
なる加入者回線のアナログ音声信号の伝送を維持した状
態で、しかも他の加入者回線に対しては何等の支障も及
ぼすことなく、ADSLシステムの故障回線の検査を容
易かつ簡便に行うことができる。そして、前記検査用回
線切替端子盤とスプリッタとADSLモデムとをそれぞ
れ構成するユニットを、電源ユニットおよび監視ユニッ
トと共に1つのラックに分離独立させて収納配置するこ
とにより、ADSLシステムの故障回線の検査を、加入
者回線におけるアナログ電話機の機能を損なうことな
く、容易かつ簡便に行うことができる。
【0009】従って、本発明の目的は、アナログ音声信
号と高速デジタルデータ信号とを1つの加入者回線で伝
送するADSLシステムにおいて、特に電話局側におけ
るADSLシステムの障害検知に際し、検知対象となる
加入者回線のアナログ音声信号の伝送を維持した状態
で、簡便かつ迅速に作業することができると共に、他の
加入者回線に対しては何等の支障も及ぼすことなくAD
SLシステムの故障回線の検査を行うことができるAD
SLシステムにおける故障回線検査方式を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るADSLシステムにおける故障回線検
査方式は、加入者側のアナログ電話機と電話局側の電話
交換機とを1つの加入者回線によりそれぞれ接続して構
成されるアナログ電話回線網からなり、前記加入者回線
にアナログ音声信号と高速デジタルデータ信号とを多重
化し集線して伝送するよう構成したADSLシステムに
おいて、電話局側における加入者側と接続される加入者
回線を、MDFおよびスプリッタを介してADSLモデ
ムおよび電話交換機と接続すると共に、前記MDFとス
プリッタとのコネクタ接続間に検査用回線切替端子盤を
設けて、前記加入者回線と電話交換機との接続を維持
し、かつ前記加入者回線と前記スプリッタおよびADS
Lモデムとの端子間接続を遮断ないし迂回接続してAD
SLシステムの故障回線を検査するように構成したこと
を特徴とする。
【0011】この場合、前記検査用回線切替端子盤は、
前記MDFの加入者回線および電話交換機と相互接続す
るH端子およびV端子とそれぞれ接続される対端子から
なる2種類の端子盤を備え、これらの端子盤のそれぞれ
対端子の他端を常時前記スプリッタに相互接続し、さら
に前記相互接続される前記一方の端子盤の対端子間に挿
通してその接続を遮断すると共に、前記MDFの接続側
H端子および接続側V端子を加入者回線および電話交換
機と相互接続するための回線切替プラグを設けた構成と
することができる。
【0012】また、前記検査用回線切替端子盤は、一端
をそれぞれMDFの接続側H端子および接続側V端子を
介して所定の加入者回線および電話交換機に接続し、そ
の他端をそれぞれスプリッタに接続するように構成配置
したそれぞれ対端子を備える2種類の端子盤からなる正
規の検査用回線切替端子盤と、一端をそれぞれMDFの
接続側H端子および接続側V端子を介して未使用の加入
者回線および電話交換機に接続し、その他端をそれぞれ
スプリッタに接続するように構成配置したそれぞれ対端
子を備える2種類の端子盤からなるダミーの検査用回線
切替端子盤とを設け、前記正規の検査用回線切替端子盤
およびダミーの検査用回線切替端子盤に、それぞれ挿通
して相互接続された前記対端子の接続を遮断すると共
に、前記対端子とそれぞれ接続する接触端子を備え、共
通の切替用回線によって前記正規の検査用回線切替端子
盤とダミーの検査用回線切替端子盤との間を迂回接続す
る一対の回線切替プラグを設けた構成とすることができ
る。
【0013】さらに、前記検査用回線切替端子盤とスプ
リッタとADSLモデムとをそれぞれ構成するユニット
を、電源ユニットおよび監視ユニットと共に1つのラッ
クに分離独立させて収納配置することにより、ADSL
システムの故障回線の検査を、加入者回線におけるアナ
ログ電話機の機能並びにADSLモデムによる高速デジ
タルデータ通信の機能を損なうことなく、容易かつ簡便
に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るADSLシス
テムにおける故障回線検査方式の実施例につき、添付図
面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明に係るADSLシステムの
システム構成の一実施例を示すものである。なお、説明
の便宜上、前述した図9に示す従来のADSLシステム
のシステム構成と同一の構成要素には、同一の参照符号
を付して説明する。すなわち、図1において、本発明に
係るADSLシステムの基本的なシステム構成は、前述
した従来のシステム構成と同じである。
【0016】図1において、本実施例におけるADSL
