JP2002258902A - 回転記録装置およびその制御方法 - Google Patents

回転記録装置およびその制御方法

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JP2002258902A
JP2002258902A JP2001053226A JP2001053226A JP2002258902A JP 2002258902 A JP2002258902 A JP 2002258902A JP 2001053226 A JP2001053226 A JP 2001053226A JP 2001053226 A JP2001053226 A JP 2001053226A JP 2002258902 A JP2002258902 A JP 2002258902A
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control
control signal
head
gain
model
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JP2001053226A
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Hiroshi Uchida
博 内田
Tetsuo Senba
哲夫 仙波
Akinori Yuzuba
昭典 柚場
Akira Tokizono
晃 時園
Naoyuki Kagami
直行 各務
Kenji Okada
謙二 岡田
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59605Circuits
    • G11B5/59622Gain control; Filters

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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モデル追従型制御で仮定される制御モデルに
内在するモデル化誤差を、ゲインおよび位相を含めて実
用上問題を生じない程度に減少する。 【解決手段】 フィードフォワード系とフィードバック
系を有する制御手段において、フィードフォワード制御
信号Uff0から参照位置データyrを生成する制御モ
デルを、原制御モデル22と補正フィルタ23に分け
る。また、フィードフォワード制御信号Uff0をゲイ
ン補正手段24によってゲイン補正を行い補正後のフィ
ードフォワード制御信号Uffを生成する。yrをフィ
ードバックコントローラ25に入力し、その出力である
フィードバック制御信号UfbとUffを制御対象26
に入力する。補正フィルタ23とゲイン補正手段24の
係数は、実際のシーク動作によるヘッド軌跡によって補
正を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブ装置(以下HDDという)等の回転記録装置およ
びその制御方法に関し、特にHDDのヘッド位置制御に
モデル追従型制御を採用した場合のヘッドシーク性能の
向上に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】HDD等、回転記録装置におけるヘッド
位置の制御方法には、フィードバック制御のみを用いる
一自由度制御と、フィードバック信号にフィードフォワ
ード信号を加えた二自由度制御とが知られている。二自
由度制御では主に、フィードフォワード信号によって目
標値応答特性(シーク性能)を実現し、フィードバック
信号によって外乱応答特性(フォロイング性能)を実現
する。したがって両特性が別々に最適化でき、制御性能
あるいは応答性能の向上が図れる。このため、ヘッドシ
ークタイムの短縮要請が強いHDDのヘッド位置制御で
は二自由度制御が採用されつつある。二自由度制御に
は、目標値フィルタ型、フィードフォワード補償型、モ
デル追従型(モデル規範型といわれる場合もある)等の
各種制御方法が知られている。
【0003】目標値フィルタ型制御は、制御信号のサン
プル(制御周期)ごとに、フィードバック・ループの目
標位置をフィードフォワード信号で変化させる制御方法
である。この制御方法では、サンプルごとに目標位置が
フィードフォワード信号で変化されるので、ヘッド位置
制御がより速くかつより良く実現できる。しかしヘッド
の応答特性(シーク動作の特性)がフィードフォワード
信号だけでなくフィードバック・ループの特性に依存す
るため、最適なフィードフォワード信号の生成が難しい
という欠点がある。
【0004】フィードフォワード補償型制御は、従来の
速度制御ループに加速度信号をフィードフォワードする
制御方法である。たとえば、減速時に目標速度を微分し
て目標加速度を計算し、それをフィードフォワード信号
として制御ループに加えるものである。この制御方法で
は、フィードフォワード信号にかけるゲインを適応制御
則、学習則などで求めることができる等、その最適化手
法に各種の工夫を加えることができる。しかし、速度制
御から位置制御に切り替えるモード切替が存在するため
に、スムースな切り替えが難しく、セトリングの応答特
性を最適化するのが難しいという欠点がある。
【0005】モデル追従型制御は、一般に内部に制御対
象をモデル化した制御モデルを持ち、そのモデルを最適
に制御する制御出力や目標軌道を制御対象に与える制御
方法である。つまり、モデル追従型制御では、制御モデ
ルと制御対象に同じ制御目標を入力する(フィードフォ
ワード制御)。モデルが完全であれば制御モデルと制御
対象は同じ制御値を出力する。しかし一般に外乱等の要
素があり、このままでは目標値に収束しないので、制御
対象にフィードバックをかける(フィードバック制
御)。これによりヘッドのシークをフィードフォワード
制御により、ヘッドのフォロイングをフィードバック制
御により、各々分離して制御することが可能になる。
【0006】モデル追従型制御には、前記した目標値フ
ィルタ型制御およびフィードフォワード補償型制御の欠
点がなく、それら制御方法にはない以下のようなメリッ
トが存在する。すなわち、制御対象と制御モデルが制御
の特性上等しければ(つまりモデル化誤差が存在しなけ
れば)、制御対象は理論上最適に制御される。また、仮
にモデル化誤差が存在しても、そのようなモデル化誤差
の存在によって生じるヘッド位置の定常偏差をフィード
バック・ループによりゼロにすることができる。更に、
フィードバック・ループの影響を受けずに目標値応答特
性(シーク動作の特性)を決めることができる。特にフ
ィードバック・ループの影響を受けずに目標値応答特性
を決定できるメリットは、HDDのようにシーク動作に
伴う高周波帯域の機械的共振による振動を抑え且つ高速
なシーク動作が要求される場合に効果が大きい。つま
り、ヘッドの機械的共振を抑制しつつ高速なシーク動作
を実現する応答特性を容易に得ることが可能になり、H
DDのヘッド制御の最適化が理論的に可能になる。
【0007】制御モデルとして状態推定器を用いるもの
を例示できる。状態推定器で位置、速度、加速度を推定
し、それぞれにフィードフォワード信号を加える制御方
法が採用されている。
【0008】制御モデルと実際の制御対象との不一致
(モデル化誤差)を補正する方法には以下のような技術
がある。たとえば米国特許6,031,684号公報に
は、アクチュエータのゲイン変動をシーク動作しながら
同定し、漸近的に最適ゲインに収束させる技術が記載さ
れている。また、特開平10−312655号公報に
は、ゲインだけを校正手段によって補正する方法が記載
されている。また、特開平9−139032号公報およ
び米国特許5,859,742号公報には、ゲイン以外
の変動要素を第3のフィードフォワード信号としてテー
ブルに格納する技術が記載されている。
