JP2003011361A - ヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

ヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置

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JP2003011361A
JP2003011361A JP2001196927A JP2001196927A JP2003011361A JP 2003011361 A JP2003011361 A JP 2003011361A JP 2001196927 A JP2001196927 A JP 2001196927A JP 2001196927 A JP2001196927 A JP 2001196927A JP 2003011361 A JP2003011361 A JP 2003011361A
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Japan
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drive
head
drive pulse
actuator
drive device
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JP2001196927A
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English (en)
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Takashi Kimura
隆 木村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド間の吐出特性がばらつく。 【解決手段】 形状が異なる複数の駆動パルスを発生す
る駆動パルス発生手段101と、ヘッドに応じた駆動パ
ルスを選択する駆動パルス選択手段102と、アクチュ
エータに対応して設けられ、画像情報に基づいて駆動パ
ルスをアクチュエータに供給する駆動IC103とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッド駆動装置及びイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の
画像記録装置或いは画像形成装置として用いるインクジ
ェット記録装置は、インク滴を吐出するノズルと、この
ノズルが連通する加圧室(インク流路、加圧液室、圧力
室、吐出室、インク液室、液室等とも称される。)と、
加圧室内のインクを加圧する圧電素子などの電気機械変
換素子、或いはヒータなどの電気熱変換素子、若しくは
加圧室の壁面を形成する振動板とこれに対向する電極か
らなるアクチュエータ(エネルギー発生手段)とを備え
るインクジェットヘッドを記録ヘッドとし、ヘッドのア
クチュエータを駆動して加圧室内インクを加圧すること
によってノズルからインク滴を吐出させる。
【0003】特に、近年、シリコン基板を用いて高密
度、高集積化が可能な方法として、例えば、特開平6−
50601号公報に記載されているような、インク液室
の一部に振動板を設け、対向電極をインク液室とは異な
る方向に設けることにより、ヘッドを高密度、薄型化
し、さらに振動板の安定駆動を実現した、いわゆる静電
型インクジェットを搭載したインクジェット記録装置が
ある。
【0004】この静電型インクジェット記録装置では、
共通電極と個別電極間にパルス状の電圧(駆動パルス)
を印加することで、振動板を個別電極側に変形させ、そ
の後、電圧をオフすることによって、振動板が復元する
時に生じる圧力でノズルからインク滴が吐出する。
【0005】ここで、静電型インクジェットヘッドのノ
ズルを高密度、高集積化するためには、振動板、電極基
板などを半導体技術を用いてシリコンで作るのが好まし
いが、この場合でも、振動板の膜厚、個別電極の厚さや
幅などには多少なりバラツキを生じる。特に、ロットに
よるバラツキは避けられず、それはヘッドの滴吐出特性
のバラツキとなる。
【0006】そのため、ヘッドにより駆動パルスの幅や
電圧値、立ち上り時間、立ち下がり時間には最適値が異
なることになり、特に、イエロー(Y)インク、マゼン
タ(M)インク、シアン(C)インク、ブラック(B
k)、或いはこれらに淡いイエロー、淡いマゼンタ、淡
いシアンを加えた4色ないし7色を用いるカラーインク
ジェット記録装置にあっては、各色のヘッド間で吐出特
性のバラツキが生じると、高画質のカラー記録が得られ
なくなる。
【0007】そこで、例えば、特開平11−11518
0号公報に開示されているように、各ヘッド毎に最適な
駆動パスルを生成する駆動波形生成回路を設け、それぞ
れ最適な駆動パルスにヘッドに印加するようにしたもの
が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たインクジェット記録装置のように各ヘッド毎に駆動パ
スルを生成する駆動波形生成回路を設けた場合、チャン
ネル数に比例した電流が流れるため、高密度、高精細画
像を記録するためにノズル数を増加(チャンネル数を増
加)した場合に、大電流が流せる素子を使用しなければ
ならなくなり、コストが高くなるという課題がある。
【0009】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、低コストでヘッド間のバラツキを低減して高画
質が得られるようにするヘッド駆動装置及びこのヘッド
駆動装置を搭載することで高画質記録が可能なインクジ
ェット記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るヘッド駆動装置のうち、請求項1のヘ
ッド駆動装置は、形状の異なる複数の駆動パルスからヘ
ッドに応じて選択した駆動パルスをアクチュエータに印
加する手段を備えたものである。
【0011】請求項2のヘッド駆動装置は、請求項1の
ヘッド駆動装置において、形状が異なる複数の駆動パル
スを生成する駆動パルス発生手段と、アクチュエータに
対応して設けられ、画像情報に基づいて駆動パルスをア
クチュエータに供給するスイッチング手段と、駆動パル
ス発生手段で生成された複数の駆動パルスからヘッドに
応じた駆動パルスを選択するための駆動パルス選択手段
とを有するものである。
【0012】請求項3のヘッド駆動装置は、請求項2の
ヘッド駆動装置において、駆動パルス選択手段により選
択された駆動パルスが、スイッチング手段に供給されて
いるものである。
【0013】請求項4のヘッド駆動装置は、請求項2の
ヘッド駆動装置において、複数の駆動パルスが少なくと
も2つのスイッチング手段に共通に供給され、このスイ
ッチング手段は駆動パルス選択手段と画像信号に応じて
アクチュエータに応じた駆動パルスを選択する手段を備
えているものである。
【0014】請求項5のヘッド駆動装置は、請求項4の
ヘッド駆動装置において、スイッチング手段と駆動パル
ス選択手段とは同じICに実装されているものである。
【0015】請求項6のヘッド駆動装置は、形状の異な
る複数の駆動パルスからアクチュエータに応じて選択し
た駆動パルスをアクチュエータに印加する手段を備えて
いるものである。
【0016】請求項7のヘッド駆動装置は、請求項6の
ヘッド駆動装置において、形状が異なる複数の駆動パル
スを生成する駆動パルス発生手段と、アクチュエータに
対応して設けられ、画像情報に基づいて駆動パルスをア
クチュエータに供給するスイッチング手段と、駆動パル
ス発生手段で生成された複数の駆動パルスからアクチュ
エータに応じた駆動パルスを選択するための駆動パルス
選択手段とを有するものである。
【0017】請求項8のヘッド駆動装置は、請求項7の
ヘッド駆動装置において、ヘッド毎又はアクチュエータ
毎の駆動データを保持する駆動データ保持手段を有し、
駆動パルス選択手段が駆動データ保持手段の保持結果に
