JP2003011613A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0666—Reinforcing cords for rubber or plastic articles the wires being characterised by an anti-corrosive or adhesion promoting coating
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Abstract
し耐久性を向上させる。 【解決手段】 タイヤ補強層9は、金属コード10の周
囲を被覆ゴム層11で覆ってなる被覆コード12を互い
に平行に引き揃え、かつトッピングゴムGで被覆したシ
ート状体13によって形成される。前記被覆ゴム層11
は、有機酸コバルト塩が配合され、かつ前記トッピング
ゴムGよりもゴム硬度が大な硬質のゴムからなる。
Description
ドプライを補強層として用いた空気入りタイヤにおい
て、金属コード周りのゴム硬度をトッピングゴムの硬度
よりも大とすることにより、金属コード及びその付近に
おけるゴム剥離を防止し、耐久性を向上させた空気入り
タイヤに関する。
の補強素子として金属コ一ドが、コード強力が高く補強
効果に優れるなどの観点から多用されており、空気入り
タイヤにおいても、例えば、大型タイヤのカーカスやべ
ルト層、乗用車用タイヤのベルト層などの補強素子とし
て使用されている。
があり、従来、金属コード側に対して黄銅メッキ等を施
すとともに、トッピングゴム側に対してはゴム中に有機
酸コバルト塩を多量に配合し、これによって接着の向上
が図られている。
の初期接着性を改良するものの、未加硫ゴムを劣化およ
び熱老化させやすく、トッピングゴムの耐熱性を減じる
傾向にある。しかも有機酸コバルト塩は、非常に高価で
あり、タイヤのコスト的にも不利となっている。
グゴムとは硬度差が大きいため、タイヤ走行による変形
挙動に大きな違いがある。従って、有機酸コバルト塩の
使用により金属コードとトッピングゴムとの接着性が高
まった場合にも、応力の集中によって、金属コ―ドとト
ッピングゴムとの界面部分、或いは金属コ―ド近辺での
ゴム間相互にセパレ一シヨンが発生しやすくなり、夕イ
ヤの耐久性を損ねるという問題がある。
ッピングゴムよりも硬質の有機酸コバルト塩入りの被覆
ゴム層を形成することを基本として、有機酸コバルト塩
の使用量を最小限に止め、コストを低下し、しかも必要
な接着性を確保しながらトッピングゴムの劣化や熱老化
を阻止するとともに、金属コードとトッピングゴムとの
間の硬度差に勾配を持たせて応力集中を緩和せしめ、セ
パレ一シヨンを抑制し耐久性を向上させた空気入りタイ
ヤの提供を目的としている。
に、本願請求項1の発明は、金属コードを有するコード
プライをタイヤ補強層として用いた空気入り夕イヤであ
って、前記コードプライは、前記金属コードの周囲を被
覆ゴム層で覆ってなる被覆コードを互いに平行に引き揃
え、かつトッピングゴムで被覆したシート状体であり、
しかも前記被覆ゴム層は、有機酸コバルト塩が配合さ
れ、かつ前記トッピングゴムよりもゴム硬度が大な硬質
のゴムからなるとともに、前記被覆ゴム層はゴム硬度
(デュロメータA硬さ)が65°〜100°、かつトッ
ピングゴムはゴム硬度(デュロメータA硬さ)が40°
〜65°であることを特徴としている。
は、厚さが前記金属コードの直径の0.1〜1.0倍で
あることを特徴としている。
図示例とともに説明する。図1は、本発明の空気入りタ
イヤが乗用車用である場合の子午断面を示している。
ッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビ
ードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方か
つ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7
とを具えている。
ト層7であるタイヤ補強層9のうち、ベルト層7を、金
属コード10を有するコードプライ21によって形成し
ている。なおカーカス6は、本例では従来的な構造をな
し、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して例えば75
゜〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚の
カーカスプライ6Aからなるものを例示している。この
カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨る
本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りで内側か
ら外側に折り返される折返し部6bを具え、該本体部6
aと折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタ
イヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビー
ドエーペックスゴム8が配置される。なおカーカスコー
ドとして、本例では、ナイロン、ポリエステル、レーヨ
ン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードを使用してい
る。
では2枚のコードプライ21A、21Bからなる。
に示すように、金属コード10の周囲を薄い被覆ゴム層
11で覆ってなる被覆コード12を用い、この被覆コー
ド12を互いに平行に引き揃えたコード配列体の表裏
を、トッピングゴムGで被覆したシート状体13によっ
て形成される。なお前記金属コード10は、本例では、
タイヤ周方向に対して15〜45°の角度で傾斜配列
し、かつプライ間相互で交差することにより、ベルト剛
性を高めトレッド部2をタガ効果を有して強固に補強し
ている。
れることがなく、要求するコード特性に応じて素線径や
コード径、撚り構造などが適宜選択される。即ち、複数
の金属素線を撚り合わせた撚りコード、或いは1本の金
属素線からなる単線コードであっても良く、また撚り構
造として束撚り、層撚り、オープン撚りなども採用しう
る。また金属素線には、撚り合わせ前に波状或いは螺旋
状の型付けを行っても良い。
の観点から、金属素線に黄銅メッキ、亜鉛メッキなどの
従来的なメッキ処理を施すのが好ましい。図2には、金
属コード10が黄銅メッキした単線コードからなる場合
を例示している。
有機酸コバルト塩を含有するとともに、ゴム硬度が前記
トッピングゴムGよりも大な硬質のゴムからなることが
極めて重要である。
ムGとして、ゴム硬度Hs1(デュロメータA硬さ)を
40°〜65°とした従来的な軟質のゴムが、タイヤの
走行特性上用いられるのに対して、前記被覆ゴム層11
には、ゴム硬度Hs2が65°〜100°、好ましくは
70°〜100°とした硬質のものが使用される。この
とき前記ゴム硬度の差Hs2−Hs1は、0〜60°の
範囲が好ましく、さらには5〜30°の範囲が好まし
い。
ゴムGとの間に、中間的な被覆ゴム層11を介在せし
め、この金属コード10とトッピングゴムGとの間に硬
度勾配を持たせている。これによって、隣接する金属コ
ード10と被覆ゴム層11との間の硬度差、及び被覆ゴ
ム層11とトッピングゴムGとの間の硬度差をそれぞれ
減じることができ、タイヤ走行における変形挙動の違い
に基づく応力集中を分散緩和させうる。従って、金属コ
ード10と被覆ゴム層11との隣接面、被覆ゴム層11
とトッピングゴムGとの隣接面、だけでなくトッピング
ゴムG内におけるセパレーションをも効果的に抑制しう
るのである。
ッピングゴムGにおける被覆コード12への被覆厚さT
Bよりも少なくとも小であることが好ましく、特にセパ
レーションの抑制効果の観点から、厚さTAは、金属コ
ードの直径の0.1〜1.0倍であるのが望ましい。
Hs1が40°未満では柔らかすぎて操縦安定性や耐久
性に劣り、逆に65°をこえると硬すぎて同様の性能
(操縦安定性や耐久性)がまた悪化してくる。
〜60°の範囲外になると、金属コード10と被覆ゴム
層11との間、或いは被覆ゴム層11とトッピングゴム
Gとの間の硬度差の一方が過大となるなど適正な硬度勾
配が得られず、セパレーションの抑制効果が充分に発揮
されなくなる。なお前記ゴム硬度Hs2が65°未満或
いは100°を越えると、ゴム硬度差Hs2−Hs1を
前記範囲に設定するのが難しくなる。
直径の0.1倍未満では、応力の分散緩和が充分に達成
されなくなり、逆に1.0倍より大では、トッピングゴ
ムの厚さが厚くなりすぎたり、有機酸コバルト塩の使用
量が高まりコストダウンに不利となる。
には、金属コード10と被覆ゴム層11との間の接着性
を充分に確保することも重要である。そのために被覆ゴ
ム層11では、ゴム基材中に有機酸コバルト塩を配合し
ている。
ソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ ブタジエン
ゴム等のジエン系ゴムは好適に使用でき、このジエン系
ゴムを単独で或いは2種以上をブレンドして用いる。
属コードとの接着のために用いられているものが好適に