【0009】フィードフォワード制御出力(フィードフ
ォワード信号)は、たとえばボイスコイルモータ(VC
M)の電流値や目標加速度として与えられる。できるだ
け速い目標値応答性能を実現するために、フィードフォ
ワード信号にはある程度の高周波成分を含めることが好
ましい。しかし、アーム等ヘッドシークのための機構系
には一般に高周波数の固有振動が存在する。この固有周
波に共振する信号を与えると機械系振動が大きくなりシ
ークタイムを長くする。このため、固有周波数を含まな
い制御出力を生成する必要がある。このような要求を満
たす生成法に関して、たとえば、米国特許6,031,
684号公報や特開2000−123502号公報に
は、サイン関数を用いて高周波帯域の成分を抑える技術
が開示されている。あるいは、米国特許4,916,6
35号公報や米国特5,638,267号公報には、制
御対象の機械的共振の固有振動数に応じて入力信号にフ
ィルタ処理を施す方法が開示されている。なお、米国特
許5,469,414号公報には、時間関数の多項式を
用いてフィードフォワード信号を生成する技術が開示さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したモデ
ル追従型制御を、実際のHDDヘッド位置決め系に適用
すると以下のような問題があることを本発明者らは認識
した。
【0011】第1にモデル化誤差に起因するシーク速度
の低下の問題である。つまり、HDDのシーク動作には
高速な時間応答が求められるが、現状のフィードバック
・ループの応答ではそのようなシークの高速動作に追随
できない。フィードバック制御系の最大動作周波数は開
ループのゼロクロス周波数でほぼ決まるが、シーク動作
の周波数成分にこのゼロクロス周波数を超える成分を有
しているのが現状である。一般に制御モデルと実際の制
御対象には不一致(モデル化誤差)が存在し、このモデ
ル化誤差によってヘッドの目標位置と制御位置との間に
偏差を生じる。フィードバック制御系の応答の遅れに起
因する偏差を十分に早く抑圧する事が出来ず、セトリン
グ時においてもヘッド位置の偏差が残ってしまう。この
ため、ヘッドがトラックをフォロイングするまでの時間
(シークタイム)を延ばしてしまう問題がある。モデル
化誤差は、アクチュエータのゲインや位相が個体毎にば
らつくこと、あるいは、使用環境により変化すること等
により必然的に発生する。モデル追従型制御において最
適な制御を実現するためには、制御モデルを如何に同定
し補正するかが、実用上大きな問題である。
【0012】この問題に対して、既知のいくつかの方法
が適用可能である。たとえば前記米国特許6,031,
684号公報、特開平10−312655号公報、特開
平9−139032号公報および米国特許5,859,
742号公報に記載の技術を適用することが可能であ
る。しかしこれら何れの技術も、アクチュエータのゲイ
ン以外の位相遅れなどの複雑なモデル化誤差を考慮して
おらず、セトリング時の応答特性は必ずしも満足できる
ものではない。
【0013】第2に、機械的共振を生じないフィードフ
ォワード信号の生成に関する問題である。前記米国特許
6,031,684号公報や特開2000−12350
2号公報あるいは米国特許4,916,635号公報や
米国特5,638,267号公報に記載の技術でシーク
機構系の共振が抑制できることは確かである。しかし、
前記米国特許6,031,684号公報や特開2000
−123502号公報記載の技術は、機械的共振による
振動がもともと少ない場合や最大VCM電流値に制限が
ある場合には、高速なシーク動作を行うための最適なフ
ィードフォワード制御出力を生成するものではない。機
械的な共振がない理想的な場合には、いわゆるバンバン
制御を用いたシーク動作が理論的には最速であることが
知られているためである。
【0014】一方、米国特許4,916,635号公報
や米国特5,638,267号公報に記載の技術では、
共振周波数だけを減衰するフィルタを用いるので、信号
に高周波成分を含み得、よって、最大VCM電流値に制
限がある場合であっても高速なシーク動作を実現できる
可能性が高い。しかし、この方法は制御対象の特性が判
明しており逆特性が求まる場合に適用が限られ、現実の
個体による共振周波数の変動可能性を考慮すれば、必ず
しもロバスト性の高い方法であるとはいえない。つま
り、特定の周波数のみを減衰させて機械的共振を避ける
この方法では、個体によって共振周波数がずれた場合、
フィルタの特性と一致しなくなり所定の性能を発揮する
ことができなくなる。
【0015】さらに、前記したフィードフォワード信号
の生成に関する何れの技術に対しても、信号生成のため
の計算量が多くなる問題あがる。特に制御モデルに状態
推定器を用いる場合に計算量増加の影響は顕著である。
HDD内の計算機能には、シーク制御のためのサーボ計
算とホストからのコマンド処理とがあるが、近年の簡略
化されたHDDでは、この計算機能を単一のMPUで実
現しようとする。複雑な計算手段を採用して計算量が多
くなると単一MPUの処理能力の限界を超え、却ってH
DDのパフォーマンスを落とす結果を来たす恐れがあ
る。
【0016】本発明の目的は、モデル追従型制御で仮定
される制御モデルに内在するモデル化誤差を、ゲインお
よび位相を含めて実用上問題を生じない程度に減少する
技術を提供することにある。つまり、実用的で簡便な制
御モデルの同定と補正に関する技術を提供することにあ
る。
【0017】また、本発明の目的は、最大VCM電流値
に制限がある場合であっても速い目標値応答特性を実現
し、かつ高周波の機械的共振を生じないフィードフォワ
ード信号を少ない計算量で生成する技術を提供すること
にある。
【0018】また、本発明の目的は、これら実用的な制
御モデルとその補正手段、およびフィードフォワード信
号を適用して、シークタイム(トラックフォロイングま
での時間)を短縮し、あるいは応答性能を改善したHD
Dを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願の発明の概略を説明
すれば、以下の通りである。すなわち、本発明の回転記
録媒体は、情報が記録される回転型の記録媒体と、記録
媒体に対して少なくとも情報の読出しを行うヘッドと、
ヘッドを駆動するヘッド駆動手段と、ヘッドの現位置デ
ータを出力するヘッド位置検出手段と、ヘッドの記録媒
体に対する相対位置を制御する制御手段とを有し、制御
手段には、ヘッドの目標位置の入力に対してフィードフ
ォワード制御信号を出力するフィードフォワード制御信
号生成手段と、フィードフォワード制御信号の入力に対
して参照位置データを出力する制御モデルと、参照位置
データおよび負帰還データの入力に対してフィードバッ
ク制御信号を出力するフィードバックコントローラとを
有する。そして、制御手段は、フィードバック制御信号
およびフィードフォワード制御信号をヘッド駆動手段に
入力し、現位置データを負帰還データとし、参照位置デ
ータと負帰還データ(現位置データ)との差をフィード
バックコントローラに入力することにより、ヘッドの位
置を目標位置に制御するものである。制御モデルは、フ
ィードバックコントローラへの入力をバイアスフォース
として補償し且つ負帰還を遮断した補正処理状態におけ
る目標位置の入力に対して、制御周期毎の参照位置デー
タの系列と現位置データの系列とが一致するように補正
したものである。
【0020】本発明の回転記録装置によれば、実際のシ
ーク動作によるヘッド位置軌跡との比較で制御モデルが
補正される。つまり、実際のヘッド軌跡を測定してモデ
ル化誤差を小さくする。このため、個体ごとに異なる制
御対象に対して制御モデルを良好に一致させることがで
きる。よって、モデル追従型のフィードフォワード制御
においてセトリング時のヘッド位置偏位を極めて小さく
し、トラックフォロイング完了までのシークタイムを短
