JP2002332012A - 製袋包装機 - Google Patents

製袋包装機

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JP2002332012A
JP2002332012A JP2001134828A JP2001134828A JP2002332012A JP 2002332012 A JP2002332012 A JP 2002332012A JP 2001134828 A JP2001134828 A JP 2001134828A JP 2001134828 A JP2001134828 A JP 2001134828A JP 2002332012 A JP2002332012 A JP 2002332012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包材内のガス置換が行われる製袋包装機にお
いて、置換用不活性ガスの消費量を抑制しながら、置換
不良及びシール不良の発生を防止することを課題とす
る。 【解決手段】 袋状包材内における残存酸素濃度を検出
する酸素濃度センサ18と、被包装物が封入された包材
の上部シール部における被包装物の噛み込みによるシー
ル不良を検出するシールセンサ56とを備え、これらの
センサからの信号に基づいて窒素ガス供給管上に設置さ
れた流量制御弁28に制御信号を出力し、残存酸素濃度
が所定の許容範囲内に入り、かつシール不良率が所定の
許容限度以下となるように、窒素ガスの供給流量を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状の包材を袋状
に成形しながら該包材内に物品を投入して封止すること
によって製品を連続して生成する製袋包装機に関し、包
装技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、包装袋を成形しながら該包装袋
に物品を封入する製袋包装機は、帯状の包材の左右の両
側縁部を重ね合わせて筒状に成形すると共に、縦シール
装置により上記筒状包材の重ね合わせ部を長手方向に沿
って熱溶着し、また横シール装置により該筒状包材を長
手方向に直交する幅方向に熱溶着して袋状に成形し、そ
の後、この袋状とされた包材に、上下方向に延びる物品
導入用のチューブ部材を通して上方から被包装物を導入
すると共に、その上部を上記横シール装置によって封止
し、かつ包材の上流部から切り離すことにより、被包装
物を包装袋に封入してなる製品を生成するようになって
いる。
【0003】この種の製袋包装機においては、被包装物
が食品である場合に、その腐敗や変質を防止するため
に、被包装物が導入された袋状包材内の空気を窒素ガス
やアルゴンガス等の不活性ガスに置換した上で上部を封
止することが行われる。その場合に、処理速度の高速化
を図るために、被包装物を袋状包材内へ導入しながら、
該包材内に不活性ガスを連続的或いは断続的に送り込
み、該包材内の空気を排出して不活性ガスに置換する方
法が用いられる。
【0004】しかしながら、この方法においては、高レ
ベルの不活性ガス置換率を得るために大量の不活性ガス
を袋状包材内に送り込むようにした場合、該不活性ガス
の消費量が増加し、生産コストが上昇することになる。
【0005】また、大量の不活性ガスを供給するために
流速を速くすると、不活性ガスが袋状包材内に勢いよく
吹き出し、該包材内に導入されている被包装物を上方に
吹き上げ、或いは包材の底部への被包装物の導入を妨げ
たりすることになり、その上方に吹き上げられ或いは底
部への導入が遅れた被包装物が横シール装置によって噛
み込まれて、シール不良が発生することになる。
【0006】この問題を解決するものとして、例えば特
開平10−53217号公報によれば、1サイクルの包
装動作中に不活性ガスの流量を変化させるようにした包
装機が開示されている。
【0007】つまり、この包装機によれば、袋状に成形
された包材内にチューブ部材を通して上方から被包装物
を供給している間は、該袋状包材内に導入される被包装
物を上方に吹き上げることなく、かつ被包装物の袋状包
材の底部への導入を妨げないような比較的小さな第1の
流量で不活性ガスが包材内に供給されると共に、被包装
物の該包材内への供給が完了すれば、上記第1流量より
も大きな第2流量で不活性ガスが包材内に供給される。
【0008】したがって、常に大きな流量で不活性ガス
を供給する場合より、その消費量が低減されると共に、
被包装物が袋状包材内に導入されている間は流速が小さ
くなるので、被包装物が吹き上げられたり包材内への導
入が妨げられたりすることによるシール不良の発生が低
減される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この公報に開
示された包装機によっても、1サイクル中の途中で不活
性ガスの供給量を少量の第1流量から大量の第2流量に
切り換えるときに、包材内における被包装物の挙動が不
安定となって該被包装物の吹き上がりが発生し、そのた
め横シール装置の噛み込みによるシール不良が発生す
る。また、これを防止しようとして上記第2流量の値を
小さくすると、不活性ガスへの置換率が低下することに
なるのである。
【0010】そこで、本発明は、ガス置換が行われる製
袋包装機において、不活性ガスの消費量を抑制しなが
ら、包材内の不活性ガスへの置換率を所要のレベルに維
持し、かつ、横シール装置による被包装物の噛み込みに
起因するシール不良を防止することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の各発明は次のように構成したことを特徴とす
る。
【0012】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という。)は、帯状の包材を袋状に成形しなが
