JP2002364355A - 車両用排気系支持装置 - Google Patents

車両用排気系支持装置

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JP2002364355A
JP2002364355A JP2001174144A JP2001174144A JP2002364355A JP 2002364355 A JP2002364355 A JP 2002364355A JP 2001174144 A JP2001174144 A JP 2001174144A JP 2001174144 A JP2001174144 A JP 2001174144A JP 2002364355 A JP2002364355 A JP 2002364355A
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JP
Japan
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hook
exhaust system
vehicle body
vehicle
insulator
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Application number
JP2001174144A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Kuwata
敏久 桑田
Yoshinari Kimoto
佳成 木本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フック孔とフックとの位置関係のずれをフッ
ク孔とフックとのルーズ嵌合により吸収する構成とする
ことで、排気系振動の車体への入力増加によるこもり音
の発生を低減することができると共に、インシュレータ
の耐久性を向上させることができる車両用排気系支持装
置を提供すること。 【解決手段】 上部の車体側フック孔19aにタイヤパ
ン側フック24を挿着し、下部の排気系側フック孔19
bにマフラー側フック25を挿着することで、スペアタ
イヤパン13に対しメインマフラー9を吊り下げ弾性支
持する車両用排気系支持装置において、タイヤパン側フ
ック24とマフラー側フック25を円形断面のフックと
し、メインマフラー用インシュレータ19の車体側フッ
ク孔19aと排気系側フック孔19bを円形断面のフッ
ク孔とし、両フック孔19a,19bのフック孔径φ3
を、両フック24,25のフック外径φ2より大径に設
定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気マフラー等を
含む車両用排気系を車体に弾性支持する車両用排気系支
持装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用排気系支持装置としては、
例えば、実公平4−39382号公報に記載のものが知
られている。この公報には、車体に固定される車体側フ
ックと、排気系に固定される排気系側フックと、車体側
フック孔と排気系側フック孔が形成されたインシュレー
タとを有し、上部の車体側フック孔に車体側フックを挿
着し、下部の排気系側フック孔に排気系側フックを装着
することで、車体に対し排気系を吊り下げ弾性支持する
技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用排気系支持装置にあっては、図8に示すように、
インシュレータに形成された車体側フック孔と排気系側
フック孔の孔径φ1と、車体側フックと排気系側フック
のフック外径φ2とがほぼ同一径であり、且つ、軸の長
手方向に断面が均一であるため、インシュレータとフッ
クの滑りが悪く、排気系部材を組み付ける際の位置誤差
や熱膨張による排気系アライメントの変化により、イン
シュレータにこじれが生じる場合がある。なお、実公平
4−39382号公報の図6には、フック孔とフックと
の間に隙間が示されているが、この隙間は、組み付け時
に存在しなく、車体に対し排気系を吊り下げ弾性支持す
る際に排気系の重みによりフック孔が楕円状に弾性変形
することで形成されたものである。
【0004】図9にインシュレータのこじれモードの代
表例を示す。(a)は車体と排気系部材との間隔がフッ
ク軸方向に拡大(または縮小)した場合のこじれモード
であり、(b)は車体側フックのフック軸と排気系側フ
ックのフック軸とが側面視で平行軸関係が損なわれクロ
ス軸関係となった場合のこじれモードであり、(c)は
車体側フックのフック軸と排気系側フックのフック軸と
