JP2002523402A - アテローム性動脈硬化症の治療用ピリミジノン - Google Patents

アテローム性動脈硬化症の治療用ピリミジノン

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コリン・アンドリュー・リーチ
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Abstract

(57)【要約】 式(I)のピリミドンはLpPLA酵素の阻害剤であり、その化合物は、とりわけ、アテローム性動脈硬化症の治療において有用である。式(I)中、RはCOOHまたはその塩、COOR10、CONR1112、CNあるいはCHOHであり;Rは単環式または二環式芳香族環系あるいは単環式または二環式ヘテロ芳香族環系であり;RはC1−20アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルC1−5アルキル、C1−10アルコキシC1− 10アルキルあるいは芳香族もしくはヘテロ芳香族環系であり;WはSOまたは結合手であり;XはOまたはSであり;およびYは、式:−A−A−A−(ここで、AおよびAは、各々、結合手であるか、あるいは直鎖または分岐したアルキレン基であり、そのアルキレン基は合計1ないし10個の炭素原子を含有し、Aは結合手であるか、あるいはO、S、SO、SO、CO、C=CH、CONH、NHCO、CR1516、CH=CHまたはC≡Cである;ただし、AがO、S、SO、SO またはCONHである場合、AはA 基と式(I)にあるCH基を連結する少なくとも2個の炭素原子を含有する)で示される基である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、ある新規なピリミジノン化合物、その製法、それらの製造において
有用な中間体、それらを含有する医薬組成物、および治療、特に、アテローム性
動脈硬化症の治療におけるそれらの使用に関する。
【0002】 (背景技術) WO95/00649(スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッ
ド・カンパニー(SmithKline Beecha plc))は、ホスホリパーゼA2酵素であ
るリポ蛋白結合性ホスホリパーゼA(Lp−PLA)、その配列、単離およ
び精製、該酵素をコードする単離核酸、ならびに、該酵素をコードするDNAで
形質転換された組換え宿主細胞を記載する。該酵素の阻害剤について示唆されて
いる治療用途としては、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、慢性関節リウマチ、
発作、心筋梗塞、再灌流障害、ならびに急性および慢性炎症が挙げられる。その
後の刊行物において、この酵素が開示されており(Tew Dら、Arterioscler THro
mb VasBiol 1996:16;591−9)、そこではその酵素はLDL−PL
とされている。後の特許出願(WO95/09921、アイコス・コーポレ
ーション(Icos Vorporation))およびNatureの関連記事(Tjoelkerら、37
4巻、1995年4月6日、549)は、Lp−PLAと実質的に同一の配列
を有する酵素PAF−AHを記載しており、病理学的な炎症事象を調節するため
の治療用蛋白としての可能性のあることを示唆している。 Lp−PLAは、低密度リポ蛋白(LDL)をその酸化された形態に変換す
る際の、ホスファチジルコリンのリゾホスファチジルコリンへの変換に関与する
ことが明らかにされた。該酵素は、その酸化されたホスファチジルコリンのsn
−2エステルを加水分解し、リゾホスファチジルコリンおよび酸化的に修飾され
た脂肪酸を生成することが知られている。Lp−PLA作用による両方の生成
物は、循環単球に対する強力な走化性因子であることが知られている、酸化され
たLDLの一成分であるリゾホスファチジルコリンに対して生物学的に活性であ
る。リゾホスファチジルコリンそれ自体は、動脈においてコレステロールエステ
ルが付加された細胞の蓄積に関与することから、アテローム性動脈硬化症におい
て重要な役割を果たすものと考えられている。したがって、Lp−PLA酵素
の阻害は、これらのマクロファージに富んだ病変の構築を止め(リゾホスファチ
ジルコリンおよび酸化された遊離脂肪酸の形成の阻害による)、そのため、アテ
ローム性動脈硬化症の治療において有用であることが期待される。
【0003】 酸化的に修飾されたLDLのリゾホスファチジルコリンの高含量もまた、アテ
ローム性動脈硬化症の患者において観察される内皮機能不全に関連するものと考
えられる。したがって、Lp−PLAの阻害剤はまた、この徴候の治療におい
て有効であるのは明らかである。Lp−PLA阻害剤はまた、糖尿病、高血圧
、狭心症、ならびに虚血後および再灌流後を含む内皮機能不全を示す他の病態に
おいても利用性を示した。 加えて、活性化単球、マクロファージまたはリンパ球は全てLp−PLA
発現するため、Lp−PLA阻害剤はまたこれらの細胞型が関与するいずれの
障害においても一般的な用途がある。かかる障害の例としては、乾癬が挙げられ
る。 さらには、Lp−PLA阻害剤はまた、Lp−PLA活性と一緒になって
2つの有害な生成物であるリゾホスファチジルコリンおよび酸化的に修飾された
脂肪酸を生成する脂質過酸化が関与するいずれの障害にも一般的な用途があるで
あろう。かかる症状としては、上記したアテローム性動脈硬化症、糖尿病、慢性
関節リウマチ、発作、心筋梗塞、再灌流障害ならびに急性および慢性炎症が挙げ
られる。さらに、かかる症状としては、精神分裂病などの種々の神経精神病学的
障害が挙げられる(Psychopharmacology Bulletin、31、159−165、1
995を参照のこと)。
【0004】 特許出願WO96/12963、WO96/13484、WO96/1945
1、WO97/02242、WO97/217675、WO97/217676
、WO96/41098およびWO97/41099(スミスクライン・ビーチ
ャム・パブリック・リミテッド・カンパニー)は、とりわけ、Lp−PLA
素の阻害剤である種々の4−チオニル/スルフィニル/スルホニルアゼチジノン
化合物を開示する。これらは、不可逆的なアシル化阻害剤である(Tewら、Bioch
emistry、37、10087、1998)。 WO99/24420(スミスクライン・ビーチャム)は、Lp−PLA2の
阻害剤である一連の新規な化合物、すなわち、一群のピリミジノン化合物を記載
する。本発明者らは、この度、5−(2−オキソピリミド−5−イルメチル)置換
基を有し、Lp−PLAの強力な阻害剤である、特定の下位群のピリミジノン
化合物を同定した。
【0005】 (発明の開示) したがって、本発明は、式(I):
【化3】
【0006】 [式中: RはCOOHまたはその塩、COOR10、CONR1112、CNある
いはCHOHであり; Rは環系が10個までの炭素原子を含有する単環式または二環式芳香族環系
あるいはN、OまたはSから選択される4個までのヘテロ原子を含有する単環式
または二環式ヘテロ芳香族環系であって、C1−4アルキル、C1−4アルコキ
シ、C1−4アルキルチオ、アリール、アラルキル、ヒドロキシ、オキソ、ハロ
ゲン、CN、COOHまたはその塩、COO−C1−6アルキル、CONR1516、NR15COR16、SONR1516、NR15SO16
NR1516、モノないしペルフルオロC1−4アルキルおよびモノないしペ
ルフルオロC1−4アルコキシから選択される1、2、3または4個の置換基で
置換されていてもよく; RはC1−20アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキ
ルC1−5アルキルまたはC1−10アルコキシC1−10アルキルであり、そ
の各々は、ヒドロキシ、C1−10アルコキシ、COOHもしくはその塩、CO
OC1−15アルキル、CONR1718、NR1718、NR17COR 18 、NR19またはRについて定義した芳香族もしくはヘテロ芳香族環系よ
り選択される1もしくは2個の置換基で置換されていてもよく、あるいはR
について定義した芳香族もしくはヘテロ芳香族環系であり; R10はC1−4アルキルまたは医薬上許容されるインビボにて加水分解可能
なエステル基であり; R11およびR12は同一または異なっていてもよく、その各々は、水素、C 1−12 アルキル、CH13、CHR14COHまたはその塩であるか、
またはR11およびR12はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素、窒素お
よび硫黄より選択される1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含有していて
もよい5−ないし7−員の環を形成し、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル
、C1−4アルキルCO、アリール(例えば、フェニル)、アラルキル(例えば
、ベンジル)、例えば、モルホリンまたはピペラジンから選択される1または2
個の置換基で置換されていてもよく; R13はCOOHまたはその塩、COOR10、CONR1112、CNま
たはCHOHであり; R14はセリンからのCHOHなどのアミノ酸側鎖であり; R15およびR16は、独立して、水素またはC1−4アルキル、例えば、メ
チルまたはエチルであり; R17およびR18は、独立して、水素、C1−15アルキル、例えば、メチ
ルまたはエチル、C1−10アルコキシC1−10アルキルまたはアリールC −10 アルキル、例えばベンジルであり; R19はそれが結合する窒素原子と一緒になって酸素、窒素および硫黄より選