ら該袋状包材内に被包装物を導入して包装し、上記包材
内に不活性ガスを供給するガス供給手段が設けられた製
袋包装機において、袋状包材内における酸素の残存状態
を検出する残存酸素検出手段と、該検出手段による検出
結果に基づき、上記ガス供給手段による不活性ガス供給
時の流量を制御する流量制御手段とを設けたことを特徴
とする。
【0013】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明において、上記ガス供給手
段によって供給している不活性ガスの流量を検出する流
量計と、該流量計によって検出した不活性ガスの流量と
上記残存酸素検出手段によって検出した酸素の残存状態
とを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という)は、上記第1発明又は第2発明において、包
装状態を検出する包装状態検出手段を備えると共に、上
記流量制御手段は、上記残存酸素検出手段によって検出
される残存酸素濃度が所定値以下で、上記包装状態検出
手段によって検出される包装状態の不良率が所定値以下
となるように、不活性ガスの流量を制御するようにした
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項4に係る発明(以下、第4発
明という)は、上記第3発明において、上記流量制御手
段による流量の制御によっては、残存酸素濃度が所定値
以下で、かつ包装状態の不良率が所定値以下とならない
ときに、包装作業の能力を低下させる包装能力低下手段
を設けたことを特徴とする。
【0016】また、請求項5に係る発明(以下、第5発
明という)は、上記第1発明〜第4発明のいずれかにお
いて、所定の不活性ガスの流量を記憶した記憶手段と、
上記流量制御手段による不活性ガスの流量制御の開始時
に、上記記憶手段から読み出した流量を該制御の初期値
に設定する初期値設定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0017】さらに、請求項6に係る発明(以下、第6
発明という)は、上記第5発明において、作業環境の雰
囲気温度又は雰囲気湿度のうちの少なくとも一方を検出
する環境検出手段を備え、上記記憶手段は、該環境検出
手段によって検出される作業環境に関連付けて、その環
境下での包装作業中の不活性ガスの流量を記憶すると共
に、初期値設定手段は、上記流量制御手段による不活性
ガスの流量制御を開始するときに、上記記憶手段から今
回の作業環境と同等の作業環境に関連付けられた流量を
読み出し、その流量を制御の初期値に設定するようにし
たことを特徴とする。
【0018】そして、請求項7に係る発明(以下、第7
発明という)は、上記第5発明又は第6発明において、
記憶手段は、包装作業中の不活性ガスの流量を当該被包
装物の種類に関連付けて記憶すると共に、初期値設定手
段は、上記流量制御手段による不活性ガスの流量制御を
開始するときに、上記記憶手段から今回処理する被包装
物に関連付けられた不活性ガスの流量を読み出し、その
流量を制御の初期値に設定するようにしたことを特徴と
する。
【0019】以上のように構成したことにより、本願各
発明によれば次の作用が得られる。
【0020】まず、第1発明によれば、袋状包材内に被
包装物を導入しながら、窒素ガスやアルゴンガス等の不
活性ガスを供給して該包材内の酸素と置換するときに、
残存酸素検出手段によって検出される包材内の残存酸素
量や残存酸素濃度等の酸素の残存状態に基づいてガス供
給手段による不活性ガス供給時の流量が制御されるの
で、流量が小さいため不活性ガスの供給量が不足して包
材内に許容限度以上の酸素が残存したり、流量が大きす
ぎて、十分ガス置換されているのに必要以上に不活性ガ
スが供給されたりすることが防止され、常に不活性ガス
の必要最小限の供給量で包材内の空気が所要レベルまで
置換されると共に、この制御がリアルタイムに行われる
ことにより、常に一定のガス置換率が得られることにな
る。
【0021】その場合に、第2発明によれば、上記残存
酸素検出手段によって検出した酸素の残存状態と、上記
ガス供給手段によって供給している不活性ガスの流量と
が表示手段によって表示されるので、作業者が作業中の
ガス置換状態を把握することができ、例えば不活性ガス
の供給源に対する準備を遅滞なく行ったり、流量の異常
を察知したりすることが可能となるなど、作業が円滑化
されることになる。
【0022】また、第3発明によれば、上記の残存酸素
検出手段に加えて、シール不良の有無等の包装状態を検
出する包装状態検出手段が備えられ、この検出手段によ
って検出される包装状態の不良率が所定値以下となり、
かつ、上記残存酸素検出手段によって検出される残存酸
素濃度が所定値以下となるように不活性ガスの流量が制
御されるので、該流量が小さいために不活性ガスの供給
量が不足することによるガス置換不十分な製品の発生
と、該流量が大きすぎることによる被包装物の吹き上げ
に起因するシール不良の両者が防止されることになる。
【0023】さらに、第4発明によれば、上記第3発明
の制御を行う場合において、残存酸素濃度を所定値以下
となるように不活性ガスを供給すると被包装物の吹き上
げによる包装状態の不良率が許容限度を超え、逆に包装
状態の不良率を所定値以下となるように不活性ガスを供
給すると、ガス置換率が所定のレベルに達しないとき
に、包装作業の能力が低下されるので、例えば不活性ガ
スの流量を一定に維持して被包装物の吹き上がりを抑制
しながら、その供給時間を長くすることにより所要量の
不活性ガスを供給して、所定レベルのガス置換率を達成
することが可能となる。
【0024】そして、第5発明によれば、供給制御手段
により酸素の残存状態に基づく不活性ガスの流量制御が
開始されるときに、初期値設定手段により、予め記憶手
