JP2003017132A - コイン型非水系二次電池 - Google Patents

コイン型非水系二次電池

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JP2003017132A
JP2003017132A JP2001201215A JP2001201215A JP2003017132A JP 2003017132 A JP2003017132 A JP 2003017132A JP 2001201215 A JP2001201215 A JP 2001201215A JP 2001201215 A JP2001201215 A JP 2001201215A JP 2003017132 A JP2003017132 A JP 2003017132A
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positive electrode
secondary battery
electrode
coin
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JP2001201215A
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Hisashi Satake
久史 佐竹
Kazuya Kuriyama
和哉 栗山
Shizukuni Yada
静邦 矢田
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Kansai Research Institute KRI Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部抵抗が低く、かつ、高容量のコイン型
非水系二次電池を提供する。 【解決手段】 正極3、負極4及び非水系電解液を備え
たコイン型非水系二次電池10において、正極面積をコ
イン型外装缶1の底面積の1倍以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、非水系電解液を用いる
コイン型二次電池に関する。より詳しくは、小型携帯機
器の主電源等に特に好適に用いられ、負極が多環芳香族
系炭化水素からなり、内部抵抗を著しく低減させること
ができるコイン型非水系二次電池に関する。
【従来の技術】近年、正極にLiCoO2、LiMn2O
4等のリチウム含有複合酸化物を用い、負極に黒鉛等の
炭素材料、電解液に非水系電解液を用いたリチウムイオ
ン電池は、高エネルギー密度である特徴を活かし、携帯
電話、ノート型パソコン等の小型携帯機器用の電源とし
て、市場が飛躍的に拡大している。また、箱型、円筒型
等の大型リチウムイオン電池は、蓄電システム、電気自
動車の電源として注目されている。一方、コイン型リチ
ウム二次電池は、主に小型携帯機器のメモリーバックア
ップ等に使用されているが、最近、カード型携帯機器、
ブルートゥース搭載機器、多機能時計等の小型携帯機器
の主電源等、容量・出力を必要とする用途においても、
小型化が可能なコイン型二次電池を適用してゆく試みが
ある。図5は、従来より用いられるコイン型非水系二次
電池の概略構成を示す断面図である。同図に示すよう
に、従来のコイン型非水系二次電池は、それぞれ、円盤
形からなる正極53及び負極54と、正極53及び負極
54の間に積層されるセパレータ55からなる一組の積
層体である電極体と、該電極体を収納する正極缶51及
び負極缶52からなる外装缶とを備えている。また、正
極缶51と負極缶52とは、お互い金属で構成されてい
るので、これら同士を絶縁するためにガスケット57が
両者の嵌合部分に設けられている。従来のコイン型非水
系二次電池は、同図に示すように、上記電極体は、円盤
形状からなる正極53が、該コイン型非水系二次電池の
底面積内に収まるよう底面上に載置されている。従っ
て、正極面積、すなわち、この場合、正極53を形成す
る上記円盤の円の面積が、コイン型非水系二次電池の底
面積に比し小さい(1倍未満)構成となっている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコイン型二次電池では、上記小型携帯機器の主電源
用途等に適用する場合、内部抵抗が高く、要求される数
10mA〜数100mAの電流(出力)が得られないと
いう問題点を有している。例えば、負極にリチウム合金
を使い、正極にバナジウムを使用したコイン型リチウム
二次電池では、直径が20mm以上のタイプにおいて、
最大電流は1.5〜2mA、また、負極にリチウム合
金、正極にマンガン酸化物を使用したコイン型リチウム
二次電池においても、最大電流は3mAである。さら
に、負極にカーボン(黒鉛系炭素材料)を使用し、正極
