JP2002254643A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2002254643A
JP2002254643A JP2001053287A JP2001053287A JP2002254643A JP 2002254643 A JP2002254643 A JP 2002254643A JP 2001053287 A JP2001053287 A JP 2001053287A JP 2001053287 A JP2001053287 A JP 2001053287A JP 2002254643 A JP2002254643 A JP 2002254643A
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head
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substrate
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JP2001053287A
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Makoto Nakamori
誠 中森
Yoichi Moto
洋一 元
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/12Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録動作を長時間にわたり繰り返す場合であっ
ても、濃度ムラの少ない鮮明な画像を形成することが可
能なインクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】支持板10上に、上面に直線状に配列した
複数個の発熱抵抗体3を有するヘッド基板1を載置させ
るとともに、該ヘッド基板1上に複数個のインク吐出孔
8を有したノズル部材7を間の所定の間隔をあけて配設
し、前記ヘッド基板1−ノズル部材7間の間隙にインク
9を充填してなるインクジェットヘッドであって、前記
支持板10の上面に溝10aを設けてヘッド基板1の下
面と溝10aの内面との間に間隙を形成するとともに該
間隙を介してヘッド基板1−ノズル部材7間のインク9
を外部へ排出、もしくは、ヘッド基板1−ノズル部材8
間へインク9を供給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙にインク滴
を所定パターンに付着させて画像等を形成するインクジ
ェットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録紙に画像を形成するため
の記録デバイスとしてインクジェットヘッドが用いられ
ている。
【0003】このようなインクジェットヘッドの記録方
式には、インク滴を記録紙に向けて吐出させるのに発熱
抵抗体の発する熱エネルギーを利用するものや圧電素子
の変形を利用するもの,更には電磁波の照射に伴って発
生する熱を利用するもの等があり、これらの中でも発熱
抵抗体の熱エネルギーを利用するサーマルジェットタイ
プのものは、発熱抵抗体のパターニングが容易である上
に、小さな面積の発熱抵抗体であっても比較的大きな熱
エネルギーを発生させることができることから、高密度
記録への対応に適したものとして注目されている。
【0004】かかるサーマルジェットタイプのインクジ
ェットヘッドとしては、例えば図4に示す如く、ベース
プレート22の上面に複数個の発熱抵抗体23を直線状
に被着・配列させてなるヘッド基板21と、複数個のイ
ンク吐出孔25を有したノズル部材24とを間に所定の
間隔を空けて配置させた上、この両部材21,24間に
形成される間隙にインク26を充填し、これらを支持板
27上に載置・固定した構造のものが知られており、記
録紙をノズル部材24の外表面に沿って搬送しなから、
複数個の発熱抵抗体23を外部からの画像データに基づ
いて個々に選択的に発熱させ、この熱エネルギーによっ
てインク26中に気泡Aを発生させるとともに、該発生
した気泡Aによる圧力でもってインク26の一部をノズ
ル部材24のインク吐出孔25より外部に吐出させ、こ
れを記録紙に付着させることによって所定の画像が記録
される。
【0005】尚、前記ヘッド基板21のベースプレート