択される1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含有していてもよい5−ない
し7−員の環を形成し、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、アリール、例
えばフェニルまたはアラルキル、例えばベンジルから選択される1または2個の
置換基で置換されていてもよく; WはSOまたは結合手であり; XはOまたはSであり;および Yは、式:−A−A−A−で示される基であり、式中、AおよびA は、各々、結合手であるか、あるいは直鎖または分岐したアルキレン基であり、
そのアルキレン基は合計1ないし10個の炭素原子を含有し、Aは結合手であ
るか、あるいはO、S、SO、SO、CO、C=CH、CONH、NHCO
、CR1516、CH=CHまたはC≡Cである;ただし、AがO、S、S
O、SO またはCONHである場合、AはA基と式(I)のCH基を
連結する少なくとも2個の炭素原子を含有する] で示される化合物を提供する。
【0007】 Rの代表例は、カルボキシ(COOH)およびその対応する塩、エステル(
COOR10)およびアミド(CONR1112)、例えば、ナトリウム塩、
エチルエステルまたはN−アルキル置換基、例えば、メチル、2−メトキシエチ
ル、オクチル、ドデシル、N−ベンジル、N−ナフチルメチルを含むアミドまた
はその組み合わせを含む二置換アミド、あるいはその中にあるNが複素環、例え
ば、ピペリジン環の一部を形成するアミドを包含する。 Rで示される芳香族環系の代表例は、フェニルおよびナフチルを包含する。
で示すことのできるヘテロ芳香族環系の代表例は、ピリジル、ピリミジニル
、ピラゾリル、フラニル、チエニル、チアゾリル、キノリル、ベンゾチアゾリル
、ピリダゾリルおよびピラジニルを包含する。Rの代表例は、ハロゲン(例え
ば、塩素またはフッ素)、C1−4アルキル(例えば、メチルまたはエチル)ま
たはC1−4アルコキシ(例えば、メトキシ)から選択される1、2または3個
の置換基で置換されていてもよいフェニル基、例えば、4−フルオロフェニルを
包含する。R基におけるアリールおよびアラルキル置換基の一例は、各々、フ
ェニルおよびベンジルを包含する。
【0008】 Rの代表例は、C1−20アルキル、例えば、メチルおよびウンデシルなら
びにR1718NHCOCH(ここで、R17およびR18は、各々、独立
して、C1−15アルキル、例えば、R17はメチルであり、R18はメチル、
オクチルまたはドデシルである)を包含する。 好ましくは、Wは結合手である。 好ましくは、RWはN−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチ
ルである。 X基はSであることが好ましい。 式(I)の好ましい化合物は、Yが結合手、すなわち、A、AおよびA が各々結合手である化合物を包含する。AおよびAの他の好ましい例は、直
鎖アルキレン基である。Aが結合手以外の基である場合、Aは結合手である
ことが好ましい。上記したAの好ましい例としてCO、C=CHおよびOが
挙げられる。CO基が特に好ましい。Yの他の好ましい例は、(CH)または
CO(CH)である。
【0009】 R10について医薬上許容されるインビボにて加水分解可能なエステル基は、
体内で容易に分解し、親酸またはその塩を放出するエステル基を包含する。 R10について医薬上許容されるインビボにて加水分解可能なエステル基の代
表例は: −CH(R)O.CO.R; −CH(R)O.CO.OR; −CH(R)CO.NR; −RNR; −CHOR
【化4】 CH(R)O.CO.CCOCH(R)NH;および
【化5】 を包含し、ここで、
【0010】 Rは水素、(C1−6)アルキル(特に、メチル)、(C3−7)シクロアルキ
ルまたはフェニルであり、その各々は、置換されていてもよく; Rは、(C1−6)アルキル、(C1−6)アルコキシ(C1−6)アルキル、フ
ェニル、ベンジル、(C3−7)シクロアルキル、(C1−6)アルキル(C3−7)
シクロアルキル、1−アミノ(C1−6)アルキルまたは1−(C1−6アルキル)
アミノ(C1−6)アルキルであり、その各々は、置換されていてもよく;あるい
は RとRが一緒になって1または2個のメトキシ基で置換されていてもよい
1,2−フェニレン基を形成し; Rは、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、(C1−6)アルキ
ル(C3−7)シクロアルキルであり; Rは、メチルまたはエチル基で置換されていてもよい(C1−6)アルキレン
であり; RおよびRは、同一または異なり、各々、(C1−6)アルキルであるか、
またはアリール(C1−4)アルキルであり、例えば、ヒドロキシで置換されて
いてもよく; Rは(C1−6)アルキルであり; Rは、水素、(C1−6)アルキルまたはフェニルであり; Rは、水素あるいはハロゲン、(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコ
キシから選択される3個までの置換基で置換されていてもよいフェニルであり; および Yは酸素またはNHであり;
【0011】 例えば: (a)アシルオキシアルキル基、例えば、アセトキシメチル、イソブチリルオ
キシメチル、ピバロイルオキシメチル、ベンゾイルオキシメチル、α−アセトキ
シエチル、α−ピバロイルオキシエチル、1−(シクロヘキシルカルボニルオキ
シ)エチル、(1−アミノエチル)カルボニルオキシメチル、2−メトキシプロプ
−2−イルカルボニルオキシメチル、フェニルカルボニルオキシメチルおよび4
−メトキシフェニルカルボニルオキシメチル; (b)アルコキシ/シクロアルコキシカルボニルオキシアルキル基、例えば、
エトキシカルボニルオキシメチル、t−ブチルオキシカルボニルオキシメチル、
シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、1−メチルシクロヘキシルオキ
シカルボニルオキシメチルおよびα−エトキシカルボニルオキシエチル; (c)ジアルキルアミノアルキル、特にジ低級アルキルアミノアルキル基、例
えば、ジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノメチルま
たはジエチルアミノエチル; (d)アセトアミド基、例えば、N,N−ジメチルアミノカルボニルメチル、
N,N−(2ヒドロキシエチル)アミノカルボニルメチル; (e)ラクトン基、例えば、フタリジルおよびジメトキシフタリジル; (f)(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル; および (g)(2−メトキシカルボニル−E−ブト−2−エン−イル)メチルである。
【0012】 R10について医薬上許容されるインビボにて加水分解可能なエステル基の代
表例として: (2−メトキシカルボニル−E−ブト−2−エン−イル)メチル、イソブチリル
オキシメチル、2−メトキシプロプ−2−イルカルボニルオキシメチル、フェニ
ルカルボニルオキシメチル、4−メトキシフェニル−カルボニルオキシメチル、
t−ブチルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルオキシ−カルボニル
オキシメチル、1メチルシクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、N,N
−ジメチルアミノカルボニルメチルおよび(5メチル−2−オキソ−1 ,3−ジ
オキソレン−4−イル)メチルが挙げられる。
【0013】 本明細書中で用いる場合、「アルキル」なる語および「アルコキシ」などのそ
の類似する用語は、あらゆる直鎖および分岐した異性体を包含する。 本発明の化合物が、ある場合には、置換基としてカルボキシ基を包含しうるこ
とは明らかであろう。かかるカルボキシ基を用いて塩、特に医薬上許容される塩
を形成してもよい。医薬上許容される塩は、Berge、BighleyおよびMonkhouse、J
.Pharm.Sci.、1997、66、1−19により記載されている塩を包含する。
好ましい塩は、ナトリウムおよびカリウム塩などのアルカリ金属塩を包含する。 式(I)で示される化合物は、Lp−PLA2の阻害剤であり、該化合物自体
がアテローム性動脈硬化症および本明細書に記載される他の病状の治療に有用で
あると考えられる。かかる化合物は、インビトロアッセイにおいてLp−PLA 2 の阻害剤として作用することが見出されている。
【0014】 式(I)で示される特に好ましい化合物は: 1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
ルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピリミド−5−
イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
ルオロベンジル)チオ−5−(1−(メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソ
ピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
ルオロベンジル)チオ−5−(1(メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピ
リミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
ルオロベンジル)チオ−5−(1−(1−モルホリノカルボニルメチル)−2−オキ
ソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン;および 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
ルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピリミド−5−
イルメチル)ピリミジン−4−オン; ならびにそのナトリウム塩を包含する
【0015】 本発明の化合物、特に、式(I)で示される化合物は、医薬組成物において用
いることを意図とするものであるので、それらは、各々、実質的に純粋な形態、
例えば、少なくとも純度50%、より適当には、少なくとも純度75%、好まし
くは、少なくとも純度95%で提供されると考えられる(%は、wt/wtに基
づく)。式(I)で示される化合物の不純物を含む調製物は、医薬組成物におい
て用いられるより純粋な形態を調製するために用いることができる。本発明の中
間化合物の純度はあまり重要ではないが、式(I)で示される化合物に関しては
実質的に純粋な形態が好ましいことは容易に理解されるであろう。好ましくは、
可能な限り、本発明の化合物は、結晶形で得られる。
【0016】 本発明の化合物には有機溶媒から結晶化できる化合物、あるいは再結晶される
化合物があり、結晶化に用いる溶媒が結晶性生成物中に存在してもよい。本発明
は、かかる溶媒和物もその範囲内に包含する。同様に、本発明の化合物のいくつ
かは、水を含む溶媒から結晶化または再結晶できる。このような場合、水和水が
形成されてもよい。本発明はその範囲内に化学量論量の水和物、ならびに凍結乾
燥などの工程により生成される可変量の水を含有する化合物も包含する。加えて
、種々の結晶化条件により、結晶性生成物の様々な多形体が形成される。本発明
はその範囲内に式(I)で示される化合物の全ての多形体を包含する。 本発明の化合物は、リポ蛋白結合性ホスホリパーゼA2(Lp−PLA2)酵素
の阻害剤であり、その化合物自体が、治療、特に、アテローム性動脈硬化症の治
療において有用であると考えられる。したがって、さらなる態様において、本発
明は、治療における使用のための式(I)で示される化合物を提供する。 式(I)で示される化合物は、Lp−PLA2によるリゾホスファチジルコリ
ン産生の阻害剤であり、したがって、内皮機能不全、例えば、アテローム性動脈
硬化症、糖尿病、高血圧、狭心症ならびに虚血後および再灌流後を含む障害に一
般に適用できる。加えて、式(I)で示される化合物は、アテローム性動脈硬化
症および糖尿病などの症状の他に、酵素活性に関連して脂質過酸化が関与する障
害、例えば、慢性関節リウマチ、発作、アルツハイマー病のような脳の炎症症状
、心筋梗塞、再灌流障害、敗血症、ならびに急性および慢性炎症などの他の症状
に一般に適用できるであろう。さらに、かかる症状としては、精神分裂病などの
種々の神経精神病学的障害が挙げられる(Psychopharmacology Bulletin, 31, 1
59-165, 1995 を参照のこと)。
【0017】 さらに、活性化単球、マクロファージまたはリンパ球は全てLp−PLA2
発現するので、適用症状としては、これらの細胞種が関与する障害が挙げられる
。かかる障害の例としては、乾癬が挙げられる。 したがって、さらなる態様において、本発明は、酵素Lp−PLA2の活性に
付随する病態の治療方法であって、その治療を必要とする患者を治療上有効量の
酵素阻害剤を用いて治療することからなる方法を提供する。該病態は、単球、マ
クロファージまたはリンパ球の関与の増大;リゾホスファチジルコリンおよび酸
化された遊離脂肪酸の形成;Lp−PLA2活性に関連する脂質過酸化;または
内皮機能不全に付随するものであってもよい。 本発明の化合物は、抗高脂血症薬、抗アテローム性動脈硬化症薬、抗糖尿病薬
、抗狭心症薬、抗炎症薬または抗高血圧薬と組み合わせて上記病態の治療に用い
ることもできる。上記の例としては、スタチン(statin)のようなコレステロー
ル合成阻害剤、プロブコール(probucol)のような酸化防止剤、インスリン感作
物質、カルシウムチャネルアンタゴニスト、およびNSAIDのような抗炎症薬
が挙げられる。
【0018】 治療的使用において、本発明の化合物は、通常、標準的な医薬組成物において
投与される。したがって、本発明は、さらなる態様において、式(I)で示され
る化合物および医薬上許容される担体を含有する医薬組成物を提供する。 適当な医薬組成物は、経口もしくは非経口投与にまたは坐剤として適している
組成物を包含する。経口投与した場合に有効な式(I)で示される化合物は、液
体、例えば、シロップ剤、懸濁剤または乳剤、錠剤、カプセル剤およびロゼンジ
剤として処方することができる。液体処方は、一般に、化合物または医薬上許容
される塩の、懸濁化剤、保存剤、フレーバー剤または着色料を含有する、適当な
液体担体、例えば、エタノール、グリセリン、非水性溶媒、例えば、ポリエチレ
ングリコール、油または水中懸濁液または溶液からなる。錠剤の形態の組成物は
、固体処方を調製するのに慣用的に用いられる適当な医薬担体を用いて調製でき
る。かかる担体の例としては、ステアリン酸マグネシウム、デンプン、ラクトー
ス、シュークロースおよびセルロースが挙げられる。カプセル剤の形態の組成物
は、慣用的なカプセル化技法を用いて調製できる。例えば、標準的な担体を用い
て有効成分を含有するペレットを調製し、次いで、ハードゼラチンカプセル中に
充填できる;別法として、分散液または懸濁液を、適当な医薬担体、例えば、水
性ガム、セルロース、珪質性シリカまたは油を用いて調製し、次いで、該分散液
または懸濁液をソフトゼラチンカプセル中に充填できる。典型的な非経口用組成
物は、式(I)の化合物の滅菌水性担体または非経口的に許容される油、例えば
、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、レシチン、落花生油または
ゴマ油中溶液または懸濁液からなる。別法として、溶液を凍結乾燥させ、次いで
、投与直前に適当な溶媒で復元できる。典型的な坐剤処方は、高分子グリコール
、ゼラチンもしくはカカオ脂または他の低融点の植物性もしくは合成ワックスま
たは脂質などの結合剤および/または滑沢剤と一緒に、この方法で投与する場合
に有効な式(I)で示される化合物を含む。
【0019】 好ましくは、該組成物は、錠剤またはカプセル剤などの単位投与形態である。
経口投与用の各投与単位は、好ましくは、1ないし500mgの式(I)で示さ
れる化合物を含有する(非経口投与の場合、好ましくは、0.1ないし25mg
を含有する)。成人患者の1日投与量は、例えば、1mgないし1000mg、
好ましくは、1mgないし500mgの経口投与量、または0.1mgないし1
00mg、好ましくは、0.1mgないし25mgの静脈内、皮下または筋肉内
投与量の式(I)で示される化合物であり、当該化合物を一日に1ないし4回投
与する。適当には、該化合物は、連続治療の期間、例えば、1週間またはそれ以
上の期間投与される。
【0020】 式(I)で示される化合物は、都合よくは、式(II):
【化6】 [式中、R、R、W、XおよびYは前記と同じ] で示される化合物を、式:R−CH−L [式中、Rは上記と同意義であり、Lは塩素、臭素、ヨウ素またはメシラー
トなどの脱離基を意味する] で示されるアルキル化剤と、炭酸カリウムなどの塩基の存在下で反応させ、その
後、要すれば、Rにおける基を、例えば、標準条件(アルカリ性加水分解、ベ
ンジルエステルの水素添加等)によりCOOR10をCOOHに、またはアミド
カップリングによりCOOHをCONR1112に相互変換することからなる
方法により調製することができる。
【0021】 式(II)の化合物は、都合よくは、式(III):
【化7】 [式中、R20はC1−4アルキル、アリールメチルまたはジアリールメチルで
あり、R、R、W、XおよびYは上記と同意義である] で示される対応する化合物をO−脱アルキル化することにより調製することがで
きる。典型的な条件は、ジクロロメタン中、−20℃と外界温度の間の温度で、
三臭化ホウ素またはβ−ブロモカテコールボランとの反応;ベンジルオキシ基の
水素添加;O−tBuの酸切断を包含する
【0022】 式(III)の化合物は、式(IV):
【化8】 [式中、R21は水素またはC1−4アルキル、例えば、メチルまたはエチルで
あり、R22は水素またはメチルであり、R20は上記と同意義である] で示される化合物を、チオウラシル形成、N−アルキル化およびチオエーテル化
の分野にて周知の方法を用いて、一連の工程に付すことで容易に調製することが
できる。 すなわち、Wが結合手である式(III)の化合物の場合、R21が水素であ
り、R22がメチルである式(IV)の化合物を、ジクロロエタンなどの乾燥溶
媒中、塩化オキサリルと反応させて中間体の塩化アシルを得、つづいてアセトニ
トリルなどの溶媒の存在下でチオシアン酸カリウムと反応させ、ついで式(V)
: RWNH (V) [式中、Wは結合手であり、Rは上記と同意義である] で示される化合物と反応させ、つづいてナトリウムエトキシドなどの塩基を添加
して式(VI):
【化9】 [式中、R、R20およびWは上記と同意義である] で示されるチオウラシル化合物を得る。ついで、式(VI)の化合物を、式(V
II): RYCH (VII) [式中、LおよびRは上記と同意義である] で示される化合物と反応させて、XがSである、式(III)の化合物を得る。
【0023】 別法として、式(IV)の化合物(R21はC1−4アルキル、例えば、メチ
ルであり、R22はメチルである)をチオ尿素と反応させて、式(VIII):
【化10】 [式中、R20は上記と同意義である] で示されるチオウラシルを形成させる。このチオウラシルを上記した式(VII
