JP2003016201A - 電子受験システム - Google Patents

電子受験システム

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JP2003016201A
JP2003016201A JP2001202908A JP2001202908A JP2003016201A JP 2003016201 A JP2003016201 A JP 2003016201A JP 2001202908 A JP2001202908 A JP 2001202908A JP 2001202908 A JP2001202908 A JP 2001202908A JP 2003016201 A JP2003016201 A JP 2003016201A
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JP2001202908A
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Masatoshi Furuya
雅年 古谷
Toshiaki Iino
敏章 飯野
Takanobu Oikawa
隆信 及川
Shoji Koyama
彰爾 小山
Tsuguyoshi Niitsuma
継良 新妻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の志望校をもつ正当な受験者が、最寄の受
験会場において、正当な受験校の試験問題と解答用紙を
ネットワークを介して、正当な受験日時に入手可能とす
ると同時に、受験者による不正や受験者間の不公平に関
する問題に対応する遠隔電子受験方法を提供することで
ある。 【解決手段】受験者はあらかじめ身分を証明する1つの
公開鍵証明書(身分証という)と公開鍵ペアを保持して
いるものとする。このとき、試験センタのサーバと、各
受験会場のアクセスポイントとがセキュリティが確保さ
れた回線で接続し、各受験会場には該公開鍵ペアを利用
可能な受験端末が用意され、受験者は受験端末を利用し
て、受験者が入力した情報に公開鍵ペアの秘密鍵を利用
して署名ができるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的な受験を可
能にする電子受験に関するものである。この中でも特
に、ネットワークを利用した遠隔電子受験に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大学や高校など(以下、受験校)の受験
は、時間的に大別すると、(A)受験前、(B)受験、
(C)受験後の手続きに分かれる。これら手続きの流れ
を受験者の視点から以下に整理する。 (A)受験前の手続き (1)受験者は受験校が作成、または、指定した受験手
続きに必要な書類(以下、入学願書という)を取り扱い
店などから入手する。 (2)受験者の属性(氏名、住所、生年月日、性別、在
学中の成績など)を証明する書類(以下、証明書とい
う)を役所などから入手する。 (3)受験者本人の写真を写真店などで撮影する。 (4)入学願書に必要事項を記入し、写真を貼り付けた
上で、証明書とともに受験校に提出(出願)する。受験
校から、受験番号、受験者の属性、写真、受験会場など
を記した受験票の発行、交付を受ける。
【0003】ここまでが、受験前までの手続きであり、
上記(1)(2)(3)(4)でそれぞれ費用が発生す
る。(1)は取り扱い店、(2)は役所、(3)は写真
店、(4)は受験校に対して支払うものである。 (B)受験の手続き (6)受験票を持参して受験会場に行き、受験番号によ
って指定された席につく。席上には、受験中の間、受験
票をおいておく。 (7)試験開始直前に、試験監督者から該当する試験問
題(科目)の問題用紙と解答用紙の配布を受ける。試験
開始時間前まで問題の内容に目を通すことはできない。
解答用紙はマークシート用紙が利用される場合もある。 (8)試験開始時間の合図とともに、問題用紙、解答用
紙に受験者の氏名、及び、受験番号を記載し、解答用紙
に解答を記入していく。解答方法には、記述式、選択式
などがある。試験中は、試験監督者の巡回により、受験
者と受験票の写真、氏名、受験番号などの本人確認を行
う。また、試験監督者は試験時間中、受験者の不正の有
無を監視している。 (9)試験終了合図とともに、解答用紙への記入を終了
し、解答用紙を試験監督者に提出する。試験終了前に提
出して、受験会場より退出することもできる。 (10)以上の(7)から(9)を繰り返し、全ての試
験問題に対する受験が終了したら、受験会場をあとにす
