JP2003011137A - 発泡成形品の製造方法及び発泡成形品 - Google Patents
発泡成形品の製造方法及び発泡成形品Info
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Abstract
較的大きく又は急に湾曲や突曲する形状でも、ファスナ
ー端部や中間部が浮き上がって成形不良や係止力不足を
招くことがない発泡成形品並びにその製造方法提供す
る。 【解決手段】成形金型1に取付けた型部材2の収容凹部
3に、帯状のベース部7の片面に係合部5を、他面にア
ンカー部8を備えた面ファスナー4を、係合部5が金型
表面側に位置するように収容し、次いでポリウレタンフ
ォームの発泡原液組成物を注入して発泡成形し、係合部
5を表面に位置するように設けてあるポリウレタンフォ
ーム発泡成形品を製造する製造方法であって、面ファス
ナーとして、その長手方向に複数の部分面ファスナー4
に分割させたものを準備し、湾曲部においては部分面フ
ァスナー4を、その長手方向に分割配列させた状態で前
記収容凹部3に収容配置する。
Description
た型部材の収容凹部に帯状の面ファスナーを、該面ファ
スナーの係合部が収容凹部の底部側となるように収容
し、その収容状態でポリウレタンフォームの発泡原液組
成物を注入し、発泡成形して面ファスナーをポリウレタ
ンフォーム発泡成形品に取付ける発泡成形品の製造方法
及び該製造方法によって製造されたポリウレタンフォー
ムの発泡成形品、特にシートクッションパッドに関す
る。
いられているクッション材は、ポリウレタンフォームの
シートクッションパッドである発泡成形品をコア素材と
し、その表面にレザー、クロス等にて形成される表皮材
を被覆固定することによりシートが構成されている。こ
のように、発泡成形品に表皮材を被覆固定する手段とし
ては、面ファスナーを発泡成形品に取付けるとともに、
表皮材に面ファスナーの係合部に係合可能な部材、例え
ばループ状の起毛糸を有する織布や不織布等の繊維材料
を取付け、これらを係合させることにより、発泡成形品
に表皮材を着脱自在に被覆する手段が採用されている。
スナーの一つとして、帯状ベース部の片面に係合部を、
他面にアンカー部を備えた熱可塑性樹脂製の面ファスナ
ーがある。この面ファスナーは、成形金型に取付けた型
部材の収容凹部に、係合部が該収容凹部の底部側に位置
するように、アンカー部が成形金型キャビティー内に位
置するように収容し、その収容状態でポリウレタンフォ
ームの発泡原液組成物を注入して発泡成形品が発泡成形
される。その結果、アンカー部がポリウレタンフォーム
内に埋設されることにより、表面に面ファスナーを有す
るポリウレタンフォーム発泡成形品が形成される。
設されることにより、発泡成形品を金型から取り出す際
に生じる型部材から面ファスナーを引き出す抵抗力で、
発泡成形品から面ファスナーが脱落したり、表皮材を被
覆した後の使用状態で面ファスナーが外れて表皮材の固
定が外れて動いたりしわがよったりがすることが防止さ
れる。
ーを発泡成形品に効率良く、かつ、係合部にポリウレタ
ンフォームの発泡原液組成物が接触して係合部を埋めて
しまうことのないように、帯状の面ファスナーを、成形
金型側の型部材の収容凹部に係合部側から収容し、その
収容状態で軟質ポリウレタンフォームを形成する発泡原
液組成物を成形金型キャビティー内に注入し、発泡成形
して面ファスナーのリブ状に形成されたアンカー部をポ
リウレタンフォーム内に埋設することにより発泡成形品
に一体に取付けられる。
脂を使用し、帯状のベース部の一方の面側に発泡成形品
に対する少なくとも1列のリブ状に形成されたアンカー
部を、また他面側には係合部を形成して一体的に構成さ
れているため、ある程度の可とう性を有するものである
が、ベース部が帯状構造であること、並びにリブ状のア
ンカー部の存在のために、幅方向、厚さ方向のいずれの
方向に対しても曲げ剛性が比較的強いものであり、湾曲
した型部材の収容凹部に押し込む場合、その湾曲が大き
いと収容凹部に沿った曲線状に追従変形させることが難
しいものであった。
樹脂製の面ファスナーは、平坦面に直線的に配設するこ
とには、何の問題もない。しかし、シートには、特に高