システムは、加入者側において、高速デジタルデータ通
信機器(PC)10で受信される高速デジタルデータ
は、ADSLモデム12で変復調された後、統合分離機
器(スプリッタ)14を介して加入者側のアナログ電話
機16で送受信されるアナログ音声信号と、周波数分割
された状態で統合分離されて、同一加入者回線18を介
して電話局側Bと送受信されるように構成されている。
【0017】また、電話局側Bにおいては、高速デジタ
ルデータ通信回線網(インターネット)20からの高速
デジタルデータは、ADSLモデム22で変復調された
後、スプリッタ24およびMDF30を介して、アナロ
グ電話回線網26と接続される電話交換機28との間で
送受信されるアナログ音声信号と、周波数分割もしくは
時分割された多重化状態で統合分離されて、同一加入者
回線18を介して加入者側Aと送受信されるように構成
されている。
【0018】そこで、本実施例におけるADSLシステ
ムは、電話局側Bにおいて、加入者側Aと接続される加
入者回線18を、MDF30およびスプリッタ24を介
してADSLモデム22および電話交換機28と接続す
る場合、前記MDF30とスプリッタ24とのコネクタ
接続間に検査用回線切替端子盤32を設けたことを特徴
とする。
【0019】しかるに、前記検査用回線切替端子盤32
は、図2に示すように、加入者回線18および電話交換
機28と、MDF30の接続側V端子30aおよび接続
側H端子30bとを、それぞれ相互に接続される対端子
と、これらの対端子を常時前記スプリッタ24に相互接
続する対端子とを備えた2種類の端子盤32a、32b
から構成される。
【0020】図3は、前述した検査用回線切替端子盤3
2の具体的な構成例を示すものである。すなわち、図3
は、MDF30の接続側V端子30aに接続される端子
盤32aを示す。そして、このように構成される検査用
回線切替端子盤32aに対しては、加入者回線18およ
び電話交換機28と、MDF30の接続側V端子30a
とを、相互に接続される対端子32V と32V´と、こ
れらの対端子32V および32V´を常時前記スプリッ
タ24に相互接続する対端子33V および33V´とが
設けられている。そして、前記検査用回線切替端子盤3
2aの前記対端子32V と33V 、32V´と33V´と
の間に挿通することによって、前記端子間接続を遮断す
ることができる回線切替プラグ34が設けられる〔図4
の(a)および(b)参照〕。なお、図示しないが、前
記MDF30の接続側H端子30bに接続される端子盤
32bについても、前記端子盤32aと全く同様の構成
からなる。
【0021】図4の(a)および(b)において、前記
回線切替プラグ34は、前記相互接続される対端子32
V と33V 、32V´と33V´との間に挿通し得る絶縁
基板35の上下に、前記対端子32V 、32V´および
33V 、33V´とそれぞれ導通接触する接触端子36V
、36V´および37V 、37V´が設けられ、前記各
接触端子36V 、36V´および37V 、37V´とそれ
ぞれ絶縁分離された4本のリード線を有する切替用回線
38が接続されている。
【0022】従って、前述したように検査用回線切替端
子盤32に対し回線切替プラグ34を適用することによ
り、検知対象となる加入者回線18に対応する検査用回
線切替端子盤32に設定された、それぞれ相互接続され
る対端子32V と33V 、32V´と33V´を遮断する
ことができる。これと同時に、前記各対端子32V と3
3V 、32V´と33V´は、前記回線切替プラグ34に
設けられた接触端子36V 、と37V 、36V´と37V
´とが、それぞれ導通接触し、切替用回線38のリード
線にそれぞれ分離導通されることになる。
【0023】そこで、本発明においては、前記検査用回
線切替端子盤32に対し、全く同一の構成からなるダミ
ーの検査用回線切替端子盤32′を設け、これらの検査
用回線切替端子盤32に対し前記切替用回線38を備え
た回線切替プラグ34を適用することにより、ADSL
システムの故障回線の検査を容易かつ簡便に行うことが
できる。
【0024】図5は、前記検査用回線切替端子盤32お
よび回線切替プラグ34を使用して、ADSLシステム
の故障回線の検査を行うための回線切替操作の概略を示
す説明図である。すなわち、図5において、一端をそれ
ぞれMDF30の接続側V端子30aを介して所定の加
入者回線18および電話交換機28に接続し、その他端
をそれぞれPOTSスプリッタ24に接続するように構
成配置したそれぞれ対端子32V と33V 、32V´と
33V´を備える正規の検査用回線切替端子盤32a
と、一端をそれぞれMDF30の接続側V端子30aを
介して未使用の加入者回線18および電話交換機28に