にバナジウムを使用したタイプにおいても、上記と同様
に最大電流は5mA程度である。また、上記高エネルギ
ー密度を特徴とするリチウムイオン電池においても、小
型高容量化の要求に応えるべく、より一層の高容量化が
進められているが、正極酸化物及び負極炭素系材料の改
良による高容量化は、ほぼ限界に達している。これに対
し、特開2000−251885号公報には、さらに高
容量化を図るための、(1)ピッチを主成分とする原料
を熱反応させることにより得られ、(2)水素/炭素の
原子比が0.35〜0.05であり、(3)BET法に
よる比表面積が50m2/g以下であることを特徴とす
る非水電解液二次電池用負極材料が開示されている。し
かしながら、上記公報に記載の負極材料を用いてコイン
型リチウム二次電池を作製した場合において、容量はリ
チウムイオン電池に比べ大幅に向上するが、コイン型共
通の問題である内部抵抗については、依然として上述の
問題を抱えている。本発明は、上記問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、容量が大きく、小型
化が可能であると共に、内部抵抗が低く、高出力の得ら
れるコイン型非水系二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
の技術の現状に留意しつつ、研究を重ねた結果、正極、
負極及び非水系電解液を備えたコイン型非水系二次電池
において、正極面積をコイン型外装缶の底面積の1倍以
上とすることにより、非水系二次電池の内部抵抗を低減
させ得ることを見出した。すなわち、本発明は、下記の
非水系二次電池を提供する。請求項1のコイン型非水系
二次電池は、上記の課題を解決するために、正極、負極
及び非水系電解液を備えたコイン型非水系二次電池にお
いて、正極面積をコイン型外装缶の底面積の1倍以上と
することを特徴としている。上記の構成によれば、上記
正極面積を上記範囲内に増大させることで、内部抵抗を
大幅に低減することができる。請求項2のコイン型非水
系二次電池は、上記の課題を解決するために、正極及び
負極が少なくとも活物質、導電剤及びバインダーより成
り、(1)正極に含まれる活物質が、リチウムを電気化
学的に吸蔵及び放出し得る材料から成り、 (2)負極
に含まれる活物質が、(a)ピッチを主成分とする原料
を熱反応させることにより得られ、(b)水素/炭素の
原子比が0.35〜0.05であり、(c)BET法に
よる比表面積が50m2/g以下である多環芳香族系炭
化水素からなることを特徴としている。上記の構成によ
れば、上記正極及び負極に含まれる活物質が、上記の組
み合わせで用いられることにより、さらに高容量のコイ
ン型非水系二次電池を得ることができる。従って、内部
抵抗が低く、かつ、高容量のコイン型非水系二次電池を
得ることができる。請求項3のコイン型非水系二次電池
は、上記の課題を解決するために、請求項2のコイン型
非水系二次電池の構成に加えて、前記多環芳香族系炭化
水素にリチウムをプリドーピングすることを特徴として
いる。上記の構成によれば、前記多環芳香族系炭化水素
にリチウムをプリドーピングすることにより、さらに容
量を向上させることが可能である。請求項4のコイン型
非水系二次電池は、上記の課題を解決するために、請求
項2又は3に記載のコイン型非水系二次電池の構成に加
えて、正極に含まれる活物質がリチウム含有複合酸化物
であることを特徴としている。上記の構成によれば、上
記リチウム含有複合酸化物を用いることで、電池の電圧
を上昇させることができ、容量をさらに向上させること
ができる。請求項5のコイン型非水系二次電池は、上記
の課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか
1項に記載のコイン型非水系二次電池の構成に加えて、
正極及び/又は負極に添加する導電剤がカーボンブラッ
クであることを特徴としている。上記の構成によれば、
導電剤としてカーボンブラックを用いることで、内部抵
抗をさらに低減することができる。
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明によるコ
イン型非水系二次電池は、基本的要素として負極、正
極、及び非水系電解液を備え、必要に応じて、セパレー
タを備えている。また、本発明によるコイン型非水系二
次電池は、正極及び負極が、それぞれ、少なくとも、活
物質、導電剤、バインダーより成るコイン型非水系二次
電池である。以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施
形態のコイン型非水系二次電池について説明する。図1
は、本実施の形態に係るコイン型非水系二次電池の概略
構成を示す断面図であり、図2(a)〜(d)は、本実
