JP2003014600A - フイルムの引裂き性評価装置及びその装置を用いた評価方法 - Google Patents
フイルムの引裂き性評価装置及びその装置を用いた評価方法Info
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Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムやシートの突刺し強度、引裂き強度
及び引裂き性等を実際の手裂き評価や移植試験と相関性
がよくかつ定量的に評価試験できるる評価装置および評
価方法を提供すること。 【解決手段】 円穴が形成された平板を有する試料台
と、前記円穴を覆うように配置されたフイルムを試料台
上に固定する固定手段と、前記円穴の中心軸上をフイル
ムの表面に向かって移動可能な先端を有する円錐形の突
刺具と、該突刺具の先端を前記フイルム側に所定の移動
速度で移動させるとともに移動量及び突刺具に加わる応
力を計測する移動応力計測手段とを備え、前記先端によ
り前記フイルムを突刺し引裂くことにより、フイルムの
引裂き性を評価することを特徴とするフイルムの引裂き
性評価装置。
及び引裂き性等を実際の手裂き評価や移植試験と相関性
がよくかつ定量的に評価試験できるる評価装置および評
価方法を提供すること。 【解決手段】 円穴が形成された平板を有する試料台
と、前記円穴を覆うように配置されたフイルムを試料台
上に固定する固定手段と、前記円穴の中心軸上をフイル
ムの表面に向かって移動可能な先端を有する円錐形の突
刺具と、該突刺具の先端を前記フイルム側に所定の移動
速度で移動させるとともに移動量及び突刺具に加わる応
力を計測する移動応力計測手段とを備え、前記先端によ
り前記フイルムを突刺し引裂くことにより、フイルムの
引裂き性を評価することを特徴とするフイルムの引裂き
性評価装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイルムの引裂き
性評価装置及びその装置を用いた評価方法に関し、特
に、農業分野で使用されるマルチフイルム、商工業分野
で使用される包装、梱包、装飾等のフィルムやシートの
突刺し強度、引裂き強度及び引裂き性等を定量的に評価
試験する評価装置および評価方法であり、具体的には、
フィルムまたは予めノッチのあるフィルムに先端等で穴
を空けた時の力、さらに先端を突刺し進めた時のフィル
ムの穴を押し開く力、さらにフイルムの穴を押し広げ、
引き裂くときの先端の移動量および応力の関係の定量的
な測定評価試験をする評価装置およびこの装置を用いた
フイルムやシートの評価方法に関する。
性評価装置及びその装置を用いた評価方法に関し、特
に、農業分野で使用されるマルチフイルム、商工業分野
で使用される包装、梱包、装飾等のフィルムやシートの
突刺し強度、引裂き強度及び引裂き性等を定量的に評価
試験する評価装置および評価方法であり、具体的には、
フィルムまたは予めノッチのあるフィルムに先端等で穴
を空けた時の力、さらに先端を突刺し進めた時のフィル
ムの穴を押し開く力、さらにフイルムの穴を押し広げ、
引き裂くときの先端の移動量および応力の関係の定量的
な測定評価試験をする評価装置およびこの装置を用いた
フイルムやシートの評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】プラ
スチック材料が開発されて以来、プラスチックは、軽く
て丈夫、また耐溶剤性にも優れ、さらに、熱をかけるこ
とにより容易に成形可能であるという利点から、金属や
木材、紙類に替わる材料としてプラスチックの需要が非
常に高まってきた。現在もその需要は変わらず高く、そ
の用途もさらに多種多様になってきている。現在では容
器やシート、フィルム等、必要とされる機能を有したプ
ラスチックを用いた様々な製品が市場に出回っている。
例えば、容器はその用途にもよるが、衝撃強度や透明
性、ガス透過性などが必要とされる。
スチック材料が開発されて以来、プラスチックは、軽く
て丈夫、また耐溶剤性にも優れ、さらに、熱をかけるこ
とにより容易に成形可能であるという利点から、金属や
木材、紙類に替わる材料としてプラスチックの需要が非
常に高まってきた。現在もその需要は変わらず高く、そ
の用途もさらに多種多様になってきている。現在では容
器やシート、フィルム等、必要とされる機能を有したプ
ラスチックを用いた様々な製品が市場に出回っている。
例えば、容器はその用途にもよるが、衝撃強度や透明
性、ガス透過性などが必要とされる。
【0003】また、プラスチックの用途や製品の形状が
多種多様になるにつれ、それぞれに必要とされる評価項
目や評価基準等があり、評価も多種多様になってきてい
る。例えば、フィルムでは、一般にその引張強伸度や弾
性率、引裂強度などの機械強度、水蒸気や二酸化炭素な
どのガス透過性、光線透過率やへーズなどの透明性や濁
り性等を評価する。これらはJIS(日本工業規格)やASTM
等により、その評価方法が示されて標準化されている。
引張強伸度ならばJIS K-7113、引裂強度ならばJIS K-71
28、ガス透過試験ならばJIS K-7126というように示され
ている。しかし、これらはあくまでも一般的な物性を評
価、比較するための方法であり、現実的な使用状況、ま
たは、実用的な評価と比較すると不十分な場合が多い。
多種多様になるにつれ、それぞれに必要とされる評価項
目や評価基準等があり、評価も多種多様になってきてい
る。例えば、フィルムでは、一般にその引張強伸度や弾
性率、引裂強度などの機械強度、水蒸気や二酸化炭素な
どのガス透過性、光線透過率やへーズなどの透明性や濁
り性等を評価する。これらはJIS(日本工業規格)やASTM
等により、その評価方法が示されて標準化されている。
引張強伸度ならばJIS K-7113、引裂強度ならばJIS K-71
28、ガス透過試験ならばJIS K-7126というように示され
ている。しかし、これらはあくまでも一般的な物性を評
価、比較するための方法であり、現実的な使用状況、ま
たは、実用的な評価と比較すると不十分な場合が多い。
【0004】引裂強度を例に挙げると、JIS K-7128には
エレメンドルフ法、トラウザー法という2種の試験方法
が記載されている。これらはどちらもあらかじめフィル
ムにノッチを入れ、紙を手で破るように、そのフィルム
の両端を一定速度で上下に引き裂いた場合の応力を測定
するものである。しかしながら、実用におけるフィルム
の“裂け”の現象は、これだけではなく、フィルムに何
かを押し当てて“突き破る”ような現象も実際には多
い。このような現象は、先に述べたJISの試験法による
“裂け”の評価では評価しきれないという問題点があ
る。
エレメンドルフ法、トラウザー法という2種の試験方法
が記載されている。これらはどちらもあらかじめフィル
ムにノッチを入れ、紙を手で破るように、そのフィルム
の両端を一定速度で上下に引き裂いた場合の応力を測定
するものである。しかしながら、実用におけるフィルム
の“裂け”の現象は、これだけではなく、フィルムに何
かを押し当てて“突き破る”ような現象も実際には多
い。このような現象は、先に述べたJISの試験法による
“裂け”の評価では評価しきれないという問題点があ
る。
【0005】例えば、農業用に使用されるマルチフィル
ムは、畑の畝に展張(被覆)された後、移植機で穴を空け
られるが、この時の穴空け作業はまさに“突き破る”と
いう作業である。生分解性農業用マルチフィルムを数種
類集め、事前にJIS K-7128のトラウザー法でその引裂き
強度を測定し、その後畑で展張、移植機による穴開けと
いう実用試験を行なったが、先にも述べたように、その
実用試験結果とJIS引裂き強度の測定結果とは、必ず
しも相関性を有するものではないという問題点がある。
この結果からも既存の引裂き試験法に加えて、新たな引
裂き性評価方法が必要とされていることが判る。
ムは、畑の畝に展張(被覆)された後、移植機で穴を空け
られるが、この時の穴空け作業はまさに“突き破る”と
いう作業である。生分解性農業用マルチフィルムを数種
類集め、事前にJIS K-7128のトラウザー法でその引裂き
強度を測定し、その後畑で展張、移植機による穴開けと
