JP2002256100A - 難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置 - Google Patents
難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置Info
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Abstract
のために、難燃剤成分と樹脂成分とを効率よく分離する
ための処理装置を提供する。 【解決手段】 廃プラスチックに含まれる難燃剤の少な
くとも一部を溶解させる湿式手段と混練手段を有する処
理装置である。
Description
ンピュータなどのモニターの筐体に用いられている、難
燃剤を含む廃プラスチックから、難燃剤と樹脂成分とを
分離するための処理装置に関するものである。
ーやビデオなどの筐体として、スチレン樹脂やABS
(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、耐
衝撃性を向上させたハイインパクトポリスチレン樹脂
(ポリブタジエンとポリスチレンのブレンドなど)など
の熱可塑性樹脂が一般的に用いられている。しかし、熱
可塑性樹脂は、単体では燃焼性が高いという課題があ
る。従って火災時の延焼防止の観点から、難燃剤や難燃
助剤などの難燃性付与剤を樹脂に配合して難燃化した樹
脂組成物が広く使用されている。ハロゲン化難燃剤は各
種プラスチック樹脂に対して高い難燃効果を有してお
り、また価格も安いことから、世界的なレベルで使用さ
れている。
に臭素系難燃剤は、スチレン系樹脂を代表とする芳香族
系樹脂に対して難燃効果に優れており、これまで家電製
品の各種筐体や部品材料に多量に使用されてきた。この
ためこれら家電製品の廃棄と共に臭素系難燃剤を含む樹
脂組成物が大量に廃棄されることになる。
却や埋め立てが中心であり、一部が加熱溶融などで再利
用されているに過ぎない。埋立て処分場の逼迫を考える
と廃プラスチックを焼却処分することが望まれるが、難
燃性を含有する樹脂組成物はその付与された高度の難燃
性のために焼却が困難であり、処理が困難になってきて
いる。
ゲン化有機物の環境への有害性が指摘され、ハロゲン化
有機物の使用は規制されつつある。現在、各使用メーカ
ーはハロゲン系難燃剤から、リン系化合物などのハロゲ
ン化有機物を含まない難燃剤への転換を検討している
が、リン系化合物はハロゲン化有機物と比較して、難燃
性の付与程度が弱く、ハロゲン化有機物からの転換は、
なかなか進まない現状にある。
再利用することが強く求められており、樹脂廃棄物の処
理、再利用方法の確立が重要な課題となっている。難燃
剤を含んだ樹脂組成物の処理方法として、種々の検討が
進められている。しかしながら、酸処理(特開平6−1
57812号公報)や高温処理(特開平8−29975
9号,特開平9−262565号,特開2000−19
8874号公報)などが主な内容で、樹脂と難燃剤を完
全分解するといったサーマルリサイクル的な処理法が中
心で、樹脂をマテリアルリサイクルすることを目指した
取組みはほとんどなかった。また特開平10−1952
34号公報では、難燃剤を含有した樹脂のうち、樹脂を
改質して分離する方法を提案している。樹脂の機能化に
よる別用途への利用を考えたものであるが、汎用用途へ
の再生化を主としたリサイクル法の確立がより急務であ
ると我々は判断する。
れたものであって、難燃剤を含む廃プラスチックにおい
て、難燃剤成分と樹脂成分とを効率よくかつ容易に、短
時間で、しかも連続処理可能な方法を提供することを目
的とする。
に対し鋭意研究を重ねた結果、難燃剤を含む廃プラスチ
ックを再成型する前の混練過程において、その前後ある
いは途中で、特定の溶剤と接触させることにより、難燃
剤成分のみを積極的に溶解させることで難燃剤成分を樹
脂成分から分離する方法を見いだし本発明を完成するに
至った。
ラスチックに含まれる難燃剤の少なくとも一部を溶解さ
せる湿式手段の後に、混練手段を有する難燃剤を含む廃
プラスチックの処理装置である。
ラスチックに含まれる難燃剤の少なくとも一部を溶解さ
せながら混練する手段を有する難燃剤を含む廃プラスチ
ックの処理装置である。
手段の後に、廃プラスチックに含まれる難燃剤の少なく
とも一部を溶解させる有機溶剤からなる湿式手段を有す
る難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置である。
廃プラスチックに含まれる難燃剤の少なくとも一部を溶
解させる有機溶剤からなる湿式手段が、樹脂の加熱変形
温度以上に保持されていることを特徴とする第三の本発
明の難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置である。
