JP2003011892A - 船舶の推進制御装置及び推進制御方法 - Google Patents
船舶の推進制御装置及び推進制御方法Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 32
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 必要な走行速度を維持しながら最小の馬力で
運行可能な主プロペラ回転数及びPODプロペラ回転数
の組合せを算出可能な船舶の推進制御装置を提供する。 【解決手段】 主プロペラの後方にPOD推進器を設置
して推進力の加勢を行う推進装置を制御する船舶の推進
制御装置であって、主プロペラを駆動している主プロペ
ラ駆動機関20の運転状況を検出する主動力検出手段
と、POD推進器を駆動しているPOD推進器モータ3
0の運転状況を検出するPOD動力検出手段と、船舶が
実際に走行している速力を検出する速力計40と、主動
力検出手段、POD動力検出手段及び速力検出手段の各
検出値に基づいて、所望の速力を満たし、かつ、主プロ
ペラ駆動機関20及びPOD推進器モータ30の所要馬
力を最小とするプロペラ回転数の組合せを演算する処理
装置50と、を具備して構成した。
運行可能な主プロペラ回転数及びPODプロペラ回転数
の組合せを算出可能な船舶の推進制御装置を提供する。 【解決手段】 主プロペラの後方にPOD推進器を設置
して推進力の加勢を行う推進装置を制御する船舶の推進
制御装置であって、主プロペラを駆動している主プロペ
ラ駆動機関20の運転状況を検出する主動力検出手段
と、POD推進器を駆動しているPOD推進器モータ3
0の運転状況を検出するPOD動力検出手段と、船舶が
実際に走行している速力を検出する速力計40と、主動
力検出手段、POD動力検出手段及び速力検出手段の各
検出値に基づいて、所望の速力を満たし、かつ、主プロ
ペラ駆動機関20及びPOD推進器モータ30の所要馬
力を最小とするプロペラ回転数の組合せを演算する処理
装置50と、を具備して構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主プロペラ及びそ
の後方に設置されたPOD推進器を備えている船舶の推
進制御装置及び推進制御方法に関する。
の後方に設置されたPOD推進器を備えている船舶の推
進制御装置及び推進制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、船舶の推進装置においては、主プ
ロペラで発生する推進力が不足する場合、主プロペラの
後方にPOD推進器を併設する推進方式が提案されてい
る。図2に示す提案例において、図中の符号1は船舶の
船底後部、2は船舶を走行させる主たる推進力を発生さ
せる主プロペラ、10はプッシュ型のPOD推進器であ
る。なお、主プロペラ2は、ディーゼルエンジンなど図
示省略の主動力機関から駆動力を受けて回転するように
なっている。
ロペラで発生する推進力が不足する場合、主プロペラの
後方にPOD推進器を併設する推進方式が提案されてい
る。図2に示す提案例において、図中の符号1は船舶の
船底後部、2は船舶を走行させる主たる推進力を発生さ
せる主プロペラ、10はプッシュ型のPOD推進器であ
る。なお、主プロペラ2は、ディーゼルエンジンなど図
示省略の主動力機関から駆動力を受けて回転するように
なっている。
【0003】ここで使用するプッシュ型のPOD推進器
10は、ケーシング11、PODプロペラ12、ストラ
ット13及び支柱14を具備して構成される。ケーシン
グ11は、略円筒状とした後部にPODプロペラ12を
備えている。PODプロペラ12は、回転することによ
って推進力を発生させる機能を有し、同PODプロペラ
12を駆動させるPOD動力機関のモータ(図示省略)
は、ケーシング11の内部に配置されている。なお、P
OD動力機関となるモータは、通常内燃機関を動力源と
する図示省略の発電機から電力の供給を受ける。ケーシ
ング11の上部には、翼形断面のストラット13が設け
られている。ストラット13の上端部には、POD推進
器10全体の回動軸となる支柱14が設けられている。
この支柱14は、船体側に設けた図示省略の駆動機構に
連結されているので、POD推進器10は、支柱14を
介して全体が船底後部1に対し回動可能に取り付けられ
た構成となっている。
10は、ケーシング11、PODプロペラ12、ストラ
ット13及び支柱14を具備して構成される。ケーシン
グ11は、略円筒状とした後部にPODプロペラ12を
