JP2002247446A - デジタル撮影装置、撮影装置、画像処理装置および記録媒体 - Google Patents

デジタル撮影装置、撮影装置、画像処理装置および記録媒体

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JP2002247446A JP2001040242A JP2001040242A JP2002247446A JP 2002247446 A JP2002247446 A JP 2002247446A JP 2001040242 A JP2001040242 A JP 2001040242A JP 2001040242 A JP2001040242 A JP 2001040242A JP 2002247446 A JP2002247446 A JP 2002247446A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主被写体を携帯電話の撮影部に近づけて撮影
した場合に生ずる画像の歪みを補正する。 【解決手段】 撮像部2を有する携帯電話1に、使用者
の顔を近づけて撮影した際に生ずる遠近感が誇張される
歪みを補正する歪補正部201を設ける。歪補正部20
1は画像の周縁部を中央部に対して拡大する処理を行
い、補正済画像データ232を生成する。これにより、
使用者の顔の自然な画像を携帯電話のディスプレイ11
に表示したり、送信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影された画像の
歪みを補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズにより生じる画像の歪
みである歪曲収差や魚眼レンズによる画像の歪みを画像
処理によって補正することがなされている。例えば、レ
ンズにより生じる幾何学的な歪みに合わせて、固体撮像
素子の画素信号の読み出し順序を変更しつつ補間を行う
ことにより歪みを補正する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方で、カメラで人物
の顔等を比較的近くから撮影すると、遠近感が誇張され
たような画像となる。平面の被写体を同じように撮影し
た場合には直線がほぼ直線に映ることから、このような
歪みは歪曲収差とは異質なものである。奥行きのある立
体的な被写体にカメラが近づいた場合、立体の周縁の奥
まった部位が手前の部位に近接して見え、あたかも遠近
感が誇張されたかのような歪みが生じていると考えられ
る(以下において、このような歪みを「遠近感が誇張さ
れる歪み」と略する)。遠近感が誇張される歪みは歪曲
収差とは異質であることから、このような歪みを補正す
るための新たな手法が必要となる。
【0004】特に、携帯電話にデジタルカメラが搭載さ
れたものが既に市販されており、今後、通話を行いなが
ら使用者自身の顔を撮影するテレビ電話として携帯電話
が利用されることが考えられる。カメラ付き携帯電話の
場合、使用者の顔が適切な大きさにて撮影されるように
レンズは広角側の焦点距離に設定される。このような光
学系にてカメラと使用者の顔とが近接した場合、遠近感
が誇張される歪みが一層顕著に生じる。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、立体的な被写体の遠近感が誇張される歪みを補正
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、デジタル撮影装置であって、被写体の画像を取得す
る撮像手段と、主被写体と前記撮像手段とが近いために
前記主被写体の立体的形状により生じる画像の歪みを補
正する補正手段とを備える。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデジタル撮影装置であって、前記補正手段が、前記画
像に占める前記主被写体の像の割合が大きく、かつ、前
記主被写体と前記撮像手段とが近いために前記主被写体
の立体的形状により生じる画像の歪みを補正する。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のデジタル撮影装置であって、前記補正手段
が、前記画像の周縁部を中央部に対して相対的に拡大す
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、前記
補正手段が、前記画像を複数の領域に分割し、前記複数
の領域のそれぞれに応じた拡大率にて前記複数の領域を
拡大する。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、操作
者から前記補正手段による補正の指示を受け付ける入力
手段をさらに備える。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、前記
画像中の前記主被写体の像のサイズを検出する検出手段
と、前記サイズから前記補正手段による補正の要否を判
定する判定手段とをさらに備える。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、前記
撮像手段から前記主被写体までの距離を測定する測距手
段と、前記距離から前記補正手段による補正の要否を判
定する判定手段とをさらに備える。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、前記
補正手段が、補正の程度に相当する複数の補正レベルか
ら選択された補正レベルに従って補正を行う。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
のデジタル撮影装置であって、操作者による前記複数の
補正レベルからの選択を受け付ける入力手段をさらに備
える。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9に記載のデジタル撮影装置であって、前記画像中の
前記主被写体の像のサイズを検出する検出手段と、前記
サイズに基づいて補正レベルを選択する手段とをさらに
備える。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項8また
は9に記載のデジタル撮影装置であって、前記撮像手段
から前記主被写体までの距離を測定する測距手段と、前
記距離に基づいて補正レベルを選択する手段とをさらに
備える。
【0017】請求項12に記載の発明は、請求項1ない
