JP2003014561A - 歪センサ及び歪検知装置 - Google Patents

歪センサ及び歪検知装置

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JP2003014561A
JP2003014561A JP2001197861A JP2001197861A JP2003014561A JP 2003014561 A JP2003014561 A JP 2003014561A JP 2001197861 A JP2001197861 A JP 2001197861A JP 2001197861 A JP2001197861 A JP 2001197861A JP 2003014561 A JP2003014561 A JP 2003014561A
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grating
strain sensor
optical fiber
strain
external force
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JP2001197861A
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Masakazu Takagi
正和 高木
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度補正を必要とせず、歪測定点の位置を直
接知ることができ、しかも安価な歪センサ及び歪検知装
置を提供する。 【解決手段】 コアにグレーティングが書き込まれた光
ファイバと、そのグレーティング部を内包する検知部と
を備え、検知部は、それに加わる外力がグレーテイング
部に伝達されるように形成され、グレーティング部に外
力が加わると反射光量が変化する歪センサ及び反射ピー
ク波長の異なる複数のグレーティング部を有する歪セン
サを前記の反射ピーク波長を含む広帯域光源を有するO
TDRに接続し、各グレーティング部での反射波形を含
む距離ー反射光量特性がOTDRに表示されるようにし
た歪検知装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバグレー
ティングを用いた歪センサ及び歪検知装置に関し、特に
温度補償や高価な測定装置を必要としない歪センサ及び
歪検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバグレーティングは、その格子
間隔で決まる特定の波長の光を反射する。したがって、
伸縮歪が加わりこの格子間隔が変化すると、その特定の
波長(以下、「反射ピーク波長」という)も変化する。
従来、光ファイバグレーティングのこの性質を利用し
て、外力や外力により生じる歪を検知する歪センサや歪
検知装置が各種提案されてきた。
【0003】例えば、特開2000−39309号公報
には、図6(a)に示すように被測定物40に一定の伸
張を付与した状態で両端43,43が固定されるグレー
ティング41を内蔵したセンサー光ファイバ42と、そ
の一端に光ファイバ46を介して接続された光源44
と、他端に光ファイバ47を介して接続されたスペクト
ラムアナライザ45とからなる変形検査装置(歪検知装
置)が開示されている。光源44から連続波長域λ0
λ1 の光が光ファイバ46を介して送られるが、ファイ
バグレーティング41では格子間隔dg によってきまる
波長(反射ピーク波長)の光が反射されるので、センサ
ー光ファイバ42を通った光を光ファイバ47を介して
スペクトラムアナライザ45へ導くと、その反射波長成
分の吸収スペクトルが得られる。
【0004】被測定物体40が伸張したとすると、セン
サ光ファイバ42も伸張され、それに内蔵されたグレー
ティング41の格子間隔dg も増大し、吸収スペクトル
は、図6(b)に示すように長波長側にシフトする。一
方、被測定物体40が収縮した場合は、センサ光ファイ
バ42の伸び量が減り、それに内蔵されたグレーティン
グの格子間隔dg も減少するので、吸収スペクトルは、
図6(c)に示すように短波長側にシフトする。したが
って、これらの波長シフト量をスペクトラムアナライザ
45で測定すれば、被測定物体40の伸縮歪がわかると
いうものである。
【0005】しかし、上記の変形検査装置に用いられる
精度の高いスペクトラムアナライザは大変高価である。
そのうえ、伸張度は温度変化によっても変化するので、
スペクトラムアナライザから得られる吸収スペクトルが
示す反射ピーク波長は、被測定物の伸張度の変化と温度