が前面視で上下同一位置関係が損なわれ上下位置ずれ関
係となった場合のこじれモードであり、(d)は車体側
フックのフック軸と排気系側フックのフック軸とが平面
視で平行軸関係が損なわれクロス軸関係となった場合の
こじれモードである。
【0005】このため、組み付け誤差や排気系アライメ
ントの変化により、フック孔とフックとの位置関係が正
規の位置関係からずれると、図9に示すように、振動入
力のない静的な支持状態であるにもかかわらずインシュ
レータに弾性変形が生じ、この弾性変形分だけ振動入力
時にインシュレータの弾性変形量が減少することにより
振動吸収効果が阻害され、排気系振動の車体への入力が
増加し、こもり音が発生するといった問題が懸念され
る。さらに、インシュレータが変形する頻度が増えるこ
とにより、インシュレータの耐久性低下も懸念される。
【0006】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、フック孔とフックと
の位置関係のずれをフック孔とフックとのルーズ嵌合に
より吸収する構成とすることで、排気系振動の車体への
入力増加によるこもり音の発生を低減することができる
と共に、インシュレータの耐久性を向上させることがで
きる車両用排気系支持装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、車体に固定される車体側
フックと、排気系に固定される排気系側フックと、車体
側フック孔と排気系側フック孔が形成されたインシュレ
ータとを有し、上部の車体側フック孔に車体側フックを
挿着し、下部の排気系側フック孔に排気系側フックを挿
着することで、車体に対し排気系を吊り下げ弾性支持す
る車両用排気系支持装置において、前記インシュレータ
に形成された車体側フック孔と排気系側フック孔のフッ
ク孔径を、車体側フックと排気系側フックのフック外径
より大径に設定したことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
の車両用排気系支持装置において、前記車体側フックと
排気系側フックを円形断面フックとし、前記インシュレ
ータの車体側フック孔と排気系側フック孔を楕円断面フ
ック孔とし、前記楕円断面フック孔の短径を、円形断面
フックの外径より大径に設定したことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項1に記載
の車両用排気系支持装置において、前記車体側フックと
排気系側フックを楕円断面フックとし、前記インシュレ
ータの車体側フック孔と排気系側フック孔を円形断面フ
ック孔とし、前記円形断面フック孔の内径を、楕円断面
フックの長径より大径に設定したことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項1に記載
の車両用排気系支持装置において、前記車体側フックと
排気系側フックを円形断面フックとし、前記インシュレ
ータの車体側フック孔と排気系側フック孔を円形断面フ
ック孔とし、前記円形断面フック孔の内径を、孔中央部
位置では円形断面フックの外径とほぼ一致し、孔中央部
位置から両外側に向かうほど拡径する設定としたことを
特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明では、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の車両用排気系支持装置を、
排気系を車体にマウントする複数の位置のうち、車体側
の振動共振点が他の部分より低い位置に適用したことを
特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1に係る発明にあって
は、排気系を車体に支持するに際し、インシュレータの
上部の車体側フック孔に車体側フックを挿着し、インシ
ュレータの下部の排気系側フック孔に排気系側フックを
挿着することで、車体に対し排気系が吊り下げ弾性支持
される。ここで、インシュレータに形成された車体側フ
ック孔と排気系側フック孔のフック孔径は、車体側フッ
クと排気系側フックのフック外径より大径に設定されて
いる。
【0013】すなわち、フック孔径>フック外径という
関係により、インシュレータのフック孔とフックとの間
の相対移動が、フック孔径≒フック外径という関係の従
来技術より容易となるため、排気系部材を組み付ける際
の位置誤差や、熱膨張による排気系アライメントの変化
があっても、このずれがフック孔とフックとの間の相対
移動により吸収され、振動入力のない静的な支持状態で
インシュレータがこじれにより大きく変形することがな
く、振動入力時には、インシュレータの弾性変形による