施の形態によるコイン型非水系二次電池で使用する電極
の概略構成を示す説明図である。図1に示すように、本
実施の形態のコイン型非水系二次電池10は、正極3
と、負極4と、正極3及び負極4の間に積層されるセパ
レータ5とからなる一組の積層体である電極体、及び、
該電極体を収納する正極缶1と負極缶2とからなる外装
缶を備え、外装缶内において、上記電極体が、折り重ね
られてさらに三層に積層された構成となっている。図2
(a)〜(c)に示すように、本実施の形態の正極3及
び負極4は、それぞれ、円盤形の各ユニット3個からな
り、各ユニットが、各々、後述する集電体6、集電体6
´により連結された構成となっている。そして、本実施
の形態では、図1に示すように、上記電極体をさらに三
層に積層する。まず、図2(a)〜(c)に示す電極
(正極3及び負極4)は、図2(d)に示すセパレータ
5を介して、正極3及び負極4の各ユニットの円盤、及
び、セパレータ5を構成する各ユニットの円盤が互いに
重なるように積層され、さらに、集電体6、集電体6´
からなるヒンジ部分において折リ曲げることにより、折
り重ねられて図1に示す外装缶(正極缶1及び負極缶
2)内に収納される。前記電極は、電極層が集電体上に
形成されたものである。セパレータ5、正極3、及び負
極4には電解液が含浸されており、図2(a)〜(c)
に示すように、正極3及び負極4にはそれぞれ電流を外
部に取り出す集電体6、6´が接続されている。集電体
6、6´の端部は、図1に示すように、それぞれ、接続
点8´、8において外装缶(正極缶1及び負極缶2)に
電気的に接続されている。また、正極缶1と負極缶2と
は、お互い金属で構成されているので、これらを互いに
絶縁するためにガスケット7が両者の嵌合部分に設けら
れている。本発明のコイン型非水系二次電池は、正極面
積をコイン型外装缶の面積の1倍以上とすることを特徴
としている。本発明の正極面積とは、正極の電極面の面
積、すなわち、上記電極を構成する正極において、セパ
レータを介して負極と対向し、充放電(リチウムの吸蔵
/放出)に関与する部分の面積をいう。本実施の形態で
は、上述のように、電極は、円盤形の3個のユニットが
三層に折り重ねて構成されていることから、正極面積
は、正極を構成する円盤形のユニットの円の面積の総
計、すなわち、円盤の円面積の3倍となる。上述した従
来のコイン型非水系二次電池では、図5に示すように、
電極体(正極、セパレータ及び負極の一組の積層体)は
一層であり、正極面積はコイン型外装缶の底面積(コイ
ン型非水系二次電池の底面積)に比べ小さい(1倍未
満)。これに対し、本実施の形態のコイン型非水系二次
電池10は、図1に示すように、三層を並列に積層する
構成となっているので、正極面積、すなわち、円盤状に
形成される3ユニットからなる正極4の面積は、図2の
黒塗りの部分の総面積である。すなわち、正極面積が、
従来の一層の場合の3倍となり、正極面積はコイン型外
装缶の底面積の1倍以上となる(20mm径コイン型非
水系二次電池の場合、正極面積は、電池外装缶の底面積
の約1.9倍)。本実施の形態の正極3及び負極4は、
常法に従って、例えば、以下に説明する活物質とバイン
ダー及び導電剤との混合物を成形することにより得るこ
とができる。本発明に使用する正極活物質としては、リ
チウムの吸蔵/放出が可能な正極材料であれば、特に限
定されず、例えば、リチウム複合コバルト酸化物、リチ
ウム複合ニッケル酸化物、リチウム複合マンガン酸化
物、或いはこれらの混合物、更にはこれら複合酸化物に
異種金属元素を一種以上添加した系などを用いることが
できる。また、マンガン、バナジウム、鉄などの金属酸
化物、ジスルフィド系化合物、ポリアセン系物質、活性
炭などを用いることも可能である。エネルギー密度の観
点から、正極活物質は、リチウム含有複合酸化物が好ま
しく、特に、リチウム複合コバルト酸化物、リチウム複
合ニッケル酸化物、リチウム複合マンガン酸化物、或い
はこれらの混合物であることが好ましい。本発明におい
て使用する負極活物質としては、特に限定されず、リチ
ウムの吸蔵/放出が可能な負極材料が好ましく、黒鉛、
非晶質炭素材料等の炭素材料、多環芳香族系炭素材料、
金属酸化物等が挙げられるが、特に、特開2000−2
51885号公報に記載の負極材料として用いられる、
多環芳香族系共役構造物質(多環芳香族系炭素材料)を
使用することにより、黒鉛等の炭素材料を用いたリチウ
ムイオン電池に比べ、容量が大幅に向上する。ここで、
上記公報記載の多環芳香族系炭素材料である、本発明に
係る多環芳香族系炭化水素及びその製造方法について説
明する。本発明に係る負極に含まれる活物質(負極活物
質)は、(1)ピッチを主成分とする原料を熱反応させ
ることにより得られ、(2)水素/炭素の原子比が0.