し11のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、
前記補正手段による補正が行われたことを示す表示を表
示する手段をさらに備える。
【0018】請求項13に記載の発明は、請求項1ない
し12のいずれかに記載のデジタル撮影装置であって、
前記補正手段による補正内容を示す補正データを生成す
る手段をさらに備える。
【0019】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載のデジタル撮影装置であって、前記補正データを前
記画像または補正済画像のデータとともに保存する保存
手段をさらに備える。
【0020】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載のデジタル撮影装置であって、前記保存手段に保存
された前記画像のデータを前記補正データとに基づいて
前記補正手段が補正を行う。
【0021】請求項16に記載の発明は、撮影装置であ
って、被写体の画像を取得する撮像手段と、主被写体と
前記撮像手段とが近いために前記主被写体の立体的形状
により生じる画像の歪みを補正する補正用レンズと、前
記撮像手段の光軸に対して前記補正用レンズを進退させ
る手段とを備える。
【0022】請求項17に記載の発明は、コンピュータ
に画像の処理を実行させるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラ
ムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
画像のデータを準備する工程と、前記画像のデータを処
理することにより、前記画像の撮影時に主被写体と撮像
手段とが近いために前記主被写体の立体的形状により生
じる前記画像の歪みを補正する工程とを実行させる。
【0023】請求項18に記載の発明は、画像処理装置
であって、画像のデータを記憶する記憶手段と、前記画
像のデータを処理することにより、前記画像の撮影時に
主被写体と撮像手段とが近いために前記主被写体の立体
的形状により生じる前記画像の歪みを補正する補正手段
とを備える。
【0024】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の画像処理装置であって、外部から前記画像のデー
タおよび補正内容を示す補正データを受信する受信手段
をさらに備え、前記補正手段が、前記補正データに基づ
いて補正を行う。
【0025】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話1の外観
図である。携帯電話1は、通話やデータ通信を行う通信
装置としての機能のみならず、画像を取得する撮影装置
としての機能も有する。
【0026】携帯電話1は、画像を撮影する撮像部2を
有し、本体部前面には使用者へのメニューや撮影した画
像を表示する液晶のディスプレイ11を有する。ディス
プレイ11の上方には通話時に音声を出力するスピーカ
13、側方には撮像部2のレンズユニット21、並び
に、下方には通話や撮影時等に使用者からの指示を受け
付ける操作ボタン部12、および、通話時に音声を集音
するマイク14が設けられる。さらに、本体部の上面に
は情報の送受信のためのアンテナ15が設けられる。
【0027】図2は、撮像部2の構成および本体部に設
けられた各種構成を示すブロック図である。図2に示す
構成のうち、レンズ211およびCCD212を有する
レンズユニット21、A/D変換部22、並びに、信号
補正部23が撮像部2に含まれる。本体部内には、各種
演算処理を行うCPU31、動作プログラムを記憶する
ROM32および各種データを記憶するRAM33が設
けられ、撮像部2の各種構成、ROM32およびRAM
33がCPU31に接続される。また、CPU31に
は、ディスプレイ11、操作ボタン部12、携帯電話1
に装着された外部メモリ113、並びに、アンテナ15
を介して信号の受信および送信を行う受信部114およ
び送信部115も接続される。
【0028】携帯電話1では、撮像部2、CPU31、
ROM32およびRAM33により画像が取得される。
すなわち、レンズ211により被写体の像がCCD21
2上に結像され、操作ボタン部12のうち使用者から撮
影の指示を受け付けるボタンが押されると、CCD21
2からの画像信号がA/D変換部22によりデジタル信
号に変換される。A/D変換部22にて変換されたデジ
タル画像信号は、さらに信号補正部23によりホワイト
バランスやγ補正等の処理が施され、RAM33に画像
のデータとして記憶される。なお、これらの処理の制御
はCPU31がROM32内に記憶されているプログラ
ム321に従って動作することにより行われる。
【0029】また、操作ボタン部12からの入力操作に
基づいてCPU31を介してRAM33と外部メモリ1
13との間で各種データの受け渡しが可能とされてお
り、ディスプレイ11には、CPU31の制御により、
各種情報の表示やRAM33や外部メモリ113に記憶
されいてる画像の表示が行われる。
【0030】ここで、撮影の際に図3(a)に示すよう
に主被写体9と携帯電話1とが十分に離れている場合に
は図3(b)の画像のように自然な画像が得られる。し
かし、図4(a)に示すように主被写体9と携帯電話1
とが近い場合には、図4(b)の画像のように遠近感が
誇張された不自然な画像となる。
【0031】これは、撮像部2に向かって主被写体の中
央部が周縁部よりも突出する場合、換言すれば、主被写
体が撮像部2に向かって略凸となる形状である場合、主
被写体と撮像部2とが近接すると主被写体の周縁部の面
が撮像部2から周縁部に向かう方向に対して平行に近づ
くためであると考えられる。より具体的には、図5に示
すように、主被写体9の周縁部の点91からレンズ21
1に入射する光とレンズ211の光軸211aとのなす
角θ1と、点91より手前に位置する点92からレンズ
211に入射する光と光軸211aとのなす角θ2との
差が、レンズ211が主被写体9に近づくほど減少する
ために画像に歪みが生じると考えられる。
【0032】また、図5に示す角θ1が大きくなるほど
歪みが大きくなることから、主被写体が撮像部2に近
く、かつ、主被写体の像が画像に占める割合が大きい場
合には、画像の遠近感が誇張される歪みが顕著に生じる
こととなる。
【0033】そこで、携帯電話1では、このような歪み
を内部のCPU31による画像処理により補正するよう
になっている。
【0034】図6は、CPU31がROM32内のプロ