高い振動吸収効果が発揮される。
【0014】よって、排気系振動の車体への入力増加に
よるこもり音の発生を低減することができると共に、イ
ンシュレータの耐久性を向上させることができる。
【0015】請求項2に係る発明にあっては、車体側フ
ックと排気系側フックが円形断面フックとされ、インシ
ュレータの車体側フック孔と排気系側フック孔が楕円断
面フック孔とされ、楕円断面フック孔の短径が、円形断
面フックの外径より大径に設定される。
【0016】すなわち、インシュレータのフック孔とフ
ックとの間の相対移動のうち、楕円断面フック孔の短径
部が円形断面フックと接触する左右方向の相対移動が他
の相対移動(上下方向や軸方向)より小さく抑えられ
る。
【0017】よって、排気系の左右方向の揺動が低減さ
れ、隣接する他部材と排気系との干渉を防止することが
できる。
【0018】請求項3に係る発明にあっては、車体側フ
ックと排気系側フックが楕円断面フックとされ、インシ
ュレータの車体側フック孔と排気系側フック孔が円形断
面フック孔とされ、円形断面フック孔の内径が、楕円断
面フックの長径より大径に設定される。
【0019】すなわち、車体側フックと排気系側フック
とを楕円断面フックとすることで、インシュレータに形
成する円形断面フック孔の径を大きくしなくてもインシ
ュレータのフック孔とフックとの間の相対移動が確保さ
れる。
【0020】よって、インシュレータによる振動吸収効
果を同じに設定した場合、フック孔側が楕円断面である
請求項2に係る発明に比べ、インシュレータの上下方向
寸法を小さくすることができる。
【0021】請求項4に係る発明にあっては、車体側フ
ックと排気系側フックが円形断面フックとされ、インシ
ュレータの車体側フック孔と排気系側フック孔が円形断
面フック孔とされ、円形断面フック孔の内径が、孔中央
部位置では円形断面フックの外径とほぼ一致し、孔中央
部位置から両外側に向かうほど拡径する設定とされる。
【0022】すなわち、インシュレータのフック孔の孔
中央部位置では、フック孔とフックとの正面視における
相対移動(上下左右)が抑制される。一方、両フックが
クロスする上下左右方向の位置ずれに対しては、インシ
ュレータの外側に向かうほど拡径するフック孔により位
置ずれが吸収される。
【0023】よって、車体側フックと排気系側フックと
がクロスする上下左右方向の位置ずれを吸収しながら、
排気系の上下左右方向の揺動を低減することにより、隣
接する他部材と排気系との干渉を防止することができ
る。
【0024】請求項5に係る発明にあっては、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の車両用排気系支持装
置が、排気系を車体にマウントする複数の位置のうち、
車体側の振動共振点が他の部分より低い位置に適用され
る。
【0025】すなわち、インシュレータのフック孔とフ
ックとの間の相対移動を許容するルーズ嵌合による車両
用排気系支持装置を、排気系を車体にマウントする複数
の位置の全てに適用すると、車両の突起乗り越え時等に
おいて排気系の揺動が大きくなることが懸念される。ま
た、車体マウント位置のうち、サイドメンバー等のよう
な車体剛性の高い部分は、排気系振動が伝達され難く発
音特性が優れる(音が出にくい)のに対し、スペアタイ
ヤパンやフロアトンネル等のように車体剛性が低く振動
共振点が低い部分は、排気系振動が伝達され易く発音特
性が一般的に劣る(音が出やすい)。
【0026】よって、インシュレータのフック孔とフッ
クとの間の相対移動を許容するルーズ嵌合による車両用
排気系支持装置を、複数の車体マウント位置のうち、排
気系振動が伝達され易く発音特性が劣る位置に限って適
用することで、排気系の揺動による他部材との干渉防止
と、車両の音振性能の向上との両立を達成することがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明における車両用排気
系支持装置を実現する実施の形態を、請求項1及び請求
項5に対応する第1実施例と、請求項2に対応する第2
実施例と、請求項3に対応する第3実施例と、請求項4
に対応する第4実施例とに基づいて説明する。
【0028】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
1は第1実施例の車両用排気系支持装置が適用された後
輪駆動車を示す全体システム図であり、図中、1,2は
前輪、3,4は後輪、5はエンジン、6はフロントチュ
ーブ、7はプリマフラー、8はリアチューブ、9はメイ
ンマフラー、10,11はテールパイプ、12はリアサ
スペンションメンバー、13はスペアタイヤパン、14