くすることができる。また、本発明では、制御モデルに
状態推定器を用いず、制御信号は位置信号のみである。
つまり本発明では速度制御を行わず、位置制御のみを行
う。このため、制御系が簡略化されMPU資源を有効に
活用できる。たとえばサーボアシストと称されるハード
ディスクコントローラのサポートロジックを利用してサ
ーボ系の計算負荷を低減し、単一MPUでのサーボ制御
を実現できる。また、本発明は位置制御のみであるた
め、速度制御から位置制御へのモード切替が存在せず、
モード切替に起因する高次の機械共振モードの加振をな
くし、セトリング時間を短縮できる。
【0021】前記制御手段には、フィードフォワード制
御信号のゲインを補正するゲイン補正手段をさらに有
し、ヘッド駆動手段にはゲイン補正手段によるゲイン補
正後のフィードフォワード制御信号が入力され、制御モ
デルは、原制御モデルと補正フィルタとからなり、補正
処理状態において入力された目標位置に対し原制御モデ
ルが出力する制御周期毎のモデル位置データを取得する
手段と、補正処理状態において入力された目標位置に対
しヘッド位置検出手段が出力する制御周期毎の現位置デ
ータを取得する手段と、モデル位置データの系列を入力
とし現位置データの系列を出力とするフィルタを求める
手段と、フィルタをDCゲインが1になるフィルタとそ
の他のゲインに分離する手段と、ゲイン補正手段の係数
を、現係数がその他のゲインで除された値に置き換え、
補正フィルタをDCゲインが1になるフィルタに置き換
える手段とを有する。
【0022】すなわち制御モデルを原制御モデルと補正
フィルタに分け、フィードフォワード制御信号のゲイン
を補正するゲイン補正手段を備える。このような構成と
することにより、ゲインのみならず位相を含む複雑な制
御モデルの補正が可能になる。また、本発明によればゲ
イン補正手段によって主にDCゲインの補正を行い、補
正フィルタによって残りのゲインと位相を補正する。こ
のように補正機能を分離して調整することにより、補正
フィルタを単純にしても高度な補正が可能になり、補正
計算を簡略化することができる。
【0023】なお、前記原制御モデルは、フィードフォ
ワード制御信号の入力に対して、入力が2回積分された
値を出力する剛体モデルを採用できる。また、前記補正
を行った後の制御信号データ等をテーブルに記録し、通
常の使用状態においてはこのテーブルに記録されたデー
タを読み出して利用することによりMPUの計算負荷を
低減できる。
【0024】また、フィードフォワード制御信号は、い
わゆるバンバン制御出力のように、目標位置の入力に対
してヘッドに最大加速および最大減速を与えることとな
る制御信号系列を生成し、この制御信号をゲインが1の
ローパスフィルタに通過させて得ることができる。ロー
パスフィルタのカットオフ周波数は、ヘッド駆動手段が
有する共振周波数より小さくする。ヘッドに最大加速お
よび最大減速を与える制御信号を生成することにより、
ヘッドシークの目標値応答性(シーク性能)を高くする
ことが可能になる。一方ヘッド駆動系の機械振動の原因
になる高周波成分をローパスフィルタで除去できるの
で、ヘッド駆動系の機械振動を抑制し、セトリング時間
を短くしてシークタイムを短くできる。すなわち、本発
明により、機械振動を抑制しつつ速い応答が可能な制御
信号の生成が可能になる。
【0025】なお、前記制御信号系列が、ヘッドが減速
されることとなる状態にある時には、その減衰過程にあ
る信号変化を滑らかにするようにできる。つまりヘッド
が目標位置に収束しようとする目標値応答の最終段階に
おいてその駆動を抑制し、ヘッド目標位置からのオーバ
ーシュートを少なくする。これによりセトリング開始を
短くできる。
【0026】また、本発明では、制御モデルのゲイン
を、ヘッド駆動手段のゲインの変化に応じて補正するこ
とができる。具体的には、通常のシーク動作における制
御周期ごとに、フィードフォワード制御信号の二乗値、
および、フィードフォワード制御信号とフィードバック
制御信号の積算値を求め、シーク動作の開始から終了ま
での二乗値および積算値について、各々その累積値を求
め、積算値の累積値を、二乗値の累積値で除し、求めた
値で制御モデルのゲインを補正することができる。
【0027】このような補正により随時最適なゲインに
補正され、使用環境の変化やディスク位置の相違による
実系とモデル系との相違(モデル化誤差)を随時最適に
補正できる。実際の制御対象のゲインはたとえばボイス
コイルモータ(VCM)のゲインであり、このVCMゲ
インは使用環境やシークするディスク位置によって相違
する。一方、ヘッド駆動系の位相は環境変化やディスク
位置の相違によってはあまり変化しない。このようなハ
ードディスク装置の特性を考慮すれば、前記した制御モ
デルの補正の後に、ディスク使用中にゲインのみを調整
する本発明は、ディスク装置に適した簡便且つ高性能な
制御手段である。なお、この装置使用中のゲイン補正は
前記したフィードフォワード制御信号へのゲイン補正手
段によるゲイン補正に適用できる。
【0028】また、前記した制御手段において、制御信
号(フィードフォワード制御信号およびフィードバック
制御信号)をディジタルフィルタを介して制御対象に入
力できる。このディジタルフィルタの伝送特性を調整す
ることにより、制御モデルのモデル化を精緻化すること
ができる。また、前記補正フィルタを簡略化し、あらゆ
るシークレングスに対してモデル化誤差を少なくするこ
とができる。なお、前記した回転記録装置の発明は、そ
の機能を実現する方法の発明としても把握することが可
能である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異な
る態様で実施することが可能であり、本実施の形態の記
載内容に限定して解釈すべきでない。なお、実施の形態
の全体を通して同じ要素には同じ符号を付与するものと
する。
【0030】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態であるハードディスク装置の一例を示したブロッ
ク図である。本実施の形態のハードディスク装置1は、
磁気記録媒体2、ヘッド3、ボイスコイルモータ(VC
M)4、アーム5、ヘッドプリアンプ6、サーボチャネ
ル7、ハードディスクコントローラ8、VCMドライバ
9、バス10、RAM(random access memory)11、
ROM(read only memory)12、インタフェイス13
の各構成要素を有する。
【0031】磁気記録媒体2は情報が磁気的に記録され
るディスク状の記録媒体であり、たとえばスピンドルモ
ータで回転駆動される。また、磁気記録媒体2には、予
め放射状に位置情報が記録されている。
【0032】ヘッド3は、磁気記録媒体2に情報を磁気
的に記録し、あるいは記録された磁気的情報を読み出す
機能を持つ。たとえば巨大磁気抵抗(GMR)効果を利
用して磁気情報を電気信号に変換する。
【0033】VCM4は電流駆動によりアーム5を駆動
し、アーム5の先端に設置されたヘッド3を磁気記録媒
体2の径方向に移動する。VCM4とアーム5でアクチ
ュエータを構成する。
【0034】ヘッドプリアンプ6は、ヘッド3からのア
ナログ信号を増幅し、増幅信号をサーボチャネル7に入
力する。なお、アナログ信号はオートゲインコントロー
ルによって一定レベルに増幅される。
【0035】ハードディスクコントローラ8は、ディス
ク装置全体を制御するものであり、たとえばサーボチャ
ネル7からのサーボ信号を受けてVCMドライバ9にヘ
ッド制御信号を出力する。
【0036】VCMドライバ9はハードディスクコント
ローラ8からのヘッド制御信号を受けてVCM4を駆動
するための駆動電流を生成する。なお、一般に電源容量
の関係からこの駆動電流には最大電流の制限があり、本
実施の形態におけるVCMドライバ9においても最大電
流の制限がある。
【0037】ハードディスクコントローラ8は、RAM