接続し、その他端をそれぞれPOTSスプリッタ24に
接続するように構成配置したそれぞれ対端子32V と3
3V 、32V´と33V´を備えるダミーの検査用回線切
替端子盤32a′とを設ける。
【0025】一方、前記正規の検査用回線切替端子盤3
2aおよびダミーの検査用回線切替端子盤32a′に対
し、図6に示すように、それぞれ挿通接続する接触端子
36V と37V 、36V´と37V´を備え、共通の切替
用回線38によって接続された一対の回線切替プラグ3
4、34′を設ける。
【0026】そこで、例えば1加入者のADSLシステ
ムに障害が発生した場合において、故障回線の検査を行
う操作について、図6を併せ参照しながら説明する。ま
ず、正規の検査用回線切替端子盤32aの指定された対
端子32V と33V 、32V´と33V´に対し、一方の
回線切替プラグ34を挿通する。これにより、相互接続
されている正規の検査用回線切替端子盤32aにおける
対端子32V と33V 、32V´と33V´の接続が遮断
され、前記対端子32V と33V 、32V´と33V´
は、それぞれ回線切替プラグ34の接触端子36V と3
7V 、36V´と37V´に接触導通される。これによ
り、検査対象となるADSLモデム22に接続されるP
OTSスプリッタ24と、障害の発生した加入者回線1
8と接続されるMDF30との接続回線のみを、他の加
入者回線18に何等の影響を及ぼすことなく遮断するこ
とができる。
【0027】次いで、前記一方の回線切替プラグ34と
切替用回線38によって接続されている他方の回線切替
プラグ34′を、ダミーの検査用回線切替端子盤32
a′の対端子32V と33V 、32V´と33V´に対し
挿通する。これにより、回線切替プラグ34′の接触端
子36V と37V 、36V´と37V´は、それぞれダミ
ーの検査用回線切替端子盤32a′の対端子32V と3
3V 、32V´と33V´に接触導通される。これによ
り、障害の発生した加入者回線18と接続されるMDF
30との接続回線を、前記回線切替プラグ34、34′
および切替用回線38を介して迂回させ、電話交換機2
8との接続を保持して、アナログ電話の機能については
維持することができると共に、ADSLモデムによる高
速デジタルデータ通信の機能についても維持することが
可能となる。
【0028】なお、前述した実施例において、前記回線
切替プラグ34、34′を切替用回線38を介して検査
用回線切替端子盤32a、32a′間の迂回接続を行う
場合には、前記切替用回線38がクロスケーブルであれ
ば、その両端に対称的に接続配置される前記回線切替プ
ラグ34、34′は上下を一致させて、それぞれ検査用
回線切替端子盤32a、32a′に挿通し、また前記切
替用回線38がストレートケーブルであれば、その両端
に対称的に接続配置される前記回線切替プラグ34、3
4′は上下を反転させて、それぞれ検査用回線切替端子
盤32a、32a′に挿通すればよい。
【0029】また、前述したADSLシステムの故障回
線の検査に際して、前記MDF30の接続側V端子30
aと接続される検査用回線切替端子盤32a、32a′
とペアとなる、図示しないMDF30の接続側H端子3
0bと接続される検査用回線切替端子盤32b、32
b′については、前述したような回線切替プラグ34、
34′および切替用回線38による操作は不要である
(図7参照)。この場合、図7からも明らかなように、
MDF30の接続側V端子30bと接続される検査用回
線切替端子盤32aとPOTSスプリッタ24との接続
ラインにおける障害について、ダミーの検査用回線切替
端子盤32a′を介してPOTSスプリッタ24とを未
使用のラインで迂回接続することにより、前述した故障
回線等の検査を容易に行うことができる。
【0030】なお、図7において、MDF30の接続側
H端子30bと接続される検査用回線切替端子盤32
b、32b′の対端子は、図5に示すMDF30の接続
側V端子30aと接続される検査用回線切替端子盤32
a、32a′の対端子32V 、32V´および33V 、
33V´と対応して、それぞれ参照符号32H 、32H´
および33H 、33H´で示される。
【0031】前述したように、本発明によれば、ADS
Lシステムにおける障害の発生に際して、故障回線を検
査する場合、電話局側において、MDFに接続されるス
プリッタ以降の高速デジタルデータ信号を取り扱うAD
SLモデムの接続回線を、アナログ音声信号を取り扱う
電話回線とを、検査用回線切替端子盤を設けることによ
り分離することができる。このため、前記検査用回線切
替端子盤、スプリッタおよびADSLモデムをそれぞれ
構成するユニットを、電源ユニットおよび監視ユニット