変化による伸張度の変化とが複合されたものとなるか
ら、温度による補正をしなければ、被測定物の正確な変
化を知ることができなかった。
【0006】上記の温度補正は、測定点の近くに温度計
を置き、温度を測定すると共に、被測定物の線膨張係数
と光ファイバの線膨張係数とを用いて計算できるが、そ
れ自体わずらわしいうえに、測定点が多地点の場合は、
測定点の位置を識別し、かつそれぞれの地点で温度を測
定しなければならず、さらに手間がかかるという問題が
あった。
【0007】例えば特開2000−258190号公報
には、反射ピーク波長の異なる複数のファイバグレーテ
ィングを有する光ファイバ心線を用い、その反射ピーク
波長から挿入されたファイバグレーティングの位置を識
別し、測定反射波長が当該ファイバグレーティングの反
射ピーク波長からのずれから当該ファイバグレーティン
グの歪を検知する方法が開示されている。しかし、この
方法では最初に割り当てたファイバグレーティングごと
の反射ピーク波長とその挿入位置(例えば光ファイバの
始端からの距離)との対比表などを参照しなければなら
ず、直接その位置を知ることができないという問題があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するためになされたものであって、温度補正を必
要とせず、歪測定点の位置を直接知ることができ、しか
も安価な歪センサ及び歪検知装置の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明の歪センサは、コア上にクラッドを
被覆してなり、コアにグレーティングが書き込まれた光
ファイバと、前記光ファイバのグレーティング部を内包
する検知部とを備え、前記検知部は、それに加わる外力
を前記グレーティング部に伝達するように形成してなる
ことを特徴とする。
【0010】このようにすれば、被測定物の歪、変形そ
の他の原因により生ずる外力が、検知部を介して、グレ
ーティンング部に伝達され、その外力によってグレーテ
ィング部に生じる歪は、グレーティング部における反射
光量を変化させるから、安価な測定器で検知できる。ま
た、この反射光量は、温度による影響を受けないから、
温度補正を行う必要もない。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の歪
センサにおいて、前記光ファイバのクラッドの外周面に
コーティング層と外部被覆層を設けてなる光ファイバ心
線と、検知部とを備え、前記検知部は、前記光ファイバ
心線の前記グレーティング部上の外部被覆層及びコーテ
ィング層を除去し、その外周に、除去されない両側の外
部被覆層間又はコーティング層間を橋絡するように被覆
した橋絡部材を有することを特徴とする。
【0012】ここに、「両側の外部被覆層間又はコーテ
ィング層間を橋絡するように被覆した」とは、橋絡部材
の両端が両側の外部被覆層間又はコーティング層の外周
に接着等により固定され、その他の部分は、通常光ファ
イバに接触しない状態に被覆したことをいう。
【0013】このようにすれば、外力をグレーティング
部に伝達する検知部が、簡単に形成される。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の歪
センサにおいて、前記検知部は、前記橋絡部材と、前記
橋絡部材のほぼ中央部に固定された助勢部材を有するこ
とを特徴とする。
【0015】このようにすれば、助勢部材を設けた箇所
に外力が他の部分より集中して加わるので、感度がよく
なる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の歪
センサにおいて、前記橋絡部材は、弾性軟質部材からな
り、前記助勢部材は、弾性リング状部材からなることを
特徴とする。
【0017】ここに、「弾性軟質部材」とは、それに外
力が加わったとき光ファイバに接触する程度に変形し、
外力が除去されると原状に復帰する弾性を有し、かつ光
ファイバに接触したとき光ファイバを損傷しない程度に
外力の局部集中を緩和する軟らかさを有する部材を意味
する。
【0018】このようにすれば、グレーティング部を損
傷するおそれがなく、繰り返し使用が可能であり、光フ
ァイバ心線の半径方向のどの方向から外力が加わっても
感度がよくなる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の歪センサにおいて、前記光ファイバ心
線のグレーティング部と前記検知部は、前記光ファイバ
心線の長さ方向にそって、複数箇所設けて成り、前記複
