JP2003074792A - カセットガスボンベ - Google Patents
カセットガスボンベInfo
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Abstract
ガスとして充填し、或いはジメチルエーテルと液化石油
ガスの混合体を充填することで着火性能や気化性能を改
善する。 【解決手段】カセットガスボンベは、バーナーに着脱し
得るように構成され、燃料ガスとしてのジメチルエーテ
ル、又は燃料ガスとしてのジメチルエーテルと液化石油
ガスとの混合体、或いはジメチルエーテルと液化石油ガ
スを共沸組成様で充填されたものである。
Description
ジメチルエーテルを充填した、又はジメチルエーテルと
液化石油ガスとの混合ガスを充填したカセットガスボン
ベに関するものである。
カセットコンロやキャンピングに利用される炊事用スト
ーブ等の調理器具、或いはランタンや可搬式暖房用スト
ーブ,カセットガストーチバーナー等の器具では、容量
が小さく、可搬式のカセットガスボンベが使用されてい
る。前記各器具は、火炎を形成するバーナーに対してカ
セットガスボンベを装着して使用し、非使用時にはカセ
ットガスボンベを離脱させるように構成されている。
ス圧を調整するガバナーが設けられ、カセットガスボン
ベをカセットコンロの所定位置に装着すると、該カセッ
トガスボンベからガスが流出し、ガバナーによって圧力
を減圧させてバーナーに供給し得るように構成されてい
る。またストーブやランタン,バーナーにはガス流量を
調整するためのバルブが設けられており、装着したカセ
ットガスボンベから流出するガスの流量(圧力)を前記
バルブによって調整して供給し得るように構成されてい
る。このようなカセットガスボンベに充填される燃料ガ
スは、液化石油ガス、特にブタンであるのが一般的であ
る。
はエアゾールの噴射剤として多く利用されている。この
ジメチルエーテルの製法としてはメタノール脱水法と直
接合成法が採用されており、特に、直接合成法では天然
ガスや石炭ガスを原料として製造することが出来るた
め、脱石油燃料として期待されている。
ンベではブタンを充填して構成されたものが主流であ
り、家庭用のカセットコンロに使用するのに特別な問題
はない。しかし、ブタンの20℃に於ける飽和蒸気圧は
約0.16MPaであり、寒冷地の屋外(例えば冬季やアウト
ドア)で使用する場合、充分な蒸発量を確保することが
出来ず、使い難いという問題がある。
て利用する場合、取り扱いが簡便で入手し易い形態を開
発することが要求されている。
テルを燃料ガスとして充填し、或いはジメチルエーテル
と液化石油ガスの混合体を充填することで着火性能や気
化性能を改善したカセットガスボンベを提供することに
ある。
に本発明に係るカセットガスボンベは、バーナーに着脱
し得るように構成されたカセットガスボンベであって、
燃料ガスとしてのジメチルエーテルを充填したことを特
徴とするものである。
ーテル(以下「DME」という)を充填したので、該カ
セットガスボンベにバーナーを取り付けることで、該バ
ーナーの目的に応じてDMEを燃焼させて調理し、或い
は照明等に用いることが出来る。
に着脱し得るように構成されたカセットガスボンベであ
って、燃料ガスとしてのDMEと液化石油ガスとの混合
体を充填したことを特徴とするものである。
化石油ガス(LPG)との混合体を充填したので、該カ
セットガスボンベをバーナーに取り付けて充填されたL
PGとDMEとの混合体を燃焼させることが出来る。特
に、DMEとLPGとの混合比を適宜選択することで混
合比に応じた飽和蒸気圧を設定し、これに伴ってアウト
ドア用品として好適なカセットガスボンベ或いは屋内で
の使用に好適なカセットガスボンベとして構成すること
が出来る。
MEと液化石油ガスとの混合体が共沸組成様であること
が好ましい。
DMEと共沸組成様で混合させることにより、使用時間
の延長にも関わらずDMEとLPGとの混合比が略同じ
状態で推移し安定したガスの供給が可能となる。
た混合体では、飽和蒸気圧をブタンの飽和蒸気圧よりも
高く設定することが出来る。このため、ブタンを充填し
たカセットガスボンベに指摘されていた低温下や強風下
に於ける着火性能を改善することが出来る。
用により性能のバリエーションを拡大することが出来
る。
MEとLPGとの混合体が共沸点を共有する比率で混合
しているという意味ではなく、共沸点を含む所定の範囲
を持った混合比で混合しているという意味である。
態は特に限定するものではなく、家庭用の可搬式ガスコ