35〜0.05であり、(3)BET法による比表面積
が50m2/g以下である多環芳香族系炭化水素からな
る。上記多環芳香族系炭化水素の製造原料となるピッチ
は、所定の物性を備えた負極活物質を得ることができれ
ば、特に限定されるものではないが、大別して石油系ピ
ッチと石炭系ピッチとに分けられる。例えば、石油系ピ
ッチとしては、原油の蒸留残査、流動性接触分解残査
(デカントオイルなど)、サーマルクラッカーからのボ
トム油、ナフサクラッキングの際に得られるエチレンタ
ールなどが例示される。これら原料を熱処理により重縮
合させることにより、負極活物質が得られる。また、石
炭系ピッチとしては、石炭の乾留で得られる油分である
コールタールを蒸留して、軽質分を流出させた残査であ
るストレートピッチ、これにさらにアントラセン油、タ
ールなどを添加したものなどが例示される。また、これ
らピッチを原料として合成されるメソフェーズピッチ
も、負極活物質の製造原料として使用することができ
る。これらのピッチは、現在安価で大量に生産されてお
り、主な用途としては、製鉄用コークスバインダー、電
極用含浸材、コークス用原料、炭素繊維製造原料、成形
炭素材料用バインダーなどとして、広く用いられてい
る。負極活物質は、上記ピッチの少なくとも1種を主成
分とする原料を熱反応させることにより、製造され、
(1)水素/炭素の原子比が0.35〜0.05であ
り、(2)BET法による比表面積が50m2/g以下
であることを必須とする。上記原料は、上記例示のピッ
チの少なくとも1種を主成分、すなわち、全成分に対
し、上記ピッチの少なくとも1種が50重量%以上とな
る材料である。原料ピッチの熱反応は、窒素、アルゴン
などの不活性雰囲気(真空を含む)中で行う。原料ピッ
チの熱反応温度、昇温速度、反応時間などは、原料の種
類、目標とする負極活物質水素/炭素の原子比(以下
「H/C」という)と比表面積などに応じて適宜決定さ
れる。熱反応温度は、通常550〜750℃程度であ
り、より好ましくは600〜700℃程度である。昇温
速度は、通常10〜1000℃/時間程度の範囲内にあ
る。昇温速度は、一定である必要はなく、例えば、30
0℃までは100℃/時間の速度で昇温し、300〜6
50℃までは50℃/時間の速度で昇温することも可能
である。反応時間は、通常1〜100時間の範囲内にあ
る。かくして得られる負極活物質は、H/Cが、通常
0.35〜0.05程度であり、好ましくは0.30〜
0.10程度であり、さらに好ましくは0.30〜0.
15程度である。H/C値が上記範囲を超える場合に
は、生成物中の多環芳香族系共役構造が十分に発達して
いないので、容量及び効率が低くなる。一方、H/C値
が上記範囲より低い場合には、炭素化が進行し過ぎてい
るので、充分な容量が得られない。なお、負極活物質に
は、原料ピッチに由来する酸素、硫黄、窒素などの不純
物が、種々の化合物の形態で含まれていることがある。
これらの化合物が過剰に存在する場合には、負極活物質
の特性を阻害することがあるので、これら不純物の合計
量が20重量%以下(元素として)、より好ましくは1
0重量%以下となる様に、原料を選択し、熱反応条件を
設定することが望ましい。負極活物質のBET法による
比表面積は、通常50m2/g以下であり、より好まし
くは30m2/g以下である。負極活物質の比表面積が
高すぎる場合には、リチウムのドープ及び脱ドープの初
期効率が悪くなり、かつプリドーピングするリチウム量
が多くなるので、実用上好ましくない。従来報告されて
いる多環芳香族系共役構造物質においては、その比表面
積は、一般に炭素系材料及び黒鉛系材料に比べて大き
く、50m2/gを超える。比表面積を低下させて効率
を高めるために、炭素系材料及び黒鉛系材料を再度表面
処理する技術も開発されているが、この技術は、煩雑な
操作を必要とし、負極材料コストを著しく高めるので、
実用的に不利である。これに対し、本発明に係る負極活
物質は、ピッチ原料の1回の熱反応により、比表面積5
0m2/g以下とすることが可能であり、製造が容易で
ある。一般に、負極材料の比表面積は、熱処理反応温度
を上昇させると低下して、リチウムのドープ及び脱ドー
プの初期効率が高くなるが、その反面比表面積の低下に
伴って、容量は急激に減少する。本発明の負極材料は、
上述のH/Cの範囲において、比表面積を50m2/g
以下とすることを特徴とする。比表面積の下限値は、特
に限定されないが、0.1m2/g程度である。負極活
物質を得るための具体的な方法の一例を説明する。ピッ
チを原料とする負極活物質は、熱反応条件(熱反応時
間、昇温速度、雰囲気、圧力、反応時に生成するガス成
分の反応系外への除去速度など)を制御することによ
り、上記特定の構造を得ることができる。特に、ピッチ
原料を適切に選択することにより、熱反応条件による制
約を緩和することができる。一般に、ピッチを原料とす
る炭素材料は、空気中でピッチを100〜400℃程度
の温度で加熱するか、或いは硝酸、硫酸などの酸化性液
体により処理して、ピッチ全体あるいはその表面を不融