数箇所に設けられたグレーティング部の反射ピーク波長
がそれぞれ異なることを特徴とする。
【0020】このようにすれば、各グレーティングでの
多重反射のおそれがなく外力を受けたグレーティングの
識別が容易になる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
歪センサと前記歪センサの複数のグレーティング部の反
射ピーク波長を含む広帯域光源を有するOTDRとを備
え、前記歪センサの光ファイバ心線の一端を、前記OT
DRに接続し、前記歪センサの距離ー反射光量特性を測
定することにより、前記検知部を介して前記グレーティ
ング部に加えられた外力による歪を検知することを特徴
とする。
【0022】このようにすれば、安価なOTDRでファ
イバグレーティングにおける反射光量を測定でき、外力
によって生じる歪を検知できる。また、グレーティング
部と検知部が、光ファイバ心線の長さ方向にそって、複
数箇所設けられ、それぞれに設けられたグレーティング
部の反射ピーク波長がそれぞれ異なるようにした歪セン
サと複数のグレーティング部の反射ピーク波長を含む広
帯域光源を有するOTDRとを用いるので、OTDRに
は各グレーティング部での反射波形を含む距離ー反射光
量特性が表示され、その表示からひと目で外力の加わっ
たグレーティングの位置が検知できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示例に
もとづいて説明する。図1は、本発明の歪センサの一例
を示す縦断面図、図2は、同平面図、図3は、その動作
原理の説明図、図4は本発明の歪検知装置の一例とその
使用状態を示すブロック図、図5はその動作原理の説明
図である。
【0024】図1及び図2において、歪センサ1は、光
ファイバ心線2と検知部10とで構成されている。光フ
ァイバ心線2は、コア3とコアを囲むクラッド4とから
なる光ファイバ5上に、紫外線硬化樹脂などからなるコ
ーティング層6を設けて光ファイバ素線とし、さらにそ
の上にナイロン被覆、PVC外被などの外部被覆層7を
設けたものであり、コア3にはグレーティングGが形成
されている。
【0025】光ファイバとしては、例えば通信用のシン
グルモードファイバが用いられ、グレーティングGの形
成は、次のようにして行われる。光ファイバ心線2のコ
ア3のグレーティングを書き込むべき部分を含む外部被
覆層7及びコーティング層6を除去し、光ファイバ5を
露出させる。露出させた光ファイバ5に、図示しない位
相マスクを介して波長240nm近傍の紫外線を照射す
る。位相マスクで回折した紫外線は、干渉縞を生じ、ク
ラッド4を透過して、GeO2 などがドーピングされた
コア3を照射する。コア3の照射された部分は干渉縞の
光の強い部分で屈折率が上昇する。したがって、コア3
の長さ方向にそって高屈折率部分の縞が生じ、ファイバ
グレーティングGが形成される。なお、コーティング層
6を紫外線透過型紫外線硬化樹脂とするときは、外部被
覆層7だけを除去しただけで、紫外線透過型紫外線硬化
樹脂からなるコーティング層6を有する光ファイバ素線
に紫外線を照射し、コーティング層5、クラッド層4を
透過させて、コアにファイバグレーティングGを形成す
ることができる。
【0026】検知部10は、光ファイバ心線2の外部被
覆層・コーティング層除去部(以下、「外部被覆層等除
去部」という)9を覆い、除去していない外部被覆層間
を橋絡するように、橋絡部材11を被覆して形成する。
検知部10は少なくともこの外部被覆層除去部9と橋絡
部材11とで形成されるが、助勢部材12を設けて外力
を局部に集中させると感度がよくなるので好ましい。
【0027】この橋絡部材11は、弾性を有する弾性軟
質部材とすると、軟質であるから光ファイバのグレーテ
ィング部8を損傷することがなく、弾性を有するから外
力が加わっても除去されると原状に復帰するので繰り返
し使用が可能である。また、助勢部材12は、この橋絡
部材11の中央部を挟持するように設けられる。外部被
覆層7の端部外周と橋絡部材11の端部内面及び橋絡部
材11の中央部と助勢部材12とは、それぞれ接着剤そ
の他適宜の方法で固定される。
【0028】弾性軟質部材11の材質は、ポリエチレン
が好ましいが、ポリエチレンに限らず軟質ポリプロピレ
ンなどのプラスチック材なども適用できる。また、形状
はチューブ状のものとしたり、シート状のもので包むよ
うにするなど適宜選択できる。
【0029】助勢部材12は、例えば弾性を有する針金
のような金属製細長柱状体を橋絡部材(弾性軟質部材)
11の中央部にリング状に巻きつけたものや、2本の円