ンロに用いられる円筒型のカセットガスボンベてあって
良く、またアウトドア用品として利用される炊事用スト
ーブに用いられるカートリッジと呼ばれるカセットガス
ボンベであっても良い。
好ましい実施形態について説明する。本発明に係るカセ
ットガスボンベは、DMEを単独で充填し、或いはDM
EとLPGとの混合体を充填し、更にはDMEとLPG
とを共沸組成様で充填したものであり、DMEを簡便な
取り扱いの基に燃料ガスとして機能させることを実現し
たものである。
態は特に限定するものではなく、家庭の卓上で用いるこ
とが可能な所謂カセットコンロ用のカセットガスボンベ
として、或いはアウトドア用品を構成する炊事用ストー
ブや夜間照明用のランタンのカセットガスボンベとし
て、更には調理用品や日曜大工用品として用いられる対
象物の表面に焦げ目を付けるためのバーナー用のカセッ
トガスボンベとして構成される。
ットこんろ用燃料容器」に規定されたものであり、本発
明に係るカセットガスボンベとして好ましく適用するこ
とが可能である。
胴1の上端側にバルブが構成されており、該バルブのス
テム2が突出して配置されている。またステム2の近傍
にはフランジ3が設けられ、該フランジ3に切欠部4が
形成されている。このカセットガスボンベAでは、異な
るメーカーのカセットコンロにも適用し得るように、缶
胴1の外径寸法や、ステム2の先端から缶胴1の下側端
部までの全長、フランジ3の外径、切欠部4の幅等の寸
法が上記規格で規定されている。
を取り付けるための取付部が形成されており、この取付
部に該カセットガスボンベAの切欠部4を嵌合させて取
り付けたとき、ステム2が押圧されて充填されたDME
或いはDMEとLPGとの共沸組成ガスが流出し、これ
らのガスがガバナーと呼ばれる減圧機構によって減圧さ
れる。従って、ガバナーとバーナーとの間に設けたバル
ブを開放しつつ点火することで、バーナーに火炎が形成
される。
の鍋やフライパンを加熱するコンロや、ストーブ或いは
ガス釜等がある。
カートリッジと呼ばれているカセットガスボンベは上部
が球形の本体部を有しており、この本体部の上端にバー
ナーを取り付ける取付部が形成されている。このカセッ
トガスボンベでは、取付部の構造はバーナーメーカー毎
に異なっており、取付部にネジが形成され該ネジにバー
ナーを締結するタイプのものや、特別なネジ部を形成す
ることなく、固定治具によって固定するタイプのもの等
が提供されている。そして、このようなカセットガスボ
ンベであっても、本発明を適用することが可能である。
る最も簡単なエーテルであり、沸点が−25.1℃の無色の
気体である。また20℃に於ける飽和蒸気圧は約0.42M
Paであり、加圧することにより容易に液化し得る。この
ため、カセットガスボンベの本体を高圧容器とすること
なく充填して流通させることが可能であり、取り扱いが
簡便である。またDMEの自然発火温度は235℃であ
る。
A、或いは図示しないカートリッジと呼ばれるカセット
ガスボンベに純粋(但し、原料に含まれた固有の不純物
成分や、製造過程で或いは運搬過程で含まれた不純物成
分を含むことは当然である)なDMEを充填すると共
に、充填されたカセットガスボンベAを各種バーナーに
装着して各バーナーの目的に応じた作業を容易に行なう
ことが可能となり、取り扱いが簡便で且つ有用性の高い
カセットガスボンベとすることが可能である。
ットガスボンベでは、ブタンを充填したカセットガスボ
ンベに比較して飽和蒸気圧が高く、従って、蒸発性能に
優れる。このため、寒冷地で使用するコンロに適用する
場合に有利である。
混合比としては、一義的に設定するものではなく、広い
範囲で設定することが可能である。またLPGとしては
ブタンやプロパンが一般的であるが、以下の実施例で
は、代表して従来より一般的なカセットガスボンベに充
填されていたブタンを用いている。このブタンはイソブ
タンが30重量%、ノルマルブタンが70重量%(以
下、単に%で表示する)の混合体である。
タンとの混合体であり、且つ両者の混合比は一定ではな
い。即ち、イソブタンとノルマルブタンの混合比は、原
産国の違いによる変化や、同一の原産国であっても生産
ロットの違いによる変化、或いは他の条件に基づく変化
があり、一義的に決定されるものではない。従って、以
下の各実施例に示す性状は単なる例であって、絶対的な
値ではないことは当然である。
Eを80%以上〜95%未満とし、ブタンを5%以上〜
20%未満とした混合体を充填した。このカセットガス
ボンベに充填された混合体の20℃に於ける飽和蒸気圧
は、図2のDME/B(ブタン)混合体の蒸気圧曲線に
示すように、約0.40MPa〜約0.42MPaの範囲にあり、ブ
タンの飽和蒸気圧に比較して充分に飽和蒸気圧が高く、
低温下でのガスの供給が良好であり、従来のカセットガ
スボンベと比較して冬季の屋外に於ける使用や、アウト
ドアのカセットガスボンベとして高い用途がある。
Eを60%以上〜80%未満とし、ブタンを20%以上
〜40%未満とした混合体を充填した。このカセットガ
スボンベに充填された混合体の20℃に於ける飽和蒸気
圧は、図2に示すように、約0.36MPa〜約0.40MPaの範
囲にあり、ブタンの飽和蒸気圧に比較して充分に飽和蒸
気圧が高く、低温下でのガスの供給が良好であり、冬季
の屋外に於ける使用や、アウトドアのカセットガスボン
ベとして高い用途がある。また第1実施例に於ける混合
体の飽和蒸気圧よりも低いため、一般の家庭で使用され
るカセットコンロに好適に使用することが可能であり、
且つ前述の第1実施例と比較して発熱量を高くすること
が可能である。
Eを40%以上〜60%未満とし、ブタンを40%以上
〜60%未満とした混合体を充填した。このカセットガ
スボンベに充填された混合体の20℃に於ける飽和蒸気
圧は、図2に示すように、約0.30MPa〜約0.36MPaの範
囲にあり、ブタンの飽和蒸気圧に比較して充分に飽和蒸
気圧が高く、低温下でのガスの供給が良好であり、冬季
の屋外に於ける使用や、アウトドアのカセットガスボン
ベとして高い用途がある。また第1,2実施例に於ける
混合体の飽和蒸気圧よりも低いため、一般の家庭で使用
されるカセットコンロに好適に使用することが可能であ
り、且つ前述の第1,第2実施例と比較して発熱量を高
くすることが可能である。
マルブタンとの混合体からなるブタンに代えてイソブタ
ンやプロパンをDMEに混合させた混合体を利用した場
合、イソブタンやプロパンは夫々ブタンよりも飽和蒸気
圧が高いため、より高い蒸発性能を有しており、低温下
でのガスの蒸発が良好となり、冬季の屋外に於ける使用
や、アウトドアのカセットガスボンベとして高い用途が
ある。
成様である場合について説明する。DMEと共沸組成と
なるLPGとしてはブタン或いはプロパンがある。
点が−0.5℃で、20℃に於ける飽和蒸気圧が約0.21MP
aである。またイソブタンとDMEとが共沸組成となる
混合比は、DMEが約70%,イソブタンが約30%の
場合であり、このときの飽和蒸気圧(20℃)は約0.37
MPaとなる。
カセットガスボンベに充填することによって、ブタンの
蒸発性能を改善して低温下に於ける蒸発量を確保するこ
とが可能となり、且つ使用時間の延長に伴ってカセット
ガスボンベに充填された混合体の充填量が減少した場合
であっても、略一定したガスの組成を確保することが可
能となり、安定した蒸発量を実現することが可能とな
る。
ートリッジを冬季、高山で使用する場合、低温となる条
件に伴って蒸発性能が低下するため、高い信頼性を得る
ことが出来なかったという課題を克服することが可能に
なることを意味している。
−42℃,20℃に於ける飽和蒸気圧は約0.76MPaであ
る。またDMEとプロパンガスとの共沸組成となる混合
比は、DMEが8%,プロパンガスが92%であり、こ
のとき飽和蒸気圧(20℃)は約0.74MPaとなる。また
プロパンガスの自然発火温度は470℃であり、このプロ
パンガスにDMEが混合されることによって自然発火温
度が低下し、プロパンガスが単独で充填された場合と比
較して着火性能が改善される。
様で充填したカセットガスボンベでは、DME,LPG
の何れかが単独で蒸発することがなく、LPGの性質が
DMEによって改善され、DMEを燃料ガスとして利用
すると共に使い勝手の良いカセットガスボンベとするこ
とが可能である。
とを共沸点を含み該共沸点からプラスマイナス約10%
程度混合比を変化させた場合であっても、燃料ガスとし
て充分な機能を発揮し得るカセットガスボンベとするこ
とが可能であった。
カセットガスボンベでは、DMEを単独で充填すること
によって、充填されたDMEを燃料ガスとして利用する
ことが出来る。特に、カセットガスボンベの形態を限定
することがないため、家庭で使用するカセットコンロと
して、アウトドア用品として用いる炊事用ストーブ或い
は照明用のランタン等の器具に適用することが出来る。
カセットガスボンベでは、LPGを単独で充填した場合
と比較して着火性能の改善をはかることが出来、家庭用
のカセットコンロとして、アウトドア用のストーブ等の
器具に適用することが出来る。
た場合には、DMEを燃料ガスとして利用すると共に、
LPGを構成するガスの蒸発性能や着火性能を改善する