段に記憶されている所定の流量が初期値に設定されるの
で、不活性ガスの供給状態が速やかに安定することにな
って、包装作業の開始直後から良好な製品が得られるこ
とになる。
【0025】その場合に、第6発明によれば、今回作業
時の雰囲気温度や雰囲気湿度等の作業環境に適合した流
量が初期値として設定されるから、これらの環境条件に
よって不活性ガスの最適流量が変動しても、常に速やか
にその最適流量で不活性ガスが供給されるようになる。
【0026】また、第7発明によれば、今回の包装作業
で処理する被包装物の種類について記憶されている流量
が不活性ガスの流量制御の開始時における初期値として
設定されるから、被包装物の種類、即ちその被包装物の
性状や包装重量、或いは包材の寸法や包装速度等によっ
て不活性ガス供給時の最適流量が異なっても、常に速や
かにその最適流量で不活性ガスが供給されるようにな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0028】図1に示すように、この実施の形態に係る
製袋包装機1は機台2を有し、その後部上方に、包材の
ロールを回転可能に支持するロール支持部(図示せず)
が設けられていると共に、該機台2の前部上方にはフォ
ーマ10が配設されている。
【0029】このフォーマ10は、フレーム11に、セ
ーラ部材12と、該セーラ部材12を上下に貫通するチ
ューブ部材13とを取り付けて一体化した構成で(図2
参照)、上記機台2の前部上面に着脱可能に取り付けら
れていると共に、上記ロール支持部から前方へ繰り出さ
れた帯状の包材を下方へ案内しながら、その左右両側縁
部を重ね合わせて筒状に形成するようになっている。
【0030】ここで、上記チューブ部材13におけるセ
ーラ部材12より上方に突出した上部14は、投入され
る被包装物を受け入れるべく上端が広く開口した略円錐
状とされており、また、上記セーラ部材12より下方に
延びる下部15は、袋状に成形された包材内に突入して
被包装物を該包材内に導入するようになっている。
【0031】また、このチューブ部材13の下部15の
左右両側には、包材を該チューブ部材下部15の左右両
側面15a,15aに押し付けながら下方へ送るベルト
式の送り装置3,3が配置されていると共に、該チュー
ブ部材下部15の前方には、機台2の前面に支持部材4
を介して支持され、包材の互いに重ね合わされた左右両
側縁部を溶着して該包材を筒状に成形する縦シール装置
5が配置されている。
【0032】さらに、機台2の前面における該チューブ
部材下部15の下端部よりやや下方には、筒状に成形さ
れた包材を前後両側から挟み付けて該包材の所定位置を
横方向に溶着すると共に、その溶着部の略中央部を横方
向に切断することにより、筒状の包材に底部を形成して
袋状とし、かつ該袋状包材の被包装物が導入された部分
の上方を封止する横シール装置6が配置されている。ま
た、該横シール装置6の下方には、上記のようにして形
成された製品を機外に搬出する搬出装置7が配置されて
いる。
【0033】さらに、この製袋包装機1には、上記チュ
ーブ部材13の前面側の内側に、包材内の空気を不活性
ガスで置換するための置換ガス通路16が設けられてい
る。この置換ガス通路16は、図2及び図3、図4に示
すように、上記チューブ部材13の上部14から下部1
5の下端部にわたって上下に長い板材17を張り付け
て、該板材17とチューブ部材13の前面部との間に上
下に延びる空間を形成することにより構成されている。
【0034】そして、該置換ガス通路16の上端部は、
上記板材17を折り曲げてチューブ部材13の内面に接
続することにより閉塞されていると共に、該チューブ部
材13の上部前面に置換ガス通路16内に通じる入口1
6aが設けられ、この入口16aに置換ガスの供給管2
5(図5参照)が接続されるようになっている。また、
該置換ガス通路16の下端部は開放され、置換ガスの出
口16bとされている。
【0035】また、上記置換ガス通路16内には、酸素
濃度センサ18(図6参照)から導かれたガス取入れパ
イプ19が配設されており、その下端部が置換ガス通路
16の出口16bから下方に突出し、先端がガス取入れ
口19aとされて、チューブ部材13の下端部近傍に開
口されている。また、このパイプ19の上部は置換ガス
通路16から脱出し、チューブ部材13の上端の開口部
から外方に導き出されて上記酸素濃度センサ18に接続
されている。
【0036】以上の構成に加えて、この製袋包装機1の
外部には、置換用の不活性ガスとして窒素ガスを上記置
換ガス通路16に供給するガス供給装置20が設けられ
ている。
【0037】図5に示すように、このガス供給装置20
には、窒素ガスが加圧状態で貯留されている窒素ガスタ
ンク21と、該タンク21から供給される窒素ガスを下
流側に供給するためのメインバルブ22と、窒素ガス中
に含まれる不純物を取り除くためのフィルタ23と、該
フィルタ23から供給される窒素ガスの流量を調節する
と共に、該窒素ガスの流量を計測するための流量計を有
するレギュレータ24とが備えられている。つまり、窒
素ガスタンク21からメインバルブ22を介して供給さ
れる窒素ガスは、フィルタ23を通過することによって
不純物が取り除かれた後、レギュレータ24で所定の流
量に調節されて下流側に供給されることになる。
【0038】また、これらのタンク21、メインバルブ
22、フィルタ23及びレギュレータ24が配設された
置換ガスの供給管25は、上記レギュレータ24の下流
側で、高圧側供給管25a、低圧側供給管25b及び吹
き込み側供給管25cに分岐され、これらの分岐された
供給管のうち、高圧側供給管25aと低圧側供給管25
bとが再度合流して、上記置換ガス通路16の入口16
aに接続されている。また、上記吹き込み側供給管25
cの先端は、図2に示すように、チューブ部材13にお
ける上部14の上端から窒素ガスを吹き込むように配置