級品において座面や背面に大きな湾曲を形成したものが
あり、また、シート構造によっては平坦部分に湾曲した
状態に面ファスナーを配設することが要求される場合が
ある。このようなシートに使用する発泡成形品の製造に
おいて、連続成形された面ファスナーをかかる湾曲部に
設けようとして型部材を湾曲構造とし、これに面ファス
ナーを押し込んで収容しようとすると、面ファスナーが
部分的に浮き上がり、ここに発泡原液組成物が侵入、接
触して発泡成形品における面ファスナーの沈み込みや表
皮材との係合力不足という問題を生じた。
あるシート用クッションパッド6の座面部6bにおける
発泡成形品の厚み方向に湾曲した部分の座面部6bの肩
部6aに沿った位置に面ファスナーFを一体装備する場
合では、その座面の波打ち状の湾曲に追従仕切れず、図
7(b)に示したようにP部において面ファスナーFの
一部がこれを収容する型部材から浮き上がり、図7
(c)に示したように、面ファスナーのベース部7の幅
方向の端部7Eが型部材2の側壁から浮き上がって外
れ、隙間Xを生じる。発泡成形の際にその隙間Xから型
部材2の凹部内にポリウレタンフォームの発泡原液組成
物が入り込んで発泡硬化し、図7(d)に示すように係
合部の係合片12がポリウレタンフォームSにより覆わ
れ、係合部が目詰まりして表皮材との係合力不足を招く
不都合があった。
ァスナー装着部分が湾曲する形状でも、型部材に収容し
た面ファスナーが浮き上がって面ファスナーの沈み込み
や表皮材との係合力不足を招くことがない発泡成形品並
びにその製造方法提供することにある。
成形金型に取付けた型部材の収容凹部に、帯状のベース
部の片面に係合部を、他面にアンカー部を備えた面ファ
スナーを、前記係合部が前記収容凹部の底部側に位置す
るように収容し、次いでポリウレタンフォームの発泡原
液組成物を注入して発泡成形し、前記アンカー部を埋設
して前記係合部を表面に位置するように配設してあるポ
リウレタンフォーム発泡成形品を製造する製造方法であ
って、前記面ファスナー配設部の湾曲部においては、面
ファスナーを長手方向に分割した複数の部分面ファスナ
ーとし、前記部分面ファスナーを、長手方向に配列させ
た状態で前記収容凹部に収容配置することを特徴とす
る。
スナーを、その長手方向に分断された複数の部分面ファ
スナーとしておき、それら複数の部分面ファスナーを、
ファスナー長手方向に配列した状態で収容凹部に収容さ
せて軟質ポリウレタンフォームを形成する発泡原液組成
物を注入し、発泡、成形するものであるから、発泡成形
品のファスナー取付面が湾曲している場合でもその剛性
による収容凹部における浮き上がりの量が小さくなる。
つまり、隣合う面ファスナーどうしの所定間隔の隙間部
分において、両面ファスナーの相対姿勢を大きく変化さ
せることができるので、面ファスナー単品での単位長さ
当たりの湾曲変化量を、従来の一続きで長い面ファスナ
ーをそのまま使用した場合における単位長さ当たりの湾
曲変化量より小さくすることが可能となり、従って、面
ファスナーの型部材の収容凹部内での浮き上がりによる
隙間を液侵入に問題のない程度とすることができる。
成形品における面ファスナーが装備される箇所が比較的
大きく上下に波打っているとか、上下左右に複合湾曲し
ているような場合でも、その急な曲がりに部分面ファス
ナーが実質的に追従して変形可能となり、面ファスナー
を、ファスナー中間部や端部が浮き上がることなく良好
に発泡成形品に取付けられるようになる。
位の曲率半径は、ベース部の幅、厚み、リブ状のアンカ
ー部の高さなどにより変動するものである。一般的に使
用される面ファスナーは、ベース部の幅が6〜35mm
であり、ベース部の幅が6mm程度の面ファスナーで
は、幅方向の湾曲の曲率半径は0.2m程度以上であ
り、湾曲の曲率半径が0.2m程度未満になると、面フ
ァスナーの可とう性では湾曲に追随できなくなって浮き
上がりが生じる。またベース部の幅が35mmの面ファ
スナーでは、幅方向の湾曲はさらに起こりにくいが、そ
の曲率半径は0.2m程度以上である。ベース部の幅が
広くなるほど面ファスナーを分割配列しなければならな
い曲率半径が大きくなる。また厚み方向については、例