22としては、例えば単結晶シリコンの表面を酸化シリ
コン等で被覆したシリコン基板やアルミナセラミックス
から成る板体の表面にグレーズ層を被着させたグレーズ
ドアルミナ基板等が好適に使用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクジェットヘッドを用いて長時間にわたり
記録動作を繰り返すと、発熱抵抗体23の発した熱がベ
ースプレート22の内部に多量に蓄積され、ベースプレ
ート22の温度が過度に高温となってしまうことがあ
る。このような場合、発熱抵抗体23の発熱に伴いイン
ク26中に形成される気泡Aのサイズが大となってイン
ク26の吐出量にバラツキを生じ、記録紙に印画の濃度
ムラが形成される欠点を有し、またベースプレート22
を印画に適した温度に冷却すべく次ラインの記録動作が
行われるまでの間に十分な時間をあけると、その分、記
録動作が遅くなり、高速印画に供することができなくな
る欠点が誘発される。
【0007】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、記録動作を長時間にわたり繰り返す場
合であっても、濃度ムラの少ない鮮明な画像を形成する
ことが可能なインクジェットヘッドを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドは、支持板上に、上面に直線状に配列した複数個
の発熱抵抗体を有するヘッド基板を載置させるととも
に、該ヘッド基板上に複数個のインク吐出孔を有したノ
ズル部材を間の所定の間隔をあけて配設し、前記ヘッド
基板−ノズル部材間の間隙にインクを充填してなるイン
クジェットヘッドであって、前記支持板の上面に溝を設
けて、ヘッド基板の下面と溝の内面との間に間隙を形成
するとともに、該間隙を介してヘッド基板−ノズル部材
間のインクを外部へ排出、もしくは、ヘッド基板−ノズ
ル部材間へインクを供給するようになしたことを特徴と
するものである。
【0009】また本発明のインクジェットヘッドは、前
記インクが、ヘッド基板−ノズル部材間、並びに、ヘッ
ド基板−支持板間の間隙内を所定方向へ流動するように
インクを循環させることを特徴とするものである。
【0010】更に本発明のインクジェットヘッドは、前
記ヘッド基板−支持板間を流れるインクが、発熱抵抗体
の直下に位置するヘッド基板の下面と直に接することを
特徴とするものである。
【0011】また更に本発明のインクジェットヘッド
は、前記ヘッド基板に、該基板の下面側より上面側にイ
ンクを供給するためのインク供給孔が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0012】更にまた本発明のインクジェットヘッド
は、前記ヘッド基板が、上面を{100}面に設定した
単結晶シリコンにより形成されていることを特徴とする
ものである。
【0013】また更に本発明のインクジェットヘッド
は、前記インク供給孔が、ヘッド基板を形成する単結晶
シリコンに対する異方性エッチングにて穿設されたもの
であることを特徴とするものである。
【0014】更にまた本発明のインクジェットヘッド
は、前記支持板がアルミニウムもしくはSUSから成る
ことを特徴とするものである。
【0015】本発明のインクジェットヘッドによれば、
ヘッド基板が載置される支持板の上面に溝を設けてヘッ
ド基板−支持板間に間隙を形成するとともに該間隙を介
してヘッド基板−ノズル部材間のインクを外部へ排出す
るようになしたことから、ヘッド基板−支持板間の間隙
を介して排出されるインクによってヘッド基板中の熱を
良好に吸収し、ヘッド基板を効率良く冷却することがで
きる。従って、記録動作を長時間にわたり繰り返す場合
であっても、ヘッド基板の温度を記録動作に適した良好
な温度に維持して、インク中に形成される気泡のサイ
ズ、並びにインクの吐出量を略一定となすことができ、
次ラインの記録動作を開始するまでの間に長い冷却時間
をあけることなく、濃度ムラの少ない鮮明な画像を形成
することが可能となる。
【0016】また本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、前記インクが、ヘッド基板−ノズル部材間、並び
に、ヘッド基板−支持板間の間隙内を所定方向へ流動す
るようにインクを循環させることにより、ヘッド基板を