る。 (C)受験後の手続き (11)合格発表日に受験校(合格発表会場)に行き、
合格者リストに自分の受験番号があるかどうかを確認す
る (12)受験校に合格している場合、その学校に対する
入学の意思があれば、受験校に対して、必要な入学手続
きを行う。このとき、入学金や年間授業料なども支払
う。
【0004】以上の整理をもとに、受験者の立場から一
般の受験に対する問題点を以下に示す。一人の受験者が
複数の学校を受験する場合、受験する分だけ、受験者の
属性を証明する書類や、本人の写真が必要になる。一人
の受験者が複数の学校を受験する場合、受験日や合格発
表日が重なることにより、受験できる学校が制限され
る。受験会場や合格発表会場が自宅の近くとは限らない
ため、そこへの移動時間や費用がかかる。受験日から合
格発表日までに日数を要するため、一人の受験者が複数
の学校を受験する場合、受験の戦略をたてにくい。受験
前後の手続きの手間がかかる逆に、試験を主催する側に
も不満がある。他校と受験日や合格発表日が重なること
により、受験者を確保しにくい。受験会場や合格発表会
場が制限されるため、特に遠方の受験者を確保しにく
い。受験会場に事前に問題用紙を厳重保管しなければな
らない。採点や合格者の決定を迅速に行えない。
【0005】このように通常の受験ではさまざまな問題
があり、これらを解決するにはネットワークを利用した
電子受験を導入するのが適当である。
【0006】例えば特開平10-288941号公報にあるイン
ターネット試験システム(以下、従来技術1という)で
は、インターネットに接続された端末と試験プログラム
を利用して電子的に試験を行うものである。従来技術1
の特徴は、 (1)インターネットを介して試験端末とサーバをフラ
ットに接続していること (2)ネットワーク上は暗号通信を行うこと (3)試験端末上のプログラムは利用経過時間を計測
し、所定の経過時間が来たら回答を不能にすること (4)ユーザ認証を行うこと (5)試験端末とサーバとのコネクションは試験開始時
と解答時のみとし、試験中はコネクションを切断するこ
となどである。
【0007】上記(1)の特徴は、受験者がインターネ
ット上の任意の端末で受験できるので、受験会場に行か
なくても良いという効果がある。また、即時に採点や合
格決定を行うこともできる。
【0008】上記(2)の特徴は、ネットワーク上を暗
号通信することにより、ネットワーク上での問題や解答
の漏えいを防止することができる上記(3)の特徴は、
解答時間を一定に保つことができるので、受験者間の不
公平をなくすことができる上記(4)の特徴は、受験者
の受験資格の確認を行うことができる。ただし、本特徴
だけでは受験者の替え玉などを識別することはできな
い。
【0009】上記(5)の特徴は、試験開始時間前まで
試験問題を主催者側で管理でき、かつ、試験中のネット
ワークのトラフィックの増加を抑制することができる。
【0010】これら特徴は、先に説明した受験の手続き
(A)(B)(C)の中でも、特に(B)の受験の手続きに
関するものであるが、インターネットなどのネットワー
クを利用すれば、(A)の受験前の手続き、(C)受験後
の手続きにも有効であることは言うまでもない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術1の
ようなインターネットを利用した受験では、受験には必
須要件である以下の問題点を回避することができない。
【0012】受験者の受験の様子を監視できないので、
他人が解答に協力していたり、参考書などを調べたりす
るような不正行為を発見することが困難であり、かつ、
不正行為を容易に行うことができる主催者側が送信した
問題からは、直接的にネットワーク上で漏えいしなくて
も、問題を受信した受験者が故意にネットワーク上に問
題を流出する可能性がある。
【0013】上記の問題点を解決するには、受験者の様
子を監視下に置くことが不可欠であるが、現在におい
て、任意の場所を監視することは事実上不可能である。
そこで、本発明では試験監督者のいる任意の会場(以
下、受験会場という)で、任意の受験校の試験を受験で
きるシステムを前提とする。
【0014】本発明の第1の課題は、複数の学校を受験
する受験者による手続き、特に受験者の認証を簡素化、
効率化する方法を提供することである。
【0015】本発明の第2の課題は、カンニングなどの
受験者の不正、あるいは、試験問題の取り組み時間の違
いなどによる不公平をなくす方法を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】受験者はあらかじめ身分
を証明する1つの公開鍵証明書(身分証という)と公開