化処理(架橋処理)した後、不活性雰囲気中で熱処理す
ることにより、製造される。しかしながら、本発明にお
いては、ピッチを不融化処理あるいは表面酸化処理しな
い状態で、熱反応に供することにより、容易に負極活物
質を得ることができる。本発明において使用する原料ピ
ッチの軟化点は、好ましくは70〜400℃程度、より
好ましくは100〜350℃程度、特に好ましくは15
0〜300℃程度である。原料ピッチの軟化点が低すぎ
る場合には、負極活物質の収量が低下するのに対し、高
すぎる場合には、負極活物質の比表面積が増大しやすい
傾向にある。この様なピッチを原料として、窒素、アル
ゴン、真空下などの不活性雰囲気下において550〜7
50℃以下で熱反応を行うことにより、本発明に係る負
極活物質が得られる。この熱反応における生成物の収率
は、原料ピッチの種類などによっても異なるが、60%
以上の値が得られることが望ましい。熱反応により得ら
れる負極活物質は、不定形を呈するので、ボールミル、
ジェットミルなどの粉砕器で粉砕した後、さらに必要に
応じて、分級することにより、所定の粒径に整粒する。
負極活物質の平均粒径は、目的とする電池の形状、特
性、電極の厚み、密度などを考慮して決定されるもので
あるが、好ましくは30μm以下、より好ましくは20
μm以下である。平均粒径は、電極製造時の操作性を考
慮して、0.1μm以上とすることが好ましく、1μm
以上とすることがより好ましい。本発明の電極(正極3
及び負極4)は、所望の非水系二次電池の形状、特性な
どを考慮しつつ、公知の方法により得ることができ、例
えば、活物質とバインダー、導電剤とを混合し、成形す
ることにより、電極を得ることができる。バインダーと
しては、公知のものが使用可能である。具体的には、ポ
リフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ四フッ化エチレ
ンなどのフッ素系樹脂、フッ素ゴム、SBRなどのゴム
系材料、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレ
フィン系材料、アクリル樹脂などが挙げられる。これら
のバインダーは、単独で或いは2種以上混合して用いる
ことができる。バインダーの添加量は、特に限定され
ず、活物質の種類、粒径、形状、目的とする電極の厚
み、密度、強度などに応じて適宜決定すれば良いが、活
物質重量の1〜30%程度が好ましく、さらに好ましく
は3〜20%である。本発明に使用する導電剤は、例え
ば、アセチレンブラックやケッチェンブラックなどのカ
ーボンブラック、その他のカーボンブラック、黒鉛、金
属粉などの公知のものを使用可能であるが、特に、アセ
チレンブラックやケッチェンブラック等のカーボンブラ
ックが内部抵抗低減に対し効果が大きいため好ましく用
いることができる。導電剤の添加量は、電極に使用する
活物質の種類、粒径、形状、目的とする電極の厚み、強
度、電気伝導度などに応じて適宜決定すれば良いが、電
極の重量の1重量%以上、30重量%以下が好ましい。
さらに好ましくは3重量%以上、20重量%以下、更に
好ましくは5重量%以上、20重量%以下である。導電
剤添加量が下限未満では電池の内部抵抗が大きく、充分
な出力特性が得られず、また、30重量%を越えると、
電極全体に対する負極材料の量が減少し、容量が低下す
るおそれがある。正極3及び負極4の成形法としては、
公知の電池用電極の製造方法において採用されているロ
ール成形法、プレス成形法、上記混合物を溶媒に分散さ
せたスラリーを集電体上に塗布する塗布法等種々の方法
を採用することができ、例えば、ロール成形法で得られ
るシート状電極を集電体である金属箔に導電性接着剤で
張りつける事により図2、後述する図4に示す集電体一
体型電極を得ることもできる。正極3及び負極4を集電
体6、6´上に形成するに際し、使用する集電体は、特
に限定されるものではないが、アルミ箔、銅箔、ステン
レス鋼箔、チタン箔などが挙げられ、負極集電体6´に
は銅箔、ステンレス鋼箔、正極集電体6にはアルミ箔を
用いる事が実用的である。さらに、金属箔上あるいは金
属の隙間に電極が形成可能であるもの、例えば、エキス
パンドメタル、メッシュなどを用いることもできる。上
記した、特開2000−251885号公報に記載の多
環芳香族系共役構造物質を負極活物質として使用する場
合、負極活物質である上記多環芳香族系炭化水素にリチ
ウムをプリドーピングすることにより、更に容量を向上
することが可能である。負極へのリチウムのプリドーピ
ングの手法は、特に限定されるものではないが、電極に
成形した後に行うのが実用的である。負極にリチウムを
プリドーピングする場合には、例えば、負極を電極に成
形した後、電気化学的に行う。具体的には、電池組立前
に、対極としてリチウム金属を用いる電気化学システム
を組み立て、後述の非水系電解液中において、プリドー
ピングする方法、電解液を含浸した負極にリチウム金属
を張り合わせる方法が挙げられる。また、電池組立後
に、リチウムのプリドーピングを行うには、リチウム金