備えている。PODプロペラ12は、回転することによ
って推進力を発生させる機能を有し、同PODプロペラ
12を駆動させるPOD動力機関のモータ(図示省略)
は、ケーシング11の内部に配置されている。なお、P
OD動力機関となるモータは、通常内燃機関を動力源と
する図示省略の発電機から電力の供給を受ける。ケーシ
ング11の上部には、翼形断面のストラット13が設け
られている。ストラット13の上端部には、POD推進
器10全体の回動軸となる支柱14が設けられている。
この支柱14は、船体側に設けた図示省略の駆動機構に
連結されているので、POD推進器10は、支柱14を
介して全体が船底後部1に対し回動可能に取り付けられ
た構成となっている。
【0004】このように構成された船舶の推進装置は、
主プロペラ2を単独で、PODプロペラ12を単独で、
あるいは主プロペラ2及びPODプロペラ12を共に回
転させることによって推進力を得て船舶を走行させる。
また、支柱14を中心としてPOD推進器10を回動さ
せれば、ストラット13が舵の機能を発揮して操舵力が
得られるので、船舶を旋回させることもできる。
主プロペラ2を単独で、PODプロペラ12を単独で、
あるいは主プロペラ2及びPODプロペラ12を共に回
転させることによって推進力を得て船舶を走行させる。
また、支柱14を中心としてPOD推進器10を回動さ
せれば、ストラット13が舵の機能を発揮して操舵力が
得られるので、船舶を旋回させることもできる。
【0005】また、上述した船舶推進装置は、主プロペ
ラ2及びPODプロペラ12が最小の動力(燃料)消費
で必要な速力を得られるように、すなわち燃費等最適な
運転効率が得られるように、両プロペラ回転数の最適値
を設定する必要がある。このため、主動力機関のプロペ
ラ回転数及びPOD動力機関のプロペラ回転数について
は、事前に水槽試験等を実施することによって決定した
最適効率となる組合せが一般的に設定されている。
ラ2及びPODプロペラ12が最小の動力(燃料)消費
で必要な速力を得られるように、すなわち燃費等最適な
運転効率が得られるように、両プロペラ回転数の最適値
を設定する必要がある。このため、主動力機関のプロペ
ラ回転数及びPOD動力機関のプロペラ回転数について
は、事前に水槽試験等を実施することによって決定した
最適効率となる組合せが一般的に設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
航海においては、その都度異なる船舶の積載状況、時々
刻々変化する海象等の影響を受けるため、主プロペラ2
及びPODプロペラ12の最適なプロペラ回転数の組合
せは一定ではない。このため、所望の走行速度を確保
し、かつ、燃費等最小の動力消費で運転できるように、
両プロペラ回転数の組合せを適宜補正して、常に最適な
動力効率で運行することが望ましい。
航海においては、その都度異なる船舶の積載状況、時々
刻々変化する海象等の影響を受けるため、主プロペラ2
及びPODプロペラ12の最適なプロペラ回転数の組合
せは一定ではない。このため、所望の走行速度を確保
し、かつ、燃費等最小の動力消費で運転できるように、
両プロペラ回転数の組合せを適宜補正して、常に最適な
動力効率で運行することが望ましい。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、主プロペラの推進力に対し、後方に配置したPO
D推進器で推進力の加勢をする船舶の推進装置におい
て、必要な走行速度を維持しながら最小の馬力(動力消
費)で運行可能な主プロペラ回転数及びPODプロペラ
回転数の組合せを算出可能な船舶の推進制御装置及び推
進制御方法の提供を目的としている。
ので、主プロペラの推進力に対し、後方に配置したPO
D推進器で推進力の加勢をする船舶の推進装置におい
て、必要な走行速度を維持しながら最小の馬力(動力消
費)で運行可能な主プロペラ回転数及びPODプロペラ
回転数の組合せを算出可能な船舶の推進制御装置及び推
進制御方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
船舶の推進制御装置は、主プロペラ及びその後方に設置
されたPOD推進器により構成された推進装置を制御す
る船舶の推進制御装置であって、前記主プロペラを駆動
している主動力機関の運転状況を検出する主動力検出手
段と、前記POD推進器を駆動しているPOD動力機関
の運転状況を検出するPOD動力検出手段と、船舶が実
際に走行している速力を検出する速力検出手段と、前記