鍵ペアを保持しているものとする。このとき、試験セン
タのサーバと、各受験会場のアクセスポイントとがセキ
ュリティが確保された回線で接続し、各受験会場には該
公開鍵ペアを利用可能な受験端末が用意され、受験者は
受験端末を利用して、受験者が入力した情報に公開鍵ペ
アの秘密鍵を利用して署名ができるものとする。
【0017】第1の課題を解決するために、まず、受験
前の出願手続き時において、受験者の氏名、希望する受
験校、希望する受験会場などの受験者に関する情報と受
験者の公開鍵情報を含む出願を行い、試験センタの受験
者データベースに受験者情報と公開鍵情報をリンクして
登録する。
【0018】次に、受験当日は、受験会場の受験端末を
利用して、受験者が入力した受験者情報に公開鍵ペアの
秘密鍵を利用して署名を行い、該署名つき受験者情報を
試験センタのサーバに送信し、試験センタのサーバは、
受験者情報を抽出し、試験センタの受験者データベース
に事前登録された該受験者の公開鍵を受験者情報に基づ
いて選択し、該公開鍵を利用して署名を検証し、該署名
検証が正当なとき、受験者情報に基づいて受験校の試験
問題と解答用紙を選択し、該解答用紙に受験者情報と解
答用紙番号を書きこみ、受験者データベースに試験問題
と解答用紙の配布状況を登録し、送信元の受験端末に試
験問題と解答用紙を配信する。
【0019】第2の課題を解決するために、受験端末ソ
フトウェアは、受信した試験問題、及び、解答用紙のデ
ータに対して、外部からの合図信号に基づき、アクセス
できるデータのエリアをアクセス制限する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1から図4に受験前の手続きに
ついて説明する。受験者は、役所などから電子的な公的
身分証(以下、身分証という)の発行・交付を既に受け
ているものとする(ステップ11)。図2に示したよう
に、身分証20には、受験者の属性(氏名、生年月日、
性別など)と、受験者本人が利用する秘密鍵の対となる
公開鍵21の情報が含まれ、役所などの公的機関による
電子署名22がなされているものとする。身分証は受験
前手続き時だけでなく、受験当日においても有効である
ことが重要である。なお、身分証、及び、秘密鍵を格納
しているICカードなどの媒体(以下、身分証カードと
いう)には、受験者の写真がカード表面に表示されてい
るものとする。
【0021】受験者は、志望校の出願手続きを行うため
に、志望校のサイト(WWWサーバやメールサーバな
ど)に対して、必要事項を記載した出願書類、身分証、
その他電子証明書類などを、必要に応じて受験者の電子
署名付で提出する(ステップ12)。志望校側は、提出
された書類の正当性、及び、記載事項を確認し、受験者
に対して受験票を発行し(ステップ13)、交付する
(ステップ15)。図3に示したように、受験票30に
は、受験者が希望する受験会場、受験番号、受験日、受
験校、受験者の属性(氏名など)他が記載される。受験
者の公開鍵情報は記載していなくても十分である。な
お、該受験票は紙ベースであっても、電子的であっても
良い。紙ベースの場合には、発行者署名は発行者の印が
押される。志望校側では、受験者の情報を受験者データ
ベースに登録しておく(ステップ14)。図4に示した
ように、受験者データベース40には、各受験者ごと
に、受験者単票41が登録される。各受験者単票には、
受験者が希望する受験会場、受験番号、受験日、受験
校、受験者の属性(氏名など)、受験者の公開鍵42が
記載される。なお、受験者の公開鍵は身分証から取り出
したものであり、受験日に有効なものでなければならな
い。
【0022】図5に、本発明の前提となるセキュアなネ
ットワークを利用した電子受験システムの全体構成を示
す。なお、システム図には、ルータやファイアウォー
ル、ドメインネームサーバなど、本発明には直接的に関
係しないものは省略している。
【0023】システム全体は、試験センタ60、受験会
場70、80、セキュアなネットワーク50からなる。
試験センタは、受験者データベース61を管理し、受験
者による署名を検証する署名検証サーバ62、試験問題
を管理し、受験者に試験問題や解答用紙を配布する試験
問題管理サーバ63、受験者から解答を回収し、採点を
行い、合否を決定する採点サーバ64、セキュアネット
ワークにつながる窓口サーバ65とを有する。各受験会
場は、中継サーバ71、81、受験端末72、73、8
2、83とがある。このとき、前提として、各受験会場
には信頼できる試験監督者74、84、または、監視カ
メラ75、85が存在するものとする。監視カメラの映
像は、セキュアネットワークか、または、別の映像系専