されている。
【0039】そして、上記高圧側供給管25aには高圧
用電磁弁26が備えられており、該高圧用電磁弁26が
ONのときに、窒素ガスタンク21側から供給される窒
素ガスが該高圧側供給管25aを通過して包装機1の置
換ガス通路16側に供給されるようになっている。
【0040】また、上記低圧側供給管25bには、上記
高圧用電磁弁26と同様の低圧用電磁弁27と、電空比
例弁等でなる流量制御弁28と、流量計29とが備えら
れ、低圧用電磁弁27がONのときに、該低圧側供給管
25bを通過して窒素ガスが上記置換ガス通路16側に
供給されると共に、その流量が流量制御弁28によって
調整され、かつ流量計29によって計測されるようにな
っている。
【0041】なお、上記吹込み用供給管25cにも、上
記高圧用電磁弁26及び低圧用電磁弁27と同様の吹込
み用電磁弁30が備えられており、該吹込み用電磁弁3
0をON、OFFすることにより、上記チューブ部材1
3の上部14の上端側から窒素ガスが必要に応じて供給
されるようになっている。
【0042】次に、上記製袋包装機1におけるガス供給
制御システムについて説明する。
【0043】図6に示すように、製袋包装機1には、コ
ントロールユニット40が備えられている。そして、こ
のコントロールユニット40に、作業者によって手動操
作され、該操作によって製袋包装機1が作動開始するス
タートボタン51からのスタート信号aと、製袋包装機
1の作動を停止させる停止信号と、製袋包装機1の作動
を終了させる終了信号とが入力されるようになってい
る。
【0044】なお、スタートボタン51からのスタート
信号aがコントロールユニット40に入力されると、該
コントロールユニット40は、主モータ(図示せず)や
図1に示す送り装置3、縦シール装置5及び横シール装
置6等の当該製袋包装機1の作動部52に駆動信号bを
出力し、これらを作動させるようになっている。
【0045】また、製袋包装機1の停止は、停止要因が
解除されると該包装機1の運転が再開されるものであ
り、上記停止信号には、ガス供給装置20におけるレギ
ュレータ24に備えられた流量計により、窒素ガスタン
ク21から供給される窒素ガスの流量が低下した場合に
発信されるガス流量低下信号c、製袋包装機1の下流側
に配置される下流器物53からの停止信号d、被包装物
が封入された製品内に金属物を検出した場合に発信され
る金属検出器54からの金属検出信号eがある。
【0046】また、製袋包装機1の作動の終了は、作業
者がスタート操作しない限り運転が再開されないもので
あり、上記終了信号には、作業者によって手動操作され
る終了ボタン55から終了信号fが含まれている。そし
て、これら停止信号や終了信号がコントロールユニット
40に入力されると、該コントロールユニット40は、
上記主モータ等の作動部52に停止信号gを出力し、該
作動部52をOFFさせる。
【0047】さらに、上記停止信号と終了信号の他に、
窒素ガスの流量制御用信号として、流量計29からの流
量信号hと、前述の酸素濃度センサ18からの酸素濃度
信号iと、被包装物が封入された包材のシール部の状態
を検出するシールセンサ56からのシール状態信号j
と、作業環境として雰囲気温度及び雰囲気湿度をそれぞ
れ検出する温度センサ57及び湿度センサ58からの温
度信号k及び湿度信号lと、計量器59からの袋状包材
内に供給された被包装物の重量を示す重量信号mと、上
記下流器物53としてのシールチェッカからのシール状
態信号nと、同じく下流器物53としての重量チェッカ
からの重量信号oとがコントロールユニット40に入力
されるようになっている。
【0048】ここで、上記流量信号hは流量に比例した
電圧として出力されるようになっている。また、上記シ
ールセンサ56としては、被包装物が封入された袋状包
材のシール部の押圧力をロードセル等の重量センサで検
出することによって該シール部における被包装物の噛み
込み自体を検出するもの、シール部の噛み込みの状態を
カメラ等で検出するものがある。また、シールチェッカ
は、被包装物が封入された袋状包材を上方から押圧する
ことによってシール部の噛み込みによる気密性の低下を
検出するものであり、さらに、重量チェッカは、被包装
物が封入された袋状包材の全体の重量を個々に計量する
ものである。
【0049】上記スタート信号a、ガス流量低下信号
c、下流器物52からの停止信号d、金属検出信号e、
終了ボタン55からの終了信号f等が上記コントロール
ユニット40に入力されると、該コントロールユニット
40に設けられたタイマ41で経過時間が計測され始め
る。そして、このタイマ41によって計測された経過時
間に基づき、コントロールユニット40は、上記高圧用
電磁弁26と低圧用電磁弁27とに制御信号p、qを発
信し、これらの制御信号p、qに基づいて上記電磁弁2
6、27のON、OFFが切り替えられる。
【0050】また、低圧用電磁弁27のみがONの状態
で製袋包装機1に窒素ガスが供給されるときに、コント
ロールユニット40に備えられたメモリ42に記憶され
ている被包装物の種類、重量、包装スピード等ごとの残
存酸素濃度の許容範囲やシール不良率の許容限度、雰囲
気温度、雰囲気湿度、製袋包装機1の包装能力、被包装
物の重量及び袋サイズ等に関連付けられた窒素ガス供給
量等のデータと、計量器59からの重量信号m及び下流
器物53としての重量チェッカからの重量信号oと、上
記酸素濃度センサ18からの酸素濃度信号iと、上記シ
ールセンサ56からのシール状態信号j及び下流器物5
3としてのシールチェッカからのシール状態信号nとに
基づいて、流量制御弁28に流量制御信号rが出力され
るようになっている。
【0051】なお、この流量制御信号rは、上記流量信
号hに基づいても出力される。また、主モータ等の作動
部52に対しては、窒素ガス供給量の制御の一環として