基づいて駆動パルスを選択するものである。
【0018】請求項9のヘッド駆動装置は、請求項2又
は7のヘッド駆動装置において、画像情報に応じた画像
信号が、少なくとも2ビットのデータで構成され、この
データにより駆動パルスの選択とスイッチング手段の駆
動/非駆動を同時に行なうものである。
【0019】請求項10のヘッド駆動装置は、請求項2
又は7のヘッド駆動装置において、環境温度又は/及び
環境湿度を検知する検知手段を有し、環境温度又は/及
び環境湿度に応じて、複数の駆動パルスから所要の駆動
パルスを選択するものである。
【0020】請求項11のヘッド駆動装置は、請求項2
又は7のヘッド駆動装置において、環境温度又は/及び
環境湿度を検知する検知手段を有し、環境温度又は/及
び環境湿度に応じて、駆動パルス発生手段で生成する複
数の駆動パルスを変更するものである。
【0021】本発明に係るインクジェット記録装置は、
インクジェットヘッドを駆動するヘッド駆動装置が本発
明に係るいずれかのヘッド駆動装置であるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るヘッド駆
動装置を搭載したインクジェット記録装置の機構部の概
略斜視説明図、図2は同機構部の側面説明図である。
【0023】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載した本発明に係るインクジェットヘッド
からなる記録ヘッド、記録ヘッドへインクを供給するイ
ンクカートリッジ等で構成される印字機構部2等を収納
し、装置本体1の下方部には前方側から多数枚の用紙3
を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよ
い。)4を抜き差し自在に装着することができ、また、
用紙3を手差しで給紙するための手差しトレイ5を開倒
することができ、給紙カセット4或いは手差しトレイ5
から給送される用紙3を取り込み、印字機構部2によっ
て所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙ト
レイ6に排紙する。
【0024】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架したガイド部材である主ガイドロッド11と従ガイ
ドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で
紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ1
3にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する
インクジェットヘッドからなるヘッド14を複数のイン
ク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク
滴吐出方向を下方に向けて装着している。またキャリッ
ジ13にはヘッド14に各色のインクを供給するための
各インクカートリッジ15を交換可能に装着している。
【0025】インクカートリッジ15は上方に大気と連
通する大気口、下方にはインクジェットヘッドへインク
を供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔
質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェ
ットヘッドへ供給されるインクをわずかな負圧に維持し
ている。
【0026】また、記録ヘッドとしてここでは各色のヘ
ッド14を用いているが、各色のインク滴を吐出するノ
ズルを有する1個のヘッドでもよい。さらに、さらに、
ヘッド14として用いるインクジェットヘッドは、圧電
素子などの電気機械変換素子で液室(インク流路)壁面
を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型の
もの、或いは発熱抵抗体による膜沸騰でバブル生じさせ
てインクを加圧するバブル型のもの、若しくはインク流
路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の
静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型の
ものなどを使用することができるが、本実施形態では後
述するように静電型インクジェットヘッドを用いてい
る。
【0027】ここで、キャリッジ13は後方側(用紙搬
送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装
し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド1
2に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ
13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ1
7で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19と
の間にタイミングベルト20を張装し、このタイミング
ベルト20をキャリッジ13に固定しており、主走査モ
ーター17の正逆回転によりキャリッジ13が往復駆動
される。
【0028】一方、給紙カセット4にセットした用紙3
をヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット
4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21及びフリク
ションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23
と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ
24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬
送コロ25及び搬送ローラ24からの用紙3の送り出し
角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ロー
ラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転
駆動される。
【0029】そして、キャリッジ13の主走査方向の移
動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙
3を記録ヘッド14の下方側で案内する用紙ガイド部材
である印写受け部材29を設けている。この印写受け部
材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ
送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32
を設け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ロ
ーラ33及び拍車344と、排紙経路を形成するガイド
部材35、36とを配設している。
【0030】記録時には、キャリッジ13を移動させな
がら画像信号に応じて記録ヘッド14を駆動することに
より、停止している用紙13にインクを吐出して1行分
を記録し、用紙13を所定量搬送後次の行の記録を行
う。記録終了信号または、用紙13の後端が記録領域に
到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ
用紙3を排紙する。
【0031】また、キャリッジ13の移動方向右端側の
記録領域を外れた位置には、ヘッド14の吐出不良を回
復するための回復装置37を配置している。回復装置3
7はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有し
ている。キャリッジ13は印字待機中にはこの回復装置
37側に移動されてキャッピング手段でヘッド14をキ
ャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことにより
インク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中
などに記録と関係しないインクを吐出することにより、
全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性
能を維持する。
【0032】吐出不良が発生した場合等には、キャッピ
ング手段でヘッド14の吐出口を密封し、チューブを通
して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い
出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニン
グ手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸
引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜
(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体
に吸収保持される。
【0033】次に、このインクジェット記録装置のヘッ
ド14を構成する本発明に係るインクジェットヘッドの
一例について図3乃至図6を参照して説明する。なお、
図3は同ヘッドの分解斜視説明図、図4は同ヘッドの振
動板長手方向の断面説明図、図5は図4の要部拡大図、
図6は同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図である。
【0034】インクジェットヘッド40は、単結晶シリ
コン基板、SOI基板などのシリコン基板等を用いた第
1基板である流路基板41と、この流路基板41の下側
に設けたシリコン基板、パイレックス(登録商標)ガラ
ス基板、セラミックス基板等を用いた第2基板である電
極基板42と、流路基板41の上側に設けたノズル板4
3とを備え、複数のインク滴を吐出するノズル44、各
ノズル44が連通する流路である加圧室46、各加圧室
46にインク供給路を兼ねた流体抵抗部47を介して連
通する共通流路である共通液室48などを形成してい
る。
【0035】流路基板41にはノズル44が連通する複
数の加圧室46及びこの加圧室46の壁面である底部を
なす振動板50(電極を兼ねているが別に電極を形成し
ても良い。)を形成する凹部及び共通液室流路48を形
成する貫通部を形成している。
【0036】ここで、流路基板41は、例えば単結晶シ
リコン基板を用いた場合、予め振動板厚さにボロンを注
入してエッチングストップ層となる高濃度ボロン層を形
成し、電極基板42と接合した後、加圧室46となる凹
部をKOH水溶液などのエッチング液を用いて異方性エ
ッチングすることにより、このとき高濃度ボロン層がエ
ッチングストップ層となって振動板50が高精度に形成
される。また、ベース基板に酸化膜を介して活性層基板
を接合したSOI基板を用いた場合には、活性層基板で
振動板50を形成する。
【0037】また、電極基板42には、単結晶シリコン
基板を用いて熱酸化法などで酸化膜層42aを形成し、
この酸化膜層42aの部分に電極形成溝54を形成し
て、この電極形成溝54底面に振動板50に対向する電
極55を設け、振動板50と電極55との間にギャップ
56を形成し、これらの振動板50と電極55とによっ
てアクチュエータ部を構成している。
【0038】この電極55は外部に延設して外部駆動回
路に接続された接続手段と接続するための接続部(電極
取り出し部)55aとしている。また、電極55表面に
はSiO膜などの酸化膜系絶縁膜、Si3膜などの
窒化膜系絶縁膜からなる電極保護膜57を成膜してい
る。なお、電極55の表面に電極保護膜57を形成しな
いで、或いは電極55の表面に電極保護膜57を形成す
るとともに、振動板50側に絶縁膜を形成することもで
きる。さらに、電極基板42には共通流路液室48にイ
ンクを供給するインク供給口49を形成している。
【0039】これらの流路基板41と電極基板42との
接合は、接着剤による接合も可能であるが、より信頼性
の高い物理的な接合、例えば電極基板42がシリコンで
形成される場合、酸化膜を介した直接接合法を用いるこ
とができる。この直接接合は1000℃程度の高温化で
実施する。また、電極基板42がガラスの場合、陽極接
合を行うことができる。電極基板42をシリコンで形成
して、陽極接合を行う場合には、電極基板42と流路基
板41との間にパイレックスガラスを成膜し、この膜を
介して陽極接合を行うこともできる。さらに、流路基板
41と電極基板42にシリコン基板を使用して金等のバ
インダーを接合面に介在させた共晶接合で接合すること
もできる。
【0040】また、電極基板42の電極55としては、
通常半導体素子の形成プロセスで一般的に用いられるA
l、Cr、Ni等の高剛性部材や、Ti、TiN、W等
の高融点金属、または不純物により低抵抗化した多結晶
シリコン材料などを用いることができる。電極基板42
をシリコンウエハで形成する場合には、電極基板42と
電極55との間には絶縁層(上述した酸化膜層42a)
を形成する必要がある。電極基板42にガラス基板、セ
ラミック基板等の絶縁性材料を用いる場合には電極55
との間に絶縁層を形成する必要はない。
【0041】また、電極基板42にシリコン基板を用い
る場合、電極55としては、不純物拡散領域を用いるこ
とができる。この場合、拡散に用いる不純物は基板シリ
コンの導電型と反対の導電型を示す不純物を用い、拡散
領域周辺にpn接合を形成し、電極55と電極基板42
とを電気的に絶縁する。
【0042】ノズル板43には多数のノズル44を形成
したものであり、樹脂部材71と高剛性部材72とを積
層して樹脂部材71の表面(吐出面側表面)に撥水層
(膜)を形成したものである。このノズル板43は流路
基板41に接着剤で接合している。
【0043】そして、インクジェットヘッド40の電極
55に連続する電極取り出し部55aにヘッド駆動回路
であるドライバIC(駆動用ICチップ)60をワイヤ
ボンドによって搭載したポリイミド樹脂、PET樹脂等
からなるフィルム状のプリント基板(FPCケーブル)
61を異方性導電膜などを介して接続している。なお、
個別電極55に接続するプリント基板としては、ヘッド
構成によっては、ガラスエポキシ樹脂やフェノール樹脂
等からなる板状のプリント基板などを用いることもでき
る。
【0044】また、FPCケーブル61上の電極リード
と個別電極55、共通電極(振動板)50の電極パッド
を電気的に接続する方法としては、例えば、ハンダを熱
圧着する方法、異方導電性接着剤で熱圧着する方法、電
極間同士を圧接する方法、ワイヤーボンディング法など
を用いることができる。ワイヤーボンディング法は金属
ワイヤーで電極間同士を直接接続するので接続抵抗が低
く、信頼性にもとんだ接続方法である。また、ハンダを
熱圧着する方法、異方導電性接着剤で熱圧着する方法、
電極間同士を圧接する方法は、複数の電極間同士の接続
を一度に行えることから、加工が容易で、低コストであ
るという点で優れた方法である。
【0045】さらに、この中でも、FPCケーブル61
と電極基板42を、ハンダや異方導電性膜を用いて熱圧
着する方法は、圧着後に基板同士が接着されるため、電
気的な接続とFPCの固定が同時に行われ、加工、組み
立てや、印字動作などで接続部が取れないように信頼性
を向上するための新たに接着のための接着工程が不要で
ある点で優れた接続方法であるので、上述したように、
ここでは異方導電性膜を用いて接続を行っている。
【0046】また、プリント基板(FPCケーブル6
1)にはドライバIC(駆動IC)60を実装して、個
別電極55に接続された電極リードの他端は駆動IC6
0の出力端子に接続し、その出力端子からは画像情報に
応じて個別電極55に駆動パルスが供給される。駆動I
C60の実装方法としては、TAB法やワイヤーボンデ