弧状の金属製柱状体で挟持するように橋絡部材(弾性軟
質部材)11の中央部に固定する。助勢部材12の固定
方法としては、助勢部材12の弾性力で橋絡部材(弾性
軟質部材)11を挟持するか、橋絡部材(弾性軟質部
材)11の外周に溝を設けて助勢部材12を嵌め込む
か、助勢部材12を橋絡部材(弾性軟質部材)11に接
着するかなど適宜選択する。材質は金属製に限らずプラ
スチック製のものであってもよく、形状は、リング状や
円弧状に限らず、外力を局部に集中させるものであれば
よい。また柱状体の断面も円形に限らず半円形、三角形
など適宜選択できる。そして、繰り返し使用する必要の
ない場合は、弾性を有しない橋絡部材や、助勢部材を用
いてもよい。
【0030】上記の例では、検知部10の外部被覆層等
除去部9は、外部被覆層7及びコーティング層6を同じ
長さ除去して形成したが、外部被覆層7の方をより長く
除去して橋絡部材11をコーテイング層間に橋絡するよ
うにしてもよい。その場合光ファイバ5との橋絡部材1
1との間隔が小さくなるので、より小さい外力でも検知
する。又、橋絡部材11と助勢部材12は、別体のもの
としたが、外力が局部に集中し易い一体のものとしても
よい。
【0031】次に、図3に基づいて、上記歪センサの動
作について説明する。図3(a)は、便宜上、歪センサ
1のグレーティグGが書き込まれた光ファイバ5の部分
だけを取り出して図示したもので、図示しない検知部1
0を介して光ファイバ5のグレーティング部8に外力P
が加えられた状態を示している。そして、その状態で
は、光Liが入射されるとグレーティングGで反射光L
rが生じることを示している。図3(b)は、外力Pが
加えられる前の反射光Lr0 と外力Pが加えられた状態
での反射光Lr1 の波形の一例を示すものである。後者
は前者に比べピーク値が下がっており、波形の面積に相
当する反射光量も低下する。
【0032】このようにグレーティング部8に外力Pが
加わり、何らかの歪が生じると、反射光量が低下するの
で、歪センサ1の反射特性を監視し、反射光量の低下を
検知することにより、外力による歪が生じたことを検知
できるのである。
【0033】図4は、本発明の歪検知装置とそれに用い
られる歪センサ及びその使用例を示すブロック図であ
る。図4において、歪検知装置30は、歪センサ20と
OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)31と
からなる。歪センサ20は、光ファイバ心線21に複数
のグレーティング部22(22a 、22b 、22c )と
検知部23(23a 、23b 、23c )を設けたもので
ある。そして、グレーティング部22a 、22b 、22
c は、それぞれ異なる反射ピーク波長を有しており、例
えば反射ピーク波長がそれぞれλa、λb、λcであ
る。
【0034】OTDR31は、広帯域光源32、受光器
33、方向性結合器34、表示手段35,同期用パルス
発生器36からなる。広帯域光源32としては、例えば
スーパールミネッセンスダイオードなどが用いられ、受
光器としては、例えばアバランシェセフォトダイオード
を用いることができる。
【0035】この歪測定装置30の構成をさらにその使
用例とともに説明する。歪センサ20は、測定対象であ
る道路Rに埋設されており、OTDR31は監視センタ
ーに設置されている。OTDR31のパルス発生器36
からパルス信号が広帯域光源32に送られると、パルス
状のレーザ光Li(波長は、前記グレーティング部22
a、22b、22cの反射ピーク波長λa、λb、λc
を含む))が発生し、方向性結合器34を経て光ファイ
バ心線21に入射される。入射光Liは先ず、グレーテ
ィング部22aにおいて反射ピーク波長λaの反射光L
raが反射される。グレーティング部22aを透過した
帯域成分の光のうち、グレーティング部22bにおいて
反射ピーク波長λbの反射光Lrbが反射される。さら
に、グレーティング部22bをも透過した帯域成分の光
のうち、グレーティング部22cにおいて反射ピーク波
長λcの反射光Lrcが反射される。反射ピーク波長λ
a,λb,λcはそれぞれ異なるから多重反射を起こす
おそれはない。
【0036】反射光Lra,Lrb,Lrcは方向性結
合器34を経て、受光器33に受光される。受光器33
には受光素子のほか増幅器も含まれる。受光器33に受
光された光は表示手段35に送られる。表示手段35
は、例えばA/D変換器、平均化処理回路、表示回路、
ディスプレイなどで構成され、A/D変換器はパルス発
生器36から送られてくるパルス信号に同期して動作す
る。そして、パルス信号から一定の遅延時間経過した時
