JP2003011990A - 吊下げタイプの包装袋 - Google Patents

吊下げタイプの包装袋

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JP2003011990A
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賢治 上尾
Kyosuke Suzuki
恭介 鈴木
Shinichi Osada
慎一 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量物を収納した場合であっても、長時間の
吊下げに耐えることのできる包装袋を提供する。 【解決手段】 対向する2枚のシート材の周囲をヒート
シールして構成されており、吊下用孔11を備えた包装
袋。樹脂製のディスクプレート13を2枚のシート材の間
に挟み込んでヒートシールして一体化した部分に、吊下
用孔11を形成する。2枚のシート材の間にディスク形状
の樹脂製プレート13がヒートシールにより強固に一体化
されているので、長時間吊下状態とされたとしても、デ
ィスクプレート自体が袋からちぎり取られてしまうこと
は殆ど考え難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店頭陳列時や使用
時に、内容物を収容した状態で吊り下げられる包装袋に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一定容量を超える液状体は、
例えば500mlまたは1Lサイズのペットボトルやブロー
ボトルに入れて販売されることが多い。また、収納状態
で0.5kgを超える小麦粉等の粉体は、平袋もしくは角底
袋に入れて販売されることが多い。このような販売形態
では、包装用の容器または袋が店頭で陳列棚に並べて販
売されるので、陳列場所が限定される。
【0003】一方、陳列棚以外にも設置して販売できる
形態としては、フック等に吊り下げて陳列される吊下げ
タイプの包装体が知られている。吊下げタイプの包装体
としては、(1)ビニール製袋のヒートシール部に孔を直
接形成したもの、(2)シール部に開けた孔の周囲に金属
製の鳩目を取り付けたもの、(3)袋の上部に別体である
台紙を取り付けて当該台紙に吊下用の孔を形成したもの
等が知られている。
【0004】しかしながら、上記(1)の従来例では、内
容物が重い場合や長時間吊り下げた場合に、孔部が裂け
るといった問題がある。孔部に金属製の鳩目を設けた上
記(2)の場合においても、内容物が重い場合には鳩目が
割れるといった問題や、鳩目自体が孔部からちぎり取ら
れてしまうといった問題が残る。また、上記(3)の場合
では、包装袋に台紙を取り付ける作業が必要であるた
め、製造工程が増えてコストアップにつながる問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、重量物を収納した場合であっ
ても、長時間の吊下げに耐えることのできる包装袋を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、
上記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の特徴を備えた包装袋を提供することである。
【0007】本発明の包装袋は、対向する2枚のシート
材の周囲をヒートシールして構成されており、吊下用孔
を備えている。吊下用孔は、樹脂製プレート材を上記2
枚のシート材の間に挟み込んでヒートシールして一体化
した部分に形成されている。
【0008】上記構成を有する本発明の包装袋において
は、袋を構成する2枚のシート間にヒートシールにより
樹脂製プレート材が一体化されており、その位置に吊下
用孔が形成されている。したがって、金属製の鳩目が孔
部の周縁に固定されている場合に比べて、内容物の重量
に起因した孔部の破損を低減できる。プレート材は、低
密度ポリエチレン製またはエチレン酢酸ビニル共重合体
製であることが好ましい。
【0009】本発明の包装袋は、吊下げ状態にあるとき
下端部側となる位置に抽出口を備えていることが好まし
い。そのような包装袋は、吊下げ状態のままで、下方側
に位置する抽出口から内容物を取り出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付の図面を
参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る包装袋10を示す斜視図である。包装袋10は
酒等の飲料を収容した状態で販売され、図2に示したよ
うに、壁面20に設けたフック部21に袋ごと吊り下げるこ
とができる。
【0011】包装袋10は、吊下げ状態において下端側と
なる位置に抽出口19を有している。抽出口のキャップ19
aを外すとねじ部(図示せず)が現れ、そこにツイストコ
ック30を取り付けることができる。したがって、包装袋
10を壁面20に吊り下げたままで飲料をコップ等に注ぐこ
とができる。このような構成の包装袋10は、居酒屋や飲
食店で使用する業務用として好適である。なお、ツイス
トコックは、最初から袋10に一体的に設けられていても
よい。
【0012】図3は、包装袋10の吊下用孔11の周辺を詳
細に示す拡大図である。左右の吊下用孔11は同様の構造
を有しており、図3は、左側の吊下用孔11を示してい
る。図3において、ハッチングで示した領域は、ヒート
シールが施された領域である。図4は、図3中の4-4
線断面図である。
【0013】包装袋10は、2枚のシート材10a、10bを
対向させ、その周囲をヒートシールして構成されてい
る。各シート材は、「ナイロン層/印刷層/アンカー処理
層/ポリエチレン層/線状低密度ポリエチレン層」からな
る層構造を有しており、線状低密度ポリエチレン層を互
いに向かい合わせた状態でヒートシールされる。2枚の
シート材の間にはディスク状の樹脂製プレート材13が挟
み込まれており、このディスクプレート13は、ヒートシ
ールによって両側のシート材10a、10bと一体化されて