ィング法、フリップチップ実装法など、一般的なICの
実装方法を好適に用いることができる。
【0047】さらに、駆動IC60の入力端子は、外部
信号の入力端子と接続されている。この入力端子は、個
別電極55との接続部以外のFPC61上に設けられて
いる。駆動IC60の入力端子としては、駆動IC60
内の回路を駆動するための、電源(通常5Vまたは、
3.3V)とグランド、ヘッド40を駆動するための駆
動パルス、さらに、画像情報に従った駆動データにより
個別電極55への駆動パルスの印加を制御するためのク
ロック、データ、ラッチなどの信号がある。
【0048】そして、電極基板42とノズル板43との
間(ギャップ56入口)を含めて電極取り出し部55a
とノズル板43との間は、エポキシ樹脂等の接着剤を用
いたギャップ封止剤62にて気密封止し、ギャップ56
内に湿気が侵入して振動板50が変位しなくなるのを防
止している。
【0049】さらに、インクジェットヘッド40のノズ
ル板43をフレーム部材65上にギャップ封止剤68に
て封止接合し、撥水性を有するノズル板43表面のイン
クが電極基板42やFPCケーブル61等に回り込むこ
とを防止している。このフレーム部材65にはインクジ
ェットヘッド40の共通液室流路48に外部からインク
を供給するためのインク供給穴66を形成しており、ま
たFPCケーブル61等はフレーム部材65に形成した
穴部67に収納される。
【0050】そして、このヘッド14のフレーム部材6
5にはインクカートリッジ15とのジョイント部材70
が連結されて、フレーム部材65に熱融着したフィルタ
71を介してインクカートリッジ15からインク供給穴
66を通じて共通液室流路48にインクが供給される。
【0051】このインクジェットヘッド40において
は、振動板50を共通電極とし、電極55を個別電極と
して、振動板50と電極55との間に駆動電圧を印加す
ることによって、振動板50と電極55との間に発生す
る静電力によって振動板50が電極55側に変形変位
し、この状態から振動板50と電極55間の電荷を放電
させることによって振動板50が復帰変形して、加圧室
46の内容積(体積)/圧力が変化することによって、
ノズル44からインク滴が吐出される。
【0052】すなわち、個別電極とする電極55にパル
ス電圧を印加すると、共通電極となる振動板50との間
に電位差が生じて、個別電極55と振動板50の間に静
電力が生じる。この結果、振動板50は印加した電圧の
大きさに応じて変位する。その後、印加したパルス電圧
を立ち下げることで、振動板50の変位が復元して、そ
の復元力により加圧室46内の圧力が高くなり、ノズル
44からインク滴が吐出される。
【0053】次に、このインクジェット記録装置の制御
部の概要について図7を参照して説明する。この制御部
は、この記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュー
タ(以下、「CPU」と称する。)80と、プログラ
ム、駆動波形の電圧値データなどの所要の固定情報を格
納したROM81と、ワーキングメモリ等として使用す
るRAM82と、ホスト側から転送される画像データを
処理したデータを格納する画像メモリ83と、パラレル
入出力(PIO)ポート84と、入力バッファ85と、
パラレル入出力(PIO)ポート86と、波形生成回路
87と、ヘッド駆動回路(ドライバIC)88及びドラ
イバ89等を備えている。
【0054】ここで、PIOポート84にはホスト側か
ら画像データなどの各種情報、図示しない操作パネルか
らの信頼性回復指示情報等の各種指示情報、用紙の始
端、終端を検知する紙有無センサからの検知信号、キャ
リッジ13のホームポジション(基準位置)を検知する
ホームポジションセンサ、環境温度を検出(検知)する
温度センサ91、環境湿度を検出(検知)する湿度セン
サ92等の各種センサからの信号等が入力され、またこ
のPIOポート84を介してホスト側や操作パネル側に
対して所要の情報が送出される。
【0055】また、波形生成回路87は、インクジェッ
トヘッド40の振動板50と電極55との間にインク滴
を吐出させるエネルギーを発生する、つまり、振動板5
0をインク滴が吐出するだけの変位量、タイミングで電
極55側に変位させるインク滴を吐出するための複数の
駆動波形(以下「駆動パルス」ともいう。)を生成して
出力する。
【0056】ヘッド駆動回路88(駆動IC60に実装
されている回路)は、PIOポート86を介して与えら
れる各種データ及び信号に基づいて、ヘッド14の各ノ
ズル44に対応するアクチュエータ(振動板50と電極
55)に対して駆動パルスを印加する。さらに、ドライ
バ89は、PIOポート86を介して与えられる駆動デ
ータに応じて主走査モータ17及び副走査モータ27を
各々駆動制御することで、キャリッジ13を主走査方向
に移動走査し、搬送ローラ24を回転させて用紙3を所
定量搬送させる。
【0057】次に、本発明の第1実施形態に係るこのイ
ンクジェット記録装置におけるヘッド駆動装置について
図8乃至図11をも参照して説明する。なお、図8はヘ
ッド駆動装置のブロック説明図、図9は同ヘッド駆動装
置の駆動パルス発生手段のブロック図、図10は同ヘッ
ド駆動装置の駆動パルス選択手段のブロック図、図11
は同ヘッド駆動装置の駆動ICのブロック図である。
【0058】このヘッド駆動装置は1ヘッド当たり19
2ノズルを有するインクジェットヘッドを駆動する例で
あり、駆動パルス発生手段101と、増幅用トランジス
タTr1、Tr2と、駆動パルス選択手段102と、駆
動IC103とを有し、駆動IC103から接続リード
5を介してヘッド40の個別電極55に駆動パルスを印
加し、ヘッド40の振動板50は共通電極として接地し
ている。
【0059】駆動パルス発生手段101は、前述したC
PU80と波形生成回路87とで構成される部分であ
り、図9に示すように、CPU80から与えられる波形
データDpをD/A変換するD/A変換器111と、D
/A変換器111の出力を増幅する増幅器112とを有
し、複数の形状を有する駆動パルス(ここでは、4種類
の形状を有する駆動パルスVp1〜Vp4とする)を含
む駆動波形Pvを生成出力する。この場合、ROM81
には予め駆動波形のパラメータを格納しておき、CPU
80がこれを読み出して波形データDpとしてD/A変
換器111に与えることで、簡単に所要の形状の駆動パ
ルスを生成出力できる。
【0060】駆動パルス選択手段102は、前述したヘ
ッド駆動回路88に含まれ、図10に示すように、デー
タセレクタ121と、レベルシフタ122と、スイッチ
ング手段(ここでは、トランスミッションゲート)12
3とを有している。
【0061】データセレクタ121は、駆動パルスに同
期して、トランスミッションゲート123を動作させる
タイミングと時間を設定したゲート信号124(4種類
の駆動パルスVp1〜Vp4を選択するゲート信号M1
〜M4とする)を入力するとともに、このゲート信号M
1〜M4を選択するための選択信号125を入力する。
ここで、選択信号125は、4種類のゲート信号M1〜
M4のいずれかを選択するために2ビットのデータA
1、A2で構成され、ビットA1とA2の組み合わせで
選択する。
【0062】レベルシフタ122は、データセレクタ1
21からの出力される選択されたゲート信号Mによりス
イッチング手段(トランスミッションゲート)123を
スイッチングするため、ゲート信号Mを駆動パルスの電
圧レベルに変換するものである。スイッチング手段(ト
ランスミッションゲート)123は、4種類の駆動パル
スVp1〜Vp4を含む駆動波形Pvから選択されたゲ
ート信号Mに対応する駆動パルスを駆動パルスVpとし
て出力する。
【0063】ここで、選択信号125(ビットA1、A
2)とゲート信号124(ゲート信号M1〜M4)の選
択関係は、表1のように設定している。なお、「M」は
「M1〜M4のいずれか」である。
【0064】
【表1】
【0065】駆動IC103は、図11に示すように、
CPU80からのシリアルクロックCLK及び印字信号