から一定の周期で受光信号をサンプリングしてデジタル
データに変換するよう動作する。最初にパルス発生器3
6からパルス信号が広帯域光源32に送られ、パルス状
のレーザ光Liが光ファイバ心線21に入射されてか
ら、各反射光Lra,Lrb,Lrcが受光器33に受
光されるまでの遅延時間は、光ファイバ心線21の始端
から各グレーティング部22a、22b、22cまでの
距離に対応する。したがって、各距離に対応する遅延時
間ごとのサンプリングデータを平均化処理回路により平
均して、表示回路を経てディスプレイに表示するように
なっている。
【0037】図5は、上記の歪検知装置30の表示手段
35に表示される距離と反射光量の関係を示す特性図で
ある。図5(a)は、測定対象である道路Rに外力が加
わっておらず、歪がない状態での距離ー反射光量特性図
であり、、図5(b)は、図4に示すように、道路R上
をトラックTが走行Iし、グレーティング部22b上に
外力Pが加わった状態での距離ー反射光量特性図であ
る。
【0038】グレーティング部以外のところでも光ファ
イバ心線中でのレーリ散乱光による損失があるので、い
ずれの場合も始端からの距離が遠くなるほど反射光量は
減少傾向になる。また、グレーティング部22a、22
b、22cのところでは当然反射光量は大きくなる。図
5(a)では、どのグレーティング部でも反射波形La
0 ,Lb0 ,Lc0 の高さはほぼ等しいが、図5(b)
では、グレーティング部22bに外力Pが加わっている
ので、反射波形Lb1 の高さが、反射波形Lb 0 に比べ
て小さくなっていることがわかる。外力が加わっていな
いグレーティング部の反射波形La1 、Lc1 の高さは
それぞれ図5(a)の反射波形La0 、Lc0 と同じで
ある。
【0039】このように、上記の歪検知装置30は、安
価なOTDR31でファイバグレーティング部22にお
ける反射光量を測定でき、外力Pや外力Pによってグレ
ーティング部に生じる歪を検知できる。また、グレーテ
ィング部22と検知部23が、光ファイバ心線21の長
さ方向にそって、複数箇所設けられ、それぞれに設けら
れたグレーティング部22a,22b、22cのファイ
バグレーティングは光の反射ピーク波長λa、λb、λ
cがそれぞれ異なるようにした歪センサ20と広帯域の
光源32を有するOTDR31を用いるので、OTDR
31には各グレーティング部22a、22b、22cで
の反射波形を含む距離ー反射光量特性が表示され、その
表示からひと目で外力の加わったグレーティング部の位
置が検知できる。
【0040】
【発明の効果】以上に述べたとおり、請求項1の発明に
よれば、検知部が、グレーティング部を内包し、それに
加わる外力をグレーティング部に伝達するように形成さ
れており、被測定物の歪、変形等により、検知部を介し
て、グレーティンング部に伝達される外力によってグレ
ーティング部に生じる歪は、グレーティング部における
反射光量を変化させるから、反射光量を測定できる安価
な測定器で検知できる。また、この反射光量は、温度に
よる影響を受けないから、温度補正を行う必要もない。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、検知部が、光ファイバ心線の
グレーティング部上の外部被覆層及びコーティング層を
除去し、その外周に、除去されない両側の外部被覆層間
又はコーティング層間を橋絡するように被覆した橋絡部
材により形成されるので、簡単に形成できる。
【0042】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、検知部は、橋絡部材と、橋絡部材の
ほぼ中央部に固定された助勢部材を有するので、助勢部
材を設けた箇所には外力が他の部分より集中して加わる
ので、感度がよくなる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、橋絡部材が、弾性軟質部材か
らなり、助勢部材が、弾性リング状部材からなるので、
グレーティング部を損傷するおそれがなく、繰り返し使
用が可能であり、光ファイバ心線の半径方向のどの方向
から外力が加わっても一様な感度で検知できる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃
至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、光ファイ
バ心線のグレーティング部と検知部は、光ファイバ心線
の長さ方向にそって、複数箇所設けて成り、複数箇所に
設けられたグレーティング部の反射ピーク波長がそれぞ