用のネットワークを介して、試験センタの監視端末など
で見ることができるものとする。
【0024】図5に示したように、セキュアネットワー
ク50に直接的につながるのは、窓口サーバ65と中継
サーバ71、81であり、その他のサーバ62、63、
64や受験端末72、73、82、83はこれらを介し
てのみセキュアネットワークにつながるようにする。こ
れは、試験センタ60内のサーバや受験会場70、80
内の受験端末のアドレス(IPアドレスなど)を相互に
参照できないようにするのに有効な構成である。特に、
受験会場内で受験端末間の通信による不正を防止するた
めに、受験会場内では、中継サーバと受験端末のみが通
信を行える構成としなければならない。
【0025】図6に、受験端末の概観を示す。受験端末
90は、表示部・操作部91、ネットワークインタフェ
ース92、カードリーダライタ93を具備している。図
はネットワークインタフェースとして有線のネットワー
クケーブル94対応のものを示しているが、無線ネット
ワーク対応のものとしても良い。カードリーダライタ
は、身分証カード95への読み書きを行うためのデバイ
スである。
【0026】図7、図8は本発明の正当な受験者に正当
な試験問題、及び、解答用紙を配布する方法の流れを示
すものである。図9〜図12は説明を補足するためのも
のである。
【0027】受験者は、受験端末に表示される受験者情
報入力画面による案内表示(ステップ101)に従っ
て、身分証カードを受験端末に挿入して、受験者情報を
入力する(ステップ102)。このとき、受験端末は、
カード内に格納されている受験者の秘密鍵111を利用
して、受験者情報にデジタル署名を施し(ステップ10
3)、署名付き受験者情報を送信する(ステップ10
4)。送信先は試験センタの窓口サーバである。窓口サ
ーバは試験センタ内の署名検証サーバに依頼して受験者
の確認を行い(ステップ105)、受験者情報が正しい
と認められる時は、受験者が志望する受験校の試験問
題、及び、解答用紙を試験問題管理サーバより入手し、
送信元に転送する(ステップ106)。受験端末は試験
問題、及び、解答用紙を受信すると(ステップ10
7)、図9のようなトップ画面131を表示して画面ロ
ックして待機する(ステップ108)。待機状態では、
受験者がどんな操作をしても他の画面を表示することは
できないが、受験者は正しい試験問題と解答用紙が配布
されていることをこの画面上で確認できる。待機状態に
何らかの装置112から受験端末が試験開始の合図を受
信すると、試験開始状態に移行する(ステップ10
9)。ここで何らかの装置112とは、受験会場内の試
験監督者の端末や試験センタ内の試験問題管理サーバな
どである。試験開始状態では、図10のような試験問題
画面122を表示し、ページの移動やスクロールなどが
自由にできる。
【0028】上記の署名検証サーバにおける受験者の確
認方法(ステップ105)、試験問題管理サーバにおけ
る試験問題、解答用紙の入手方法(ステップ106)に
ついて、図8を用いてさらに詳しく説明する。
【0029】署名検証サーバは署名付き受験者情報から
受験校と受験番号を抽出し(ステップ121)、受験者
データベース40を検索して登録してある該当の公開鍵
を取り出す(ステップ122)。この公開鍵を利用して
署名を検証する(ステップ123)。なお、このとき、
署名検証サーバは、例えば、受験日前日までに身分証を
発行している役所のリポジトリを参照して、登録してあ
る受験者の公開鍵が失効していないかどうかを確認して
おくことが望ましい。署名が正当であると確認(ステッ
プ124)できたときは少なくとも送信された受験校と
受験番号は該当する受験者のものと確認できたことにな
る。
【0030】署名が正当であると確認できたときは、試
験問題管理サーバは受験校情報に従って、試験問題、解
答用紙データベース120から該当のものを選択入手し
(ステップ125)、一連のシリアル番号となる解答用
紙番号を生成して、解答用紙に受験者氏名と受験番号と
受験会場と解答用紙番号を書き込む(ステップ12
6)。さらに、図11に示したように、受験者データベ
ース40の該当する受験単票41に対して、試験問題と
解答用紙を正当な受験者に配布した状態であることを示
す情報43と解答用紙番号44を書き込む(ステップ1
27)。そして送信元に受験校の試験問題と、受験者情
報と解答用紙番号を書き込んだ解答用紙を送信する(ス
テップ128)。
【0031】図12に示したように受験者の受験端末ソ
フトウェア上に得られる初期状態のデータ構造130
は、試験問題131と解答用紙132からなり、試験問
題側は、受験校からの注意事項133と受験校の試験問