グラム321に従って動作することにより実現される機
能構成を他の構成とともに示す図である。図6に示す構
成のうち、歪補正部201、データ転送部202および
表示制御部203が、CPU31により実現される機能
を示す。
【0035】歪補正部201は、信号補正部23から出
力されてRAM33に記憶された画像データ221に対
して後述する歪みの補正を行って補正済画像データ22
2を生成する。データ転送部202は、使用者の指示を
操作ボタン部12から受け付け、表示する画像のデータ
(補正済画像データ222を含む。)をRAM33また
は外部メモリ113から取得して表示制御部203に渡
す。表示制御部203は、データ転送部202から転送
される補正済画像データ222に対して必要な処理を行
ってからディスプレイ11に画像を表示させる。
【0036】なお、図示を省略しているが、携帯電話1
では操作ボタン部12を介して歪補正部201にて補正
を行うか否かを選択することが可能とされている。
【0037】図7は、携帯電話1が画像を取得する際の
動作の流れを示す図である。以下、図6および図7を用
いて携帯電話1の動作について説明する。
【0038】まず、操作ボタン部12の操作により撮像
部2にて画像が取得され、RAM33に画像データ22
1として記憶される(ステップS11)。ここで、歪補
正部201による補正を行うように設定がなされている
か否かが確認され、補正を行う場合には歪補正部201
が画像データ221に対して補正処理を行う(ステップ
S12,S13)。
【0039】図5を用いて説明したように、主被写体が
撮像部2に近接するために生じる画像の歪みは、主被写
体の像の周縁部が中央部に対してあたかも縮小されたか
のような歪みとなる。そこで、歪補正部201では、画
像の周縁部を中央部に対して拡大する補正を行う。図8
は、歪み補正における画像の中心からの距離と拡大率と
の関係を示す図である。図8に示すように、画像の中心
から離れている部位ほど大きな拡大率にて拡大処理が行
われる。さらに、拡大率の増加量も画像の中心から離れ
るほど大きくなる。このような処理により、画像データ
221が図4(b)に例示した画像のデータである場
合、補正済画像データ222は、図4(a)に示す画像
のデータへと近づけられる。
【0040】その後、表示制御部203がRAM33に
作成された補正済画像データ222をデータ転送部20
2を介して取得し、ディスプレイ11に補正後の画像が
表示される(ステップS14)。
【0041】図9は補正済みの画像が表示されたディス
プレイ11を例示する図である。図9に示すように、補
正済みの画像が表示される際には表示制御部203によ
り、歪補正部201による補正が行われたことを示す表
示8が補正済みの画像に合成されて表示される。これに
より、使用者は歪みの補正が行われたか否かを容易に認
識することが可能となり、補正を忘れてしまうことが防
止される。
【0042】歪補正部201による補正を行わないよう
に設定がなされている場合には、補正を行うことなくデ
ータ転送部202が画像データ221を表示制御部20
3へと転送し、画像の表示が行われる(ステップS1
2,S14)。
【0043】また、必要に応じて、画像データ221や
補正済画像データ222がデータ転送部202から図2
に示す送信部115へと転送され、アンテナ15を介し
て他の端末に向けて送信されたり、外部メモリ113に
保存される。
【0044】以上のように、携帯電話1では主被写体、
特に、携帯電話1を保持する使用者の顔を撮影する際
に、遠近感が誇張される歪みを補正することができ、自
然な画像に近い画像を取得することができる。また、補
正を行うか否かの設定を切り替えることができ、歪補正
部201を非能動化することにより風景等の遠景も適切
に撮影することができる。
【0045】なお、本実施の形態では、補正を行う場合
に取得された画像に対して一律に図8に示す特性の補正
が行われる。通常の撮影においては、主被写体の形状や
主被写体までの距離の違いから画像の歪みは一定ではな
い。しかし、携帯電話1のように本体の前面に撮像部2
を有する場合、図10に示すように使用者が自分の顔を
撮影して通話相手に送信する際にのみ主被写体に近づい
て撮影が行われるものと想定される。さらに、自分の顔
であるために補正の必要性が高くなるといえる。近接し
て撮影される主被写体が人間の顔に限定される場合、主
被写体の立体的形状(凹凸等)の状態、携帯電話1を手
に持って撮影する際の撮像部2と主被写体との距離およ
び画像内の主被写体の像の大きさがほぼ一定となる。
【0046】そこで、携帯電話1では、主被写体が使用
者の顔である場合にのみ補正が必要であるという前提に
基づき、簡易な補正機能のみが設けられている。なお、
撮影対象が使用者の顔に限定される場合には撮影の際に
常に補正が行われるようになっていてもよい。
【0047】<2. 第2の実施の形態>第1の実施の
形態では、画像の中心から連続的に拡大率を変化させて
画像の周縁部を拡大する補正が行われるが、補正処理は
簡素化されてもよい。
【0048】図11は、撮像部2により取得された画像
81を中心からの距離に応じて複数の領域811〜81
4に分割した様子を示す図である。歪補正部201では
これらの領域811〜814に対して異なる拡大率にて
拡大補正が行われる。ただし、補正後の領域の間に隙間
や重なりが生じる場合には、適宜、補間処理や部分的な
削除が行われる。
【0049】図12は、拡大処理が行われる際の各領域
に対する拡大率を示す図である。領域番号1〜4はそれ
ぞれ領域811〜814に対応する。図12に示すよう
に、画像の周縁部の領域に対する拡大率ほど高く設定さ
れる。これにより、画像の周縁部が中央部に対して拡大
される。歪補正部201にてこのような補正を行う場
合、歪補正部201における処理は簡素化され、補正を
迅速に行うことができる。
【0050】なお、主被写体が使用者の顔に限定される
場合、使用者の顔の像は縦長の楕円に近くなる。そこ
で、図11に示す領域811〜814の境界は楕円に設
定されてもよい。さらには、画像を上下左右に並ぶ複数
の矩形の領域に分割し、各分割領域の位置に応じた拡大
率が設定されてもよい。このように、画像は任意の複数
の領域に分割されてよく、各分割領域に応じた拡大率に
て分割領域を拡大することにより、さらに適切な歪み補
正が実現される。
【0051】一方、主被写体の形状に応じて分割領域の
形状が任意に変更されてもよい。例えば、画像処理によ
り主被写体の輪郭を抽出し、主被写体の輪郭に合わせて