れ異なるので、各グレーティング部での多重反射のおそ
れがなく外力を受けたグレーティングの識別が容易にな
る。
【0045】請求項6記載の発明によれば、請求項5に
記載の歪センサと前記歪センサの複数のグレーティング
部の反射ピーク波長を含む広帯域光源を有するOTDR
とを備え、安価なOTDRによって、歪センサの距離ー
反射光量特性を測定することにより、グレーティング部
に加えられた外力を検知できる。また、グレーティング
部と検知部が、光ファイバ心線の長さ方向にそって、複
数箇所設けられ、それぞれに設けられたグレーティング
部の反射ピーク波長がそれぞれ異なるようにした歪セン
サと複数のグレーティング部の反射ピーク波長を含む広
帯域光源を有するOTDRとを用いるので、OTDRに
は各グレーティング部での反射波形を含む距離ー反射光
量特性が表示され、その表示からひと目で外力の加わっ
たグレーティング部の位置を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歪センサの一例を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の歪センサの一例を示す平面図である。
【図3】本発明の歪センサの動作原理の説明図である。
【図4】本発明の歪検知装置の一例とその使用状態を示
すブロック図である。
【図5】本発明の歪検知装置の動作原理の説明図であ
る。
【図6】従来の歪検知装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,20 歪センサ 2,21 光ファイバ心線 3 コア 4 クラッド 5 光ファイバ 6 コーティング層 7 外部被覆層 8,22 グレーティング部 9 被覆層等除去部 10,23 検知部 11 橋絡部材 12 助勢部材 30 歪検知装置 31 OTDR G ファイバグレーティング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア上にクラッドを被覆してなり、コア
    にグレーティングが書き込まれた光ファイバと、 前記光ファイバのグレーティング部を内包する検知部と
    を備え、 前記検知部は、それに加わる外力を前記グレーティング
    部に伝達するように形成して成ることを特徴とする歪セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の歪センサにおいて、 前記光ファイバのクラッドの外周面にコーティング層と
    外部被覆層を設けてなる光ファイバ心線と、検知部とを
    備え、 前記検知部は、前記光ファイバ心線の前記グレーティン
    グ部上の外部被覆層及びコーティング層を除去し、その
    外周に、除去されない両側の外部被覆層間又はコーティ
    ング層間を橋絡するように被覆した橋絡部材を有するこ
    とを特徴とする歪センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の歪センサにおいて、 前記検知部は、前記橋絡部材と、前記橋絡部材のほぼ中
    央部に固定された助勢部材とを有することを特徴とする
    歪センサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の歪センサにおいて、 前記橋絡部材は、弾性軟質部材からなり、 前記助勢部材は、弾性リング状部材からなることを特徴
    とする歪センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の歪セ
    ンサにおいて、 前記光ファイバ心線のグレーティング部と前記検知部
    は、前記光ファイバ心線の長さ方向にそって、複数箇所
    設けて成り、前記複数箇所に設けられたグレーティング
    部のファイバグレーティングはそれぞれ異なる反射ピー
    ク波長を有することを特徴とする歪センサ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の歪センサと前記歪セン
    サの複数のグレーティング部の反射ピーク波長を含む広
    帯域光源を有するOTDRとを備え、 前記歪センサの光ファイバ心線の一端を、前記OTDR
    に接続し、前記歪センサの距離ー反射光量特性を測定す
    ることにより、前記検知部を介して前記グレーティング
    部に加えられた外力による歪を検知することを特徴とす
    る歪検知装置。
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