いう実用試験を行なったが、先にも述べたように、その
実用試験結果とJIS引裂き強度の測定結果とは、必ず
しも相関性を有するものではないという問題点がある。
この結果からも既存の引裂き試験法に加えて、新たな引
裂き性評価方法が必要とされていることが判る。
【0006】そこで本発明は、これらを解決するために
は、実用上で起きるフィルムの穴の開け方、穴の開いた
後の穴の広がり方、穴の引き裂け方等の現象を再現で
き、定量的に評価できる新たな評価装置と評価方法とを
提供することを目的とする。
は、実用上で起きるフィルムの穴の開け方、穴の開いた
後の穴の広がり方、穴の引き裂け方等の現象を再現で
き、定量的に評価できる新たな評価装置と評価方法とを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、農
業用マルチフィルムの引裂き現象を、各種の農業用マル
チフイルムを用い、種々の農作業現場で種々の農作業条
件下での引き裂き現象を調べ、また、商工業用の各種の
フイルムやシートの種々の使用条件下での引き裂き、引
き裂き拡大現象等を調査検討した。また、フイルムの状
態として、予めノッチ傷を有する場合と、ノッチ傷のな
い場合の引き裂き現象等、さらに、フィルムに穴が空い
てから、裂けが生じてからの“伝播性”、裂けが広がる
現象等、を強度や引き裂き部分の広がり速度やその時の
応力等の面から、より精度良く評価する評価試験装置と
評価方法等を種々検討し、高い相関性を有する評価装置
と評価方法を得ることができ、かかる問題点を解決しう
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
業用マルチフィルムの引裂き現象を、各種の農業用マル
チフイルムを用い、種々の農作業現場で種々の農作業条
件下での引き裂き現象を調べ、また、商工業用の各種の
フイルムやシートの種々の使用条件下での引き裂き、引
き裂き拡大現象等を調査検討した。また、フイルムの状
態として、予めノッチ傷を有する場合と、ノッチ傷のな
い場合の引き裂き現象等、さらに、フィルムに穴が空い
てから、裂けが生じてからの“伝播性”、裂けが広がる
現象等、を強度や引き裂き部分の広がり速度やその時の
応力等の面から、より精度良く評価する評価試験装置と
評価方法等を種々検討し、高い相関性を有する評価装置
と評価方法を得ることができ、かかる問題点を解決しう
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明のフイルムの引裂き性評価
装置は、円穴が形成された平板を有する試料台と、前記
円穴を覆うように配置されたフイルムを試料台上に固定
する固定手段と、前記円穴の中心軸上をフイルムの表面
に向かって移動可能な先端を有する円錐形の突刺具と、
該突刺具の先端を前記フイルム側に所定の移動速度で移
動させるとともに移動量及び突刺具に加わる応力を計測
する移動応力計測手段とを備え、前記先端により前記フ
イルムを突刺し引裂くことにより、フイルムの引裂き性
を評価することを特徴とするものである。
装置は、円穴が形成された平板を有する試料台と、前記
円穴を覆うように配置されたフイルムを試料台上に固定
する固定手段と、前記円穴の中心軸上をフイルムの表面
に向かって移動可能な先端を有する円錐形の突刺具と、
該突刺具の先端を前記フイルム側に所定の移動速度で移
動させるとともに移動量及び突刺具に加わる応力を計測
する移動応力計測手段とを備え、前記先端により前記フ
イルムを突刺し引裂くことにより、フイルムの引裂き性
を評価することを特徴とするものである。
【0009】また、本発明は、固定手段が円穴の円上の
1つの直径方向または直交する2つの直径方向に、フイ
ルムの両端に錘を負荷して固定することを特徴とするも
のである。また、本発明は、固定手段が円穴の円上の1
つの直径方向または直交する2つの直径方向に、フイル
ムの両端に錘を負荷して固定するとともに、円穴の周縁
部に設けた環状のフイルム固定環により、円穴の周縁部
でフイルムを固定することを特徴とするものである。
1つの直径方向または直交する2つの直径方向に、フイ
ルムの両端に錘を負荷して固定することを特徴とするも
のである。また、本発明は、固定手段が円穴の円上の1
つの直径方向または直交する2つの直径方向に、フイル
ムの両端に錘を負荷して固定するとともに、円穴の周縁
部に設けた環状のフイルム固定環により、円穴の周縁部
でフイルムを固定することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、円錐形突刺具の先端の先
端角が、30度〜150度であることを特徴とするもの
である。また、本発明は、円錐形突刺具の先端の先端形
状が、R(アール):0<R≦20mmであることを特
徴とするものである。
端角が、30度〜150度であることを特徴とするもの
である。また、本発明は、円錐形突刺具の先端の先端形
状が、R(アール):0<R≦20mmであることを特
徴とするものである。
【0011】また、本発明のフイルムの引裂き性評価方
法は、上記のいずれかのフイルムの引裂き性評価装置を
用い、フイルムを前記円穴を覆うように配置し、前記固
定手段によりフイルムを試料台上に固定し、前記突刺具
の先端をフイルム側に所定の移動速度で移動させ、前記
先端がフイルムに突き刺さり、フイルムに穴を開けさら
にフイルムの穴を押し広げ、フイルムを引裂き続けると
きの前記先端の移動量と応力との関係を前記移動応力計
測手段により計測することを特徴とするものである。
法は、上記のいずれかのフイルムの引裂き性評価装置を
用い、フイルムを前記円穴を覆うように配置し、前記固
定手段によりフイルムを試料台上に固定し、前記突刺具
の先端をフイルム側に所定の移動速度で移動させ、前記
先端がフイルムに突き刺さり、フイルムに穴を開けさら
にフイルムの穴を押し広げ、フイルムを引裂き続けると
きの前記先端の移動量と応力との関係を前記移動応力計
測手段により計測することを特徴とするものである。
【0012】また、本発明のフイルムの引裂き性評価方
法は、上記のいずれかのフイルムの引裂き性評価装置を
用い、予めノッチを入れたフイルムを前記ノッチが前記
円穴の中央に来て前記円穴を覆うように配置し、前記固
定手段によりフイルムを試料台上に固定し、前記突刺具
の先端をフイルム側に所定の移動速度で移動させ、前記
先端がフイルムに突き刺さり、フイルムに穴を開けさら
にフイルムの穴を押し広げ、フイルムを引裂き続けると
きの前記先端の移動量と応力との関係を前記移動応力計
測手段により計測することを特徴とするものである。
法は、上記のいずれかのフイルムの引裂き性評価装置を
用い、予めノッチを入れたフイルムを前記ノッチが前記
円穴の中央に来て前記円穴を覆うように配置し、前記固
定手段によりフイルムを試料台上に固定し、前記突刺具
の先端をフイルム側に所定の移動速度で移動させ、前記
先端がフイルムに突き刺さり、フイルムに穴を開けさら
にフイルムの穴を押し広げ、フイルムを引裂き続けると
きの前記先端の移動量と応力との関係を前記移動応力計
測手段により計測することを特徴とするものである。
【0013】また、本発明は、前記ノッチがフイルムの
成形時のMD方向に長い形に、または成形時のMD方向
と直交するTD方向に長い形に形成されていることを特
徴とする前記フイルムの引裂き性評価方法である。ま
た、本発明は、前記ノッチがフイルムの成形時のMD方
向およびMD方向と直交するTD方向の両方向に十字状
に形成されていることを特徴とする前記フィルムの引裂
き性評価方法である。
成形時のMD方向に長い形に、または成形時のMD方向
と直交するTD方向に長い形に形成されていることを特
徴とする前記フイルムの引裂き性評価方法である。ま
た、本発明は、前記ノッチがフイルムの成形時のMD方
向およびMD方向と直交するTD方向の両方向に十字状
に形成されていることを特徴とする前記フィルムの引裂
き性評価方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の引裂き性評価装置の平板
を有する試料台は、平板のみを有していてもよく、平板
の両端を平板に直角な2つの側板で支持する台形状試料
台でもよく、または、平板を4本の足で支持する机状の