領域811〜814の境界の形状が決定されてもよい。
このような処理により適切な歪みの補正が実現される。
【0052】<3. 第3の実施の形態>第1および第
2の実施の形態では、補正の特性を固定することにより
簡易な歪み補正を行っているが、補正の程度を変更しつ
つ補正が行われてもよい。次に、第3の実施の形態とし
て画像中の主被写体の像の大きさに応じて補正の程度が
変更される携帯電話1について説明する。なお、携帯電
話1の構成は図1および図2に示す構成と同様である。
【0053】図13は、画像中の主被写体の像の大きさ
(以下、「サイズ」という。)を検出するために画像8
2中に設定された領域821,822を示す図である。
ただし、領域822は領域812を含むものとする。遠
近感が誇張される歪みは、一般的には、画像内に占める
主被写体の画像の割合が大きいほど顕著に生ずるとみな
すことができる。また、主被写体は常に画像の中央に存
在するとみなすことができるため、画像82に画像の中
心からの距離に応じた領域821,822を設定し、主
被写体の像のサイズをこれらの領域821,822と比
較して補正の程度を変更することにより、適切な歪み補
正を実現することができる。
【0054】具体的には、主被写体の像が領域821に
収まる場合には、主被写体の像の周縁部の歪みが無視で
きるとみなして歪み補正を行わず、主被写体の像が領域
821には収まらないが領域822に収まる場合には、
やや歪みが目立つと想定されることから、補正の程度が
低い補正(図14に示す特性を有する補正)を行い、主
被写体の像が領域822に収まらない場合には、歪みが
かなり目立つとみなして補正の程度が高い補正(図15
に示す特性を有する補正)が行われる。すなわち、主被
写体の像のサイズが大きいほど補正の程度が強く設定さ
れる。以下の説明では、補正の程度を「補正レベル」と
呼び、補正を行わない補正レベルを「0」、図14に示
す特性の補正レベルを「1」、図15に示す特性の補正
レベルを「2」と呼ぶ。
【0055】図16は、第3の実施の形態におけるCP
U31がROM32内のプログラム321に従って動作
することにより実現される機能構成を他の構成とともに
示す図である。図16に示す構成は、図6に示す構成に
主被写体の像のサイズを検出するサイズ検出部204お
よび補正レベルを選択する補正レベル選択部205を追
加したものとなっている。他の構成は第1の実施の形態
とほぼ同様の処理や動作を行う。
【0056】図17および図18は、第3の実施の形態
に係る携帯電話1の動作の流れを示す図である。以下、
図16ないし図18を参照して携帯電話1が画像を取得
する際の動作を説明する。
【0057】まず、操作ボタン部12を介して撮影が指
示されると、信号補正部23からの画像信号がRAM3
3に画像データ221として記憶され、画像が取得され
る(ステップS211)。次に、サイズ検出部204が
画像中の主被写体の像のサイズを検出する(ステップS
212)。サイズ検出部204では、画像中の鮮明なエ
ッジの存在領域や画像中の色の分布に基づいて主被写体
の像の領域が特定され、さらに、図13に示す領域82
1,822と主被写体の像の領域とを比較することによ
り、主被写体の像のサイズが検出される。
【0058】検出された主被写体の像のサイズは補正レ
ベル選択部205に入力され、主被写体の像が領域82
1に含まれる場合には補正レベルが0に設定される(ス
テップS213,S214)。主被写体の像が領域82
1を超えるが領域822には含まれる場合には補正レベ
ルが1に設定される(ステップS215,S216)。
主被写体の像が領域822を超える場合には補正レベル
が2に設定される(ステップS215,S217)。
【0059】続いて、歪補正部201が、補正レベル選
択部205で選択された補正レベルに基づいて画像デー
タ221の歪みを補正し、補正済画像データ222を生
成する(ステップS218)。すなわち、補正レベルが
0の場合には歪み補正を行わず、補正レベルが1の場合
には図14に示す特性の弱い歪み補正を行い、補正レベ
ルが2の場合には図15に示す特性の強い歪み補正を行
う。
【0060】このように、携帯電話1では実質的に領域
821を用いて検出される主被写体の像のサイズから補
正の要否を判定し、領域822を用いることにより主被
写体の像のサイズに基づいて1または2の補正レベルを
選択するようになっている。
【0061】補正済画像データ222がRAM33に記
憶されると、データ転送部202が表示制御部203へ
と補正済画像データ222を転送し、ディスプレイ11
に補正後の画像が表示される(ステップS219)。こ
のとき、補正レベルの表示が合成されて表示される。な
お、補正レベルが0の場合には、画像データ221が表
示制御部203へと転送され、取得された画像がそのま
ま表示される。
【0062】ここで、使用者は表示された画像を見て補
正が適切であるか、あるいは、好みの補正が行われたか
を確認する。補正が好ましくない場合には、操作ボタン
部12を介して補正レベルが選択される(ステップS2
21,S222)。そして、再度、使用者により選択さ
れた補正レベルにて補正が行われ、補正後の画像がディ
スプレイ11に表示される(ステップS218,S21
9)。なお、補正レベルとして0が選択された場合に
は、補正が施されていない画像が表示される。
【0063】このように、携帯電話1では使用者の操作
により補正レベルを選択することも可能とされている。
【0064】一方、補正済みの画像が適切であると使用
者により判断され、操作ボタン部12の操作により補正
レベルが確定された場合には、補正レベル選択部205
により、選択された補正レベルが補正データ223とし
てRAM33に記憶される(ステップS223)。すな
わち、図16において補正レベル選択部205は、補正
レベルの選択および補正データの生成の双方を行う部位
として図示している。
【0065】RAM33に記憶されている画像データ2
21、補正済画像データ222および補正データ223
は、操作ボタン部12からの指示を受け付けたデータ転
送部202によって適宜取り出され、外部メモリ113
に保存されたり、送信部115およびアンテナ15(図
2参照)を介して他の端末に送信される。
【0066】以上のように、携帯電話1では補正の内容
を示す補正データ223が別途保存される。したがっ
て、このような携帯電話1の間で通信を行うことによ
り、補正データ223を利用した様々な画像の楽しみ方
が実現される。
【0067】例えば、一方の携帯電話1から画像データ