11、ROM12、インタフェイス13とバス10を介
して接続される。インタフェイス13はホスト装置14
とインタフェイスする。ROM12には、ハードディス
クコントローラ8内のMPUで処理されるプログラムが
格納され、RAM11には、たとえば前記プログラムが
ROM12からロードされる。あるいはRAM11は、
ホスト装置14に入出力されるデータのバッファとして
機能する。
【0038】図2は、前記したハードディスクコントロ
ーラ8の部分とその周辺の部材をさらに詳しく示したブ
ロック図である。前記した部材あるいは手段のほかに、
以下の部材あるいは手段を有する。すなわち、サーボロ
ジック手段15、位置生成手段16、入力最適化手段1
7、サーボコントローラ18、ディジタルフィルタ1
9、MPU20を有する。なお、多くの部材あるいは手
段は、1チップの素子としてハードディスクコントロー
ラ8内に構成されるが、これに限られず、ディスクリー
ト素子として構成されてもよい。
【0039】磁気記録媒体2には、前記したとおり放射
状に位置情報が記録されている。位置情報はサーボアド
レスマーク(SAM)、グレイコード、バーストからな
る。位置情報を含む媒体2上のデータはヘッドにより読
み出され、ヘッドプリアンプ6で増幅されてサーボチャ
ネル7に入力される。
【0040】サーボチャネル7は、ヘッドプリアンプ6
のアナログ波形からSAMを検出し、SAMを検出した
時にはそのタイミングでsmf(servo address mark f
ound)信号をサーボロジック手段15に送る。また、S
AMに続くグレイコードをデコードし、バースト信号を
A/D変換する。これらデータはサーボデータラインを
介してサーボロジック手段15にシリアル転送される。
サーボチャネル7は、サーボゲート信号によりアクティ
ブにされる。
【0041】サーボロジック手段15は、設計されたサ
ンプリング間隔(制御周期)で媒体2に書込まれたサー
ボパターン(位置情報)を読み込むために、サーボチャ
ネル7をアクティブにするタイミング制御を行う。サー
ボチャネル7から得た情報は、位置生成手段16に転送
する。また、位置情報を取得したタイミングでMPU2
0に対してサーボ割り込みを発生する。同時にサーボロ
ックのステータスを生成する。なお、サーボロジック手
段15には、サーボチャネルでのSAMの検出状況をモ
ニタし、定められた時間ウィンドウ内でSAMが検出さ
れない時にはダミーSAMを生成する機能を持たせても
良い。ダミーSAMを生成することにより何らかの原因
でSAMが検出されない場合でも周期的かつ確実にMP
U20に対してサーボ割込みをかけることができる。
【0042】位置生成手段16は、サーボパターンから
現在の位置を生成する。なお、この位置情報の生成はサ
ーボロジック手段15で行っても良い。また、位置生成
手段は、生成した現在位置と目標位置とに基づいてフィ
ードバック制御に必要な位置偏差情報を算出する。
【0043】入力最適化手段17は、位置生成手段16
の出力情報を検査し、サーボコントローラ18が不連続
な出力を行わないようにする機能を持つ。なお、入力最
適化手段17の機能は、位置生成手段16あるいはサー
ボコントローラ18で実現されても良い。
【0044】サーボコントローラ18は、シークタイム
が最も短くなるように最適化したフィードバック、フィ
ードフォワードの各パラメータを内蔵する。フィードフ
ォワード制御は後に詳述するように制御モデルを用いて
行う。また、各サンプリング(サーボ割り込み制御)の
VCM出力を計算する。なお、サーボコントローラ18
については後に詳述する。
【0045】ディジタルフィルタ19には、機構系の共
振を抑制するノッチフィルタを実装でき、また、後に説
明するように制御モデルを簡略化するためのフィルタを
備える。
【0046】MPU20は、RAM11あるいはROM
12に記録されたマイクロコードに従い各種制御を行
う。本実施の形態で特に重要な制御機能として、サーボ
ロジックからの割り込み信号に応じてサーボ制御を行う
機能を持つ。
【0047】図3は、サーボコントローラ18が実現す
る制御系を示したブロック図である。本実施の形態の制
御系は、フィードフォワード制御信号生成手段21、原
制御モデル22、補正フィルタ23、ゲイン補正手段2
4を含むフィードフォワード系を有する。また、フィー
ドバックコントローラ25の出力が制御対象26に入力
され、現在の位置データyと参照位置信号yrの差がフ
ィードバックコントローラ25に入力されてフィードバ
ック系を構成する。なお、制御対象26は、ヘッド位置
決めに関する駆動系および現在位置の取得手段(計測
系)の全てを含む。前記したヘッド3、ヘッドプリアン
プ6、サーボチャネル7、サーボロジック手段15、位
置生成手段16、入力最適化手段17、VCMドライバ
9、アクチュエータ(VCM4)が制御対象に含まれ
る。
【0048】フィードフォワード制御信号生成手段21
は、目標位置rの入力に対し、フィードフォワード制御
信号Uff0を出力する。フィードフォワード制御信号
Uff0は、ゲイン補正手段24によってゲインが補正
されゲイン補正された後のフィードフォワード制御信号
としてUffを出力する。Uffが制御対象26への入
力の一部になる。一方、フィードフォワード制御信号U
ff0は原制御モデル22に入力されモデル位置信号y
r0を生成する。yr0は補正フィルタ23に入力さ
れ、参照位置信号yrを出力する。参照位置信号yrは
フィードバック系の入力となり、フィードバックコント
ローラ25に入力される。フィードバックコントローラ
25には同時に制御対象26の出力(現位置データy)
の帰還入力が負入力される。フィードバックコントロー
ラ25はフィードバック制御信号Ufbを生成し、フィ
ードバック制御信号Ufbは制御対象26への入力の一
部になる。
【0049】つまり、フィードフォワード系で生成され
たフィードフォワード制御信号Uffとフィードバック
制御信号Ufbとが制御信号として制御対象26に入力
され、現在位置はフィードバックされてその負入力が参
照位置信号yrとともにフィードバック系の入力とな
る。この制御系では、原制御モデル22と補正フィルタ
23とからなる制御モデルの伝達関数が制御対象26の
伝達関数と同一の場合(ゲイン補正手段24のゲイン係
数を1とする)、参照位置データyrと現位置データy
とが同じになり、フィードバック制御系による外乱要因
に起因する偏差を制御している場合と同じになる。しか
し、現実には制御モデルの伝達関数と制御対象の伝達関
数は同じにならずモデル化誤差が存在する。本実施の形
態における制御手段では、これら伝達関数の差の補正を
補正フィルタ23およびゲイン補正手段24によって行
う。つまり、本実施の形態では、制御モデルを原制御モ
デル22と補正フィルタ23に分け、モデル化誤差のう
ちゲインの部分をゲイン補正手段24によって補正し、
その他の部分を補正フィルタ23によって補正する。
【0050】このような構成を採用することにより、原
制御モデル22には剛体モデルのような簡単なモデルを
採用できる。またハードディスク装置の場合、一般に剛
体モデルに対して遅れを生じるので、補正フィルタ23
には低次のローパスフィルタで十分である。さらにゲイ
ン補正手段24における補正はゲイン係数を変更するの
みである。よってフィードフォワード系での制御信号計
算が簡単である。しかもUff、yrの値は、シーク距
離に応じて決まる値で事前(また、1サンプリング前)
に求められる。このため、フィードバック制御のみの場
合と比べて、本実施の形態による計算時間の遅れはほと
んどない。
【0051】次に、このような制御系におけるモデル化
誤差の補正方法について説明する。図4は、本実施の形
態のモデル化誤差の補正処理の一例を示したフローチャ
ートである。まず、シーク動作に伴う高周波帯域の機械