使用でき、例えばナフテン酸コバルト、ステアリン酸コ
バルト、オレイン酸コバルト、ラウリル酸コバルト、ト
リデシル酸コバルト、パルチミン酸コバルト、アラニン
酸コバルトなどが用いうる。
制されないが、前記ゴム基材の100重量部に対し、コ
バルト量として0.05〜1.0重量部の範囲が好まし
く、0.05重量部未満では、金属コード10との必要
な接着性を維持することが難しく、また1.0重量部よ
り多い場合は、それ以上の接着性の向上が望めず、かつ
コストダウンへの利点が小さくなる。
ム硬度Hs2を確保するために、補強剤としてカーボン
ブラックをゴム基材100重量部に対して50〜80重
量部配合している。なお他の添加剤としては、タイヤ用
ゴムに一般的に使用される、例えば加硫剤、加硫促進
剤、加硫促進助剤等が選択的に使用できる。さらに、前
記ゴム硬度Hs2を得るために、レゾルシンやレゾルシ
ン系樹脂のような樹脂材を補助的に使用することも可能
であるが、コスト、工程上等の理由で、これら樹脂材を
使用しないことが望ましい。
s1を減じるために、前記ジエン系ゴムからなるゴム基
材の100重量部に対し、カーボンブラックの配合量
を、前記被覆ゴム層11よりも少ない40〜60重量部
の範囲に止めている。このトッピングゴムGでは、金属
コード10と接触しないため、有機酸コバルト塩を配合
する必要がなくなる。従って、トッピングゴムGの劣化
や熱老化、及びコストの上昇といった有機酸コバルト塩
に基づく従来の種々の不具合も、同時に解決することが
できる。なおトッピングゴムGにおいても、前記加硫
剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等の他の添加剤を選択的
に使用しうることは言うまでもない。
るが、前記被覆ゴム層11をなす有機酸コバルト塩配合
の前記ゴム組成物を、いったんトルエンなどの有機溶媒
に溶融して液状化し、このゴム溶液中に金属コード10
を浸して(ディップして)被覆する方法、或いは、ゴム
押し出機を用い、金属コード10に前記ゴム組成物を被
覆しながら同時に押し出す方法などが好適に採用でき
る。
記ベルト層7の他、カーカス6、バンド層(図示しな
い)、或いはビード部4を補強するビード補強層(図示
しない)など種々のタイヤ補強層に使用することができ
る。
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
いたタイヤサイズが195/65R15のタイヤを、表
1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの耐
久性をテストし比較した。なおカーカスには、以下の如
き従来的な仕様のものを使用している。プライ数(1
枚)、コード(ポリエステル、1670dtex)、コード
角度(89°)
い、JISに規定の最大荷重の150%の荷重を加え、
かつJISに規定の内圧の80%の圧力のもとで80k
m/hの走行速度で、タイヤが破壊するまで走行させ、
その走行距離を、比較例1を100とする指数で表示し
た。
に、トッピングゴムよりも硬質の有機酸コバルト塩入り
の被覆ゴム層を形成しているため、有機酸コバルト塩の
使用量を最小限に止め、必要な接着性を確保しながら、
コストの低減を図るとともに、トッピングゴムの劣化や
熱老化を阻止できる。又金属コードとトッピングゴムと
の間の硬度差に勾配を持たせるため、応力を分散緩和さ
せることができ、前記接着性の確保と相俟って、セパレ
一シヨンを抑制し耐久性を向上させることができる。
図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】金属コードを有するコードプライをタイヤ
補強層として用いた空気入り夕イヤであって、 前記コードプライは、前記金属コードの周囲を被覆ゴム
層で覆ってなる被覆コードを互いに平行に引き揃え、か
つトッピングゴムで被覆したシート状体であり、 しかも前記被覆ゴム層は、有機酸コバルト塩が配合さ
れ、かつ前記トッピングゴムよりもゴム硬度が大な硬質
のゴムからなるとともに、前記被覆ゴム層はゴム硬度
(デュロメータA硬さ)が65°〜100°、かつトッ
ピングゴムはゴム硬度(デュロメータA硬さ)が40°
〜65°であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記被覆ゴム層は、厚さが金属コードの直
径の0.1〜1.0倍であることを特徴とする請求項1
記載の空気入りタイヤ。
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