JP2003102754A - 歯科用硬化性材料のペースト混和台 - Google Patents

歯科用硬化性材料のペースト混和台

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JP2003102754A
JP2003102754A JP2001299400A JP2001299400A JP2003102754A JP 2003102754 A JP2003102754 A JP 2003102754A JP 2001299400 A JP2001299400 A JP 2001299400A JP 2001299400 A JP2001299400 A JP 2001299400A JP 2003102754 A JP2003102754 A JP 2003102754A
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mixing
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Mikio Kimura
幹雄 木村
Yasuhiro Ogawa
康浩 小川
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Tokuyama Dental Corp
Tokuyama Corp
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Tokuyama Dental Corp
Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陶磁器製のペースト混和台を用いて歯科用硬化
性材料のペーストを混和した場合において、残余の硬化
物をペースト混和台から簡単に除去すること。 【解決手段】ペースト混和用凹部を有する陶磁器製の混
和台本体と、該ペースト混和用凹部に脱着自在に嵌着さ
れる軟質樹脂製のカップ部材からなる歯科用硬化性材料
のペースト混和台を用い、上記カップ部材中で歯科用硬
化性材料のペーストを混和し、必要量を使用した後に該
カップ部材の内面に付着する残余の硬化物を、該カップ
部材をペースト混和用凹部から脱着し、これを加圧変形
させることにより剥落除去させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用セメントの
ような歯科用硬化性材料のペースト混和台、および該ペ
ースト混和台を使用した歯科用硬化性材料のペースト混
和方法に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科の分野において、齲蝕等による歯牙
欠損部を修復するに際して、種々の歯科用硬化性材料が
使用されている。例えば、クラウンやインレー等の金属
製或いはセラミックス製の補綴物を歯牙に接着する場合
には、リン酸亜鉛セメント、グラスアイオノマーセメン
ト等の歯科用セメントが使用され、近年では、その接着
性が強固であることから合成高分子を主体とした接着性
レジンセメントも汎用されている。
【0003】こうした歯科用硬化性材料は、保存中に硬
化反応が生じないように成分を少なくとも2パーツに分
離して保存し、歯牙の修復時にこれらを混和してペース
ト化して使用される。その場合、上記保存パーツの形態
は、一方がモノマー等を含む液成分になり、他方がフィ
ラーや触媒等からなる粉成分になることが多い。しかし
て、こうした形態の場合、混和によるペースト化は、液
成分の流出を防ぎ、混和の操作性を向上させるため、ペ
ースト混和用凹部を有する混和台が使用され、該凹部中
で筆積み法や混和法により混和されて使用される。この
ペースト混和台の素材としては、十分な剛性や耐久性が
必要であり、ある程度の重みを有して操作中の安定感が
あることも必要であり、これらの性状をバランス良く満
足することから、陶磁器製であるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
陶磁器性のペースト混和台を用いて歯科用硬化性材料の
ペーストを混和すると、使用後における該硬化性材料の
残余の硬化物が、前記ペースト混和用凹部の表面に固着
し、その固着箇所が深部である場合には除去に手間がか
かる問題があった。
【0005】こうした問題は、歯科用硬化性材料が、特
に、接着性レジンセメントである場合には顕著に発生す
ることが多く、その種類によってはへら等で強い力でこ
そぎ落とさなければ落ちない場合もあり面倒であった。
【0006】したがって、陶磁器製のペースト混和台を
用いて歯科用硬化性材料のペーストを混和した場合にお
いて、使用残余の硬化物をペースト混和台から簡単に除
去することが課題であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記の
課題は、次のようにして解決される。
【0008】すなわち、本発明は、ペースト混和用凹部
を有する陶磁器製の混和台本体と、該ペースト混和用凹
部に脱着自在に嵌着される軟質樹脂製のカップ部材から
なる歯科用硬化性材料のペースト混和台である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、その代表的態様
である図1の斜視図に示すペースト混和台を用いて、液
成分と粉成分の形態で保存される接着性レジンセメント
を筆積み法によりペースト化する場合を例にとり説明す
る。
【0010】図1において、陶磁器製の混和台本体
(1)は、カップ部材(4)(4’)を外した状態では
図2の斜視図に示すような形態をしており、ペースト混
和用凹部(2)(2’)が形成されている。このペース
ト混和用凹部は1箇所に形成して、この凹部のみを利用
して液成分と粉成分とを混和しても良いが、筆積み法に
より、ペーストを被接着物に塗布するような場合には、
各成分は分けて採取するのが操作上好ましいため、図1
のペースト混和台では、該ペースト混和用凹部は、液成
分用(2)と粉成分用(2’)の2箇所に形成されてい
る。なお、混和台本体(1)には、上記ペースト混和用
凹部(2)(2’)の他に、歯面の前処理剤等の他試薬
を採取するための凹部(3)が形成されていても良い。
【0011】本発明の特徴は、上記混和台本体(1)の
ペースト混和用凹部(2)(2’)に、図1に示すよう
に軟質樹脂製のカップ部材(4)(4’)が脱着自在に
嵌着されている点にある。このカップ部材(4)
(4’)は、上部が開口した中空の器であり、図3の正
面図に示されるように外壁面が、嵌着されるペースト混
和用凹部(2)(2’)の内面に沿って密着する形状を
している。また、その上端には、脱着がし易いように鍔
部(5)が形成されているのが好ましい。
【0012】このような本発明によれば、上記接着性レ
ジンセメントの液成分と粉成分とは、液成分用と粉成分
用の各ペースト混和用凹部(2)(2’)内に直接採取
されるのではなく、これら各凹部に嵌着される上記カッ
プ部材(4)(4’)内にそれぞれ採取される。そし
て、両成分は、例えば筆積み法、すなわち、小筆の先
を、液成分用のペースト混和用凹部(2’)に嵌着され
たカップ部材(4’)内の液成分に浸した後、これを粉
成分用の同カップ部材(4)内の粉成分につけて両成分
を筆先で混和しペースト化する手法により混和され、被
接着面に塗布されていく。
【0013】この混和操作により、カップ部材(4)
(4’)内に各収容される残余の液成分と粉成分にも混
和が生じ、歯牙の修復操作が終了した時点において、該
カップ部材内には、これら残余の混和物が、未混和の液
成分と粉成分に混じって存在しており、これらはすぐに
硬化する。しかして、この残余の硬化物は、前記したと
おりペースト混和台の素材である陶磁器には相当強固に
固着するものの、樹脂材料に対する付着力は弱い。した
がって、カップ部材(4)(4’)の内面に付着する前
記残余の硬化物は、へらとうで弱い外力を加えるだけで
簡単に除去することができる。
【0014】しかも、本発明において、上記カップ部材
(4)(4’)は、軟質樹脂により形成されているた
め、図4に示すとおりペースト混和用凹部から脱着さ
せ、指(7)で摘まむ等して圧すれば簡単に変形する。
このように変形させると、その内面に付着する前記残余
の硬化物(6)は、前記弱い付着力に起因してほとんど
剥落するため、本発明では、該残余の硬化物を、このよ
うなカップ部材の加圧変形操作により簡単に除去でき
る。
【0015】なお、上記においては、混和を筆積み法に
よって行った場合で説明したが、混和法でペースト化し
た場合においてはカップ部材(4)(4’)の内面に付
着する残余の硬化物(6)の量はより多くなるのが一般
的であるため、本発明の効果はさらに顕著に発揮され好
適である。
【0016】本発明において、カップ部材の素材である
軟質樹脂は、公知のものが何ら制限なく使用できる。指
圧等で簡単に変形できるように、曲げ弾性率が1000
MPa以下、好適には20〜500MPaのものが好ま
しい。具体的には、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱
可塑性エラストマー等が挙げられ、このうち、オレフィ
ン系熱可塑性エラストマー、スチレン系系熱可塑性エラ
ストマー、ビニル系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性
エラストマーが好ましい。特に、歯科用硬化性材料とし
て、接着性レジンセメントを用いた場合には、その硬化
物の剥落がより容易であることから、オレフィン系熱可
塑性エラストマーを用いるのが好ましい。
【0017】歯科用硬化性材料としては、歯牙の修復に
使用される種々の硬化性材料が制限なく使用できる。通
常は、補綴物の接着や義歯の修復等に使用される歯科用
セメントが対象になる。歯科用セメントとしては、リン
酸亜鉛セメント、グラスアイオノマーセメント、接着性
レジンセメント等が挙げられ、特に、接着性レジンセメ
ントの場合において、本発明の効果が顕著に発揮され
る。
【0018】接着性レジンセメントとしては、モノマー
として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、2,2−ビス(4−(2−ヒドロキシ−3−(メ
タ)アクリロイルオキシプロポキシ)フェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシポ
リエトキシフェニル)プロパン、11−メタクリロイル