的共振による振動を抑え、且つ高速なシーク動作を行う
ためのフィードフォワード制御出力を生成する。ここで
説明するフィードフォワード制御出力の生成法は、VC
M電流が飽和を起こさない範囲で有効である。
【0052】まず、シーク距離Yとシーク時間(サンプ
リング数)Tを指定する(ステップ30)。次に、シー
ク時間Tでシーク距離Yをシークするバンバン制御の制
御出力系列を生成する(ステップ31)。ただし、制御
対象を剛体モデルと仮定する。さらに、DCゲインが1
(つまり、0dB)のローパスフィルタを用いて、ステ
ップ31で生成した制御出力系列にフィルタリングを施
す(ステップ32)。これにより、高周波帯域の成分を
抑えた制御出力系列を生成する。
【0053】図5は、バンバン制御の制御出力系列を8
次のフィルタを用いてフィルタリングし、高周波帯域の
成分が抑制された制御出力系列の生成例を示すグラフで
ある。ライン40はバンバン制御の制御出力系列であ
り、ライン41はフィルタリング後の制御出力系列であ
る。フィルタには、sys_FIR = (z+z+z+z
+z+z+z+z)/(8×z)、の式で
表されるローパスフィルタを用いる。なお、z-1は、1
制御周期の遅れ要素を表す。図6は、バンバン制御の制
御出力系列を4次のフィルタを用いてフィルタリング
し、高周波帯域の成分が抑制された制御出力系列の生成
例を示すグラフである。ライン40はバンバン制御の制
御出力系列であり、ライン42はフィルタリング後の制
御出力系列である。フィルタには、sys_FIR = (z
+z+z)/(4×z)、の式で表されるロ
ーパスフィルタを用いる。
【0054】ローパスフィルタにより、バンバン制御の
制御出力系列(ライン40)から高周波帯域の成分の抑
えた方が異なる制御出力系列(ライン41,42)を容
易に生成できる。これにより、残留振動が実用上問題に
ならない範囲でバンバン制御の制御出力系列(ライン4
0)に近い、高速シーク動作が可能な制御出力系列を選
ぶことが出来る。
【0055】また、バンバン制御の制御出力系列の代わ
りに、逆起電力を考慮しVCM電流が飽和しづらいよう
に変形したバンバン制御の制御出力系列を用いることが
できる。図7は、VCM電流が飽和しづらいように変形
したバンバン制御の制御出力系列を4次のフィルタを用
いてフィルタリングし、高周波帯域の成分が抑制された
制御出力系列の生成例を示すグラフである。ライン43
はそのように変形したバンバン制御の制御出力系列を示
し、ライン44はフィルタリング後の制御出力系列であ
る。フィルタには、sys_FIR = (z+z+z+z
)/(4×z )、の式で表されるローパスフィルタ
を用いる。このような制御出力系列を用いることで、V
CM電流を飽和させずにVCM電流源の能力をぎりぎり
まで使うことが出来る。
【0056】ここで、生成された制御出力系列は、DC
ゲインが1のフィルタを通したためシーク距離Yを保っ
ており、機械的共振を励振する高周波帯域の成分をロー
パスフィルタにより任意に減らすことが出来る。また、
ローパスフィルタとして、次数NのFIR(Finite Impl
use Response)フィルタを用いると、シーク時間はバン
バン制御でのシーク時間Tに時間N−1を足した時間
(サンプリング数)で表すことが出来る。そのため、シ
ーク時間を指定してシーク動作が出来るため、JIT(J
ust-In-Time)シークを行うのに適している。なお、JI
Tシークは、シーク動作をする際に回転待ち時間を考慮
し、シークする速度を遅くすることにより、パフォーマ
ンスを落とさずに、シーク動作による振動・騒音の抑制
や省電力をするためのシーク方法である。
【0057】このようにして生成した制御出力信号を用
いてモデル化誤差を補正する方法を、さらに図4を参照
して説明を続ける。
【0058】次に、フィードバックコントローラ25
が、バイアスフォースのみを補償し、フィードバック・
ループはオープンな状態を作り出す(ステップ33)。
つまり、制御系補正処理を行うための状態にする。
【0059】制御系をこのような状態に置き、生成した
フィードフォワード制御出力で適当なシーク距離につい
てシーク動作を行う(ステップ34)。これによりヘッ
ドの位置信号yを得る(ステップ35)。図8はフィー
ドフォワード制御出力のみによる127トラックのシー
クをした例を示すグラフである。(a)は時間に対する
ヘッド位置、つまりヘッド軌跡であり、(b)は時間に
対する制御出力である。
【0060】次に、その時のモデル軌道信号yr0を求
める(ステップ36)。原制御モデル22としては、ハ
ードディスク装置では制御対象が剛体モデルに近いの
で、剛体モデルとする。ここでは、以下のような2回積
分とする。 vr0(k+1) = vr0(k) + Uff0(k); yr0(k+1) = yr0(k) + vr0(k+1); ただし、kはサンプリング時間を表す。フィードフォワ
ード制御信号生成手段21の出力Uff0の単位は、2
回積分が距離になるように選び、ゲイン補正手段24で
VCM電流値に変換される。なお、vr0は速度の単位
になる。
【0061】次に、補正フィルタの同定を行う(ステッ
プ37)。すなわち、モデル軌道信号yr0を入力と
し、ヘッドの位置信号yを出力とするフィルタを、最小
自乗法またはシステム同定ツールを用いて、同定する。
具体的な方法は例えば、「ディジタル信号処理の理論−
3−推定・適応信号処理」谷萩著、コロナ社に詳しく述
べられている。ハードディスク装置では制御対象が一般
に剛体モデルに比べて位相が遅れていること、および、
フィードフォワード制御出力に機械的共振を大きく振動
させる高周波数帯域の成分が少ないことにより、低次の
ローパスフィルタでフィルタを同定できる。
【0062】次に、ステップ37で得られたフィルタ
を、DCゲインが1のフィルタとゲインに分け(ステッ
プ38)、ゲイン補正手段24のゲイン係数をそのゲイ
ンで割り、フィードフォワード制御信号Uff0のゲイ
ンを調整してUffとする。また、DCゲインが1のフ
ィルタを制御モデルの補正フィルタ23とする(ステッ
プ39)。この補正フィルタ23により、剛体モデルの
ような単純な原制御モデル22では表わせなかった位相
に関しても制御モデルとして取り込むことが出来る。
【0063】図9は、制御入力に対する補正前のヘッド
位置と補正後のヘッド位置とシミュレーションデータと
をサンプリング(制御周期)について示した図である。
ライン47は補正後のヘッド位置を、ライン48はシミ
ュレーションの値を、ライン49は補正前の位置データ
を示す。補正後のヘッド位置とシミュレーションはほと
んど一致している。
【0064】同図におけるフィルタは、以下のような2
次のローパスフィルタである。 LPF=(- 0.1107 z + 0.782 z)/(z - 0.5
318 z + 0.2187 ) なお、サンプリング時間は 0.07 msec である。また、
そのボーデ線図は図10のようになる。
【0065】このフィルタのDCゲインを1にしたフィ
ルタ部分が補正フィルタ23であり、残りのゲインはゲ
イン補正手段24の値を補正するのに用いる。つまり、
ゲイン補正手段24のゲイン値を、残りのゲインで割
る。
【0066】以上のようにして補正処理が終了する。こ
のような制御方法により、モデル化誤差を小さくして高
精細なヘッド制御を実現できる。補正後の制御モデルを
用いれば、通常のヘッド制御において、アンダーシュー
トあるいはオーバーシュートのない良好なヘッド制御が
実現でき、シークタイムを短縮できる。
【0067】本実施の形態による64トラックのシーク
動作の例を図11および12に示す。各図において
(a)は時間に対するヘッド位置を示し、(b)はセト
リング時におけるその拡大図である。(c)は時間に対
する制御信号の値である。ここで制御信号はフィードフ
ォワードおよびフィードバックによる制御出力の和であ