221および補正データ223を送信した場合、受信し
た携帯電話1では補正データ223が示す補正レベルに
て歪補正部201が画像データ221の歪み補正を行
い、補正後の画像がディスプレイ11に表示される。こ
れにより、送信者の好みの歪み補正が行われた画像が自
動的に受信者に向けて表示される。受信側の携帯電話1
では、補正前の画像データ221を有することから、補
正レベルを変更した補正済み画像、あるいは、補正がな
されていない画像を表示することも可能となる。
【0068】一方の携帯電話1から補正済画像データ2
22および補正データ223が送信される場合は、受信
側の携帯電話1にて歪み補正は行われず、補正済みの画
像がディスプレイ11に表示される。ここで、補正デー
タ223からどのような補正が行われたかを把握するこ
とができるため、歪補正部201にて歪み補正の逆演算
を行うことにより補正前の画像のデータを生成すること
ができる。さらには、補正レベルを変更した画像のデー
タも生成することが可能となる。
【0069】このように、補正データ223を利用する
ことにより、受信側にて補正の程度を任意に変更するこ
とが実現される。
【0070】また、画像データ221と補正済画像デー
タ222とは補正データ223を用いて一方から他方へ
と変換可能なデータであることから、補正データ223
が存在する場合、画像データ221および補正済画像デ
ータ222のいずれかは保存する必要がないデータとな
る。したがって、例えば、外部メモリ113に画像を保
存する際には、画像データ221および補正データ22
3のみが外部メモリに保存されてもよい。この場合、外
部メモリ113から画像を読み出して表示する際には、
歪補正部201が読み出された画像データ221を補正
データ223が示す補正レベルにて補正し、補正済画像
データ222を生成してからディスプレイ11に補正済
みの画像が表示される。これにより、外部メモリ113
に補正済画像データ222を保存することが不要とな
り、さらに、読み出された画像を様々な補正レベルにて
補正することが可能となる。
【0071】もちろん、外部メモリ113には補正済画
像データ222および補正データ223のみが保存され
てもよく、この場合、外部メモリ113から読み出され
た補正済画像データ222および補正データ223を用
いて歪補正部201が歪み補正の逆演算を行うことによ
り補正前の画像のデータを生成することも可能となる。
【0072】以上のように、第3の実施の形態に係る携
帯電話1では、主被写体の像のサイズに応じて補正の要
否を自動的に判定し、さらには、補正の程度が自動的に
変更されることから、使用者が特別な操作をすることな
く適切な補正が施された画像を得ることができる。
【0073】また、補正が使用者の好みに合わない場合
であっても、補正の程度を変更することができ、さら
に、補正データ223を送信することにより受信者側に
て補正の程度を変更することも可能となる。
【0074】なお、主被写体像のサイズを主被写体像の
面積から検出し、補正レベルが決定されてもよい。
【0075】<4. 第4の実施の形態>第3の実施の
形態では、主被写体のサイズに応じて補正レベルが選択
されるが、補正レベルの選択は主被写体と携帯電話1と
の距離に基づいて行うことも可能である。図5を用いて
説明したように、主被写体9と撮像部2とが近いほど、
主被写体像の歪みが顕著となるからである。
【0076】以下、第4の実施の形態に係る携帯電話1
として、主被写体との距離に基づいて補正レベルを選択
する携帯電話1について説明する。なお、第4の実施の
形態に係る携帯電話1は図1および図2に示す構成に測
距センサを追加した構成となっており、以下の説明では
第3の実施の形態と同様の構成については同符号を付し
て説明する。
【0077】図19は、第4の実施の形態に係る携帯電
話1においてCPU31がROM32内のプログラム3
21に従って動作することにより実現される機能構成を
他の構成をともに示すブロック図であり、図16に示す
サイズ検出部204を測距部117に置き換えたものと
なっている。
【0078】測距部117は測距センサを有し、例え
ば、位相差検出方式にて主被写体から撮像部2までの距
離を測定する。測定された距離は補正レベル選択部20
5に入力され、補正レベルの選択が行われる。
【0079】図20は、第4の実施の形態に係る携帯電
話1の動作の流れの一部を示す図であり、他の部分は図
18と同様である。図20において図17と同様の動作
については同符号を付している。以下、図19、図20
および図18を参照して携帯電話1が画像を取得する際
の動作について説明する。
【0080】まず、操作ボタン部12を介して撮影が指
示されて画像が取得されると(ステップS211)、こ
の動作とほぼ同時に測距部117にて主被写体までの距
離が取得される(ステップS312)。
【0081】測定された主被写体までの距離は補正レベ
ル選択部205に入力され、補正レベルの選択が行われ
る。補正レベルの選択は図21に示すように予め定めら
れた距離のしきい値D1,D2と携帯電話1から主被写
体9までの距離とを比較することにより行われる。すな
わち、主被写体までの距離がしきい値D1以上である場
合には、主被写体と撮像部2とが十分に離れているため
歪み補正が不要と判定され、補正レベルが0に設定され
る(ステップS313,S214)。主被写体との距離
がしきい値D1未満であるが、しきい値D1よりも小さ
いしきい値D2以上である場合には程度の低い歪み補正
が必要であると判定され、補正レベルが1に設定される
(ステップS315,S216)。主被写体までの距離
がしきい値D2未満である場合には程度の高い歪み補正
が必要であると判定され、補正レベルが2に設定される
(ステップS315,S217)。
【0082】続いて、第3の実施の形態と同様に、補正
が必要な場合には歪補正部201が、補正レベル選択部
205で選択された補正レベルに基づいて画像データ2
21の歪みを補正し、補正済画像データ222を生成す
る(ステップS218)。このように、携帯電話1では
実質的に測距部117を用いて検出される主被写体まで
の距離としきい値D1とを比較することにより補正の要
否を判定し、しきい値D2と比較することにより1また
は2の補正レベルを選択するようになっている。
【0083】補正済画像データ222がRAM33に記
憶されると、以後、第3の実施の形態と同様に、画像の
表示が行われ(ステップS219)、必要に応じて使用
者による補正レベルの変更が行われる(図18)。
