JP2003012811A - 艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりなるペースト組成物 - Google Patents
艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりなるペースト組成物Info
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Abstract
優れる成形品となる艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及
びそれよりなるペースト組成物を提供する。 【解決手段】 THF不溶ゲル分80重量%以上含有す
る平均粒径0.5〜1.5μmの塩化ビニル系樹脂粒子
に、厚さ0.025〜0.25μmの塩化ビニル系樹脂
の外皮層を形成してなる艶消しペースト塩化ビニル樹
脂。
Description
化ビニル系樹脂及びそれよりなるペースト組成物に関す
るものであり、さらに詳しくは、得られる成形品表面が
高い艶消し性と緻密感に優れ、かつ、表面保護のための
優れた強度を有する艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及
びそれよりなるペースト組成物に関するものである。
填剤やその他の配合剤とともに可塑剤を主成分とした液
状成分中に分散することによりプラスチゾルを形成す
る。ペースト加工は、そのプラスチゾルをコーティング
成形、スプレー成形、浸漬成形、回転成形、スラッシュ
成形などの方法により成形した後、加熱溶融することで
目的とする成形品を得る加工法であり、その加工の容易
さや自由度の高さから、現在でも根強い需要を誇ってい
る。
の表面は、製品の種類によって要求される風合いが異な
るが、特に、最近の床材におけるクッションフロア用途
では、高い艶消し性と緻密な風合いを持つ表面が求めら
れるようになってきた。
性を付与する技術としては、特公昭63−058858
号公報に、ペースト加工用塩化ビニル樹脂として、テト
ラヒドロフラン(以下、THFという。)に5〜80%
の不溶ゲル分を含有するペースト塩化ビニル樹脂を用い
る方法が提案されている。また、艶消し性と機械的強度
の両立という観点から、特開平08−259761号公
報や特開平11−029677号公報には、THF不溶
ゲル分が30〜60%のペースト塩化ビニル系樹脂に対
し、粒径0.1〜0.4μmのTHF可溶分のみからな
る塩化ビニル系樹脂粒子やゲル化開始温度が90℃以下
である塩化ビニル単量体とエステル結合を有する単量体
からなる塩化ビニル系共重合体樹脂粒子からなるペース
ト加工用塩化ビニル系樹脂粒子を混合する方法が提案さ
れている。
63−058858号公報に提案されたペースト加工用
塩化ビニル樹脂は、高い不溶ゲル分率の樹脂を用いた場
合には、高い艶消し性が得られるものの、その表面は、
不溶ゲル分同士が集塊化した凹凸によって形成されてお
り緻密感に欠ける表面しか得られなかった。また、不溶
ゲル分の分散が悪いことから、機械的強度も低いもので
あった。
特開平11−029677号公報に提案されたペースト
加工用塩化ビニル系樹脂は、樹脂の加工温度が180℃
という低温においては有効なものであるものの、実際の
クッションフロア製造現場の加工条件に即した200℃
以上の高温加工条件においては、溶融が進むことによ
り、いずれも艶消しレベルが前述の高不溶ゲル分系に比
べると不足しており、その使用範囲が限られていた。
面の風合いは、より高い艶消し性を求める方向に移行し
てきており、その中でより緻密で高品位の表面が求めら
れるようになってきており、本発明はこれら市場の要求
に応えうるペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりペー
スト組成物を提供することを目的とするものである。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の塩化ビニル
系樹脂粒子を内核とし、特定の厚さの塩化ビニル系樹脂
の外皮層を有する艶消しペースト塩化ビニル系樹脂を用
いることにより、緻密な艶消し表面と機械的強度特性が
改善された成形品を与えることを見出し、本発明を完成
するに至った。
重量%以上含有する平均粒径0.5〜1.5μmの塩化
ビニル系樹脂粒子を内核とし、厚さ0.025〜0.2
5μmの塩化ビニル系樹脂の外皮層を有することを特徴
とする艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりな
るペースト組成物に関するものである。
は、内核となるTHF不溶ゲル分を80重量%以上含有
する平均粒径0.5〜1.5μmの塩化ビニル系樹脂粒
子に、厚さ0.025〜0.25μmの塩化ビニル系樹
脂の外皮層を形成したものである。
F不溶ゲル分を80重量%以上、好ましくは90重量%