題134からなる。初期状態で全教科の試験問題が揃っ
ている。一方、解答用紙側は、解答用紙番号135と解
答136とからなり、解答は初期状態はデータは空であ
り、受験者からの入力によって書き込まれる唯一のエリ
アである。また、試験問題側、解答用紙側からの共通情
報として、受験者に関する情報137とがある。解答用
紙番号135と受験者情報137のエリアは試験問題管
理サーバによって、送信時に書き込みが行われており、
受験者からの入力による書き込みを禁止する。
【0032】以上の発明により、各受験者は、受験とは
直接的には関係のない本人所有の秘密鍵を用いて、正当
な受験者認証を受けて、正当な受験校の試験問題、及
び、解答用紙を、受験日の試験開始時間前までに、受験
会場の受験端末上に配布してもらうことが可能となる。
各受験者は志望校毎に秘密鍵を作成する必要はない。ま
た、受験者の公開鍵は試験センタ側の受験者データベー
スに必要な情報とともに登録されてあるので、受験日当
日に受験者の身分証を試験センタに送信する必要はな
い。さらに、解答用紙には、受験者の情報が既に書き込
まれているので、試験開始後にあらためて受験者の氏名
や受験番号などを入力する必要もない。
【0033】図13に本発明の受験端末における受験中
のデータの書き込みと読み込みのアクセス制御に関する
ソフトウェア構成とデータ構造を示すものである。
【0034】受験端末におけるソフトウェアとデータ
は、ユーザインタフェース制御部141、データ入力部
142、データ出力部143、データロード部144、
アクセス制御部145、試験問題、及び、解答用紙(以
下、受験データ146という)から構成されている。受
験データは教科ごとに管理されている。アクセス制御部
は、外部の合図送信装置112からの合図に従い、デー
タロード部と受験データの該当教科のみ論理的パスを作
る。受験者は、論理的パスが構築されている強化の受験
データのみにアクセスが可能となる。図13の例では、
国語への論理的パスがはられており、データロード部に
は、国語の問1に関する試験問題がロードされている。
また、ユーザインタフェース制御部141は画面の切り
替えやスクロール、文字の拡大縮小を制御しているが、
カンニングなどの不正を防止するため、画面のアイコン
化、画面サイズの拡大縮小などはできないようにしてあ
る。また、例えば、電卓、辞書、漢字変換などの他のソ
フトウェアは、受験ソフトウェア起動中は使えないよう
にオペレーティングシステムを介してロックする。な
お、障害のある受験者に対応するために、音声インタフ
ェースや点字インタフェースがサポートされている場合
がある。
【0035】以上の発明により、試験問題、及び、解答
用紙の配布時に、受験端末側で全教科分を入手していた
としても、教科ごとに試験問題、解答用紙へのアクセス
制御がかかるので、試験時間に関する受験者間の不公平
を防ぐことができる。さらに、教科ごと、あるいは、教
科の各問題ごとでのセキュアネットワーク上のトランザ
クションは発生しない。
【0036】なお、受験者は受験中(各教科ごとの試験
開始状態から試験終了状態までの間)は受験端末から身
分証カード95を抜き取り、机上に置いておく。試験監
督者は身分証カード95の券面の写真と、受験者の顔が
一致するかを確認する。これによって替え玉による受験
を防止する。
【0037】図14、図15に全教科の受験が終了した
ときの解答用紙を回収する方法の流れを示したものであ
る。図16は補足説明の図である。
【0038】受験者は、受験端末に表示される身分証カ
ード挿入要求画面による案内表示(ステップ151)に
従って、身分証カードを再び受験端末に挿入する(ステ
ップ152)。受験端末は、カード内に格納されている
受験者の秘密鍵111を利用して、受験者による解答が
書きこまれている解答用紙にデジタル署名を施し(ステ
ップ153)、署名付き解答用紙を送信する(ステップ
154)。送信先は試験センタの窓口サーバである。窓
口サーバは署名付き解答用紙を受信する(ステップ15
5)と、試験センタ内の採点サーバに依頼して、解答用
紙の受験者情報に従って回収情報を受験者データベース
40に登録する(ステップ156)。署名付き解答用紙
そのものは採点サーバ内で全受験者からの回収が完了す
るまで、保管管理しておく(ステップ157)。
【0039】なお、上記の説明では試験センタ内の署名
検証サーバを利用して、署名の検証を行っていないが、
解答用紙には、試験センタ側の試験問題管理サーバ側で
書きこまれた受験者情報137も解答用紙番号135も
記載されているので、このタイミングで検証する必要は
ない。署名の検証が必要となるのは、後日受験者などか