主動力検出手段、前記POD動力検出手段及び前記速力
検出手段の各検出値に基づいて、所望の速力を満たし、
かつ、前記主動力機関及び前記POD動力機関の所要馬
力を最小とするプロペラ回転数の組合せを演算する処理
装置と、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
船舶の推進制御装置は、主プロペラ及びその後方に設置
されたPOD推進器により構成された推進装置を制御す
る船舶の推進制御装置であって、前記主プロペラを駆動
している主動力機関の運転状況を検出する主動力検出手
段と、前記POD推進器を駆動しているPOD動力機関
の運転状況を検出するPOD動力検出手段と、船舶が実
際に走行している速力を検出する速力検出手段と、前記
主動力検出手段、前記POD動力検出手段及び前記速力
検出手段の各検出値に基づいて、所望の速力を満たし、
かつ、前記主動力機関及び前記POD動力機関の所要馬
力を最小とするプロペラ回転数の組合せを演算する処理
装置と、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
【0009】このような船舶の推進制御装置によれば、
主動力機関の運転状況、POD動力機関の運転状況及び
船舶の速力を検出し、処理装置の演算によって、実際の
運行状況に応じた最適のプロペラ回転数の組合せを得る
ことができる。
主動力機関の運転状況、POD動力機関の運転状況及び
船舶の速力を検出し、処理装置の演算によって、実際の
運行状況に応じた最適のプロペラ回転数の組合せを得る
ことができる。
【0010】請求項2に記載の船舶の推進制御方法は、
主プロペラ及びその後方に設置されたPOD推進器によ
り構成された推進装置を制御する船舶の推進制御方法で
あって、前記主プロペラを駆動している主動力機関の運
転状況を主動力検出手段によって検出し、前記POD推
進器を駆動しているPOD動力機関の運転状況をPOD
動力検出手段によって検出し、船舶が実際に走行してい
る速力を速力検出手段によって検出し、前記主動力検出
手段、前記POD動力検出手段及び前記速力検出手段の
検出値に基づいて、所望の速力を満たし、かつ、前記主
動力機関及び前記POD動力機関の所要馬力を最小とす
るプロペラ回転数の組合せを処理装置で算出して、この
プロペラ回転数の組合せによって船舶を運行することを
特徴とするものである。
主プロペラ及びその後方に設置されたPOD推進器によ
り構成された推進装置を制御する船舶の推進制御方法で
あって、前記主プロペラを駆動している主動力機関の運
転状況を主動力検出手段によって検出し、前記POD推
進器を駆動しているPOD動力機関の運転状況をPOD
動力検出手段によって検出し、船舶が実際に走行してい
る速力を速力検出手段によって検出し、前記主動力検出
手段、前記POD動力検出手段及び前記速力検出手段の
検出値に基づいて、所望の速力を満たし、かつ、前記主
動力機関及び前記POD動力機関の所要馬力を最小とす
るプロペラ回転数の組合せを処理装置で算出して、この
プロペラ回転数の組合せによって船舶を運行することを
特徴とするものである。
【0011】このような船舶の推進制御方法によれば、
主動力機関の運転状況、POD動力機関の運転状況及び
船舶の速力を検出し、処理装置の演算によって実際の運
行状況に応じた最適のプロペラ回転数の組合せを得て、
最小の馬力で効率よく船舶を運航することができる。
主動力機関の運転状況、POD動力機関の運転状況及び
船舶の速力を検出し、処理装置の演算によって実際の運
行状況に応じた最適のプロペラ回転数の組合せを得て、
最小の馬力で効率よく船舶を運航することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る船舶の推進制
御装置及び推進制御方法の一実施形態を図1及び図2に
基づいて説明する。図1に示す船舶の推進制御装置にお
いて、図中の符号20は主プロペラ駆動機関、30はP
OD推進器モータ、40は速力計、50は処理装置であ
る。
御装置及び推進制御方法の一実施形態を図1及び図2に
基づいて説明する。図1に示す船舶の推進制御装置にお
いて、図中の符号20は主プロペラ駆動機関、30はP
OD推進器モータ、40は速力計、50は処理装置であ
る。
【0013】船舶の推進制御装置は、主プロペラ2の後
方にPOD推進器10を設置して推進力の加勢を行うよ
うに構成された推進装置の推進制御装置である。この推
進制御装置は、主プロペラ2を駆動している主プロペラ
駆動機関(主動力機関)20の運転状況を検出する主動