難燃剤が臭素系難燃剤であることを特徴とする第一〜第
四のいずれかの本発明の難燃剤を含む廃プラスチックの
処理装置である。
廃プラスチックが、スチレン構造を有するポリマーであ
ることを特徴とする第一〜第四のいずれかの本発明の難
燃剤を含む廃プラスチックの処理装置である。
チックを溶剤と接触させ、かつ混練も並行あるいは同時
に行うことによって、難燃剤の少なくとも一部を除去し
た樹脂を連続的に且つ容易な方法で、しかも短時間で得
る装置に関するものである。
現場などでの工程内で生じた不要プラスチック材、プラ
スチック端材、あるいは家電製品の筐体などに用いられ
た後に回収された樹脂を示し、熱可塑性樹脂と熱硬化性
樹脂の双方を意味する。またこれらの廃プラスチック
は、難燃性を付与させるための難燃剤を少なくとも含
み、それ以外に樹脂組成物の用いられる用途に合わせ
て、難燃助剤、安定剤、着色剤、流動改質剤、離型剤な
どの添加剤を含むものであり、樹脂と各種添加剤を混合
して形成されたプラスチックを示す。また表面がアクリ
ル系の塗装を施されていても構わない。
ーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、テトラブロ
モジフェニルエーテルなどのフェニルエーテル系難燃剤
や、テトラブロモビスフェノールA(TBA)をはじめ
とするビスフェノールA型の難燃剤、ヘキサブロモシク
ロドデカン、ビストリブロモフェノキシエタン、トリブ
ロモフェノール、エチレンビステトラブロモフタルイミ
ド、TBAポリカーボネートオリゴマー、臭素化ポリス
チレン、TBAエポキシオリゴマーなどの臭素系難燃剤
や、塩素化パラフィン、パークロロシクロペンタデカ
ン、クロレンド酸などの塩素系難燃剤、燐系難燃剤、窒
素化合物を含む難燃剤、無機系難燃剤が知られている。
難燃剤は単一種類のものでも複数種混合されていても良
く、またその含有量がどの程度であってもよい。要求さ
れる難燃グレードによっても異なるが、一般的には樹脂
重量に対して10−20wt%混入される。
能であるが、特にスチレン系ポリマーにおいて有効であ
る。スチレン系ポリマーとしては、ポリスチレン、ポリ
−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン、スチレ
ン−アクリロニトリル、スチレン−ブタジエン−アクリ
ロニトリル、スチレン−無水マレイン酸、および耐衝撃
性ハイインパクトポリスチレンなどからなるポリマーな
どが挙げられる。
良いし、複数を混合して用いても良い。また他のポリマ
ーとの混合品であっても良い。またスチレン系ポリマー
の分子量も任意であるが、3,000〜1,000,0
00程度が好ましい。
プと呼ばれている化合物群が汎用性溶剤に対して一般に
良好な溶解性を示すのに対して、デカブロモジフェニル
エーテル(通称デカブロ)は溶剤に不溶である。本発明
によれば、樹脂中の難燃剤の種類や含有量に関わらず、
同一の処理法により難燃剤成分を樹脂成分とを分離する
ことが可能であり、これも本発明の重要な特徴でもあ
る。
しくは二軸のスクリューを持つ押出機や射出成型機、ブ
ロー成型機などのような連続的に混練が可能な装置を意
味し、状況に応じて改良されたものも含む。
た溶剤は、蒸留操作を行うことで、繰り返し使用が可能
であり、使用量を抑えることができる。また溶剤除去後
に残渣として回収された難燃剤、その他の添加剤は大気
中に拡散させることなく、回収することができる。また
これらは初期の樹脂組成物全体の重量と比較すればその
かさは非常に小さくなっており、特別な管理下で扱うこ
とができる。
性物質の適正処理、回収、リサイクル処理ならびに溶剤
使用量の削減化など、環境に配慮した形で処理を行うこ
とができる。
明する。
ックの処理装置は、廃プラスチックに含まれる難燃剤の
少なくとも一部を溶解させる湿式手段の後に、混練手段
を有するものである。廃プラスチックに含まれる難燃剤
の少なくとも一部を溶解させる湿式手段としては、難燃
剤を含む廃プラスチックを溶剤中に投入し撹拌する方法
や抽出方法などが考えられる。このとき難燃剤の溶解性
を増大させるために、加温処理などを行ってもよい。そ
の後難燃剤を少なくとも一部除去された廃プラスチック
を溶液と分離し、ホッパーなどを備えた押出機に入れ混
練することによって再生樹脂を得ることが可能となる。
この溶解操作とその後に続く混練操作に関しては1回の
処理で所望の再生樹脂品が得られることが望ましいが、
難燃剤の除去率や操作性の点から2回以上行ってもなん
ら問題はない。
ラスチックの処理装置として、廃プラスチックに含まれ
る難燃剤の少なくとも一部を溶解させながら混練する手
段を有するものである。上記に説明したように、混練作