速度制御信号sが出力されるようになっている。
【0052】さらに、上記酸素濃度信号iに基づいて袋
状包材内に残存する酸素濃度が所定の許容範囲を超えた
と判定された場合、コントロールユニット40は警告装
置60に警告信号tを出力し、警告を発するように制御
する。
【0053】また、コントロールユニット40は、製袋
包装機1の包装能力やガス供給装置20による窒素ガス
の供給状態、流量計29からの流量信号hに基づく窒素
ガスの流量、酸素濃度センサ18からの酸素濃度信号i
に基づく酸素残存率等をモニタ61に表示するための表
示信号uを該モニタ61に出力するようになっている。
これにより、作業者は、製袋包装機1へのガス供給状態
を容易に知ることができる。
【0054】ここで、以上の実施の形態の全体の作動を
簡単に説明すると、まず、製袋包装機1を作動させる
と、機台2の後部に設けられたロール支持部から帯状の
包材が前方に繰り出され、該機台2の前部上方で下方へ
送られながら、該包材がフォーマ10を構成するセーラ
部材12により左右両側縁部が重なり合うように折り曲
げられる。また、送り装置3,3によりさらに下方に送
られ、チューブ部材13の下部15の前面側で、上記の
ようにして重ね合わされた包材の左右両側縁部が縦シー
ル装置5により溶着され、筒状とされる。
【0055】このとき、図7に示すように、この包材A
の下端部は、前回の包装動作時に、横シール装置6によ
り閉じられて袋状とされている。そして、その袋状包材
Aがさらに下方に送られた後、該包材A内にチューブ部
材13を通じて上方から被包装物X…Xが投入される。
【0056】また、この被包装物X…Xの投入と並行し
て、ガス供給装置20から置換ガス通路16を通じて窒
素ガスが袋状包材A内に供給されると共に、これと入れ
替わりに該包材A内の空気がチューブ部材13の上端部
やセーラ部材12による包材曲成部等から外部に排出さ
れ、該袋状包材A内の空気が窒素ガスに置換される。そ
して、その後、袋状包材Aの被包装物が投入された部分
の上方と次の被包装物投入部の下方とが上記横シール装
置6によってシールされると共に、そのシール部の中央
で切断される。
【0057】このようにして、被包装物が封入され、か
つ内部の空気が窒素ガスに置換された袋詰め製品が連続
的に生成され、図1に示す搬出装置7によって順次、機
外に搬出される。
【0058】次に、本発明の実施の形態に係る製袋包装
機1における置換ガス供給制御を図8のフローチャート
に従って具体的に説明する。
【0059】まず、ステップS1で、コントロールユニ
ット40は、製袋包装機1が作動を開始したか否かを判
定する。そして、該包装機1が作動を開始すれば、ステ
ップS2、S3で、まず高圧用電磁弁26と低圧用電磁
弁27とをONにすると共に、タイマ41をスタートさ
せる。
【0060】これにより、図5に示す窒素ガスタンク2
1から供給される窒素ガスがレギュレータ24で所定の
流量に調節された上で、高圧用電磁弁26と低圧用電磁
弁27とを介して置換ガス通路16の入口16aに供給
されることになる。このとき、上記入口16aに供給さ
れる窒素ガスの流量は、図9に示すように、予め設定さ
れた比較的大きな初期流量L1とされる。
【0061】そして、コントロールユニット40は、上
記ステップS3でスタートさせたタイマ41による計測
時間が初期供給時間T1になったときに、ステップS4
で、高圧用電磁弁26をOFFに切り替える。これによ
り、上記置換ガス通路16の入口16aに供給される窒
素ガスは、低圧用電磁弁27を通るものだけとなり、そ
の流量は、図9に示すように、流量制御弁28によって
上記初期流量L1より小さな通常流量L2に調整され
る。したがって、被包装物が導入される袋状包材内に
は、通常流量L2の窒素ガスが供給されることになる。
【0062】なお、吹込み用電磁弁30がONのとき
は、上記初期流量L1又は通常流量L2の窒素ガスに加
えて、チューブ部材13の上端の開口部からも窒素ガス
が供給されることになる。また、タイマ41は、計測時
間が上記初期供給時間T1になったときにリセットされ
る。
【0063】次に、コントロールユニット40は、ステ
ップS5で、該コントロールユニット40に停止信号が
入力されたか否かを判定する。また、ステップS6で、
包装機1の作動を終了させる終了信号が入力されたか否
かを判定する。そして、いずれの信号も入力されていな
いときは、ステップS5、S6を繰り返し実行しなが
ら、窒素ガスを上記通常流量L2で供給する状態を維持
し、この状態で包装作業が繰り返し連続的に行われる。
【0064】一方、この状態で停止信号が入力されたも
のとすると、コントロールユニット40はステップS5
からステップS7を実行し、タイマ41を再スタートさ
せると共に、ステップS8で、その再スタート時からの
計測時間Tが予め設定された延長供給時間T2を超えた
か否かを判定する。
【0065】そして、この延長供給時間T2が経過する
前であり、かつ終了信号も入力されていない状態で、停
止を解除する停止解除信号が入力されたときは、コント
ロールユニット40はステップS9から上記ステップS
5、S6を繰り返し実行する状態に戻り、低圧用電磁弁
27をONにした状態、即ち通常流量L2で窒素ガスを
供給している状態をそのまま継続する。
【0066】つまり、停止信号が入力されても、比較的
速やかに解消される場合には、その間、通常流量L2で
窒素ガスを供給する状態が継続されることになり、これ
により、徒に窒素ガスを無駄にすることなく、包装作業
の再開時には直ちに所要の置換率でガス置換された製品
が製造されることになる。
【0067】一方、上記延長供給時間T2が経過し、或
いはその経過前であっても、終了信号が入力されると、
コントロールユニット40は、ステップS8又はステッ
プS10からステップS11以下の終了処理を実行す
る。
【0068】この場合、まずステップS11で、コント
