JP2003100241A - 蛍光表示管 - Google Patents
蛍光表示管Info
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Landscapes
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接する陽極間に電位差が生じる蛍光表示管
において、漏れ発光を防止し高精細かつ高輝度の表示を
可能とする。 【解決手段】 ガラス基板1上に配列され、蛍光体層5
を被着形成した複数の陽極4と、これらの陽極4と対向
して配置したフィラメント陰極7とを有し、フィラメン
ト陰極7から放出された電子を陽極4に印加する電圧に
より選択的に蛍光体層5に衝突させて発光させる蛍光表
示管において、陽極4間に土手状の突起10を設ける。
において、漏れ発光を防止し高精細かつ高輝度の表示を
可能とする。 【解決手段】 ガラス基板1上に配列され、蛍光体層5
を被着形成した複数の陽極4と、これらの陽極4と対向
して配置したフィラメント陰極7とを有し、フィラメン
ト陰極7から放出された電子を陽極4に印加する電圧に
より選択的に蛍光体層5に衝突させて発光させる蛍光表
示管において、陽極4間に土手状の突起10を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蛍光表示管に関し、
特に陰極から放出された電子を陽極に印加する電圧によ
り選択的に蛍光体層に衝突させて発光させる蛍光表示管
に関する。
特に陰極から放出された電子を陽極に印加する電圧によ
り選択的に蛍光体層に衝突させて発光させる蛍光表示管
に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光表示管は、少なくとも一方が透明な
真空容器の中で、陰極から放出される電子を陽極に被着
した蛍光体に衝突発光させ、所望のパターンを表示する
電子管である。図6は、従来の蛍光表示管の一構成例を
示す断面図である。同図において、ガラス基板1上に複
数の陽極配線2とこれらの陽極配線2を覆う絶縁層3と
が形成されており、絶縁層3上には複数の陽極4が形成
されている。これらの陽極4は、絶縁層3に設けられた
スルーホール3aを介して陽極配線2に接続されてい
る。また、各陽極4上には蛍光体層5が被着形成されて
いる。蛍光体層5の上方には所定距離離間してグリッド
電極6が配置され、グリッド電極6の上方に離間してフ
ィラメント陰極7が配置されている。
真空容器の中で、陰極から放出される電子を陽極に被着
した蛍光体に衝突発光させ、所望のパターンを表示する
電子管である。図6は、従来の蛍光表示管の一構成例を
示す断面図である。同図において、ガラス基板1上に複
数の陽極配線2とこれらの陽極配線2を覆う絶縁層3と
が形成されており、絶縁層3上には複数の陽極4が形成
されている。これらの陽極4は、絶縁層3に設けられた
スルーホール3aを介して陽極配線2に接続されてい
る。また、各陽極4上には蛍光体層5が被着形成されて
いる。蛍光体層5の上方には所定距離離間してグリッド
電極6が配置され、グリッド電極6の上方に離間してフ
ィラメント陰極7が配置されている。
【0003】フィラメント陰極7の上方にはガラス基板
1に対向して透明なフロントガラス8が配置され、ガラ
ス基板1端部に配置された枠状のスペーサガラス9によ
りガラス基板1から所定の間隔に保持されている。ガラ
ス基板1とフロントガラス8とスペーサガラス9とは低
融点のフリットガラス(図示せず)により封着され、真
空容器となる外囲器が形成されて10-3〜10-5Paの
真空に保持されており、陽極配線2、グリッド電極6及
びフィラメント陰極7へ外部から電気信号を供給するた
めの複数のリード(図示せず)がガラス基板1とスペー
サガラス9の接触部を貫通して設けられている。
1に対向して透明なフロントガラス8が配置され、ガラ
ス基板1端部に配置された枠状のスペーサガラス9によ
りガラス基板1から所定の間隔に保持されている。ガラ
ス基板1とフロントガラス8とスペーサガラス9とは低
融点のフリットガラス(図示せず)により封着され、真
空容器となる外囲器が形成されて10-3〜10-5Paの
真空に保持されており、陽極配線2、グリッド電極6及
びフィラメント陰極7へ外部から電気信号を供給するた
めの複数のリード(図示せず)がガラス基板1とスペー
サガラス9の接触部を貫通して設けられている。
【0004】図7に示すように、陽極4はマトリクス状