業と溶剤による脱難燃剤化作業を別途行う場合もある
が、それらを同時に行うことによって、エネルギーロス
の低減化、作業時間の短縮化等を推進することが可能と
なる。装置としては、ホッパー部分やベント部分を改良
することで対応でき、溶剤を共存させながら、難燃剤成
分を溶剤によって抽出、除去しながら、難燃剤成分の少
なくとも一部が除去された廃プラスチックとして混練す
ることができる。
廃プラスチックの処理装置として、混練手段の後に、廃
プラスチックに含まれる難燃剤の少なくとも一部を溶解
させる有機溶剤からなる湿式手段を有するものである。
通常押出機を通過した後の樹脂はカットされる前に一度
冷却水槽などを通過し、温度を下げる作業が存在する
が、本発明では、水による冷却とは別に、有機溶剤によ
って混練樹脂表面から難燃剤を除去するための手段が備
えられたものである。本装置の場合は前記2つの場合に
比べ装置の改良が最も安易であるため、投資コストを低
減できる。これが冷却手段を兼ね備えたものであっても
良いし、別途冷却水槽を設けた構造になっていても良
い。
の後に配備される湿式手段が、樹脂の加熱変形温度以上
に保持されているものである。有機溶剤の温度を上げ
る、特に樹脂の加熱変形温度以上に保持することによっ
て、混練後の樹脂からより難燃剤が脱離しやすくなる。
身の溶解性を別途検討したところ、100℃から150
℃程度に溶剤の温度を上げることによって、5%程度の
濃度であればどの難燃剤も完全に溶解することが確かめ
られた。溶剤温度を上げることは、樹脂を柔らかくする
ことのみならず、樹脂中に含まれている難燃剤の溶剤へ
の溶解性を向上させることでもあり、難燃剤の種類に関
係なく同一の処理が可能であることを意味するものであ
り、これも本発明の重要な特徴でもある。
な条件としては、 1.難燃剤が比較的容易に溶解あるいは分散すること 2.樹脂成分が溶けない、あるいは溶けにくいこと である。種々の溶剤の検討を行った結果、グリコールエ
ーテル系の化合物群がこの条件に最適であることを突き
止めた。両末端基がメチル基となる、グリコールエーテ
ル系のジアルキル化合物の場合は、樹脂成分も容易に溶
けるため、溶解性の良好な難燃剤の処理として用いた場
合には難燃剤と樹脂を再度分離する工程が必要となる。
高いものが多く、作業環境としてはより安全性が高いの
で好ましいと考えられる。
体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリ
コールエチルエーテル、ジエチレングリコールプロピル
エーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリ
コールエチルエーテル、ジプロピレングリコールプロピ
ルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル、
トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレン
グリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールプ
ロピルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプ
ロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレング
リコールプロピルエーテル、トリプロピレングリコール
ブチルエーテル、などが挙げられる。
は、これらグリコールエーテル系化合物を高濃度に含む
ほど、スチレン系ポリマーに対する非溶解性を高め、か
つ難燃剤に対する溶解性を高めることができるので、グ
リコールエーテル系化合物の濃度を出来るだけ高くする
ことが望ましい。なお、その濃度としては主成分として
含まれているのが望ましく、全容剤の重量の少なくとも
50重量パーセント以上であるのが良い。
溶解能力が大きく損なわれない程度に、必要に応じて公
知の添加剤の粉体または溶液を添加することができる。
例えば、酸化防止剤、抗菌・抗カビ剤、害虫忌避剤、着
色剤、発泡剤、界面活性剤あるいは粉体流動性改善剤な
どが適宜使用される。
モニターの筐体など、各種熱可塑性樹脂を用いる製品に
も再利用できる。なお、着色剤などの成分は再生樹脂に
対して大きな影響与えない範囲で混合したままでもよ
い。
用する装置の概略図を図1に示す。この装置は、難燃剤
の少なくとも一部を溶解させる湿式手段と混練手段から
形成されるものであり、最も単純な構成として、有機溶
剤を含有する容器と押出機からなる。難燃剤を含む廃プ
ラスチックを湿式処理するための容器(A)1は、樹脂
投入口2、樹脂取り出し口3、溶剤注入口(A)4、溶
液回収口(A)5を有しており、これ以外に脱気口や撹
拌具などを備えていても良い。湿式処理を終えた樹脂