以上を含有し、その平均粒径が0.5〜1.5μmの範
囲のものである。ここで、塩化ビニル系樹脂粒子のTH
F不溶分が80重量%未満である場合、得られるペース
ト塩化ビニル系樹脂を成形加工に供した際の成形品表面
は光沢度が上昇し、艶消し性が不足する。また、平均粒
径が0.5μm未満である場合、その後に形成される外
皮層による粒径肥大化を考慮しても、その平均粒径は非
常に小さいものであり、プラスチゾル化した際の粘度は
高く加工性に劣るものとなる。一方、平均粒径が1.5
μmを超える場合、得られるペースト塩化ビニル系樹脂
を成形加工に供した際の成形品表面の凸凹の緻密感が損
なわれる。
は、平均粒径の測定が可能であればいかなる方法をも用
いることが可能であり、そのような方法としては、例え
ば分散ラテックスを、レーザー回折/散乱式粒度分布測
定装置(堀場製作所製、商品名LA−700)を用い、
屈折率1.3の条件にて測定する方法が挙げられる。
80重量%以上含有する平均粒径0.5〜1.5μmの
塩化ビニル系樹脂粒子の調整方法としては、一般的なペ
ースト塩化ビニル系樹脂の製造方法により調整が可能で
あり、そのような方法としては、例えば塩化ビニル単量
体等の塩化ビニル系単量体、界面活性剤、必要に応じて
高級アルコール等の補助乳化剤、油溶性重合開始剤を脱
イオン水中でホモジナイザー等により混合微分散した
後、緩やかな攪拌下で重合を行うミクロ懸濁重合法;ミ
クロ懸濁重合法で油溶性重合開始剤を含有するシードを
調製し、該シードに塩化ビニル単量体等の塩化ビニル系
単量体と必要な界面活性剤量を加え重合するシード懸濁
重合法;乳化重合法又はミクロ懸濁重合法で得られた粒
子をシードとして用い、該シードに塩化ビニル単量体等
の塩化ビニル系単量体、水溶性重合開始剤、及び必要に
応じて界面活性剤等の適当量を加え重合を行うシード乳
化重合法等を挙げることができる。
樹脂粒子のTHF不溶分を80重量%以上とするには、
上記の重合の際に、塩化ビニル系単量体と共にエチレン
性二重結合を分子内に2個以上有する多官能性単量体を
併用すればよい。該エチレン性二重結合を分子内に2個
以上有する多官能性単量体としては、例えばトリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリ
ルトリメリテート、エチレングリコールジビニルエーテ
ル、エチレングリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ジアリルフタレート、メタク
リル酸ビニル、クロトン酸ビニルなどがあげられ、これ
らを1種または2種以上で併用して用いることができ
る。
開始剤としては、塩化ビニル単量体に溶解し、ペースト
塩化ビニル系樹脂を得るための重合温度において適当な
半減期を有するものであれば、特に制限はなく、例えば
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、デカノイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイドなどのジ
アシルパーオキサイド類;ジ−2−エチルヘキシルパー
オキシジカーボネート、ジアリルパーオキシジカーボネ
ートなどのパーオキシジカーボネート類;t−ブチルパ
ーオキシビバレート、t−ブチルパーオキシネオデカノ
エートなどのパーオキシエステル類;アセチルシクロヘ
キシルスルホニルパーオキサイド、ジスクシニックアシ
ッドパーオキサイドなどの有機過酸化物などを使用する
ことができる。また、水溶性重合開始剤としては、例え
ば過硫酸カリウム、過酸化水素、過硫酸アンモニウムな
どを使用することができる。これらの重合開始剤は1種
または2種以上を組み合わせて使用することができ、そ
の使用量は、重合温度などにより異なるが、一般に仕込
み塩化ビニル単量体に対して0.001〜1重量部の範
囲であることが好ましい。
面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ミ
リスチル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩
類;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアル
キルスルホン酸塩類;ラウリン酸アンモニウム、ステア
リル酸カリウムなどの脂肪酸塩類;ジオクチルスルホコ
ハク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ムなどのスルホコハク酸塩類などのアニオン性界面活性
剤を主に使用することができる。また、重合の安定化な
どを目的に、ポリオキシエチレンソルビタンエステル
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル類などのノニオン
性界面活性剤やラウリルアルコール、ミリスチルアルコ