ロールユニット40は低圧用電磁弁27をOFFに切り
替える。これにより、製袋包装機1への窒素ガスの供給
が完全に停止されることになる。
【0069】そして、ステップS12で、上記タイマ4
1をリセットした上で改めてスタートさせて、低圧用電
磁弁27がOFFに切り替えられたときからの経過時間
を測定し、ステップS13で、その経過時間Tが予め設
定された供給待機時間T3を超えたか否かを判定する。
そして、経過時間Tがこの供給待機時間T3を超えた場
合は、コントロールユニット40は包装機1が完全に停
止したものと判断し、制御を終了すると共に、ステップ
S1に戻って、次の開始信号の入力を待つ。
【0070】一方、経過時間Tが上記供給待機時間T3
を経過する前に作業開始信号が再び入力された場合に
は、ステップS14からステップS15を実行し、低圧
用電磁弁27をONに切り替え、上記ステップS5以下
を再び実行する。その結果、この場合は、製袋包装機1
には、再び通常流量L2の窒素ガスが供給されることに
なる。
【0071】つまり、製袋包装機1の作動が終了し、該
包装機1への窒素ガスの供給を停止した後であっても、
その後、所定の供給待機時間T3が経過する前に作業が
再開される場合には、包装機1のチューブ部材13内に
は窒素ガスが十分残留しているので、作業開始時に低圧
用電磁弁27のみをONにして比較的少量の通常流量L
2で作業を再開するのである。これにより、不要な窒素
ガスの供給が抑制されることになる。なお、上記供給待
機時間T3の経過後に開始信号が入力されたときは、図
9に鎖線で示すように、高圧用電磁弁26及び低圧用電
磁弁27の両方をONとし、窒素ガスの供給量を初期流
量L1として作業を開始する。
【0072】以上のようにして、包装作業の継続状態に
応じて初期流量L1又は通常流量L2で窒素ガスが供給
されるのであるが、さらに、通常流量L2での供給時に
は、その流量L2の緻密な制御が行われるようになって
おり、以下、この制御について説明する。
【0073】図3に示すように、チューブ部材13にお
ける窒素ガス通路16内には、先端が袋状包材内に開口
して該包材内のガスを取り入れるガス取入れパイプ19
が配設され、このパイプ19の取入れ口19aから取り
入れられたガスが酸素濃度センサ18に導かれる。そし
て、このセンサ18によって検出された酸素濃度が、信
号hとしてコントロールユニット40に送られることに
より、該コントロールユニット40には、常時、袋状包
材内の残存酸素濃度が入力されることになる。
【0074】一方、コントロールユニット40は、現在
処理中の被包装物について予め設定された残存酸素濃度
の許容範囲をメモリ42から読み出す。また、被包装物
が封入された製品の上部のシール部に被包装物の噛み込
みが発生しているか否かを検出するシールセンサ56か
らのシール状態信号i、及び下流器物53としてのシー
ルチェッカからのシール状態信号nを入力する。さら
に、噛み込みが発生すると重量不足になるので、下流器
物53としての重量チェッカからの重量信号oも入力
し、これらの信号i、o、nに基づき、全製品中の噛み
込みが発生している製品の割合を示すシール不良率を算
出する。そして、これらの情報に基づき、窒素ガスの通
常流量L2を制御する。
【0075】つまり、図10に示すように、今、メモリ
42から読み出した残存酸素濃度の許容範囲の上限が2
%であり、これに対して酸素濃度センサ18からの信号
hが示す残存酸素濃度が2%を超えているものとする
と、コントロールユニット40は、流量制御弁28に窒
素ガスの流量を増加させるように制御信号nを出力す
る。これにより、図10に矢印アで示すように、窒素ガ
ス流量が増量され、残存酸素濃度が許容範囲内に調整さ
れることになる。
【0076】一方、窒素ガスの流量が大きすぎる場合
は、残存酸素濃度は許容範囲内に保持されるが、袋状包
材内への窒素ガスの流入速度が速くなり、該包材内に導
入されている或いは導入中の被包装物が吹き上げられ
て、横シール装置6による噛み込みが発生しやすくな
る。その結果、今、例えばシール不良率が1%の許容限
度を超えたものとする。
【0077】この場合、コントロールユニット40は、
流量制御弁28に窒素ガスの流量を減量するように制御
信号nを出力する。これにより、図10に矢印イで示す
ように、窒素ガス流量が減量され、シール不良率が許容
限度以下に収束されることになる。
【0078】このようにして、残存酸素濃度とシール不
良率とに応じて通常流量L2が調整され、残存酸素濃度
が許容範囲内となって所要レベル以上のガス置換率が得
られ、しかもシール不良率が所定の許容限度以下に抑制
されることになる。
【0079】なお、この実施の形態では、以上のように
して残存酸素濃度が許容範囲内となり、かつシール不良
率が所定の許容限度以下となったときに、流量計29に
よって計測されている窒素ガス流量と、温度センサ5
7、湿度センサ58からの信号k、lが示すそのときの
雰囲気温度及び雰囲気湿度、計量器59からの重量信号
が示す被包装物の重量、並びに被包装物の種類、包装ス
ピード及び袋サイズとが関連付けられてメモリ42に記
憶されるようになっている。したがって、このメモリ4
2には、被包装物の種類、雰囲気温度、雰囲気湿度、重
量、包装スピード及び袋サイズの組み合わせごとに、そ
れに関連付けられた窒素ガス流量のデータが蓄積される
ことになる。
【0080】そして、次回以降の包装作業の開始時にお
いて、初期流量L1から通常流量L2に流量を切り替え
るときに、そのときの雰囲気温度、雰囲気湿度、被包装
物の種類、重量、包装スピード及び袋サイズに最も近い
組み合わせの温度及び湿度の組み合わせに関連付けられ
た窒素ガス流量のデータを上記メモリ42から読み出
し、その流量を通常流量L2の初期値に設定する。した
がって、包装作業開始の直後から適量の窒素ガスが供給