試料台でもよい。平板の背面側に適度の空間を有するも
のであればよい。好ましくは平板の両端を側板で支持し
た台形状試料台である。また、平板は、水平に置くよう
にしてもよいし、平板の面が垂直になるように試料台を
配置してもよい。好ましくは平板を水平にした試料台で
ある。平板の面が垂直の場合は、後述の突刺具の先端は
平板に垂直に、すなわち水平方向に移動し、その水平方
向の反応力を測定するようになる。
を有する試料台は、平板のみを有していてもよく、平板
の両端を平板に直角な2つの側板で支持する台形状試料
台でもよく、または、平板を4本の足で支持する机状の
試料台でもよい。平板の背面側に適度の空間を有するも
のであればよい。好ましくは平板の両端を側板で支持し
た台形状試料台である。また、平板は、水平に置くよう
にしてもよいし、平板の面が垂直になるように試料台を
配置してもよい。好ましくは平板を水平にした試料台で
ある。平板の面が垂直の場合は、後述の突刺具の先端は
平板に垂直に、すなわち水平方向に移動し、その水平方
向の反応力を測定するようになる。
【0015】前記平板に形成された円穴は、平板のほぼ
中央部に形成され、円穴の直径は、突刺具が通過しやす
い大きさが望ましい。すなわち、突刺具の円錐形の底面
の直径より大きいことが望ましい。円穴の背部は穴の直
径程度の空間を形成することが望ましい。試料台に側板
を設ける場合、側板の高さを円穴の直径より大きいくす
ることが望ましい。すなわち、平板は試料台を設置する
床面より該直径より大きい距離だけ離れるようにするこ
とが望ましい。
中央部に形成され、円穴の直径は、突刺具が通過しやす
い大きさが望ましい。すなわち、突刺具の円錐形の底面
の直径より大きいことが望ましい。円穴の背部は穴の直
径程度の空間を形成することが望ましい。試料台に側板
を設ける場合、側板の高さを円穴の直径より大きいくす
ることが望ましい。すなわち、平板は試料台を設置する
床面より該直径より大きい距離だけ離れるようにするこ
とが望ましい。
【0016】本発明の引裂き性評価装置の突刺具は、円
錐形からなり、円錐の頂点である先端を平板上のフイル
ム側に向けてフイルム面に垂直に移動できるようになさ
れている。円錐形突刺具の先端角である円錐と軸を含む
面との交線の頂角は、30度〜150度が望ましく、好
ましくは90度である。頂角を最小30度としたのは3
0度未満では先端角が小さ過ぎ、また、150度を超え
ると、角度が大き過ぎて実際の場合との相関性が低くな
るからである。また、先端角の先端のRの大きさは、0
<R≦20mmが望ましく、好ましくは0<R≦10m
mである。先端のRを一定の範囲に限定したのは、先端
のRが20mmを超えると前記相関性が低くなるからで
ある。
錐形からなり、円錐の頂点である先端を平板上のフイル
ム側に向けてフイルム面に垂直に移動できるようになさ
れている。円錐形突刺具の先端角である円錐と軸を含む
面との交線の頂角は、30度〜150度が望ましく、好
ましくは90度である。頂角を最小30度としたのは3
0度未満では先端角が小さ過ぎ、また、150度を超え
ると、角度が大き過ぎて実際の場合との相関性が低くな
るからである。また、先端角の先端のRの大きさは、0
<R≦20mmが望ましく、好ましくは0<R≦10m
mである。先端のRを一定の範囲に限定したのは、先端
のRが20mmを超えると前記相関性が低くなるからで
ある。
【0017】本発明の引裂き評価装置の固定手段は、フ
イルムを試料台の平板上の円穴を覆うように固定するも
のであり、固定するのは円穴の近くでも遠くても両方で
もよい。たとえば、円穴を覆うフイルムの長手方向の両
端すなわち、円穴の円の直径方向のフイルムの両端に錘
りをつけ、フイルムに張力を加え、かつ円穴を覆うよう
にして円穴の周縁部で固定してもよい。また、長手方向
とその直交する幅方向の両方のフイルムの両端に錘りを
つけ、フイルムに両方向に張力を加え固定してもよい。
このとき、平板が水平であれば、錘はフイルムの両端に
取り付けて、垂直に下げるものでもよい。また、平板が
垂直であれば、フイルムが平板に密着するように、滑車
または係合体等を設けて、フイルムの両端を平板の背面
側に位置させ、フイルムの両端を把持したチャックに滑
車等を通した錘で張力を加えてもよい。
イルムを試料台の平板上の円穴を覆うように固定するも
のであり、固定するのは円穴の近くでも遠くても両方で
もよい。たとえば、円穴を覆うフイルムの長手方向の両
端すなわち、円穴の円の直径方向のフイルムの両端に錘
りをつけ、フイルムに張力を加え、かつ円穴を覆うよう
にして円穴の周縁部で固定してもよい。また、長手方向
とその直交する幅方向の両方のフイルムの両端に錘りを
つけ、フイルムに両方向に張力を加え固定してもよい。
このとき、平板が水平であれば、錘はフイルムの両端に
取り付けて、垂直に下げるものでもよい。また、平板が
垂直であれば、フイルムが平板に密着するように、滑車
または係合体等を設けて、フイルムの両端を平板の背面
側に位置させ、フイルムの両端を把持したチャックに滑
車等を通した錘で張力を加えてもよい。
【0018】また、本発明の引裂き評価装置の固定手段
は、図5に示すように、平板13の円穴12を形成する
周縁部13aを磁性体24bで形成し、その磁性体に密
着するようにリング状の磁性体24aを設けて、フイル
ム11を磁力で平板13上に固定してもよい。また、平
板の円穴12の周縁部に、フイルム11の上から環状の
押さえ環を図示していない方法で押圧してもよい。さら
に、円穴を形成する周縁部に平板を貫通する複数のピン
穴を設け、ピン穴を貫通するピンを持つ押さえリングを
設けて、フイルムを押さえリングで挟み平板の背面でピ
ン先を固定しフイルムを圧着固定するようにしてもよ
い。
は、図5に示すように、平板13の円穴12を形成する
周縁部13aを磁性体24bで形成し、その磁性体に密
着するようにリング状の磁性体24aを設けて、フイル
ム11を磁力で平板13上に固定してもよい。また、平
板の円穴12の周縁部に、フイルム11の上から環状の
押さえ環を図示していない方法で押圧してもよい。さら
に、円穴を形成する周縁部に平板を貫通する複数のピン
穴を設け、ピン穴を貫通するピンを持つ押さえリングを
設けて、フイルムを押さえリングで挟み平板の背面でピ
ン先を固定しフイルムを圧着固定するようにしてもよ
い。
【0019】本発明の引裂き評価装置の移動応力計測手
段は、フイルムに向かって移動する突刺具の先端の移動
速度を調整変更でき、移動量が計測出来るもので、かつ
突刺具の先端に加わる応力を計測できるものであればよ
い。突刺具の先端に加わる応力は、先端がフイルムに接
した後、先端がフイルムを押し破る時に、先端に加わる
応力すなわち、フイルムが先端を押し返す応力、さら
に、フイルムの穴を押し開き、引き裂く時の先端の加わ
る応力等である。たとえば、縦型、または横型で、ロー
ドセルを固定したクロスヘッドを定速で移動させるよう
なものが使用できる。
段は、フイルムに向かって移動する突刺具の先端の移動
速度を調整変更でき、移動量が計測出来るもので、かつ
突刺具の先端に加わる応力を計測できるものであればよ
い。突刺具の先端に加わる応力は、先端がフイルムに接
した後、先端がフイルムを押し破る時に、先端に加わる
応力すなわち、フイルムが先端を押し返す応力、さら
に、フイルムの穴を押し開き、引き裂く時の先端の加わ
る応力等である。たとえば、縦型、または横型で、ロー
ドセルを固定したクロスヘッドを定速で移動させるよう
なものが使用できる。
【0020】本発明の突刺具の先端の移動速度は、フイ
ルムの種類と厚みにもよるが、20〜2000mm/分
が望ましく、好ましくは500mm/分である。移動量
はクロスヘッドの移動量を計測記録するものであればよ
い。また、応力はロードセルにより計測するが、適当な
計測感度を有するロードセル、たとえば容量10kgf
または5kgfを用い、応力の計測時に計測範囲を容量
の10%、または20%をフルレンジにする等、切り替
えるようにしてもよい。
ルムの種類と厚みにもよるが、20〜2000mm/分
が望ましく、好ましくは500mm/分である。移動量
はクロスヘッドの移動量を計測記録するものであればよ
い。また、応力はロードセルにより計測するが、適当な