はサイドメンバー、15,16はプリマフラー用インシ
ュレータ、17,18,19はメインマフラー用インシ
ュレータである。
【0029】前記エンジン5から排出される排気ガスを
消音・冷却しながら外気に誘導する排気系は、フロント
チューブ6と、プリマフラー7と、リアチューブ8と、
メインマフラー9と、テールパイプ10,11により構
成されている。
【0030】前記プリマフラー7は、プリマフラー用イ
ンシュレータ15,16により、リアサスペンションメ
ンバー12に対して2点支持されている。
【0031】前記メインマフラー9は、メインマフラー
用インシュレータ17,18,19により車体に3点支
持されていて、メインマフラー用インシュレータ17は
リアサスペンションメンバー12に対し、メインマフラ
ー用インシュレータ18はサイドメンバー14に対し、
メインマフラー用インシュレータ19はスペアタイヤパ
ン13に対し、それぞれ支持されている。
【0032】図2は第1実施例の車両用排気系支持装置
が適用されたメインマフラー9を示す斜視図であり、図
中、8はリアチューブ、9はメインマフラー、10,1
1はテールパイプ、13はスペアタイヤパン、14はサ
イドメンバー、18,19はメインマフラー用インシュ
レータ、20はサイドメンバーブラケット、21はメン
バー側フック、22はマフラー側フック、23はタイヤ
パンブラケット、24はタイヤパン側フック(車体側フ
ック)、25はマフラー側フック(排気系側フック)で
ある。
【0033】すなわち、前記メインマフラー用インシュ
レータ18,19のうち、メインマフラー用インシュレ
ータ18には、図8に示すように、フック孔径φ1とフ
ック外径φ2とがほぼ同一径であり、且つ、軸の長手方
向に断面が均一である従来の車両用排気系支持装置が適
用され、メインマフラー用インシュレータ19には、図
3に示すように、フック孔径φ3がフック外径φ2より
大きな第1実施例の車両用排気系支持装置が適用されて
いる。
【0034】図3及び図4は第1実施例の車両用排気系
支持装置であるメインマフラー用インシュレータ19を
示す図であり、タイヤパン側フック24とマフラー側フ
ック25を円形断面のフックとし、メインマフラー用イ
ンシュレータ19の車体側フック孔19aと排気系側フ
ック孔19bを円形断面のフック孔とし、両フック孔1
9a,19bのフック孔径φ3を、両フック24,25
のフック外径φ2より大径に設定している。
【0035】前記タイヤパン側フック24とマフラー側
フック25には、その先端部に抜け止め用大径部24
a,25aが形成されている。また、前記メインマフラ
ー用インシュレータ19には、振動吸収効果を高めると
共に、過大な上下方向の相対変位を規制する正面視でH
形のすぐり19cが形成されている。
【0036】次に、作用を説明する。
【0037】[インシュレータのこじれ低減作用]排気
系を車体に支持するに際し、例えば、メインマフラー9
をメインマフラー用インシュレータ19によりスペアタ
イヤパン13に対し支持する場合、メインマフラー用イ
ンシュレータ19の上部の車体側フック孔19aにタイ
ヤパン側フック24を挿着し、メインマフラー用インシ
ュレータ19の下部の排気系側フック孔19bにマフラ
ー側フック25を挿着することで、スペアタイヤパン1
3に対しメインマフラー9が吊り下げ弾性支持される。
【0038】ここで、タイヤパン側フック24とマフラ
ー側フック25が円形断面のフックとされ、メインマフ
ラー用インシュレータ19の車体側フック孔19aと排
気系側フック孔19bが円形断面のフック孔とされ、両
フック孔19a,19bのフック孔径φ3が、両フック
24,25のフック外径φ2より大径に設定されてい
る。
【0039】すなわち、フック孔径φ3>フック外径φ
2という関係により、メインマフラー用インシュレータ
19のフック孔19a,19bとフック24,25との
それぞれの間の相対移動が、フック孔径φ1≒フック外
径φ2という関係の従来技術より容易となるため、排気
系部材を組み付ける際の位置誤差や、熱膨張による排気
系アライメントの変化があっても、このずれがフック孔
19a,19bとフック24,25とのそれぞれの間の
相対移動により吸収され、振動入力のない静的な支持状
態でメインマフラー用インシュレータ19がこじれによ
り大きく変形することがなく、振動入力時には、メイン
マフラー用インシュレータ19の弾性変形による高い振
動吸収効果が発揮される。
【0040】ちなみに、第1実施例のメインマフラー用
インシュレータ19では、図9に示すインシュレータの
こじれモードのうち、(a),(b),(c)の各こじ
れモードを、フック孔径φ3>フック外径φ2という径