属などのリチウム源と負極とを貼り合わせるなどの方法
により、電気的に接触させておき、電池内に電解液を注
液することにより、リチウムをプリドーピングすること
が可能であり、コイン型非水系二次電池においては、上
述の通り、負極にリチウム金属箔を貼り合わせて電池を
組立て、電解液を注液するプリドーピング方法が簡便で
ある。本発明に使用するセパレータ5としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン製の微孔膜
又は不織布、ガラス繊維不織布、一般に電解コンデンサ
ー紙と呼ばれるパルプを主原料とする多孔質膜等の公知
のものを用いることができる。また、これらを単独で用
いても良いが、2種以上を組み合せて使用しても良い。
本発明において使用する非水系電解液としては、リチウ
ム塩を含む非水系電解液を用いることが可能であり、正
極材料の種類、負極材料の性状、充電電圧などの使用条
件などに対応して、適宜決定される。リチウム塩を含む
非水系電解液としては、例えば、LiPF6、LiB
F4、LiClO4などのリチウム塩をプロピレンカーボ
ネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネー
ト、ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、酢酸メチ
ル、蟻酸メチルなどの1種又は2種以上からなる有機溶
媒に溶解したものを用いることができる。また、非水系
電解液の濃度は、特に限定されるものではないが、一般
的に0.5〜2mol/l程度が実用的である。電解液
は、当然のことながら、水分が100ppm以下のもの
を用いることが好ましい。なお、本明細書で使用する
「非水系電解液」という用語は、有機電解液の概念を意
味するものである。これら非水系電解液の伝導度は1m
S/cm以上が好ましく、特に好ましくは3mS/cm
以上、更に好ましくは5mS/cm以上であり、伝導度
が低い場合、電池の内部抵抗が高くなる傾向にある。 〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態について、図
面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、実
施の形態1と同一の機能を有する構成については、同一
の符号を付し、その説明を省略する。図3は、本実施の
形態に係るコイン型非水系二次電池の構成を示す概略断
面図であり、図4(a)〜(d)は本実施の形態に係るコ
イン型非水系二次電池で使用する電極の概略構成を示す
説明図である。実施の形態1では、電極体(正極、セパ
レータ及び負極の一組の積層体)を三層に積層した構成
を示したが、本実施の形態では、図3に示すように、電
極体を二層に積層した構成としている。すなわち、本実
施の形態に係るコイン型非水系二次電池20は、図4
(a)〜(d)に示すような、集電体6の片面に正極層が
形成された正極3、集電体6´の両面に負極が形成され
た負極4、及び図示しないセパレータ5の組み合わせか
らなる電極体を二層に積層し、正極缶1及び負極缶2か
らなる外装缶内に収納した構成を有している。より具体
的には、図3に示すように、図4(a)(b)に示すよう
な一方の正極3、該正極3の電極面に対向する位置にセ
パレータ5、該セパレータ5を介して正極3に対向する
位置に、図4(c)(d)に示す負極4の一方の電極面が
対向するように負極4を積層する。これにより、一層の
電極体が形成される。次いで、該負極4の他方の電極面
が第二の正極3とセパレータ5を介して対抗するように
積層する。これにより、二層目の電極体が形成され、全
体として、電極体が二層に積層された状態で外装缶に収
納され、集電体6、6´をそれぞれ外装缶(正極缶1及
び負極缶2)に電気的に接続する。本実施の形態では、
集電体6´、6の端部は、図3に示すように、それぞ
れ、接続点8´、8において外装缶(負極缶2及び正極
缶1)に電気的に接続されている。このとき、正極の一
方は絶縁体9にて絶縁されている。図3に示すように、
本実施の形態では、電極が二層積層されているので、2
0mm径コイン型非水系二次電池の場合、正極面積は、
電池外装缶の底面積の約1.3倍となる。以上のよう
に、本発明のコイン型非水系二次電池は、電極体を並列
に二層以上に積層することにより、正極面積をコイン型
外装缶の底面積の1倍以上とすることが可能である。こ
れにより、内部抵抗を低く抑えることができるので、内
部抵抗が低くかつ高容量であるコイン型非水系二次電池
を得ることができる。本発明のコイン型非水系二次電池
において、正極面積は、外装缶の底面積の1倍以上であ
ればよいが、より好ましくは、1倍以上5倍以下、さらに
好ましくは、1.2倍以上4倍以下、最も好ましくは、
1.5倍以上3倍以下である。電極体を数多く積層する
と、電極の電池内部での集電体部の比率が大きくなり、
容量が低下するため、正極面積をコイン型外装缶の面積
の5倍以下とする事が好ましく、コイン型非水系二次電