計測感度を有するロードセル、たとえば容量10kgf
または5kgfを用い、応力の計測時に計測範囲を容量
の10%、または20%をフルレンジにする等、切り替
えるようにしてもよい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。図1
〜5は本発明のフイルムの引裂き性評価装置を示す図で
ある。図1において、10はフイルムの引裂き性評価装
置であり、フイルムの引裂き性評価装置10は、ほぼ中
央に円穴12を有し試験用のフイルム11を載せる水平
な平板13を有する試料台15と、フイルム11を平板
13上に固定する固定手段16と、円穴12の中央直上
に配置された突刺具17と、突刺具17を支持し突刺具
17を垂直に移動させるとともに、その移動量と突刺具
の先端17aに加わる応力とを計測表示する移動応力計
測手段20とを有している。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。図1
〜5は本発明のフイルムの引裂き性評価装置を示す図で
ある。図1において、10はフイルムの引裂き性評価装
置であり、フイルムの引裂き性評価装置10は、ほぼ中
央に円穴12を有し試験用のフイルム11を載せる水平
な平板13を有する試料台15と、フイルム11を平板
13上に固定する固定手段16と、円穴12の中央直上
に配置された突刺具17と、突刺具17を支持し突刺具
17を垂直に移動させるとともに、その移動量と突刺具
の先端17aに加わる応力とを計測表示する移動応力計
測手段20とを有している。
【0022】試料台15は、図1,2,3、5に示すよ
うに、円穴12をほぼ中央に有し、水平な平板13と、
平板の両端に一体的に形成された垂直な側板14から構
成され、床面22上に固定されている。円穴12の直径
は120mmφ、平板の幅は200mm、長さは300
mmで、側板の高さは約200mmである。平板上のフ
イルム11は、図1,6に示すように、後述の方法によ
り成形加工され後述の恒温恒湿機により調湿されたフイ
ルムで、幅150mm、長さ500mmであり、平板上
の円穴12を覆うとともに平板13から両側板14上ま
で跨って置くようになされている。
うに、円穴12をほぼ中央に有し、水平な平板13と、
平板の両端に一体的に形成された垂直な側板14から構
成され、床面22上に固定されている。円穴12の直径
は120mmφ、平板の幅は200mm、長さは300
mmで、側板の高さは約200mmである。平板上のフ
イルム11は、図1,6に示すように、後述の方法によ
り成形加工され後述の恒温恒湿機により調湿されたフイ
ルムで、幅150mm、長さ500mmであり、平板上
の円穴12を覆うとともに平板13から両側板14上ま
で跨って置くようになされている。
【0023】固定手段16は、フイルム11を試料台1
5上に固定するものであり、フイルムの長手方向の両端
11a間に張力を与えるように、両端を掴んで合計荷重
700gfの錘18がつけられている。ここでは錘18
をフイルム11の長手方向のみにつけた場合につき説明
したが、幅方向につけてもよいし、長手方向と幅方向の
両方につけてフイルムに両方向に張力を与えてもよいの
は勿論である。本実施例では、平板13上のフイルム1
1の長手方向に張力を与えた後に、円穴12の周縁部
で、フイルムの全周を固定するようになされている。
5上に固定するものであり、フイルムの長手方向の両端
11a間に張力を与えるように、両端を掴んで合計荷重
700gfの錘18がつけられている。ここでは錘18
をフイルム11の長手方向のみにつけた場合につき説明
したが、幅方向につけてもよいし、長手方向と幅方向の
両方につけてフイルムに両方向に張力を与えてもよいの
は勿論である。本実施例では、平板13上のフイルム1
1の長手方向に張力を与えた後に、円穴12の周縁部
で、フイルムの全周を固定するようになされている。
【0024】すなわち、図1,5に示すように、平板1
3の円穴12の周縁部13aに、上下一対で磁性的に上
下が着脱可能な環状磁性体からなるフイルム固定環24
a、24bが配置され、下側の下フイルム固定環24b
は平板の円穴の周縁部13aに形成された凹部に嵌合さ
れ、上側の上フイルム固定環24aを下フイルム固定環
24b上にフイルム11を介して磁性的に圧着させるこ
とにより、フイルム11を円穴の全周縁部で平板13上
に固定するようになされている。錘18と上下フイルム
固定環24a、24bは固定手段を構成する。
3の円穴12の周縁部13aに、上下一対で磁性的に上
下が着脱可能な環状磁性体からなるフイルム固定環24
a、24bが配置され、下側の下フイルム固定環24b
は平板の円穴の周縁部13aに形成された凹部に嵌合さ
れ、上側の上フイルム固定環24aを下フイルム固定環
24b上にフイルム11を介して磁性的に圧着させるこ
とにより、フイルム11を円穴の全周縁部で平板13上
に固定するようになされている。錘18と上下フイルム
固定環24a、24bは固定手段を構成する。
【0025】突刺具17は、図1,4に示すように、逆
円錐形状をなし、円穴12の中心軸上をフイルム11の
表面に向かって頂点である先端17aが移動可能になさ
れている。円錐形状突刺具17は、底面17bの円の直
径は100mm、円錐の軸を含む面の頂角は90度、先
端17aのRは0.1mmである。突刺具の底面17b
は、後述の移動応力計測手段20の梁状のクロスヘッド
26に固定されたロードセル28の下面に支持棒29を
介して固定されている。
円錐形状をなし、円穴12の中心軸上をフイルム11の
表面に向かって頂点である先端17aが移動可能になさ
れている。円錐形状突刺具17は、底面17bの円の直
径は100mm、円錐の軸を含む面の頂角は90度、先
端17aのRは0.1mmである。突刺具の底面17b
は、後述の移動応力計測手段20の梁状のクロスヘッド
26に固定されたロードセル28の下面に支持棒29を
介して固定されている。
【0026】移動応力計測手段20は、ORIENTE
C社製の商品名UCTー5であり、図1に示すように、
図示していない2本の支柱状のねじに保持され、ねじの
回転により上下に高精度に移動する梁状のクロスヘッド
26と、クロスヘッドの中央下側に取り付けられたロー
ドセル28と、ロードセル28の下面に固定され下端に
突刺具17を支持する支持棒29と、クロスヘッドの移
動量及びロードセル28に加わる応力を、それぞれ図示
していない移動センサーとロードセル28内で感知し、
高精度に計測表示する計測表示器30とを有している。
ロードセルは、10kgfを使用し、その10%をフル
レンジとして測定した。クロスヘッドの移動速度は50
0mm/分とした。
C社製の商品名UCTー5であり、図1に示すように、
図示していない2本の支柱状のねじに保持され、ねじの
回転により上下に高精度に移動する梁状のクロスヘッド
26と、クロスヘッドの中央下側に取り付けられたロー
ドセル28と、ロードセル28の下面に固定され下端に
突刺具17を支持する支持棒29と、クロスヘッドの移
動量及びロードセル28に加わる応力を、それぞれ図示
していない移動センサーとロードセル28内で感知し、
高精度に計測表示する計測表示器30とを有している。
ロードセルは、10kgfを使用し、その10%をフル
レンジとして測定した。クロスヘッドの移動速度は50
0mm/分とした。
【0027】次に、実施例1〜10および比較例1〜8
それぞれで使用したフイルムの樹脂原料名及びその配合
比率につき下記表1に示す。
それぞれで使用したフイルムの樹脂原料名及びその配合
比率につき下記表1に示す。
【表1】
【0028】以下に、表1に示す樹脂原料の記号の詳細
または材料名及び製造会社名を示す。 PE:スミカセン(住友化学工業(株)製) PCL H7:ポリカプロラクトン(ダイセル化学工業(株)
製) #1001:Bionolle#1001(昭和高分子(株)製) #1903:Bionolle#1903(昭和高分子(株)製) #3001:Bionolle#3001(昭和高分子(株)製) ペルプレンS1002:PCL/PBTランダム共重合体(東
洋防(株)製) ハイトロンA:タルク(竹原化学(株)製)