えば高さが3mmのリブ状のアンカー部を設けた場合に
は、湾曲の曲率半径は0.3m程度以上であり、リブの
高さや厚みが大きくなるほど面ファスナーを分割配列し
なければならない曲率半径が大きくなる。
半径や面ファスナー自体の厚さや幅、材質の剛性等によ
り適宜設定される。
片面に係合部を、他面にアンカー部を備えた面ファスナ
ーを、前記アンカー部を埋設して前記係合部を表面に位
置するように設けてある発泡成形品であって、前記面フ
ァスナーが、湾曲部においてはその長手方向に複数の部
分面ファスナーに分断された状態で、前記面ファスナー
の長手方向に分割配列されていることを特徴とする。
法によって得られる発泡成形品を規定したものであり、
請求項1の構成による前記作用と同等の作用を得ること
ができる。
に基づいて説明する。図1に、クッションパッド6の発
泡成形において、面ファスナー4が金型の型部材に収容
され、クッションパッドに取付けられる様子が示されて
いる。これは、成形金型1に例えばボルト固定された円
弧状の型部材2(図2参照)の収容凹部3に、複数の部
分面ファスナー4を、その係合部5(図3参照)側から
収容し、その収容状態で発泡成形して複数の部分面ファ
スナー4をクッションパッド6に一体に取付ける状態で
ある。
字状の金属材料にて別部材として形成して成形金型に固
定してもよく、また成形金型と一体に形成したものであ
ってもよい。
きコ字形で帯状の部材である。前記部分面ファスナー4
は合成樹脂製であり、図4に示すように、ベース部7の
一方の面側に、多数のきのこ状の係合片12から成る係
合部5を3列設け、アンカー部8をベース部7の幅方向
両端部から幅方向外方側に所定長さ張り出す状態に設け
て構成してある。係合片12は、J字状であってもよ
く、また錨型であってもよい。
へのアンカー効果を高めて脱落を防止するために、断面
形状にてリブ先端をT字状に形成してある。また、部分
面ファスナー4は、熱可塑性樹脂の連続成形により長い
帯状の面ファスナーFとして成形されるものを、湾曲部
の曲率半径に応じて適宜の長さに切断することによって
作成される。
スナー4の複数を、長手方向に配列させて型部材2に収
容させた状態で発泡原液組成物を注入して反応させ、発
泡成形することにより、図5に示すクッションパッド6
が得られる。配列をした部分面ファスナーの間には、発
泡原液組成物が侵入して係合部にしみ込むことを防止す
るために、液侵入防止手段を設けることは好ましい態様
である。
ナーの端部に係止部に軟質ポリウレタンフォームや不織
布等の多孔質材料の係合、ホットメルト接着剤や常温固
形のワックスを溶融して埋め込んだもの、ループ状の起
毛糸を有する織布ないし該織布の片面にフィルムや箔を
積層した繊維材などが例示される。これらは、面ファス
ナーを型部材に収容する前に面ファスナー端部に係合等
の加工を行う。
上方に盛り上がった左右の肩部6aとその左右間の座面
6bを有し、側面視(図5(ロ))では座面6bの上面
は厚さ方向に比較的大きく上下に波打った湾曲状に設定
されている。そして、複数の部分面ファスナー4は、座
面6bの左右端部夫々に前後方向に一列状態で配列され
ている。
ファスナー4を取付ける方法について説明する。
の先端側が型部材2の収容凹部3から金型キャビティー
内に突出する状態に、複数の部分面ファスナー4を、型
部材2の長手方向に配列させた状態となるように型部材
2の収容凹部3に収容する(図4参照)。このとき、ベ
ース部材7の両端7Eは、型部材2の内面に当接させ
る。かかる当接により、面ファスナー4が、金型の所定
位置に固定され、小さな湾曲には、その当接力で湾曲状
態に固定され、またアンカー部8側に注入される発泡原
液組成物が、係合部5側に侵入して硬化し、係合部5の
作用を減殺することを防止する。このため、ベース部7
の幅は、収容凹部3の内面幅より大きくなるように設定
される。
スナー4をより確実に固定するための仮止め部材を設け
ることも好ましい態様であり、図4には、かかる仮止め
部材としてJ字状係合片を立設したシート体11を設け
た例を示した。J字状の係合片は、面ファスナー4の係
合部のきのこ状の係合片12と絡み合って面ファスナー
4を型部材2に固定する。
内部に発泡樹脂原液としてのポリウレタンフォームの発