力検出手段を備えている。主動力検出手段は、主プロペ
ラ駆動機関20として使用される動力機関(ディーゼル
エンジン等)の馬力や回転数などを検出して、後述する
処理装置50へ入力する。主プロペラ駆動機関20の回
転数は、燃料供給量などを制御することで可変となり、
さらに、適当な変速機構を介在させることによって減速
または増速された回転数で主プロペラ2を回転させる。
従って、主プロペラ駆動機関20の回転数と主プロペラ
2の回転数とは比例関係にある。
方にPOD推進器10を設置して推進力の加勢を行うよ
うに構成された推進装置の推進制御装置である。この推
進制御装置は、主プロペラ2を駆動している主プロペラ
駆動機関(主動力機関)20の運転状況を検出する主動
力検出手段を備えている。主動力検出手段は、主プロペ
ラ駆動機関20として使用される動力機関(ディーゼル
エンジン等)の馬力や回転数などを検出して、後述する
処理装置50へ入力する。主プロペラ駆動機関20の回
転数は、燃料供給量などを制御することで可変となり、
さらに、適当な変速機構を介在させることによって減速
または増速された回転数で主プロペラ2を回転させる。
従って、主プロペラ駆動機関20の回転数と主プロペラ
2の回転数とは比例関係にある。
【0014】さらに、この推進制御装置は、POD推進
器10を、より具体的にはPODプロペラ12を駆動し
ているPOD推進器モータ30(POD動力機関)の運
転状況を検出するPOD動力検出手段を備えている。P
OD動力検出手段は、POD動力機関であるPOD推進
器モータ30の消費電力や回転数を検出して、後述する
処理装置50へ入力する。POD推進器モータ30で消
費される電力は、図示省略の発電装置から供給される。
この発電装置は、一般的にはディーゼルエンジン等を駆
動源とする発電機であり、発電負荷(POD推進器モー
タ30の負荷)に応じて燃料供給量などを制御して発電
量を変化させている。なお、POD推進器モータ30の
回転数は、電気的な制御を行うことで可変であり、その
回転数でPODプロペラ12を回転させる。なお、PO
D推進器モータ30の回転数とPODプロペラ12の回
転数とは、直結の場合には同数、減速機または増速機を
介在させた場合には比例関係となる。
器10を、より具体的にはPODプロペラ12を駆動し
ているPOD推進器モータ30(POD動力機関)の運
転状況を検出するPOD動力検出手段を備えている。P
OD動力検出手段は、POD動力機関であるPOD推進
器モータ30の消費電力や回転数を検出して、後述する
処理装置50へ入力する。POD推進器モータ30で消
費される電力は、図示省略の発電装置から供給される。
この発電装置は、一般的にはディーゼルエンジン等を駆
動源とする発電機であり、発電負荷(POD推進器モー
タ30の負荷)に応じて燃料供給量などを制御して発電
量を変化させている。なお、POD推進器モータ30の
回転数は、電気的な制御を行うことで可変であり、その
回転数でPODプロペラ12を回転させる。なお、PO
D推進器モータ30の回転数とPODプロペラ12の回
転数とは、直結の場合には同数、減速機または増速機を
介在させた場合には比例関係となる。
【0015】また、この推進制御装置は、船舶が実際に
走行している速力を検出する速力検出手段として、速力
計(音波ログ等)40を備えている。速力計40で検出
した船舶の速力は、後述する処理装置50へ入力され
る。
走行している速力を検出する速力検出手段として、速力
計(音波ログ等)40を備えている。速力計40で検出
した船舶の速力は、後述する処理装置50へ入力され
る。
【0016】処理装置50は、主プロペラ駆動機関20
の馬力及び回転数を検出する主動力検出手段、POD推
進器モータ30の電力及び回転数を検出するPOD動力
検出手段及び船舶の速度を検出する速力計(速力検出手
段)40の各検出値に基づいて、以下に説明するような
方法の演算処理を実施する。この演算処理では、第1の
条件として、船舶が所望の速力を満たす、すなわち設定
した走行速度以上の速度を確保することが前提となる。
そして、主プロペラ駆動機関20及びPOD推進器モー
タ30の所要馬力が最小となるような、換言すれば、必
要な速度を確保でき、かつ、両駆動機関を合計した燃料
消費が最小となるような最も効率のよい推進力を得られ
る主プロペラ2及びPODプロペラ12のプロペラ回転
数の組合せを探し出す。なお、主プロペラ駆動機関20
及びPOD推進器モータ30とそれぞれが駆動するプロ
ペラ回転数との間は、1:1または比例関係にあるの
で、以後の説明ではプロペラ回転数を基準にして説明す