ール、ステアリルアルコールなどの高級アルコールの1
種または2種以上をアニオン性界面活性剤と併用するこ
とができる。その際の使用量としては、塩化ビニル系単
量体仕込み量や目標とするペースト塩化ビニル系樹脂の
粒径により異なるが、一般に仕込み塩化ビニル単量体に
対して0.05〜5重量部の範囲であることが好まし
い。
は、内核となるTHF不溶ゲル分を80重量%以上含有
する平均粒径0.5〜1.5μmの塩化ビニル系樹脂粒
子の周りに、厚さ0.025〜0.25μmの塩化ビニ
ル系樹脂の外皮層を形成させることにより、ゲル化溶融
時に、内核のTHF不溶ゲル分が互いに直接接触して集
塊化することを防ぐことで、均一に分散された緻密な凸
凹を有する艶消し表面を実現させるものである。ここ
で、外皮層の厚みが0.025μm未満の場合、内核と
なる塩化ビニル系樹脂粒子の保護効果が十分でなく、溶
融時の塩化ビニル系樹脂粒子が集塊化し、緻密な凸凹を
有する艶消し表面が得られない。一方、外皮層の厚みが
0.25μmを超える場合は、塩化ビニル系樹脂粒子に
よる凸凹形成を溶融した外皮層が覆い、表面が平坦化さ
れ艶消し性が達成されない。
ビニル系樹脂粒子の平均粒径と外皮層形成後の艶消しペ
ースト塩化ビニル系樹脂の平均粒径の差から算出するこ
とができる。
における外皮層の形成方法としては、例えば内核となる
塩化ビニル系樹脂粒子を調整した水性分散体(重合ラテ
ックス)に、塩化ビニル系単量体を追加して重合する方
法を挙げることができる。この際、追加する塩化ビニル
系単量体は、一括添加、複数回の分割添加または連続添
加で重合系内に導入してもよい。また、外皮層形成のた
めの重合は、内核となる塩化ビニル系樹脂粒子の調整に
引き続き、直ちに実施しても良いし、一旦、重合を終了
した後、改めて水溶性重合開始剤を添加して、所定量の
塩化ビニル系単量体を重合させても良い。さらに外皮層
を形成するための重合に際しては、艶消しペースト塩化
ビニル系樹脂のゲル化溶融性をより改善するために塩化
ビニル単量体と共重合可能な単量体を併用することが好
ましく、そのようなゲル化溶融性を改善する塩化ビニル
単量体と共重合可能な単量体としては、例えば酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステ
ル類;マレイン酸、イタコン酸、メタクリル酸、アクリ
ル酸などの不飽和カルボン酸のエステル類等をあげるこ
とができる。その他、重合開始剤、界面活性剤等の添加
剤については、内核となる塩化ビニル系樹脂粒子の重合
法で記述されたものと同じものを使用することができ
る。
は、可塑剤、安定剤を配合することによりペースト組成
物として用いることができ、その際には必要に応じて粘
度低下を目的として平均粒径20〜60μmのブレンデ
ィングレジンや強度改善を目的とした平均重合度300
0〜5000の超高重合度塩化ビニル樹脂等を配合して
もよい。そして、該ペースト組成物は、成型後、加熱溶
融することにより緻密な艶消し表面を有する成型体を与
えることができる。
る可塑剤としては、特に制限はなく、通常のペースト塩
化ビニル系樹脂の加工の際に用いられる可塑剤でよく、
例えばジ−n−ブチルアジペート、ジ−(2−エチルヘ
キシル)アジペート、ジ−イソデシルアジペートなどの
アジピン酸系可塑剤;ジメチルフタレート、ジエチルフ
タレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フタレート、ジ
−n−オクチルフタレート、ジノニルフタレート、ジベ
ンジルフタレート、ブチルベンジルフタレートなどのフ
タル酸系可塑剤;トリイソオクチルトリメリテート、ト
リ−(2−エチルヘキシル)トリメリテートなどのトリ
メリット酸系可塑剤;アジピン酸系ポリエステル、フタ
ル酸系ポリエステルなどのポリエステル系可塑剤などを
挙げることができ、これらは1種又は2種以上を混合し
て用いることができる。
通常のペースト塩化ビニル系樹脂の加工の際に用いられ
る安定剤であればよく、例えばエポキシ系安定剤、バリ
ウム系安定剤、カルシウム系安定剤、スズ系安定剤、亜
鉛系安定剤、これらの複合安定剤等を1種または2種以
上を組合わせて使用することができる。
説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定
されるものではない。
量体600g、過酸化ラウロイル11.4g及び15重
量%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液60
gを仕込み、該重合液をホモミキサーにて75分間均質
化処理後、温度を45℃に上げて重合を進めた。圧力が
低下した後、未反応塩化ビニル単量体を回収することに
より、ラウロイルパーオキサイドを2重量%含有させた
平均重合度1700で平均粒径0.55μmを有するシ
ード粒子を得た。
ビニル系樹脂及び成形体は、以下の方法にて評価した。