いる。そして、ディスクプレート13の中央に貫通孔11を
形成し、これを吊下用孔としている。
【0014】このようにして構成された吊下用孔11は、
孔の周縁に金属製の鳩目を固定してなる従来の吊下用孔
に比べて耐久性が高い。すなわち、鳩目を取り付けた従
来の吊下用孔では、リング状の鳩目と孔部周縁との連結
部面積が小さく、重量物を収容した包装袋を長時間吊り
下げた場合に、鳩目自体が袋からちぎり取られてしまう
ことがある。これに対して、本発明の包装袋10において
は、2枚のシート材の間に樹脂製のディスクプレート13
がヒートシールにより一体化されている。したがって、
ディスクプレート13は、その両側全面においてシート材
と強固に一体化されており、長時間吊下状態とされたと
しても、ディスクプレート自体が袋からちぎり取られて
しまうことは殆ど考え難い。
【0015】したがって、樹脂製ディスクプレート13
は、内容物の重量に応じて適度な面積及び厚みを有して
いることが好ましい。例えば、内容物の重量が10kgであ
る場合には、ディスク直径を約40mm、吊下用孔の直径を
約9mm、厚みを約1mmとする。なお、図示の例では、円
形のディスクプレート13を使用しているが、シート間に
挟み込まれるプレート材は、円形である必要はなく、所
望の面積をもって延在するものであれば、四角や三角、
その他のあらゆる形状のものを採用できる。かかるプレ
ート材は、適度な柔軟性および強度を有する低密度ポリ
エチレン製もしくはエチレン酢酸ビニル共重合体製であ
ることが好ましいが、それ以外にも、袋の層構成中の内
面のヒートシール層とヒートシール可能な樹脂を適宜利
用することができる。
【0016】図3および図4から分かるように、2枚の
シート材10a、10b間にヒートシールされたディスクプ
レート13の周縁エッジ部13aから一定間隔を置いた位置
において、当該2枚のシート材同士が直接ヒートシール
され、これにより、湾曲して延在するヒートシール部15
が形成されている。ヒートシール部15は、包装袋10の内
容物収容空間とディスクプレート13とを隔離している。
【0017】このように、内容物収容空間とディスクプ
レート13とを隔離することには、次のようなメリットが
ある。すなわち、包装袋を積層輸送する場合等に、内容
物がプレート材13を圧迫し、その結果、プレート材の周
縁エッジ部13aに対応するシート材部分が押し破られて
しまうといった不都合を回避できる。
【0018】以上に説明した実施形態では、本発明を飲
料用の包装袋に適用した例を示しているが、本発明は、
包装袋の吊下用孔に特徴を有するものであり、重量物を
包装した状態で吊り下げられるあらゆる包装袋に適用す
ることが可能である。包装の対象についても、飲料等の
液体に限定されるものではなく、液状物、半液状物、固
形物、粒状物、その他、どのような内容物であってもよ
い。なお、袋の形態としては、両サイドに折り込み部を
有するガセット袋が、大きな内容量を確保できる点で好
ましい。
【0019】また、例えば図5に示したように、重量物
であるハンマー55を収容した状態で販売される包装袋50
等、抽出口を備えていない包装袋に対しても本発明を適
用することが可能である。包装袋50においては、ディス
ク状の樹脂プレート51の中央に吊下用孔52が形成されて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る飲料用の包装袋を
示す斜視図である。
【図2】 図1の包装袋が壁面に吊り下げられた状態を
示す斜視図である。
【図3】 図1の包装袋の吊下用孔周辺を示す拡大図で
ある。
【図4】 図3中における4-4線断面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る包装袋を示す正
面図である。
【符号の説明】
10、50 包装袋 10a、10b シート材 11、52 吊下用孔 12 周縁ヒートシール部 13、51 ディスクプレート 15 ヒートシール部 19 抽出口 19a キャップ 20 壁面 21 吊下用フック部 30 ツイストコック 55 ハンマー
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 恭介 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 長田 慎一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA05 BA21 BA27 BC18 EA07 HF02 HG05 HG10 HL01 HL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2枚のシート材(10a、10b)の
    周囲をヒートシールして構成され、吊下用孔(11)を備え
    た包装袋であって、 樹脂製のプレート材(13)を上記2枚のシート材(10a、1
    0b)の間に挟み込んでヒートシールして一体化した部分
    に、上記吊下用孔(11)を形成したことを特徴とする、包
    装袋。
  2. 【請求項2】 上記樹脂製プレート材(13)が低密度ポリ
    エチレン製またはエチレン酢酸ビニル共重合体製である
    ことを特徴とする、請求項1記載の包装袋。
  3. 【請求項3】 吊下げ状態にあるとき下端部側となる位
    置に、抽出口(19)を備えていることを特徴とする、請求
    項1記載の包装袋。
  4. 【請求項4】 上記2枚のシート材(10a、10b)間に位
    置する上記プレート材(13)の周縁部から一定間隔を置い
    た位置において、当該2枚のシート材同士が直接ヒート
    シールされており、 これにより形成されるヒートシール部(15)が当該包装袋
    の内容物収容空間と上記プレート材(13)とを隔離してい
    ることを特徴とする、請求項1記載の包装袋。
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