る。
の馬力及び回転数を検出する主動力検出手段、POD推
進器モータ30の電力及び回転数を検出するPOD動力
検出手段及び船舶の速度を検出する速力計(速力検出手
段)40の各検出値に基づいて、以下に説明するような
方法の演算処理を実施する。この演算処理では、第1の
条件として、船舶が所望の速力を満たす、すなわち設定
した走行速度以上の速度を確保することが前提となる。
そして、主プロペラ駆動機関20及びPOD推進器モー
タ30の所要馬力が最小となるような、換言すれば、必
要な速度を確保でき、かつ、両駆動機関を合計した燃料
消費が最小となるような最も効率のよい推進力を得られ
る主プロペラ2及びPODプロペラ12のプロペラ回転
数の組合せを探し出す。なお、主プロペラ駆動機関20
及びPOD推進器モータ30とそれぞれが駆動するプロ
ペラ回転数との間は、1:1または比例関係にあるの
で、以後の説明ではプロペラ回転数を基準にして説明す
る。
【0017】ここで、基準となる主プロペラ駆動機関2
0で駆動される主プロペラ2の回転数をNm、POD推
進器モータ30で駆動されるPODプロペラ12の回転
数をNsとする。これらの回転数Nm,Nsは、たとえ
ば所望の速力を維持できる、水槽試験等で得られた最も
効率のよい回転数の組合せであり、最初は両回転数に維
持した実際の航行でも所望の速力が確保されていること
を速力計40の検出値から確認する。
0で駆動される主プロペラ2の回転数をNm、POD推
進器モータ30で駆動されるPODプロペラ12の回転
数をNsとする。これらの回転数Nm,Nsは、たとえ
ば所望の速力を維持できる、水槽試験等で得られた最も
効率のよい回転数の組合せであり、最初は両回転数に維
持した実際の航行でも所望の速力が確保されていること
を速力計40の検出値から確認する。
【0018】続いて、第1段階の演算では、回転数Nm
またはNsのいずれか一方を固定して、他方を若干(数
パーセント程度)変化させる。具体例を説明すると、こ
こでは主プロペラ2の回転数Nmを固定し、PODプロ
ペラ12に回転数Nsをa%高くする。この条件でしば
らく船舶を航行させ、主プロペラ駆動機関20及びPO
D推進器モータ30の馬力、電力、回転数を検出したデ
ータを処理装置50内のメモリ部分に記憶しておく。第
2段階の演算では、PODプロペラ12の回転数Nsを
さらにa%高く、すなわち基準回転数より2a%高くし
てしばらく船舶を航行させ、同様にして主プロペラ駆動
機関20及びPOD推進器モータ30の馬力、電力、回
転数を検出したデータを処理装置50内のメモリに記憶
しておく。
またはNsのいずれか一方を固定して、他方を若干(数
パーセント程度)変化させる。具体例を説明すると、こ
こでは主プロペラ2の回転数Nmを固定し、PODプロ
ペラ12に回転数Nsをa%高くする。この条件でしば
らく船舶を航行させ、主プロペラ駆動機関20及びPO
D推進器モータ30の馬力、電力、回転数を検出したデ
ータを処理装置50内のメモリ部分に記憶しておく。第
2段階の演算では、PODプロペラ12の回転数Nsを
さらにa%高く、すなわち基準回転数より2a%高くし
てしばらく船舶を航行させ、同様にして主プロペラ駆動
機関20及びPOD推進器モータ30の馬力、電力、回
転数を検出したデータを処理装置50内のメモリに記憶
しておく。
【0019】このように、PODプロペラ12の回転数
Nsを基準値からa%刻みで増減させ、各条件毎に主プ
ロペラ駆動機関20及びPOD推進器モータ30の馬
力、電力、回転数を検出して処理装置50内のメモリに
記憶する。また、同様にしてPODプロペラ12の回転
数Nsを固定し、主プロペラ2の回転数Nmをa%刻み
で増減させ、各条件毎に主プロペラ駆動機関20及びP
OD推進器モータ30の馬力、電力、回転数を検出した
データを処理装置50内のメモリに記憶する。なお、主
プロペラ2及びPODプロペラ12の回転数は、運転可
能条件等の制限があることから、実際にはそれほど多く
のデータをとる必要はない。
Nsを基準値からa%刻みで増減させ、各条件毎に主プ
ロペラ駆動機関20及びPOD推進器モータ30の馬
力、電力、回転数を検出して処理装置50内のメモリに
記憶する。また、同様にしてPODプロペラ12の回転
数Nsを固定し、主プロペラ2の回転数Nmをa%刻み
で増減させ、各条件毎に主プロペラ駆動機関20及びP
OD推進器モータ30の馬力、電力、回転数を検出した
データを処理装置50内のメモリに記憶する。なお、主
プロペラ2及びPODプロペラ12の回転数は、運転可