【0084】また、補正レベルも補正データ223とし
てRAM33に記憶され、補正データ223を送信する
ことにより受信者側にて補正の程度を変更することが可
能とされる。
【0085】以上のように、第4の実施の形態に係る携
帯電話1では、主被写体までの距離に基づいて補正の要
否を自動的に判定したり、補正の程度が自動的に変更さ
れることから、使用者が特別な操作をすることなく適切
な補正が施された画像を得ることができる。
【0086】<5. 第5の実施の形態>以上の実施の
形態では、携帯電話内部において画像データの処理を行
うようになっているが、画像データの処理は別途設けら
れた画像処理装置にて行われてもよい。
【0087】図22は、画像処理装置4の構成を示すブ
ロック図である。画像処理装置4は、各種演算処理を行
うCPU401、基本プログラムを記憶するROM40
2および各種情報を記憶するRAM403をバスライン
に接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっ
ている。バスラインにはさらに、データ等を保存する固
定ディスク404、情報や画像の表示を行うディスプレ
イ405、操作者からの入力を受け付けるキーボード4
06aおよびマウス406b、光ディスク、磁気ディス
ク、光磁気ディスク等の記録媒体93から情報の読み取
りを行う読取装置407、並びに、通信網を介して他の
通信装置と通信を行う通信部408が、適宜、インター
フェイス(I/F)を介する等して接続される。
【0088】画像処理装置4には、事前に読取装置40
7を介して記録媒体93からプログラムが読み出され、
固定ディスク404に記憶される。そして、プログラム
441がRAM403にコピーされるとともにCPU4
01がRAM403内のプログラムに従って演算処理を
実行することにより画像処理装置4が画像の歪み補正を
行う。
【0089】すなわち、主としてCPU401が図6に
示す歪補正部201、データ転送部202および表示制
御部203としての動作を行い、キーボード406aお
よびマウス406bが操作ボタン部12と同様の役割を
果たし、ディスプレイ405が携帯電話1のディスプレ
イ11と同様の役割を果たす。
【0090】画像処理装置4には、携帯電話や小型のデ
ジタルカメラにて撮影された画像のデータが固定ディス
ク404に予め格納され、取り扱い可能に準備される。
例えば、携帯電話やデジタルカメラの外部メモリから画
像データが固定ディスク404へと読み出されたり、通
信部408を介して携帯電話から、あるいは、電子メー
ルの添付ファイルとして画像データが受信され、固定デ
ィスク404に記憶される。
【0091】画像データが準備されると、CPU401
が第1の実施の形態と同様の歪み補正を実行することに
より、画像の周縁部が拡大され、補正後の画像がディス
プレイ405に表示される(図7のステップS13,S
14に相当)。
【0092】もちろん、画像処理装置4では第3および
第4の実施の形態と同様に、使用者により複数の補正レ
ベルから選択が行われてもよく、これにより、より適切
な補正が実現される。
【0093】さらに、第3および第4の実施の形態に係
る携帯電話1から画像処理装置4へと画像データ221
および補正データ223、または、補正済画像データ2
22および補正データ223が転送されてもよい。これ
により、送信者の意図した補正済み画像をディスプレイ
405に表示することができるとともに、補正の程度を
変更した画像や補正前の画像もディスプレイ405に表
示することが可能となる。
【0094】<6. 第6の実施の形態>第1ないし第
4の実施の形態では、固体撮像素子からの出力をデジタ
ル化して処理することによって遠近感が誇張される歪み
を補正しているが、補正は光学的に行われてもよい。図
23は、補正用レンズ213を用いて補正を行う場合の
レンズユニット21の構成を示す斜視図である。
【0095】補正用レンズ213は、レンズ211とC
CD212との間に配置され、電磁式のプランジャ21
4によりレンズ211の光軸211aに対して進退可能
とされる。補正用レンズ213は、画像の周辺部を中央
部に対して図8に示す特性にて拡大するように設計され
ている。
【0096】補正された画像を取得する際には、補正用
レンズ213が光軸211a上に移動し、補正が行われ
ない場合には補正用レンズ213が光軸211aから外
れた位置へと退避する。これにより、人の顔等の近接す
る主被写体も風景等の遠景も適切に撮影することが実現
される。また、画像処理をする必要がなくなることか
ら、画像データに対する処理時間も短縮される。
【0097】なお、補正用レンズ213を用いて遠近感
が誇張される歪みを補正する技術は、銀塩フィルムを用
いて画像を取得するカメラにも応用することが可能であ
る。また、補正用レンズ213の移動は使用者がレバー
を操作する等して行われてもよい。
【0098】<7. 変形例>以上、本発明の実施の形
態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0099】例えば、上記実施の形態では画像の周縁部
を中央部に対して拡大するようにしているが、これは、
主被写体が撮像部2に向かって略凸となる形状を有する
ことを前提としている。主被写体の形状によっては主被
写体と撮像部2とが近いために主被写体の立体的形状に
より生じる画像の歪みの特性は異なったものとなる。し
たがって、主被写体の立体的形状が既知であるならば、
主被写体の形状に合わせた歪み補正が行われてもよい。
【0100】具体的には、上下に伸びる円柱状の主被写
体を撮影する際には、左右方向に対してのみ図8に示す
特性を有する歪みの補正が行われてもよく、主被写体の
表面の一部が撮像部2に対向する平面であることが事前
に判明している場合には、この平面の部分に対して歪み
補正を行わないようにしてもよい。
【0101】また、上記実施の形態では、画像の周縁部
を中央部に対して拡大するようにしているが、中央部が
周縁部に対して縮小されてもよい。すなわち、画像の周
縁部が中央部に対して相対的に拡大されてもよい。第6
の実施の形態における補正用レンズ213を用いる場合
も同様である。
【0102】上記第3および第4の実施の形態では、補
正レベルが3段階である場合について説明したが3段階
に限定されるものではなく、2段階(補正有りまたは補
正なしの切替を含む)、あるいは、4段階以上であって
もよい。多数の補正レベルを利用することにより、主被
写体の像の様々なサイズや主被写体との様々な距離に基