池の大きさ、厚みによって適宜決定される。
〔実施例1〕
負極の作製:1)大阪ガス株式会社製石炭系等方性ピッ
チ(軟化点280℃)を、コーヒーミルで粉砕し、粒度
1mm以下のピッチ原料を得た。該ピッチ粉末1000
gをステンレス鋼製の皿に入れ、電気炉(炉内有効寸法
300mm×300mm×300mm)内に設置して、
熱反応を行った。熱反応は、窒素雰囲気下で行い、窒素
流量を10リットル/分とした。熱反応に際しては、室
温から100℃/時間の速度で634℃(炉内温)まで
昇温した後、この温度で4時間保持し、続いて自然冷却
により、60℃まで冷却し、反応生成物を電気炉から取
り出した。得られた生成物は、原料の形状を留めず、不
定形な不溶不融性固体であった。収量は801gであ
り、収率は80重量%であった。得られた生成物をジェ
ットミルにより粉砕し、平均粒度6μmに分級して、負
極材料を得た。該負極活物質を用いて、元素分析(測定
使用機:パーキンエルマー製、元素分析装置“PE24
00シリーズII、CHNS/0”)及びBET法によ
る比表面積測定(測定使用機:ユアサアイオニクス社
製、“NOVA1200”)を行ったところ、H/C=
0.22であり、比表面積は18m2/gであった。次
いで、上記の負極活物質粉末88重量部、アセチレンブ
ラック12部、PTFE4重量部、PVDF10重量部
及びN−メチルピロリドン110重量部とを乳鉢にて混
合し、ローラーにて成型して厚さ0.30mmのシート
電極を得た。該シート電極を乾燥後さらにローラーにて
プレスし、厚みを0.21mmに調整した。16mmφ
に打ち抜き、円盤状のコイン型用電極を得た。該電極を
図2(b)(c)に示すように、集電体6´である銅箔(厚さ
14μm)に導電性接着剤を用いて接着した。その後乾
燥して図2(b)(c)に示すような集電体一体型電極を本発
明の負極として得た。 正極の作製:2)LiCoO2(セイミケミカル製、品
番C−012)92重量部、アセチレンブラック8重量
部、PTFE4重量部を乳鉢にて混合し、ローラーにて
成型して厚さ0.29mmのシート電極を得た。該シー
ト電極を16mmφに打ち抜き、円盤状のコイン型用正
極を得た。該電極を図2に示すように、集電体6である
アルミ箔(厚さ20μm)に導電性接着剤を用いて接着
した。その後乾燥して図2(a)に示す集電体一体型電
極を得た。 3)図2に示す集電体一体型電極の負極4の電極面に厚
み30μm、直径14.5mmのリチウム箔を、夫々
(3枚)貼り合わせた。。 4)上記2)及び3)項で得られた集電体一体型電極
(正極及び負極)を、セパレータを介して折り重ね、乾
燥後、電解液としてエチレンカーボネートとメチルエチ
ルカーボネートを3:7重量比で混合した溶媒に1mo
l/lの濃度にLiPF6を溶解した溶液を用いて、電
池をアルゴンドライボックス中で作成した。正極面積は
コイン型外装缶の底面積の1.92倍であった。 4)次いで、上記で作成した電池を10mAの電流で
4.2Vまで充電し、その後4.2Vの定電圧を印加す
る定電流定電圧充電を8時間行った。続いて、10mA
の定電流で2.5Vまで放電した。放電初期の電圧降下
からの直流抵抗(内部抵抗)を測定した。下記表1は、
実施例及び比較例による各電池の直流抵抗をまとめて示
したものである。 〔実施例2〕 正極の作製:LiCoO2(セイミケミカル製、品番C
−012)92重量部、アセチレンブラック8重量部、
PTFE4重量部を乳鉢にて混合し、ローラーにて成型
して厚さ0.44mmのシート電極を得た。該シート電
極を16mmφに打ち抜き、円盤状のコイン型用電極を
得た。該電極を図4に示すように、集電体6であるアル
ミ箔(厚さ20μm)に導電性接着剤を用いて接着し
た。その後乾燥して図4に示す、正極3を有する集電体
一体電極を得た。 負極の作製:次いで、上記の負極材料粉末88重量部、
アセチレンブラック12部、PTFE4重量部、PVd
F10重量部及びN−メチルピロリドン110重量部と
を乳鉢にて混合し、ローラーにて成型して厚さ0.40
mmのシート電極を得た。該シート電極を乾燥後さらに
ローラーにてプレスし、厚みを0.33mmに調整し
た。図3に示すようにコイン型に打ち抜き、コイン型用
負極を得た。該電極を図4に示すように、集電体6´で
ある銅箔(厚さ14μm)に導電性接着剤を用いて接着
した。その後乾燥して、負極3を有する集電体一体電極
を得た。 リチウムの貼り合わせ:厚み40μm、直径15.0m
mのリチウム箔を二枚、負極の夫々の電極面に貼り合わ
せた。正極面積はコイン型外装缶の底面積の1.28倍
であった。上記のような正極及び負極の作製方法以外は
実施例1と同じ方法で実施し、電池を組み立て、測定し
た。 〔実施例3〕実施例1の正極の作製で厚みを0.35m
mにすること、同じく実施例1の負極の作成方法にて負
極厚みを0.16mmにすること、及びリチウムをプリ
ドーピングしないこと以外は実施例1と同様にして電池
を試作し、直流抵抗を測定した。 〔比較例1〕実施例2に示す正極の作製、及び負極の作