であるシリアルデータSDを入力するシフトレジスタ1
31と、シフトレジスタ132のレジスト値をCPU8
0からのラッチ信号LATでラッチするラッチ回路13
3と、ラッチ回路132の出力値をレベル変化するレベ
ルシフタ133と、このレベルシフト133でオン/オ
フが制御されるトランスミッションゲートTM1〜TM
192とからなる。
【0066】そして、シフトレジスタ131にシリアル
データSDとそれに同期したクロック信号CLKが入力
され、クロック信号CLKにより、入力されたシリアル
データSDがシフトし、チャンネル数(192個)のク
ロック信号CLKとシリアルデータSDを入力すること
で、ヘッド40の192個の各チャンネルCh1〜Ch
192のON/OFFに対応した信号が、ラッチ回路1
32に出力される。その後、ラッチ信号LATをラッチ
回路132に入力することで、各チャンネルのON/O
FF信号が、ラッチ回路132に取り込まれ、保持され
る。その信号は、レベルシフタ133により駆動パルス
の電圧レベルに変換され、その出力信号に応じて、トラ
ンスミッションゲートTM1〜TM192がON/OF
Fすることで、駆動パルスVpが選択的に出力されてヘ
ッド40のチャンネルCh1〜Ch192の個別電極5
5に出力される。
【0067】このように構成したヘッド駆動装置におい
ては、駆動パルス発生手段101から図12(a)に示
すように、電圧、パルス幅、立ち上り時間、立ち下がり
時間の少なくとも1つが異なる4種類の駆動パルスVp
1〜Vp4を時系列で生成して駆動波形Pvとして生成
出力する。
【0068】一方、駆動パルス選択手段102のデ−タ
セレクタ121には図12(b)〜(e)に示すように
ゲート信号M1〜M4が入力され、選択信号125(ビ
ットA1、A2)でゲート信号M1〜M4のいずれかが
選択されてゲート信号Mとしてレベルシフタ122に与
えられて、ゲート信号Mに対応した駆動パルスVp1〜
Vp4のいずれかが駆動パルスVpとして出力される。
【0069】ここでは、ゲート信号M1で駆動パルスV
p1が、ゲート信号M2で駆動パルスVp2が、ゲート
信号M3で駆動パルスVp3が、ゲート信号M4で駆動
パルスVp4が選択されるゲート信号Mがスイッチング
手段123に出力されて、駆動パルスVpが駆動IC1
03に出力される。
【0070】そこで、CPU80から図13(d)〜
(f)に示すようにシリアルデータSDとシフトクロッ
ク信号CLKを入力し終わった後、ラッチ信号LATを
出力することで、各ノズルの駆動/非駆動が選択され
る。ここで、ラッチ信号LATを基準に同図(a)に示
すように形状の異なる4種類の駆動パルVp1〜Vp4
を生成して出力させるとともに、駆動パルス選択手段1
02からゲート信号Mを出力する。
【0071】そして、例えば2番目の駆動パルスVp2
を用いてヘッド40を駆動する場合は、選択信号125
として表1に示すようにビットA1=1、A2=0の信
号を入力することで、ゲート信号M2が選択されてゲー
ト信号Mとしてスイッチング手段123に与えられ、同
図(b)に示すように、データセレクタ121からのゲ
ート信号MがONの間、トランスミッションゲート(ス
イッチング手段123)が導通し、同図(c)に示すよ
うに、その間に対応した駆動パルス、すなわち駆動パル
スVp2のみが選択されて駆動パルスVpとして出力さ
れて、駆動IC103に与えられる。
【0072】したがって、駆動IC103の駆動パルス
Vpとして選択された駆動パルスVp2が入力され、駆
動されるノズル(チャンネル)選択にしたがって、個別
電極55に選択された最適な駆動パルスVpが印加さ
れ、振動板50と個別電極55間に静電気力が働き、振
動板50が撓み、駆動パルスvpが解除されることで振
動板50が復元してノズルからインク滴が吐出される。
【0073】次に、このヘッド駆動装置を上記実施形態
のインクジェット記録装置のようなカラープリンタ(カ
ラーインクジェット記録装置)に適用した場合について
図14を参照して説明する。
【0074】カラーインクジェット記録装置の場合、こ
のヘッド40が各色毎に前述したように4個〜7個搭載
される。そこで、同図に示すように、複数のヘッド40
に共通して1つの駆動パルス発生手段101を設け、各
ヘッド40毎に駆動パルス選択手段102及び駆動IC
103を設けている。
【0075】そして、駆動パルス発生手段101から
は、前述したように、複数のヘッド40のインク噴射特
性に最適な駆動パルスVpを含む駆動波形Pvを生成出
力し、駆動パルス選択手段102において各ヘッド40
に適した駆動パルスVpのみが選択されて各ヘッド40
に対応する駆動IC103に供給される。
【0076】各駆動IC103では、それぞれの画像デ
ータにより、スイッチング手段(トランスミッションゲ
ートTM1〜TM192)が動作し、必要なアクチュエ
ータ(個別電極55)に駆動パルスVpが印加されてノ
ズルからインクが噴射される。このとき、駆動パルスV
pとしてヘッド40に最適な駆動パルスVpが印加され
るので、ばらつきがなく、高画質の画像が得られる。ま
た、このように高価な部品を使用する必要のある駆動パ
ルス発生手段が1つで良いため、低コスト化が図れる。
【0077】さらに、各ヘッドの駆動パルスはヘッドに
固有のものであるため、あらかじめその選択信号A1、
A2が所望の組み合わせになるように、駆動ICの基板
にパターンや抵抗、あるいはROMなどの半導体記憶素
子で作っておくことも可能である。
【0078】ここで、下記の駆動条件で実際に駆動回
路、4色ヘッドを作製し、1つの駆動パルス発生手段1
01から、下記駆動条件の駆動パルスを発生し、それぞ
れの駆動パルス選択手段102で各ヘッドの駆動パルス
(連続駆動周波数:10kHz、各ヘッド共通)を選択
して、各ヘッドの駆動IC103に供給して、印写実験
を行なった。
【0079】(駆動条件) ヘッド1 駆動電圧 :36V パルス幅 :5μsec 立ち上り時間 :1μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0080】ヘッド2 駆動電圧 :36V パルス幅 :7μsec 立ち上り時間 :0.5μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0081】ヘッド3 駆動電圧 :34V パルス幅 :7μsec 立ち上り時間 :0.5μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0082】ヘッド4 駆動電圧 :35V パルス幅 :5μsec 立ち上り時間 :1μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0083】印写実験の結果、いずれのヘッドからも、
良好な印写画像が得られた。また、そのときの各ヘッド
のインク滴速度、インク滴容量を測定すると、インク滴
速度は6〜6.5m/s、インク滴容量7〜8plと、
ほぼ同一の粒子化をしていることを確認できた。
【0084】なお、本実施形態では、4色ヘッドに対し
1つの駆動パルス発生手段を設けたが、特にこれに限っ
たものではなく、少なくとも2つのヘッドに対して1つ
の駆動パルス発生手段を設ければ、本実施形態の効果が
得られる。
【0085】次に、本発明の第2実施形態に係るヘッド
駆動装置について図15及び図16を参照して説明す
る。なお、図15は同ヘッド駆動装置のブロック説明
図、図16は同ヘッド駆動装置の駆動ICのブロック図
である。この実施形態では、駆動パルス発生手段101
は、複数のヘッド40のインク噴射特性に最適な形状の
異なる複数の駆動パルスVp1〜Vp3を含む駆動波形
Pvを増幅用トランジスタTr1、Tr2の回路を介し
て駆動IC103に入力している。
【0086】また、駆動パルス選択手段102から形状
の異なる複数の駆動パルスVp1〜Vp3のいずれかを
選択するためのゲート信号Mを駆動IC103に入力し
ている。ここでは、この駆動パルス選択手段102は、
駆動パルスVp1〜Vp3に同期してタイミングと時間