されることになり、作業開始直後のガス置換不良又はシ
ール不良の発生が抑制されることになる。
【0081】さらに、上記の制御と並行して、残存酸素
濃度が許容範囲内か否か等に拘らず、残存酸素濃度、シ
ール不良、被包装物の種類及び重量、包装スピード、袋
サイズ、並びに雰囲気温度及び雰囲気湿度が、包装作業
のたびに関連付けられて記憶される。
【0082】つまり、例えば被包装物が油で揚げたもの
である場合には、その物品中に空気が含まれているから
酸素濃度を高めるなど、被包装物の種類によって酸素量
が異なり、また、計量器59から供給される重量は許容
範囲内で変化するので、その重量によっても酸素量が異
なり、これに伴って残存酸素濃度を許容範囲にするため
の窒素ガスの流量が異なることになる。また、包装スピ
ードが高いときや、袋サイズが大きいときは、窒素ガス
の供給量が多くなるので、その供給時の流量が大きくな
り、さらに、雰囲気温度や雰囲気湿度が異なると、被包
装物の吹き上がり易さが異なると共に、窒素ガスの粘性
が変化するから、同じ圧力でも流量が異なることにな
る。そこで、これらのパラメータごとの流量を記憶して
おき、これを図10、図11に示す制御で利用すること
により、これらの制御をより適切に行うことが可能とな
る。
【0083】ところで、図10に示すような窒素ガス流
量の制御によっては、残存酸素濃度が許容範囲内になる
ように窒素ガス流量を増量すればシール不良率が許容限
度を超え、逆にシール不良率が許容限度以下になるよう
に窒素ガス流量を減量すれば、残存酸素濃度が許容範囲
を超えるといった場合が起こりうる。
【0084】この場合、コントロールユニット40は、
製袋包装機1の作動部52に対して、その動作速度を低
下させるように速度制御信号sを出力する。これによ
り、今、例えば図11に示すように、毎分120回の処
理能力で作業を行っている場合において、シール不良率
を許容限度以下に抑制した結果、残存酸素濃度が許容範
囲の上限の2%を超えてしまった場合、図11に符号ウ
で示すように、上記駆動源59の動作速度が低下され
て、処理能力が例えば毎分100回とされる。これによ
り、その処理能力が低下された分だけ1つの袋状包材へ
の窒素ガス供給時間が長くなるので、流量を一定に維持
してシール不良率を許容限度以下に維持しながら、残存
酸素濃度を許容範囲内まで低下させることが可能とな
る。
【0085】また、残存酸素濃度が許容範囲内となるよ
うに窒素ガス供給量を増量させた結果、シール不良率が
許容限度を超えてしまった場合も、作動部52の動作速
度を遅くすることにより1包装サイクルの時間を長くす
れば、吹き上げられた被包装物が落下する時間を確保す
ることができるので、所要量の窒素ガスを供給して所定
レベルのガス置換率を維持しながら、シール不良率を許
容限度以下に低下させることが可能となるのである。
【0086】ここで、以上の実施の形態では、低圧側の
通常流量L2を制御の対象としているので、より緻密な
制御が可能とる。また、各種信号に基づくリアルタイム
な制御が可能となる。
【0087】さらに、この実施の形態においては、流量
計29から流量に応じた電圧が流量信号hとしてコント
ロールユニット40に入力されており、この信号hが示
す流量と、所望の設定流量との差に基づいて流量制御弁
28に制御信号rを出力することによる窒素ガス流量の
フィードバック制御が行われる。つまり、製袋包装機1
の作動開始時における初期流量L1での窒素ガス供給時
や、停止後の作業再開時における窒素ガス供給時に、こ
のフィードバック制御が行われ、これにより、作業開始
時等における窒素ガスの流量が迅速に最適流量に調整さ
れることになる。
【0088】なお、図12は窒素ガス供給制御システム
の他の実施の形態を示すもので、このシステム20′で
は、前記実施の形態における高圧用電磁弁26及び低圧
用電磁弁27が存在せず、窒素ガスタンク21′から置
換ガス通路の入口16a′に至る置換ガス供給管25′
に、メインバルブ22′、フィルタ23′、電空比例弁
等でなる流量制御弁28′及び流量計29′が配置され
ている。なお、上記置換ガス供給管25′から分岐され
た吹き込み側供給管25c′上に吹き込み用電磁弁3
0′が配置されている点は前記の実施の形態と同様であ
る。そして、上記流量制御弁28′がコントロールユニ
ットからの制御信号によって制御されるようになってい
る。したがって、この実施の形態によっても、前記の実
施系体と同様にして、残存酸素濃度を許容範囲内に収束
させ、かつシール不良率を所定の許容限度以下とする制
御が行われる。
【0089】また、この実施の形態では、前記実施の形
態における図8の制御を行わず、酸素濃度信号iに基づ
き、連続的に流量制御を行うようにしてもよい。つま
り、図9に示す通常流量L2のみを制御するのではな
く、流量0から図9の初期流量L1に相当する大きな流
量までの全範囲を上記酸素濃度信号iに基づいて制御す
るのである。
【0090】この場合、ガス供給装置及び制御システム
の構成が簡素化されると共に、無段階の連続的な制御に
なるので、前記実施の形態における初期流量L1、通常
流量L2及び流量0の状態の切り替え制御が不用となる
と共に、例えば初期流量L1から通常流量L2への切換
え時等における無駄な窒素ガスの供給が抑制されること
になる。
【0091】なお、この実施の形態においても、図6に
示す各信号a、c〜f、h〜oに基づき、前記実施例と
同様の制御を行なってもよいことは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明に係る製袋包装機に
よれば、袋状包材内に被包装物を導入しながら、窒素ガ
スやアルゴンガス等の不活性ガスを供給して該包材内の
酸素と置換するときに、包材内の酸素の残存状態に基づ
いて不活性ガスの流量がリアルタイムに制御されるの
で、該流量が小さすぎたため、包材内への不活性ガスの