)の化合物と反応させて式(IX):
【化11】 [式中、R、R20およびYは上記と同意義であり、XはSである] で示される化合物を得る。その後、式(IX)の化合物を、式(X): RWL (X) [式中、L、RおよびWは上記と同意義である] で示される化合物と反応させて、XがSである式(III)の化合物に誘導する
【0024】 式(IV)の化合物は、当該分野にて周知の方法を用い、通常の容易に入手で
きるピリミジン出発物質、例えば、2−アルコキシ5−ブロモピリミジンから容
易に得ることができる。このピリミジンを、Heck反応を用い、アクリル酸エステ
ル、例えば、アクリル酸エチルまたはメチルとカップリングさせ、ついで、中間
体を接触水素添加に付し、プロピオン酸エステル誘導体を得る。これを、順次、
強塩基、例えば、カリウムt−ブトキシドまたは水素化ナトリウムの存在下でギ
酸メチルと反応させて式(IV)(R22は水素である)の化合物を得る。つい
で、アルキル化、例えば、硫酸メチルを用いてメチル化に付し、R22がアルキ
ルである式(IV)の化合物を得る。式(IV)の化合物(R21は水素である
;すなわち、カルボン酸である)は、対応するエステルを、塩基性条件下、例え
ば、水性水酸化ナトリウム中で加水分解に付すことで得ることができる。 式(I)の化合物(XはOである)は、都合よくは、式(I)の対応する化合
物(XはSである)を、式(XI): RYCHOH (XI) [式中、Rは上記と同意義である] で示される化合物と反応させることにより調製することができる。
【0025】 (実施例) 次に実施例を用いて本発明を説明する。 中間体1:N−(1−ドデシル)−N−メチルブロモアセトアミド
【化12】 N−メチル−N−ドデシルアミン(2.5ml)およびトリエチルアミン(1.
4ml)のジクロロメタン(10ml)中溶液に、攪拌かつ氷冷しながら、臭化
ブロモアセチル(0.87ml)のジクロロメタン(10ml)中溶液を加えた
。30分後、冷却浴を取り外し、反応物を16時間外界温度で放置した。混合物
を水および飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、乾燥(KCO)させ、溶液を
フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、メタノール−ジクロロメタン)で精製
した。適当なフラクションを合し、蒸発させて淡黄色油を得た。収量1.53g
(48%)。 H−NMR(CDCl)δ 0.8(3H,t)、1.2(18H,m)、1.5(
2H,m,)、2.88および2.99(3H,2xs)、3.27(2H,m)、3.7
7および3.79(2H,s);MS(APCI+)C1530BrNOとして
、測定値(M+1)=320、322;計算値:319、321。
【0026】 中間体2:N−(1−オクチル)−N−メチルブロモアセトアミド
【化13】 中間体1と同様にして、N−メチル−N−オクチルアミンより調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.85−1.0(3H,m)、1.1−1.4(10
H,m)、1.4−1.75(2H,m,)、2.95および3.07(3H、2xs)、
3.25−3.45(2H,m)、3.85および3.86(2H,s);MS(APC
I+)C1530BrNOとして、測定値(M+1)=264、266;計算
値:319、321。
【0027】 中間体3:3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)アクリル酸エチル
【化14】 2−メトキシ−5−ブロモピリミジン(75.43g、0.399モル)、アク
リル酸エチル(47.5ml、0.439モル)、酢酸パラジウム(II)(1.07
g、0.0048モル)、トリ−o−トリルホスフィン(2.92g、0.0096
モル)およびトリエチルアミン(84ml)の混合物を、アルゴン下、攪拌しな
がら135℃で12時間加熱した。冷却後、固体を水および酢酸エチルに溶かし
、濾過し、水相を分離し、さらに酢酸エチルで抽出した。合した抽出液を飽和水
性塩化アンモニウムで洗浄し、乾燥(MgSO)させて蒸発させた。こうして
得られた固体をエーテル/軽ペトロール(1:3、350ml)でトリチュレー
トし、濾過し、洗浄し、乾燥させて52.41g(63%)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 1.33(3H、t)、4.06(3H、s)、4.2
8(2H、q)、6.45(1H、d)、7.58(1H、d)、8.67(2H、s
);MS(APCI+)C1012として、測定値(M+H)=20
9;計算値:208。
【0028】 中間体4:3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)プロピオン酸エチル
【化15】 3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)アクリル酸エチル(52.4g、0.
252モル)のエタノール(400ml)およびトリエチルアミン(50ml)
中懸濁液を炭素上10%パラジウム(3g)で処理し、50psiで1.75時
間水素添加した。触媒をハイフロ(hyflo)を介して濾去し、濾液を蒸発させた
。残渣をジクロロメタンに溶かし、飽和水性塩化アンモニウムで2回洗浄し、乾
燥(MgSO)させ、油にまで蒸発させて41.2g(78%)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 1.23(3H、t)、2.61(2H、t)、2.8
7(2H、t)、3.99(3H、s)、4.13(2H、q)、8.39(2H、s
);MS(APCI+)C1014として、測定値(M+H)=21
1;計算値:210。
【0029】 中間体5:2−(メトキシメチレン)−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)
プロピオン酸のメチル/エチルの混合エステル
【化16】 水素化ナトリウム(油中60%分散液、0.83g)の無水1,2−ジメトキ
シエタン(6ml)中攪拌懸濁液に、ギ酸メチル(1.54ml)および3−(2
−メトキシピリミド−5−イル)プロピオン酸エチル(3.5g)の無水1,2−
ジメトキシエタン(6ml)中溶液を、反応温度が25−30℃に維持されるよ
うな速度で滴下した。1時間後、エーテルを加え、沈殿した油状物を放置した。
溶液をデカントし、新鮮なエーテルと置き換え、油状物をゆっくりと固化させた
。固体の2−(ヒドロキシメチレン)誘導体を濾過し、洗浄し、乾燥させて3.8
gを得た。その一部(1.33g)を無水炭酸カリウム(1.15g)と一緒にジ
メチルホルムアミドに懸濁させ、硫酸メチル(0.48ml)のジメチルホルム
アミド(10ml)中溶液を攪拌しながら30分間にわたって滴下した。16時
間後、溶媒を蒸発させ、残渣を水で処理し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水
で洗浄し、乾燥(MgSO)させ、蒸発させて標記化合物を油として得た(収
量0.91g)。 H−NMR(CDCl)δ 1.23(3H、t)、3.46(2H、s)、3.6
9(3H、s、メチルエステル)、3.88(3H、s)、3.97(3H、s)、
4.16(2H、q)、7.39(1H、s)、8.40(2H、s)。メチル:エ
チルエステルが3:2の割合。MS(APCI+)測定値(M+1)=253、
239(エチルおよびメチルエステル);C1216として、計算値
:252;C1114として、計算値:238。
【0030】 中間体6:2−(メトキシメチレン)−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)
プロピオン酸
【化17】 中間体5のエステル混合物の2M水性水酸化ナトリウム(3.6ml)中懸濁
液を外界温度で16時間攪拌し、透明な溶液を得た。これを水で希釈し、ジクロ
ロメタンで抽出し、約半分の容量にまで蒸発させ、pH3−4にまで酸性化(2
M塩酸)し、生成物を晶出させた。白色固体を濾過し、氷冷水で洗浄し、乾燥さ
せて生成物(4.6g)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 3.43(2H、s)、3.91(3H、s)、3.9
9(3H、s,)、7.49(1H、s)、8.42(2H、s);MS(APCI+
)C1012として、測定値(M+1)=225;計算値:224。
【0031】 中間体7:5−(2−メトキシピリミジン−5−イルメチル)−2−チオウラシル
【化18】 カリウムt−ブトキシド(7.83g、0.07モル)の無水THF(60ml
)中氷冷溶液に、3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)プロピオン酸エチル
(5.87g、0.028モル)およびギ酸メチル(3.6ml、0.056モル)
の無水エーテル(70ml)中溶液を、アルゴン下、攪拌しながら1時間にわた
って滴下した。16時間攪拌した後、溶媒を蒸発させて、チオ尿素(4.25g
、0.056モル)およびプロパン−2−オール(80ml)を加え、その混合
物を5時間還流した。溶媒を蒸発させて、残渣を水に溶かし、エーテルで2回抽
出し、酢酸でpH4.5に酸性化した。沈殿した固体を濾過し、水で十分に洗浄
し、乾燥させて5.57g(80%)を得た。 H−NMR(d−DMSO)δ 3.47(2H、s)、3.85(3H、s)、
7.43(1H、s)、8.48(2H、s)、12.25(1H、br s)、12.