と共に1つのラックに分離独立させて収納配置すること
により、電話回線と完全に分離した状態でADSLシス
テムの故障回線の検査を、迅速かつ簡便に行うことが可
能となる。
【0032】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、A
DSLシステムから派生したRADSL(Rate Adapt
iveAsymmetric Digital Subscriber Line )シス
テム、およびHDSL(High data rate Digital S
ubscriber Line )システム、VDSL(Very High
Speed Digital Subscriber Line )システム、S
DSL(SymmetricDigital Subscriber Line )シ
ステム等にも適用することができるばかりでなく、その
他本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設
計変更を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係るADSLシステムにおける故障回線検査方式に
よれば、加入者側のアナログ電話機と電話局側の電話交
換機とを1つの加入者回線によりそれぞれ接続して構成
されるアナログ電話回線網からなり、前記加入者回線に
アナログ音声信号と高速デジタルデータ信号とを多重化
し集線して伝送するよう構成したADSLシステムにお
いて、電話局側における加入者側と接続される加入者回
線を、MDFおよびスプリッタを介してADSLモデム
および電話交換機と接続すると共に、前記MDFとスプ
リッタとのコネクタ接続間に検査用回線切替端子盤を設
けて、前記加入者回線と電話交換機との接続を維持し、
かつ前記加入者回線と前記スプリッタおよびADSLモ
デムとの端子間接続を遮断ないし迂回接続してADSL
システムの故障回線を検査する構成としたことにより、
検知対象となる加入者回線のアナログ音声信号の伝送を
維持した状態で、しかも他の加入者回線に対しては何等
の支障も及ぼすことなくADSLシステムの故障回線の
検査を、容易にして簡便かつ迅速に行うことができる。
【0034】また、本発明に係るADSLシステムにお
ける故障回線検査方式においては、前記検査用回線切替
端子盤として、一端をそれぞれMDFの接続側H端子お
よび接続側V端子を介して所定の加入者回線および電話
交換機に接続し、その他端をそれぞれスプリッタに接続
するように構成配置したそれぞれ対端子を備える2種類
の端子盤からなる正規の検査用回線切替端子盤と、一端
をそれぞれMDFの接続側H端子および接続側V端子を
介して未使用の加入者回線および電話交換機に接続し、
その他端をそれぞれスプリッタに接続するように構成配
置したそれぞれ対端子を備える2種類の端子盤からなる
ダミーの検査用回線切替端子盤とを設け、前記正規の検
査用回線切替端子盤およびダミーの検査用回線切替端子
盤に、それぞれ挿通して相互接続された前記対端子の接
続を遮断すると共に、前記対端子とそれぞれ接続する接
触端子を備え、共通の切替用回線によって前記正規の検
査用回線切替端子盤とダミーの検査用回線切替端子盤と
の間を迂回接続する一対の回線切替プラグを設けること
により、ADSLシステムの故障回線についての検査の
作業性を、適正かつ迅速にして効率よく達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る故障回線検査方式を採用したAD
SLシステムのシステム構成の一実施例を示す概略説明
図である。
【図2】図1に示すADSLシステムの検査用回線切替
端子盤の詳細な構成配置例を示す説明図である。
【図3】図2に示すADSLシステムの検査用回線切替
端子盤の構成例を示す概略説明図である。
【図4】図3に示す検査用回線切替端子盤とこれに適用
する回線切替プラグとを組合せた構成例を示すもので、
(a)は概略側面図、(b)は概略平面図である。
【図5】図3に示す検査用回線切替端子盤を使用して回
線切替操作を行う場合の概略説明図である。
【図6】図4に示す検査用回線切替端子盤と回線切替プ
ラグとの組合せによる回線切替操作状態を示す概略説明
図である。
【図7】図4に示す検査用回線切替端子盤を使用して回
線切替操作を行う場合の詳細な構成配置例を示す説明図
である。
【図8】従来のADSLシステムの原理を示す概略説明
図である。
【図9】従来のADSLシステムのシステム構成例を示
す概略説明図である。
【符号の説明】
10 高速デジタルデータ通信機器(PC) 12 ADSLモデム 14 統合分離機器(スプリッタ) 16 アナログ電話機 18 同一加入者線 20 高速デジタルデータ通信回線網(インターネッ