能条件等の制限があることから、実際にはそれほど多く
のデータをとる必要はない。
【0020】こうして各条件毎に得られた主プロペラ駆
動機関20及びPOD推進器モータ30の馬力、電力、
回転数のデータから、処理装置50において以下のよう
にして最適な回転数の組合せを決定する。すなわち、第
1の前提である所望の速力を維持しているデータの中か
ら、主プロペラ2及びPODプロペラ12の所要馬力が
最も小さい回転数の組合せを選択して、現状の航行条件
に最も適した回転数として定める。これらの回転数は、
それぞれ処理装置50から主プロペラ駆動機関20及び
POD推進器モータ30へ出力され、基準の回転数を補
正した回転数を維持することで、現状の航行条件に最も
合った効率のよい運行を行うことができる。
動機関20及びPOD推進器モータ30の馬力、電力、
回転数のデータから、処理装置50において以下のよう
にして最適な回転数の組合せを決定する。すなわち、第
1の前提である所望の速力を維持しているデータの中か
ら、主プロペラ2及びPODプロペラ12の所要馬力が
最も小さい回転数の組合せを選択して、現状の航行条件
に最も適した回転数として定める。これらの回転数は、
それぞれ処理装置50から主プロペラ駆動機関20及び
POD推進器モータ30へ出力され、基準の回転数を補
正した回転数を維持することで、現状の航行条件に最も
合った効率のよい運行を行うことができる。
【0021】このような最小馬力での航行は、主プロペ
ラ2を駆動する主プロペラ駆動機関20の燃料消費量
と、PODプロペラ12を駆動するPOD推進器モータ
30へ電力を供給する発電装置における燃料消費量との
合計量も概ね最小になる。
ラ2を駆動する主プロペラ駆動機関20の燃料消費量
と、PODプロペラ12を駆動するPOD推進器モータ
30へ電力を供給する発電装置における燃料消費量との
合計量も概ね最小になる。
【0022】上述した補正は、航行中継続して実施して
もよいし、あるいは、明らかに航行条件が変化した場合
にのみ実施してもよい。また、たとえば定期航路のよう
に、予め決められた航路を何度も航行するような場合に
は、出航から入港までのデータを保存しておき、次回の
航行にそのまま利用することも可能である。
もよいし、あるいは、明らかに航行条件が変化した場合
にのみ実施してもよい。また、たとえば定期航路のよう
に、予め決められた航路を何度も航行するような場合に
は、出航から入港までのデータを保存しておき、次回の
航行にそのまま利用することも可能である。
【0023】なお、本発明の構成は上述した実施形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において適宜変更することができる。
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において適宜変更することができる。
【0024】
【発明の効果】上述した本発明の船舶の推進制御装置及
び推進制御方法によれば、航行条件に応じて最適な主プ
ロペラ及びPODプロペラの回転数の組合せを決定し、
基準値を補正することができる。このため、船舶の必要
な速力を維持するのはもちろんのこと、最小の所要馬力
及び最小の燃料消費量で効率よく運行することが可能に
なる。
び推進制御方法によれば、航行条件に応じて最適な主プ
ロペラ及びPODプロペラの回転数の組合せを決定し、
基準値を補正することができる。このため、船舶の必要
な速力を維持するのはもちろんのこと、最小の所要馬力
及び最小の燃料消費量で効率よく運行することが可能に
なる。
【図1】 本発明に係る船舶の推進制御装置及び推進制
御方法の一実施形態を示す構成図である。
御方法の一実施形態を示す構成図である。
【図2】 主プロペラの後方にPOD推進器が設置され
た船舶の推進装置を示す側面図である。
た船舶の推進装置を示す側面図である。
1 船底後部
2 主プロペラ
10 POD推進器
11 ケーシング
12 PODプロペラ
13 ストラット
14 支柱
20 主プロペラ駆動機関(主プロペラ駆動機関)
30 POD推進器モータ(POD動力機関)
40 速力計(速力検出手段)
50 処理装置
Claims (2)
- 【請求項1】 主プロペラ及びその後方に設置された
POD推進器により構成された推進装置を制御する船舶
の推進制御装置であって、 前記主プロペラを駆動している主動力機関の運転状況を
検出する主動力検出手段と、 前記POD推進器を駆動しているPOD動力機関の運転
状況を検出するPOD動力検出手段と、 船舶が実際に走行している速力を検出する速力検出手段