または材料名及び製造会社名を示す。 PE:スミカセン(住友化学工業(株)製) PCL H7:ポリカプロラクトン(ダイセル化学工業(株)
製) #1001:Bionolle#1001(昭和高分子(株)製) #1903:Bionolle#1903(昭和高分子(株)製) #3001:Bionolle#3001(昭和高分子(株)製) ペルプレンS1002:PCL/PBTランダム共重合体(東
洋防(株)製) ハイトロンA:タルク(竹原化学(株)製)
【0029】次に、上記樹脂原料のブレンドとペレット
化につき述べる。上記樹脂原料は、まず、60℃で10
時間乾燥させた後、それぞれタンブラーを用いてブレン
ドした。次いで、二軸押出機を用い加熱混練した後、ペ
レット化した。実施例1、6、比較例1、5について
は、単一の樹脂原料を用いているが、熱履歴を合わせる
ため上記と同様に押出し作業を行なった。押出機の各部
の温度条件は下記の通りである。 C1:100℃、C2:180℃、C3:200℃、C4:200
℃、C5:200℃、C6:210℃、C7:210℃、AD:2
10℃、D :200℃
化につき述べる。上記樹脂原料は、まず、60℃で10
時間乾燥させた後、それぞれタンブラーを用いてブレン
ドした。次いで、二軸押出機を用い加熱混練した後、ペ
レット化した。実施例1、6、比較例1、5について
は、単一の樹脂原料を用いているが、熱履歴を合わせる
ため上記と同様に押出し作業を行なった。押出機の各部
の温度条件は下記の通りである。 C1:100℃、C2:180℃、C3:200℃、C4:200
℃、C5:200℃、C6:210℃、C7:210℃、AD:2
10℃、D :200℃
【0030】このようにして得たペレット化した樹脂を
用いてフイルム化を行った。フィルム化の方法に関して
は、インフレーション成形、Tダイ押出など、特に限定
されるものではないが、今回はインフレーション成形法
を用いてフィルム化した。この場合も使用した樹脂は、
温度60℃で10時間以上の前乾燥を施したものを使用し
た。インフレーション成形機の各部の温度条件およびイ
ンフレーション成形条件は下記の通りである。 C1:100℃、C2:140℃、C3:150℃、C4:170
℃、C5:170℃、C6:170℃、AD:150℃、D1:1
50℃、D2:150℃ フィルム引取速度:20〜30m/min リップ幅:1.0mm フィルム幅:1350mm フィルム厚み:20μm この様にしてインフレーション成形法により成形加工し
て得られた各フィルム成形物を使用し、以下に示す各種
評価試験を行なった。
用いてフイルム化を行った。フィルム化の方法に関して
は、インフレーション成形、Tダイ押出など、特に限定
されるものではないが、今回はインフレーション成形法
を用いてフィルム化した。この場合も使用した樹脂は、
温度60℃で10時間以上の前乾燥を施したものを使用し
た。インフレーション成形機の各部の温度条件およびイ
ンフレーション成形条件は下記の通りである。 C1:100℃、C2:140℃、C3:150℃、C4:170
℃、C5:170℃、C6:170℃、AD:150℃、D1:1
50℃、D2:150℃ フィルム引取速度:20〜30m/min リップ幅:1.0mm フィルム幅:1350mm フィルム厚み:20μm この様にしてインフレーション成形法により成形加工し
て得られた各フィルム成形物を使用し、以下に示す各種
評価試験を行なった。
【0031】(実施例3)まず、表1の実施例3に示す
樹脂原料を用いたフイルム成形物より試料フイルムを作
成し、本発明のフイルムの引裂き性評価装置を用い、本
発明の評価方法により引裂き性評価試験を行った。 (1)引裂き性評価試験 試料フイルムは、前記フイルム成形物より図6に示す幅
150mm、長さ500mmにカットした後、温度23
℃で50%RHの恒温恒湿機にて24時間調湿したもの
を用いた。そして、前述の図1に示すフイルムの引裂き
性評価装置10を用い、本発明の評価方法により行っ
た。具体的には下記の通りである。
樹脂原料を用いたフイルム成形物より試料フイルムを作
成し、本発明のフイルムの引裂き性評価装置を用い、本
発明の評価方法により引裂き性評価試験を行った。 (1)引裂き性評価試験 試料フイルムは、前記フイルム成形物より図6に示す幅
150mm、長さ500mmにカットした後、温度23
℃で50%RHの恒温恒湿機にて24時間調湿したもの
を用いた。そして、前述の図1に示すフイルムの引裂き
性評価装置10を用い、本発明の評価方法により行っ
た。具体的には下記の通りである。
【0032】まず、実施例3の試料フイルム11を試料
台の平板13の円穴12上を覆うように配置し、側板1
4上にあるフイルムの両端11aに錘18を取り付けて
フイルム11に張力を加え、試料台15上に固定し、次
いで、円穴の周縁部の下フイルム固定環24b上に、磁
性体の上フイルム固定環24aを磁性力により固着さ
せ、円穴上のフイルム11の全周を平板13上に固定す
る。
台の平板13の円穴12上を覆うように配置し、側板1
4上にあるフイルムの両端11aに錘18を取り付けて
フイルム11に張力を加え、試料台15上に固定し、次
いで、円穴の周縁部の下フイルム固定環24b上に、磁
性体の上フイルム固定環24aを磁性力により固着さ
せ、円穴上のフイルム11の全周を平板13上に固定す
る。
【0033】次いで、クロスヘッド26を下方へ移動速
度500mm/分で下降させ、突刺具の先端17aがフ
イルム11に接した後、先端17aがフイルムを伸ばし
てフイルム11面を押し下げ、ついにフイルムに突き刺
さり穴があくときまでの先端17aの移動量とその時の
応力を、クロスヘッド26の図示していない移動センサ
ーとロードセル28で感知し、計測表示器30で計測表
示した。また、先端17aがさらに下降しフイルム11
の穴を引き裂きながら穴が広がるときの先端17aの移
動量とその時の応力を、移動センサーとロードセル28
で感知し計測表示器30で計測表示した。そして、突き
刺さり穴があき、その後押し開きながら、フィルムが裂
け、荷重が低下するまでの移動量とその時の応力をそれ
ぞれ測定し、最大荷重を突刺強度(kgf)とし、その
ときの移動量(変位量)を突刺伸度(mm)とした。上
記試験を5個の試料フイルムにより行い、平均値を取
り、表2に表示した。突刺伸度は60mm、突刺強度
7.2kgfであった。
度500mm/分で下降させ、突刺具の先端17aがフ
イルム11に接した後、先端17aがフイルムを伸ばし
てフイルム11面を押し下げ、ついにフイルムに突き刺
さり穴があくときまでの先端17aの移動量とその時の
応力を、クロスヘッド26の図示していない移動センサ
ーとロードセル28で感知し、計測表示器30で計測表
示した。また、先端17aがさらに下降しフイルム11
の穴を引き裂きながら穴が広がるときの先端17aの移
動量とその時の応力を、移動センサーとロードセル28
で感知し計測表示器30で計測表示した。そして、突き
刺さり穴があき、その後押し開きながら、フィルムが裂
け、荷重が低下するまでの移動量とその時の応力をそれ
ぞれ測定し、最大荷重を突刺強度(kgf)とし、その
ときの移動量(変位量)を突刺伸度(mm)とした。上
記試験を5個の試料フイルムにより行い、平均値を取
り、表2に表示した。突刺伸度は60mm、突刺強度
7.2kgfであった。
【0034】(実施例1、2、4)また、実施例1、
2、4の試料フイルムについても、実施例3と同様に計
測表示し、それぞれ表2に示した。そして、これらの実
施例1〜4の数値を比較しその結果を、10段階評価で
表示した。なお、引裂き性評価基準は次の通りである。
引裂き強度に差が無いときは、引裂伸度の大小を考慮し
た。 10:引裂けが伝播しにくく、よく伸びるもの、その際
の荷重が比較的大きいもの。 9〜7:引裂けが伝播しにくいが、その際の荷重が比較
的小さいもの。 6〜4:引裂けが伝播するが、その際の荷重が比較的大
きいもの。 3〜1:引裂けが容易に伝播するもの。
2、4の試料フイルムについても、実施例3と同様に計
測表示し、それぞれ表2に示した。そして、これらの実
施例1〜4の数値を比較しその結果を、10段階評価で
表示した。なお、引裂き性評価基準は次の通りである。
引裂き強度に差が無いときは、引裂伸度の大小を考慮し