る。ライン50は本実施の形態による制御系によるデー
タであり、ライン51は高周波成分を抑えないバンバン
制御に近いフィードフォワード出力を与えた場合であ
る。また、ライン52は位相特性の精度が本実施の形態
より劣るモデルを用いた場合のデータである。
【0068】図11および12より、本実施の形態の制
御系によるデータ(ライン50)は、シーク動作中にシ
ークモード(速度制御)からフォロイングモード(位置制
御)のようにサーボ・コントローラのモード切り替えがな
いため、制御出力(制御信号)に不連続な箇所が存在し
ないことがわかる。
【0069】また、高周波成分を抑えないバンバン制御
に近いフィードフォワード出力を与えた場合(ライン5
1)と本実施の形態の場合を比較すると、ライン51で
は残留振動が生じ、結果的にシーク終了時間(t2)が
延びてしまうのに対し、本実施の形態ではそのような残
留振動はなく、シーク終了時間(t1)が短縮できてい
る。
【0070】また、位相特性の精度が本実施の形態より
劣るモデルを用いた場合(ライン52)と本実施の形態
の場合を比較すると、ライン52ではオーバーシュート
またはアンダーシュートが生じ、結果的にシーク終了時
間(t3)が延びてしまうのに対し、本実施の形態では
そのようなオーバーシュートまたはアンダーシュートは
なく、シーク終了時間(t1)が短縮できている。
【0071】(実施の形態2)ディスク装置ではヘッド
の位置、たとえばディスクの内側、中央あるいは外側に
よってVCM4のゲインが異なったり、使用する場所の
温度変化によりVCM4のゲインが変化する。なお、位
相はゲインに比べて、ヘッド位置や温度に対して変化が
少ない。よって、そのような場合には以下の方法でVC
Mゲインのみを補正できる。ただし、実施の形態1の制
御モデルの同定及び補正により、あるヘッド位置やある
温度で制御モデルの位相およびゲインを補正した場合に
以下の方法が適用できる。
【0072】まず、モデル追従型の制御系のブロック図
を示せば図13のように表せる。フィードバック系の制
御出力Ubは数1のように表せる。
【0073】
【数1】 ただし、T(s)は、クローズ・ループの伝達関数であ
り、数2のようになる。
【0074】
【数2】 ここで、モデルMはプラントPからゲインkしか違わな
いとすると数3のようになる。
【0075】
【数3】 実際のu(s)はサーボコントローラから出力される
制御信号であるが、それは正弦波に近いもので、単一周
波数成分とみなしてよい。よって、周波数ドメインか
ら、時間軸ドメインに簡単に変換できて、フィードフォ
ワードの制御信号u(t)とフィードバックの制御信
号u(t)の関係が数4の様に単純化される。
【0076】
【数4】 ここで、念のために制御信号にはバイアス・フォースに
よるDCオフセットが含まれると仮定すると、数4は数
5に書きなおされて、
【0077】
【数5】 となる、ただし、Δk=TΔkである。
【0078】以下は最小二乗法でΔkを求めればよ
い。つまり、実測のu(t)(以降u(t)は実測
値とする)はu(t)の一次関数にある誤差e(t)
が加わっていると考えて数6のように表す。
【0079】
【数6】 よって、数7のように示されるQを最小にするΔk
求めればよい。
【0080】
【数7】 それにはQを最小にするΔkはQの微分がゼロになる
条件を求めれば良い。Qの微分は数8のように表される
から、
【0081】
【数8】 数9のようにΔkが求まる。
【0082】
【数9】 つまり、u(t)とu(t)とをシーク中にわたっ
て掛け算しながら累積し、あるいは二乗しながら累積
し、あるいは単純に累積しながら、最後に割り算をすれ
ばよい。
【0083】更に制御信号のDCオフセットは取り除か
れている(u=0)と仮定すれば、数9は数10のよ
うに簡略化できる。
【0084】
【数10】 結果的にモデルのゲインkは、数11で表せる。
【0085】
【数11】 ここで、Tはシーク時に出す制御信号の周波数におけ
るクローズループゲインであるが、ほぼ1と仮定しても
誤差は少ないと考えられる。つまり、シーク中に制御信
号uの二乗を累積して分母とし、uとuの積を累
積して分子とし、シーク終了時に両者の割り算を実行す
ればモデルのゲイン誤差が求められる。
【0086】図14は、VCMのゲインのみを変えて6
4トラックシークを行い、前記の方法を用いてk値を求
めた一例を示すグラフであり、図15は、VCMゲイン
をこの求めたk値で割った値(VCMgain/k)を
示したグラフである。ただし、1/Tの値は、VCM
gain/kが広い範囲で1.0になるように決めた。
【0087】図14および15に示すように、VCMゲ
インが、プラス、マイナス10%変化しても、本実施の
形態の補正法により、0.5%以内に補正できることが
わかる。
【0088】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
【0089】たとえば、前記実施の形態1のバンバン制
御の制御出力系列を生成する際に、減速時の制御出力系
列を滑らかに減衰させることが出来る。そのような制御
出力系列にフィルタリングを施すことで、セトリング時
のVCM電流がより滑らかになるため、セトリング時の
機械的振動を更に低減できる。一例を図16に示す。
(a)は実施の形態1の制御出力系列であり、(b)は
滑らかに減衰させた場合である。減速時の最後の段階で
速度を1から0にするのではなく、aからa/4、a/
16のように漸減するように制御信号を生成する。な
お、このように1/4づつ漸減する場合のaの値は0.96
4である。すなわち、1/4+1/4+1/4+・
・・=1/3より、a×(9+1/3)=9から、a=
0.964が求まる。
【0090】また、前記実施の形態では、Uff及びy
rの値を計算により求める方法を例示したが、予めUf
f及びyrの値を求めそれを表として保持してもよい。
また、それに類する表を保持しその表の値にゲイン(ゲ
インの補正係数やシーク距離など)を掛けてUff、y
rを生成しても良い。これにより計算量を減らすことが
できる。また、計算量を減らすため表を用いる場合、制
御モデル(原制御モデル22および補正フィルタ23)
を用いてヘッドの位置信号yの系列を計算して再現する
代わりに、ヘッドの位置信号yの系列をそのまま、また
は、平均化やスムージング等を行い、モデルの参照軌道
信号yrの系列に用いることも出来る。
【0091】また、制御信号に対して、ディジタルフィ
ルタ19を付加し、そのフィルタのゲイン、位相特性を
調整することにより、上記フィードフォワード系におけ
る制御モデル(原制御モデル22および補正フィルタ2
3)と実際の制御対象26との誤差を補正することも可
能である。さらに、デジタルフィルタの特性を調整し、
上記フィードフォワード内の補正フィルタ23を簡素化
し、あらゆるシークレングスに対してモデル化誤差を少
なくすることもできる。
【0092】
【発明の効果】本発明で開示される発明のうち、代表的
なものによって得られる効果は、以下の通りである。す
なわち、モデル追従型制御で仮定される制御モデルに内
在するモデル化誤差を、ゲインおよび位相を含めて実用
上問題を生じない程度に減少することができる。実用的
で簡便な制御モデルの同定と補正に関する技術を提供で
きる。また、最大VCM電流値に制限がある場合であっ
ても速い目標値応答特性を実現し、かつ高周波の機械的
共振を生じないフィードフォワード信号を少ない計算量
で生成することができる。また、実用的な制御モデルと
その補正手段、およびフィードフォワード信号を適用し
て、シークタイム(トラックフォロイングまでの時間)
を短縮し、あるいは応答性能を改善したHDDを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるハードディスク装
置の一例を示したブロック図である。
【図2】ハードディスクコントローラの部分とその周辺