に配置され、隣接する陽極4には互いに異なる陽極配線
2が接続されている。また、グリッド電極6は、同時に
駆動する陽極群を覆うように複数配置されている。この
場合、陽極配線2は真空蒸着法などにより成膜されたア
ルミニウム膜で構成されており、絶縁層3はスクリーン
印刷法により塗布された低融点ガラスを主成分とするガ
ラスペーストを焼成した絶縁膜で構成されている。陽極
4はカーボンペーストをスクリーン印刷した後、焼成し
て形成したカーボンを主成分とする導電膜で構成されて
いる。蛍光体層5は、例えばZnO:Zn蛍光体のよう
な低速電子線励起発光蛍光体で構成されている。
に配置され、隣接する陽極4には互いに異なる陽極配線
2が接続されている。また、グリッド電極6は、同時に
駆動する陽極群を覆うように複数配置されている。この
場合、陽極配線2は真空蒸着法などにより成膜されたア
ルミニウム膜で構成されており、絶縁層3はスクリーン
印刷法により塗布された低融点ガラスを主成分とするガ
ラスペーストを焼成した絶縁膜で構成されている。陽極
4はカーボンペーストをスクリーン印刷した後、焼成し
て形成したカーボンを主成分とする導電膜で構成されて
いる。蛍光体層5は、例えばZnO:Zn蛍光体のよう
な低速電子線励起発光蛍光体で構成されている。
【0005】このような構成の蛍光表示管においては、
正電圧を印加するグリッド電極6を所定周期で順次切り
替え、このグリッド電極6に対応する陽極4の表示デー
タを示す正(+)又は負(−)の電圧をグリッド電極6
の切り替えに合わせて各陽極配線2に出力することで1
画面の表示を行う。ここで、グリッド電極6は正電圧が
印加されていないときは負電圧が印加されており、選択
された行以外での不要な発光を防止している。これによ
り、正電圧が印加されたグリッド電極6に対向し、かつ
正電圧が印加された陽極4に被着した蛍光体層5のみが
発光するので、表示データに対応するパターンが表示さ
れる。
正電圧を印加するグリッド電極6を所定周期で順次切り
替え、このグリッド電極6に対応する陽極4の表示デー
タを示す正(+)又は負(−)の電圧をグリッド電極6
の切り替えに合わせて各陽極配線2に出力することで1
画面の表示を行う。ここで、グリッド電極6は正電圧が
印加されていないときは負電圧が印加されており、選択
された行以外での不要な発光を防止している。これによ
り、正電圧が印加されたグリッド電極6に対向し、かつ
正電圧が印加された陽極4に被着した蛍光体層5のみが
発光するので、表示データに対応するパターンが表示さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、このような蛍光
表示管においても高精細かつ高輝度の表示が求められて
おり、高精細化に対応するため陽極間の間隔を狭くする
とともに、高輝度化に対応するため陽極電圧を高くした
ものが増えている。しかしながら、このように陽極間隔
を狭くした蛍光表示管には、高輝度化に対応するため陽
極電圧を高くすると、図7で示したように隣接する陽極
4の一方に正電圧(+)が印加され、他方に負電圧
(−)が印加されたときに、図8に示すように、点灯画
素15・消灯画素16にかかわらず正電圧が印加された
陽極の画素の負電圧が印加された陽極に面した辺の一部
に輝点17が生じるという問題があった。
表示管においても高精細かつ高輝度の表示が求められて
おり、高精細化に対応するため陽極間の間隔を狭くする
とともに、高輝度化に対応するため陽極電圧を高くした
ものが増えている。しかしながら、このように陽極間隔
を狭くした蛍光表示管には、高輝度化に対応するため陽
極電圧を高くすると、図7で示したように隣接する陽極
4の一方に正電圧(+)が印加され、他方に負電圧
(−)が印加されたときに、図8に示すように、点灯画
素15・消灯画素16にかかわらず正電圧が印加された
陽極の画素の負電圧が印加された陽極に面した辺の一部
に輝点17が生じるという問題があった。
【0007】例えば、隣接する陽極の間隔が100μm
程度の場合、これらの陽極間の電位差が100Vを超え
ると、図8に示したように、画素の点灯・消灯にかかわ
らず高電位側の陽極上の蛍光体層が局所的に発光する現
象(以後、漏れ発光と記す)が生じ、表示品位が悪化す
る。このため、高精細と高輝度を両立することが困難で
あった。本発明は、隣接する陽極間に電位差が生じる蛍
光表示管において、高精細かつ高輝度の表示を可能とす
ることを目的とする。
程度の場合、これらの陽極間の電位差が100Vを超え