づいたより適切な歪み補正を行うことができる。
【0103】上記第3および第4の実施の形態では、選
択された補正レベルを補正データ223としてRAM3
3や外部メモリ113に保存するが、補正データ223
は補正の内容を示すデータであればどのようなものであ
ってもよい。例えば、図14や図15に示す画像の中心
からの距離と拡大率との関係が補正データ223として
保存されてもよく、図11および図12に示す領域81
1〜814の範囲や各領域の拡大率が補正データ223
として保存されてもよい。これにより、第3および第4
の実施の形態に係る携帯電話1や第5の実施の形態に係
る画像処理装置が画像データ221および補正データ2
23を受信した際に、予め準備された補正特性に拘束さ
れることなく画像の歪み補正を行うことが可能となる。
【0104】上記第3および第4の実施の形態では、補
正データ223が生成された後、RAM33に保存され
ると説明したが、補正データ223は保存されることな
く相手側の端末に向けて送信されてもよい。すなわち、
画像データ221および補正データ223が携帯電話1
に保存されることなく外部へと出力されてもよい。
【0105】なお、上記第3および第4の実施の形態で
は、補正の程度は使用者の好みに応じて適宜変更されて
よいため、例えば、さらに強い補正を行って逆の歪み
(主被写体の周縁部が手前に存在するように見える歪
み)を生じさせた画像が作成されてもよい。
【0106】上記実施の形態では、歪補正部201はC
PUがプログラムに従って動作することにより実現され
るものとして説明したが、その一部または全部が専用の
電気的回路として設けられてもよい。
【0107】第1ないし第4の実施の形態に係る携帯電
話1内のプログラム321は記録媒体である外部メモリ
113から書き換え可能なROM32に書き込まれても
よく、受信部114を介してROM32に書き込まれて
もよい。このように、歪み補正機能は携帯電話1の購入
後に追加されてもよい。
【0108】
【発明の効果】請求項1ないし18の発明では、主被写
体と撮像手段とが近いために生じる画像の歪みを補正す
ることができる。
【0109】請求項3の発明では、主被写体が撮像手段
に向かって略凸の場合に適切に画像のひずみを補正する
ことができる。
【0110】請求項4の発明では、補正処理を簡素化す
ることができる。
【0111】請求項5の発明では、補正を行うか否かを
選択することができる。
【0112】請求項6および7の発明では、補正が必要
か否かを自動的に判定することができる。
【0113】請求項8ないし11の発明では、適切な補
正レベルを選択することができ、より適切な補正を行う
ことができる。特に、請求項9の発明では、使用者の好
みに合わせて補正レベルを選択することができ、請求項
10および11の発明では、補正レベルを自動的に選択
することができる。
【0114】請求項12の発明では、補正が行われたこ
とを使用者が容易に認識することができる。
【0115】請求項13ないし15の発明では、補正デ
ータを生成することができ、補正データを利用した画像
の歪の補正が可能となる。
【0116】請求項16の発明では、補正レンズにより
画像処理を行うことなく補正された画像を得ることがで
きる。
【0117】請求項19の発明では、外部から受信した
補正データに従った補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話の外観図である。
【図2】携帯電話の構成および撮像部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】(a)は遠近感が誇張される歪みが生じない撮
影状態を示し、(b)は歪みを有しない画像を示す図で
ある。
【図4】(a)は遠近感が誇張される歪みが生じる撮影
状態を示し、(b)は歪みを有する画像を示す図であ
る。
【図5】主被写体上の点とレンズとの関係を示す図であ
る。
【図6】第1の実施の形態における画像の歪を補正する
ための構成を示すブロック図である。
【図7】画像を取得する際の携帯電話の動作の流れを示
す図である。
【図8】画像の中心からの距離に応じた拡大率の変化を
示す図である。
【図9】補正済みの画像がディスプレイに表示された様
子を示す図である。
【図10】携帯電話が使用者の顔の撮影に使用される様
子を示す図である。
【図11】画像の中心からの距離に応じて分割された領
域を示す図である。
【図12】領域ごとの拡大率の変化を示す図である。
【図13】主被写体のサイズを判定するための領域を示
す図である。
【図14】画像の中心からの距離に応じた拡大率の変化
を示す図である。
【図15】画像の中心からの距離に応じた拡大率の変化
を示す図である。
【図16】第2の実施の形態における画像の歪を補正す
るための構成を示すブロック図である。
【図17】画像を取得する際の携帯電話の動作の流れを
示す図である。
【図18】画像を取得する際の携帯電話の動作の流れを
示す図である。
【図19】第3の実施の形態における画像の歪を補正す
るための構成を示すブロック図である。
【図20】画像を取得する際の携帯電話の動作の流れを
示す図である。
【図21】携帯電話と主被写体とを示す図である。
【図22】画像処理装置の構成を示す図である。
【図23】補正用レンズを有する撮像部の構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 携帯電話 2 撮像部 4 画像処理装置 11 ディスプレイ 12 操作ボタン部 31 CPU 32 ROM 33 RAM 113 外部メモリ 114 受信部 117 測距部 201 歪補正部 203 表示制御部 204 サイズ検出部 205 補正レベル選択部 213 補正用レンズ 214 プランジャ 321 プログラム S13 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04M 1/725 Fターム(参考) 5B057 AA01 BA11 CA19 CB19 CC03 CD12 CE20 CH01 CH11 5C022 AA12 AA13 AB68 AC69 5K023 AA07 BB11 GG04 HH07 MM25 5K027 AA11 BB01 HH26

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル撮影装置であって、 被写体の画像を取得する撮像手段と、 主被写体と前記撮像手段とが近いために前記主被写体の