供給量が不足して該包材内に許容限度以上の酸素が残存
したり、該流量が大きすぎたため、十分ガス置換されて
いるのに必要以上に不活性ガスを供給したりすることが
防止され、常に不活性ガスの必要最小限の供給量で包材
内の空気が所要レベルまで置換されることになる。
【0093】その場合に、第3、4発明によれば、上記
の効果に加えて、包装状態の不良率が所定値以下に制御
されることになり、また、第5、第6発明によれば、作
業開始直後から、不活性ガス供給制御が良好に行われる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る製袋包装機の概略
正面図である。
【図2】 同製袋包装機におけるフォーマの拡大側面図
である。
【図3】 置換ガス通路の下端部周辺の拡大断面図であ
る。
【図4】 図3のx−x線による断面図である。
【図5】 ガス供給装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 ガス供給制御システムの構成を示すブロック
図である。
【図7】 包装動作のの説明図である。
【図8】 ガス供給制御の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】 同制御による不活性ガス供給状態を示すタイ
ムチャートである。
【図10】 ガス供給時の流量制御の説明図である。
【図11】 同じく処理能力の制御の説明図である。
【図12】 ガス供給装置の他の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 製袋包装機 18 残存酸素検出手段(酸素濃度センサ) 20 ガス供給手段(ガス供給装置) 28、40 流量制御手段(流量制御弁、コントロー
ルユニット) 57、58 環境検出手段(温度センサ、湿度セン
サ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E050 AA02 AB02 BA11 CA02 CB01 DC02 DC09 DD05 DF01 FA01 FB01 FB07 GA06 GB05 GC09 JA04 3E053 AA06 AA09 BA05 DA03 FA01 JA03 JA04 3E118 AA07 AB12 BA10 BB08 CA03 CA12 EA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の包材を袋状に成形しながら該袋状
    包材内に被包装物を導入して包装し、上記包材内に不活
    性ガスを供給するガス供給手段が設けられた製袋包装機
    であって、袋状包材内における酸素の残存状態を検出す
    る残存酸素検出手段と、該検出手段による検出結果に基
    づき、上記ガス供給手段による不活性ガス供給時の流量
    を制御する流量制御手段とを設けたことを特徴とする製
    袋包装機。
  2. 【請求項2】 上記ガス供給手段によって供給している
    不活性ガスの流量を検出する流量計と、該流量計によっ
    て検出した不活性ガスの流量と上記残存酸素検出手段に
    よって検出した酸素の残存状態とを表示する表示手段と
    が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の製
    袋包装機。
  3. 【請求項3】 包装状態を検出する包装状態検出手段が
    備えられていると共に、上記流量制御手段は、上記残存
    酸素検出手段によって検出される残存酸素濃度が所定値
    以下で、上記包装状態検出手段によって検出される包装
    状態の不良率が所定値以下となるように、不活性ガスの
    流量を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の製袋包装機。
  4. 【請求項4】 上記流量制御手段による流量の制御によ
    っては、残存酸素濃度が所定値以下で、かつ包装状態の
    不良率が所定値以下とならないときに、包装作業の能力
    を低下させる包装能力低下手段が設けられていることを
    特徴とする請求項3に記載の製袋包装機。
  5. 【請求項5】 所定の不活性ガスの流量を記憶した記憶
    手段と、上記流量制御手段による不活性ガスの流量制御
    の開始時に、上記記憶手段から読み出した流量を該制御
    の初期値に設定する初期値設定手段とが備えられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
    載の製袋包装機。
  6. 【請求項6】 作業環境の雰囲気温度又は雰囲気湿度の
    うちの少なくとも一方を検出する環境検出手段が備えら
    れ、上記記憶手段は、該環境検出手段によって検出され
    る作業環境に関連付けて、その環境下での包装作業中の
    不活性ガスの流量を記憶すると共に、初期値設定手段
    は、上記流量制御手段による不活性ガスの流量制御を開
    始するときに、上記記憶手段から今回の作業環境と同等
    の作業環境に関連付けられた流量を読み出し、その流量
    を制御の初期値に設定することを特徴とする請求項5に
    記載の製袋包装機。
  7. 【請求項7】 記憶手段は、包装作業中の不活性ガスの
    流量を当該被包装物の種類に関連付けて記憶すると共
    に、初期値設定手段は、上記流量制御手段による不活性
    ガスの流量制御を開始するときに、上記記憶手段から今
    回処理する被包装物に関連付けられた不活性ガスの流量
    を読み出し、その流量を制御の初期値に設定することを
    特徴とする請求項5又は請求項6に記載の製袋包装機。
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