の部材をさらに詳しく示したブロック図である。
【図3】サーボコントローラが実現する制御系を示した
ブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるモデル化誤差の補
正処理の一例を示したフローチャートである。
【図5】バンバン制御の制御出力系列を8次のフィルタ
を用いてフィルタリングし、高周波帯域の成分が抑制さ
れた制御出力系列の生成例を示すグラフである。
【図6】バンバン制御の制御出力系列を4次のフィルタ
を用いてフィルタリングし、高周波帯域の成分が抑制さ
れた制御出力系列の生成例を示すグラフである。
【図7】VCM電流が飽和しづらいように変形したバン
バン制御の制御出力系列を4次のフィルタを用いてフィ
ルタリングし、高周波帯域の成分が抑制された制御出力
系列の生成例を示すグラフである。
【図8】フィードフォワード制御出力のみによる127
トラックのシークをした例を示すグラフである。
【図9】制御入力に対する補正前のヘッド位置と補正後
のヘッド位置とシミュレーションデータとをサンプリン
グ(制御周期)について示した図である。
【図10】実施の形態1の補正計算によるフィルタのボ
ーデ線図である。
【図11】実施の形態1による64トラックのシーク動
作の一例を示したグラフである。
【図12】実施の形態1による64トラックのシーク動
作の一例を示したグラフである。
【図13】モデル追従型の制御系のブロック図である。
【図14】VCMのゲインのみを変えて64トラックシ
ークを行い、k値を求めた一例を示すグラフである。
【図15】VCMゲインを求めたk値で割った値(VC
Mgain/k)を示したグラフである。
【図16】制御信号の生成方法の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ハードディスク装置、2…磁気記録媒体、3…ヘッ
ド、4…ボイスコイルモータ(VCM)、5…アーム、
6…ヘッドプリアンプ、7…サーボチャネル、8…ハー
ドディスクコントローラ、9…VCMドライバ、10…
バス、11…RAM、12…ROM、13…インタフェ
イス、14…ホスト装置、15…サーボロジック手段、
16…位置生成手段、17…入力最適化手段、18…サ
ーボコントローラ、19…ディジタルフィルタ、20…
MPU、21…フィードフォワード制御信号生成手段、
22…原制御モデル、23…補正フィルタ、24…ゲイ
ン補正手段、25…フィードバックコントローラ、26
…制御対象、T…シーク時間、T…クローズループゲ
イン、Ub…制御出力、Ufb…フィードバック制御信
号、Uff…ゲイン補正後のフィードフォワード制御信
号、Uff0…フィードフォワード制御信号、Y…シー
ク距離、k…ゲイン、r…目標位置、y…位置データ
(位置信号)、yr…参照位置データ(参照位置信
号)、yr0…モデル位置信号。
フロントページの続き (72)発明者 内田 博 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 仙波 哲夫 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 柚場 昭典 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 時園 晃 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 各務 直行 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 岡田 謙二 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 Fターム(参考) 5D088 PP01 RR03 TT10 UU01 5H004 GA05 GB20 HA07 HB07 KA32 KA54 KB13 KB16 KB22 KB23 KB30 KB32 KC19 KC34 KC35 KC43 KC45 LA13 MA12 MA60

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録される回転型の記録媒体と、
    前記記録媒体に対して少なくとも情報の読出しを行うヘ
    ッドと、前記ヘッドを駆動するヘッド駆動手段と、前記
    ヘッドの現位置データを出力するヘッド位置検出手段
    と、前記ヘッドの前記記録媒体に対する相対位置を制御
    する制御手段と、を有する回転記録装置であって、 前記制御手段は、前記ヘッドの目標位置の入力に対して
    フィードフォワード制御信号を出力するフィードフォワ
    ード制御信号生成手段と、前記フィードフォワード制御
    信号の入力に対して参照位置データを出力する制御モデ
    ルと、前記参照位置データおよび負帰還データの入力に
    対してフィードバック制御信号を出力するフィードバッ
    クコントローラと、を有し、 前記制御手段は、前記フィードバック制御信号および前
    記フィードフォワード制御信号を前記ヘッド駆動手段に
    入力し、前記現位置データを前記負帰還データとし、前
    記参照位置データと負帰還データとの差を前記フィード
    バックコントローラに入力することにより、前記ヘッド
    の位置を前記目標位置に制御するものであり、 前記制御モデルは、前記フィードバックコントローラへ
    の入力をバイアスフォースとして補償し且つ前記負帰還
    を遮断した補正処理状態における前記目標位置の入力に
    対して、制御周期毎の前記参照位置データの系列と現位
    置データの系列とが一致するように補正したものであ
    る、 回転記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段には、前記フィードフォワ
    ード制御信号のゲインを補正するゲイン補正手段をさら
    に有し、前記ヘッド駆動手段には前記ゲイン補正手段に
    よるゲイン補正後のフィードフォワード制御信号が入力
    され、 前記制御モデルは、原制御モデルと補正フィルタとから
    なり、 前記補正処理状態において入力された前記目標位置に対
    し前記原制御モデルが出力する制御周期毎のモデル位置
    データを取得する手段と、 前記補正処理状態において入力された前記目標位置に対
    し前記ヘッド位置検出手段が出力する制御周期毎の現位
    置データを取得する手段と、 前記モデル位置データの系列を入力とし、前記現位置デ
    ータの系列を出力とするフィルタを求める手段と、 前記フィルタをDCゲインが1になるフィルタとその他
    のゲインに分離する手段と、 前記ゲイン補正手段の係数を、現係数が前記その他のゲ
    インで除された値に置き換え、前記補正フィルタを前記
    DCゲインが1になるフィルタに置き換える手段と、 を有する請求項1記載の回転記録装置。
  3. 【請求項3】 前記原制御モデルは、前記フィードフォ
    ワード制御信号の入力に対して、前記入力が2回積分さ
    れた値を出力するものである請求項2記載の回転記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ゲイン補正手段または前記補正フィ
    ルタの前記補正を実行した後、前記目標位置の入力に対
    する前記ゲイン補正後のフィードフォワード制御信号、
    前記モデル軌道データその他補正処理後のデータをテー
    ブルに記録する手段を有し、 通常のシーク動作において、前記テーブルに記録された
    前記補正処理後のデータを読み出し、または、前記補正
    処理後のデータに演算を施して、前記ヘッドの制御を行
    う請求項2記載の回転記録装置。
  5. 【請求項5】 前記フィードフォワード制御信号生成手