    立体的形状により生じる画像の歪みを補正する補正手段
    と、 を備えることを特徴とするデジタル撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル撮影装置であ
    って、 前記補正手段が、前記画像に占める前記主被写体の像の
    割合が大きく、かつ、前記主被写体と前記撮像手段とが
    近いために前記主被写体の立体的形状により生じる画像
    の歪みを補正することを特徴とするデジタル撮影装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデジタル撮影
    装置であって、 前記補正手段が、前記画像の周縁部を中央部に対して相
    対的に拡大することを特徴とするデジタル撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ジタル撮影装置であって、 前記補正手段が、前記画像を複数の領域に分割し、前記
    複数の領域のそれぞれに応じた拡大率にて前記複数の領
    域を拡大することを特徴とするデジタル撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ジタル撮影装置であって、 操作者から前記補正手段による補正の指示を受け付ける
    入力手段、をさらに備えることを特徴とするデジタル撮
    影装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のデ
    ジタル撮影装置であって、 前記画像中の前記主被写体の像のサイズを検出する検出
    手段と、 前記サイズから前記補正手段による補正の要否を判定す
    る判定手段と、をさらに備えることを特徴とするデジタ
    ル撮影装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載のデ
    ジタル撮影装置であって、 前記撮像手段から前記主被写体までの距離を測定する測
    距手段と、 前記距離から前記補正手段による補正の要否を判定する
    判定手段と、 をさらに備えることを特徴とするデジタル撮影装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ジタル撮影装置であって、 前記補正手段が、補正の程度に相当する複数の補正レベ
    ルから選択された補正レベルに従って補正を行うことを
    特徴とするデジタル撮影装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデジタル撮影装置であ
    って、 操作者による前記複数の補正レベルからの選択を受け付
    ける入力手段、をさらに備えることを特徴とするデジタ
    ル撮影装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載のデジタル撮
    影装置であって、 前記画像中の前記主被写体の像のサイズを検出する検出
    手段と、 前記サイズに基づいて補正レベルを選択する手段と、を
    さらに備えることを特徴とするデジタル撮影装置。
  11. 【請求項11】 請求項8または9に記載のデジタル撮
    影装置であって、 前記撮像手段から前記主被写体までの距離を測定する測
    距手段と、 前記距離に基づいて補正レベルを選択する手段と、をさ
    らに備えることを特徴とするデジタル撮影装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    のデジタル撮影装置であって、 前記補正手段による補正が行われたことを示す表示を表
    示する手段、をさらに備えることを特徴とするデジタル
    撮影装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    のデジタル撮影装置であって、 前記補正手段による補正内容を示す補正データを生成す
    る手段、をさらに備えることを特徴とするデジタル撮影
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のデジタル撮影装置
    であって、 前記補正データを前記画像または補正済画像のデータと
    ともに保存する保存手段、をさらに備えることを特徴と
    するデジタル撮影装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のデジタル撮影装置
    であって、 前記保存手段に保存された前記画像のデータを前記補正
    データとに基づいて前記補正手段が補正を行うことを特
    徴とするデジタル撮影装置。
  16. 【請求項16】 撮影装置であって、 被写体の画像を取得する撮像手段と、 主被写体と前記撮像手段とが近いために前記主被写体の
    立体的形状により生じる画像の歪みを補正する補正用レ
    ンズと、 前記撮像手段の光軸に対して前記補正用レンズを進退さ
    せる手段と、 を備えることを特徴とする撮影装置。
  17. 【請求項17】 コンピュータに画像の処理を実行させ
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体であって、前記プログラムのコンピュータによる
    実行は、前記コンピュータに、 画像のデータを準備する工程と、 前記画像のデータを処理することにより、前記画像の撮
    影時に主被写体と撮像手段とが近いために前記主被写体
    の立体的形状により生じる前記画像の歪みを補正する工
    程と、を実行させることを特徴とする記録媒体。
  18. 【請求項18】 画像処理装置であって、 画像のデータを記憶する記憶手段と、 前記画像のデータを処理することにより、前記画像の撮
    影時に主被写体と撮像手段とが近いために前記主被写体
    の立体的形状により生じる前記画像の歪みを補正する補
    正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の画像処理装置であ
    って、 外部から前記画像のデータおよび補正内容を示す補正デ
    ータを受信する受信手段、をさらに備え、 前記補正手段が、前記補正データに基づいて補正を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
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