収し、該試料1gにテトラヒドロフラン50mlを加
え、60℃で24時間攪拌した後、4000rpmで6
0分間の遠心力にて沈降分離させTHF不溶分を回収
し、その後40℃にて真空乾燥してTHF不溶分の重量
を求め、該値の試料重量に対する百分率をTHF不溶ゲ
ル分とした。
た。
波ホモジナイザーで水中に解砕した再分散ラテックス
を、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作
所製、商品名LA−700)を用い、屈折率1.3の条
件にて2回測定を行い、その平均値を平均粒径とした。
−300A)を用いて、成形シートに入射角60°で照
射された光の反射率を測定し、反射率を艶消し性とし
た。
い。
表面で凸部を形成するTHF不溶ゲル分の集合状態を観
察した。
試験方法に準拠して、JIS−3号試験片とした成形シ
ートを引張り試験機(オリエンティック社製、商品名T
ENSIRON RTM−500)を用いて、引張り速
度200m/minの条件にて測定を行った。
量体500g、トリアリルイソシアヌレート6g、調整
例1により得られたシード粒子を36g、5%アルキル
スルホコハク酸ナトリウム水溶液10g、0.1重量%
硫酸第一鉄水溶液8gを仕込み、その後重合反応系を4
5℃に上げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重
合反応終了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液8
0gを連続的に添加し、更に、重合反応開始1.5時間
後より6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリ
ウム水溶液50gを連続的に添加した。重合缶内の圧力
が0.3MPaに低下した時点で重合反応を停止し、未
反応塩化ビニル単量体を回収し、塩化ビニル樹脂粒子を
含む重合ラテックスを得た。
1.01μmであり、THF不溶ゲル分は95重量%で
あった。
合ラテックスに塩化ビニル単量体300g、1重量%過
硫酸カリウム水溶液6g、0.1重量%硫酸第一鉄水溶
液1gを加え、温度を40℃に設定して追加重合反応を
開始した。追加重合反応開始後から追加重合反応終了時
まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液40gを連続的
に添加し、更に追加重合反応開始0.5時間後より2時
間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水溶液
30gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.25
MPaに低下した時点で追加重合反応を停止し、未反応
塩化ビニル単量体を回収し、ペースト塩化ビニル樹脂ラ
テックスを得た。
ス中のペースト塩化ビニル樹脂の平均粒径は1.22μ
mであり、追加重合によって形成された外皮層の厚みは
0.105μmであった。
ックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉砕機を
通してペースト塩化ビニル樹脂を回収した。
部に対し、ブレンディングレジン(ヴイテック社製、商
品名75BX)40重量部、ジ−(2−エチルヘキシ
ル)フタレート50重量部、バリウム−亜鉛系安定剤
(旭電化工業(株)製、商品名AC319)3重量部、エ
ポキシ化大豆油2重量部をディゾルバーミキサーにて混
練後、2×103Pa以下で30分間減圧脱泡すること
によりペースト組成物を調製した。
系フィルム上にドクターナイフにて薄く塗布し、スモー
ルオーブン(マチス社製)にて220℃で1分間加熱し
て厚さ0.35mmのシートに成形した後、該シートを
ポリエステル系フィルム上から剥がし、艶消し性、表面
状態、引張り強度の試験に供した。その評価結果を表1
に示す。また、光学顕微鏡による表面観察結果を図1に
示す。
非常に高い艶消し性を示すとともに、表面にざらつき感
のない緻密感の高い表面を形成した。光学顕微鏡による
表面観察の結果、凸凹を形成するTHF不溶ゲル分が細
かく分散されている様子が観察された。また、引張り強
度は147kg/cm2を示した。
量体500g、トリアリルイソシアヌレート6g、調整
例1により得られたシード粒子を36g、5%アルキル
スルホコハク酸ナトリウム水溶液10g、0.1重量%
硫酸第一鉄水溶液8gを仕込み、その後重合反応系を4
5℃に上げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重
合反応終了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液8
0gを連続的に添加し、更に、重合反応開始1.5時間
後より6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリ
ウム水溶液50gを連続的に添加した。重合缶内の圧力
が0.3MPaに低下した時点で重合反応を停止し、未
反応塩化ビニル単量体を回収し、塩化ビニル樹脂粒子を
含む重合ラテックスを得た。
1.01μmであり、THF不溶ゲル分は95重量%で
あった。
合ラテックスに塩化ビニル単量体300g、1重量%過
硫酸カリウム水溶液6g、0.1重量%硫酸第一鉄水溶
液1gを加え、温度を54℃に設定して追加重合反応を
開始した。追加重合反応開始後0.5時間後より2時間
後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水溶液3
0gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.42M
Paに低下した時点で追加重合反応を停止し、未反応塩
化ビニル単量体を回収し、ペースト塩化ビニル樹脂ラテ
ックスを得た。
径は1.19μmであり、追加重合によって形成された
外皮層の厚みは0.09μmであった。
ックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉砕機を
通してペースト塩化ビニル樹脂を回収した。
例1と同じ方法で評価を実施した。その評価結果をを表
1に示す。また、光学顕微鏡による表面観察結果を図2
に示す。
非常に高い艶消し性を示すとともに、表面にざらつき感
のない緻密感の高い表面を形成した。光学顕微鏡による
表面観察の結果、凸凹を形成するTHF不溶ゲル分が細
かく分散されている様子が観察された。引張り強度は1
36kg/cm2であった。
量体600g、トリアリルイソシアヌレート6g、調整
例1により得られたシード粒子を30g、5%アルキル
スルホコハク酸ナトリウム水溶液12g、0.1重量%
硫酸第一鉄水溶液8gを仕込み、その後重合反応系を4
5℃に上げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重
合反応終了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液8
0gを連続的に添加し、更に、重合反応開始1.5時間
後より6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリ
ウム水溶液60gを連続的に添加した。重合缶内の圧力
が0.3MPaに低下した時点で重合反応を停止し、未
反応塩化ビニル単量体を回収し、塩化ビニル樹脂粒子を
含む重合ラテックスを得た。
1.05μmであり、THF不溶ゲル分は93重量%で
あった。
合ラテックスに塩化ビニル単量体200g、1重量%過
硫酸カリウム水溶液4g、0.1重量%硫酸第一鉄水溶
液1gを加え、温度を40℃に設定して追加重合反応を
開始した。追加重合反応開始後から追加重合反応終了時
まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液40gを連続的
に添加し、更に、追加重合反応開始0.5時間後より2
時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水溶
液20gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.2
5MPaに低下した時点で追加重合反応を停止し、未反
応塩化ビニル単量体を回収し、ペースト塩化ビニル樹脂
ラテックスを得た。
径は1.17μmであり、追加重合によって形成された
外皮層の厚みは0.06μmであった。
ックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉砕機を
通してペースト塩化ビニル樹脂を回収した。
例1と同じ方法で評価を実施した。その評価結果をを表
1に示す。また、光学顕微鏡による表面観察結果を図3
に示す。
非常に高い艶消し性を示すとともに、表面にざらつき感
のない緻密感の高い表面を形成した。光学顕微鏡による
表面観察の結果、凸凹を形成するTHF不溶分が細かく
分散されている様子が観察された。また、引張り強度は
141kg/cm2を示した。
量体500g、トリアリルイソシアヌレート6g、調整
例1により得られたシード粒子を36g、5%アルキル
スルホコハク酸ナトリウム水溶液10g、0.1重量%
硫酸第一鉄水溶液8gを仕込み、その後温度を45℃に
上げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重合反応
終了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液80gを
連続的に添加し、更に、重合反応開始1.5時間後より
6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水
溶液50gを連続的に添加し、重合缶内の圧力が0.3
MPaに低下するまで重合反応を継続し、平均粒径1.