46(1H、br s);MS(APCI+)C1010Sとして、測
定値(M+H)=251;計算値:250。
【0032】 中間体8:1−(1−ウンデシル)−5−(2−エトキシピリミジン−5−イルメ
チル)−2−チオウラシル
【化19】 2−(メトキシメチレン)−3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)プロピオ
ン酸(3.1g)の乾燥ジクロロメタン(50ml)中スラリーに、塩化オキサ
リル(2.5ml)を添加した。その混合物を室温で4時間攪拌し、溶媒を減圧
下で除去した。さらにジクロロメタン(50ml)を加えて減圧下で除去した。
残渣をアセトニトリル(50ml)と混合し、乾燥値オシアン酸カリウム(2.
0g)を加えた。混合物をアルゴン下で21時間攪拌し、溶媒を減圧下で除去し
た。残渣をジメチルホルムアミドと混合し、1−ウンデシルアミン(3.0ml
)を攪拌しながら加え、つづいてトリエチルアミン(5ml)を加えた。その混
合物をアルゴン下室温で20時間攪拌し、ナトリウムエトキシドのエタノール(
3M、19ml)中溶液を添加した。反応物を90℃で2時間加熱し、冷却し、
溶媒を減圧下で除去した。残渣を水に溶かし、氷酢酸をpHが4.5になるまで
添加した。そうして形成した固体を濾過し、エタノール(100ml)と一緒に
減圧下で蒸発させ、所望の生成物(5g)を得た。 H−NMR(d DMSO)δ 0.75−0.95(3H,m)、1.1−1.8
(21H,m)、3.49(2H,s)、4.11(2H,t)、4.31(2H,q)、
7.87(1H,s)8.47(2H,s);MS(APCI+)C2234
Sとして、測定値(M+1)=419;計算値:418。
【0033】 中間体9:1−(1−ウンデシル)−5−(2−メトキシピリミド−5−イルメチ
ル)−2−チオウラシル
【化20】 エトキシドの代わりにメトキシドを用いる以外、中間体8と同様にして調製し
た。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,t)、1.1−1.85(1
8H,m)、3.59(2H、s)、4.01(3H,s)、4.11(2H,t)、7.
04(1H,s)、8.43(2H、s);MS(APCI+)C2132 Sとして、測定値(M+1)=405;計算値:404。
【0034】 中間体10:1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジルチオ)−5−(
2−エトキシピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化21】 1−ウンデシル−5−(2−エトキシピリミジン−5−イルメチル)−2−チオ
ウラシル(5.0g)およびジイソプロピルエチルアミン(2.1ml)の乾燥塩
化メチレン(200ml)中混合物に、臭化4−フルオロベンジル(1.5ml
)を加え、その混合物をアルゴン下室温で20時間攪拌した。溶液を5%水性炭
酸水素ナトリウムで洗浄し、有機層をシリカゲルカラム(200g)に直接添加
した。酢酸エチルから酢酸エチル中5%メタノールまでの溶出に付し、所望の生
成物(2.7g)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.15−1.4(1
6H,m)、1.43(3H,t)、1.55−1.8(2H,m)、3.68(2H,
s)、3.71(2H,t)、4.41(2H,q)、4.47(2H,s)、6.8
6(1H,s)、6.9−7.1(2H,m)、7.3−7.45(2H,m)、8.4
5(2H,d);MS(APCI+)C2939FNSとして、測定値
(M+1)=527;計算値:526。
【0035】 中間体11:2−(4−フルオロベンジルチオ)−5−(2−メトキシピリミド−
5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化22】 5−(2−メトキシピリミジン−5−イルメチル)−2−チオウラシルから、中
間体10と同様にして調製した。 H−NMR(d DMSO)δ 3.55(2H,s)、3.85(3H,s)、
4.36(2H,s)、7.0−7.2(2H,m)、7.35−7.5(2H,m)、
7.86(1H,bs)、8.48(2H,s)12.81(IH,b);MS(AP
CI+)C1715FNSとして、測定値(M+1)=359;計算値
:358。
【0036】 中間体12:1−メチル−2−(4−フルオロベンジルチオ)−5−(2−メトキ
シピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化23】 中間体11(10.2g)およびジイソプロピルエチルアミン(6.0ml)の
乾燥塩化メチレン(120ml)中溶液に、アルゴン下、攪拌しながら、ヨード
メタン(1.7ml)を加えた。混合物を室温に48時間放置し、飽和塩化アン
モニウムおよび炭酸水素ナトリウムで洗浄し、シリカ(200g)カラムに直接
添加した。酢酸エチル中2%から10%までのメタノールを用いる溶出に付し、
所望の生成物(2.5g)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 3.47(3H,s)、3.64(2H,t)、3.9
9(3H,s)、4.47(2H,s)、6.88(1H,s)、6.9−7.1(2
H,m)、7.3−7.5(2H,m)、8.44(2H,s);MS(APCI+)
1817FNSとして、測定値(M+1)=373;計算値:372
【0037】 中間体13:1−(N−メチル−N−(1−オクチル)アミノカルボニルメチル)−
2−(4フルオロベンジルチオ)−5−(2−メトキシピリミド−5−イルメチル)
ピリミジン−4−オン
【化24】 ヨードメタンの代わりにN−(1−オクチル)−N−メチルブロモアセトアミド
を用い、中間体12と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.1−1.7(12
H,m)、2.95および2.99(3H,2xs)、3.21および3.36(2H
、2xt)、3.66(2H,s)、3.99(3H,s)、4.48(2H,s)、
4.51および4.55(2H,d)、6.80(1H,s)、6.9−7.1(2H,
m)、7.3−7.45(2H,m)、8.45(2H,s);MS(APCI+)
2836FNSとして、測定値(M+1)=542;計算値:541
【0038】 中間体14:1−(N−メチル−N−(1−ドデシル)アミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジルチオ)−5−(2−メトキシピリミド−5−イルメチ
ル)ピリミジン−4−オン
【化25】 N−ドデシル−N−メチルブロモアセトアミド(1.53g)、2−(4−フル
オロベンジルチオ)−5−(2−メトキシピリミジル−5−イルメチル)ピリミド
−4−オン(1.71g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.92m
l)のジクロロメタン(7ml)中混合物を外界温度で16時間攪拌した。その
溶液を飽和塩化アンモニウムで洗浄し、ついでフラッシュクロマトグラフィー(
ファインシリカ、メタノール−酢酸エチル)で精製し、固体の生成物0.82g
(29%)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 0.85(3H,t)、1.2(18H,m)、1.5
(2H,m,)、2.92および2.95(3H,2xs)、3.17および3.33(
2H,2xm)、3.63(2H,s)、3.96(3H,s)、4.45(2H,s)
、4.49および4.52(2H,2xs)、6.79(1H,s)、6.95(2H,
m)、7.30(2H,m)、8.42(2H,s);MS(APCI+)C32 44 FNSとして、測定値(M+1)=598;計算値:597。
【0039】 中間体15:1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(
2−メトキシピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化26】 1−ウンデシル−5−(2−メトキシピリミジン−5−イルメチル)−2−チオ
ウラシルから、中間体10と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.88(3H、t)、1.25(16H、m)、
1.68(2H、m)、3.64(2H、s)、3.71(2H、t),4.00(
3H、s)、4.47(2H、s)、6.87(1H、s)、7.00(2H、m
)、7.36(2H、m)、8.46(2H、s);MS(APCI+)C28
Sとして、測定値(M+H)=513;計算値:512。
【0040】 中間体16:1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(
2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化27】 4℃の中間体15(0.2g)の乾燥塩化メチレン(4ml)中溶液に、三臭
化ホウ素(塩化メチレン中1M、2ml)を加えた。その混合物をアルゴン下で
24時間攪拌し、氷(50ml)および0.880アンモニア(15ml)の混
合物中に攪拌しながら注いだ。塩化メチレン5%メタノールで抽出し、つづいて
キーゼルガーを介して濾過し、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を
減圧下で除去し、所望の物質を灰色固体として得た(0.15g)。同じ物質は
、同一方法により中間体10からも調製することができる。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.1−1.4(16
H,m)、1.6−1.85(2H,m)、3.49(2H,s)、3.79(2H,t
)、4.45(2H,s)、6.9−7.1(2H,m)、7.2−7.45(3H,m
)、8.32(2H,s);MS(APCI+)C2735FNSとして
、測定値(M+1)=499;計算値:498。
【0041】 中間体17:1−(N−メチル−N−(1−オクチル)アミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(2−オキソピリミド−5−イルメチル)
ピリミジン−4−オン
【化28】 反応を5℃(氷浴)で4−6時間行うことを除いて、1−(N−メチル−N−(
1−オクチル)アミノカルボニルメチル)−2−(4−フルオロベンジルチオ)−5
−(2−メトキシピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オンから、中間体
16と同様にして調製した。 H−NMR(d DMSO)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.05−1.6
5(12,m)、2.81および2.94(3H,2xs)、3.15−3.4(4H,
m)、4.39(2H,s)、4.83および4.85(2H,2xd)、7.05−
7.2(2H,m)、7.35−7.55(3H,m)、7.95−8.35(2H,b
);MS(APCI+)C2735FNSとして、測定値(M+1)=
526;計算値:525。
【0042】 中間体18:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(2−オキソ
ピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化29】 中間体12(5g)の乾燥塩化メチレン中溶液に、アルゴン下、5℃で攪拌し
ながら三臭化ホウ素のジクロロメタン(50ml)中1M溶液を添加した。0.