泡原液組成物を注入してパッドを発泡成形する。これに
より、型部材2の収容凹部3に収容された複数の部分面
ファスナー4のアンカー部8が、発泡ウレタンより成る
発泡成形品であるクッションパッド6に埋め込まれて一
体形成される。
面ファスナー4から外すことにより、クッションパッド
6の座面部6bにおける所定位置に、複数の部分面ファ
スナー4が一列状態で一体に取付けられる。
ナー4であれば、上下方向だけでなく横方向の湾曲にも
比較的追従し易いので、図6に示すように、クッション
パッド6における前座面6mと後座面6rとの境目のよ
うに、平面視で横方向に湾曲する箇所にも良好に取付け
ることができる。
ファスナー取付方法では、長さの長い帯状の面ファスナ
ーを、複数の部分面ファスナーに分割した状態で配列さ
せて一体形成させる工夫により、面ファスナー取付対象
箇所が大きく或いは急に湾曲したり、複雑に曲がった面
であっても、その変化に追従して良好に面ファスナーを
発泡成形品取付けられるようにできた。
1の構成による前記効果と同等の効果を奏することがで
きた。
ている状態を示す図
す断面図
ンパッドの平面図
側面図
Claims (2)
- 【請求項1】 成形金型に取付けた型部材の収容凹部
に、帯状のベース部の片面に係合部を、他面にアンカー
部を備えた面ファスナーを、前記係合部が前記収容凹部
の底部側に位置するように収容し、次いでポリウレタン
フォームの発泡原液組成物を注入して発泡成形し、前記
アンカー部を埋設して前記係合部を表面に位置するよう
に配設してあるポリウレタンフォーム発泡成形品を製造
する製造方法であって、 前記面ファスナー配設部の湾曲部においては、面ファス
ナーを長手方向に分割した複数の部分面ファスナーと
し、前記部分面ファスナーを、長手方向に配列させた状
態で前記収容凹部に収容配置することを特徴とする発泡
成形品の製造方法。 - 【請求項2】 帯状のベース部の片面に係合部を、他面
にアンカー部を備えた面ファスナーを、前記アンカー部
を埋設して前記係合部を表面に位置するように設けてあ
る発泡成形品であって、 前記面ファスナーが、湾曲部においてはその長手方向に
複数の部分面ファスナーに分断された状態で、前記面フ
ァスナーの長手方向に分割配列されていることを特徴と
する発泡成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001198277A JP2003011137A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 発泡成形品の製造方法及び発泡成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001198277A JP2003011137A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 発泡成形品の製造方法及び発泡成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003011137A true JP2003011137A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19035749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001198277A Pending JP2003011137A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 発泡成形品の製造方法及び発泡成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003011137A (ja) |
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2001
- 2001-06-29 JP JP2001198277A patent/JP2003011137A/ja active Pending
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