を設定したゲート信号M1〜M3を入力し、2ビットの
選択信号A1、A2の組合せでゲート信号M1〜M3の
いずれかが選択されてゲート信号Mとして出力するデー
タセレクタにより構成している。
【0087】駆動IC103は、図16に示すように、
駆動パルス選択手段102からのゲート信号Mを他方入
力とするアンド回路AND1〜AND192にラッチ1
32のラッチデータを入力し、アンド回路AND1〜A
ND192の出力をレベルシフタ133に入力してい
る。これらのアンド回路AND1〜AND192は駆動
パルス選択手段102と画像信号に応じてアクチュエー
タに応じた駆動パルスを選択する手段を構成している。
【0088】したがって、駆動パルス選択手段102か
ら出力するゲート信号Mを「H」とし、ラッチ回路13
2に出力はインク滴吐出に選択されたチャンネル(駆動
チャンネル、吐出チャンネル)が「H」、インク滴非吐
出に選択されたチャンネル(非駆動チャンネル、非吐出
チャンネル)では「L」とすると、ラッチ回路132か
らの出力が「H」のアンド回路ANDn(n=1〜19
2)の出力はゲート信号Mと同じ信号が出力され、一
方、ラッチ回路132からの出力が「L」のアンド回路
ANDn(n=1〜192)の出力は「L」となる。
【0089】このアンド回路ANDnの信号が、レベル
シフタ133に入力されると、駆動パルスの電圧レベル
に変換され、その出力信号に応じて、トランスミッショ
ンゲートTM1〜TM192がON/OFFすること
で、ヘッド40に最適な駆動パルスVpが選択的にヘッ
ド40の駆動チャンネルの個別電極55に出力される。
【0090】これにより、必要なアクチュエータ(個別
電極55)に駆動パルスVpが印加され、ノズルからイ
ンクが噴射される。このとき、駆動パルスVpはヘッド
に最適な駆動パルスが印加されるので、ばらつきがな
く、高画質の画像が得られる。また、このように高価な
部品を使用する必要のある駆動パルス発生手段が1つで
良いため、低コスト化が図れる。
【0091】ここで、下記の駆動条件で実際に駆動回
路、4色ヘッドを作製し、1つの駆動パルス発生手段1
01から、下記駆動条件の駆動パルスを発生し、それぞ
れの駆動パルス選択手段102とアンド回路ANDnで
各ヘッドの駆動パルス(連続駆動周波数:10kHz、
各ヘッド共通)を選択して、各ヘッドの駆動ICに供給
して、印写実験を行なった。
【0092】(駆動条件) ヘッド1 駆動電圧 :36V パルス幅 :5μsec 立ち上り時間 :1μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0093】ヘッド2 駆動電圧 :36V パルス幅 :7μsec 立ち上り時間 :0.5μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0094】ヘッド3 駆動電圧 :34V パルス幅 :7μsec 立ち上り時間 :0.5μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0095】ヘッド4 駆動電圧 :35V パルス幅 :7μsec 立ち上り時間 :1μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0096】印写実験の結果、どのヘッドからも、良好
な印写画像が得られた。また、その時の各ヘッドのイン
ク滴速度、インク滴容量を測定すると、インク滴速度は
6〜6.5m/s、インク滴容量7〜8plと、ほぼ同
一の粒子化をしていることが分かった。
【0097】なお、本実施形態では、4色ヘッドに対し
1つの駆動パルス発生手段を設けたが、特にこれに限っ
たものではなく、少なくとも2つのヘッドに対して1つ
の駆動パルス発生手段を設ければ、本実施形態の効果が
得られる。
【0098】次に、本発明の第3実施形態のヘッド駆動
装置について図17を参照して説明する。なお、同図は
ヘッド実施形態の駆動ICのブロック図である。本実施
形態では、駆動パルス選択手段102と画像データに応
じて駆動パルスVpを印加するチャンネルを選択する手
段(シフトレジスタ131、ラッチ132、レベルシフ
タ133、トランスミッションゲートTM1〜TM19
2)とを1つの駆動IC103に実装している。
【0099】これは、駆動パルス選択手段102がいわ
ゆるロジックレベルの信号であるため、極めて小さな面
積で形成できるため、駆動ICのサイズをほとんど変え
ずに作製することができる。これにより、駆動パルス選
択手段と駆動ICを別々に作って実装する場合に比べ
て、部品管理が容易となるほか、実装コストなどが安く
なる。
【0100】次に、本発明の第4実施形態のヘッド駆動
装置について図18を参照して説明する。なお、同図は
ヘッド実施形態の駆動ICのブロック図である。この実
施形態では、シフトレジスタ131に対して2組384
個(192チャンネル×2)のシリアルデータSD0、
SD1とそれに同期した同数のクロック信号CLKを入
力する。そして、シフトレジスタ131の出力をラッチ
する2組のラッチ回路132A、132Bを設け、ラッ
チ回路132Aにラッチ信号LATAを、ラッチ回路1
32Bにラッチ信号LATBを入力する。
【0101】そして、チャンネル数(192個)のクロ
ック信号CLKとシリアルデータSD0を入力した後に
ラッチ信号LATAを入力してラッチ回路132Aに最
初のデータSD0をラッチする。次に、再度チャンネル
数のクロック信号CLKとシリアルデータSD1を入力
した後にラッチ信号LATBを入力してラッチ回路13
2Bに次のデータSD1をラッチする。
【0102】これにより、ラッチ回路132A、132
Bには最初のシリアルデータSD0の各ビットのデータ
D0と次のシリアルデータSd1の各ビットのデータD
1を有している。この2つのデータ、すなわち2ビット
構成の画像データD0、D1を駆動パルス選択手段を兼
ねた各チャンネル毎のデータセレクタ136に入力して
いる。すなわち、ここではラッチ回路132A、132
Bで各アクチュエータ毎の駆動データを保持するデータ
保持手段を構成して、この駆動データ保持手段の保持結
果に基づいて駆動パルスを選択するようにしている。
【0103】このデータセレクタ136には形状の異な
る複数の駆動パルスVp1〜Vp3に同期してタイミン
グと時間を設定したゲート信号M1〜M3を入力してい
る。これにより、例えば、表2に示すように、非吐出、
M1〜M3までをデータセレクタ136により選択する
ことで、ノズルのON/OFFと駆動パルスの選択を行
なうことができる。
【0104】
【表2】
【0105】この信号が、レベルシフタ133に入力さ
れることで、駆動パルスの電圧レベルに変換され、その
出力信号に応じて、トランスミッションゲートTM1〜
TM192がON/OFFすることで、選択された駆動
パルスVpが駆動チャンネルの個別電極55に出力され
る。これにより、必要なアクチュエータに駆動パルスV
pが印加され、ノズルからインク滴が噴射される。この
とき、駆動パルスはヘッドに最適な駆動パルスが印加さ
れるので、ばらつきがなく、高画質の画像が得られる。
また、このように高価な部品を使用する必要のある駆動
パルス発生手段が1つで良いため、低コスト化が図れ
る。
【0106】すなわち、インクジェットヘッドは、製造
上のバラツキにより、1つのヘッドの中でもチャンネル
間の吐出特性にばらつきが生じる。そのため、チャンネ
ル間で最適な駆動条件が異なり、同じ駆動波形で駆動し
た場合、インク滴速度、インク滴体積にばらつきが生じ
てしまう。
【0107】そこで、これを低コストで解決するため
に、駆動IC、駆動パルス選択手段は各チャンネル毎に
設け、一方、駆動パルス発生手段は、全チャンネルに共
通に形状の異なる複数の駆動パルスを含む駆動波形を駆
動ICに供給する。駆動パルス発生手段からは、前述し
たように、チャンネル間バラツキを低減するために、数
種類の駆動パルスが生成される。本来は、各チャンネル
に応じた駆動パルスを生成するのが最適であるが、噴射