ことが出来る。更に、カセットガスボンベの形態を限定
することがないため、家庭で使用するカセットコンロと
して、アウトドア用品として用いる炊事用ストーブ或い
は照明用のランタンとして利用することが出来る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 バーナーに着脱し得るように構成された
カセットガスボンベであって、燃料ガスとしてのジメチ
ルエーテルを充填したことを特徴とするカセットガスボ
ンベ。 - 【請求項2】 バーナーに着脱し得るように構成された
カセットガスボンベであって、燃料ガスとしてのジメチ
ルエーテルと液化石油ガスとの混合体を充填したことを
特徴とするカセットガスボンベ。 - 【請求項3】 前記ジメチルエーテルと液化石油ガスと
の混合体が共沸組成様であることを特徴とする請求項2
に記載したガセットガスボンベ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001241753A JP2003074792A (ja) | 2001-06-18 | 2001-08-09 | カセットガスボンベ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001-183513 | 2001-06-18 | ||
| JP2001183513 | 2001-06-18 | ||
| JP2001241753A JP2003074792A (ja) | 2001-06-18 | 2001-08-09 | カセットガスボンベ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003074792A true JP2003074792A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=26617107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001241753A Pending JP2003074792A (ja) | 2001-06-18 | 2001-08-09 | カセットガスボンベ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003074792A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009203271A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Yuta Mizutani | トーチ用燃料及びその燃焼方法 |
| JP2011500879A (ja) * | 2007-10-11 | 2011-01-06 | トータル・ラフィナージュ・マーケティング | 液化ガス組成物の使用 |
Citations (3)
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| JPS6086195A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-15 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 燃料ガス組成物 |
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| JPH01138294A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-31 | Mansei Kogyo Kk | 点火装置用液化ガス燃料 |
-
2001
- 2001-08-09 JP JP2001241753A patent/JP2003074792A/ja active Pending
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| JP2011500879A (ja) * | 2007-10-11 | 2011-01-06 | トータル・ラフィナージュ・マーケティング | 液化ガス組成物の使用 |
| JP2009203271A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Yuta Mizutani | トーチ用燃料及びその燃焼方法 |
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