は、容器1から溶剤を抜いた後に、樹脂取り出し口3を
経て、押出機6のホッパー7へ順次供給される。樹脂は
単軸もしくは二軸のスクリュー8の回転による剪断摩擦
と加熱によって、細かく溶融混練されつつ搬送され、ダ
イス9を経て押し出され、冷却水槽10で冷却後、切断
機11で切断されてペレット化され回収容器12に回収
される。今回は13にベントを有する装置を用いたが必
ずしも必要ではない。また樹脂の汚れ具合などによって
は途中スクリーンメッシュなどを挿入しておくのが望ま
しい。押出機6は最低でも2つの異なる温度設定、望ま
しくはダイス部9も含め4つ程度の異なる温度設定がで
きることが望ましい。
示すように、廃プラスチックから難燃剤を除去するため
の湿式処理手段が混練機中に存在するものや、混練機の
後に配置するものも用いることができる。図において
は、湿式処理するための容器(B)14中に入れた溶剤
とスクリュー中で混練された樹脂は接触するように設計
されており、溶剤は溶剤注入口(B)15から注入さ
れ、溶液回収口(B)16から回収されるように配管が
施されている。また湿式処理するための容器(C)17
は、押出機6のダイス9の後に備えられており、ダイス
から出てきた温度の高い樹脂を溶剤中で抽出処理する。
このとき、ダイスの径を細くする、あるいはダイスの数
を増やすなどして、溶剤と接触する表面積を大きくして
おくことが望ましい。また別途冷却水槽を設けるなどし
て、湿式処理するための容器(C)17の温度を加温す
ることで除去効率をアップすることも可能である。
せて処理を行っても良いことはいうまでもない。
して、難燃剤成分:テトラブロモビスフェノールA、樹
脂成分:ポリスチレンからなる樹脂組成物(樹脂の重量
平均分子量35,000)を用意し、この樹脂組成物中
に含まれる難燃剤成分と樹脂成分の分離を行った。この
とき難燃剤は樹脂組成物に対して10重量部含まれるよ
うに調整した。
ック状に粗破砕し、図1に示すような湿式処理容器中に
ジプロピレングリコールメチルエーテルと共に加え、約
100℃で撹拌を10分行った。その後まず溶液を溶液
回収口から回収し、その後樹脂は樹脂取り出し口よりホ
ッパーに移動し、予め余熱稼働しておいた押出機に供給
した。供給された樹脂は、ダイス温度200℃で溶融混
練し、ペレットを得た。
よって測定したところ、初期重量100%に対して、5
%まで除去できていることがわかった。また処理前後の
ポリスチレンの重量平均分子量を調べたところ、分子量
変化に有意な差は見られず、回収されたポリスチレンは
再度原料として用いることができることがわかった。ま
た最初に用いた溶剤は、別途回収、蒸留操作を行うこと
によって初期重量の98%を再利用できることがわかっ
た。
として、難燃剤成分:デカブロモジフェニルエーテル、
樹脂成分:ポリスチレンからなる樹脂組成物(樹脂の重
量平均分子量35,000)を用意し、この樹脂組成物
中に含まれる難燃剤成分と樹脂成分の分離を行った。こ
のとき難燃剤は樹脂組成物に対して10重量部含まれる
ように調整した。
ック状に粗破砕し、図2に示すような湿式処理と混練処
理が一体化した装置を用い検討を行った。まず破砕され
た廃プラスチックをホッパーに安定供給するように配置
し、湿式処理するための容器(B)の温度が180℃と
なるように設定し、溶剤注入口(B)から、ジプロピレ
ングリコールを流し、混練途中で溶剤に抽出された難燃
剤の少なくとも一部を含む溶液を溶液回収口(B)から
回収した。このときのダイスの温度は200℃とし、ペ
レットを得た。
よって測定したところ、初期重量100%に対して、
2.5%まで除去できていることがわかった。また処理
前後のポリスチレンの重量平均分子量を調べたところ、
分子量変化に有意な差は見られず、回収されたポリスチ
レンは再度原料として用いることができることがわかっ
た。また用いた溶剤は、別途回収、蒸留操作を行うこと
によって初期重量の99%を再利用できることがわかっ
た。
として、デカブロモジフェニルエーテルを主成分とする
難燃剤を10重量部含んだHIPS樹脂組成物(樹脂の
重量平均分子量36,000)を用い、この樹脂中に含
まれる難燃剤成分と樹脂成分の分離を行った。
した被処理用樹脂組成物を、図3に示す、湿式処理手段
が混練手段の後に配置される装置を用いて検討を行っ
た。まず破砕された廃プラスチックをホッパーに安定供
給するように配置し、ダイスの温度は200℃とし樹脂
を混練した。ダイスを出た樹脂は一度湿式処理をするた
めの容器(C)中の溶剤、ジプロピレングリコールn−
プロピルエーテルと室温下で接触させ、難燃剤を抽出処
理した後、通常どおり、冷却水槽、切断機を通し、ペレ
ットを得た。
よって測定したところ、初期重量100%に対して、1
5%まで除去できていることがわかった。また処理前後