製において、正極厚みを0.90mmとし、負極厚みを
0.66mmとし、図5に示すような通常のコイン型非
水系二次電池の作成方法にて、かつ電極を積層せずに、
負極にリチウム(厚み80μm、直径15.0mm)を
プリドーピングしてコイン型非水系二次電池を試作し、
直流抵抗を測定した。正極面積はコイン型外装缶の底面
積の0.64倍であった。 〔比較例2〕実施例2に示す正極の作製、及び負極の作
製において正極厚みを1.10mmとし、負極厚みを
0.48mmとし、図5に示すような通常のコイン型非
水系二次電池の作成方法にて、リチウムをプリドーピン
グせずに、かつ電極を積層せずにコイン型非水系二次電
池を試作し、直流抵抗を測定した。正極面積はコイン型
外装缶の底面積の0.64倍であった。表1に実施例1
〜3及び比較例1〜2で作製した電池の電極(正極及び
負極)厚み、正極面積/外装缶面積、直流抵抗を示し
た。
【表1】 表1より明らかなように、正極面積が、外装缶面積(外
装缶の底面積)の1倍以上となる場合は、1倍未満であ
る場合と比較して、直流抵抗が大幅に低減されることが
わかる。
【発明の効果】正極、負極及び非水系電解液を備えたコ
イン型非水系二次電池において、電極面積(正極、セパ
レータ及び負極の一対の積層体面積)をコイン型外装缶
の底面積の1倍以上とすることにより、電池の内部抵抗
を大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるコイン型非水系二次
電池の構成を示す概略断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の一実施形態によるコ
イン型非水系二次電池で使用する電極の構成を示す概略
図である。
【図3】本発明の他の実施形態によるコイン型非水系二
次電池の構成を示す概略断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態によるコイン型非水系二
次電池で使用する電極の構成を示す概略図である。
【図5】従来法によるコイン型非水系二次電池の構成を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…正極缶 2…負極缶 3…正極 4…負極 5…セパレータ 6、6´…集電体 7…ガスケット 8、8´…接続点 9…絶縁体 10…コイン型非水系二次電池 20…コイン型非水系二次電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 4/62 H01M 4/62 Z (72)発明者 矢田 静邦 京都府京都市下京区中堂寺南町17番地 株 式会社関西新技術研究所 Fターム(参考) 5H011 KK02 5H029 AJ03 AJ06 AK02 AK03 AK05 AK16 AL06 AL07 AL08 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ03 BJ15 CJ02 CJ15 DJ02 DJ06 EJ04 HJ02 HJ07 5H050 AA08 AA12 BA17 CA02 CA07 CA20 CA26 CB02 CB07 CB08 CB09 DA10 EA10 FA06 FA20 GA02 GA16 HA02 HA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、負極及び非水系電解液を備えたコ
    イン型非水系二次電池において、正極面積をコイン型外
    装缶の底面積の1倍以上とすることを特徴とするコイン
    型非水系二次電池。
  2. 【請求項2】 正極及び負極が少なくとも活物質、導電
    剤及びバインダーより成り、(1)正極に含まれる活物
    質が、リチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料
    から成り、 (2)負極に含まれる活物質が、(a)ピ
    ッチを主成分とする原料を熱反応させることにより得ら
    れ、(b)水素/炭素の原子比が0.35〜0.05で
    あり、(c)BET法による比表面積が50m2/g以
    下である多環芳香族系炭化水素からなることを特徴とす
    る請求項1記載のコイン型非水系二次電池。
  3. 【請求項3】 前記多環芳香族系炭化水素にリチウムを
    プリドーピングすることを特徴とする請求項2記載のコ
    イン型非水系二次電池。
  4. 【請求項4】 正極に含まれる活物質がリチウム含有複
    合酸化物であることを特徴とする請求項2又は3に記載
    のコイン型非水系二次電池。
  5. 【請求項5】 正極及び/又は負極に添加する導電剤が
    カーボンブラックであることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1項に記載のコイン型非水系二次電池。
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