特性そのものにも多少バラツキがあり、駆動パルスは、
段階的に変更するだけで、十分噴射特性のバラツキを低
減できる。
【0108】一方、各駆動ICでは、それぞれの画像デ
ータにより、スイッチング手段が動作し、必要なアクチ
ュエータに駆動パルスが印加され、ノズルからインク滴
が噴射される。このとき、画像データとしては、駆動パ
ルスの選択情報を加えた信号とすることで、駆動パルス
の選択とチャンネルのON/OFFを同時に行なうこと
ができ、構成が簡単になるのである。
【0109】ここで、下記の駆動条件で実際に駆動回
路、4色ヘッドを作製し、1つの駆動パルス発生手段か
ら、下記駆動条件の駆動パルスを発生し、それぞれの駆
動パルス選択手段で各ヘッドの駆動パルスを選択、各ヘ
ッドの駆動ICに供給して、印写実験を行なった。
【0110】(駆動条件) ノズル番号1〜10、182〜102 駆動電圧 :36V パルス幅 :5μsec 立ち上り時間 :1μsec立ち下がり時間 :
0.5μsec
【0111】ノズル番号11〜31、151〜181 駆動電圧 :36.5V パルス幅 :5μsec 立ち上り時間 :1μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0112】ノズル番号32〜150 駆動電圧 :37V パルス幅 :5μsec 立ち上り時間 :1μsec 立ち下がり時間 :0.5μsec
【0113】印写実験の結果、どのヘッドからも、良好
な印写画像が得られた。また、その時の各ヘッドのイン
ク滴速度、インク滴容量を測定すると、インク滴速度は
6〜6.3m/s、インク滴容量7〜7.5plと、ほ
ぼ同一の粒子化をしていることが分かった。
【0114】なお、本実施形態では、4色ヘッドに対し
1つの駆動パルス発生手段を設けたが、特にこれに限っ
たものではなく、少なくとも2つのヘッドに対して1つ
の駆動パルス発生手段を設ければ、本実施形態の効果が
得られる。
【0115】次に、本発明の第5実施形態に係るヘッド
駆動装置について図19を参照して説明する。なお、同
図は同ヘッド駆動装置のブロック説明図である。この実
施形態では、前述した温度センサ91及び/又は湿度セ
ンサ92を含む環境条件検出手段105を有し、駆動パ
ルス発生手段101は、この環境条件検出手段105の
検出温度及び/又は検出湿度に応じた波形パラメータを
有する駆動パルスの生成出力する。
【0116】なお、環境条件検出手段105は、例えば
温度検知手段(温度センサ91)としてサーミスタや熱
伝対、測温抵抗体などの一般的に用いられる温度検知手
段を備え、この出力をD/A変換器や、複数の温度に対
応した基準値を設定した複数の比較器に入力し、駆動パ
ルスの切り替え数分のデジタル信号として出力する。
【0117】すなわち、インクジェットヘッドでは、環
境温度や環境湿度の変化により、インクの物性値(特に
粘度)が変化し、そのために噴射特性が変化してしまう
ことになる。そこで、環境条件検出手段105で環境条
件、例えば環境温度を検出して、この検出環境温度に応
じて駆動パルス発生手段101で生成する複数の駆動パ
ルスを変更する。
【0118】これにより、環境温度が変化しても、適切
な駆動パルスを生成することができ、しかも低コストの
駆動パルス発生手段を実現することができる。なお、上
述したように環境湿度の変化を検知し、それに応じて生
成する複数の駆動パルスを変更しても良い。
【0119】次に、本発明の第6実施形態に係るヘッド
駆動装置について図20を参照して説明する。なお、同
図は同ヘッド駆動装置のブロック説明図である。この実
施形態では、前述した温度センサ91及び/又は湿度セ
ンサ92を含む環境条件検出手段105を有し、駆動パ
ルス選択手段102は、この環境条件検出手段105の
検出温度及び/又は検出湿度に応じて駆動パルス発生手
段101からの駆動波形Pvに含まれる駆動パルスを選
択して出力する。
【0120】このようにしても、環境温度や環境湿度な
どの環境条件が変化しても、適切な駆動パルスを出力す
ることができ、しかも低コストの駆動パルス発生手段を
実現することができる。
【0121】なお、上記実施形態においては、本発明を
静電型インクジェットヘッドのヘッド駆動装置に適用し
た例で説明したが、静電型インクジェットヘッド以外の
ピエゾ型或いはサーマル型インクジェットヘッド、さら
にはインクジェットヘッド以外の益した、たとえば液体
レジスト、DNA検査に用いる試料の吐出用ヘッドなど
の他の液滴吐出ヘッドのヘッド駆動装置にも適用するこ
とができる。
【0122】また、液滴吐出ヘッドとしてもサイドシュ
ータ型のヘッド以外にもエッジシュータ型のヘッドにも
適用することができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るヘッ
ド駆動装置のうち、請求項1のヘッド駆動装置によれ
ば、形状の異なる複数の駆動パルスからヘッドに応じて
選択した駆動パルスをアクチュエータに印加するので、
ヘッド間の吐出特性のばらつきを低コストで低減するこ
とができるようになる。
【0124】請求項2のヘッド駆動装置によれば、請求
項1のヘッド駆動装置は形状が異なる複数の駆動パルス
を生成する駆動パルス発生手段と、アクチュエータに対
応して設けられ、画像情報に基づいて駆動パルスをアク
チュエータに供給するスイッチング手段と、駆動パルス
発生手段で生成された複数の駆動パルスからヘッドに応
じた駆動パルスを選択するための駆動パルス選択手段と
を有するので、簡単な構成で低コストでヘッド間の吐出
特性のばらつきを低減することができる。
【0125】請求項3のヘッド駆動装置によれば、請求
項2のヘッド駆動装置で駆動パルス選択手段により選択
された駆動パルスがスイッチング手段に供給されている
ので、駆動パルス選択手段を比較的実装面積に余裕があ
るキャリッジボードやメインボードに実装することがで
きて、ヘッドモジュールの小型化を図れる。
【0126】請求項4のヘッド駆動装置によれば、請求
項2のヘッド駆動装置で複数の駆動パルスが少なくとも
2つのスイッチング手段に共通に供給され、このスイッ
チング手段は駆動パルス選択手段と画像信号に応じてア
クチュエータに応じた駆動パルスを選択する手段を備え
ているので、駆動パルス選択手段をロジックレベルの素
子で構成することができて低コスト化を図れる。
【0127】請求項5のヘッド駆動装置によれば、請求
項4のヘッド駆動装置のスイッチング手段と駆動パルス
選択手段とは同じICに実装されているので、さらに低
コスト化を図れる。
【0128】請求項6のヘッド駆動装置によれば、形状
の異なる複数の駆動パルスからアクチュエータに応じて
選択した駆動パルスをアクチュエータに印加するので、
アクチュエータ毎の滴吐出特性のばらつきを簡単な構成
で低減することができるようになる。
【0129】請求項7のヘッド駆動装置によれば、請求
項6のヘッド駆動装置は、形状が異なる複数の駆動パル
スを生成する駆動パルス発生手段と、アクチュエータに
対応して設けられ、画像情報に基づいて駆動パルスをア
クチュエータに供給するスイッチング手段と、駆動パル
ス発生手段で生成された複数の駆動パルスからアクチュ
エータに応じた駆動パルスを選択するための駆動パルス
選択手段とを有するので、簡単な構成で低コストでアク
チュエータ間のバラツキを低減することができる。
【0130】請求項8のヘッドによれば、請求項7のヘ
ッド駆動装置はアクチュエータ毎の駆動データを保持す
る駆動データ保持手段を有し、駆動パルス選択手段が駆
動データ保持手段の保持結果に基づいて駆動パルスを選
択するので、各ヘッドに最適な駆動パルスを選択するこ
とができる。
【0131】請求項9のヘッド駆動装置によれば、請求
項2又は7のヘッド駆動装置の画像情報に応じた画像信
号が、少なくとも2ビットのデータで構成され、このデ
ータにより駆動パルスの選択とスイッチング手段の駆動
/非駆動を同時に行なうので、構成がさらに簡単にな
る。
【0132】請求項10のヘッド駆動装置によれば、請
求項2又は7のヘッド駆動装置において、環境温度又は