ると、図8に示したように、画素の点灯・消灯にかかわ
らず高電位側の陽極上の蛍光体層が局所的に発光する現
象(以後、漏れ発光と記す)が生じ、表示品位が悪化す
る。このため、高精細と高輝度を両立することが困難で
あった。本発明は、隣接する陽極間に電位差が生じる蛍
光表示管において、高精細かつ高輝度の表示を可能とす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、基板上に配列され、蛍光体層を被着
形成した複数の陽極と、これらの陽極と対向して配置し
た陰極とを有し、陰極から放出された電子を陽極に印加
する電圧により選択的に蛍光体層に衝突させて発光させ
る蛍光表示管において、陽極間に土手状の突起を備えた
ことによって特徴づけられる。土手状の突起の一構成例
は、陽極が配列された面から突出して設けられた絶縁体
からなり、この面からの高さが陽極の高さの30%より
高く500%より低く構成されている。
ために、本発明は、基板上に配列され、蛍光体層を被着
形成した複数の陽極と、これらの陽極と対向して配置し
た陰極とを有し、陰極から放出された電子を陽極に印加
する電圧により選択的に蛍光体層に衝突させて発光させ
る蛍光表示管において、陽極間に土手状の突起を備えた
ことによって特徴づけられる。土手状の突起の一構成例
は、陽極が配列された面から突出して設けられた絶縁体
からなり、この面からの高さが陽極の高さの30%より
高く500%より低く構成されている。
【0009】ここで、陽極間に土手状の突起を設けるこ
とによって漏れ発光を防止できる理由を説明する。漏れ
発光の原因は必ずしも明確ではないが、陽極間の距離が
100μm程度と狭くなり、かつ陽極間の電位差が10
0Vを超えるようなときに発生することから、陽極間に
高電界が印加されることにより低電位側の陽極から電界
放出により電子が放出され、この電子が高電位側の蛍光
体層に衝突して蛍光体を発光させるためではないかと考
えられる。特に、陽極にカーボンを用いた場合には比較
的低い電位差で電界放出が生じるため、漏れ発光が顕著
になるのではないかと推測している。本発明の蛍光表示
管は、陽極間に土手状の突起を設けることにより、蛍光
体層への側面方向からの電子衝突を妨げ、漏れ発光を防
止するものである。
とによって漏れ発光を防止できる理由を説明する。漏れ
発光の原因は必ずしも明確ではないが、陽極間の距離が
100μm程度と狭くなり、かつ陽極間の電位差が10
0Vを超えるようなときに発生することから、陽極間に
高電界が印加されることにより低電位側の陽極から電界
放出により電子が放出され、この電子が高電位側の蛍光
体層に衝突して蛍光体を発光させるためではないかと考
えられる。特に、陽極にカーボンを用いた場合には比較
的低い電位差で電界放出が生じるため、漏れ発光が顕著
になるのではないかと推測している。本発明の蛍光表示
管は、陽極間に土手状の突起を設けることにより、蛍光
体層への側面方向からの電子衝突を妨げ、漏れ発光を防
止するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる
蛍光表示管の構成を示す断面図である。同図において、
ガラス基板1上に複数の陽極配線2とこれらの陽極配線
2を覆う絶縁層3とが形成されており、絶縁層3上には
複数の陽極4が形成されている。これらの陽極4は、絶
縁層3に設けられたスルーホール3aを介して陽極配線
2に接続されている。また、各陽極4上には蛍光体層5
が被着形成されている。
の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる
蛍光表示管の構成を示す断面図である。同図において、
ガラス基板1上に複数の陽極配線2とこれらの陽極配線
2を覆う絶縁層3とが形成されており、絶縁層3上には
複数の陽極4が形成されている。これらの陽極4は、絶
縁層3に設けられたスルーホール3aを介して陽極配線
2に接続されている。また、各陽極4上には蛍光体層5
が被着形成されている。
【0011】さらに、絶縁層3上には陽極4間に土手状
の突起10が形成されている。この土手状の突起10
は、幅20μmで陽極4と同じ高さに形成され、図2に
示すように、格子状に配置されている。図2は、図1の
I-I線断面を示す図である。蛍光体層5の上方には所定
距離離間してグリッド電極6が配置され、グリッド電極
6の上方に離間してフィラメント陰極7が配置されてい
る。ここで、陽極4は、図7に示すように、マトリクス