差により吸収することができる。
【0041】[ルーズ嵌合によるインシュレータの適用
について]例えば、フック孔とフックとの間の相対移動
を許容するルーズ嵌合によるインシュレータを、排気系
を車体にマウントする複数の位置の全てに適用すると、
車両の突起乗り越え時等において排気系の揺動が大きく
なることが懸念され、排気系揺動により隣接する他の部
材との干渉が問題となる。
【0042】また、車体マウント位置のうち、サイドメ
ンバー14等のような車体剛性の高い部分は、排気系振
動が伝達され難く発音特性が優れる(音が出にくい)の
に対し、スペアタイヤパン13やフロアトンネル等のよ
うに車体剛性が低く振動共振点が低い部分は、排気系振
動が伝達され易く発音特性が一般的に劣る(音が出やす
い)。
【0043】よって、他の部材との干渉を防止する立場
からルーズ嵌合によるインシュレータの適用を制限する
という考え方ではなく、振動共振点が低い部分(排気系
振動が伝達され易い部分)に重点的にルーズ嵌合による
インシュレータを適用することで、排気系の揺動による
他部材との干渉防止と、車両の音振性能の向上との両立
を図ることができる。
【0044】次に、効果を説明する。
【0045】(1) タイヤパン側フック24とマフラー側
フック25を円形断面のフックとし、メインマフラー用
インシュレータ19の車体側フック孔19aと排気系側
フック孔19bを円形断面のフック孔とし、両フック孔
19a,19bのフック孔径φ3を、両フック24,2
5のフック外径φ2より大径に設定したため、排気系振
動のスペアタイヤパン13を介した車体への入力増加に
よるこもり音の発生を低減することができると共に、メ
インマフラー用インシュレータ19の耐久性を向上させ
ることができる。
【0046】(2) インシュレータのフック孔とフックと
の間の相対移動を許容するルーズ嵌合による車両用排気
系支持装置を、複数の車体マウント位置のうち、排気系
振動が伝達され易く発音特性が劣る位置に設けられるメ
インマフラー用インシュレータ19に限って適用したた
め、排気系の揺動による他部材との干渉防止と、車両の
音振性能の向上との両立を達成することができる。
【0047】(第2実施例)第2実施例は、図5に示す
ように、タイヤパン側フック24とマフラー側フック2
5を第1実施例と同様に円形断面フックとし、メインマ
フラー用インシュレータ19の車体側フック孔19a’
と排気系側フック孔19b’を楕円断面フック孔とし、
楕円断面フック孔19a’,19b’の短径φ4を、円
形断面フックの外径φ2より大径に設定した例である。
なお、他の構成は、第1実施例と同様であるので、図示
並びに説明を省略する。また、作用についても、第1実
施例と同様であるので、説明を省略する。
【0048】次に、効果を説明する。
【0049】この第2実施例の車両用排気系支持装置で
は、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を
得ることができる。
【0050】(3) タイヤパン側フック24とマフラー側
フック25を第1実施例と同様に円形断面フックとし、
メインマフラー用インシュレータ19の車体側フック孔
19a’と排気系側フック孔19b’を楕円断面フック
孔とし、楕円断面フック孔19a’,19b’の短径φ
4を、円形断面フックの外径φ2より大径に設定したた
め、排気系の左右方向の揺動が低減され、隣接する他部
材と排気系との干渉を防止することができる。
【0051】すなわち、メインマフラー用インシュレー
タ19のフック孔とフックとの間の相対移動のうち、楕
円断面フック孔19a’,19b’の短径部が円形断面
の両フック24,25と接触する左右方向の相対移動が
他の相対移動(上下方向や軸方向)より小さく抑えられ
る。
【0052】(第3実施例)第3実施例は、図6に示す
ように、タイヤパン側フック24’とマフラー側フック
25’を楕円断面フックとし、メインマフラー用インシ
ュレータ19の車体側フック孔19a”と排気系側フッ
ク孔19b”を従来と同様に円形断面フック孔とし、円
形断面フック孔19a”,19b”の内径φ1を、楕円
断面フック24’,25’の長径φ5より大径に設定し
た例である。なお、他の構成は、第1実施例と同様であ
るので、図示並びに説明を省略する。また、作用につい
ても、第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0053】次に、効果を説明する。
【0054】この第3実施例の車両用排気系支持装置で
は、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を
得ることができる。