た。 10:引裂けが伝播しにくく、よく伸びるもの、その際
の荷重が比較的大きいもの。 9〜7:引裂けが伝播しにくいが、その際の荷重が比較
的小さいもの。 6〜4:引裂けが伝播するが、その際の荷重が比較的大
きいもの。 3〜1:引裂けが容易に伝播するもの。
【0035】(実施例5)実施例3の引裂き性評価試験
において、図1に示す突刺具17の先端17aがフイル
ムに突き刺さり穴があき、さらに、穴が引き裂さかれな
がら穴が広がり続けるときにおける、先端17aの移動
量をフイルムの伸度として横軸にとり、先端17aに加
わる応力を強度として縦軸にとりグラフ1として図10
に示した。なお、測定は3回行った。
において、図1に示す突刺具17の先端17aがフイル
ムに突き刺さり穴があき、さらに、穴が引き裂さかれな
がら穴が広がり続けるときにおける、先端17aの移動
量をフイルムの伸度として横軸にとり、先端17aに加
わる応力を強度として縦軸にとりグラフ1として図10
に示した。なお、測定は3回行った。
【0036】(比較例1〜4)表1に示すように、実施
例1〜4とそれぞれ同じ樹脂原料により成形加工したフ
イルム成形物を用いてJIS試験用の試料フイルムを作
成し、JIS引裂評価試験(JIS K−7128)で
試験し比較した。
例1〜4とそれぞれ同じ樹脂原料により成形加工したフ
イルム成形物を用いてJIS試験用の試料フイルムを作
成し、JIS引裂評価試験(JIS K−7128)で
試験し比較した。
【0037】(2)JIS引裂評価試験
まず、インフレーション成形により成形加工したフイル
ムより、幅25mm、長さ100mmにカットし、次い
で図9に示すように、幅方向の中央で長手方向(MD方
向)に30mmの切込み33を入れたJIS試験用の試
験フイルムを作成した。この試験フイルムは23℃で5
0RHの恒温恒湿機にて24時間調湿した後、下記測定
条件で引裂強度(単位:/20μm)を測定した。 (測定条件) 試験フイルムのチャック取り付け距離:30mm 使用試験器:OLIENTEC社製、商品名RTA−5
00 ロードセル:5kgf、フルレインジ:20% クロスヘッドスピード:500mm/分 試験は、5個の試験フイルムを上記測定条件で測定し平
均値を取り、表2に示した。そして、比較例1〜4まで
の数値を比較例1を10とし10段階評価で比較評価し
表示した。評価基準は、引裂き強度の値による。
ムより、幅25mm、長さ100mmにカットし、次い
で図9に示すように、幅方向の中央で長手方向(MD方
向)に30mmの切込み33を入れたJIS試験用の試
験フイルムを作成した。この試験フイルムは23℃で5
0RHの恒温恒湿機にて24時間調湿した後、下記測定
条件で引裂強度(単位:/20μm)を測定した。 (測定条件) 試験フイルムのチャック取り付け距離:30mm 使用試験器:OLIENTEC社製、商品名RTA−5
00 ロードセル:5kgf、フルレインジ:20% クロスヘッドスピード:500mm/分 試験は、5個の試験フイルムを上記測定条件で測定し平
均値を取り、表2に示した。そして、比較例1〜4まで
の数値を比較例1を10とし10段階評価で比較評価し
表示した。評価基準は、引裂き強度の値による。
【0038】(比較例5〜8)次に、前述のインフレー
ション成形により成形加工した長尺のフィルム(厚み20
μm、幅1350mm)を用いて、実際に畑の畝にフィルムを
展張し、その後、移植した時の穴の空き方、裂け方を評
価した。 (3)[移植試験](実地試験) 評価基準としては、現在農業用マルチフィルムとして汎
用に広く使用されているポリエチレンフィルム(実施例
1に使用したもの)に移植した時の穴の空き方、裂け方
を10点満点評価で10点として、比較例5〜8の各フィル
ムの穴の空き方、裂け方を下記10段階評価で評価し、表
2に示した。 10:移植時の穴がほぼ円心円状で穴にノッチや角が見
えないもの。 9〜7:移植時の穴がほぼ円く開くが、部分的に角のあ
るもの。 6〜4:移植時の穴が円くなく、角ばっているもの。 3〜1:移植時の穴が円くなく、MD方向にノッチを入
れたように裂けるもの。
ション成形により成形加工した長尺のフィルム(厚み20
μm、幅1350mm)を用いて、実際に畑の畝にフィルムを
展張し、その後、移植した時の穴の空き方、裂け方を評
価した。 (3)[移植試験](実地試験) 評価基準としては、現在農業用マルチフィルムとして汎
用に広く使用されているポリエチレンフィルム(実施例
1に使用したもの)に移植した時の穴の空き方、裂け方
を10点満点評価で10点として、比較例5〜8の各フィル
ムの穴の空き方、裂け方を下記10段階評価で評価し、表
2に示した。 10:移植時の穴がほぼ円心円状で穴にノッチや角が見
えないもの。 9〜7:移植時の穴がほぼ円く開くが、部分的に角のあ
るもの。 6〜4:移植時の穴が円くなく、角ばっているもの。 3〜1:移植時の穴が円くなく、MD方向にノッチを入
れたように裂けるもの。
【0039】次に、前述のインフレーション成形により
成形加工したフィルム(厚み20μm)を用いて、それぞ
れのフイルムを切り込みから手で引き裂き、手裂き感覚
による官能試験による評価を行った。 (4)[手裂き評価](官能試験でMD方向の縦裂き性
評価) 現在汎用フィルムとして広く使用されているポリエチレ
ンフィルム(実施例1に使用したもの)に切り込みを入
れ、その後、下記基準のように手で裂いた時の感覚を10
点満点評価で10点として、比較例5〜8の各フィルム
のそれぞれの手裂き感覚による官能評価(10点満点)を行
い、表2に示した。この時の判断基準としては手で裂い
た時の手に伝わる抵抗や、裂け方すなわち直線性の有
無、裂け面の波打ちなど、単なる強度以外に全体的な引
裂き性を官能的に評価した。 10:縦裂けせず、その際の荷重も大きいもの。 9〜7:縦裂けしないが、その際の荷重が小さいもの。 6〜4:縦裂けするが、その際手にかかる抵抗が比較的
大きいもの。 3〜1:縦裂きし、その際手にかかる抵抗も小さいも
の。
成形加工したフィルム(厚み20μm)を用いて、それぞ
れのフイルムを切り込みから手で引き裂き、手裂き感覚
による官能試験による評価を行った。 (4)[手裂き評価](官能試験でMD方向の縦裂き性
評価) 現在汎用フィルムとして広く使用されているポリエチレ
ンフィルム(実施例1に使用したもの)に切り込みを入
れ、その後、下記基準のように手で裂いた時の感覚を10
点満点評価で10点として、比較例5〜8の各フィルム
のそれぞれの手裂き感覚による官能評価(10点満点)を行
い、表2に示した。この時の判断基準としては手で裂い
た時の手に伝わる抵抗や、裂け方すなわち直線性の有
無、裂け面の波打ちなど、単なる強度以外に全体的な引
裂き性を官能的に評価した。 10:縦裂けせず、その際の荷重も大きいもの。 9〜7:縦裂けしないが、その際の荷重が小さいもの。 6〜4:縦裂けするが、その際手にかかる抵抗が比較的
大きいもの。 3〜1:縦裂きし、その際手にかかる抵抗も小さいも
の。
【0040】
【表2】
【0041】表2の結果より分かるように、本発明の定
量的評価である引裂き性評価結果は、実地試験である移
植試験と極めてよい相関性を有している。また、手裂き
評価との相関性もかなりよい。これに対し、JIS評価
結果は実用評価である移植試験や手裂き評価と矛盾する
部分があり、実用的な評価法というには難しい。
量的評価である引裂き性評価結果は、実地試験である移
植試験と極めてよい相関性を有している。また、手裂き
評価との相関性もかなりよい。これに対し、JIS評価
結果は実用評価である移植試験や手裂き評価と矛盾する
部分があり、実用的な評価法というには難しい。
【0042】(実施例6)次に、フイルムの引き裂きの
伝播性を評価するために、表1に示す実施例3と同じ樹
脂原料のフイルム成形物を用いた試料フイルムに、ノッ
チを入れ、実施例1と同様に試験し評価した。試験に用
いる試料は、図7に示すように、フイルム成形物を幅1
50mm、長さ500mmにカットし、フイルム中央の
長手方向に10mmのノッチ35を入れた試料フイルム
A36と、図8に示すように、フイルム中央の長手方向
と幅方向の両方に十字状に10mmのノッチ37を入れ
た試料フイルムB38との2種類の試料フイルムを準備