らクレームが発生したときに対応するための電子資料と
する。従って、採点サーバは一定期間(クレーム受付を
認める)、署名付き解答用紙を保管蓄積しておくことが
望ましい。もし、このようなクレーム対応の心配をする
必要がない場合には、ステップ1511〜ステップ15
3のフローを省き、署名付きでない解答用紙を送信して
も良い。
【0040】試験センタの採点サーバは、全受験者から
の解答用紙を回収したことを確認、または、回収期限の
締切り時間に達しとき(ステップ161)、採点を行い
(ステップ162)、順位付けを行い(ステップ16
3)、合格基準に従って合否判定を行う(ステップ16
4)。そして、図16に示したように各受験者の採点結
果45、及び、合否46を受験者データベース40に登
録する(ステップ165)。
【0041】なお、受験者への合否判定通知は、試験会
場内、または、インターネット上、または、郵送などに
より即日公開される。
【0042】図17は本発明による受験者データベース
において、ある1人の受験者が複数の学校を受験した場
合の該受験者のデータを整理したものである。
【0043】受験者のデータ構造は、受験校に依存しな
い共通領域171と、受験校ごとに異なる固有領域17
2とに分かれるが、本発明の特徴は、共通領域に受験者
の公開鍵が含まれている点である。
【0044】これまで、発明の実施の形態では、高校や
大学を受験を例にとり、説明したが、その他国家資格な
ど、従来、筆記試験が行われていたものには全て適用で
きる。また、受験だけでなく、模擬テストを同様な形態
で実施することも可能である。面接試験や実技試験など
に関するものは本発明の範囲の対象外である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
志望校をもつ受験者が、希望の受験会場(例えば自宅か
ら最も近い会場)で、志望校の受験を行うことが可能に
なるので、従来のように、志望校ごとにさまざまな地方
に分散している受験会場を移動する必要もなくなるし、
その交通費も削減できるので、志望校の選択肢の幅を広
げることが可能になる。このことは、受験者を受け入れ
る学校側すると、受験者の増大による地方の優秀な学生
の確保、あるいは、受験料収入による増益といった効果
もある。なお、このことは自宅を受験会場にみたてたイ
ンターネット受験でも可能であるが、替え玉やカンニン
グなどの不正行為を監視することが現実的には不可能で
あり、本発明の前提の方が良い。さらに試験センタの立
場からいうと、複数の受験校の試験をすべて管理できる
ので、ASP(Application Service Provider)的にも
効率が良いし、受験当日まで試験問題を一ヶ所で集中管
理できるので事前漏えいの可能性を小さくすることがで
きる。また、複数の受験校の取り扱いにより受験端末自
体も再利用率が高くなるので経済的である。
【0046】また、電子受験において本人確認のために
公開鍵暗号を利用する場合でも、従来の考え方だと、受
験校ごとに受験者用の公開鍵ペアと公開鍵証明書をもつ
必要があったが、本発明によれば、1つの公開鍵ペアと
公開鍵証明書(本発明では身分証と呼んだ)があれば、
複数の受験校に対して、公開鍵暗号を共通利用すること
ができる。また、その公開鍵は受験手続時に試験センタ
内の受験者データベースに受験者情報とリンクする形で
登録するので、受験当日に一斉に大量の各受験者の公開
鍵失効確認をすることによる、役所などによる公的認証
基盤側の失効リスト要求などの負荷集中を回避すること
ができる。受験当日に行うのはあくまでも署名検証によ
る本人確認のみである。この発明により、正当な受験者
は、正当な試験問題、及び、解答用紙(受験データ)
を、受験会場の受験端末上に入手することが可能であ
る。
【0047】また、本発明によれば、受験端末のソフト
ウェアは外部からの合図信号により、受験データのアク
セス制御を行うので、例えば、国語の試験時間では国語
の受験データのみがアクセス可能であり、他の教科の受
験データへのアクセスを行うことはできない。なお、こ
の受験データは、試験問題、及び、解答用紙の全教科分
が初期時に受験端末側に配信される。従って、教科ごと
に試験持ち時間を変えるなどの受験者間の不公平を小さ
くすると同時に、試験時間中のネットワークトランザク
ションが発生しない。
【0048】また、本発明によれば、受験端末同士のデ
ータ通信を行わないシステム構成としているので、同じ
受験会場にいる受験者同士による不正(カンニング)も
防止することができる。また、受験端末のソフトウェア
が起動しているときは、画面制御によって、他のソフト
ウェアを画面上に表示することができないようにするこ