01μmであり、THF不溶ゲル分は95重量%である
塩化ビニル樹脂粒子を含む重合ラテックスを調整した時
点で、重合缶内に塩化ビニル単量体300g、1重量%
過硫酸カリウム水溶液6g、0.1重量%硫酸第一鉄水
溶液1gを加え、温度を40℃に設定して追加重合反応
を開始した。追加重合反応開始後から追加重合反応終了
時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液40gを連続
的に添加し、更に、追加重合反応開始0.5時間後より
2時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水
溶液30gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.
25MPaに低下した時点で追加重合反応を停止し、未
反応塩化ビニル単量体を回収し、ペースト塩化ビニル樹
脂ラテックスを得た。
径1.28μmであり、追加重合によって形成された外
皮層の厚みは0.135μmであった。
ックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉砕機を
通してペースト塩化ビニル樹脂を回収した。
例1と同じ方法で評価を実施した。その評価結果をを表
1に示す。また、光学顕微鏡による表面観察結果を図4
に示す。
非常に高い艶消し性を示すとともに、表面にざらつき感
のない緻密感の高い表面を形成した。光学顕微鏡による
表面観察の結果、凸凹を形成するTHF不溶ゲル分が細
かく分散されている様子が観察された。また、引張り強
度は152kg/cm2を示した。
量体500g、トリアリルイソシアヌレート6g、調整
例1により得られたシード粒子を36g、5%アルキル
スルホコハク酸ナトリウム水溶液10g、0.1重量%
硫酸第一鉄水溶液8gを仕込み、その後温度を45℃に
上げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重合反応
終了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液80gを
連続的に添加し、更に、重合反応開始1.5時間後より
6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水
溶液50gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.
3MPaに低下した時点で重合反応を停止し、未反応塩
化ビニル単量体を回収し、塩化ビニル樹脂粒子を含む重
合ラテックスを得た。
1.01μmであり、THF不溶ゲル分は95重量%で
あった。
合ラテックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉
砕機を通してペースト塩化ビニル樹脂として回収した。
例1と同じ方法で評価を実施した。
顕微鏡による表面観察結果を図5に示す。
常に高い艶消し性を示したが、その表面はざらつき感が
強く緻密感の高い表面を形成した。光学顕微鏡による表
面観察の結果、凸凹を形成するTHF不溶ゲル分が集塊
化されている様子が観察された。また、引張り強度は1
12kg/cm2と低かった。
量体200g、トリアリルイソシアヌレート2g、調整
例1により得られたシード粒子を36g、5%アルキル
スルホコハク酸ナトリウム水溶液4g、0.1重量%硫
酸第一鉄水溶液4gを仕込み、その後温度を45℃に上
げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重合反応終
了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液40gを連
続的に添加し、更に、重合反応開始0.5時間後より3
時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水溶
液20gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.3
MPaに低下した時点で重合反応を停止し、未反応塩化
ビニル単量体を回収し、塩化ビニル樹脂粒子を含む重合
ラテックスを得た。
0.72μmであり、THF不溶ゲル分は91重量%で
あった。
合ラテックスに塩化ビニル単量体600g、1重量%過
硫酸カリウム水溶液12g、0.1重量%硫酸第一鉄水
溶液2gを加え、温度を40℃に設定して追加重合反応
を開始した。追加重合反応開始後から追加重合反応終了
時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液80gを連続
的に添加し、更に、追加重合反応開始0.5時間後より
6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水
溶液60gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.