    段には、前記目標位置の入力に対して前記ヘッドに最大
    加速および最大減速を与えることとなる制御信号系列を
    生成する手段と、ゲインが1のローパスフィルタと、を
    有し、 前記フィードフォワード制御信号は、前記制御信号系列
    を前記ローパスフィルタに通過させたものである請求項
    1記載の回転記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ローパスフィルタのカットオフ周波
    数は、前記ヘッド駆動手段が有する共振周波数より小さ
    い請求項5記載の回転記録装置。
  7. 【請求項7】 前記フィードフォワード制御信号生成手
    段には、制御信号系列変換手段をさらに有し、 前記制御信号系列変換手段は、前記ヘッドが減速される
    こととなる状態における前記制御信号系列を、その減衰
    過程における変化が滑らかになるよう変換するものであ
    る請求項6記載の回転記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御モデルのゲインが、前記ヘッド
    駆動手段のゲインの変化に応じて補正される請求項1記
    載の回転記録装置。
  9. 【請求項9】 通常のシーク動作における制御周期ごと
    に、前記フィードフォワード制御信号の二乗値、およ
    び、前記フィードフォワード制御信号とフィードバック
    制御信号の積算値を求める手段と、 前記シーク動作の開始から終了までの前記二乗値および
    積算値について、各々その累積値を求める手段と、 前記積算値の累積値を、前記二乗値の累積値で除し、求
    めた値で前記制御モデルのゲインが補正される手段と、 を有する請求項8記載の回転記録装置。
  10. 【請求項10】 前記フィードフォワード制御信号およ
    びフィードバック制御信号が入力され前記ヘッド駆動手
    段への制御信号を出力するディジタルフィルタをさらに
    有する請求項1記載の回転記録装置。
  11. 【請求項11】 情報が記録される回転型の記録媒体
    と、前記記録媒体に対して少なくとも情報の読出しを行
    うヘッドと、前記ヘッドを駆動するヘッド駆動手段と、
    前記ヘッドの現位置データを出力するヘッド位置検出手
    段と、前記ヘッドの前記記録媒体に対する相対位置を制
    御する制御手段と、を含み、 前記制御手段には、前記ヘッドの目標位置の入力に対し
    てフィードフォワード制御信号を出力するフィードフォ
    ワード制御信号生成手段と、前記フィードフォワード制
    御信号の入力に対して参照位置データを出力する制御モ
    デルと、前記参照位置データおよび負帰還データの入力
    に対してフィードバック制御信号を出力するフィードバ
    ックコントローラとを有し、前記フィードバック制御信
    号および前記フィードフォワード制御信号を前記ヘッド
    駆動手段に入力し、前記現位置データを前記負帰還デー
    タとし、前記参照位置データと負帰還データとの差を前
    記フィードバックコントローラに入力することにより、
    前記ヘッドの位置を前記目標位置に制御する、回転記録
    装置の制御方法であって、 前記回転記録装置の制御手段を、前記フィードバックコ
    ントローラへの入力をバイアスフォースとして補償し且
    つ前記負帰還を遮断した補正処理状態にするステップ
    と、 前記補正処理状態において前記目標位置を入力し、制御
    周期毎の前記参照位置データおよび現位置データを取得
    するステップと、 前記参照位置データの系列および現位置データの系列が
    一致するように前記制御モデルを補正するステップと、 を含む回転記録装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記制御手段には、前記フィードフォ
    ワード制御信号のゲインを補正するゲイン補正手段をさ
    らに有し、前記ヘッド駆動手段には前記ゲイン補正手段
    によるゲイン補正後のフィードフォワード制御信号が入
    力され、前記制御モデルは、原制御モデルと補正フィル
    タとからなり、 前記補正処理状態において前記目標位置を入力し、制御
    周期毎の前記原制御モデルの出力であるモデル位置デー
    タと前記現位置データとを取得するステップと、 前記モデル位置データの系列を入力とし、前記現位置デ
    ータの系列を出力とするフィルタを求めるステップと、 前記フィルタをDCゲインが1になるフィルタとその他
    のゲインに分離するステップと、 前記ゲイン補正手段の係数を、現係数が前記その他のゲ
    インで除された値に置き換えるステップと、 前記補正フィルタを、前記DCゲインが1になるフィル
    タに置き換えるステップと、 を有する請求項11記載の回転記録装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記原制御モデルは、前記フィードフ
    ォワード制御信号の入力に対して、前記入力が2回積分
    された値を出力するものである請求項12記載の回転記
    録装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記補正後のフィードフォワード制御
    信号、前記モデル軌道データその他補正処理後のデータ
    をテーブルに記録するステップと、 通常のシーク動作において、前記テーブルに記録された
    前記補正処理後のデータを読み出し、または、前記補正
    処理後のデータに演算を施して、前記ヘッドの制御を行
    うステップと、 をさらに含む請求項12記載の回転記録装置の制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記目標位置の入力に対して前記ヘッ
    ドに最大加速および最大減速を与えることとなる制御信
    号系列を生成するステップと、 前記制御信号系列をゲインが1のローパスフィルタに通
    し、前記フィードフォワード制御信号を生成するステッ
    プと、 をさらに含む請求項11記載の回転記録装置の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記ローパスフィルタのカットオフ周
    波数は、前記ヘッド駆動手段が有する共振周波数より小
    さい請求項15記載の回転記録装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御信号系列を、前記ヘッドが減
    速されることとなる状態での減衰過程において、その変
    化が滑らかになるように変換するステップをさらに含む
    請求項16記載の回転記録装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記制御モデルのゲインを、前記ヘッ
    ド駆動手段のゲインの変化に応じて補正するステップを
    さらに有する請求項11記載の回転記録装置の制御方
    法。
  19. 【請求項19】 通常のシーク動作における制御周期ご
    とに、前記フィードフォワード制御信号の二乗値、およ
    び、前記フィードフォワード制御信号とフィードバック
    制御信号の積算値を求めるステップと、 前記シーク動作の開始から終了までの前記二乗値および
    積算値について、各々その累積値を求めるステップと、 前記積算値の累積値を、前記二乗値の累積値で除し、求
    めた値で前記制御モデルのゲインを補正するステップ
    と、 をさらに有する請求項18記載の回転記録装置の制御方
    法。
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