した。
伝播性を評価するために、表1に示す実施例3と同じ樹
脂原料のフイルム成形物を用いた試料フイルムに、ノッ
チを入れ、実施例1と同様に試験し評価した。試験に用
いる試料は、図7に示すように、フイルム成形物を幅1
50mm、長さ500mmにカットし、フイルム中央の
長手方向に10mmのノッチ35を入れた試料フイルム
A36と、図8に示すように、フイルム中央の長手方向
と幅方向の両方に十字状に10mmのノッチ37を入れ
た試料フイルムB38との2種類の試料フイルムを準備
した。
【0043】試験に使用する試料フイルムA、Bは、温
度23℃で50%RHの恒温恒湿機にて24時間調湿し
たものを用いた。試験は、2種類のノッチの入った試料
フイルムA、Bにより、本発明のフイルムの引裂き性評
価装置10を用い、実施例3と同様に、本発明の評価方
法により評価する「引裂き性評価」試験(定量試験)を
行った。試験結果を表3に示す。 (実施例7〜9)表1に示す樹脂原料のフイルム成形物
を用いた試料フイルムを、実施例6と同じように、試験
し、表3に示した。表3の(2)引裂き性評価と(3)引裂き
性評価は、それぞれ試料フイルムAおよび試料フイルム
Bの実施例6〜9の評価結果を実施例6の試験結果を1
0点として、10段階評価で示した。評価はまず引裂強
度の大小で行い、これに差が無いときは引裂伸度の大小
を考慮した。
度23℃で50%RHの恒温恒湿機にて24時間調湿し
たものを用いた。試験は、2種類のノッチの入った試料
フイルムA、Bにより、本発明のフイルムの引裂き性評
価装置10を用い、実施例3と同様に、本発明の評価方
法により評価する「引裂き性評価」試験(定量試験)を
行った。試験結果を表3に示す。 (実施例7〜9)表1に示す樹脂原料のフイルム成形物
を用いた試料フイルムを、実施例6と同じように、試験
し、表3に示した。表3の(2)引裂き性評価と(3)引裂き
性評価は、それぞれ試料フイルムAおよび試料フイルム
Bの実施例6〜9の評価結果を実施例6の試験結果を1
0点として、10段階評価で示した。評価はまず引裂強
度の大小で行い、これに差が無いときは引裂伸度の大小
を考慮した。
【0044】
【表3】
【0045】表3の結果と表2の(2)引裂強度、JIS
評価、(3)移植試験、(4)手裂き評価の結果との比
較で分かるように、ノッチ入りの試料フイルムA,Bに
おいても、本発明の定量的評価である「引裂き性評価試
験」結果は、実地試験である「移植試験」と極めてよい
相関性を有している。また、手裂き評価との相関性もか
なりよい。これに対しJIS評価結果は手裂き評価や移
植試験とは必ずしもよい相関性があるとはいえない。
評価、(3)移植試験、(4)手裂き評価の結果との比
較で分かるように、ノッチ入りの試料フイルムA,Bに
おいても、本発明の定量的評価である「引裂き性評価試
験」結果は、実地試験である「移植試験」と極めてよい
相関性を有している。また、手裂き評価との相関性もか
なりよい。これに対しJIS評価結果は手裂き評価や移
植試験とは必ずしもよい相関性があるとはいえない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試料フイルムはノッチを有していても、ノッチを有して
いなくても、本発明の定量的評価である「引裂き性評価
試験」結果は、実地試験である「移植試験」と極めてよ
い相関性を有している。また、手裂き評価との相関性も
かなりよい。
試料フイルムはノッチを有していても、ノッチを有して
いなくても、本発明の定量的評価である「引裂き性評価
試験」結果は、実地試験である「移植試験」と極めてよ
い相関性を有している。また、手裂き評価との相関性も
かなりよい。
【図1】本発明のフイルムの引裂き性評価装置を示す概
略斜視図
略斜視図
【図2】試料台の概略斜視図
【図3】試料台上のフイルムの固定状態を示す概略斜視
図
図
【図4】突刺具の正面図
【図5】平板上のフイルムの固定状態を示す断面図
【図6】試料フイルムの平面図
【図7】1個のノッチを有する試料フイルムAを示す図
で、(a)はその平面図、(b)はその一部拡大平面
図、
で、(a)はその平面図、(b)はその一部拡大平面
図、
【図8】2個のノッチを有する試料フイルムBを示す図
で、(a)はその平面図、(b)はその一部拡大平面
図、
で、(a)はその平面図、(b)はその一部拡大平面
図、
【図9】JIS引裂評価用の試料フイルムの平面図であ
る。
る。
【図10】実施例5におけるフィルムの伸度と強度を表
すグラフである。
すグラフである。
10 フイルムの引裂き性評価装置
11 フイルム
12 円穴
13 平板
14 側板
15 試料台
16 固定手段
17 突刺具
17a 先端
18 錘(固定手段)
20 移動応力計測手段
24a、24b 上、下フイルム固定環
26 クロスヘッド(移動応力計測手段)
28 ロードセル(移動応力計測手段)
29 支持棒(移動応力計測手段)
30 計測表示器(移動応力計測手段)
35,37 ノッチ
Claims (9)
- 【請求項1】 円穴が形成された平板を有する試料台
と、前記円穴を覆うように配置されたフイルムを試料台
上に固定する固定手段と、前記円穴の中心軸上をフイル
ムの表面に向かって移動可能な先端を有する円錐形の突
刺具と、該突刺具の先端を前記フイルム側に所定の移動
速度で移動させるとともに移動量及び突刺具に加わる応
力を計測する移動応力計測手段とを備え、前記先端によ
り前記フイルムを突刺し引裂くことにより、フイルムの
引裂き性を評価することを特徴とするフイルムの引裂き
性評価装置。 - 【請求項2】 固定手段が円穴の円上の1つの直径方向
または直交する2つの直径方向に、フイルムの両端に錘
を負荷して固定することを特徴とする請求項1記載のフ
イルムの引裂き性評価装置。 - 【請求項3】 固定手段が円穴の円上の1つの直径方向
または直交する2つの直径方向に、フイルムの両端に錘
を負荷して固定するとともに、円穴の周縁部に設けた環
状のフイルム固定環により、円穴の周縁部でフイルムを
固定することを特徴とする請求項1記載のフイルムの引
裂き性評価装置。 - 【請求項4】 円錐形突刺具の先端の先端角が、30度
〜150度であることを特徴とする請求項1〜3記載の
いずれかであるフイルムの引裂き性評価装置。 - 【請求項5】 円錐形突刺具の先端の先端形状が、R:
0<R≦20mmであることを特徴とする請求項1〜4
記載のいずれかであるフイルムの引裂き性評価装置。 - 【請求項6】 前記請求項1〜5記載のいずれかのフイ
ルムの引裂き性評価装置を用い、フイルムを前記円穴を
覆うように配置し、前記固定手段によりフイルムを試料
台上に固定し、前記突刺具の先端をフイルム側に所定の
移動速度で移動させ、前記先端がフイルムに突き刺さ
り、フイルムに穴を開けさらにフイルムの穴を押し広
げ、フイルムを引裂き続けるときの前記先端の移動量と
応力との関係を前記移動応力計測手段により計測するこ
とを特徴とするフイルムの引裂き性評価方法。 - 【請求項7】 前記請求項1〜5記載のいずれかのフイ
ルムの引裂き性評価装置を用い、予めノッチを入れたフ
イルムを前記ノッチが前記円穴の中央に来て前記円穴を
覆うように配置し、前記固定手段によりフイルムを試料
台上に固定し、前記突刺具の先端をフイルム側に所定の
移動速度で移動させ、前記先端がフイルムに突き刺さ
り、フイルムに穴を開けさらにフイルムの穴を押し広
げ、フイルムを引裂き続けるときの前記先端の移動量と
応力との関係を前記移動応力計測手段により計測するこ
とを特徴とするフイルムの引裂き性評価方法。 - 【請求項8】 ノッチがフイルムの成形時のMD方向に
長い形に、または成形時のMD方向と直交するTD方向
に長い形に形成されていることを特徴とする請求項7記
載のフイルムの引裂き性評価方法。 - 【請求項9】 ノッチがフイルムの成形時のMD方向お
よびMD方向と直交するTD方向の両方向に十字状に形
成されていることを特徴とする請求項7記載のフイルム