のポリスチレンの重量平均分子量を調べたところ、分子
量変化に有意な差は見られず、回収されたポリスチレン
は再度原料として用いることができることがわかった。
また用いた溶剤は、別途回収、蒸留操作を行うことによ
って初期重量の99%を再利用できることがわかった。
として、テトラブロモビスフェノールAを主成分とする
難燃剤を10重量部含んだHIPS樹脂組成物(樹脂の
重量平均分子量36,000)を用い、この樹脂中に含
まれる難燃剤成分と樹脂成分の分離を行った。
した被処理用樹脂組成物を、図3に示す、湿式処理手段
が混練手段の後に配置される装置を用いて検討を行っ
た。まず破砕された廃プラスチックをホッパーに安定供
給するように配置し、ダイスの温度は200℃とし樹脂
を混練した。ダイスを出た樹脂は一度湿式処理をするた
めの容器(C)中で150℃に加温したエチレングリコ
ール溶剤と接触させ、難燃剤を抽出処理した後、通常ど
おり、冷却水槽、切断機を通し、ペレットを得た。
よって測定したところ、初期重量100%に対して、6
%まで除去できていることがわかった。また処理前後の
ポリスチレンの重量平均分子量を調べたところ、分子量
変化に有意な差は見られず、回収されたポリスチレンは
再度原料として用いることができることがわかった。ま
た用いた溶剤は、別途回収、蒸留操作を行うことによっ
て初期重量の99%を再利用できることがわかった。
ることにより、今後大量に廃棄され、問題となると思わ
れる、難燃剤入りの廃プラスチックを、もとの難燃剤と
樹脂とに容易に分離することが出来る。さらに樹脂を再
利用することによって、廃棄物量削減を達成するととも
に、再生に用いた溶剤も再使用できるために、昨今必要
とされている環境問題解決の一助となるものである。
置の概略図
置の概略図
装置の概略図
Claims (6)
- 【請求項1】 難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置
が、廃プラスチックに含まれる難燃剤の少なくとも一部
を溶解させる湿式手段の後に、混練手段を有することを
特徴とする難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置。 - 【請求項2】 難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置
が、廃プラスチックに含まれる難燃剤の少なくとも一部
を溶解させながら混練する手段を有することを特徴とす
る難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置。 - 【請求項3】 難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置
が、混練手段の後に、廃プラスチックに含まれる難燃剤
の少なくとも一部を溶解させる有機溶剤からなる湿式手
段を有することを特徴とする難燃剤を含む廃プラスチッ
クの処理装置。 - 【請求項4】 前記廃プラスチックに含まれる難燃剤の
少なくとも一部を溶解させる有機溶剤からなる湿式手段
が、樹脂の加熱変形温度以上に保持されていることを特
徴とする請求項3記載の難燃剤を含む廃プラスチックの
処理装置。 - 【請求項5】 前記難燃剤が臭素系難燃剤であることを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の難燃剤を含
む廃プラスチックの処理装置。 - 【請求項6】 前記廃プラスチックが、スチレン構造を
有するポリマーであることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載の難燃剤を含む廃プラスチックの処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001056496A JP2002256100A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2002256100A true JP2002256100A (ja) | 2002-09-11 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2001056496A Pending JP2002256100A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 難燃剤を含む廃プラスチックの処理装置 |
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| Country | Link |
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