と、 前記主動力検出手段、前記POD動力検出手段及び前記
速力検出手段の各検出値に基づいて、所望の速力を満た
し、かつ、前記主動力機関及び前記POD動力機関の所
要馬力を最小とするプロペラ回転数の組合せを演算する
処理装置と、を具備して構成したことを特徴とする船舶
の推進制御装置。 - 【請求項2】 主プロペラ及びその後方に設置された
POD推進器により構成された推進装置を制御する船舶
の推進制御方法であって、 前記主プロペラを駆動している主動力機関の運転状況を
主動力検出手段によって検出し、 前記POD推進器を駆動しているPOD動力機関の運転
状況をPOD動力検出手段によって検出し、 船舶が実際に走行している速力を速力検出手段によって
検出し、 前記主動力検出手段、前記POD動力検出手段及び前記
速力検出手段の検出値に基づいて、所望の速力を満た
し、かつ、前記主動力機関及び前記POD動力機関の所
要馬力を最小とするプロペラ回転数の組合せを処理装置
で算出して、このプロペラ回転数の組合せによって船舶
を運行することを特徴とする船舶の推進制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001199418A JP2003011892A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 船舶の推進制御装置及び推進制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001199418A JP2003011892A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 船舶の推進制御装置及び推進制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003011892A true JP2003011892A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19036718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001199418A Withdrawn JP2003011892A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 船舶の推進制御装置及び推進制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003011892A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012153342A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶の電力制御方法及び船舶電力制御システム |
| WO2016090737A1 (zh) * | 2014-12-09 | 2016-06-16 | 倪杰峰 | 船舶节能航行的控制方法及装置 |
| JP2017007432A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 西芝電機株式会社 | 船舶用推進装置 |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001199418A patent/JP2003011892A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012153342A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶の電力制御方法及び船舶電力制御システム |
| WO2016090737A1 (zh) * | 2014-12-09 | 2016-06-16 | 倪杰峰 | 船舶节能航行的控制方法及装置 |
| US10407148B2 (en) | 2014-12-09 | 2019-09-10 | Jiefeng Ni | Method and device for controlling energy-saving sailing of ship |
| JP2017007432A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 西芝電機株式会社 | 船舶用推進装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |