JP2003048314A - 印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび印刷装置制御方法 - Google Patents
印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび印刷装置制御方法Info
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- JP2003048314A JP2003048314A JP2001238058A JP2001238058A JP2003048314A JP 2003048314 A JP2003048314 A JP 2003048314A JP 2001238058 A JP2001238058 A JP 2001238058A JP 2001238058 A JP2001238058 A JP 2001238058A JP 2003048314 A JP2003048314 A JP 2003048314A
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一主走査ラインに大中小のインク滴によるド
ットが混在する場合にこれらインク滴の大きさによるず
れを補償することは必ずしも容易ではない。 【解決手段】 所定の飛翔速度のインク滴を基準として
当該基準インク滴によるドット形成位置の主走査方向の
ずれを補償する。ずれの補償に際しては、画像を構成す
る画像画素におけるドットの形成状態を表す画像画素値
データの両端の少なくとも一方の側にドットを形成しな
い調整画素の存在を表す調整画素値データを配置するこ
とによって画像画素の主走査方向の位置を調整する。従
って、異なる飛翔速度のインク滴を吐出する印刷装置に
おいて容易に飛翔速度差に基づくドット形成位置ずれを
補償することができる。
ットが混在する場合にこれらインク滴の大きさによるず
れを補償することは必ずしも容易ではない。 【解決手段】 所定の飛翔速度のインク滴を基準として
当該基準インク滴によるドット形成位置の主走査方向の
ずれを補償する。ずれの補償に際しては、画像を構成す
る画像画素におけるドットの形成状態を表す画像画素値
データの両端の少なくとも一方の側にドットを形成しな
い調整画素の存在を表す調整画素値データを配置するこ
とによって画像画素の主走査方向の位置を調整する。従
って、異なる飛翔速度のインク滴を吐出する印刷装置に
おいて容易に飛翔速度差に基づくドット形成位置ずれを
補償することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置、印刷装
置制御プログラムおよび印刷装置制御方法に関する。
置制御プログラムおよび印刷装置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどで処理された画像やデ
ジタルカメラで撮像された画像の出力機器として、イン
クジェットプリンタが利用されている。インクジェット
プリンタは、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックなどの複数色のインクを吐出してドットを形成す
る。通常は、印刷ヘッドを主走査方向に移動させなが
ら、印刷ヘッドから各色のドットを吐出する。このと
き、各色のドットの形成位置が主走査方向にずれると、
画質が劣化するという問題が生じる。
ジタルカメラで撮像された画像の出力機器として、イン
クジェットプリンタが利用されている。インクジェット
プリンタは、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックなどの複数色のインクを吐出してドットを形成す
る。通常は、印刷ヘッドを主走査方向に移動させなが
ら、印刷ヘッドから各色のドットを吐出する。このと
き、各色のドットの形成位置が主走査方向にずれると、
画質が劣化するという問題が生じる。
【0003】このドット形成位置ずれを補償する技術と
して特開2000−318145号公報に開示されたも
のが知られている。同公報においては、画像を構成する
画像画素の存在を意味する画像画素値データとドットを
形成しない調整画素の存在を意味する調整画素値データ
とから主走査方向のラスタデータを構成し、画像画素値
データの両端の少なくとも一方の側に配分する調整画素
数を調整し、画像画素として形成されるドットの主走査
方向の位置を調整することによってずれ量を補償する。
して特開2000−318145号公報に開示されたも
のが知られている。同公報においては、画像を構成する
画像画素の存在を意味する画像画素値データとドットを
形成しない調整画素の存在を意味する調整画素値データ
とから主走査方向のラスタデータを構成し、画像画素値
データの両端の少なくとも一方の側に配分する調整画素
数を調整し、画像画素として形成されるドットの主走査
方向の位置を調整することによってずれ量を補償する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の印刷装置におい
て、同一ノズルから異なる重量のインク滴を吐出可能に
構成したものがある。かかる構成によれば、例えば同一
ノズルによって大中小の三種類のドットを形成可能であ
る。ここで、大中小のインク滴はそれぞれインク重量が
異なることから飛翔速度が異なり、同一ノズルから同じ
タイミングで吐出された場合を考えると主走査方向のド
ット形成位置がそれぞれで微妙に異なる。上記従来の公
報に開示された画素ずらし技術においてはラスタデータ
における調整画素数を変更することによって画像画素に
よるドット形成位置を調整しているため、ずれ量は一主
走査ライン毎に調整される。従って、一主走査ラインに
大中小のインク滴によるドットが混在する場合にこれら
インク滴の大きさによるずれを補償することは必ずしも
容易ではない。本発明は、上記課題にかんがみてなされ
たもので、画像画素によるドット形成位置を画素単位で
ずらすことによって、複数の飛翔速度のインク滴を吐出
可能な印刷装置においても容易に形成位置ずれを補償す
ることが可能な印刷装置、印刷装置制御プログラムおよ
び印刷装置制御方法の提供を目的とする。
て、同一ノズルから異なる重量のインク滴を吐出可能に
構成したものがある。かかる構成によれば、例えば同一
ノズルによって大中小の三種類のドットを形成可能であ
る。ここで、大中小のインク滴はそれぞれインク重量が
異なることから飛翔速度が異なり、同一ノズルから同じ
タイミングで吐出された場合を考えると主走査方向のド
ット形成位置がそれぞれで微妙に異なる。上記従来の公
報に開示された画素ずらし技術においてはラスタデータ
における調整画素数を変更することによって画像画素に
よるドット形成位置を調整しているため、ずれ量は一主
走査ライン毎に調整される。従って、一主走査ラインに
大中小のインク滴によるドットが混在する場合にこれら
インク滴の大きさによるずれを補償することは必ずしも
容易ではない。本発明は、上記課題にかんがみてなされ
たもので、画像画素によるドット形成位置を画素単位で
ずらすことによって、複数の飛翔速度のインク滴を吐出
可能な印刷装置においても容易に形成位置ずれを補償す
ることが可能な印刷装置、印刷装置制御プログラムおよ
び印刷装置制御方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、インクを吐出する複数の
ノズルを備えるヘッドと、上記ヘッドを印刷媒体に対し
て所定の方向に相対的に往復動する主走査を行う主走査
部と、上記往復の行路のうちの少なくとも一方において
印刷データに応じて上記ヘッドを駆動して飛翔速度の異
なるインク滴を吐出させ、上記主走査の方向に配列され
た複数の画素の少なくとも一部の上にドットを形成させ
るヘッド駆動部と、上記ヘッドに対して上記主走査の方
向と交わる副走査方向に上記印刷媒体を相対的に送る副
走査を行う副走査部と、印刷の制御を行う制御部とを備
え、上記印刷データは、各主走査の各ノズルが上記飛翔
速度の異なるインク滴を吐出してドットを形成する際に
画像を構成する画像画素におけるドットの形成状態を表
す画像画素値データと、上記画像画素値データの両端の
少なくとも一方の側に配置されるとともに上記画像画素
の主走査方向の位置を調整するために用いられるドット
を形成しない調整画素の存在を表す調整画素値データと
を有するラスタデータを含んでおり、上記制御部は、所
定の飛翔速度のインク滴によるドット形成位置の主走査
方向のずれを補償するように上記調整画素が画像画素値
データの一端および他端へ配分されたラスタデータを有
する印刷データに基づいて上記主走査部と副走査部とヘ
ッド駆動部とを制御して印刷を実行する構成としてあ
る。
め、請求項1にかかる発明は、インクを吐出する複数の
ノズルを備えるヘッドと、上記ヘッドを印刷媒体に対し
て所定の方向に相対的に往復動する主走査を行う主走査
部と、上記往復の行路のうちの少なくとも一方において
印刷データに応じて上記ヘッドを駆動して飛翔速度の異
なるインク滴を吐出させ、上記主走査の方向に配列され
た複数の画素の少なくとも一部の上にドットを形成させ
るヘッド駆動部と、上記ヘッドに対して上記主走査の方
向と交わる副走査方向に上記印刷媒体を相対的に送る副
走査を行う副走査部と、印刷の制御を行う制御部とを備
え、上記印刷データは、各主走査の各ノズルが上記飛翔
速度の異なるインク滴を吐出してドットを形成する際に
画像を構成する画像画素におけるドットの形成状態を表
す画像画素値データと、上記画像画素値データの両端の
少なくとも一方の側に配置されるとともに上記画像画素
の主走査方向の位置を調整するために用いられるドット
を形成しない調整画素の存在を表す調整画素値データと
を有するラスタデータを含んでおり、上記制御部は、所
定の飛翔速度のインク滴によるドット形成位置の主走査
方向のずれを補償するように上記調整画素が画像画素値
データの一端および他端へ配分されたラスタデータを有
する印刷データに基づいて上記主走査部と副走査部とヘ
ッド駆動部とを制御して印刷を実行する構成としてあ
る。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、印刷装置のヘッドを主走査部にて印刷媒
体に対して所定の方向に相対的に往復動させ、副走査部
にて上記印刷媒体を上記ヘッドに対して上記主走査の方
向と交わる副走査方向に相対的に送りながら上記複数の
ノズルからインクを吐出させて印刷媒体状にドットを形
成する。このドットの形成はヘッド駆動部がヘッドを駆
動することによって行われ、同ヘッド駆動部は上記往復
の行路のうちの少なくとも一方において印刷データに応
じて上記ヘッドを駆動して飛翔速度の異なるインク滴を
吐出させ、上記主走査の方向に配列された複数の画素の
少なくとも一部の上にドットを形成させる。すなわち、
この印刷装置においては飛翔速度の異なるインク滴によ
って印刷媒体状にドットを形成させることができる。
明においては、印刷装置のヘッドを主走査部にて印刷媒
体に対して所定の方向に相対的に往復動させ、副走査部
にて上記印刷媒体を上記ヘッドに対して上記主走査の方
向と交わる副走査方向に相対的に送りながら上記複数の
ノズルからインクを吐出させて印刷媒体状にドットを形
成する。このドットの形成はヘッド駆動部がヘッドを駆
動することによって行われ、同ヘッド駆動部は上記往復
の行路のうちの少なくとも一方において印刷データに応
じて上記ヘッドを駆動して飛翔速度の異なるインク滴を
吐出させ、上記主走査の方向に配列された複数の画素の
少なくとも一部の上にドットを形成させる。すなわち、
この印刷装置においては飛翔速度の異なるインク滴によ
って印刷媒体状にドットを形成させることができる。
【0007】さらに、当該印刷装置における印刷データ
は画像画素値データと調整画素値データとを有するラス
タデータを含んでいる。ここで、画像画素値データは各
主走査の各ノズルが上記飛翔速度の異なるインク滴を吐
出してドットを形成する際に画像を構成する画像画素に
おけるドットの形成状態を表し、調整画素値データは上
記画像画素値データの両端の少なくとも一方の側に配置
されるとともに上記画像画素の主走査方向の位置を調整
するために用いられるドットを形成しない調整画素の存
在を表す。従って、配置される調整画素数を調整するこ
とによって画像画素によるドット形成位置を主走査方向
に調整することができる。制御部は、所定の飛翔速度の
インク滴によるドット形成位置の主走査方向のずれを補
償するように画像画素値データの一端および他端へ上記
調整画素が配分されたラスタデータを有する印刷データ
に基づいて印刷を実行する。
は画像画素値データと調整画素値データとを有するラス
タデータを含んでいる。ここで、画像画素値データは各
主走査の各ノズルが上記飛翔速度の異なるインク滴を吐
出してドットを形成する際に画像を構成する画像画素に
おけるドットの形成状態を表し、調整画素値データは上
記画像画素値データの両端の少なくとも一方の側に配置
されるとともに上記画像画素の主走査方向の位置を調整
するために用いられるドットを形成しない調整画素の存
在を表す。従って、配置される調整画素数を調整するこ
とによって画像画素によるドット形成位置を主走査方向
に調整することができる。制御部は、所定の飛翔速度の
インク滴によるドット形成位置の主走査方向のずれを補
償するように画像画素値データの一端および他端へ上記
調整画素が配分されたラスタデータを有する印刷データ
に基づいて印刷を実行する。
【0008】すなわち、異なる飛翔速度のインク滴が吐
出可能な印刷装置において所定の飛翔速度のインク滴を
基準とし、当該飛翔速度の画像画素に関して画素単位で
主走査方向にずらすことによってドット形成位置のずれ
を補償する。インク滴の飛翔速度は複数種類であるた
め、基準とされた所定の飛翔速度のインク滴以外に関し
てドット形成位置ずれを最適な状態に補償することがで
きるとは限らないが、上記基準とする所定の飛翔速度を
適宜選択することによって他の飛翔速度のインク滴に関
しても形成位置ずれが補償される方向に調整されるよう
な状態とすることができる。従って、基準とされた飛翔
速度のインク滴に関して画素ずらしによって容易に形成
位置ずれを補償することができるとともに、他の飛翔速
度のインク滴に関しても良好なドット形成位置にするこ
とができる。
出可能な印刷装置において所定の飛翔速度のインク滴を
基準とし、当該飛翔速度の画像画素に関して画素単位で
主走査方向にずらすことによってドット形成位置のずれ
を補償する。インク滴の飛翔速度は複数種類であるた
め、基準とされた所定の飛翔速度のインク滴以外に関し
てドット形成位置ずれを最適な状態に補償することがで
きるとは限らないが、上記基準とする所定の飛翔速度を
適宜選択することによって他の飛翔速度のインク滴に関
しても形成位置ずれが補償される方向に調整されるよう
な状態とすることができる。従って、基準とされた飛翔
速度のインク滴に関して画素ずらしによって容易に形成
位置ずれを補償することができるとともに、他の飛翔速
度のインク滴に関しても良好なドット形成位置にするこ
とができる。
【0009】ここで、上記ヘッドにはインクを吐出する
ノズルが備えられていればよいが、印刷速度の高速化の
観点ではノズルを複数にして所謂ノズルアレイを構成
し、一回の主走査にて複数列を印刷可能にすると好まし
い。また、複数列のノズルアレイを構成して複数色のイ
ンクを吐出可能にすればカラー印刷を行うことが可能で
あるし、より多階調の印刷を実現するために同色系統の
濃淡インクをそれぞれ吐出可能なノズルを構成すること
もできる。さらに、ノズルからはインクを吐出させるこ
とができればよく、ノズル開口部と連通するインク室と
インク室に向かって伸縮する圧電素子を構成するととも
に所定の印加電圧にて圧電素子を伸縮させる構成を採用
可能である。ノズル開口部のメニスカスや吐出量を細か
く制御すると言う意味では当該圧電素子が好適であるも
のの、他にも発熱体に電圧を供給し、インク室内でバブ
ルを発生させることによって開口部からインクを吐出さ
せる構成等種々の構成を採用可能である。
ノズルが備えられていればよいが、印刷速度の高速化の
観点ではノズルを複数にして所謂ノズルアレイを構成
し、一回の主走査にて複数列を印刷可能にすると好まし
い。また、複数列のノズルアレイを構成して複数色のイ
ンクを吐出可能にすればカラー印刷を行うことが可能で
あるし、より多階調の印刷を実現するために同色系統の
濃淡インクをそれぞれ吐出可能なノズルを構成すること
もできる。さらに、ノズルからはインクを吐出させるこ
とができればよく、ノズル開口部と連通するインク室と
インク室に向かって伸縮する圧電素子を構成するととも
に所定の印加電圧にて圧電素子を伸縮させる構成を採用
可能である。ノズル開口部のメニスカスや吐出量を細か
く制御すると言う意味では当該圧電素子が好適であるも
のの、他にも発熱体に電圧を供給し、インク室内でバブ
ルを発生させることによって開口部からインクを吐出さ
せる構成等種々の構成を採用可能である。
【0010】主走査部は上記ヘッドを印刷媒体に対して
主走査方向に往復動させることができればよく、たとえ
ば、主走査方向に平行に支持されたガイド軸に対してヘ
ッドを備えたキャリッジを摺動可能に構成し、主走査方
向に平行に掛架されたベルトの一部をキャリッジに取り
付けるとともにベルトをモータ駆動する構成等が採用可
能である。むろん、かかる構成は一例であり、キャリッ
ジの安定化のためにガイド軸と平行に他の軸体を設けて
キャリッジの往復動を補助することや、軸体の他に主走
査方向に配設された他の部材、たとえばラック部材に対
してピニオンを備えたキャリッジを往復動可能に取り付
ける構成等が採用可能である。
主走査方向に往復動させることができればよく、たとえ
ば、主走査方向に平行に支持されたガイド軸に対してヘ
ッドを備えたキャリッジを摺動可能に構成し、主走査方
向に平行に掛架されたベルトの一部をキャリッジに取り
付けるとともにベルトをモータ駆動する構成等が採用可
能である。むろん、かかる構成は一例であり、キャリッ
ジの安定化のためにガイド軸と平行に他の軸体を設けて
キャリッジの往復動を補助することや、軸体の他に主走
査方向に配設された他の部材、たとえばラック部材に対
してピニオンを備えたキャリッジを往復動可能に取り付
ける構成等が採用可能である。
【0011】印刷データは上記ラスタデータを含み、本
発明にかかる印刷装置にて印刷を実行させるデータであ
れば良く、種々のインタフェースを介して取得可能であ
る。例えば、印刷装置の一部を構成するパーソナルコン
ピュータからSCSI,パラレル,USB,IEEE1
394準拠等のインタフェースにて取得するよう構成可
能である。また、印刷データが記録されたEEPROM
等の種々の記憶媒体からデータを読み取り可能なインタ
フェースを印刷装置に構成し、当該インタフェースを介
して取得すること等も可能である。
発明にかかる印刷装置にて印刷を実行させるデータであ
れば良く、種々のインタフェースを介して取得可能であ
る。例えば、印刷装置の一部を構成するパーソナルコン
ピュータからSCSI,パラレル,USB,IEEE1
394準拠等のインタフェースにて取得するよう構成可
能である。また、印刷データが記録されたEEPROM
等の種々の記憶媒体からデータを読み取り可能なインタ
フェースを印刷装置に構成し、当該インタフェースを介
して取得すること等も可能である。
【0012】ヘッド駆動部は印刷データに応じてヘッド
を駆動し、異なる飛翔速度のインク滴を吐出させること
ができればよく、印刷装置にて印刷を実行させるために
は種々の態様の印刷データを採用することができる。例
えば、パーソナルコンピュータによって印刷データを生
成する場合にはドットマトリクス状の画素のRGB各色
に関する階調値データを印刷装置で使用するインクであ
るCMY各色の階調値データに変換し、階調値をドット
の大小あるいは記録密度に変換するハーフトーン処理を
施し、さらに主走査ラインごとのラスタデータに分けて
印刷データを生成するとよい。
を駆動し、異なる飛翔速度のインク滴を吐出させること
ができればよく、印刷装置にて印刷を実行させるために
は種々の態様の印刷データを採用することができる。例
えば、パーソナルコンピュータによって印刷データを生
成する場合にはドットマトリクス状の画素のRGB各色
に関する階調値データを印刷装置で使用するインクであ
るCMY各色の階調値データに変換し、階調値をドット
の大小あるいは記録密度に変換するハーフトーン処理を
施し、さらに主走査ラインごとのラスタデータに分けて
印刷データを生成するとよい。
【0013】かかる場合にはパーソナルコンピュータに
てハーフトーン処理を行ったデータを画像画素値データ
とし、これに調整画素値データを付加する処理を行って
本発明にかかるラスタデータを含む印刷データを生成す
ることができる。画素のずらし量は予め印刷装置の所定
記憶領域に記憶しておき、パーソナルコンピュータにて
取得しても良いし、パーソナルコンピュータにプリンタ
ドライバをインストールするときに当該パーソナルコン
ピュータの所定記憶領域に記憶しておくなど種々の構成
が採用可能である。このような場合、上記ヘッド駆動部
はラスタデータを受け取ってヘッドの駆動電圧を生成
し、インクを吐出させる。むろん、ヘッドにおいてノズ
ルアレイを構成して複数の主走査ラインを同時に印刷す
る場合にはパスごとのデータを適宜切り出してノズルご
との駆動電圧を生成する構成にすることもできる。
てハーフトーン処理を行ったデータを画像画素値データ
とし、これに調整画素値データを付加する処理を行って
本発明にかかるラスタデータを含む印刷データを生成す
ることができる。画素のずらし量は予め印刷装置の所定
記憶領域に記憶しておき、パーソナルコンピュータにて
取得しても良いし、パーソナルコンピュータにプリンタ
ドライバをインストールするときに当該パーソナルコン
ピュータの所定記憶領域に記憶しておくなど種々の構成
が採用可能である。このような場合、上記ヘッド駆動部
はラスタデータを受け取ってヘッドの駆動電圧を生成
し、インクを吐出させる。むろん、ヘッドにおいてノズ
ルアレイを構成して複数の主走査ラインを同時に印刷す
る場合にはパスごとのデータを適宜切り出してノズルご
との駆動電圧を生成する構成にすることもできる。
【0014】また、上記構成は一例であって、パーソナ
ルコンピュータから印刷データとして上記RGBデータ
の他、CMYデータやハーフトーン処理されたデータ、
パスごとに分解されたデータ等種々のデータを出力し、
印刷装置内の制御部で各段階のデータを適宜処理して画
像画素値データと調整画素値データとを有するラスタデ
ータを生成して印刷を行うことなどが可能である。かか
るデータを出力する主体としてはデジタルカメラ等の撮
像画像データを記憶した記憶媒体であってもよく、印刷
装置にて当該記憶媒体から当該撮像画像データを取得す
るような場合に好適である。
ルコンピュータから印刷データとして上記RGBデータ
の他、CMYデータやハーフトーン処理されたデータ、
パスごとに分解されたデータ等種々のデータを出力し、
印刷装置内の制御部で各段階のデータを適宜処理して画
像画素値データと調整画素値データとを有するラスタデ
ータを生成して印刷を行うことなどが可能である。かか
るデータを出力する主体としてはデジタルカメラ等の撮
像画像データを記憶した記憶媒体であってもよく、印刷
装置にて当該記憶媒体から当該撮像画像データを取得す
るような場合に好適である。
【0015】また、請求項2にかかる発明では、上記制
御部は、上記画像画素値データを記憶する画像画素値デ
ータ記憶部と、上記ドットの形成位置のずれ量を記憶す
るずれ量記憶部と、上記ずれ量を補償するように上記画
像画素値データの一端および他端への上記調整画素の配
分を設定する配分設定部と、上記画像画素値データおよ
び上記設定された調整画素の配分とから上記ラスタデー
タを生成するラスタデータ生成部とを備える構成として
ある。
御部は、上記画像画素値データを記憶する画像画素値デ
ータ記憶部と、上記ドットの形成位置のずれ量を記憶す
るずれ量記憶部と、上記ずれ量を補償するように上記画
像画素値データの一端および他端への上記調整画素の配
分を設定する配分設定部と、上記画像画素値データおよ
び上記設定された調整画素の配分とから上記ラスタデー
タを生成するラスタデータ生成部とを備える構成として
ある。
【0016】すなわち、印刷装置にて所定の画像データ
に基づいて画像を印刷させる際に、通常は当該画像デー
タが本発明にかかる画像画素値データとなり、印刷する
画像によって異なるものである。一方、ドットの形成位
置のずれ量は予め測定されるなどして決定されるもので
ある。また、当該ずれ量にはいわゆる方向依存性が少な
いと考えられ、双方向印刷の往復動のそれぞれにて一定
のずれ量として良い場合が多い。しかし、同一の画像画
素を印刷する場合であっても往復動のそれぞれではヘッ
ドからインクを吐出させる順番が逆になる。
に基づいて画像を印刷させる際に、通常は当該画像デー
タが本発明にかかる画像画素値データとなり、印刷する
画像によって異なるものである。一方、ドットの形成位
置のずれ量は予め測定されるなどして決定されるもので
ある。また、当該ずれ量にはいわゆる方向依存性が少な
いと考えられ、双方向印刷の往復動のそれぞれにて一定
のずれ量として良い場合が多い。しかし、同一の画像画
素を印刷する場合であっても往復動のそれぞれではヘッ
ドからインクを吐出させる順番が逆になる。
【0017】従って、ずれ量としては一定ものを記憶し
ておき、ラスタデータを生成する際にヘッドが往動する
のか復動するのかに応じて適宜調整画素の配分を設定す
ると好適である。むろん、他にも往復動それぞれのずれ
量を記憶しておいて、配分設定部においてそれぞれのず
れ量に基づいて往復動それぞれの調整画素の配分を決定
すること等も可能である。また、これらの画像画素値デ
ータ記憶部とずれ量記憶部と配分設定部とラスタデータ
生成部とを備える制御部は、一部または総てがパーソナ
ルコンピュータに備えられていても良いし、インクジェ
ットプリンタ単体に備えられていても良い。構成の組み
合わせの典型例として、印刷装置に記憶されたずれ量を
当該印刷装置に接続されたコンピュータにて取り込み、
印刷装置を制御するプリンタドライバにて印刷データを
生成する際にこのずれ量を反映したラスタデータを生成
する構成が考えられる。そこで、請求項3にかかる発明
では、上記制御部は、上記ドットの形成位置のずれ量を
記憶するずれ量記憶部と、同ずれ量記憶部の記憶内容を
外部コンピュータに対して出力する出力部とを備え、同
外部コンピュータが出力する上記印刷データに基づいて
印刷を実行する構成としてある。すなわち、ドライバに
て印刷装置を制御するにあたり、ドット形成位置ずれを
補償することができる。
ておき、ラスタデータを生成する際にヘッドが往動する
のか復動するのかに応じて適宜調整画素の配分を設定す
ると好適である。むろん、他にも往復動それぞれのずれ
量を記憶しておいて、配分設定部においてそれぞれのず
れ量に基づいて往復動それぞれの調整画素の配分を決定
すること等も可能である。また、これらの画像画素値デ
ータ記憶部とずれ量記憶部と配分設定部とラスタデータ
生成部とを備える制御部は、一部または総てがパーソナ
ルコンピュータに備えられていても良いし、インクジェ
ットプリンタ単体に備えられていても良い。構成の組み
合わせの典型例として、印刷装置に記憶されたずれ量を
当該印刷装置に接続されたコンピュータにて取り込み、
印刷装置を制御するプリンタドライバにて印刷データを
生成する際にこのずれ量を反映したラスタデータを生成
する構成が考えられる。そこで、請求項3にかかる発明
では、上記制御部は、上記ドットの形成位置のずれ量を
記憶するずれ量記憶部と、同ずれ量記憶部の記憶内容を
外部コンピュータに対して出力する出力部とを備え、同
外部コンピュータが出力する上記印刷データに基づいて
印刷を実行する構成としてある。すなわち、ドライバに
て印刷装置を制御するにあたり、ドット形成位置ずれを
補償することができる。
【0018】本発明において所定の飛翔速度のインク滴
を基準としてドット形成位置ずれを補償する構成を適用
して好適な例として請求項4にかかる発明は、上記ヘッ
ド駆動部は一周期内に複数のレベルのパルス電圧が存在
する周期的な駆動信号を発生可能であり、当該一周期内
のパルス電圧のいずれかまたは組み合わせを上記ヘッド
に対して印加してインクに対して異なる吐出圧を作用さ
せることによって飛翔速度の異なるインク滴を吐出させ
る構成としてある。
を基準としてドット形成位置ずれを補償する構成を適用
して好適な例として請求項4にかかる発明は、上記ヘッ
ド駆動部は一周期内に複数のレベルのパルス電圧が存在
する周期的な駆動信号を発生可能であり、当該一周期内
のパルス電圧のいずれかまたは組み合わせを上記ヘッド
に対して印加してインクに対して異なる吐出圧を作用さ
せることによって飛翔速度の異なるインク滴を吐出させ
る構成としてある。
【0019】すなわち、ヘッド駆動部は複数レベルのパ
ルス電圧を有する周期的な信号を発生し、これらのパル
ス電圧を適宜マスクするなどして任意のパルス電圧ある
いはそれらの組み合わせをヘッドに対して印加する。こ
の結果、ヘッドからはパルス電圧のレベルに応じた所定
の吐出圧あるいはそれらの組み合わせが作用し、単一の
インク滴あるいは複数のインク滴が吐出される。これら
のインク滴はその重量が異なるため吐出後に異なる速度
で飛翔して印刷媒体に付着する。
ルス電圧を有する周期的な信号を発生し、これらのパル
ス電圧を適宜マスクするなどして任意のパルス電圧ある
いはそれらの組み合わせをヘッドに対して印加する。こ
の結果、ヘッドからはパルス電圧のレベルに応じた所定
の吐出圧あるいはそれらの組み合わせが作用し、単一の
インク滴あるいは複数のインク滴が吐出される。これら
のインク滴はその重量が異なるため吐出後に異なる速度
で飛翔して印刷媒体に付着する。
【0020】かかる構成においては上記一周期が一画素
に相当し、特定の飛翔速度のインク滴に関してのみ画素
単位で主走査方向にずらして吐出することは通常不可能
である。ずらし先の画素位置に他の飛翔速度による画像
画素が存在する場合があり得るからである。従って、本
発明においては所定の飛翔速度のインク滴を基準として
ドット形成位置ずれを補償することとし、他の飛翔速度
のインク滴に関しては基準となる飛翔速度に関しての画
素ずらしに伴ってドット形成位置が調整されるようにな
っている。上述のように、基準となる飛翔速度を適宜選
択することによって他の飛翔速度のインク滴に関しても
形成位置ずれが補償される方向に調整されるような状態
とすることができる。
に相当し、特定の飛翔速度のインク滴に関してのみ画素
単位で主走査方向にずらして吐出することは通常不可能
である。ずらし先の画素位置に他の飛翔速度による画像
画素が存在する場合があり得るからである。従って、本
発明においては所定の飛翔速度のインク滴を基準として
ドット形成位置ずれを補償することとし、他の飛翔速度
のインク滴に関しては基準となる飛翔速度に関しての画
素ずらしに伴ってドット形成位置が調整されるようにな
っている。上述のように、基準となる飛翔速度を適宜選
択することによって他の飛翔速度のインク滴に関しても
形成位置ずれが補償される方向に調整されるような状態
とすることができる。
【0021】かかる構成の一例として請求項5にかかる
発明は、上記制御部は、所定のノズルにおける最高飛翔
速度のインク滴に関して上記ずれを補償する構成として
ある。すなわち、インク滴の飛翔速度ベクトルはヘッド
が主走査方向に往復動することによる主走査方向の成分
を有しており、吐出点から印刷媒体に対して斜めに飛翔
するとともに飛翔速度が高いほど吐出点の近くに付着す
る。また、インク滴飛翔によるドット形成位置ずれは主
走査時のヘッドの進行方向に向かって発生する傾向にあ
る。従って、飛翔速度が低く長い間飛翔しているドット
形成位置ずれ量が多く、飛翔速度が高いほどドット形成
位置ずれ量が少なくなる傾向にある。
発明は、上記制御部は、所定のノズルにおける最高飛翔
速度のインク滴に関して上記ずれを補償する構成として
ある。すなわち、インク滴の飛翔速度ベクトルはヘッド
が主走査方向に往復動することによる主走査方向の成分
を有しており、吐出点から印刷媒体に対して斜めに飛翔
するとともに飛翔速度が高いほど吐出点の近くに付着す
る。また、インク滴飛翔によるドット形成位置ずれは主
走査時のヘッドの進行方向に向かって発生する傾向にあ
る。従って、飛翔速度が低く長い間飛翔しているドット
形成位置ずれ量が多く、飛翔速度が高いほどドット形成
位置ずれ量が少なくなる傾向にある。
【0022】そこで、最高飛翔速度のインク滴を基準に
して形成位置ずれを補償すれば、他の飛翔速度のインク
滴に関してドット形成位置ずれを必ずしも最適な状態に
補償することはできないが、ずれを補償する方向に形成
位置を移動させることができる。この結果、画像全体と
して飛翔速度差によるドット形成位置ずれを補償して印
刷画質を確実に向上させることができる。尚、低飛翔速
度のインク滴を基準にして形成位置ずれを補償すれば、
高飛翔速度のインク滴を移動させすぎて最適なドット形
成位置ずれから遠ざけてしまうことがあり得るが、本発
明によればかかる過移動を防止することができる。ま
た、一般には飛翔速度が高いインク滴ほど重量が大きく
大きなドットを形成するので、最高飛翔速度すなわち最
大ドットを基準にすることによって最も視認性の高いド
ットに関する形成位置ずれを補償することができる。
して形成位置ずれを補償すれば、他の飛翔速度のインク
滴に関してドット形成位置ずれを必ずしも最適な状態に
補償することはできないが、ずれを補償する方向に形成
位置を移動させることができる。この結果、画像全体と
して飛翔速度差によるドット形成位置ずれを補償して印
刷画質を確実に向上させることができる。尚、低飛翔速
度のインク滴を基準にして形成位置ずれを補償すれば、
高飛翔速度のインク滴を移動させすぎて最適なドット形
成位置ずれから遠ざけてしまうことがあり得るが、本発
明によればかかる過移動を防止することができる。ま
た、一般には飛翔速度が高いインク滴ほど重量が大きく
大きなドットを形成するので、最高飛翔速度すなわち最
大ドットを基準にすることによって最も視認性の高いド
ットに関する形成位置ずれを補償することができる。
【0023】さらに、請求項6にかかる発明は、上記制
御部は、所定のノズルにおける中間飛翔速度のインク滴
に関して上記ずれを補償する構成としてある。すなわ
ち、中間飛翔速度のインク滴は上述の事項により他の低
飛翔速度のインク滴や高飛翔速度のインク滴と比較して
ドット形成位置ずれ量も中間量であると考えられる。そ
こで、かかる中間飛翔速度のインク滴を基準にして形成
位置ずれを補償したときに、中間飛翔速度のインク滴を
最適なドット形成位置とし、低飛翔速度のインク滴に関
してずれを補償する方向に形成位置を移動させ、高飛翔
速度のインク滴に関して最適なドット形成位置から僅か
に遠ざけるのみで済むような場合があり、かかる場合に
適用して好適である。
御部は、所定のノズルにおける中間飛翔速度のインク滴
に関して上記ずれを補償する構成としてある。すなわ
ち、中間飛翔速度のインク滴は上述の事項により他の低
飛翔速度のインク滴や高飛翔速度のインク滴と比較して
ドット形成位置ずれ量も中間量であると考えられる。そ
こで、かかる中間飛翔速度のインク滴を基準にして形成
位置ずれを補償したときに、中間飛翔速度のインク滴を
最適なドット形成位置とし、低飛翔速度のインク滴に関
してずれを補償する方向に形成位置を移動させ、高飛翔
速度のインク滴に関して最適なドット形成位置から僅か
に遠ざけるのみで済むような場合があり、かかる場合に
適用して好適である。
【0024】さらに、請求項7にかかる発明は、上記制
御部は、上記画像画素において使用頻度が高い飛翔速度
のインク滴に関して上記ずれを補償する構成としてあ
る。すなわち、使用頻度が高い飛翔速度のインク滴に関
してドット形成位置ずれが補償されることによって、印
刷後の画質を非常に効果的に向上させることができる。
各画像画素の飛翔速度の頻度は、上記画像画素値データ
や生成後のラスタデータ等に基づいて同一ラスタ内のイ
ンク滴の飛翔速度分布を計数しても良いし、画像全体の
インク滴の飛翔速度分布を計数しても良い。
御部は、上記画像画素において使用頻度が高い飛翔速度
のインク滴に関して上記ずれを補償する構成としてあ
る。すなわち、使用頻度が高い飛翔速度のインク滴に関
してドット形成位置ずれが補償されることによって、印
刷後の画質を非常に効果的に向上させることができる。
各画像画素の飛翔速度の頻度は、上記画像画素値データ
や生成後のラスタデータ等に基づいて同一ラスタ内のイ
ンク滴の飛翔速度分布を計数しても良いし、画像全体の
インク滴の飛翔速度分布を計数しても良い。
【0025】本発明においては所定の飛翔速度のインク
滴を基準にしてドット形成位置ずれを補償しており、主
走査方向へのドット形成位置ずれのみならず副走査方向
に並ぶドット相互においての形成位置ずれを補償するこ
ともできる。その具体的な構成として請求項8にかかる
発明は、上記ヘッドは副走査方向に並設される複数のノ
ズルからなるノズルアレイを備えており、上記ラスタデ
ータは同一ノズルアレイ内の異なるノズルにおいて異な
る数の調整画素を配分するようにして生成可能である構
成としてある。
滴を基準にしてドット形成位置ずれを補償しており、主
走査方向へのドット形成位置ずれのみならず副走査方向
に並ぶドット相互においての形成位置ずれを補償するこ
ともできる。その具体的な構成として請求項8にかかる
発明は、上記ヘッドは副走査方向に並設される複数のノ
ズルからなるノズルアレイを備えており、上記ラスタデ
ータは同一ノズルアレイ内の異なるノズルにおいて異な
る数の調整画素を配分するようにして生成可能である構
成としてある。
【0026】すなわち、ヘッドにおいて副走査方向に並
設される同一ノズルアレイ内において同一の画像画素値
データによるインク滴がノズル位置によって異なる飛翔
速度で吐出されることがある。そこで、同一ノズルアレ
イ内の異なるノズルにおいて異なる数の調整画素を配分
するようにしてラスタデータを生成すると、同一ノズル
アレイ内に並んでいてもそのノズル位置によって飛翔速
度が異なる場合に各ノズル毎にドット形成位置ずれを補
償することができる。本発明においては主走査方向に並
ぶラスタデータ内に調整画素を配分してずれを補償して
いるので、副走査方向に並ぶノズルにおいてはそれぞれ
独立にずれを補償することができ、例えば、同一ノズル
アレイの端側に行くほど飛翔速度が速くなる場合にその
飛翔速度毎にドット形成位置を補償することができる。
むろん、同一ノズルアレイ内にて異なる位置のノズルに
対するラスタデータにおいて調整画素数を必ず異なる数
にする必要があるわけではない。
設される同一ノズルアレイ内において同一の画像画素値
データによるインク滴がノズル位置によって異なる飛翔
速度で吐出されることがある。そこで、同一ノズルアレ
イ内の異なるノズルにおいて異なる数の調整画素を配分
するようにしてラスタデータを生成すると、同一ノズル
アレイ内に並んでいてもそのノズル位置によって飛翔速
度が異なる場合に各ノズル毎にドット形成位置ずれを補
償することができる。本発明においては主走査方向に並
ぶラスタデータ内に調整画素を配分してずれを補償して
いるので、副走査方向に並ぶノズルにおいてはそれぞれ
独立にずれを補償することができ、例えば、同一ノズル
アレイの端側に行くほど飛翔速度が速くなる場合にその
飛翔速度毎にドット形成位置を補償することができる。
むろん、同一ノズルアレイ内にて異なる位置のノズルに
対するラスタデータにおいて調整画素数を必ず異なる数
にする必要があるわけではない。
【0027】さらに、請求項9にかかる発明は、上記ヘ
ッドは副走査方向に並設される複数のノズルからなるノ
ズルアレイを備えるとともに当該ノズルアレイが主走査
方向に並設されており、上記ラスタデータは異なるノズ
ルアレイにあるノズルにおいて異なる数の調整画素を配
分するようにして生成可能である構成としてある。すな
わち、主走査方向にノズルアレイが並設される場合には
通常、各ノズルアレイに一色を割り当てて複数色のドッ
トによってカラー印刷を実現するとともに、各色毎のラ
スタデータを生成している。従って、各色毎すなわち主
走査方向に隣り合うノズル相互においては独立に調整画
素を配分してずれを補償することができる。そこで、異
なるノズルアレイにあるノズルにおいて異なる調整画素
数となるようにラスタデータを生成すれば、色毎に飛翔
速度に基づくドット形成位置ずれを補償することができ
る。むろんここでも異なるノズルアレイにあるノズルに
対するラスタデータにおいて調整画素数を必ず異なる数
にする必要があるわけではない。また、請求項10にか
かる発明は、異なる飛翔速度でインクを吐出可能なノズ
ルにインク滴を吐出させてドットを形成させる画像画素
を示す画像画素値データと、ドットを形成させない調整
画素の存在を表す調整画素値データとを有するラスタデ
ータを含む印刷データに基づいて印刷を実行する印刷装
置であって、上記ラスタデータにおいては、最高飛翔速
度のインク滴によるドット形成位置の主走査方向のずれ
を補償するように上記調整画素が画像画素値データの一
端および他端へ配分されている構成としてある。すなわ
ち、異なる飛翔速度でインクを吐出可能な汎用的な印刷
装置について、ドット形成位置の主走査方向のずれを補
償するにあたり、最高飛翔速度のインク滴によるドット
に関してずれを補償する本発明を適用することができ
る。
ッドは副走査方向に並設される複数のノズルからなるノ
ズルアレイを備えるとともに当該ノズルアレイが主走査
方向に並設されており、上記ラスタデータは異なるノズ
ルアレイにあるノズルにおいて異なる数の調整画素を配
分するようにして生成可能である構成としてある。すな
わち、主走査方向にノズルアレイが並設される場合には
通常、各ノズルアレイに一色を割り当てて複数色のドッ
トによってカラー印刷を実現するとともに、各色毎のラ
スタデータを生成している。従って、各色毎すなわち主
走査方向に隣り合うノズル相互においては独立に調整画
素を配分してずれを補償することができる。そこで、異
なるノズルアレイにあるノズルにおいて異なる調整画素
数となるようにラスタデータを生成すれば、色毎に飛翔
速度に基づくドット形成位置ずれを補償することができ
る。むろんここでも異なるノズルアレイにあるノズルに
対するラスタデータにおいて調整画素数を必ず異なる数
にする必要があるわけではない。また、請求項10にか
かる発明は、異なる飛翔速度でインクを吐出可能なノズ
ルにインク滴を吐出させてドットを形成させる画像画素
を示す画像画素値データと、ドットを形成させない調整
画素の存在を表す調整画素値データとを有するラスタデ
ータを含む印刷データに基づいて印刷を実行する印刷装
置であって、上記ラスタデータにおいては、最高飛翔速
度のインク滴によるドット形成位置の主走査方向のずれ
を補償するように上記調整画素が画像画素値データの一
端および他端へ配分されている構成としてある。すなわ
ち、異なる飛翔速度でインクを吐出可能な汎用的な印刷
装置について、ドット形成位置の主走査方向のずれを補
償するにあたり、最高飛翔速度のインク滴によるドット
に関してずれを補償する本発明を適用することができ
る。
【0028】上述のように、本発明にかかる印刷装置は
単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた
状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては
これに限らず、各種の態様を含むものである。従って、
ソフトウェアであったりハードウェアであったりするな
ど、適宜、変更可能である。発明の思想の具現化例とし
て印刷装置を制御するためのソフトウェアとなる場合に
は、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上において
も当然に存在し、利用されるといわざるをえないし、当
該ソフトウェア自体としても発明は成立する。このた
め、上記請求項11にかかる発明は、上記請求項1に対
応させた機能をコンピュータに実現させる構成としてあ
る。むろん、請求項2〜請求項10に対応させた機能を
コンピュータに実現させる構成も実現可能であることは
言うまでもない。
単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた
状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては
これに限らず、各種の態様を含むものである。従って、
ソフトウェアであったりハードウェアであったりするな
ど、適宜、変更可能である。発明の思想の具現化例とし
て印刷装置を制御するためのソフトウェアとなる場合に
は、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上において
も当然に存在し、利用されるといわざるをえないし、当
該ソフトウェア自体としても発明は成立する。このた
め、上記請求項11にかかる発明は、上記請求項1に対
応させた機能をコンピュータに実現させる構成としてあ
る。むろん、請求項2〜請求項10に対応させた機能を
コンピュータに実現させる構成も実現可能であることは
言うまでもない。
【0029】むろん、このプログラムの記録媒体は、磁
気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であっても
よいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全
く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次
複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等
である。上記媒体とは異なるが、供給方法として通信回
線を利用して行なう場合であれば通信回線が伝送媒体と
なって本発明が利用されることになる。さらに、一部が
ソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現され
ている場合においても発明の思想において全く異なるも
のではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に
応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあって
もよい。むろん、このプログラム自体に発明の思想が反
映されていることはいうまでもない。また、このような
印刷装置の制御においては各手段が所定の制御手順で処
理を進めていく上で、その根底にはその手順に発明が存
在するということは当然であり、方法としても適用可能
であることは容易に理解できる。このため、請求項1
2,請求項13〜請求項15にかかる発明は、上記請求
項1,請求項5〜請求項7に対応させた工程からなる構
成としてある。むろん、請求項2〜請求項4,請求項8
〜請求項10に対応させた工程からなる構成も実現可能
であることは言うまでもない。
気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であっても
よいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全
く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次
複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等
である。上記媒体とは異なるが、供給方法として通信回
線を利用して行なう場合であれば通信回線が伝送媒体と
なって本発明が利用されることになる。さらに、一部が
ソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現され
ている場合においても発明の思想において全く異なるも
のではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に
応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあって
もよい。むろん、このプログラム自体に発明の思想が反
映されていることはいうまでもない。また、このような
印刷装置の制御においては各手段が所定の制御手順で処
理を進めていく上で、その根底にはその手順に発明が存
在するということは当然であり、方法としても適用可能
であることは容易に理解できる。このため、請求項1
2,請求項13〜請求項15にかかる発明は、上記請求
項1,請求項5〜請求項7に対応させた工程からなる構
成としてある。むろん、請求項2〜請求項4,請求項8
〜請求項10に対応させた工程からなる構成も実現可能
であることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,請求項1
1,請求項12にかかる発明によれば、基準とされた飛
翔速度のインク滴に関して画素ずらしによって容易に形
成位置ずれを補償することができるとともに、他の飛翔
速度のインク滴に関しても良好なドット形成位置にする
ことが可能な印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび
印刷装置制御方法を提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、双方向印刷および単方向印
刷にて容易にラスタデータを生成可能な構成を提供する
ことができる。さらに、請求項3にかかる発明によれ
ば、容易に印刷装置の機体ごとの特性に応じた調整を行
うことができる。
1,請求項12にかかる発明によれば、基準とされた飛
翔速度のインク滴に関して画素ずらしによって容易に形
成位置ずれを補償することができるとともに、他の飛翔
速度のインク滴に関しても良好なドット形成位置にする
ことが可能な印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび
印刷装置制御方法を提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、双方向印刷および単方向印
刷にて容易にラスタデータを生成可能な構成を提供する
ことができる。さらに、請求項3にかかる発明によれ
ば、容易に印刷装置の機体ごとの特性に応じた調整を行
うことができる。
【0031】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
特定の飛翔速度のインク滴に関してのみ画素単位で主走
査方向にずらし調整することが不可能な状況において、
異なる飛翔速度のインク滴に関してドット形成位置ずれ
を全体的に補償することができる。さらに、請求項5,
請求項13にかかる発明によれば、画像全体として飛翔
速度差によるドット形成位置ずれを補償して印刷画質を
確実に向上させることができる。さらに、請求項6,請
求項14にかかる発明によれば、中間飛翔速度のインク
滴を最適なドット形成位置とし、低飛翔速度のインク滴
に関してずれを補償する方向に形成位置を移動させ、高
飛翔速度のインク滴に関して最適なドット形成位置から
僅かに遠ざけるのみで済ませることができる。
特定の飛翔速度のインク滴に関してのみ画素単位で主走
査方向にずらし調整することが不可能な状況において、
異なる飛翔速度のインク滴に関してドット形成位置ずれ
を全体的に補償することができる。さらに、請求項5,
請求項13にかかる発明によれば、画像全体として飛翔
速度差によるドット形成位置ずれを補償して印刷画質を
確実に向上させることができる。さらに、請求項6,請
求項14にかかる発明によれば、中間飛翔速度のインク
滴を最適なドット形成位置とし、低飛翔速度のインク滴
に関してずれを補償する方向に形成位置を移動させ、高
飛翔速度のインク滴に関して最適なドット形成位置から
僅かに遠ざけるのみで済ませることができる。
【0032】さらに、請求項7,請求項15にかかる発
明によれば、使用頻度が高い飛翔速度のインク滴に関し
てドット形成位置ずれが補償されることによって、印刷
後の画質を非常に効果的に向上する。さらに、請求項8
にかかる発明によれば、同一ノズルアレイ内に並んでい
てもそのノズル位置によって飛翔速度が異なる場合に各
ノズル毎にドット形成位置ずれを補償することができ
る。さらに、請求項9にかかる発明によれば、色毎に飛
翔速度に基づくドット形成位置ずれを補償することがで
きる。さらに、請求項10にかかる発明によれば、汎用
的な印刷装置について本発明にかかるドット形成位置ず
れ補償を適用することができる。
明によれば、使用頻度が高い飛翔速度のインク滴に関し
てドット形成位置ずれが補償されることによって、印刷
後の画質を非常に効果的に向上する。さらに、請求項8
にかかる発明によれば、同一ノズルアレイ内に並んでい
てもそのノズル位置によって飛翔速度が異なる場合に各
ノズル毎にドット形成位置ずれを補償することができ
る。さらに、請求項9にかかる発明によれば、色毎に飛
翔速度に基づくドット形成位置ずれを補償することがで
きる。さらに、請求項10にかかる発明によれば、汎用
的な印刷装置について本発明にかかるドット形成位置ず
れ補償を適用することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 (1)システムの構成: (2)ドット形成処理: (3)異なる飛翔速度のインク滴のドット形成位置調
整: (4)調整画素数設定処理: (5)双方向印刷時の処理: (6)第2実施形態: (7)第3実施形態: (8)第4実施形態:
発明の実施の形態について説明する。 (1)システムの構成: (2)ドット形成処理: (3)異なる飛翔速度のインク滴のドット形成位置調
整: (4)調整画素数設定処理: (5)双方向印刷時の処理: (6)第2実施形態: (7)第3実施形態: (8)第4実施形態:
【0034】(1)システムの構成:図1は本発明にか
かる印刷装置および本発明にかかる印刷装置制御プログ
ラムを実行するコンピュータからなるシステム構成図で
あり、図2は当該印刷装置制御プログラムが同コンピュ
ータのOSに組み込まれたプリンタドライバとして実現
された場合における概略構成図である。コンピュータ1
0は演算処理の中枢をなすCPU11を備えており、こ
のCPU11はシステムバス12を介してBIOSなど
の記載されたROM13やRAM14にアクセス可能と
なっている。
かる印刷装置および本発明にかかる印刷装置制御プログ
ラムを実行するコンピュータからなるシステム構成図で
あり、図2は当該印刷装置制御プログラムが同コンピュ
ータのOSに組み込まれたプリンタドライバとして実現
された場合における概略構成図である。コンピュータ1
0は演算処理の中枢をなすCPU11を備えており、こ
のCPU11はシステムバス12を介してBIOSなど
の記載されたROM13やRAM14にアクセス可能と
なっている。
【0035】また、システムバス12には外部記憶装置
としてのハードディスクドライブ(HDD)15とフレ
キシブルディスクドライブ16とCD−ROMドライブ
17とが接続されており、HDD15に記憶されたOS
やアプリケーションプログラム(APL)20等がRA
M14に転送され、CPU11はROM13とRAM1
4に適宜アクセスしてソフトウェアを実行する。すなわ
ち、RAM14を一時的なワークエリアとして種々のプ
ログラムを実行する。
としてのハードディスクドライブ(HDD)15とフレ
キシブルディスクドライブ16とCD−ROMドライブ
17とが接続されており、HDD15に記憶されたOS
やアプリケーションプログラム(APL)20等がRA
M14に転送され、CPU11はROM13とRAM1
4に適宜アクセスしてソフトウェアを実行する。すなわ
ち、RAM14を一時的なワークエリアとして種々のプ
ログラムを実行する。
【0036】コンピュータ10にはシリアル通信用I/
O19aを介してキーボード31やマウス32等の操作
用入力機器が接続されており、図示しないビデオボード
を介して表示用のディスプレイ18も接続されている。
さらに、印刷装置40とはパラレル通信用I/O19b
を介して接続が可能である。尚、本コンピュータ10の
構成は簡略化して説明しているが、パーソナルコンピュ
ータとして一般的な構成を有するものを採用することが
できる。むろん、本発明が適用されるコンピュータはパ
ーソナルコンピュータに限定されるものではない。この
実施形態はいわゆるデスクトップ型コンピュータである
が、ノート型であるとか、モバイル対応のものであって
も良い。また、コンピュータ10と印刷装置40の接続
インタフェースも上述のものに限る必要はなくシリアル
インタフェースやSCSI,USB接続など種々の接続
態様を採用可能であるし、今後開発されるいかなる接続
態様であっても同様である。
O19aを介してキーボード31やマウス32等の操作
用入力機器が接続されており、図示しないビデオボード
を介して表示用のディスプレイ18も接続されている。
さらに、印刷装置40とはパラレル通信用I/O19b
を介して接続が可能である。尚、本コンピュータ10の
構成は簡略化して説明しているが、パーソナルコンピュ
ータとして一般的な構成を有するものを採用することが
できる。むろん、本発明が適用されるコンピュータはパ
ーソナルコンピュータに限定されるものではない。この
実施形態はいわゆるデスクトップ型コンピュータである
が、ノート型であるとか、モバイル対応のものであって
も良い。また、コンピュータ10と印刷装置40の接続
インタフェースも上述のものに限る必要はなくシリアル
インタフェースやSCSI,USB接続など種々の接続
態様を採用可能であるし、今後開発されるいかなる接続
態様であっても同様である。
【0037】この例では各プログラムの類はHDD15
に記憶されているが、記録媒体はこれに限定されるもの
ではない。例えば、フレキシブルディスク16aである
とか、CD−ROM17aであってもよい。これらの記
録媒体に記録されたプログラムはフレキシブルディスク
ドライブ16やCD−ROMドライブ17を介してコン
ピュータ10にて読み込まれ、HDD15にインストー
ルされる。そして、HDD15を介してRAM14上に
読み込まれてコンピュータを制御することになる。ま
た、記録媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであ
ってもよい。また、半導体デバイスとしてフラッシュカ
ードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能で
あるし、モデムや通信回線を介して外部のファイルサー
バにアクセスしてダウンロードする場合には通信回線が
伝送媒体となって本発明が利用される。
に記憶されているが、記録媒体はこれに限定されるもの
ではない。例えば、フレキシブルディスク16aである
とか、CD−ROM17aであってもよい。これらの記
録媒体に記録されたプログラムはフレキシブルディスク
ドライブ16やCD−ROMドライブ17を介してコン
ピュータ10にて読み込まれ、HDD15にインストー
ルされる。そして、HDD15を介してRAM14上に
読み込まれてコンピュータを制御することになる。ま
た、記録媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであ
ってもよい。また、半導体デバイスとしてフラッシュカ
ードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能で
あるし、モデムや通信回線を介して外部のファイルサー
バにアクセスしてダウンロードする場合には通信回線が
伝送媒体となって本発明が利用される。
【0038】一方、図2に示すように本実施形態にかか
るコンピュータ10では、OSにプリンタドライバ21
が組み込まれているとともに、当該OSの実行下におい
て上記APL20が実行される。APL20は、カラー
画像のレタッチ等を実行可能なアプリケーションプログ
ラムであり、利用者は当該APL20の実行下において
上記操作用入力機器を操作して当該カラー画像を印刷装
置40にて印刷させることができる。すなわち、APL
20はHDD15に記録された画像データをRAM14
に読み出し、RAM14に読み出された画像データに基
づいてディスプレイ18上に画像を表示させる。利用者
は当該画像を視認しつつレタッチ等の処理を実行可能で
あり、印刷の実行指示を行うこともできる。
るコンピュータ10では、OSにプリンタドライバ21
が組み込まれているとともに、当該OSの実行下におい
て上記APL20が実行される。APL20は、カラー
画像のレタッチ等を実行可能なアプリケーションプログ
ラムであり、利用者は当該APL20の実行下において
上記操作用入力機器を操作して当該カラー画像を印刷装
置40にて印刷させることができる。すなわち、APL
20はHDD15に記録された画像データをRAM14
に読み出し、RAM14に読み出された画像データに基
づいてディスプレイ18上に画像を表示させる。利用者
は当該画像を視認しつつレタッチ等の処理を実行可能で
あり、印刷の実行指示を行うこともできる。
【0039】上記プリンタドライバ21は、入力部21
aと色補正処理部21bとハーフトーン処理部21cと
印刷データ生成部21dと出力部21eとを備えてお
り、色補正テーブル22と調整データ配分テーブル23
とを使用しながら印刷データを生成する。APL20か
ら印刷指示が出されると、入力部21aが画像データを
受け取って色補正処理部21bに受け渡す。ここで、入
力部21aが受け取る画像データはドットマトリクス中
の各画素の色をRGB各色256階調で表現した状態の
データである。色補正処理部21bは画像データの色成
分を印刷装置40のインクに応じた色成分に補正する色
補正処理を行う。
aと色補正処理部21bとハーフトーン処理部21cと
印刷データ生成部21dと出力部21eとを備えてお
り、色補正テーブル22と調整データ配分テーブル23
とを使用しながら印刷データを生成する。APL20か
ら印刷指示が出されると、入力部21aが画像データを
受け取って色補正処理部21bに受け渡す。ここで、入
力部21aが受け取る画像データはドットマトリクス中
の各画素の色をRGB各色256階調で表現した状態の
データである。色補正処理部21bは画像データの色成
分を印刷装置40のインクに応じた色成分に補正する色
補正処理を行う。
【0040】色補正処理は、画像データのRGB各色成
分と印刷装置40のインク(CMYK)で表現可能な色
成分との対応関係を予め記憶する色補正テーブル22を
参照して行われる。ハーフトーン処理部21cは、こう
して色補正処理されたデータに対しそれぞれ各画素の階
調値をドットの記録密度で表現するためのハーフトーン
処理を行う。印刷データ生成部21dは、ハーフトーン
処理が施された画像データを印刷装置で記録される順番
に、すなわち、印刷装置でのパスの順番に並べ替えて画
像の解像度などの所定の情報を付加して印刷データを生
成する。本実施形態にかかる印刷装置40では単方向印
刷および双方向印刷を実行可能であり、利用者がプリン
タドライバ21のプロパティによって予め行った選択に
基づいて単方向用あるいは双方向用の印刷データとす
る。ここで、印刷データ生成部21dに含まれる調整画
素数設定部21d1は後に詳述する調整データ配分テー
ブル23を参照して画像画素値データの前後に調整画素
を配分し、画素単位のドット形成位置調整を行う。ま
た、「パス」とは、ドットの形成が行われる1回分の主
走査を意味する。
分と印刷装置40のインク(CMYK)で表現可能な色
成分との対応関係を予め記憶する色補正テーブル22を
参照して行われる。ハーフトーン処理部21cは、こう
して色補正処理されたデータに対しそれぞれ各画素の階
調値をドットの記録密度で表現するためのハーフトーン
処理を行う。印刷データ生成部21dは、ハーフトーン
処理が施された画像データを印刷装置で記録される順番
に、すなわち、印刷装置でのパスの順番に並べ替えて画
像の解像度などの所定の情報を付加して印刷データを生
成する。本実施形態にかかる印刷装置40では単方向印
刷および双方向印刷を実行可能であり、利用者がプリン
タドライバ21のプロパティによって予め行った選択に
基づいて単方向用あるいは双方向用の印刷データとす
る。ここで、印刷データ生成部21dに含まれる調整画
素数設定部21d1は後に詳述する調整データ配分テー
ブル23を参照して画像画素値データの前後に調整画素
を配分し、画素単位のドット形成位置調整を行う。ま
た、「パス」とは、ドットの形成が行われる1回分の主
走査を意味する。
【0041】こうして生成された印刷データは、出力部
21eにより印刷装置40に出力される。この印刷デー
タが、以降、実際に機械を駆動するための電気信号に至
るまで様々な形態に変換および加工されて、印刷が実行
される。ここでは、「印刷データ」という用語は、狭義
には、印刷データ生成部21dが生成したデータを意味
するが、広義には、その後の様々な形態に変換および加
工された段階のデータをも意味する。
21eにより印刷装置40に出力される。この印刷デー
タが、以降、実際に機械を駆動するための電気信号に至
るまで様々な形態に変換および加工されて、印刷が実行
される。ここでは、「印刷データ」という用語は、狭義
には、印刷データ生成部21dが生成したデータを意味
するが、広義には、その後の様々な形態に変換および加
工された段階のデータをも意味する。
【0042】図3は、上記出力部21eが出力する印刷
データに基づいて印刷を実行する印刷装置40のデータ
処理系および印刷実行系の構成を示すブロック図であ
る。同図において印刷装置40は、プリンタコントロー
ラ60とプリントエンジン70とから構成されている。
プリンタコントローラ60は、上記コンピュータ10が
出力する印刷データ等を受信するインターフェース(I
/F)61と、各種データの記憶等を行うRAM62
と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したRO
M63と、CPU等からなる制御部64と、発信回路6
5と、上述したヘッドへの駆動信号を発生させる駆動信
号発生回路66と、展開された印刷データおよび駆動信
号等をプリントエンジン70に送信するためのI/F6
7とを備えている。
データに基づいて印刷を実行する印刷装置40のデータ
処理系および印刷実行系の構成を示すブロック図であ
る。同図において印刷装置40は、プリンタコントロー
ラ60とプリントエンジン70とから構成されている。
プリンタコントローラ60は、上記コンピュータ10が
出力する印刷データ等を受信するインターフェース(I
/F)61と、各種データの記憶等を行うRAM62
と、各種データ処理のためのルーチン等を記憶したRO
M63と、CPU等からなる制御部64と、発信回路6
5と、上述したヘッドへの駆動信号を発生させる駆動信
号発生回路66と、展開された印刷データおよび駆動信
号等をプリントエンジン70に送信するためのI/F6
7とを備えている。
【0043】I/F61は、上記印刷データをコンピュ
ータ10から受信する他、コンピュータ10に対してビ
ジー信号(BUSY)やアクノレッジ信号(ACK)等
を出力することができる。RAM62は、受信バッファ
62a、中間バッファ62b、出力バッファ62cおよ
び図示しないワークメモリ等として利用されるものであ
る。受信バッファ62aには、I/F61が受信したコ
ンピュータ10からの印刷データが一時的に記憶され
る。中間バッファ62bには、制御部64によって中間
コードに変換された中間コードデータが記憶される。出
力バッファ62cには、上記ハーフトーン処理された後
の階調データをデコードして生成されるドットパターン
データが展開される。このドットパターンデータは駆動
信号発生回路66からの信号を印加させるか否かを示す
データである。ROM63は、制御部64によって実行
される各種制御ルーチン等を記憶している。また、後述
する印刷装置40の吐出特性データ63aを記憶してお
り、I/F61を介して吐出特性データ63aを上記コ
ンピュータ10に送信可能である。この吐出特性データ
63aは印刷装置40の機体毎に測定され記憶されるも
のであるため、ROM63は書換可能なEPROMやE
EPROMが好ましい。
ータ10から受信する他、コンピュータ10に対してビ
ジー信号(BUSY)やアクノレッジ信号(ACK)等
を出力することができる。RAM62は、受信バッファ
62a、中間バッファ62b、出力バッファ62cおよ
び図示しないワークメモリ等として利用されるものであ
る。受信バッファ62aには、I/F61が受信したコ
ンピュータ10からの印刷データが一時的に記憶され
る。中間バッファ62bには、制御部64によって中間
コードに変換された中間コードデータが記憶される。出
力バッファ62cには、上記ハーフトーン処理された後
の階調データをデコードして生成されるドットパターン
データが展開される。このドットパターンデータは駆動
信号発生回路66からの信号を印加させるか否かを示す
データである。ROM63は、制御部64によって実行
される各種制御ルーチン等を記憶している。また、後述
する印刷装置40の吐出特性データ63aを記憶してお
り、I/F61を介して吐出特性データ63aを上記コ
ンピュータ10に送信可能である。この吐出特性データ
63aは印刷装置40の機体毎に測定され記憶されるも
のであるため、ROM63は書換可能なEPROMやE
EPROMが好ましい。
【0044】制御部64は、受信バッファ62a内の印
刷データを読み出して中間コードに変換し、この中間コ
ードデータを中間バッファ62bに記憶する。次に、制
御部64は、中間バッファ62bから読み出した中間コ
ードデータを解析し、ROM63内の展開手順に従って
中間コードデータをドットパターンデータに展開する。
この展開されたドットパターンデータは必要な装飾処理
が行われた後、出力バッファ62cに記憶される。
刷データを読み出して中間コードに変換し、この中間コ
ードデータを中間バッファ62bに記憶する。次に、制
御部64は、中間バッファ62bから読み出した中間コ
ードデータを解析し、ROM63内の展開手順に従って
中間コードデータをドットパターンデータに展開する。
この展開されたドットパターンデータは必要な装飾処理
が行われた後、出力バッファ62cに記憶される。
【0045】ヘッドの1行分に相当するドットパターン
データが得られると、この1行分のドットパターンデー
タはI/F67を介してヘッド駆動部71にシリアル伝
送される。出力バッファ62cから1行分のドットパタ
ーンデータが出力されると、中間バッファ62bの内容
が消去されて次の中間コード変換が行われる。ここで、
ドットパターンデータに展開された印刷データは、後述
するように、各ノズル毎の階調データとして例えば4ビ
ット(あるいは3ビット)で構成されている。すなわ
ち、本印刷装置40は単一ノズルからの吐出インク量を
3種類に変更することが可能であり、インク吐出の有無
の他インク吐出量を制御して階調表現を行っている。
データが得られると、この1行分のドットパターンデー
タはI/F67を介してヘッド駆動部71にシリアル伝
送される。出力バッファ62cから1行分のドットパタ
ーンデータが出力されると、中間バッファ62bの内容
が消去されて次の中間コード変換が行われる。ここで、
ドットパターンデータに展開された印刷データは、後述
するように、各ノズル毎の階調データとして例えば4ビ
ット(あるいは3ビット)で構成されている。すなわ
ち、本印刷装置40は単一ノズルからの吐出インク量を
3種類に変更することが可能であり、インク吐出の有無
の他インク吐出量を制御して階調表現を行っている。
【0046】プリントエンジン70は、ヘッド駆動部7
1と、紙送り機構72と、キャリッジ機構73とを備え
ている。紙送り機構72は、紙送りモータおよび紙送り
ローラ等からなり、印刷媒体を順次送りだして副走査を
行うものである。すなわち、紙送り機構72が上記副走
査部に該当する。キャリッジ機構73は、ヘッドを搭載
するキャリッジと駆動ベルトを介して同キャリッジを走
行させる駆動モータ等からなり、ヘッドを主走査させる
ものである。従って、キャリッジ機構73が上記主走査
部を構成する。
1と、紙送り機構72と、キャリッジ機構73とを備え
ている。紙送り機構72は、紙送りモータおよび紙送り
ローラ等からなり、印刷媒体を順次送りだして副走査を
行うものである。すなわち、紙送り機構72が上記副走
査部に該当する。キャリッジ機構73は、ヘッドを搭載
するキャリッジと駆動ベルトを介して同キャリッジを走
行させる駆動モータ等からなり、ヘッドを主走査させる
ものである。従って、キャリッジ機構73が上記主走査
部を構成する。
【0047】ヘッドは、副走査方向に例えば48個等の
多数のノズルを有し、所定のタイミングで各ノズルから
インク滴を吐出させるものである。本実施形態において
はキャリッジ機構73にシアン(C)とマゼンタ(M)
とイエロー(Y)とブラック(K)との4色のインクカ
ートリッジを搭載可能であり、上記各ノズルから各色の
インクをそれぞれ吐出させる。ドットパターンデータに
展開された印刷データは、発信回路65からのクロック
信号(CK)に同期して、I/F67からシフトレジス
タ74にシリアル伝送される。このシリアル転送された
印刷データ(SI)は、一旦、ラッチ回路75によって
ラッチされる。ラッチされた印刷データは、電圧増幅器
であるレベルシフタ76によって、スイッチ回路77を
駆動できる電圧、例えば数十ボルト程度の所定の電圧値
まで昇圧される。所定の電圧値まで昇圧された印刷デー
タはスイッチ回路77に与えられる。スイッチ回路77
の入力側には、駆動信号発生回路66からの駆動信号
(COM)が印加されており、スイッチ回路77の出力
側には、圧電素子78が接続されている。
多数のノズルを有し、所定のタイミングで各ノズルから
インク滴を吐出させるものである。本実施形態において
はキャリッジ機構73にシアン(C)とマゼンタ(M)
とイエロー(Y)とブラック(K)との4色のインクカ
ートリッジを搭載可能であり、上記各ノズルから各色の
インクをそれぞれ吐出させる。ドットパターンデータに
展開された印刷データは、発信回路65からのクロック
信号(CK)に同期して、I/F67からシフトレジス
タ74にシリアル伝送される。このシリアル転送された
印刷データ(SI)は、一旦、ラッチ回路75によって
ラッチされる。ラッチされた印刷データは、電圧増幅器
であるレベルシフタ76によって、スイッチ回路77を
駆動できる電圧、例えば数十ボルト程度の所定の電圧値
まで昇圧される。所定の電圧値まで昇圧された印刷デー
タはスイッチ回路77に与えられる。スイッチ回路77
の入力側には、駆動信号発生回路66からの駆動信号
(COM)が印加されており、スイッチ回路77の出力
側には、圧電素子78が接続されている。
【0048】印刷データ(SI)は、スイッチ回路77
の作動を制御する。例えば、スイッチ回路77に加わる
印刷データが「1」である期間中は駆動信号が圧電素子
78に印加され、この駆動信号に応じて圧電振動子は伸
縮を行う。一方、スイッチ回路77に加わる印刷データ
が「0」の期間中は圧電素子78への駆動信号の供給が
遮断される。図4は、駆動信号の波形と吐出されるイン
ク滴の大小関係とを示すとともに、駆動信号を用いた階
調表現の方法を示している。駆動信号発生回路66が発
生させる駆動信号は、「第1の駆動パルス」としての第
1パルスと、「第2の駆動パルス」としての第2パルス
と、「第3の駆動パルス」としての第3パルスと、「第
4の駆動パルス」としての第4パルスとの合計4つの駆
動パルスから構成されている。
の作動を制御する。例えば、スイッチ回路77に加わる
印刷データが「1」である期間中は駆動信号が圧電素子
78に印加され、この駆動信号に応じて圧電振動子は伸
縮を行う。一方、スイッチ回路77に加わる印刷データ
が「0」の期間中は圧電素子78への駆動信号の供給が
遮断される。図4は、駆動信号の波形と吐出されるイン
ク滴の大小関係とを示すとともに、駆動信号を用いた階
調表現の方法を示している。駆動信号発生回路66が発
生させる駆動信号は、「第1の駆動パルス」としての第
1パルスと、「第2の駆動パルス」としての第2パルス
と、「第3の駆動パルス」としての第3パルスと、「第
4の駆動パルス」としての第4パルスとの合計4つの駆
動パルスから構成されている。
【0049】ここで、第1パルスおよび第3パルスは同
一のパルス形状を有し、例えば約10ngの中程度のイ
ンク滴を吐出するためのものである。第2パルスは、第
1パルスと第3パルスとの間に位置しており、例えば約
5ngの小さいインク滴を吐出させるためのものであ
る。第4パルスはノズル開口部付近のインクを微振動さ
せてインクの粘度の増加を防止するためのものであり、
この第4パルスによってインク滴は吐出されない。ま
た、第3パルスと第1パルスとの双方を選択することも
可能であり、このときは印刷媒体上に約20ngの大ド
ットを形成することができる。いずれのパルスにおいて
も駆動信号の昇圧時には圧電素子78が収縮してインク
室が膨張し、メニスカスがノズル開口部内に引き込まれ
る。駆動信号の降圧時には圧電素子78が伸長してイン
ク室が収縮し、メニスカスがノズル開口部から突出す
る。
一のパルス形状を有し、例えば約10ngの中程度のイ
ンク滴を吐出するためのものである。第2パルスは、第
1パルスと第3パルスとの間に位置しており、例えば約
5ngの小さいインク滴を吐出させるためのものであ
る。第4パルスはノズル開口部付近のインクを微振動さ
せてインクの粘度の増加を防止するためのものであり、
この第4パルスによってインク滴は吐出されない。ま
た、第3パルスと第1パルスとの双方を選択することも
可能であり、このときは印刷媒体上に約20ngの大ド
ットを形成することができる。いずれのパルスにおいて
も駆動信号の昇圧時には圧電素子78が収縮してインク
室が膨張し、メニスカスがノズル開口部内に引き込まれ
る。駆動信号の降圧時には圧電素子78が伸長してイン
ク室が収縮し、メニスカスがノズル開口部から突出す
る。
【0050】第1パルスと第3パルスとの最大電位VP
Mは第2パルスの最大電位VPSより大きく、第2パル
スの最大電位VPSは第4パルスの最大電位VPNより
大きい。第1パルスと第3パルスとの最低電位VLは第
2パルスと第4パルスとの最低電位(=中間電位Vm)
より小さい。インク吐出量は各パルスにおける最大電位
と最小電位との圧力差によって規定され、最も差の大き
い第1パルスと第3パルスとにて中程度の径のインク滴
を吐出させ、第2パルスにて小さい径のインク滴を吐出
させ、第4パルスではインクを吐出させないようになっ
ている。
Mは第2パルスの最大電位VPSより大きく、第2パル
スの最大電位VPSは第4パルスの最大電位VPNより
大きい。第1パルスと第3パルスとの最低電位VLは第
2パルスと第4パルスとの最低電位(=中間電位Vm)
より小さい。インク吐出量は各パルスにおける最大電位
と最小電位との圧力差によって規定され、最も差の大き
い第1パルスと第3パルスとにて中程度の径のインク滴
を吐出させ、第2パルスにて小さい径のインク滴を吐出
させ、第4パルスではインクを吐出させないようになっ
ている。
【0051】上記印刷データ(SI)がこの駆動信号を
選択して上記圧電素子78に供給するためのデータとな
っている。すなわち、シフトレジスタ74からラッチ回
路75等を経てスイッチ回路77に加わる印刷データの
ビットが「1」の期間中には駆動信号が圧電素子78に
印加され、圧電素子78は駆動信号の波形に応じて伸縮
する。一方、印刷データのビットが「0」の期間中に
は、圧電素子78への駆動信号の供給が遮断され、圧電
素子78は直前の状態を保持する。従って、印刷データ
のビットを第1〜第4パルスの発生タイミングに同期さ
せれば、第1〜第4パルスのうちいずれか1つあるいは
複数のパルスを選択することができる。
選択して上記圧電素子78に供給するためのデータとな
っている。すなわち、シフトレジスタ74からラッチ回
路75等を経てスイッチ回路77に加わる印刷データの
ビットが「1」の期間中には駆動信号が圧電素子78に
印加され、圧電素子78は駆動信号の波形に応じて伸縮
する。一方、印刷データのビットが「0」の期間中に
は、圧電素子78への駆動信号の供給が遮断され、圧電
素子78は直前の状態を保持する。従って、印刷データ
のビットを第1〜第4パルスの発生タイミングに同期さ
せれば、第1〜第4パルスのうちいずれか1つあるいは
複数のパルスを選択することができる。
【0052】例えば、ドットを形成しない無ドットの場
合、小ドットのみ形成する場合、1個の中ドットのみを
形成する場合、2個の中ドットで大ドットを形成する場
合の4パターンで印刷媒体上に記録ドットを形成すれ
ば、4段階のドット階調を行うことができる。インク滴
を吐出しない無ドットの場合は、微振動を発生させるだ
けの第4パルスを圧電素子78に供給すればよい。従っ
て、スイッチ回路77に対して、第1〜第3パルスの発
生期間中は「0」を印加する一方、第4パルスの発生と
同期させて「1」を印加すれば、第4パルスのみを圧電
素子78に加えることができる。つまり、インク滴を吐
出しないときには上記制御部64が出力バッファ62c
に4ビットデータ(0001)を展開することにより、
インク滴を吐出しない第4パルスのみを圧電素子78に
印加することができ、無ドットとことができる。
合、小ドットのみ形成する場合、1個の中ドットのみを
形成する場合、2個の中ドットで大ドットを形成する場
合の4パターンで印刷媒体上に記録ドットを形成すれ
ば、4段階のドット階調を行うことができる。インク滴
を吐出しない無ドットの場合は、微振動を発生させるだ
けの第4パルスを圧電素子78に供給すればよい。従っ
て、スイッチ回路77に対して、第1〜第3パルスの発
生期間中は「0」を印加する一方、第4パルスの発生と
同期させて「1」を印加すれば、第4パルスのみを圧電
素子78に加えることができる。つまり、インク滴を吐
出しないときには上記制御部64が出力バッファ62c
に4ビットデータ(0001)を展開することにより、
インク滴を吐出しない第4パルスのみを圧電素子78に
印加することができ、無ドットとことができる。
【0053】同様に、スイッチ回路77に対して第1パ
ルスと第3パルスと第4パルスの期間中に「0」を与
え、第2パルスに同期させて「1」を印加すれば、つま
り、4ビットデータ(0100)を所定のタイミングで
スイッチ回路77に与えれば第2パルスのみが圧電素子
78に供給され、小ドット相当のインク滴を印刷媒体に
付着させることができる。同様に、4ビットデータ(1
000)をスイッチ回路77に与えれば第1パルスのみ
が圧電素子78に印加され、中ドット相当のインク滴を
印刷媒体に付着させることができる。同様に、4ビット
データ(1010)をスイッチ回路77に与えれば中ド
ットを形成する第1パルスおよび第3パルスのみが圧電
素子78に供給される。これにより、印刷媒体上に中ド
ット相当のインク滴が続けて2発付着し、各インク滴が
混じり合って実質的に1つの大ドットが形成される。
ルスと第3パルスと第4パルスの期間中に「0」を与
え、第2パルスに同期させて「1」を印加すれば、つま
り、4ビットデータ(0100)を所定のタイミングで
スイッチ回路77に与えれば第2パルスのみが圧電素子
78に供給され、小ドット相当のインク滴を印刷媒体に
付着させることができる。同様に、4ビットデータ(1
000)をスイッチ回路77に与えれば第1パルスのみ
が圧電素子78に印加され、中ドット相当のインク滴を
印刷媒体に付着させることができる。同様に、4ビット
データ(1010)をスイッチ回路77に与えれば中ド
ットを形成する第1パルスおよび第3パルスのみが圧電
素子78に供給される。これにより、印刷媒体上に中ド
ット相当のインク滴が続けて2発付着し、各インク滴が
混じり合って実質的に1つの大ドットが形成される。
【0054】以上のようなインク滴の大きさによる階調
表現手法は一例であり、上記第4パルスを省略して無ド
ットを(000)、小ドットのみを(010)、中ドッ
トのみを(100)、中ドット2発による大ドットを
(101)のように、3ビットのデータを使用してもよ
い。さらに、大ドットを形成するために必ずしも中ドッ
トを2発使用する必要はなく、小ドットと中ドットの組
み合わせでもよいし、その組み合わせる数は3発以上で
あってもよい。また、大ドットを形成するためにより大
きな電圧差を有する駆動信号を使用することもできる。
表現手法は一例であり、上記第4パルスを省略して無ド
ットを(000)、小ドットのみを(010)、中ドッ
トのみを(100)、中ドット2発による大ドットを
(101)のように、3ビットのデータを使用してもよ
い。さらに、大ドットを形成するために必ずしも中ドッ
トを2発使用する必要はなく、小ドットと中ドットの組
み合わせでもよいし、その組み合わせる数は3発以上で
あってもよい。また、大ドットを形成するためにより大
きな電圧差を有する駆動信号を使用することもできる。
【0055】図5により印刷装置40の機械部分の概略
構成を説明する。印刷装置40は、上記紙送り機構72
として紙送りモータ53とプラテン53aとを備えてお
り、プリンタコントローラ60からの指令によって紙送
りモータ53を駆動して印刷媒体Pを副走査方向に搬送
する。また、印刷装置40は、上記キャリッジ機構73
としてキャリッジモータ54とキャリッジ50と駆動ベ
ルト54aとプーリ54bと摺動軸55とを備えてお
り、プリンタコントローラ60からの指令によってキャ
リッジモータ54を駆動し、キャリッジ50をプラテン
53aの軸方向に往復動させる。すなわち、摺動軸55
はプラテン53aの軸と略平行に架設されキャリッジ5
0を摺動可能に保持しており、プーリ54bはキャリッ
ジモータ54との間に無端の駆動ベルト54aを張設保
持しており、位置検出センサ54cにてキャリッジ50
の原点位置を検出しながらキャリッジモータ54を駆動
してキャリッジ50をプラテン53aの軸方向に往復動
させる。
構成を説明する。印刷装置40は、上記紙送り機構72
として紙送りモータ53とプラテン53aとを備えてお
り、プリンタコントローラ60からの指令によって紙送
りモータ53を駆動して印刷媒体Pを副走査方向に搬送
する。また、印刷装置40は、上記キャリッジ機構73
としてキャリッジモータ54とキャリッジ50と駆動ベ
ルト54aとプーリ54bと摺動軸55とを備えてお
り、プリンタコントローラ60からの指令によってキャ
リッジモータ54を駆動し、キャリッジ50をプラテン
53aの軸方向に往復動させる。すなわち、摺動軸55
はプラテン53aの軸と略平行に架設されキャリッジ5
0を摺動可能に保持しており、プーリ54bはキャリッ
ジモータ54との間に無端の駆動ベルト54aを張設保
持しており、位置検出センサ54cにてキャリッジ50
の原点位置を検出しながらキャリッジモータ54を駆動
してキャリッジ50をプラテン53aの軸方向に往復動
させる。
【0056】また、キャリッジ50には黒インク(K)
用のカートリッジ51とシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の3色のインクを収納したカラ
ーインク用カートリッジ52が搭載可能である。さらに
キャリッジ50の下部には印刷ヘッド50aが備えられ
ており、同印刷ヘッド50aには計4個のアクチュエー
タ51a,52a〜52cが形成されている。図6は、
アクチュエータ51a,52a〜52cにおけるノズル
Nzの配列を示す説明図である。これらのノズルの配置
は、各色ごとにインクを吐出する4組のノズルアレイか
ら成っている。各ノズルアレイは、一定のノズルピッチ
で千鳥状に配列された48個のノズルNzで構成されて
いる。すなわち、各ノズルアレイは、副走査方向に伸び
る2列のノズル列からなっており、各ノズル列を構成す
るノズルは副走査方向に互い違いに配されている。各ノ
ズルアレイは主走査方向に並んで配されており、各ノズ
ルアレイの副走査方向の位置は互いに一致している。
用のカートリッジ51とシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の3色のインクを収納したカラ
ーインク用カートリッジ52が搭載可能である。さらに
キャリッジ50の下部には印刷ヘッド50aが備えられ
ており、同印刷ヘッド50aには計4個のアクチュエー
タ51a,52a〜52cが形成されている。図6は、
アクチュエータ51a,52a〜52cにおけるノズル
Nzの配列を示す説明図である。これらのノズルの配置
は、各色ごとにインクを吐出する4組のノズルアレイか
ら成っている。各ノズルアレイは、一定のノズルピッチ
で千鳥状に配列された48個のノズルNzで構成されて
いる。すなわち、各ノズルアレイは、副走査方向に伸び
る2列のノズル列からなっており、各ノズル列を構成す
るノズルは副走査方向に互い違いに配されている。各ノ
ズルアレイは主走査方向に並んで配されており、各ノズ
ルアレイの副走査方向の位置は互いに一致している。
【0057】図7は、圧電素子78とノズルNzとの構
造を詳細に示した説明図である。各ノズルにはインクカ
ートリッジ51,52からのインクを供給するためのイ
ンク通路56が設けられている。また、このインク通路
56に隣接して圧電素子78が配設されている。プリン
タコントローラ60から上述のようにして印刷データS
I等がヘッド駆動部71に供給されると、スイッチ回路
77を介して圧電素子78に適宜駆動信号が印加され、
圧電素子78によってインクが充填されているインク通
路56が変形し、大中小3種のインク量にてノズルNz
からインク滴が吐出される。なお、本実施形態では、圧
電素子を用いてインクを吐出する機構を採用している
が、他の方法によりインクを吐出するプリンタを用いる
ものとしてもよい。例えば、インク通路に配置したヒー
タに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)によ
りインクを吐出するタイプのプリンタに適用するものと
してもよい。
造を詳細に示した説明図である。各ノズルにはインクカ
ートリッジ51,52からのインクを供給するためのイ
ンク通路56が設けられている。また、このインク通路
56に隣接して圧電素子78が配設されている。プリン
タコントローラ60から上述のようにして印刷データS
I等がヘッド駆動部71に供給されると、スイッチ回路
77を介して圧電素子78に適宜駆動信号が印加され、
圧電素子78によってインクが充填されているインク通
路56が変形し、大中小3種のインク量にてノズルNz
からインク滴が吐出される。なお、本実施形態では、圧
電素子を用いてインクを吐出する機構を採用している
が、他の方法によりインクを吐出するプリンタを用いる
ものとしてもよい。例えば、インク通路に配置したヒー
タに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)によ
りインクを吐出するタイプのプリンタに適用するものと
してもよい。
【0058】(2)ドット形成処理:本実施形態にかか
る印刷装置40においては単方向印刷および双方向印刷
が実行可能であり、いずれの場合においてもドット形成
位置のずれを補償することができる。以下ではまず単方
向印刷におけるドットの位置ずれ補正のための制御処理
について説明する。図8は印刷装置40が印刷する画素
の様子を示す説明図である。図示する通り、印刷印刷媒
体P上において、主走査方向、副走査方向に2次元的に
配列された画素にそれぞれドットが形成される。本発明
では、画像画素と調整画素の2種類の画素を利用してい
る。図示する通り、用紙主走査方向の中央部には画像画
素が配列され、その両端には調整画素が配列される。画
像画素上には、APL20から受け取ったRGBデータ
に基づく画像を再現するためのドットが形成される。こ
のため、画像画素は、主走査方向と副走査方向に2次元
的に配列されて、2次元画像データを構成する。調整画
素は、後述する通り、ドットの形成位置のずれに応じて
画像の印刷位置を主走査方向に調整するために使用され
る画素である。
る印刷装置40においては単方向印刷および双方向印刷
が実行可能であり、いずれの場合においてもドット形成
位置のずれを補償することができる。以下ではまず単方
向印刷におけるドットの位置ずれ補正のための制御処理
について説明する。図8は印刷装置40が印刷する画素
の様子を示す説明図である。図示する通り、印刷印刷媒
体P上において、主走査方向、副走査方向に2次元的に
配列された画素にそれぞれドットが形成される。本発明
では、画像画素と調整画素の2種類の画素を利用してい
る。図示する通り、用紙主走査方向の中央部には画像画
素が配列され、その両端には調整画素が配列される。画
像画素上には、APL20から受け取ったRGBデータ
に基づく画像を再現するためのドットが形成される。こ
のため、画像画素は、主走査方向と副走査方向に2次元
的に配列されて、2次元画像データを構成する。調整画
素は、後述する通り、ドットの形成位置のずれに応じて
画像の印刷位置を主走査方向に調整するために使用され
る画素である。
【0059】図9は、図2に示すコンピュータ10内の
プリンタドライバ21が実行する印刷データ生成処理ル
ーチンのフローチャートである。この処理が開始される
と、ステップS100にて入力部21aに画像データが
入力される。入力部21aが画像データを受け取ると、
プリンタドライバ21の色補正処理部21bはステップ
S200にて上記色補正テーブル22を参照してRGB
データ階調値を上記各インクCMYKの階調値に変換す
る。このように色補正テーブル22を用いて色補正する
処理自体については、公知の種々の技術が適用可能であ
り例えば補間演算による処理が適用できる。
プリンタドライバ21が実行する印刷データ生成処理ル
ーチンのフローチャートである。この処理が開始される
と、ステップS100にて入力部21aに画像データが
入力される。入力部21aが画像データを受け取ると、
プリンタドライバ21の色補正処理部21bはステップ
S200にて上記色補正テーブル22を参照してRGB
データ階調値を上記各インクCMYKの階調値に変換す
る。このように色補正テーブル22を用いて色補正する
処理自体については、公知の種々の技術が適用可能であ
り例えば補間演算による処理が適用できる。
【0060】色補正処理が終了すると、ステップS30
0にてハーフトーン処理部21cが各インクごとにハー
フトーン処理を行う。ここでハーフトーン処理部21c
は、画像データのCMYK階調値を、各画素上における
ドットの形成状態を示すnビット(nは自然数)の画像
画素値データに変換する。本実施形態においては上述の
ようにインク吐出量を変更してインク滴の大きさを変更
可能であり、一画素についてドット無し,小,中,大ド
ットの計4階調の表現が可能であることから、上記画像
画素値データにおいてはかかるインク滴の大きさをも指
定している。このハーフトーン処理も公知の種々の技術
が適用可能であり、誤差拡散法やディザ法など種々の周
知の方法により行うことができる。
0にてハーフトーン処理部21cが各インクごとにハー
フトーン処理を行う。ここでハーフトーン処理部21c
は、画像データのCMYK階調値を、各画素上における
ドットの形成状態を示すnビット(nは自然数)の画像
画素値データに変換する。本実施形態においては上述の
ようにインク吐出量を変更してインク滴の大きさを変更
可能であり、一画素についてドット無し,小,中,大ド
ットの計4階調の表現が可能であることから、上記画像
画素値データにおいてはかかるインク滴の大きさをも指
定している。このハーフトーン処理も公知の種々の技術
が適用可能であり、誤差拡散法やディザ法など種々の周
知の方法により行うことができる。
【0061】ハーフトーン処理が終了すると、印刷デー
タ生成部21dに含まれる調整画素数設定部21d1は
ステップS400において以下に示す処理に従って調整
画素の配分設定を行う。図10は適正なタイミングで形
成されたドットの様子を示す説明図であり、まず単一の
大きさのドットを形成する様子を説明する。図中のマス
は、印刷媒体P上に2次元的に配列された画素を示して
いる。1〜10の番号は主走査方向の位置を表すための
便宜上の番号である。図示する通り、キャリッジ50が
主走査方向に移動しながら所定のタイミングでインクを
吐出すると、5番目の列にドットを形成することができ
る。
タ生成部21dに含まれる調整画素数設定部21d1は
ステップS400において以下に示す処理に従って調整
画素の配分設定を行う。図10は適正なタイミングで形
成されたドットの様子を示す説明図であり、まず単一の
大きさのドットを形成する様子を説明する。図中のマス
は、印刷媒体P上に2次元的に配列された画素を示して
いる。1〜10の番号は主走査方向の位置を表すための
便宜上の番号である。図示する通り、キャリッジ50が
主走査方向に移動しながら所定のタイミングでインクを
吐出すると、5番目の列にドットを形成することができ
る。
【0062】図11は形成位置にずれが生じるノズルで
形成されたドットの様子を示す説明図である。本来は5
番目の画素にドットを形成可能なタイミングでインクを
吐出してもノズルごとのインクの吐出特性によってはド
ットの形成位置が主走査方向にずれる場合がある。ここ
では、主走査方向の左側にドットがずれて形成される状
態を図示した。この結果、図中の破線で示す方向に飛翔
し形成されるはずのドットは、4番目の画素に形成され
ることになる。
形成されたドットの様子を示す説明図である。本来は5
番目の画素にドットを形成可能なタイミングでインクを
吐出してもノズルごとのインクの吐出特性によってはド
ットの形成位置が主走査方向にずれる場合がある。ここ
では、主走査方向の左側にドットがずれて形成される状
態を図示した。この結果、図中の破線で示す方向に飛翔
し形成されるはずのドットは、4番目の画素に形成され
ることになる。
【0063】図12は画像データを調節することにより
ドットの形成位置のずれを補償する様子を示す説明図で
ある。図11に示した通り、本来の画素よりも左側にず
れてドットが形成される場合を考える。つまり5番目の
画素にドットを形成するためのタイミングTaでインク
を吐出した場合に、図中の破線で示した通り4番目の画
素にずれてドットが形成される場合を考える。この場合
には、画像データを調整し、6番目の画素にドットを形
成するためのタイミングTbでインクを吐出する。イン
クの吐出特性が適正な場合には、タイミングTbでイン
クが吐出されれば図中に一点鎖線で示した通り6番目の
画素にドットが形成される。しかし実際にはドットがず
れて形成される特性を有しているため、インクは実線で
示す方向に飛翔し、5番目の画素にドットが形成され
る。つまり、ずれ量を考慮して画像データを調整するこ
とにより、本来形成されるべき画素にドットを形成する
ことができる。調整画素の配分設定は、かかる原理によ
って、ドットの形成位置のずれを補償するために行われ
る。
ドットの形成位置のずれを補償する様子を示す説明図で
ある。図11に示した通り、本来の画素よりも左側にず
れてドットが形成される場合を考える。つまり5番目の
画素にドットを形成するためのタイミングTaでインク
を吐出した場合に、図中の破線で示した通り4番目の画
素にずれてドットが形成される場合を考える。この場合
には、画像データを調整し、6番目の画素にドットを形
成するためのタイミングTbでインクを吐出する。イン
クの吐出特性が適正な場合には、タイミングTbでイン
クが吐出されれば図中に一点鎖線で示した通り6番目の
画素にドットが形成される。しかし実際にはドットがず
れて形成される特性を有しているため、インクは実線で
示す方向に飛翔し、5番目の画素にドットが形成され
る。つまり、ずれ量を考慮して画像データを調整するこ
とにより、本来形成されるべき画素にドットを形成する
ことができる。調整画素の配分設定は、かかる原理によ
って、ドットの形成位置のずれを補償するために行われ
る。
【0064】図13は調整画素の配分設定によりドット
の形成位置のずれを補償する様子を示す説明図である。
図中のマスは一つのラスタに対応した印刷データ(ラス
タデータ)の様子を示している。図中の番号1〜10を
付した画素が画像画素である。その両端に配置されたA
1〜A4の画素が調整画素である。ここでは調整画素を
両端にそれぞれ2つずつ設けた場合を示した。画像画素
には画像データに応じてハーフトーン処理された画像画
素値データが割り当てられる。調整画素には、ドットの
非形成状態を示す値を有する調整画素値データが割り当
てられている。
の形成位置のずれを補償する様子を示す説明図である。
図中のマスは一つのラスタに対応した印刷データ(ラス
タデータ)の様子を示している。図中の番号1〜10を
付した画素が画像画素である。その両端に配置されたA
1〜A4の画素が調整画素である。ここでは調整画素を
両端にそれぞれ2つずつ設けた場合を示した。画像画素
には画像データに応じてハーフトーン処理された画像画
素値データが割り当てられる。調整画素には、ドットの
非形成状態を示す値を有する調整画素値データが割り当
てられている。
【0065】図13の上段には調整画素の配分を設定す
る前のラスタデータを示した。5番目の画素の●は、図
10〜図12の例に対応しており、5番目の画像画素に
ドットを形成することを意味している。ドットの形成位
置が適正な場合にはかかるデータに基づいて印刷を実行
することにより5番目の画素にドットが形成される。図
13の下段には図11および図12に対応する調整を行
った場合のデータを示した。先に説明した通り、ドット
の形成位置が左側に1画素分ずれて形成される特性を有
しているノズルに対しては、本来5番目の画素に形成さ
れるべきドットを一つ右の画素に形成するようにラスタ
データを変更すればよい。つまり、図13に示す通り、
ラスタデータを全体に右側に1画素分シフトした状態に
すればよい。この状態は、本来両側に2画素ずつ配分さ
れていた調整画素の配分を、左側に3画素、右側に1画
素に変更した状態に相当する。かかるラスタデータに基
づいて印刷を実行すれば、図12で示した通り、本来形
成されるべき位置にドットが形成されることになる。
る前のラスタデータを示した。5番目の画素の●は、図
10〜図12の例に対応しており、5番目の画像画素に
ドットを形成することを意味している。ドットの形成位
置が適正な場合にはかかるデータに基づいて印刷を実行
することにより5番目の画素にドットが形成される。図
13の下段には図11および図12に対応する調整を行
った場合のデータを示した。先に説明した通り、ドット
の形成位置が左側に1画素分ずれて形成される特性を有
しているノズルに対しては、本来5番目の画素に形成さ
れるべきドットを一つ右の画素に形成するようにラスタ
データを変更すればよい。つまり、図13に示す通り、
ラスタデータを全体に右側に1画素分シフトした状態に
すればよい。この状態は、本来両側に2画素ずつ配分さ
れていた調整画素の配分を、左側に3画素、右側に1画
素に変更した状態に相当する。かかるラスタデータに基
づいて印刷を実行すれば、図12で示した通り、本来形
成されるべき位置にドットが形成されることになる。
【0066】次に、インク滴の大きさが異なる場合のド
ット形成位置ずれについて説明する。図14はキャリッ
ジ50から吐出されるインク滴の大きさが異なることに
よってインク滴の飛翔速度が異なることを説明する説明
図である。上述のように、本実施形態にかかる印刷装置
40では大中小三種類の大きさのインク滴を吐出可能で
あるが、インク滴の大きさが異なるとインク滴の重量が
異なる。インク滴の重量が異なるとノズルNzからの吐
出初速度が異なり、インク滴の重量が増大するほど吐出
初速度の印刷媒体P方向成分が大きくなる。
ット形成位置ずれについて説明する。図14はキャリッ
ジ50から吐出されるインク滴の大きさが異なることに
よってインク滴の飛翔速度が異なることを説明する説明
図である。上述のように、本実施形態にかかる印刷装置
40では大中小三種類の大きさのインク滴を吐出可能で
あるが、インク滴の大きさが異なるとインク滴の重量が
異なる。インク滴の重量が異なるとノズルNzからの吐
出初速度が異なり、インク滴の重量が増大するほど吐出
初速度の印刷媒体P方向成分が大きくなる。
【0067】一方、吐出初速度のキャリッジ移動方向成
分は、ほぼ一定である。従って、印刷媒体P方向成分と
キャリッジ移動方向成分との合成ベクトルである吐出初
速度ベクトルはインク滴の重量が増大するほど大きくな
り、インク滴の飛翔速度がそれぞれ異なってくる。ま
た、吐出速度ベクトルはインク滴の重量が増大するほど
鉛直方向に近い角度となる。従って、図14に示すよう
に同じタイミングで大中小ドットのそれぞれのインク滴
を吐出した場合には、大ドットのドット形成位置がイン
ク滴吐出点に一番近く、中ドット、小ドットの順でドッ
ト形成位置とインク滴吐出点との距離が遠くなる。
分は、ほぼ一定である。従って、印刷媒体P方向成分と
キャリッジ移動方向成分との合成ベクトルである吐出初
速度ベクトルはインク滴の重量が増大するほど大きくな
り、インク滴の飛翔速度がそれぞれ異なってくる。ま
た、吐出速度ベクトルはインク滴の重量が増大するほど
鉛直方向に近い角度となる。従って、図14に示すよう
に同じタイミングで大中小ドットのそれぞれのインク滴
を吐出した場合には、大ドットのドット形成位置がイン
ク滴吐出点に一番近く、中ドット、小ドットの順でドッ
ト形成位置とインク滴吐出点との距離が遠くなる。
【0068】図15は、本実施形態において大中小ドッ
トのドット形成位置をそれぞれ独立で上記調整画素によ
って調整することが困難であることを示す説明図であ
る。同図においては4〜6番目の画像画素に中ドット,
大ドット,小ドットの順でインクを形成するラスタの印
刷データと、各画像画素に該当する上記周期的な駆動信
号と印刷媒体上に形成されるドットを示している。尚、
図において大きな●は大ドットを示し、小さな●は小ド
ットを示し、破線の○は中ドットを示しており、以下の
図においても同様である。図に示すように大中小ドット
の飛翔速度の差異によってそれぞれのドット形成位置ず
れ量が異なっている。
トのドット形成位置をそれぞれ独立で上記調整画素によ
って調整することが困難であることを示す説明図であ
る。同図においては4〜6番目の画像画素に中ドット,
大ドット,小ドットの順でインクを形成するラスタの印
刷データと、各画像画素に該当する上記周期的な駆動信
号と印刷媒体上に形成されるドットを示している。尚、
図において大きな●は大ドットを示し、小さな●は小ド
ットを示し、破線の○は中ドットを示しており、以下の
図においても同様である。図に示すように大中小ドット
の飛翔速度の差異によってそれぞれのドット形成位置ず
れ量が異なっている。
【0069】また、駆動信号は周期的に出力されており
その一周期が上記画像画素の一画素に該当していること
から、1ラスタの印刷データ内で調整画素A1〜A4を
どのように配分しても大中小ドットのドット形成位置を
独立して変更することはできない。また、調整画素の配
分を変更するのではなく、例えば大ドットである5番目
の画像画素のみを4番目の画像画素で印刷させるように
画像画素値データを構築することも不可能である。なぜ
なら、大ドットを形成するためには上記図4に示したよ
うに第1パルスと第3パルスとを双方とも選択する必要
があり、双方とも選択した場合には中ドットと大ドット
との双方を吐出するのではなく、大ドットを1ドットの
み吐出するようになってしまうからである。
その一周期が上記画像画素の一画素に該当していること
から、1ラスタの印刷データ内で調整画素A1〜A4を
どのように配分しても大中小ドットのドット形成位置を
独立して変更することはできない。また、調整画素の配
分を変更するのではなく、例えば大ドットである5番目
の画像画素のみを4番目の画像画素で印刷させるように
画像画素値データを構築することも不可能である。なぜ
なら、大ドットを形成するためには上記図4に示したよ
うに第1パルスと第3パルスとを双方とも選択する必要
があり、双方とも選択した場合には中ドットと大ドット
との双方を吐出するのではなく、大ドットを1ドットの
み吐出するようになってしまうからである。
【0070】(3)異なる飛翔速度のインク滴のドット
形成位置調整:調整画素の配分によって1ラスタの画像
画素を全体として主走査方向にずらすことは上述のよう
にソフトウェアの処理で容易に行うことができ、以下か
かる構成において上記飛翔速度の異なる大中小ドットの
形成位置ずれ補償を行うための処理について説明する。
単方向単色の印刷では上記図10,図11に示す5番目
の画素と4番目の画素とのいずれにドットが形成されて
いても、画像画素全体として左右にずれるのみであるの
で本来のドット形成位置として問題となる場合は少な
い。
形成位置調整:調整画素の配分によって1ラスタの画像
画素を全体として主走査方向にずらすことは上述のよう
にソフトウェアの処理で容易に行うことができ、以下か
かる構成において上記飛翔速度の異なる大中小ドットの
形成位置ずれ補償を行うための処理について説明する。
単方向単色の印刷では上記図10,図11に示す5番目
の画素と4番目の画素とのいずれにドットが形成されて
いても、画像画素全体として左右にずれるのみであるの
で本来のドット形成位置として問題となる場合は少な
い。
【0071】しかし、本実施形態にかかる印刷装置40
では複数色のインクでドットを形成しその組み合わせに
よって多色の発色を実現しており、上述のように各色毎
のラスタデータによって図6に示す各色のノズルNzか
らインク滴を吐出するので、各色間のノズル特性によっ
て生ずる各色間の画素ずれを補償することが重要であ
る。図16の左側にはCMYKの各色インクに対して5
番目の画素にドットを形成するラスタデータを小中大ド
ットのそれぞれについて示している。
では複数色のインクでドットを形成しその組み合わせに
よって多色の発色を実現しており、上述のように各色毎
のラスタデータによって図6に示す各色のノズルNzか
らインク滴を吐出するので、各色間のノズル特性によっ
て生ずる各色間の画素ずれを補償することが重要であ
る。図16の左側にはCMYKの各色インクに対して5
番目の画素にドットを形成するラスタデータを小中大ド
ットのそれぞれについて示している。
【0072】同図の右側には、上記各ラスタデータによ
って印刷媒体P上に印刷されるドット形成位置の相対的
な関係を一例として示している。この例ではCYKのノ
ズルNz特性はほぼ統一されており、同図に示すように
CYKの各色にて主走査方向のドット形成位置ずれは発
生していない。一方、Mドットに関しては小中大ドット
の総てが紙面右方向(キャリッジ移動方向)にずれてい
る。従って、Mドットから見るとCYKのドットが形成
されるような主走査方向の位置が本来のドット形成位置
であると言える。
って印刷媒体P上に印刷されるドット形成位置の相対的
な関係を一例として示している。この例ではCYKのノ
ズルNz特性はほぼ統一されており、同図に示すように
CYKの各色にて主走査方向のドット形成位置ずれは発
生していない。一方、Mドットに関しては小中大ドット
の総てが紙面右方向(キャリッジ移動方向)にずれてい
る。従って、Mドットから見るとCYKのドットが形成
されるような主走査方向の位置が本来のドット形成位置
であると言える。
【0073】ここで、小中大ドットは上記図14で説明
した通り飛翔速度が異なるので、図16に示すように小
中大の順に上記本来のドット形成位置からのずれ量が大
きくなっている。本実施形態においては、画像全体とし
て飛翔速度差によるドット形成位置ずれを補償するた
め、最高飛翔速度のインク滴すなわち大ドットを基準に
して調整を行う。すなわち、Mの大ドットが図17に示
すように他のCYKインクと主走査方向で同位置(同
列)になるように、Mのラスタデータにおいて調整画素
A1〜A4の配分を変更する。
した通り飛翔速度が異なるので、図16に示すように小
中大の順に上記本来のドット形成位置からのずれ量が大
きくなっている。本実施形態においては、画像全体とし
て飛翔速度差によるドット形成位置ずれを補償するた
め、最高飛翔速度のインク滴すなわち大ドットを基準に
して調整を行う。すなわち、Mの大ドットが図17に示
すように他のCYKインクと主走査方向で同位置(同
列)になるように、Mのラスタデータにおいて調整画素
A1〜A4の配分を変更する。
【0074】同図に示す例においては、本来両側に2画
素ずつ配分されていた調整画素A1〜A4の総てを画像
画素の右側に配分するように変更しており、このラスタ
データによってMドットを印刷すると当該Mドットが他
のCYKインクと主走査方向に同位置になることを示し
ている。従って、この調整画素によるドット形成位置調
整によって大ドットの形成位置は最適化される。上述の
ように、同じ画像画素にて大中小ドットを組み合わせて
形成させることはできないが、図17においては比較の
ため大ドットと同じラスタデータにて中ドットと小ドッ
トとを印刷した場合についても示している。
素ずつ配分されていた調整画素A1〜A4の総てを画像
画素の右側に配分するように変更しており、このラスタ
データによってMドットを印刷すると当該Mドットが他
のCYKインクと主走査方向に同位置になることを示し
ている。従って、この調整画素によるドット形成位置調
整によって大ドットの形成位置は最適化される。上述の
ように、同じ画像画素にて大中小ドットを組み合わせて
形成させることはできないが、図17においては比較の
ため大ドットと同じラスタデータにて中ドットと小ドッ
トとを印刷した場合についても示している。
【0075】中ドットと小ドットに関して上記大ドット
と同じように調整画素A1〜A4を右側に配分すると中
ドットと小ドットに関してもドット形成位置は図に示す
ように主走査方向左側に移動し、CYKインクのドット
形成位置に近づく。これらの中ドットと小ドットは上記
大ドットよりもずれ量が大きいため、大ドットのように
形成位置を最適化することはできないが、CYKインク
のドット形成位置方向に移動させることはすなわち画素
ずれを補償する方向に移動させることになるので、図に
示すように画素ずれが改善される。
と同じように調整画素A1〜A4を右側に配分すると中
ドットと小ドットに関してもドット形成位置は図に示す
ように主走査方向左側に移動し、CYKインクのドット
形成位置に近づく。これらの中ドットと小ドットは上記
大ドットよりもずれ量が大きいため、大ドットのように
形成位置を最適化することはできないが、CYKインク
のドット形成位置方向に移動させることはすなわち画素
ずれを補償する方向に移動させることになるので、図に
示すように画素ずれが改善される。
【0076】この結果、最も視認性の高い大ドットの形
成位置を最適化し、中ドットおよび小ドットに関しても
形成位置を改善することができ、全体として画質を向上
することができる。尚、同図においてはMインクを吐出
するノズルNz特性が他色インクのノズルと異なってい
る場合を説明したが、むろん、CYKインクのいずれか
またはCMYKインクの組み合わせのノズルNz特性が
異なる場合にこれらの色のラスタデータにて調整画素の
配分を変更し、画質を向上することができる。また、C
MYKのインクを相互に比較するとYインクは他のイン
クより視認性が低いので、Yインクに関しては調整画素
によるドット形成位置を省略することもできる。さら
に、印刷装置40ではCMYK4色のインクを吐出する
構成としていたが、むろん、ライトシアン(LC),ラ
イトマゼンタ(LM)インクを吐出可能ないわゆる6色
プリンタやこれらに加えてダークイエロー(DY)イン
クを吐出可能ないわゆる7色プリンタに本発明を適用す
ることも可能である。
成位置を最適化し、中ドットおよび小ドットに関しても
形成位置を改善することができ、全体として画質を向上
することができる。尚、同図においてはMインクを吐出
するノズルNz特性が他色インクのノズルと異なってい
る場合を説明したが、むろん、CYKインクのいずれか
またはCMYKインクの組み合わせのノズルNz特性が
異なる場合にこれらの色のラスタデータにて調整画素の
配分を変更し、画質を向上することができる。また、C
MYKのインクを相互に比較するとYインクは他のイン
クより視認性が低いので、Yインクに関しては調整画素
によるドット形成位置を省略することもできる。さら
に、印刷装置40ではCMYK4色のインクを吐出する
構成としていたが、むろん、ライトシアン(LC),ラ
イトマゼンタ(LM)インクを吐出可能ないわゆる6色
プリンタやこれらに加えてダークイエロー(DY)イン
クを吐出可能ないわゆる7色プリンタに本発明を適用す
ることも可能である。
【0077】(4)調整画素数設定処理:上述のように
して大ドットの形成位置を最適化するような調整画素数
の配分が決定したら、上記プリンタドライバ21にて印
刷を行う際に当該調整画素数配分で印刷がなされるよう
に調整データ配分テーブル23の設定を行う。すなわ
ち、上述の調整画素数配分は印刷装置40の機体毎に異
なるノズルNz特性に依存しており、本実施形態におい
て各ノズルの形成位置のずれは吐出特性データ63aと
して印刷装置40に記憶される。プリンタドライバ21
は機体毎の吐出特性データ63aに基づいて機体毎の調
整データ配分テーブル23を設定し、当該設定によって
以後機体毎のドット形成位置が補償されるようにして印
刷を実行する。図18は吐出特性データ63aの例を示
す説明図である。ここでは、副走査方向に並ぶノズルN
zすなわち同一ノズルアレイでは吐出特性が同一である
とし、各インク色ごとにずれ量を与えるテーブルを用意
して各色ごとに一律にドットの形成位置のずれを補償す
るものとしている。図示する通り、吐出特性データ63
aには、各色ごとにドットの形成位置のずれ量を画素単
位で表した値が記憶されている。
して大ドットの形成位置を最適化するような調整画素数
の配分が決定したら、上記プリンタドライバ21にて印
刷を行う際に当該調整画素数配分で印刷がなされるよう
に調整データ配分テーブル23の設定を行う。すなわ
ち、上述の調整画素数配分は印刷装置40の機体毎に異
なるノズルNz特性に依存しており、本実施形態におい
て各ノズルの形成位置のずれは吐出特性データ63aと
して印刷装置40に記憶される。プリンタドライバ21
は機体毎の吐出特性データ63aに基づいて機体毎の調
整データ配分テーブル23を設定し、当該設定によって
以後機体毎のドット形成位置が補償されるようにして印
刷を実行する。図18は吐出特性データ63aの例を示
す説明図である。ここでは、副走査方向に並ぶノズルN
zすなわち同一ノズルアレイでは吐出特性が同一である
とし、各インク色ごとにずれ量を与えるテーブルを用意
して各色ごとに一律にドットの形成位置のずれを補償す
るものとしている。図示する通り、吐出特性データ63
aには、各色ごとにドットの形成位置のずれ量を画素単
位で表した値が記憶されている。
【0078】同図において、Kについては本来の画素よ
りもキャリッジ50の移動方向と逆側に1画素ずれた位
置にドットが形成されることを意味する値−1が記憶さ
れている。つまり、Kは上記図13に示すラスタデータ
で適正なドット形成位置に補償されるようなインクの吐
出特性を有していることになる。CおよびYについては
ドット形成位置ずれが無いことを示す値0が記憶されて
おり、Mについてはキャリッジ50の移動方向に2画素
ずれた位置にドットが形成されることを意味する値2が
記憶されている。すなわち、CMYは上記図16,17
に示すラスタデータで適正なドット形成位置に補償され
るようなインクの吐出特性を有している。もちろん、こ
れらの値は個々の印刷装置40の吐出特性に応じた値が
記憶されている。
りもキャリッジ50の移動方向と逆側に1画素ずれた位
置にドットが形成されることを意味する値−1が記憶さ
れている。つまり、Kは上記図13に示すラスタデータ
で適正なドット形成位置に補償されるようなインクの吐
出特性を有していることになる。CおよびYについては
ドット形成位置ずれが無いことを示す値0が記憶されて
おり、Mについてはキャリッジ50の移動方向に2画素
ずれた位置にドットが形成されることを意味する値2が
記憶されている。すなわち、CMYは上記図16,17
に示すラスタデータで適正なドット形成位置に補償され
るようなインクの吐出特性を有している。もちろん、こ
れらの値は個々の印刷装置40の吐出特性に応じた値が
記憶されている。
【0079】上記図9のフローチャートでは、印刷デー
タの生成処理中に調整画素の配分を設定するものとして
示した。実際には、プリンタドライバ21が起動された
時点でコンピュータ10のCPUは、印刷装置40に記
憶された吐出特性データ63aを読み込み、各色ごとに
調整画素の配分を設定した調整データ配分テーブル23
を設定する。図19は調整データ配分テーブル23の例
を示す説明図であり、同調整データ配分テーブル23内
の値は上記図18の吐出特性データ63aに対応してい
る。ここでは図13や図16,図17等の例に即し、全
部で4画素分の調整画素を配分する場合を例示した。
タの生成処理中に調整画素の配分を設定するものとして
示した。実際には、プリンタドライバ21が起動された
時点でコンピュータ10のCPUは、印刷装置40に記
憶された吐出特性データ63aを読み込み、各色ごとに
調整画素の配分を設定した調整データ配分テーブル23
を設定する。図19は調整データ配分テーブル23の例
を示す説明図であり、同調整データ配分テーブル23内
の値は上記図18の吐出特性データ63aに対応してい
る。ここでは図13や図16,図17等の例に即し、全
部で4画素分の調整画素を配分する場合を例示した。
【0080】先に図13で説明した通り、Kに対しては
ドットの形成位置のずれを補償するため、調整画素が左
側に3画素、右側に1画素配分される。また、図17に
示した通りCYに関しては左右均等に2画素ずつ配分さ
れ、Mに関しては左側に0画素、右側に4画素が配分さ
れる。むろん、調整画素の数は、4画素に限らずドット
の形成位置のずれを補償可能な範囲で任意に設定するこ
とができる。上記ステップS400では、こうして設定
された調整データ配分テーブル23を読み込むことによ
り各色ごとに調整画素の配分を設定する。
ドットの形成位置のずれを補償するため、調整画素が左
側に3画素、右側に1画素配分される。また、図17に
示した通りCYに関しては左右均等に2画素ずつ配分さ
れ、Mに関しては左側に0画素、右側に4画素が配分さ
れる。むろん、調整画素の数は、4画素に限らずドット
の形成位置のずれを補償可能な範囲で任意に設定するこ
とができる。上記ステップS400では、こうして設定
された調整データ配分テーブル23を読み込むことによ
り各色ごとに調整画素の配分を設定する。
【0081】こうして調整画素の配分が設定されると、
印刷データ生成部21dはステップS500において画
像画素値データをラスタライズして、図13の下部や図
17のCMYについて示すようなラスタデータを生成す
る。すなわち、このラスタライズ処理において上記調整
画素とハーフトーン処理された画像画素値データとの融
合を行う。すなわち、各色毎に上記調整データ配分テー
ブル23の「左」部分に示された調整画素数を配列し、
次にハーフトーン処理された画像画素値データに対応す
るデータをキャリッジ50の移動方向に併せて配列し、
最後に調整データ配分テーブル23の「右」部分に示さ
れた調整画素数を当該画像画素値データの右側に配列す
る。また、印刷装置40に供給される印刷データは、こ
のラスタデータや、副走査送り量を示すデータを含んで
いる。
印刷データ生成部21dはステップS500において画
像画素値データをラスタライズして、図13の下部や図
17のCMYについて示すようなラスタデータを生成す
る。すなわち、このラスタライズ処理において上記調整
画素とハーフトーン処理された画像画素値データとの融
合を行う。すなわち、各色毎に上記調整データ配分テー
ブル23の「左」部分に示された調整画素数を配列し、
次にハーフトーン処理された画像画素値データに対応す
るデータをキャリッジ50の移動方向に併せて配列し、
最後に調整データ配分テーブル23の「右」部分に示さ
れた調整画素数を当該画像画素値データの右側に配列す
る。また、印刷装置40に供給される印刷データは、こ
のラスタデータや、副走査送り量を示すデータを含んで
いる。
【0082】そして、出力部21eはこうして作成され
た印刷データをステップS600にて印刷装置40に出
力する。プリンタドライバ21では、ステップS700
にて全ラスタについて印刷データの生成/出力処理が終
了したか否かを判別し、以上の処理を全てのラスタにつ
いて実行する。印刷装置40のプリンタコントローラ6
0は、ステップS600にて転送された印刷データに応
じて主走査を行いつつドットを形成して画像を印刷す
る。
た印刷データをステップS600にて印刷装置40に出
力する。プリンタドライバ21では、ステップS700
にて全ラスタについて印刷データの生成/出力処理が終
了したか否かを判別し、以上の処理を全てのラスタにつ
いて実行する。印刷装置40のプリンタコントローラ6
0は、ステップS600にて転送された印刷データに応
じて主走査を行いつつドットを形成して画像を印刷す
る。
【0083】なお、以上の説明ではステップS300に
おいてハーフトーン処理された画像画素のデータを一旦
生成し、別途設定された配分の調整画素を融合して印刷
データを生成するものとして説明した。これに対し印刷
データは次の順序で生成するものとしても構わない。ま
ず、ハーフトーン処理するとともに、所定の調整画素を
左右に配置した状態で第1次印刷データを生成する。調
整画素は、適正な位置にドットが形成される場合に対応
した数だけ配置する。このデータは、図13の上段に示
したデータに相当する。次に、吐出特性データ63aに
応じてドットの形成位置のずれを補償するように画像画
素の位置を調整する。例えば、図18に示した吐出特性
データ63aを有するKインクに対しては、図13の下
段に示すように画像画素の位置を全体に右側に1画素分
シフトする。印刷データはこのようにいかなる順序で生
成するものとしてもよい。印刷データ中の左右の調整画
素数が吐出特性データ63aに応じて調整されていれば
よい。
おいてハーフトーン処理された画像画素のデータを一旦
生成し、別途設定された配分の調整画素を融合して印刷
データを生成するものとして説明した。これに対し印刷
データは次の順序で生成するものとしても構わない。ま
ず、ハーフトーン処理するとともに、所定の調整画素を
左右に配置した状態で第1次印刷データを生成する。調
整画素は、適正な位置にドットが形成される場合に対応
した数だけ配置する。このデータは、図13の上段に示
したデータに相当する。次に、吐出特性データ63aに
応じてドットの形成位置のずれを補償するように画像画
素の位置を調整する。例えば、図18に示した吐出特性
データ63aを有するKインクに対しては、図13の下
段に示すように画像画素の位置を全体に右側に1画素分
シフトする。印刷データはこのようにいかなる順序で生
成するものとしてもよい。印刷データ中の左右の調整画
素数が吐出特性データ63aに応じて調整されていれば
よい。
【0084】また、印刷データにおいては、ドットの絶
対位置が適正になるように調整画素数が設定されていな
くてもよい。画質に影響を与えるのは、ドット同士の相
対的な位置関係である。従って、基準となる所定の色に
他色の形成位置を一致させるように調整画素数を設定す
るものとしてもよい。図20はブラックインクを基準と
して設定された調整データ配分テーブル23であって、
調整画素数が計6個の例を示す説明図であり、これは、
図18に示した吐出特性データ63aに基づいて設定さ
れたテーブルである。図18に示す通り、Kは本来形成
されるべき位置からずれてドットが形成される特性を有
している。先に説明した図19の調整データ配分テーブ
ル23ではブラックドットの絶対位置が適正になるよう
に調整画素の配分が設定されていた。これに対し、図2
0の調整データ配分テーブル23はブラックのドットを
基準として調整画素を設定する。従って、ブラックに対
する調整画素の配分は必ず左右均等な状態に設定され
る。この例では左右共に3画素ずつの調整画素が設定さ
れる。
対位置が適正になるように調整画素数が設定されていな
くてもよい。画質に影響を与えるのは、ドット同士の相
対的な位置関係である。従って、基準となる所定の色に
他色の形成位置を一致させるように調整画素数を設定す
るものとしてもよい。図20はブラックインクを基準と
して設定された調整データ配分テーブル23であって、
調整画素数が計6個の例を示す説明図であり、これは、
図18に示した吐出特性データ63aに基づいて設定さ
れたテーブルである。図18に示す通り、Kは本来形成
されるべき位置からずれてドットが形成される特性を有
している。先に説明した図19の調整データ配分テーブ
ル23ではブラックドットの絶対位置が適正になるよう
に調整画素の配分が設定されていた。これに対し、図2
0の調整データ配分テーブル23はブラックのドットを
基準として調整画素を設定する。従って、ブラックに対
する調整画素の配分は必ず左右均等な状態に設定され
る。この例では左右共に3画素ずつの調整画素が設定さ
れる。
【0085】一方、その他の色は、ブラックとの相対的
な位置関係が適切になるように調整画素が配分される。
図18の吐出特性データ63aによれば、CとYはKに
対してキャリッジ50の移動方向に1画素分ずれてドッ
トが形成されることになる。従って、かかるずれを補償
するため、左側に2画素、右側に4画素の配分で調整画
素が設定される。同様にしてMは左側に0画素、右側に
6画素の配分で調整画素が設定される。調整画素の設定
は、このように所定の色を基準として設定することも可
能である。こうすれば、Kについては常に一定の配分で
調整画素が設定されることになるため、処理が容易にな
る利点がある。また、Kインクを多用する場合にはさら
に処理が容易になるし、一枚の印刷媒体に対してKイン
クによるテキスト文字のみを印刷する場合などには調整
画素の配分を考慮することなく印刷可能になる。
な位置関係が適切になるように調整画素が配分される。
図18の吐出特性データ63aによれば、CとYはKに
対してキャリッジ50の移動方向に1画素分ずれてドッ
トが形成されることになる。従って、かかるずれを補償
するため、左側に2画素、右側に4画素の配分で調整画
素が設定される。同様にしてMは左側に0画素、右側に
6画素の配分で調整画素が設定される。調整画素の設定
は、このように所定の色を基準として設定することも可
能である。こうすれば、Kについては常に一定の配分で
調整画素が設定されることになるため、処理が容易にな
る利点がある。また、Kインクを多用する場合にはさら
に処理が容易になるし、一枚の印刷媒体に対してKイン
クによるテキスト文字のみを印刷する場合などには調整
画素の配分を考慮することなく印刷可能になる。
【0086】以上で説明した印刷装置によれば、ドット
の飛翔速度によって異なるドット形成位置ずれを印刷デ
ータ内の調整画素数設定によって容易に補償することが
できる。ここで、飛翔速度の異なるドットの総てに関し
てドット形成位置を最適化することはできないが、大ド
ット形成位置を最適化することに伴って中ドット、小ド
ットに関してもずれを補償する方向に移動するので、こ
れらの結果画像全体としてドットのずれが抑制され、い
わゆる色ずれなどを抑えた高画質な印刷を実現すること
ができる。
の飛翔速度によって異なるドット形成位置ずれを印刷デ
ータ内の調整画素数設定によって容易に補償することが
できる。ここで、飛翔速度の異なるドットの総てに関し
てドット形成位置を最適化することはできないが、大ド
ット形成位置を最適化することに伴って中ドット、小ド
ットに関してもずれを補償する方向に移動するので、こ
れらの結果画像全体としてドットのずれが抑制され、い
わゆる色ずれなどを抑えた高画質な印刷を実現すること
ができる。
【0087】図21は印刷装置によるずれ量の補正の様
子を示す説明図である。図中の破線で示したマスは画素
を意味しており、実線の○は形成されるドットを意味し
ている。印刷装置40は非常に高解像度で印刷を実現し
ており、隣接するドット同士に隙間が生じないよう、画
素の大きさに対して十分大きいドットを形成する。図2
1(a)は適切な位置に形成されたドットを示してい
る。図21(b)は吐出特性に起因してドットの形成位
置が図中の右側にずれた場合を示している。ドットの形
成位置のずれは図11に示したように画素単位で生じる
とは限らない。図21(b)には形成位置のずれ量が1
画素分に満たない場合を示した。かかる場合でも画素単
位でずれ量の補償を行う。かかる場合には1画素分左側
にドットが形成されるように調整画素の配分を設定する
のである。図21(c)はこうして補正された後のドッ
トの様子を示している。ずれ量が1画素分に満たないた
め、図21(c)においてもドットの形成位置にはずれ
が残存している。しかしながら、図21(b)に比較し
てずれを抑制することができていることが分かる。
子を示す説明図である。図中の破線で示したマスは画素
を意味しており、実線の○は形成されるドットを意味し
ている。印刷装置40は非常に高解像度で印刷を実現し
ており、隣接するドット同士に隙間が生じないよう、画
素の大きさに対して十分大きいドットを形成する。図2
1(a)は適切な位置に形成されたドットを示してい
る。図21(b)は吐出特性に起因してドットの形成位
置が図中の右側にずれた場合を示している。ドットの形
成位置のずれは図11に示したように画素単位で生じる
とは限らない。図21(b)には形成位置のずれ量が1
画素分に満たない場合を示した。かかる場合でも画素単
位でずれ量の補償を行う。かかる場合には1画素分左側
にドットが形成されるように調整画素の配分を設定する
のである。図21(c)はこうして補正された後のドッ
トの様子を示している。ずれ量が1画素分に満たないた
め、図21(c)においてもドットの形成位置にはずれ
が残存している。しかしながら、図21(b)に比較し
てずれを抑制することができていることが分かる。
【0088】図21(d)は別の吐出特性を有する場合
の例を示している。ここでは、形成されるドットのずれ
は半画素分にも満たない場合を示した。かかる場合に、
1画素単位でずれ量の補償を行うと、図21(e)に示
す通りドットのずれは却って増大する。従って、かかる
場合にはずれ量の補償を行わない。このように吐出特性
に応じた補償を行うか否かは吐出特性データ63aによ
って制御される。図21(b)に示した程度のずれを生
じる場合には吐出特性データ63aのテーブルに値1を
記憶しておけば1画素分の補償がされて図21(c)に
示す状態で印刷が行われる。図21(d)に示した程度
のわずかなずれしか生じない場合には吐出特性データ6
3aのテーブルに値0を記憶しておけばずれの補償が行
われず、図21(d)の状態での印刷が実現される。ド
ットのずれが1画素以上の幅で生じる場合もそのずれに
応じて適切な値を吐出特性データ63aに設定すればよ
い。
の例を示している。ここでは、形成されるドットのずれ
は半画素分にも満たない場合を示した。かかる場合に、
1画素単位でずれ量の補償を行うと、図21(e)に示
す通りドットのずれは却って増大する。従って、かかる
場合にはずれ量の補償を行わない。このように吐出特性
に応じた補償を行うか否かは吐出特性データ63aによ
って制御される。図21(b)に示した程度のずれを生
じる場合には吐出特性データ63aのテーブルに値1を
記憶しておけば1画素分の補償がされて図21(c)に
示す状態で印刷が行われる。図21(d)に示した程度
のわずかなずれしか生じない場合には吐出特性データ6
3aのテーブルに値0を記憶しておけばずれの補償が行
われず、図21(d)の状態での印刷が実現される。ド
ットのずれが1画素以上の幅で生じる場合もそのずれに
応じて適切な値を吐出特性データ63aに設定すればよ
い。
【0089】このように、吐出特性データ63aに応じ
て調整画素を配分することによりドットの形成位置を1
画素単位で微調整することができるが、非常に高解像度
での印刷を実現する印刷装置40においては、1画素の
幅は非常に短いため主走査方向のドットの形成位置を十
分調整することができる。例えば、近年の印刷装置では
2880dpiなどの解像度を有しており、このような
印刷装置で1画素レベルのドット形成位置調整を行うと
1/2880inch(約0.009mm)程度のオー
ダーでドット形成位置ずれを調整することができる。
て調整画素を配分することによりドットの形成位置を1
画素単位で微調整することができるが、非常に高解像度
での印刷を実現する印刷装置40においては、1画素の
幅は非常に短いため主走査方向のドットの形成位置を十
分調整することができる。例えば、近年の印刷装置では
2880dpiなどの解像度を有しており、このような
印刷装置で1画素レベルのドット形成位置調整を行うと
1/2880inch(約0.009mm)程度のオー
ダーでドット形成位置ずれを調整することができる。
【0090】上述の方法では、画像画素と調整画素との
位置関係を調整することによりドットの形成位置のずれ
を補償することができる。つまり、かかるずれの補償に
際し、新たなハードウェア構成を必要としない。従っ
て、非常に容易にずれを補償することができ、画質を向
上することができる利点がある。なお、上記では印刷す
べき画像データ全体についてずれの補償を行うものとし
て説明した。これに対し、ドットのずれが画質に与える
影響が大きい領域においてのみずれの補償を行うものと
してもよい。
位置関係を調整することによりドットの形成位置のずれ
を補償することができる。つまり、かかるずれの補償に
際し、新たなハードウェア構成を必要としない。従っ
て、非常に容易にずれを補償することができ、画質を向
上することができる利点がある。なお、上記では印刷す
べき画像データ全体についてずれの補償を行うものとし
て説明した。これに対し、ドットのずれが画質に与える
影響が大きい領域においてのみずれの補償を行うものと
してもよい。
【0091】(5)双方向印刷時の処理:以上述べてき
たような調整画素の配分によるドット形成位置調整は単
方向印刷にも双方向印刷にも適用することができ、いず
れの場合にも上記効果を発揮するが、双方向印刷時に適
用するとより効果的に画質を向上させることができる。
すなわち、往動時と復動時とではインク滴の飛翔方向が
逆向きになることからインク滴のずれ方向も逆になり、
両者の間では相対的なインク滴のずれ量が単方向印刷時
の2倍になると言える。従って、双方向印刷時にはずれ
補償による画質向上効果がより大きく現れる。
たような調整画素の配分によるドット形成位置調整は単
方向印刷にも双方向印刷にも適用することができ、いず
れの場合にも上記効果を発揮するが、双方向印刷時に適
用するとより効果的に画質を向上させることができる。
すなわち、往動時と復動時とではインク滴の飛翔方向が
逆向きになることからインク滴のずれ方向も逆になり、
両者の間では相対的なインク滴のずれ量が単方向印刷時
の2倍になると言える。従って、双方向印刷時にはずれ
補償による画質向上効果がより大きく現れる。
【0092】図22,図23はキャリッジ50の移動方
向とドットの形成位置のずれ量との関係を示す説明図で
ある。図22にはキャリッジ50が右側に移動(往動)
しながらドットを形成する場合の様子を示した。例え
ば、図中の3番目の画素にドットを形成するタイミング
でインクを吐出した場合、実際には4番目の画素にドッ
トが形成される吐出特性を有している場合を考える。図
23にはキャリッジ50が左側に移動(復動)しながら
ドットを形成する様子を示した。図22に示した吐出特
性を有する印刷ヘッドが復動しながら印刷を実行する
と、3番目の画素にドットを形成すべきタイミングでイ
ンクを吐出した場合には、2番目の画素にドットが形成
される結果となる。
向とドットの形成位置のずれ量との関係を示す説明図で
ある。図22にはキャリッジ50が右側に移動(往動)
しながらドットを形成する場合の様子を示した。例え
ば、図中の3番目の画素にドットを形成するタイミング
でインクを吐出した場合、実際には4番目の画素にドッ
トが形成される吐出特性を有している場合を考える。図
23にはキャリッジ50が左側に移動(復動)しながら
ドットを形成する様子を示した。図22に示した吐出特
性を有する印刷ヘッドが復動しながら印刷を実行する
と、3番目の画素にドットを形成すべきタイミングでイ
ンクを吐出した場合には、2番目の画素にドットが形成
される結果となる。
【0093】図24はキャリッジ50の移動方向とずれ
量の補償との関係を示す説明図であり、図22および図
23に示した吐出特性に対応した調整について説明す
る。図22に示す通り往動時には本来形成されるべき位
置よりも左側に1画素分ずれた位置にドットが形成され
る。かかるずれを補償するために、往動時には画像画素
を1画素分だけ右側にずらして印刷データを生成する。
つまり、左側には3画素、右側には1画素だけ調整画素
を配分することになる。図23に示す通り復動時には本
来形成されるべき位置よりも右側に1画素分ずれた位置
にドットが形成される。かかるずれを補償するために、
復動時には画像画素を1画素分だけ左側にずらして印刷
データを生成する。つまり、左側には1画素、右側には
3画素だけ調整画素を配分することになる。
量の補償との関係を示す説明図であり、図22および図
23に示した吐出特性に対応した調整について説明す
る。図22に示す通り往動時には本来形成されるべき位
置よりも左側に1画素分ずれた位置にドットが形成され
る。かかるずれを補償するために、往動時には画像画素
を1画素分だけ右側にずらして印刷データを生成する。
つまり、左側には3画素、右側には1画素だけ調整画素
を配分することになる。図23に示す通り復動時には本
来形成されるべき位置よりも右側に1画素分ずれた位置
にドットが形成される。かかるずれを補償するために、
復動時には画像画素を1画素分だけ左側にずらして印刷
データを生成する。つまり、左側には1画素、右側には
3画素だけ調整画素を配分することになる。
【0094】本実施形態においては、上述のように予め
行われた設定に従って双方向印刷あるいは単方向印刷が
実施され、双方向印刷の場合には上記印刷データ生成部
21dが各ラスタについて往動/復動を判別し、復動時
の場合は上記図19に示すような調整データ配分テーブ
ル23の値を左右逆にして調整画素を配分する。むろ
ん、調整データ配分テーブル23を往動用と復動用の2
種類備えることにより実現しても良いし、この場合は往
動用と復動用との調整画素数を個別に設定可能であるこ
とから、往動時と復動時とで吐出特性が異なる場合にも
対応できる。この場合も最高飛翔速度のインク滴すなわ
ち大ドットを基準にして調整を行うと、当該大ドットの
形成位置を最適化し、中ドットおよび小ドットの形成位
置を改善することができる。
行われた設定に従って双方向印刷あるいは単方向印刷が
実施され、双方向印刷の場合には上記印刷データ生成部
21dが各ラスタについて往動/復動を判別し、復動時
の場合は上記図19に示すような調整データ配分テーブ
ル23の値を左右逆にして調整画素を配分する。むろ
ん、調整データ配分テーブル23を往動用と復動用の2
種類備えることにより実現しても良いし、この場合は往
動用と復動用との調整画素数を個別に設定可能であるこ
とから、往動時と復動時とで吐出特性が異なる場合にも
対応できる。この場合も最高飛翔速度のインク滴すなわ
ち大ドットを基準にして調整を行うと、当該大ドットの
形成位置を最適化し、中ドットおよび小ドットの形成位
置を改善することができる。
【0095】以上で説明した構成によれば、双方向印刷
を行う場合に大ドットを基準としてドットのずれを補償
しながら印刷を行うことができ、画像全体の画質を向上
することができる。双方向印刷は印刷速度が速い利点が
あり、多用される傾向にある。その一方で双方向印刷で
は主走査を行う機構のバックラッシュなどの影響を受け
やすくドットの形成位置が主走査方向にずれやすい。ま
た、上述のように単方向印刷と比較してドットのずれ量
が相対的に大きくなるため、双方向印刷においては画質
をより大きく向上することができ、高速かつ高画質な印
刷を実現することができる。
を行う場合に大ドットを基準としてドットのずれを補償
しながら印刷を行うことができ、画像全体の画質を向上
することができる。双方向印刷は印刷速度が速い利点が
あり、多用される傾向にある。その一方で双方向印刷で
は主走査を行う機構のバックラッシュなどの影響を受け
やすくドットの形成位置が主走査方向にずれやすい。ま
た、上述のように単方向印刷と比較してドットのずれ量
が相対的に大きくなるため、双方向印刷においては画質
をより大きく向上することができ、高速かつ高画質な印
刷を実現することができる。
【0096】(6)第2実施形態:上記実施形態におい
ては、画像全体として飛翔速度差によるドット形成位置
ずれを補償するため、最高飛翔速度のインク滴すなわち
大ドットを基準にして調整を行っていたが、むろん大ド
ットのみならず他のドットを基準にしてドット形成位置
ずれ補償を行っても画像全体の画質を向上させることが
あり得る。図25は上記第1実施形態と同様のハードウ
ェア構成および処理フローにおいて、基準とするドット
を変更した場合の考え方を示す説明図である。
ては、画像全体として飛翔速度差によるドット形成位置
ずれを補償するため、最高飛翔速度のインク滴すなわち
大ドットを基準にして調整を行っていたが、むろん大ド
ットのみならず他のドットを基準にしてドット形成位置
ずれ補償を行っても画像全体の画質を向上させることが
あり得る。図25は上記第1実施形態と同様のハードウ
ェア構成および処理フローにおいて、基準とするドット
を変更した場合の考え方を示す説明図である。
【0097】同図においては、上記図17と同様にCY
Kドットを吐出するノズルNzの特性はほぼ均一であ
り、これらと比較してMドットを吐出するノズルNzの
特性が異なっているとともにキャリッジ50の移動方向
にインクが遠く飛翔する傾向にある場合を示している。
ここで、Mのラスタデータによる印刷結果として示すド
ットについては、小中大の各インク滴において右側のド
ットM1’,M2’,M3’が調整画素未配分(調整画
素数が左右均等)のものである。
Kドットを吐出するノズルNzの特性はほぼ均一であ
り、これらと比較してMドットを吐出するノズルNzの
特性が異なっているとともにキャリッジ50の移動方向
にインクが遠く飛翔する傾向にある場合を示している。
ここで、Mのラスタデータによる印刷結果として示すド
ットについては、小中大の各インク滴において右側のド
ットM1’,M2’,M3’が調整画素未配分(調整画
素数が左右均等)のものである。
【0098】一方、同図に示すMのラスタデータのよう
に4つの調整画素の総てを画像画素値データの右側に配
分したものを印刷すると小中大のインク滴によりドット
M1,M2,M3が形成される。本実施形態においては
同図に示すように、中ドットに関して最適化、すなわ
ち、CYKのラスタデータ内の5番目の画像画素値デー
タによるドットとMのラスタデータ内の5番目の画像画
素値データによるドットが主走査方向に相対的にずれな
いようにしてある。
に4つの調整画素の総てを画像画素値データの右側に配
分したものを印刷すると小中大のインク滴によりドット
M1,M2,M3が形成される。本実施形態においては
同図に示すように、中ドットに関して最適化、すなわ
ち、CYKのラスタデータ内の5番目の画像画素値デー
タによるドットとMのラスタデータ内の5番目の画像画
素値データによるドットが主走査方向に相対的にずれな
いようにしてある。
【0099】ここで、4つの調整画素の総てを画像画素
値データの右側に配分したときに、小ドットに関しては
上記第1実施形態と同様にCYKインクのドット形成位
置に近づき、画素ずれを補償する方向に移動する。大ド
ットに関しては、CYKインクのドット形成位置を超え
て移動し、同図に示す量だけ過移動してしまう。しか
し、同図に示す量よりの方が小さければ調整画素を
同図のように配分した方が画素ずれを補償する方向に移
動させることができるし、大ドットより中ドットの方が
多い画像に関しては中ドット基準の方が画像全体の画質
向上効果が高くなる。
値データの右側に配分したときに、小ドットに関しては
上記第1実施形態と同様にCYKインクのドット形成位
置に近づき、画素ずれを補償する方向に移動する。大ド
ットに関しては、CYKインクのドット形成位置を超え
て移動し、同図に示す量だけ過移動してしまう。しか
し、同図に示す量よりの方が小さければ調整画素を
同図のように配分した方が画素ずれを補償する方向に移
動させることができるし、大ドットより中ドットの方が
多い画像に関しては中ドット基準の方が画像全体の画質
向上効果が高くなる。
【0100】(7)第3実施形態:さらに、基準とする
インク滴の飛翔速度は、印刷を実行しようとする画像毎
に変更しても良い。すなわち、上記印刷装置40におい
ては大中小のドットを形成可能でありそれぞれにずれ量
が異なるので、個々の印刷画像において最も使用頻度の
高いドットを基準にしてずれを補償すれば個々の画像で
最も多く分布するドットを基準にずれの補償がなされ、
画像の種類によらず効果的に画質を向上することができ
る。
インク滴の飛翔速度は、印刷を実行しようとする画像毎
に変更しても良い。すなわち、上記印刷装置40におい
ては大中小のドットを形成可能でありそれぞれにずれ量
が異なるので、個々の印刷画像において最も使用頻度の
高いドットを基準にしてずれを補償すれば個々の画像で
最も多く分布するドットを基準にずれの補償がなされ、
画像の種類によらず効果的に画質を向上することができ
る。
【0101】大中小のそれぞれを基準にできるように印
刷装置40においては吐出特性データとして大中小ドッ
トのそれぞれのずれ量を記憶する。本実施形態におい
て、ハードウェア構成は上記第1実施形態とほぼ同様で
あり、ソフトウェアによる構成や扱うデータが異なって
いる。図26は本実施形態にかかる印刷装置制御プログ
ラムが同コンピュータのOSに組み込まれたプリンタド
ライバとして実現された場合における概略構成図であ
る。同図においては、印刷装置40のROM63に記憶
される吐出特性データ630aを合わせて示している。
刷装置40においては吐出特性データとして大中小ドッ
トのそれぞれのずれ量を記憶する。本実施形態におい
て、ハードウェア構成は上記第1実施形態とほぼ同様で
あり、ソフトウェアによる構成や扱うデータが異なって
いる。図26は本実施形態にかかる印刷装置制御プログ
ラムが同コンピュータのOSに組み込まれたプリンタド
ライバとして実現された場合における概略構成図であ
る。同図においては、印刷装置40のROM63に記憶
される吐出特性データ630aを合わせて示している。
【0102】この吐出特性データ630aは図27に示
すような吐出特性を有するノズルNzに関してのずれ量
を例として示している。同図においてもCYKドットを
吐出するノズルNzの特性はほぼ均一であり、これらと
比較してMドットを吐出するノズルNzの特性が異なっ
ているとともにキャリッジ50の移動方向にインクが遠
く飛翔する傾向にある場合を示している。また、本実施
形態においては調整画素数は計6つであり、画素ずれの
ないノズルNzに対しては左に3個,右に3個の調整画
素を配分する。
すような吐出特性を有するノズルNzに関してのずれ量
を例として示している。同図においてもCYKドットを
吐出するノズルNzの特性はほぼ均一であり、これらと
比較してMドットを吐出するノズルNzの特性が異なっ
ているとともにキャリッジ50の移動方向にインクが遠
く飛翔する傾向にある場合を示している。また、本実施
形態においては調整画素数は計6つであり、画素ずれの
ないノズルNzに対しては左に3個,右に3個の調整画
素を配分する。
【0103】ここで、Mのラスタデータによる印刷結果
として示すドットについては、小中大の各インク滴にお
いて右側のドットM4’,M5’,M6’が調整画素未
配分(調整画素数が左右均等)のものである。一方、同
図に示す小ドットのMのラスタデータのように6つの調
整画素の総てを画像画素値データの右側に配分したもの
を印刷するとドットM4が形成される。すなわち、Mド
ットを吐出するノズルNzにおいて小ドットの画素ずれ
は3画素分である。図に示す中ドットのMのラスタデー
タのように調整画素を1つ左に配分し、残りの5つを右
側に配分したものを印刷するとドットM5が形成され
る。すなわち、Mドットを吐出するノズルNzにおいて
中ドットの画素ずれは2画素分である。同様に、大ドッ
トのMのラスタデータのように調整画素を左に2つ、右
に4つ配分したものを印刷するとドットM6が形成され
るので、画素ずれは1画素分である。このようなノズル
Nz特性の場合に吐出特性データ630aのずれ量の値
は上記図26に例示したものとなる。
として示すドットについては、小中大の各インク滴にお
いて右側のドットM4’,M5’,M6’が調整画素未
配分(調整画素数が左右均等)のものである。一方、同
図に示す小ドットのMのラスタデータのように6つの調
整画素の総てを画像画素値データの右側に配分したもの
を印刷するとドットM4が形成される。すなわち、Mド
ットを吐出するノズルNzにおいて小ドットの画素ずれ
は3画素分である。図に示す中ドットのMのラスタデー
タのように調整画素を1つ左に配分し、残りの5つを右
側に配分したものを印刷するとドットM5が形成され
る。すなわち、Mドットを吐出するノズルNzにおいて
中ドットの画素ずれは2画素分である。同様に、大ドッ
トのMのラスタデータのように調整画素を左に2つ、右
に4つ配分したものを印刷するとドットM6が形成され
るので、画素ずれは1画素分である。このようなノズル
Nz特性の場合に吐出特性データ630aのずれ量の値
は上記図26に例示したものとなる。
【0104】同図に示すプリンタドライバ210では、
画像を印刷するために使用される大中小ドットのうち最
も使用頻度の高いものを基準とするための構成を有して
いる。すなわち、上記第1実施形態と比較して調整デー
タ配分テーブル230の構成が異なっており、大中小の
それぞれについてずれ量が記憶されている上記吐出特性
データ630aに対応するため、プリンタドライバ21
0にて印刷を行う際に図26に示すように大中小それぞ
れについて左右の調整画素数を設定したテーブルとして
調整データ配分テーブル230が設定される。
画像を印刷するために使用される大中小ドットのうち最
も使用頻度の高いものを基準とするための構成を有して
いる。すなわち、上記第1実施形態と比較して調整デー
タ配分テーブル230の構成が異なっており、大中小の
それぞれについてずれ量が記憶されている上記吐出特性
データ630aに対応するため、プリンタドライバ21
0にて印刷を行う際に図26に示すように大中小それぞ
れについて左右の調整画素数を設定したテーブルとして
調整データ配分テーブル230が設定される。
【0105】また、ハーフトーン処理部210cは上記
第1実施形態と同様の機能に加え、ハーフトーン処理の
結果生成された画像画素のそれぞれが大中小のいずれで
あるかを検出し、それぞれの使用回数を計数する使用頻
度検出部210c1を備えている。調整画素数設定部2
10d1は上記第1実施形態と同様の機能に加え、上記
使用頻度検出部210c1によって最も使用回数が多い
とされたドットを上記調整データ配分テーブル230か
ら選択して調整画素数の設定を実行する機能を有してい
る。
第1実施形態と同様の機能に加え、ハーフトーン処理の
結果生成された画像画素のそれぞれが大中小のいずれで
あるかを検出し、それぞれの使用回数を計数する使用頻
度検出部210c1を備えている。調整画素数設定部2
10d1は上記第1実施形態と同様の機能に加え、上記
使用頻度検出部210c1によって最も使用回数が多い
とされたドットを上記調整データ配分テーブル230か
ら選択して調整画素数の設定を実行する機能を有してい
る。
【0106】図28は、本実施形態にかかるプリンタド
ライバ210が実行する印刷データ生成処理ルーチンの
フローチャートである。同フローチャートにおいて処理
の概略は上記第1実施形態と同様であり、同様の処理に
ついては上記図9と同じ符号を付してある。すなわち、
ステップS100〜S300においてAPLから入力し
たRGBデータとしての画像データの1ラスタに相当す
るデータを色補正し、ハーフトーン処理を行って、大中
小それぞれのドットを形成する指示を含んだ画像画素値
データを生成する。
ライバ210が実行する印刷データ生成処理ルーチンの
フローチャートである。同フローチャートにおいて処理
の概略は上記第1実施形態と同様であり、同様の処理に
ついては上記図9と同じ符号を付してある。すなわち、
ステップS100〜S300においてAPLから入力し
たRGBデータとしての画像データの1ラスタに相当す
るデータを色補正し、ハーフトーン処理を行って、大中
小それぞれのドットを形成する指示を含んだ画像画素値
データを生成する。
【0107】本実施形態においては上述のように印刷に
かかる画像に使用される大中小ドットそれぞれの使用頻
度を検出するため、ラスタライズや印刷データの生成前
に全画像の全ラスタに相当するデータのハーフトーン処
理を行う。すなわち、上記ステップS300の次にはス
テップS302にて全ラスタについてハーフトーン処理
が終了したか否かを判別し、同ステップS302にて全
ラスタにつてのハーフトーン処理が終了したと判別され
るまで上記ステップS100以降の処理を繰り返す。
かかる画像に使用される大中小ドットそれぞれの使用頻
度を検出するため、ラスタライズや印刷データの生成前
に全画像の全ラスタに相当するデータのハーフトーン処
理を行う。すなわち、上記ステップS300の次にはス
テップS302にて全ラスタについてハーフトーン処理
が終了したか否かを判別し、同ステップS302にて全
ラスタにつてのハーフトーン処理が終了したと判別され
るまで上記ステップS100以降の処理を繰り返す。
【0108】ステップS302にて全ラスタについての
ハーフトーン処理が終了したと判別されると、上記使用
頻度検出部210c1がステップS304にてハーフト
ーン処理後のデータについて大中小ドットのそれぞれの
使用回数を計数する。すると、上記調整画素数設定部2
10d1がステップS306において上記計数された使
用回数に基づき、最も計数値が高いドットを基準ドット
として決定する。ステップS410においては上記印刷
データ生成部21dが調整データ配分テーブル230を
参照し、当該決定された基準ドットについての調整画素
数を使用して調整画素の配分を設定する。
ハーフトーン処理が終了したと判別されると、上記使用
頻度検出部210c1がステップS304にてハーフト
ーン処理後のデータについて大中小ドットのそれぞれの
使用回数を計数する。すると、上記調整画素数設定部2
10d1がステップS306において上記計数された使
用回数に基づき、最も計数値が高いドットを基準ドット
として決定する。ステップS410においては上記印刷
データ生成部21dが調整データ配分テーブル230を
参照し、当該決定された基準ドットについての調整画素
数を使用して調整画素の配分を設定する。
【0109】ステップS500では、各ラスタについて
上記調整画素と画像画素値データとを融合し印刷データ
を生成する。ステップS610では、出力部21eが生
成された印刷データを出力する。この結果、印刷装置4
0においては最も使用頻度の高い大きさのドット形成位
置が最適化するようにずれを補償した画像が印刷され
る。このため、印刷される画像において小ドットが多用
されているような場合にも画像全体の画質を確実に向上
させることができるし、画像個々の色調によって画質向
上効果に著しく差を生じさせることなく画質を向上する
ことができる。
上記調整画素と画像画素値データとを融合し印刷データ
を生成する。ステップS610では、出力部21eが生
成された印刷データを出力する。この結果、印刷装置4
0においては最も使用頻度の高い大きさのドット形成位
置が最適化するようにずれを補償した画像が印刷され
る。このため、印刷される画像において小ドットが多用
されているような場合にも画像全体の画質を確実に向上
させることができるし、画像個々の色調によって画質向
上効果に著しく差を生じさせることなく画質を向上する
ことができる。
【0110】本実施形態においては、印刷にかかる画像
全体について大中小ドットの使用回数を計数していた
が、一画像を複数の領域に分割して分割された領域単位
で大中小ドットの使用回数を計数し、領域毎に異なる調
整画素数でドット形成位置のずれを補償しても良い。ま
た、視認性の低い色例えばイエローについては使用回数
を計数しないように構成しても良いし、各色の視認性の
程度によって重みを変えて計数するように構成すること
なども可能であり、種々の構成が可能である。
全体について大中小ドットの使用回数を計数していた
が、一画像を複数の領域に分割して分割された領域単位
で大中小ドットの使用回数を計数し、領域毎に異なる調
整画素数でドット形成位置のずれを補償しても良い。ま
た、視認性の低い色例えばイエローについては使用回数
を計数しないように構成しても良いし、各色の視認性の
程度によって重みを変えて計数するように構成すること
なども可能であり、種々の構成が可能である。
【0111】(8)第4実施形態:上述の実施形態で
は、各インク色毎にずれを補償する構成としていた。す
なわち、上記図6の副走査方向に並ぶノズルNzについ
ては同様のノズルNz特性として同様の調整画素数でド
ット形成位置ずれを補償していた。しかし、副走査方向
に並ぶノズルNzから吐出されるインク滴は異なるラス
タデータに基づいていることから、同色インク滴であっ
ても異なる調整画素数でずれを補償することができる。
は、各インク色毎にずれを補償する構成としていた。す
なわち、上記図6の副走査方向に並ぶノズルNzについ
ては同様のノズルNz特性として同様の調整画素数でド
ット形成位置ずれを補償していた。しかし、副走査方向
に並ぶノズルNzから吐出されるインク滴は異なるラス
タデータに基づいていることから、同色インク滴であっ
ても異なる調整画素数でずれを補償することができる。
【0112】以下、副走査方向に並ぶノズルNzに関し
て異なる調整画素数とする構成を第4実施形態として説
明する。本実施形態についても上記第1〜第3実施形態
と同様のハードウェア構成にて実現することができる。
但し、本実施形態にかかる印刷装置40においてはいわ
ゆるインターレース方式にて画像を印刷することが可能
であり、図6に示す副走査方向のノズルNzピッチに相
当する画素を複数回の主走査で埋めていく構成としてあ
る。
て異なる調整画素数とする構成を第4実施形態として説
明する。本実施形態についても上記第1〜第3実施形態
と同様のハードウェア構成にて実現することができる。
但し、本実施形態にかかる印刷装置40においてはいわ
ゆるインターレース方式にて画像を印刷することが可能
であり、図6に示す副走査方向のノズルNzピッチに相
当する画素を複数回の主走査で埋めていく構成としてあ
る。
【0113】図29はインターレース方式により画像を
印刷する様子を示した説明図である。同図の左側には各
主走査におけるノズルNzの位置を模式的に示してお
り、それぞれ〜がノズルNzを示している。ノズル
Nz間に破線で示した○はノズルNzピッチを表す便宜
上のものであり、同図においてはノズルNzの副走査方
向のピッチがそれぞれ3画素分(ノズルNz間は2画
素)であることを示している。また、図においては説明
のためノズルNzが副走査方向に4つ並設した状態を示
しているが、本実施形態において実際には上述のように
ノズルNzは副走査方向に48個並設されているし、む
ろん他の個数にて構成することも可能である。
印刷する様子を示した説明図である。同図の左側には各
主走査におけるノズルNzの位置を模式的に示してお
り、それぞれ〜がノズルNzを示している。ノズル
Nz間に破線で示した○はノズルNzピッチを表す便宜
上のものであり、同図においてはノズルNzの副走査方
向のピッチがそれぞれ3画素分(ノズルNz間は2画
素)であることを示している。また、図においては説明
のためノズルNzが副走査方向に4つ並設した状態を示
しているが、本実施形態において実際には上述のように
ノズルNzは副走査方向に48個並設されているし、む
ろん他の個数にて構成することも可能である。
【0114】同図に示すヘッドを4ドット相当の送り量
で副走査すると、図中の1回目〜4回目で示された位置
にヘッドが移動する。図中右側に記載した〜の集合
はインターレース方式で印刷した場合のドット形成位置
をノズル番号に対応させつつ模式的に示している。尚、
1回目の主走査におけるノズル,および2回目の主
走査におけるノズルでドットを形成しないのは、図か
ら明らかな通り、以後の主走査で隣接するラスタを形成
し得ないからである。
で副走査すると、図中の1回目〜4回目で示された位置
にヘッドが移動する。図中右側に記載した〜の集合
はインターレース方式で印刷した場合のドット形成位置
をノズル番号に対応させつつ模式的に示している。尚、
1回目の主走査におけるノズル,および2回目の主
走査におけるノズルでドットを形成しないのは、図か
ら明らかな通り、以後の主走査で隣接するラスタを形成
し得ないからである。
【0115】このようにインターレース方式による印刷
を実行する場合、図23に示すように所定のラスタを形
成するノズル番号〜は一義的に決定する。そこで、
各ラスタについてノズル番号を判定し、このノズル番号
毎に適宜調整画素数を決定すれば、副走査方向に並設さ
れるノズルNz特性が異なっていても各ノズル毎に適切
なずれ補償するように制御することができる。図30
は、副走査方向に並設されるノズルNz相互にて異なる
調整画素数とする際に調整画素数を決定するための指針
を説明する説明図である。
を実行する場合、図23に示すように所定のラスタを形
成するノズル番号〜は一義的に決定する。そこで、
各ラスタについてノズル番号を判定し、このノズル番号
毎に適宜調整画素数を決定すれば、副走査方向に並設さ
れるノズルNz特性が異なっていても各ノズル毎に適切
なずれ補償するように制御することができる。図30
は、副走査方向に並設されるノズルNz相互にて異なる
調整画素数とする際に調整画素数を決定するための指針
を説明する説明図である。
【0116】同図においては印刷装置40のノズルアレ
イを再掲するとともに、その右側のグラフにてインク滴
飛翔速度vのノズル位置依存性を示している。同グラフ
においては縦軸に副走査方向のノズル位置を示してお
り、横軸にインク滴飛翔速度vを示している。同グラフ
に示すように同一ノズルアレイであっても副走査方向の
両端に近づく程飛翔速度が大きくなっており、副走査方
向中央に近づくほど飛翔速度が小さくなっている。従っ
て、副走査方向中央に近いノズルほど飛翔速度差による
ずれ量が大きくなる。そこで、本実施形態においては副
走査方向に並設するノズルNzのうち最も飛翔速度が速
いものを「0」とし、飛翔速度が遅くなるにつれ値が大
きくなるようなずれ補正値にて上記第1〜第3実施形態
のようにして決定される調整画素数を補正する。
イを再掲するとともに、その右側のグラフにてインク滴
飛翔速度vのノズル位置依存性を示している。同グラフ
においては縦軸に副走査方向のノズル位置を示してお
り、横軸にインク滴飛翔速度vを示している。同グラフ
に示すように同一ノズルアレイであっても副走査方向の
両端に近づく程飛翔速度が大きくなっており、副走査方
向中央に近づくほど飛翔速度が小さくなっている。従っ
て、副走査方向中央に近いノズルほど飛翔速度差による
ずれ量が大きくなる。そこで、本実施形態においては副
走査方向に並設するノズルNzのうち最も飛翔速度が速
いものを「0」とし、飛翔速度が遅くなるにつれ値が大
きくなるようなずれ補正値にて上記第1〜第3実施形態
のようにして決定される調整画素数を補正する。
【0117】図30においてはこのずれ補正値を上記グ
ラフに重ねて示しており、印刷装置40のROM63に
は上記吐出特性データ63a,630aに加えて副走査
方向のノズル位置に対応させたずれ補正値を記憶してお
く。そして、上記プリンタドライバ21,210にて調
整データ配分テーブル23,230を設定する際にノズ
ル位置に対応させたずれ補正値をも受信し、データとし
て保持しておく。プリンタドライバ21,210にてハ
ーフトーン処理がなされた画像画素値データはその段階
で印刷ヘッドのどの位置のノズルNzにて印刷されるか
が判明するので、調整データ配分テーブル23,230
に設定された調整画素数にノズル位置毎のずれ補正値を
増減して調整画素数の配分を設定する。
ラフに重ねて示しており、印刷装置40のROM63に
は上記吐出特性データ63a,630aに加えて副走査
方向のノズル位置に対応させたずれ補正値を記憶してお
く。そして、上記プリンタドライバ21,210にて調
整データ配分テーブル23,230を設定する際にノズ
ル位置に対応させたずれ補正値をも受信し、データとし
て保持しておく。プリンタドライバ21,210にてハ
ーフトーン処理がなされた画像画素値データはその段階
で印刷ヘッドのどの位置のノズルNzにて印刷されるか
が判明するので、調整データ配分テーブル23,230
に設定された調整画素数にノズル位置毎のずれ補正値を
増減して調整画素数の配分を設定する。
【0118】図31はかかる補正の様子を示しており、
同図左に示す画像の全ラスタデータにおいて、ヘッド1
パス分の副走査方向両端のラスタデータ、すなわち副走
査方向両端のノズルで印刷するラスタデータについて
は、ずれ補正値が0であるため調整データ配分テーブル
23,230に基づく調整画素数をそのまま使用する。
これに対して、ヘッド1パス分の副走査方向中央のラス
タデータ、すなわち副走査方向中央のノズルで印刷する
ラスタデータについては、ずれ補正値が3であるため、
往動ラスタに対して左側の調整画素を3減らし、右側の
調整画素を3増やすようにして調整画素数を補正する。
この結果、副走査方向に並設するノズルNzのそれぞれ
においてインク滴の飛翔速度差に基づくドット形成位置
ずれが生じている場合に、このずれを補償することがで
きる。
同図左に示す画像の全ラスタデータにおいて、ヘッド1
パス分の副走査方向両端のラスタデータ、すなわち副走
査方向両端のノズルで印刷するラスタデータについて
は、ずれ補正値が0であるため調整データ配分テーブル
23,230に基づく調整画素数をそのまま使用する。
これに対して、ヘッド1パス分の副走査方向中央のラス
タデータ、すなわち副走査方向中央のノズルで印刷する
ラスタデータについては、ずれ補正値が3であるため、
往動ラスタに対して左側の調整画素を3減らし、右側の
調整画素を3増やすようにして調整画素数を補正する。
この結果、副走査方向に並設するノズルNzのそれぞれ
においてインク滴の飛翔速度差に基づくドット形成位置
ずれが生じている場合に、このずれを補償することがで
きる。
【0119】かかる手法によれば、一部のノズルに関し
て飛翔速度差によるドット形成位置ずれ量を測定するこ
とによって、その結果から全ノズルの傾向を把握すると
ともにずれ補正値を決定し、全ノズルアレイの調整画素
数を決定することができる。むろん、全ノズルアレイに
てインク滴を吐出させ、飛翔速度差によるドット形成位
置ずれを測定して調整画素数を補正しても良い。また、
この場合にはずれ補正値によって調整データ配分テーブ
ルの調整画素数を補正するのではなく、全ノズルに関す
る吐出特性データを個々に記憶し、調整データ配分テー
ブルにおいて全ノズルに対応させた調整画素数を設定す
るようにしても良い。
て飛翔速度差によるドット形成位置ずれ量を測定するこ
とによって、その結果から全ノズルの傾向を把握すると
ともにずれ補正値を決定し、全ノズルアレイの調整画素
数を決定することができる。むろん、全ノズルアレイに
てインク滴を吐出させ、飛翔速度差によるドット形成位
置ずれを測定して調整画素数を補正しても良い。また、
この場合にはずれ補正値によって調整データ配分テーブ
ルの調整画素数を補正するのではなく、全ノズルに関す
る吐出特性データを個々に記憶し、調整データ配分テー
ブルにおいて全ノズルに対応させた調整画素数を設定す
るようにしても良い。
【0120】このように本発明においては、所定の飛翔
速度のインク滴を基準として当該基準インク滴によるド
ット形成位置の主走査方向のずれを補償する。ずれの補
償に際しては、画像を構成する画像画素におけるドット
の形成状態を表す画像画素値データの両端の少なくとも
一方の側にドットを形成しない調整画素の存在を表す調
整画素値データを配置することによって画像画素の主走
査方向の位置を調整する。従って、異なる飛翔速度のイ
ンク滴を吐出する印刷装置において容易に飛翔速度差に
基づくドット形成位置ずれを補償することができる。
速度のインク滴を基準として当該基準インク滴によるド
ット形成位置の主走査方向のずれを補償する。ずれの補
償に際しては、画像を構成する画像画素におけるドット
の形成状態を表す画像画素値データの両端の少なくとも
一方の側にドットを形成しない調整画素の存在を表す調
整画素値データを配置することによって画像画素の主走
査方向の位置を調整する。従って、異なる飛翔速度のイ
ンク滴を吐出する印刷装置において容易に飛翔速度差に
基づくドット形成位置ずれを補償することができる。
【図1】本発明にかかる印刷装置および本発明にかかる
印刷装置制御プログラムを実行するコンピュータからな
るシステム構成図である。
印刷装置制御プログラムを実行するコンピュータからな
るシステム構成図である。
【図2】印刷装置制御プログラムがプリンタドライバと
して実現された場合における概略構成図である。
して実現された場合における概略構成図である。
【図3】印刷装置の構成を示すブロック図である。
【図4】駆動信号の波形と吐出されるインク滴の大小関
係とを示す説明図である。
係とを示す説明図である。
【図5】印刷装置の機械部分の概略構成を示す図であ
る。
る。
【図6】ノズルアレイの構成を示す底面図である。
【図7】圧電素子とノズルNzとの構造を詳細に示した
説明図である。
説明図である。
【図8】印刷装置が印刷する画素の様子を示す説明図で
ある。
ある。
【図9】印刷データ生成処理ルーチンのフローチャート
である。
である。
【図10】適正なタイミングで形成されたドットの様子
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図11】形成位置にずれが生じるノズルで形成された
ドットの様子を示す説明図である。
ドットの様子を示す説明図である。
【図12】ドットの形成位置のずれを補償する様子を示
す説明図である。
す説明図である。
【図13】ドットの形成位置のずれを補償する様子を示
す説明図である。
す説明図である。
【図14】インク滴の大きさの差異によって飛翔速度が
異なることを説明する説明図である。
異なることを説明する説明図である。
【図15】大中小ドットのドット形成位置を独立で調整
することが困難であることを示す説明図である。
することが困難であることを示す説明図である。
【図16】ラスタデータとその印刷結果を小中大ドット
のそれぞれについて示す図である。
のそれぞれについて示す図である。
【図17】ラスタデータとその印刷結果を小中大ドット
のそれぞれについて示す図である。
のそれぞれについて示す図である。
【図18】吐出特性データの例を示す説明図である。
【図19】調整データ配分テーブルの例を示す説明図で
ある。
ある。
【図20】調整データ配分テーブルの例を示す説明図で
ある。
ある。
【図21】印刷装置によるずれ量の補正の様子を示す説
明図である。
明図である。
【図22】キャリッジの移動方向とドットの形成位置の
ずれ量との関係を示す説明図である。
ずれ量との関係を示す説明図である。
【図23】キャリッジの移動方向とドットの形成位置の
ずれ量との関係を示す説明図である。
ずれ量との関係を示す説明図である。
【図24】キャリッジの移動方向とずれ量の補償との関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図25】基準とするドットを変更した場合の考え方を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図26】印刷装置制御プログラムがプリンタドライバ
として実現された場合における概略構成図である。
として実現された場合における概略構成図である。
【図27】ラスタデータとその印刷結果を小中大ドット
のそれぞれについて示す図である。
のそれぞれについて示す図である。
【図28】印刷データ生成処理ルーチンのフローチャー
トである。
トである。
【図29】インターレース方式により画像を印刷する様
子を示した説明図である。
子を示した説明図である。
【図30】調整画素数を決定するための指針を説明する
説明図である。
説明図である。
【図31】ずれ補正値による補正を説明する説明図であ
る。
る。
10…コンピュータ
11…CPU
12…システムバス
13…ROM
14…RAM
15…ハードディスクドライブ
16…フレキシブルディスクドライブ
16a…フレキシブルディスク
17…CD−ROMドライブ
17a…CD−ROM
18…ディスプレイ
20…アプリケーションプログラム
21…プリンタドライバ
21a…入力部
21b…色補正処理部
21c…ハーフトーン処理部
21d…印刷データ生成部
21d1…調整画素数設定部
21e…出力部
22…色補正テーブル
23…調整データ配分テーブル
31…キーボード
32…マウス
40…印刷装置
50…キャリッジ
50a…印刷ヘッド
51,52…インクカートリッジ
51a,52a〜52c…アクチュエータ
53…紙送りモータ
53a…プラテン
54…キャリッジモータ
54a…駆動ベルト
54b…プーリ
54c…位置検出センサ
55…摺動軸
56…インク通路
60…プリンタコントローラ
61…インターフェース
62…RAM
62a…受信バッファ
62b…中間バッファ
62c…出力バッファ
63a…吐出特性データ
64…制御部
65…発信回路
66…駆動信号発生回路
70…プリントエンジン
71…ヘッド駆動部
72…紙送り機構
73…キャリッジ機構
74…シフトレジスタ
75…ラッチ回路
76…レベルシフタ
77…スイッチ回路
78…圧電素子
Claims (15)
- 【請求項1】 インクを吐出する複数のノズルを備える
ヘッドと、 上記ヘッドを印刷媒体に対して所定の方向に相対的に往
復動する主走査を行う主走査部と、 上記往復の行路のうちの少なくとも一方において印刷デ
ータに応じて上記ヘッドを駆動して飛翔速度の異なるイ
ンク滴を吐出させ、上記主走査の方向に配列された複数
の画素の少なくとも一部の上にドットを形成させるヘッ
ド駆動部と、 上記ヘッドに対して上記主走査の方向と交わる副走査方
向に上記印刷媒体を相対的に送る副走査を行う副走査部
と、 印刷の制御を行う制御部とを備え、 上記印刷データは、各主走査の各ノズルが上記飛翔速度
の異なるインク滴を吐出してドットを形成する際に画像
を構成する画像画素におけるドットの形成状態を表す画
像画素値データと、上記画像画素値データの両端の少な
くとも一方の側に配置されるとともに上記画像画素の主
走査方向の位置を調整するために用いられるドットを形
成しない調整画素の存在を表す調整画素値データとを有
するラスタデータを含んでおり、 上記制御部は、所定の飛翔速度のインク滴によるドット
形成位置の主走査方向のずれを補償するように上記調整
画素が画像画素値データの一端および他端へ配分された
ラスタデータを有する印刷データに基づいて上記主走査
部と副走査部とヘッド駆動部とを制御して印刷を実行す
ることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】 上記制御部は、上記画像画素値データを
記憶する画像画素値データ記憶部と、上記ドットの形成
位置のずれ量を記憶するずれ量記憶部と、上記ずれ量を
補償するように上記画像画素値データの一端および他端
への上記調整画素の配分を設定する配分設定部と、上記
画像画素値データおよび上記設定された調整画素の配分
とから上記ラスタデータを生成するラスタデータ生成部
とを備えることを特徴とする上記請求項1に記載の印刷
装置。 - 【請求項3】 上記制御部は、上記ドットの形成位置の
ずれ量を記憶するずれ量記憶部と、同ずれ量記憶部の記
憶内容を外部コンピュータに対して出力する出力部とを
備え、同外部コンピュータが出力する上記印刷データに
基づいて印刷を実行することを特徴とする上記請求項1
に記載の印刷装置。 - 【請求項4】 上記ヘッド駆動部は一周期内に複数のレ
ベルのパルス電圧が存在する周期的な駆動信号を発生可
能であり、当該一周期内のパルス電圧のいずれかまたは
組み合わせを上記ヘッドに対して印加してインクに対し
て異なる吐出圧を作用させることによって飛翔速度の異
なるインク滴を吐出させることを特徴とする上記請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の印刷装置。 - 【請求項5】 上記制御部は、所定のノズルにおける最
高飛翔速度のインク滴に関して上記ずれを補償すること
を特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載
の印刷装置。 - 【請求項6】 上記制御部は、所定のノズルにおける中
間飛翔速度のインク滴に関して上記ずれを補償すること
を特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載
の印刷装置。 - 【請求項7】 上記制御部は、上記画像画素において使
用頻度が高い飛翔速度のインク滴に関して上記ずれを補
償することを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいず
れかに記載の印刷装置。 - 【請求項8】 上記ヘッドは副走査方向に並設される複
数のノズルからなるノズルアレイを備えており、上記ラ
スタデータは同一ノズルアレイ内の異なるノズルにおい
て異なる数の調整画素を配分するようにして生成可能で
あることを特徴とする上記請求項1〜請求項7のいずれ
かに記載の印刷装置。 - 【請求項9】 上記ヘッドは副走査方向に並設される複
数のノズルからなるノズルアレイを備えるとともに当該
ノズルアレイが主走査方向に並設されており、上記ラス
タデータは異なるノズルアレイにあるノズルにおいて異
なる数の調整画素を配分するようにして生成可能である
ことを特徴とする上記請求項1〜請求項8のいずれかに
記載の印刷装置。 - 【請求項10】 異なる飛翔速度でインクを吐出可能な
ノズルにインク滴を吐出させてドットを形成させる画像
画素を示す画像画素値データと、ドットを形成させない
調整画素の存在を表す調整画素値データとを有するラス
タデータを含む印刷データに基づいて印刷を実行する印
刷装置であって、 上記ラスタデータにおいては、最高飛翔速度のインク滴
によるドット形成位置の主走査方向のずれを補償するよ
うに上記調整画素が画像画素値データの一端および他端
へ配分されていることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項11】 インクを吐出する複数のノズルを備え
るヘッドを印刷媒体に対して所定の方向に相対的に往復
動する主走査を行いつつ、上記ヘッドに対して上記主走
査の方向と交わる副走査方向に上記印刷媒体を相対的に
送る副走査を行い、上記往復の行路のうちの少なくとも
一方において印刷データに応じて上記ヘッドを駆動して
飛翔速度の異なるインク滴を吐出させ、上記主走査の方
向に配列された複数の画素の少なくとも一部の上にドッ
トを形成させる印刷装置を制御する印刷装置制御プログ
ラムであって、 所定のインタフェースを介して印刷にかかる画像データ
を取得する画像データ取得機能と、 同取得した画像データに基づいて、各主走査の各ノズル
が上記飛翔速度の異なるインク滴を吐出してドットを形
成する際に画像を構成する画像画素におけるドットの形
成状態を表す画像画素値データを生成する画像画素値デ
ータ生成機能と、 所定の飛翔速度のインク滴によるドット形成位置の主走
査方向のずれを補償するように、上記画像画素の主走査
方向の位置を調整するために用いられるドットを形成し
ない調整画素の存在を表す調整画素値データを上記画像
画素値データの両端の少なくとも一方の側に配置した主
走査方向のラスタデータを含む印刷データを生成する印
刷データ生成機能と、 同生成された印刷データを所定のインタフェースを介し
て上記印刷装置に出力する印刷データ出力機能とをコン
ピュータに実現させることを特徴とする印刷装置制御プ
ログラム。 - 【請求項12】 インクを吐出する複数のノズルを備え
るヘッドを印刷媒体に対して所定の方向に相対的に往復
動する主走査を行いつつ、上記ヘッドに対して上記主走
査の方向と交わる副走査方向に上記印刷媒体を相対的に
送る副走査を行い、上記往復の行路のうちの少なくとも
一方において印刷データに応じて上記ヘッドを駆動して
飛翔速度の異なるインク滴を吐出させ、上記主走査の方
向に配列された複数の画素の少なくとも一部の上にドッ
トを形成させる印刷装置を制御する印刷装置制御方法で
あって、 所定のインタフェースを介して印刷にかかる画像データ
を取得する画像データ取得工程と、 同取得した画像データに基づいて、各主走査の各ノズル
が上記飛翔速度の異なるインク滴を吐出してドットを形
成する際に画像を構成する画像画素におけるドットの形
成状態を表す画像画素値データを生成する画像画素値デ
ータ生成工程と、 所定の飛翔速度のインク滴によるドット形成位置の主走
査方向のずれを補償するように、上記画像画素の主走査
方向の位置を調整するために用いられるドットを形成し
ない調整画素の存在を表す調整画素値データを上記画像
画素値データの両端の少なくとも一方の側に配置した主
走査方向のラスタデータを含む印刷データを生成する印
刷データ生成工程と、 同生成された印刷データを所定のインタフェースを介し
て上記印刷装置に出力する印刷データ出力工程とを具備
することを特徴とする印刷装置制御方法。 - 【請求項13】 上記印刷データ生成工程では、所定の
ノズルにおける最高飛翔速度のインク滴に関して上記ず
れを補償するように上記調整画素値データを配置するこ
とを特徴とする上記請求項12に記載の印刷装置制御方
法。 - 【請求項14】 上記印刷データ生成工程では、所定の
ノズルにおける中間飛翔速度のインク滴に関して上記ず
れを補償するように上記調整画素値データを配置するこ
とを特徴とする上記請求項12に記載の印刷装置制御方
法。 - 【請求項15】 上記印刷データ生成工程では、上記画
像画素において使用頻度が高い飛翔速度のインク滴に関
して上記ずれを補償するように上記調整画素値データを
配置することを特徴とする上記請求項12に記載の印刷
装置制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001238058A JP2003048314A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび印刷装置制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001238058A JP2003048314A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび印刷装置制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003048314A true JP2003048314A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19069040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001238058A Pending JP2003048314A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | 印刷装置、印刷装置制御プログラムおよび印刷装置制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003048314A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088342A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Brother Ind Ltd | インクジェットプリンタ |
| JP2007015269A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Canon Inc | 記録装置および記録位置制御方法 |
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| CN114559746A (zh) * | 2020-11-27 | 2022-05-31 | 深圳市汉森软件有限公司 | 处理液数据打印方法、装置、设备及存储介质 |
-
2001
- 2001-08-06 JP JP2001238058A patent/JP2003048314A/ja active Pending
Cited By (10)
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| CN114559746A (zh) * | 2020-11-27 | 2022-05-31 | 深圳市汉森软件有限公司 | 处理液数据打印方法、装置、设备及存储介质 |
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