その上下両面と接しながら流動するインクでもって極め
て効率的に冷却することができ、例えば駆動周期0.4
msec以下の高速記録に対応すべく発熱抵抗体を短時
間で繰り返し発熱させる場合であっても、ヘッド基板の
温度を記録動作に適した良好な温度に維持することがで
きる。
【0017】更に本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、ヘッド基板−ノズル部材間のインクを上述の如く流
動させることにより、発熱抵抗体の発する熱等によって
インク中の水分もしくは油分がインク吐出孔から多量に
蒸発し、インク吐出孔内のインクの粘度が上昇しようと
しても、この部分にはインク吐出孔の直下を流れるイン
クから水分もしくは油分が順次補給されることによりイ
ンクが固まってしまうことはなく、インク吐出孔の目詰
まりが有効に防止される。
【0018】また更に本発明のインクジェットヘッドに
よれば、ヘッド基板−支持板間の間隙を介してヘッド基
板−ノズル部材間のインクを外部へ排出するのに代え
て、上記間隙を介してヘッド基板−ノズル部材間へイン
クを供給する場合にも適用可能であり、その場合もヘッ
ド基板の下面等にはインクが良好に接するようになって
いることから、ヘッド基板中の熱をインクでもって効率
良く吸収することができ、上述の効果と全く同様の効果
が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の一形態に係るインク
ジェットヘッドの分解斜視図、図2は図1のインクジェ
ットヘッドの断面図であり、図中の1はヘッド基板、7
はノズル部材、9はインク、10は支持板である。尚、
図1の分解斜視図はインク9を省略して示したものであ
る。
【0020】前記ヘッド基板1は、ベースプレート2の
上面に複数個の発熱抵抗体3や給電配線4等を所定パタ
ーンに被着させた構造を有している。
【0021】前記ベースプレート2としては、例えばア
ルミナセラミックス等から成る板体2aの上面にグレー
ズ層2bを部分的に被着させたグレーズドアルミナ基板
が用いられ、該ベースプレート2のグレーズ層2bは極
めて平滑な表面状態を有していることから、その上面に
発熱抵抗体3等を従来周知の薄膜手法によってパターニ
ングする際、その微細加工を正確かつ容易になすことが
できる。
【0022】尚、前記ベースプレート2は、該ベースプ
レート2としてグレーズドアルミナ基板を用いる場合、
まずセラミックグリーンシートの打ち抜き、及び焼成に
よって得たアルミナセラミックス製の板体2aを準備
し、その上面にガラスペーストを部分的に印刷・塗布し
た上、これを高温で焼き付けてグレーズ層2bを形成す
ることによって製作される。
【0023】また前記複数個の発熱抵抗体3は、ベース
プレート2の上面、具体的にはグレーズ層2bの上面に
例えば600dpi(dot per inch)の密度で主走査方向
に直線状に配列されており、その各々がTaNやTaS
iO,TaSiNO,TiSiO,TiSiCO,NbS
iO等の電気抵抗材料から成っているため、その両端に
接続される給電配線4等を介して電源電力が印加される
とジュール発熱を起こし、インク9中で気泡Aを発生さ
せるのに必要な熱エネルギーを発生する作用を為す。
【0024】このような発熱抵抗体3や給電配線4は、
従来周知の薄膜手法、具体的には、スパッタリングやフ
ォトリソグラフィー,エッチング等を採用し、前述の電
気抵抗材料や給電配線4を形成するアルミニウム等の金
属をベースプレート2の上面に所定厚み、所定パターン
に被着させることにより形成され、その後、窒化珪素や
ガラス等の無機質材料から成る保護膜5で被覆される。
【0025】尚、前記保護膜5は、インク9中に含まれ
ているアルカリイオンや水分等が発熱抵抗体3や給電配
線4に接触してこれらを腐食したり、或いは、インク9
中に含まれている染料の固まり等が発熱抵抗体3の表面
に付着したりするのを防止するためのものであり、従来
周知のスパッタリング法等によって発熱抵抗体3や給電
配線4等の上面に例えば5μm〜20μmの厚みに被着
される。
【0026】また上述したヘッド基板1上には、ノズル
部材7が、ヘッド基板1の上面との間に25μm〜20
0μmの間隙を形成するようにして配設される。
【0027】前記ノズル部材7は、発熱抵抗体3と1対
1に対応する複数個のインク吐出孔8を有し、これらの