ト) 22 ADSLモデム 24 統合分離機器(スプリッタ) 26 アナログ電話回線網 28 電話交換機 30 MDF(中央集配線盤) 30a V端子(電話局内接続側) 30b H端子(加入者回線接続側) 32 検査用回線切替端子盤 32a、32b 正規の検査用回線切替端子盤 32a′、32b′ ダミーの検査用回線切替端子盤 32V 、32V´および33V 、33V´ 対端子 32H 、32H´および33H 、33H´ 34、34′ 回線切替プラグ 35 絶縁基板 36V 、36V´および37V 、37V´ 接触端子 38 切替用回線 A 加入者側 B 電話局側

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者側のアナログ電話機と電話局側の
    電話交換機とを1つの加入者回線によりそれぞれ接続し
    て構成されるアナログ電話回線網からなり、前記加入者
    回線にアナログ音声信号と高速デジタルデータ信号とを
    多重化し集線して伝送するよう構成したADSLシステ
    ムにおいて、 電話局側における加入者側と接続される加入者回線を、
    MDFおよびスプリッタを介してADSLモデムおよび
    電話交換機と接続すると共に、前記MDFとスプリッタ
    とのコネクタ接続間に検査用回線切替端子盤を設けて、
    前記加入者回線と電話交換機との接続を維持し、かつ前
    記加入者回線と前記スプリッタおよびADSLモデムと
    の端子間接続を遮断ないし迂回接続してADSLシステ
    ムの故障回線を検査するように構成したことを特徴とす
    るADSLシステムにおける故障回線検査方式。
  2. 【請求項2】 前記検査用回線切替端子盤は、前記MD
    Fの加入者回線および電話交換機と相互接続するH端子
    およびV端子とそれぞれ接続される対端子からなる2種
    類の端子盤を備え、これらの端子盤のそれぞれ対端子の
    他端を常時前記スプリッタに相互接続し、さらに前記相
    互接続される前記一方の端子盤の対端子間に挿通してそ
    の接続を遮断すると共に、前記MDFの接続側H端子お
    よび接続側V端子を加入者回線および電話交換機と相互
    接続するための回線切替プラグを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のADSLシステムにおける故障回線検
    査方式。
  3. 【請求項3】 前記検査用回線切替端子盤は、一端をそ
    れぞれMDFの接続側H端子および接続側V端子を介し
    て所定の加入者回線および電話交換機に接続し、その他
    端をそれぞれスプリッタに接続するように構成配置した
    それぞれ対端子を備える2種類の端子盤からなる正規の
    検査用回線切替端子盤と、一端をそれぞれMDFの接続
    側H端子および接続側V端子を介して未使用の加入者回
    線および電話交換機に接続し、その他端をそれぞれスプ
    リッタに接続するように構成配置したそれぞれ対端子を
    備える2種類の端子盤からなるダミーの検査用回線切替
    端子盤とを設け、前記正規の検査用回線切替端子盤およ
    びダミーの検査用回線切替端子盤に、それぞれ挿通して
    相互接続された前記対端子の接続を遮断すると共に、前
    記対端子とそれぞれ接続する接触端子を備え、共通の切
    替用回線によって前記正規の検査用回線切替端子盤とダ
    ミーの検査用回線切替端子盤との間を迂回接続する一対
    の回線切替プラグを設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のADSLシステムにおける故障回線検査方
    式。
  4. 【請求項4】 前記検査用回線切替端子盤とスプリッタ
    とADSLモデムとをそれぞれ構成するユニットを、電
    源ユニットおよび監視ユニットと共に1つのラックに分
    離独立させて収納配置したことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のADSLシステムにおける故
    障回線検査方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105456A1 (en) * 2002-06-06 2003-12-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) An arrangement in a telecommunication system

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