の引裂き性評価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001203439A JP2003014600A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | フイルムの引裂き性評価装置及びその装置を用いた評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001203439A JP2003014600A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | フイルムの引裂き性評価装置及びその装置を用いた評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003014600A true JP2003014600A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19040076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001203439A Pending JP2003014600A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | フイルムの引裂き性評価装置及びその装置を用いた評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003014600A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008079416A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Toshiba Corp | マイカテープ巻回性評価方法および装置 |
| JP2009243929A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Asahi Kasei E-Materials Corp | フィルムの耐荷重絶縁性試験装置及びフィルムの耐荷重絶縁性試験方法 |
| JP2016004218A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 株式会社クラレ | 延伸フィルムの突き刺し強度測定方法 |
| CN105466757A (zh) * | 2014-09-30 | 2016-04-06 | 住友化学株式会社 | 偏光膜的强度测定方法及偏振片 |
| CN108693034A (zh) * | 2018-04-30 | 2018-10-23 | 张永炬 | 柔性基底薄膜集中载荷的力学性能原位测试辅助装置 |
| CN111065908A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-24 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于膜的撕裂分析的系统 |
| CN111665188A (zh) * | 2019-03-06 | 2020-09-15 | 科思创德国股份有限公司 | 一种测试材料耐化学性能的方法 |
| JP2020529588A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 衝撃および穿刺抵抗を分析するための装置 |
| JP2020529590A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 衝撃および穿刺抵抗を分析するためのシステム |
| CN115615831A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-01-17 | 深圳市日东新材料技术有限公司 | 一种pe保护膜生产测试装置 |
| CN116256243A (zh) * | 2023-05-10 | 2023-06-13 | 福建省晋江巧妈妈食品有限公司 | 果冻盖膜的热封强度检测设备及其检测方法 |
| CN120334024A (zh) * | 2025-06-17 | 2025-07-18 | 杭州大东南高科新材料有限公司 | 一种聚酯薄膜穿刺实验设备 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203439A patent/JP2003014600A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009243929A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Asahi Kasei E-Materials Corp | フィルムの耐荷重絶縁性試験装置及びフィルムの耐荷重絶縁性試験方法 |
| JP2016004218A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 株式会社クラレ | 延伸フィルムの突き刺し強度測定方法 |
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| JP2016071350A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 住友化学株式会社 | 偏光フィルムの強度測定方法及び偏光板 |
| KR101819281B1 (ko) * | 2014-09-30 | 2018-01-16 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 편광 필름의 강도 측정 방법 및 편광판 |
| JP7191929B2 (ja) | 2017-07-31 | 2022-12-19 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 衝撃および穿刺抵抗を分析するための装置 |
| CN111065908A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-24 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于膜的撕裂分析的系统 |
| JP2020529588A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 衝撃および穿刺抵抗を分析するための装置 |
| JP2020529590A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 衝撃および穿刺抵抗を分析するためのシステム |
| JP7277433B2 (ja) | 2017-07-31 | 2023-05-19 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 衝撃および穿刺抵抗を分析するためのシステム |
| CN108693034B (zh) * | 2018-04-30 | 2021-06-04 | 张永炬 | 柔性基底薄膜集中载荷的力学性能原位测试辅助装置 |
| CN108693034A (zh) * | 2018-04-30 | 2018-10-23 | 张永炬 | 柔性基底薄膜集中载荷的力学性能原位测试辅助装置 |
| CN111665188A (zh) * | 2019-03-06 | 2020-09-15 | 科思创德国股份有限公司 | 一种测试材料耐化学性能的方法 |
| CN115615831A (zh) * | 2022-12-15 | 2023-01-17 | 深圳市日东新材料技术有限公司 | 一种pe保护膜生产测试装置 |
| CN116256243A (zh) * | 2023-05-10 | 2023-06-13 | 福建省晋江巧妈妈食品有限公司 | 果冻盖膜的热封强度检测设备及其检测方法 |
| CN120334024A (zh) * | 2025-06-17 | 2025-07-18 | 杭州大东南高科新材料有限公司 | 一种聚酯薄膜穿刺实验设备 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
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