25MPaに低下した時点で追加重合反応を停止し、未
反応塩化ビニル単量体を回収し、ペースト塩化ビニル樹
脂ラテックスを得た。
径は1.25μmであり、追加重合反応によって形成さ
れた外皮層の厚みは0.265μmであった。
ックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉砕機を
通してペースト塩化ビニル樹脂として回収した。
例1と同じ方法で評価を実施した。
顕微鏡による表面観察結果を図6に示す。
高く艶消し性に劣ることが示された。また、表面は凸凹
がほとんど観察されず平坦であった。
量体500g、トリアリルイソシアヌレート1.8g、
調整例1により得られたシード粒子を36g、5%アル
キルスルホコハク酸ナトリウム水溶液10g、0.1重
量%硫酸第一鉄水溶液8gを仕込み、その後温度を45
℃に上げ重合反応を開始した。重合反応開始後から重合
反応終了時まで0.1重量%アスコルビン酸水溶液80
gを連続的に添加し、更に、重合反応開始1.5時間後
より6時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウ
ム水溶液50gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が
0.3MPaに低下した時点で重合反応を停止し、未反
応塩化ビニル単量体を回収し、塩化ビニル樹脂粒子を含
む重合ラテックスを得た。
1.04μmであり、THF不溶ゲル分は71重量%で
あった。
合ラテックスに塩化ビニル単量体300g、1重量%過
硫酸カリウム水溶液6g、0.1重量%硫酸第一鉄水溶
液1gを加え、温度を40℃に設定して追加重合反応を
開始した。追加重合反応開始後、0.1重量から追加重
合反応終了後まで%アスコルビン酸水溶液40gを連続
的に添加し、更に、追加重合反応開始0.5時間後より
2時間後まで5%アルキルスルホコハク酸ナトリウム水
溶液30gを連続的に添加した。重合缶内の圧力が0.
25MPaに低下した時点で追加重合反応を停止し、未
反応塩化ビニル単量体を回収し、ペースト塩化ビニル樹
脂ラテックスを得た。
径は1.19μmであり、追加重合反応によって形成さ
れた外皮層の厚みは0.075μmであった。
ックスを回転円盤式噴霧乾燥機により乾燥し、粉砕機を
通してペースト塩化ビニル樹脂として回収した。
は、実施例1と同じ方法で評価を実施した。
顕微鏡による表面観察結果を図7に示す。
高く艶消し性に劣り、表面にはTHF不溶分による凸凹
があまり観察されなかった。
脂は、緻密な艶消し表面と優れた機械的強度特性を有す
る成形品を与えうるものであり、その工業的価値は極め
て高いものである。
真である。
真である。
真である。
真である。
真である。
真である。
真である。
Claims (2)
- 【請求項1】テトラヒドロフラン不溶ゲル分を80重量
%以上含有する平均粒径0.5〜1.5μmの塩化ビニ
ル系樹脂粒子を内核とし、厚さ0.025〜0.25μ
mの塩化ビニル系樹脂の外皮層を有することを特徴とす
る艶消しペースト塩化ビニル系樹脂。 - 【請求項2】請求項1に記載の艶消しペースト塩化ビニ
ル系樹脂に可塑剤、安定剤を配合してなることを特徴と
するペースト組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001200959A JP5050304B2 (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりなるペースト組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001200959A JP5050304B2 (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりなるペースト組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003012811A true JP2003012811A (ja) | 2003-01-15 |
| JP5050304B2 JP5050304B2 (ja) | 2012-10-17 |
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ID=19037996
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001200959A Expired - Fee Related JP5050304B2 (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 艶消しペースト塩化ビニル系樹脂及びそれよりなるペースト組成物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5050304B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH069843A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
| JPH06228395A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-16 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | プラスチゾル組成物 |
| JPH1180479A (ja) * | 1997-07-08 | 1999-03-26 | Tosoh Corp | ペースト加工用塩化ビニル系樹脂、ペースト加工用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれよりなる発泡体 |
-
2001
- 2001-07-02 JP JP2001200959A patent/JP5050304B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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| JPH06228395A (ja) * | 1993-02-03 | 1994-08-16 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | プラスチゾル組成物 |
| JPH1180479A (ja) * | 1997-07-08 | 1999-03-26 | Tosoh Corp | ペースト加工用塩化ビニル系樹脂、ペースト加工用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれよりなる発泡体 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP5050304B2 (ja) | 2012-10-17 |
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