状に配置されており、隣接する陽極4には互いに異なる
陽極配線2が接続されている。また、グリッド電極6
は、同時に駆動する陽極群を覆うように複数配置されて
いる。フィラメント陰極7は、グリッド電極6と直交す
るように所定数が配置されている。
の突起10が形成されている。この土手状の突起10
は、幅20μmで陽極4と同じ高さに形成され、図2に
示すように、格子状に配置されている。図2は、図1の
I-I線断面を示す図である。蛍光体層5の上方には所定
距離離間してグリッド電極6が配置され、グリッド電極
6の上方に離間してフィラメント陰極7が配置されてい
る。ここで、陽極4は、図7に示すように、マトリクス
状に配置されており、隣接する陽極4には互いに異なる
陽極配線2が接続されている。また、グリッド電極6
は、同時に駆動する陽極群を覆うように複数配置されて
いる。フィラメント陰極7は、グリッド電極6と直交す
るように所定数が配置されている。
【0012】フィラメント陰極7の上方にはガラス基板
1に対向して透明なフロントガラス8が配置され、ガラ
ス基板1端部に配置された枠状のスペーサガラス9によ
りガラス基板1から所定の間隔に保持されている。ガラ
ス基板1とフロントガラス8とスペーサガラス9とは低
融点のフリットガラス(図示せず)により封着され、真
空容器となる外囲器が形成されて10-3〜10-5Paの
真空に保持されており、陽極配線2、グリッド電極6及
びフィラメント陰極7へ外部から電気信号を供給するた
めの複数のリード(図示せず)がガラス基板1とスペー
サガラス9の接触部を貫通して設けられている。
1に対向して透明なフロントガラス8が配置され、ガラ
ス基板1端部に配置された枠状のスペーサガラス9によ
りガラス基板1から所定の間隔に保持されている。ガラ
ス基板1とフロントガラス8とスペーサガラス9とは低
融点のフリットガラス(図示せず)により封着され、真
空容器となる外囲器が形成されて10-3〜10-5Paの
真空に保持されており、陽極配線2、グリッド電極6及
びフィラメント陰極7へ外部から電気信号を供給するた
めの複数のリード(図示せず)がガラス基板1とスペー
サガラス9の接触部を貫通して設けられている。
【0013】この実施の形態の蛍光表示管において、陽
極配線2は厚さ1μm程度のアルミニウム膜で構成され
ている。この陽極配線2は、ガラス基板1上にアルミニ
ウムを真空蒸着法などにより成膜した後、フォトエッチ
ングなどにより所定パターンに加工し形成する。絶縁層
3は、陽極配線2が形成されたガラス基板1に低融点ガ
ラスを主成分とするガラスペーストをスクリーン印刷し
た後、焼成し形成する。なお、スクリーン印刷の際に、
スルーホール3aを残して印刷することは言うまでもな
い。
極配線2は厚さ1μm程度のアルミニウム膜で構成され
ている。この陽極配線2は、ガラス基板1上にアルミニ
ウムを真空蒸着法などにより成膜した後、フォトエッチ
ングなどにより所定パターンに加工し形成する。絶縁層
3は、陽極配線2が形成されたガラス基板1に低融点ガ
ラスを主成分とするガラスペーストをスクリーン印刷し
た後、焼成し形成する。なお、スクリーン印刷の際に、
スルーホール3aを残して印刷することは言うまでもな
い。
【0014】陽極4は、カーボンを主成分とする導電膜
で構成されている。この陽極4は、絶縁層3上のスルー
ホール3aを有する領域に矩形状のパターンでカーボン
ペーストをスクリーン印刷した後、焼成して形成する。
土手状の突起10は、絶縁層3上に絶縁層3の形成に用
いたと同様のガラスペーストを格子状にスクリーン印刷
した後、焼成して形成する。蛍光体層5は、例えばZn
O:Zn蛍光体のような低速電子線励起発光蛍光体で構
成されている。この蛍光体層5は、蛍光体ペーストを陽
極4上にスクリーン印刷しておき、焼成して形成する。
で構成されている。この陽極4は、絶縁層3上のスルー
ホール3aを有する領域に矩形状のパターンでカーボン
ペーストをスクリーン印刷した後、焼成して形成する。
土手状の突起10は、絶縁層3上に絶縁層3の形成に用
いたと同様のガラスペーストを格子状にスクリーン印刷
した後、焼成して形成する。蛍光体層5は、例えばZn
O:Zn蛍光体のような低速電子線励起発光蛍光体で構
成されている。この蛍光体層5は、蛍光体ペーストを陽
極4上にスクリーン印刷しておき、焼成して形成する。
【0015】この蛍光表示管を従来と同様に、正電圧を
印加するグリッド電極6を所定周期で順次切り替え、こ