インク吐出孔8が対応する発熱抵抗体3の真上に配され
るように位置決めされる。
【0028】前記ノズル部材7のインク吐出孔8は、イ
ンクジェットヘッドの記録動作時、インク滴を記録紙に
向けて吐出するためのものであり、発熱抵抗体3と略等
しい密度、例えば600dpiの密度で主走査方向に直
線状に配列されている。
【0029】尚、前記ノズル部材7は、エポキシ樹脂や
ポリイミド樹脂等の樹脂材料、モリブデン等の金属材
料、アルミナセラミックス等のセラミック材料を単独も
しくは組み合わせることによって形成され、例えばモリ
ブデンから成る場合、モリブデンのインゴット(塊)を
従来周知の金属加工法によって所定厚みの板体と成し、
得られた板体に従来周知のレーザー加工によって直径1
0μm〜100μmのインク吐出孔8を複数個、穿設す
ることにより製作され、得られたノズル部材7をスペー
サ11等を介してヘッド基板1上に載置させることによ
りノズル部材7がヘッド基板1に対して固定される。
【0030】また、上述したヘッド基板1とノズル部材
7との間に設けられる間隙にはインク9が充填される。
【0031】前記インク9は、図示しない外部のインク
タンクよりヘッド基板1−ノズル部材7間に供給される
ようになっており、発熱抵抗体3の熱エネルギーによっ
てインク9中に気泡Aが発生すると、該気泡Aによる圧
力でもってインク9の一部がインク滴となり、インク吐
出孔8より外部に吐出される。
【0032】前記インク9は、記録動作時、例えば50
μm/sec〜2000μm/secの流速で発熱抵抗
体3上を副走査方向へ流動するように、図示しないポン
プ等によってインクタンクとの間を循環するようになっ
ており、インク9はヘッド基板1の空白部(給電配線4
等が形成されていない領域)に設けられるインク供給穴
1a等を介してヘッド基板1の下面側よりヘッド基板1
−ノズル部材7間に供給され、ヘッド基板1の一端側よ
り後述するヘッド基板1−支持板10間の間隙を介して
外部へ排出される。
【0033】この場合、前記インク9はインク吐出孔7
の近傍でも流動することから、発熱抵抗体3の発する熱
等によってインク9中の水分もしくは油分がインク吐出
孔8から多量に蒸発し、インク吐出孔8内のインク9の
粘度が上昇しようとしても、この部分にはインク吐出孔
8の直下を流れるインク9から水分もしくは油分が順次
補給されることによりインク9が固まってしまうことは
なく、インク吐出孔8の目詰まりが有効に防止される。
【0034】尚、前記インク9としては、例えば顔料タ
イプの油性インクや水性染料インク等が使用され、その
粘度は例えば0.3mPa・s〜3.0mPa・s(25
℃)に調整される。
【0035】そして前記ヘッド基板1及びノズル部材7
は、上述の如く一体的に保持された状態で支持板10上
に載置・固定される。
【0036】前記支持板10は、アルミニウムやSUS
等の加工性の良好な金属から成り、その上面には、発熱
抵抗体3の直下を含む領域に深さ1mm以上の溝10a
が設けられ、この溝10aの内面とヘッド基板1の下面
との間に所定の間隙(以下、「ヘッド基板1−支持板1
0間の間隙」という)を形成している。
【0037】この間隙は、インクジェットヘッドの使用
時、ヘッド基板1−ノズル部材7間のインク9を外部へ
排出するためのインク流路として機能するものであり、
この流路内に充填されるインク9を発熱抵抗体3の直下
領域でヘッド基板1の下面と直に接触させるとともに、
該接触したインク9でヘッド基板1中の熱を吸収するこ
とにより、ヘッド基板1を効率良く冷却するようになっ
ている。
【0038】従って、記録動作を長時間にわたり繰り返
す場合であっても、ヘッド基板1の温度を記録動作に適
した良好な温度に維持して、インク9中に形成される気
泡Aのサイズ、並びにインク9の吐出量を略一定となす
ことができ、次ラインの記録動作を開始するまでの間に
長い冷却時間をあけることなく、濃度ムラの少ない鮮明
な画像を形成することが可能となる。
【0039】またこの場合、ヘッド基板1−ノズル部材
7間、並びに、ヘッド基板1−支持板10間の間隙内に
充填されるインク9は、記録動作時、所定の流速で流動
するようになっていることから、ヘッド基板1をその上
下両面と接しながら流動するインク9でもって極めて効
率的に冷却することができ、例えば駆動周期0.4ms
ec以下の高速記録に対応すべく発熱抵抗体3を短時間
で繰り返し発熱させる場合であっても、ヘッド基板1の
温度を記録動作に適した良好な温度に維持することが可
能となる。
【0040】尚、ヘッド基板1−支持板10間の間隙で
ヘッド基板1の下面と接したインク9は、その後、支持
板10の内部に形成したインク排出穴10bを通って外
部のインクタンクに戻り、再度、ヘッド基板1とノズル
部材7との間に供給される。また、前記インク9がヘッ
ド基板1より吸収した熱は、前述の如き循環経路を流動
する過程で外部に放散され、再びヘッド基板1−ノズル
部材7間に供給されるまでの間に十分に低い温度まで冷
却される。
【0041】かくして上述した本形態のインクジェット
ヘッドは、記録紙をノズル部材7の外表面に沿って搬送
しながら、複数個の発熱抵抗体3を外部からの画像デー
タに基づいて個々に選択的に発熱させ、この熱エネルギ
ーによって発熱抵抗体3上のインク9中で気泡Aを発生
させるとともに、該発生した気泡Aによる圧力でもって
インク9の一部をノズル部材7のインク吐出孔8より外
部に吐出させ、これを記録紙に付着させることによって
所定の画像が記録される。
【0042】尚、本発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更、改良等が可能である。
【0043】例えば上述の実施形態においてはヘッド基
板1−支持板10間の間隙を介してヘッド基板1−ノズ
ル部材7間のインク9を外部へ排出するようにしたが、
これに代えて、上記間隙を介してヘッド基板1−ノズル
部材7間へインク9を供給するような場合にも本発明は
適用可能であり、このような場合においてもヘッド基板
1の下面にはインク9が良好に接することから、ヘッド
基板1中の熱をインク9でもって効率良く吸収すること
ができ、上述の効果と全く同様の効果を得ることができ
る。
【0044】また上述の実施形態においてはヘッド基板
1のベースプレート2としてグレーズドアルミナ基板を
用いるようにしたが、これに代えて、ベースプレートを
単結晶シリコンや金属等によって形成するようにしても
構わない。その場合、ベースプレート2’の表面を、図
3に示す如く、酸化シリコン等から成る厚み1μm〜3
μm程度の絶縁膜2b’で被覆しておく必要があり、こ
のような絶縁膜2b’によって発熱抵抗体3や給電配線
4が単結晶シリコン等から成る板体2a’と確実に絶縁
される。また、ベースプレート2’を単結晶シリコンを
用いて形成する場合は、その上面を単結晶シリコンの
{100}面と合致させておくようにすれば、ヘッド基
板1にインク供給孔1aを穿設する際、従来周知の異方
性エッチングを採用することによってインク供給孔1a
をベースプレート2’の厚み方向に精度良く、しかも容
易に形成することができる利点がある。
【0045】更に上述の実施形態において、ヘッド基板
1上に、発熱抵抗体3の発熱を制御するためのドライバ
ーICを搭載するようにしても良いことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、ヘッド基板が載置される支持板の上面に溝を設けて
ヘッド基板の下面と溝の内面との間に間隙を形成すると
ともに、該間隙を介してヘッド基板−ノズル部材間のイ
ンクを外部へ排出するようになしたことから、ヘッド基
板−支持板間の間隙を介して排出されるインクによって
ヘッド基板中の熱を良好に吸収し、ヘッド基板を効率良
く冷却することができる。従って、記録動作を長時間に
わたり繰り返す場合であっても、ヘッド基板の温度を記
録動作に適した良好な温度に維持して、インク中に形成
される気泡のサイズ、並びにインクの吐出量を略一定と
なすことができ、次ラインの記録動作を開始するまでの
間に長い冷却時間をあけることなく、濃度ムラの少ない
鮮明な画像を形成することが可能となる。
【0047】また本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、前記インクが、ヘッド基板−ノズル部材間、並び
に、ヘッド基板−支持板間の間隙内を所定方向へ流動す
るようにインクを循環させることにより、ヘッド基板を
その上下両面と接しながら流動するインクでもってより
効率的に冷却することができ、例えば駆動周期0.4m
sec以下の高速記録に対応すべく発熱抵抗体3を短時
間で繰り返し発熱させる場合であっても、ヘッド基板の
温度を記録動作に適した良好な温度に維持することがで
きる。