5時間後、混合物を室温にまで加温し、室温で72時間攪拌した。混合物を氷(
50ml)および0.880アンモニア(50ml)の混合物中にデカントした
。フラスコ中に残った固体を数部の水性混合液および塩化メチレン中10%メタ
ノールで処理した。混合物全体をキーゼルガーを介して濾過し、有機層を分離し
た。水層を減圧下で四分の一の容量にまで減少させ、形成した固体を濾過し、水
で洗浄し、減圧下で乾燥させて所望の生成物(2.2g)を得た。 H−NMR(d DMSO)δ 3.30(2H,s)、3.47(3H,s)、
4.41(2H,s)、7.05−7.25(2H,m)、7.4−7.55(2H,m
)、7.65(1H,s)、7.85−8.3(2H,b);MS(APCI+)C
1715FNSとして、測定値(M+1)=359;計算値:358。
【0043】 実施例1:1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1
−(エトキシカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミ
ジン−4−オン
【化30】 中間体16(0.64g)の乾燥ジメチルホルムアミド(15ml)中溶液に
、ブロモ酢酸エチル(0.15ml)および炭酸カリウム(0.38g)を添加し
た。その混合物をアルゴン下攪拌しながら70℃で3時間加熱した。ジメチルホ
ルムアミドを減圧下で除去し、残渣を水性塩化アンモニウム(30ml)および
塩化メチレンの間に分配した。水層をさらに塩化メチレンで洗浄し、合した有機
層をSepPakカートリッジ(SiO、10g)に直接加え、酢酸エチル中
0−15%メタノールで溶出した。この操作により所望の生成物をガム状物とし
て得た(0.63g)。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.15−1.4(1
9H,m)、1.65−1.85(2H,m)、3.47(2H,s)、3.7(2H,
t)、4.25(2H,q)、4.46(2H,s)、4.61(2H,s)、6.9
−7.1(2H,m)、7.12(1H,s)、7.3−7.45(2H,m)、7.8
7(1H,bd)、8.5(1H,bd);MS(APCI+)C3141FN
Sとして、測定値(M+1)=585;計算値:584。
【0044】 実施例2:1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1
−(カルボキシメチル)−2オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−
オン
【化31】 水酸化ナトリウム(0.023g)の水(1.25ml)中溶液を、アルゴン下
、1−ウンデシル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(カルボエトキ
シメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン(0.
33g)のジオキサン(5ml)中溶液に加えた。16時間後、減圧下で略乾燥
状態となるまで溶媒を除去し、残りを水(30ml)に溶かした。2M塩酸を用
いてpH1に酸性化して固体を得、それを濾過し、水で洗浄し、減圧下で乾燥さ
せて所望の生成物(0.14g)を白色固体として得た。 H−NMR(d DMSO)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.1−1.4(
16H,m)、1.55−1.8(2H,m)、3.38(2H,s)、3.81(2
H,t)、4.42(2H,s)、4.62(2H,s)、7.05−7.2(2H,m
)、7.4−7.55(2H,m)、7.80(1H,s)、8.22(1H,bd)
、8.65(1H,bd)。
【0045】 実施例3:1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1
(ジメチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピ
リミジン−4−オン
【化32】 1−ウンデシル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(カルボキシメ
チル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン、ジメチル
アミン塩酸塩(0.02g)、ジイソプロピルエチルアミン(0.045ml)、
ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.005g)および1−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.045g)の乾燥塩化メチレ
ン中混合物を24時間一緒に攪拌し、塩化メチレン中3%メタノールおよび5%
水性炭酸カリウムで希釈した。有機層をSepPakカートリッジ(SiO
10g)に直接加え、酢酸エチル中0−20%メタノールで溶出し、所望の生成
物(0.085g)を得た。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.15−1.4(1
6H,m)、1.6−1.85(2H,m)、2.98(3H,s)、3.13(3H,
s)、3.49(2H,s)、3.77(2H,t)、4.46(2H,s)、4.7
4(2H,s)、6.9−7.1(2H,m)、7.14(1H,s)、7.3−7.4
5(2H,m)、7.78(1H,bd)、8.49(1H,bd);MS(APC
I+)C3142FNSとして、測定値(M+1)=584;計算値:
583。
【0046】 実施例4:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(エトキシ
カルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オ
【化33】 実施例1と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 1.30(3H,t)、3.48(2H,s)、3.5
4(3H,s)、4.22(2H,q)、4.45(2H,s)、4.61(2H,s)
、6.9−7.1(2H,m)、7.3−7.5(3H,m)、7.91(1H,d)、
8.6(1H,d);MS(APCI+)C2121FNSとして、測定
値(M+1)=445;計算値:444。
【0047】 実施例5:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(カルボキ
シメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化34】 実施例2と同様にして調製した。 H−NMR(d DMSO)δ 3.34(2H,s)、3.48(3H,t)、
4.42(2H,s)、4.55(2H,s)、7.05−7.2(2H,m)、7.4
−7.6(2H,m)、7.70(1H,s)、8.01(1H,bd)、8.58(
1H,bd)。
【0048】 実施例6:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(1−オク
チルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジ
ン−4−オン
【化35】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(d DMSO)δ 0.8−0.95(3H,t)、1.2−1.55
(12H、m)、3.05−3.2(2H,m)、3.39(2H,s)、3.52(
3H,s)、4.44(2H.s)、4.47(2H,s)、6.95−7.15(2
H,m)、7.4−7.55(2H,m)、7.67(1H,s)、7.95(1H,d
)、8.56(1H,d);MS(APCI+)C2734FNSとして
、測定値(M+1)=528;計算値:527。
【0049】 実施例7:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−ベン
ジル−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメ
チル)ピリミジン−4−オン
【化36】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 3.00および3.04(3H,2xs)、3.5(3
H,s+2H,s)、4.47(2H,s)、4.55−4.9(2H,s)、6.9−
7.1(2H,m)、7.15−7.55(8H,m)、7.75−7.9(1H,m)
、8.45−8.6(1H,m)。
【0050】 実施例8:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(1
−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−
イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化37】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.1−1.75(2
0H,m)、2.97および3.09(3H,2xs)、3.35(2H,t)、3.4
9(2H,s)、3.52(3H,s)、4.47(2H,s)、4.72(2H,s
)、6.9−7.1(2H,m)、7.23(1H,s),7.3−7.5(2H,m)
、7.77(1H,bd)、8.48(1H,bd);MS(APCI+)C32 44 FNSとして、測定値(M+1)=598;計算値:597。
【0051】 実施例9:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(2
−メトキシエチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド
−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化38】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 2.98および3.17(3H,2xs)、3.34お
よび3.38(3H,2xs)、3.4−3.7(9H,s)、4.47(2H,s)、
4.75および4.81(2H,2xs)、6.9−7.1(2H,m)、7.18およ
び7.20(1H,2xs)、7.3−7. 5(2H,m)、7.7−7.85(1H,
m)、8.49(1H,bd);MS(APCI+)C2326FNSと
して、測定値(M+23)=510;計算値:487。
【0052】 実施例10:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(
ナフト−1−イルメチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピ
リミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化39】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 2.99および3.12(3H,2xs)、3.35−
3.6(5H,m)、4.46および4.47(2H,2xs)、4.67および4.7
9(2H,2xs)、5.07および5.17(2H,2xs)、6.9−7.1(2H
,m)、7.1−7.7(7H,m)、7.7−8.05(4H,m)、8.45−8.