【0055】(4) タイヤパン側フック24’とマフラー
側フック25’を楕円断面フックとし、メインマフラー
用インシュレータ19の車体側フック孔19a”と排気
系側フック孔19b”を従来と同様に円形断面フック孔
とし、円形断面フック孔19a”,19b”の内径φ1
を、楕円断面フック24’,25’の長径φ5より大径
に設定したため、メインマフラー用インシュレータ19
による振動吸収効果を同じに設定した場合、フックもフ
ック孔側も円形断面である第1実施例及びフック孔側が
楕円断面である第2実施例に比べ、メインマフラー用イ
ンシュレータ19の上下方向寸法Lを小さくすることが
できる。言い換えると、第1、第2実施例と同じ上下方
向寸法とすると、第1、第2実施例より振動吸収効果を
高めることができる。
【0056】すなわち、タイヤパン側フック24’とマ
フラー側フック25’とを楕円断面フックとすること
で、メインマフラー用インシュレータ19に形成する円
形断面フック孔19a”,19b”の内径φ1を大きく
しなくてもフック孔19a”,19b”とフック2
4’,25’との間の相対移動が確保される。
【0057】(第4実施例)第4実施例は、図7に示す
ように、タイヤパン側フック24とマフラー側フック2
5を第1実施例と同様に円形断面フックとし、メインマ
フラー用インシュレータ19の車体側フック孔19dと
排気系側フック孔19eを円形断面フック孔とし、円形
断面フック孔19d,19eの内径を、孔中央部位置で
は円形断面フック24,25の外径φ2とほぼ一致する
内径φ6とし、孔中央部位置から両外側に向かうほど徐
々に弧を描くように拡径し、インシュレータ表面位置の
内径φ7を円形断面フック24,25の外径φ2より大
径に設定した例である。なお、他の構成は、第1実施例
と同様であるので、図示並びに説明を省略する。また、
作用についても、第1実施例と同様であるので、説明を
省略する。
【0058】次に、効果を説明する。
【0059】この第4実施例の車両用排気系支持装置で
は、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を
得ることができる。
【0060】(5) タイヤパン側フック24とマフラー側
フック25を第1実施例と同様に円形断面フックとし、
メインマフラー用インシュレータ19の車体側フック孔
19dと排気系側フック孔19eを円形断面フック孔と
し、円形断面フック孔19d,19eの内径を、孔中央
部位置では円形断面フック24,25の外径φ2とほぼ
一致する内径φ6とし、孔中央部位置から両外側に向か
うほど徐々に弧を描くように拡径し、インシュレータ表
面位置の内径φ7を円形断面フック24,25の外径φ
2より大径に設定したため、図9の(b),(d)に示
すように、タイヤパン側フック24とマフラー側フック
25とがクロスする上下左右方向の位置ずれを吸収しな
がら、メインマフラー9の上下左右方向の揺動を低減す
ることにより、隣接する他部材とメインマフラー9との
干渉を防止することができる。
【0061】すなわち、メインマフラー用インシュレー
タ19のフック孔19d,19eの孔中央部位置では、
フック孔19d,19eとフック24,25との正面視
における相対移動(上下左右)が抑制される。一方、両
フック24,25がクロスする上下左右方向の位置ずれ
に対しては、メインマフラー用インシュレータ19の外
側に向かうほど拡径するフック孔19d,19eにより
位置ずれが吸収される。
【0062】(他の実施例)以上、本発明の車両用排気
系支持装置を第1実施例ないし第4実施例に基づき説明
してきたが、具体的な構成については、これらの実施例
に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に
係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等
は許容される。
【0063】例えば、インシュレータに形成された車体
側フック孔と排気系側フック孔のフック孔径を、車体側
フックと排気系側フックのフック外径より大径に設定
し、相対移動を許容するルーズ嵌合が達成されるもので
あれば、具体的な断面形状等については、各実施例に示
した形状に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両用排気系支持装置が適用され
た後輪駆動車を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例の車両用排気系支持装置が適用され
たメインマフラーを示す斜視図である。
【図3】第1実施例のメインマフラー用インシュレータ