【0048】更に本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、ヘッド基板−ノズル部材間のインクを上述の如く流
動させることにより、発熱抵抗体の発する熱等によって
インク中の水分もしくは油分がインク吐出孔から多量に
蒸発し、インク吐出孔内のインクの粘度が上昇しようと
しても、この部分にはインク吐出孔の直下を流れるイン
クから水分もしくは油分が順次補給されることによりイ
ンクが固まってしまうことはなく、インク吐出孔の目詰
まりが有効に防止される。
【0049】また更に本発明のインクジェットヘッドに
よれば、ヘッド基板の下面と溝の内面との間に形成され
る間隙を介してヘッド基板−ノズル部材間のインクを外
部へ排出するのに代えて、上記間隙を介してヘッド基板
−ノズル部材間へインクを供給する場合にも適用可能で
あり、その場合もヘッド基板の下面等にはインクが良好
に接することから、ヘッド基板中の熱をインクでもって
効率良く吸収することができ、上述の効果と全く同様の
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態に係るインクジェットヘッドの
分解斜視図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドの断面図である。
【図3】本発明の他の形態に係るインクジェットヘッド
の断面図である。
【図4】従来のインクジェットヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1・・・ヘッド基板、3・・・発熱抵抗体、7・・・ノ
ズル部材、8・・・インク吐出孔、9・・・インク、1
0・・・支持板、10a・・・溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板上に、上面に直線状に配列した複数
    個の発熱抵抗体を有するヘッド基板を載置させるととも
    に、該ヘッド基板上に複数個のインク吐出孔を有したノ
    ズル部材を間の所定の間隔をあけて配設し、前記ヘッド
    基板−ノズル部材間の間隙にインクを充填してなるイン
    クジェットヘッドであって、 前記支持板の上面に溝を設けて、ヘッド基板の下面と溝
    の内面との間に間隙を形成するとともに、該間隙を介し
    てヘッド基板−ノズル部材間のインクを外部へ排出、も
    しくは、ヘッド基板−ノズル部材間へインクを供給する
    ようになしたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】前記インクが、ヘッド基板−ノズル部材
    間、並びに、ヘッド基板−支持板間の間隙内を所定方向
    へ流動するようにインクを循環させることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】前記ヘッド基板−支持板間を流れるインク
    が、発熱抵抗体の直下に位置するヘッド基板の下面と直
    に接することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】前記ヘッド基板に、該基板の下面側より上
    面側にインクを供給するためのインク供給孔が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】前記ヘッド基板が、上面を{100}面に
    設定した単結晶シリコンにより形成されていることを特
    徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】前記インク供給孔が、ヘッド基板を形成す
    る単結晶シリコンに対する異方性エッチングにて穿設さ
    れたものであることを特徴とする請求項5に記載のイン
    クジェットヘッド。
  7. 【請求項7】前記支持板がアルミニウムもしくはSUS
    から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載のインクジェットヘッド。
JP2001053287A 2000-12-27 2001-02-28 インクジェットヘッド Pending JP2002254643A (ja)

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