オキシ−1,1−ウンデカンジカルボン酸等の(メタ)
アクリレート系モノマーを使用し、粉成分として、ポリ
メチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、メ
チルメタクリレート−エチルメタクリレート共重合体等
の有機フィラーやシリカ、ジルコニア、フルオロアルミ
ノシリケートガラス等の無機フィラーを用い、化学反応
や該化学反応と光反応の併用により硬化するものが挙げ
られる。
【0019】
【発明の効果】本発明のペースト混和具によれば、歯科
用硬化性材料の各構成パーツを混和して歯牙の修復等を
行った場合において、混和を行ったカップ部材に残る残
余の硬化物を、上記カップ部材をペースト混和用凹部か
ら脱着し加圧変形させる簡単な操作で良好に除去でき
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものでは
ない。
【0021】実施例1 図1に示した陶磁器製のペースト混和台における、液成
分用のペースト混和用凹部と粉成分用の同凹部とに、オ
レフィン系熱可塑性エラストマー(三井石油化学株式会
社製「ミラストマー」;曲げ弾性率60MPa(AST
M D 790)、硬度80(JISK−6301))
で製作したカップ部材を各嵌着し、それぞれに、以下の
組成からなる接着性レジンセメントの液成分と粉成分と
を採取した。
【0022】液成分 メチルメタクリレート 90重量部 11−メタクリロイルオキシ−1,1−ウンデカンジカ
ルボン酸 10重量部 ジメチルアミノ−p−トルイジン 3重量部 粉成分 ポリメチルメタクリレート 100重量部 (平均粒径30μm、重量平均分子量30万) 過酸化ベンゾイル 2重量部 次いで、筆積み法により、各成分を混和してペースト化
し、補綴物の接着に供した。操作終了後において、各カ
ップ部材内には、残余の硬化物が内面に付着していた。
【0023】この付着した硬化物は、各カップ部材をペ
ースト混和用凹部から脱着し、これを指圧により変形さ
せることにより、簡単に剥落させることができ、カップ
部材を裏返すことによりそのほぼ全てを除去できた。
【0024】比較例1 実施例1において、ペースト混和台の各ペースト混和用
凹部にカップ部材を嵌着しない以外は、該実施例1と同
様に操作した。
【0025】補綴物の接着操作終了後において、ペース
ト混和台の各ペースト混和用凹部内には、残余の硬化物
が内面に付着していた。その付着力は強固であり、へら
を用いて相当の力でこそぎ落とさなければ落ちなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のペースト混和台の代表的態様
を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のペースト混和台において、カッ
プ部材を外した状態での混和台本体を示す斜視図であ
る。
【図3】図3は、図1のペースト混和台に嵌着するカッ
プ部材の正面図である。
【図4】図4は、図1のペースト混和台において、カッ
プ部材を脱着し、これを指圧により加圧変形させて、内
面に固着する歯科用硬化性材料の硬化物を剥落除去させ
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1;混和台本体 2、2’;ペースト混和用凹部 3;他試薬を採取するための凹部 4;カップ部材 5;鍔部 6;歯科用硬化性材料の硬化物 7;指

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペースト混和用凹部を有する陶磁器製の
    混和台本体と、該ペースト混和用凹部に脱着自在に嵌着
    される軟質樹脂製のカップ部材からなる歯科用硬化性材
    料のペースト混和台。
  2. 【請求項2】 歯科用硬化性材料が、接着性レジンセメ
    ントである請求項1記載の歯科用硬化性材料のペースト
    混和台。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のペースト混和台を用い、
    混和台本体のペースト混和用凹部に嵌着されたカップ部
    材中で歯科用硬化性材料のペーストを混和し、必要量を
    使用した後に該カップ部材の内面に付着する残余の歯科
    用硬化性材料の硬化物を、該カップ部材をペースト混和
    用凹部から脱着し、これを加圧変形させることにより剥
    落除去させることを特徴とする歯科用硬化性材料のペー
    スト混和方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040031282A (ko) * 2002-10-04 2004-04-13 한국항공우주산업 주식회사 접착물 혼합용 플레이트
JP2011072618A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Sun Medical Co Ltd ダッペンディッシュ
CN112601504A (zh) * 2018-08-26 2021-04-02 米查利斯·帕帕斯塔莫斯 用于陶瓷材料的牙科混合调色板

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