6(1H,m);MS(APCI+)C3128FNSとして、測定値
(M+1)=570;計算値:569。
【0053】 実施例11:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(4−ヒ
ドロキシ−4−ベンジルピペリジン−l−イルカルボニルメチル)−2−オキソピ
リミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化40】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(d DMSO)δ 1.25−1.65(4H,m)、2.71(2
H,s)、2.94、(1H,bt)、3.55−3.7(1H,m)、3.95−4.
1(1H,m)、4.41(3H,s)、4.65−4.85(2H,m)、7.05
−7.35(7H,m)、7.4−7.6(2H,m)、7.71(1H,s)、7.8
7(1H,d)、8.54(1H,d);MS(APCI+)C3132FN
Sとして、測定値(M+1)=590;計算値:589。
【0054】 実施例12:1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(
1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5
−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化41】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.10−1.65(
12H,m)、2.95および3.09(3H,2xs)、3.35(2H,t)、3.
49(2H,s)、3.52(3H,s)、4.47(2H,s)、4.74(2H,s
)、6.9−7.1(2H,m)、7.19(1H,s)、7.3−7.5(2H,m)
、7.75(1H,m)、8.48(1H,m);MS(APCI+)C2836
FNSとして、測定値(M+1)=542;計算値:541。
【0055】 実施例13:1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−エトキシカルボニルメチル−2−
オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化42】 実施例1と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−1.0(3H,m)、1.15−1.75(1
5H,m)、2.94および3.00(3H,2xs)、3.23および3.35(2
H,2xt)、3.47(2H,s)、4.22(2H,q)、4.46(2H,s)、
4.57(2H,s)、4.73および4.75(2H,2xs)、6.9−7.1(2
H,m)、7.35−7.45(3H,m)、7.87(1H,m)、8.44(1H,
m);MS(APCI+)C3140FNSとして、測定値(M+1)
=614;計算値:613。
【0056】 実施例14:1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピ
リミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化43】 pH3までの酸性化を10%水性NaHSOを用いて行い、濾過した後の粗
生成物をアセトニトリルから再結晶することを除き、実施例2と同様にして調製
した。 H−NMR(d DMSO)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.1−1.65
(12H,m)、2.82および2.95(3H,2xs)、4.40(2H,s)、4
.56(2H,s)、4.84および4.85(2H,2xs)、7.05−7.2(2
H,m)、7.35−7.50(2H,m)、7.54および7.58(1H,2xs)
、8.04(1H,d)、8.55(1H,d);MS(APCI−)C2936
Sとして、測定値(M−1)=584;計算値:585。
【0057】 実施例15:1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4フルオロベンジル)チオ−5−(1−エトキシカルボニルメチル−2−オ
キソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化44】 中間体14(2.17g)のジクロロメタン(30ml)中攪拌溶液に、温度
が5−10℃の間に維持されるように、三臭化ホウ素の1M溶液を氷冷しながら
滴下した。4時間後、冷却浴を取り外し、攪拌を1.5時間続けた。混合物を攪
拌しながら氷および0.880アンモニア上に注ぎ、より多くのジクロロメタン
で希釈し、振盪させ、相をゆっくりと分離させた。水相をさらにジクロロメタン
で抽出し、合した抽出液を乾燥(MgSO)させ、蒸発させた。粗物質をフラ
ッシュクロマトグラフィー(ファインシリカ、メタノール−酢酸エチル)に付し
て精製し、0.9gの物質を得、それを乾燥ジメチルホルムアミド(15ml)
に溶かし、ブロモ酢酸エチル(0.17ml)および無水炭酸カリウム(0.43
g)と一緒に攪拌しながら2時間加熱(油浴70℃)した。溶媒を蒸発させて、
残りを水で処理し、酢酸エチルで抽出した。合した抽出液を水で洗浄し、乾燥(
MgSO)させ、蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(ファインシリカ
、メタノール−酢酸エチル)による精製に付して標記化合物を油状物として得た
(収量0.52g)。 H−NMR(CDCl)δ 0.88(3H、t)、1.25(21H、m)、
1.45−1.75(2H、m)、2.95、3.00(3H、2xs)、3.20−
3.43(2H、m)、3.48(2H、s)、4.23(2H、q)、4.47(
2H、s)、4.99(2H、s)、4.66(2H、m)、7.02(2H、m
)、7.15および7.18(1H、2xs)、7.37(2H、m)、7.84(
1H、m)、8.47(1H、m);MS(APCI+)C3548FN
Sとして、測定値(M+1)=670;計算値:669。
【0058】 実施例16:1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4フルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピリ
ミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化45】 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−
フルオロベンジル)チオ−5−(1−エトキシカルボニルメチル−2−オキソピリ
ミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オンの1,4−ジオキサン(8ml)中
攪拌溶液に、0.5M水酸化ナトリウム(1.56ml)を加えた。1時間後、水
(3ml)を加えた。さらに1時間後、混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出
し、水性硫酸水素ナトリウムを用いてpH3にまで酸性化した。沈殿した固体を
濾過し、水およびエーテルで洗浄し、アセトンと一緒に軽く加熱し、再び濾過し
て、生成物を白色固体として得た(収量0.28g)。 H−NMR(d−DMSO)δ 0.85(3H、t)、1.22(18H、m
)、1.35−1.61(2H、m)、2.78、2.95(3H,2xs)、3.2
0−3.35(2H、m)、3.58(2H、s)、4.40(2H、s)、4.5
5(2H、s)、4.83(2H、m)、7.10(2H,m)、7.44(2H、
m)、7.54および7.57(1H、2xs)、8.03(1H、m)、8.54
(1H、m)13.10(1H、br. s);MS(APCI+)C3344
Sとして、測定値(M+1)=642;計算値:641。
【0059】 実施例17:1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(メチルアミノカルボニルメチル)
−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化46】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,t)、1.1−1.8(12
H,m)、2.73(3H,bs)、2.93および3.00(3H,2xs)、3.1
5−3.7(4H,s)、4.68(2H,bs)、4.79(2H,bd)、6.8
5−7.1(2H,m)、7.2−7.5(3H,m)、7.71(1H,m)、8.6
3(1H,bs)、8.82(1H,bs);MS(APCI+)C3039FN Sとして、測定値(M+1)=599;計算値:598。
【0060】 実施例18:1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(メチルアミノカルボニルメチル)
−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化47】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(d−DMSO)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.05−1.