とで、受験端末内での不正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受験前手続きの流れである。
【図2】身分証のデータである。
【図3】受験票のデータである。
【図4】本発明の受験者データベースの受験出願手続き
時に登録されているデータである。
【図5】本発明の遠隔電子受験を実現するシステム構成
である。
【図6】受験端末の概観である。
【図7】本発明の受験当日の試験問題、解答用紙の入手
方法の流れである。
【図8】本発明の受験当日の試験問題、解答用紙の配布
方法の流れである。
【図9】受験端末の画面例である。
【図10】受験端末の画面例である。
【図11】本発明の受験者データベースの試験問題、及
び、解答用紙配布時に登録されているデータである。
【図12】本発明の初期時の試験問題、及び、解答用紙
のデータ構造である。
【図13】本発明の試験問題へのアクセス制御に関する
受験端末のソフトウェア構成、及び、データ構造であ
る。
【図14】受験当日の解答の回収方法の流れである。
【図15】回収した解答の採点、合否判定の流れであ
る。
【図16】本発明の受験者データベースの採点、及び、
合否判定終了時に登録されているデータである。
【図17】本発明による1人の受験者が複数校を受験し
た場合の受験者データベースのデータ構造である。
【符号の説明】
60…試験センタ、50…セキュアネットワーク、7
0、80…受験会場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 隆信 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 小山 彰爾 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 新妻 継良 東京都江東区新砂一丁目6番27号 株式会 社日立製作所公共システム事業部内 Fターム(参考) 5B058 CA01 KA02 KA04 KA31 KA35 YA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験に関するデータを管理する試験センタ
    サーバと、前記管理サーバとネットワークを介して接続
    された受験用端末を利用した電子受験システムにおい
    て、 前記受験端末は、受験者からの受験者情報の入力を受付
    ける手段と、前記受験者情報に対して秘密鍵で暗号化を
    施す手段と、前記暗号化が施された受験者情報を前記試
    験センタサーバに送信する手段を有し、 上記試験センタサーバは、受験者情報を抽出する手段
    と、試験センタの受験者データベースに事前登録された
    該受験者の公開鍵を受験者情報に基づいて選択する手段
    と、該公開鍵を利用して署名を検証する手段と、該署名
    検証が正当なとき、受験者情報に基づいて受験校の試験
    問題と解答用紙を選択する手段と、該解答用紙に受験者
    情報と解答用紙番号を書きこむ手段と、受験者データベ
    ースに試験問題と解答用紙の配布状況を登録する手段
    と、送信元の受験端末に試験問題と解答用紙を配信する
    手段とを有することを特徴とする遠電子受験システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子受験システムにおい
    て、 前記受験者データベースは、前記試験開始前までに、 受験者の氏名、受験校、受験番号、受験会場、受験日、
    及び、受験者の公開鍵ペアのうちの公開鍵を含み、該デ
    ータは、受験生からの受験出願手続き時に出願データか
    ら作成されることを特徴とする電子受験システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電子受験システムにおい
    て、 前記受験端末は、受信した試験問題、及び、解答用紙の
    データに対して、外部から合図信号に基づき、アクセス
    できるデータのエリアが制限されるアクセス制御を実行
    することを特徴とする電子受験システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電子受験システムにおい
    て、 前記受験端末は、前記受験会場においては、前記ネット
    ワークに接続されたアクセスポイントとの間とデータ通
    信が可能となるように制限されることを特徴とする電子
    受験システム。
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