/及び環境湿度に応じて複数の駆動パルスから所要の駆
動パルスを選択するので、環境条件の変化による吐出特
性のばらつきを低減することができる。
【0133】請求項11のヘッド駆動装置によれば、請
求項2又は7のヘッド駆動装置において、環境温度又は
/及び環境湿度に応じて生成する複数の駆動パルスを変
更するので、環境条件の変化による吐出特性のばらつき
を低減することができる。
【0134】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、インクジェットヘッドを駆動するヘッド駆動装置
として本発明のいずれかに係るヘッド駆動装置を搭載し
たので、ヘッド間あるいはアクチュエータ間の吐出特性
のバラツキが低減して高画質画像を記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の機構部
の概略斜視説明図
【図2】同機構部の側面説明図
【図3】同記録装置のインクジェットヘッドの分解斜視
説明図
【図4】同ヘッドの振動板長手方向に沿う模式的断面説
明図
【図5】同同ヘッドの振動板長手方向に沿う要部拡大説
明図
【図6】同ヘッドの振動板短手方向に沿う模式的断面説
明図
【図7】同インクジェット記録装置の制御部の概要を示
すブロック
【図8】本発明の第1実施形態に係るヘッド駆動装置の
ブロック説明図
【図9】同ヘッド駆動装置の駆動パルス発生手段のブロ
ック図
【図10】同ヘッド駆動装置の駆動パルス選択手段のブ
ロック図
【図11】同ヘッド駆動装置の駆動ICのブロック図
【図12】同ヘッド駆動装置の作用説明に供する説明図
【図13】同ヘッド駆動装置の作用説明に供する説明図
【図14】本発明の第1実施形態に係るヘッド駆動装置
の他の例のブロック説明図
【図15】本発明の第2実施形態に係るヘッド駆動装置
のブロック説明図
【図16】同ヘッド駆動装置の駆動ICのブロック図
【図17】本発明の第3実施形態に係るヘッド駆動装置
のブロック説明図
【図18】本発明の第4実施形態に係るヘッド駆動装置
のブロック説明図
【図19】本発明の第5実施形態に係るヘッド駆動装置
のブロック説明図
【図20】本発明の第6実施形態に係るヘッド駆動装置
のブロック説明図
【符号の説明】
13…キャリッジ、14…ヘッド、24…搬送ローラ、
33…排紙ローラ、41…流路基板、42…電極基板、
43…ノズル板、44…ノズル、46…加圧室、47…
流体抵抗部、48…共通液室、50…振動板、55…電
極、56…ギャップ、101…駆動パルス発生手段、1
02…駆動パルス選択手段、103…駆動IC、136
…データセレクタ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液滴を吐出する複数のノズルと、ノズル
    に連通する液室と、該液室の液体を加圧するアクチュエ
    ータとを含む複数の液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆
    動装置において、形状の異なる複数の駆動パルスから前
    記ヘッドに応じて選択した駆動パルスを前記アクチュエ
    ータに印加する手段を備えていることを特徴とするヘッ
    ド駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヘッド駆動装置におい
    て、形状が異なる複数の駆動パルスを生成する駆動パル
    ス発生手段と、前記アクチュエータに対応して設けら
    れ、画像情報に基づいて前記駆動パルスを前記アクチュ
    エータに供給するスイッチング手段と、前記駆動パルス
    発生手段で生成された複数の駆動パルスから前記ヘッド
    に応じた駆動パルスを選択するための駆動パルス選択手
    段とを有することを特徴とするヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のヘッド駆動装置におい
    て、前記駆動パルス選択手段により選択された駆動パル
    スが前記スイッチング手段に供給されていることを特徴
    とするヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のヘッド駆動装置におい
    て、前記複数の駆動パルスが少なくとも2つの前記スイ
    ッチング手段に共通に供給され、このスイッチング手段
    は前記駆動パルス選択手段と画像信号に応じて前記アク
    チュエータに応じた駆動パルスを選択する手段を備えて
    いることを特徴とするヘッド駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のヘッド駆動装置におい
    て、前記スイッチング手段と駆動パルス選択手段とは同
    じICに実装されていることを特徴とするヘッド駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 液滴を吐出する複数のノズルと、ノズル
    に連通する液室と、該液室の液体を加圧するアクチュエ
    ータとを含む複数の液滴吐出ヘッドを駆動するヘッド駆
    動装置において、形状の異なる複数の駆動パルスから前
    記アクチュエータに応じて選択した駆動パルスを前記ア
    クチュエータに印加する手段を備えていることを特徴と
    するヘッド駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のヘッド駆動装置におい
    て、形状が異なる複数の駆動パルスを生成する駆動パル
    ス発生手段と、前記アクチュエータに対応して設けら
    れ、画像情報に基づいて前記駆動パルスを前記アクチュ
    エータに供給するスイッチング手段と、前記駆動パルス
    発生手段で生成された複数の駆動パルスから前記アクチ
    ュエータに応じた駆動パルスを選択するための駆動パル
    ス選択手段とを有することを特徴とするヘッド駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項2又は7に記載のヘッド駆動装置
    において、ヘッド毎又はアクチュエータ毎の駆動データ
    を保持する駆動データ保持手段を有し、前記駆動パルス
    選択手段が前記駆動データ保持手段の保持結果に基づい
    て駆動パルスを選択することを特徴とするヘッド駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項2又は7に記載のヘッド駆動装置
    において、前記画像情報に応じた画像信号が、少なくと
    も2ビットのデータで構成され、このデータにより前記
    駆動パルスの選択とスイッチング手段の駆動/非駆動を
    同時に行なうことを特徴とするヘッド駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項2又は7に記載のヘッド駆動装
    置において、環境温度又は/及び環境湿度を検知する検
    知手段を有し、環境温度又は/及び環境湿度に応じて、
    前記複数の駆動パルスから所要の駆動パルスを選択する
    ことを特徴とするヘッド駆動装置。
  11. 【請求項11】 請求項2又は7に記載のヘッド駆動装
    置において、環境温度又は/及び環境湿度を検知する検
    知手段を有し、環境温度又は/及び環境湿度に応じて、
    前記駆動パルス発生手段で生成する複数の駆動パルスを
    変更することを特徴とするヘッド駆動装置。
  12. 【請求項12】 インクジェットヘッドを搭載したイン
    クジェット記録装置において、前記インクジェットヘッ
    ドを駆動するヘッド駆動装置が請求項1乃至12のいず
    れかに記載のヘッド駆動装置であることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
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