7(20H,m)、2.60および2.62(3H,2xs)、2.81および2.9
5(3H,2xs)、3.2−3.55(4H,m)、4.39(2H,s)、4.45
(2H,s)、4.84(2H,bd)、7.05−7.2(2H,m)、7.35−7
.6(3H,m)、7.98(1H,d)、8.1−8.25(1H,m)、8.51(
1H,d);MS(APCI+)C3447FNSとして、測定値(M+
1)=655;計算値:654。
【0061】 実施例19:1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(1−モルホリノカルボニルメチル
)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン
【化48】 実施例3と同様にして調製した。 H−NMR(CDCl)δ 0.8−0.95(3H,m)、1.05−1.75(
20H,m)、2.6−3.9(15H,m)、4.45(2H,bs)、4.55−
4.9(4H,m)、6.85−7.05(2H,m)、7.1−7.4(3H,m)、
7.87(1H,bs)、8.47(1H,s);MS(APCI+)C3751
FNSとして、測定値(M+1)=71 1;計算値:710。
【0062】 実施例20:1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−
2−(4−フルオロベンジル)−チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソ
ピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン−ナトリウム塩
【化49】 実施例16の酸(4.91g)を炭酸水素ナトリウム(0.64g)の水(60
ml)中溶液/懸濁液に加えた。その混合物を室温で5分間および50℃で5分
間攪拌した。室温で8分間超音波処理に付した後、さらに水(100ml)を加
えて未溶解の物質を破壊した。混合物を加熱し、さらに5分間50℃で攪拌し、
さらに8分間室温で超音波処理に付した。残りの固体を濾過し、水で洗浄した。
透明な濾液を16時間凍結乾燥させてナトリウム塩を得た。 H−NMR(d−DMSO)δ 0.85(3H,t)、1.1−1.65(20
H,m)、2.81および2.94(3H,2xs)、3.2−3.4(4H,m)、4
.09(2H,s)、4.40(2H,s)、4.84および4.85(2H,2xs)
、7.05−7.2(2H,m)、7.4−7.55(3H,m)、7.87(1H,m
)、8.38(2H,m);MS(ES)C3344FNSとして、測定
値(M+1)(遊離酸)=642;計算値:642。
【0063】 生物学的データ 1.Lp−PLA阻害についてのスクリーニング 人工基質(A)の、150mM NaClを含有する50mM HEPES(N
−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸)緩衝液(p
H7.4)中、37℃でのターンオーバー速度を測定することで酵素活性を決定
した。
【化50】
【0064】 アッセイは96ウェルのタイタープレートで行った。 亜鉛キレート化カラム、ブルーセファロースアフィニティークロマトグラフィ
ーおよびアニオン交換カラムを用い、バキュロウイルスに感染したSf9細胞か
らの組換えLpPLAを均等になるまで精製した。精製し、限外濾過に付した
後、酵素を6mg/mlで4分間貯蔵した。緩衝液を加えた化合物およびビヒク
ルのアッセイプレートを自動式ロボットを用いて170μlの容量にセットアッ
プした。20μlの10x基質(A)を添加して20μMの最終基質濃度を得、
19μlの希釈酵素を添加して0.2nMの最終LpPLAにすることで反応
を開始させた。 自動的に混合しながらプレートリーダーを用い、405nmで、37℃で20
分間反応を読み取った。反応速度を吸光度の変化速度として測定した。
【0065】 結果 実施例1ないし19に記載の化合物を上記したように試験し、それらは、各々
、0.0004ないし3.2μMの範囲にあるIC50値を有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,JP,U S (72)発明者 コリン・アンドリュー・リーチ イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 スティーブン・アラン・スミス イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC42 MA01 MA04 NA14 ZA45 ZC20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中: RはCOOHまたはその塩、COOR10、CONR1112、CNある
    いはCHOHであり; Rは環系が10個までの炭素原子を含有する単環式または二環式芳香族環系
    あるいはN、OまたはSから選択される4個までのヘテロ原子を含有する単環式
    または二環式ヘテロ芳香族環系であって、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ
    、C1−4アルキルチオ、アリール、アラルキル、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲ
    ン、CN、COOHまたはその塩、COO−C1−6アルキル、CONR15 16 、NR15COR16、SONR1516、NR15SO16、N
    1516、モノないしペルフルオロC1−4アルキルおよびモノないしペル
    フルオロC1−4アルコキシから選択される1、2、3または4個の置換基で置
    換されていてもよく; RはC1−20アルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキ
    ルC1−5アルキルまたはC1−10アルコキシC1−10アルキルであり、そ
    の各々は、ヒドロキシ、C1−10アルコキシ、COOHもしくはその塩、CO
    OC1−15アルキル、CONR1718、NR1718、NR17COR 18 、NR19またはRについて定義した芳香族もしくはヘテロ芳香族環系よ
    り選択される1もしくは2個の置換基で置換されていてもよく、あるいはR
    について定義した芳香族もしくはヘテロ芳香族環系であり; R10はC1−4アルキルまたは医薬上許容されるインビボにて加水分解可能
    なエステル基であり; R11およびR12は、同一または異なっていてもよく、その各々は、水素、
    1−12アルキル、CH13、CHR14COHもしくはその塩である
    か、またはR11およびR12はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素、窒
    素および硫黄より選択される1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含有して
    いてもよい5−ないし7−員の環を形成し、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アル
    キル、C1−4アルキルCO、アリールまたはアラルキルから選択される1また
    は2個の置換基で置換されていてもよく; R13はCOOHもしくはその塩、COOR10、CONR1112、CN
    またはCHOHであり; R14はセリンからのCHOHなどのアミノ酸側鎖であり; R15およびR16は、独立して、水素またはC1−4アルキル、例えば、メ
    チルまたはエチルであり; R17およびR18は、独立して、水素、C1−15アルキル、例えば、メチ
    ルまたはエチル、C1−10アルコキシC1−10アルキルまたはアリールC −10 アルキル、例えばベンジルであり; R19はそれが結合する窒素原子と一緒になって酸素、窒素および硫黄より選
    択される1またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含有していてもよい5−ない
    し7−員の環を形成し、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルキル、アリール、例
    えばフェニルまたはアラルキル、例えばベンジルから選択される1または2個の
    置換基で置換されていてもよく; WはSOまたは結合手であり; XはOまたはSであり;および Yは、式:−A−A−A−で示される基であり、式中、AおよびA は、各々、結合手であるか、あるいは直鎖または分岐したアルキレン基であり、
    そのアルキレン基は合計1ないし10個の炭素原子を含有し、Aは結合手であ
    るか、あるいはO、S、SO、SO、CO、C=CH、CONH、NHCO
    、CR1516、CH=CHまたはC≡Cである;ただし、AがO、S、S
    O、SO またはCONHである場合、AはA基と式(I)にあるCH
    基を連結する少なくとも2個の炭素原子を含有する] で示される化合物。
  2. 【請求項2】 YがSである、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Wが結合手である、請求項1または2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Rが4−フルオロで置換されていてもよいフェニル環であ
    る、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の化合物。
  5. 【請求項5】 RがC1−20アルキルまたはR1718NHCOCH −であり、ここでR17およびR18が、各々、独立して、C1−15アルキ
    ルである、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Rがナトリウム塩、エチルエステル、N−アルキルまたは
    ジ−N−アルキルアミド、あるいはその中のNが複素環式環の一部を形成するア
    ミドである、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の化合物。
  7. 【請求項7】 1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(エトキシ
    カルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オ
    ン; 1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(カルボキ
    シメチル)−2オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(1−ウンデシル)−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(ジメチル
    アミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−
    4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(エトキシカルボニル
    メチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(カルボキシメチル)
    −2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(1−オクチルアミノ
    カルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オ
    ン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−ベンジル−N−
    メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)ピリミ
    ジン−4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(1−ドデシル)
    −N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)
    ピリミジン−4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(2−メトキシ
    エチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イル
    メチル)ピリミジン−4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(4−ヒドロキシ−4
    −ベンジルピペリジン−1−イルカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5
    −イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−メチル−2−(4−フルオロベンジル)チオ−5−(1−(N−(1−オクチル)
    −N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソピリミド−5−イルメチル)
    ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−エトキシカルボニルメチル−2−オキソピリミ
    ド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピリミド−5−
    イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4フル
    オロベンジル)チオ−5−(1−エトキシカルボニルメチル−2−オキソピリミド
    −5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1− ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピリミド−5−
    イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−オクチル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−(メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソ
    ピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−(メチルアミノカルボニルメチル)−2−オキソ
    ピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン; 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−(1−モルホリノカルボニルメチル)−2−オキ
    ソピリミド−5−イルメチル)ピリミジン−4−オン;および 1−(N−(1−ドデシル)−N−メチルアミノカルボニルメチル)−2−(4−フ
    ルオロベンジル)チオ−5−(1−カルボキシメチル−2−オキソピリミド−5−
    イルメチル)ピリミジン−4−オン−ナトリウム塩 から選択される請求項1記載の式(I)の化合物。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の式(I)の化合物の製法であって、 式(II): 【化2】 [式中、R、R、W、XおよびYは請求項1の記載と同じ] で示される化合物を、式:R10−CH−L [式中、R10は上記と同意義であり、Lは塩素、臭素、ヨウ素またはメシラ
    ートなどの脱離基を意味する] で示されるアルキル化剤と、炭酸カリウムなどの塩基の存在下で反応させ、その
    後、要すれば、Z基を、例えば、標準条件(アルカリ性加水分解、ベンジルエス
    テルの水素添加等)によりCOOR10をCOOHに、またはアミドカップリン
    グによりCOOHをCONR1112に相互変換することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の式(I)の化合物と医薬上許容される担体
    とを含む医薬組成物。
  10. 【請求項10】 治療に用いるための請求項1に記載の式(I)の化合物。
  11. 【請求項11】 アテローム性動脈硬化症の治療に用いるための請求項1に
    記載の式(I)の化合物。
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