のグリッド電極6に対応する陽極4の表示データを示す
正(+)又は負(−)の電圧をグリッド電極6の切り替
えに合わせて各陽極配線2に出力することで1画面の表
示を行うようにしたところ、図7で示したように隣接す
る陽極4の一方に正電圧(+)が印加され、他方に負電
圧(−)が印加されたときであっても、画素の点灯・消
灯にかかわらず高電位側の陽極4上の蛍光体層5が局所
的に発光する現象(漏れ発光)は発生しなかった。すな
わち、この実施の形態によれば、漏れ発光による表示品
位の悪化を生じることなく、高精細化と高輝度化を両立
することが可能である。
印加するグリッド電極6を所定周期で順次切り替え、こ
のグリッド電極6に対応する陽極4の表示データを示す
正(+)又は負(−)の電圧をグリッド電極6の切り替
えに合わせて各陽極配線2に出力することで1画面の表
示を行うようにしたところ、図7で示したように隣接す
る陽極4の一方に正電圧(+)が印加され、他方に負電
圧(−)が印加されたときであっても、画素の点灯・消
灯にかかわらず高電位側の陽極4上の蛍光体層5が局所
的に発光する現象(漏れ発光)は発生しなかった。すな
わち、この実施の形態によれば、漏れ発光による表示品
位の悪化を生じることなく、高精細化と高輝度化を両立
することが可能である。
【0016】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図3は、第2の実施の形態にかかる蛍光表示管の構
成を示す断面図である。同図において、ガラス基板1上
に複数の陽極配線2とこれらの陽極配線2を覆う絶縁層
3とが形成されている。絶縁層3上には複数の帯状陽極
14が所定間隔で互いに平行に形成されており、これら
の帯状陽極14は、絶縁層3に設けられたスルーホール
3aを介して対応する陽極配線2に接続されている。ま
た、各帯状陽極14上には蛍光体層5が被着形成されて
いる。
る。図3は、第2の実施の形態にかかる蛍光表示管の構
成を示す断面図である。同図において、ガラス基板1上
に複数の陽極配線2とこれらの陽極配線2を覆う絶縁層
3とが形成されている。絶縁層3上には複数の帯状陽極
14が所定間隔で互いに平行に形成されており、これら
の帯状陽極14は、絶縁層3に設けられたスルーホール
3aを介して対応する陽極配線2に接続されている。ま
た、各帯状陽極14上には蛍光体層5が被着形成されて
いる。
【0017】さらに、絶縁層3上には帯状陽極14間に
土手状の突起10が形成されている。この土手状の突起
10は、幅20μmで陽極4と同じ高さに形成され、図
4に示すように、帯状陽極14と同じ若しくは長い長さ
でこれらの帯状陽極14の間に配置されている。図4
は、図3のII-II線断面を示す図である。蛍光体層5の
上方には所定距離離間して複数のグリッド電極6が配置
されている。この場合、各グリッド電極6は、図5に示
すように、各帯状陽極14と直交するように所定間隔で
配置されている。グリッド電極6の上方には、所定距離
離間してグリッド電極6と直交するように所定数のフィ
ラメント陰極7が配置されている。
土手状の突起10が形成されている。この土手状の突起
10は、幅20μmで陽極4と同じ高さに形成され、図
4に示すように、帯状陽極14と同じ若しくは長い長さ
でこれらの帯状陽極14の間に配置されている。図4
は、図3のII-II線断面を示す図である。蛍光体層5の
上方には所定距離離間して複数のグリッド電極6が配置
されている。この場合、各グリッド電極6は、図5に示
すように、各帯状陽極14と直交するように所定間隔で
配置されている。グリッド電極6の上方には、所定距離
離間してグリッド電極6と直交するように所定数のフィ
ラメント陰極7が配置されている。
【0018】フィラメント陰極7の上方にはガラス基板
1に対向して透明なフロントガラス8が配置され、枠状
のスペーサガラス9によりガラス基板1から所定の間隔
に保持されている。ガラス基板1とフロントガラス8と
スペーサガラス9とは低融点のフリットガラス(図示せ
ず)により封着され、真空容器となる外囲器が形成され
て10-3〜10-5Paの真空に保持されており、陽極配
線2、グリッド電極6及びフィラメント陰極7へ外部か
ら電気信号を供給するための複数のリード(図示せず)
がガラス基板1とスペーサガラス9の接触部を貫通して
設けられている。
1に対向して透明なフロントガラス8が配置され、枠状
のスペーサガラス9によりガラス基板1から所定の間隔
に保持されている。ガラス基板1とフロントガラス8と
スペーサガラス9とは低融点のフリットガラス(図示せ
ず)により封着され、真空容器となる外囲器が形成され
て10-3〜10-5Paの真空に保持されており、陽極配
線2、グリッド電極6及びフィラメント陰極7へ外部か
ら電気信号を供給するための複数のリード(図示せず)
がガラス基板1とスペーサガラス9の接触部を貫通して
設けられている。
【0019】この実施の形態の蛍光表示管において、陽
極配線2、絶縁層3及び蛍光体層5の構成と形成方法は
第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。帯
状陽極14は、カーボンを主成分とする導電膜で構成さ
れており、所定幅の帯状パターンが絶縁層3上のスルー
ホール3aを含む領域に所定間隔で配置されるようにカ
ーボンペーストをスクリーン印刷した後、焼成して形成
する。土手状の突起10は、絶縁層3上の帯状陽極14
間に絶縁層3の形成に用いたと同様のガラスペーストを
所定の幅で帯状陽極14と高さと長さが同じになるよう
にスクリーン印刷した後、焼成して形成する。
極配線2、絶縁層3及び蛍光体層5の構成と形成方法は
第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。帯
状陽極14は、カーボンを主成分とする導電膜で構成さ
れており、所定幅の帯状パターンが絶縁層3上のスルー
ホール3aを含む領域に所定間隔で配置されるようにカ
ーボンペーストをスクリーン印刷した後、焼成して形成
する。土手状の突起10は、絶縁層3上の帯状陽極14
間に絶縁層3の形成に用いたと同様のガラスペーストを
所定の幅で帯状陽極14と高さと長さが同じになるよう
にスクリーン印刷した後、焼成して形成する。
【0020】この蛍光表示管において、正電圧を印加す
るグリッド電極6を所定周期で順次切り替え、このグリ
ッド電極6に対応する行の表示データを示す正又は負の
電圧をグリッド電極6の切り替えに合わせて各陽極配線
2に出力することでグリッド電極6と交差する帯状陽極
14上の蛍光体層5の発光を制御して1画面の表示を行
うようにしたところ、図5で示したように隣接する帯状
陽極14の一方に正電圧(+)が印加され、他方に負電
圧(−)が印加されたときであっても、画素の点灯・消
灯にかかわらず高電位側の帯状陽極14上の蛍光体層5
に漏れ発光は発生しなかった。すなわち、この実施の形
態においても漏れ発光による表示品位の悪化を生じるこ
となく、高精細化と高輝度化を両立することが可能であ
る。
るグリッド電極6を所定周期で順次切り替え、このグリ
ッド電極6に対応する行の表示データを示す正又は負の
電圧をグリッド電極6の切り替えに合わせて各陽極配線
2に出力することでグリッド電極6と交差する帯状陽極
14上の蛍光体層5の発光を制御して1画面の表示を行
うようにしたところ、図5で示したように隣接する帯状
陽極14の一方に正電圧(+)が印加され、他方に負電
圧(−)が印加されたときであっても、画素の点灯・消
灯にかかわらず高電位側の帯状陽極14上の蛍光体層5
に漏れ発光は発生しなかった。すなわち、この実施の形
態においても漏れ発光による表示品位の悪化を生じるこ
となく、高精細化と高輝度化を両立することが可能であ
る。
【0021】これらの実施の形態では、いずれも土手状
の突起10の幅を20μmとしたが、幅による漏れ発光
の防止効果に差はなく、これに限られるものでない。す
なわち、土手状の突起10の幅は、20μmより狭くし
てもよいし、広くしてもよい。また、基部と頂部で幅が
異なってもよい。土手状の突起10の高さを陽極4と同
じ高さとしたが、これに限られるものではなく、陽極4
の高さの30%より高く500%より低い範囲であれ
ば、どのような高さであってもよい。これは、陽極4の
高さの30%以下では、漏れ発光の防止効果が少なくな
るためであり、陽極4の高さの500%以上では、フィ
ラメント陰極7から放出される電子が土手状の突起10
に妨げられて発光欠けが生じるようになるためである。
なお、土手状の突起10の高さを高くすると、土手状の
突起10の形成工程が複雑になるので、土手状の突起1
0の高さは陽極4の高さ乃至蛍光体層5の頂部までの高
さとすることが望ましい。
の突起10の幅を20μmとしたが、幅による漏れ発光
の防止効果に差はなく、これに限られるものでない。す
なわち、土手状の突起10の幅は、20μmより狭くし
てもよいし、広くしてもよい。また、基部と頂部で幅が
異なってもよい。土手状の突起10の高さを陽極4と同
じ高さとしたが、これに限られるものではなく、陽極4
の高さの30%より高く500%より低い範囲であれ
ば、どのような高さであってもよい。これは、陽極4の
高さの30%以下では、漏れ発光の防止効果が少なくな
るためであり、陽極4の高さの500%以上では、フィ
ラメント陰極7から放出される電子が土手状の突起10
に妨げられて発光欠けが生じるようになるためである。
なお、土手状の突起10の高さを高くすると、土手状の
突起10の形成工程が複雑になるので、土手状の突起1
0の高さは陽極4の高さ乃至蛍光体層5の頂部までの高
さとすることが望ましい。
【0022】また、これらの実施の形態では、ドットマ
トリクス表示を行う蛍光表示管を例に説明したが、これ
に限られるものではなく、隣接する陽極間に電位差が生
じる構成を有する蛍光表示管で漏れ発光が生じるものす
べてに対して適用可能である。また、グリッド電極を備
えた3極管構造のものに限られるものではなく、陰極と
陽極からなる2極管構造のものでもよい。
トリクス表示を行う蛍光表示管を例に説明したが、これ
に限られるものではなく、隣接する陽極間に電位差が生
じる構成を有する蛍光表示管で漏れ発光が生じるものす
べてに対して適用可能である。また、グリッド電極を備
えた3極管構造のものに限られるものではなく、陰極と
陽極からなる2極管構造のものでもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蛍光表示
管は、陽極間に土手状の突起を設けることにより蛍光体
層への側面方向からの電子衝突を妨げることができるの
で、漏れ発光を防止することができる。これにより、陽
極間隔を狭め、かつ陽極電圧を高めることが可能となる
ので、隣接する陽極間に電位差が生じる蛍光表示管にお
いて、高精細かつ高輝度の表示を可能とする効果が得ら
れる。
管は、陽極間に土手状の突起を設けることにより蛍光体
層への側面方向からの電子衝突を妨げることができるの
で、漏れ発光を防止することができる。これにより、陽
極間隔を狭め、かつ陽極電圧を高めることが可能となる
ので、隣接する陽極間に電位差が生じる蛍光表示管にお
いて、高精細かつ高輝度の表示を可能とする効果が得ら
れる。
【図1】 第1の実施の形態に係る蛍光表示管の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】 図1のI-I線断面を示す図である。
【図3】 第2の実施の形態に係る蛍光表示管の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】 図3のII-II線断面を示す図である。
【図5】 図3の蛍光表示管の帯状陽極とグリッド電極
の配置と駆動例を説明する図である。
の配置と駆動例を説明する図である。
【図6】 従来の蛍光表示管の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図7】 図1と図6の蛍光表示管の陽極とグリッド電
極の配置と駆動例を説明する図である。
極の配置と駆動例を説明する図である。
【図8】 図5の蛍光表示管が図6に示す駆動を行った
ときに点灯する画素と漏れ発光の関係を示す説明図であ
る。
ときに点灯する画素と漏れ発光の関係を示す説明図であ
る。
1…ガラス基板、2…陽極配線、3…絶縁層、3a…ス
ルーホール、4…陽極、5…蛍光体層、6…グリッド電
極、7…フィラメント陰極、8…フロントガラス、9…
スペーサガラス、10…土手状の突起、14…帯状陽
極、15…点灯画素、16…消灯画素、17…輝点。
ルーホール、4…陽極、5…蛍光体層、6…グリッド電
極、7…フィラメント陰極、8…フロントガラス、9…
スペーサガラス、10…土手状の突起、14…帯状陽
極、15…点灯画素、16…消灯画素、17…輝点。
Claims (2)
- 【請求項1】 基板上に配列され、蛍光体層を被着形成
した複数の陽極と、これらの陽極と対向して配置した陰
極とを有し、前記陰極から放出された電子を前記陽極に
印加する電圧により選択的に前記蛍光体層に衝突させて
発光させる蛍光表示管において、 前記陽極間に土手状の突起を備えたことを特徴とする蛍
光表示管。 - 【請求項2】 前記土手状の突起は、前記陽極が配列さ
れた面から突出して設けられた絶縁体からなり、この面
からの高さが前記陽極の高さの30%より高く500%
より低く構成されていることを特徴とする請求項1記載
の蛍光表示管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001291424A JP2003100241A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 蛍光表示管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001291424A JP2003100241A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 蛍光表示管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003100241A true JP2003100241A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19113567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001291424A Pending JP2003100241A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 蛍光表示管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003100241A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5866239A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-20 | Ise Electronics Corp | カラ−螢光表示管 |
| JPS6093744A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-25 | Ise Electronics Corp | 螢光表示管 |
| JPH0269457A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-08 | Nippon Soda Co Ltd | ピロール誘導体及びその製造法 |
| JPH06349426A (ja) * | 1993-06-07 | 1994-12-22 | Futaba Corp | グラフィック蛍光表示管 |
| JPH1186764A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-03-30 | Futaba Corp | 蛍光表示管及びその駆動方法 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001291424A patent/JP2003100241A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5866239A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-04-20 | Ise Electronics Corp | カラ−螢光表示管 |
| JPS6093744A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-25 | Ise Electronics Corp | 螢光表示管 |
| JPH0269457A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-08 | Nippon Soda Co Ltd | ピロール誘導体及びその製造法 |
| JPH06349426A (ja) * | 1993-06-07 | 1994-12-22 | Futaba Corp | グラフィック蛍光表示管 |
| JPH1186764A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-03-30 | Futaba Corp | 蛍光表示管及びその駆動方法 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080222 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101202 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110419 |