を示す正面図とフックに取り付けた状態を示す縦断側面
図である。
【図4】第1実施例のメインマフラー用インシュレータ
とフックとの関係を示す正面図である。
【図5】第2実施例のメインマフラー用インシュレータ
とフックとの関係を示す正面図である。
【図6】第3実施例のメインマフラー用インシュレータ
とフックとの関係を示す正面図である。
【図7】第4実施例のメインマフラー用インシュレータ
を示す正面図とフックに取り付けた状態を示す縦断側面
図である。
【図8】従来のインシュレータを示す正面図とフックに
取り付けた状態を示す縦断側面図とインシュレータとフ
ックとの関係を示す正面図である。
【図9】インシュレータのこじれモードの代表例を示す
図である。
【符号の説明】
1,2 前輪 3,4 後輪 5 エンジン 6 フロントチューブ 7 プリマフラー 8 リアチューブ 9 メインマフラー 10,11 テールパイプ 12 リアサスペンションメンバー 13 スペアタイヤパン 14 サイドメンバー 15,16 プリマフラー用インシュレータ 17,18,19 メインマフラー用インシュレータ 19a 車体側フック孔 19b 排気系側フック孔 20 サイドメンバーブラケット 21 メンバー側フック 22 マフラー側フック 23 タイヤパンブラケット 24 タイヤパン側フック(車体側フック) 25 マフラー側フック(排気系側フック) φ3 フック孔径 φ2 フック外径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定される車体側フックと、排気
    系に固定される排気系側フックと、車体側フック孔と排
    気系側フック孔が形成されたインシュレータとを有し、
    上部の車体側フック孔に車体側フックを挿着し、下部の
    排気系側フック孔に排気系側フックを挿着することで、
    車体に対し排気系を吊り下げ弾性支持する車両用排気系
    支持装置において、 前記インシュレータに形成された車体側フック孔と排気
    系側フック孔のフック孔径を、車体側フックと排気系側
    フックのフック外径より大径に設定したことを特徴とす
    る車両用排気系支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用排気系支持装置
    において、 前記車体側フックと排気系側フックを円形断面フックと
    し、前記インシュレータの車体側フック孔と排気系側フ
    ック孔を楕円断面フック孔とし、 前記楕円断面フック孔の短径を、円形断面フックの外径
    より大径に設定したことを特徴とする車両用排気系支持
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用排気系支持装置
    において、 前記車体側フックと排気系側フックを楕円断面フックと
    し、前記インシュレータの車体側フック孔と排気系側フ
    ック孔を円形断面フック孔とし、 前記円形断面フック孔の内径を、楕円断面フックの長径
    より大径に設定したことを特徴とする車両用排気系支持
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両用排気系支持装置
    において、 前記車体側フックと排気系側フックを円形断面フックと
    し、前記インシュレータの車体側フック孔と排気系側フ
    ック孔を円形断面フック孔とし、 前記円形断面フック孔の内径を、孔中央部位置では円形
    断面フックの外径とほぼ一致し、孔中央部位置から両外
    側に向かうほど拡径する設定としたことを特徴とする車
    両用排気系支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の車両用排気系支持装置を、排気系を車体にマウント
    する複数の位置のうち、車体側の振動共振点が他の部分
    より低い位置に適用したことを特徴とする車両用排気系
    支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145290A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Toyota Motor Corp 排気系取付構造及び車両の組立方法
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CN113685473A (zh) * 2021-08-19 2021-11-23 奇瑞汽车股份有限公司 减振结构

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